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JP2009289810A - 照明装置 - Google Patents

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JP2009289810A JP2008138227A JP2008138227A JP2009289810A JP 2009289810 A JP2009289810 A JP 2009289810A JP 2008138227 A JP2008138227 A JP 2008138227A JP 2008138227 A JP2008138227 A JP 2008138227A JP 2009289810 A JP2009289810 A JP 2009289810A
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Tomohiro Sanpei
友広 三瓶
Masahiro Izumi
昌裕 泉
Kiyoshi Otani
清 大谷
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

【課題】半導体発光素子から放射された光を光の取出し方向に反射する性能の低下を抑制して、光を高い効率で取出せる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、装置基板(素子取付け部材)2、素子部反射層4、半導体発光素子11、ダイボンド材16、導体8、及び封止部材22を具備する。装置基板2はCu製で素子取付け部3を有する。素子部反射層4はバリア層及びカバー層からなる。バリア層を素子取付け部3に積層し、この層で素子取付け部3をなしたCuのカバー層への拡散を抑制する。素子取付け部3をなしたCuの反射率よりも高い反射率を有するAgでカバー層を形成し、この層をバリア層に積層する。発光素子11を、透明なダイボンド材を用いてカバー層にダイボンドする。ボンディングワイヤ17で発光素子11と導体8とを接続する。封止部材22で発光素子11を封止することを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のLED(発光ダイオード)チップ等の半導体発光素子を発光させて照明をする照明装置に関する。
従来、複数の青色LEDチップを発光させて面状光源として用いられる照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1の照明装置は、複数の突台部が突設された銅等の金属製の基板に、各突台部が挿入される複数の貫通孔及びこれに連なる凹所を有した絶縁部材を貼り合わせ、この絶縁部材上に銅の薄膜からなる配線パターンを設けている。突台部と配線パターンの夫々には電気銀メッキが施されている。これとともに、凹所に挿入された各突台部上に透光性接着剤で青色LEDチップをダイボンドし、このLEDチップと配線パターンをボンディングワイヤで直列に接続し、かつ、黄色蛍光体が混入された封止樹脂でLEDチップと配線パターンを封止している。
特開2002−94122号公報(段落0043−0062、段落0123−0146、図1−図3、図21−図24)
LEDの中には、透光性の素子基板の一面に発光層を設け、この発光層と反対側の素子基板の面をプリント基板等に接着して使用されるLEDチップが知られている。この種のLEDチップが前記突台部にダイボンディングされた照明装置では、発光層から放射された光の内で素子基板を通って裏側に放出された光を、突台部表面に被着された銀メッキ層で反射できるので、光の取出し性能を高める上で好ましい。なお、突台部表面が金メッキされている場合は、白色の照明光を得る上では好ましくない。
ところで、突台部上にLEDチップをダイボンディング場合、ダイボンド材を百数十度の温度で加熱硬化する必要がある。
本発明者は、突台部が銅からなり、その表面に被着されたメッキ層が銀である場合に、銀メッキ層が薄いほど、既述の加熱によって銀メッキ層に突台部の銅が拡散する現象を生じ易いことを見出した。この拡散現象は、加熱により引き起こされるため、突台部に被着された銀メッキ層に対してだけではなく、銅製の配線パターンに被着された銀メッキ層についても同様に発生する。
銅が拡散された銀メッキ層は薄い褐色に変色するので、この銀メッキ層に入射された光反射性能が低下する。その結果、照明装置全体としての光の取出し効率が低くなるという問題がある。
本発明の目的は、半導体発光素子から放射された光を光の取出し方向に反射する性能の低下を抑制して、光を高い効率で取出せる照明装置を提供することにある。
請求項1の発明は、素子取付け部を有するCu製の素子取付け部材と;前記素子取付け部に積層されたバリア層、及びこのバリア層に積層されて前記素子取付け部をなしたCuの反射率よりも高い反射率を有したAg製のカバー層を備えてなり、このカバー層への前記素子取付け部をなしたCuの拡散を前記バリア層で抑制する素子部反射層と;透光性の素子基板の一面に半導体発光層を有する半導体発光素子と;前記素子基板の他面を前記素子部反射層のカバー層に接着して前記半導体発光素子を前記素子取付け部にダイボンドした透光性のダイボンド材と;前記半導体発光素子にボンディングワイヤを介して電気的に接続された導体であって、前記素子取付け部材とは別に設けられ或いは前記素子取付け部材を兼ねた前記導体と;前記半導体発光素子を封止して設けた透光性の封止部材と;を具備したことを特徴としている。
請求項1の発明で、Cu(銅)製の素子取付け部材は、Cuの基板であってもよく、或いは絶縁層などの絶縁部材上に所定のパターンで形成された導体で兼ねることもできる。 請求項1の発明で、導体は、電気伝導率が良い金属例えばCu(銅)やAg(銀)等のみで形成できる他、Cu層に少なくとも一層の金属層を積層することができ、例えばNi(ニッケル)メッキ層を介してAu(金)メッキ層を積層した構成では、Au製のボンディングワイヤとの接合性を高めることができる。
請求項1の発明で、素子部反射層が有したバリア層は、Ag製のカバー層への素子取付け部をなしたCuの拡散を抑制する材料例えば金属で形成されるが、この種の金属として例えばNiを好適に用いることができる。請求項1の発明で、バリア層はカバー層よりも厚い方が好ましく、又、カバー層はメッキ例えば無電解メッキにより好適に形成することができる。
請求項1の発明で、素子取付け部に半導体発光素子をダイボンドするダイボンド材(接着剤)の厚みは、接着機能を失わない範囲で10μm以下にすることが望ましい。ダイボンド材には、透光性を有した合成樹脂例えば透明シリコーン樹脂等を用いることができる。
請求項1の発明で、半導体発光素子には、例えば青色発光をする青色LEDチップ、紫外光を発する紫外LEDチップ等を好適に用いることができる他、青色LEDチップ、赤色LEDチップ、緑色LEDチップのうちの少なくとも二種のLEDチップを組み合わせて用いることも可能である。
請求項1の発明で、半導体発光素子等を外気及び湿気から遮断してこの素子の寿命低下を防ぐ透光性の封止部材には、透光性の合成樹脂、例えばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等を用いることができる他、透明な低融点ガラスを用いることもできる。そして、例えば発光源に青色LEDチップを用いて白色発光をする照明装置とする場合には、青色の光で励起されて黄色の光を放射する蛍光体が混ぜられた封止部材を用いればよく、或いは紫外光で励起されて赤色の光を放射する蛍光体、紫外光で励起されて緑色の光を放射する蛍光体、及び紫外光で励起されて黄色の光を放射する蛍光体が夫々混ぜられた封止部材を用いればよい。封止部材は、少なくとも一つの半導体発光素子を収容するリフレクタを用いる場合には、このリフレクタの内部に、液状の状態を呈する未硬化の封止部材を注入して固化することで、リフレクタ内の半導体発光素子を封止することができる。又、リフレクタを用いない場合には、半導体発光素子毎、或いは全ての半導体発光素子にわたって液状の状態を呈する未硬化の封止部材をポッティングして、半導体発光素子を封止することができる。
請求項1の発明の照明装置は、導体及びボンディングワイヤを介して半導体発光素子の半導体発光層に通電することにより、この発光層を発光させ、その光を封止部材に透過させて外部に取出し、その取出し方向の照明を行う。この点灯時、半導体発光層の裏側に放射された光は、透光性の素子基板及びダイボンド材を通って、Cu製の素子取付け部材が有する素子取付け部に積層された素子部反射層のAg製でかつ素子取付け部の反射率よりも高い反射率を有したカバー層に入射して、このカバー層により光の取出し方向に反射される。
ところで、請求項1の発明の照明装置は、その製造過程で、素子取付け部に半導体発光素子をダイボンドするダイボンド材を硬化させるために百数十度の温度で加熱される。この場合、素子部反射層のバリア層がCu製の素子取付け部と素子部反射層のAg製のカバー層との間に介在しているので、このバリア層によって、前記加熱に伴い素子取付け部をなすCuがAg製のカバー層に拡散し、このカバー層が不純化されることを抑制できる。
これにより、Ag製のカバー層は、褐色に変色することがなく、初期の銀色を呈した状態、即ち、素子取付け部の反射率よりも高い反射率を設計通りに維持できる。したがって、Ag製のカバー層での反射特性の低下を抑制でき、言い換えれば、点灯時に、半導体発光層の裏側に放射された光を、高い反射率で光の取出し側に反射させる性能が低下しないようにできる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記バリア層が3μm以上の厚みに形成されたNi製であるとともに、Ag製の前記カバー層の厚みが0.5μm以上1.0μm以下であることを特徴としている。
この請求項2の発明では、カバー層の厚みが0.5μm以上1.0μm以下と薄いにも拘らず、ダイボンディングの際の加熱処理を原因として、Ag製のカバー層が素子取付け部をなすCuによって不純化しこのカバー層の反射性能が低下することを、厚み3μm以上のNi製のバリア層で抑制できる。したがって、点灯時に、半導体発光層の裏側に放射された光を、高い反射効率で光の取出し側に反射させる性能が設計通りに確保される。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記素子取付け部材とは別に設けられた前記導体が、Cu製の導体ベースに導体部反射層を被着してなるとともに、前記導体部反射層が、前記導体ベースに積層された導体バリア層、及びこの導体バリア層に積層されて前記導体ベースをなしたCuの反射率よりも高い反射率を有したAg製の導体カバー層とからなり、前記導体バリア層で前記導体カバー層への前記導体ベースをなしたCuの拡散を抑制するようにしたことを特徴としている。
この請求項3の発明の照明装置は、その製造過程で、素子取付け部に半導体発光素子をダイボンドするダイボンド材を硬化させるために百数十度の温度で加熱される。この場合、導体の導体バリア層がCu製の導体ベースとAg製の導体カバー層との間に介在しているので、この導体バリア層によって、前記加熱に伴い導体ベースをなすCuがAg製の導体カバー層に拡散し、この導体カバー層が不純化されることを抑制できる。
これにより、Ag製の導体カバー層は、褐色に変色することがなく、初期の銀色を呈した状態、即ち、導体ベースの反射率よりも高い反射率を設計通りに維持できる。したがって、Ag製の導体カバー層での反射特性の低下を抑制でき、言い換えれば、点灯時に、点灯時に、半導体発光素子から放射された光の内で直接的又は間接的を導体に入射される光を、高い反射率で光の取出し側に反射させる性能が低下しないようにできる。なお、ここに、導体に直接的に入射する光とは、半導体発光素子に対し光の取出し側と反対側に後退して導体が配置されている場合に、半導体発光素子から側方に出射されて導体に入射する光を指している。又、導体に間接的に入射する光とは、封止部材に蛍光体が混入されている場合、この蛍光体が励起されることにより放射した光の内で、導体に入射する光を指している。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記導体バリア層が3μm以上の厚みに形成されたNi製であるとともに、Ag製の前記導体カバー層の厚みが0.5μm以上1.0μm以下であることを特徴としている。
この請求項4の発明では、導体カバー層の厚みが0.5μm以上1.0μm以下と薄いにも拘らず、ダイボンディングの際の加熱処理を原因として、Ag製の導体カバー層が導体ベースをなすCuによって不純化しこの導体カバー層の反射性能が低下することを、厚み3μm以上のNi製の導体バリア層で抑制できる。したがって、点灯時に、半導体発光素子から直接的又は間接的に導体に入射された光を、高い反射効率で光の取出し側に反射させる性能が設計通りに確保される。
請求項1から4の発明の照明装置によれば、半導体発光素子から放射された光を光の取出し方向に反射するAg製の層がCuにより不純化されないようにしたので、半導体発光素子から放射された光を光の取出し方向に反射する性能の低下が抑制されて、光を高い効率で取出すことができる。
図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号1はLEDパッケージを形成する照明装置を示している。この照明装置1は、パッケージ基板例えば素子取付け部材具体的にはCu製の装置基板2(図2参照)と、素子部反射層4(図2参照)と、絶縁層5(図2参照)と、複数の導体8と、複数の半導体発光素子11と、ボンディングワイヤ17,18と、リフレクタ20と、封止部材22と、を備えて形成されている。
装置基板2は、照明装置1として必要とされる発光面積を得るために所定形状例えば方形状具体的には長方形状をなしている。装置基板2は、これと一体の素子取付け部3を半導体発光素子11と同数有している。素子取付け部3は例えば凸部からなる。これら素子取付け部3は、レーザ光を用いた加工、機械加工等で形成できる他、エッチング処理でも形成できる。素子取付け部3が設けられていない装置基板2の裏面2bは、大気中に放熱するための放熱面、又は他の放熱部材に面接触する伝熱面として用いられる。
素子取付け部3は装置基板2の表面(一面)に突設されている。図2で代表して示すように素子取付け部3の先端面3aは前記一面と平行な平坦面をなしている。素子取付け部3はその先端面3aから装置基板2の前記一面に至るに従い次第に太く形成されている。言い換えれば、素子取付け部3は、その高さ方向と直交する断面積が先端面3aから装置基板2の一面に至るに従い次第に大きくなる円錐台状に形成されている。
素子取付け部3の先端面3aを含む先端部に薄膜からなる素子部反射層4が被着されている。素子部反射層4は、図4に示すようにバリア層4aとカバー層4bとからなる。
バリア層4aは、素子取付け部3をなしたCuがカバー層4bに熱拡散することを抑制するものであって、Niを素子取付け部3の先端部に無電解メッキで積層することにより設けられている。このバリア層4aの厚みAは、3μm以上とすることが好ましく、本実施形態では4μmである。なお、前記無電解メッキとは、イオン化傾向を利用した電位差置換による浸漬メッキを指している。
カバー層4bは、バリア層4a上にAgを無電解メッキで積層することにより設けられている。Ag製のカバー層4bは、素子部反射層4の反射面を形成しており、素子取付け部3をなしたCuの反射率よりも高い反射率、例えば90%以上の光反射率を有している。これとともに、カバー層4bの平均表面粗さは0.25μm以上であり、それにより、カバー層4bがそこに入射した光を主に拡散反射するとともに、直線反射される光量を拡散反射される光量に対して遥かに少なくしている。この表面粗さは、既述の無電解メッキによって得ることができる。カバー層4bの厚みBは、バリア層4aより薄く、例えば0.5μm以上1.0μmである。
素子部反射層4を含めた素子取付け部3の高さIは、図2において半導体発光素子11の上面の高さ位置が導体8の高さ位置以上になることを満たせば、装置基板2の素子取付け部3以外の部位からなる基板主部の厚みより低くても差し支えない。しかし、半導体発光素子11の上面は、基板主部の厚み以上の高さ位置に配置することが好ましく、そのために、本実施形態では前記高さIを絶縁層5及び導体8の合計厚みより高くしてある。
絶縁層5には光反射性能を得るために例えば白色のガラスエポキシ基板が用いられている。絶縁層5の厚みは、最小で6μmあればよく、本実施形態では例えば25μmである。この絶縁層5は、図2及び図3で代表して示すように素子取付け部3が通る逃げ孔6を有している。この逃げ孔6は例えば円形で、その直径は素子取付け部3の最大径をなす根元部の直径より大きい。逃げ孔6は素子取付け部3と同数設けられている。
絶縁層5は装置基板2の表面(一面)に接着剤7(図2参照)を用いて貼り合わせることにより装置基板2に積層されている。接着剤7は、絶縁性であって、絶縁層5と装置基板2との間に例えば5μm以下の膜厚で設けられる。絶縁層5の接着において、絶縁層5の各逃げ孔6は各素子取付け部3に夫々嵌合するので、絶縁層5は装置基板2に素子取付け部3を除いて積層され、それにより、素子取付け部3は逃げ孔6に露出されている。
そして、前記貼り合わせにおいて接着剤7の塗布量が多く余剰を生じた場合、その余剰分7a(図2及び図3参照)の一部は逃げ孔6に流入して固化する。より正確には、素子取付け部3の形状に起因して、この素子取付け部3の周面と逃げ孔6との間に必然的に形成される環状の隙間に、余剰分7aが流入して、そこに溜まって固化される。それにより、絶縁層5は素子取付け部3の周面に対しても接着されるので、積層強度が高められる。しかも、余剰分7aは体積固有抵抗が10−2〜10−15Ω・mの絶縁層として機能するので、後述のように導体8が装着された絶縁層5と素子取付け部3の周面との間の耐電圧を向上できる。なお、接着剤7が乳白色ないしは白色である場合には、半導体発光素子11からその周囲に放射された光を、逃げ孔6に溜められた接着剤7の余剰分7aによって光の取出し方向に反射させて、光の取出し効率を高めるのに寄与できる。
複数の導体8は、各半導体発光素子11への通電要素としてこれら半導体発光素子11を直列に接続するために設けられ、絶縁層5の装置基板2に接着された裏面とは反対側の面に形成されている。これらの導体8は所定のパターンで設けられている。つまり、図1に示すように各導体8は、縦横に整列したパターン、具体的には絶縁層5の長手方向に所定間隔毎に点在して二列形成されている。各列での複数の導体8は例えば4mmピッチで各逃げ孔6と交互に並べられている。これら列の一端側に位置した導体8には電線接続部9(図1参照)が一体に連続して形成されている。これら電線接続部9の夫々には図示しない電源にいたる電線が個別に半田付けされる。
図2及び図3で代表して示すように各導体8は、逃げ孔6の縁には達しておらず、この逃げ孔6の縁から所定距離隔てられている。それにより、導体8の端8eとこれに最も近接している逃げ孔6の縁との間に、白色の絶縁層5の一部が露出されている。この露出面を図3中に符号5aで示す。そのため、露出面5aで、導体8の端8eと素子取付け部3との間に前記環状の隙間の幅より大きい絶縁距離を確保できるとともに、この露出面5aでもそこに入射した光を光の取出し方向に反射できる。
各導体8は、図5に示すように導体ベース8aと、導体バリア層8bと、導体カバー層8cとから形成されている。
導体ベース8aは、Cuからなり、絶縁層5上にエッチング処理等により設けられていて、その厚みCは例えば35μmである。導体バリア層8bは、導体ベース8aをなしたCuが導体カバー層8cに熱拡散することを抑制するものであって、Niを導体ベース8aの表面に無電解メッキで積層することにより設けられている。この導体バリア層8bの厚みDは、3μm以上とすることが好ましく、本実施形態では4μmである。導体カバー層8cは、導体バリア層8b上にAgを無電解メッキで積層することにより設けられている。Ag製の導体カバー層8cは、導体8の反射面を形成しており、導体ベース8aをなしたCuの反射率よりも高い反射率、例えば90%以上の光反射率を有している。導体カバー層8cの厚みEは、導体バリア層8bより薄く、例えば0.5μm以上1.0μm以下である。
各半導体発光素子11は例えば青色LEDチップからなる。このLEDチップは、例えば窒化物半導体を用いてなるダブルワイヤー型であって、図2に示すように透光性を有する素子基板12の一面に半導体発光層13を積層して形成されている。素子基板12は例えばサファイア基板で作られている。半導体発光層13が有した図示しないn形半導体層上にはn側電極14が設けられ、同様に半導体発光層13が有した図示しないp形半導体層上にはp側電極15が設けられている。電極14,15はAu製である。半導体発光層13は、反射膜を有しておらず、したがって、半導体発光素子11の厚み方向の双方に光を放射できるとともに、素子基板12の側面から側方へも光を放射できる。
これらの半導体発光素子11は、素子基板12の前記一面と平行な他面を接着剤例えば透光性のシリコーン樹脂からなるダイボンド材16を用いて各素子取付け部3の素子部反射層4上にダイボンドされている。それによって、各半導体発光素子11は、各導体8と同じく例えば4mmピッチで、これら導体8と交互に配置されている。照明装置1は、その製造過程で素子取付け部3に半導体発光素子11をダイボンドする場合、ダイボンド材16を硬化するために、加熱炉で例えば150℃の温度で1時間の間加熱される。この加熱は、ボンディングワイヤ17及び封止部材22が取付けられる前になされ、したがって、素子部反射層4及び導体8は同時に加熱される。
ダイボンド材16の厚みは0.10mm以下である。ダイボンド材16は半導体発光素子11から素子取付け部3への伝熱の抵抗部材となるが、以上のようにきわめて薄いので、このダイボンド材16での熱抵抗は実質的に無視できる程度である。ダイボンド材16の厚みは、接着性能を失わない範囲でできるだけ薄くすることが望ましい。なお、ダイボンド材16を形成した透明なシリコーン樹脂は、熱等を受けても変色を伴って劣化する可能性が極めて小さいので、半導体発光素子11の直下の素子部反射層4で反射されて取出される光の取出し効率を長期にわたり維持できる。
半導体発光素子11の半導体発光層13と素子取付け部3との間の絶縁耐圧は、ダイボンド材16だけではなく、このダイボンド材16よりもはるかに厚いサファイア製の素子基板12で確保されている。こうした半導体発光素子11を用いることによって、半導体発光層13が導体8表面の導体カバー層8cより高く位置されており、しかも、本実施形態では半導体発光素子11全体が導体8表面の導体カバー層8cより高く位置されている。
更に、本実施形態のように半導体発光素子11全体が絶縁層5の表面よりも高い位置に配置されている好ましい構成では、半導体発光素子11からその周囲に放射される光が、絶縁層5に妨げられることなく、逃げ孔6の周辺に差し込み易い。それにより、半導体発光素子11の周りで光を反射させて光を取出すことができるので、光の取出し効率を高めることができる点で有利である。
なお、本発明は、素子取付け部3に一個の半導体発光素子11を取付けることに制約されることはなく、一つの素子取付け部3に複数個の半導体発光素子11を並べて取付けることも可能である。その場合、同じ色を発する複数個の半導体発光素子11であっても、或いは異なる色を発する複数個の半導体発光素子11であってもよい。異なる色を発する複数個の半導体発光素子11を一つの素子取付け部3に取付ける場合には、赤色、黄色、青色の光を発する3個の半導体発光素子11を並べて取付けることもできる。そして、一つの素子取付け部3に複数個の半導体発光素子11を並べて取付けた構成においては、照明装置1の全光束を向上させることが可能である。
装置基板2の長手方向に交互に配置された導体8と半導体発光素子11の電極14,15とは、ワイヤボンディングにより設けられた金線等のボンディングワイヤ17で接続されている。更に、前記二列の導体列の他端側に位置した導体8同士は、図1に示すようにワイヤボンディングにより設けられた金線等の端部ボンディングワイヤ18で接続されている。従って、本実施形態の場合、各半導体発光素子11は電気的に直列に接続されている。
以上のように素子部反射層4が被着された素子取付け部3を有した装置基板2、光を反射させる導体カバー層8cを有した導体8付きの絶縁層5、半導体発光素子11、ボンディングワイヤ17、及び端部ボンディングワイヤ18によって、照明装置1の面状発光源が形成されている。
リフレクタ20は、一個一個又は数個の半導体発光素子11毎に個別に設けられるものではなく、絶縁層5上の全ての半導体発光素子11を包囲する単一のものであり、枠、例えば図1に示すように長方形をなす枠で形成されている。リフレクタ20は絶縁層5に接着されている。電線接続部9の一部は電線を接続するためにリフレクタ20の外に位置されている。リフレクタ20の内周面は光反射面となっている。そのために、例えばリフレクタ20の成形材料である合成樹脂中には酸化アルミニウム等の白色粉末が混入されている。
封止部材22は、リフレクタ20内に注入して固化されていて、前記面状発光源のリフレクタ20内に位置された殆どの部分を埋めている。この封止部材22は、透光性材料例えば透明シリコーン樹脂からなり、その内部には必要により蛍光体が混入されている。本実施形態では半導体発光素子11が青色発光をするので、この青色の光と補色の関係にある黄色の光を放射する蛍光体(図示しない)が、好ましくは略均一に分散した状態で混入されている。
この組み合わせにより、照明装置1の点灯により半導体発光層13から放出された青色の光の一部が蛍光体に当たることなく封止部材22を通過する一方で、青色の光が当たった蛍光体が、青色の光で励起されて黄色の光を放射し、この黄色の光が封止部材22を通過するので、これら補色関係にある二色の混合によって照明装置1は白色光を得て照明することができる。
以上の構成の照明装置1は、各半導体発光素子11に通電して、これらの半導体発光素子11の半導体発光層13を発光させることにより図2中矢印方向に光を取出して照明を行う。
この照明装置1が備える各半導体発光素子11は全方向に光を放射するが、取分け、半導体発光層13を基準として表方向つまり装置基板2とは反対側の光の取出し方向に放射される光の強度よりも、裏側つまり装置基板2に向けて放射される光の強度の方が強い。
そして、裏方向に放射された光の多くは、透光性の素子基板12及びダイボンド材16を通って90%以上の光反射率を有したAgメッキ層からなる素子部反射層4に入射し、この素子部反射層4で光の取出し方向に反射される。これとともに、半導体発光素子11から側方に放射された光の内で、導体8の表面に直接的に入射した光、及び、封止部材22中の蛍光体が青色の光で励起されることによってこの蛍光体から放射された光の内で、導体8の表面に間接的に入射した光は、導体8で光の取出し方向に反射される。
ところで、素子部反射層4は3μm以上の厚みのNi製のバリア層4aを有し、このバリア層4aは、Cu製の素子取付け部3と素子部反射層4のAg製のカバー層4bとの間に介在している。同様に、導体8は3μm以上の厚みのNi製の導体バリア層8bを有し、この導体バリア層8bは、Cu製の導体ベース8aとAg製の導体カバー層8cとの間に介在している。
そのため、照明装置1の製造において素子取付け部3上に半導体発光素子11をダイボンドする加熱工程で、素子取付け部3をなしたCuがAg製のカバー層4bに拡散し、このカバー層4bが不純化されることを、バリア層4aによって抑制でき、同様に、導体ベース8aをなしたCuがAg製の導体カバー層8cに拡散し、この導体カバー層8cが不純化されることを、導体バリア層8bによって抑制できる。
これにより、素子部反射層4が有したAg製のカバー層4b、及び導体8が有したAg製の導体カバー層8cが、褐色に変色することがなくなり、初期の銀色を呈した状態、即ち、Cu製の素子取付け部3及び導体ベース8aの反射率よりも高い反射率例えば90%以上の反射率を維持できる。
したがって、前記構成の照明装置1によれば、点灯時に、素子部反射層4及び導体8に入射された光を、光の取出し側に反射させる設計通りの反射性能が確保されるので、高い効率で光を取出すことができる。
しかも、バリア層4a及び導体バリア層8bの採用によって、それらの上に形成されるAg製のカバー層4b及び導体カバー層8cの厚みが0.5μm〜1.0μmと薄いにも拘らず、既述のようにAg製のカバー層4b及び導体カバー層8cの反射性能が低下することを抑制できる。更に、点灯時にAgが析出するイオンマイグレーション現象を生じたとしても、Ag製のカバー層4b及び導体カバー層8cが薄いので、言い換えれば、カバー層4b及び導体カバー層8cをなすAgの量が僅少であるので、析出したAgが近くの金属に向かって延び難くなるに伴い、イオンマイグレーションを原因とする短絡の発生を遅らせることができる。そして、無電解メッキにより形成されたAg製のカバー層4b及び導体カバー層8cの厚みは、1.0μmが限界であり、又、カバー層4b,8cを0.5μm未満とすると、これらの透明化が進行して所定の高反射性能を維持できなくなる。
なお、バリア層4a及び導体バリア層8bの厚みが3μm未満であると、以下の点で不利である。3μm未満の厚みのバリア層4a及び導体バリア層8bは、その各部の厚みがばらつき易いので、これらバリア層4a及び導体バリア層8b上にカバー層4b及び導体カバー層8cを無電解メッキにより被着させる際に、酸性の処理液によってバリア層4a及び導体バリア層8bの厚みが薄い部分が溶かされて、この溶かされた部分でカバー層4b及び導体カバー層8cがCuの層に接して形成される現象が起こり易い。これにより、バリア層4a及び導体バリア層8bによるCuの拡散抑制が部分的に欠損した状態となるので、カバー層4b及び導体カバー層8cでの光反射性能が低下する。
しかも、前記現象により、Cu製の素子取付け部3に対するバリア層4aの接着面積及び導体ベース8aに対する導体バリア層8bの接着面積が減るので、それらが接着している境界面での接着強度が低下して、バリア層4a及び導体バリア層8bが剥がれる恐れが高められる。
又、既述のように素子部反射層4のAg製のカバー層4bの表面粗さは、このカバー層4bに入射した光を主に拡散反射するように形成されているので、以下の点で優れている。
このカバー層4bでの光の反射は、光の取出し方向に正反射(直線反射ともいう)される光成分が少なく、光の取出し方向に拡散反射される光成分が多い。これにより、半導体発光素子11の電極14,15の直下に位置した部位からこの部位に対して直角となるように裏側に直進して放出された青色の光の内で、カバー層4bで直線反射されることで、その反射方向に位置した電極14,15により遮光される光量が減るとともに、カバー層4bで拡散反射されることで、電極14,15に遮られることなく光の取出し方向に反射される光量が増加する。即ち、電極14,15による光の損失が抑制されるので、半導体発光素子11から放出されて図2中矢印方向に取出される光の取出し効率が向上されるので、被照射対象を照らす明るさを向上できる。
加えて、前記照明装置1では、半導体発光素子11の裏側方向に放射された光の一部、及び封止部材22内の蛍光体から放射された光の一部は、白色の絶縁層5に入射し、この絶縁層5で光の取出し方向に反射される。加えて、導体8と逃げ孔6との間おいて絶縁層5の露出面5aを設けたので、逃げ孔6の周辺は、その周方向に沿って途切れることなく連続した白色反射面とみなすことができ、そこに入射した光を、光の取出し方向に反射させることができる。したがって、これらの反射においても照明装置1の光の取出し効率を向上できる。
又、Ni製の導体バリア層8bの厚みを3μm以上として既述のように導体カバー層8cへのCuの拡散を抑制したので、ボンディングワイヤ17と導体カバー層8cの接続部にCu存在しておらず、それにより、ボンディングワイヤ17の導体8に対する接続強度を向上できた。このことは、次に実験により確かめることができた。
実験は、導体ベース上に電解メッキによるAgの導体カバー層を2μmの厚みで形成した第1サンプルと、導体ベース上に無電解メッキによるAgの導体カバー層を0.7μmの厚みで形成した第2サンプルと、導体ベース上に無電解メッキによるNi製のバリア層を4μmの厚みで形成し、更にこの上に無電解メッキによるAgの導体カバー層を0.7μmの厚みで形成した第3サンプルを用意し、夫々のサンプルに金の細線からなるボンディングワイヤをワイヤボンディングにより接続した上で、このボンディングワイヤに引張り力を加えて、導体カバー層からボンディングワイヤが剥がれる力(これをワイヤプル強度と称する。)を測定した。その結果、第1サンプルのワイヤプル強度は平均で3.9gであり、第2サンプルのワイヤケーブル強度は平均で4.59gであったのに比較して、第3サンプルのワイヤプル強度は平均で7.6gであった。
又、照明装置1の点灯時に各半導体発光素子11は発熱する。この熱は、実質的に熱抵抗とはならないほど薄いダイボンド材16を通ってから、金属製の薄い素子部反射層4を経て装置基板2の素子取付け部3に円滑に伝えられて、装置基板2の熱はこの装置基板2の裏面2bから外部に放出される。そのため、各半導体発光素子11の温度上昇が効果的に抑制され、各半導体発光素子11の温度を設計通りに維持できるに伴い、各半導体発光素子11の発光効率の低下と、各半導体発光素子11が発する光量のばらつきが抑制され、その結果として、各半導体発光素子11から取出される光の色むらを抑制できる。
図6〜図8を参照して本発明の第2実施形態を説明する。この説明において、第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。第2実施形態は、Cu製の素子取付け部材が装置基板に形成されたものではなく、導体を兼ねている点が第1実施形態とは異なる。
即ち、装置基板2は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属製であって、素子取付け部を有さない平板からなる。図7に示すように装置基板2の一面に絶縁層5が積層されている。絶縁層5は白色系を呈する電気絶縁材である樹脂材料例えばガラスエポキシ樹脂板で作られているが、装置基板2が素子取付け部を有さない関係で、この絶縁層は素子取付け部が通る逃げ孔を有することなく形成されている。
絶縁層5の上に素子取付け部材を兼ねる複数の導体28が、所定のパターン例えば縦横に整列したパターン、具体的には図6に示すように絶縁層5の長手方向に所定間隔毎に点在して二列形成されている。これら導体28は、半導体発光素子11の長辺の長さより数倍長い長辺を有した長方形をなしていて、その長手方向一端部側部位が素子取付け部28a(図7参照)として利用されるとともに、長手方向他端部側部位が導体部28b(図7参照)として利用される。
各導体28は、導体ベース28c上に薄膜からなる素子部反射層29を被着して形成されている。導体ベース28cはCuからなり、絶縁層5上にエッチング処理等により設けられていて、その厚みFは例えば35μmである。素子部反射層29は、図8に示すようにバリア層29aと、カバー層29bとから形成されている。
バリア層29aは、導体28をなしたCuがカバー層29bに熱拡散することを抑制するものであって、Niを導体28の表面に無電解メッキで積層することにより設けられている。このバリア層29aの厚みGは、3μm以上とすることが好ましく、本実施形態では4μmである。
カバー層29bは、バリア層29a上にAgを無電解メッキで積層することにより設けられている。Ag製のカバー層29bは反射面を形成している。カバー層29bは、導体ベース28cをなしたCuの反射率よりも高い反射率、例えば90%以上の光反射率を有している。カバー層29bの厚みHは、バリア層29aより薄く、例えば0.5μm以上1.0μm以下である。
各導体28の素子取付け部28a上にダイボンド材16を用いて半導体発光素子11がダイボンドされている。導体28の導体部28bは、半導体発光素子11に覆われることなく、半導体発光素子11の側方に位置されている。
半導体発光素子11同士を直列に接続するためのボンディングワイヤ17の一端は電極14又は電極15に接続され、他端は導体部28bに接続されている。詳しくは、図7に示すように一方のボンディングワイヤ17は、全体が一個の導体28に投影される状態に配設されていて、その一端が前記一個の導体28に固定された半導体発光素子11の電極14に接続され、他端が前記一個の導体28の導体部28bに接続されている。他方のボンディングワイヤ17は、隣接した二個の導体28にわたる状態に配設されていて、その一端が前記一個の導体28に固定された半導体発光素子11の電極15に接続され、他端が前記一個の導体28に隣接した他の導体28の導体部28bに接続されている。
第2実施形態の照明装置は、以上説明した点以外は第1実施形態の照明装置1と同じである。そのため、第2実施形態においても、半導体発光素子11から放射された光を光の取出し方向に反射する導体28のAg製のカバー層29bと導体ベース28cとの間にNi製のバリア層29aが介在しているので、カバー層29bが導体ベース28cをなしたCuにより不純化されないようにできる。したがって、半導体発光素子11から放射された光を光の取出し方向に反射する性能の低下を抑制して、設計通りの効率で光を取出すことができる。
図9〜図12を参照して本発明の第3実施形態を説明する。この説明において、第2実施形態と同じ構成については、第2実施形態と同じ符号を付してその説明を省略するとともに、必要により第2実施形態を説明した図を参照する。
第3実施形態では、図1に示したように装置基板2及びこの一面に積層された絶縁層5によって、図9及び図10に示すように略八角形状をなした板体が形成され、この板体の周部に取付け溝1aが間隔的例えば90度毎に間隔を置いて設けられている。取付け溝1aの夫々には、照明装置1を被設置部材に固定するねじが通される。又、図9に示すようにリフレクタ20は、前記板体より小さく、かつ、この板体の外周形状と略相似形に形成されていて、絶縁層5上に固定されている。
図10に示すように絶縁層5上に設けられた複数例えば28個の導体28は、略碁盤の目のように縦横に密集した形態に形成されているとともに、一つの補助導体30が絶縁層5上に設けられている。各導体28は素子取付け部材を兼ねている。
更に、絶縁層5上には、導体28群を囲むように配置されたマイナス極パターン31、プラス極パターン32、第1の部品取付け用パターン33、第2の部品取付け用パターン34、及び中継パターン35が設けられているとともに、マイナス極パターン31の一端及びこれに並べられたプラス極パターン32の一端の近傍に位置して第3の部品取付け用パターン36が一対設けられている。
マイナス極パターン31は、図10において右下端に位置された導体28に一体に連続されているとともに、この導体28から遠ざかる方向に延びて第1の取付け用パターン33の近くに配置された延出端31aを有している。プラス極パターン32は、図10において左下端に位置された導体28に一端に連続されているとともに、第2の部品取付け用パターン34の近くに配置された延出端34aを有している。
絶縁層5上には、マイナス極パターン31の一端、これに並べられたプラス極パターン32の一端、及び第3の部品取付け用パターン36にわたって、図示しない点灯回路に電気的に接続される給電用のコネクタ37(図9参照)が実装されている。更に、延出端31aと第1の部品取付け用パターン33とにわたって保護用の回路部品38(図9参照)が実装されているとともに、第1の部品取付け用パターン33と中継パターン35の一端にわたって保護用の回路部品39(図9参照)が実装されている。同様に、延出端34aと第2の部品取付け用パターン34とにわたって保護用の回路部品40(図9参照)が実装されているとともに、第2の部品取付け用パターン34と中継パターン35の他端にわたって保護用の回路部品41(図9参照)が実装されている。コネクタ37及び各回路部品38〜41の夫々は、いずれもリフレクタ20の外側に配設されている。
半導体発光素子11は、図10に示すように各導体28に複数個ずつ例えば3個ずつダイボンディングされている。図12に示すように半導体発光素子11が有したマイナス側の電極14の形状は平面視Dの字状であり、同半導体発光素子11が有したプラス側の電極15の形状は平面視円形状であり、そして、前記3個の半導体発光素子11は、それらの電極14(又は電極15)が一定間隔で配設されるように並べて同じ導体28上に実装されている。なお、これら3個の半導体発光素子11の配設ピッチは例えば1.2mmである。
次に、同じ導体28上に実装された3個の半導体発光素子11と、これらに接続されたボンディングワイヤ17との関係を図12で代表して説明する。
3個の半導体発光素子11のマイナス側の電極14に夫々一端が接続された3本のボンディングワイヤ17は、3個の半導体発光素子11が実装された一個の導体28に投影される状態にあって、これら3本のボンディングワイヤ17の他端は前記一個の導体28に接続されている。3個の半導体発光素子11のプラス側の電極15に夫々一端が接続された3本の他のボンディングワイヤ17は、電極14に接続されたボンディングワイヤ17とは反対方向に延びて設けられていて、同方向に隣接した導体28にわたる長さを有しているとともに、この隣接した導体28に接続されている。
なお、図10中右上部に配設されている二つの導体28に夫々実装された半導体発光素子11のプラス極の電極15に接続された他のボンディングワイヤ17は、前記補助導体30に接続される。それにより、図10中右上部に配設された二つの導体28に夫々実装された半導体発光素子11同士を直列に接続する配線が、補助導体30を経由して折り返された態様となっている。又、こうした配線の折り返しを他の箇所で実現するために、該等位置の導体28の夫々には補助電極相当部28dが一体に延出して設けられている。
以上のようにボンディングワイヤ17が配設されることによって、密集状態に配設されている28個の導体28は直列に接続されているとともに、各導体28に実装された3個の半導体発光素子11は並列に接続されている。したがって、第3実施形態の照明装置1の電気的構成は所謂28直列3並列になっている。
第3実施形態の照明装置は、以上説明した点以外は第2実施形態の照明装置1と同じである。そのため、第3実施形態においても、半導体発光素子11から放射された光を光の取出し方向に反射する導体28のAg製のカバー層29b(図8参照)と導体ベース28c(図8参照)との間にNi製のバリア層29a(図8参照)が介在しているので、カバー層29bが導体ベース28cをなしたCuにより不純化されないようにできる。したがって、半導体発光素子11から放射された光を光の取出し方向に反射する性能の低下を抑制して、設計通りの効率で光を取出すことができる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置を一部切欠いて示す正面図。 図1の照明装置の一部を拡大して示す断面図。 図2に示された部分を封止部材が除かれた状態で示す正面図。 図1の照明装置の素子取付け部とこれに被着された素子部反射層の一部を拡大して示す断面図。 図1の照明装置の絶縁層とこれに装着された導体の一部を拡大して示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る照明装置を一部切欠いて示す正面図。 図6の照明装置の一部を拡大して示す断面図。 図6の照明装置の絶縁層とこれに装着された導体の一部を拡大して示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る照明装置を示す正面図。 図9の照明装置の回路パターンを示す正面図。 図9の照明装置の一部を拡大して示す断面図。 図10の回路パターンの一部の拡大図。
符号の説明
1…照明装置、2…装置基板(素子取付け部材)、3…素子取付け部、4…素子部反射層、4a…バリア層、4b…カバー層、5…絶縁層、8…導体、8a…導体ベース、8b…導体バリア層、8c…導体カバー層、11…半導体発光素子、12…素子基板、13…半導体発光層、14,15…電極、16…ダイボンド材、17…ボンディングワイヤ、22…封止部材、28…導体(素子取付け部材)、28a…素子取付け部、28b…導体部、28c…導体ベース、29…素子部反射層、29a…バリア層、29b…カバー層

Claims (4)

  1. 素子取付け部を有するCu製の素子取付け部材と;
    前記素子取付け部に積層されたバリア層、及びこのバリア層に積層されて前記素子取付け部をなしたCuの反射率よりも高い反射率を有したAg製のカバー層を備えてなり、このカバー層への前記素子取付け部をなしたCuの拡散を前記バリア層で抑制する素子部反射層と;
    透光性の素子基板の一面に半導体発光層を有する半導体発光素子と;
    前記素子基板の他面を前記素子部反射層のカバー層に接着して前記半導体発光素子を前記素子取付け部にダイボンドした透光性のダイボンド材と;
    前記半導体発光素子にボンディングワイヤを介して電気的に接続された導体であって、前記素子取付け部材とは別に設けられ或いは前記素子取付け部材を兼ねた前記導体と;
    前記半導体発光素子を封止して設けた透光性の封止部材と;
    を具備したことを特徴とする照明装置。
  2. 前記バリア層が3μm以上の厚みに形成されたNi製であるとともに、Ag製の前記カバー層の厚みが0.5μm以上1.0μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記素子取付け部材とは別に設けられた前記導体が、Cu製の導体ベースに導体部反射層を被着してなるとともに、前記導体部反射層が、前記導体ベースに積層された導体バリア層、及びこの導体バリア層に積層されて前記導体ベースをなしたCuの反射率よりも高い反射率を有したAg製の導体カバー層とからなり、前記導体バリア層で前記導体カバー層への前記導体ベースをなしたCuの拡散を抑制することを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記導体バリア層が3μm以上の厚みに形成されたNi製であるとともに、Ag製の前記導体カバー層の厚みが0.5μm以上1.0μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
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