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JP2009503055A - 毛髪処理組成物における高分子増粘剤の使用、方法及び組成 - Google Patents

毛髪処理組成物における高分子増粘剤の使用、方法及び組成 Download PDF

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JP2009503055A
JP2009503055A JP2008524665A JP2008524665A JP2009503055A JP 2009503055 A JP2009503055 A JP 2009503055A JP 2008524665 A JP2008524665 A JP 2008524665A JP 2008524665 A JP2008524665 A JP 2008524665A JP 2009503055 A JP2009503055 A JP 2009503055A
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Abstract

本発明は、安定な増粘化された毛髪処理組成物、好ましくはヘアケア組成物を提供するための、増粘系の使用を提供し、該組成物は、優れた拡散性、拡散性の知覚、毛髪の櫛通り及び毛髪の感触を有し、高粘度に処方されていながら、毛髪に、ベタベタして油っこい毛髪の感触の少ない又はそれらを減少した、向上した手触り、櫛通り、まとまり(alignment)及びボリュームの減少をもたらすことができる。

Description

本発明は、イオン性化合物、好ましくはカチオン性塩のようなカチオン性化合物の添加に対して、組成物を極めて安定化させる、毛髪処理組成物を増粘化するための高分子増粘剤の使用に関する。
ヘアコンディショニング組成物の分野においては、例えば塩類のようなイオン性化合物の添加に対して安定な、つまり粘度を変化させない、新しい増粘系が必要とされている。
洗髪すると、過剰な皮脂や他の環境汚れが除去されるが、毛髪が濡れて、もつれて、比較的扱いにくい状態のまま放置される場合があるという不都合もある。洗髪はまた、天然油又は他の毛髪保湿物質を除去するため、毛髪に乾燥をもたらす場合もある。洗髪後、毛髪はまた、知覚される柔軟性の喪失に悩まされる場合がある。頻繁な洗髪はまた、特に長い髪に対して、「枝毛(split ends)」現象を助長する。枝毛(split ends)とは、毛髪の末端部が2つ又はそれ以上の毛幹に分かれ、縮れた外観をもたらす状態を指す。
毛髪の状態を整えるために様々な試みが開発されてきた。これらは、シャンプー後のヘアリンスから、リーブオンヘアコンディショナー、シャンプーにヘアコンディショニング成分を含有させることにまで及ぶ。多くの消費者はコンディショナーを含むシャンプーの気軽さや便利さを好むが、大部分は洗髪とは別の工程、通常は洗髪の次に行う工程として毛髪に適用される、より慣習的なコンディショナー製剤を好む。こうしたヘアコンディショナーは通常、分与及び毛髪への適用を容易にするために、ジェル又はクリームのような増粘化された製品として処方される。
ヘアリンスコンディショナーは、最も慣例的には、カチオン性界面活性剤の組み合わせに基づいており、該カチオン性界面活性剤は一般に、ジタロージメチル塩化アンモニウムのような第四級アンモニウム化合物、及びセチルアルコール、ステアリルアルコールのような脂肪族アルコールである。この組み合わせは、ジェルネットワーク構造(gel-network structure)をもたらし、該構造は高粘度でクリーム状のレオロジーを有する組成物を提供するが、長期間にわたる及び/又は高温における保管中不安定になる可能性がある。
それ故、本発明の目的は、保管中に不安定になる傾向を有することのない、毛髪処理組成物を増粘化するための新しい増粘系の使用を提供することである。本発明の目的は更に、イオン性化合物の添加によって不安定な状態にしない、毛髪処理組成物を増粘化するための新しい増粘系の使用を提供することである。容易に適用できて毛髪から容易に洗い流すことが可能な、例えばジェル等の、前述のような増粘化された形態の組成物を提供することが望ましい。乾湿両方の状態における毛髪での優れた櫛通りと併せて、審美的に美しい濡れた毛髪の感触、光沢のある稠度、及び毛髪へ適用した際に広がる感じを有するこのようなヘアケア組成物を提供することも、本発明の更なる目的である。上記組成物によって毛髪の状態を整える方法を提供することも更に望ましい。
本発明のこれら及び他の目的及び効果は、これまで又はこれ以降に当業者とって自明となり得るように本明細書に記載され得るので、本明細書に記載の本発明によって提供され得る。
本発明は、本明細書に記載されている必須成分、並びに本明細書に記載されている好ましい又は他の任意成分のうちいずれかを含む、又はそれらから成る、又はそれらから本質的に成ることが可能である。
特に指示がない限り、本明細書中の百分率は全て組成物の重量基準である。特に指示がない限り、比率は全て重量比である。本明細書で言及される成分の百分率、比率及び濃度は全て、特に指示がない限り、成分の実際の量に基づき、市販製品中でこの成分と組み合わせられている場合がある溶媒、充填剤、又はその他の物質を含まない。全ての特許、全ての特許出願、及び全ての論文を含む、本明細書で言及される全ての文書は、それらの内容全体が参考として本明細書に組み込まれる。
本発明は、安定な増粘化された毛髪処理組成物、好ましくはヘアケア組成物を提供し、該組成物は、優れた拡散性、拡散性の知覚、及び感触を有し、多少粘度が高く、クリーム又はジェル状のレオロジーを有するエマルションに処方されていながら、毛髪に、ベタベタして油っこい毛髪の感触の少ない又はそれらを低減した、向上した手触り、櫛通り、まとまり(alignment)及びボリュームの減少をもたらすことができる。
特に、本発明は
(i)約50〜約70%の、2−プロペン酸と2−プロペンアミド(CAS番号 26100−47−0)とのコポリマー、
(ii)約25〜約35%の、2−メチル−1−プロペン(ポリイソブテン)(CAS番号 9003−27−4、CTFA名:ポリイソブテン)のホモポリマー、
(iii)約3〜約8%の、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−ソルビタン−モノドデカン酸(CAS番号 9005−64−5、CTFA名:ポリソルベート−20)、及び
(iv)0〜約22重量%の水
の混合物を、毛髪処理組成物、好ましくはヘアコンディショニング組成物を増粘化するために約0.1重量%〜約30重量%、好ましくは約0.5〜約10重量%の量で含む増粘系の使用に言及する。
本発明はまた、
(A)増粘系であって、
(i)約50〜約70%の、2−プロペン酸と2−プロペンアミド(CAS番号 26100−47−0)とのコポリマー、
(ii)約25〜約35%の、2−メチル−1−プロペン(ポリイソブテン)(CAS番号 9003−27−4、CTFA名:ポリイソブテン)のホモポリマー、
(iii)約3〜約8%の、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−ソルビタン−モノドデカン酸(CAS番号 9005−64−5、CTFA名:ポリソルベート−20)、及び
(iv)0〜約22重量%の水
の混合物を、ヘアコンディショニング組成物の総重量の約0.1重量%〜約30重量%の量で含む増粘系と、
(B)ヘアコンディショニング組成物の総重量の、約0.1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.5重量%〜約10重量%の量の、ヘアコンディショニング剤と
を含む、ヘアコンディショニング組成物を提供する。
本発明はまた、毛髪の光沢を向上させるために、本発明の有効量の組成物を毛髪に適用することにより、毛髪の状態を整える方法を提供する。
毛髪処理組成物、好ましくはヘアコンディショニング組成物の必須成分、並びに好ましい成分及び任意成分の多様であるが非排他的なリストを以下に記載する。
増粘系
増粘系は、好ましくは
(a)約60〜約67%の、2−プロペン酸と2−プロペンアミド(CAS番号 26100−47−0)とのコポリマー、
(b)約27〜約32%の、2−メチル−1−プロペン(CAS番号 9003−27−4、CTFA名:ポリイソブテン)のホモポリマー、
(c)約5〜約7%の、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−ソルビタン−モノドデカン酸(CAS番号 9005−64−5、CTFA名:ポリソルベート−20)、及び
(d)0〜約22重量%の水
の混合物を含む。
本発明による増粘系は、米国セピック社(SEPPIC Inc.)によりセピプラス(Sepiplus)(登録商標)265という商品名で販売されている。
毛髪処理組成物は、好ましくは約0.5〜約20重量%、より好ましくは約0.5〜約10重量%、及び最も好ましくは約1.0〜約5重量%の増粘系を含有する。

本発明の増粘系は、好ましくは増粘系の約1〜約10重量%の水を含有し、一方、毛髪処理組成物は、好ましくは毛髪処理組成物の総重量の約50〜約98重量%、より好ましくは約60〜約96重量%、及び最も好ましくは約70〜約95重量%の水を含有する。
他の溶媒
毛髪処理組成物は、所望により、低級アルキルアルコール、例えばC1〜C5アルキル一価アルコール、好ましくはC2〜C3アルキルアルコール、最も好ましくはエタノール又はイソプロパノールのような、他の液状、水混和性又は水溶性の溶媒を含んでもよい。
本発明で使用可能な水溶性多価アルコールはまた、分子中に2つ又はそれ以上のヒドロキシル基を有する多価アルコールである。このような多価アルコールの代表例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコールのような二価アルコール;グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール等のような三価アルコール;ペンタエリスリトールのような四価アルコール;キシリトール(xylytol)等のような五価アルコール;ソルビトール、マンニトールのような六価アルコール;ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリンのような多価アルコールポリマー;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテルのような二価アルコールアルキルエーテル;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテルのような二価アルコールアルキルエーテル;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジペート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテートのような二価アルコールエーテルエステル;キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコールのようなグリセリンモノアルキルエーテル:ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、スクロース、エリスリトール、グルコース、フルクトース、デンプン糖、マルトース、キシリトース(xylytose)、デンプン糖還元アルコール、グリソリッド(glysolid)、テトラヒドロフルフリルアルコール、POEテトラヒドロフルフリルアルコール、POPブチルエーテル、POP POEブチルエーテル、トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル、POPグリセリンエーテル、POPグリセリンエーテルリン酸、POP POEペンタンエリスリトールエーテルのような糖アルコールである。
毛髪処理組成物は、所望により、約0.5重量%〜約30重量%、より好ましくは約1.0重量%〜約20重量%、最も好ましくは約1.0重量%〜約15重量%の他の溶媒を含有するのが好ましい。
ヘアコンディショニング剤は、下記で指定するようなカチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、シリコーン化合物及び他のコンディショニング剤又はこれらの混合物の群から選択される。
カチオン性界面活性剤コンディショニング剤
本発明の組成物において好んで用いられ得るカチオン性界面活性剤は、アミノ又は四級アンモニウム部分を含有する。本明細書で有用なもののうちカチオン性界面活性剤は以下の文書に開示されており、全ては本明細書に参考として組み入れられる:米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、同第3,959,461号(ベイリー(Bailey)ら、1976年5月25日発行)、及び同第4,387,090号(ボリッチ・ジュニア(Bolich, Jr.)、1983年6月7日発行)。
第四級アンモニウム含有カチオン性界面活性剤物質のうち、本明細書で有用な物質は、次の一般式(I)のものである。
[NR1、R2、R3、R4]+-
式中、R1〜R4は独立して、約1〜約22の炭素原子の脂肪族基、又は約1〜約22の炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若しくはアルキルアリール基であり、X-はハロゲン(例えば塩化物、臭化物、ヨウ化物)、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、及びアルキルサルフェートラジカルから選択されるもののような塩生成アニオンである。
脂肪族基は、炭素原子と水素原子に加えて、エーテル(either)結合、及びアミノ基のような他の基を含有していてもよい。より長鎖の脂肪族基(例えば、炭素原子が約12以上のもの)は、飽和であるか又は不飽和であってよい。ジ−長鎖(例えば、ジC12〜C22(好ましくはC16〜C18)脂肪族、好ましくはアルキル)アンモニウム塩、ジ−短鎖(例えば、C1〜C3アルキル、好ましくはC1〜C2アルキル)アンモニウム塩が特に好ましい。第一級、第二級及び第三級脂肪族アミンの塩類も、好適なカチオン性界面活性剤物質である。このようなアミンのアルキル基は、好ましくは約12〜約22の炭素原子を有し、置換されていても非置換であってもよい。本発明で有用な、このようなアミンとしては、ステアルアミドプロピルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアルアミド、ジメチルステアラミン、ジメチル大豆アミン、大豆アミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロープロパンジアミン、エトキシ化(5モルE.O.)ステアリルアミン、ジヒドロキシ(dihydorxy)エチルステアリルアミン、及びアラキジルベヘニルアミンが挙げられる。好適なアミン塩類としては、ハロゲン、酢酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、及びアルキル硫酸塩が挙げられる。このような塩類としては、ステアリルアミン塩酸塩、大豆アミンクロライド、ステアリルアミンホルメート、N−タロープロパンジアミンジクロライド及びステアルアミドプロピルジメチルアミンクエン酸塩が挙げられる。好ましいカチオン性界面活性剤は、例えばゲナミン(Genamin)(登録商標)CTAC、つまりセチルトリメチル塩化アンモニウムのようなセチルトリメチルアンモニウム塩、例えばベヘニルトリメチル塩化アンモニウムのようなベヘニルトリメチルアンモニウム塩;ジメチルジタローアンモニウム塩;ステアリルアミドプロピルジメチルアミン;例えばテトラデシルベタインエステルクロライドのようなエステルクアット(esterquat)、例えばジパルミチルエチルジメチルアンモニウムクロライド(ドイツ、アクゾ(Akzo)のアーモケア(Armocare)(登録商標)VGH70)のようなジエステルクアット(diesterquats)又はジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートとセテアリルアルコール(Cetearyl Alkohol)との混合物(ドイツ、ヘンケル(Henkel)のデヒコート(Dehyquart(登録商標)F−75)である。
カチオン性界面活性剤は、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約1.5重量%、最も好ましくは約0.4重量%〜約0.8重量%の濃度で含有される。
カチオン性ポリマーコンディショニング剤
本発明の組成物は、コンディショニング剤として1以上のカチオン性ポリマーを含有することもできる。カチオン性ポリマーコンディショニング剤は、水溶性であることが好ましいであろう。カチオン性ポリマーは、通常、カチオン性界面活性剤についての上述と同じ範囲で使用される。
「水溶性」カチオン性有機ポリマーとは、25℃の水(蒸留されたもの、又はそれと等価なもの)中で0.1%の濃度において裸眼で実質的に透明な溶液を形成するほど十分に水に可溶性のポリマーを意味する。好ましくは、このポリマーは、0.5%の濃度において、より好ましくは1.0%の濃度において実質的に透明な溶液を形成するほど十分に可溶性であろう。本明細書で使用するとき、「ポリマー」という用語は、1種類のモノマーの重合によって製造されるか、又は2種類(即ち、コポリマー)若しくはそれより多くのモノマーによって製造される物質を含む。
本明細書のカチオン性ポリマーは、一般に、少なくとも約5,000、通常は少なくとも約10,000でありかつ約10,000,000未満である重量平均分子量を有するであろう。好ましくは、前記分子量は約100,000〜約2,000,000である。カチオン性ポリマーは、一般に、第四級アンモニウム又はカチオン性アミノ部分又はこれらの混合物のようなカチオン性窒素含有部分を有するであろう。
カチオン電荷密度は、好ましくは少なくとも約0.1meq/g、より好ましくは少なくとも約1.5meq/g、更により好ましくは少なくとも約1.1meq/g、最も好ましくは少なくとも約1.2meq/gである。カチオン性ポリマーのカチオン電荷密度は、ネルダール(Neldahl)法に従って求めることができる。当業者には、アミノ含有ポリマーの電荷密度がpH及びアミノ基の等電点に応じて変化し得ることが分かるであろう。電荷密度は、意図された用途のpHにおいて上記限度内であるべきである。水溶性基準が満たされる限り、いかなるアニオン性対イオンもカチオン性ポリマーに使用することができる。好適な対イオンとしては、ハロゲン化物(例えばCl、Br、I、又はF、好ましくはCl、Br、又はI)、硫酸塩、及び硫酸メチルが挙げられる。このリストは排他的ではないので、他のものを使用することもできる。カチオン性窒素含有部分は、一般に、カチオン性ヘアコンディショニングポリマーの全モノマー単位の一部に置換基として存在するであろう。従って、このカチオン性ポリマーは、第四級アンモニウム又はカチオン性アミン置換モノマー単位と、本明細書ではスペーサーモノマー単位と呼ばれる他の非カチオン性単位とのコポリマー、ターポリマー等を含むことができる。
好適なカチオン性ポリマーとしては、例えば、カチオン性アミン又は四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーと、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル及びジアルキルアクリルアミド、アルキル及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、並びにビニルピロリドンのような水溶性スペーサーモノマーとのコポリマーが挙げられる。アルキル及びジアルキル置換モノマーは、好ましくはC1〜C7アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基を有する。
他の好適なスペーサーモノマーとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール(vinyl, alcohol)(ポリ酢酸ビニルの加水分解によって作られるもの)、無水マレイン酸、プロピレングリコール、及びエチレングリコールが挙げられる。
カチオン性アミンは、組成物の特定の種及びpHに依存して、第一級、第二級又は第三級アミンであることができる。一般に、第二級及び第三級アミン、特に第三級のアミンが好ましい。アミン置換ビニルモノマーは、アミン形態で重合させることができ、その後、所望により四級化反応によってアンモニウムに変換することができる。アミンはまた、ポリマーが形成された後でも同様に四級化することができる。例えば、第三級アミン官能基は、式R’Xの塩と反応させることによって四級化することができ、ここでR’は、短鎖アルキル、好ましくはC1〜C7アルキル、より好ましくはC1〜C3アルキルであり、Xは、四級化アンモニウムと共に水溶性の塩を形成するアニオンである。
好適なカチオン性アミノモノマー及び第四級アンモニウムモノマーとしては、例えば、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメタクリレート、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム塩、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル第四級アンモニウム塩で置換されたビニル化合物、並びにピリジニウム、イミダゾリウム及び四級化ピロリドンなどの環状カチオン性窒素含有環を有するビニル第四級アンモニウムモノマー、例えば、アルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリドン塩が挙げられる。これらのモノマーのアルキル部分は、好ましくはC1〜C3アルキル、より好ましくはC1及びC2アルキルのような低級アルキルである。本明細書で使用するのに好適なアミン置換ビニルモノマーとしては、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、及びジアルキルアミノアルキルメタクリルアミドが挙げられ、この場合、アルキル基は、好ましくはC1〜C7ヒドロカルビル、より好ましくはC1〜C3アルキルである。
本明細書のカチオン性ポリマーは、アミン−及び/若しくは第四級アンモニウム置換モノマー、並びに/又は相溶性スペーサーモノマー由来のモノマー単位の混合物を含むことができる。好適なカチオン性ヘアコンディショニングポリマーとしては、例えば、1−ビニル−2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩(例えば、塩化物)とのコポリマー(米国化粧品工業会(Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association)、「CTFA」により、当業界ではポリクオタニウム−16と呼ばれるもの)であって、例えば、BASFワイアンドット社(BASF Wyandotte Corp.)(米国、ニュージャージー州パーシッパニー(Parsippany))から商品名ルビクアット(LUVIQUAT)(例えば、ルビクアットFC370)として市販されているもの;1−ビニル−2−ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー(「CTFA」により、当業界ではポリクオタニウム−11と呼ばれるもの)であって、例えば、ガフ・コーポレーション(Gaf Corporation)(米国、ニュージャージー州ウェイン(Wayne))から商品名ガフクアット(GAFQUAT)(例えば、ガフクアット755N(GAFQUAT755N))として市販されているもの;例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー、及びアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロライドとのコポリマーを含む、カチオン性ジアリル第四級アンモニウム含有ポリマーであって、当業界(CTFA)ではそれぞれポリクオタニウム−6及びポリクオタニウム−7と呼ばれるもの;並びに、米国特許第4,009,256号に記載の3〜5の炭素原子の不飽和カルボン酸のホモポリマー及びコポリマーのアミノ−アルキルエステルの鉱酸塩が挙げられ、前記特許を本明細書に参考として組み込む。使用できる他のカチオン性ポリマーには、多糖類ポリマー、例えば、カチオン性セルロース誘導体及びカチオン性デンプン誘導体が挙げられる。本明細書の使用に好適なカチオン性多糖類ポリマー物質としては、以下の式(II)のものが挙げられる。
Figure 2009503055
式中、Aはデンプン又はセルロース無水グルコース残基のような、無水グルコース残基であり、Rはアルキレン(alkyene)、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン若しくはヒドロキシアルキレン基又はこれらの組み合わせであり、R5、R6、及びR7は独立して、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキル又はアルコキシアリール基であり、各基は1〜18の炭素原子を含有し、各カチオン性部分の炭素原子の総数(つまり、R5、R6及びR7の炭素原子の合計)は好ましくは20以下であり、Yは前述のようなアニオン性対イオンである。
カチオン性セルロースは、アマコール社(Amerchol Corp.)(米国、ニュージャージー州エディソン)から、ポリマーのポリマーJR(登録商標)及びLR(登録商標)シリーズで、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの塩として入手可能であり、当業界(CTFA)ではポリクオタニウム(Polyquaternium)−10と呼ばれている。
別の種類のカチオン性セルロースとしては、当業界(CTFA)ではポリクオタニウム−24と呼ばれている、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースのポリマー性四級アンモニウム塩が挙げられる。これらの物質は、アマコール社(Amerchol Corp.)(米国、ニュージャージー州エディソン(Edison))から商品名ポリマーLM−200として入手可能である。
使用され得る他のカチオン性ポリマーとしては、CTFA名:グアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウム(セラニーズ社(Celanese Corp.)からジャガーR(JaguarR)(登録商標)シリーズとして市販されている)のようなカチオン性グアーガム(quar gum)誘導体が挙げられる。
他の物質としては、四級窒素含有セルロースエーテル(例えば、本明細書に参考として組み込まれている米国特許第3,962,418号に記載されているような)及びエーテル化セルロースとデンプンとのコポリマー(例えば、本明細書に参考として組み込まれている米国特許第3,958,581号に記載されているような)が挙げられる。
上述のように、本明細書のカチオン性ポリマーは水溶性である。ただし、このことは、組成物において可溶性でなければならないことを意味するものではない。しかしながら、好ましくは、カチオン性ポリマーは、組成物に可溶性であるか、又はカチオン性ポリマーとアニオン性物質から形成される組成物中の複合コアセルベート相に可溶性である。カチオン性ポリマーの複合コアセルベートは、所望により本明細書の組成物に添加することができるアニオン性界面活性剤又はアニオン性ポリマー(例えば、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)から形成することができる。
好ましいカチオン性ポリマーは、CTFA名:クオタニウム−10(QUATERNIUM-10)及びグアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウムである。
カチオン性ポリマーヘアコンディショニング剤は、本明細書の組成物中に、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.3重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.3重量%〜約3重量%、最も好ましくは約0.3重量%〜約1.0重量%の濃度で使用することができる。
シリコーンコンディショニング剤
本明細書の組成物としてはまた、コンディショニング剤としての、揮発性又は不揮発性、可溶性又は不溶性のシリコーンが挙げられる。可溶性とは、シリコーンコンディショニング剤が組成物の水性キャリアと、同一相の一部を形成するように混和性であることを意味する。不溶性とは、前記シリコーンが、例えば、シリコーン液滴のエマルション又は懸濁液の形態のように、水性キャリアとは別個の不連続相を形成する(from)ことを意味する。
可溶性シリコーンとしては、ジメチコンコポリオールのようなシリコーンコポリオール、例えばポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド修飾ポリジメチルシロキサンのようなポリエーテルシロキサン修飾ポリマーが挙げられ、ここでエチレン及び/又はプロピレンオキシドの濃度は、組成物に溶解させるのに十分な濃度である。
しかしながら、好ましいのは不溶性シリコーンである。本明細書で使用する不溶性シリコーンヘアコンディショニング剤は、25℃で、好ましくは約1,000〜約2,000,000mPa.s、より好ましくは約10,000〜約1,800,000、更により好ましくは25℃で約100,000〜約1,500,000mPa.sの粘度を有する。粘度は、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporate)の試験方法CTM0004(Test Method CTM0004)、1970年7月20日に記載されているようなガラスキャピラリー粘度計を用いて測定することができる。
好適な不溶性、不揮発性シリコーン流体としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、末端ヒドロキシル基含有ジメチルポリシロキサン、末端ヒドロキシル基含有メチルフェニルポリシロキサン、及びこれらの混合物が挙げられる。これらの具体例としては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン及びヘキサデカメチルヘプタシロキサンが挙げられる。
ヘアコンディショニング特性を有する他の不溶性の不揮発性シリコーン流体を使用することもできる。本明細書で使用するとき、「不揮発性」という用語は、シリコーンの沸点が少なくとも約260℃、好ましくは少なくとも約275℃、より好ましくは少なくとも約300℃であることを意味する。このような物質は、周囲条件下で非常に低い又は無有意な蒸気圧を示す。用語「シリコーン流体」は、25℃で1,000,000mPa.s未満の粘度を有する流動性シリコーン物質を意味する。一般的に、流体の粘度は25℃で約5〜1,000,000mPa.s、好ましくは25℃で約10〜約300,000mPa.sであろう。
好ましいシリコーンは、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、及びポリメチルフェニルシロキサンである。ポリジメチルシロキサンがとりわけ好ましい。使用してよい不揮発性ポリアルキルシロキサン流体としては、例えばポリジメチルシロキサンが挙げられる。これらシロキサンは、例えば、ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)からビスカシルR(ViscasilR)及びSF96シリーズとして、並びにダウ・コーニング(Dow Corning)からダウ・コーニング200(登録商標)シリーズとして入手可能である。
使用してよいポリアルキルアリールシロキサン流体には、また、例えばポリメチルフェニルシロキサンも挙げられる。これらシロキサンは、例えば、ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)からSF1075メチルフェニル流体として、又はダウ・コーニング(Dow Corning)から556化粧品等級流体(556 Cosmetic Grade Fluid)として、又は、例えばCTFA名:クオタニウム−80のようなジ四級シリコーン(silikones)(例えば、ドイツのTh.ゴールドシュミット社(Th. Goldschmidt AG)のエイビル(Abil)(登録商標)クアット3272(Quat 3272)若しくはエイビル(登録商標)クアット3270)として入手可能である。
好適な、不溶性、揮発性シリコーン流体としては、25℃で10mPa.s以下の粘度を有し、かつ大気圧下の沸点が250℃以下である、低分子量オリゴマー性ポリジメチルシロキサン又は環状ポリジメチルシロキサンが挙げられる。揮発性は、直鎖オルガノポリシロキサンにおいて、オルガノポリシロキサン主鎖が多くとも6〜10のシリコーン原子を有し、25℃で約0.65〜約2mPa.sの粘度を有するオリゴマー性オルガノポリシロキサン、例えばダウ・コーニング(Dow Corning)のDC200流体を選択することにより達成され得る。3〜6のケイ素原子を有する環状オルガノポリシロキサン、例えば、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(例えばダウ・コーニング(Dow Corning)のDC244、DC245、DC345)を利用することが好ましい。
毛髪の光沢特性を増強するために特に好ましいのは、高度にアリール化したシリコーン、例えば約1.46以上、特に約1.52以上の屈折率を有する高度にフェニル化したポリエチルシリコーンである。これら高屈折率のシリコーンを使用する場合、これらは、以下に記載するように展着剤、例えば界面活性剤又はシリコーン樹脂と混合して表面張力を低下させ、この物質の膜形成能を高めるべきである。
用いられ得るポリエーテルシロキサンコポリマーとしては、例えば、ポリプロピレンオキシド修飾ポリジメチルシロキサン(例えばダウ・コーニング(Dow Corning)のDC−1248(登録商標))が挙げられるが、エチレンオキシド又はエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの混合物も用いられ得る。エチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドの濃度は、本明細書の組成物への溶解が起こらないように十分に低くすべきである。
シリコーンコンディショニング剤において特に有用であり得る別のシリコーンヘアコンディショニング物質は、不溶性シリコーンガムである。「シリコーンガム」という用語は、本明細書で使用するとき、25℃で1,000,000mPa.s以上の粘度を有するポリオルガノシロキサン物質を意味する。シリコーンガムは、ペトラルカ(Petrarch)及び米国特許第4,152,416号を含む他のものによって記載されている。これらの記載した参考文献を、参考として本明細書に組み込む。「シリコーンガム」は、通常、約200,000を超え、一般に約200,000〜約1,000,000の質量分子量(mass molecular weight)を有する。具体例としては、ポリジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサン)(ジフェニルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。シリコーン毛髪処理剤は、約1,000,000mPa.sよりも大きい粘度を有するポリジメチルシロキサンガムと25℃で約10〜約100,000mPa.sの粘度を有するポリジメチルシロキサン流体との混合物を含むことが好ましく、ガム対流体の比率は約30:70〜約70:30、好ましくは約40:60〜約60:40である。
シリコーンコンディショニング剤に含まれることのできる任意成分はシリコーン樹脂である。シリコーン樹脂は、高度に架橋したポリマーシロキサン系である。架橋は、シリコーン樹脂の製造中に、三官能性及び四官能性のシランを、一官能性又は二官能性のシラン、あるいは両方のシランと共に組み入れることによって導入される。当該技術分野においてよく理解されているように、結果としてシリコーン樹脂を得るために必要とされる架橋度は、シリコーン樹脂に組み込まれる特定のシラン単位によって異なるであろう。一般的に、乾燥して硬質な又は堅い被膜になるのに十分な濃度の三官能性及び四官能性シロキサンモノマー単位(そしてそれゆえに、十分な架橋レベル)を有するシリコーン物質が、シリコーン樹脂であると考えられる。酸素原子とケイ素原子との比は、特定のシリコーン物質における架橋度の指標である。ケイ素原子1個につき少なくとも約1.1の酸素原子を有するシリコーン物質は、概して本明細書のシリコーン樹脂となるであろう。
好ましくは、酸素原子:ケイ素原子の比は、少なくとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の製造において使用されるシランとしては、モノメチル−、ジメチル−、トリメチル−、モノフェニル−、ジフェニル−、メチルフェニル−、モノビニル−、及びメチルビニル−クロロシラン、並びにテトラクロロシランが挙げられるが、メチル置換シランが最も一般に利用される。好ましい樹脂は、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)からGE SS4230及びSS4267(登録商標)として供給される。市販のシリコーン樹脂は、一般に、低粘度の揮発性又は不揮発性シリコーン流体に溶解された形態で供給される。本明細書で使用するためのシリコーン樹脂は、当業者にとって容易に明らかであるように、このように溶解した形態で本発明の組成物に供給され、組み込まれるべきである。シリコーン樹脂は、毛髪へのシリコーンの付着を高めることができ、また高屈折率量によって毛髪の光沢を増強することができる。
特にシリコーン物質及びシリコーン樹脂は、「MDTQ」命名法として当業者に周知の省略命名法のシステムによって上手く識別することができる。このシステムによれば、シリコーンは、シリコーンを構成する様々なシロキサンモノマー単位の存在に準じて表される。簡潔には、記号Mは、一官能性単位(CH3)3SiO).5を示し、Dは、二官能性単位(CH3)2SiOを示し、Tは、三官能性単位(CH3)SiO1.5を示し、Qは、四官能性(quadri- or tetra-functional)単位SiO2を示す。単位記号のダッシュ(例えば、M’、D’、’17、及びQ’)は、メチル以外の置換基を表し、出現の度に具体的に定義しなければならない。代表的な代替置換基としては、ビニル基、フェニル基、アミン基、ヒドロキシル基等のような基が挙げられる。シリコーン中の単位の各種類の総数(又はこれらの平均)を示す記号に対する添字に関する、又は具体的に示された比としての、様々な単位のモル比は、分子量と組み合わせてMDTQシステムにおけるシリコーン物質の説明を完成させる。シリコーン樹脂内のT、Q、T’、及び/又はQ’のD、D’、M、及び/又はM’に対する相対モル量が高いほど、架橋度がより高いことを示す。しかし、前述のように、全体的な架橋度はまた、酸素とケイ素の比で表すこともできる。
本明細書で用いるのに好ましいシリコーン樹脂は、MQ、MT、MTQ、MQ及びMDTQ樹脂である。したがって、好ましいシリコーン置換基はメチル基である。特に好ましいのはMQ樹脂であり、M:Qの比は約0.5:1.0〜約1.5:1.0であり、該樹脂の平均分子量は約1,000〜約10,000である。
本明細書で用いるのに好ましい更なるシリコーンは、一般式(III)と一致するアミノ官能シロキサンである。
Figure 2009503055
式中、R8=OH又はCH3であり、Zはプロピル基、イソプロピル基又はイソブチル基を表す。
これらのシリコーン、例えばアミノエチルアミノプロピルシロキサンとジメチルシロキサンとのコポリマーは、ダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能であり、商品名ダウ・コーニング2−8566アミノ流体(Dow Corning 2-8566 Amino Fluid)(登録商標)として、又はトリデシルアルコールのポリエチレングリコールエーテル及びセチルトリメチル塩化アンモニウムとの混合物としてダウ・コーニング929カチオン性エマルション(Dow Corning 929 Cationic Emulsion)(登録商標)として、販売されている。
特に好ましいシリコーンポリマーは、CTFA名:クオタニウム−80及びアモジメチコンである。揮発性シリコーン、例えばCTFA名:ジメチコン及びシクロメチコンも好ましい。
シリコーンヘアコンディショニング剤は、本明細書の組成物において、組成物の約0.1重量%〜約40重量%、好ましくは約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約5重量%、及び最も好ましくは約0.5重量%〜約3.0重量%の濃度で用いられ得る。
本発明による高分子量シリコーンは、高分子量シリコーンの薄膜で毛髪表面の損傷部分をコーティングすることにより、割れた毛髪(split hair)及び裂けた毛髪(torn hair)のような損傷を防ぎ、修復する。
追加のコンディショニング剤
本発明の組成物はまた、アボカド油、椿油、カメ油、マカデミアナッツ油、コーン油、ミンク(mink)油、オリーブ油、菜種油、卵黄油、胡麻油、パーシック(parsic)油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、亜麻仁油、サフラワー油、綿実油、エゴマ油、大豆油、ピーナッツ油、茶油、カヤ油、米糠油、中国桐(Chinese tung)油、日本桐(Japanese tung)油、ホホバ(hohoba)油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリンのような液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ脂、パーム油、獣脂、羊脂、硬化獣脂、パーム核油、ホホバ油、ラード、雄牛骨脂(ox bone fat)、木ろう核油(wood wax kernel oil)、硬化ヒマシ油のような固形脂肪;蜜ろう、リンゴワックス、カンデリラ(canderilla)ワックス、綿ろう、カルナバろう(carunauba wax)、シロヤマモモろう、昆虫ろう、鯨ろう、モンタンろう、米ぬかろう、ラノリン、カポックろう、酢酸ラノリン、液体ラノリン、籐ろう(cane wax)、イソプロピルラノリン脂肪酸、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバろう、ハードラノリン、セラックろう、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテルのようなワックス;流体パラフィン、固体パラフィン、ワセリン、オゾケライト、スクアレン、プリスタン(pristan)、セレシン、スクアラン、ペトロラタム、微晶ろうのような炭化水素、不揮発性炭化水素及び炭化水素エステル;オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピルのような脂肪酸油、アルコール、エステル油;ベタイン、カルニチン、カルニチンエステル、クレアチン、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ビタミン、リン脂質、例えば、レシチン又はセラミド、から成る群から選択されるもののような、1以上の追加のコンディショニング剤を含むことができる。例えば、CTFA名クオタニウム−87(ドイツ、ウィトコ(Witco)のレヴォクアット(Rewoquat)(登録商標)W575)のようなイミダゾリジニル誘導体もまた有用である。
脂肪族アルコール
本発明の組成物は、好ましくは、脂肪族アルコールを含有しないが、特定の場合においては不揮発性低融点脂肪族アルコールも含む場合がある。本明細書の脂肪族アルコールの融点は、30℃以下、好ましくは約25℃以下、より好ましくは約22℃以下である。本明細書の不飽和脂肪族アルコールはまた不揮発性でもある。不揮発性とは、0.1MPa(1.0気圧)にて、少なくとも約260℃、好ましくは少なくとも約275℃、より好ましくは少なくとも約300℃の沸点を有することを意味する。好適な脂肪族アルコールとしては、不飽和一価直鎖脂肪族アルコール、飽和分枝鎖脂肪族アルコール、飽和C8〜C12直鎖脂肪族アルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。不飽和直鎖脂肪族アルコールは、通常、不飽和度が1である。ジ−及びトリ−不飽和アルケニル鎖が、低濃度、好ましくは不飽和直鎖脂肪族アルコール総重量の約5重量%未満、より好ましくは約2重量%未満、最も好ましくは約1重量%未満で存在してもよい。好ましくは、不飽和直鎖脂肪族アルコールの脂肪族鎖の大きさは、C12〜C22、より好ましくはC12〜C18、最も好ましくはC16〜C18であろう。この種の代表的なアルコールとしては、オレイルアルコール、及びパルミトレイン酸アルコールが挙げられる。分枝鎖アルコールの脂肪族鎖の大きさは、通常、C12〜C22、好ましくはC14〜C20、より好ましくはC16〜C18である。
本明細書に用いるための代表的な分枝鎖アルコールとしては、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、及びオクチルデカノールが挙げられる。
飽和C8〜C12直鎖アルコールの例としては、オクチルアルコール、カプリル酸アルコール、デシルアルコール、及びラウリルアルコールが挙げられる。本明細書の低融点脂肪族アルコールは、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、最も好ましくは約0.5重量%〜約3重量%の濃度で使用される。
本発明の組成物は、一価の飽和直鎖脂肪族アルコール、例えばセチルアルコール及びステアリルアルコールと、融点が45℃を超える他のワックス状の脂肪族アルコールとを、組成物の約5重量%以下、好ましくは約4重量%以下の濃度に制限するのが好ましいが、それはこのようなワックス状の脂肪族アルコールの存在が本発明の光沢効果に悪影響を及ぼす可能性があるためである。
ただし、それらのコンディショニング効果のためにワックス状の脂肪族アルコールを使用するのが望ましい場合がある。このような飽和脂肪族アルコールが存在する場合は、液体のワックス状脂肪族アルコールに対する重量比は、好ましくは約0.25以下、より好ましくは約0.15以下、より好ましくは約0.10以下である。
組成物中の脂肪族アルコールの総量は、好ましくは約0.5〜約5.0重量%、より好ましくは約1.0〜約4.0重量%、及び最も好ましくは約1.5〜約3.0重量%である。
その他の成分
本明細書の組成物は、このような組成物をより化粧上若しくは審美上許容されるものにするため又はそれらに更なる利用効果を与えるために好適な、様々な他の任意成分を含有することができる。このような従来の任意成分は、当業者に周知である。
多種多様な追加成分を本発明の組成物に配合することができる。これらとしては、毛髪固定ポリマー、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及び双極性界面活性剤などの洗浄性界面活性剤;追加の増粘剤及び懸濁剤、例えば、キサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、デンプン及びデンプン誘導体、長鎖脂肪酸のメタノールアミド、ココモノエタノールアミドなどの粘度調整剤、塩化ナトリウムや塩化カリウム及び硫酸ナトリウムや硫酸カリウムなどの塩類、並びに結晶性懸濁剤、並びにエチレングリコールジステアレートなどの真珠光沢助剤;例えば、p−メトキシケイ皮酸イソアミルエステル、親油性(lipophilc)ケイ皮酸エステル、サリチル酸エステル、4−アミノ安息香酸誘導体、又はベンゾフェノン若しくは3−ベンジリデンカンファーの親水性スルホン酸誘導体などのUV−フィルター及び日焼け防止剤;トコフェロールなどの酸化防止剤;フリーラジカル除去剤(agents for combating free radicals);ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、及びイミダゾリジニル尿素などの防腐剤;ポリビニルアルコール;エチルアルコール;クエン酸、ギ酸、グリオキシル酸、酢酸、乳酸、ピルビン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどのpH調整剤;塩類、一般に酢酸カリウム、及び塩化ナトリウムなど;あらゆる食品・医薬品・化粧品用又は医薬品・化粧品用染料などの着色剤;過酸化水素、過ホウ酸、及び過硫酸塩などの毛髪酸化(脱色)剤;チオグリコール酸塩などの毛髪還元剤;芳香剤、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムなどの金属イオン封鎖剤、並びにグリセリン、アジピン酸ジソブチル(disobutyl adipate)、ステアリン酸ブチル、及びプロピレングリコールなどの高分子可塑剤が挙げられる。
このような任意成分は、一般に、組成物の約0.01%〜約10.0%、好ましくは約0.05%〜約5.0%の濃度で個々に使用される。
粘度
本発明の毛髪処理組成物は、好ましくは25℃で少なくとも約500mPa.s、好ましくは約500mPa.s〜約10,000mPa.s、より好ましくは約2,000mPa.s〜約10,000mPa.sの粘度を有する。粘度は、特に定義されない限り、冷却/加熱管とDIN53019(MV−DIN)によるセンサーシステムを備えたハーケ(HAAKE)回転粘度計VT550により測定され、剪断速度は12.9s-1である。
使用方法
本発明のヘアケア組成物は、従来の方法で使用されて、本発明のコンディショニング効果及び光沢効果を提供する。このような使用方法は、使用される組成物の種類にもよるが、一般的には有効量の製品を毛髪に適用することを伴い、その後、(ヘアリンスの場合と同様に)毛髪から洗い流されるか、あるいは(ジェル、ローション、及びクリームの場合と同様に)毛髪に残されてもよい。「有効量」とは、毛髪に光沢効果をもたらすのに十分な量を意味する。一般に、約1g〜約50gが頭皮上の毛髪に適用される。組成物は、通常、自分の手又は他人の手によって毛髪及び頭皮に擦り込む又はそれらをマッサージすることによって毛髪全体に分配される。好ましくは、組成物は、毛髪を乾燥させる前の濡れているか又は湿った毛髪に適用される。かかる組成物を毛髪に適用した後、毛髪を乾燥させ、ユーザーの好みに従って、ユーザーのいつもの方法でスタイルを整える。あるいは、乾燥した毛髪に組成物を適用した後、毛髪を櫛で梳くか又はユーザーの好みに従ってスタイルを整える。
以下の実施例は、本発明を例示する。ヘアケア製剤分野の当業者の技術範囲内での本発明のその他の修正を、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく行うことができることが分かるであろう。
本明細書での全ての部分、割合、及び比率は、特に指定しない限り、全て重量基準である。ある成分は、供給元から希釈溶液として入手される場合がある。記載した濃度は、特に指定しない限り、活性物質の重量%を反映する。
(実施例1)
Figure 2009503055
(実施例2)
Figure 2009503055
(実施例3)
Figure 2009503055
(実施例4)
Figure 2009503055
(実施例5)
Figure 2009503055
(実施例6)
Figure 2009503055

Claims (11)

  1. 組成物の約0.1重量%〜約30重量%の量で毛髪処理組成物を増粘化するための増粘系の使用であって、前記増粘系が
    (i)約50〜約70%の、2−プロペン酸のアンモニウム塩と2−プロペンアミド(2-propenamid)とのコポリマー、
    (ii)約25〜約35%の、2−メチル−1−プロペンのホモポリマー、
    (iii)約3〜約8%のポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−ソルビタン−モノドデカン酸、及び
    (iv)約0〜約22重量%の水
    の混合物を含むことを特徴とする、使用。
  2. 前記増粘系が、前記毛髪処理組成物の約0.5重量%〜約10重量%の量で用いられることを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 前記増粘系が、前記毛髪処理組成物の約0.5重量%〜約5重量%の量で用いられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記カチオン性界面活性剤が、セチルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、ジメチルジタローアンモニウム塩及びステアリルアミドプロピルジメチルアミンから成る群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
  5. (A)ヘアコンディショニング組成物の総重量の約0.1重量%〜約30重量%の増粘系であって、
    (i)約50〜約70%の、2−プロペン酸と2−プロペンアミドとのコポリマー、
    (ii)約25〜約35%の、2−メチル−1−プロペンのホモポリマー、
    (iii)約3〜約8%の、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−ソルビタン−モノドデカン酸、及び
    (iv)約0〜約22重量%の水
    の混合物を含む増粘系と
    (B)前記ヘアコンディショニング組成物の総重量の約0.1重量%〜約10重量%のヘアコンディショニング剤と
    を含む、ヘアコンディショニング組成物。
  6. 前記ヘアコンディショニング剤が、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、シリコーン、及びこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記カチオン性界面活性剤が、セチルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、ジメチルジタローアンモニウム塩及びステアリルアミドプロピルジメチルアミンから成る群から選択される、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記シリコーンが、ポリメチルフェニルシロキサン;アミノエチルアミノプロピルシロキサンとジメチルシロキサンとのコポリマーの、トリデシルアルコールのポリエチレングリコールエーテル及びセチルトリメチル塩化アンモニウムとの混合物としてのエマルション;シクロペンタシロキサン;ジヒドロキシポリジメチルシロキサンから成る群から選択される、請求項6又は7に記載の組成物。
  9. 前記カチオン性ポリマーが、メチルビニルイミダゾリウムクロライドとビニルピロリドンとのコポリマーから成る群から選択される、請求項6〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記水の量が、前記ヘアコンディショニング組成物の総重量の約50〜約98重量%である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 毛髪にヘアケア効果を提供するのに有効な量の、請求項5、6、8、9又は10のいずれか一項に記載の組成物を前記毛髪に適用することを含む、ヘアコンディショニング方法。
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