JP2009283610A - Esd保護回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】静電気放電に対する保護機能を備えつつ、負電圧の信号が入力された場合でも半導体装置の動作性能の悪化を防止できるESD保護回路を提供する。
【解決手段】内部回路の入力端と内部電源電圧間に挿入され、静電気放電により発生する内部回路の入力端と内部電源電圧間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路の入力端に印加されると導通する第1の保護素子と、内部回路の入力端と接地電位間に挿入され、静電気放電により発生する内部回路の入力端と接地電位間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路の入力端に印加されると導通する第2の保護素子とを備える。内部回路の入力端に対する負電圧の印加時に、第2の保護素子が導通するときの電圧の絶対値が、第1の保護素子が導通するときの電圧の絶対値よりも小さくなるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】内部回路の入力端と内部電源電圧間に挿入され、静電気放電により発生する内部回路の入力端と内部電源電圧間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路の入力端に印加されると導通する第1の保護素子と、内部回路の入力端と接地電位間に挿入され、静電気放電により発生する内部回路の入力端と接地電位間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路の入力端に印加されると導通する第2の保護素子とを備える。内部回路の入力端に対する負電圧の印加時に、第2の保護素子が導通するときの電圧の絶対値が、第1の保護素子が導通するときの電圧の絶対値よりも小さくなるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)によって半導体装置が破損するのを防止するためのESD保護回路に関する。
MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを含む半導体装置で構成された電子回路では、静電気放電によって電子回路の誤動作や半導体装置の破損を招くことが知られている。半導体装置の静電気破壊モデルとしては、以下の(1)〜(3)がある。
(1)HBM(Human Body Model)
(2)MM(Machine Model)
(3)CDM(Charged Device Model)
半導体装置や電子機器の製造設備では、これらの静電気破壊モデルに基づいて様々なESD保護対策が採られている。また、製造後の半導体装置や電子機器でも静電気放電からの保護を十分に検討する必要がある。HBM、MM、CDMについては、例えば特許文献1に詳細に記載されている。
(1)HBM(Human Body Model)
(2)MM(Machine Model)
(3)CDM(Charged Device Model)
半導体装置や電子機器の製造設備では、これらの静電気破壊モデルに基づいて様々なESD保護対策が採られている。また、製造後の半導体装置や電子機器でも静電気放電からの保護を十分に検討する必要がある。HBM、MM、CDMについては、例えば特許文献1に詳細に記載されている。
ところで、上記(1)〜(3)で示した静電気破壊モデルのうち、CDMは半導体装置の導体部(チップ,ワイヤ,リードフレーム等)が静電気帯電し、その外部端子が機器や治工具に触れたときに放電するモデルである。CDMを想定した静電気破壊対策としては、クランプ回路等のESD保護回路を半導体装置内に設ける構成が一般的である(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−305254号公報
特開2006−100606号公報
近年の半導体装置では、消費電力を低減するために、外部から供給される電源電圧(以下、外部電源電圧と称す)を半導体装置内で降圧して内部電源電圧として使用する手法や、半導体装置内の特定の内部回路に対する電源電圧の供給を、該内部回路の動作が休止している期間で停止する手法が採用されている。
このような、内部回路に外部電源電圧が直接供給されない半導体装置にCDMを想定してESD保護回路を設けると、以下に記載するような問題が発生する。
図5は従来のESD保護回路を備えた半導体装置の構成を示す回路図である。
図5に示すC1は半導体装置が備える内部回路であり、内部回路C1には入力信号Vin及び内部電源電圧Vpが供給される。
内部電源電圧Vpは、半導体装置が備える不図示の降圧回路によって外部電源電圧を降圧した電圧、または内部回路C1に対して電力を供給または停止するための、トランジスタ等から構成された不図示のパワーカット回路から出力される電圧である。
入力信号Vinは、例えば半導体装置が備える不図示の外部端子から入力される。
クランプ回路51は、CDMを想定したESD保護回路であり、N型MOSトランジスタQn5を備えている。N型MOSトランジスタQn5のソース電極は入力信号Vinが供給される節点53と接続され、ドレイン電極は内部電源電圧Vpが供給される節点52と接続されている。N型MOSトランジスタQn5のゲート電極は接地電位VSSが供給される節点に接続されている。
このような構成では、静電気放電によって内部電源電圧Vpと入力信号Vin間に大きな電位差が生じると、N型MOSトランジスタQn5がブレークダウンしてソース・ドレイン電極間が導通し、内部電源電圧Vpと入力信号Vin間に発生した電位差を抑圧する。そのため、MOSトランジスタのゲート酸化膜が絶縁破壊を起こすような大きな電圧が内部回路C1に印加されるのを防止できる。
ところで、半導体装置の入力信号Vinには、通常、High/Lowの2種類の正電圧が使用される。しかしながら、半導体装置が実際に動作するときには入力信号Vinが負電圧になることもあるため、内部回路C1はある程度の負電圧が入力されても正常に動作する必要がある。
図5に示した従来のESD保護回路では、入力信号Vinが負電圧となり、N型MOSトランジスタQn5のゲート電極と節点53間にN型MOSトランジスタQn5のしきい値電圧以上の電位差が生じると、N型MOSトランジスタQn5がオンして節点52の電位(内部電源電圧Vp)が低下する。
一般に、外部電源電圧を生成する電源装置は負荷変動に対する応答性能が高いため、外部電源電圧を内部回路C1に直接供給する構成では、節点52で発生した電圧降下を迅速に補償できる。しかしながら、上述した降圧回路やパワーカット回路等の内部電源回路は、負荷変動に対する応答性能が比較的低いため、節点52で発生した電圧降下を迅速に補償できないことがある。
節点52の電圧降下は、内部電源電圧Vpが供給される他の内部回路にも影響するため、半導体装置全体の動作性能が悪化してしまう。そのため、図5に示した従来のESD保護回路は、降圧回路やパワーカット回路等の内部電源回路を介して内部回路C1に電源電圧を供給する半導体装置に適用できない。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、静電気放電に対する保護機能を備えつつ、負電圧の信号が入力された場合でも半導体装置の動作性能の悪化を防止できるESD保護回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のESD保護回路は、内部回路に内部電源電圧を供給する半導体装置が備える、前記内部回路を静電気放電から保護するためのESD保護回路であって、
前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧が供給される節点間に挿入され、前記静電気放電により発生する前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が前記内部回路の入力端に印加されると導通する第1の保護素子と、
前記内部回路の入力端と接地電位が供給される節点間に挿入され、前記静電気放電により発生する前記内部回路の入力端と前記接地電位間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が前記内部回路の入力端に印加されると導通する第2の保護素子と、
を有し、
前記内部回路の入力端に対する前記負電圧の印加時に、前記第2の保護素子が導通するときの電圧の絶対値が、前記第1の保護素子が導通するときの電圧の絶対値よりも小さい構成である。
前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧が供給される節点間に挿入され、前記静電気放電により発生する前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が前記内部回路の入力端に印加されると導通する第1の保護素子と、
前記内部回路の入力端と接地電位が供給される節点間に挿入され、前記静電気放電により発生する前記内部回路の入力端と前記接地電位間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が前記内部回路の入力端に印加されると導通する第2の保護素子と、
を有し、
前記内部回路の入力端に対する前記負電圧の印加時に、前記第2の保護素子が導通するときの電圧の絶対値が、前記第1の保護素子が導通するときの電圧の絶対値よりも小さい構成である。
本発明によれば、静電気放電に対する保護機能を備えつつ、負電圧の信号が入力された場合でも半導体装置の動作性能の悪化を防止できる。
次に本発明について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態のESD保護回路の構成を示す回路図である。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態のESD保護回路の構成を示す回路図である。
図1に示す半導体装置は、内部回路1として、N型MOSトランジスタQn4及びP型MOSトランジスタQp4から成るインバータを備えた例である。内部回路1の出力端7には別の機能を備えた他の内部回路(不図示)が接続されている。
内部回路1には内部電源電圧VPERI及び接地電位VSSが供給される。
内部電源電圧VPERIは、内部回路1に対して外部電源電圧VEXTを供給または停止するためのパワーカット回路2を介して内部回路1に供給される。
なお、図1ではパワーカット回路2を介して内部電源電圧VPERIが内部回路1に供給される構成例を示しているが、本実施形態のESD保護回路及び後述する第2の実施の形態〜第4の実施の形態で示すESD保護回路は、不図示の降圧回路で生成した降圧電圧を内部回路1に供給する構成にも適用できる。
内部回路1の入力端8には、第1の保護回路3、第2の保護回路5及び外部端子6が接続されている。図1では、第1の保護回路3と第2の保護回路5間に保護抵抗素子4が挿入された構成例を示している。保護抵抗素子4は、第2の保護回路5によるESD保護動作が遅れることで、内部回路1の入力端8に大きな電圧が印加されるのを防止するためのものであり、第1の保護回路3や第2の保護回路5によって、静電気放電により外部端子6から入力される電圧を十分に抑圧できれば無くてもよい。
第1の保護回路3は、内部電源電圧VPERIが供給される節点10にドレイン電極が接続され、内部回路1の入力端8にソース電極が接続されたN型MOSトランジスタQn2と、内部回路1の入力端8にドレイン電極が接続され、接地電位VSSが供給される節点にソース電極が接続されたN型MOSトランジスタQn3とを備えている。N型MOSトランジスタQn2及びQn3のゲート電極はそれぞれ接地電位VSSが供給される節点に接続されている。
第2の保護回路5は、外部電源電圧VEXTが供給される節点にソース電極が接続され、外部端子6へ繋がる節点9にドレイン電極が接続されたP型MOSトランジスタQp1と、節点9にドレイン電極が接続され、接地電位VSSが供給される節点にソース電極が接続されたN型MOSトランジスタQn1とを備えている。N型MOSトランジスタQn1のゲート電極には接地電位VSSが供給され、P型MOSトランジスタQp1のゲート電極には外部電源電圧VEXTが供給される。
本実施形態のESD保護回路では、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と内部電源電圧VPERI間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端8に印加されると導通する第1の保護素子となる。また、第2の保護回路5が備えるN型MOSトランジスタQn1が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と接地電位VSS間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端に印加されると導通する第2の保護素子となる。
本実施形態のESD保護回路は、第2の保護回路5が備えるN型MOSトランジスタQn1(第2の保護素子)のしきい値電圧をVTn1とし、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)のしきい値電圧をVTn2としたとき、VTn1をVTn2よりも小さな値に設定する。
すなわち、内部回路1の入力端8に対する負電圧の印加時に、N型MOSトランジスタQn1(第2の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値が、N型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値よりも小さくなるように設定する。
N型MOSトランジスタQn1、Qn2のしきい値電圧は、それぞれのチャネル領域の不純物濃度によって調整できる。
半導体装置が備える所定のMOSトランジスタのしきい値電圧を調整する場合は、周知のフォトリソグラフィ法によりチャネル領域に開口を有するフォトレジスト膜から成るマスクパターンを形成し、周知のイオン注入法により照射量を調整しつつリン等のN型不純物やボロン等のP型不純物を注入すればよい。
また、しきい値電圧が異なる複数のMOSトランジスタを組み合わせて半導体チップ上に回路を形成する場合は、それらのMOSトランジスタのしきい値電圧の調整に使用するマスクパターンやイオン注入工程を適宜組み合わせることで、各MOSトランジスタのしきい値電圧を調整できる。
次に本実施形態のESD保護回路の動作について説明する。
図1に示す第1の保護回路3は、内部回路1に対するCDMを想定したESD保護回路として機能する。CDMでは、内部回路1の各節点に蓄積される電荷のうち、入力端8に蓄積された電荷が外部端子6を介して放電される。
一方、内部電源電圧VPERIが供給される節点10は容量が大きいため、蓄積された電荷の放電に時間を要する。そのため、節点10と入力端8間に大きな電位差が生じると、N型MOSトランジスタQn2がブレークダウンして節点10と入力端8間が導通する。これにより、内部回路1の入力端8にゲート酸化膜の絶縁耐圧以上の電圧が印加されるのが抑制され、P型MOSトランジスタQp4の破損(ゲート酸化膜の破損)が防止される。
同様に、接地電位VSSと入力端8間に大きな電位差が生じると、N型MOSトランジスタQn3がブレークダウンして接地電位VSSと入力端8間が導通する。これにより、内部回路1の入力端8にゲート酸化膜の絶縁耐圧以上の電圧が印加されるのが抑制され、N型MOSトランジスタQn4の破損(ゲート酸化膜の破損)が防止される。
さらに、外部端子6に対して静電気放電が起きると、第2の保護回路5が備えるP型MOSトランジスタQp1及びN型MOSトランジスタQn1が導通して外部端子6に入力された電荷が外部電源電圧VEXTまたは接地電位VSSへ放電されるため、内部回路1の入力端8にゲート酸化膜の絶縁耐圧以上の電圧が印加されるのが抑制され、内部回路1のP型MOSトランジスタQp4やN型MOSトランジスタQn4の破損が防止される。
次に、外部端子6に入力される入力信号Vinが負電圧になったときの本実施形態のESD保護回路の動作について説明する。
以下では、N型MOSトランジスタQn1のしきい値電圧VTn1が0.3Vに設定され、N型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧VTn2が0.7Vに設定されている場合を例にして説明する。
例えば、入力信号Vinが−0.5Vになったとき、第2の保護回路5が備えるN型MOSトランジスタQn1のゲート・ソース電極間にはしきい値電圧VTn1以上の電圧が印加されるため、N型MOSトランジスタQn1がオンして節点9と接地電位VSS間が導通する。一方、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2のゲート・ソース電極間には、節点9と接地電位VSS間が導通することで、しきい値電圧VTn2以下の電圧が印加されるため、N型MOSトランジスタQn2はオフ状態を維持する。したがって、N型MOSトランジスタQn2が導通することによる、内部回路1の節点10の電圧降下が抑制される。
なお、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧VTn2は、入力信号Vinとして許容できる負電圧の絶対値以上に設定しておくことが望ましい。しかしながら、入力信号Vinがしきい値電圧VTn2以下の負電圧(例えば、−0.7V)になっても、本実施形態では、N型MOSトランジスタQn2よりも先にN型MOSトランジスタQn1がオンして節点9と接地電位VSS間を導通させ、節点9の電位を接地電位VSSまで上昇させるため、N型MOSトランジスタQn2が仮にオンしても僅かな時間で済む。したがって、内部回路1の節点10の電圧降下は最小限に抑制される。
次に、本実施形態の効果をより大きくするために付加できる要素について説明する。
まず、N型MOSトランジスタQn1のしきい値電圧VTn1とN型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧VTn2とは、差が大きいほど節点10の電圧降下の抑制効果が大きくなる。
また、N型MOSトランジスタQn1とN型MOSトランジスタQn2のゲート幅に差を設け、N型MOSトランジスタQn1のオン時の電流能力をN型MOSトランジスタQn2のオン時の電流能力よりも大きくしても本実施形態の効果を大きくできる。具体的には、N型MOSトランジスタQn1のゲート幅(チャネル幅)を300〜500μm程度とし、N型MOSトランジスタQn2のゲート幅を5〜20μm程度とすればよい。
第2の保護回路5が備えるN型MOSトランジスタQn1は、静電気放電によって外部端子6から入力される電荷を放電するのに十分な電流能力を必要とする。そのため、N型MOSトランジスタQn1は、大きなゲート幅を備えていることが望ましい。一方、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタトランジスタQn2は、内部回路1の節点に蓄積された電荷を放電できればよいため、ゲート幅が小さく、電流能力が比較的小さくてもESD保護素子として十分に機能する。
なお、N型MOSトランジスタQn1及びQn2のしきい値電圧は、上述したチャネル領域の不純物濃度を制御する方法以外でも異なる値に設定できる。
例えば、ゲート酸化膜の厚さを異なる値に設定しても、N型MOSトランジスタQn1とN型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧を異なる値に設定できる。具体的には、N型MOSトランジスタQn1のゲート酸化膜の厚さを3.0nmとし、N型MOSトランジスタQn2のゲート酸化膜の厚さを6.0nmとすれば、N型MOSトランジスタQn1のしきい値電圧をN型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧よりも小さく設定できる。但し、ゲート酸化膜の厚さでしきい値電圧を制御する方法は、N型MOSトランジスタQn2のブレークダウン電圧も大きくなるため、ESD保護素子として動作する電圧が大きくなってしまう。したがって、第1の保護回路3に要求される保護性能に応じてゲート酸化膜の厚さを最適に設定する必要がある。
また、N型MOSトランジスタQn1及びQn2のしきい値電圧は、それぞれのゲート長(チャネル長)を変えることでも制御できる。
これらN型MOSトランジスタのしきい値電圧を制御するための各種のパラメータは、単独で調整してもよく、複数のパラメータを組み合わせて調整してもよく、所望の性能に応じて調整するパラメータを選択すればよい。
本実施形態のESD保護回路によれば、第1の保護回路3及び第2の保護回路5により内部回路1の入力端8に対する静電気放電から保護しつつ、内部回路1の入力端8に負電圧の信号が入力されても、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2よりも第2の保護回路5が備えるN型MOSトランジスタQn1が先に導通して、内部電源電圧VPERIが供給されたN型MOSトランジスタQn2が導通するのを抑制するため、N型MOSトランジスタQn2が導通することによる、内部電源電圧VPERIの低下が防止される。
したがって、静電気放電に対する保護機能を備えつつ、負電圧の信号が入力された場合でも半導体装置の動作性能の悪化を防止できる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態のESD保護回路について図面を用いて説明する。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態のESD保護回路について図面を用いて説明する。
図2は第2の実施の形態のESD保護回路の構成を示す回路図である。
第2の実施の形態のESD保護回路は、第2の保護回路15の構成が第1の実施の形態と異なっている。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。図2では第1の実施の形態で示した構成要素と同じ構成要素については同一の符号を付与している。
図2に示すように、第2の実施の形態の第2の保護回路15は、外部電源電圧VEXTが供給される節点にカソード電極が接続され、外部端子6へ繋がる節点9にアノード電極が接続されたダイオードD1と、節点9にカソード電極が接続され、接地電位VSSが供給される節点にアノード電極が接続されたダイオードD2とを備えている。
ダイオードD1、D2は、PN接合を備えた半導体装置によって形成される。具体的には、ダイオードD1は、N型ウエル内に設けられたP型不純物領域が節点9に接続され、N型ウエルに外部電源電圧VEXTが供給される構成である。また、ダイオードD2は、P型半導体基板またはP型ウエル内に設けられたN型不純物領域が節点9に接続され、P型半導体基板(またはP型ウエル)が接地電位VSSに接続される構成である。
このような構成では、静電気放電により、外部端子6と外部電源電圧VEXTまたは外部端子6と接地電位VSS間に、ダイオードD1、D2のビルトイン電圧または逆方向耐圧以上の電位差が発生すると、ダイオードD1、D2が導通して、外部端子6に入力された電荷が外部電源電圧VEXTまたは接地電位VSSへ放電される。そのため、内部回路1の入力端8にゲート酸化膜の絶縁耐圧以上の電圧が印加されるのが抑制され、P型MOSトランジスタQp4やN型MOSトランジスタQn4の破損が防止される。
本実施形態のESD保護回路では、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と内部電源電圧VPERI間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端8に印加されると導通する第1の保護素子となる。また、第2の保護回路15が備えるダイオードD2が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と接地電位VSS間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端に印加されると導通する第2の保護素子となる。
本実施形態のESD保護回路では、第2の保護回路15が備えるダイオードD2(第2の保護素子)のビルトイン電圧(例えば0.4V)を、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)のしきい値電圧VTn2(例えば0.7Vに)よりも小さな値に設定する。
すなわち、内部回路1の入力端8に対する負電圧の印加時に、ダイオードD2(第2の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値が、N型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値よりも小さくなるように設定する。
これにより、入力信号Vinが負電圧(例えば−0.5V)となっても、N型MOSトランジスタQn2よりもダイオードD2が先に導通して節点9の電位を(接地電位VSS−ダイオードD2のビルトイン電圧)まで上昇させる。したがって、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2はオフ状態を維持するため、N型MOSトランジスタQn2が導通することによる、内部回路1の節点10の電圧降下が抑制される。
本実施形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧VTn2は、入力信号Vinとして許容できる負電圧の絶対値以上に設定しておくことが望ましい。しかしながら、入力信号Vinがしきい値電圧VTn2以下の負電圧(例えば、−0.7V)になっても、本実施形態では、N型MOSトランジスタQn2よりも先にダイオードD2が導通状態になって節点9の電位を(接地電位VSS−ダイオードD2のビルトイン電圧)まで上昇させるため、N型MOSトランジスタQn2が仮にオンしても僅かな時間で済む。したがって、内部回路1の節点10の電圧降下は最小限に抑制される。
なお、ダイオードD2のビルトイン電圧は、PN接合部の不純物濃度で決まるため、製造工程数を増やすことなく微調整するのは困難である。したがって、本実施形態では、N型MOSトランジスタQn2のしきい値電圧VTn2を調整することで、ダイオードD2のビルトイン電圧よりも大きいしきい値電圧VTn2を得るのが好ましい。
本実施形態のESD保護回路によれば、第1の保護回路3及び第2の保護回路5により内部回路1の入力端8に対する静電気放電から保護しつつ、内部回路1の入力端8に負電圧の信号が入力されても、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2よりも先に第2の保護回路5が備えるダイオードD2が導通して、内部電源電圧VPERIが供給されるN型MOSトランジスタQn2が導通するのを抑制するため、N型MOSトランジスタQn2が導通することによる、内部電源電圧VPERIの低下が防止される。
したがって、第1の実施の形態と同様に静電気放電に対する保護機能を備えつつ、負電圧の信号が入力された場合でも半導体装置の動作性能の悪化を防止できる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態のESD保護回路について図面を用いて説明する。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態のESD保護回路について図面を用いて説明する。
図3は第3の実施の形態のESD保護回路の構成を示す回路図である。
第3の実施の形態のESD保護回路は、第2の保護回路25の構成が第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異なっている。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。なお、図3では第1の実施の形態で示した構成要素と同じ構成要素については同一の符号を付与している。
図3に示すように、第3の実施の形態の第2の保護回路25は、第1の実施の形態と同様に、外部電源電圧VEXTが供給される節点にソース電極が接続され、外部端子6へ繋がる節点9にドレイン電極が接続されたP型MOSトランジスタQp1と、節点9にドレイン電極が接続され、接地電位VSSが供給される節点にソース電極が接続されたN型MOSトランジスタQn1とを備えている。
第3の実施の形態の第2の保護回路25は、N型MOSトランジスタQn1のゲート電極及びP型MOSトランジスタQp1のゲート電極にそれぞれ不図示の制御回路が接続され、外部端子6から信号を出力する際の出力トランジスタとしても動作する。
本実施形態のESD保護回路では、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と内部電源電圧VPERI間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端8に印加されると導通する第1の保護素子となる。また、第2の保護回路25が備えるN型MOSトランジスタQn1が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と接地電位VSS間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端に印加されると導通する第2の保護素子となる。
本実施形態のESD保護回路では、第2の保護回路25が備えるN型MOSトランジスタQn1(第2の保護素子)のしきい値電圧をVTn1とし、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)のしきい値電圧をVTn2としたとき、VTn1をVTn2よりも小さな値に設定する。
すなわち、内部回路1の入力端8に対する負電圧の印加時に、N型MOSトランジスタQn1(第2の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値が、N型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値よりも小さくなるように設定する。
このような構成では、第2の保護回路25が、外部端子6から信号を出力する際の出力トランジスタとして動作すると共に、第1の実施の形態と同様に静電気放電に対するESD保護素子としても機能する。すなわち、外部端子6に対して外部から静電気放電が起きると、第2の保護回路25が備えるP型MOSトランジスタQp1及びN型MOSトランジスタQn1が導通して外部端子6に入力された電荷が外部電源電圧VEXT及び接地電位VSSへ放電される。そのため、内部回路1の入力端8にゲート酸化膜の絶縁耐圧以上の電圧が印加されるのが抑制され、内部回路1のP型MOSトランジスタQp4やN型MOSトランジスタQn4の破損が防止される。
また、入力信号Vinが負電圧となった場合も、N型MOSトランジスタQn2よりも第2の保護回路25が備えるN型MOSトランジスタQn1が先に導通して節点9の電位を接地電位VSSまで上昇させる。したがって、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2はオフ状態を維持するため、N型MOSトランジスタQn2が導通することによる、内部回路1の節点10の電圧降下が抑制される。
本実施形態のESD保護回路は、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、第2の保護回路25が外部端子6から信号を出力する際の出力トランジスタとしても動作する。したがって、本実施形態のESD保護回路は、例えば半導体記憶装置が備えるデータやアドレスの入出力端子部にも適用できる。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態のESD保護回路について図面を用いて説明する。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態のESD保護回路について図面を用いて説明する。
図4は第4の実施の形態のESD保護回路の構成を示す回路図である。
第4の実施の形態のESD保護回路は、第2の保護回路35の構成が第1の実施の形態〜第3の実施の形態と異なっている。
さらに、第4の実施の形態のESD保護回路では、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn3(第2の保護素子)のしきい値電圧VTn3を、N型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)のしきい値電圧VTn2よりも小さな値に設定する。すなわち、内部回路1の入力端8に対する負電圧の印加時に、N型MOSトランジスタQn3(第2の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値が、N型MOSトランジスタQn2(第1の保護素子)が導通するときの電圧の絶対値よりも小さくなるように設定する。
すなわち、本実施形態のESD保護回路では、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn2が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と内部電源電圧VPERI間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端8に印加されると導通する第1の保護素子となる。また、第1の保護回路3が備えるN型MOSトランジスタQn3が、静電気放電により発生する内部回路1の入力端8と接地電位VSS間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が内部回路1の入力端に印加されると導通する第2の保護素子となる。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。なお、図4では第1の実施の形態で示した構成要素と同じ構成要素については同一の符号を付与している。
図4に示すように、第4の実施の形態の第2の保護回路35は、外部電源電圧VEXTが供給される節点と節点9間に接続される第1のクランプ素子11と、節点9と接地電位VSSが供給される節点間に接続される第2のクランプ素子12とを備えている。第1のクランプ素子11及び第2のクランプ素子12の回路構成や電気的特性は特に限定されるものではなく、外部端子6に対する静電気放電から保護できればどのようなESD保護素子を用いてもよい。例えば、第1のクランプ素子11及び第2のクランプ素子12には、図5に示したMOSトランジスタによる回路やダイオードを用いてもよい。
本実施形態のESD保護回路では、入力信号Vinが負電圧となったとき、上記しきい値電圧VTn2及びVTn3の関係から、N型MOSトランジスタQn2よりも先にN型MOSトランジスタQn3が導通状態となり、内部回路1の入力端8の電位を接地電位VSSまで上昇させる。そのため、N型MOSトランジスタQn2はオフ状態を維持するため、N型MOSトランジスタQn2が導通することによる、内部回路1の節点10の電圧降下が抑制される。
すなわち、本実施形態のESD保護回路では、第2の保護回路35が無くても、第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様に静電気放電に対する保護機能を備えつつ、負電圧の信号が入力された場合でも半導体装置の動作性能の悪化を防止できる。したがって、第1の実施の形態〜第3の実施の形態で示したESD保護回路よりも部品点数を低減できるため、回路面積や消費電力を低減できる。
なお、本実施形態のESD保護回路では、上述したように第2の保護回路が無くても本発明の効果が得られるが、第2の保護回路を用いる場合は、上述した第1の実施の形態〜第3の実施の形態で示した構成と組み合わせてもよい。
1 内部回路
2 パワーカット回路
3 第1の保護回路
4 保護抵抗素子
5、15、25、35 第2の保護回路
6 外部端子
7 出力端
8 入力端
9、10 節点
11、12 クランプ素子
D1、D2 ダイオード
Qn1〜Qn4 N型MOSトランジスタ
Qp1、Qp4 P型MOSトランジスタ
2 パワーカット回路
3 第1の保護回路
4 保護抵抗素子
5、15、25、35 第2の保護回路
6 外部端子
7 出力端
8 入力端
9、10 節点
11、12 クランプ素子
D1、D2 ダイオード
Qn1〜Qn4 N型MOSトランジスタ
Qp1、Qp4 P型MOSトランジスタ
Claims (7)
- 内部回路に内部電源電圧を供給する半導体装置が備える、前記内部回路を静電気放電から保護するためのESD保護回路であって、
前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧が供給される節点間に挿入され、前記静電気放電により発生する前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が前記内部回路の入力端に印加されると導通する第1の保護素子と、
前記内部回路の入力端と接地電位が供給される節点間に挿入され、前記静電気放電により発生する前記内部回路の入力端と前記接地電位間の電位差を抑圧すると共に、所定の負電圧が前記内部回路の入力端に印加されると導通する第2の保護素子と、
を有し、
前記内部回路の入力端に対する前記負電圧の印加時に、前記第2の保護素子が導通するときの電圧の絶対値が、前記第1の保護素子が導通するときの電圧の絶対値よりも小さいESD保護回路。 - 前記第1の保護素子は、第1のN型MOSトランジスタであり、
前記第2の保護素子は、第2のN型MOSトランジスタであり、
前記第2のN型MOSトランジスタのしきい値電圧が前記第1のN型MOSトランジスタのしきい値電圧よりも小さい請求項1記載のESD保護回路。 - 前記第1のN型MOSトランジスタは、ソース・ドレイン電極が前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧が供給される節点間に接続され、ゲート電極が接地電位が供給される節点に接続され、
前記第2のN型MOSトランジスタは、ソース・ドレイン電極が前記内部回路の入力端と前記接地電位が供給される節点間に接続され、ゲート電極が接地電位が供給される節点に接続されている、請求項2記載のESD保護回路。 - 前記第1のN型MOSトランジスタは、ソース・ドレイン電極が前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧が供給される節点間に接続され、ゲート電極が接地電位が供給される節点に接続され、
前記第2のN型MOSトランジスタは、ソース・ドレイン電極が前記内部回路の入力端と前記接地電位が供給される節点間に接続され、ゲート電極に制御信号を入力することで外部に信号を出力する出力トランジスタである、請求項2記載のESD保護回路。 - 前記第2のN型MOSトランジスタのゲート幅が前記第1のN型MOSトランジスタのゲート幅よりも大きい、請求項2から4のいずれか1項記載のESD保護回路。
- 前記第1の保護素子は、
ソース・ドレイン電極が前記内部回路の入力端と前記内部電源電圧が供給される節点間に接続され、ゲート電極が接地電位が供給される節点に接続された第1のN型MOSトランジスタであり、
前記第2の保護素子は、
カソード電極が前記内部回路の入力端に接続され、アノード電極が前記接地電位が供給される節点に接続されたダイオードであり、
前記ダイオードのビルトイン電圧が前記第1のN型MOSトランジスタのしきい値電圧よりも小さい請求項1記載のESD保護回路。 - 前記内部電源電圧は、
外部電源から供給される電圧を降圧した電圧、または前記内部回路に対して電力を供給または停止するためのパワーカット回路から出力される電圧である請求項1から6のいずれか1項記載のESD保護回路。
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