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JP2009534352A - 殺虫剤混合物 - Google Patents

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JP2009534352A
JP2009534352A JP2009505881A JP2009505881A JP2009534352A JP 2009534352 A JP2009534352 A JP 2009534352A JP 2009505881 A JP2009505881 A JP 2009505881A JP 2009505881 A JP2009505881 A JP 2009505881A JP 2009534352 A JP2009534352 A JP 2009534352A
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JP
Japan
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compound
malononitrile
name
compounds
trifluoro
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2009505881A
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English (en)
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ランゲヴァルト,ユルゲン
トゥイル コッター,ヘンリー ヴァン
エル. カルバートソン,デボラ
オロウミ−サデギ,ハッサン
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BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/34Nitriles

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Abstract

有効成分として、
1)化合物I−1〜I−8:
CFHCFCFCFCHC(CN)CHCHCF(化合物I−1;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−2;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ−ヘプチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)(CHC(CFF(化合物I−3;名称:2−(3,4,4,4−テトラフルオロ−3−トリフルオロメチル−ブチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)(CH(CFCF(化合物I−4;名称:2−(3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−ヘキシル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CFH(CFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−5;名称:2,2−ビス−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)CH(CFCF(化合物I−6;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−ペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−7;名称:2−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−ブチル)−2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−マロノニトリル);又は
CFCFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−8;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−プロピル)−マロノニトリル)
から選択されるマロノジニトリル化合物と、
2)以下の化合物:
オルガノ(チオ)ホスフェート、カルバメート、ピレスロイド、生長抑制剤、ニコチン受容体作用薬/拮抗薬化合物、GABA拮抗薬化合物、大環状ラクトン殺虫剤、METI Iダニ駆除剤、METI II及びIII化合物、アンカプラー化合物、酸化的リン酸化抑制剤化合物、脱皮撹乱物質化合物、混合機能オキシダーゼ抑制剤化合物、ナトリウムチャネル阻害薬化合物、及び他の、明細書に記載の全ての殺虫剤
からなる群Aから選択される1種以上の化合物IIとを、
相乗的有効量で含む殺虫剤混合物、かかる混合物の、植物中又は植物上の昆虫、クモ類又は線虫類の駆除のための、種子の保護のための、そして寄生虫によるまん延又は感染に対して温血動物又は魚を治療、防除、予防又は保護するための使用。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有効成分として、
1)化合物I−1〜I−8:
CFHCFCFCFCHC(CN)CHCHCF(化合物I−1;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−2;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ−ヘプチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)(CHC(CFF(化合物I−3;名称:2−(3,4,4,4−テトラフルオロ−3−トリフルオロメチル−ブチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)(CH(CFCF(化合物I−4;名称:2−(3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−ヘキシル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CFH(CFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−5;名称:2,2−ビス−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−マロノニトリル);
CF(CHC(CN)CH(CFCF(化合物I−6;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−ペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
CF(CFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−7;名称:2−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−ブチル)−2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−マロノニトリル);又は
CFCFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−8;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−プロピル)−マロノニトリル)、
から選択されるマロノジニトリル化合物と、
2)以下の化合物:
A.1.オルガノ(チオ)ホスフェート:アセフェート、アザメチホス、アジンホス−メチル、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロルフェンビンホス、ジアジノン、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミドホス、メチダチオン、メチル−パラチオン、メビンホス、モノクロトホス、オキシデメトン−メチル、パラオクソン、パラチオン、フェントエート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホレート、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テトラクロルビンホス、テルブホス、トリアゾホス、トリクロルホン;
A.2.カルバメート: アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、フェノキシカルブ、フラチオカルブ、メチオカルブ、メトミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、トリアザメート;
A.3.ピレスロイド:アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、シハロトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、デルタメトリン、エムペントリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、イミプロトリン、ラムダ−シハロトリン、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリンI及びII、レスメトリン、シラフルオフェン、タウ−フルバリネート、テフルトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン;
A.4.生長調節剤:a)キチン合成阻害剤:ベンゾイル尿素:クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン;ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾックス、エトキサゾール、クロフェンタジン;b)エクジソン拮抗薬:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、アザディラクチン;c)昆虫成長抑制剤:ピリプロキシフェン、メトプレン、フェノキシカルブ;d)脂質生合成阻害剤:スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト;
A.5.ニコチン受容体作用薬/拮抗薬化合物:クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、アセタミプリド、チアクロプリド;式Γ1
Figure 2009534352
で表されるチアゾール化合物;
A.6.GABA拮抗薬化合物:アセトプロール、エンドスルファン、エチプロール、フィプロニル、バニリプロール、ピラフルプロール、ピリプロール、式Γ2
Figure 2009534352
で表されるフェニルピラゾール化合物;
A.7.大環状ラクトン殺虫剤:アバメクチン、エマメクチン、ミルベメクチン、レピメクチン、スピノサド;
A.8.METI I化合物:フェナザキン、ピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、フルフェネリム;
A.9.METI II及びIII化合物:アセキノシル、フルアチプリム、ヒドラメチルノン;
A.10.脱共役剤化合物:クロルフェナピル;
A.11.酸化的リン酸化阻害剤化合物:シヘキサチン、ジアフェンチウロン、フェンブタチンオキシド、プロパルギット;
A.12.脱皮撹乱物質化合物:シロマジン;
A.13.混合機能オキシダーゼ阻害剤化合物:ピペロニルブトキシド;
A.14.ナトリウムチャネル阻害薬化合物:インドキサカルブ、メタフルミゾン;
A.15.各種:ベンクロチアズ、ビフェナゼート、カルタップ、フロニカミド、ピリダリル、ピメトロジン、硫黄、チオシクラム、フルベンジアミド、シエノピラフェン、フルピラゾホス、シフルメトフェン、アミドフルメト、式Γ3
Figure 2009534352
[式中、
は、CH、Cl、Br、Iであり、
XはC−H、C−Cl、C−F又はNであり、
Y’ はF、Cl又はBrであり、
Y” はH、F、Cl、CFであり、
は水素、Cl、Br、I、CNであり、
はCl、Br、CF、OCHCF、OCFH、又はOCFCHFOCFであり、
は水素、CH又はCH(CHである]
で表されるアントラニルアミド化合物、
からなる群Aから選択される1種以上の化合物IIとを、
相乗的有効量で含む殺虫剤混合物に関する。
また、本発明は、昆虫、ダニ類(acarids)、又は線虫類、或いはそれらの食糧、生育場所、繁殖地又はそれらの所在場所に、化合物Iと1種以上の化合物IIとの混合物を殺虫有効量で接触させるステップを含む、昆虫、ダニ類、又は線虫類の防除方法を提供する。
更に、本発明は、植物、或いは植物が生長する土壌又は水に、殺虫有効量の、化合物Iと1種以上の化合物IIとの混合物を接触させるステップを含む、昆虫、ダニ類又は線虫類の攻撃又はまん延から植物を保護する方法に関する。
また、本発明は、動物に、寄生虫駆除有効量の、化合物Iと1種以上の化合物IIとの混合物を、経口的、局所的又は非経口的に投与又は施用するステップを含む、寄生虫によるまん延又は感染に対して動物を治療、防除、予防又は保護する方法を提供する。
更に本発明は、殺虫有効量の、化合物Iと1種以上の化合物IIとの混合物を含む、昆虫、ダニ類、又は線虫類によるまん延又は感染に対する温血動物又は魚の治療、防除、予防又は保護に用いられる組成物の製造方法を提供する。
害虫の効果的な防除を可能とする一方で、害虫の防除の分野において生じる1つの典型的な課題は、好ましくない環境効果又は毒性効果を減少又は回避するために、有効成分の投与割合を低下させる必要があるという点にある。
これにより生じる別の課題は、広範な害虫に対して効果的である有効な害虫防除剤を有する必要があることである。
また、ノックダウン活性と長期的防除、すなわち速効作用と持続作用とを組み合わせる害虫防除剤についても必要とされている。
これにより生じる別の課題は、種々の発育段階の昆虫に対して効果的である有効な害虫防除剤を有する必要があることである。
殺虫剤の使用に関する別の問題点は、個々の殺虫剤化合物を繰り返し、かつ単独で施用することにより、多くの場合、当該活性化合物に対して自然耐性又は適応耐性を発揮した害虫が迅速に選択されることである。
従って、本発明の目的は、投与割合の低減、及び/又は活性の範囲の拡大、及び/又はノックダウン活性と長期的防除との組み合わせ、及び/又は耐性の管理に対する課題を解決する殺虫剤混合物を提供することにあった。
本発明者等は、上記の目的が冒頭に定義される活性化合物の組み合わせによって部分的に又は完全に達成されることを見出した。更に、本発明者等は、化合物Iと1種以上の化合物IIとの同時、すなわち一緒又は別個の施用、又は化合物Iと1種以上の化合物IIとの連続施用により、個々の化合物を用いて可能である防除割合と比較して、害虫の防除を高めることが可能であることを見出した。
式Iで表されるマロノジニトリル、その製造方法並びに昆虫、ダニ類及び線虫類の害虫に対するその作用は、WO05/63694により公知である。式Iで表されるマロノジニトリルと式IIで表される幾つかの化合物との、害虫に対して活性な混合物は、WO05/63694において一般的な形態で記載されている。この文献において、これらの混合物の望ましい相乗効果については記載されておらず、本発明の明細書において初めて記載される。
群Aにおける市販の化合物は、数ある刊行物の中で、The Pesticide Manual, 13th Edition, British Crop Protection Council (2003)において見出される場合がある。式で表されるチオアミド及びその製造方法は、WO98/28279に記載されている。レピメクチンは、Agro Project, PJB Publications Ltd, November 2004により公知である。ベンクロチアズ及びその製造方法は、EP−A1454621に記載されている。メチダチオン及びパラオクソン並びにこれらの製造方法は、Farm Chemicals Handbook, Volume 88, Meister Publishing Company, 2001に記載されている。アセトプロール及びその製造方法は、WO98/28277に記載されている。メタフルミゾン及びその製造方法は、EP−A1462456に記載されている。式で表されるアントラニルアミド及びその製造方法は、WO01/70671、WO02/48137、WO03/24222、WO03/15518、WO04/67528、WO04/33468及びWO05/118552に記載されている。フルピラゾホスは、Pesticide Science 54, 1988, 237-243頁及びUS4822779に記載されている。ピラフルプロール及びその製造方法は、JP2002193709及びWO01/00614に記載されている。ピリプロール及びその製造方法は、WO98/45274及びUS6,335,357に記載されている。アミドフルメト及びその製造方法は、US6,221,890及びJP21010907に記載されている。フルフェネリム及びその製造方法は、WO03/007717及びWO03/007718に記載されている。シフルメトフェン及びその製造方法は、WO04/080180に記載されている。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.3の化合物II、特にビフェントリン、ベータ−シフルトリン、アルファ−シペルメトリン、デルタメトリン、フェンバレレート、レスメトリン、エムペントリン、アレスリン及びラムダ−シハロトリンが特に好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、化合物IIのアルファ−シペルメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン、レスメトリン、エムペントリン及びアレスリンが特に好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.4の化合物II、特にフルフェノクスロン、エトキサゾール、テブフェノジド、ピリプロキシフェン、フェノキシカルブ、スピロジクロフェン、スピロメシフェン及びスピロテトラマトが特に好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.5の化合物IIが特に好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.6の化合物II、特にエンドスルファン及びフィプロニルが好ましく、フィプロニルが最も好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.7の化合物II、特にアバメクチンが好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.8の化合物II、特にフェナザキン、ピリダベン及びテブフェンピラドが好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.11の化合物II、特にジアフェンチウロン及びプロパルギットが好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.14の化合物II、特にインドキサカルブ及びメタフルミゾンが好ましい。
本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した群A.15の化合物II、特にフロニカミド及びピリダリルが特に好ましい。
更に、本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、上述した式で表されるアントラニルアミド化合物が特に好ましい。
更に、本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、下式
Figure 2009534352
[式中、
は、CH、Cl、Br、又はIであり、
XはC−H、C−Cl、C−F又は窒素原子であり、
Y’ はF、Cl又はBrであり、
Y” はH、F、Cl、又はCFであり、
はH、Cl、Br、I、又はCNであり、
はCl、Br、CF、OCHCF、OCFH、又はOCFCHFOCFであり、
はH、CH又はCH(CHである]
で表されるアントラニルアミド化合物が特に好ましい。
更に、本発明の殺虫剤混合物でのそれらの使用に関して、表1に記載されるような式で表されるアントラニルアミド化合物が特に好ましい。
Figure 2009534352
更に、表2の殺虫剤混合物が特に好ましい。
Figure 2009534352
Figure 2009534352
Figure 2009534352
Figure 2009534352
混合物を調製する場合、純粋な活性化合物Iと化合物IIを用いるのが好ましく、これらの化合物に対して、更に有害菌類に対する他の活性化合物或いはその他の除草又は生長調節活性化合物又は肥料を添加することが可能である。
化合物IとIIの混合物、或いは同時に、すなわち一緒に又は別個に使用される化合物I及びIIは、以下の分類による害虫に対して顕著な作用を示す:
鱗翅目(Lepidoptera)の昆虫、例えばアグロテス・イプシロン(Agrotis ypsilon)、アグロテス・セゲタム(Agrotis segetum)、アラバマ・アルジラセア(Alabama argillacea)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルギレスチア・コンジュゲラ(Argyresthia conjugella)、オートグラファ・ガマ(Autographa gamma)、ブパラス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエシア・ムリナナ(Cacoecia murinana)、カプア・レチキュラナ(Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、チョリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、チョリストネウラ・オクシデンタリス(Choristoneura occidentalis)、シルピス・ウニプンクタ(Cirphis unipuncta)、チデイア・ポモネーラ(Cydia pomonella)、デンドロリマス・ピニ(Dendrolimus pini)、ダイアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)、ダイアトラエア・グランディオセーラ(Diatraea grandiosella)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エラスモパルパス・リグノセーラス(Elasmopalpus lignosellus)、オイポエシリア・アムピグエーラ(Eupoecilia ambiguella)、エベトリア・ブーリアナ(Evetria bouliana)、フェルチア・サブテーラネア(Feltia subterranea)、ガレリア メロネーラ(Galleria mellonella)、グラホリタ・フネブラナ(Grapholita funebrana)、グラホリタ・モレスタ、(Grapholita molesta)、ヘリオテス・アルミゲラ(Heliothis armigera)、ヘリオテス・ピレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオテス・ジー(Heliothis zea)、ヘールラ・アンダリス(Hellula undalis)、ヒベルニア・デフォリアリア(Hibernia defoliaria)、ヒファントリア・クネア(Hyphantria cunea)、ヒポノムータ・マリネラス(Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコペルシセーラ(Keiferia lycopersicella)、ラムブディナ・フィセラリア(Lambdina fiscellaria)、ラフィグマ・エクシグア(Laphygma exigua)、ロイコプテラ・カフィーラ(Leucoptera coffeella)、ロイコプテラ・シテルラ(Leucoptera scitella)、リソコレーチス・ブランカルデーラ(Lithocolletis blancardella)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロクソステーゲ・スティクティカリス(Loxostege sticticalis)、リマントリア・ディスパー(Lymantria dispar)、リマントリア・モナチャ(Lymantria monacha)、リオネチア・クレルケーラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ノイストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシーカエ(Mamestra brassicae)、オルギィア・プソイドツガタ(Orgyia pseudotsugata)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、ペクチノフォラ・ゴシィピエーラ(Pectinophora gossypiella)、ペリドロマ・サウシア(Peridroma saucia)、ファレラ・ブスファーラ(Phalera bucephala)、フトリマエア・オペルキュレーラ(Phthorimaea operculella)、フィロクニティス・シトレーラ(Phyllocnitis citrella)、ピエリス・ブラシーカ(Pieris brassicae)、プラティペナ・スカブラ(Plathypena scabra)、プルテーラ・キシロステーラ(Plutella xylostella)、スードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、フィアシオニア・フルストラナ(Phyacionia frustrana)、スクロビパルプラ・アブソルタ(Scrobipalpula absoluta)、シトトロガ・セレレーラ(Sitotroga cerelella)、スパルガノティス・ピレリアナ(Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ・フルジペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)、スポドプテラ・リチュラ(Spodoptera litura)、タウマトポエア・ピティオカムパ(Thaumatopoea pityocampa)、トリトリックス・ビリダナ(Tortrix viridana),トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、ザイラフェラ・カナデンシス(Zeiraphera canadensis)、
鞘翅目(Coleoptera)、例えばアグリラス・シヌアタス(Agrilus sinuatus)、アグリオテス・リネアタス(Agriotes lineatus)、アグリオテス・オブスキュラス(Agriotes obscurus)、アンフィマーラス・ソルスティティアリス(Amphimallus solstitialis)、アニサンドラス・ディスパー(Anisandrus dispar),アンソノムス・グランディス(Anthonomus grandis)、アンソノムス・ポモラム(Anthonomus pomorum)、アフトナ・エウホリダエ(Aphthona euphoridae)、アソウス・ハエモルホイダリス(Athous haemorrhoidalis)、アトマリア・リネアリム(Atomaria linearis)、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagus piniperda)、ブリトファガ・ウンダタ(Blitophaga undata)、ブルカス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、ブルカス・ピソラム(Bruchus pisorum)、ブルカス・レンティス(Bruchus lentis)、ブルカス・ベチュラエ(Bruchus betulae)、カシィーダ・ネビュローサ(Cassida nebulosa)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セトニア・アウラタ(Cetonia aurata)、シュートリーンカス・アッシミリス(Ceuthorrhynchus assimilis)、シュートリーンカス・ナピ(Ceuthorrhynchus napi)、チャエトクネマ・ティビアリル(Chaetocnema tibialis)、コノデラス・ベスペルティナス(Conoderus vespertinus)、クリオセリス・アスパラギー(Crioceris asparagi)、Ctenicera種、ダイアブロティカ・ロンジコロニス(Diabrotica longicornis)、ダイアブロティカ・セミプンクタタ(Diabrotica semipunctata)、ダイアブロティカ・12−プンクタタ(Diabrotica 12−punctata)、ダイアブロティカ・スペシオサ(Diabrotica speciosa)、ダイアブロティカ・ビルジフェラ(Diabrotica virgifera)、エピラシュナ・バリベスティス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒルティペニス(Epitrix hirtipennis)、オイティノボスラス・ブラシリエンシス(Eutinobothrus brasiliensis)、ヒロビウス・アビエティス(Hylobius abietis)、ヒペラ・ブルネイペニス(Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポスティカ(Hypera postica)、イプス・ティポグラファス(Ips typographus)、レマ・ビリネアタア(Lema bilineata)、レマ・メラノプス(Lema melanopus)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、リモニウス・カリフォルニカス(Limonius californicus)、リソルホプトラス・オリゾフィラス(Lissorhoptrus oryzophilus)、メラノタス・コミュニス(Melanotus communis)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・ヒポカスタニ(Melolontha hippocastani)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、オウレマ・オリガエ(Oulema oryzae)、オルティオリーンカス・サルカタス(Ortiorrhynchus sulcatus)、オティオリーンカス・オバタス(Otiorrhynchus ovatus)、ファエドン・コックレアリア(Phaedon cochleariae)、ピロビス・ピリ(Phyllobius pyri)、ピロトレタ・クリソセファラ(Phyllotreta chrysocephala)、フィロフィガ・エスピー(Phyllophaga sp.)、フィロペルサ・ホルティコラ(Phyllopertha horticola)、フィロトレタ・ネモラム(Phyllotreta nemorum)、フィロトレタ・ストリオラタ(Phyllotreta striolata)、ポピーリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、シトナ・リネアタス(Sitona lineatus)、シトフィラス・グラナリア(Sitophilus granaria)、
ハエ、カ(双翅目:Diptera)、例えばアエデス・アエジプティ(Aedes aegypti)、アエデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、アエデス・ベクサンス(Aedes vexans)、アナストレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、アノフェレス・クルシアンス(Anopheles crucians)、アノフェレス・アルビマヌス(Anopheles albimanus)、アノフェレス・ガムビアエ(Anopheles gambiae)、アノフェレス・フレボルニ(Anopheles freeborni)、アノフェレス・レウコスフィルス(Anopheles leucosphyrus)、アノフェレス・ミニムス(Anopheles minimus)、アノフェレス・クアドリマクラツス(Anopheles quadrimaculatus)、カリフォラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラティティス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミヤ・ベジーアナ(Chrysomya bezziana)、クリソミヤ・ホミニポラックス(Chrysomya hominivorax)、クリソミヤ・マセーラリア(Chrysomya macellaria)、クリソプス・ジスカリス(Chrysops discalis)、クリソプス・シラセア(Chrysops silacea)、クリソプス・アトランチクス(Chrysops atlanticus)、コクリノマイア・ホミニボラクス(Cochliomyia hominivorax)、コンタリニア・ソルジヒコラ(Contarinia sorghicola)、コルディロビア・アンスロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、キュリコイデス・フレンス(Culicoides furens)、キュレックス・ピピエンス(Culex pipiens)、キュレクス・ニグリパルプス(Culex nigripalpus)、キュレクス・キンクエファスシアツス(Culex quinquefasciatus)、キュレクス・タルサリス(Culex tarsalis)、キュリセタ・イノルナタ(Culiseta inornata)、キュリセタ・メラヌラ(Culiseta melanura)、ダカス・キュキュルビタエ(Dacus cucurbitae)、ダカス・オレアレ(Dacus oleae)、ダシネウラ・ブラシーカ(Dasineura brassicae)、デリア・アンチクエ(Delia antique)、デリア・コアルクタタ(Delia coarctata)、デリア・プラツラ(Delia platura)、デリア・ラジクム(Delia radicum)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ファニア・カニキュラリス(Fannia canicularis)、ゲオマイザ・トリプンクタタ(Geomyza Tripunctata)、ガステロフィラス・インティティナリス(Gasterophilus intestinalis)、グロシナ・モルシタンス(Glossina morsitans)、グロシナ・パルパリス(Glossina palpalis)、グロシナ・フスシペス(Glossina fuscipes)、グロシナ・タキノイデス(Glossina tachinoides)、ヘマトビア・イリタンス(Haematobia irritans)、ハプロディプロシス・エケストリス(Haplodiplosis equestris)、ヒペラテス属、ヒーレミア・プラチュラ(Hylemyia platura)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、レプトコノプス・トルレンス(Leptoconops torrens)、リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・トリフォリィ(Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ(Lucilia caprina)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、リコリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マンソニア・チチルラヌス(Mansonia titillanus)、マエティオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、ムスカ・ドメスティカ(Musca domestica)、ムシーナ・スタビュランス(Muscina stabulans)、オエストラス・オビス(Oestrus ovis)、オポマイザ・フロルム(Opomyza florum)、オッシネーラ・フリット(Oscinella frit)、ペゴミア・ヒソシャーミ(Pegomya hysocyami)、フォルビア・アンティカ(Phorbia antiqua)、フォルビア・ブラシーカ(Phorbia brassicae)、フォレビア・コアルクタタ(Phorbia coarctata)、フェレボトムス・アルゲンチペス(Phlebotomus argentipes)、プソロホラ・コルムビアエ(Psorophora columbiae)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、プソロホラ・ジスコロル(Psorophora discolor)、プロシムリウム・ミクツム(Prosimulium mixtum)、ラゴレティス・セラシ(Rhagoletis cerasi)、ラゴレティス・ポモネーラ(Rhagoletis pomonella)、サルコファガ・アエモルホイダリス(Sarcophaga haemorrhoidalis)、サルコファガ属(Sarcophaga sp)、シムリウム・ビタツム(Simulium vittatum)、ストモキシス・カルキトランス(Stomoxys calcitrans)、タバナス・ボビヌス(Tabanus bovinus)、タバナス・アトラツス(Tabanus atratus)、タバナス・リネオラ(Tabanus lineola)、及びタバナス・シミリス(Tabanus similis)、ティプラ・オレラセア(Tipula oleracea)、ティプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、
総翅目(Thysanoptera)、例えばフランクリニエーラ・フスカ(Frankliniella fusca)、フランクリニエーラ・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエーラ・トリティシ(Frankliniella tritici)、シルトスリップス・シトリ(Scirtothrips citri)、スリップス・オリザエ(Thrips oryzae)、スリップス・パルミ(Thrips palmi)、スリップス・タバシ(Thrips tabaci)、
等翅目(Isoptera)、例えばカロテルメス・フラビコーリス(Calotermes flavicollis)、ロイコテルミス・フラビペス(Leucotermes flavipes)、レティキュリテルメス・ルシフグス(Reticulitermes lucifuqus)、テルメス・ナタレンシス(Termes natalensis)、
ゴキブリ(cockroaches)(ゴキブリ目)、例えばブラテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラテラ・アサヒナエ(Blattella asahinae)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・ジャポニカ(Periplaneta japonica)、ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)、ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuligginosa)、ペリプラネタ・アウストララシアエ(Periplaneta australasiae)、ブラタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、
半翅目(Hemiptera)、例えばアクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、ブリサッス・ロイコプテラス(Blissus leucopterus)、シルトペルティス・ノタタス(Cyrtopeltis notatus)、ディスデルカス・シングラタス(Dysdercus cingulatus)、ディスデルカス・インテルメディアス(Dysdercus intermedius)、オイリーガスター・インテグリセプス(Eurygaster integriceps)、オイスチスタス・インピクティベントリス(Euschistus impictiventris)、レプトグローサス・フィロープス(Leptoglossus phyllopus)、リーガス・リネオラリス(Lygus lineolaris)、リーガス・プラテンシス(Lygus pratensis)、ネザラ・ビリデゥラ(Nezara viridula)、ピエズマ・カドラタ(Piesma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solubea insularis)、ティアンタ・ペルディトール(Thyanta perditor)、アシルトシフォン・オノブリーシス(Acyrthosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリシス(Adelges laricis)、アフィドラ・ナスチュルティ(Aphidula nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・フォルベシ(Aphis forbesi)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・ゴスシピイ(Aphis gossypii)、アフィス・グロスラリアエ(Aphis grossulariae)、アフィス・スケネイデリ(Aphis schneideri)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)、アフィス・サンブシ(Aphis sambuci)、アシルトシフォン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)、アウラコルツウム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・アルゲンチフォリー(Bemisia argentifolii)、ブラチーカウダス・カルデゥイ(Brachycaudus cardui)、ブラチーカウダス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラチーカウダス・ペルシカエ(Brachycaudus persicae)、ブラチーカウダス・プルニコラ(Brachycaudus prunicola)、ブレビコリネ・ブラシイーカ(Brevicoryne brassicae)、カピトホルス・ホルニ(Capitophorus horni)、セロシィファ・ゴシィープイ(Cerosipha gossypii)、ケトシフォン・フラガエフォリ(Chaetosiphon fragaefolii)、クリプトマイズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ドレフュシア・ノルドマンニィアナエ(Dreyfusia nordmannianae)、ドレフュシア・ピセェア(Dreyfusia piceae)、ディサフィス・ラジコラ(Dysaphis radicola)、ディサウラコルツム・スードソラニ(Dysaulacorthum pseudosolani)、ディサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)、ディサフィス・ピリ(Dysaphis pyri)、エムポアスカ・ファバエー(Empoasca fabae)、ハイアロプテルス・プルニ(Hyalopterus pruni)、ヤイペロマイズス・ラクツカエ(Hyperomyzus lactucae)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、マクロシフム・オイフォルビア(Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフォン・ロザエ(Macrosiphon rosae)、メグーラ・ビシア(Megoura viciae)、メラナフィス・ピラリウス(Melanaphis pyrarius)、メトポロフィウム・ディルホダム(Metopolophium dirhodum)、ミゾデス・ペルシカエ(Myzodes persicae)、マイズス・アスカロニクス(Myzus ascalonicus)、ミザス・セラシー(Myzus cerasi)、マイズス・バリアンス(Myzus varians)、ナソノビア・リビス−ニグリ(Nasonovia ribis-nigri)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、ペムフィガス・バルサリウス(Pemphigus bursarius)、ペルキンシェラ・サッカリシダ(Perkinsiella saccharicida)、フォロドン・フムリー(Phorodon humuli)、プシーラ・マリ(Psylla mali)、プシーラ・ピリ(Psylla piri)、ロパロミーズス・アスカロニカス(Rhopalomyzus ascalonicus)、ロパロシィフム・マイディス(Rhopalosiphum maidis)、ロパロシィフム・パジ(Rhopalosiphum padi)、ロパロシィフム・インセルツム(Rhopalosiphum insertum)、サパフィス・マラ(Sappaphis mala)、サパフィス・マリー(Sappaphis mali)、シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)、シゾネウラ・ラヌジイノサ(Schizoneura lanuginosa)、シトビオン・アヴェンアエ(Sitobion avenae)、トリアロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporariorum)、トキソプテラ・アウランチアンド(Toxoptera aurantiiand)、ビテウス・ビティフォリー(Viteus vitifolii)、シメックス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、シメックス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、レデュビウス・セニリス(Reduvius senilis)、トリアトマ種(Triatoma spp.)、及びアリルス・クリタツス(Arilus cristatus)、
膜翅目(Hymenoptera)のアリ、ミツバチ、スズメバチ及びハバチ、例えばアサリア・ロザエ(Athalia rosae)、アタ・セファロテス(Atta cephalotes)、アタ・カピグアラ(Atta capiguara)、アタ・ラエビガタ(Atta laevigata)、アタ・ロブスタ(Atta robusta)、アタ・セックスデンス(Atta sexdens)、アタ・テキサナ(Atta texana)、クレマオガステル属(Crematogaster spp.)、ホプロカンパ・ミヌタ(Hoplocampa minuta)、ホプロカンパ・テスチュディネア(Hoplocampa testudinea)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、ソレノプシス・リクテリ(Solenopsis richteri)、ソレノプシス・キシロニ(Solenopsis xyloni)、ポゴノマイルメクス・バルバツス(Pogonomyrmex barbatus)、ポゴノマイルメクス・カリフォルニクス(Pogonomyrmex californicus)、フェイドール・メガセファラ(Pheidole megacephala)、ダシムチラ・オシデンタリス(Dasymutilla occidentalis)、ボムブス種(Bombus spp.)、ベスプラ・スクアモサ(Vespula squamosa)、パララベスプラ・ブルガリス(Paravespula vulgaris)、パラベスプラ・ペンシルバニカ(Paravespula pennsylvanica)、パラベスプラ・ゲルマニカ(Paravespula germanica)、ドリコベスプラ・マクラタ(Dolichovespula maculata)、ベスパ・クラブロ(Vespa crabro)、ポリステス・ルビキノサ(Polistes rubiginosa)、カムポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)及びリネピテマ・フミレ(Linepithema humile)、
直翅目(Orthoptera)のコオロギ、バッタ、イナゴ、例えばアチタ・ドメスチカ(Acheta domestica)、グリーロタルパ・グリーロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、ロカスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプラス・ビビタタス(Melanoplus bivittatus)、メラノプラス・フェムル−ルブラム(Melanoplus femurrubrum)、メラノプラス・メキシカナス(Melanoplus mexicanus)、メラノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)、メラノプラス・スプレタス(Melanoplus spretus)、ノマダリクス・セプテムファシィアータ(Nomadacris septemfasciata)、シストセルサ・アメリカーナ(Schistocerca americana)、シストセルサ・グレガリア(Schistocerca gregaria)、ドシオスタウルス・マロッカヌス(Dociostaurus maroccanus)、タキシネス・アシーナモラス(Tachycines asynamorus)、オエダレウス・セネガレンシス(Oedaleus senegalensis)、ゾノゼルス・バリエガツス(Zonozerus variegatus)、ヒエログリフス・ダガネンシス(Hieroglyphus daganensis)、クラウサリア・アングリフェラ(Kraussaria angulifera)、カリプタムス・イタリクス(Calliptamus italicus)、コルトイセテス・テルミニフェラ(Chortoicetes terminifera)及びロクスタナ・パラダリナ(Locustana pardalina)、
アラクノイデア(Arachnoidea)、例えば、ヒメダニ(Argasidae)科、マダニ(Ixodidae)科及びヒゼンダニ科(Sarcoptidae)科のダニ類(Acarina)、例えばアムブリオンマ・アメリカナム(Amblyomma americanum)、アムブリオンマ・バリエガタム(Amblyomma variegatum)、アムブリオンマ・マクラツム(Ambryomma maculatum)、アルガス・ペルシカス(Argas persicus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus annulatus)、ブーフィラス・デコロラタス(Boophilus decoloratus)、ブーフィラス・ミクロプラス(Boophilus microplus)、ブレビパルパス・フォエニシス(Brevipalpus phoenicis)、デルマセントール・シルバラム(Dermacentor silvarum)、デルマセントール・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)、デルマセントール・バリアビリス(Dermacentor variabilis )、ヒアロムマ・トランカタム(Hyalomma truncatum)、イクソデス・リシナス(Ixodes ricinus)、イクソデス・ルビカンダス(Ixodes rubicundus)、イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)、イクソデス・ホロシクルス(Ixodes holocyclus)、オルニトドラス・マウバタ(Ornithodorus moubata)、オルニトドラス・ヘルミシ(Ornithodorus hermsi)、オルニトドラス・ツリカタ(Ornithodorus turicata)、オルニトニスス・バコチ(Ornithonyssus bacoti)、オトビウス・メグニニ(Otobius megnini)、ダルマニサス・ガリーナエ(Dermanyssus gallinae)、プソロプテス・オビス(Psoroptes ovis)、リピセファルス・サングイネアス(Rhipcephalus sanguineus)、リピセファルス・アッペンジクラツス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセファルス・エベルトシ(Rhipicephalus evertsi)、サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei)、及びフシダニ属(Eriophyidae spp.)、例えば、アクルス・スクレクテンダリ(Aculus schlechtendali)、フィロカプトルタ・オレイボラ(Phyllocaptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラタス(Polyphagotarsonemus latus)、ホコリダニ科亜種(Tarsonemidae spp.)、例えば、フィトネムス・パリズス(Phytonemus pallidus)およびポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus);ヒメハダニ属(Tenuipalpidae spp.)、例えば、ブレビパルプス・ホエニシス(Brevipalpus phoenicis);ハダニ属(Tetranychidae spp.)、例えば、テトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・カンザワイ(Tetranychus kanzawai)、テトラニクス・パシフィクス(Tetranychus pacificus)、テトラニクス・テラリウス(Tetranychus telarius)及びテトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、パノニクス・ウルミ(Panonychus ulmi)、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)、並びにオリゴニクス・プラテンシス(oligonychus pratensis)、クモ類(クモ目(Araneida ))、例えば、クロゴケグモ(Latrodectus mactans)及びドクイトグモ(Loxosceles reclusa)、
ノミ類(ノミ目)(Siphonaptera)、例えば、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、スナノミ(Tunga penetrans)及びヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)、
セイヨウシミ類、マダラシミ類(シミ目)、例えばセイヨウシミ(Lepisma saccharina)及びマダラシミ(Thermobia domestica)、
ムカデ類(ムカデ綱)、例えばスクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)、
ヤスデ類(ヤスデ綱)、例えば、ナルセウス属(Narceus spp.)、
ハサミムシ類(ハサミムシ目)、例えばヨーロッパクギヌキハサミムシ(Forficula auricularia)、
シラミ類(シラミ目(Phthiraptera))、例えばアタマジラミ(Pediculus humanus capitis)、コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ(Pthirus pubis)、ハエマトピヌス・エウリステルヌス(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ウシハジラミ(Bovicola bovis)、ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)、メナカンツス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)及びソレノポテス・カピラツス(Solenopotes capillatus)。
植物寄生線虫、例えば根コブ線虫、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria )、コロンビアネコブセンチュウ(Meloidogyne chitwoodi)、コーヒーネコブセンチュウ(Meloidogyne exigua)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)及び他のネコブセンチュウ属; シスト線虫、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida)、タバコシストセンチュウ(Globodera tabacum)及び他のGlobodera属、ムギシストセンチュウ(Heterodera avenae)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、テンサイシストセンチュウ(Heterodera schachtii)、クローバシストセンチュウ(Heterodera trifolii)、及び他のHeterodera属;種子につく線虫、アングイナ・フネスタ(Anguina funesta)、コムギツブセンチュウ(Anguina tritici)及び他のAnguina属;茎や葉につく線虫、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、イチゴセンチュウ(Aphelenchoides fragariae)、ハガレセンチュウ(Aphelenchoides ritzemabosi)及び他のAphelenchoides属;有刺(sting)線虫、Belonolaimus longicaudatus及び他のBelonolaimus属;松線虫、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)及び他のBursaphelenchus属;環状線虫、Criconema 属、Criconemella 属、Criconemoides属及びMesocriconema 属;茎や球根につく線虫、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)、キノコセンチュウ(Ditylenchus myceliophagus)及び他のDitylenchus 属;錐状線虫、Dolichodorus属;らせん状線虫、ナミラセンセンチュウ(Helicotylenchus dihystera)、Helicotylenchus multicinctus及び他のHelicotylenchus属、Rotylenchus robustus及び他のRotylenchus属;鞘状線虫、Hemicycliophora属及びHemicriconemoides属;Hirshmanniella属;槍状線虫、Hoplolaimus columbus、Hoplolaimus galeatus及び他のHoplolaimus属;ニセネコブ線虫、Nacobbus aberrans及び他のNacobbus属;針状線虫、Longidorus elongates及び他のLongidorus属;ピン状線虫、Paratylenchus 属;病変線虫、Pratylenchus brachyurus、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、ピンセンチュウ(Pratylenchus curvitatus)、Pratylenchus goodeyi、Pratylencus neglectus、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus scribneri)、クルミネグサレセンチュウ(Pratylenchus vulnus)、モロコシネグサレセンチュウ(Pratylenchus zeae)及び他のPratylenchus属;Radinaphelenchus cocophilus及び他のRadinaphelenchus属;穿孔(burrowing)線虫、バナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)及び他のRadopholus属; 腎臓形線虫、ニセフクロセンチュウ(Rotylenchulus reniformis)及び他のRotylenchulus属;Scutellonema属;短根(stubby root)線虫、Trichodorus primitivus及び他のTrichodorus属;Paratrichodorus minor及び他のParatrichodorus属;発育阻害線虫、イシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)、Tylenchorhynchus dubius及び他のTylenchorhynchus属及びMerlinius属;柑橘線虫、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)及び他のTylenchulus属;ダガー(dagger)線虫、アメリカオオハリセンチュウ(Xiphinema americanum)、ブドウオオハリセンチュウ(Xiphinema index)、Xiphinema diversicaudatum及び他のXiphinema属;並びに他の植物寄生線虫属。
更に、本発明の混合物は、ムカデ綱及びヤスデ綱、等翅目、ゴキブリ目、双翅目、革翅目、半翅目、膜翅目、直翅目、ノミ目、シミ目、シラミ目、Parasitiformes、コナダニ(acarina)及びマダニ科の防除に特に有用である。
本発明の混合物は、上記の分類(目)から選択される非農作物害虫の防除に最も有用である。
本発明の混合物又は化合物I及びIIを、一般的な製剤、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、ダスト、粉末、ペースト及び顆粒に変換することが可能である。使用形態は、特定の目的に基づいて決定される;いずれの場合にも、本発明の混合物の微細且つ均一な分配が保証されるべきである。
製剤は、公知の方法、例えば活性化合物を、溶剤及び/又は担体、所望により乳化剤及び分散剤を用いて増量することによって調製される。
好適な溶剤/助剤の例示は、
・水、芳香族溶剤(例えば、Solvesso製品、キシレン)、パラフィン類(例えば、鉱油留分)、アルコール類(例えば、メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(例えば、シクロヘキサノン、ガンマ−ブチロラクトン)、ピロリドン(NMP、NOP)、アセテート(グリコールジアセテート)、グリコール、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸及び脂肪酸エステルであり、原則として、溶剤混合物も使用可能であり、
・担体、例えば摩砕天然物質(例えば、カオリン、クレイ、タルク、白亜)及び摩砕合成物質(例えば、高分散シリカ、シリケート);乳化剤、例えば非イオン性及びアニオン性乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホネート及びアリールスルホネート)、そして分散剤、例えばリグノ亜硫酸廃液及びメチルセルロースである。
好適な界面活性剤は以下のものである:リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、脂肪アルコールスルフェート、脂肪酸及び硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル、更に、スルホン化ナフタレン及びナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコールと脂肪アルコール/エチレンオキシドの縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、リグニン亜硫酸廃液及びメチルセルロース。
直接噴霧可能な溶液、エマルジョン、ペースト又は油分散液を調製するのに好適な物質は、中〜高沸点の鉱油留分、例えば灯油又はディーゼル油、更にはコールタール油、及び植物又は動物由来の油、脂肪族、環状及び芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン若しくはそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶剤、例えばジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン及び水である。
粉末、散布剤及びダスト剤は、有効物質と固体担体とを混合又は一緒に摩砕することにより製造することができる。
顆粒(例えば、被覆顆粒、含浸顆粒及び均質顆粒)は、活性化合物を固体担体に結合させることにより製造することができる。固体担体の例としては、鉱物土(例えば、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレイ、石灰石、石灰、白亜、赤土、黄土、クレイ、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム)、摩砕合成物質、肥料(例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素)及び植物性生成物(例えば、穀物粉、樹皮、木粉及びクルミ穀粉)、セルロース粉末及び他の固体担体である。
一般に、製剤は0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の、活性化合物の混合物を含む。活性化合物の混合物は、純度90〜100%、好ましくは95〜100%(NMRスペクトルによる)で使用される。
以下に、製剤の例を列挙する:
1.水により希釈するための製品
A)水溶性濃縮物(SL、LS)
10重量部の活性化合物を水又は水溶性溶剤に溶解する。或いは、湿潤剤又は他の助剤を添加する。活性化合物は、水で希釈すると溶解する。
B)分散性濃縮物(DC)
20重量部の活性化合物を、分散剤、例えばポリビニルピロリドンを加えてシクロヘキサノンに溶解する。水で希釈すると分散液が得られる。
C)乳化性濃縮物(EC)
15重量部の活性化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びエトキシル化ひまし油(それぞれ5%強度)を加えてキシレンに溶解する。水で希釈するとエマルジョンが得られる。
D)エマルジョン(EW、EO、ES)
40重量部の活性化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びエトキシル化ひまし油(それぞれ5%強度)を加えてキシレンに溶解する。この混合物を、乳化器(例、Ultraturax)を用いて水に導入し、均一なエマルジョンとする。水で希釈するとエマルジョンが得られる。
E)懸濁液(SC、OD、FS)
撹拌ボールミル中で、20重量部の活性化合物を、分散剤及び湿潤剤並びに水又は有機溶剤を加えて粉砕して、微細な活性化合物の懸濁液が得られる。水で希釈すると、活性化合物の安定な懸濁液が得られる。
F)水分散性顆粒及び水溶性顆粒(WG、SG)
50重量部の活性化合物を、分散剤及び湿潤剤を加えて微細に粉砕し、専門機器(例えば、押出器、噴霧塔、流動床)を用いて水分散性顆粒又は水溶性顆粒とする。水で希釈すると、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。
G)水分散性粉末及び水溶性粉末(WP、SP、WS)
75重量部の活性化合物を、分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを加えてローターステーターミル中で粉砕する。水で希釈すると、活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。
2.希釈しないで施用される製品
H)ダスト粉末(DP)
5重量部の活性化合物を微細に粉砕し、95%の微細に粉砕したカオリンと緊密に混合する。これにより、ダスト物質が得られる。
I)顆粒(GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の活性化合物を微細に粉砕し、95.5%の担体と結合させる。最新の方法は、押出、噴霧乾燥又は流動床である。これにより、希釈せずに施用する顆粒が得られる。
J)ULV溶液(UL)
10重量部の活性化合物を、有機溶剤、例えばキシレンに溶解する。これにより、希釈せずに施用する製品が得られる。
活性化合物の混合物は、それ自体で、その製剤の形態で、或いはこれらから調製される使用形態、例えば、直接噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液、分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト、散布剤又は顆粒の形態で、噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法によって用いることができる。使用形態は、使用目的に完全に基づいて決定される;いずれの場合にも、本発明の混合物の可能な限りの微細分配が保証されるべきである。
水性使用形態は、エマルジョン濃縮物、ペースト、又は湿潤可能の粉末(噴霧可能な粉末、油性分散液)から水の添加により製造することができる。エマルジョン、ペースト又は油分散液を製造するために、物質を、それ自体として又は油若しくは溶剤に溶解させて、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤を用いて水中で均質化することが可能である。或いは、混合物、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、適宜、溶剤又は油からなる濃縮物を調製することも可能であり、かかる濃縮物は、水での希釈に好適である。
直ぐに使用可能な調製物における活性化合物の混合物の濃度は、比較的広い範囲内で変化させることができる。一般に、その濃度は、0.0001〜10%、好ましくは0.01〜1%である。
活性化合物の混合物は、極微量法(ULV)により良好に使用されるが、95重量%を上回る活性化合物を含む製剤、又は添加剤を含まない活性化合物の混合物を施用することも可能である。
本発明の組成物は、他の有効成分、例えば他の農薬、殺虫剤、除草剤、肥料、例えば硝酸アンモニウム、尿素、カリ、及び過リン酸塩、植物に有害な物質及び植物生長調節剤、毒性緩和剤及び殺線虫剤を含んでいても良い。これらの追加の成分は、上述した組成物と連続して、又は一緒に使用されても良く、適宜、使用直前に添加されても良い(タンクミックス)。これらの薬剤は、本発明の混合物と1:10〜10:1の重量比で混合することができる。例えば、植物を他の有効成分で処理する前又は処理した後に、本発明の組成物を噴霧しても良い。
本発明の混合物及び方法は、害虫の防除に特に有用である。本発明の混合物は、昆虫、ダニ類及び線虫類の効果的な防除に好適である。本発明の混合物は、任意の及び全ての成長段階、例えば卵、幼虫、蛹、及び成虫に施用することが可能である。
害虫は、標的の害虫、その食糧、生育場所、繁殖地又はその所在場所に、殺虫有効量の本発明の混合物又はその混合物を含む組成物を接触させることによって防除され得る。
「所在場所」は、害虫が増殖している、又は増殖する可能性がある植物、種子、土壌、領域、材料又は環境を意味する。
一般に、「殺虫有効量」は、増殖に対する観測可能な効果(ネクローシス 、死滅、遅延、予防、除去、及び破壊の作用を含む)を得るために必要とされる本発明の混合物若しくはその混合物を含む組成物の量、又は標的の生物の発生及び活性を減じるのに必要とされる量を意味する。殺虫有効量は、本発明で用いられる各種の混合物/組成物に対して変更可能である。また、混合物/組成物における殺虫有効量は、例えば、所望の殺虫作用及び持続期間、天候、標的種、所在場所、施用方法等の一般的な条件に応じて変更されるであろう。
本発明の混合物又はこれらの混合物を含む組成物は、植物、或いは植物が生長する土壌又は水に接触させるステップを含む、昆虫、ダニ類又は線虫類による攻撃又はまん延から植物を保護するために使用され得る。
本発明の場合、植物なる用語は、植物全体、植物の一部又は植物の繁殖材料、例えば種子、種子片、移植、実生又は挿し木を称する。
本発明の混合物で処理され得る植物は、全ての遺伝子組み換え植物又はトランスジェニック植物、例えば、遺伝子工学法を含む品種改良に起因して除草剤、殺菌剤又は殺虫剤の作用に対して耐性を示す農作物、或いは例えば伝統的な品種改良法及び/又は突然変異体の生成によって、又は組み換え法によって生成され得る既存植物と比較した場合、変性された特質を有する植物を含む。
本発明の混合物の中には、浸透性作用を有することから、本発明の混合物を、葉の害虫に対する植物の芽の保護、並びに土壌の害虫に対する種子及び根の処理に使用することが可能である。種子処理なる用語は、当該分野で知られている全ての好適な種子処理技術、例えばシード・ドレッシング、シード・コーティング、シード・ダスティング、シード・ソーキング及びシード・ペレッティングが含まれる。
化合物I及び1種以上の化合物IIを、同時に、すなわち一緒に又は別個に、或いは連続して施用することが可能であり、別個に施用する場合の順番は、防除処理の結果にいかなる影響を与えないのが一般的である。
化合物I及び1種以上の化合物IIは、通常、500:1〜1:6000、好ましくは20:1〜1:50、特に10:1〜1:10、特に5:1〜1:20、極めて好ましくは5:1〜1:5、特に好ましくは2:1〜1:2、更に好ましくは4:1〜2:1、主として1:1の割合、或いは5:1、又は5:2、又は5:3、又は5:4、又は4:1、又は4:2、又は4:3、又は3:1、又は2:1、又は1:5、又は2:5、又は3:5、又は4:5、又は1:4、又は2:4、又は3:4、又は1:3、又は2:3、又は1:2、又は1:600、又は1:300、又は1:150、又は1:35、又は2:35、又は4:35、又は1:75、又は2:75、又は3:75、又は4:75、又は1:6000、又は1:3000、又は1:1500、又は1:350、又は2:350、又は3:350、又は4:350、又は1:750、又は2:750、又は3:750、又は4:750の重量比で施用される。
所望の効果に応じて、本発明の混合物の施用率は、5〜2000g/haであり、50〜1500g/haであるのが好ましく、特に50〜750g/haである。
また、本発明の混合物は、土壌の害虫に対して種子並びに実生の根及び芽の保護に好適である。
一般的な種子処理製剤は、例えば流動性濃縮剤FS、液剤LS、乾燥処理用粉剤DS、水分散性粉末WS若しくはスラリー処理用顆粒、水溶性粉末SS及びエマルションESを含む。種子への施用は、播種前、種子に直接、或いは後で予備発芽させた後に、播種時に、又は播種後に行う。FS製剤が好ましい。
種子を処理する場合、本発明の混合物の施用率は、100kgの種子当たり0.1〜10kgであるのが一般的である。化合物I及びII、又は化合物I及びIIの混合物を一緒に又は別個に施用するのは、播種前もしくは播種後、又は発芽前もしくは発芽後に、種子、実生、植物又は土壌に噴霧又は散布することによって行われる。
また、本発明は、植物の繁殖生成物、特に、上記で定義した混合物又は2種以上の有効成分の混合物を含む組成物又はそれぞれが1種の有効成分を含む2つ以上の組成物の混合物を含む、すなわちこれらで被覆され及び/又はこれらを含有する種子に関する。種子は、100kgの種子に対して、本発明の混合物を0.1g〜10kg、好ましくは1g〜5kg、最も好ましくは1g〜2.5kgの量にて含む。
本発明の混合物は、接触(土壌、ガラス、壁部、蚊帳、カーペット、植物部位又は動物部位を介して)と、摂取(餌又は植物部位)の両方によって、栄養交換と移転により効果的である。
好ましい施用方法は、水塊(water body)中に、土壌、亀裂及び割れ目、牧草地、大量の肥料、下水管を介して、水中に、床面、壁部に対して、又は外辺部噴霧施用及び餌播きによって行われる。
本発明の好ましい実施形態によると、本発明の混合物は、土壌施用を介して用いられる。土壌施用は、アリ、シロアリ、ハエ、コオロギ、グラブ、根ゾウムシ、根カブトムシ又は線虫に対して使用する場合に特に望ましい。
本発明の他の好ましい実施形態によると、非農作物害虫、例えばアリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギ、バッタ又はゴキブリ類に対して使用する場合、本発明の混合物を餌調製物に調製する。
餌は、液状、固形又は半固形の調製物(例、ゲル)であってもよい。組成物中で用いられる餌は、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギ等、又はゴキブリ類等の昆虫を刺激し、その餌を食べさせるのに十分に誘引性のある製品である。この誘引物質は、摂食刺激物質又はパラフェロモン及び/又は性フェロモンから選択することができる。適当な摂食刺激物質は、例えば、動物及び/又は植物タンパク質(肉粉、魚粉、血粉、昆虫の一部、コオロギ粉末、卵黄)から、動物及び/又は植物由来の油脂、又は単糖、オリゴ糖、若しくは多糖類、特にショ糖、乳糖、果糖、デキストロース、グルコース、デンプン、ペクチン、又は糖蜜若しくは蜂蜜から、或いは硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、若しくは酢酸アンモニウム等の塩から選択される。果実、作物、植物、動物、昆虫の新鮮な、若しくは腐りかけた一部、又はそれらの特定の一部も、摂食刺激物質としての機能を果たすことができる。フェロモンは、より昆虫特異的であることが知られている。特定のフェロモンは、文献に記載され、当業者に知られている。
エアロゾル(例、スプレー缶中)、オイルスプレー又はポンプスプレーとしての本発明の混合物の製剤は、ハエ、ノミ、ダニ、カ、バッタ、若しくはゴキブリ等の害虫を防除する専門家でない利用者に非常に適している。エアロゾル製剤は、活性混合物、溶剤、例えば低級アルコール(例、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール)、ケトン(例、アセトン、メチルエチルケトン)、約50〜250℃の範囲の沸点を有するパラフィン炭化水素(例、灯油)、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、水、更には助剤、例えば乳化剤、例えばソルビトールモノオレイン酸エステル、3〜7モルのエチレンオキシドを有するオレイルエトキシレート、脂肪アルコールエトキシレート、香油(例、精油)、中級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、芳香族カルボニル化合物、適宜、安定剤、例えば、安息香酸ナトリウム、両性界面活性剤、低級エポキシド、オルトギ酸トリエチル、そして必要により、噴射剤、例えばプロパン、ブタン、窒素、圧縮空気、ジメチルエーテル、二酸化炭素、亜酸化窒素、又はこれらのガスの混合物から構成されるのが好ましい。
オイルスプレー製剤は、噴射剤を使用しないという点でエアロゾル製剤とは異なる。
本発明の混合物及びそれらの各組成物を、蚊取り線香及び薫蒸コイル、煙カートリッジ、気化器プレート、長期気化器、又は他の加熱によらない気化システムにも使用することができる。
また、昆虫により伝染する感染症(例えば、マラリア、デング熱、黄熱病、リンパ管フィラリア症、及びリーシュマニア症)を、本発明の混合物及びそれらの各組成物で防除する方法は、小屋及び家屋の表面を処理すること、カーテン、テント、衣料品、蚊帳、ツェツェバエトラップ等にエアースプレー及び含浸させることを含む。繊維、織物、編物、不織布、網素材若しくはホイル、及び防水布に施用するための殺虫性組成物は、殺虫剤、必要により防虫剤、及び少なくとも1種の結合剤を含む混合物を含むのが好ましい。
本発明の混合物及びその混合物を含む組成物は、アリ及び/又はシロアリから、木製材料、例えば木、板塀、枕木、及び建物、例えば家、離れ家、製造所、並びに建設材料、家具、皮革、繊維、ビニール物品、電線、ケーブル等を保護するため、そして作物又はヒトに危害を加えること(例えば、害虫が家屋や公共施設へ侵入する場合)からアリ及びシロアリを防除するために使用され得る。本発明の混合物は、木製材料を保護するために周囲の土壌表面又は床下の土壌へ施用されるだけでなく、床下のコンクリート、アルコーブポスト、梁、合板、家具等の表面のような材木品、削片板、ハーフボード等の木製品、及びコーティングされている電線、ビニールシート等のビニール製品、スチレンフォーム等の断熱材にも施用される。作物又はヒトへ危害を加えるアリに対して施用する場合、本発明のアリ防除組成物は、アリの巣又はその周囲に直接施用されるか、或いは餌接触を介して施用される。また、本発明の混合物の化合物又は組成物は、害虫の発生が予想される場所に予防的に施用され得る。
土壌処理の場合又は害虫生息地若しくは巣へ施用する場合、活性成分の混合物の量は、100m当たり0.0001〜500gの範囲であり、0.001〜20gの範囲であるのが好ましい。
材料保護における通常の施用率は、例えば、処理される材料1mあたり0.01〜1000gの有効化合物混合物であり、0.1〜50gであるのが望ましい。
材料への含浸に使用する殺虫剤組成物は、一般に、0.001〜95重量%、好ましくは0.1〜45重量%、更に好ましくは1〜25重量%の有効成分混合物を含む。
餌組成物に使用する場合、有効成分の混合物の一般的な含有量は、0.0001〜15重量%であり、望ましくは0.001〜5重量%の有効化合物である。また、使用される組成物は、他の添加剤、例えば活性物質の溶剤、芳香剤、保存剤、染料又は苦味剤を含んでいても良い。その誘引性は、特定の色、形状又は質感によって高められる場合がある。
噴霧組成物で使用する場合、有効成分の混合物の含有量は、0.001〜80重量%であり、0.01〜50重量%であるのが好ましく、最も好ましくは0.01〜15重量%である。
作物の処理で使用する場合、本発明の有効成分の混合物の施用率は、1ヘクタールあたり0.1〜4000gの範囲であっても良く、望ましくは25〜600gであり、更に望ましくは50〜500gである。
また、本発明の目的は、害虫によるまん延又は感染に対する、ヒトを含む温血動物、及び魚の治療、管理、予防、及び保護に好適な混合物を提供することであった。動物及び/若しくはヒトに対する、又は動物及び/若しくはヒトにおける害虫の防除で遭遇し得る課題は、冒頭で記載された課題と同様である。すなわち、投与割合を低減すること、及び/又は活性範囲を広げること、及び/又はノックダウン活性と長期的防除性とを組み合せること、及び/又は耐性を管理することが必要である。
また、本発明は、ノミ目、膜翅目、半翅目、直翅目、ダニ目、シラミ目、及び双翅目の害虫によるまん延又は感染に対して、ヒトを含む温血動物及び魚を治療、管理、予防及び保護する方法であって、前記動物に対して殺虫有効量の本発明の混合物を経口的、局所的又は非経口的に投与又は施用するステップを含む方法を提供する。
更に本発明は、ノミ目、膜翅目、半翅目、直翅目、ダニ目、シラミ目、及び双翅目の害虫によるまん延又は感染に対する温血動物又は魚の治療、管理、予防又は保護に用いる組成物の製造方法であって、該組成物が殺虫有効量の本発明の混合物を含む前記方法を提供する。
上記の方法は、ウシ、ヒツジ、ブタ、ラクダ、シカ、ウマ、ニワトリ、ヤギ、イヌ及びネコ並びにヒト等の温血動物におけるまん延及び感染の防除及び予防に特に有用である。
シラミ、ハジラミ、ダニ、ハナウマバエ幼虫、ヒツジシラミバエ、アブ、ニクバエ、ハエ、ウシバエ幼虫、ツツガムシ、ブヨ、カ、ノミ(これらに限定されない)を含む、温血動物及び魚におけるまん延は、本発明の混合物によって防除、予防又は除去され得る。
本発明の混合物及びその混合物を含む組成物は、以下の害虫を効果的に駆除するのに特に好適である:
ノミ類(隠翅目):例えばネコノミ(Ctenocephalidea felis)、イヌノミ(C. canis)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopsis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、スナノミ(Tunga penetrans)、及びヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus);
アリ類、スズメバチ類、ハバチ類(膜翅目):例えばカブラハバチ(Athalia rosae)、Atta cephalotes、チャイロハキリアリ(Atta sexdens)、ハキリアリ(Atta texana)、Crematogaster spp.、Hoplocampa minuta、Hoplocampa testudinea、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、アカカミアリ(Solenopsis geminata)、アカミカミアリ(Solenopsis invicta)、S. richteri、S. xyloni、アカシュウカクアリ(Pogonomyrmex barbatus)、Pogonomyrmex californicus、Dasymutilla occidentalis、Bombus spp.、Vespula squamosa、Paravespula vulgaris、P. pennsylvanica、P. germanica、Dolichovespula maculata、モンスズメバチ(Vespa crabro)、バラアシナガバチ(Polistes rubiginosa)、Camponotus floridanus、及びアルゼンチンアリ(Linepitheum humile);
コオロギ類、バッタ類、イナゴ類(直翅目):例えばヨーロッパイエコオロギ(Acheta domestica)、ヨーロッパクギヌキハサミムシ(Forficula auricularia)、Gryllotalpa gryllotalpa、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、Melanoplus bivittatus、Melanoplus femur-rubrum、Melanoplus mexicanus、Melanoplus sanguinipes、Melanoplus spretus、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、アメリカイナゴ(Schistocerca americana)、Schistocerca peregrina、Stauronotus maroccanus、及びTachycines asynamorus;
ダニ目:例えばマダニ類(マダニ科)、例えばPhipicephalus sanguineus、又はダニ類、例えば中気門亜目、例えばイエダニ(Ornithonyssus bacoti)及びワクモ(Dermanyssus gallinae)、前気門類、例えばPymotes tritici、又はコナダニ亜目、例えばアシブトコナダニ(Acarus siro);
シラミ類(シラミ目):例えばアタマシラミ(Pediculus humanus capitis)、コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ(Pythirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、及びSolenopotes capillatus;
ハエ類、カ類(双翅目):例えばネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、ヤブカ(Aedes vexans)、メキシコミバエ(Anastrepha ludens)、Anopheles maculipennis、Anopheles crucinas、An. albimanus、An. Gambiae、An. freeborni、An. leucosphyrus、An. minimus、An. quadrimaculatus、ホホグロオビキンバエ(Calliphora vicina)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、ラセンウジバエ(Chrysomya bezziana)、Chrysomya hominivorax、Chrysomya macellaria、Chrysomya bezziana、サシバエ(Chrysops discalis)、C. silacea、C. atlanticus、ラセンムシハエ(Cochliomyia hominivorax)、ソルガムタマバエ(Contarinia sorghicola)、ヒトクイバエ(Cordylobia anthropophaga)、Culicoides furens、アカイエカ(Culex pipiens)、Culex nigripalpus、C. quinquefasciatus、C. tarsalis、Culiseta inornata、C. melanura、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、オリーブミバエ(Dacus oleae)、Dasineura brassicae、Dermatobia hominis、ヒメイエバエ(Fannia canicularis)、ウマバエ(Gasterophilus intestinalis)、ツェツェバエ(Glossina morsitans)、Glossina palpalis、G. fuscipes、G. tachinoides、ノサシバエ(Haematobia irritans)、Haplodiplosis equestris、Hippelates spp.、タマネギバエ(Hylemyia platura)、ウシバエ(Hypoderma lineata)、Leptoconops
torrens、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、Lucilia caprina、ヒツジキンバエ(Lucilia cuprina)、ヒロズキンバエ(Lucilia sericata)、Lycoria pectoralis、Mansonia titillanus、ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)、ヒツジバエ(Oestrus ovis)、Oscinella frit、Pegomya hysocyami、Phorbia antiqua、Phorbia brassicae、Phorbia coarctata、サシチョウバエ(Phlebotomus argentipes)、Psorophora columbiae、P. discolor、Prosimuliim mixtum、ミバエ(Rhagoletis cerasi)、リンゴミバエ(Rhagoletis pomonella)、Sarcophaga haemorrhoidalis、Sarcophaga sp.、Simuliim vittatum、サシバエ(Stomoxys calcitrans)、Tabanus bovinus、Tabanus atratus、T. lineola、T. similis、Tipula oleracea、及びTipula paludosa;
ナンキンムシ類(半翅目):例えばAcrosternum hilare、アメリカコバネナガカメムシ(Blissus leucopterus)、Cyrtopeltis notatus、アカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)、ホシカメムシ(Dysdercus intermedius)、ムギチャイロカメムシ(Eurygaster integriceps)、Euschistus impictiventris、Leptoglossus phyllopus、Lygus lineolaris、ミドリメクラカメムシ(Lygus pratensis)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、Piesma quadrata、Solubea insularis、Thyanta perditor、Acyrthosiphon onobrychis、カラマツカサアブラムシ(Adelges laricis)、Aphidula nasturtii、マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、イチゴネアブラムシ(Aphis forbesi)、ナシアブラムシ(Aphis pomi)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ハエアブラムシ(Aphis grossulariae)、Aphis schneideri、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、ニワトコアブラムシ(Aphis sambuci)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、Brachycaudus cardui、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、モモアブラムシ(Brachycaudus persicae)、ウメアブラムシ(Brachycaudus prunicola)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ホップアブラムシ(Capitophorus horni)、Cerosipha gossypii、イチゴケナガアブラムシ(Chaetosiphon fragaefolii)、Cryptomyzus ribis、Dreyfusia nordmannianae、Dreyfusia piceae、ギシギシネアブラムシ(Dysaphis radicola)、Dysaulacorthum pseudosolani、オオバコアブラムシ(Dysaphis plantaginea)、Dysaphis pyri、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、チシャミドリアブラムシ(Hyperomyzus lactucae)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、Macrosiphon rosae、Megoura viciae、Melanaphis pyrarius、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、Myzodes persicae、Myzus ascalonicus、ホップイボアブラムシ(Myzus cerasi)、カワリコブアブラムシ(Myzus varians)、レタスアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、レタス根アブラムシ(Pemphigus bursarius)、クロツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、ワタキジラミ(Psylla mali)、ナシキジラミ(Psylla piri)、Rhopalomyzus ascalonicus、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、リンゴクビレアブラムシ(Rhopalosiphum insertum)、ハナマルアブラムシ(Sappaphis mala)、リンゴマルアブラムシ(Sappaphis mali)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、Schizoneura lanuginosa、オートムギアブラムシ(Sitobion avenae)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ダイダイクロアブラムシ(Toxoptera aurantiiand)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)、トコジラミ(Cimex lectularius)、ネッタイトコジラミ(C. hemipterus)、クビアカサシガメ(Reduvius senilis)、Triatoma spp.、及びArilus critatus。
温血動物へ経口投与する場合、本発明の混合物は、動物飼料、動物飼料プレミックス、動物飼料濃縮物、丸剤、溶液剤、ペースト剤、懸濁液剤、ドレンチ剤、ゲル剤、タブレット剤、ボーラス剤、及びカプセル剤として製剤化されても良い。更に、本発明の混合物は、動物の飲用水の中に入れて動物に投与されても良い。経口投与の場合、選択される投与形式により、動物の体重1kgあたり1日0.01〜100mgの混合物が動物に提供される。
或いは、本発明の混合物は、動物に非経口的に、例えば胃内投与、筋肉内投与、静脈内投与、又は皮下投与により投与されても良い。皮下注射の場合、本発明の混合物は、生理学的に受容可能な担体に分散又は溶解されても良い。或いは、本発明の混合物は、皮下投与用インプラントに処方されても良い。更に、本発明の混合物は、動物に対して経皮的に投与されても良い。非経口投与の場合、選択される投与形式により、動物の体重1kgあたり1日0.01〜100mgの混合物が動物に提供される。
更に本発明の混合物は、ディップ剤、ダスト剤、粉剤、首輪式薬剤(collar)、メダル式薬剤(medallion)、スプレー剤、局所注液式製剤(spot-on and pour-on formulations)の形態で動物に局所的に施用されても良い。局所施用の場合、ディップ剤及びスプレー剤は、通常、0.5〜5000ppm、好ましくは1〜3000ppmの本発明の化合物を含む。更に、本発明の混合物は、動物、特に、ウシやヒツジ等の四足動物用の耳タグとして処方されても良い。
化合物及び混合物の殺虫作用を、以下の実験によって実証することが可能である:
マメクロアブラムシ(Bean Aphid)(アフィス・ファバエ(Aphis fabae))
活性化合物を、50:50のアセトン:水及び100ppmの界面活性剤Kinetic(登録商標)に処方する。
メトロミックス(Metro mix)中で生長させた第一対葉期のキンレンカ(品種「Mixed Jewel」)に、その試験植物上に寄生済み植物のカット片を配置することによって、実験室で飼育したアブラムシ約2〜30匹を寄生させる。植物カット片を、24時間後に除去する。各植物を試験溶液中に浸漬して、葉、茎、出芽種子表面及び周囲立体表面(surrounding cube surface)を完全に浸し、フュームフード中で乾燥させる。処理植物を蛍光灯連続照射下で約25℃にて維持する。アブラムシの死亡率を3日後に測定する。
ワタミゾウムシ(Boll weevil)(アンソノムス・グランディス(Anthonomus grandis))
有効化合物を、1:3のDMSO:水に処方する。10〜15個の卵を、水中における2%の寒天及び300ppmのホルマリンが充填されたマイクロタイタープレート中に配置する。卵に20μLの試験溶液を噴霧し、プレートを穿孔ホイルでシールし、24〜26℃及び75〜85%の湿度の条件下、3〜5日の昼/夜周期にて維持する。死亡率を、寒天の表面における残存未孵化卵もしくは幼虫、及び/又は孵化した幼虫による採掘溝(digging channel)の量及び深さに基づいて評価する。試験を2回繰り返す。
トビイロウンカ (Brown planthopper)(nilaparvata lugens)
有効化合物を、50:50のアセトン:水に処方する。鉢植えされたイネの実生に、10mLの試験溶液を噴霧し、空気乾燥し、ケージに配置し、そして10匹の成虫と共に保温する。24、72及び120時間後に死亡率を記録する。
コロラドハムシ(レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata))
ジャガイモ植物をバイオアッセイに利用する。切除した植物の葉を、活性化合物のアセトン/水(1:1)希釈液に浸す。葉を乾燥させた後、ペトリ皿の底における水で湿らせたろ紙上に別個に配置する。各皿に5〜7匹の幼虫を寄生させ、蓋で覆う。各処理希釈を4回繰り返す。試験皿を、約27℃及び60%の湿度で維持する。処理施用した5日後に、各皿において、生存幼虫と病的幼虫の数を算定し、死亡率を算出する。
ワタアブラムシ(cotton aphid)(aphis gossypii)
有効化合物を、50:50のアセトン:水及び100ppmの界面活性剤Kinetic(登録商標)に処方する。
子葉期の綿の植物(一鉢あたり1つの植物)を、主コロニーからの重度に寄生された葉を各子葉上に配置することにより寄生させる。アブラムシを一晩で宿主植物に移動させ、アブラムシの移動に使用した葉を取り除く。この子葉を試験溶液に浸漬し、乾燥させる。5日後、死亡率の測定を行う。
ササゲアブラムシ(cowpea aphid)(アフィス・クラキボラ(aphis craccivora))
有効化合物を、50:50のアセトン:水に処方する。種々の段階にある100〜150匹のアブラムシでコロニー形成された鉢植えされたササゲ植物に、害虫の個体数を記録した後、噴霧する。24、72及び120時間後に個体数の低減を記録する。
コナガ(Diamond back moth)(プルテーラ・キシロステーラ(plutella xylostella))
有効化合物を、50:50のアセトン:水、及び0.1%(体積/体積)の界面活性剤Alkamuls EL620に処方する。キャベツの葉の6cmの円盤状の葉片を、試験溶液に3秒間浸漬し、湿潤ろ紙を並べたペトリプレートにおいて空気乾燥する。円盤状の葉片を、10匹の三齢期の幼虫と共に保温し、25〜27℃及び湿度50〜60%の条件下で3日間維持する。処理してから72時間後の死亡率を評価する。
モモアカアブラムシ(Green Peach Aphid)(ミザス・ペルシカエ(Myzus persicae))
有効化合物を、50:50のアセトン:水、及び100ppmの界面活性剤Kinetic(登録商標)に処方する。
第二対葉期のトウガラシ植物(品種「California Wonder」)に、その試験植物の上に、寄生された葉の切片を配置することによって、約40匹の実験室で飼育したアブラムシを寄生させる。葉片を24時間後に除去する。寄生されていない植物の葉を、濃度の異なる試験化合物の溶液に浸漬し、乾燥させる。試験植物を、約25℃及び相対湿度20〜40%の条件下、蛍光灯(24時間光周期)下で維持する。5日後に処理植物におけるアブラムシ死亡率を、基準植物における死亡率と比較して測定する。
チチュウカイミバエ(Mediterranean fruitfly)(セラティティス・カピタタ(Ceratitis capitata))
有効化合物を、1:3のDMSO:水に処方する。50〜80個の卵を、水中における0.5%の寒天及び14%の食餌で充填されたマイクロタイタープレートに配置する。卵に5μLの試験溶液を噴霧し、プレートを穿孔ホイルでシールし、そして27〜29℃及び湿度75〜85%の条件下、蛍光灯下で6日間維持する。死亡率を、孵化した幼虫の敏捷性に基づいて評価する。試験を2回繰り返す。
ツマグロヨコバイ(Rice green leafhopper)(ネフォテチクス・ビレスセンス(Nephotettix virescens))
イネの実生を噴霧の24時間前に洗浄し、イッシュ(ished)する。有効化合物を、50:50のアセトン:水に処方し、0.1%(体積/体積)の界面活性剤(EL620)を添加する。鉢植えされたイネの実生に5mLの試験溶液を噴霧し、空気乾燥し、ケージに配置し、そして10匹の成虫と共に保温する。処理されたイネを28〜29℃及び相対湿度50〜60%の条件下で維持する。72時間後に死亡率を記録する。
イネホッパー(Rice plant hopper)(ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens))
イネの実生を噴霧の24時間前に洗浄し、イッシュ(ished)する。有効化合物を、50:50のアセトン:水に処方し、0.1%(体積/体積)の界面活性剤(EL620)を添加する。鉢植えされたイネの実生に5mLの試験溶液を噴霧し、空気乾燥し、ケージに配置し、そして10匹の成虫と共に保温する。処理されたイネを28〜29℃及び相対湿度50〜60%の条件下で維持する。72時間後に死亡率を記録する。
シルバーリーフコナジラミ(Silverleaf whitefly)(ベミシア・アルゲンチフォリー(bemisia argentifolii))
有効化合物を、50:50のアセトン:水及び100ppmの界面活性剤Kinetic(登録商標)に処方する。
選択された綿の植物を子葉期まで生長させる(一鉢あたり1本の植物)。この子葉を試験溶液中に浸漬して、その葉を十分に濡らし、風通しのよい場所に配置して乾燥させる。処理した実生を入れた各鉢植えを、プラスチックカップの中に配置し、10〜12匹のコナジラミ成虫(約3〜5日齢)を導入する。アスピレーターと、バリアピペット(barrier pipette)先端部に連結された0.6cmの無毒TygonO管(R−3603)とを使用して、これらの昆虫を捕集する。その後、捕集された昆虫を含む先端部を、処理植物が植えられている土壌中に静かに挿入し、先端部から昆虫を這い出させ、摂食のために葉まで到達させる。カップを、再使用可能なスクリーン蓋(Tetko Inc社製の150ミクロンメッシュポリエステルスクリーンPeCap)で覆う。カップ内部に熱が溜まるのを防ぐために、蛍光灯(24時間光周期)に直接暴露されることを避けつつ、試験植物を、約25℃及び相対湿度20〜40%の維持室で3日間維持する。植物を処理してから3日後に、死亡率を評価する。
南部アワヨトウ(Southern armyworm)(スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania))、二齢期の幼虫
有効化合物を、昆虫及びクモ類に対する活性を試験するため、35%のアセトンと水の混合物における10.000ppm溶液として処方し、必要により、水で希釈する。
長さ7〜8cmに伸びたライマメ(Sieva lima bean)の葉を、撹拌しつつ試験溶液に3秒間浸漬し、フード中で乾燥させる。その後、湿らせたろ紙を底に敷き、10匹の二齢期の毛虫を入れた100×10mmのペトリ皿に葉を配置する。5日目に死亡率、摂食の減少、又は通常の脱皮における何らかの障害について観察する。
ニセアメリカタバコガ(Tobacco Budworm)(ヘリオシス・ビレスセンス(Heliothis virescens))
二葉の綿の植物をバイオアッセイに利用する。切除した植物の葉を、活性化合物のアセトン/水(1:1)希釈液に浸漬する。葉を乾燥させた後、それらをペトリ皿の底における水で湿らせたろ紙に別個に配置した。各皿に5〜7匹の幼虫を寄生させ、蓋で覆う。各処理希釈を4回繰り返す。試験皿を、約27℃及び湿度60%で維持する。処理施用した5日後に、各皿において、生存幼虫と病的幼虫の数を評価し、死亡率を算出する。
ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)−試験プロトコル番号II
有効化合物を、1:3のDMSO:水に処方する。15〜25個の卵を、食餌が充填されたマイクロタイタープレートに配置する。卵に10μLの試験溶液を噴霧し、プレートを穿孔ホイルでシールし、そして27〜29℃及び湿度75〜85%の条件下、蛍光灯下で6日間維持する。死亡率を、孵化した幼虫の敏捷性と比較摂取に基づいて評価する。試験を2回繰り返す。
ナミハダニ(テトラニカス・ウルチィカエ(Tetranychus urticae)、OP−耐性菌株)
有効化合物を、50:50のアセトン:水及び100ppmの界面活性剤Kinetic(登録商標)に処方する。
7〜12cmに伸びた初生葉を有するライマメ(Sieva lima bean)植物を、それぞれに、主コロニーから得られた寄生された葉(約100匹のダニが付着)の小片を配置することによって寄生させる。これは、ダニが試験植物の方へ移動し卵を産むことができるように、処理の約2時間前に行う。ダニを移動させるのに使用された葉片を除去する。この新しく寄生させた植物を試験溶液に浸漬し、乾燥させる。この試験植物を、約25℃及び相対湿度20〜40%の条件下、蛍光灯(24時間光周期)下にて維持する。5日後、1枚の葉を取り出し、死亡率の測定を行う。
ベッチアブラムシ(vetch aphid)(メグーラ・ビシア(Megoura viciae))
有効化合物を、1:3のDMSO:水に処方する。マメの円盤状の葉片を、0.8%の寒天及び2.5ppmのOPUS(登録商標)が充填されたマイクロタイタープレートに配置する。円盤状の葉片に2.5μLの試験溶液を噴霧し、マイクロタイタープレートに5〜8匹の成虫のアブラムシを配置し、その後、密閉して、22〜24℃及び35〜45%の条件下、蛍光灯下で6日間維持する。死亡率を、元気な、繁殖されたアブラムシに基づいて評価する。試験を2回繰り返す。
コムギアブラムシ(Wheat aphid)(ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi))
有効化合物を、1:3のDMSO:水に処方する。オオムギの円盤状の葉片を、0.8%の寒天及び2.5ppmのOPUS(登録商標)が充填されたマイクロタイタープレートに配置する。円盤状の葉片に2.5μLの試験溶液を噴霧し、マイクロタイタープレートに3〜8匹の成虫のアブラムシを配置し、その後、密閉して、22〜24℃及び湿度35〜45%の条件下、蛍光灯下で5日間維持する。死亡率を、元気なアブラムシに基づいて評価する。試験を2回繰り返す。
殺線虫性評価
試験化合物を調製し、5%のアセトン及び界面活性剤としての0.05%のTWEEN20(ポリオキシエチレン(2)ソルビタンモノラウレート)を用いて水性製剤に製剤化する。
根こぶ線虫に対する試験手順(Meloidogyne hapla及びMeloidogyne incognita)
トマト(Bonny Best 品種)の種子をフラットにおいて発芽させ、その後、最初の本葉段階にて、実生を栽培セルに移す。セル中の土壌は、砂壌土と粗砂との1:1の混合物である。移植したものを、温室中で1週間維持する。化合物を、土壌浸漬液として、1つの栽培セルあたり1mL施用する。各処理を3回繰り返す。その後、同日に、植物に、2種類の根こぶ線虫(Meloidogyne hapla及びM. incognita)の混合個体群からなるJ2線虫の水性懸濁液を、1つのセルあたりに、1000匹のJ2を含む1mLを接種する。植物を、接種後に湿潤感染チャンバー内で1日維持し、その後、温室に移し、評価のために根系を採取するまで底面灌水(bottom-waterd)する。
接種してから2週間後、トマトの根系を採取し、そして各々の根系における根こぶ(root-knot gall)の数を数える。
殺線虫活性は、根こぶの低減割合として、以下のように計算する:
T=処理に対する根こぶの平均数
SB=溶剤ブランク対照に対する根こぶの平均数
根こぶの低減割合=((SB−T)/SB)100%。
東部地下シロアリ(Eastern subterranean termites)(レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes))及びイエシロアリ(Formosan subterranean termites)(コプトテルメス・フォルモサヌス(Coptotermes formosanus))
毒性処理(1.0%の試験化合物 w/w)を、アセトン溶液中で4.25cm(直径)のろ紙(VWR#413 、定性)に施す。処理濃度(試験化合物の%)は、106.5mgのろ紙1枚当たりの平均重量に基づいて算出する。処理溶液を調節して、アセトン213mL(ろ紙の飽和に必要な容量)中でろ紙1枚当たりに必要とされる毒物(mg)量を与える。未処理対照に対して、アセトンのみを施す。処理されたろ紙を通気してアセトンを蒸発させ、0.25mLの水で湿らせ、ぴったり閉まる蓋で50×9mmのペトリ皿に密閉する(各皿の横にシロアリが入るための3mm孔有り)。
各皿の底面に薄層に広げられた細砂10gが入った100×15mmのペトリ皿中でシロアリバイオアッセイを行う。各皿の側面に対して、更に2.5gの砂を堆積させる。堆積された砂に2.8mLの水を供給して砂を湿らせる。バイオアッセイの間、必要に応じて水を皿に加え、高水分含量を維持する。バイオアッセイは、1つの試験皿あたり、1枚の処理されたフィルター(内側に入れる)と30匹の働きシロアリを用いて行う。各処理レベルを2枚の試験皿で繰り返す。試験皿を、約25℃及び湿度85%の条件下で12日間維持し、死亡率を毎日観察する。
ランアザミウマ(Orchid thrips)(ジクロモトリプス・コルベッチ(dichromothrips corbetti))
バイオアッセイに用いるdichromothrips corbetti成虫は、実験室条件下で連続的に維持されるコロニーから得られる。試験目的のために、試験化合物を、0.01%のKineticの界面活性剤を加えたアセトン:水の1:1混合物で500ppm(wt化合物:vol希釈剤)の濃度に希釈する。
各化合物のアザミウマに対する効力は、花浸漬技術(floral-immersion technique)を用いて評価する。試験場所としてプラスチック製ペトリ皿を用いる。個々の、寄生されていない蘭の花の全ての花弁を処理溶液に約3秒間浸漬し、2時間乾燥させる。処理された花を、10〜15匹の成虫アザミウマと共に各ペトリ皿に配置する。その後、ペトリ皿を蓋で覆う。アッセイ中、全ての試験場所を、連続光及び約28℃の温度下にて保持する。4日後、各花上と、各ペトリ皿の内壁に沿って、生存しているアザミウマの数を数える。前処理されたアザミウマの数からアザミウマ死亡率レベルを推定する。
ネッタイシマカ(Yellowfever mosquitos)(アエデス・アエギプチ(aedes aegypti))
試験化合物(アセトン中において1容量%)を、第四齢のaedes aegyptiを入れたガラス皿中における水に施用する。試験皿を約25℃で維持し、死亡率を毎日観察する。各試験を3枚の試験皿で繰り返す。
試験方法
1.ガラス接触によるアルゼンチンアリ 、収穫アリ、アクロバット・アント(acrobat ant)、オオアリ(carpenter ant)、ヒアリ(fire ant)、イエバエ、サシバエ、ニクバエ、ネッタイシマカ、イエカ、マラリアカ、チャバネゴキブリ、ネコノミ、及びブラウン・イヌダニ(brown dog tick)に対する活性
ガラス製バイアル(20mLのシンチレーションバイアル)を、0.5mLの、有効成分をアセトンに溶解した溶液で処理する。それぞれのバイアル瓶を蓋をせずに約10分間回転させて、有効成分によりバイアル瓶を完全に被覆させ、アセトンを完全に乾燥させる。昆虫又はダニを、それぞれのバイアル中に配置する。バイアルを22℃に維持して、種々の時間間隔で処理効果を観察する。結果を表Iに示す。
2. 土壌接触によるアルゼンチンアリ、アクロバット・アント、オオアリ、ヒアリ、及び東部地下シロアリに対する活性
アリの場合、試験をペトリ皿中で行う。水中における1%の寒天の薄層をペトリ皿に施し、フロリダ砂土(Florida sandy soil)を寒天に撒く(小さな皿に対して5g及び大きな皿に対して11g)。有効成分をアセトンに溶解し、砂に施す。皿を通気してアセトンを蒸発させ、アリをまん延させ、被覆する。各皿に対して、20%の蜂蜜水溶液を配置する。皿を22℃で維持し、種々の時間間隔で死亡率を観察する。
シロアリの場合、1%の寒天の薄層をペトリ皿に施す。前処理された土壌の薄層を寒天に撒く。土壌処理の場合、有効成分を、重量対重量基準(weight-to-weight basis)でアセトンに希釈し、100gの土壌に組み込む。土壌を広口瓶に配置し、48時間通気する。土壌の水分レベルを、7mLの水を添加することによって圃場容水量にする。各皿に、働きシロアリを導入する。小片のろ紙を、1日後、食料源として各皿に配置し、更に土壌の水分を維持するために必要に応じて水を添加する。試験皿を、25℃及び相対湿度約80%の暗室インキュベーターで維持する。シロアリの死亡率を毎日観察する(死亡又は直立不可能で且つ弱い動きだけを示す)。結果を表Iに示す。
3.餌によるアルゼンチンアリ、アクロバット・アント、オオアリ、ヒアリ、イエバエ、東部地下シロアリ、イエシロアリ、及びチャバネゴキブリに対する活性
アルゼンチンアリ、アクロバット・アント、及びオオアリの場合、試験をペトリ皿中で行う。アリに給水源を与えた後、24時間、餌の供給について飢餓状態とする。20%蜂蜜/水溶液、又は粉末キャットフードのいずれかを用いて餌を調製する。有効成分をアセトンに溶解して餌に加える。0.2mLの処理済み蜂蜜水溶液又は150mgの処理済みキャットフードをキャップに入れて、各皿に加える。皿を覆い、22℃の温度条件下で維持する。アリの死亡率を毎日観察する。結果を表Iに示す。
ヒアリの場合、ひき割りトウモロコシ(corn grit)を餌の基材として用いる。脱脂ひき割りトウモロコシ(80%)、大豆油(19.9%)、アセトン及び有効成分(0.1%)の混合物を用いて、ひき割りトウモロコシ餌を調製する。ペトリ皿に給水源を与える。ヒアリの成虫を各皿に配置する。翌日、250mgの餌を餌容器に入れて皿に配置する。アリの死亡率を毎日観察する。結果を表Iに示す。
イエバエの場合、餌試験は、羽化後2〜5日齢の成虫で行う。有効成分をアセトンに溶解し、粉乳及び砂糖の1:1混合物からなる餌基材に加えた後、乾燥させる。アッセイを広口瓶の中で行い、浅皿に入れた250mgの餌をそれぞれの広口瓶の底に置く。イエバエを、餌の入った広口瓶に入れ、蓋をする。試験瓶を22℃に保持する。試験広口瓶を、処理の4時間後に、ノックダウン(死亡及び病的状態(直立できない))について観察する。結果を表Iに示す。
シロアリの場合、アセトンに溶解した有効成分をろ紙に施用する。有効成分の%は、ろ紙の重量に基づいて計算する。非処理対照には、アセトンのみを施用する。処理されたろ紙を通気して、アセトンを蒸発させ、mLの水で湿らせて、砂と共にペトリ皿に配置する。試験中、必要に応じて水を加える。試験皿当たり1枚の処理されたろ紙及び約30匹の働きシロアリを用いて、バイオアッセイを行う。試験皿を25℃及び相対湿度約85%に維持し、毎日、死亡率(死亡、又は瀕死の昆虫)又は中毒状態について観察する。死んだ昆虫若しくは瀕死の昆虫は、毎日取り除く。結果を表Iに示す。
ゴキブリの場合、通気性のある蓋付きのプラスチック製ゴキブリボックスを、実験の場として使用する。この実験領域の上部3〜4cmをワセリン及び鉱油で処理して、ゴキブリが逃げないようにする。必要に応じて水を与える。餌は、粉末キャットフードを用いて調製し、有効成分をアセトンに溶解して、重量対重量の比率で導入する。処理されたキャットフードを乾燥させる。ゴキブリをボックス内に入れ、餌を入れる前の24時間を飢餓状態とする。ボックス当たり0.03gの餌を秤量皿に入れる。ボックスを22℃に維持し、毎日ゴキブリの死亡率を観察する。結果を表Iに示す。
4.水処理を介したネッタイシマカ、ネッタイイエカ(southern house mosquito)、及びマラリアカの幼虫に対する活性
ウェルプレートを実験の場として使用する。有効成分をアセトンに溶解し、水で希釈して、必要な濃度を得る。約1%のアセトンを含む最終溶液を各ウェルに配置する。1mLの水における約10匹のカの幼虫(四齢)を各ウェルに加える。幼虫には、毎日1滴のレバーパウダーを与える。皿を覆い、22℃に維持する。死亡率を毎日記録し、死んだ幼虫、及び生きた、又は死んだサナギを毎日取り除く。実験の終了時に生存している幼虫を記録し、死亡率を計算する。結果を表Iに示す。
各試験を、少なくとも2回繰り返す。
2種類の混合パートナー(X及びY)の間における防除割合に関する相乗効果の存在を、コルビー(Colby)の式(Colby, R.S., 1967, Calculating Synergistic and Antagonistic Responses of Herbicide Combinations, Weeds, 15, 20-22)を用いて計算する:
E=XY/100
観察された防除効果の組み合わせが、予想される防除効果の組み合わせ(E)より大きい場合、組み合わせ効果は相乗的である。
以下の試験結果は、本発明の混合物が、単一の活性の計算された合計と比較して、相乗効果を証明する著しく増大した活性を示すことを明らかにした。
Figure 2009534352
Figure 2009534352

Claims (17)

  1. 有効成分として、
    1)化合物I−1〜I−8:
    CFHCFCFCFCHC(CN)CHCHCF(化合物I−1;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
    CF(CHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−2;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロ−ヘプチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
    CF(CHC(CN)(CHC(CFF(化合物I−3;名称:2−(3,4,4,4−テトラフルオロ−3−トリフルオロメチル−ブチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
    CF(CHC(CN)(CH(CFCF(化合物I−4;名称:2−(3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−ヘキシル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
    CFH(CFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−5;名称:2,2−ビス−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−マロノニトリル);
    CF(CHC(CN)CH(CFCF(化合物I−6;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−ペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
    CF(CFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−7;名称:2−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−ブチル)−2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−マロノニトリル);又は
    CFCFCHC(CN)CH(CFCFH(化合物I−8;名称:2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−ペンチル)−2−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−プロピル)−マロノニトリル);
    から選択されるマロノジニトリル化合物と、
    2)以下の化合物:
    A.1.オルガノ(チオ)ホスフェート:アセフェート、アザメチホス、アジンホス−メチル、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロルフェンビンホス、ジアジノン、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミドホス、メチダチオン、メチル−パラチオン、メビンホス、モノクロトホス、オキシデメトン−メチル、パラオクソン、パラチオン、フェントエート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホレート、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テトラクロルビンホス、テルブホス、トリアゾホス、トリクロルホン;
    A.2.カルバメート: アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、フェノキシカルブ、フラチオカルブ、メチオカルブ、メトミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、トリアザメート;
    A.3.ピレスロイド:アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、シハロトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、デルタメトリン、エムペントリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、イミプロトリン、ラムダ−シハロトリン、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリンI及びII、レスメトリン、シラフルオフェン、タウ−フルバリネート、テフルトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、ジメフルトリン;
    A.4.生長調節剤:a)キチン合成阻害剤:ベンゾイル尿素:クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン;ブプロフェジン、ジオフェノラン、ヘキシチアゾックス、エトキサゾール、クロフェンタジン;b)エクジソン拮抗薬:ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、アザディラクチン;c)昆虫成長抑制剤:ピリプロキシフェン、メトプレン、フェノキシカルブ;d)脂質生合成阻害剤:スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト;
    A.5.ニコチン受容体作用薬/拮抗薬化合物:クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、アセタミプリド、チアクロプリド;式Γ1
    Figure 2009534352
    で表されるチアゾール化合物;
    A.6.GABA拮抗薬化合物:アセトプロール、エンドスルファン、エチプロール、フィプロニル、バニリプロール、ピラフルプロール、ピリプロール、式Γ2
    Figure 2009534352
    で表されるフェニルピラゾール化合物;
    A.7.大環状ラクトン殺虫剤:アバメクチン、エマメクチン、ミルベメクチン、レピメクチン、スピノサド;
    A.8.METI I化合物:フェナザキン、ピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、フルフェネリム;
    A.9.METI II及びIII化合物:アセキノシル、フルアチプリム、ヒドラメチルノン;
    A.10.脱共役剤化合物:クロルフェナピル;
    A.11.酸化的リン酸化阻害剤化合物:シヘキサチン、ジアフェンチウロン、フェンブタチンオキシド、プロパルギット;
    A.12.脱皮撹乱物質化合物:シロマジン;
    A.13.混合機能オキシダーゼ阻害剤化合物:ピペロニルブトキシド;
    A.14.ナトリウムチャネル阻害薬化合物:インドキサカルブ、メタフルミゾン;
    A.15.各種:ベンクロチアズ、ビフェナゼート、カルタップ、フロニカミド、ピリダリル、ピメトロジン、硫黄、チオシクラム、フルベンジアミド、シエノピラフェン、フルピラゾホス、シフルメトフェン、アミドフルメト、式Γ3
    Figure 2009534352
    [式中、
    は、CH、Cl、Br、Iであり、
    XはC−H、C−Cl、C−F又はNであり、
    Y’ はF、Cl又はBrであり、
    Y” はH、F、Cl、CFであり、
    は水素、Cl、Br、I、CNであり、
    はCl、Br、CF、OCHCF、OCFH、又はOCFCHFOCFであり、
    は水素、CH又はCH(CHである]
    で表されるアントラニルアミド化合物;
    からなる群Aから選択される1種以上の化合物IIとを、
    相乗的有効量で含む殺虫剤混合物。
  2. 式IIで表される化合物が、アルファ−シペルメトリン、デルタメトリン、アレスリン、レスメトリン、エムペントリン、ビフェントリン、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、クロチアニジン、ジネトフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、アセタミプリド、チアクロプリド、アミドフルメト、アセトプロール、フィプロニル、アバメクチン、インドキサカルブ、メタフルミゾン、フロニカミド、ピリダリル、フルベンジアミド、クロルフェナピル、ヒドラメチルノン、ピペロニルブトキシド、ベンジオカルブ、プロポキスル、アミトラズ、マラチオン、及びテトラクロルビンホスからなる群から選択される、請求項1に記載の殺虫剤混合物。
  3. 式IIで表される化合物が、アルファ−シペルメトリン、デルタメトリン、アレスリン、レスメトリン、エムペントリン、及びビフェントリンからなる群から選択される、請求項1〜3に記載の殺虫剤混合物。
  4. 式IIで表される化合物が、インドキサカルブ及びメタフルミゾンから選択される、請求項1又は2に記載の殺虫剤混合物。
  5. 式Iで表される化合物と式IIで表される化合物を、500:1〜1:100の重量比で含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の殺虫剤混合物。
  6. 昆虫、クモ類(arachnids)又は線虫類を駆除するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物の使用。
  7. 植物、又は植物が生長する土壌若しくは水に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を殺虫有効量で接触させることを含む、昆虫、ダニ類(acarids)、又は線虫類の攻撃又はまん延から植物を保護する方法。
  8. 昆虫、ダニ類、又は線虫、又はそれらの食糧、生育場所、繁殖地又はそれらの所在場所に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を殺虫有効量で接触させることを含む、昆虫、クモ類、又は線虫類の防除方法。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を、5〜2000g/haの量で施用する、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 播種前及び/又は予備発芽後に種子を、請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物と殺虫有効量で接触させることを含む、種子の保護方法。
  11. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を、100kgの種子あたり0.1g〜10kgの量で施用する、請求項10に記載の方法。
  12. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を、100kgの種子あたり0.1g〜10kgの量で含む種子。
  13. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物I及びIIを、同時に、すなわち組み合わせて、若しくは別個に、又は連続して施用する、請求項7〜11のいずれか1項に記載の方法。
  14. 温血動物又は魚に、寄生虫駆除有効量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を、経口的、局所的又は非経口的に投与又は施用することを含む、寄生虫によるまん延又は感染に対して温血動物又は魚を治療、防除、予防又は保護する方法。
  15. 殺虫有効量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を含む、昆虫又はダニ類によるまん延又は感染に対して温血動物又は魚を治療、防除、予防又は保護するための組成物を製造する方法。
  16. 液体若しくは固体の担体及び/又は界面活性化合物と請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物とを含む、殺虫剤組成物又は寄生虫駆除剤組成物。
  17. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の混合物を、液体若しくは固体の担体及び/又は界面活性化合物と混合することを特徴とする、殺虫剤組成物又は寄生虫駆除剤組成物の製造方法。
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