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JP2009535254A - ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ - Google Patents

ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ Download PDF

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JP2009535254A
JP2009535254A JP2009507999A JP2009507999A JP2009535254A JP 2009535254 A JP2009535254 A JP 2009535254A JP 2009507999 A JP2009507999 A JP 2009507999A JP 2009507999 A JP2009507999 A JP 2009507999A JP 2009535254 A JP2009535254 A JP 2009535254A
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housing
locking claw
drive train
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JP2009507999A
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ウィリアム・エイチ・フォート
ナイト・コー
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ストーンリッジ・コントロール・デバイスィズ・インコーポレーテッド
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Abstract

出力シャフトを有する少なくとも一つのモーターと、出力シャフトに連結されたドライブトレーンと、ドライブトレーンに連結されたロッキング爪と、モーター、ドライブトレーン、ロッキング爪およびロッキングピンを取り囲むハウジングとを含むステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。ドライブトレーンは、ロッキング爪およびロッキングピンがハウジングから突出するロックポジションと、ロッキング爪およびロッキングピンがロックポジションに対してハウジングに向かって後退させられた非ロックポジションとの間で、ロッキング爪とロッキングピンとを直線的に動作させるよう構成できる。ロッキング爪は、ロックポジションではステアリングシャフトの回動を阻止するよう位置させることができる。ロッキングピンは、ロックポジションではステアリングシャフト・インターフェースに対してアクチュエータをロックするよう位置させることができる。

Description

本発明は、車両を使用していないときに、車両のステアリングシャフトをロックするためのステアリングシャフト・ロックアクチュエータに関する。
本願は、2006年4月27日に提出された米国仮特許出願シリアルNo.60/745,755号の出願日の利益を主張するものであり、その内容は、この引用によって、本明細書に組み込まれる。
自動車産業においては、車両イグニションが停止され、そしてキーが外されたときに、ステアリングシャフトの回転を阻止するために車両のステアリングシャフトをロックすることによって、盗難防止機能を実現するのが望ましいであろう。公知のシステムは、ステアリングコラムに組み込まれたキードイグニションシステムを使用する。キーがイグニションから外されたとき、イグニションスイッチに組み込まれた機械式ステアリングシャフト・ロック機構は、ステアリングシャフトを適所にてロックするよう作動させられる。他の車両は、キーレスシステム、あるいはキードイグニションシステムがステアリングコラムと関係付けられていないシステムを使用する。こうした形態に関しては、機械的にはイグニションスイッチの一部ではないアクチュエータが、ステアリングシャフトをロックしたりロック解除したりするために使用できる。
ある公知のステアリングシャフト・ロックアクチュエータにおいては、非ロックポジションからロックポジションへと、アクチュエータによってロッキング部材を動作させることができる。ロックポジションにあるときには、ロッキング部材は、ステアリングシャフトをロックするために、ステアリングシャフトの凹部と係合できる。この凹部は、ステアリングシャフトに対して結合されてもよい、歯付き/スプラインリングの隣接する歯/スプラインによって形成されてもよい。アクチュエータがロッキング部材をロックポジションへと駆動しようとするとき、障害物(たとえば歯付きリングの歯)に直面することがある。アクチュエータモーターは、障害物が排除されたとき、モーターがロッキング部材をロックポジションへと駆動するよう、作動状態のままとなるであろう。これがモーターにストレスを与え、アクチュエータの早期の故障につながることがある。アクチュエータの故障は、車両が使用されていない状況でのステアリングシャフトのロック不全、および/または、通常の運転状況でのステアリングシャフトの誤ったロックを引き起こし得るが、これは、もちろん、重大な安全上の問題であろう。
これとは別に、たとえば車両が動いているときにステアリングシャフトが決して誤ってロックされないことを保証するために安全手段が設けられることが望ましいであろう。盗難防止保護を実現するために、ロック状態にあるときには、ステアリングシャフトをロックするよう構成されたアクチュエータは、容易な取り外しを阻止するよう構成されることが、さらに望ましいであろう。
こうした機能の一つ以上を、簡単で、信頼性が高く、かつ/またはコスト効率のよい様式で実現するシステムおよび方法が求められている。
本発明の実施形態の特徴および利点は、以下の詳細な説明および図面(同じ参照数字は同じ部材を意味する)から明らかとなるであろう。
以下の詳細な説明は、図示する実施形態に関連するものであるが、その数多くの代替例、変更例および変形例は当業者にとって明らかであろう。したがって、特許請求の範囲に記載の事項は、広く解釈されるべきである。
本明細書における説明は、さまざまな例証的実施形態に関連する。本明細書で説明する実施形態は、限定ではなく、実例として提示したに過ぎないことを理解されたい。本発明は、その趣旨および範囲から逸脱することなく、さまざまなシステム組み込むことが可能である。
図1A〜図1Cを参照すると、非ロックポジション(図1A)、コックド(cocked)ポジション(図1B)およびロックポジション(図1C)にある、本発明に基づく代表的なステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102が、ブロック図形式で示されている。ステアリングシャフト・アクチュエータ102は、ステアリングシャフト110をロックしたり、ロック解除したりするためロッキング爪108を突出させたり、後退させるために、ギアトレーンを介して、一つ以上の可逆駆動モーターに対して接続されたロッキング爪108を備えていてもよい。ある代表的実施形態では、歯付きリング140が、ステアリングシャフト110の周囲を取り囲むように、ステアリングシャフト110に対して取り付けられてもよい。便宜上、歯142および140を有する歯付きリング140の一部分のみを図示している。他の実施形態では、一つ以上のスロットがステアリングシャフト110に設けられてもよい。ステアリングシャフト110は、このステアリングシャフト110上の歯付きリング140と係合状態となるようロッキング爪108を突出させることによってロック可能である。
図1Aは、非ロックポジションにあるステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102を示しており、このポジションでは、ロッキング爪108は歯付きリング140から離れるように後退させられた状態にある。非ロックポジションでは、ステアリングシャフト110は、ロッキング爪108によって邪魔されることなく、自由に回転することができる。図1Bはコックドポジションにあるステアリング・ロックアクチュエータ102を示しており、このポジションでは、ロッキング爪108は歯付きリング140に向かって突出しているが、障害物によって、隣接する歯142,144の間の凹部143内に入り込むのが阻止されている。ある実施例では、障害物は、ロッキング爪108が凹部143内に突出しようとするとき、このロッキング爪108が歯の一つ、たとえば歯142に当接するよう、ロッキング爪108と歯付きリング140の歯142,144とが適切に整列しない場合に生じ得る。
有利なことを言えば、ステアリング・ロックアクチュエータ102はロストモーションデバイス(たとえば、ある実施形態では圧縮スプリング)を備えることができ、これは、障害物が排除されるとロッキング部材108を駆動するのに十分な蓄積エネルギーをコックドポジションにおいて有する。したがって、アクチュエータおよびその中のモーターは、ロッキング爪108がコックドポジションにあるときには、電力の供給を断つことが可能である。たとえば、ステアリングシャフト110が、図1Bに示すそのポジションから、図1Cに示すそのポジションへと反時計回りに回動させられたとき、ロストモーションデバイスは、歯付きリング140の歯142と歯144との間の凹部143内に、ロックポジションとなるように完全に突出するよう、ロッキング爪108を押しやることができる。
図2には、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102aのある代表的実施形態を示す。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102aは、たとえば図1A〜1Cに示すように、非ロックポジション、コックドポジションおよびロックポジションへと、矢印200によって示す方向に、実質的に直線的に、ロッキング爪108aを動作させるよう構成可能である。
図示する代表的実施形態は、第1および第2の可逆駆動モーター202,204を備える。モーター202および204は、関係付けられたウォームドライブ206,208を介して、共通のギアトレーン210を駆動するよう構成可能である。ギアトレーン210は、各モーター202,204と関連付けられたウォームギア212,214を備えていてもよい。だが、こうした構成は必須のものではなく、モーター202,204は同一のウォームギアを駆動するよう構成されてもよい。ウォームギア212,214は、今度は、共通の複合(compound)ギア216を駆動できる。ギアトレーン210のためのその他の形態も利用可能である。たとえば、単一のウォームギアは複合ギアとして作用することができ、あるいは複数の複合ギアを直列配置で使用することもできる。機能は、システムギアレシオへの影響を除いて同じであろう。より多くのギアを用いることで、より高い減速比が実現されるであろう。
(複数の複合ギアが存在する場合に)トレーンにおける最後の複合ギア216は、出力ラック218を駆動できる。出力ラック218、スプリング220およびロッキング爪108aは、カートリッジ222内に取り込まれてもよい。これらの部品が、モーションサブアセンブリを形成していてもよく、これによって、出力ラック218が駆動された際に、それはスプリング220を押圧し、今度は、これがロッキング爪108aを押圧する。ロッキング爪108aは、突出した際に、図1に関して先に説明したようなステアリングシャフトにおけるステアリングシャフト110の凹部143(たとえば歯付きリング140の歯142,144間のスペースなど)に入り込むことができる。ロッキング爪108aが係合させられたとき、ステアリングシャフトはロックされ、そして回動しなくなる。
図示する代表的実施形態では、ウォームギアステージは逆駆動不可能である。モーター202,204はシステムを両方向に駆動できるが、ギアトレーン210のステージに対して加えられた力(すなわちトルク)は、モーター202,204を逆駆動できない。一つのモーターにのみ給電された場合、別のモーターウォームは逆駆動できず、ギアトレーン210は動作しない。モーター202,204が別個に制御される場合、ステアリングシャフトアクチュエータシステム102aは本質的に安全機能を備える。なぜなら、両方のモーター202,204が同時に同じ方向に給電された場合にのみ、ステアリング・ロックアクチュエータシステム102aはステアリングシャフト110をロックするからである。
図3は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータを制御するのに使用可能な電気的制御回路の一実施形態をブロック図形式で示している。コントローラー304は、プリント回路基板(PCB)(図示せず)上に設けることができるが、これはステアリング・ロックアクチュエータのパッケージング/ハウジングと一体化可能であり、かつ、それによってロッキング爪108aの位置を制御するために、モーター202,204を別個に駆動するための、さまざまな入力信号を受けることが可能である。ある実施形態では、モーター202,204を別個に駆動するために、異なる駆動信号を別個の制御回路によって供給することができ、これによってフェイルセーフ機能がもたらされる。たとえば、専用ライン上の別個の入力信号によって一つのモーターが駆動させられ、そしてシリアル通信バス上の暗号メッセージによって別のモーターが駆動させる場合、両方の入力信号が存在しない限り、本システムは機能しないであろう。
ある実施形態では、コントローラー304はマイクロコントローラーを備えていてもよい。PCB上の一つ以上のセンサー310(たとえばホール効果センサー)が、出力ラックあるいはロッキング爪に対して結合された磁石230のようなアクティベータによって作動させられてもよい。これらセンサー310は、ロッキング爪108aがステアリングシャフトと係合状態(ロック状態)にあるか、あるいは非係合状態(非ロック状態)にあるかを判定するのに使用できる。センサー310の一つ以上は、関連付けられた機械的または光学的アクティベータによって作動させられる機械式スイッチまたは光学式スイッチとして構成できる。
コントローラー304はまた、メモリー306からの情報を貯蔵しかつ引き出すことができる。電力源302はコントローラー304のための電力を供給でき、そしてさらに、シリアルデータバス(たとえばLIN、CANあるいはJ1850バス)を介してアクチュエータに接続された別個の車輌入力部からの専用のI/Oラインを提供できる。その他の入力もまたコントローラー304に対して供給可能であり、たとえばロックポジションに向かってロッキング爪108を駆動するためのユーザーコマンドもまた、コントローラー304によって受信可能である。
図4は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bの他の実施形態を概略的に示している。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bは、たとえば図1A〜図1Cに大まかに示すように、非ロックポジション、コックドポジションおよびロックポジションの間で、矢印400の方向に実質的に直線的にロッキング爪108bを動作させるよう構成できる。図示する実施形態では、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bは、二つの以上の駆動モーター202b,204bを備えることができる。モーター202b,204bは、たとえば結合されたモーターピニオン406b,408bを介して、共通のギアトレーン210bを駆動することができる。ギアトレーン210bは、モーターピニオン406b,408bによって駆動される、単一のスパーギア412bを備えていてもよい。スパーギア412bは、このスパーギア412bの回転によってウォーム402bの対応する回転が生じるように、ウォーム402bに対して結合可能である。
スプリング、ロッキング爪108bおよびドライブナットを取り込むためのキャリア222bを設けることができる。モーター202b,204bと、結合されたモーターピニオン404b,408bとは、スパーギア412bを駆動することができるが、このスパーギア412bは今度はウォーム402bを駆動することができる。ウォーム402bが回転するとき、キャリア222bは、実質的に直線動作で、ウォーム402bのネジに沿って駆動され、これによってキャリア222bは、ロックポジションと非ロックポジションとの間で、矢印400の方向に移動させられる。ロッキング爪208bは、キャリア222bに配置されたスロット424内でスライドするよう構成されたロールピン423を備えていてもよく、しかも、上述したように、ロストモーションを実現するためにスプリングによって後退させられてもよい。
キャリア222bはまた、以下でより詳しく説明するように、このキャリア222bと共に動作するように、かつ、ステアリングシャフト・インターフェースの少なくとも一部と係合するに構成された一つ以上のインターロックピン(たとえば第1および第2のインターロックピン430,432)を備えていてもよい。本発明のロストモーション機能は、ロッキング爪108bの状態に関係なく、インターロックピン430,432がステアリングシャフト・インターフェースと係合することを可能とするであろう。たとえば、ロストモーション機能は、たとえロッキング爪108bが図1Bに大まかに示すようにブロック/コックドポジションにある場合でさえ、インターロックピン430,432がステアリングシャフト・インターフェースと係合することを可能とするであろう。なぜなら、スプリングは、ロッキング爪108bがコックドあるいはブロックポジションにおいて静止している間、十分なエネルギーを蓄えることが可能であり、そしていったん障害物が排除されると、ロッキング爪108bを駆動するからである。さらに言えば、キャリア222bは一つ以上の磁石230bを備えていてもよい。磁石320bは、ロッキング爪108bがステアリングシャフトと係合状態(ロック状態)にあるか、あるいは非係合状態(非ロック状態)にあるかを判定するために、上述したように一つ以上のセンサーを作動させるのに使用可能である。センサーの一つ以上は、関係付けられた機械的または光学的アクティベータによって作動させられる機械式スイッチまたは光学式スイッチとして構成できる。
図5は、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bを収容するためのアクチュエータハウジング500の一実施形態を示す。アクチュエータハウジング500は、底部504に対して固定されるよう構成された上部502を備えていてもよい。ハウジング500はまた、上部502と底部504との間に配置されるよう、そして塵埃がハウジング500内に侵入し、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bに悪影響を及ぼすのを軽減しかつ/または阻止するよう構成されたシール506を備えていてもよい。上部502および底部504は、結合されても、載置されても、あるいはさもなければ、溶着、接着、一つ以上のファスナー(たとえば開口508内に収容されるよう構成されたファスナー)など(ただし、これには限定されない)を含む当業者には公知の何らかの方法で互いに固定されてもよい。ハウジング500は、車両とステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bとの間で情報を送受信するための一つ以上の電気コネクターインターフェース510を備えていてもよい。
ロッキング爪108bは、このロッキング爪108bの少なくとも一部が、突出すなわちロックポジションにあるときには、アクチュエータハウジング500を越えて突出可能であるように、アクチュエータハウジング500内に収容可能である。アクチュエータハウジング500はまた、ロッキング爪108bの一部およびインターロックピン430,432を少なくとも部分的に収容するよう構成可能なロッキング爪ガイド部512を備えていてもよい。ロッキング爪ガイド部512は、アクチュエータハウジング500の一体的特徴部として設けることが可能であり、あるいは、アクチュエータハウジング500に対して固定できる別体要素として設けることが可能である。
ある実施形態では、ロッキング爪ガイド部512は、ロッキング爪108bの少なくとも一部が、突出すなわちロックポジションにあるときには、ロッキング爪ガイド部512を越えて突出可能であるように、ロッキング爪108bの一部を少なくとも部分的に収容するようなサイズおよび形状とされた開口514を備えることが可能である。ロッキング爪ガイド部512はまた、キャリア222bがステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bが外れるのを阻止するように動作させられたとき、インターロックピン430,432の少なくとも一部がロッキング爪ガイド部512を越えて突出可能であるように、インターロックピン430,432の一部を少なくとも部分的に収容するよう構成された一つ以上の開口518を備えていてもよい。開口518は、インターロックピン430,432がロッキング爪ガイド部512の外側部分522から少なくとも部分的に没するように形成された一つ以上のアンダーカット520内に設けられてもよい。
図6を参照すると、ステアリングシャフト・インターフェース600は、ロッキング爪ガイド部512の少なくとも一部を収容するためのハウジングレセプタクル602を備えていてもよい。ある実施形態によれば、ステアリングシャフト・インターフェース600は、鋳造または成形要素として提供することができ、しかもそれをステアリングシャフト110が貫通可能な開口604を備えていてもよい。ロッキング爪108bが(図1Cに大まかに示すように)ロックポジションにあるときにステアリングシャフトをロックするために、スプラインあるいは歯付きリング140は、ロッキング爪108bに実質的に隣接して配置されるよう構成できる。ハウジングレセプタクル602は、ロッキング爪ガイド部512の複数の側面を少なくとも部分的に取り囲むようなサイズおよび形状とされたキャビティ607を備えていてもよい。ハウジングレセプタクル602はまた、概してキャビティ607の第1の開口611の少なくとも一部に沿って延在する、少なくとも一つのタブ(たとえば第1および第2のタブ609,610)を備えていてもよい。第1の開口611は、ロッキング爪ガイド部512の一部を係合状態で収容するよう構成可能である。タブ609,610は、インターロックピン430,432の少なくとも一部を受けかつそれと係合すると共にステアリングシャフト・インターフェース600に対してロッキング爪ガイド部512を(したがってステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bを)捕らえるよう構成された一つ以上のインターロック機構606を備えることができる。
図7は、ステアリングシャフト・インターフェース600のハウジングレセプタクル602内に係合状態で収容されかつ捕らえられたロッキング爪ガイド部512を示している。図から明らかであるように、ロッキング爪ガイド部512は、ハウジングレセプタクル602の第2の開口612を経て、キャビティ607内へと、概ね矢印Aの方向に移動できる。ハウジングレセプタクル602のタブ609,610は、ロッキング爪ガイド部512がハウジングレセプタクル602内に着座するまで、ロッキング爪ガイド部512のアンダーカット520内に係合状態で収容可能である。ハウジングレセプタクル602内にいったん着座すると、インターロックピン430,432は、このインターロックピン430,432がハウジングレセプタクル602のインターロックピン機構60と係合するまでロックポジションに向かってキャリア222bを動かすことによって、ロッキング爪ガイド部512の開口518を経て外側に突出可能である。いったんインターロックピン430,432がハウジングレセプタクル602のインターロックピン機構606と係合すると、ロッキング爪ガイド部512は(したがってステアリングシャフト・ロックアクチュエータ602は)、ステアリングシャフト・インターフェース600に対して動けなくなる。この結果、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bは、ステアリングシャフトから外すことができなくなる。
図8は、ブラケットとして打ち抜かれたステアリングシャフト・インターフェース600bの一実施形態を示す。ステアリングシャフト・インターフェースブラケット600bは、それをステアリングシャフト110が貫通可能な開口604bと、ロッキング爪108bがロックポジションにあるときステアリングシャフトをロックするために実質的にロッキング爪108bに隣接して配置されたスプラインあるいは歯付きリング140を備えていてもよい。ステアリングシャフト・インターフェースブラケット600bはまた、ロッキング爪ガイド部512のアンダーカット520を受けるよう構成されたハウジングレセプタクル602bを備えていてもよい。ハウジングレセプタクル602bはまた、ロッキング爪ガイド部512が(したがってステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bが)ステアリングシャフト・ブラケットインターフェース600bに対して捕らえられ、そしてステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bがステアリングシャフトから外せないように、図9に最もよく示されているような、インターロックピン430,432を受けるよう構成されたインターロック機構606bを備えていてもよい。
図10は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102cの他の実施形態を示す。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102cは、ハウジング500c内に配置可能であり、かつ、たとえば図1A〜1Cに大まかに示すような非ロックポジション、コックドポジションおよびロックポジションの間でロッキング爪108bを動作させるよう構成可能である。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102bはキャリア222c(図11)を備えていてもよいが、これは、スプリング1004、ロッキング爪108cおよびドライブナット1006を捕らえるため、ピボットポイント1002を中心としてハウジング500cに対して連結されたレバー1000として提供されてもよい。ドライブナット1006は、レバー1000の第1の部分1008の第1の端部付近に結合されてもよい。レバー1000の第1の部分1008は、ピボットポイント1002を中心としてハウジング500cに対して連結可能な第2の部分1010に対して、ある角度をなして配置されてもよい。
一つ以上のモーター202c,204cおよび結合されたモーターピニオン406c,408cはスパーギア412cを駆動でき、このスパーギア412cが今度はウォーム420cを駆動する。ウォーム420cが回転するとき、レバー1000内のドライブナット1006は、ウォーム402cのネジ山に沿って移動し、レバー1000をピボットポイント1002を中心として回動させ、かつロッキング爪108cを概して矢印1012の方向に沿って動作させるよう構成されている。ロッキング爪108cは、図11に示す後退した非ロックポジションと、図12に示す突出したロックポジションとの間で動作可能である。さらに言えば、ロッキング爪108cは、ロッキング爪108cおよびステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102cが、いったん障害が排除されるとロッキング爪108cをロックポジションに向かって駆動するために、(図13に大まかに示すような)コックドすなわちブロックポジションにおいて十分な蓄積エネルギーを有するロストモーションデバイスを形成するように、上述したとおりスプリング1004によってレバー1000に対して連結可能である。したがって、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102cおよびその内部のモーター202c,204cは、ロッキング爪108cがロックポジションにあるときには、電力の供給を断つことが可能であり、しかもスプリングは、ロッキング爪108cをロックポジションまで完全に突出させることができる。
図14は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102dのさらに別な実施形態を示す。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102dはハウジング500d内に配置可能であり、しかも非ロックポジション、コックドポジションおよびロックポジションの間で、ロッキング爪ガイド部512b内のロッキング爪108dを動作させるよう構成可能である。ロッキング爪ガイド部512bは、ロッキング爪108dの少なくとも一部が、突出すなわちロックポジションにあるときには、ロッキング爪ガイド部512を越えて突出できるように、ロッキング爪108dの一部を少なくとも部分的に収容するようなサイズおよび形状とされた開口514bを備えることができる。ある実施形態によれば、ロッキング爪ガイド部512は、アクチュエータハウジング500dの一体的特徴部として提供でき、あるいは別体要素として提供できる。ハウジング500dはまた、一つ以上の電気コネクターインターフェース510bを備えていてもよい。
キャリア222d(図14および図15)は、ピボットポイント1002を中心としてハウジング500dに対して連結されたレバー1000bとして提供できる。レバー1000bは、概ね平坦な底面1400を有するものとして提供可能であり、しかもスプリング1004、ドライブナット1006、ロッキング爪108dおよび一つ以上のインターロックピン(たとえば、レバー1000bから概ね外側に突出する第1および第2のインターロックピン430b,432b)を取り込むことができる。一つ以上のモーター202d,204dおよび結合されたモーターピニオン406d,408dはスパーギア412dを駆動できるが、このスパーギア412は今度はウォーム402dを駆動でき、これによってレバー10002bに結合されたドライブナット1006は、ウォーム402dのネジ山に沿って移動させられる。ドライブナット1006がウォーム402dに沿って移動するとき、レバー1000bはピボットポイント1002を中心として回動することができ、しかもロッキング爪108dおよびインターロックピン430b,432bは、それぞれ、概ね矢印1012bおよび円弧1500の方向に沿って動作できる。ロッキング爪108dおよびインターロックピン430b,432bは、図15に示す後退した非ロックポジションと、図14に示す突出したロックポジションとの間で動作可能である。ロッキング爪108cはまた、このロッキング爪108dとステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102dとが、ロッキング爪108dがコックドあるいはブロックポジションにある場合には、上述したロストモーションデバイスを形成するように、上述したとおりスプリング1004によってレバー1000bに対して連結可能である。
ステアリングシャフト・インターフェース600c(図16)は、ロッキング爪ガイド部512bの少なくとも一部を収容するためのハウジングレセプタクル602bを含むものとして提供でき、しかもそれは、概ねハウジング500dの底面1405に沿って延在可能である。ステアリングシャフト・インターフェース600cは、当業者には公知の何らかの手法(たとえば、それに限定されるものではなくが、ファスナーなど)によってステアリングシャフトに対して連結可能であり、かつ、ハウジング500dの少なくとも一部の周りに延在するよう構成された一つ以上のインターロック機構606bを備えていてもよく、かつ、ステアリングシャフト・インターフェース600cに対してハウジング500dを概ね保持可能である。代表的な実施形態において、インターロック機構606bは、ハウジング500dの一部を係合状態で収容するよう構成された「C」形チャネルあるいは溝を備えていてもよい。ステアリングシャフト・インターフェース600cはまた、レバー1000bに対して連結されたインターロックピン430b,432bを受けるよう構成された一つ以上のスロットあるいは開口1407を備えていてもよい。レバー1000bが後退ポジションからロックポジションへと動くとき、インターロックピン430b,432bは、ステアリングシャフト・インターフェース600cの開口1407内に、少なくとも部分的に進入する。インターロック機構606bと開口1407内に収容されたインターロックピン430b,432bとは協働で、ステアリングシャフト・インターフェース600cに対してハウジング500dを捕らえ、そしてロッキング爪108dがステアリングシャフトから外れるのを阻止する。
図17は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102eのさらなる実施形態を示す。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102eは概して、図11〜16に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102に対応するが、ハウジング500eは扁平なものとして提供されてもよい。ハウジング500eの全高Hは上記ハウジングに比べて低減されてもよい。この結果、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102eは、パッケージサイズが制限要因である広範囲の用途において有用となるであろう。
図18は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータの他の実施形態の分解図である。ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102fは、ハウジング1800内に配置されてもよく、かつ、たとえば図1A〜1Cに大まかに示すような、非ロックポジション、コックドポジションおよびロックポジションの間でロッキング爪108fを動作させるよう構成できる。図示する代表的実施形態102fは、ウォームギア1802およびその出力部に連結されたスラストプレート1804を有する単一の可逆モーター202fを備える。ウォームギア1802は、軸1808を中心とした回転に関して固定された複合ギア1806と噛み合い係合状態にある。複合ギアは出力ギア1810を駆動する。出力ギアは、それに対して結合されたスラストワッシャー1812を有していてもよく、そしてそれはキャリア1816に対して結合された第2のウォームギア1814を駆動する。
キャリアは、スプリング1818を介して、それに対して連結されたロッキング爪108fを有していてもよい。図示する代表的実施形態においては、キャリアおよびロッキング爪は概してU字形であり、しかもブロックされたロッキング爪状態に適応するためのロストモーション機能を実現するために、図19に示すようなインターロック様式で配置されている。スプリング1818は、ロッキング爪をキャリアの外側脚部1824に向かって付勢するために、キャリア1816に対して固定された一端と、ロッキング爪の内側脚部1822に当接状態で配置された他端1820とを有するトーションスプリングであってもよい。
モーター、軸、スラストワッシャー、複合ギアおよび出力ギアは、ハウジング1800の底部1826内に収容可能であり、そしてハウジングの底部に対して固定されたリテーナ1828によって、その内部で保持可能である。リテーナ1828は、これに限定されるわけではないが開口1832内に収容されるよう構成されたファスナーなどを含む、当業者には公知の何らかの手法で、ハウジング底部に対して固定できる。プリント回路基板1834はリテーナ1828に接続可能であり、しかもそれは、キャリアの関連する開口内に配置された磁石1836を検出するためのホール効果センサーおよび関連する電子部品を備えていてもよい。車両とステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102fとの間で情報を受信しかつ/または送信するために、一つ以上の電気コネクターインターフェース1838が回路基盤に接続されてもよい。ハウジングのカバー部1840は、アクチュエータコンポーネントを少なくとも部分的に取り囲むために、これに限定されるわけではないが開口1844内に収容されるよう構成されたファスナー1842などを含む、当業者には公知の何らかの手法で、ハウジングの底部1826に対して固定できる。
ハウジングの底部は、その側面に一つ以上のロッキングタブ1846,1848を、そしてその底に一つ以上のロッキングポスト1850,1852を備えていてもよい。これらロッキングタブおよびロッキングポストは、アクチュエータをインターフェースに対して固定するのを助けるよう、ステアリングシャフト・インターフェースの関連する機構との噛み合い係合のために配置可能である。一つ以上のファスナー開口1854,1856が、ハウジングの底部の底を貫通するように延在していてもよい。
カバー部は、ロッキング爪ガイド部1854およびロックピン開口1856を備えていてもよい。モーターが第1の回転方向に作動させられたとき、キャリアのロックピン部1858は、ロックピン開口1856を経て、少なくとも部分的に突出することができ、しかもロッキング爪108fはロッキング爪ガイド部1854のロッキング爪開口1860を経て外側に突出できる。モーターが第1の方向とは逆の第2の方向に作動させられたとき、キャリアのロッキングピン部およびロッキング爪はハウジング1800内に後退できる。プリント回路基板のホール効果センサーは、キャリアが完全に突出したポジションにあるときに第1の入力を、そしてキャリアが完全に後退したポジションにあるときに第1の出力とは異なる第2の出力を提供するよう構成できる。ホール効果センサーの出力は、こうして、キャリアおよびロッキング爪のポジションに関する指標を提供する。
図20および図21は、関連するステアリングシャフト・インターフェース2000に対して結合されたステアリングシャフト・ロックアクチュエータ102fを示している。図示する代表的な実施形態においては、インターフェースは、ハウジング1800のロッキング爪ガイド部1858を収容するためのレセプタクル開口2002を含むブラケットとして構成されている。インターフェース2000はまた、ハウジングの両側のロッキングタブ1846,1848を受けるために配置されたロッキングタブスロット2004,2006と、ハウジングの底のロッキングポスト1850,1852を受けるために配置されたロッキングポスト開口2100,2102を備える。図示する実施形態はまた、ハウジングの底のファスナー開口1854,1856との整列のために配置されたファスナー開口2104,2106を備える。
アクチュエータは、ロッキングタブ1846,1848をインターフェースの関連するロッキングタブスロット2004,2006と整列させ、そしてハウジングのロッキング爪ガイド部1858をレセプタクル開口2002を経て挿入することによって、インターフェース2000に対して組み付けることができる。ハウジングは、続いて、ロッキングタブをロッキングタブスロットの下向き返し部分内に押し込むために、そしてロッキングポストをブラケットのロッキングピン開口内に押し込むために、下方に押しやられることになる。図21に示すように、ファスナーは、ブラケットの開口を通り、ハウジングのファスナー開口を通り、そしてハウジングの底部の裏面のファスナー凹部2104内へ位置させることができる。アクチュエータは、たとえば、ファスナーにナット1870をねじ込むことによって、インターフェースに対して固定できる。
たとえば図20に示すようにモーターがキャリアを完全に突出させるように作動させられた場合、キャリアのロッキングピン部1858は、ハウジングから外側に、そして少なくとも部分的にブラケットのレセプタクル開口2002内に突出する。ロッキングピン部がレセプタクル開口内に突出することで、ロッキングタブをロッキングタブスロットから、そしてロッキングポストをロッキングポスト開口から引き抜くのに要するであろう、インターフェース2000に対するアクチュエータの動作が阻止される。たとえアクチュエータをハウジングに対して固定するファスナーが取り外されても、ロッキングピン部1858がレセプタクル開口内に突出している場合、アクチュエータは、当該アクチュエータおよび/またはブラケットを破壊することなく、ブラケットから取り外すことはできない。これは、アクチュエータ102fが容易に動作不能となったり、取り外されたりするのを阻止することによって、盗難防止機能を実現する。たとえば図22に示すようにキャリアが後退ポジションにあるとき、ロッキングピン部1858はレセプタクル開口から引き抜かれている。インターフェースに対するアクチュエータの垂直動作はこうして可能となり、そしていったんファスナーが外されると、ハウジングをブラケットから外すことができる。
図23に示すように、インターフェースは、それをステアリングシャフト110が貫通できるステアリングシャフト・レセプタクル開口2300を備えていてもよい。ステアリングシャフト上のスプラインリング2302は、ロッキング爪ガイド部1854に隣接して配置できる。キャリアが完全に突出させられたとき、ロッキング爪108fの部分は、ロッキング爪ガイド部1858から外側に、そしてスプラインリング2302のスプライン間のスペース内に突出できる。ロッキング爪がこのポジションに存在することで、スプラインリング2302およびそれに対して取り付けられたステアリングシャフトの回転が阻止される。
ロッキング爪とキャリアとの間にもたらされるロストモーションは、爪がブロックされた状況に適応する。キャリアが完全に突出したとき爪108fがスプラインリング2302のスプラインと係合する場合、スプリング1818の付勢に抗するロッキング爪108fとキャリア1816との間の相対動作によって、ロッキング爪はコックドポジションに置かれる。ロッキング爪108fとスプラインとの係合を外すためにステアリングシャフトを回転させた際、スプリング1818は、ステアリングシャフトをロックするために、スプライン間のスペース内へと外側にロッキング爪を押しやる。
図24は、本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータを制御するのに利用可能な電気的制御回路の他の実施形態2400をブロック図形式で示す。図示する代表的実施形態は、システムコネクター2402と、電力源2404と、シリアルインターフェース回路2406と、コントローラー2408と、メモリー2410と、モーター駆動部2412とを備える。電力源、シリアルインターフェース回路、コントローラーおよびマイクロコントローラーは、プリント回路基板、たとえばプリント回路基板1834上に設けることができるが、これは、スプリングロックアクチュエータのパッケージング/ハウジングと一体化することが可能である。ロッキング爪のポジションを検出するための一つ以上のホール効果センサーもまた、プリント回路基板上に配置できる。
システムコネクター(たとえばコネクター2402)は、制御回路2400に対して入力/出力信号をつなぐのに適した、いかなるコネクターインターフェース(たとえば8ピン業界標準コネクター)であってもよい。電力源2404は、コントローラーを作動させるための安定した直流供給電圧(たとえば直流5V)を提供するために、システムコネクターを経て受け取った入力電圧(たとえば直流12V)を調整できる。ある実施形態では、電力源は連続的に機能できる。
シリアルインターフェース回路2406は、コントローラーに対する車両バスのシリアルデータ用のインターフェースを提供できる。シリアルインターフェース回路は、車両バス用の保護回路を含んでいてもよい。ある実施形態では、シリアルバスは、電力源に起動または停止信号を供給することによって、電力源を作動させたり停止させたりするよう構成できる。
コントローラー2408は、入力信号に応じて、モーター駆動部を制御するマイクロコントローラーを備えていてもよい。コントローラーに対するアナログ入力が、電力ピンの電気的状況をモニターするために使用可能である。一つ以上のセンサー2414からの入力は、ロッキング爪の状態(たとえば突出しているか後退しているか)、および/またはロックあるいは非ロック状態へとアクチュエータを駆動させるか否かを判定するのに有用な、他の条件(たとえば車速、車両ドア開/閉状態など)を判定するのに使用可能である。センサー2414は、いかなる公知の形態(たとえば磁気式、機械式、光学式、音響式など、あるいはその組み合わせ)をとることもできる。ホール効果センサーが使用される場合、センサーは、リニアかつ/またはデジタルホール効果センサーであってもよい。センサー自体の状態だけでなくセンサー出力をコントローラーがモニターすることを可能とするために二線式(two-wire)ホール効果センサーを使用可能である。他の入力、たとえば、ロックポジションに向かってロッキング爪108を駆動するためのユーザーコマンド、車両の盗難が報告された場合にステアリングシャフトのロックを開始するための遠隔車両セキュリティシステムからの無線受信入力などもまた、コントローラー2408に対して供給することが可能である。
その入力に応答して、コントローラー2408は、モーター駆動回路2412に対して制御信号を提供できる。モーター駆動回路は、アクチュエータをロック状態(ロッキング爪が突出した状態)または非ロック状態(ロッキング爪が後退した状態)へと駆動するために、制御信号に応答して、一つ以上のモーターを駆動するよう構成できる。ある実施形態では、モーターを駆動するための大電流スイッチングは、二つの機械式リレー2418,2420によって実施できる。ロックリレー2418は、アクチュエータをロック状態へと駆動するために使用でき、かつ、アンロックリレー2420はアクチュエータを非ロック状態へと駆動するために使用できる。
作動時、非ロック状態へとアクチュエータを駆動するために、車両制御モジュールからのアンロックコマンドが、システムコネクターにおいて受信される。このアンロックコマンドに応答して、コントローラーは、たとえば適当なソフトウェア、ハードウェアおよび/またはファームウェアを用いて、アンロックリレー2420を作動させるアンロック信号を提供でき、そしてアクチュエータを非ロックポジションへと駆動することができる。ロッキング爪が非ロックポジションへと動いたことをセンサー入力が示す場合、アンロックリレー2420は、コントローラーからの制御信号によって停止させられる。
アクチュエータをロック状態へと駆動するために、コードメッセージがシステムコネクターにおいて受信され、そしてシリアルインターフェース回路を経てコントローラーに供給されてもよい。コントローラーは、コード化メッセージが正確なロックメッセージであると確かめられ、かつ、ロッキングのための車両条件(たとえば車速、ドア状態、車両出力、イグニション状態など)がセンサーからの入力から、決定されたとおりに満たされた場合だけ、たとえば適当なソフトウェア、ハードウェアおよび/またはファームウェアを用いて、ロックリレー2418にロックコマンドを提供するよう構成できる。ある実施形態では、ロッキングのための条件は、ロッキングプロセスを通じてロッキング条件が満たされていることを保証するために、たとえば1ms間隔で、連続してモニターすることが可能である。ロッキング条件が満足されなければ、ロッキングプロセスは中断されるであろう。
ロックリレー2418を制御しかつロック状態へとアクチュエータを駆動するための電力は、システムコネクターを経て、外部電源から供給できる。ロッキングリレーコイル用のアースはまた、システムコネクターを経て、外部電源によって提供できる。ロックコマンドを受けたとき、ロックリレー2418はアクチュエータをロック状態へと駆動できる。ロッキング爪がロック状態を実現したことをセンサー出力が示すとき、コントローラーは、リレーを開き、そしてモーターを停止させるために、ロックリレー2418にコマンドを送信できる。続いて、アクチュエータがロックされたことを知らせるために、コントローラーは車両制御モジュールにメッセージを送信できる。
電気制御回路および方法の実施形態は、コントローラーによって実行されるコンピュータープログラム製品として具現化できる。そうした具現化には(限定ではなく)、システムおよび方法に関して本明細書で先に説明した機能の全てあるいは一部を実現する一連のコンピューター指令を伴う。一連のコンピューター指令は、機械読み取り可能な媒体、たとえば半導体、磁気式、光学式あるいはその他のメモリーデバイスに蓄積でき、しかも通信技術、たとえば光学式、赤外線式、マイクロ波式、あるいはその他の伝送技術を用いて伝送できる。そうしたコンピュータープログラム製品は、取り外しできる機械読み取り可能な媒体(たとえば、ディスケット、CD‐ROM)として提供されても、コンピューターシステムに(たとえばシステムROMあるいは固定ディスクに)プレロードされても、あるいはネットワーク(たとえばインターネットあるいはワールドワイドウェブ)上のサーバーあるいは電子ブリテンボードから提供されてもよいことは明らかである。
当業者であれば、そうしたコンピューターインストラクションは、多くのコンピューターアーキテクチャーあるいはオペレーティングシステムと共に使用するための、さまざまなプログラミング言語によって記述できることは明らかである。たとえば、好ましい実施形態は、手順プログラミング言語(たとえば「C」)あるいはオブジェクト指向プログラミング言語(たとえば「C++」あるいはJava(登録商標))を用いて実施できる。本発明の代替実施形態は、事前プログラムハードウェア要素、ファームウェアとして、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよびファームウェアの組み合わせとして実施できる。
本発明の一態様によれば、出力シャフトを有する少なくとも一つのモーターと、出力シャフトに対して連結されたドライブトレーンと、ドライブトレーンに対して連結されたロッキング爪と、ドライブトレーンに対して連結された少なくとも一つのロッキングピンと、モーター、ドライブトレーン、ロッキング爪およびロッキングピンを少なくとも部分的に取り囲むためのハウジングとを具備してなるステアリングシャフト・ロックアクチュエータが提供される。ドライブトレーンは、ロッキング爪およびロッキングピンがハウジングから少なくとも部分的に突出したロックポジションと、ロッキング爪およびロッキングピンがロックポジションに対してハウジングに向かって後退させられた非ロックポジションとの間で、ロッキング爪および少なくとも一つのロッキングピンを直線的に動作させるよう構成可能である。ロッキング爪は、ロックポジションにあるとき、ステアリングシャフトの回転動作を阻止するよう位置させることができ、かつ、ロッキングピンは、ロックポジションにあるとき、ステアリングシャフト・インターフェースに対してアクチュエータをロックするよう位置させることができる。
本発明の他の態様によれば、出力シャフトを有する少なくとも一つのモーターと、出力シャフトに対して連結されたドライブトレーンと、ドライブトレーンに対して連結されたロッキング爪と、ドライブトレーンに対して連結された少なくとも一つのロッキングピンと、モーター、ドライブトレーン、ロッキング爪およびロッキングピンを少なくとも部分的に取り囲むためのハウジングであってロッキング爪ガイド部を具備してなるハウジングと、ステアリングシャフトを受けるための開口部とハウジングのロッキング爪ガイド部を受けるよう構成されたレセプタクルとを具備してなるステアリングシャフト・インターフェースとを具備してなるステアリングシャフト・ロックアクチュエータシステムが提供される。ドライブトレーンは、ロッキング爪がロッキング爪ガイド部から少なくとも部分的に突出しかつロッキングピンがハウジングから少なくとも部分的に突出したロックポジションと、ロッキング爪およびロッキングピンがロックポジションに対してハウジングに向かって後退させられた非ロックポジションとの間で、ロッキング爪および少なくとも一つのロッキングピンを直線的に動作させるよう構成可能である。ロッキング爪は、ロックポジションにあるときに、ステアリングシャフトの回転動作を阻止するよう、開口に隣接して位置させることができ、かつ、ロッキングピンは、ロックポジションにあるときに、ステアリングシャフト・インターフェースと連係しかつステアリングシャフト・インターフェースに対してアクチュエータをロックするために、レセプタクル開口に隣接して位置させることができる。本発明のさらに他の態様によれば、車両ステアリングシャフトとステアリングシャフト・ロックアクチュエータシステムとを含むシステムとして提供される。
本明細書で採用した用語および表現は、説明のための用語として用いており、限定ではなく、そして、そうした用語および表現の使用に関して、図示しかつ説明した特徴(あるいはその一部)の等価物を除外する意図はなく、そして特許請求の範囲の中で、さまざまな変更が可能であることを理解されたい。さらに、本明細書で説明した実施形態のさまざまな特徴は、本明細書で説明した一つ以上の他の実施形態の特徴と組み合わせたり、あるいは置き換えたりすることができる。その他の変更例、変形例および代替例もまた実施可能である。したがって特許請求の範囲の記載は、全てのそうした等価物を包含する。
そのロッキング部材が後退した非ロックポジションにあるステアリングシャフト・ロックアクチュエータのブロック図である。 コックドポジションにあるステアリングシャフト・ロックアクチュエータのブロック図である。 図1Bの障害物が排除されて、そのロッキング部材が完全に突出したロックポジションにあるステアリングシャフト・ロックアクチュエータのブロック図である。 ステアリングシャフト・ロックアクチュエータの第1実施形態の概略図である。 本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータを制御するために使用可能な電気制御回路の一実施形態のブロック図である。 ステアリングシャフト・ロックアクチュエータの他の実施形態のギアトレーン部の斜視図である。 ハウジング内に収容された図4のアクチュエータ部分の斜視図である。 非組み立て状態でのアクチュエータおよびステアリングシャフト・インターフェースの一実施形態の斜視図である。 組み立て状態での図6に示すアクチュエータおよびステアリングシャフト・インターフェースの斜視図である。 組み立て状態でのアクチュエータハウジングおよびステアリングシャフト・インターフェースの他の実施形態の斜視図である。 図8に示すアクチュエータハウジングおよびステアリングシャフト・インターフェースとの間のインターフェースの拡大図である。 ステアリングシャフト・ロックアクチュエータの他の実施形態の斜視図である。 後退ポジションでの図10に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの側部斜視図である。 ロックポジションでの図10に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの側部斜視図である。 ブロックポジションでの図10に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの側部斜視図である。 ステアリングシャフト・ロックアクチュエータのさらに他の実施形態の斜視図である。 後退ポジションでの図14に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの側部斜視図である。 ロックポジションでの図14に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの底部斜視図である。 扁平なステアリングシャフト・ロックアクチュエータおよびアクチュエータハウジングの上部斜視図である。 ステアリングシャフト・ロックアクチュエータのさらに他の実施形態の分解図である。 図18に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータのギアトレーン部分の斜視図である。 ロックすなわち突出ポジションであって、かつ、ステアリングシャフト・インターフェースに対して組み付けられた、図18に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの斜視図である。 ステアリングシャフト・インターフェースに対して組み付けられた、図18に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの底部斜視図である。 非ロックすなわち後退ポジションであって、かつ、ステアリングシャフト・インターフェースに対して組み付けられた、図18に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの斜視断面図である。 ロックすなわち突出ポジションであって、かつ、ステアリングシャフト・インターフェースに対して組み付けられた、図18に示すステアリングシャフト・ロックアクチュエータの斜視断面図である。 本発明に基づくステアリングシャフト・ロックアクチュエータを制御するのに利用可能な電気制御回路の他の実施形態のブロック図である。
符号の説明
102 ステアリングシャフト・ロックアクチュエータ
108 ロッキング爪
110 ステアリングシャフト
140 歯付きリング
142,144 歯
143 凹部
202,204 駆動モーター
206,208 ウォームドライブ
210 ギアトレーン
212,214 ウォームギア
216 複合ギア
218 出力ラック
220 スプリング
222 カートリッジ
222b キャリア
230 磁石
302 電力源
304 コントローラー
306 メモリー
310 センサー
402b ウォーム
406b,408b モーターピニオン
412 スパーギア
420c ウォーム
423 ロールピン
424 スロット
430,432 インターロックピン
500 アクチュエータハウジング
506 シール
508 開口
510 電気コネクターインターフェース
512 ロッキング爪ガイド部
514,518 開口
520 アンダーカット
600 ステアリングシャフト・インターフェース
600b ステアリングシャフト・インターフェースブラケット
602 ハウジングレセプタクル
604 開口
606 インターロック機構
607 キャビティ
609,610 タブ
611,612 開口
1000 レバー
1002 ピボットポイント
1004 スプリング
1006 ドライブナット
1800 ハウジング
1802 ウォームギア
1804 スラストプレート
1806 複合ギア
1808 軸
1810 出力ギア
1812 スラストワッシャー
1814 第2のウォームギア
1816 キャリア
1818 スプリング
1822,1824 脚部
1826 底部
1828 リテーナ
1832 開口
1834 プリント回路基板
1836 磁石
1838 電気コネクターインターフェース
1840 カバー部
1842 ファスナー
1844 開口
1846,1848 ロッキングタブ
1850,1852 ロッキングポスト
1854,1856 ファスナー開口
1858 ロッキング爪ガイド部
1860 ロッキング爪開口
1870 ナット
2000 ステアリングシャフト・インターフェース
2002 レセプタクル開口
2004,2006 ロッキングタブスロット
2100,2102 ロッキングポスト開口
2104,2106 ファスナー開口
2300 ステアリングシャフト・レセプタクル開口
2302 スプラインリング
2400 制御回路
2402 システムコネクター
2404 電力源
2406 シリアルインターフェース回路
2408 コントローラー
2410 メモリー
2412 モーター駆動回路
2414 センサー
2418,2420 リレー

Claims (20)

  1. ステアリングシャフト・ロックアクチュエータであって、
    出力シャフトを有する少なくとも一つのモーターと、
    前記出力シャフトに対して連結されたドライブトレーンと、
    前記ドライブトレーンに対して連結されたロッキング爪と、
    前記ドライブトレーンに対して連結された少なくとも一つのロッキングピンと、
    前記モーター、前記ドライブトレーン、前記ロッキング爪および前記ロッキングピンを少なくとも部分的に取り囲むためのハウジングと、を具備してなり、
    前記ドライブトレーンは、
    前記ロッキング爪および前記ロッキングピンが前記ハウジングから少なくとも部分的に突出したロックポジションと、
    前記ロッキング爪および前記ロッキングピンが前記ロックポジションに対して前記ハウジングに向かって後退させられた非ロックポジションと、
    の間で、前記ロッキング爪および前記少なくとも一つのロッキングピンを直線的に動作させるよう構成されており、
    前記ロッキング爪は、前記ロックポジションにあるとき、前記ステアリングシャフトの回転動作を阻止するよう位置させられ、かつ、
    前記ロッキングピンは、前記ロックポジションにあるとき、ステアリングシャフト・インターフェースに対して前記アクチュエータをロックするよう位置させられるようになっていることを特徴とするステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  2. 前記ドライブトレーンは、キャリアと、スプリングと、を具備してなり、かつ前記ロッキング爪は、前記スプリングが前記ロッキング爪を前記ロッキングポジションへと付勢している状態で、前記キャリアに対して連結されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  3. 前記ロッキングピンは前記キャリアに対して連結されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  4. 前記ロッキングピンは、前記キャリアの一部を具備してなることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  5. 前記ロッキング爪は、ピボットポイントを中心として旋回可能なレバーを介して、前記ドライブトレーンに対して連結されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  6. 前記少なくとも一つのロッキングピンは、前記レバーを介して、前記ドライブトレーンに対して連結されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  7. 前記ロッキング爪は、このロッキング爪が障害物に衝突する場合のコックドポジションをさらに有し、かつ、前記スプリングは、前記障害物が排除された際に、前記ロックポジションへと前記ロッキング爪を駆動するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  8. 前記ハウジングは、その表面から突出しかつ前記ステアリングシャフト・インターフェースの対応する係合部と係合するよう配置された、少なくとも一つの固定部を具備してなることを特徴とする請求項1に記載のステアリングシャフト・ロックアクチュエータ。
  9. ステアリングシャフト・ロックアクチュエータシステムであって、
    出力シャフトを有する少なくとも一つのモーターと、
    前記出力シャフトに対して連結されたドライブトレーンと、
    前記ドライブトレーンに対して連結されたロッキング爪と、
    前記ドライブトレーンに対して連結された少なくとも一つのロッキングピンと、
    前記モーター、前記ドライブトレーン、前記ロッキング爪および前記ロッキングピンを少なくとも部分的に取り囲むためのハウジングであって、ロッキング爪ガイド部を具備してなるハウジングと、
    ステアリングシャフトを受けるための開口部と、前記ハウジングの前記ロッキング爪ガイド部を受けるよう構成されたレセプタクルと、を具備してなるステアリングシャフト・インターフェースと、
    を具備してなり、
    前記ドライブトレーンは、
    前記ロッキング爪が前記ロッキング爪ガイド部から少なくとも部分的に突出しかつ前記ロッキングピンが前記ハウジングから少なくとも部分的に突出したロックポジションと、
    前記ロッキング爪および前記ロッキングピンが前記ロックポジションに対して前記ハウジングに向かって後退させられた非ロックポジションと、
    の間で、前記ロッキング爪および前記少なくとも一つのロッキングピンを直線的に動作させるよう構成されており、
    前記ロッキング爪は、前記ロックポジションにあるときに、前記ステアリングシャフトの回転動作を阻止するよう、前記開口に隣接して位置させられ、かつ、
    前記ロッキングピンは、前記ロックポジションにあるときに、前記ステアリングシャフト・インターフェースと連係しかつ前記ステアリングシャフト・インターフェースに対して前記アクチュエータをロックするために、前記レセプタクル開口に隣接して位置させられるようになっていることを特徴とするステアリングシャフト・ロックアクチュエータシステム。
  10. 前記ドライブトレーンは、キャリアと、スプリングと、を具備してなり、かつ前記ロッキング爪は、前記スプリングが前記ロッキング爪を前記ロッキングポジションへと付勢している状態で、前記キャリアに対して連結されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 前記ロッキングピンは前記キャリアに対して連結されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  12. 前記ロッキングピンは、前記キャリアの一部を具備してなることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  13. 前記ロッキング爪は、ピボットポイントを中心として旋回可能なレバーを介して、前記ドライブトレーンに対して連結されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  14. 前記少なくとも一つのロッキングピンは、前記レバーを介して、前記ドライブトレーンに対して連結されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  15. 前記ロッキング爪は、このロッキング爪が障害物に直面した場合のコックドポジションをさらに有し、かつ、前記スプリングは、前記障害物が排除された際に、前記ロックポジションへと前記ロッキング爪を駆動するよう構成されていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  16. 前記ハウジングは、その表面から突出しかつ前記ステアリングシャフト・インターフェースの対応する係合部と係合するよう配置された、少なくとも一つの固定部を具備してなることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  17. 車両ステアリングシャフトと、ステアリングシャフト・ロックアクチュエータシステムと、を具備してなるシステムであって、
    前記ステアリングシャフト・ロックアクチュエータシステムは、
    出力シャフトを有する少なくとも一つのモーターと、
    前記出力シャフトに対して連結されたドライブトレーンと、
    前記ドライブトレーンに対して連結されたロッキング爪と、
    前記ドライブトレーンに対して連結された少なくとも一つのロッキングピンと、
    前記モーター、前記ドライブトレーン、前記ロッキング爪および前記ロッキングピンを少なくとも部分的に取り囲むためのハウジングであって、ロッキング爪ガイド部を具備してなるハウジングと、
    ステアリングシャフトを受けるための開口部と、前記ハウジングの前記ロッキング爪ガイド部を受けるよう構成されたレセプタクルと、を具備してなるステアリングシャフト・インターフェースと、
    を具備してなり、
    前記ドライブトレーンは、
    前記ロッキング爪が前記ロッキング爪ガイド部から少なくとも部分的に突出しかつ前記ロッキングピンが前記ハウジングから少なくとも部分的に突出したロックポジションと、
    前記ロッキング爪および前記ロッキングピンが前記ロックポジションに対して前記ハウジングに向かって後退させられた非ロックポジションと、
    の間で、前記ロッキング爪および前記少なくとも一つのロッキングピンを直線的に動作させるよう構成されており、
    前記ロッキング爪は、前記ロックポジションにあるときに、前記ステアリングシャフトの回転動作を阻止するよう、前記開口に隣接して位置させられ、かつ、
    前記ロッキングピンは、前記ロックポジションにあるときに、前記ステアリングシャフト・インターフェースと連係しかつ前記ステアリングシャフト・インターフェースに対して前記アクチュエータをロックするために、前記レセプタクル開口に隣接して位置させられるようになっていることを特徴とするシステム。
  18. 前記ドライブトレーンは、キャリアと、スプリングと、を具備してなり、かつ、前記ロッキング爪は、前記スプリングが前記ロッキング爪を前記ロッキングポジションへと付勢している状態で、前記キャリアに対して連結されていることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. 前記ロッキングピンは前記キャリアに対して連結されていることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  20. 前記ハウジングは、その表面から突出しかつ前記ステアリングシャフト・インターフェースの対応する係合部と係合するよう配置された、少なくとも一つの固定部を具備してなることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
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