JP2009299262A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でセキュリティの向上を図り、車内への置き忘れを防止することができる置き忘れ防止装置を提供する。
【解決手段】第1の携帯機(電子キー)60は、ドア施錠SW80や、ドア開錠SW81、エンジン始動許可SW82が押下されたとき、あるいは内外判定時に、車両ECU50から送信されるリクエスト信号に対してID信号を送信する。第2の携帯機(貴重品タグ)70は、内外判定時に車両ECU50から送信されるリクエスト信号のみに対してID信号を送信する。車両ECU50は、第1の携帯機(電子キー)60のID信号を受信した場合、ドアの開錠/施錠、エンジン始動、あるいは警報装置86を起動し、第2の携帯機(貴重品タグ)70のID信号を受信した場合、警報装置86のみ起動する。
【選択図】図2
【解決手段】第1の携帯機(電子キー)60は、ドア施錠SW80や、ドア開錠SW81、エンジン始動許可SW82が押下されたとき、あるいは内外判定時に、車両ECU50から送信されるリクエスト信号に対してID信号を送信する。第2の携帯機(貴重品タグ)70は、内外判定時に車両ECU50から送信されるリクエスト信号のみに対してID信号を送信する。車両ECU50は、第1の携帯機(電子キー)60のID信号を受信した場合、ドアの開錠/施錠、エンジン始動、あるいは警報装置86を起動し、第2の携帯機(貴重品タグ)70のID信号を受信した場合、警報装置86のみ起動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車等の車内に貴重品を置き忘れることを防止する通信システム及び通信方法に関する。
車内に置き忘れた財布や、カバン等の貴重品が盗まれる、いわゆる車上荒らしの被害が非常に多い。これは、キーの置き忘れや、ロックのかけ忘れが要因となる場合が多い。この対策として、キーを置き忘れた際に、音や、光等で報知する技術や、携帯電話の置き忘れを防止するために、車載通話装置と携帯電話との通信機能を利用して置き忘れを報知する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。しかしながら、上記従来技術では、通信機能を持たない財布や、カバン等を置き忘れても報知されないという課題があった。
この対策として、パッシブエントリシステム(PES)を利用することにより、複数の電子キー(携帯無線通信装置)を用意しておいて、財布や、カバン等に入れて置き忘れの警告を発生させる技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。しかしながら、当該従来技術では、複数のキーを所有していると、キーを盗まれる確率も高くなり、セキュリティの低下を招くといった課題があった。
また、複数の電子キーがあると、車両との通信時に電子キー同士で通信が競合して、通信が成立しないときがある。そのため、各車両でアンチコリジョン(衝突防止機能)や、通信リトライ等で通信失敗を低減させる必要がある。また、登録数を多くすればするほど、通信時間が長くなり、ドアの開錠や、エンジン始動時に、ユーザがボタンを押してもすぐには作動せず、操作性が悪くなるという課題もあった。
また、従来技術として、2つの携帯機をユーザが所有し、一方(信号使用可能化タグ)をベルト等に付けて肌身離さず所持しておき、もう一方(送信信号タグ)を財布等に付けておき、上記2つの携帯機と車両側の受信機の3者において、それぞれの距離が離れると、アラームで警告、ドアの開錠を禁止、エンジン始動を禁止する技術が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
以下に、詳細に説明する。
図20は、従来技術による置き忘れ防止装置の略構成を示すブロック図である。図20において、従来技術では、許可された人が携帯する第1の装置1と、物品に取り付けられるよう適合された第2の装置2と、車両等の制限されたアクセス区域と関連する第3の装置3とで構成され、各々、同じ電子回路を有する。
図20は、従来技術による置き忘れ防止装置の略構成を示すブロック図である。図20において、従来技術では、許可された人が携帯する第1の装置1と、物品に取り付けられるよう適合された第2の装置2と、車両等の制限されたアクセス区域と関連する第3の装置3とで構成され、各々、同じ電子回路を有する。
電子回路は、信号送信手段1−1、2−1、3−1と、コード化された信号を信号送信手段1−1、2−1、3−1に供給する制御手段1−2、2−2、3−2と、コード化された信号を受信し、制御手段1−2、2−2、3−2へ供給する信号受信手段1−3、2−3、3−3と、電源1−4、2−4、3−4とを備えている。
第1の装置1、第2の装置2、第3の装置3が相互に近接している場合のみ、制限された区域へのアクセスが可能(例えば、ドアの開錠とエンジン始動の許可)となる。また、第1の装置1、第2の装置2、第3の装置3の各々が所定の距離を超えて離れるとアラームが起動する。
また、図21は、従来技術の別の実施態様による置き忘れ防止装置の略構成を示すブロック図である。図21において、従来技術による別の実施態様では、信号使用可能化タグ10と、信号送信タグ11と、受信機/制御手段12との3つで構成されている。
信号使用可能化タグ10は、使用可能化信号送信手段10−1を備え、信号使用可能化信号を送信する。信号送信タグ11は、コード化信号送信手段と、信号使用可能化タグ検出手段とを備え、コード化信号送信手段11−1によりコード化信号を送信し、信号使用可能化タグ検出手段11−2により、信号使用可能化タグ10の存在を検出する。
受信機/制御手段12は、信号受信手段12−1と、制御器手段12−2とを備え、信号受信手段12−1は、信号送信タグ11が設定距離内にあるときにコード化信号を受信し、制御器手段12−2は、受信信号を解釈して1つ以上の所定の機能(ドアの開錠や、エンジン始動)を作動させる。
しかしながら、上述した従来技術では、2つの携帯機1、2、あるいはタグ10、11が1つのキーの役割を果たしており、2つの携帯機1、2のいずれか一方、あるいはタグ10、11のいずれか一方でも紛失すると、ドアの開錠や、エンジン始動等ができなくなるという問題点がある。
そこで本発明は、簡易な構成でセキュリティの向上を図り、車内への置き忘れを防止することができる通信システム及び通信方法を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、車両制御装置、第1の携帯無線通信装置、及び第2の携帯無線通信装置を少なくとも有する通信システムであって、少なくとも前記車両制御装置及び前記第1の携帯無線通信装置、ならびに前記車両制御装置と前記第2の携帯無線通信装置とは、無線通信により互いに通信を行い、前記第1の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、第1の識別コードを送信し、前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からの内外判定時のリクエスト信号に応じて、第2の識別コードを送信し、前記車両制御装置は、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記第1の携帯無線通信装置または前記第2の携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動する一方、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記車両制御装置は、ドアが開けられた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、その後、ドアが閉じられるか、あるいは前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信できなくなると、前記アラームを停止することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記車両制御装置は、ドアが開けられた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、その後、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信するか、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信できなくなると、前記アラームを停止することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記車両制御装置は、車両のドア施錠時に、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信できず、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、ドア施錠をキャンセルする一方、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信できず、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、ドア施錠を実行することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記車両制御装置は、前記アラームを駆動してから一定時間経過後、前記アラームを停止することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記車両制御装置は、車両のドアが閉められた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、セキュリティレベルを上げることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記車両制御装置は、車両のドアが開けられた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合に、前記アラームを駆動するか否かを強制的に設定する報知設定手段を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記第1の携帯無線通信装置、及び前記第2の携帯無線通信装置は、自身が前記第1の携帯無線通信装置、あるいは前記第2の携帯無線通信装置のどちらで動作するかを切り替えるための切替手段を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からドアが開けられたことを示すリクエスト信号を受信すると、置き忘れ防止信号送信を前記車両制御装置に対して送信する置き忘れ防止信号送信手段を備え、前記車両制御装置は、前記第2の携帯無線通信装置から置き忘れ防止信号送信を受信すると、前記アラームを駆動することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記第1の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置に対して、車両のドアを遠隔操作により施錠/開錠させることを指示するスイッチ手段を備えることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記第1の携帯無線通信装置は、車両のドアを施錠/開錠するメカニカルキーを備えることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記メカニカルキーは、前記車両制御装置からの無線信号を電力にして駆動し、リクエスト信号に応じて識別コードを送信する電池不要の送信手段を備えることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記メカニカルキーは、前記第1の携帯無線通信装置、あるいは前記第2の携帯無線通信装置のいずれにも着脱可能であることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記車両制御装置は、前記アラームを駆動することに加えて警報信号を送信し、前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置から送信される警報信号を受信すると、音・光・振動等で報知を行う報知手段を備えることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、前記車両制御装置は、車内外に配置された複数のアンテナを備え、該複数のアンテナの受信信号の強度に基づいて、前記第2の携帯無線通信装置の位置を特定し、該特定した位置を通知する位置通知手段を備えることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、車両制御装置、第1の携帯無線通信装置、及び第2の携帯無線通信装置を少なくとも有する通信システムであって、少なくとも前記車両制御装置及び前記第1の携帯無線通信装置、ならびに前記車両制御装置と前記第2の携帯無線通信装置とは、無線通信により互いに通信を行い、前記第1の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、第1の識別コードを送信し、前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置が、前記第1の携帯無線通信装置の存在を検知できない場合には、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、第1の識別コードを送信し、また、前記車両制御装置が、前記第1の携帯無線通信装置が車外にあると検知した場合には、前記車両制御装置からの内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第1の識別コードとは異なる第2の識別コードを送信し、前記車両制御装置は、前記第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記第1の携帯無線通信装置または前記第2の携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動する一方、前記第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動することを特徴とする。
請求項17記載の発明は、車両制御装置と携帯無線通信装置との間で、無線通信により互いに通信する通信方法であって、前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動するステップと、前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動するステップとを含むことを特徴とする。
請求項18記載の発明は、少なくとも車両制御装置及び第1の携帯無線通信装置、ならびに前記車両制御装置と第2の携帯無線通信装置とが、無線通信により互いに通信する通信方法であって、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを送信するステップと、前記車両制御装置が前記第1の携帯無線通信装置の存在を検知できない場合には、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第2の携帯無線通信装置から第1の識別コードを送信するステップと、前記車両制御装置が、前記第1の携帯無線通信装置が車外にあると検知した場合には、前記車両制御装置からの内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第2の携帯無線通信装置から前記第1の識別コードとは異なる第2の識別コードを送信するステップと、前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記第1の携帯無線通信装置または前記第2の携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動するステップと、前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動するステップとを含むことを特徴とする
本発明では、従来のパッシブエントリシステムとして構成される車両制御装置、及び第1の携帯無線通信装置に、第2の携帯無線通信装置を加えた構成としている。ここで、第2の携帯無線通信装置を、鞄や財布などの貴重品に取り付けて使い、前記貴重品の置き忘れ防止の機能に特化させて、ドア開錠/ドア施錠、エンジン始動のための通信は行わない機能とすれば、仮に第2の携帯無線通信装置が盗まれたとしても、車両に侵入することや、エンジン始動することができないため、車のセキュリティを向上させることができる。さらに、ドア開錠/ドア施錠、エンジン始動時において、車両制御装置と第1の携帯無線通信装置との間の通信を第2の携帯無線装置が妨げることがなくなる。
また、第2の携帯無線通信装置に第1の携帯無線通信装置と同等の機能を有するように構成した場合においては、第1の携帯無線通信装置の優先度を高くし、さらに、第1の携帯無線通信装置が車両制御装置によって検出されるか否か、また検出される場合、どの位置で検出されるか、の結果によって、第2の携帯無線通信装置は、その機能の一部または全部を制限されるので、特にドア開錠/ドア施錠、エンジン始動時において、車両制御装置と第1の携帯無線通信装置との間の通信を第2の携帯無線装置が妨げることがなくなる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による置き忘れ防止装置の機能を説明するための概念図である。図において、ユーザ(運転者)は、車両20を降りる場合、ドアの開錠/施錠、エンジン始動を実施するための電子キー30(請求項1における「第1の携帯無線通信装置」に相当する)を、上着等のポケットに入れて携帯する。また、ユーザの貴重品(鞄や、財布など)には、貴重品タグ40(請求項1における「第2の携帯無線通信装置」に相当する)が付けられている。
図1は、本発明による置き忘れ防止装置の機能を説明するための概念図である。図において、ユーザ(運転者)は、車両20を降りる場合、ドアの開錠/施錠、エンジン始動を実施するための電子キー30(請求項1における「第1の携帯無線通信装置」に相当する)を、上着等のポケットに入れて携帯する。また、ユーザの貴重品(鞄や、財布など)には、貴重品タグ40(請求項1における「第2の携帯無線通信装置」に相当する)が付けられている。
車両ECU(Engine Control Unit)50は、車内に設置されており、ドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定(車内にある状態でロックをしようとすると警告する、置き忘れ・閉じ込め防止)時にリクエスト信号を送信する。これに対して、上記電子キー30は、ドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、ID信号を送信する。また、上記貴重品タグ40は、内外判定時のリクエスト信号のみに応じて、ID信号を送信する。車両ECU50は、上記リクエスト信号に対して受信されるID信号に従って、車両20のドアの開錠/施錠、エンジン始動、置き忘れの報知を行う。
A.第1実施形態
図2は、本発明の第1実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。第1の携帯機60、第2の携帯機70、及び車両ECU50から構成される。第1の携帯機60、及び第2の携帯機70は、同一構成であり、後述する機能切替部による機能切替に従って、上述した電子キー30、あるいは貴重品タグ40のいずれか一方として動作するようになっている。なお、本第1実施形態では、第1の携帯機60を電子キー30として機能させ、第2の携帯機70を貴重品タグ40として機能させるものとする。
図2は、本発明の第1実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。第1の携帯機60、第2の携帯機70、及び車両ECU50から構成される。第1の携帯機60、及び第2の携帯機70は、同一構成であり、後述する機能切替部による機能切替に従って、上述した電子キー30、あるいは貴重品タグ40のいずれか一方として動作するようになっている。なお、本第1実施形態では、第1の携帯機60を電子キー30として機能させ、第2の携帯機70を貴重品タグ40として機能させるものとする。
第1の携帯機60、及び第2の携帯機70は、各々、受信部60−1、70−1、送信部60−2、70−2、制御部60−3、70−3、及び機能切替部60−4、70−4を備えている。受信部60−1、70−1は、車両ECU50から送信されるリクエスト信号を受信する。送信部60−2、70−2は、制御部60−3、70−3の制御に従って、ID信号を車両ECU50に送信する。制御部60−3、70−3は、受信部60−1、70−1及び送信部60−2、70−2の動作を制御する。機能切替部60−4、70−4は、当該携帯機の機能(電子キー、あるいは貴重品タグ)を切り替える。
特に、制御部60−3、70−3は、機能切替部60−4、70−4により第1の携帯機(電子キー)60、あるいは第2の携帯機(貴重品タグ)70のどちらに切り替えられているかに応じて、車両ECU50から送信されるリクエスト信号に応じて、第1の携帯機(電子キー)であるか、第2の携帯機(貴重品タグ)であるかを示すとともに、携帯機の個々を識別するためのID信号を送信するか否かを決定する。
すなわち、第1の携帯機(電子キー)60は、後述する許可SW82が押下されたとき、あるいはドア開時に、車両ECU50から送信されるリクエスト信号(車両状態を示す情報がリクエスト信号に付加される)に対してID信号を送信する。一方、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、ドア開時に車両ECU50から送信されるリクエスト信号のみに対してID信号を送信する。
別の方法としては、車両ECU50から送信されるどのようなリクエスト信号に対しても、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70から、それぞれどちらの携帯機として動作しているかを示す情報を含むID信号を送信するようにし、車両ECU50において、受信したID信号を解析し、それぞれの携帯機に応じた所定の機能(ドア施錠/開錠、エンジン始動、置き忘れ警報)を作動させる、もしくは作動させないという判断を行うようにしてもよい。
なお、以下では、前述した、第1の携帯機(電子キー)60、第2の携帯機(貴重品タグ)70において、車両ECU50からのリクエスト信号に応じて、ID信号の送信/非送信を制御する方法を例に説明する。
次に、車両ECU50は、送信部50−1、受信部50−2、認証部50−3、及び制御部50−4を備えている。送信部50−1は、制御部50−4の制御に従って、ドア施錠SW80、ドア開錠SW81、エンジン始動許可SW82、侵入センサ83の状態に応じて、リクエスト信号を送信する。受信部50−2は、第1の携帯機(電子キー)60、あるいは第2の携帯機(貴重品タグ)70からのID信号を受信する。認証部50−3は、受信したID信号が登録された当該車両の第1の携帯機(電子キー)60、または第2の携帯機(貴重品タグ)70からのID信号であるかを認証する。
制御部50−4は、認証したID信号が第1の携帯機(電子キー)60のものであるか、第2の携帯機(貴重品タグ)70のものであるかを判別するとともに、該判別結果に基づいて、ドアロック用モータ84を駆動してドアの開錠/施錠を行ったり、エンジンECU85を駆動してエンジン始動を行ったり、警報装置86を起動して車内置き忘れ時を報知する。より具体的には、第1の携帯機(電子キー)60のID信号の場合、ドアの開錠/施錠、エンジン始動、車内置き忘れを報知する警報装置86の起動を実施可能とし、第2の携帯機(貴重品タグ)70のID信号の場合、車内置き忘れを報知する警報装置86の起動のみを実施可能とする。
図3は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置において、第1の携帯機(電子キー)、第2の携帯機(貴重品タグ)の各々に許可された機能を説明するための図である。前述したように、第1の携帯機(電子キー)60として機能させた場合には、エンジン始動、ドア開錠/施錠、車内置き忘れ時の警報装置86の起動を許可し、第2の携帯機(貴重品タグ)70として機能させた場合には、車内置き忘れ時の警報装置86の起動のみを許可するようになっている。
次に、本第1実施形態の動作について説明する。
(第1の携帯機:電子キー)
図4は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の第1の携帯機(電子キー)の動作を説明するためのフローチャートである。第1の携帯機(電子キー)60は、所定の時間間隔毎に図4に示すフローチャートに従って動作する。まず、第1の携帯機(電子キー)60は、車両ECU50からリクエスト信号を受信したか否かを判断し(ステップS10)、リクエスト信号を受信しない場合には、当該処理を一旦終了する。
(第1の携帯機:電子キー)
図4は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の第1の携帯機(電子キー)の動作を説明するためのフローチャートである。第1の携帯機(電子キー)60は、所定の時間間隔毎に図4に示すフローチャートに従って動作する。まず、第1の携帯機(電子キー)60は、車両ECU50からリクエスト信号を受信したか否かを判断し(ステップS10)、リクエスト信号を受信しない場合には、当該処理を一旦終了する。
一方、車両ECU50からリクエスト信号を受信した場合には、リクエスト信号を解析する(ステップS12)。車両ECU50からのリクエスト信号には、そのときの車両の状態(ドア開錠SW81の押下、エンジン始動許可SW82の押下、ドア開状態)を示す情報が付与されている。第1の携帯機(電子キー)60は、解析結果に従って、ドア開錠SW81が押下されたのか(ステップS14)、エンジン始動許可SW82が押下されたのか(ステップS16)、あるいは、ドアが開かれたのか(ステップS18)を判断する。
そして、ドア開錠SW81が押下されたか(ステップS14のYES)、エンジン始動許可SW82が押下されたか(ステップS16のYES)、あるいは、ドアが開かれたか(ステップS18のYES)のいずれかの場合には、第1の携帯機(電子キー)60である旨を示すID信号を送信する(ステップS20)。
(第2の携帯機:貴重品タグ)
図5は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の第2の携帯機(貴重品タグ)の動作を説明するためのフローチャートである。第2の携帯機(貴重品タグ)70は、所定の時間間隔毎に図5に示すフローチャートに従って動作する。まず、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、車両ECU50からリクエスト信号を受信したか否かを判断し(ステップS30)、リクエスト信号を受信しない場合には、当該処理を一旦終了する。
図5は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の第2の携帯機(貴重品タグ)の動作を説明するためのフローチャートである。第2の携帯機(貴重品タグ)70は、所定の時間間隔毎に図5に示すフローチャートに従って動作する。まず、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、車両ECU50からリクエスト信号を受信したか否かを判断し(ステップS30)、リクエスト信号を受信しない場合には、当該処理を一旦終了する。
一方、車両ECU50からリクエスト信号を受信した場合には、リクエスト信号を解析する(ステップS32)。車両ECU50からのリクエスト信号には、上述したように、そのときの車両の状態(ドア開錠SW81の押下、エンジン始動許可SW82の押下、ドア開状態)を示す情報が付与されている。第2の携帯機(貴重品タグ)70は、解析結果に従って、ドアが開かれたのか否かを判断する(ステップS34)。
そして、ドアが開かれた場合にのみ、第2の携帯機(貴重品タグ)70である旨を示すID信号を送信する(ステップS36)。すなわち、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、ドアが開かれた場合以外には、ID信号を送信しない。
(車両ECU:開錠時)
図6は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作(ドア開錠SW押下時)を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ドア開錠SW81が押下されたか否かを判断し(ステップS40)、ドア開錠SW81が押下されると、ドア開錠SW81が押下されたことを示すリクエスト信号を送信する(ステップS42)。
図6は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作(ドア開錠SW押下時)を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ドア開錠SW81が押下されたか否かを判断し(ステップS40)、ドア開錠SW81が押下されると、ドア開錠SW81が押下されたことを示すリクエスト信号を送信する(ステップS42)。
上述したように、第1の携帯機(電子キー)60は、車両ECU50の通信エリア内にあった場合には、ドア開錠SW81が押下されたことを示すリクエスト信号であるので、上記リクエスト信号に応じてID信号を送信する。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、ID信号を送信しない。
次に、車両ECU50は、ID信号の受信の有無により、第1の携帯機(電子キー)60もしくは第2の携帯機(貴重品タグ)70のいずれかが通信エリア内に存在するか否かを判断する(ステップS44)。そして、ID信号を受信した場合には、第1の携帯機(電子キー)60もしくは第2の携帯機(貴重品タグ)70のいずれかが通信エリア内に存在すると判断し(ステップS44のYES)、通信エリアにある携帯機が第1の携帯機(電子キー)60であるか否かを判断する(ステップS46)。そして、第1の携帯機(電子キー)60でない場合、すなわち、第2の携帯機(貴重品タグ)70である場合には(ステップS46のNO)、開錠することなく、当該処理を終了する。
一方、第1の携帯機(電子キー)60であった場合には、ID信号に基づいて、当該車両ECU50に登録された第1の携帯機(電子キー)60であるか否かを判定する認証処理を行う(ステップS48)。次に、認証が成功したか否かを判断し(ステップS50)、認証が失敗した場合には、ドアを開錠することなく、当該処理を終了する。一方、認証が成功した場合には、ドアロック用モータ84を駆動してドアを開錠する(ステップS52)。
このように、ドア開錠SW81が押下された際に、第1の携帯機(電子キー)60が通信エリア内にある場合には、ドアロック用モータ84を駆動してドアを開錠する一方、第1の携帯機(電子キー)がない場合には、第2の携帯機(貴重品タグ)が通信エリア内にあったとしても、ドアを開錠しない。これにより、第1の携帯機(電子キー)60さえ持っていれば、ドアを開錠することができるとともに、車上荒らしを防止することができる。
(エンジン始動時)
図7は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作(エンジン始動許可SW押下時)を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、エンジン始動許可SW82が押下されたか否かを判断し(ステップS60)、エンジン始動許可SW82が押下されると、エンジン始動許可SW82が押下されたことを示すリクエスト信号を送信する(ステップS62)。
図7は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作(エンジン始動許可SW押下時)を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、エンジン始動許可SW82が押下されたか否かを判断し(ステップS60)、エンジン始動許可SW82が押下されると、エンジン始動許可SW82が押下されたことを示すリクエスト信号を送信する(ステップS62)。
上述したように、第1の携帯機(電子キー)60は、車両ECU50の通信エリア内にあった場合には、エンジン始動許可SW82が押下されたことを示すリクエスト信号に応じてID信号を送信する。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、ID信号を送信しない。
次に、車両ECU50は、ID信号の受信の有無により、第1の携帯機(電子キー)60もしくは第2の携帯機(貴重品タグ)70のいずれかが車内にあるか否かを判断する(ステップS64)。そして、いずれかのID信号を受信した場合には、第1の携帯機(電子キー)60もしくは第2の携帯機(貴重品タグ)70のいずれかが車内にあると判断し(ステップS64のYES)、車内にある携帯機が第1の携帯機(電子キー)60であるか否かを判断する(ステップS66)。そして、第1の携帯機(電子キー)60でない場合、すなわち、第2の携帯機(貴重品タグ)70である場合には(ステップS66のNO)、エンジンを始動することなく、当該処理を終了する。
一方、第1の携帯機(電子キー)60であった場合には、ID信号に基づいて、当該車両ECU50に登録された第1の携帯機(電子キー)60であるか否かを判定する認証処理を行う(ステップS68)。次に、認証が成功したか否かを判断し(ステップS70)、認証が失敗した場合には、エンジンを始動することなく、当該処理を終了する。一方、認証が成功した場合には、エンジンECU85によりエンジンを始動する(ステップS72)。
このように、エンジン始動許可SW82が押下された際に、第1の携帯機(電子キー)60が車内にある場合には、エンジンを始動する一方、第1の携帯機(電子キー)60が車内にない場合には、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあったとしても、エンジンを始動しない。これにより、第1の携帯機(電子キー)60さえ持っていれば、エンジンを始動させることができる。
(ドア開状態時)
次に、図8は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作(ドア開状態時)を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ユーザが降車する際、ドアが開けられたか否かを判断し(ステップS80)、ドアが開けられると、ドアが開状態であることを示すリクエスト信号を送信する(ステップS82)。なお、ドアが開いている状態が続いている間、常に、あるいは一定時刻毎にリクエスト信号を送信する。
次に、図8は、本第1実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作(ドア開状態時)を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ユーザが降車する際、ドアが開けられたか否かを判断し(ステップS80)、ドアが開けられると、ドアが開状態であることを示すリクエスト信号を送信する(ステップS82)。なお、ドアが開いている状態が続いている間、常に、あるいは一定時刻毎にリクエスト信号を送信する。
上述したように、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70の双方は、車内にあった場合には、ドアが開けられたことを示すリクエスト信号であるので、上記リクエスト信号に応じてID信号を送信する。
次に、車両ECU50は、ID信号の受信の有無により、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあるか否かを判断する(ステップS84)。そして、第2の携帯機(貴重品タグ)70からのID信号を受信した場合には、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあると判断し(ステップS54のYES)、警報装置86を起動(ON)し、音や、光等により、貴重品の車内への置き忘れを報知する(ステップS86)。
一方、ドアが閉められた場合(ステップS80のNO)、あるいは、第2の携帯機(貴重品タグ)70からID信号を受信しなくなった場合には(ステップS84のNO)、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にない、すなわち貴重品が車外に持ち出されたと判断し、警報装置86を停止(OFF)し(ステップS88)、報知を終了する。
このように、ユーザ降車する際にドアが開けられたとき、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内に存在した場合には、第2の携帯機(貴重品タグ)70が付けられた貴重品を車内に置き忘れたと判断し、警報装置86を起動して音や光などで報知する一方、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車外に持ち出された場合、あるいはドアが閉められた場合には、報知を終了する。これにより、第2の携帯機(貴重品タグ)70が付けられた貴重品を車内に置き忘れることを防止することができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態では、車両ECU50において、ドアが開状態になった際の第1の携帯機(電子キー)60と第2の携帯機(貴重品タグ)70とで動作が異なる。なお、本第2実施形態による置き忘れ防止装置の構成は、図1と同様であるので説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態では、車両ECU50において、ドアが開状態になった際の第1の携帯機(電子キー)60と第2の携帯機(貴重品タグ)70とで動作が異なる。なお、本第2実施形態による置き忘れ防止装置の構成は、図1と同様であるので説明を省略する。
図9及び図10は、本第2実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ユーザが降車する際、ドアが開けられたか否かを判断し(ステップS100)、ドアが開けられると、ドアが開状態であることを示すリクエスト信号を送信する(ステップS102)。なお、ドアが開いている状態が続いている間、常に、あるいは一定時刻毎にリクエスト信号を送信する。
上述したように、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70の双方は、ドアが開けられたことを示すリクエスト信号を受信した場合、該リクエスト信号に応じてID信号を送信する。
次に、車両ECU50は、ID信号の受信の有無により、第1の携帯機(電子キー)60が車外で(ステップS104)、かつ、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあるか否かを判断する(ステップS106)。そして、第1の携帯機(電子キー)60が車外で、かつ、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にある場合には、貴重品を車内に置き忘れたと判断して警報装置86を起動(ON)し、音や、光等により、貴重品の車内への置き忘れを報知する(ステップS108)。
一方、第1の携帯機(電子キー)60が車内にある場合、あるいは、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車外にある場合には、警報装置86を停止(OFF)し、報知を終了する(ステップS110)。
また、ドアが閉められた場合には(ステップS100のNO)、ドア施錠SW80が押下されたか否かを判断する(ステップS112)。そして、ドア施錠SW80が押下された場合には(ステップS112のYES)、ドア施錠SW80が押下されたことを示すリクエスト信号を送信する(ステップS114)。
本第2実施形態では、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70の双方は、車内でドア施錠SW80が押下されたことを示すリクエスト信号を受信した場合には、該リクエスト信号に応じてID信号を送信する。
次に、車両ECU50は、ID信号の受信の有無により、第1の携帯機(電子キー)60もしくは第2の携帯機(貴重品タグ)70のいずれかが通信エリア内に存在するか否かを判断する(ステップS116)。そして、ID信号を受信した場合には、通信エリアにある携帯機が第1の携帯機(電子キー)60であるか否かを判断する(ステップS118)。
そして、第1の携帯機(電子キー)60が車内にあった場合には(ステップS118のYES)、第1の携帯機(電子キー)60を車内に置き忘れたまま施錠しようとしていると判断し、警報装置86を起動(ON)して音や、光等により、第1の携帯機(電子キー)60の車内への置き忘れを報知する(ステップS120)。この場合、施錠をキャンセルし(ステップS122)、一定時間経過後(ステップS130)、警報装置86を停止(OFF)し、報知を終了する(ステップS110)。
一方、第1の携帯機(電子キー)60が車内にない場合には(ステップS118のNO)、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあるか否かを判断する(ステップS124)。そして、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にある場合には(ステップS124のYES)、第2の携帯機(貴重品タグ)70、すなわち貴重品を車内に置き忘れたまま施錠しようとしていると判断し、警報装置86を起動(ON)して音や、光等により、貴重品の車内への置き忘れを報知し(ステップS126)、ドアを施錠し(ステップS128)、一定時間経過後(ステップS130)、警報装置86を停止(OFF)し、報知を終了する(ステップS110)。
また、ドア施錠SW80が押下されなかった場合(ステップS112のNO)、あるいは、リクエスト信号に対して、第1の携帯機(電子キー)60、もしくは第2の携帯機(貴重品タグ)70のいずれかからもID信号が受信されない場合、すなわち、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70が通信エリア内にない場合には(ステップS116のNO)、何もせずに当該処理を終了する。
このように、ドア開時では、第1の携帯機(電子キー)60が車外にあって、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあるときに警報装置86を起動して報知する。これにより、ドアを開けただけでは、警報装置86が起動せず、第1の携帯機(電子キー)60を車外に持ち出した状態で貴重品(第2の携帯機(貴重品タグ)70)を忘れたときにのみ報知するので、余計な警報を出すことがない。
また、ドアを閉めた後、ドア施錠SW80が押下された場合、第1の携帯機(電子キー)60が車内にある場合には、警報装置86を起動して報知するとともに、施錠をキャンセルするので、第1の携帯機(電子キー)60を車内に忘れてドアを施錠してしまうことを防止することができる。
また、ドアを閉めた後、ドア施錠SW80が押下された場合、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にある場合には、警報装置86を起動して報知し、施錠するので、貴重品の車内への置き忘れを防止することができるとともに、ユーザが意図的に貴重品を車内に置いて出た場合であっても、確実に施錠することで、車上荒らしに対処することができる。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態では、ドアを閉めたときに第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内に残されている場合に、車上荒らしに対処すべく、セキュリティレベルを上げることを特徴とする。セキュリティレベルを上げるとは、例えば、以下のようなものである。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態では、ドアを閉めたときに第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内に残されている場合に、車上荒らしに対処すべく、セキュリティレベルを上げることを特徴とする。セキュリティレベルを上げるとは、例えば、以下のようなものである。
・第1の携帯機(電子キー)60が通信エリアから離れると自動的に施錠する。
・侵入センサ83の検知感度を上げる。
・第1の携帯機(電子キー)60を所持していない第三者により第2の携帯機(貴重品タグ)70、すなわち貴重品が車外に持ち出されたら警報装置86を起動してアラームで警告する。
・侵入センサ83の検知感度を上げる。
・第1の携帯機(電子キー)60を所持していない第三者により第2の携帯機(貴重品タグ)70、すなわち貴重品が車外に持ち出されたら警報装置86を起動してアラームで警告する。
図11は、本第3実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ドアが閉められたか否かを判断し(ステップS120)、ドアが閉められると、ドアが閉状態であることを示すリクエスト信号を送信する(ステップS122)。
上述したように、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70の双方は、ドアが閉められたことを示すリクエスト信号を受信すると、該リクエスト信号に応じてID信号を送信する。
次に、車両ECU50は、受信したID信号から第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあるか否かを判断し(ステップS124)、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にある場合には(ステップS124のYES)、セキュリティレベルを上げる(ステップS126)。一方、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にない場合には(ステップS124のNO)、セキュリティレベルを通常にする(ステップS128)。
このように、ドアを閉めたときに第2の携帯機(貴重品タグ)70、すなわち貴重品が車内に残されている場合に、セキュリティレベルを上げることで、車上荒らしにより確実に対処することができる。
D.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本第4実施形態では、ユーザが故意に貴重品を置いていきたい場合もあるので、警報装置86を強制的にOFFできるようにすることを特徴とする。このため、車両ECU50には、警報装置86を強制的にONまたはOFFとするための図示されない報知機能ON/OFF設定手段(ハードウェアでもソフトウェアでもよい)が設けられている。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本第4実施形態では、ユーザが故意に貴重品を置いていきたい場合もあるので、警報装置86を強制的にOFFできるようにすることを特徴とする。このため、車両ECU50には、警報装置86を強制的にONまたはOFFとするための図示されない報知機能ON/OFF設定手段(ハードウェアでもソフトウェアでもよい)が設けられている。
図12は、本第4実施形態による置き忘れ防止装置の車両ECUの動作を説明するためのフローチャートである。車両ECU50は、ドアが開けられたか否かを判断し(ステップS140)、ドアが開けられると、ドアが開状態であることを示すリクエスト信号を送信する(ステップS142)。
上述したように、第1の携帯機(電子キー)60及び第2の携帯機(貴重品タグ)70の双方は、ドアが開けられたことを示すリクエスト信号を受信すると、該リクエスト信号に応じてID信号を送信する。
次に、車両ECU50は、受信したID信号から第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にあるか否かを判断する(ステップS144)。そして、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にある場合には(ステップS144のYES)、報知機能がONであるか否かを判断し(ステップS146)、報知機能がONになっている場合には(ステップS146のYES)、警報装置86を起動(ON)して音や、光等により、第2の携帯機(貴重品タグ)70、すなわち貴重品の車内への置き忘れを報知する(ステップS148)。
一方、ドアが閉められた場合(ステップS140のNO)、第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内にない場合(ステップS144のNO)、あるいは、報知機能がOFFである場合には(ステップS146のNO)、警報装置86を停止(OFF)して報知を終了する(ステップS110)。
これにより、ユーザが故意に貴重品を置いていきたい場合には、報知機能をOFFとすることで、警報装置86を強制的に動作させないようにすることができ、余計な警報を出すことがない。
なお、報知機能のON/OFFは、車両ECU50側のスイッチ(ハードウェア、またはソフトウェア)で切り替えるようにしたが、第1、第2の携帯機60、70側に設けたスイッチで切り替えるようにしてもよい。第1、第2の携帯機60、70側で切り替える場合には、車両側の改造が必要ないため、低コストで実現可能である。
E.第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図13は、本第5実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。なお、図2に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第5実施形態では、第2の携帯機(貴重品ID)70に置き忘れ防止信号送信部70−5を設ける。置き忘れ防止信号送信部70−5は、置き忘れ時のみに置き忘れ防止信号を送信する。第1の携帯機(電子キー)60は、上述した第1乃至第4実施形態と同様に、ドア開錠時、エンジン始動時、及び置き忘れ時にそれぞれID信号を送信する。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図13は、本第5実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。なお、図2に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。本第5実施形態では、第2の携帯機(貴重品ID)70に置き忘れ防止信号送信部70−5を設ける。置き忘れ防止信号送信部70−5は、置き忘れ時のみに置き忘れ防止信号を送信する。第1の携帯機(電子キー)60は、上述した第1乃至第4実施形態と同様に、ドア開錠時、エンジン始動時、及び置き忘れ時にそれぞれID信号を送信する。
車体ECU50は、第1の携帯機(電子キー)60からID信号が送信されてきた場合、ドアの開錠/施錠、エンジン始動、車内置き忘れを報知する警報装置86の起動を実施可能とし、第2の携帯機(貴重品タグ)70から置き忘れ防止信号が送信された場合、車内置き忘れを報知する警報装置86の起動を実施可能とする。
F.第6実施形態
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
図14は、本第6実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。なお、図2に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。PES搭載車は、キーレスエントリー機能も同梱されていることが多い。そこで、本第6実施形態では、第1の携帯機(電子キー)60にドア開錠/施錠SW60−5、60−6を設けている。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、ドア開錠/施錠機能を必要としないため、ドア開錠/施錠SWを不要とする。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
図14は、本第6実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。なお、図2に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。PES搭載車は、キーレスエントリー機能も同梱されていることが多い。そこで、本第6実施形態では、第1の携帯機(電子キー)60にドア開錠/施錠SW60−5、60−6を設けている。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、ドア開錠/施錠機能を必要としないため、ドア開錠/施錠SWを不要とする。
G.第7実施形態
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
図15は、本第7実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。第1の携帯機(電子キー)60は、エンジン始動する際、電池がなくなったときのために、メカニカルキー60−7を備えている。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、エンジン始動機能を必要としないため、メカニカルキーを不要とする。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
図15は、本第7実施形態による置き忘れ防止装置の構成を示すブロック図である。第1の携帯機(電子キー)60は、エンジン始動する際、電池がなくなったときのために、メカニカルキー60−7を備えている。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、エンジン始動機能を必要としないため、メカニカルキーを不要とする。
また、エンジン始動する際、電池がなくなったときのために、第1の携帯機(電子キー)60は、トランスポンダ(ICとコイルで構成され、車両側からの送電により駆動する電池不要のID送信装置)60−8を備えている。これに対して、第2の携帯機(貴重品タグ)70は、エンジン始動機能を必要としないため、トランスポンダを不要とする。
なお、第2の携帯機(貴重品タグ)70にも、第1の携帯機(電子キー)60と同様にメカニカルキー60−7の挿入口70−6を設けて、必要に応じて、メカニカルキー60−7を差し替えることで、第2の携帯機(貴重品タグ)70を第1の携帯機(電子キー)60として機能させるようにしてもよい。
H.第8実施形態
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
上述した第1乃至第7実施形態では、第1の携帯機(電子キー)60または第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内に置き忘れたと判断した場合、警報装置86を起動して、音や、光などで置き忘れを報知するようにした。これに対して、本第8実施形態では、第2の携帯機(貴重品タグ)70自体が音、光、振動などで報知を行うようにする。より具体的には、第2の携帯機(貴重品タグ)70に、音・光・振動等で報知を行う図示されない報知手段(スピーカ、LED、バイブレータなど)を設ける。そして、車体ECU50は、置き忘れが検知されると、所定の警報信号を送信する。第2の携帯機(貴重品タグ)70では、該警報信号を受信すると、上記報知手段により音や、光、振動などで置き忘れを報知する。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
上述した第1乃至第7実施形態では、第1の携帯機(電子キー)60または第2の携帯機(貴重品タグ)70が車内に置き忘れたと判断した場合、警報装置86を起動して、音や、光などで置き忘れを報知するようにした。これに対して、本第8実施形態では、第2の携帯機(貴重品タグ)70自体が音、光、振動などで報知を行うようにする。より具体的には、第2の携帯機(貴重品タグ)70に、音・光・振動等で報知を行う図示されない報知手段(スピーカ、LED、バイブレータなど)を設ける。そして、車体ECU50は、置き忘れが検知されると、所定の警報信号を送信する。第2の携帯機(貴重品タグ)70では、該警報信号を受信すると、上記報知手段により音や、光、振動などで置き忘れを報知する。
また、第8実施形態の変形例として、警報装置86の警報機能として、車両に車両ECU50のアンテナを複数設け、該複数のアンテナの受信信号の強さから第2の携帯機(貴重品タグ)70の位置を特定し、該特定した位置をインパネ等に表示するようにしてもよい。また、上述した第8実施形態と上記変形例とを組合わせてもよい。
また、第1の携帯機(電子キー)60が第2の携帯機(貴重品タグ)70に近づくと、報知する音を大きくしたり、光の点滅を速くしたりしてもよい。この場合は、第1の携帯機(電子キー)60と第2の携帯機(貴重品タグ)70が車体ECU50から受信する信号強度が大きくなったら位置が近くなったと判定する。
I.第9実施形態
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本第9実施形態では、1台の車両を家族等で共有した場合に、例えば、2人の運転手が、それぞれ自分用の第1の携帯機(電子キー)60A、第1の携帯機(電子キー)60Bを持つ状況を想定している。但し、予め、第1の携帯機60Aの優先度を、第1の携帯機60Bより高く設定しておく。
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本第9実施形態では、1台の車両を家族等で共有した場合に、例えば、2人の運転手が、それぞれ自分用の第1の携帯機(電子キー)60A、第1の携帯機(電子キー)60Bを持つ状況を想定している。但し、予め、第1の携帯機60Aの優先度を、第1の携帯機60Bより高く設定しておく。
図16乃至図19は、本第9実施形態による置き忘れ防止装置の略動作を説明するための概念図である。図16に示すように、車両ECU50は、第1の携帯機60Aが車内にあれば、第1の携帯機60Bがどこにあっても(車内にある/車外にある/存在を検出できない、のいずれであっても)、第1の携帯機60Aのみを有効な携帯機とみなして各種制御を行う。
また、図17に示すように、第1の携帯機60Aの存在を検知できなくて、第1の携帯機60Bが車内または車外にあれば、第1の携帯機60Bのみを有効な携帯機とみなして各種処理を行う。
また、図18に示すように、第1の携帯機60Aが車外にあって、第1の携帯機60Bが車内にあれば、第1の携帯機60Bを第2の携帯機(貴重品タグ)70とみなし、前述したように、車内置き忘れを報知する警報装置86の起動のみを実施可能とする。
また、図19に示すように、第1の携帯機60Aが車外にあって、第1の携帯機60Bが車外にあるか、あるいは検出できない場合には、第1の携帯機60Aのみを有効な携帯機とみなして各種制御を行う。
20 車両
30 電子キー
40 貴重品タグ
50 車内ECU
50−1 送信部
50−2 受信部
50−3 認証部
50−4 制御部
60、60A、60B 第1の携帯機
60−1 受信部
60−2 送信部
60−3 制御部
60−4 機能切替部
60−5 ドア施錠SW
60−6 ドア開錠SW
60−7 メカニカルキー
60−8 トランスポンダ
70 第2の携帯機
70−1 受信部
70−2 送信部
70−3 制御部
70−4 機能切替部
70−5 置き忘れ防止信号送信部
70−6 挿入口
80 ドア施錠SW
81 ドア開錠SW
82 エンジン始動許可SW
83 侵入センサ
84 ドアロック用モータ
85 エンジンECU
86 警報装置
30 電子キー
40 貴重品タグ
50 車内ECU
50−1 送信部
50−2 受信部
50−3 認証部
50−4 制御部
60、60A、60B 第1の携帯機
60−1 受信部
60−2 送信部
60−3 制御部
60−4 機能切替部
60−5 ドア施錠SW
60−6 ドア開錠SW
60−7 メカニカルキー
60−8 トランスポンダ
70 第2の携帯機
70−1 受信部
70−2 送信部
70−3 制御部
70−4 機能切替部
70−5 置き忘れ防止信号送信部
70−6 挿入口
80 ドア施錠SW
81 ドア開錠SW
82 エンジン始動許可SW
83 侵入センサ
84 ドアロック用モータ
85 エンジンECU
86 警報装置
Claims (18)
- 車両制御装置、第1の携帯無線通信装置、及び第2の携帯無線通信装置を少なくとも有する通信システムであって、
少なくとも前記車両制御装置及び前記第1の携帯無線通信装置、ならびに前記車両制御装置と前記第2の携帯無線通信装置とは、無線通信により互いに通信を行い、
前記第1の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、第1の識別コードを送信し、
前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からの内外判定時のリクエスト信号に応じて、第2の識別コードを送信し、
前記車両制御装置は、
前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記第1の携帯無線通信装置または前記第2の携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動する一方、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動することを特徴とする通信システム。 - 前記車両制御装置は、ドアが開けられた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、その後、ドアが閉じられるか、あるいは前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信できなくなると、前記アラームを停止することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記車両制御装置は、ドアが開けられた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、その後、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信するか、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信できなくなると、前記アラームを停止することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記車両制御装置は、車両のドア施錠時に、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信できず、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、ドア施錠をキャンセルする一方、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信できず、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動し、ドア施錠を実行することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記車両制御装置は、前記アラームを駆動してから一定時間経過後、前記アラームを停止することを特徴とする請求項4記載の通信システム。
- 前記車両制御装置は、車両のドアが閉められた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、セキュリティレベルを上げることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記車両制御装置は、車両のドアが開けられた際、前記第2の携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合に、前記アラームを駆動するか否かを強制的に設定する報知設定手段を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。
- 前記第1の携帯無線通信装置、及び前記第2の携帯無線通信装置は、自身が前記第1の携帯無線通信装置、あるいは前記第2の携帯無線通信装置のどちらで動作するかを切り替えるための切替手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の通信システム。
- 前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からドアが開けられたことを示すリクエスト信号を受信すると、置き忘れ防止信号送信を前記車両制御装置に対して送信する置き忘れ防止信号送信手段を備え、
前記車両制御装置は、前記第2の携帯無線通信装置から置き忘れ防止信号送信を受信すると、前記アラームを駆動することを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記第1の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置に対して、車両のドアを遠隔操作により施錠/開錠させることを指示するスイッチ手段を備えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記第1の携帯無線通信装置は、車両のドアを施錠/開錠するメカニカルキーを備えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記メカニカルキーは、前記車両制御装置からの無線信号を電力にして駆動し、リクエスト信号に応じて識別コードを送信する電池不要の送信手段を備えることを特徴とする請求項11記載の通信システム。
- 前記メカニカルキーは、前記第1の携帯無線通信装置、あるいは前記第2の携帯無線通信装置のいずれにも着脱可能であることを特徴とする請求項12記載の通信システム。
- 前記車両制御装置は、前記アラームを駆動することに加えて警報信号を送信し、
前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置から送信される警報信号を受信すると、音・光・振動等で報知を行う報知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記車両制御装置は、車内外に配置された複数のアンテナを備え、該複数のアンテナの受信信号の強度に基づいて、前記第2の携帯無線通信装置の位置を特定し、該特定した位置を通知する位置通知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 車両制御装置、第1の携帯無線通信装置、及び第2の携帯無線通信装置を少なくとも有する通信システムであって、
少なくとも前記車両制御装置及び前記第1の携帯無線通信装置、ならびに前記車両制御装置と前記第2の携帯無線通信装置とは、無線通信により互いに通信を行い、
前記第1の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、第1の識別コードを送信し、
前記第2の携帯無線通信装置は、前記車両制御装置が、前記第1の携帯無線通信装置の存在を検知できない場合には、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、第1の識別コードを送信し、また、前記車両制御装置が、前記第1の携帯無線通信装置が車外にあると検知した場合には、前記車両制御装置からの内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第1の識別コードとは異なる第2の識別コードを送信し、
前記車両制御装置は、
前記第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記第1の携帯無線通信装置または前記第2の携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動する一方、前記第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動することを特徴とする通信システム。 - 車両制御装置と携帯無線通信装置との間で、無線通信により互いに通信する通信方法であって、
前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記携帯無線通信装置から第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動するステップと、
前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記携帯無線通信装置から第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動するステップと
を含むことを特徴とする通信方法。 - 少なくとも車両制御装置及び第1の携帯無線通信装置、ならびに前記車両制御装置と第2の携帯無線通信装置とが、無線通信により互いに通信する通信方法であって、
前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第1の携帯無線通信装置から第1の識別コードを送信するステップと、
前記車両制御装置が前記第1の携帯無線通信装置の存在を検知できない場合には、前記車両制御装置からのドアの開錠/施錠の認証、エンジン始動の認証、内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第2の携帯無線通信装置から第1の識別コードを送信するステップと、
前記車両制御装置が、前記第1の携帯無線通信装置が車外にあると検知した場合には、前記車両制御装置からの内外判定時のリクエスト信号に応じて、前記第2の携帯無線通信装置から前記第1の識別コードとは異なる第2の識別コードを送信するステップと、
前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記第1の識別コードを受信した場合には、車両のドア開錠/ドア施錠、エンジン始動、あるいは前記第1の携帯無線通信装置または前記第2の携帯無線通信装置の車内への置き忘れを報知するアラームを駆動するステップと、
前記車両制御装置からのリクエスト信号に応じて、前記第2の識別コードを受信した場合には、前記アラームを駆動するステップと
を含むことを特徴とする通信方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008151386A JP2009299262A (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | 通信システム及び通信方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012191967A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-11 | Omron Corp | 鍵およびその動作方法、鍵管理装置および鍵管理方法、並びにプログラム |
JP2013083090A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Denso Corp | 車両用制御システム |
JP2013102640A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Denso Corp | 車載報知システム |
JPWO2014017099A1 (ja) * | 2012-07-27 | 2016-07-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 車載用充電装置、自動車及び充電システム |
-
2008
- 2008-06-10 JP JP2008151386A patent/JP2009299262A/ja active Pending
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