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JP2009299956A - 送信装置、そのような送信装置を用いた通信システム、及びそのような送信装置を用いた機器システム - Google Patents

送信装置、そのような送信装置を用いた通信システム、及びそのような送信装置を用いた機器システム Download PDF

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JP2009299956A
JP2009299956A JP2008153230A JP2008153230A JP2009299956A JP 2009299956 A JP2009299956 A JP 2009299956A JP 2008153230 A JP2008153230 A JP 2008153230A JP 2008153230 A JP2008153230 A JP 2008153230A JP 2009299956 A JP2009299956 A JP 2009299956A
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unit
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power
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JP2008153230A
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English (en)
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Eisuke Nakatsuka
英介 中塚
Koichi Yamada
公一 山田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

【課題】消費電力を低減する機器システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る給湯システム1は、ヒートポンプ機器100及びタンク機器200と、通信線20と、上記電気機器それぞれに設けられており、通信線20を通して通信するための通信部120,220及びこの通信部120,220を制御する制御部110,210と、を備え、通信部120,220それぞれは、通信電源部140,240と、電力線から電力の供給を受け、通信電源部140,240への電力の供給又は遮断を行う電力供給部121,221と、通信電源部140,240から電力の供給を受ける送信部124,224と、を有し、制御部110,210は、送信部124,224に送信させるときには送信124,224へ電力を供給するように、送信部124,224に送信させないときには送信部124,224への電力の供給を停止するように、電力供給部を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、送信装置、そのような送信装置を用いた通信システム、及びそのような送信装置を用いた機器システムに関する。
従来、複数の電気機器を備えた機器システムでは、協働して動作する複数の電気機器間で双方向通信が行なわれている。
例えば、特許文献1には、空調システムを構成する室外機と室内機との間で行なわれる双方向通信装置が提案されている。図1に、特許文献1に記載の空調システムで用いられている通信装置の概要を示す。
空調システム900は、図1に示すように、室内機600及び室外機500を有している。室内機600及び室外機500には、電力線50,51により交流電力が供給されている。
室内機600は、制御部610及びこの制御部610により制御される通信部620を有している。通信部620は、送信フォトカプラ621及び受信フォトカプラ622を有している。図1に示すように、通信部620の送信フォトカプラ621及び受信フォトカプラ622は、直列に接続されている。
同様に室外機500も、制御部510及びこの制御部510により制御される通信部520を有している。通信部520は、送信フォトカプラ521及び受信フォトカプラ522を有している。図1に示すように、通信部520の送信フォトカプラ521及び受信フォトカプラ522は、直列に接続されている。
室内機600の通信部620と、室外機500の通信部520とは、通信線60を通して双方向通信を行なう。
図1に示すように、送信フォトカプラ621及び受信フォトカプラ622と、送信フォトカプラ521及び受信フォトカプラ522とは、2つの電力線50、51の間で、通信線60を介して、直列に接続されている。
空調システム900では、室内機600の通信部620及び室外機500の通信部500それぞれには、常に電力が供給されているので、通信を行なっていない時にも電力が消費されるという問題がある。
また、空調システム900では、送信フォトカプラ621を用いて、室内機600から室外機500の受信フォトカプラ522に向かって送信する場合には、受信フォトカプラ622及び送信フォトカプラ521を導通させておくために、この通信には直接関与しないフォトカプラにも電力を供給しておく必要がある。
同様に、空調システム900では、送信フォトカプラ521を用いて、室外機500から室内機600の受信フォトカプラ622に向かって送信する場合にも、受信フォトカプラ522及び送信フォトカプラ621を導通させておくために、この通信には直接関与しないフォトカプラにも電力を供給しておく必要がある。
また、特許文献2には、給湯システムを構成するヒートポンプ機器とタンク機器との間で行なわれる双方向通信装置が提案されている。図2に、特許文献2に記載の給湯システムで用いられている通信装置の概要を示す。
図2に示すように、給湯システム1000は、給湯用の温水を生成するヒートポンプ機器700、及びヒートポンプ機器700が生成した温水を貯湯するタンク機器800を有している。ヒートポンプ機器700及びタンク機器800には、電力線70,71により交流電力が供給されている。
ヒートポンプ機器700は、制御部710及びこの制御部710により制御される通信部720を有している。通信部720は、送信フォトカプラ721、受信フォトカプラ722、及び送信フォトカプラ721に電力を供給する通信電源部740を有している。
タンク機器800も同様に、制御部810及びこの制御部810により制御される通信部820を有している。通信部820は、送信フォトカプラ821、受信フォトカプラ822、及び送信フォトカプラ821に電力を供給する通信電源部840を有している。
給湯システム1000では、ヒートポンプ機器700の送信フォトカプラ721には、通信電源部740から常に電力が供給されているので、送信を行なっていない時にも電力が消費されるという問題がある。同様に、タンク機器800の送信フォトカプラ821には、通信電源部840から常に電力が供給されているので、送信を行なっていない時にも電力が消費されるという問題がある。
特開平8−51675号公報 特開2004−205158号公報
本発明は、上述した課題を解決するために、送信装置、そのような送信装置を用いた通信システム、及びそのような送信装置を用いた機器システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、消費電力を低減する送信装置、そのような送信装置を用いた通信システム、及びそのような送信装置を用いた機器システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る機器システムは、複数の電気機器(100、200)と、上記電気機器(100、200)にそれぞれ設けられた通信部(120、220)と、上記通信部(120、220)同士を接続する通信線(20)と、上記通信部(120,220)を制御する制御部(110,210)と、を備え、上記通信部(120,220)は、通信電源部(140,240)と、上記通信電源部(140,240)への電力の供給又は供給の停止を行う電力供給部(121,221)と、上記通信電源部(140,240)から電力の供給を受ける送信部(124,224)と、を有し、上記制御部(110,210)は、上記送信部(124,224)に送信させるときには、上記通信電源部(140,240)へ電力を供給するように上記電力供給部(121,221)を制御し、上記送信部(124,224)に送信させないときには、上記通信電源部(140,240)への電力の供給を停止するように上記電力供給部(121,221)を制御する、ことを特徴とする。
これにより、送信しない時には、消費電力を低減することができる。
また、本発明に係る機器システムは、上記電力供給部(121,221)が、双安定リレー、単安定リレー又はフォトカプラを用いて構成されていることが好ましい。
これにより、制御部は、送信部に送信させるときには、送信部へ電力を供給でき、送信部に送信させないときには、送信部への電力の供給を停止することができる。
また、本発明に係る機器システムは、上記通信部(120,220)は、更に受信部(129,229)を有し、上記送信部(124,224)及び上記受信部(129,229)が、半導体リレーを用いて構成されていることが好ましい。
これにより、簡易な構成で、遅延及びノイズが低減された送受信ができる。
また、本発明に係る機器システムは、上記送信部(124,224)が、上記通信電源部(140,240)から出力される電圧に基づき、送信信号を上記通信電源部(140,240)の電圧に重畳して上記通信線(20)を通して送信する送信フォトカプラであり、上記受信部(129,229)は、上記通信電源部(140,240)の電圧に重畳されてなる送信信号を上記通信線(20)を通して受信する受信フォトカプラであることが好ましい。
これにより、送信部及び受信部それぞれにおいて、入力側と出力側を確実に絶縁することができる。
また、本発明に係る機器システムは、上記複数の電気機器(100,200)として、給湯用の温水を生成するヒートポンプ機器と、ヒートポンプ機器が生成した温水を貯湯するタンク機器とを備えていることが好ましい。
これにより、消費電力を低減した給湯システムを構成できる。
また、上述した課題を解決するために、本発明に係る送信装置は、通信電源部(140)と、上記通信電源部(140)への電力の供給又は供給の停止を行う電力供給部(121)と、上記通信電源部(140)から電力の供給を受ける送信部(124)と、上記電力供給部(140)及び上記送信部(124)を制御する制御部(110)と、を有し、上記制御部(110)は、上記送信部(124)に送信させるときには、上記通信電源部(140)へ電力を供給するように上記電力供給部(140)を制御し、上記送信部(124)に送信させないときには、上記通信電源部(140)への電力の供給を停止するように上記電力供給部(140)を制御する、ことを特徴とする。
これにより、送信しない時には、消費電力を低減することができる。
更に、上述した課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、通信線(20)と、上記通信線(20)を通して通信するための複数の通信部(120,140)及びこの通信部(120,220)を制御する制御部(110,210)と、を備え、上記複数の通信部(120,140)それぞれは、通信電源部(140,240)と、上記通信電源部(140,240)への電力の供給又は供給の停止を行う電力供給部(121,221)と、上記通信電源部(140,240)から電力の供給を受ける送信部(124,224)と、を有し、上記制御部(110,210)は、上記送信部(124,224)に送信させるときには、上記通信電源部(140,240)へ電力を供給するように上記電力供給部(121,221)を制御し、上記送信部(124,224)に送信させないときには、上記通信電源部(140,240)への電力の供給を停止するように上記電力供給部(121,221)を制御する、ことを特徴とする。
これにより、送信しない時には、消費電力を低減することができる。
なお、上記各構成要素に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成要素との対応関係を示す一例である。
以下、本発明に係る機器システムとしての給湯システムの好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図3は、本発明に係る給湯システムの第1実施形態のシステム構成図である。図4は、図3の通信部を説明する図である。
本実施形態の給湯システム1は、図3に示すように、電気機器として、給湯用の温水を生成するヒートポンプ機器100と、ヒートポンプ機器100が生成した温水を貯湯するタンク機器200とを備えている。
ヒートポンプ機器100は、図3に示すように、タンク機器200との間で通信を行なう通信部120と、ヒートポンプ機器100内に直流定電圧の電力を供給する機器電源部150と、冷凍サイクルを有するヒートポンプ部160と、上記各部を制御する制御部110と、を有している。
タンク機器200は、図3に示すように、ヒートポンプ機器100との間で通信を行なう通信部220と、タンク機器200内に直流定電圧の電力を供給する機器電源部250と、温水を貯蔵するタンクを有するタンク部260と、上記各部を制御する制御部210と、を有している。
ヒートポンプ機器100のヒートポンプ部160は、図示しないが、電動圧縮機と、この電動圧縮機により圧縮された高圧冷媒と温水とを熱交換して温水を加熱する熱交換器と、この熱交換器を通過した放熱後の高圧冷媒を減圧する減圧器と、この減圧器により減圧された冷媒を大気の熱で蒸発させる蒸発器等から構成される冷媒サイクルを有している。ヒートポンプ機器100は、加熱された温水を、図示しないパイプを用いて、タンク機器200に供給する。
タンク機器200のタンク部260は、図示しないが、ヒートポンプ機器100により加熱された温水を貯蔵するタンクを有している。タンク機器200は、タンクに貯蔵された温水を、風呂桶等に出湯する。タンク機器200は、タンクの下側の出口から温度の低い温水を、図示しないパイプを用いてヒートポンプ機器100に供給し、ヒートポンプ機器100で加熱された温水を再びタンク内に貯蔵する。ヒートポンプ機器100は、タンク機器200のタンク内の温水が所定の温度に維持されるように、冷凍サイクルを稼動させる。また、タンク機器200には、水道の給水栓から、水道水が給水される。
また、給湯システム1は、ヒートポンプ機器100及びタンク機器200に交流電力を供給する2本の電力線10,11と、電力線10,11に並列に配設され、且つヒートポンプ機器100及びタンク機器200同士を接続し、これら機器間の双方向通信に用いられる通信線20と、を備えている。通信部120、220は、ヒートポンプ機器100及びタンク機器200それぞれに設けられており、通信線20を通して双方向通信を行なう。
ヒートポンプ機器100及びタンク機器200は、2本の電力線10,11に並列に接続されている。また、ヒートポンプ機器100及びタンク機器200は、通信線20に並列に接続されている。
図4に示すように、電力線10,11は、接続部30を介して、タンク機器200内に導かれている。更に、電力線10,11は、接続部30から、タンク機器200の接続部31を介して延出してヒートポンプ機器100側に導かれ、ヒートポンプ機器100の接続部32に接続されている。
ヒートポンプ機器100の制御部110は、通信部140から命令又はデータ信号を、通信線20を通して、タンク機器200の通信部240に送信する。送信するデータとしては、例えば、タンク機器100に供給する温水の温度、圧力値等が挙げられる。
タンク機器200の制御部210は、通信部240から命令又はデータ信号を、通信線20を通して、ヒートポンプ機器100の通信部140に送信する。送信するデータとしては、例えば、タンク内の温水の温度及び目標温水温度等が挙げられる。
次に、ヒートポンプ機器100の通信部120について以下に説明する。
通信部120は、通信電源部140、電力供給部121、抵抗素子122、抵抗素子123、送信部124、ダイオード125、ダイオード126、抵抗素子127、抵抗素子128、及び受信部129を有している。
通信電源部140は、ダイオード141、抵抗素子142、コンデンサ143、及びツェナーダイオード144を有している。
通信電源部140は、ダイオード141が、電力線10から供給される交流電圧を半波整流して、整流電圧を抵抗素子142を通してツェナーダイオード144に出力する。ツェナーダイオード144は、半波整流された直流電圧を定電圧化し、ツェナーダイオード144に並列接続されたコンデンサ143は、半波整流された電圧を平滑して、抵抗素子123を通して送信部124に出力する。
電力供給部121は、電力線10と上記通信電源部140との間に配置されている。電力供給部121は、電力線10から電力の供給を受け、通信電源部140への電力の供給又は供給の停止を行う。電力供給部121は、制御部110によって、送信部124に送信させるときには、通信電源部140へ電力を供給するように制御され、送信部124に送信させないときには、通信電源部140への電力の供給を停止するよう制御される。
図5に、本実施形態の電力供給部121を説明する図を示す。本実施形態の電力供給部121は、双安定リレーを用いて構成されている。電力供給部121は、電力線10と接続されている固定接点121aと、ダイオード141と接続されている可動接点121bと、制御部110と接続されているセット用端子121cと、機器電源部150と接続されている電源端子121dと、制御部110と接続されているリセット用端子121eと、を有している。
次に、送信部124について以下に説明する。送信部124は、通信電源部140から電力の供給を受けて動作する。本実施形態では、送信部124が、半導体リレーを用いて構成されている。半導体リレーは、コイル及び可動接点を用いて構成された機械式リレーと比べて、小さな寸法で構成され、入力から出力までの遅延が少なく、ノイズが低減される。具体的には、送信部124は、通信電源部140から出力される通信電源部140の直流電圧に基づき、送信信号を通信電源部140の直流電圧に重畳して通信線20を通して送信する送信フォトカプラである。送信部124は、発光ダイオード124a及びフォトトランジスタ124bを有している。送信部124は、制御部110により制御される。
抵抗素子123は送信部124を過電流から保護し、ダイオード125は送信部124を逆電圧から保護する。
次に、受信部129について以下に説明する。受信部129は、通信電源部140から電力の供給を受けて動作する。本実施形態では、受信部129が、半導体リレーを用いて構成されている。具体的には、受信部129は、通信電源部140の直流電圧に重畳されてなる送信信号を通信線20を通して受信する受信フォトカプラである。受信部129は、発光ダイオード129a及びフォトトランジスタ129bを有している。受信部129は、制御部110により制御される。
ダイオード126は受信部129を逆電圧から保護し、抵抗素子127は受信部129を過電流から保護する。
タンク機器200の通信部220は、通信電源部240、電力供給部221、抵抗素子222、抵抗素子223、送信部224、ダイオード225、ダイオード226、抵抗素子227、抵抗素子228、及び受信部229を有している。
タンク機器200の通信部220は、図4に示すように、上述したヒートポンプ機器100の通信部120と同じ構成を有しており、ヒートポンプ機器100の通信部120の説明は、タンク機器200の通信部220に適宜適用される。
次に、上述した給湯システム1において、ヒートポンプ機器100及びタンク機器200間における通信を、ヒートポンプ機器100からタンク機器200へ送信を行なう場合を例にして、以下に説明する。
まず、ヒートポンプ機器100の制御部110は、命令又はデータ信号を、通信部120の送信部124に送信させるときには、送信部124へ電力を供給するように電力供給部121を制御する。
具体的には、制御部110が、電力供給部121のセット用端子121cにセット信号を出力して、可動接点121bを固定接点121aに接続する。これにより、通信電源部140に電力が供給されて、通信電源部140から送信部124に電力が供給される。電力供給部121は、制御部110がセット信号の出力を止めた後も、制御部110がリセット信号を出力するまで、可動接点121bと固定接点121aとが接続した状態が維持される。
次に、制御部110は、発光ダイオード124aに送信信号としてパルス信号を出力すると、発光ダイオード124aには、機器電源部150から抵抗素子122を通して電流が流れ込むので、発光ダイオード124aがフォトトランジスタ124bに赤外線を出力する。このため、フォトトランジスタ124bが赤外線に基づき導通する。
そして、フォトトランジスタ124bは、通信電源部140から供給される直流電圧に基づき、パルス信号を、ダイオード125及び通信線20を通して、タンク機器200の通信部220に送る。
このことにより、送信部124が、通信電源部140から供給される直流電圧に基づき、パルス信号を通信電源部140の電源電圧に重畳して、通信線20を通してタンク機器200の通信部220に送信することになる。
タンク機器200の通信部220では、ヒートポンプ機器100から送信されたパルス信号が、ダイオード226、抵抗素子227を通して受信部229に受信される。
受信部229では、ヒートポンプ機器100の通信部120が送信した送信信号としてパルス信号が、発光ダイオード229aに入力すると、発光ダイオード229aがパルス信号に基づき赤外線をフォトトランジスタ229bに出力する。すると、フォトトランジスタ229bが導通するので、機器電源部250から抵抗素子228を通して出力される直流電圧に基づいて、フォトトランジスタ229bのコレクタ端子からパルス信号が制御部210に出力される。フォトトランジスタ229bのコレクタ端子に接続されている抵抗素子228には、常に機器電源部250により直流電圧が供給されている。
次に、ヒートポンプ機器100の制御部110は、タンク機器200への命令又はデータの送信が終了すると、電力供給部121のリセット用端子121eにリセット信号を出力して、可動接点121を固定接点121aから離す。これにより、可動接点121と固定接点121aとが電気的に絶縁されるので、電力線10から通信電源部140への電力が遮断されて、通信電源部140は送信部124への電力の供給を停止する。電力供給部121は、制御部110がリセット信号の出力を止めた後も、制御部110が再度セット信号を出力するまで、可動接点121bと固定接点121aとが離れた状態が維持される。
また、給湯システム1において、タンク機器200からヒートポンプ機器100へ送信を行なう場合の各部の動作は、ヒートポンプ機器100からタンク機器200へ送信する動作と同じであるので、上述した説明が適宜適用される。
上述した本実施形態の給湯システム1は、電力供給部121、221を有しているので、送信しない場合には、通信電源部140、240への電力の供給を停止するため、消費電力を低減できる。
また、電力供給部121,221は、双方向リレーであるので、制御部110、210は、電力供給部121,221に対して、セット信号又はリセット信号を一度出力すれば、その後は信号を出力する必要がない。そのため、制御部110、210は、セット信号又はリセット信号の出力状態を確認する必要がないので、電力供給部121,221の制御が簡単になる。
また、給湯システム1は、送信部124、224及び受信部129、229として、半導体リレーを用いているので、小さな寸法で構成され、遅延及びノイズが低減された送受信ができる。特に、給湯システム1は、半導体リレーとしてフォトカプラを用いているので、送信部124、244及び受信部129、229それぞれにおいて、入力側と出力側を確実に絶縁することができる。この構成は、ヒートポンプ機器100とタンク機器200間に電位差を有する場合には、特に有効である。
本発明では、上述した送信装置、通信システム、及び機器システムは、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。例えば、上述した第1実施形態では、機器システムが、ヒートポンプ機器及びタンク機器を有する給湯システムを用いて説明されていたが、本発明に係る機器システムは、室内機及び室外機を有する空調システムであっても良い。
また、上述した第1実施形態では、送信部及び受信部としてフォトカプラを用いていたが、送信部及び受信部としてMOSFETリレーを用いても良い。
更に、上述した第1実施形態では、制御部が、通信部とは別に設けられていたが、制御部を通信部の一部として、通信部が制御部を有していても良い。
次に、上述した第1実施形態の変形例1及び2の給湯システムを、図6〜8を参照しながら以下に説明する。変形例について特に説明しない点については、上述の第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図6は、変形例1の給湯システム1を示す図である。
図6に示す変形例1の電力供給部130は、単安定リレーを用いて構成されている。
図7に、本実施形態の電力供給部130を説明する図を示す。電力供給部130は、電力線10と接続されている固定接点130aと、ダイオード141と接続されている可動接点130bと、抵抗素子131を通して機器電源部150と接続されている電源端子130cと、トランジスタ132を介して制御部110と接続されているセット用端子130dと、を有している。
給湯システム1において、ヒートポンプ機器100からタンク機器200に対して、命令又はデータを送信する場合について以下に説明する。ヒートポンプ機器100の制御部110は、命令又はデータ信号を、通信部120の送信部124に送信させるときには、まず、通信電源部140へ電力を供給するように電力供給部130を制御する。
具体的には、制御部110は、トランジスタ132のベースにセット信号を出力する。すると、トランジスタ132のエミッタ端子とコレクタ端子間が導通し、機器電源部150から抵抗素子131を通して、電力供給部130の電源端子130c及びセット用端子130d間に直流電流が流れるので、電力供給部130は、可動接点130bが固定接点130aに接続する。これにより、電力線10から通信電源部140に電力が供給されて、通信電源部140から送信部124に電力が供給される。制御部110は、送信をしている間は、セット信号を電力供給部130へ出力し続ける。
制御部110は、タンク機器200への送信が終了すると、トランジスタ132へのセット信号の出力を止める。これにより、トランジスタ132は遮断するので、機器電源部150から抵抗素子131を通して、電力供給部130の電源端子130c及びセット用端子130d間に流れる直流電流が停止する。そのため、電力供給部130は、可動接点130bが固定接点130aから離れて、可動接点130bと固定接点130aとが電気的に絶縁される。そして、電力線10から通信電源部140への電力が遮断されて、通信電源部140は送信部124への電力の供給を停止する。
給湯システム1において、上述したヒートポンプ機器100における制御部110及び通信部120の動作の説明は、タンク機器200からヒートポンプ機器100に対して、命令又はデータを送信する場合における、タンク機器200の制御部210及び通信部220の動作の説明に対して適宜適用される。
上述した変形例1の給湯システム1は、電力供給部130,230として単安定リレーを有しているので、電力供給部130、230の制御をセット信号のみで制御できる。そのため、制御部110、210からトランジスタ132、232を介した電力供給部130、230への接続配線の数を少なくできるので、通信部120,220の構成を簡単にできる。
図8は、変形例2の給湯システム1を示す図である。
図8に示す変形例2の電力供給部133は、フォトカプラを用いて構成されている。電力供給部133は、発光ダイオード133a及びフォトトランジスタ133bを有している。
給湯システム1において、ヒートポンプ機器100からタンク機器200に対して、命令又はデータを送信する場合について以下に説明する。ヒートポンプ機器100の制御部110は、命令又はデータ信号を、通信部120の送信部124に送信させるときには、まず、通信電源部140へ電力を供給するように電力供給部133を制御する。
具体的には、制御部110は、電力供給部133の発光ダイオード133aにセット信号を出力すると、発光ダイオード133aには、機器電源部150から抵抗素子131を通して電流が流れ込むので、発光ダイオード133aがフォトトランジスタ133bに赤外線を出力する。このため、フォトトランジスタ133bが赤外線に基づき導通する。
これにより、通信電源部140に電力が供給されて、通信電源部140から送信部124に電力が供給される。制御部110は、送信をしている間は、セット信号を電力供給部133へ出力し続ける。
制御部110は、タンク機器200への送信が終了すると、電力供給部133へのセット信号の出力を止める。これにより、発光ダイオード133aがフォトトランジスタ133bに赤外線の出力を停止する。このため、フォトトランジスタ133bが遮断するので、電力線10から通信電源部140への電力が遮断されて、通信電源部140は送信部124への電力の供給を停止する。
給湯システム1において、上述したヒートポンプ機器100における制御部110及び通信部120の動作の説明は、タンク機器200からヒートポンプ機器100に対して、命令又はデータを送信する場合における、タンク機器200の制御部210及び通信部220の動作の説明に対して適宜適用される。
上述した変形例2の給湯システム1は、電力供給部133、233としてフォトカプラを有しているので、電力供給部を小さい回路で構成することができる。
図9は、本発明に係る第2実施形態の機器システム2を示す図である。
機器システム2は、複数の電気機器100a、100b、・・・100nと、2本の電力線10,11と、電力線10,11に並列して配設された通信線20と、複数の電気機器100a、100b、・・・100nそれぞれに設けられており、通信線20を通して通信するための複数の通信部120a、120b、・・・120n、及びこの通信部120a、120b、・・・120nを制御する制御部110a、110b、・・・110nと、を備えている。
複数の電気機器100a、100b、・・・100nそれぞれは、2本の電力線10,11に並列に接続されている。また、複数の電気機器100a、100b、・・・100nそれぞれは、通信線20に並列に接続されている。
複数の通信部120a、120b、・・・120nは、上述した第1実施形態の給湯システムにおける通信部と同じ構成を有している。
上述した機器システム2によれば、送信しない場合には消費電力が低減される通信部を複数有しているので、機器システム2全体としての消費電力を大きく低減できる。
従来の機器システムを説明する図である。 従来の他の機器システムを説明する図である。 本発明に係る機器システムの第1実施形態のシステム構成図である。 図3の通信部を説明する図である。 図3の電力供給部を説明する図である。 図3の変形例を示す図である。 図6の電力供給部を説明する図である。 図3の他の変形例を示す図である。 図3の他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 給湯システム(機器システム)
10、11 電力線
20 通信線
100 ヒートポンプ機器(電気機器)
110 制御部
120 通信部
121 電力供給部
124 送信部
129 受信部
140 通信電源部
200 タンク機器(電気機器)
210 制御部
220 通信部
221 電力供給部
224 送信部
229 受信部
240 通信電源部

Claims (7)

  1. 複数の電気機器(100、200)と、
    前記電気機器(100、200)にそれぞれ設けられた通信部(120、220)と、
    前記通信部(120、220)同士を接続する通信線(20)と、
    前記通信部(120,220)を制御する制御部(110,210)と、
    を備え、
    前記通信部(120,220)は、
    通信電源部(140,240)と、
    前記通信電源部(140,240)への電力の供給又は供給の停止を行う電力供給部(121,221)と、
    前記通信電源部(140,240)から電力の供給を受ける送信部(124,224)と、
    を有し、
    前記制御部(110,210)は、前記送信部(124,224)に送信させるときには、前記通信電源部(140,240)へ電力を供給するように前記電力供給部(121,221)を制御し、前記送信部(124,224)に送信させないときには、前記通信電源部(140,240)への電力の供給を停止するように前記電力供給部(121,221)を制御する、ことを特徴とする機器システム。
  2. 前記電力供給部(121,221)が、双安定リレー、単安定リレー又はフォトカプラを用いて構成されている請求項1に記載の機器システム。
  3. 前記通信部(120,220)は、更に受信部(129,229)を有し、
    前記送信部(124,224)及び前記受信部(129,229)が、半導体リレーを用いて構成されている請求項1又は2に記載の機器システム。
  4. 前記送信部(124,224)は、前記通信電源部(140,240)から出力される電圧に基づき、送信信号を前記通信電源部(140,240)の電圧に重畳して前記通信線(20)を通して送信する送信フォトカプラであり、
    前記受信部(129,229)は、前記通信電源部(140,240)の電圧に重畳されてなる送信信号を前記通信線(20)を通して受信する受信フォトカプラである請求項3に記載の機器システム。
  5. 前記複数の電気機器(100,200)として、給湯用の温水を生成するヒートポンプ機器と、ヒートポンプ機器が生成した温水を貯湯するタンク機器とを備えている請求項1から4の何れか一項に記載の機器システム。
  6. 通信電源部(140)と、
    前記通信電源部(140)への電力の供給又は供給の停止を行う電力供給部(121)と、
    前記通信電源部(140)から電力の供給を受ける送信部(124)と、
    前記電力供給部(140)及び前記送信部(124)を制御する制御部(110)と、
    を有し、
    前記制御部(110)は、前記送信部(124)に送信させるときには、前記通信電源部(140)へ電力を供給するように前記電力供給部(140)を制御し、前記送信部(124)に送信させないときには、前記通信電源部(140)への電力の供給を停止するように前記電力供給部(140)を制御する、
    ことを特徴とする送信装置。
  7. 通信線(20)と、
    前記通信線(20)を通して通信するための複数の通信部(120,140)及びこの通信部(120,220)を制御する制御部(110,210)と、
    を備え、
    前記複数の通信部(120,140)それぞれは、
    通信電源部(140,240)と、
    前記通信電源部(140,240)への電力の供給又は供給の停止を行う電力供給部(121,221)と、
    前記通信電源部(140,240)から電力の供給を受ける送信部(124,224)と、
    を有し、
    前記制御部(110,210)は、前記送信部(124,224)に送信させるときには、前記通信電源部(140,240)へ電力を供給するように前記電力供給部(121,221)を制御し、前記送信部(124,224)に送信させないときには、前記通信電源部(140,240)への電力の供給を停止するように前記電力供給部(121,221)を制御する、
    ことを特徴とする通信システム。
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