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JP2009524285A - 受信信号を等化するために非パイロット基準チャネルを用いた受信機 - Google Patents

受信信号を等化するために非パイロット基準チャネルを用いた受信機 Download PDF

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JP2009524285A JP2008550377A JP2008550377A JP2009524285A JP 2009524285 A JP2009524285 A JP 2009524285A JP 2008550377 A JP2008550377 A JP 2008550377A JP 2008550377 A JP2008550377 A JP 2008550377A JP 2009524285 A JP2009524285 A JP 2009524285A
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Abstract

1実施形態では、受信機が基準発生器および主等化器を有する。基準発生器は1つまたはそれ以上のパイロット基準信号を用いて受信信号を等化する。次いで、基準発生器は等化信号の1つまたはそれ以上の所定のデータチャネルをデコードし、各デコードチャネルのデータについて硬決定を行い、各デコードチャネルの元のコードシーケンスを再生する。主等化器は、1つまたはそれ以上のパイロット信号と一緒に、各再エンコードチャネルを追加の基準信号として用いて、受信信号の時間遅延されたバージョンを等化する。代替実施形態では、受信機は、再エンコードチャネルの数およびそれらチャネルの電力に基づいてルックアップテーブルから最適なステップサイズを選択するステップサイズ発生器を有してもよい。次いで、ステップサイズが主等化器によって再エンコードチャネルと一緒に用いられて、時間遅延された受信信号を等化する。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は代理人ドケット番号Banna3−2−2号である2006年1月12日出願の仮出願第60/758,514号の出願日の利益を主張し、同仮出願の教示を参照により本願に援用する。
発明の分野
本発明は信号処理受信機に関し、更に具体的には、当該受信機によって受信された信号を等化することに関する。
関連出願の説明
先行技術の受信機の概要
図1はパイロットチャネルを用いて受信信号を等化(例えば、初期化(「トレイン」)および追跡)する先行技術の受信機100の1実施のブロック図を示している。受信機100は、上流側処理部102、チップレート正規化最小2乗平均(NLMS)型等化器104、デスクランブラ/デスプレッダ106、および下流側処理部108を有する。上流側処理部102はアナログ/デジタル変換、ルート二乗余弦フィルタリング、または受信信号を調製して等化するための他の処理を含む事前等化処理を実行する。NLMS等化器104は上流側処理部102からデジタルデータy(i)を受信し、信号y(i)を等化して元の伝送前信号に近似させ、等化信号
Figure 2009524285
をデスクランブラ/デスプレッダ106に出力する。デスクランブラおよびデスプレッダ106は等化信号
Figure 2009524285
からスクランブルコードおよび拡散シーケンスを除去し、ソフトシンボルr(n)を出力する。次いで、ソフトシンボルr(n)が下流側処理部108によって処理される。これにはシンボル推定、データシンボルデマッピング、または受信信号から1つまたはそれ以上の出力データストリームを復元するための他の等化後処理を含んでよい。
NLMS等化器104は、有限インパルス応答(FIR)フィルタ110、係数更新器112、およびエラー計算器114を備える更新ループを用いてデジタル信号y(i)を等化する。FIRフィルタ110は着信デジタル信号y(i)を受信し、係数w(i)を信号y(i)に適用し、等化信号
Figure 2009524285
を出力する。係数w(i)は係数更新器112によって(1)着信信号y(i)および(2)エラー計算器114から受信エラー信号e(i)を用いて計算される。エラー信号e(i)および係数w(i)は、チップインターバル当たり1回の更新の最高速度で継続的に更新される。
正規化最小2乗平均法を用いた係数計算
係数w(i)は当該分野で公知の多数の方法のいずれか1つを用いて計算され得る。図1の実施形態によれば、係数更新器112は信号y(i)およびエラー信号e(i)を受信し、正規化最小2乗平均(NLMS)法を用いて新しい係数w(i+1)を計算する。NLMS法は最小2乗平均(LMS)法の変法である。ここで、新しい係数w(i+1)の各々は以下の式(1)のように計算される:
LMS(i+1)=wLMS(i)−μ∇E[|e(i)|] (1)
(式中、∇はエラー信号e(i)の期待値E[|e(i)|]の勾配であり、μは更新ステップサイズである。)。
期待値E[|e(i)|](すなわち、平均2乗誤差(MSE))は「誤差特性曲面」として表すことができる。曲面上の極小値によって表される最小2乗平均誤差(MMSE)に達するために、勾配降下法を用いて全曲面をステップする。式(1)のMSEがMMSEに近付くに従って、タップ重みw(i)の精度は上がる。式(1)の推定値の代わりに瞬間的な推定値を代入すれば、以下のような式(2)の特定のLMS計算が得られる:
LMS=(i+1)=wLMS(i)−Δy(i)e(i) (2)
式中、小さなスカラーがステップサイズΔとして選択され、e(i)はエラー信号e(i)の複素共役である。NLMS係数wNLMS(i+1)を得るために、LMS式(2)を正規化して以下のように式(3)を生成する:
Figure 2009524285
示されたように、新しいNLMS係数wNLMS(i+1)は、ステップサイズ
Figure 2009524285
を用いる。これはステップサイズの調整の複雑さを低減する。
エラー計算
元の伝送前信号を概算する際のNLMS等化器104の精度は、エラー信号e(i)によって測定される。したがって、エラーe(i)が小さいと、等化器性能が改善したことを表す。エラー信号e(i)はFIRフィルタ110の等化出力
Figure 2009524285
を以下の式(4)
Figure 2009524285
に示されるような基準信号x(i)と比較することによって得られる。基準信号x(i)は伝送の影響を無視した受信信号の期待値を表す。このため、等化出力
Figure 2009524285
が受信機100によって知られた期待される基準x(i)により近く近似するに従って、エラー信号e(i)は低減する。
典型的な伝送においては、伝送信号の大部分は受信機によって知られていない。しかし、既知のビットシーケンスを含んだパイロット信号z(i)が、トレーニングおよびトラッキングのために伝送され得る。式(4)の基準x(i)の代わりにパイロットz(i)を代入すれば、式(5)に示されるようにエラー信号e’(i)が得られる:
Figure 2009524285
次いで、エラー信号e’(i)の複素共役が式(3)のエラーe(i)と置き換えられて、新しいNLMS 係数wNLMS(i+1)を生成し得る。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)用途においては、受信機は一般的なパイロットチャネル(CPICH)を用いて等化される。また、CPICHは、受信機によって知られている、スクランブルシーケンスcscram(i)および拡散シーケンスcch(i)を有する。3GPPリリース5コンパチブル受信機の場合、1次パイロットチャネル(PCPICH)、2次パイロットチャネル(SCPICH)のいずれか、またはこの両方が、継続的なトラッキングおよびトレーニングに使用され得る。SCPICHはPCPICHとは異なる拡散シーケンスおよびスクランブルコードを有する。
仮出願第60/758,514号
3GGPおよび他の用途でのパイロット信号電力は典型的には、総伝送電力の10%に制限される。パイロット信号は総受信信号電力の小さな部分しか表さないので、信号エラーe’(i)は決してゼロに近似しない。また、パイロットz(i)だけが勾配推定を計算する際に用いられるため、入力信号y(i)の未知のデータシンボルが、勾配雑音の原因となる。エラーe’(i)を最小化し、ひいては等化性能を上げるために、パイロット信号電力が増大され得る。しかし、パイロット信号電力を増大すれば、パイロット信号と一緒に伝送できるデータ量が低減される。
1実施形態では、本発明は受信信号を等化する方法である。この方法は(a)1つまたはそれ以上の受信信号の第1のセットを等化して、1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットを発生するステップ、(b)1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットを処理して、受信信号の1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの第1のセットに相当する1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットを発生するステップ、(c)1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットから1つまたはそれ以上の基準信号を発生するステップ、および(d)1つまたはそれ以上の受信信号の第2のセットを等化して、1つまたはそれ以上の等化信号の第2のセットを発生するステップを含む。1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットの等化は、受信信号の少なくとも1つのパイロットチャネルに基づく。また、1つまたはそれ以上の受信信号の第2のセットの等化は、(1)少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(2)1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットから発生された1つまたはそれ以上の基準信号に基づく。
別の実施形態では、本発明は受信信号を等化する装置である。この装置は(a)1つまたはそれ以上の受信信号の第1のセットを等化して1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットを発生するように適合された第1の等化器、(b)1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットを処理して、受信信号の1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの第1のセットに相当する1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットを発生するように適合された第1のデコーダ、(c)1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットから1つまたはそれ以上の基準信号を発生するように適合された基準信号発生器、および(d)1つまたはそれ以上の受信信号の第2のセットを等化して1つまたはそれ以上の等化信号の第2のセットを発生するように適合された第2の等化器を備える。1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットの等化は受信信号の少なくとも1つのパイロットチャネルに基づく。また、1つまたはそれ以上の受信信号の第2のセットの等化は、(1)少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(2)1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットから発生された1つまたはそれ以上の基準信号に基づく。
更に別の実施形態では、本発明は受信機において受信信号を等化する方法である。この方法はフィルタ係数のセットに基づいて受信信号を濾波して、等化信号を発生することを含む。フィルタ係数のセットは(1)エラー信号を計算すること、および(2)エラー信号に基づいてフィルタ係数のセットを更新することによって適応的に発生される。このエラー信号は等化信号を、受信機によって先験的に知られているビットパターンを有する第1のチャネルを少なくとも含む1つまたはそれ以上の基準チャネルと比較することによって計算される。ここでは、第1のチャネルはパイロットチャネルとして以外の目的で受信機によって使用される。
本発明の他の態様、特徴、および利点は以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、および添付図面からより完全に明白となろう。それらにおいて同様の参照番号は類似するか同一の要素を示す。
データ信号からの追加の基準信号の発生
図2は本発明の1実施形態の受信機200の単純化されたブロック図を示す。受信機200は受信信号から追加の基準信号を発生し、この追加の基準信号を用いて受信信号を等化するように適合されている。受信機200は、上流側処理部202、デスクランブラ/デスプレッダ206、および下流側処理部208を有しており、これらは図1の先行技術の受信機100の上流側処理部102、デスクランブラ/デスプレッダ106、および下流側処理部108に類似する。受信機200はまた、基準発生器218、主チップレート正規化最小2乗平均(NLMS)等化器204、および入力サンプル遅延バッファ216を有する。
基準発生器218は補助NLMSチップレート等化器220、デスプレッダ/デスクランブラ222、シンボル決定ブロック224、およびチップシーケンス発生器226を有する。補助NLMS等化器220は上流側処理部202からデジタル信号y(i)を受信し、(すなわち、パイロットチャネルz(i)を基準として用いる)先行技術の受信機100のNLMS等化器104と類似する様式で信号y(i)を等化し、等化信号
Figure 2009524285
を出力する。デスクランブラ/デスプレッダ222は等化信号
Figure 2009524285
を受信し、基準として用いられるべき各チャネルkからスクランブルコードおよび拡散シーケンスを除去し、各基準チャネルkについてソフトシンボルr(n)を出力する。次いで、シンボル決定ブロック224がソフトシンボルr(n)に対して硬決定を行う。硬決定は元の拡散シーケンスおよびスクランブルコードを用いてチップシーケンス発生器226によってスクランブルおよび拡散されて、各チャネルkごとに追加の基準v(i)を形成する。次いで、1つまたはそれ以上のv(i)は主NLMS等化器204によって知られた信号として処理されて受信信号を等化する。
追加の基準信号を用いた受信信号の等化
入力サンプル遅延バッファ216が受信デジタル信y(i)を遅延し、遅延信号ydelayed(i)を主NLMS等化器204に伝送する。先行技術のNLMS等化器104と同様、主NLMS等化器204は有限インパルス応答(FIR)フィルタ210、係数更新器212、およびエラー計算器214を備えた更新ループである。FIRフィルタ210は遅延信号ydelayed(i)を受信し、係数wmain(i)を信号ydelayed(i)に適用し、等化信号
Figure 2009524285
を出力する。係数wmain(i)は(1)エラー計算器214から受信されたエラー信号emain(i)および(2)遅延信号ydelayed(i)を用いて係数更新器212によって計算される。エラー信号emain(i)およびタップ重みwmain(i)は、チップインターバル当たり1回の更新の最高速度で継続的に更新される。
エラー信号emain(i)はパイロットz(i)および基準信号発生器218によって発生された1つまたはそれ以上の追加の基準信号v(i)を用いて計算される。式(4)は以下のような主エラー信号emain(i)を生成するために修正される:
Figure 2009524285
追加の基準として用いられるチャネルに応じて、追加の基準信号v(i)が重み付けされてもよいことに留意されたい。
次いで、新しいタップ重みwmain(i+1)が、主エラー信号emain(i)および遅延着信信号ydelayed(i)を用いて、式(7)に示すように式(3)を修正することによって計算される。
Figure 2009524285
等化後、拡散シーケンスおよびスクランブルコードが、デスクランブラ/デスプレッダ206によって等化信号
Figure 2009524285
から除去されて、ソフトシンボルrmain(n)が得られる。このソフトシンボルは下流側処理部208によって更に処理される。
1つまたはそれ以上の追加の基準信号v(i)をエラー計算に加算することによって、エラー信号emain(i)は先行技術の受信機100のエラー信号e’(i)よりも、ゼロにより近く近似する。このより正確なエラー計算により、同じステップサイズ
Figure 2009524285
を用いた場合、先行技術の受信機100に対して受信機200のトレーニングおよびトラッキング性能が改善される。また、トレーニングおよびトラッキングがより正確であるので、等化器のスループットも増大され得る。
パイロット電力を維持し、上記のような追加の基準信号を用いることによって、伝送データ量を低減することなく、トレーニングおよびトラッキングに使用可能な有効電力を増大することができる。この電力の増大は、ビットエラーレートを低減することによって受信機の性能を改善し、したがって、受信機の全体的スループットを増大させる。他方、トレーニングおよびトラッキングに追加の基準信号を用いながら、パイロット電力を低減することができる。ここでは、パイロット電力の低減は、受信機が先行技術の受信機のものと同じビットエラーレートを維持しながら、より多くのデータを送信することを可能にする。他の実施はパイロット電力を部分的に低減するだけで、ビットエラーレートの低減およびデータ伝送速度の増大を達成することができる。
追加の基準信号として用いてよい例示的チャネル
この発明は受信機が1つまたはそれ以上のパイロットチャネルを用いてデータ信号を等化する種々の用途で使用されてよい。そういった用途の1例が、3GPP受信機への高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)伝送である。HSDPA伝送においては、追加の基準信号を発生するのに使用し得るチャネルには、1から4個の高速共有制御チャネル(HSSCCH)、1次共有物理チャネル(PCCPCH)、高速共有データチャネル(HSPDSCH)、およびダウンリンク物理チャネル(DPCH)が挙げられる。
HSSCCHチャネルの少なくとも1つがHSDPA伝送中に存在するであろう。上記のように、デスクランブラ/デスプレッダ222が等化信号
Figure 2009524285
を受信し、各HSSCCHチャネルk(例えば、k=1から4)からのスクランブルコードおよび拡散シーケンスを除去し、各チャネルkごとにソフトシンボルr(n)を出力する。HSSCCHチャネルの各々は比較的高い拡散係数(例えば、約128チップ/シンボル)でコード化されることに留意されたい。したがって、シンボル決定ブロック224は各ソフトシンボルr(n)について別々に正確な硬決定を行うことができる。このプロセスは1つのシンボルのある期間にわたって行われ、したがって、主等化器204は128チップほどの小さい遅延を用いて動作できる。次いで、チップシーケンス発生器226が各チャネルkの元の拡散シーケンスおよびスクランブルコードを用いて各チャネルkについての硬決定をスクランブルおよび拡散して、各追加の基準信号v(i)を形成する。
SCHチャネルが伝送されないとき、PCCPCHチャネルはスロットの残りの90パーセントの間に伝送される。追加の基準信号が、HSSCCHチャネルに関して上記に用いられた方法に類似する様式でPCCPCHから生成され得る。PCCPCHは比較的大きな拡散シーケンス(すなわち、256チップ/シンボル)を有する。したがって、正確な硬決定は各PCCPCHソフトシンボルについて別々に行われてよく、主等化器204は256チップほどの小さい遅延を用いて動作できる。
HSPDSCHは比較的小さな拡散シーケンス(すなわち、約16チップ/シンボル)を有する。拡散シーケンスが小さいために、シンボル決定ブロック224は各ソフトシンボルr(n)について別々に正確な硬決定を行うことができない恐れがある。その代わりに、シンボル決定ブロック224が多数のシンボルを受信し、周期的冗長検査を実行する。シンボルにエラーがない場合、次いでシンボル決定ブロック224は各シンボルについて硬決定を行う。このプロセスは2つまたはそれ以上の伝送時間インターバル(TTI)を要し、したがって、主等化器204は1つのTT1を超える遅延を用いて動作することに留意されたい。次いで、シンボルは元のチャネル拡散係数およびスクランブルコードを用いてチップシーケンス発生器226によってスクランブルおよび拡散されて、追加の基準v(i)を形成する。
DPCHは様々な時間で変化し得る拡散シーケンスを有する。このチャネルの能力は、チャネルが比較的高い拡散シーケンスを有しているときに最高になる。この場合、追加の基準はHSSCCHチャネルに用いられる方法と同様の様式で発生され得る。
チャネルイネーブルおよびステップサイズ最適化
追加の基準信号を用いることにより得られた改善に加えて、受信機のスループットの更なる改善は、主等化器の係数更新器によって使用される最適なステップサイズを選択することによって達成可能である。
図3は1つまたはそれ以上の追加の基準信号を発生し、利用可能な追加の基準の数およびそれら基準の電力に基づいてルックアップテーブルから最適なステップサイズ
Figure 2009524285
を選択する本発明の1実施形態の受信機300の単純化されたブロック図を示す。受信機300は上流側処理部302、入力サンプル遅延バッファ316、主チップレート正規化最小2乗平均(NLMS)等化器304、デスクランブラ/デスプレッダ306、下流側処理部308、および基準発生器318を有する。これらは図2の受信機200の相当する要素のものに類似するオペレーションを実行する。また、受信機300はステップサイズ発生器328を有する。分かり易いように、以下は受信機300が4つのHSSCCHチャネルすべてを用いたトレーニングおよびトラッキングのために設計されていると仮定する。
ステップサイズ発生器328はCPICH出力計算器330、HSSCCHチャネル出力計算器332、チャネルイネーブル/ステップサイズ選択器334、および基準計算器336を有する。CPICH出力計算器330は等化信号
Figure 2009524285
を受信し、以下のような式(8)および(9)を用いて所与のチップ期間にわたって等化信号の総CPICHシンボル電力を計算する。
Figure 2009524285
式(8)および(9)では、完全なパイロットシーケンスが256チップの2つのCPICHシンボルを含んだtransmit−diverse信号の受信に基づいて512チップのチップ期間が示される。この期間は実施に応じて変動し得る。例えば、非transmit diverse受信は、512チップ以外の期間、例えば256チップの期間を有し得る。次いで、CPICH_Power(n)が低域通過濾波され得る。
HSSCCH出力計算器332は各チャネルkについて逆スクランブルおよび逆拡散されたシンボルr(n)を受信し、1つのTTIの最大について、各HSSCCHチャネルkのシンボル電力を計算する。この実施形態では、シンボル1つ当たり128チップが存在する場合、その電力は式(10)および(11)に示すように計算される:
Figure 2009524285
式中、Nは式(12)に示す式(11)の電力を発生するのに用いられるシンボルの数である:
Hssch_Power_Nr(n)=N (12)
可能性のある1実施形態では、Nが1に等しくなるように電力計算には1つのシンボルだけが使用される。他の実施形態では、式(11)の電力を発生するのに用いられるシンボルの数Nは1より大きくなり得る。例えば、式(11)の電力は、長さが7680チップであり、シンボル1つ当たり128チップを有する伝送時間インターバル(TTI)について計算され得る。この場合、数NはNが60に等しくなるまで(すなわち、7680/128=60)、128チップ毎に1だけ増分されるであろう。次のTTIの開始時に、Nは0にリセットされる。
チャネルイネーブル/ステップサイズ選択器334は、各HSSCCHチャネルkについてのCPICH出力計算器330およびHSSCCH出力計算器332からの計算値を受け取る。次いで、これらの計算値を用いてどのチャネルがトレーニングおよびトラッキングに使用可能であるかが検出される。使用可能なチャネル数および各チャネルの電力に基づき、チャネルイネーブル/ステップサイズ選択器334が、ルックアップテーブルから最適なステップサイズを検索するのに用いられる指数を識別する。このプロセスは擬似コードの逐次段階を通して実行され得る。
図4(a)および(b)は図3のチャネルイネーブル/ステップサイズ選択器334の機能を実施する擬似コード400の1実施を示す。図5は図4(a)および(b)の擬似コード400についてのパラメータの表を示す。擬似コード400のライン1では、
chip_countが所定周波数HSSCCH_SELECTOR_FREQUENCYと比較される。考えられる1つの実施では、HSSCCH_SELECTOR_FREQUENCYが128チップになるように選択される。擬似コード400は128チップ毎に、図4(a)のライン3から9に示したような先の反復の間で、4つのHSSCCHチャネルについて計算された値をリセットする。
ライン11では、擬似コード400はより高い層から受け取られた情報を用いて、どのHSSCCHチャネルが存在するかを決定する。存在し得る各チャネルについて、チャネルイネーブル/ステップサイズ選択器334がHSSCCH_Channel_SW_Enabled[k]信号を受信する。次いで、擬似コード400が4つのHSSCCHチャネルのどれが追加の基準信号として用いるのに十分な電力を有するかを決定する(ライン10から24)。次いで、十分な電力を有するチャネルがイネーブルになる。特に、擬似コード400のラインでは13、各HSSCCHチャネルの平均電力(Hsscch_Power_Est[k])は、計算された相当するHSSCCH電力(Hsscch_Power_Sum[k])を電力計算に用いられたシンボルの総数(Hsscch_Power_Nr(n))で割ることによって計算される。次いで、各平均電力を用いて、ライン14に示したような、各チャネルkについての電力比(Calculated_pwr_ratio[k])が計算される。
各チャネルkについての電力比は、最大電力比(HSSCCH_MAX_PWR_FOR_TRAINING)および最小電力比(HSSCCH_MIN_PWR_FOR_TRAINING)についての所定の閾値と比較される(ライン15から20)。あるチャネルkの電力比が最大閾値より大きい場合、擬似コード400がそのチャネルの電力比を最大閾値と等しく設定する。次いで、電力比が最小閾値より大きいが、最大閾値以下である各チャネルkに関し、擬似コード400がその電力比の平方根を計算し(Calculated_SQPWRS[k])、イネーブル信号を真に設定する(HSSCCH_Channel_Enabled[k])(それぞれライン22および23)。電力比が最小電力比閾値より低いチャネルkはイネーブルにされない(すなわち、追加の基準信号を発生させるのに用いられない)。
本発明の代替実施形態では、擬似コード400は上記電力比以外の電力値を発生し得ることに留意されたい。また、擬似コード400はこの他の電力値が上記最小閾値以外の電力閾値条件を満たすかどうかも決定し得る。例えば、擬似コード400はCPICH電力がHSSCCH電力によって割られる電力値を計算してもよい(すなわち、Cpich_Power_estimate/Hsscch_Power_Est[k])。この例では、HSSCCHチャネルはHSSCCHチャネルの電力値が最大閾値未満のときに電力閾値条件を満たす。他の実施が本発明の範囲内で可能である。
次に、擬似コード400は、各チャネルを2ビットの2進数に関連付けることによって各チャネルkを:高電力、中電力、低電力、または超低電力チャネルとして指定する(TCBin[k]=0、1、2、3)(ライン25から34)。高電力チャネルは所定の最大電力比(HSSCCH_BIN_LIMIT_MAX)より大きい電力比を有し、3に等しい2ビットの2進数が割り当てられる(ライン28から29)。中電力チャネルは所定の中電力比(HSSCCH_BIN_LIMIT_MID)よりも大きく、最大電力比以下の電力比を有する。各中電力チャネルには2に等しい2ビットの2進数(ライン30から31)が割り当てられる。低電力チャネルは所定の最小電力比(HSSCCH_BIN_LIMIT_MIN)より大きく、中電力比以下の電力比を有する。各低電力チャネルには1に等しい2ビットの2進数が割り当てられる(ライン32から33)。超低電力チャネルは最小電力比以下の電力比を有し、0に等しい2ビットの2進数が割り当てられる(ライン34)。
各チャネルkに2進数が割り当てられた後、擬似コード400は最大から最小までの2ビットの2進数をアレンジすることによって最高電力からのチャネルを最低電力にソートし、その結果8ビットの2進数が得られる(図4(b)のライン37)。次いで、この8ビット2進数が、3ビットのルックアップテーブルインデックス番号に相当する4桁の10進数に再計算される(DeltaLUTindex=0,...,7)(ライン41から51)。1例として、3つの低電力チャネルおよび1つの超低電力チャネルを有する伝送は、ルックアップテーブルのインデックス番号3に相当する10進数1110のを生成する(ライン46)。別の例として、1つの高電力チャネル、2つの中電力チャネルおよび1つの低電力チャネルを有する伝送は、ルックアップテーブルのインデックス番号7に相当する10進数3221を生じるであろう(ライン51)。この例およびある種の他の場合には、最後の2または3桁はルックアップテーブルインデックス番号を決定するのに関連しないかもしれないことに留意されたい。
インデックス番号が決定されると、ステップサイズがルックアップテーブルから選択され得る。テーブルに含まれたステップサイズはハードウェア設計者によって事前に定められてもよく、アプリケーション間で変動し得る。次いで、選択されたステップサイズは図3の係数更新器312に伝送され、そこで、係数計算を実行するのに用いられる。また、チャネルイネーブル信号および各チャネルkについての電力比の平方根が基準計算器336に伝送される。
図6は図3の受信機300の基準計算器336の1実施形態を示す。基準計算器336は「And」ゲート602およびサムブロック604を有する。各「And」ゲート602はチップシーケンス発生器326からのHSSCCHチャネルまたは受信機によって知られたCPICHチャネルのいずれかを受信する。更に、各「And」ゲートは受信されたチャネル(例えば、HSSCCHチャネルkについての図4のHSSCCH_Channel_Enabled[k])に相当するチャネルイネーブル信号を受信する。CPICHチャネルは常にイネーブルであることに留意されたい。イネーブルなHSSCCHおよびCPICHチャネルが組み合わされる前に、それらを以下の式(13)および(14)に示すようにスケールすることができる。
Figure 2009524285
スケールされたHSSCCHチップおよびCPICHチップはスケールされたチップを因数2で割ることによって上記のように正規化される。係数2はスクランブルコード電力の平方根を拡散コード電力の平方根と乗算する(すなわち、平方根(2)×平方根(2))ことによって導かれる。他の拡散コードおよびスクランブルコードを用いる実施においては、スケールされた係数は2以外の数でもよいことに留意されたい。次いで、イネーブルなチャネルを受け取る各「And」ゲートは相当するスケールされたチップをサムブロック604に伝送する。
サムブロック604はスケールされたイネーブルなチャネルを共に加算して1つの合わされた基準信号を作る。合わされた基準信号は乗算器606に伝送され、基準信号はそこで係数2によって乗算される。次いで、乗算器606は合わされた基準信号を図3のエラー計算器314に伝送する。
結論
追加の基準信号を発生するのに上記以外のチャネルが用いられる本発明の種々の実施形態が想定され得る。そういったチャネルは3GPP伝送に用いられる他のチャネルまたは3GPP以外の用途に用いられるチャネルであり得る。
また、上記以外のチャネルが基準発生器218によって処理されずに追加の基準として用いられてもよい。そういったチャネルには、受信機によって先験的に知られているビットパターンを有するチャネルおよびパイロットチャネルとして以外の目的で使用されるチャネルを含む。例えば、3GPP受信機では、各スロットの最初の10%の間に伝送される同期(SCH)チャネルは、受信機によって知られたビットパターンを有する。このチャネルは、式(4)の知られた基準x(i)がパイロットz(i)およびSCHチャネルの知られた値を含むように、パイロットチャネルに加えて用いられ得る。これらの追加の基準チャネルは、基準発生器218などの基準発生器の存在および使用と無関係に使用され得る。
チップレートNLMS等化器以外の等化器が主等化器、補助等化器、または主等化器および補助等化器両方の代わりとして用いられる本発明の代替実施形態が想定され得る。このような他の等化器には、限定するものではないが、LMS等化器および帰納的最小2乗式等化器が挙げられる。
本発明の更なる実施形態は、2つまたはそれ以上の受信機を有する装置において実施され得る。2つまたはそれ以上の受信機は、1つまたはそれ以上の受信機がデータ信号から追加の基準信号を発生させることによって補助受信機として機能するように、かつ他の1つまたはそれ以上の受信機が追加の基準信号を用いて受信信号を等化することによって主受信機として機能するように、適合され得る。例えば、R99要件を満たす受信機を有する装置、例えばレイク受信機、およびリリース6またはリリース7信号を受信する高度な受信機がこの発明のために用いられてもよい。
図7はtransmit−diverse信号を受信するかまたは追加の基準信号を発生させるのに用いることのできる2つの受信機を有する、本発明の1実施形態の装置700の単純化されたブロック図を示す。装置700はダイバーシティ受信モードと基準信号発生モードとの間で装置を切り換えるダイバーシティ選択器740を有する。基準信号発生モードの間、ダイバーシティ選択器は補助受信機の下流側処理部(すなわち、シンボル推定器742およびLLRデマッパー744)を無効にし、装置700は受信機300の機能に類似する機能を実行する(すなわち、基準信号およびステップサイズを発生し、この基準信号およびステップサイズを用いて受信信号を等化する)。ダイバーシティモードの間、ダイバーシティ選択器はCPICH出力計算器730、HSSCCH出力計算器732、チャネルイネーブル/ステップサイズ選択器734、基準計算器736、シンボル決定ブロック724、およびチップシーケンス発生器726を無効にする。このモードでは、装置700は2つのtransmit−diverse信号を受信し、2つの受信機を用いてこの2つの信号を別々に処理する。
本発明の更に別の実施形態によれば、補助等化器は主係数更新器によって計算された係数w(i)を使用することもできる。この実施そういった1つの実施形態が図3に示唆されている。図3において受信機300は補助等化器320が係数更新器312から係数wmain(i)を受け取るのを可能にする接続ライン338を有する。この機能は任意のものであり、使用されるときには、補助等化器320はその自身の係数w(i)を計算するために別個の係数更新器を使用しなくてもよい。したがって、電力は補助等化器320の係数更新器を動作させないことによって温存され得る。幾つかの実施形態によれば、補助等化器320は係数更新器を有さなくてもよく、したがって、係数更新器312から受信された係数wmain(i)のみに依存するであろう。他の実施形態によれば、補助等化器320は係数更新器を有してもよく、ある場合には等化器320その自身の係数w(i)を発生することができる、別の場合には、等化器320係数更新器312にから受信された係数wmain(i)に依存することができる。例えば、補助等化器320はその自身の係数w(i)を発生してトレーニングオペレーションを改善してもよい。次いで、トラッキングオペレーションの間は、補助等化器320は電力が温存されるように、係数更新器312からの係数wmain(i)に依存してもよい。
図8は2つまたはそれ以上の基準発生器を有する、本発明の1実施形態の受信機800の単純化されたブロック図を示す。装置800は上流側処理部802、遅延バッファ816、主NLMS等化器804、デスクランブラ/デスプレッダ806、下流側処理部808を有する。これらは図2の受信機200の相当する要素のオペレーションに類似したオペレーションを実行する。装置800はまたパイプライン型に接続された基準発生器818および848を有する。基準発生器818は基準発生器218のオペレーションと類似するオペレーションを実行して1つまたはそれ以上の基準信号の第1のセットを発生させる。基準発生器848は、遅延バッファ846からの受信信号y(i)の遅延されたバージョンを受信し、1つまたはそれ以上の基準信号の第1のセットおよび考えられる1つまたはそれ以上のパイロット信号を用いて1つまたはそれ以上の基準信号の第2のセットを発生する。次いで、1つまたはそれ以上の基準信号の第2のセットが主等化器804によって用いられて、遅延された受信信号ydelayed(i)を等化し得る。3つ以上の基準発生器を用いる追加の実施形態が想定され得る。この場合、第1の基準発生器を除き、各基準発生器が前の基準発生器から出力された1つまたはそれ以上の基準信号を用いて受信信号を遅延されたバージョンを等化するように、各基準発生器は前の基準発生器とパイプライン式に接続されよう。
1つまたはそれ以上の基準信号のセットを反復的に発生する本発明の更に別の実施形態が想定され得る。そういった1つの実施形態が図8に示唆されており、基準発生器848はチップシーケンス発生器856から等化器850まで延びる点線の接続ライン862を示している。1つまたはそれ以上の基準信号のセットを発生後、基準発生器848は1つまたはそれ以上の基準信号のセットおよび可能性のある1つまたはそれ以上のパイロットチャネルを用いて1つまたはそれ以上の基準信号の次のセットを発生することができる。この反復的プロセスは1つまたはそれ以上の基準信号の最終セットを主NLMS等化器804に適用する前に、任意の所望の回数繰り返されてもよい。
パイロット電力を維持し、1つまたはそれ以上の基準信号の追加のセットを反復的に発生するか、または追加の基準発生器を使用することにより、元の伝送信号を近似する際の1つまたはそれ以上の基準信号の最終セットの精度が増大され得る。他方、このパイロット電力は1つまたはそれ以上の基準信号の追加のセットの発生を用いて低減することができ、1つまたはそれ以上の基準信号の最終セットの精度が維持され得る。他の実施はパイロットチャネルの電力および/または数を部分的に低減することによって、パイロット電力の低減および1つまたはそれ以上の基準信号の最終セットの精度の増大の両方を達成することができる。
図8は2つの基準発生器818および848を有するある実施形態を示す。ここでは、基準発生器848は1つまたはそれ以上の基準信号のセットを反復的に発生することができるが、本発明はこれに限定されるものではない。1つの基準発生器またはパイプライン化された複数の基準発生器を使用する種々の実施形態が想定され得る。このうち少なくとも1つの基準発生器は1つまたはそれ以上の基準信号のセットの反復的発生を支援し得る。そういった実施形態の設計は、パイプライン化された基準発生器、反復的発生、またはこの両方を用いることのトレードオフを考慮し得る。特に、1つまたはそれ以上の基準信号のセットを反復的に発生するのに、ハードウェアは少なくて済み、パイプライン化された基準発生器よりも消費する電力は少ない。他方、次の基準発生器が受信信号の特定のセットを処理する間に、前の基準発生器が受信信号の次のセットを処理するのに用いられ得るので、パイプライン化された基準発生器の待ち時間は、反復的処理よりも短くなり得る。種々の実施形態は上記2つのアプローチを組み合せることによってこれらのトレードオフのバランスを取り得る。
本明細書で用いられる場合、用語「パイロット」とは、受信機によって先験的に知られているビットパターンを有する任意の信号を指す。したがって、用語「パイロット」は、トレーニング以外には用途のない従来のパイロットチャネルだけでなく第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)型の受信機に用いられる同期チャネル(SCH)などの他の用途がある知られたチャネルも含む。したがって、図2の基準信号z(i)は、1つまたはそれ以上の他のパイロットチャネルに加えて、あるいはそれに代わって、パイロット(例えば、SCH)して以外に受信機機能のために従来から用いられるチャネルに基づくものであり得る。
本明細書において「1実施形態」または「ある実施形態」に言及することは、その実施形態に関連して記載された特定の特徴、構造または特性を本発明の少なくとも1つの実施形態に含むことができることを意味する。本明細書の様々な箇所で句「1実施形態では」が登場することは、必ずしももすべて、同じ実施形態を指すものでもないし、別個または代替の実施形態は必ずしも他の実施形態を相互に排除するものでもない。同じことが用語「実施」に当てはまる。
本発明は、単一の集積回路(ASICまたはFPGAなど)、マルチチップモジュール、単一のカード、またはマルチカード回路パックとしての可能な実施を含む、回路ベースのプロセスとして実施されてよい。当業者には明白であるように、回路要素の種々の機能はソフトウェアプログラムにおける処理ブロックとして実施されてもよい。そういったソフトウェアは、例えば、デジタル信号プロセッサ、マイクロコントローラ、または汎用コンピュータに使用され得る。
本発明はそれら方法を実践するための方法および装置の形態で具現化することができる。本発明はまた、有形の媒体、例えば、磁気記録媒体、光学記録媒体、固体メモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、または他の任意の機械読取可能記憶媒体において具現化されるプログラムコードの形態で具現化することも可能である。ここでは、プログラムコードがコンピュータなどの機械にロードされ、それによって実行されるとき、機械は本発明を実践する装置となる。本発明はまた、例えば、記憶媒体に格納されるか、機械にロードされるおよび/または機械によって実行されるか、あるいは電線または電気ケーブル、光ファイバ、あるいは電磁放射などの幾つかの伝送媒体またはキャリアにより伝送される、プログラムコードの形態で具現化することもでき、ここでは、プログラムコードがコンピュータなどの機械にロードされ、それによって実行されるとき、機械は本発明を実践する装置となる。汎用プロセッサで実施されるとき、このプログラムコードセグメントはプロセッサと結び付いて特定の論理回路と同様に動作する固有のデバイスを提供する。本発明はまた、本発明の方法および/または装置を用いて発生される、電気的または光学的にある媒体によって伝送される信号値のビットストリームまたは他の配列、磁気記録媒体において格納された磁界の変化、等の形態で具現化することも可能である。
明示しない限り、各数値および範囲は、単語「about」または「approximately」がその値または範囲の値の頭に付いているかのように、概算的なものであると解釈されるべきである。
本発明の性質を説明するために記載し、例示したパーツの詳細、材料、および配置の様々な変更が、添付の特許請求の範囲に明示されたような本発明の範囲を逸脱することなく
当業者によってなされてよいことを更に理解されたい。
図面番号および/または図面の参照ラベルを各請求項において用いることは、特許請求の範囲を解釈し易くするために、特許請求される主題の1つまたはそれ以上の可能な実施形態を特定することを意図するものである。こういった使用は必ずしも対応する図に示した実施形態に特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
本明細書に記載した例示の方法のステップは必ずしも記載の順序で実行される必要はなく、そのような方法のステップの順序は単なる例示であることを理解されたい。同様に、追加のステップがそういった方法に含まれてもよいし、本発明の種々の実施形態と一致する方法において、ある種のステップが省かれてもよいし、組み合わされてもよい。
添付の特許請求の範囲中の要素は、ある場合には、対応するラベリングを用いて特定の順序で列挙されるが、特許請求の範囲の記述がそれらの要素の一部または全部実施するための特定の順序を暗示しない限り、それらの要素がその特定の順序で実施されることに限定されることを必ずしも意図するものではない。
受信信号を等化するためにパイロットチャネルを用いる先行技術の受信機の1実施例を示す単純化されたブロック図である。 受信データ信号から追加の基準信号を発生し、この基準信号を用いて受信信号を等化する本発明の1実施形態による受信機の単純化されたブロック図である。 受信データ信号から追加の基準信号を発生し、追加の基準信号に基づいてルックアップテーブルからステップサイズを選択し、かつ基準信号およびステップサイズの両方を用いて受信信号を等化する本発明の1実施形態による受信機の単純化されたブロック図である。 本発明の1実施形態に従ってステップサイズを選択するために図3の受信機によって用いられる擬似コードを示す図である。 図4の擬似コードによって用いられるパラメータを列挙する表である。 図3の受信機の基準計算器1実施形態を示す単純化されたブロック図である。 transmit−diverse信号を受信するためまたは追加の基準信号を発生するために用いることのできる2つの受信機を有する本発明の1実施形態の装置を示す単純化されたブロック図である。 2つ以上の基準発生器を有する本発明の1実施形態の受信機の単純化されたブロック図である。

Claims (29)

  1. 受信信号を等化する方法であって、
    (a)受信信号の少なくとも1つのパイロットチャネルに基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の第1のセットを等化して、1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットを発生するステップ;
    (b)1つまたはそれ以上の等化信号の前記第1のセットを処理して、前記受信信号の1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの第1のセットに相当する1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットを発生するステップ;
    (c)1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの前記第1のセットから1つまたはそれ以上の基準信号を発生するステップ;および
    (d)(1)前記少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(2)前記1つまたはそれ以上の基準信号の両方に基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の第2のセットを等化して、1つまたはそれ以上の等化信号の第2のセットを発生するステップ、を含む、方法。
  2. 1つまたはそれ以上の等化信号の前記第2のセットを処理して、前記受信信号の1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの第2のセットに相当する1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第2のセットを発生するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 1つまたはそれ以上の受信信号の前記第2のセットが、1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットの時間遅延されたバージョンである、請求項1に記載の方法。
  4. ステップ(b)、(c)、および(d)が1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットについて1回またはそれ以上反復され、各反復について、ステップ(b)で処理された前記等化信号が、ステップ(d)の先の実施において発生された前記等化信号である、請求項3に記載の方法。
  5. 1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットについて、1つまたはそれ以上の基準信号のうちの2つまたはそれ以上のセットが、単一の基準発生器を用いて反復的に発生される、請求項4に記載の方法。
  6. 1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットについて、1つまたはそれ以上の基準信号のうちの2つまたはそれ以上のセットが、2つまたはそれ以上の基準発生器を用いてパイプライン様式で反復的に発生される、請求項4に記載の方法。
  7. ステップ(a)がフィルタ係数の第1のセットに基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを濾波する処理を含み、フィルタ係数の前記第1のセットが、
    (1)1つまたはそれ以上の等化信号の前記第1のセットを前記少なくとも1つのパイロットチャネルと比較することによってエラー信号を計算する処理;および
    (2)前記エラー信号に基づいてフィルタ係数の前記第1のセットを更新する処理により適応的に発生される、請求項1に記載の方法。
  8. ステップ(d)が、フィルタ係数の第2のセットに基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の前記第2のセットを濾波するステップを含み、フィルタ係数の前記第2のセットが、
    (1)1つまたはそれ以上の等化信号の前記第2のセットを(i)前記少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(ii)前記1つまたはそれ以上の基準信号の両方と比較することによってエラー信号を計算する処理;および
    (2)前記エラー信号に基づいてフィルタ係数の前記第2のセットを更新する処理により、適応的に発生される、請求項1に記載の方法。
  9. フィルタ係数の前記第2のセットの更新が、前記1つまたはそれ以上の基準信号を生成するのに用いられる前記1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの数および電力の関数として発生されたステップサイズ値に更に基づく、請求項8に記載の発明。
  10. ステップ(a)が、フィルタ係数の前記第2のセットを用いて1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを濾波する処理を含む、請求項8に記載の方法。
  11. ステップ(c)が:
    (1)1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの前記第1のセットについて硬決定の第1のセットを発生する処理;および
    (2)前記1つまたはそれ以上の基準信号として用いられる硬決定の前記第1のセットを記録する処理を含む、請求項1に記載の方法。
  12. ステップ(c)が:
    (1)前記1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの各々に関連する電力値が電力閾値条件を満たすかどうかを決定する処理;および
    (2)基準信号を発生するのに使用するために、関連する電力値が前記電力閾値条件を満たす非パイロットチャネルに相当する各デコードデータストリームをイネーブルにする処理を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 各電力値が、前記関連する非パイロットチャネルの電力および前記少なくとも1つのパイロットチャネルの電力に基づく電力比である、請求項12に記載の方法。
  14. 受信信号を等化する装置であって、
    (1)(a)前記受信信号の少なくとも1つのパイロットチャネルに基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の第1のセットを等化して、1つまたはそれ以上の等化信号の第1のセットを発生するように適合された第1の等化器(例えば220)、(b)1つまたはそれ以上の等化信号の前記第1のセットを処理して、前記受信信号の1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの第1のセットに相当する1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第1のセットを発生するように適合された第1のデコーダ(例えば222)、(c)シンボル決定ブロック(例えば224)、および1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの前記第1のセットから1つまたはそれ以上の基準信号を発生するように適合されチップシーケンス発生器(例えば226)を含む、
    1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットから前記1つまたはそれ以上の基準信号を発生するように適合された第1の基準発生器(例えば218)と、
    (2)(i)前記少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(ii)前記1つまたはそれ以上の基準信号の両方に基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の第2のセットを等化して、1つまたはそれ以上の等化信号の第2のセットを発生するように適合された第2の等化器(例えば204)とを備える、装置。
  15. 1つまたはそれ以上の等化信号の前記第2のセットを処理して、前記受信信号の1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの第2のセットに相当する1つまたはそれ以上のデコードデータストリームの第2のセットを発生するように適合された第2のデコーダ(例えば206)を更に備える、請求項14に記載の装置。
  16. 1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを遅延させて、1つまたはそれ以上の受信信号の前記第2のセットを生成するように適合された遅延バッファ(例えば216)を更に備える、請求項14に記載の装置。
  17. 前記第2の等化器のオペレーションを実行する前に、前記第1の基準発生器のオペレーションが1回またはそれ以上反復的に繰り返され、各反復について、1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットの等化が、前記第1の基準発生器の前のオペレーションにおいて発生された前記1つまたはそれ以上の基準信号に更に基づく、請求項16に記載の装置。
  18. 前記装置が1つまたはそれ以上の追加の基準発生器(例えば848)を更に備え、
    前記第1の基準発生器および前記1つまたはそれ以上の追加の基準発生器がパイプライン化された様式で接続され;
    各追加の基準発生器が(i)前記受信信号の少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(ii)パイプライン化された前の基準発生器によって発生された1つまたはそれ以上の基準信号に基づいて、1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを等化するように適合された、請求項16に記載の装置。
  19. 前記第1の等化器が、フィルタ係数の第1のセットに基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを濾波するように適合され、
    フィルタ係数の前記第1のセットが、
    (1)1つまたはそれ以上の等化信号の前記第1のセットを少なくとも前記1つのパイロットチャネルと比較することによってエラー信号を計算すること;および
    (2)前記エラー信号に基づいてフィルタ係数の前記第1のセットを更新すること
    によって適応的に発生される、請求項14に記載の装置。
  20. 前記第2の等化器がフィルタ係数の第2のセットに基づいて1つまたはそれ以上の受信信号の前記第2のセットを濾波するように適合されたフィルタを(例えば210)を備え、
    フィルタ係数の前記第2のセットが、
    (1)1つまたはそれ以上の等化信号の第2のセットを(i)前記少なくとも1つのパイロットチャネルおよび(ii)前記1つまたはそれ以上の基準信号の両方と比較することによってエラー信号を計算すること;および
    (2)前記エラー信号を用いてフィルタ係数の前記第2のセットを更新することによって適応的に発生される、請求項14に記載の装置。
  21. フィルタ係数の前記第2のセットの更新がステップサイズ選択器(例えば334)によって発生されたステップサイズ値に更に基づき、前記ステップサイズ値が前記1つまたはそれ以上の基準信号を発生するのに用いられる前記1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの数と電力との関数である、請求項20に記載の装置。
  22. 前記第1の等化器が、フィルタ係数の前記第2のセットを用いて1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを濾波することによって、1つまたはそれ以上の受信信号の前記第1のセットを等化するように適合された、請求項20に記載の装置。
  23. 前記第1の基準信号発生器が、
    (1)前記1つまたはそれ以上のデコードデータストリームのために硬決定の第1のセットを発生するように適合された、シンボル決定処理部(例えば224)と;
    (2)前記1つまたはそれ以上の基準信号として用いられるために硬決定の前記第1のセットを記録するように適合された、チップシーケンス再生成処理部(例えば226)とを備える、請求項14に記載の装置。
  24. 前記第1の基準信号発生器が:
    (1)1つまたはそれ以上の非パイロットチャネルの各々に関連する電力値が電力閾値条件を満たすかどうかを決定するように;かつ
    (2)基準信号を発生するのに使用するために、関連する電力値が前記電力閾値条件を満たす非パイロットチャネルに相当する各デコードデータストリームをイネーブルにするように、適合された、請求項14に記載の装置。
  25. 各電力値は、関連する非パイロットチャネルの電力および前記少なくとも1つのパイロットチャネルの電力に基づく電力比である、請求項24に記載の装置。
  26. 前記装置が、前記第1の等化器が前記第2の等化器によって用いられる前記1つまたはそれ以上の基準信号を発生するように構成された第1の構成;および
    前記第1および第2の等化器がtransmit−diverse信号を別々に処理するように機能するように構成された第2の構成を支援する、請求項14に記載の装置。
  27. フィルタ係数のセットに基づいて受信信号を濾波して等化信号を発生することによって、受信機の受信信号を等化する方法であって、
    フィルタ係数の前記セットが、
    (1)前記等化信号を、第1のチャネルがパイロットチャネルとして以外の目的で前記受信機によって用いられる前記受信機によって先験的に知られたビットパターンを有する少なくとも第1のチャネルを含む1つまたはそれ以上の基準チャネルと比較することによってエラー信号を計算する処理;および
    (2)前記エラー信号に基づいてフィルタ係数の前記セットを更新する処理によって適応的に発生される、方法。
  28. 前記第1のチャネルが同期チャネルである、請求項27に記載の方法。
  29. 前記同期チャネルが第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)規格に適合する、請求項28に記載の方法。
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