JP2009293831A - 調湿装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エネルギーの利用効率を高めた調湿装置を提供する。
【解決手段】 調湿装置1は、調湿空間の湿度を調整する調湿装置であって、調湿空間から空気を取り込む吸気口12および調湿処理後の空気を調湿空間に排出する排気口13を有する筐体11と、空気との間で水分の授受を行う吸湿性液体を供給する吸湿性液体供給部15と、吸湿性液体供給部15から供給された吸湿性液体に空気を通すために吸湿性液体を一時的に滞留させると共に、空気および吸湿性液体を加熱または冷却する熱交換コイル16とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 調湿装置1は、調湿空間の湿度を調整する調湿装置であって、調湿空間から空気を取り込む吸気口12および調湿処理後の空気を調湿空間に排出する排気口13を有する筐体11と、空気との間で水分の授受を行う吸湿性液体を供給する吸湿性液体供給部15と、吸湿性液体供給部15から供給された吸湿性液体に空気を通すために吸湿性液体を一時的に滞留させると共に、空気および吸湿性液体を加熱または冷却する熱交換コイル16とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、塩化リチウム(LiCl)等の吸湿性液体を用いて調湿を行う調湿装置に関する。
従来から、例えば、塩化リチウム等の吸湿性液体を用いて調湿を行う調湿装置が知られていた。溶液濃度の高い吸湿性液体は温度が下がると水分を吸収し、溶液濃度の低い吸湿性液体は温度が上がると水分が脱離する。調湿装置は、この性質を利用して吸湿性液体の温度を調節することにより、調湿処理を行う。
特許文献1に記載された調湿装置は、調湿空間から空気を取り込み、取り込んだ空気と吸湿性液体とを接触させることにより、取り込んだ空気の除湿または加湿を行って調湿空間に戻す処理を行う室内機を有している。室内機は、吸湿性液体を供給する管路上に熱交換器を有し、熱交換器にて吸湿性液体を加熱または冷却し、加熱または冷却された吸湿性液体を噴射ノズルから充填材に噴射していた。
特開2005−214595号公報
このような調湿装置においては、エネルギーの利用効率を高めることが求められている。ここで、エネルギーの利用効率とは、調湿装置に加えたエネルギーの総和に対して、除湿あるいは加湿することができた空気量の割合である。
そこで、本発明は、エネルギーの利用効率を高めた調湿装置を提供することを目的とする。
本発明の調湿装置は、調湿空間の湿度を調整する調湿装置であって、調湿空間から空気を取り込む吸気口および調湿処理後の空気を調湿空間に排出する排気口を有する筐体と、空気との間で水分の授受を行う吸湿性液体を供給する吸湿性液体供給部と、前記吸湿性液体供給部から供給された吸湿性液体に空気を通すために吸湿性液体を一時的に滞留させると共に、空気および吸湿性液体を加熱または冷却する熱交換コイルとを備える。
本発明者らは、吸湿性液体を熱交換コイルに一時的に滞留させ、熱交換コイルにて加熱または冷却をしながら、吸湿性液体に空気を通すことにより、吸湿性液体と空気との間の水分の授受を効率的に行い、エネルギー利用効率が高めることができることを見出した。これは、熱交換コイルによって、吸湿性液体だけでなく空気も加熱または冷却する構成により、空気の飽和水蒸気量が変化し、吸湿性液体との水分の授受が行なわれ易くなるためと考えられる。例えば、除湿を行う場合には、吸湿性液体を冷却すると共に空気も冷却する。空気は冷却されることによって飽和水蒸気量が減少するので、空気中の水分は吸湿性液体に吸収されやすくなる。なお、水分が吸湿性液体に吸収されるときに吸収熱が発生するので、空気の温度が過度に低下してしまうことはない。
本発明の調湿装置において、前記吸湿性液体供給部は前記吸湿性液体を前記熱交換コイルの上方から供給し、前記吸気口を通じて取り込んだ空気を前記熱交換コイルの下方から供給してもよい。
このように吸湿性液体と空気とを逆方向から供給することにより、吸湿性液体と空気とを適切に接触させることができる。また、空気を下方から供給することにより、吸湿性液体の下方への流れは空気の流れによって押し留められ、吸湿性液体の滞留時間を長くすることができる。
本発明の調湿装置は、前記吸湿性液体供給部から供給され、前記熱交換コイルを通った吸湿性液体を入れる液槽と、前記液槽内の吸湿性液体を吸い上げて前記吸湿性液体供給部に供給する供給管とを備えてもよい。
このように調湿処理に用いられた吸湿性液体を回収し、再び吸湿性液体供給部から熱交換コイルに供給することにより、吸湿性液体を効率的に利用して調湿を行うことができる。
本発明の調湿装置は、前記処理機による湿度調整処理に用いた吸湿性液体を再生する再生機を備え、前記再生機は、調湿空間の外部から空気を取り込む吸気口を有する第2の筐体と、再生すべき吸湿性液体を供給する第2の吸湿性液体供給部と、前記第2の吸湿性液体供給部から供給された吸湿性液体に空気を通すために吸湿性液体を一時的に滞留させると共に、空気および吸湿性液体を冷却または加熱する第2の熱交換コイルとを有してもよい。
この構成により、処理機と同様に、再生機においても、エネルギー利用効率の高い再生処理を行うことができる。
本発明の調湿装置は、前記熱交換コイルと前記第2の熱交換コイルとの間で熱を移動するヒートポンプを備えてもよい。
処理機と再生機は、吸湿性液体の温度を反対に制御する。すなわち、除湿運転を行う場合には、処理機にて吸湿性液体を冷却して除湿を行い、再生機では吸湿性液体を加熱して吸湿性液体から水分を取り除く。加湿運転を行う場合には、処理機にて吸湿性液体を加熱して加湿を行い、再生機では吸湿性液体を冷却して吸湿性液体に水分を含ませる。本発明の構成によれば、ヒートポンプを用いて冷却する側(蒸発器)で吸収した熱を捨てることなく、加熱する側(凝縮器)で利用するので、エネルギーの利用効率を高めることができる。
本発明の調湿装置において、前記再生機は、前記第2の熱交換コイルとは別に吸湿性液体を加熱する熱源を備えてもよい。この構成により、処理機の運転状態と独立して、再生機による再生処理を行える。
本発明の調湿装置において、前記熱交換コイルは、前記吸湿性液体供給部から供給される吸湿性液体が触れる面に耐腐食性コーティングがなされていてもよい。この構成により、吸湿性液体が接触することにより腐食を防止できる。
本発明によれば、吸湿性液体を熱交換コイルに一時的に滞留し、熱交換コイルにて加熱または冷却をしながら、吸湿性液体に空気を通すことにより、エネルギー利用効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態の調湿装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態の調湿装置1の構成を示す図である。調湿装置1は、調湿空間(室内)の空気を取り込んで、取り込んだ空気を吸湿性液体Lに通すことにより調湿を行う処理機10と、処理機10での調湿処理に用いた吸湿性液体Lの再生を行う再生機30とを有する。ここで、吸湿性液体Lの再生とは、調湿を行うことによって濃度の変化した吸湿性液体Lの濃度を、調湿に用いる前の状態に戻すことをいう。例えば、除湿の場合には、溶液濃度の高い吸湿性液体Lを冷却し、冷却した吸湿性液体Lに空気を通すことにより、吸湿性液体Lによって空気中の水分を吸収する。この処理によって吸湿性液体Lに水分が吸収されるので、吸湿性液体Lの溶液濃度は低くなる。溶液濃度が低い吸湿性液体Lでは十分な除湿を行えないので、吸湿性液体Lから水分を脱離することによって、溶液濃度の高い吸湿性液体Lに戻す。なお、加湿の場合は、逆に、吸湿性液体Lの溶液濃度が高くなるので、吸湿性液体Lに水分を吸収させることによって溶液濃度の低い吸湿性液体Lに戻す。
図1は、実施の形態の調湿装置1の構成を示す図である。調湿装置1は、調湿空間(室内)の空気を取り込んで、取り込んだ空気を吸湿性液体Lに通すことにより調湿を行う処理機10と、処理機10での調湿処理に用いた吸湿性液体Lの再生を行う再生機30とを有する。ここで、吸湿性液体Lの再生とは、調湿を行うことによって濃度の変化した吸湿性液体Lの濃度を、調湿に用いる前の状態に戻すことをいう。例えば、除湿の場合には、溶液濃度の高い吸湿性液体Lを冷却し、冷却した吸湿性液体Lに空気を通すことにより、吸湿性液体Lによって空気中の水分を吸収する。この処理によって吸湿性液体Lに水分が吸収されるので、吸湿性液体Lの溶液濃度は低くなる。溶液濃度が低い吸湿性液体Lでは十分な除湿を行えないので、吸湿性液体Lから水分を脱離することによって、溶液濃度の高い吸湿性液体Lに戻す。なお、加湿の場合は、逆に、吸湿性液体Lの溶液濃度が高くなるので、吸湿性液体Lに水分を吸収させることによって溶液濃度の低い吸湿性液体Lに戻す。
本実施の形態では、吸湿性液体Lとして、塩化リチウム(LiCl)を用いる。なお、吸湿性液体としては、塩化リチウムに限らず、食塩水などの潮解性を有する塩の溶液や、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの吸湿性の高い多価アルコール、その他の吸湿性を有する安価な液体を用いてもよい。
処理機10は、室内の空気の調湿を行う室内機であり、再生機30は外気との間で水分の授受を行うことにより吸湿性液体Lを再生する室外機である。図1では、一の処理機10に対して一の再生機30が接続された例を示しているが、複数の処理機10に対して一の再生機30を接続する構成としてもよい。例えば、集合住宅や大型スーパー等に調湿装置1を設置する場合には、各部屋あるいは各フロアに処理機10を設置し、各処理機10と接続された一の再生機30を外部に設置する態様とすることもできる。
処理機10と再生機30は、第1の吸湿液管路50および第2の吸湿液管路51によって接続されている。第1の吸湿液管路50は、処理機10から再生機30へ吸湿性液体Lを送るための管路であり、第2の吸湿液管路51は、再生機30から処理機10へ吸湿性液体Lを送るための管路である。第1の吸湿液管路50、第2の吸湿液管路51を用いて、処理機10と再生機30との間で吸湿性液体Lを循環させることにより、処理機10にて用いた吸湿性液体Lを再生機30にて再生し、処理機10に戻すことができる。
次に、処理機10の構成について説明する。処理機10は、吸気口12と排気口13とを有する筐体11を備えている。処理機13は、排気用のファン14を有しており、筐体11内の空気を強制的に排気する。また、筐体11内から空気を排出することにより、筐体11内が調湿空間に対して負圧となり、調湿空間の空気が吸気口12を通じて筐体11内に取り込まれる。
筐体11内には、吸湿性液体供給部15と、熱交換コイル16と、液槽17とを有する。吸湿性液体供給部15は、吸湿性液体供給部15は、吸湿性液体Lを下に向かって噴射する複数のノズルを有している。複数のノズルから吸湿性液体Lを噴射することにより、吸湿性液体Lを供給する。
熱交換コイル16は、吸湿性液体供給部15から供給された吸湿性液体Lを一時的に滞留させる。熱交換コイル16には、吸気口12から取り込まれた空気が下方から供給される(図1において、矢印は、空気の流れを示す)。これにより、上方から供給される吸湿性液体Lと下方から供給される空気とが熱交換コイル16において接触し、吸湿性液体Lと空気との間で水分の授受が行なわれる。熱交換コイル16の表面には、耐腐食性コーティングが施されている。これにより、吸湿性液体Lによる熱交換コイル16の腐食を防止して、吸湿性液体Lが滞留させることが可能となる。
熱交換コイル16は、ヒートポンプ21の熱交換器を構成している。ここでヒートポンプ21の構成について説明する。ヒートポンプ21は、熱交換コイル16と、熱交換コイル36と、圧縮機22と、膨張弁23と、これらをつなぐ冷媒管24とを備えている。ヒートポンプ21は、冷媒の流れを逆転させることにより、熱交換コイル16を蒸発器、あるいは、凝縮器として機能させることができる。熱交換コイル36は、熱交換コイル16とは逆の処理を行う。
熱交換コイル16は、吸湿性液体供給部15から供給された吸湿性液体Lを一時的に滞留させると共に、一時的に滞留された吸湿性液体Lと熱交換コイル16を通る空気を加熱または冷却する。吸湿性液体Lを加熱するか冷却するかは、処理機10によって加湿するか除湿するかによる。すなわち、処理機10が加湿を行う場合には、吸湿性液体Lに含まれた水分を脱離させ、空気中に含ませるために吸湿性液体Lおよび空気を加熱する。逆に、処理機10が除湿を行う場合には、空気中の水分を吸湿性液体Lに吸収させやすくするために吸湿性液体Lおよび空気を冷却する。
図2(a)は、熱交換コイル16の構成を示す斜視図である。図2(b)は、熱交換コイル16の内部の構成を説明するための部分図であり、熱交換コイル16が有する伝熱管を示す。図2(a)と図2(b)の関係は、図2(a)に示す方向D1と図2(b)に示す方向D1とが対応している。
図2(a)に示すように、熱交換コイル15は、互いに平行に配置された複数のプレートフィン61を有する。プレートフィン61の間を、吸湿性液体Lおよび空気が通過することにより、吸湿性液体Lおよび空気とプレートフィン61との間で熱交換が行われる。プレートフィン61の間隔は、狭すぎると、吸湿性液体Lの表面張力により、吸湿性液体Lが詰まってしまう。プレートフィン61の間隔は、広すぎると、吸湿性液体Lと空気との接触面積が小さくなってしまう。従って、これらの要素を考慮して、プレートフィン61の間隔は決定される。プレートフィン61の間隔は、3〜10mmが好ましく、さらに好ましくは4〜8mmであり、最も好ましくは5〜6mmである。
熱交換コイル16は、圧縮機22または膨張弁23から流れてきた冷媒を流す伝熱管62を有している。図2(b)に示すように、伝熱管62は、プレートフィン61を貫通して延びている。伝熱管62を流れる冷媒の温度がプレートフィン61に移動する。伝熱管62は、プレートフィン61に対して垂直な複数の直管部分62aを有し、複数の直管部分62aがプレートフィン61の外側で接続されて1つの流路を構成している。図2(b)では、一の伝熱管62しか描かれていないが、実際には、紙面の奥行き方向(図2(a)では紙面の左右方向D2)に複数段の伝熱管62を有する。
熱交換コイル16は、ヒートポンプ21の冷媒管24に接続されたヘッダ63,64を有する。ヘッダ63,64には、伝熱管62の流路の端部のそれぞれが接続される。冷媒管24からヘッダ63に供給された冷媒は、伝熱管62を流れた後、ヘッダ64に戻り、ヘッダ64から冷媒管24に戻る。ヒートポンプ21は、冷媒の流れを逆転させることができるが、その場合には、ヘッダ64に冷媒が供給され、ヘッダ63から冷媒管24に戻ることになる。
再び図1を参照して、処理機10の構成について説明する。液槽17には、熱交換コイル16を通って落ちる吸収性液体Lが入る。処理機10は、液槽17内の吸湿性液体Lを吸湿性液体供給部12に供給するための管18を有している。管18にはポンプ19が取り付けられており、液槽17内の吸湿性液体Lを吸い上げる。
液槽17内の吸湿性液体Lを再生機30に送るための第1の吸湿液管路50は、液槽17から吸湿性液体Lを吸い上げるための管18に三方バルブ20を介して接続されている。三方バルブ20は、処理機10の吸湿性液体供給部15に送る吸湿性液体Lの量と第1の吸湿液管路50を通じて再生機30に送る吸湿性液体Lの量を制御する。本実施の形態では、三方バルブ20は、(吸湿性液体供給部15へ送る吸湿性液体Lの量):(再生機30に送る吸湿性液体Lの量)が、8:2から9:1の割合になるように制御する。
次に、再生機30について説明する。再生機30は、吸気口32と排気口33とを有する筐体31を備えている。再生機30は、排気用のファン34を有しており、筐体31内の空気を強制的に排気する。また、筐体31内から空気を排気することにより、外気が吸気口32を通じて筐体31内に取り込まれる。
筐体31内には、吸湿性液体Lを供給する吸湿性液体供給部35と、吸湿性液体Lを一時的に滞留させる熱交換コイル36と、熱交換コイル36を通った吸収性液体Lを入れる液槽37とを有する。吸湿性液体供給部35は、処理機10から送られてきた吸湿性液体Lを供給する第1の供給部35aと、液槽37内の吸湿性液体Lを供給する第2の供給部35bとを有している。第1の供給部35a、第2の供給部35bはいずれも、吸湿性液体Lを下に向かって噴射する複数のノズルを有している。熱交換コイル36は、処理機10が有する熱交換コイル16と同じ構成を有している。熱交換コイル36は、前述のとおり、ヒートポンプ21の熱交換器を構成している。
再生機30は、液槽37内の吸湿性液体Lを第2の供給部35bに供給するための管38を有している。管38にはポンプ39が取り付けられており、液槽37内の吸湿性液体Lを吸い上げる。また、この管38には、加熱源40が取り付けられており、液槽37から吸い上げた吸湿性液体Lを加熱する。第2の供給部35bは、液槽37から吸い上げられた吸湿性液体Lを下方に噴射し、熱交換コイル36において吸湿性液体Lに空気を通すことにより再生処理を行う。このように液槽37内の吸湿性液体Lを管38を用いて循環させることにより、再生機30は、吸湿性液体Lの再生処理を繰り返し行う。
また、再生機30は、液槽37に給水を行う給水管41を有する。給水管41上には、バルブ42が設けられており、バルブ42によって給水の制御を行う。
液槽37には、第2の吸湿液管路51が接続されている。液槽37の吸湿性液体Lは、第2の吸湿液管路51を通じて処理機10に戻る。再生機30から処理機10に戻る吸湿性液体Lの量は、バルブ53によって調整される。本実施の形態では、バルブ53は、液槽37内の吸湿性液体Lの液面の高さが一定になるように、処理機10へ戻す吸湿性液体Lの量を制御する。
調湿装置1は、第1の吸湿液管路50と第2の吸湿液管路51との間で熱交換を行う熱交換器54を有している。この熱交換器54は、第1の吸湿液管路50を流れる吸湿性液体Lと第2の吸湿液管路51を流れる吸湿性液体Lの温度差を低減し、ヒートポンプ21の汲み上げ温度差の低減に寄与する。
次に、本実施の形態の調湿装置1の動作について説明する。最初に、調湿装置1の動作の概要について述べる。本実施の形態の調湿装置1は、処理機10が調湿空間の空気を取り込み、取り込んだ空気を吸湿性液体Lに通すことにより、空気と吸湿性液体Lとの間で水分の授受を行なって、空気の湿度を調整する。処理機10において湿度調整に用いられた吸湿性液体Lは再生機30に送られ、再生機30にて元の溶液濃度に再生される。
以下、除湿処理を例として、調湿装置1の動作を詳しく説明する。調湿装置1にて除湿を行う場合には、ヒートポンプ21は、熱交換コイル16を蒸発器、熱交換コイル36を凝縮器として機能させる。処理機10の液槽17には、溶液濃度の高い吸湿性液体Lを入れておく。
処理機10は、液槽17から溶液濃度の高い吸湿性液体Lを吸い上げて、吸湿性液体供給部15に供給する。吸湿性液体供給部15では、吸湿性液体Lを複数のノズルから下に向かって噴射する。噴射された吸湿性液体Lは、熱交換コイル16に一時的に滞留する。
処理機10は、上記の動作と同時に、ファン14を作動させることにより、調湿空間から空気を取り込み、取り込んだ空気を熱交換コイル16に下方から供給する。熱交換コイル16に滞留した溶液濃度の高い吸湿性液体Lと空気とが接触し、空気中の水分が吸湿性液体Lに吸収される。また、熱交換コイル16は、蒸発器として機能しているので、熱交換コイル16によって吸湿性液体Lおよび空気が冷却される。吸湿性液体Lは冷却されることにより、空気中の水分を吸収しやすくなる。また、空気が冷却されると、空気の飽和水蒸気量が減少するので、空気中の水分は吸湿性液体にいっそう吸収されやすくなる。なお、水分が吸湿性液体に吸収されるときに吸収熱が発生するので、空気の温度が過度に低下してしまうことはない。
処理機10は、熱交換コイル16を通った吸湿性液体Lを液槽17にて回収する。処理機10は、液槽17の吸湿性液体Lを管18によって吸い上げ、吸湿性液体供給部15から再び吸湿性液体Lを供給する。このように液槽17に入れられた吸湿性液体Lを循環させることにより、吸湿性液体Lを効率的に利用して調湿を行うことができる。
処理機10が除湿動作を継続して行うと、吸湿性液体Lは希釈されて、空気中の水分を吸収しにくくなるので、吸湿性液体Lを再生機30によって再生する。調湿装置1は、処理機10の液槽17から吸い出した吸湿性液体Lのうちの一部を第1の吸湿液管路50を通じて再生機30に送る。再生機30に送る吸湿性液体Lの量は、三方バルブ20によって調節する。
再生機30は、第1の吸湿液管路50から供給される溶液濃度の低くなった吸湿性液体Lを再生処理する。具体的には、再生機30は、第1の吸湿液管路50を通じて供給された吸湿性液体Lを第1の供給部35aから下に向かって噴射する。噴射された吸湿性液体Lは、熱交換器36に一時的に滞留される。
再生機30は、上記の動作と同時に、ファン34を作動させることにより、外気を取り込み、取り込んだ外気を熱交換コイル36に下方から供給する。熱交換コイル36に滞留した溶液濃度の低い吸湿性液体Lと空気とが接触するため、吸湿性液体Lの水分が空気中に逃げる。また、熱交換コイル36は、凝縮器として機能しているので、熱交換コイル36によって吸湿性液体Lおよび空気が加熱される。吸湿性液体Lは加熱されることにより、吸湿性液体L中の水分が空気中に脱離しやすくなる。また、空気が加熱されると、空気の飽和水蒸気量が増加するので、吸湿性液体L中の水分はいっそう脱離しやすくなる。
再生機30は、熱交換コイル36を通った吸湿性液体Lを液槽37にて回収する。再生機30は、液槽37に入った吸湿性液体Lを管38によって吸い上げる。管38を通じて吸い上げられる吸湿性液体Lは、加熱源40によって加熱される。再生機30は、加熱された吸湿性液体Lを吸湿性液体供給部35bから供給する。このように加熱源40によって加熱されることにより、吸湿性液体Lは、水分がさらに脱離しやすい状態となり、効率的に吸湿性液体Lを再生できる。熱交換コイル36と液槽37との間で吸湿性液体Lが循環することにより、徐々に吸湿性液体Lの濃度が高くなっていく。
再生処理が行われた液槽37内の吸湿性液体Lは、第2の吸湿液管路51を通って処理機10に戻る。吸湿性液体Lは、処理機10に戻る途中で、熱交換器54によって、再生機30に向かう吸湿性液体Lと熱交換が行われ、吸湿性液体Lの温度が低下する。以上、本実施の形態の調湿装置1の除湿の動作について説明した。
上記では、本実施の形態の調湿装置1の除湿の動作について説明したが、加湿の動作を行う場合には、処理機10と再生機30の役割を入れ替えればよい。具体的には、ヒートポンプ21の熱交換コイル16を凝縮器とし、熱交換コイル36を蒸発器として作動させる。なお、加湿動作における吸湿性液体Lの再生処理としては、バルブ42を開いて給水手段41から水を供給してもよい。
本実施の形態の調湿装置1は、熱交換コイル16に一時的に吸湿性液体Lを滞留させ、滞留された吸湿性液体Lに空気を通すと同時に、熱交換コイル16によって吸湿性液体Lおよび空気を加熱または冷却する。これにより、空気と吸湿性液体Lとの間の水分の授受(潜熱交換)と同時に、空気および吸湿性液体Lとヒートポンプの冷媒との間の顕熱交換を行って空気の飽和水蒸気量を変化させることにより、エネルギー利用効率を高めることができる。例えば、除湿を行う場合には、吸湿性液体を冷却すると共に空気も冷却することにより、空気の飽和水蒸気量が減少するので、空気中の水分は、吸湿性液体Lにいっそう吸収されやすくなる。
また、本実施の形態の調湿装置1は、熱交換コイル16の外側に吸湿性液体Lを滞留させる構成としたので、耐腐食性コーティングを行いやすく、かつコーティングの状態を点検できるという効果がある。従来は、吸湿性液体Lを加熱または冷却する熱交換器は、吸湿性液体Lを運ぶ管路に設けられていたので、耐腐食性コーティングは、管路内で行なわなくてはならなかった。管路は、処理機10の筐体11と比べると非常に小さいので、耐腐食性コーティング処理を行うことや、管路内のコーティングの状況を点検することは容易ではなかった。従来の熱交換器の例では、プレートフィンの間隔は0.3mm程度であり、適切なコーティング処理は困難であった。本実施の形態の調湿装置1は、このような不都合をも解消することができる。
また、本実施の形態の調湿装置1は、従来の調湿装置の構成に比べて、構成をコンパクトにできるという効果がある。従来は、吸湿性液体を加熱または冷却する熱交換器とは別に、吸湿性液体に空気を通すための充填材を採用していたが、本発明では、熱交換器と異なる充填材を用いなくてもよいので、構成要素を減らして装置の小型化を図れる。
以上、本発明の調湿装置について実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、ヒートポンプ21を用いた調湿装置1の例について説明したが、本発明の調湿装置は必ずしもヒートポンプ21を用いる必要はなく、吸湿性液体Lを用いて調湿を行う調湿装置であれば適用することが可能である。
図3は、本発明の別の実施の形態の調湿装置2の構成を示す図である。図3に示す調湿装置2の基本的な構成は、上記した実施の形態の調湿装置1と同じであるが、図3に示す調湿装置2は、ヒートポンプ21ではなく、処理機10側と再生機30側で異なる熱源24,25を用いている点が異なる。処理機10および再生機30の熱源24,25には、例えば、冷水や温水を供給することにより、吸湿性液体Lと熱交換を行う構成を採用することができる。この構成によっても、上記した実施の形態と同様に、空気と吸湿性液体Lとの間の水分の授受(潜熱交換)と同時に、空気および吸湿性液体Lとヒートポンプの冷媒との間の顕熱交換を行って空気の飽和水蒸気量を変化させることにより、エネルギー利用効率を高めることができる。
また、上記した実施の形態では、プレートフィン61を有する熱交換コイル15を例として説明したが、別の構成の熱交換コイルを用いることも可能である。
本発明は、吸湿性液体を熱交換コイルに一時的に滞留し、熱交換コイルにて加熱または冷却をしながら、吸湿性液体に空気を通すことにより、エネルギー利用効率が高めることができるという効果を有し、吸湿性液体を用いて調湿を行う調湿装置等として有用である。
1,2 調湿装置
10 処理機
11 筐体
12 吸気口
13 排気口
14 ファン
15 吸湿性液体供給部
16 熱交換コイル
17 液槽
18 管
19 ポンプ
20 三方バルブ
21 ヒートポンプ
22 圧縮機
23 膨張弁
24 冷媒管
30 再生機
31 筐体
32 吸気口
33 排気口
34 ファン
35 吸湿性液体供給部
36 熱交換コイル
37 液槽
38 管
39 ポンプ
40 加熱源
41 給水管
42 バルブ
50 第1の吸湿液管路
51 第2の吸湿液管路
52 ポンプ
53 バルブ
54 熱交換器
61 プレートフィン
62 伝熱管
63、64 ヘッダ
10 処理機
11 筐体
12 吸気口
13 排気口
14 ファン
15 吸湿性液体供給部
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22 圧縮機
23 膨張弁
24 冷媒管
30 再生機
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33 排気口
34 ファン
35 吸湿性液体供給部
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38 管
39 ポンプ
40 加熱源
41 給水管
42 バルブ
50 第1の吸湿液管路
51 第2の吸湿液管路
52 ポンプ
53 バルブ
54 熱交換器
61 プレートフィン
62 伝熱管
63、64 ヘッダ
Claims (7)
- 調湿空間の湿度を調整する調湿装置であって、
調湿空間から空気を取り込む吸気口および調湿処理後の空気を調湿空間に排出する排気口を有する筐体と、
空気との間で水分の授受を行う吸湿性液体を供給する吸湿性液体供給部と、
前記吸湿性液体供給部から供給された吸湿性液体に空気を通すために吸湿性液体を一時的に滞留させると共に、空気および吸湿性液体を加熱または冷却する熱交換コイルと、
を備える調湿装置。 - 前記吸湿性液体供給部は、前記吸湿性液体を前記熱交換コイルの上方から供給し、
前記吸気口を通じて取り込んだ空気を前記熱交換コイルの下方から供給する請求項1に記載の調湿装置。 - 前記吸湿性液体供給部から供給され、前記熱交換コイルを通った吸湿性液体を入れる液槽と、
前記液槽内の吸湿性液体を吸い上げて前記吸湿性液体供給部に供給する供給管と、
を備える請求項1または2に記載の調湿装置。 - 前記処理機による湿度調整処理に用いた吸湿性液体を再生する再生機を備え、
前記再生機は、
調湿空間の外部から空気を取り込む吸気口を有する第2の筐体と、
再生すべき吸湿性液体を供給する第2の吸湿性液体供給部と、
前記第2の吸湿性液体供給部から供給された吸湿性液体に空気を通すために吸湿性液体を一時的に滞留させると共に、空気および吸湿性液体を冷却または加熱する第2の熱交換コイルと、
を有する請求項1〜3のいずれかに記載の調湿装置。 - 前記熱交換コイルと前記第2の熱交換コイルとの間で熱を移動するヒートポンプを備える請求項4に記載の調湿装置。
- 前記再生機は、前記第2の熱交換コイルとは別に吸湿性液体を加熱する熱源を備える請求項5に記載の調湿装置。
- 前記熱交換コイルは、前記吸湿性液体供給部から供給される吸湿性液体が触れる面に耐腐食性コーティングがなされている請求項1〜6のいずれかに記載の調湿装置。
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-
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- 2008-06-03 JP JP2008145812A patent/JP2009293831A/ja active Pending
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