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JP2009303462A - 監視制御システム - Google Patents

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JP2009303462A JP2008158405A JP2008158405A JP2009303462A JP 2009303462 A JP2009303462 A JP 2009303462A JP 2008158405 A JP2008158405 A JP 2008158405A JP 2008158405 A JP2008158405 A JP 2008158405A JP 2009303462 A JP2009303462 A JP 2009303462A
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Hideki Kitahara
英樹 北原
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Abstract

【課題】監視している設備の異常が発生、または異常から復帰した場合など状態変化が発生した場合に、メッセージ表示された一覧から、容易、且つ、確実な操作で当該状態の変化を迅速に把握することが可能なチャート(図示)を表示することができる監視制御システムを提供すること。
【解決手段】表示量の大きい状変メッセージ一覧から、選択したメッセージと同一内容のメッセージのみを時系列で図示するための手段を有する監視制御装置を提供する。HMI装置に表示されたメッセージ一覧を確認しながら、必要と判断した任意のメッセージをマウス等により選択し、図示操作を実施することにより、チャートを表示するようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、変電所などの監視対象を有するプラント等に設置される監視制御システムに関する。
監視制御システムは、電力の安定供給に必要な変電所等における重要設備を監視対象として常時監視している。監視制御システムの監視結果は、異常の発生、復帰履歴等であり、これらの過去の蓄積データを使用して保守や、統計的分析にも使用されるが、最も重要な目的は、この監視結果に基き運用者が必要な対処を迅速に実施し、その影響範囲を最小限にすることである。特に、監視対象である当該設備に何らかの異常発生した場合には、運用者に異常の発生を通知すると共に、その詳細情報を的確・迅速に提供する責務がある。
従来の監視制御システムでの監視方法は、監視対象に異常が発生した際に、当該設備の有する異常警報接点情報を取得したり、当該設備から出力される電流や電圧等を取り込み、システム内部であらかじめ設定した値と比較して、逸脱を検出し異常を検出することにより運用者に警報を出すと共に、システムのHMI(Human Machine Interface:ヒューマンマシンインターフェース)装置に監視対象の状態変化をシンボルの変化として表示し、及び、その内容をテキストメッセージとして一覧表示することにより、異常について運用者に伝達する。
監視制御システムでは、異常状態の発生、及び通常状態への復帰などの状態変化(以下、状変と称す)の情報を状変記録として記録し、当該状変の発生時刻と異常発生設備が特定できるようなメッセージ、及び、状変の状態(発生/復帰)を構成要素として対(セット)で保存、また画面表示している。
従来の監視制御システムでの監視方法の例として、特許文献1では、プラントの故障状態を表示する故障表示方式について記載されている。また、特許文献2では、プラントの状態監視の結果表示を行う警報表示装置について記載されている。
特開昭58−29012号公報 特開2002−373021号公報
上述のように、従来の監視制御システムでは、状変記録を、その変化の発生時刻と異常発生設備が特定できるようなテキストメッセージ(以下、メッセージともいう)、及び、状変の状態(発生/復帰)を構成要素として対(セット)で保存、また画面表示している。事故等により、監視対象に状変が発生した場合、この記録(メッセージリスト)は、その事故の発生経緯から事故原因を分析する目的で使用されるため、特定の設備に関するメッセージ、そのメッセージの発生した時間と復帰した時間、関連内容のメッセージを探すことが多いが、一般的に事故や異常が発生した場合には、複数の状変が発生すること、更に、メッセージリストは過去からの履歴記録であり、関連内容のメッセージだけでなく、それ以外のメッセージも多数あることから、これらの作業は容易ではない。
更に、HMI装置に表示されるメッセージは文字情報であり、極力多くの情報を提供すべく一覧表にして表示されるため、運用者が文字列を区別し、目的のメッセージを探すのに時間を要する。また、事故や異常時といった通常とは異なる緊迫した環境下に於ける緊急対応により、見落としや類似文字列との誤認が発生する可能性がある。
また、電力設備の監視において、電流および電圧の波形を記録する装置(波形記録装置)が存在するが、高速、且つ、定周期のサンプリングタイミングによる記録方法であり、物理的な記録容量制限から、記録する信号と記録を保存するためのトリガを予め指定しておくことが必要であり、複数の故障を想定した信号を取り混ぜて記録する必要があった。更に表示に於いては指定された全信号を表示することから、解析の際に必要な信号以外も含まれており、解析がしづらいといった問題があった。
また、特許文献1では、表示切替操作装置の操作により所定の時間分や任意時刻からのトレンド表示を可能とする方法が記載されているが(同文献、第6図参照)、この方法の場合、警報メッセージを表示するHMI装置と、表示切替操作装置とが分離されており、操作の一貫性に欠け、類似文字が並んだ状変一覧と見比べながらの操作が要求されることから、運用者の操作ミスを誘発しやすいこと、また、ある時刻範囲での表示となることにより、運用者が必要とする以外の情報も含まれることから、最適な表示とはならない。
また、特許文献2では、履歴表示画面を備えた警報表示装置について記載されているが(同文献、第24図参照)、運用者が必要とするメッセージのみを表示することについての記載がなく、段落119に記載の履歴テーブルからの情報を表示する内容となっていることから、運用者がその時点で必要とする以外の警報内容も表示されてしまい、解析が困難になる。また、段落39では、警報状態保存手段に、現在の警報項目を任意に指定して保存させる任意保存指定手段を備えること、及び、その保存内容を表示手段により表示することについての記載があるが、これについても、一旦保存作業を実施した後に、再度、表示対象を選択するという2段階の手順となること、また、その具体的操作については、記載していない。
以上、纏めると、従来の監視制御システムのHMI装置では、当該システムによる状態監視対象の状変の発生/復帰履歴の表示方法において、当該情報を示すテキストメッセージを、状変時間や、その時間に於ける状態を一覧表にして表示する方法を採用している。しかしながら、この方法は、できるだけ多数の記録を効率よく表示することには適しているが、監視対象とその状態といった必要とする内容を必ず文字(テキスト)で表現していることから、知りたい監視対象やその変化の動向を時系列で把握しにくく、また、それに対してテキストメッセージを時系列で図示するという方法があるものの、必要とする状変項目のみを、容易、且つ、確実に短時間で図示できない、といった問題点があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、監視している設備の異常が発生、または異常から復帰した場合など状態変化が発生した場合に、メッセージ表示された一覧から、容易、且つ、確実な操作で当該状態の変化を迅速に把握することが可能なチャート(図示)を表示することができる監視制御システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る監視制御システムは、1又は複数の監視制御対象から取得された状態情報信号に基づき前記監視制御対象の状態変化を検出し、前記監視制御対象を特定する情報に加えて少なくとも状態変化の発生日時及び状態情報を含む文字列で記載されたメッセージの一覧からなる状態変化リストを監視制御対象の状態変化の履歴として作成するとともに、前記検出した状態変化に応じて前記監視制御対象への制御信号を出力する演算部と、前記状態変化リストを表示可能な表示部を有するヒューマンマシンインターフェース装置と、を備えた電力設備の監視制御システムであって、前記演算部は、前記表示部にて表示された前記状態変化リストの中から前記ヒューマンマシンインターフェース装置を介して選択されたメッセージに対して、この選択されたメッセージに含まれる監視制御対象と同一の監視制御対象が含まれるメッセージを前記状態変化リストから検索して抽出し、これらの選択及び抽出されたメッセージをもとに、前記選択されたメッセージに含まれる監視制御対象について、当該監視制御対象の状態の時間変化をチャート表示することを特徴とする。
本発明においては、1又は複数の監視制御対象の状態変化の履歴の一覧である状態変化リストをヒューマンマシンインターフェース装置にて表示し、この状態変化リストの中から選択されたメッセージに含まれる監視制御対象に関して、その状態の時間変化をチャート表示することができるので、容易な操作で、確認が必要と判断した選択された監視制御対象のみについてチャート表示することができ、状態変化の発生時間、状態変化の前後の状態の視認性が向上し、状態変化の履歴を瞬時に目視でき、且つ、確実に把握・理解が可能となるという効果がある。また、その結果、監視異常への対応が迅速に実施できるなど、状態変化に対する次の対応を迅速にとることができ、例えば、事故の波及を最小限に抑えるといった監視対象設備運用の効果がある。
また、運用者によりメッセージ選択された際に、そのメッセージ内容から当該監視制御対象を認識し、状態変化リストの中から、同一内容、あるいは、同一監視制御対象に関するメッセージを自動的に検索・抽出し、図示することにより、運用者のメッセージを選択する作業が削減されると共に、運用者の対応時間の削減と操作ミスを防止することができるという効果がある。
以下に、本発明に係る監視制御システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る監視制御システムの構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る監視制御システム100は、監視制御対象101との間で信号の入出力がなされる信号入力部102及び信号出力部103と、信号入力部102を経由して入力された監視制御対象101からの情報を用いて加工・演算等を行う演算部104と、外部装置(図示せず)との間でデータの送受信を行う通信部105と、演算部104の処理結果を表示し又は運転者の操作指示を演算部104に伝達するためのHMI装置106と、プログラムや各種データ等を記録する記録装置107と、監視制御対象101の状態に応じて警報を発する警報装置108と、印刷手段としての印字装置109と、を備えている。監視制御システム100は、信号入力部102を介して監視制御対象101の情報を取り込み、HMI装置106へ表示出力すると共に、必要に応じて、信号出力部103を介して監視制御対象101への制御出力を実施する。なお、監視制御対象101は一般に複数であるが、図1では図示を簡略化して描いている。
演算部104は、信号入力部102を経由して入力された情報から、監視制御対象101の状態変化(以下、状変と称す)の検出、及び異常の判定等を実施する。
HMI(Human Machine Interface:ヒューマンマシンインターフェース)装置106は、演算部104からシステム運用者(以下、運用者と称す)への状変情報等の表示と、これとは逆方向の運用者から演算部104への指示、たとえば、HMI装置106への表示要求、印字装置109への印刷要求、警報装置108への警報停止要求、監視制御対象101への制御出力要求等を実施するために使用され、そのための入力機器、たとえば、マウス、キーボードを備えている。HMI装置106は、表示画面、マウス、キーボード等の操作装置を含み、表示・操作用端末としての機能を備える。
記録装置107は、監視制御システム100の機能を実現するために演算部104で動作するプログラムや、各種設定データの他、監視制御対象101からの入力情報、演算部104での判定結果等を保存している。
また、監視制御システム100で保有している情報を他の装置(図示せず)若しくは上位装置(図示せず)へ送信する場合、又は他の装置若しくは上位装置から制御指令を受信する場合など、通信部105を用いてデータの送受信が行われる。
次に、本実施の形態の動作について図5、図6を参照して説明する。図5は、本実施の形態の制御監視システムにおいて、状変発生時にチャート表示を実施する際の処理及び操作のフローチャートである。また、図6は、本実施の形態の監視制御システムにおいて、状変発生時にチャート表示を実施する際の画面表示を示す図である。
図5に示すように、まず、監視制御対象101で異常等の状変が発生すると(S401)、監視制御対象101の状態情報は信号入力部102を経由して入力され、演算部104に二値信号(1又は0)として通知される。
演算部104では、予め保持している監視制御対象101についての直近の状態情報との比較を行うことにより、取り込まれた信号の値又は状態が変化したことを検出すると共に、信号の値により、異常発生(たとえば、信号が1の場合)か、又は復帰状態(たとえば、信号が0の場合)か、を判断する(S402)。
状変が検出されると、演算部104は、検出した状態情報に基づき、過去に得られた状変情報と共に検出された状変情報を一覧とした状変リストを作成し(S403)、記録装置107に保存する。また、演算部104の判定結果に基づき、異常発生時などには警報装置108により警報を発することで運用者に通報する他、HMI装置106への表示出力により運用者へ当該内容を通知する(S404)。また、状変情報の印字装置109への出力、通信部105を経由した外部装置への通知などを実施することができる。
上記にて通知を受けた運用者は、HMI装置106に表示される状変リストにより、通知の詳細内容を確認することができる。そこで、運用者はHMI装置106に対して状変リストの表示要求を行う(S405)。演算部104は、運用者からの状変リストの表示要求を受け、記録装置107にて保存された状変情報を取得し、HMI106装置への状変リストの表示を実施する(S406)。図2は、HMI装置106に表示された状変リストの一例を示す図である。図2に示すように、状変リスト201は、時系列に配列された状変情報の一覧であり、リスト番号(No.)で指定される各メッセージ(すなわち、各状変情報)について、たとえば、発生日時、詳細な内容、及び状態が表示されている。
次に、運用者は、状変リスト201の内容を確認しこの中から、解析が必要なメッセージを選択する(S407)。たとえば、図6に示すように、解析が必要なメッセージをマウスカーソル208により選択し、これにより選択確認のためにメッセージが色変する。なお、図6では、リスト番号202(No.)ごとにメッセージ(状変)が時間順に一覧となって表示されている。運用者によって選択されたNo.=110のメッセージには、状変の発生日(年月日)203及び状変の発生時刻(時分秒ミリ秒)204からなる発生日時、状変の内容205とともに、状態が動作状態206であることを示す情報が含まれている。なお、状変の内容205は、監視制御対象101を特定する情報である。
続いて、運用者は、チャート表示釦209をマウスでクリックする(S411)。これにより、演算部104は、状変リストから当該選択されたメッセージの内容205と同一の内容のメッセージを検索し(S412)、該当するすべてのメッセージを抽出するまでこの動作を繰り返す(S413)。そして、演算部104は、検索処理が完了すると、選択及び抽出されたメッセージ(状変情報)を、HMI装置106の表示画面にチャート表示する(S414)。
そして運用者は、チャート表示にて、信号を視認することができる(S415)。つまり、選択及び抽出された状変情報をもとに、チャート上にて解析対象の状態(信号)の時間変化を表示することで、状変の時間変化の動向を視認することができる。これにより、運用者は、監視制御対象101に対する必要な処置を実施することができる(S410)。すなわち、運用者が監視制御対象101に対する必要な処置をHMI装置106から入力すると、演算部104はこの入力に応じた制御出力を監視制御対象101へ出力する。具体的には、状変の詳細内容や、発生順序、時間的経緯を把握し、その内容に応じて監視制御対象101に対してHMI装置106経由で、たとえば、停止制御等の適切な処置をとる。HMI装置106から実施された停止制御指令は、演算部104にてインターロック等、必要な判定を実施した後、信号出力部103から、監視制御対象101へ出力される。
図7は、本実施の形態の監視制御システム100によるチャート表示210の一例を示す図であり、図6の画面にてチャート表示を実施した場合の図に相当する。図7に示すように、チャート表示210においては、選択されたメッセージ(No.110)の内容205G(図6では、内容205)、具体的には「xx回線 1L 44S−3」である監視対象について、選択されたメッセージ(No.110)の状態である動作状態206G(図6では、動作状態206)と、抽出されたメッセージ(No.115)の状態である復帰状態207G(図6では、復帰状態207)とを、それぞれの発生日時に対して図示している。すなわち、選択された監視対象の状態の時間変化を表示するものであり、例えば横軸として時間軸及び縦軸として状態を表す信号軸を設定し、状変が発生した日時や状変の前後での状態についてチャート表示している。
チャート表示210には、発生日(年月日)を示す時間軸203Gと、発生時刻(時分秒)を示す時間軸204Gbと、発生時刻(ミリ秒(msec))を示す時間軸204Gaとがそれぞれ表示されている。図示例では、状変の発生はミリ秒単位で記録されることから、時間軸204Gaについてのみ表示範囲を設定した座標表示を行い、時間軸204Gb、時間軸203G、については時間軸204Gaの表示範囲の始点(左端)に相当する発生時刻(時分秒)、発生日(年月日)を表示し、視認性を容易にしている。このようなチャート表示210により、視認性が向上し、状変前後の状態の特定など状態の時間変化が、一目で判断できる。
チャート化に当たって、チャート表示の初期画面(後述するスクロールバーを使用して表示範囲を変更しない状態の画面)では、選択されたメッセージの発生日時がチャート表示された時間軸204Gaの左端に位置するようにして表示される。すなわち、運用者が選択した状変を時間軸の表示範囲の始点(左端)とし、選択した状変以後に発生した状変が、選択した状変より右側に表示される。なお、選択した状変の発生日時が、時間軸の表示範囲の中央や右端(終点)に位置するように設定することも可能である。例えば右端に位置するように設定すると、選択した状変以前の状変が、選択した状変より左側に表示される。また、中央に位置するように設定すると、選択した状変前後の状変の動向が容易に視認できる。
チャート表示210には、時間軸203G、204Ga、204Gbに加えて、スクロールバー211が設けられている。このスクロールバー211は、表示時間の範囲が長時間に亘り画面内に表示できないケースでは自動的に表示され、これを用いて必要な箇所をスクロールして確認することが可能である。また、スクロール範囲が大きい場合には、更に視認性向上のために、第二のスクロールバー212にて時間軸の表示倍率を拡大、または縮小を行うことが可能である。
このチャート化により、運用者は、状変リストにある多数のメッセージをすべて確認する前に、状変の動向を一目で把握できる。
次に、従来の監視制御システムについて説明する。図3は、従来の監視制御システムにおける状変リストを用いた運用者の作業の一例を示す図、図4は、従来の監視制御システムにおいて、状変発生時の動作と運用者の操作の一例を示すフローチャートである。まず、図4について説明する。
図4では、S401〜S407については図5と同様なので説明は省略する。S408から説明すると、運用者は、表示された状変リストの中から解析が必要なメッセージを選択し、これをメモに転記する(S408)。続いて、運用者は、転記したメッセージから状況を把握し(S409)、監視制御対象101に対して必要な処置を実施する(S401)。
図3は、図4のS408,S409の具体例を示すものであり、運用者が、状変に対して必要な処置を実施するために、状変リストをもとに、必要なメッセージを抜き出して作成した運用者メモ301を示している。これは、状変リストのメッセージには、その時点で必要なものだけではなく、さまざまな種類のものが混在していることから、運用者の経験により、必要なものだけを抽出して解析するためである。図3の例では、6件のメッセージを抜き出して運用者メモ301に転記し、更に、そのなかの2件のメッセージから運用者メモ302にて時間の差分を手計算している。
このように、従来の監視制御システムにおいては、運用者が文字列を区別し、目的のメッセージを探すため作業に時間を要する他、見落としや類似文字列との誤認が発生する可能性があるなどの問題がある。
以上説明したように、本実施の形態においては、監視制御システム100による監視制御対象101の監視結果として、文字列又はテキストメッセージ表示された状変履歴の一覧である状変リストをHMI装置106にて表示し、この状変リストの中から解析対象とする一のメッセージを例えばマウス等により直接選択し図示指示することにより、選択されたメッセージと同一の内容のメッセージが演算部104により状変リストから抽出され、これらの選択及び抽出されたメッセージをもとに、選択されたメッセージの内容、すなわち監視対象に関して、その状態の時間変化をチャート表示することができる。これにより、容易な操作で、確認が必要と判断した内容のみについてチャート表示することができ、状変の発生時間、状変前後の状態(例えば、発生側なのか、復帰側なのかなど)の視認性が向上し、状態変化の履歴を瞬時に目視でき、且つ、確実に把握・理解が可能となるという効果がある。また、その結果、監視異常への対応が迅速に実施できるなど、状変に対する次の対応を迅速にとることができ、例えば、事故の波及を最小限に抑えるといった監視対象設備運用の効果がある。
また、運用者によりメッセージ選択された際に、そのメッセージ内容から当該監視対象を認識し、状変リストの中から、同一内容、あるいは、同一監視対象に関するメッセージを自動的に検索・抽出し、図示することにより、運用者のメッセージを選択する作業が削減されると共に、運用者の対応時間の削減と操作ミスを防止することができるという効果がある。
実施の形態2.
実施の形態1では、状変リストで単一のメッセージを選択して監視対象を一つ選択するようにしたが、本実施の形態では、状変リストで複数のメッセージを、マウス等を使用して同時に選択した場合のものである。
図8は、本実施の形態において、状変発生時にチャート表示を実施する際の画面表示を示す図である。図8に示すように、マウスカーソル208a〜208nにより複数のメッセージ、具体的には、リスト番号110,111,113〜116のメッセージが同時に選択されている。運用者は、これらの複数のメッセージを選択した後に、チャート表示釦209をマウスでクリックすることによりチャート表示をさせることができる。
図9は、本実施の形態の監視制御システムによるチャート表示210の一例を示す図であり、図8の画面にてチャート表示を実施した場合の図に相当する。図8に示すように、状変リストで選択されたメッセージ内容のチャート表示208Ga〜208Gnがそれぞれ表示されている。この場合には、選択された状変のうち、発生日時の一番古いものの発生日時がチャート表示された時間軸の左端に位置するように表示している。なお、実施の形態1で説明したように、その他の時間軸設定も可能である。
このようにすれば、選択した複数の関連する信号間の状変タイミングが一目で視認できるため、更に、信号間の変化タイミングが容易に把握できるという効果がある。なお、本実施の形態のその他の構成、動作、及び効果は、実施の形態1と同様である。
本発明は、変電所など監視制御対象が存在するプラント等に設置され、監視対象で発生する故障等のイベントをHMI(Human Machine Interface)上にリスト形式で表示する監視制御システムに有用である。
実施の形態1に係る監視制御システムの構成図である。 HMI装置に表示された状変リストの一例を示す図である。 従来の監視制御システムにおける状変リストを用いた解析方法の一例を示す図である。 従来の監視制御システムにおいて、状変発生時の動作と運用者の操作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の監視制御システムにおいて、状変発生時にチャート表示を実施する際の処理及び操作のフローチャートである。 実施の形態1の監視制御システムにおいて、状変発生時にチャート表示を実施する際の画面表示を示す図である。 実施の形態1の監視制御システムによるチャート表示の一例を示す図である。 実施の形態2の監視制御システムにおいて、状変発生時にチャート表示を実施する際の画面表示の一例を示す図である。 実施の形態2の監視制御システムによるチャート表示の一例を示す図である。
符号の説明
101 監視制御対象
102 信号入力部
103 信号出力部
104 演算部
105 通信部
106 HMI装置
107 記録装置
108 警報装置
109 印字装置
201 状変リスト
202 リスト番号
203 発生日(年月日)
203G 時間軸
204 発生時刻(時分秒ミリ秒)
204Ga 時間軸
204Gb 時間軸
205 状変の内容
205G チャート表示された状変の内容
206 状変の動作状態
206G チャート表示された状変の動作状態
207 状変の復帰状態
207G チャート表示された状変の復帰状態
208,208a〜208n マウスカーソル
208Ga〜208Gn 状変リストで選択されたメッセージ内容のチャート表示
209 チャート表示釦
210 チャート表示
211,212 スクロールバー
301,303 運用者メモ

Claims (5)

  1. 1又は複数の監視制御対象から取得された状態情報信号に基づき前記監視制御対象の状態変化を検出し、前記監視制御対象を特定する情報に加えて少なくとも状態変化の発生日時及び状態情報を含む文字列で記載されたメッセージの一覧からなる状態変化リストを監視制御対象の状態変化の履歴として作成するとともに、前記検出した状態変化に応じて前記監視制御対象への制御信号を出力する演算部と、
    前記状態変化リストを表示可能な表示部を有するヒューマンマシンインターフェース装置と、
    を備えた電力設備の監視制御システムであって、
    前記演算部は、前記表示部にて表示された前記状態変化リストの中から前記ヒューマンマシンインターフェース装置を介して選択されたメッセージに対して、この選択されたメッセージに含まれる監視制御対象と同一の監視制御対象が含まれるメッセージを前記状態変化リストから検索して抽出し、これらの選択及び抽出されたメッセージをもとに、前記選択されたメッセージに含まれる監視制御対象について、当該監視制御対象の状態の時間変化をチャート表示することを特徴とする監視制御システム。
  2. 前記状態変化リストの中から選択されたメッセージは複数であり、前記演算部は、これらの複数のメッセージに対応する複数の監視制御対象についての状態の時間変化をチャート表示することを特徴とする請求項1に記載の監視制御システム。
  3. 前記チャート表示においては、前記選択されたメッセージに含まれる発生日時情報のうち一番古い発生日時を、前記チャート表示された時間軸の一端、他端、又は中央に設定して表示することを特徴とする請求項1または2に記載の監視制御システム。
  4. 前記チャート表示では、第1のスクロールバーが設けられており、この第1のスクロールバーを用いて、時間の表示範囲を変更することができることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視制御システム。
  5. 前記チャート表示では、第2のスクロールバーが設けられており、この第2のスクロールバーを用いて、前記時間軸の表示倍率を拡大又は縮小できることを特徴とする請求項4に記載の監視制御システム。
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