JP2009288808A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、転写ユニットによる転写性能を良好に保つ。
【解決手段】感光体ドラム31と、中間転写ベルト230と、二次転写ロール522とを備えた画像形成装置において、画像形成装置本体に対して回動自在に設けられて画像形成装置本体を開閉する扉ユニット70と、この扉ユニット70の内側に設けられ且つ二次転写ロール522を有する二次転写ユニット52とを備え、この二次転写ユニット52は、二次転写ロール522位置よりも上側に回動支点524を有し、かつ、二次転写ロール522と中間転写ベルト230との転写ニップ域にて下から上に向かう記録材の搬送方向に沿うように二次転写ロール522を回転させる。
【選択図】図5
【解決手段】感光体ドラム31と、中間転写ベルト230と、二次転写ロール522とを備えた画像形成装置において、画像形成装置本体に対して回動自在に設けられて画像形成装置本体を開閉する扉ユニット70と、この扉ユニット70の内側に設けられ且つ二次転写ロール522を有する二次転写ユニット52とを備え、この二次転写ユニット52は、二次転写ロール522位置よりも上側に回動支点524を有し、かつ、二次転写ロール522と中間転写ベルト230との転写ニップ域にて下から上に向かう記録材の搬送方向に沿うように二次転写ロール522を回転させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置に係り、特に、画像形成時の動作位置である第1位置と前記位置とは異なる第2位置との間で移動可能な回転体が含まれるサブユニットとしての転写ユニットを備えた画像形成装置の改良に関する。
従来における画像形成装置として、例えば中間転写型の画像形成装置を例に挙げて説明すると、感光体ドラムなどの潜像担持体上に所定の色成分画像(電子写真方式であればトナー像)を形成し、潜像担持体上の色成分画像を中間転写ベルトなどの中間転写体に一次転写した後、二次転写用の転写ユニットにて中間転写体上の色成分画像を記録材に一括(二次)転写するようにしたものが既に提供されている。
この種の転写ユニットとしては、例えばユニットケースに転写ロールを回動自在に支承し、このユニットケースを扉ユニット(装置本体に開閉自在に設けられる)に支持するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、装置本体の扉ユニットの如き部材は、軽量化の観点から低剛性の位置精度の悪いモジュールであることが多く、転写ユニットは前記モジュールに対して位置決めするのではなく、転写ロールは、通常、中間転写体のバックアップロール(対向ロール)に所定のニップ域で接触した状態を画像形成用の動作位置であるセット位置とし、位置決めされるようになっている。
また、画像形成装置の作像工程が4サイクルである態様や、転写ロールの材質によっては長期の接触状態が転写ロールの変形につながる懸念がある場合には、記録材に転写するサイクル以外のサイクルや、電源をオフにした場合に、前記転写ロールをセット位置から離間したリトラクト位置に待機させるという手法が採られることが多い。
この種の転写ユニットとしては、例えばユニットケースに転写ロールを回動自在に支承し、このユニットケースを扉ユニット(装置本体に開閉自在に設けられる)に支持するようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、装置本体の扉ユニットの如き部材は、軽量化の観点から低剛性の位置精度の悪いモジュールであることが多く、転写ユニットは前記モジュールに対して位置決めするのではなく、転写ロールは、通常、中間転写体のバックアップロール(対向ロール)に所定のニップ域で接触した状態を画像形成用の動作位置であるセット位置とし、位置決めされるようになっている。
また、画像形成装置の作像工程が4サイクルである態様や、転写ロールの材質によっては長期の接触状態が転写ロールの変形につながる懸念がある場合には、記録材に転写するサイクル以外のサイクルや、電源をオフにした場合に、前記転写ロールをセット位置から離間したリトラクト位置に待機させるという手法が採られることが多い。
本発明の技術的課題は、開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、転写ユニットによる転写性能を良好に保つことを可能とした画像形成装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、潜像を担持する潜像担持体と、この潜像担持体上の潜像を可視像化した画像が転移担持される中間転写ベルトと、この中間転写ベルトとの間に転写ニップ域を形成した状態で、前記中間転写ベルト上の画像を下から上に向かって搬送される記録材に転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、画像形成装置本体に対して回動自在に設けられて画像形成装置本体を開閉する扉ユニットと、この扉ユニットの内側に設けられ且つ前記転写部材を有する転写ユニットとを備え、前記転写ユニットは、前記転写部材位置よりも上側に回転軸を有し、かつ、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの転写ニップ域にて下から上に向かう記録材の搬送方向に沿うように前記転写部材を回転させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記扉ユニットは、前記転写部材位置よりも下側に回転軸を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記記録材が供給可能に収容される記録材供給カセットと、この記録材供給カセットから前記転写ニップ域へ向かって垂直方向に延びて前記記録材の搬送路となる記録材搬送路とを備えていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記転写ユニットは、前記扉ユニットに対してユニットケースを相対移動自在に且つ前記回転軸にて回動自在に支持し、前記ユニットケースに前記転写部材を回動自在に支持したものであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記扉ユニットは、前記転写部材位置よりも下側に回転軸を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記記録材が供給可能に収容される記録材供給カセットと、この記録材供給カセットから前記転写ニップ域へ向かって垂直方向に延びて前記記録材の搬送路となる記録材搬送路とを備えていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記転写ユニットは、前記扉ユニットに対してユニットケースを相対移動自在に且つ前記回転軸にて回動自在に支持し、前記ユニットケースに前記転写部材を回動自在に支持したものであることを特徴とする画像形成装置である。
ここで、本発明の転写ユニットに適用可能なサブユニットの駆動方式としては例えば以下の態様が挙げられる。
本態様は、図1に示すように、装置本体に対して開閉自在な扉ユニットと、この扉ユニットに設けられ、扉ユニット閉時に装置本体に設けられ、画像形成時の動作位置である第1位置P1と前記位置とは異なる第2位置P2との間で移動可能な回転体2が含まれるサブユニット1と、装置本体に駆動源3mが固定配設されると共に扉ユニットのサブユニット1の回転体2を回転駆動する駆動源3mと、扉ユニット開放時には駆動源3mからの回転駆動力を回転体2に伝達せず、扉ユニット閉時に前記第1位置P1及び第2位置P2でサブユニット1の回転体2に駆動源3mからの回転駆動力を伝達可能な駆動伝達手段3とを備えたことを特徴とするものである。
本態様においては、扉ユニットの開閉動作に支障を与えることなく、扉ユニット閉時に当該扉ユニットに設けられたサブユニット1の回転体2が第1位置P1に到達する前に回転体2を回転駆動させることが可能になり、画像形成開始時でも、サブユニット1の回転体2を事前回転させた状態で画像形成時の動作位置に回転体2を移動設定することができる。
このため、回転体2が画像形成時の動作位置に到達した時点では回転体2は既に安定回転した状態にあるため、回転体2を含むサブユニット1にて直ちに画像形成動作を行うことができ、画像形成時間の短縮化を簡単に実現することができる。
本態様は、図1に示すように、装置本体に対して開閉自在な扉ユニットと、この扉ユニットに設けられ、扉ユニット閉時に装置本体に設けられ、画像形成時の動作位置である第1位置P1と前記位置とは異なる第2位置P2との間で移動可能な回転体2が含まれるサブユニット1と、装置本体に駆動源3mが固定配設されると共に扉ユニットのサブユニット1の回転体2を回転駆動する駆動源3mと、扉ユニット開放時には駆動源3mからの回転駆動力を回転体2に伝達せず、扉ユニット閉時に前記第1位置P1及び第2位置P2でサブユニット1の回転体2に駆動源3mからの回転駆動力を伝達可能な駆動伝達手段3とを備えたことを特徴とするものである。
本態様においては、扉ユニットの開閉動作に支障を与えることなく、扉ユニット閉時に当該扉ユニットに設けられたサブユニット1の回転体2が第1位置P1に到達する前に回転体2を回転駆動させることが可能になり、画像形成開始時でも、サブユニット1の回転体2を事前回転させた状態で画像形成時の動作位置に回転体2を移動設定することができる。
このため、回転体2が画像形成時の動作位置に到達した時点では回転体2は既に安定回転した状態にあるため、回転体2を含むサブユニット1にて直ちに画像形成動作を行うことができ、画像形成時間の短縮化を簡単に実現することができる。
このような技術的手段において、サブユニット1には、画像形成で用いられる転写ユニット(像担持体5に対して接離自在な転写ロールが含まれるユニット)等の各種ユニットを含む。また、回転体2にはロール、ベルトなどを含む。
ここで、第1位置P1と第2位置P2との間で回転体2を移動させるには、通常リトラクト機構4にてサブユニット1を移動させるようにすればよい。
また、第2位置P2とは、通常回転体2が待機するリトラクト位置であるが、このリトラクト位置以外でもよく、例えばセット位置に近接した仮セット位置を第2位置P2として選定しても差し支えない。
ここで、第1位置P1と第2位置P2との間で回転体2を移動させるには、通常リトラクト機構4にてサブユニット1を移動させるようにすればよい。
また、第2位置P2とは、通常回転体2が待機するリトラクト位置であるが、このリトラクト位置以外でもよく、例えばセット位置に近接した仮セット位置を第2位置P2として選定しても差し支えない。
更に、駆動伝達手段3には、通常駆動源3mに駆動連結される駆動伝達部材と、回転体2側に駆動連結されて前記駆動伝達部材に係合する被駆動伝達部材とを備えている。
そして、駆動伝達部材のレイアウトについては駆動源3mに直接若しくは間接的に駆動連結されていればよく、被駆動伝達部材のレイアウトについては、回転体2と同軸に被駆動伝達部材を配置する直接連結方式であってもよいし、あるいは、サブユニット1に、第1位置P1と第2位置P2との間で回転体2が移動せしめられるリトラクト機構4としてのリンク機構を備えている態様にあっては、リンク機構の回転中心に被駆動伝達部材を配置し、この被駆動伝達部材を介して回転体2に駆動伝達する間接連結方式を採用するようにしてもよい。
ここで、直接連結方式を採用した場合には、回転体2が位置決めされた時点で被駆動伝達部材も正確に位置決めされるから、安定駆動が可能になる点で好ましい。
一方、間接連結方式を採用した態様にあっては、第1位置P1と第2位置P2との間での回転体2の移動に対しリンク機構の回転中心位置は変動が少ないため、この回転中心に被駆動伝達部材を配置すれば、各位置P1,P2で回転体2を安定駆動することが可能になる。
そして、駆動伝達部材のレイアウトについては駆動源3mに直接若しくは間接的に駆動連結されていればよく、被駆動伝達部材のレイアウトについては、回転体2と同軸に被駆動伝達部材を配置する直接連結方式であってもよいし、あるいは、サブユニット1に、第1位置P1と第2位置P2との間で回転体2が移動せしめられるリトラクト機構4としてのリンク機構を備えている態様にあっては、リンク機構の回転中心に被駆動伝達部材を配置し、この被駆動伝達部材を介して回転体2に駆動伝達する間接連結方式を採用するようにしてもよい。
ここで、直接連結方式を採用した場合には、回転体2が位置決めされた時点で被駆動伝達部材も正確に位置決めされるから、安定駆動が可能になる点で好ましい。
一方、間接連結方式を採用した態様にあっては、第1位置P1と第2位置P2との間での回転体2の移動に対しリンク機構の回転中心位置は変動が少ないため、この回転中心に被駆動伝達部材を配置すれば、各位置P1,P2で回転体2を安定駆動することが可能になる。
また、駆動伝達部材、被駆動伝達部材としてはギアに限られるものではなく、駆動力を伝達し得るものであれば適宜選定して差し支えないが、確実な駆動伝達性を確保するという観点からすれば、駆動伝達手段3は、駆動源3mに連結される駆動伝達ギアを有し、第1の位置P1で回転体2に駆動連結される被駆動伝達ギアと前記駆動伝達ギアとを正規状態にて噛合させ、第2位置P2で回転体2側の被駆動伝達ギアと前記駆動伝達ギアとの噛合状態を維持させるものであればよい。
すなわち、駆動伝達ギアと被駆動伝達ギアとの噛合状態を第1位置P1で正規位置に設定した場合には、第2位置P2では、被駆動伝達ギアの位置が変化するため、必然的に両ギアの噛合状態が正規位置からずれたものになり得る。
この場合、第2位置P2では、一つの駆動伝達ギアと一つの被駆動伝達ギアとを例に挙げると、両ギアの歯先半径の合計以下にギアの中心間距離を配置するようにすればよい。
更に、回転体2の変形を有効に防止するという観点からすれば、電源オフ時に回転体2を第1位置P1から第2位置P2に移動させる手法を採用することが好ましい。
具体的には、例えば回転体2を第2位置P2にするリトラクト機構4にディレイ回路を設け、電源オフ時にもリトラクト機構を働かせるようにすればよい。
すなわち、駆動伝達ギアと被駆動伝達ギアとの噛合状態を第1位置P1で正規位置に設定した場合には、第2位置P2では、被駆動伝達ギアの位置が変化するため、必然的に両ギアの噛合状態が正規位置からずれたものになり得る。
この場合、第2位置P2では、一つの駆動伝達ギアと一つの被駆動伝達ギアとを例に挙げると、両ギアの歯先半径の合計以下にギアの中心間距離を配置するようにすればよい。
更に、回転体2の変形を有効に防止するという観点からすれば、電源オフ時に回転体2を第1位置P1から第2位置P2に移動させる手法を採用することが好ましい。
具体的には、例えば回転体2を第2位置P2にするリトラクト機構4にディレイ回路を設け、電源オフ時にもリトラクト機構を働かせるようにすればよい。
請求項1に係る発明によれば、開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、転写ユニットによる転写性能を良好に保つことができる。
請求項2に係る発明によれば、開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、扉ユニットの開閉操作を容易に行うことができ、しかも、転写ユニットによる転写性能を良好に保つことができる。
請求項3に係る発明によれば、記録材供給カセットからの記録材を、垂直方向に延びる記録材搬送路を経て転写部材と中間転写ベルトとの転写部位へ正確に導くことができ、その分、転写ユニットによる転写性能を良好に保つことができる。
請求項4に係る発明によれば、開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、扉ユニット閉時の転写ユニットの転写部材と中間転写ベルトとの位置決めを容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、扉ユニットの開閉操作を容易に行うことができ、しかも、転写ユニットによる転写性能を良好に保つことができる。
請求項3に係る発明によれば、記録材供給カセットからの記録材を、垂直方向に延びる記録材搬送路を経て転写部材と中間転写ベルトとの転写部位へ正確に導くことができ、その分、転写ユニットによる転写性能を良好に保つことができる。
請求項4に係る発明によれば、開閉する扉ユニットに転写ユニットを設けた中間転写方式の画像形成装置の態様で、扉ユニット閉時の転写ユニットの転写部材と中間転写ベルトとの位置決めを容易に行うことができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
同図において、タンデム型画像形成装置は、本体ハウジング21内に四つの色(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニット22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト230が含まれるベルトユニット(ベルト搬送装置)23を配設する一方、本体ハウジング21の下方には用紙等の記録材(図示せず)が収容される記録材供給カセット(図示せず)を配設すると共に、この記録材供給カセットからの記録材の搬送路となる記録材搬送路を垂直方向に配置したものである。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
同図において、タンデム型画像形成装置は、本体ハウジング21内に四つの色(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シアン)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニット22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト230が含まれるベルトユニット(ベルト搬送装置)23を配設する一方、本体ハウジング21の下方には用紙等の記録材(図示せず)が収容される記録材供給カセット(図示せず)を配設すると共に、この記録材供給カセットからの記録材の搬送路となる記録材搬送路を垂直方向に配置したものである。
本実施の形態において、各画像形成ユニット22(22a〜22d)は、中間転写ベルト230の循環方向上流側から順に、例えばブラック用、イエロ用、マゼンタ用、シアン用(配列は必ずしもこの順番とは限らない)のトナー像を形成するものであり、各感光体ユニット30と、各現像ユニット33と、共通する一つの露光ユニット40とを備えている。
ここで、感光体ユニット30は、例えば感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を予め帯電する帯電器(本例では帯電ロール)32と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去するクリーナ34とを一体的にカートリッジ化したものである。
また、現像ユニット33は、帯電された感光体ドラム31上に前記露光ユニット40にて露光形成された静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態では例えば負極性)で現像するものである。
一方、露光ユニット40は、ユニットケース内に例えば四つの半導体レーザ(図示せず)、一つのポリゴンミラー(図示せず)、結像レンズ(図示せず)及び各感光体ユニット30に対応するそれぞれミラー(図示せず)を格納し、各色成分毎の半導体レーザからの光をポリゴンミラーで偏向走査し、結像レンズ、ミラーを介して対応する感光体ドラム31上の露光ポイントに光像を導くようにしたものである。
ここで、感光体ユニット30は、例えば感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を予め帯電する帯電器(本例では帯電ロール)32と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去するクリーナ34とを一体的にカートリッジ化したものである。
また、現像ユニット33は、帯電された感光体ドラム31上に前記露光ユニット40にて露光形成された静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態では例えば負極性)で現像するものである。
一方、露光ユニット40は、ユニットケース内に例えば四つの半導体レーザ(図示せず)、一つのポリゴンミラー(図示せず)、結像レンズ(図示せず)及び各感光体ユニット30に対応するそれぞれミラー(図示せず)を格納し、各色成分毎の半導体レーザからの光をポリゴンミラーで偏向走査し、結像レンズ、ミラーを介して対応する感光体ドラム31上の露光ポイントに光像を導くようにしたものである。
また、本実施の形態において、ベルトユニット23は、複数の張架ロール231〜236間に中間転写ベルト230を掛け渡したものであり、各感光体ユニット30の感光体ドラム31に対応した中間転写ベルト230の裏面には一次転写器(本例では一次転写ロール)51が配設され、この一次転写器51にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム31上のトナー像を中間転写ベルト230側に静電的に転写するようになっている。
ここで、中間転写ベルト230はポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたものを用い、その体積抵抗率が106〜1014Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.1mm程度に設定される。
一方、張架ロール231は、中間転写ベルト230の走行方向に直交するラテラル方向の蛇行を制御するために傾動し、かつ、中間転写ベルト230を駆動するステアリング駆動ロールであり、また、張架ロール232,233は各画像形成ユニット22(22a〜22d)に対する中間転写ベルト230の一次転写面を予め決められた位置に面出しする面出しロール(いずれも従動ロール)であり、更に、張架ロール234は中間転写ベルト230の撓みを調整するために図示外の付勢スプリングにて中間転写ベルト230に所定の張力で押し付けられるテンションロールであり、更にまた、張架ロール235は後述する二次転写ユニット52の転写ニップ域への記録材の突入姿勢を規制する記録材姿勢調整ロールであり、また、張架ロール236は後述する二次転写ユニット52のバックアップロールを兼用するロール(従動ロール)である。
ここで、中間転写ベルト230はポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたものを用い、その体積抵抗率が106〜1014Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例えば0.1mm程度に設定される。
一方、張架ロール231は、中間転写ベルト230の走行方向に直交するラテラル方向の蛇行を制御するために傾動し、かつ、中間転写ベルト230を駆動するステアリング駆動ロールであり、また、張架ロール232,233は各画像形成ユニット22(22a〜22d)に対する中間転写ベルト230の一次転写面を予め決められた位置に面出しする面出しロール(いずれも従動ロール)であり、更に、張架ロール234は中間転写ベルト230の撓みを調整するために図示外の付勢スプリングにて中間転写ベルト230に所定の張力で押し付けられるテンションロールであり、更にまた、張架ロール235は後述する二次転写ユニット52の転写ニップ域への記録材の突入姿勢を規制する記録材姿勢調整ロールであり、また、張架ロール236は後述する二次転写ユニット52のバックアップロールを兼用するロール(従動ロール)である。
更に、中間転写ベルト230の最下流画像形成ユニット22dの下流側の張架ロール236に対応した部位には二次転写ユニット52が配設されており、中間転写ベルト230上の一次転写像を記録材に二次転写(一括転写)するようになっている。
本実施の形態では、二次転写ユニット52は、ユニットケース521の開口部に二次転写ロール522を配設し、この二次転写ロールをバックアップロール(本例では張架ロール236を兼用)に対向配置し、例えば二次転写ロール522を接地すると共にバックアップロール(張架ロール236)にはトナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしたものである。
ここで、二次転写ロール522は表面にカーボン分散したウレタンゴムのチューブ、内部はカーボンを分散した発砲ウレタンゴムからなり、さらにロール表面にフッ素コートを施し、その体積抵抗率が103〜1010Ω・cmでロール径が例えばφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば30°(アスカC)に設定される。
そして、バックアップロール236は表面にカーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブを具備し、内部をEPDMのゴムにて形成したものであり、その表面抵抗率が107〜1010Ω/□でロール径が例えばφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば70°(アスカC)に設定される。
特に、本実施の形態では、二次転写ユニット52は、ユニットケース521内に二次転写ロール522面が清掃せしめられる清掃ブラシ523を備えている。
尚、二次転写ユニット52の取付構造及び駆動系については後述する。
本実施の形態では、二次転写ユニット52は、ユニットケース521の開口部に二次転写ロール522を配設し、この二次転写ロールをバックアップロール(本例では張架ロール236を兼用)に対向配置し、例えば二次転写ロール522を接地すると共にバックアップロール(張架ロール236)にはトナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしたものである。
ここで、二次転写ロール522は表面にカーボン分散したウレタンゴムのチューブ、内部はカーボンを分散した発砲ウレタンゴムからなり、さらにロール表面にフッ素コートを施し、その体積抵抗率が103〜1010Ω・cmでロール径が例えばφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば30°(アスカC)に設定される。
そして、バックアップロール236は表面にカーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブを具備し、内部をEPDMのゴムにて形成したものであり、その表面抵抗率が107〜1010Ω/□でロール径が例えばφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば70°(アスカC)に設定される。
特に、本実施の形態では、二次転写ユニット52は、ユニットケース521内に二次転写ロール522面が清掃せしめられる清掃ブラシ523を備えている。
尚、二次転写ユニット52の取付構造及び駆動系については後述する。
更にまた、中間転写ベルト230の最上流画像形成ユニット22aの上流側にはベルトクリーナ53が配設されており、中間転写ベルト230上の残留トナーを除去するようになっている。
また、図示外の記録材供給カセットには記録材をピックアップするフィードロール(図示せず)が設けられ、このフィードロールの直後には記録材を送出するテイクアウェイロールが配設されると共に、記録材搬送路には適宜数の搬送ロール61が配設されると共に、二次転写部位の直前に位置する記録材搬送路には記録材を所定のタイミングで二次転写部位へ供給するレジストレーションロール(レジストロール)62が配設されている。
一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送路には定着装置66が設けられ、この定着装置66の下流側には記録材排出用の排出ロール(図示せず)が設けられており、本体ハウジング21の上部に形成された収容トレイ68に記録材が収容されるようになっている。
また、図示外の記録材供給カセットには記録材をピックアップするフィードロール(図示せず)が設けられ、このフィードロールの直後には記録材を送出するテイクアウェイロールが配設されると共に、記録材搬送路には適宜数の搬送ロール61が配設されると共に、二次転写部位の直前に位置する記録材搬送路には記録材を所定のタイミングで二次転写部位へ供給するレジストレーションロール(レジストロール)62が配設されている。
一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送路には定着装置66が設けられ、この定着装置66の下流側には記録材排出用の排出ロール(図示せず)が設けられており、本体ハウジング21の上部に形成された収容トレイ68に記録材が収容されるようになっている。
次に、二次転写ユニット52の取付構造について説明する。
本実施の形態においては、図2ないし図4に示すように、本体ハウジング21の側方には扉ユニット70が回動支点71を中心として開閉自在に支承されており、この扉ユニット70の内側に二次転写ユニット52がリトラクト機構80を介して取付けられている。
ここで、二次転写ユニット52は、ユニットケース521の両側に回動支点(本例ではピンで構成)524を有し、扉ユニット70のフレーム72に取り付けられたブラケット73(図4中仮想線で示す)に長孔74(図4中仮想線で示す)を形成し、この長孔74に前記回動支点524を係止させることにより回動自在に支承されている。
本実施の形態においては、図2ないし図4に示すように、本体ハウジング21の側方には扉ユニット70が回動支点71を中心として開閉自在に支承されており、この扉ユニット70の内側に二次転写ユニット52がリトラクト機構80を介して取付けられている。
ここで、二次転写ユニット52は、ユニットケース521の両側に回動支点(本例ではピンで構成)524を有し、扉ユニット70のフレーム72に取り付けられたブラケット73(図4中仮想線で示す)に長孔74(図4中仮想線で示す)を形成し、この長孔74に前記回動支点524を係止させることにより回動自在に支承されている。
そして、本実施の形態では、リトラクト機構80は、特に図4及び図5に示すように、図示外の昇降モータにて回転する偏心カム81を設け、この偏心カム81の上方にはスライドレバー82をガイドコロ83(図6参照)にて昇降自在に保持し、スライドレバー82の下端には偏心カム81面に対向する折曲部82aを形成すると共に、この下端折曲部82aの先端を付勢スプリング84にて下方側へ付勢する一方、上記スライドレバー82の上端には水平方向より斜め下方に向かって傾斜する折曲部82bを形成し、この上端折曲部82bと二次転写ユニット52のユニットケース521の回動支点524から離間した部位(本例ではユニットケース521の上部)とを連結ロッド85で連結固定したものである。
一方、ベルトユニット23側には、図2ないし図4に示すように、二次転写ロール522をセット位置に位置決めするための位置決めプレート90(図中仮想線で示す)が配設されており、この位置決めプレート90には二次転写ロール522位置決め用のV字状の位置決め溝91が形成されており、この位置決め溝91のいずれかのエッジ部に二次転写ロール522の支持軸部を当接させながら位置決め溝91の奥(セット位置に相当)に案内移動することで、二次転写ロール522が位置決め溝91に位置決めされるようになっている。
尚、図2ないし図4において、63はレジストロール62の下流側に設けられた搬送シュートで、扉ユニット70を開放したときに一方のレジストロール62と共に一方の搬送シュートを扉ユニット70と共に開放するものであり、また、符号64,65は二次転写部位の下流側に設けられ、定着装置66に向けて記録材を案内搬送する搬送ガイドであり、本例では、扉ユニット70と共に開放されるようになっている。
尚、図2ないし図4において、63はレジストロール62の下流側に設けられた搬送シュートで、扉ユニット70を開放したときに一方のレジストロール62と共に一方の搬送シュートを扉ユニット70と共に開放するものであり、また、符号64,65は二次転写部位の下流側に設けられ、定着装置66に向けて記録材を案内搬送する搬送ガイドであり、本例では、扉ユニット70と共に開放されるようになっている。
また、本実施の形態で用いられる二次転写ユニット52の駆動系100を図6及び図7に示す。
同図において、二次転写ユニット52の駆動系100は、本体ハウジング21(図2参照)に駆動モータ101を固定配置し、この駆動モータ101の駆動軸には駆動伝達ギア102を同軸に固着する一方、前記二次転写ロール522の一端には被駆動伝達ギア103を同軸に固着し、二次転写ロール522がセット位置(図7(a)参照)、あるいは、リトラクト位置(図7(b)参照)に位置しているいずれの状況下でも、駆動伝達ギア102と被駆動伝達ギア103とを噛合させるようにしたものである。
尚、図7(a)(b)において、図2〜図5と同様な構成要素については同様な符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
同図において、二次転写ユニット52の駆動系100は、本体ハウジング21(図2参照)に駆動モータ101を固定配置し、この駆動モータ101の駆動軸には駆動伝達ギア102を同軸に固着する一方、前記二次転写ロール522の一端には被駆動伝達ギア103を同軸に固着し、二次転写ロール522がセット位置(図7(a)参照)、あるいは、リトラクト位置(図7(b)参照)に位置しているいずれの状況下でも、駆動伝達ギア102と被駆動伝達ギア103とを噛合させるようにしたものである。
尚、図7(a)(b)において、図2〜図5と同様な構成要素については同様な符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作像プロセスについて説明する。
各画像形成ユニット22(22a〜22d)は感光体ドラム31上に各色成分画像(トナー像)を形成し、中間転写ベルト230上に各色成分画像を一次転写器51にて順次一次転写する。
一方、図示外からの記録材供給カセットからは記録材が供給され、レジストロール62を経て所定のタイミングで二次転写部位へと搬送される。
そして、中間転写ベルト230上に一次転写された多重転写画像は二次転写部位へと搬送され、二次転写ユニット52にて記録材に一括転写される。
このとき、二次転写ユニット52は、二次転写ロール522位置よりも上側に回動支点524を有し、かつ、二次転写ロール522と中間転写ベルト230との転写ニップ域にて下から上に向かう記録材の搬送方向に沿うように二次転写ロール522を回転させるものであるため、転写ニップ域へ下から上に向かって記録材が突入した時に二次転写ロール522に対し回転負荷が生ずることになるが、この回転負荷は前記回動支点524を中心に二次転写ユニット52を中間転写ベルト230側へ押し付ける方向に作用し、結果的に、二次転写ロール522と中間転写ベルト230との位置関係は保たれる。
この後、記録材は定着装置66を経て一括転写された画像を定着した後、図示外の排出ロールを通じて収容トレイ68へと排出される。
尚、各画像形成ユニット22では、感光体ドラム31上の残留トナーがクリーナ34にて清掃される一方、中間転写ベルト230上の残留トナーはベルトクリーナ53にて清掃される。
各画像形成ユニット22(22a〜22d)は感光体ドラム31上に各色成分画像(トナー像)を形成し、中間転写ベルト230上に各色成分画像を一次転写器51にて順次一次転写する。
一方、図示外からの記録材供給カセットからは記録材が供給され、レジストロール62を経て所定のタイミングで二次転写部位へと搬送される。
そして、中間転写ベルト230上に一次転写された多重転写画像は二次転写部位へと搬送され、二次転写ユニット52にて記録材に一括転写される。
このとき、二次転写ユニット52は、二次転写ロール522位置よりも上側に回動支点524を有し、かつ、二次転写ロール522と中間転写ベルト230との転写ニップ域にて下から上に向かう記録材の搬送方向に沿うように二次転写ロール522を回転させるものであるため、転写ニップ域へ下から上に向かって記録材が突入した時に二次転写ロール522に対し回転負荷が生ずることになるが、この回転負荷は前記回動支点524を中心に二次転写ユニット52を中間転写ベルト230側へ押し付ける方向に作用し、結果的に、二次転写ロール522と中間転写ベルト230との位置関係は保たれる。
この後、記録材は定着装置66を経て一括転写された画像を定着した後、図示外の排出ロールを通じて収容トレイ68へと排出される。
尚、各画像形成ユニット22では、感光体ドラム31上の残留トナーがクリーナ34にて清掃される一方、中間転写ベルト230上の残留トナーはベルトクリーナ53にて清掃される。
このような作像過程において、二次転写ユニット52は、二次転写動作を行う直前に二次転写ロール522をリトラクト位置(図5(b)参照)からセット位置(図5(a)参照)に移動させ、二次転写動作が終了した時点、若しくは、電源オフの時点でセット位置からリトラクト位置へ退避する。
ここで、二次転写ロール522がセット位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81のカム面が最も低位の状態(図5(a)参照)にある。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81のカム面と非接触状態にあり、スライドレバー82は付勢スプリング84にて下方に押し下げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として矢印方向に回動し、ユニットケース521内の二次転写ユニット522がバックアップロール236側へと接近していき、位置決めプレート90の位置決め溝91に係合して位置決めされる。
ここで、二次転写ロール522がセット位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81のカム面が最も低位の状態(図5(a)参照)にある。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81のカム面と非接触状態にあり、スライドレバー82は付勢スプリング84にて下方に押し下げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として矢印方向に回動し、ユニットケース521内の二次転写ユニット522がバックアップロール236側へと接近していき、位置決めプレート90の位置決め溝91に係合して位置決めされる。
一方、二次転写ロール522がリトラクト位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81のカム面が最も高位の状態(図5(b)参照)にある。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81によって押し上げられ、スライドレバー82は付勢スプリング84の付勢力に抗して上方へ押し上げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として回動し、ユニットケース521内の二次転写ロール522がバックアップロール236から離間する方向へ移動していき、セット位置から離間したリトラクト位置に達する。
このとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心カム81によって押し上げられ、スライドレバー82は付勢スプリング84の付勢力に抗して上方へ押し上げられる。
すると、ユニットケース521が回動支点524を中心として回動し、ユニットケース521内の二次転写ロール522がバックアップロール236から離間する方向へ移動していき、セット位置から離間したリトラクト位置に達する。
また、本例において、リトラクト機構80は電源オフ時に働くディレイ回路を具備し、電源オフ時に二次転写ロール522をリトラクト位置に移動させることを可能にしている。
このため、本実施の形態では、電源オフ時にはリトラクト機構80が働いて二次転写ロール522を常時リトラクト位置に設定する。このため、電源オン時には二次転写ユニット52は二次転写ロール522をリトラクト位置に保持した状態から動作を開始する。
このため、本実施の形態では、電源オフ時にはリトラクト機構80が働いて二次転写ロール522を常時リトラクト位置に設定する。このため、電源オン時には二次転写ユニット52は二次転写ロール522をリトラクト位置に保持した状態から動作を開始する。
また、本実施の形態では、二次転写ユニット52の駆動系100は、図7(b)に示すように、二次転写ロール522がリトラクト位置に位置しているときでも、駆動モータ101に駆動連結されている駆動伝達ギア102と被駆動伝達ギア103とが噛合しているため、二次転写ロール522は直ちに駆動回転される。
このため、二次転写ロール522をリトラクト位置(図7(b)参照)からセット位置(図7(a)参照)に移動させる際には、二次転写ロール522を回転させながらセット位置に設定することができる。
それゆえ、二次転写ロール522がセット位置に到達する前から中間転写ベルト230を前もって回転させ、各画像形成ユニット22の作像工程を始めたとしても、二次転写ロール522がセット位置に到達して中間転写ベルト230に当接する瞬間に、中間転写ベルト230に速度変動を生じさせ、画像の位置ずれや中間転写ベルト230のモーションクオリティに悪影響を与えることはない。
このため、二次転写ロール522をリトラクト位置(図7(b)参照)からセット位置(図7(a)参照)に移動させる際には、二次転写ロール522を回転させながらセット位置に設定することができる。
それゆえ、二次転写ロール522がセット位置に到達する前から中間転写ベルト230を前もって回転させ、各画像形成ユニット22の作像工程を始めたとしても、二次転写ロール522がセット位置に到達して中間転写ベルト230に当接する瞬間に、中間転写ベルト230に速度変動を生じさせ、画像の位置ずれや中間転写ベルト230のモーションクオリティに悪影響を与えることはない。
また、本実施の形態では、駆動伝達ギア102の位置は駆動モータ101との位置関係からして一義的に決定されるが、被駆動伝達ギア103の位置は二次転写ロール522の位置変化に伴って移動する。
このため、本実施の形態では、二次転写ロール522がセット位置(図7(a)参照)に位置するとき、駆動伝達ギア102と被駆動伝達ギア103とは正規位置で噛合し、二次転写ロール522に安定した回転駆動が与えられるようになっている。
但し、二次転写ロール522がリトラクト位置(図7(b)参照)に位置する場合には、両ギア102,103の噛合状態は正規位置からずれるが、両ギア102,103の歯先半径の合計以下に両ギア102,103の中心間距離を入るようにすれば、両ギア102,103の噛合状態は維持される。
このため、本実施の形態では、二次転写ロール522がセット位置(図7(a)参照)に位置するとき、駆動伝達ギア102と被駆動伝達ギア103とは正規位置で噛合し、二次転写ロール522に安定した回転駆動が与えられるようになっている。
但し、二次転写ロール522がリトラクト位置(図7(b)参照)に位置する場合には、両ギア102,103の噛合状態は正規位置からずれるが、両ギア102,103の歯先半径の合計以下に両ギア102,103の中心間距離を入るようにすれば、両ギア102,103の噛合状態は維持される。
更に、本実施の形態では、二次転写ユニット52による転写動作中に、記録材のジャムが生じた場合には、図3(a)(b)に示すように、扉ユニット70を開放することでジャム処理を行うことができる。
この場合、二次転写ユニット52は扉ユニット70と共に開放されることになるが、二次転写ユニット52はユニットケース521に二次転写ロール522及び清掃ブラシ523を組み込んだものであるが、リトラクト機構80によって二次転写ユニット52はユニットケースごと移動することになるため、ユニットケース521の開口部は二次転写ロール522に合わせた寸法分だけ確保すればよく、ユニットケース521と二次転写ロール522との間には不必要な隙間は存在しない。
それゆえ、二次転写ユニット52が扉ユニット70と共に回動したとしても、ユニットケース521の開口部からトナークラウドが不必要に吹き出される虞れは全くない。
この場合、二次転写ユニット52は扉ユニット70と共に開放されることになるが、二次転写ユニット52はユニットケース521に二次転写ロール522及び清掃ブラシ523を組み込んだものであるが、リトラクト機構80によって二次転写ユニット52はユニットケースごと移動することになるため、ユニットケース521の開口部は二次転写ロール522に合わせた寸法分だけ確保すればよく、ユニットケース521と二次転写ロール522との間には不必要な隙間は存在しない。
それゆえ、二次転写ユニット52が扉ユニット70と共に回動したとしても、ユニットケース521の開口部からトナークラウドが不必要に吹き出される虞れは全くない。
また、本実施の形態にあっては、二次転写ユニット52の駆動系100は、二次転写ロール522と同軸に被駆動伝達ギア103を固着するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば図8(a)(b)に示すような駆動系100を採用するようにしてもよい。
同図における二次転写ユニット52の駆動系100は、本体ハウジング21(図2参照)に駆動モータ111を固定配置し、この駆動モータ111の駆動軸には駆動伝達ギア112を同軸に固着する一方、前記二次転写ユニット52のユニットケース521の回動支点524に被駆動伝達ギア113を同軸に固着すると共に、二次転写ロール522に同軸に固着された被駆動伝達ギア114に前記被駆動伝達ギア113を噛合させ、二次転写ロール522がセット位置(図8(a)参照)、あるいは、リトラクト位置(図8(b)参照)に位置しているいずれの状況下でも、駆動伝達ギア112と被駆動伝達ギア113とを噛合させるようにしたものである。
同図における二次転写ユニット52の駆動系100は、本体ハウジング21(図2参照)に駆動モータ111を固定配置し、この駆動モータ111の駆動軸には駆動伝達ギア112を同軸に固着する一方、前記二次転写ユニット52のユニットケース521の回動支点524に被駆動伝達ギア113を同軸に固着すると共に、二次転写ロール522に同軸に固着された被駆動伝達ギア114に前記被駆動伝達ギア113を噛合させ、二次転写ロール522がセット位置(図8(a)参照)、あるいは、リトラクト位置(図8(b)参照)に位置しているいずれの状況下でも、駆動伝達ギア112と被駆動伝達ギア113とを噛合させるようにしたものである。
ここで、リトラクト機構80によってユニットケース521が回動支点524を中心として回動するが、この回動支点524は、扉ユニット70のブラケット73の長孔74に拘束された状態で係合するリンク機構になっているため、このリンク機構の回転中心である回動支点524位置の変動は少ない。
このため、本例では、位置変動の少ないユニットケース521の回動支点524に被駆動伝達ギア113を固着し、各位置での駆動伝達ギア112との噛合状態を維持することを可能としたものである。
尚、本例でも、二次転写ロール522がセット位置(図8(a)参照)に位置するとき、駆動伝達ギア112と被駆動伝達ギア113とは正規位置で噛合し、二次転写ロール522に安定した回転駆動が与えられるようになっている。
但し、二次転写ロール522がリトラクト位置(図8(b)参照)に位置する場合には、両ギア112,113の噛合状態は正規位置からずれるが、両ギア112,113の歯先半径の合計以下に両ギア112,113の中心間距離を入れるようにすれば、両ギア112,113の噛合状態は維持される。
このため、本例では、位置変動の少ないユニットケース521の回動支点524に被駆動伝達ギア113を固着し、各位置での駆動伝達ギア112との噛合状態を維持することを可能としたものである。
尚、本例でも、二次転写ロール522がセット位置(図8(a)参照)に位置するとき、駆動伝達ギア112と被駆動伝達ギア113とは正規位置で噛合し、二次転写ロール522に安定した回転駆動が与えられるようになっている。
但し、二次転写ロール522がリトラクト位置(図8(b)参照)に位置する場合には、両ギア112,113の噛合状態は正規位置からずれるが、両ギア112,113の歯先半径の合計以下に両ギア112,113の中心間距離を入れるようにすれば、両ギア112,113の噛合状態は維持される。
1…サブユニット,2…回転体,3…駆動伝達手段,3m…駆動源,4…リトラクト機構,5…像担持体
Claims (4)
- 潜像を担持する潜像担持体と、この潜像担持体上の潜像を可視像化した画像が転移担持される中間転写ベルトと、この中間転写ベルトとの間に転写ニップ域を形成した状態で、前記中間転写ベルト上の画像を下から上に向かって搬送される記録材に転写する転写部材とを備えた画像形成装置において、
画像形成装置本体に対して回動自在に設けられて画像形成装置本体を開閉する扉ユニットと、
この扉ユニットの内側に設けられ且つ前記転写部材を有する転写ユニットとを備え、
前記転写ユニットは、前記転写部材位置よりも上側に回転軸を有し、かつ、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの転写ニップ域にて下から上に向かう記録材の搬送方向に沿うように前記転写部材を回転させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記扉ユニットは、前記転写部材位置よりも下側に回転軸を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記記録材が供給可能に収容される記録材供給カセットと、
この記録材供給カセットから前記転写ニップ域へ向かって垂直方向に延びて前記記録材の搬送路となる記録材搬送路とを備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記転写ユニットは、前記扉ユニットに対してユニットケースを相対移動自在に且つ前記回転軸にて回動自在に支持し、前記ユニットケースに前記転写部材を回動自在に支持したものであることを特徴とする画像形成装置。
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JP2009206350A Pending JP2009288808A (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009288808A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07230224A (ja) * | 1994-02-19 | 1995-08-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH096085A (ja) * | 1995-06-16 | 1997-01-10 | Konica Corp | カラー画像形成装置 |
JPH09114163A (ja) * | 1995-10-18 | 1997-05-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JPH10301462A (ja) * | 1997-05-01 | 1998-11-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2000172048A (ja) * | 1998-12-03 | 2000-06-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2009
- 2009-09-07 JP JP2009206350A patent/JP2009288808A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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