JP2009299471A - マグネットカップリング機構を有するギアポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マグネットカップリング機構を構成するインナーマグネット5とアウターマグネット6との磁気結合によって、ポンプの駆動体を駆動させるマグネットカップリング機構を有するポンプであって、前記ポンプの駆動体31,32と、外部駆動源によって駆動されるマグネットカップリング機構との間に減速機構4を介在させ、前記ポンプの駆動体31,32と、減速機構4と、前記マグネットカップリング機構を構成するインナーマグネット6とを、一つの密閉型のケーシング2内に配置してマグネットカップリング機構を有するポンプ1とする。
【選択図】 図1
Description
最近の動向としては、根幹技術である磁石業界において、ネオジム系磁石を始めとしたマグネットの高性能化により、数十年前に比べ、ハイパフォーマンスなポンプの提供が可能になりつつある。
この遠心式ポンプは、他の様式のポンプに比べ低揚程、大容量、低粘度の流体を移送する目的に適し、マグネットカップリングに大きな伝達能力を要求されない。
そのため、ポンプのサイズに対し、マグネットカップリングの大きさを比較的小さく設計できる。このことは、コストの面でも大きく寄与している。
このギアポンプは、ギアへの回転力伝達機構や、収納体の外部への液漏れ防止構造を簡素化でき、かつ小型化を達成しようとするものである。
具体的には、連動する複数のギアと、外部と隔離した状態で該ギアを密閉収納する収納体と、この収納体内に流体を流入する流入経路と、前記収納体内から流体を吐出する吐出経路とを備えるギアポンプにおいて、前記複数のギアのうち少なくとも一つ以上が転位平歯車であって、前記ギアのうち少なくとも一つに磁性体が取り付けられ、前記外部に駆動源が配置され、前記駆動源の通電により、前記磁性体が取り付けられたギアに回転駆動力を与える構成としたものである。
この可変容量ポンプは、ポンプハウジングと、外部駆動源によって回転駆動される駆動軸及び、前記ポンプハウジング内に回転可能に設けられたポンプ駆動回転体を備えたものであって、前記ポンプ駆動回転体の中央には、前記駆動軸を挿通するための軸孔が設けられ、前記ポンプ駆動回転体の軸孔を区画している内周壁部、及び前記軸孔の内周壁部に対向する前記駆動軸の、外周部のうちの一方が永久磁石で形成され、他方が磁性材料で形成されたものである。
この磁気駆動型ギアポンプは、ハウジングと、環状従動マグネット・ロータギアアセンブリに磁気結合されているが、それから間隔をおいて配置され、それらの間に配置された環状キャニスタが備わった回転可能な環状磁気駆動アセンブリとを有し、環状磁気駆動アセンブリが回転すると、環状従動マグネット・ロータギアアセンブリが、偏位状静止シャフトの第1シャフト部分において回転するとともに、ロータギアが、偏位状静止シャフトの第2シャフト部分において回転するアイドラーギアを駆動するというものである。
しかしながら、これら高粘度・高圧流体の移送等には、必然的に大きな伝達トルクを有する大型のマグネットカップリングが必要となる。
すなわち、ギアポンプで高粘度又は高圧流体を移送しようとする場合、ギアポンプに大きな負荷が作用するため、マグネットカップリング機構部において、いわゆるスリップ現象が発生し、外部駆動源のトルクがそのままギアポンプに反映されなくなって、定量移送や計量移送が望まれるギアポンプにおいては、致命的な問題が生じる。
そのため、マグネットカップリングに高いトルク伝達能力を要求する仕様のものについては、マグネットカップリングの性能を向上させるため、マグネット自体の表面積を大きくする必要があるので、装置を大型化せざるを得ない。
しかしながら、ネオジウム磁石のようなレアメタルは、きわめて高価であるとともに、近年入手が困難になりつつあるため、小さなマグネットカップリングで、大きな伝達トルクの得られるギアポンプの提供が求められている。
マグネットカップリング機構を構成するインナーマグネットとアウターマグネットとの磁気結合によって、ポンプの駆動体を駆動させるマグネットカップリング機構を有するポンプであって、
前記ポンプの駆動体と、外部駆動源によって駆動されるマグネットカップリング機構との間に減速機構を介在させるとともに、
前記ポンプの駆動体と減速機構、および少なくとも前記マグネットカップリング機構を構成するインナーマグネットが、一つの密閉型のケーシング内に配置されていること
を特徴とするマグネットカップリング機構を有するポンプである。
請求項1に記載のマグネットカップリング機構を有するポンプにおいて、
前記マグネットカップリング機構は、
外周部に前記インナーマグネットが設けられ、中心部に減速機構を駆動させるための駆動シャフトの一端部が連結されたローターが内部に回転自在に配置された、前記密閉型のケーシングを構成する有底筒状のマグネット部と、内周部に前記インナーマグネットと相対するようアウターマグネットが設けられ、前記マグネット部の外周部との間に所要の間隔を存して配置され、かつ外部駆動源によって回転する円筒状の回転部材とからなること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のマグネットカップリング機構を有するポンプにおいて、
前記ポンプは、
ギアポンプであること
を特徴とするものである。
その結果、ポンプの汎用化、量産化、標準化がきわめて容易となる。
さらに、価格の高いレアメタル製のマグネットを使用する必要もないので、ポンプの省資源化になるとともに、安価に提供できるものである。
なお、この発明は後述する実施例にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種々改良することが可能なものである。
この実施例においては、密閉型のケーシング2は、ヘッド部21、駆動体保持部22、ベース部23およびマグネット部24の、4つの構成体から構成されている。
その際、前記駆動シャフト32の一端部は、前記ヘッド部21に偏倚形成された前記軸受け部21aにリング状の軸受け部材Bを介して回転自在に保持されている。
この空隙部Sに対し、駆動体保持部22側の端面からは、軸と平行に前記駆動シャフト32の他端部を挿通させるための挿通孔Hが、また、反対側の端面からは、前記減速機構4を構成する一方のギアgの駆動シャフト41を挿通させるための挿通孔Hが、いずれも前記空隙部Sと連通するように形成されている。
また、駆動体保持部22側の端面には、軸と平行に前記従動ギア33の駆動シャフト34を、リング状の軸受け部材Bを介して回転自在に支承するための軸受け部35が偏倚形成されている。
他方のギアGの中心部には、前記駆動ギア31の駆動シャフト32の先端部が、キーとキー溝とによって一体的に回転できるよう設けられている。
なお、変速比は使用する液体によって異なるので、適宜設定することができるが、1:3〜40程度が実用的に好ましいものである。
また、例えば、内接式遊星歯車と円弧系歯車で構成されるサイクロ減速機(住友重機工業の登録商標)など、特殊な構成の減速機構を使用することもでき、その種類にも特段の制限はないものである。
この回転部材61の内周面には、前記したリング状のアウターマグネット6が配置されているので、アウターマグネット6も同時に回転する。
また、こられポンプは、「動力源→仕事」として利用するが基本的なメカニズムとなっているが、油圧モータのように仕事(エネルギー)→動力源としても利用可能である。
2 ケーシング
21 ヘッド部
22 駆動体保持部
23 ベース部
24 マグネット部
25 カバー部材
26 駆動シャフト
27 ベアリング部
3 ギア機構
31 駆動ギア
32 駆動シャフト
33 従動ギア
34 駆動シャフト
B 軸受け部材
4 減速機構
41 駆動シャフト
S 空隙部
g,G ギア
5 インナーマグネット
51 ローター
6 アウターマグネット
61 回転部材
B 軸受け部材
H 挿通孔
最近の動向としては、根幹技術である磁石業界において、ネオジム系磁石を始めとしたマグネットの高性能化により、数十年前に比べ、ハイパフォーマンスなポンプの提供が可能になりつつある。
この遠心式ポンプは、他の様式のポンプに比べ低揚程、大容量、低粘度の流体を移送する目的に適し、マグネットカップリングに大きな伝達能力を要求されない。
そのため、ポンプのサイズに対し、マグネットカップリングの大きさを比較的小さく設計できる。このことは、コストの面でも大きく寄与している。
このギアポンプは、ギアへの回転力伝達機構や、収納体の外部への液漏れ防止構造を簡素化でき、かつ小型化を達成しようとするものである。
具体的には、連動する複数のギアと、外部と隔離した状態で該ギアを密閉収納する収納体と、この収納体内に流体を流入する流入経路と、前記収納体内から流体を吐出する吐出経路とを備えるギアポンプにおいて、前記複数のギアのうち少なくとも一つ以上が転位平歯車であって、前記ギアのうち少なくとも一つに磁性体が取り付けられ、前記外部に駆動源が配置され、前記駆動源の通電により、前記磁性体が取り付けられたギアに回転駆動力を与える構成としたものである。
この可変容量ポンプは、ポンプハウジングと、外部駆動源によって回転駆動される駆動軸及び、前記ポンプハウジング内に回転可能に設けられたポンプ駆動回転体を備えたものであって、前記ポンプ駆動回転体の中央には、前記駆動軸を挿通するための軸孔が設けられ、前記ポンプ駆動回転体の軸孔を区画している内周壁部、及び前記軸孔の内周壁部に対向する前記駆動軸の、外周部のうちの一方が永久磁石で形成され、他方が磁性材料で形成されたものである。
この磁気駆動型ギアポンプは、ハウジングと、環状従動マグネット・ロータギアアセンブリに磁気結合されているが、それから間隔をおいて配置され、それらの間に配置された環状キャニスタが備わった回転可能な環状磁気駆動アセンブリとを有し、環状磁気駆動アセンブリが回転すると、環状従動マグネット・ロータギアアセンブリが、偏位状静止シャフトの第1シャフト部分において回転するとともに、ロータギアが、偏位状静止シャフトの第2シャフト部分において回転するアイドラーギアを駆動するというものである。
しかしながら、これら高粘度・高圧流体の移送等には、必然的に大きな伝達トルクを有する大型のマグネットカップリングが必要となる。
すなわち、ギアポンプで高粘度又は高圧流体を移送しようとする場合、ギアポンプに大きな負荷が作用するため、マグネットカップリング機構部において、いわゆるスリップ現象が発生し、外部駆動源のトルクがそのままギアポンプに反映されなくなって、定量移送や計量移送が望まれるギアポンプにおいては、致命的な問題が生じる。
そのため、マグネットカップリングに高いトルク伝達能力を要求する仕様のものについては、マグネットカップリングの性能を向上させるため、マグネット自体の表面積を大きくする必要があるので、装置を大型化せざるを得ない。
しかしながら、ネオジウム磁石のようなレアメタルは、きわめて高価であるとともに、近年入手が困難になりつつあるため、小さなマグネットカップリングで、大きな伝達トルクの得られるギアポンプの提供が求められている。
少なくとも一つの吸入口および吐出口を有する一つの密閉型のケーシング内に、ポンプ駆動体としてのギア機構と、このギア機構を駆動させるための減速機構と、この減速機構を駆動させるマグネットカップリング機構を配置したものであって、
前記マグネットカップリング機構は、
外周部に円筒状のインナーマグネットが設けられ、中心部に減速機構を駆動させるための駆動シャフトの一端部が連結されたローターが内部に回転自在に配置された有底筒状のマグネット部と、内周部に前記インナーマグネットと相対する円筒状のアウターマグネットが設けられ、前記マグネット部の外周部との間に所要の間隔を存して配置され、かつ外部駆動源によって回転する円筒状の回転部材とからなること
を特徴とするマグネットカップリング機構を有するポンプである。
請求項1に記載のマグネットカップリング機構を有するポンプにおいて、
前記ポンプは、
ギアポンプであること
を特徴とするものである。
その結果、ポンプの汎用化、量産化、標準化がきわめて容易となる。
さらに、価格の高いレアメタル製のマグネットを使用する必要もないので、ポンプの省資源化になるとともに、安価に提供できるものである。
なお、この発明は後述する実施例にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種々改良することが可能なものである。
この実施例においては、密閉型のケーシング2は、ヘッド部21、駆動体保持部22、ベース部23およびマグネット部24の、4つの構成体から構成されている。
その際、前記駆動シャフト32の一端部は、前記ヘッド部21に偏倚形成された前記軸受け部21aにリング状の軸受け部材Bを介して回転自在に保持されている。
この空隙部Sに対し、駆動体保持部22側の端面からは、軸と平行に前記駆動シャフト32の他端部を挿通させるための挿通孔Hが、また、反対側の端面からは、前記減速機構4を構成する一方のギアgの駆動シャフト41を挿通させるための挿通孔Hが、いずれも前記空隙部Sと連通するように形成されている。
また、駆動体保持部22側の端面には、軸と平行に前記従動ギア33の駆動シャフト34を、リング状の軸受け部材Bを介して回転自在に支承するための軸受け部35が偏倚形成されている。
他方のギアGの中心部には、前記駆動ギア31の駆動シャフト32の先端部が、キーとキー溝とによって一体的に回転できるよう設けられている。
なお、変速比は使用する液体によって異なるので、適宜設定することができるが、1:3〜40程度が実用的に好ましいものである。
また、例えば、内接式遊星歯車と円弧系歯車で構成されるサイクロ減速機(住友重機工業の登録商標)など、特殊な構成の減速機構を使用することもでき、その種類にも特段の制限はないものである。
この回転部材61の内周面には、前記したリング状のアウターマグネット6が配置されているので、アウターマグネット6も同時に回転する。
また、こられポンプは、「動力源→仕事」として利用するが基本的なメカニズムとなっているが、油圧モータのように仕事(エネルギー)→動力源としても利用可能である。
2 ケーシング
21 ヘッド部
22 駆動体保持部
23 ベース部
24 マグネット部
25 カバー部材
26 駆動シャフト
27 ベアリング部
3 ギア機構
31 駆動ギア
32 駆動シャフト
33 従動ギア
34 駆動シャフト
B 軸受け部材
4 減速機構
41 駆動シャフト
S 空隙部
g,G ギア
5 インナーマグネット
51 ローター
6 アウターマグネット
61 回転部材
B 軸受け部材
H 挿通孔
最近の動向としては、根幹技術である磁石業界において、ネオジム系磁石を始めとしたマグネットの高性能化により、数十年前に比べ、ハイパフォーマンスなポンプの提供が可能になりつつある。
この遠心式ポンプは、他の様式のポンプに比べ低揚程、大容量、低粘度の流体を移送する目的に適し、マグネットカップリングに大きな伝達能力を要求されない。
そのため、ポンプのサイズに対し、マグネットカップリングの大きさを比較的小さく設計できる。このことは、コストの面でも大きく寄与している。
このギアポンプは、ギアへの回転力伝達機構や、収納体の外部への液漏れ防止構造を簡素化でき、かつ小型化を達成しようとするものである。
具体的には、連動する複数のギアと、外部と隔離した状態で該ギアを密閉収納する収納体と、この収納体内に流体を流入する流入経路と、前記収納体内から流体を吐出する吐出経路とを備えるギアポンプにおいて、前記複数のギアのうち少なくとも一つ以上が転位平歯車であって、前記ギアのうち少なくとも一つに磁性体が取り付けられ、前記外部に駆動源が配置され、前記駆動源の通電により、前記磁性体が取り付けられたギアに回転駆動力を与える構成としたものである。
この可変容量ポンプは、ポンプハウジングと、外部駆動源によって回転駆動される駆動軸及び、前記ポンプハウジング内に回転可能に設けられたポンプ駆動回転体を備えたものであって、前記ポンプ駆動回転体の中央には、前記駆動軸を挿通するための軸孔が設けられ、前記ポンプ駆動回転体の軸孔を区画している内周壁部、及び前記軸孔の内周壁部に対向する前記駆動軸の、外周部のうちの一方が永久磁石で形成され、他方が磁性材料で形成されたものである。
この磁気駆動型ギアポンプは、ハウジングと、環状従動マグネット・ロータギアアセンブリに磁気結合されているが、それから間隔をおいて配置され、それらの間に配置された環状キャニスタが備わった回転可能な環状磁気駆動アセンブリとを有し、環状磁気駆動アセンブリが回転すると、環状従動マグネット・ロータギアアセンブリが、偏位状静止シャフトの第1シャフト部分において回転するとともに、ロータギアが、偏位状静止シャフトの第2シャフト部分において回転するアイドラーギアを駆動するというものである。
しかしながら、これら高粘度・高圧流体の移送等には、必然的に大きな伝達トルクを有する大型のマグネットカップリングが必要となる。
すなわち、ギアポンプで高粘度又は高圧流体を移送しようとする場合、ギアポンプに大きな負荷が作用するため、マグネットカップリング機構部において、いわゆるスリップ現象が発生し、外部駆動源のトルクがそのままギアポンプに反映されなくなって、定量移送や計量移送が望まれるギアポンプにおいては、致命的な問題が生じる。
そのため、マグネットカップリングに高いトルク伝達能力を要求する仕様のものについては、マグネットカップリングの性能を向上させるため、マグネット自体の表面積を大きくする必要があるので、装置を大型化せざるを得ない。
しかしながら、ネオジウム磁石のようなレアメタルは、きわめて高価であるとともに、近年入手が困難になりつつあるため、小さなマグネットカップリングで、大きな伝達トルクの得られるギアポンプの提供が求められている。
少なくとも一つの吸入口および吐出口を有する一つの密封型のケーシング内に、ポンプ駆動体としてのギア機構と、このギア機構を駆動させるための減速機構と、この減速機構を駆動させるマグネットカップリング機構を配置したものであって、
前記マグネットカップリング機構は、
外周部に円筒状のインナーマグネットが設けられ、中心部に減速機構を駆動させるための駆動シャフトの一端部が連結されたローターが内部に回転自在に配置された有底筒状のマグネット部と、内周部に前記インナーマグネットと相対する円筒状のアウターマグネットが設けられ、前記マグネット部の外周部との間に所要の間隔を存して配置され、かつ外部駆動源によって回転する円筒状の回転部材とからなること
を特徴とするマグネットカップリング機構を有するギアポンプである。
その結果、ギアポンプの汎用化、量産化、標準化がきわめて容易となる。
さらに、価格の高いレアメタル製のマグネットを使用する必要もないので、ギアポンプの省資源化になるとともに、安価に提供できるものである。
なお、この発明は後述する実施例にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種々改良することが可能なものである。
この実施例においては、密閉型のケーシング2は、ヘッド部21、駆動体保持部22、ベース部23およびマグネット部24の、4つの構成体から構成されている。
その際、前記駆動シャフト32の一端部は、前記ヘッド部21に偏倚形成された前記軸受け部21aにリング状の軸受け部材Bを介して回転自在に保持されている。
この空隙部Sに対し、駆動体保持部22側の端面からは、軸と平行に前記駆動シャフト32の他端部を挿通させるための挿通孔Hが、また、反対側の端面からは、前記減速機構4を構成する一方のギアgの駆動シャフト41を挿通させるための挿通孔Hが、いずれも前記空隙部Sと連通するように形成されている。
また、駆動体保持部22側の端面には、軸と平行に前記従動ギア33の駆動シャフト34を、リング状の軸受け部材Bを介して回転自在に支承するための軸受け部35が偏倚形成されている。
他方のギアGの中心部には、前記駆動ギア31の駆動シャフト32の先端部が、キーとキー溝とによって一体的に回転できるよう設けられている。
なお、変速比は使用する液体によって異なるので、適宜設定することができるが、1:3〜40程度が実用的に好ましいものである。
また、例えば、内接式遊星歯車と円弧系歯車で構成されるサイクロ減速機(住友重機工業の登録商標)など、特殊な構成の減速機構を使用することもでき、その種類にも特段の制限はないものである。
この回転部材61の内周面には、前記したリング状のアウターマグネット6が配置されているので、アウターマグネット6も同時に回転する。
また、こられポンプは、「動力源→仕事」として利用するが基本的なメカニズムとなっているが、油圧モータのように仕事(エネルギー)→動力源としても利用可能である。
2 ケーシング
21 ヘッド部
22 駆動体保持部
23 ベース部
24 マグネット部
25 カバー部材
26 駆動シャフト
27 ベアリング部
3 ギア機構
31 駆動ギア
32 駆動シャフト
33 従動ギア
34 駆動シャフト
B 軸受け部材
4 減速機構
41 駆動シャフト
S 空隙部
g,G ギア
5 インナーマグネット
51 ローター
6 アウターマグネット
61 回転部材
B 軸受け部材
H 挿通孔
Claims (3)
- マグネットカップリング機構を構成するインナーマグネットとアウターマグネットとの磁気結合によって、ポンプの駆動体を駆動させるマグネットカップリング機構を有するポンプであって、
前記ポンプの駆動体と、外部駆動源によって駆動されるマグネットカップリング機構との間に減速機構を介在させるとともに、
前記ポンプの駆動体と減速機構、および少なくとも前記マグネットカップリング機構を構成するインナーマグネットが、一つの密閉型のケーシング内に配置されていること
を特徴とするマグネットカップリング機構を有するポンプ。 - 前記マグネットカップリング機構は、
外周部に前記インナーマグネットが設けられ、中心部に減速機構を駆動させるための駆動シャフトの一端部が連結されたローターが内部に回転自在に配置された、前記密閉型のケーシングを構成する有底筒状のマグネット部と、内周部に前記インナーマグネットと相対するようアウターマグネットが設けられ、前記マグネット部の外周部との間に所要の間隔を存して配置され、かつ外部駆動源によって回転する円筒状の回転部材とからなること
を特徴とする請求項1に記載のマグネットカップリング機構を有するポンプ。 - 前記ポンプは、
ギアポンプであること
を特徴とする請求項1に記載のマグネットカップリング機構を有するポンプ。
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