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JP2009302010A - 燃料電池コージェネレーションシステム - Google Patents

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JP2009302010A
JP2009302010A JP2008158094A JP2008158094A JP2009302010A JP 2009302010 A JP2009302010 A JP 2009302010A JP 2008158094 A JP2008158094 A JP 2008158094A JP 2008158094 A JP2008158094 A JP 2008158094A JP 2009302010 A JP2009302010 A JP 2009302010A
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正視 船山
Takashi Hagiwara
隆 萩原
Shuichi Ikeda
修一 池田
Akihiko Matsuoka
昭彦 松岡
Katsumi Yoshida
克巳 吉田
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Showa Shell Sekiyu KK
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Abstract

【課題】燃料電池の発電反応を安定化させるとともに、システムの効率的な熱利用を可能とする燃料電池コージェネレーションシステムを提供する。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池(22)の発電反応によって生じる熱を回収して熱利用する燃料電池コージェネレーションシステムである。燃料電池(22)に導入される液体又は気体からなる複数の原料のそれぞれを加熱し得る加熱手段(4)と、燃料電池(22)からの排出ガスによる熱を、加熱手段(4)に導入される原料に与えるよう熱交換を行う高温熱交換器(5)を備える。その上で、高温熱交換器(5)からの排出ガスによる熱を、上水に与えるよう熱交換を行う低温熱交換器(6)と、上水を貯留する貯湯槽(7)と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池の発電反応によって生じる熱を回収して熱利用する燃料電池コージェネレーションシステムに関する。
固体酸化物形燃料電池(以下、SOFCと称する。)は高温作動型の燃料電池であって、発電反応によって生じる熱を回収して熱利用するシステムが多く提案されている。
例えば、都市ガスや灯油などの燃料を用いるSOFCでは、燃料を水素や一酸化炭素などのガスに改質してから燃料極に導いて、発電反応を生じせしめている。この改質のための反応(改質反応)は吸熱反応であり、発熱反応である発電反応によって生じた熱を与えられて、熱効率を上げつつ安定した運転を目的としたSOFCモジュールが知られている。
例えば、特許文献1では、SOFCと、改質部及び酸化発熱部からなる改質装置と、を備えるSOFCモジュールにおいて、改質部における改質反応にSOFCから発生する排熱だけでなく酸化発熱部で発生する熱を組み合わせて利用する酸化自己熱型改質装置を含むSOFCモジュールを開示している。
また、発電反応によって生じた熱を他の熱源に用いて、熱効率を上げつつ安定した運転を行うことを目的としたSOFCモジュールも知られている。
特許文献2では、SOFCへ供給される空気が再生器に送給され、この再生器においてSOFCからの燃焼排出ガスとの間で熱交換を行って、加温された空気をSOFCの空気極に供給するSOFCシステムを開示している。
更に、発電反応によって生じた熱ではないが、発電反応に関連した燃料を再利用して、熱効率を上げつつ安定した運転を行うことを目的としたSOFCモジュールも知られている。
特許文献3では、SOFCから排出される排燃料を燃焼器で完全燃焼させ、燃焼器から排出された排ガスによって空気を予熱した後に、加温された空気をSOFCの空気極に導入するSOFCシステムを開示している。
更に、例えば、SOFCの発電反応によって生じた熱を回収して温水を生成し、この温水を蓄熱手段(貯湯槽)に一旦貯留して、温水の保有する熱エネルギーを種々の用途で利用する燃料電池コージェネレーションシステムも提案されている。
上記した特許文献2では、空気との熱交換後の燃焼排出ガスから貯湯用水(上水)に熱を与えて、加温された貯湯用水が貯湯槽に貯えられ、給湯機器などに利用されることを開示している。
また、特許文献4では、熱需要に応じてSOFCの発電出力及び/又はSOFCの排気ガス温度を制御して、燃料電池の熱自立運転状態を維持しつつ熱電比を変更可能な、燃料電池コージェネレーションシステムを開示している。
特開2007−227237号公報 特開2005−317489号公報 特開2003−17103号公報 特開2006−73316号公報
特許文献4における開示の如く、燃料電池コージェネレーションシステムでは、熱需要に応じた燃料電池システムの制御が有効である。一方で、SOFCの発電反応は、付随する多くの反応系、例えば、燃料の改質反応や脱硫反応などに影響を受け、また、発電反応自身も多段階反応となり得るために非常に複雑である。故に、これらの反応を安定して制御した上で、システム全体の効率的な熱利用を図る必要がある。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、SOFCの発電反応によって生じる熱を回収して熱利用する燃料電池コージェネレーションシステムであって、燃料電池の発電反応を安定化させるとともに、システムの効率的な熱利用を可能とする燃料電池コージェネレーションシステムを提供することである。
本発明によるシステムは、固体酸化物形燃料電池の発電反応によって生じる熱を回収して熱利用する燃料電池コージェネレーションシステムであって、前記燃料電池に導入される液体又は気体からなる複数の原料のそれぞれを加熱し得る加熱手段と、前記燃料電池からの排出ガスによる熱を、前記加熱手段に導入される前記原料に与えるよう熱交換を行う高温熱交換器と、前記高温熱交換器からの前記排出ガスによる熱を、上水に与えるよう熱交換を行う低温熱交換器と、前記上水を貯留する貯湯槽と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、固体酸化物形燃料電池の運転状況に応じて導入される複数の原料のそれぞれの温度を加熱手段によって制御し、燃料電池の発電反応を安定化させることができる。更に、高温熱交換器による排熱を低温熱交換器においても利用できて、システムの効率的な熱利用が可能である。
本発明による1つの態様としてのシステムは、固体酸化物形燃料電池の発電反応によって生じる熱を回収して熱利用する燃料電池コージェネレーションシステムであって、前記燃料電池に導入される液体又は気体からなる複数の原料のそれぞれを加熱し得る加熱手段と、前記燃料電池からの排出ガスによる熱を、前記加熱手段に導入される前記原料に与えるよう熱交換を行う高温熱交換器と、前記高温熱交換器からの前記排出ガスによる熱を、上水に与えるよう熱交換を行う低温熱交換器と、前記上水を貯留する貯湯槽と、を含むことを特徴とする。
かかる態様によれば、固体酸化物形燃料電池の始動時から安定運転時までの運転状況に応じて、導入される複数の原料のそれぞれの温度を加熱手段によって制御できる。加熱手段の制御は、燃料電池の出力情報からフィードバック制御しても良いし、燃料電池の周囲に温度センサーを配して温度情報からフィードバック制御しても良い。このように燃料電池に供給すべき原料の温度を制御できるから、燃料電池の発電反応を安定化させることができる。更に、高温熱交換器による排熱を低温熱交換器においても利用でき、システムの効率的な熱利用が可能である。
ここで上記システムにおいて、前記原料は、水、酸化剤ガス、及び、炭化水素系燃料からなることを特徴としてもよい。この炭化水素系燃料を用いたシステムにおいて、前記燃料電池は、前記炭化水素系燃料を改質するための触媒を担持した電極を有することを特徴としてもよい。触媒による炭化水素系燃料の改質反応は吸熱反応であるが、加熱手段によって燃料電池に供給すべき熱を制御できるから、燃料電池の発電反応を安定化させることができる。すなわち、電極近傍で燃料を改質する直接内部改質型の燃料電池であっても、システムの効率的な熱利用が出来る。
更に、上記した直接内部改質型の燃料電池を用いたシステムにおいて、前記炭化水素系燃料は、水素及び一酸化炭素から合成・蒸留されたパラフィン系液体燃料からなることを特徴としてもよい。かかる燃料によれば、直接内部改質型の燃料電池であっても発電反応をより安定化させ得るため、システムの効率的な熱利用が出来る。
ところで、原料に水、酸化剤ガス、及び、炭化水素系燃料を用いたシステムにおいて、前記高温熱交換器は、前記排出ガスの一部で水との熱交換を行うとともに、前記排出ガスの残りを熱交換を行うことなく通過せしめることを特徴としてもよい。顕熱及び潜熱の大である水だけを高温熱交換器及び低温熱交換器で加熱することにより、システムの効率的な熱利用が出来る。
上記システムにおいて、前記低温熱交換器は、前記高温熱交換器の上部に設けられることを特徴としてもよい。高温熱交換器からの熱を低温熱交換器に効率的に導くことが出来て熱損失を減じ、システムの効率的な熱利用が出来る。
また、上記システムにおいて、前記加熱手段は、前記原料のそれぞれを加熱する加熱配管と、加熱を行なうことなく通過せしめる通過配管とを有することを特徴としてもよい。高温熱交換器において十分に加熱された原料は素早く加熱手段を通過させて燃料電池に導入できるから、細かい制御が可能となるとともに熱損失も減じられるから、システムの効率的な熱利用が出来る。
上記システムにおいて、前記燃料電池は、断熱容器に収容され、前記加熱手段は前記断熱容器内若しくはその近傍に設けられることを特徴としてもよい。原料を加熱手段から燃料電池に短い距離で導くことが出来て熱損失を減じられるから、システムの効率的な熱利用が出来る。
上記システムにおいて、前記加熱手段は、前記燃料電池からの前記排出ガスの一部を燃焼させるとともに、燃焼後のガスを前記高温熱交換器へ送出することを特徴としてもよい。排出ガスの余分な化学的エネルギーを熱エネルギーに変換して利用できるので、システムのより効率的な熱利用が出来る。
[実施例1]
次に本発明の1つの実施例である固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いた燃料電池コージェネレーションシステムについて、図1乃至図4を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すように、燃料電池コージェネレーションシステム1は、1又は複数のSOFC22を金属製の缶体21に収容した燃料電池セルアセンブリ2と、これを外部と断熱的に遮断するようにして収容する筒状の断熱容器3と、燃料電池セルアセンブリ2に導入される原料を加熱するための加熱器4と、燃料電池セルアセンブリ2に導入される原料及び燃料電池セルアセンブリ2から排出される排出ガスの間で熱交換を行うための高温熱交換器5と、高温熱交換器5から排出される排出ガス及び上水の間で熱交換を行なう低温熱交換器6と、及び、低温熱交換器6で加熱された上水を貯留する貯湯槽7と、を含む。
断熱容器3は、円筒又は角筒などの筒状の側部断熱壁33と、この側部断熱壁33の上下両端部を閉塞する上部断熱壁34及び下部断熱壁35とからなる。断熱容器3の内部は、側部断熱壁33の軸線方向に沿って伸びる仕切り断熱壁32によって2つの空間に区切られており、一方の空間(燃料電池空間R1)には燃料電池セルアセンブリ2が収容されている。燃料電池セルアセンブリ2を包囲するこの空間R1に露出する断熱容器3の内側面には、アセンブリ2から放射される輻射熱を閉じこめるように鏡面仕上げ、若しくは、輻射熱反射膜が貼付け又はコーティングされている。これにより燃料電池セルアセンブリ2からの輻射熱を燃料電池空間R1の内部に効率よく閉じこめることができて、SOFC22の運転を安定させることが出来る。また、側部断熱壁33、上部断熱壁34及び下部断熱壁35の過熱を防止出来るので、断熱容器3の寿命を向上させ得る。
仕切り断熱壁32によって区切られたもう一方の空間(予熱部空間R2)には、加熱器4及び高温熱交換器5が収容されている。仕切り断熱壁32の上端部近傍には、断熱容器3内の2つの空間を連結する貫通穴Pが設けられており、後述する燃料電池セルアセンブリ2と加熱器4及び高温熱交換器5とを連結する各配管が通っている。貫通穴Pは、各配管を通過させるのに十分な程度の大きさであって、なるべく小さく設けられる。
なお、側部断熱壁33と上部断熱壁34及び下部断熱壁35とは、留め金37によって着脱自在に組み合わされている。操作者が留め金37を操作することで上部断熱壁34及び下部断熱壁35を側部断熱壁33から取り外すことができる。これにより、断熱容器3の内部に収容されている燃料電池セルアセンブリ2、加熱器4及び高温熱交換器5等のメンテナンスが容易にできる。
図2を併せて参照すると、燃料電池セルアセンブリ2の缶体21には、加熱された各原料をその内部に導入するための原燃料導入口24a、水導入口24b及び酸化剤ガス導入口24cが設けられている。各導入口24a、24b及び24cからは図示しない配管によって、各原料がSOFC22に運ばれる。一方、SOFC22から排出される排出ガスは、缶体21に設けられた排出ガス導出口28から外部に排出される。
図3に示すように、SOFC22は、発電反応(S3)に併せて改質反応(S1)もセル上で行う、いわゆる直接内部改質型の固体酸化物形燃料電池である。イットリア安定化ジルコニア(YSZ)などからなる固体酸化物電解質25は、対向する一対の電極である燃料極26及び空気極27の間に挟持されている。空気極27は、ランタンマンガナイト(LaMnO)などからなる多孔質体であって、多孔質体内部を気体が通過可能である。また、燃料極26はニッケル・ジルコニア(Ni‐ZrO)サーメットなどからなる多孔質体であって、その微細孔の内部には、白金微粒子などの触媒が、例えば含侵法などによって担持されている(図示せず)。この白金触媒は、VIII族に属する他の元素、例えばイリジウム、オスミウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウムなどの元素からなる微粒子であってもよい。
ここでSOFC22における反応について説明する。
後述するように、燃料電池セルアセンブリ2には、原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3が加熱されてガスとして導かれる。原燃料m1には、メタンガスや灯油など公知の原燃料が適宜用いられる。特に、SOFC22のセル表面における改質に好適な原燃料が好ましく、例えば、一酸化炭素及び水素をフィッシャー・トロプシュ(FT)合成して得られるパラフィン系鎖状炭化水素を、適宜、調製した合成灯油などが使用される。このような原燃料(ガス)m1及び水(水蒸気)m2は、混合ガスM1として燃料極26の表面に導かれる。混合ガスM1は、燃料極26内に担持された触媒(図示せず)に接触すると、水蒸気改質反応を生じながら一酸化炭素及び水素からなる燃料ガスM2に分解される(S1)。
一方、空気極27の表面には酸化剤ガスm3が導かれる。空気極27において電子を受け取った酸化剤ガスm3中の酸素は、酸素イオンとなって電解質25を通って燃料極26へと移動する(S2)。
燃料極26に達した酸素イオンは、水蒸気改質反応(S1)によって生じた燃料ガスM2と反応して、水及び二酸化炭素を生じるとともに燃料極26に電子を放出する(S3)。ここで、反応によって生じた水、二酸化炭素、未反応の混合ガスM1、及び、水蒸気改質反応によって生成された燃料ガスM2は、熱を帯びた排出ガスM3としてSOFC22から排出される(S4)。なお、水蒸気改質反応(S1)は吸熱反応であり、発電反応(S3)は発熱反応であるが、発熱量は吸熱量にくらべて遙かに大きい。
再び、図1に図2を併せて参照すると、高温熱交換器5は、多管式やプレート式などの公知の熱交換器であって、断熱容器3の予熱部空間R2に収容されている。高温熱交換器5は、燃料電池セルアセンブリ2から排出される排出ガスM3の熱を、燃料電池セルアセンブリ2に導入される原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3の各原料に与える。高温熱交換器5には、原燃料m1を導入して加熱し、排出するための配管で連結された一対の原燃料導入口51a及び導出口52aが設けられている。同様に、水m2を加熱するための配管で連結された一対の水導入口51b及び導出口52b、酸化剤ガスm3を加熱するための配管で連結された一対の酸化剤ガス導入口51c及び導出口52cが設けられている。一方、燃料電池セルアセンブリ2から排出される排出ガスM3を導入して、原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3と熱交換させて排出する一対の排出ガス導入口53及び導出口54が設けられている。排出ガス導入口53及び燃料電池セルアセンブリ2の排出ガス導出口28の間は、仕切り断熱壁32に設けられた貫通穴Pを通過する配管12によって互いに連結されている。
低温熱交換器6は、高温熱交換器5の近傍、好ましくは上部に設けられて、断熱容器3とは熱遮蔽された断熱容器65内に設置される。低温熱交換器6は、高温熱交換器5と同様に公知の熱交換器であって、高温熱交換器5において熱交換された後の排出ガスM3を導入して、貯湯槽7に蓄えられている上水若しくは直接、上水との間で熱交換を行う。つまり、上水の冷熱レベルまでの熱回収が行い得るのである。低温熱交換器6は、高温熱交換器5を通過した排出ガスM3を導入するための排出ガス導入口61と、これを外部に排出するための排出ガス導出口62とを対に備える。排出ガス導入口61は、高温熱交換器5の排出ガス導出口54となるべく短い長さの配管54aで連結されて熱損失を減じている。また、貯湯槽7から上水を導くための冷水導入口63及びこれを加熱したのち貯湯槽7へ戻すための温水導出口64を備える。これらは、それぞれ貯湯槽7に配管によって接続されている。
貯湯槽7は、低温熱交換器6によって加熱された上水を貯留して、必要に応じて上水を外部に供給する。貯湯槽7は、柱状の容器であって、温水を上部に冷水を下部に温度勾配を与えて貯留する。つまり、水道水などの上水を補給するための給水口71及び低温熱交換器6に向けて上水を排出する吐水口72は貯湯槽7の下側に、低温熱交換器6で加熱された温上水を導入するための給湯口73及び温上水を導出するための返湯口74などは貯湯槽7の上側に設けられる(図1参照)。なお、貯湯槽7内若しくは返湯口74の外側には、湯の温度や量などの需要に応じて水を加熱する加熱装置(ヒータ)78が設けられている。温上水の温度が低くても、加熱装置78で必要に応じて温上水を加熱して供給可能なのである。
なお、低温熱交換器6及び貯湯槽7の大きさは、供給する水の必要量によって決定される。貯湯槽7は上下に0.5〜2m程度で50L〜1m程度、典型的には、上下に0.5〜1m程度で50〜300L程度の上水を貯湯できる大きさである。上記したように、水を加熱するための加熱装置78をその内部に設けていても良い。
最後に、加熱器4は、燃料電池セルアセンブリ2を収容する断熱容器、すなわち仕切り断熱壁32や側部断熱壁33によって画定された燃料電池空間R1の近傍、且つ、高温熱交換器5になるべく近い位置に設けられる。具体的には、断熱容器3の予熱部空間R2内であって高温熱交換器5の上側であって貫通穴P近傍に設けられる。加熱器4は、高温熱交換器5から導出された原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3を必要に応じて加熱し得る。加熱器4には、原燃料m1を導入・導出するための配管で連結された一対の原燃料導入口41a及び導出口42aが設けられる。同様に、水m2を加熱するための配管で連結された一対の水導入口41b及び導出口42b、酸化剤ガスm3を加熱するための配管で連結された一対の酸化剤ガス導入口41c及び導出口42cが設けられている。
原燃料導入口41a、水導入口41b及び酸化剤ガス導入口41cは、高温熱交換器5の原燃料導出口52a、水導出口52b及び酸化剤ガス導出口52cにそれぞれ配管で連結されている。また、原燃料導出口42a、水導出口42b及び酸化剤ガス導出口42cは、燃料電池セルアセンブリ2の原燃料導入口24a、水導入口24b及び酸化剤ガス導入口24cにそれぞれ接続されている。
図4を併せて参照すると、加熱器4の内部には、各原料を加熱するためのバーナ44a、44b及び44cを含む加熱部4aが設けられている。加熱器4には、加熱部4aの各バーナ44a、44b及び44cに酸化剤ガスを導くための酸化剤ガス導入口43a及び加熱用燃料を導くための加熱用燃料導入口43bが設けられている。加熱用燃料導入口43bから導入される加熱用燃料は、各バーナ44a、44b及び44cの手前に設けられた流量調整バルブ45a、45b、45cの開度を調整することによって、その量を適宜調整されて、各バーナ44a、44b及び44cに供給されて各火力が制御される。後述するように、流量調整バルブ45a、45b、45cは、SOFC22の近傍に設けられた温度センサー46からの信号に基づいて制御され得る。
なお、加熱器4は、制御方法に合わせて変更可能である。例えば、加熱用燃料導入口43bの下流には図示しない統括バルブを設けても良い。かかる場合、流量調整バルブ45a、45b及び45cは、あらかじめ所定の流量若しくは所定の分配比で加熱用燃料を流すようにそれぞれの開度を固定される。これにより、温度センサー46からの信号に基づいて統括バルブの開度だけを調整、若しくは全開全閉動作を繰り返して、各バーナ44a、44b及び44cの火力を必要に応じて調整できる。これによれば、火力の制御をより簡便にすることができる。
更に、加熱器4には、バーナ44a、44b及び44cで発生した燃焼ガスなどを排出ガスM4として外部に導出するための排出ガス導出口49を備えている。排出ガス導出口49は、SOFC22の排出ガス導出口28及び高温熱交換器5の排出ガス導入口53を連結する配管12に連結されて、排出ガスM3及びM4は合流している。
更に、加熱器4の内部において、原燃料導入口41aに連結された配管は、加熱部4aを通過する加熱配管11a及び加熱部4aを通過しないバイパス配管11a’とに分岐して、加熱部4aの下流で再び合流して原燃料導出口42aに連結している。加熱配管11aの分岐点下流近傍及び合流点上流には、連動して開閉するバルブVaが設けられるとともに、バイパス配管11a’の分岐点下流近傍にはバルブVaと逆の動作をするバルブVa’が設けられている。すなわち、バルブVaが開くとバルブVa’は逆に閉じ、原燃料導入口41aと原燃料導出口42aとが加熱配管11a経由で連結される。一方、バルブVaが閉じるとバルブVa’は逆に開き、原燃料導入口41aと原燃料導出口42aとがバイパス配管11a’経由で連結される。
同様に、水導入口41b及び酸化剤ガス導入口41cに連結された配管は、加熱部4aを通過する加熱配管11b及び11cと、加熱部4aを通過しないバイパス配管11b’及び11c’とにそれぞれ分岐する。また、加熱部4aの下流で再び合流して水導出口42b及び酸化剤ガス導出口42cにそれぞれ連結している。加熱配管11b及び11cの分岐点下流近傍及び合流点上流には、バルブVb及びVcが設けられている。また、バイパス配管11b’及び11c’の分岐点下流近傍にはバルブVb’及びVc’が設けられている。
次に、図1乃至図4を参照しつつ、上記した燃料電池コージェネレーションシステム1の動作を説明する。
燃料電池コージェネレーションシステム1の起動時にあっては、SOFC22を暖めるための所定の暖機運転が行われる。例えば、加熱器4のバルブVa、Vb及びVcを開く一方、バルブVa’、Vb’及びVc’を閉じて加熱器4を起動させる。ここで、少なくとも、燃料極26(図3参照)を保護するため、暖機運転時に原燃料m1の供給は行わない。この状態において、図示しない供給管を介して加熱器4で加熱した所定の暖気ガスを燃料電池セルアセンブリ2内に導入して、SOFC22を暖機する。なお、かかる暖機運転の詳細については省略する。
十分な暖機運転に続いて、原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3を加熱器4に導くと、加熱器4を通過するまでの間に加熱部4aのバーナ44a、44b及び44c(図4参照)によってこれらが十分に加熱されてガス化(気化)し、燃料電池セルアセンブリ2内のSOFC22に導かれる。
図3において述べたように、SOFC22の燃料極26では、導かれた原燃料m1及び水m2が触媒の存在下で燃料ガスM2(一酸化炭素及び水素)を生じ(S1:水蒸気改質反応)、更に燃料ガスM2は水を生成しながら発電反応(S3)を生じる。発電反応(S3)に伴う発熱量は、水蒸気改質反応(S1)に伴う吸熱量にくらべて遙かに大きいため、SOFC22からの排出ガスM3は熱を帯びて排出される。
一方、加熱器4から排出される排出ガスM4は、M3に合流して排出ガスM5として高温熱交換器5へ導かれる(図6参照)。高温熱交換器5では、排出ガスM5からの熱が原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3に熱交換される。これにより、原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3は加熱されて加熱器4に導かれるようになる。つまり、徐々に、加熱器4の出力をそれほど必要としなくとも、SOFC22の温度を所定の温度に保つことが出来るようになる。更に、排出ガスM5からの熱により原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3がさらに加熱されると、加熱器4による加熱出力を全く必要とせずにSOFC22の温度を所定の温度に保つことが出来るようになる。この場合は、加熱器4のバルブVa、Vb及びVcを閉じると同時にバルブVa’、Vb’及びVc’を開け、加熱器4aを一気にバイパスして、原燃料m1、水m2及び酸化剤ガスm3を高温熱交換器5から直接SOFC22へ導いても良い。
なお、燃料電池セルアセンブリ2からの輻射は狭い燃料電池空間R1内に閉じこめられて、燃料電池セルアセンブリ2の温度低下が防止される。故に、SOFC22の温度は発電反応(S3)による自己加熱で700℃〜1000℃の高温まで速やかに達するのである。
ところで、SOFC22の運転を安定させるよう、加熱器4の出力が調整される。例えば、温度センサー46によってSOFC22の温度をモニターして、これを一定とするように加熱器4の出力を調整し得る。加熱器4の各バーナ44a、44b及び44cの火力は、それぞれに流す加熱用燃料の量を調整する流量調整バルブ45a、45b及び45cの開度によって独立して調整可能である。例えば、顕熱及び潜熱の大である水m2に対しては、原燃料m1及び酸化剤ガスm3よりも大なる熱量を与えるべく、バーナ44bへの加熱用燃料の供給量だけを大とすることができる。また、水蒸気改質反応を促進又は抑制するよう、バーナ44a及び/又は44bへの加熱用燃料の供給量だけを調整することもできる。
更に、SOFC22の温度が過昇したときなどは、各バーナ44a、44b及び/又は44cの火力を流量調整バルブ45a、45b、45cの開度を絞って調整できる。その一方で、加熱器4のバルブVa、Vb及び/又はVcを閉じると同時にバルブVa’、Vb’及び/又はVc’を開けると、原燃料m1、水m2及び/又は酸化剤ガスm3は、加熱部4aを一気にバイパスして、高温熱交換器5から直接、SOFC22へ導き得るのである。これによりバーナ44a、44b及び/又は44cの火力を調整するよりも、より迅速に温度調整が可能である。
なお、加熱器4の出力は、SOFC22の運転を安定させるよう、他のモニター方法によっても制御し得る。例えば、SOFC22の発電出力をモニターしてフィードバック制御しても良いし、加熱器4の加熱部4aの下流に温度センサーを設けてこれをモニターしてもよい。
ところで、高温熱交換器5において熱交換に用いられた排出ガスM5は、更に低温熱交換器6に導入されて上水と熱交換を行なう。ここで、低温熱交換器6では、排出ガス導入口61から導入された排出ガスM5の温度が排出ガス導出口62付近で上水の温度レベルとなるまで熱交換を行うこともできる。この回収した熱によって加熱された上水(温上水)は貯湯槽7に貯留される。一方、低温熱交換器6を出た排出ガスM5は、回収され、適宜、処理される。貯湯槽7の温度は必要に応じて管理され、これに応じて低温熱交換器6と貯湯槽7との間を循環する上水の量が決定される。なお、貯湯槽7に貯留された温上水は必要に応じて返湯口74から抜き出されて使用される。また、貯湯槽7内の水量が低下すると水道水などの上水が給水口71から給水される。貯湯槽7内の水量は、ほぼ一定に維持されるが必要に応じて水面位置も管理され得る。
以上の如く、本実施例では、固体酸化物形燃料電池の始動時から安定運転時までの運転状況に応じて、導入される複数の原料のそれぞれの温度を加熱手段によって制御できる。このように燃料電池に供給すべき原料の温度を制御できるから、燃料電池の発電反応を安定化させることができる。その上で、高温熱交換器による排熱を更に低温熱交換器においても利用できて、システムの効率的な熱利用が可能である。つまり、直接内部改質型の固体酸化物形燃料電池であったとしても、発電反応(S3)を安定化させることが出来て、その上で、システムの効率的な熱利用が可能である。
[実施例2]
次に本発明の他の1つの実施例である燃料電池コージェネレーションシステムについて、図5を参照しつつ説明する。なお、高温熱交換器5以外は実施例1と同様であるから、その詳細な説明は省略する。
高温熱交換器5は、実施例1と同様に、多管式やプレート式などの公知の熱交換器であって、断熱容器3の予熱部空間R2に収容されている(図1参照)。高温熱交換器5は、燃料電池セルアセンブリ2から排出される排出ガスM3の熱を、燃料電池セルアセンブリ2に導入される水m2だけに与える。顕熱及び潜熱の高い水m2をあらかじめ加熱した上で加熱器4に導入することで、燃料セルアセンブリ2の運転の安定を高め得るのである。そこで、高温熱交換器5には、水m2を導入して加熱し、排出するための配管で連結された一対の水導入口51b及び導出口52bが設けられている。一方で、原燃料m1及び酸化剤ガスm3は、直接、加熱器4の原燃料導入口41a及び酸化剤ガス導入口41cへ導かれる。また、燃料電池セルアセンブリ2の排出ガス導出口28から配管12によって排出ガスM3を導入して排出する一対の排出ガス導入口53及び導出口54が設けられている。更に、排出ガス導出口54は、低温熱交換器6の排出ガス導入口61と配管54aで連結されている。
ここで、本実施例では、配管12を流れる排出ガスM3の一部を高温熱交換器5を介することなく、配管54aにバイパスさせる配管12’が設けられている。配管12と配管12’との連結点には分流器13が設けられている。分流器13は、貯湯槽7に設けられた温度センサー75に対応してその分流比率が調整されるようになっている。
ところで、本実施例の燃料電池コージェネレーションシステム1の動作は実施例1とほぼ同様である。一方で、貯湯槽7内の温上水の需要により、実施例1で述べたように、貯湯槽7内には水道水などの上水が給水口71から給水される。故に、貯湯槽7内の全体温度が低下すると、温度センサー75はこれを検知し、貯湯槽7内の温度を高く設定する場合にあっては、分流器13によって排出ガスM3を配管12’へより多く流すように動作する。このとき、水m2の温度の低下は、加熱器4にて補われ、燃料電池の発電反応を安定化させることができる。
以上の如く、本実施例では、直接内部改質型の固体酸化物形燃料電池であったとしても発電反応を安定化させることが出来て、更に、燃料電池コージェネレーションシステム1における温上水の需要に対応して、効率的な熱利用が可能である。
なお、分流器13の制御方法は、上記に限定されず、例えば、貯湯槽7に貯留されている温上水の温度に加えて水量や使用量等を検出し、さらにはSOFC22の運転温度情報を加えて、あらかじめ設定したテーブルに従って制御してもよい。
[実施例3]
次に本発明の他の1つの実施例である燃料電池コージェネレーションシステムについて、図6を参照しつつ説明する。なお、加熱器4以外は実施例1及び/又は実施例2と同様であるから、その詳細な説明は省略する。
加熱器4の内部の構造は、実施例1と同様である。ここで、加熱用燃料導入口43bの上流側には、燃料電池セルアセンブリ2の排出ガスM3を分岐して導くための配管81が合流している。すなわち、燃料電池セルアセンブリ2の排出ガス導出口28と高温熱交換器5の排出ガス導入口53を連結する配管12には、分流器82が設けられており、ここで分岐した配管81は、加熱用燃料導入口43bの上流側に連結している。分流器82は、燃料電池セル22の近傍に設けられたガスセンサー83に対応してその分流比率が調整されるようになっている。 ところで、本実施例の燃料電池コージェネレーションシステム1の動作は実施例1及び/又は2とほぼ同様である。一方で、燃料電池セル22の近傍に設けられたガスセンサー83により特に原燃料m1が未燃焼であることを検知すると、分流器82は、排出ガスM3の一部を加熱器4の加熱用燃料に振り分けるのである。つまり、未燃焼の原燃料m1をバーナ44a、44b及び44cの燃料に用いるのである。
以上の如く、本実施例では、直接内部改質型の固体酸化物形燃料電池であって内部改質反応に過剰な原燃料m1が導入されたとしても、これを加熱器の加熱用燃料に使用できるのである。故に、効率的な熱利用が可能である。
以上、本発明による代表的実施例及びこれに基づく変形例を述べたが、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではなく、例えば、直接内部改質型の燃料電池の実施例について説明したがこれに限定されるものではないし、電極、電解質及び触媒等の材料も適宜、当業者によって変更され得る。すなわち、当業者であれば、添付した特許請求の範囲を逸脱することなく種々の代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
本発明によるシステムの要部の断面図である。 本発明によるシステムの要部のブロック図である。 本発明によるシステムの要部の断面図である。 本発明によるシステムの要部のブロック図である。 本発明による他のシステムの要部のブロック図である。 本発明による他のシステムの要部のブロック図である。
符号の説明
1 燃料電池コージェネレーションシステム
2 燃料電池セルアセンブリ
3 断熱容器
4 加熱器
5 高温熱交換器
6 低温熱交換器
7 貯湯槽
22 SOFC
25 固体酸化物電解質
26 燃料極
27 空気極

Claims (9)

  1. 固体酸化物形燃料電池の発電反応によって生じる熱を回収して熱利用する燃料電池コージェネレーションシステムであって、
    前記燃料電池に導入される液体又は気体からなる複数の原料のそれぞれを加熱し得る加熱手段と、
    前記燃料電池からの排出ガスによる熱を、前記加熱手段に導入される前記原料に与えるよう熱交換を行う高温熱交換器と、
    前記高温熱交換器からの前記排出ガスによる熱を、上水に与えるよう熱交換を行う低温熱交換器と、
    前記上水を貯留する貯湯槽と、を含むことを特徴とする燃料電池コージェネレーションシステム。
  2. 前記原料は、水、酸化剤ガス、及び、炭化水素系燃料からなることを特徴とする請求項1記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  3. 前記燃料電池は、前記炭化水素系燃料を改質するための触媒を担持した電極を有することを特徴とする請求項2記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  4. 前記炭化水素系燃料は、水素及び一酸化炭素から合成・蒸留されたパラフィン系液体燃料からなることを特徴とする請求項3記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  5. 前記高温熱交換器は、前記排出ガスの一部で水との熱交換を行うとともに、前記排出ガスの残りを熱交換を行うことなく通過せしめることを特徴とする請求項2記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  6. 前記低温熱交換器は、前記高温熱交換器の上部に設けられることを特徴とする請求項1又は5に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  7. 前記加熱手段は、前記原料のそれぞれを加熱する加熱配管と、加熱を行なうことなく通過せしめる通過配管とを有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  8. 前記燃料電池は、断熱容器に収容され、前記加熱手段は前記断熱容器内若しくはその近傍に設けられることを特徴とする請求項1又は7に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  9. 前記加熱手段は、前記燃料電池からの前記排出ガスの一部を燃焼させるとともに、燃焼後のガスを前記高温熱交換器へ送出することを特徴とする請求項1又は7に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
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