JP2010002145A - カートリッジ式タンクを用いる機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】カートリッジ式タンクや製品本体をいたずらに大きくすることなく残水回収が行え、かつ確実に水受けトレイ内の殆ど全ての残水を回収できるようにする。
【解決手段】加湿機等の機器の水受けトレイ9からカートリッジ式タンク6に使用後の残水を吸い上げることのできる回収用ポンプ81を設けて、給水をおこなうカートリッジ式タンク6から機器への給水が終了した後に、水受けトレイ9の水を加湿手段によって蒸発させる蒸気発生運転を行い、タンク内の水が無くなった後、水位が所定の水位より下回ったことをトレイ水位検知センサー35が検知すると、制御手段は回収用ポンプ81を駆動開始して水受けトレイ9内の残水をカートリッジ式タンク6へ回収し、水位が水受けトレイ9の底面近くになったのをトレイ水位検知センサー36が検知するまで回収を続行する。回収した残水は、使用者がカートリッジタンク6に給水する際に廃棄することで加湿機等の水道水を貯留して使用する機器の水受け部の汚れが低減できる。
【選択図】図1
【解決手段】加湿機等の機器の水受けトレイ9からカートリッジ式タンク6に使用後の残水を吸い上げることのできる回収用ポンプ81を設けて、給水をおこなうカートリッジ式タンク6から機器への給水が終了した後に、水受けトレイ9の水を加湿手段によって蒸発させる蒸気発生運転を行い、タンク内の水が無くなった後、水位が所定の水位より下回ったことをトレイ水位検知センサー35が検知すると、制御手段は回収用ポンプ81を駆動開始して水受けトレイ9内の残水をカートリッジ式タンク6へ回収し、水位が水受けトレイ9の底面近くになったのをトレイ水位検知センサー36が検知するまで回収を続行する。回収した残水は、使用者がカートリッジタンク6に給水する際に廃棄することで加湿機等の水道水を貯留して使用する機器の水受け部の汚れが低減できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、水蒸気を発生する加湿機やスチームオーブンレンジのような機器で、カートリッジ式タンクを用いる機器に関するものであり、特に給水先(例えば加湿機やスチームオーブン等)の水受けトレイに残留する残水をカートリッジ式タンクに自動的に回収することで、給水先の水が長期間室内空気に触れることで発生する微生物の繁殖や、給水先からの水の蒸発による水中イオン濃度の増加を抑制することができるカートリッジ式タンクを用いる機器に関する。
従来より、弁付き給水口が突設された水供給用貯水部を備え、給水口を下にして給水先、例えば加湿機の水受けトレイ上にセットした時にこの水受けトレイ上の開弁手段により給水口の弁が開かれるとともに水供給用貯水部内の上方に空気層ができ、この空気層の圧力が、大気圧−タンク内水の高さヘッドでつりあう負圧となり、給水口の先端開口面よりも水受けトレイ内の水位が下がると給水口を通して水供給用貯水部より水が供給されるようにしたカートリッジ式給水タンクが知られている。
このようなものにおいては、水供給用貯水部内が空になり水受けトレイの水位が低下してくるとリードスイッチなどで水位の低下を検知して加湿機の動作を停止させ、アラーム等によって給水タンク内への水の補給を促すようになっている。
一方、加湿機の水受けトレイの中の水は、使用時間、使用水量に比例して、カルシウム分、ホコリなどで汚れていく。その結果、汚れている水で加湿することになり、さらにカルシウム濃度が上昇して行き、気化部にスケールが析出し、加湿量の低下を招く。このため、定期的に水受けトレイの水を捨てる必要がある。
そこで、カートリッジ式タンクを加湿機の水受けトレイ上にセットするときに圧縮され、カートリッジ式タンクを加湿機の水受けトレイ上から取り外すときに膨張して復元する蛇腹状の空気室を備えた別体からなるスポイト部材と、このスポイト部材の空気室と水受けトレイ底部とを連通させる軟質パイプとを設け、給水タンクを加湿機の水受けトレイ上から取り外すときに、空気室が膨張して復元する際の負圧を利用し、軟質パイプを通じ水受けトレイ上の残水を空気室に吸い上げて、加湿機から残水を除去するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前述のように蛇腹状の空気室を備えた別体からなるスポイト部材を設けたものにあっては、蛇腹の伸縮動作を可能にするための空間の確保が必要となり、設計上の制約を受け、残水回収部が大型化せざるを得ない。さらに、スポイト部材の空気室と水受けトレイ底部とを連通させる軟質パイプは、蛇腹の伸縮動作に伴って引っ張られたり、たるませられたりして、吸引口となる先端開口部の水受けトレイ内での位置が不安定で、信頼性に難点がある。
本発明の技術的課題は、カートリッジ式タンクや製品本体をいたずらに大きくすることなく残水回収が行え、かつ確実に水受けトレイ内の殆ど全ての残水を回収できるようにすることにある。
本発明に係る機器は、水受けトレイと、水受けトレイへ給水する水を貯水する第1の貯水部と、水受けトレイから回収した残水を貯水する第2の貯水部とを有し着脱可能なカートリッジ式タンクと、水受けトレイから第2の貯水部へ回収させる回収用ポンプと、第1の水位と第2の水位を検出する水位検知センサーと、水受けトレイの水位が水位検知センサーによって検出された第1の水位を下回ったならば回収用ポンプを駆動し、水位が第2の水位を下回ったならば回収用ポンプを停止させる制御手段と、を備えたものである。
本発明のカートリッジ式タンクを用いる機器によれば、制御手段は第1の水位検知センサの出力に基づいて第1の貯水部の水が無くなったことを判断すると、回収用ポンプの駆動を開始し、水位が第2の水位検知センサの出力即ち水受けトレイ底面近くを下回るまで回収用ポンプの駆動を継続するので、水受けトレイに残った残水の回収率を改善することができる。
実施の形態1.
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。先ず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るカートリッジ式タンク6を給水先である加湿機の水受けトレイ9上にセットしてカートリッジ式タンク6の給水用貯水部41から水受けトレイ9にきれいな水46を供給している状態を示す断面図。図2はそのカートリッジ式タンク6内のきれいな水46全てが水受けトレイ9に注がれてカートリッジ式タンク6の給水用貯水部41が空になった後、水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をポンプ81によりカートリッジ式タンク6の回収用貯水部42に回収している状態を示す断面図、図3はカートリッジ式タンク6のセット回数に伴う通水量と水受けトレイ内カルシウム濃度との関係を、残水回収有り(◆)、残水回収無し(■)の場合を例に挙げて比較して示す通水量による水受けトレイ9内硬度変化のグラフであり、縦軸に水受けトレイ9内カルシウム濃度、横軸に通水量をとったものである。なお、図1の加湿機においては排気口160、送風機161及び気化フィルター162を図示してあるが、図2以降の加湿機においてはその図示を省略する。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。先ず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るカートリッジ式タンク6を給水先である加湿機の水受けトレイ9上にセットしてカートリッジ式タンク6の給水用貯水部41から水受けトレイ9にきれいな水46を供給している状態を示す断面図。図2はそのカートリッジ式タンク6内のきれいな水46全てが水受けトレイ9に注がれてカートリッジ式タンク6の給水用貯水部41が空になった後、水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をポンプ81によりカートリッジ式タンク6の回収用貯水部42に回収している状態を示す断面図、図3はカートリッジ式タンク6のセット回数に伴う通水量と水受けトレイ内カルシウム濃度との関係を、残水回収有り(◆)、残水回収無し(■)の場合を例に挙げて比較して示す通水量による水受けトレイ9内硬度変化のグラフであり、縦軸に水受けトレイ9内カルシウム濃度、横軸に通水量をとったものである。なお、図1の加湿機においては排気口160、送風機161及び気化フィルター162を図示してあるが、図2以降の加湿機においてはその図示を省略する。
図1のように本実施形態のカートリッジ式タンク(以下、給水タンクという)6の貯水部は、給水用貯水部41と回収用貯水部42からなっており、加湿機本体100から取外し可能な水受けトレイ9へ水を供給する給水口口金弁45を設けた給水用口金44と水受けトレイ9の残水57を回収するための回収口47と回収用ポンプ81を有し、水受けトレイ9には、給水タンク6の給水口口金弁45を開くための突き出し部54と、トレイの水位を検知するための水位検知センサー35と、トレイの水位が無くなったことを検知するトレイ水位検知センサー36が設けられている。
次に、本実施形態の給水タンク6による残水57の回収と給水動作について図1乃至図3に基づき説明する。なお、水受けトレイ9と給水タンク6の給水用貯水部41と回収用貯水部42は空の状態にあるものとする。まず、給水タンク6を下面側が上になるように持ち、給水用口金44を取り外し、給水口43より給水タンク6内にきれいな水道水46を補給し、給水用口金44を再び取り付ける。次いで、給水タンク6の下面側が下になるように水受けトレイ9上にセットすると水受けトレイ9の突き出し部54が、給水タンク6の給水口口金弁45を開いて給水タンク6内の水46が水受けトレイ9に一定の水位まで流れ込む。
その後、加湿機100を運転することで水受けトレイ9内の水が消費されていき水の消費に従って給水タンク6内の水が水受けトレイ9に供給される。給水タンク6の給水用貯水部41の水が無くなると、水受けトレイ9の水位が徐々に低下して水受けトレイ9内の水は、運転により蒸発しないカルシウム分等の濃度が上昇した状態になっている。
トレイ水位検知センサー35は水受けトレイ9内の水位が予め設定した第1の設定値を下回ったことを検知するとこの信号が図示しない制御部へ送られる。制御部はこの信号を受信すると、加湿運転を停止して、回収用ポンプ81を動作させて水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57を給水タンク6の回収用貯水部42に回収する。回収が終了すると使用者に対して給水を促すアラームを表示又は音声出力により発する。
回収用貯水部42に回収した残水57は、使用者がカートリッジ式タンク6へきれいな水道水46を給水する際に廃棄する。
図4は制御の面から見た実施の形態1のカートリッジ式タンクを用いる機器の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、機器はCPU101と記憶手段102とROM103と、各種の入出力機器と、これらに共通に接続される入出力回路104とから構成されている。CPU101は制御の中枢を構成するものであり、ROM103内のプログラムを実行することにより各種の入出力機器と情報のやり取りを行なって制御する。また、記憶手段102はCPU101によって処理された中間処理情報や予め設定した設定値を記憶する。
CPU101とメモリ102とROM103と入出力回路104は制御部200を構成する。
各種の入出力機器は、入出力回路104を介してCPU101と情報の入出力を行うように構成されている。例えば、トレイ水位センサー35、36は水位検出手段111を介して入出力回路104に接続され、蒸気発生手段121が直接入出力回路104に接続され、回収用ポンプ81がポンプ駆動手段131を介して入出力回路104に接続され、報知手段141が直接入出力回路104に接続されている。
図4に示すように、機器はCPU101と記憶手段102とROM103と、各種の入出力機器と、これらに共通に接続される入出力回路104とから構成されている。CPU101は制御の中枢を構成するものであり、ROM103内のプログラムを実行することにより各種の入出力機器と情報のやり取りを行なって制御する。また、記憶手段102はCPU101によって処理された中間処理情報や予め設定した設定値を記憶する。
CPU101とメモリ102とROM103と入出力回路104は制御部200を構成する。
各種の入出力機器は、入出力回路104を介してCPU101と情報の入出力を行うように構成されている。例えば、トレイ水位センサー35、36は水位検出手段111を介して入出力回路104に接続され、蒸気発生手段121が直接入出力回路104に接続され、回収用ポンプ81がポンプ駆動手段131を介して入出力回路104に接続され、報知手段141が直接入出力回路104に接続されている。
トレイ水位検知センサー35は例えばリードスイッチで構成され、フロート31には予め永久磁石が埋め込まれており、水位がトレイ水位検知センサー35の位置に達すると、フロート31の磁石によりトレイ水位検知センサー35のリードスイッチがONする。
トレイ水位検知センサー36についても同様である。
なお、上記の例では、トレイ水位検知センサー35にリードスイッチを用いたものを例として挙げたが、これに限るものではなく、例えば光センサーで検出するようにしてもよい。この場合、トレイ水位検知センサー35に発光素子と受光素子を設け、水位がトレイ水位検知センサー35を通過するときに、受光素子の受光レベルが変化するのを検出して受光量の多いときには水がトレイ水位検知センサー35の位置以上にあり、少ないときには逆であると判断できる。このことは、トレイ水位検知センサー36(後述のトレイ水位検知センサー37)も同様であり、また、超音波等を用いて水位レベルを連続的に検知するようにしてもよい。
トレイ水位検知センサー36についても同様である。
なお、上記の例では、トレイ水位検知センサー35にリードスイッチを用いたものを例として挙げたが、これに限るものではなく、例えば光センサーで検出するようにしてもよい。この場合、トレイ水位検知センサー35に発光素子と受光素子を設け、水位がトレイ水位検知センサー35を通過するときに、受光素子の受光レベルが変化するのを検出して受光量の多いときには水がトレイ水位検知センサー35の位置以上にあり、少ないときには逆であると判断できる。このことは、トレイ水位検知センサー36(後述のトレイ水位検知センサー37)も同様であり、また、超音波等を用いて水位レベルを連続的に検知するようにしてもよい。
また、機器本体には、蒸気発生手段121が設けられており、この蒸気発生手段121は例えば気化フィルター162と送風手段161によって構成され、この送風手段161に交流または直流の電力を供給することにより、気化フィルター162が水受けトレイから毛細管現象吸い上げた水を気化させて蒸気を発生させて排気口160から外部の空間(室内空間)へ排気させるように構成されている。
なお、蒸気発生手段121は気化に限る必要がなく、例えばヒーターや超音波振動などの手段を用いても良い。
なお、蒸気発生手段121は気化に限る必要がなく、例えばヒーターや超音波振動などの手段を用いても良い。
また、回収用ポンプ81は内部に螺旋状の溝を設けた管で構成され、この回収用ポンプ81を回転することにより、水を下方から上方へ汲み上げることができる。この回収用ポンプ81を回転駆動するポンプ駆動手段131は電動機で構成されている。
また、図示しないが、報知手段141が設けられている。この報知手段141はスピーカなどの音声発生手段で構成されるが、これに限る必要はなく、点滅ランプで構成された表示手段や音声手段と表示手段を組合せたものなど使用者の喚起を促せるものであればどのようなものを用いてもよい。
図5は実施の形態1における制御部200の動作を示すフローチャートである。次に、制御部200の動作を図1、図2、図4及び図5を参照しながら説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した(このとき、給水用口金弁が開き、給水タンク6内の新しい水が水受けトレイ9に注水される)後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は先ず水位検知センサー35から水位情報を取得し(ステップS1)、取得した水位情報が第1の設定値(この値はトレイ水位検知センサー35が検出する水位に相当する)以上か否かを判断し(ステップS2)、水位情報が第1の設定値未満の間は、ステップS1に戻り水位情報が第1の設定値以上になるまで水位の監視を続行する。ステップS2において、水位情報が第1の設定値以上になる(但し、水位は上限値にまで達すると、本発明とは無関係の手段により自動的に注水が停止するように構成されている)と、制御手段200は蒸気発生手段121を駆動した(ステップS3)上で、再び水位検知センサー35から水位情報を取得し(ステップS4)、取得した水位情報が上記第1の設定値(この値はトレイ水位検知センサー35が検出する水位に相当する)以下か否かを調べる(ステップS5)。この間、蒸気発生手段121の駆動は続行される。ステップS5において、水位情報が第1の設定値を上回っている間は、ステップS4に戻り水位情報が第1の設定値以下になるまで水位の監視を続行する。ステップS5において、水位情報が第1の設定値以下になると、制御手段200は蒸気発生手段121の駆動を停止し(ステップS6)、さらにポンプ駆動手段131を制御して回収ポンプ81を駆動させる(ステップS7)。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した(このとき、給水用口金弁が開き、給水タンク6内の新しい水が水受けトレイ9に注水される)後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は先ず水位検知センサー35から水位情報を取得し(ステップS1)、取得した水位情報が第1の設定値(この値はトレイ水位検知センサー35が検出する水位に相当する)以上か否かを判断し(ステップS2)、水位情報が第1の設定値未満の間は、ステップS1に戻り水位情報が第1の設定値以上になるまで水位の監視を続行する。ステップS2において、水位情報が第1の設定値以上になる(但し、水位は上限値にまで達すると、本発明とは無関係の手段により自動的に注水が停止するように構成されている)と、制御手段200は蒸気発生手段121を駆動した(ステップS3)上で、再び水位検知センサー35から水位情報を取得し(ステップS4)、取得した水位情報が上記第1の設定値(この値はトレイ水位検知センサー35が検出する水位に相当する)以下か否かを調べる(ステップS5)。この間、蒸気発生手段121の駆動は続行される。ステップS5において、水位情報が第1の設定値を上回っている間は、ステップS4に戻り水位情報が第1の設定値以下になるまで水位の監視を続行する。ステップS5において、水位情報が第1の設定値以下になると、制御手段200は蒸気発生手段121の駆動を停止し(ステップS6)、さらにポンプ駆動手段131を制御して回収ポンプ81を駆動させる(ステップS7)。
次に、制御手段200は、水位検知センサー36から水位情報を取得し(ステップS8)、取得した水位情報が第2の設定値(この値はトレイ水位検知センサー36が検出する水位に相当する)以下か否かを調べ(ステップS9)、水位情報が第2の設定値を上回っている間は、ステップS8に戻り水位情報が第2の設定値以下になるまで水位の監視を続行する。この間、回収ポンプ81の駆動は続行される。ステップS8において、水位情報が第2の設定値以下になると、制御手段200はポンプ駆動手段131を制御して回収ポンプ81の駆動を停止させ(ステップS10)、報知手段141に報知情報を出力して(S11)使用者に喚起を促した後、動作を終了する。この報知手段141による報知情報により残水の回収が終了したことを知った使用者は電源スイッチを切った後、給水タンク内の残水57は、使用者がカートリッジ式タンク6へきれいな水道水46を給水する際に廃棄する。
この実施の形態1によれば、残水回収用ノズルの先端位置即ちトレイ水位検出センサー36によって検出された第2の水位を水受けトレイ底面近くに配設したので、水受けトレイに残った残水の回収率を改善することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。
図6は本発明の実施の形態2に係る給水タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットした状態を示す断面図。図中、図1と同一部分には同一符号を付してある。また、図4及び図5はこの実施の形態2でも用いられる。
次に、実施の形態2について説明する。
図6は本発明の実施の形態2に係る給水タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットした状態を示す断面図。図中、図1と同一部分には同一符号を付してある。また、図4及び図5はこの実施の形態2でも用いられる。
水受けトレイ9内の残水57を給水タンク6の回収用貯水部42に回収するためのポンプ81を加湿機本体側に設けた。また、給水タンク6には残水57を流入するための回収用口金48を設けた。それ以外の構成は前述の実施の形態1と同様である。
本実施形態の給水タンクによる残水の回収と給水動作及び得られる効果は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。
図7は本発明の実施の形態3に係るカートリッジ式タンク6を給水先である加湿機の水受けトレイ9上にセットしてきれいな水46を供給している状態を示す断面図。図8はそのカートリッジ式タンク6内の給水用の水46全てが水受けトレイ9に注がれてカートリッジ式タンク6内が空になった後、給水口口金弁45を閉じた状態を示す断面図。図9は水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をポンプ81により給水タンク6内に回収している状態を示す断面図である。
次に、実施の形態3について説明する。
図7は本発明の実施の形態3に係るカートリッジ式タンク6を給水先である加湿機の水受けトレイ9上にセットしてきれいな水46を供給している状態を示す断面図。図8はそのカートリッジ式タンク6内の給水用の水46全てが水受けトレイ9に注がれてカートリッジ式タンク6内が空になった後、給水口口金弁45を閉じた状態を示す断面図。図9は水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をポンプ81により給水タンク6内に回収している状態を示す断面図である。
図7に示すように本実施形態2のカートリッジ式タンク6は、加湿機本体100から取外し可能な水受けトレイ9へ水を供給する給水口口金弁45を設けた給水用口金44と水受けトレイ9の残水57を回収するための回収口47と回収用ポンプ81を有し、水受けトレイ9には、カートリッジ式タンク6の給水口口金弁45を開閉するための可動突起85が伸縮可能な防水カバー86を介して設けられている。また、加湿機本体100には可動突起85を動作させるソレノイド84と前記回収用ポンプ81、ソレノイド84の動作を制御する制御部とトレイの水位を検知するための水位検知センサー35を備えている。
次に、本実施形態のカートリッジ式タンク6による残水57の回収と給水動作について図7乃至図9に基づき説明する。なお、カートリッジ式タンク6の貯水部40は空の状態にあるものとする。まず、カートリッジ式タンク6を下面側が上になるように持ち、給水用口金44を取り外し、給水口43よりカートリッジ式タンク6内にきれいな水道水46を補給し、給水用口金44を再び取り付ける。次いで、カートリッジ式タンク6の下面側が下になるように水受けトレイ9上にセットして製品100を運転させると製品本体のソレノイド84が動作してカートリッジ式タンク6の給水口口金弁45が開いてカートリッジ式タンク6内の水46が水受けトレイ9に一定の水位まで流れ込む。
加湿機100を運転することで水受けトレイ9内の水が消費されていき水の消費に従ってカートリッジ式タンク6内の水が水受けトレイ9に供給される。カートリッジ式タンク6内の水が無くなると水受けトレイ9内の水位が低下し、トレイ水位検知センサー35は水受けトレイ9内の水位が予め設定した第1の設定値を下回ったことを検知するとこの信号が制御部へ送られる。制御部はこの信号を受信すると、加湿運転を停止し、加湿機本体100のソレノイド84を動作させてカートリッジ式タンク6のカートリッジ式口口金弁45を閉じる。その後、回収用ポンプ81を動作させて水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をカートリッジ式タンク6に回収する。回収が終了すると使用者に対して給水を促すアラームを表示又は音声出力により発する。
回収用貯水部42に回収した残水57は、使用者がカートリッジ式タンク6へきれいな水道水46を給水する際に廃棄する。
図10は制御の面から見た実施の形態3のカートリッジ式タンクを用いる機器の構成を示すブロック図である。図10において、入出力回路104に接続されたソレノイド84と可動突起85が付加されている以外は図4の構成と同じである。
図11は、実施の形態3における制御部200の動作を示すフローチャートである。次に、制御部200の動作を図7乃至図11を参照しながら実施の形態1の動作との相違点を中心に説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は先ず、ソレノイド84に通電して駆動する。これにより、可動突起が動作して給水口口金弁45が開き給水タンク6から新しい水が水受けトレイ9に注水される(図7はこの状態を示す)。次に、制御手段200は。実施の形態1と同様にしてステップS1〜S5を実行する。ステップS5において、水位が第1の設定値以下になると、制御手段200はソレノイド84の駆動を停止して可動突起を復帰させて給水口口金弁45を閉じさせた(ステップS112)後(図8はこの状態を示す)、実施の形態1と同様にステップS6〜S11を実行する。
図11は、実施の形態3における制御部200の動作を示すフローチャートである。次に、制御部200の動作を図7乃至図11を参照しながら実施の形態1の動作との相違点を中心に説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は先ず、ソレノイド84に通電して駆動する。これにより、可動突起が動作して給水口口金弁45が開き給水タンク6から新しい水が水受けトレイ9に注水される(図7はこの状態を示す)。次に、制御手段200は。実施の形態1と同様にしてステップS1〜S5を実行する。ステップS5において、水位が第1の設定値以下になると、制御手段200はソレノイド84の駆動を停止して可動突起を復帰させて給水口口金弁45を閉じさせた(ステップS112)後(図8はこの状態を示す)、実施の形態1と同様にステップS6〜S11を実行する。
この実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
次に、実施の形態4について説明する。
図12は本発明の実施の形態4に係る給水タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットした状態を示す断面図。図中、前述の実施の形態3のものと同一部分には同一符号を付してある。また、図10及び図11はこの実施の形態4でも用いられる。
次に、実施の形態4について説明する。
図12は本発明の実施の形態4に係る給水タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットした状態を示す断面図。図中、前述の実施の形態3のものと同一部分には同一符号を付してある。また、図10及び図11はこの実施の形態4でも用いられる。
水受けトレイ9内の残水57をカートリッジ式タンク6に回収するためのポンプ81を加湿機本体側に設けた。また、給水タンク6には残水57を流入するための回収用口金48を設けた。それ以外の構成は前述の実施の形態3と同様である。
本実施形態4の給水タンクによる残水の回収と給水動作及び得られる効果は、実施の形態1と同様である。
実施の形態5.
図13は、実施の形態5に係るカートリッジ式タンクを給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットしてきれいな水を供給している状態を示す断面図である。図中、給水用可動弁をソレノイドバルブとし、独立した給水口金を設けた図である。
給水用開閉弁91はトレイ9の上部に設けられている。また、トレイ水位検知センサー37が設けられており、水位がトレイ水位検知センサー37の位置に達すると、フロート31の磁石によりトレイ水位検知センサー37のリードスイッチがONする。制御部200は、水位検知センサー37がONすると、吸水用可動弁91を閉じて水受けトレイ9への給水を停止させる。
従って、供給用開閉弁91は水に濡れるおそれがないから防水カバーはない。また、可動突起85も不要であるから設けられていない。これ以外の構成は図7と同じである。
図13は、実施の形態5に係るカートリッジ式タンクを給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットしてきれいな水を供給している状態を示す断面図である。図中、給水用可動弁をソレノイドバルブとし、独立した給水口金を設けた図である。
給水用開閉弁91はトレイ9の上部に設けられている。また、トレイ水位検知センサー37が設けられており、水位がトレイ水位検知センサー37の位置に達すると、フロート31の磁石によりトレイ水位検知センサー37のリードスイッチがONする。制御部200は、水位検知センサー37がONすると、吸水用可動弁91を閉じて水受けトレイ9への給水を停止させる。
従って、供給用開閉弁91は水に濡れるおそれがないから防水カバーはない。また、可動突起85も不要であるから設けられていない。これ以外の構成は図7と同じである。
この実施の形態5の動作概要は、以下の通りである。使用者が給水タンク6をトレイ9にセットして電源スイッチを投入したときに水受けトレイ9の水位が機器故障などにより、トレイ水位検知センサー37の位置以上に達している場合には、給水開閉弁91に水に浸っているおそれがあり、ソレノイドバブルである給水開閉弁91に通電するとショードなどの重大事故につながるおそれがあるため、動作開始時には、水位がトレイ水位検知センサー37の位置以上に達している場合には制御部200は、警報を出力させて使用者に調査を促して終了する。水位がトレイ水位検知センサー37の位置を下回る場合には、給水開閉弁91を開いて給水させ、水位がトレイ水位検知センサー37の位置に到達したら、給水開閉弁91を閉じるという動作を繰り返しながら蒸気発生手段121を駆動して蒸気を発生させる。それ以外の動作は実施の形態3と同様である。また、上記構成によって得られる効果についても実施の形態3と同様である。
図14は制御の面から見た実施の形態5のカートリッジ式タンクを用いる機器の構成を示すブロック図である。図14において、入出力回路104に接続された給水用開閉弁91と、トレイ水位検知センサー37が付加されている以外は図4の構成と同じである。
また、図15は、実施の形態5における制御部200の動作を示すフローチャートである。
次に、制御部200の動作を図13乃至図15を参照しながら実施の形態1の動作との相違点を中心に説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は、上記の実施の形態1(図5)のステップS1〜S5と同様な処理を行い、ステップS5の判断において、水位が第1の設定値以下ではないと判断した場合には、次に、トレイ水位検知センサー37からの水位情報に基づいて、水位が第3の設定値(この値はトレイ水位検知センサー37が検出する水位に相当する)以下であるかどうかを判断する(ステップS1501)。水位が第3の設定値以下であると判断した場合には制御手段200はソレノイドバルブである給水用開閉弁91を開く。これにより、給水タンク6から新しい水が水受けトレイ9に注水される(図13はこの状態を示す)。そして、上記のステップS4、S5及びS1501の処理に移行する。そして、ステップS1501の判断において、水位が第3の設定値以下ではない(水位が第3の設定値を超えている)と判断した場合(ステップS1501)には、制御手段200はソレノイドバルブである給水用開閉弁91を閉じて注水を停止し、ステップS4の処理に移行する。そして、ステップS5の判断において、水位が第1の設定値以下ではないという判断をした場合には、上記の実施の形態1(図5)のステップS6〜S11と同様な処理を行う。
また、図15は、実施の形態5における制御部200の動作を示すフローチャートである。
次に、制御部200の動作を図13乃至図15を参照しながら実施の形態1の動作との相違点を中心に説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は、上記の実施の形態1(図5)のステップS1〜S5と同様な処理を行い、ステップS5の判断において、水位が第1の設定値以下ではないと判断した場合には、次に、トレイ水位検知センサー37からの水位情報に基づいて、水位が第3の設定値(この値はトレイ水位検知センサー37が検出する水位に相当する)以下であるかどうかを判断する(ステップS1501)。水位が第3の設定値以下であると判断した場合には制御手段200はソレノイドバルブである給水用開閉弁91を開く。これにより、給水タンク6から新しい水が水受けトレイ9に注水される(図13はこの状態を示す)。そして、上記のステップS4、S5及びS1501の処理に移行する。そして、ステップS1501の判断において、水位が第3の設定値以下ではない(水位が第3の設定値を超えている)と判断した場合(ステップS1501)には、制御手段200はソレノイドバルブである給水用開閉弁91を閉じて注水を停止し、ステップS4の処理に移行する。そして、ステップS5の判断において、水位が第1の設定値以下ではないという判断をした場合には、上記の実施の形態1(図5)のステップS6〜S11と同様な処理を行う。
この実施の形態5によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態6.
次に、実施の形態6について説明する。
図16は本発明の実施の形態6に係るカートリッジ式タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットしてきれいな水を供給している状態を示す断面図。図17はそのカートリッジ式タンク6内の給水用の水46全てが水受けトレイ9に注がれてカートリッジ式タンク6内が空になった後、給水口口金弁45を閉じて水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をポンプ81によりカートリッジ式タンク6内に回収している状態を示す断面図である。
次に、実施の形態6について説明する。
図16は本発明の実施の形態6に係るカートリッジ式タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットしてきれいな水を供給している状態を示す断面図。図17はそのカートリッジ式タンク6内の給水用の水46全てが水受けトレイ9に注がれてカートリッジ式タンク6内が空になった後、給水口口金弁45を閉じて水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水57をポンプ81によりカートリッジ式タンク6内に回収している状態を示す断面図である。
図16のように水受けトレイ9は、トレイ部仕切り壁65により水受けトレイ9内水供給部と水受けトレイ内残水回収部の2つのエリアに分けられている。水受けトレイ部仕切り壁には、水受けトレイ部仕切り弁があり水受けトレイ内水供給部と水受けトレイ内残水回収部の2つのエリアの水の移動を制限することができる。それ以外の構成は前述の形態3と同様である。
次に、本実施形態6の残水の回収について図16乃至図17に基づき説明する。製品は通常、図16のように水受けトレイ部仕切り弁が開いた状態で運転される。運転により水受けトレイ9内の水が消費されていき水の消費に従ってカートリッジ式タンク6内の水が水受けトレイ9に供給される。カートリッジ式タンク6内の水が無くなると、その後水受けトレイ9内の水位も低下していき、トレイ水位検知センサー35は水受けトレイ9内の水位が予め設定した第1の設定値を下回ったことを検知するとこの信号が制御部へ送られる。制御部はこの信号を受信すると、水受けトレイ部仕切り弁を閉じて、回収用ポンプ81を動作させて水受けトレイ9内のカルシウム濃度が高くなった残水をカートリッジ式タンク6に回収する。回収が終了すると使用者に対して給水を促すアラームを表示又は音声出力により発する。
回収用貯水部42に回収した残水57は、使用者がカートリッジ式タンク6へきれいな水道水46を給水する際に廃棄する。
図18は制御の面から見た実施の形態6のカートリッジ式タンクを用いる機器の構成を示すブロック図である。図18において、入出力回路104に接続されたソレノイド84と可動突起85が付加されている以外は図4の構成と同じである。
図19は、実施の形態6における制御部200の動作を示すフローチャートである。次に、制御部200の動作を図16乃至図19を参照しながら実施の形態1の動作との相違点を中心に説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した(このとき、給水用口金弁が開き、給水タンク6内の新しい水が水受けトレイ9に注水される)後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は先ず、仕切り弁駆動手段151を制御して仕切り弁66を開放させる(ステップS191)。これにより、給水タンク6から水受けトレイ9に注水された水はトレイ仕切り壁を通過するので、トレイ部仕切り壁65の左右の部屋の水位は同一となる(図16はこの状態を示す)。次に、制御手段200は。実施の形態1と同様にしてステップS1〜S5を実行する。ステップS5において、水位が第1の設定値以下になると、制御手段200は、仕切り弁駆動手段151を制御して仕切り弁66を閉止させた(ステップS192)後(図17はこの状態を示す)、実施の形態1と同様にステップS6〜S11を実行する。
図19は、実施の形態6における制御部200の動作を示すフローチャートである。次に、制御部200の動作を図16乃至図19を参照しながら実施の形態1の動作との相違点を中心に説明する。
使用者は給水タンク6を水受けトレイ9上に設定した(このとき、給水用口金弁が開き、給水タンク6内の新しい水が水受けトレイ9に注水される)後、運転開始のために電源スイッチを押す。これにより制御部200に電力が供給されて動作を開始する。
動作を開始した制御手段200は先ず、仕切り弁駆動手段151を制御して仕切り弁66を開放させる(ステップS191)。これにより、給水タンク6から水受けトレイ9に注水された水はトレイ仕切り壁を通過するので、トレイ部仕切り壁65の左右の部屋の水位は同一となる(図16はこの状態を示す)。次に、制御手段200は。実施の形態1と同様にしてステップS1〜S5を実行する。ステップS5において、水位が第1の設定値以下になると、制御手段200は、仕切り弁駆動手段151を制御して仕切り弁66を閉止させた(ステップS192)後(図17はこの状態を示す)、実施の形態1と同様にステップS6〜S11を実行する。
なお、図17において、トレイ仕切り壁65の右側の水受けトレイには水位が高くなっているが、これはポンプによって吸い上げた水が貯水部40及び給水口口金弁45を通して注水されたものが溜まっている状態を示している。この水はカルシウム分を含んでいるが、次回の新たな水が注水されれば濃度は薄まるので問題は殆どない。
この実施の形態6によれば、実施の形態1とほぼ同様の効果を奏する。
実施の形態7.
次に、実施の形態7について説明する。
図20は本発明の実施の形態7に係る給水タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットした状態を示す断面図。図中、前述の実施の形態6のものと同一部分には同一符号を付してある。また、図18及び図19はこの実施の形態7でも用いられる。
次に、実施の形態7について説明する。
図20は本発明の実施の形態7に係る給水タンク6を給水先である加湿機100の水受けトレイ9上にセットした状態を示す断面図。図中、前述の実施の形態6のものと同一部分には同一符号を付してある。また、図18及び図19はこの実施の形態7でも用いられる。
水受けトレイ9内の残水57をカートリッジ式タンク6に回収するためのポンプ81を加湿機本体側に設けた。また、給水タンク6には残水57を流入するための回収用口金48を設けた。それ以外の構成は前述の実施の形態5と同様である。
実施の形態8.
本実施形態の給水タンクによる残水の回収と給水動作及び得られる効果は、実施の形態65と同様である。
本実施形態の給水タンクによる残水の回収と給水動作及び得られる効果は、実施の形態65と同様である。
次に、実施の形態8について説明する。
図21は本発明の実施の形態8に係るカートリッジ式タンク6の給水用貯水部41から水受けトレイ9にきれいな水46を供給している状態を示す断面図である。
図21は本発明の実施の形態8に係るカートリッジ式タンク6の給水用貯水部41から水受けトレイ9にきれいな水46を供給している状態を示す断面図である。
図21はカートリッジ式タンク6の貯水部を給水用貯水部41と回収用貯水部42に分離した以外は図7の構成と同様である。
また、図10及び図11はこの実施の形態8でも用いられる。
また、図10及び図11はこの実施の形態8でも用いられる。
本実施形態8の給水タンクによる残水の回収と給水動作及び得られる効果は、実施の形態3と同様である。
6 カートリッジ式タンク、9 水受けトレイ、31 フロート、35 トレイ水位検知センサー、36 トレイ水位センサー、37 トレイ水位センサー、40 貯水部、41 水供給用貯水部、42 残水回収用貯水部、43 給水口、44 給水用口金、45 給水口口金弁、46 タンク内新しい水、47 回収口、48 回収口口金、50 排水口、54 トレイ給水口弁突き出し部、57 トレイ内残水、60 回収口先端、62 排水口金、63 仕切り壁、65 トレイ部仕切り壁、66 トレイ部仕切り弁、81 回収用ポンプ、83 圧力弁、84 ソレノイド、85 可動突起、86 伸縮可能な防水カバー、91 給水用開閉弁、92 開閉弁を持たない給水口口金、100 加湿機(給水先)、101 CPU、102 記憶手段、103 ROM、104 入出力回路、111 水位検出手段、121 蒸気発生手段、131 ポンプ駆動手段、141 報知手段、151 仕切り弁駆動手段、160 排気口、161 送風手段、162 気化フィルター。
Claims (7)
- 水受けトレイと、
前記水受けトレイへ給水する水を貯水する第1の貯水部と、前記水受けトレイから回収した汚水を貯水する第2の貯水部とを有し、着脱可能なカートリッジ式タンクと、
前記水受けトレイから前記第2の貯水部へ回収させる回収用ポンプと、
第1の水位と第2の水位を検出する水位検知センサーと、
前記水受けトレイの水位が水位検知センサーによって検出された第1の水位を下回ったならば前記回収用ポンプを駆動し、前記水位が前記第2の水位を下回ったならば前記回収用ポンプを停止させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするカートリッジ式タンクを用いる機器。 - 前記第2の水位は前記水受けトレイの底面近傍に位置することを特徴とする請求項1記載のカートリッジ式タンクを用いる機器。
- 前記第1の貯水部は、前記第2の貯水部を兼用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートリッジ式タンクを用いる機器。
- 前記カートリッジ式タンクから前記水受けトレイへの給水路を開閉制御する給水用可動弁を備え、
前記制御手段は、前記給水用可動弁の開閉を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカートリッジ式タンクを用いる機器。 - 前記給水用可動弁は、前記水受けトレイの下方に設置されたソレノイドと、前記第1の貯水部の底面に形成された給水口の開塞を制御する給水口口金弁と、この給水口口金弁を載置し、前記ソレノイドによって上下方向に移動制御される可動突起と、を備え、
前記ソレノイドと前記可動突起は防水シートで覆われることを特徴とする請求項4記載のカートリッジ式タンクを用いる機器。 - 前記第1の水位より高い第3の水位を検出する水位検知センサーを備え、
前記給水可動弁は前記水受けトレイの上方に設置され、
前記制御手段は、前記水位センサーによって検出された前記水受けトレイの水位が前記第3の水位以上であることを検出すると、前記給水可動弁を閉止し、それ以外のときには、前記給水可動弁を開放することを特徴とする請求項4記載のカートリッジ式タンクを用いる機器。 - 前記水受けトレイの水受け部を前記カートリッジ式タンクから給水された水を貯留する第1の領域と前記カートリッジ式タンクへ回収させる第2の領域を仕切るとともに、前記第1の領域と前記第2の領域に連通する開口部を有するトレイ部仕切り壁と、
前記開口部を開閉制御するトレイ部仕切り弁を備え、
前記制御手段は、前記第1の水位より下回ると、前記トレイ部仕切り壁の開口部を閉止させるように前記トレイ部仕切り弁を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカートリッジ式タンクを用いる機器。
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