JP2009271355A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009271355A JP2009271355A JP2008122213A JP2008122213A JP2009271355A JP 2009271355 A JP2009271355 A JP 2009271355A JP 2008122213 A JP2008122213 A JP 2008122213A JP 2008122213 A JP2008122213 A JP 2008122213A JP 2009271355 A JP2009271355 A JP 2009271355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sub
- main scanning
- scanning direction
- lens
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 119
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims abstract description 39
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 26
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 15
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 9
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 5
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 abstract description 14
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 15
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 12
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 6
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Lenses (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】 高性能で、かつ環境温度特性に優れた光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を得ること。
【解決手段】 光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、偏向手段により偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第2の光学系とを有し、第2の光学系は主走査方向と副走査方向に正のパワーを有する硝子製の結像光学素子と、プラスチック製の結像光学素子とを有し、プラスチック製の結像光学素子の少なくとも1面の副走査断面内の曲率半径が、結像光学素子の主走査方向に亙って連続的に変化しており、第2の光学系の主走査、副走査断面内のパワーをφM、φS、プラスチック製の結像光学素子の主走査、副走査断面内のパワーの絶対値を|φMP|、|φSP|、とするとき、|φMP|<0.25φM、|φSP|<0.15φSなる条件を満足すること。
【選択図】 図1
【解決手段】 光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、偏向手段により偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第2の光学系とを有し、第2の光学系は主走査方向と副走査方向に正のパワーを有する硝子製の結像光学素子と、プラスチック製の結像光学素子とを有し、プラスチック製の結像光学素子の少なくとも1面の副走査断面内の曲率半径が、結像光学素子の主走査方向に亙って連続的に変化しており、第2の光学系の主走査、副走査断面内のパワーをφM、φS、プラスチック製の結像光学素子の主走査、副走査断面内のパワーの絶対値を|φMP|、|φSP|、とするとき、|φMP|<0.25φM、|φSP|<0.15φSなる条件を満足すること。
【選択図】 図1
Description
本発明は光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束を、回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器(偏向手段)により周期的に偏向させている。そして偏向された光束をfθ特性を有する結像光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
この種の光走査装置は従来より種々と提案されている(特許文献1参照)。
図11は特許文献1で提案されている光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
同図において1は半導体レーザ等から成る光源手段であり、光源手段1から出射された光束はコリメータレンズ2により平行光束とされ、開口絞り3によってその断面の大きさが整えられてシリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカルレンズ4は副走査断面のみにパワーを有しており、シリンドリカルレンズ4に入射した光束は主走査断面では平行で副走査断面のみ収束されて回転多面鏡5の偏向面(偏向反射面)上に線状になって入射する。前記コリメータレンズ2、開口絞り3、シリンドリカルレンズ4とで第1の光学系(入射光学系)LAが構成されている。
回転多面鏡5は、一定方向に回転している。そして主走査方向に偏向走査された光束は正の屈折力(パワー)を有する球面レンズ161と主走査断面内及び副走査断面内ともに正のパワーを有するトーリックレンズ162とによって感光ドラム面7上に集光される。そして回転多面鏡5を回転することによって感光ドラム面7は光束により等速で走査される。前記球面レンズ161とトーリックレンズ162とで第2の光学系(結像光学系)16が構成されている。
そして、トーリックレンズ162の主走査断面内の焦点距離、トーリックレンズ162の副走査断面内の焦点距離、トーリックレンズ162と被走査面7までの距離、等々に関する条件を適切に設定することにより、高性能な光走査装置を達成している。
特開平7−174999号公報
近年、印刷業や複写業においては、多品種少量印刷の手段として、高速デジタル複写機を用いたPOD(プリント・オン・デマンド)が普及しつつあり、デジタル商業印刷が注目され始めている。
これらに使用されるデジタル複写機は、業務用印刷に相応しい高画質の画像が常に安定して得られることが要望されている。
一方、製作が容易で設計性能を向上させることが出来るという理由から、最近の光走査装置の走査光学系には自由な非球面形状が容易に得られる射出成形によるプラスチックレンズが多用されている。
しかしながら、プラスチックレンズは、その材料の特性上、環境温度が変化した場合の屈折率変化が大きい。この為、昇温すると結像光学系(走査光学系)の焦点距離が変化しピントがずれ、感光ドラム面上でのスポットサイズが変化してしまうという問題点が生じてくる。
特に、プラスチックレンズを上述したデジタル商業印刷などに使用される高速デジタル複写機などに使用した場合には、連続プリント枚数も多くなる為、昇温による影響が無視できなくなってくる。
従って、デジタル商業印刷などに使用される高速デジタル複写機にプラスチックレンズを使用する為には、環境温度が変化しても感光ドラム面上でのスポットサイズの変化がすくなくなるような、特殊な工夫が必要となる。
上述した特許文献1の場合は、球面レンズ161は単純な形状なので、その材料を硝子製より製作することが可能である。一方、トーリックレンズ162は複雑な非球面形状であるので、その材料をプラスチック製より製作する必要がある。
このようなレンズ構成の光走査装置においては、トーリックレンズの副走査断面内のパワーが大きいと、昇温したときに感光ドラム面上における副走査方向のピントずれが大きく成ってくる。
本発明は高性能で、かつ環境温度特性に優れた光走査装置及びそれを用いた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、
光源手段と、
前記光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
前記偏向手段の偏向面により偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第2の光学系と、を有する光走査装置において、
前記第2の光学系は、前記偏向手段側に配置された主走査方向と副走査方向に正のパワーを有する硝子製の結像光学素子と、
前記被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子と、を有し、
前記被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子の少なくとも1面の副走査断面内の曲率半径が、該結像光学素子の主走査方向に亙って連続的に変化しており、
前記第2の光学系の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーをφM、
前記第2の光学系の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーをφS、
前記プラスチック製の結像光学素子の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーの絶対値を|φMP|、
前記プラスチック製の結像光学素子の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値を|φSP|、
とするとき、
|φMP|<0.25φM
|φSP|<0.15φS
なる条件を満足することを特徴としている。
光源手段と、
前記光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
前記偏向手段の偏向面により偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第2の光学系と、を有する光走査装置において、
前記第2の光学系は、前記偏向手段側に配置された主走査方向と副走査方向に正のパワーを有する硝子製の結像光学素子と、
前記被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子と、を有し、
前記被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子の少なくとも1面の副走査断面内の曲率半径が、該結像光学素子の主走査方向に亙って連続的に変化しており、
前記第2の光学系の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーをφM、
前記第2の光学系の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーをφS、
前記プラスチック製の結像光学素子の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーの絶対値を|φMP|、
前記プラスチック製の結像光学素子の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値を|φSP|、
とするとき、
|φMP|<0.25φM
|φSP|<0.15φS
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記硝子製の結像光学素子は、主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーよりも主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの方が大きいトーリックレンズであることを特徴としている。
前記硝子製の結像光学素子は、主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーよりも主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの方が大きいトーリックレンズであることを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、
前記パワーφM、φS、前記パワーの絶対値|φMP|、|φSP|は、
|φMP|≠|φSP|
φM≠φS
なる条件を満足することを特徴としている。
前記パワーφM、φS、前記パワーの絶対値|φMP|、|φSP|は、
|φMP|≠|φSP|
φM≠φS
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項4の発明は請求項3の発明において、
前記プラスチック製の結像光学素子の副走査断面内のパワーは、該結像光学素子の主走査方向の中央部において正のパワーを有しており、該結像光学素子の主走査方向の両端部にいくに従い徐々に正のパワーが小さくなり負のパワーとなることを特徴としている。
前記プラスチック製の結像光学素子の副走査断面内のパワーは、該結像光学素子の主走査方向の中央部において正のパワーを有しており、該結像光学素子の主走査方向の両端部にいくに従い徐々に正のパワーが小さくなり負のパワーとなることを特徴としている。
請求項5の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴としている。
請求項6の発明の画像形成装置は、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴としている。
請求項7の発明のカラー画像形成装置は、
各々が請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
各々が請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項8の発明は請求項7の発明において、
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明によれば高性能で、かつ環境温度特性に優れた光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)である。
尚、以下の説明において、主走査方向(Y方向)とは偏向手段で光束が偏向走査される方向である。副走査方向(Z方向)とは偏向手段の回転軸と平行な方向である。主走査断面とは偏向手段の回転軸を法線とする平面である。副走査断面とは主走査方向の軸を法線とする平面である。
図1において、1は半導体レーザ等から成る光源手段である。
光源手段1から射出した光束はコリメータレンズ2により平行光束とされ、開口絞り3によってその断面の大きさが整えられてシリンドリカルレンズ4に入射する。シリンドリカルレンズ4は副走査断面内のみにパワーを有しており、シリンドリカルレンズ4に入射した光束は主走査断面内では平行で副走査断面内のみ収束されて偏向手段としての回転多面鏡5の偏向面5a上に線状になって入射する。
尚、コリメータレンズ2、開口絞り3、シリンドリカルレンズ4等の各要素は第1の光学系(入射光学系)LAの一要素を構成しており、光源手段1から射出した光束を偏向手段5に導光している。尚、コリメータレンズ2とシリンドリカルレンズ4を1つの光学素子(アナモフィックレンズ)より構成しても良い。
さらに入射光学系LAからの光束は図中矢印5b方向に一定角速度で回転している回転多面鏡5の偏向面5aによって偏向走査される。そして偏向走査された光束は、2枚の結像光学素子61、62から成る第2の光学系(結像光学系)としての走査結像レンズ6によって感光ドラム等から成る被走査面7上にスポット状に集光される。この光束で感光ドラム7上を図中矢印7b方向に一定速度で走査する。
走査結像レンズ6は、偏向手段側に配置された主走査方向と副走査方向に正のパワーを有する硝子製の結像光学素子61と、被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子62とを有している。
尚、走査結像レンズ6を以下、「fθレンズ6」、結像光学素子61を「第1fθレンズ61」、結像光学素子62を「第2fθレンズ62」と称す。
ここにおいて、fθレンズ6は主走査断面内においては平行光束を被走査面7上に結像させる。また副走査断面内においてはシリンドリカルレンズ4によって偏向面5aに副走査方向に結像された光束の結像位置(焦線位置)と被走査面7とを共役な関係とする、所謂面倒れ補正光学系を構成している。
表1、表2に本実施例における光走査装置の諸特性を示す。
fθレンズ6を構成する第2fθレンズ62の各レンズ面の主走査断面の形状は、各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸としたときに、
なる式で表わされる非球面形状である。
なお、Rは曲率半径、kは離心率、B4〜B10は非球面係数である。
また、第2fθレンズ62の回転多面鏡5側のレンズ面(第1面)の副走査断面の形状は、副走査断面の曲率半径がrである円弧形状である。
さらに、第2fθレンズ62の少なくとも1面(本実施例では被走査面7側の面)(第2面)の副走査断面の形状は、副走査断面内の曲率半径r'が、レンズの主走査方向に亙って(レンズ面のY座標により)連続的に変化し、
で表される形状をしている。
rは光軸上における副走査断面の曲率半径、D2〜D10は副走査断面の曲率半径の変化係数である。また、Yのプラス側(図1における上側)とマイナス側(図1における下側)で係数が異なっており、プラス側の係数には添字uを附し、マイナス側の係数には添字lを附している。
尚、本実施例では、第2fθレンズ62の被走査面7側の面の副走査断面内の曲率半径r'を、レンズの主走査方向に亙って連続的に変化させたが、回転多面鏡5側の面または両方の面をレンズの主走査方向に亙って連続的に変化させても良い。
次に、fθレンズ6を構成する第1fθレンズ61の回転多面鏡5側のレンズ面は、曲率半径がRである球面である。
また、第1fθレンズ61の被走査面7側の面の形状は、主走査断面の曲率半径がRである円弧形状、副走査断面の曲率半径がrである円弧形状からなるトーリック面である。
図2に、本実施例における被走査面7上での主走査方向及び副走査方向の像面湾曲を示す。
主走査方向及び副走査方向は、共にほぼ±1mm以下程度に良好な収差補正が成されていることが解る。
次に、多くの枚数を連続プリントした場合を想定し、環境温度が30℃程度上昇(機内昇温)した場合を考える。本実施例においては、第2fθレンズ62をプラスチック製の非球面レンズとしているため、30℃昇温したときに、プラスチック材料の屈折率が0.003低下する。
図3に、本実施例において環境温度が30℃程度上昇したとき(第2fθレンズ62の材料の屈折率が0.003低下したとき)の主走査方向及び副走査方向の像面湾曲を示す。
図2、図3を比較すると、30℃昇温して第2fθレンズ62の材料の屈折率が0.003低下しても、主走査方向及び副走査方向の像面湾曲は殆ど変化していないことが解る。
つまり、30℃昇温して第2fθレンズ62の屈折率が0.003低下してもピントずれが殆ど発生しないということである。
本実施例においては、第1fθレンズ61を硝子(ガラス)製のトーリックレンズとし、その主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーφMGを強い正のパワーとしており、そのパワーφMGは、
φMG=0.00425
に設定している。
φMG=0.00425
に設定している。
また第2fθレンズ62をプラスチック製のトーリックレンズとし、その主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーφMPを弱い正のパワーとしており、そのパワーφMPは、
φMP=0.00111
に設定している。
φMP=0.00111
に設定している。
そうすることによって、第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動しても、主走査方向のピントずれが殆ど発生しないようにしている。
第1、第2fθレンズ61、62のトータルの主走査方向の中央部における主走査断面内(fθレンズ6の主走査断面内)のパワーφMと、プラスチック製である第2fθレンズ62の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーの絶対値|φMP|の比は、
|φMP|<0.25φM ‥‥(1)
なる条件式を満足することが好ましい。
|φMP|<0.25φM ‥‥(1)
なる条件式を満足することが好ましい。
上記条件式(1)を逸脱し、プラスチック製である第2fθレンズ62の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーの絶対値|φMP|が大きくなると、第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動したときのピントずれ量が大きくなってしまう。
本実施例においては、第1fθレンズ61と第2fθレンズ62のトータルの主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーφMは、
φM=0.00535
である。これより
0.25φM=0.25×0.00535=0.0013375
であるから、上記条件式(1)を満足させていることが解る。
φM=0.00535
である。これより
0.25φM=0.25×0.00535=0.0013375
であるから、上記条件式(1)を満足させていることが解る。
それによって第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動しても、主走査方向のピントずれが少なくなるようにしている。
さらに好ましくは上記条件式(1)を次の如く設定するのが良い。
|φMP|<0.21φM ‥‥(1a)
次に、硝子製の第1fθレンズ61の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSGを強い正のパワーとしており、そのパワーφSGは、
φSG=0.01812
に設定している。
次に、硝子製の第1fθレンズ61の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSGを強い正のパワーとしており、そのパワーφSGは、
φSG=0.01812
に設定している。
また第2fθレンズ62をプラスチック製のトーリックレンズとし、その主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSPを弱い正のパワーとしており、そのパワーφSPは、
φSP=0.00186
に設定している。
φSP=0.00186
に設定している。
そうすることによって、第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動しても、副走査方向のピントずれが少なくなるようにしている。
第1、第2fθレンズ61、62のトータルの主走査方向の中央部における副走査断面内(fθレンズ6の副走査断面内)のパワーφSと、プラスチック製である第2fθレンズ62の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値|φSP|の比は、
|φSP|<0.15φS ‥‥(2)
なる条件式を満足することが好ましい。
|φSP|<0.15φS ‥‥(2)
なる条件式を満足することが好ましい。
上記条件式(2)を逸脱し、プラスチック製である第2fθレンズ62の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値|φSP|が大きくなると、第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動したときのピントずれ量が大きくなってしまう。
本実施例においては、第1fθレンズ61と第2fθレンズ62のトータルの主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSは、
φS=0.01998
である。これより
0.15φS=0.15×0.01998=0.002997
であるから、上記条件式(2)を満足させていることが解る。
φS=0.01998
である。これより
0.15φS=0.15×0.01998=0.002997
であるから、上記条件式(2)を満足させていることが解る。
それによって第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動しても、副走査方向のピントずれが少なくなるようにしている。
さらに好ましくは上記条件式(2)を次の如く設定するのが良い。
|φSP|<0.1φS ‥‥(2a)
本実施例においては、fθレンズ6の主走査方向の中央部における主走査断面内及び副走査断面内のパワーφM、φSの関係が以下の条件式(4)を満足するように設定している。また第2fθレンズ62の主走査方向の中央部における主走査断面内及び副走査断面内のパワーの絶対値|φMP|、|φSP|の関係が以下の条件式(3)を満足するように設定している。
本実施例においては、fθレンズ6の主走査方向の中央部における主走査断面内及び副走査断面内のパワーφM、φSの関係が以下の条件式(4)を満足するように設定している。また第2fθレンズ62の主走査方向の中央部における主走査断面内及び副走査断面内のパワーの絶対値|φMP|、|φSP|の関係が以下の条件式(3)を満足するように設定している。
これにより、本実施例では、副走査断面内においてシリンドリカルレンズ4によって偏向面5aに副走査方向に結像された光束の結像位置(焦線位置)と被走査面7とを共役な関係とする、所謂面倒れ補正光学系を構成している。これにより、偏向面5aの加工誤差によるピッチムラを低減している。さらに、主走査方向及び副走査方向の像面湾曲を良好に補正していると同時に、3昇温して第2fθレンズ62の屈折率が0.003低下してもピントずれが殆ど発生しない構成とすることが可能となっている。
|φMP|≠|φSP| ‥‥(3)
φM≠φS ‥‥(4)
ここで、前述した特許文献1に開示されているような例を比較例として挙げる。
[比較例]
図4は、本発明の比較例の光走査装置の主走査断面図である。
φM≠φS ‥‥(4)
ここで、前述した特許文献1に開示されているような例を比較例として挙げる。
[比較例]
図4は、本発明の比較例の光走査装置の主走査断面図である。
また、表3、表4に比較例における光走査光学系(光走査装置)の諸特性を示す。
本比較例の、実施例1と異なる点は、第1fθレンズ161を硝子製の球面レンズとした点と、第2fθレンズ162の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSPを比較的大きく設定した点である。
fθレンズ16を構成する第2fθレンズ162の各レンズ面の主走査断面の形状は、前記実施例1と同様に、各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸とする。さらに、副走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸としたときに、
なる式で表わされる非球面形状である。
なお、Rは曲率半径、kは離心率、B4〜B10は非球面係数である。
また、第2fθレンズ162の被走査面7側のレンズ面(第2面)の副走査断面の形状は、副走査断面の曲率半径がrである円弧形状である。
さらに、第2fθレンズ162の回転多面鏡5側の面(第1面)の副走査断面の形状は、副走査断面の曲率半径r'が、レンズ面のY座標により連続的に変化し、
で表される形状をしている。
rは光軸上における副走査断面の曲率半径、D2〜D10は副走査断面の曲率半径の変化係数である。また、Yのプラス側(図4における上側)とマイナス側(図4における下側)で係数が異なっており、プラス側の係数には添字uを附し、マイナス側の係数には添字lを附している。
次に、fθレンズ16を構成する第1fθレンズ161の両面(第1面、第2面)は、それぞれ曲率半径がRである球面で構成されている。
図5に、本比較例における主走査方向及び副走査方向の像面湾曲を示す。
本発明の実施例1と同様、主走査方向及び副走査方向共にほぼ±1mm以下程度に良好な収差補正が成されていることが解る。
次に、多くの枚数を連続プリントした場合を想定し、環境温度が30℃程度上昇(機内昇温)した場合を考える。本比較例においては、第2fθレンズ162をプラスチック製の非球面レンズとしているため、30℃昇温したときに、プラスチック材料の屈折率が0.003低下する。
図6に、本比較例において環境温度が30℃程度上昇したとき(第2fθレンズ162の屈折率が0.003低下したとき)の主走査方向及び副走査方向の像面湾曲を示す。
図5、図6を比較すると、本発明の実施例1と異なり、本比較例では30℃昇温して第2fθレンズ162の材料の屈折率が0.003低下した場合、副走査方向の像面湾曲のグラフが大きくプラス側に変動してしまっていることが解る。
つまり、30℃昇温して第2fθレンズ162の材料の屈折率が0.003低下した場合、副走査断面において大きなピントずれが発生してしまうということである。
本比較例においては、硝子製の第1fθレンズ161を球面レンズとしている為、主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSGは主走査断面と同じパワーであり、そのパワーφSGは、
φSG=0.00425
である。
φSG=0.00425
である。
また第2fθレンズ162をプラスチック製のトーリックレンズとし、その主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSPは比較的強い正のパワーとなっており、そのパワーは、
φSP=0.01444
に設定している。
φSP=0.01444
に設定している。
本比較例においては、第1fθレンズ161と第2fθレンズ162の主走査方向の中央部におけるトータルの副走査断面内のパワーφSは、
φS=0.01869
である。
φS=0.01869
である。
従って、
0.15φS=0.15×0.01869=0.0028035
であるから、本比較例においては、前記条件式(2)を大きく逸脱し、プラスチック製である第2fθレンズ162の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値|φSP|を大きく設定してしまっている。
0.15φS=0.15×0.01869=0.0028035
であるから、本比較例においては、前記条件式(2)を大きく逸脱し、プラスチック製である第2fθレンズ162の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値|φSP|を大きく設定してしまっている。
その為に、第2fθレンズ162の材料の屈折率が昇温によって変動したときのピントずれ量が大きくなってしまっていることが理解される。
本発明は、このような問題を解決する為に、実施例1のような構成をとることによって、前記条件式(1)、(2)を共に満足させている。
それによって第2fθレンズ62の材料の屈折率が昇温によって変動しても、主走査方向及び副走査方向のピントずれが少なくなるようにしている。
更に、本発明の実施例1に関して詳細な説明を行う。
本発明の実施例1における第1fθレンズ61は硝子製のトーリックレンズであり、その被走査面7側の面の形状は、主走査断面の曲率半径が-135.8である円弧形状、副走査断面の曲率半径が-28.7である円弧形状からなるトーリック面としている。
第1fθレンズ61の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーφMGは、
φMG=0.00425
であり、主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSGは、
φSG=0.01812
である。
φMG=0.00425
であり、主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーφSGは、
φSG=0.01812
である。
本発明の実施例1における第1fθレンズ61は、主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーよりも主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの方が大きく設定している。
そうすることによって、第2fθレンズ62の副走査断面内のパワーを小さく設定し、第2fθレンズ62の材料の屈折率が環境温度が変化してもピントずれが殆ど発生しない構成としている。
次に、本発明の実施例1のfθレンズ6が、仮に、第1fθレンズ61のみから構成されていた場合の副走査方向の像面湾曲を図7に示す。
図7から解るように、第1fθレンズ61のみの副走査方向の像面湾曲は、被走査面上の約±90mm以内の領域でプラス側に湾曲しており、それ以外の領域ではマイナス側に湾曲していることが解る。
更に、プラス側の湾曲の最大値とマイナス側の湾曲の最大値が、ほぼ±60mm程度になるようにバランスさせた設計となっている。
本発明の実施例1においては、fθレンズ6の第1fθレンズ61で図7のような副走査像面湾曲になるように、被走査面7側の面の形状を設定し、おおまかな副走査方向の像面湾曲を補正している。
そして、第2fθレンズ62により、第1fθレンズ61で補正しきれなかった±60mm程度の副走査方向の像面湾曲を補正することによって、図1で示したような副走査方向の像面湾曲にしている。
このような収差補正の方法を採用する事によって第2fθレンズ62の副走査断面内のパワーをより小さく設定することが可能となり、第2fθレンズ62の材料の屈折率が環境温度が変化してもピントずれが殆ど発生しない構成とすることが可能となる。
このような収差補正を実現する為には、第2fθレンズ62で被走査面上の約±90mm以内の領域でプラス側に湾曲した副走査方向の像面をマイナス側に補正し、かつ、それ以外の領域ではマイナス側に湾曲した副走査方向の像面をプラス側に補正する必要がある。
従って、第2fθレンズ62のレンズの主走査方向の一部分において正のパワーを有し、他の一部分においては負のパワーを有している必要がある。
具体的には、第2fθレンズ62の主走査方向の中央部及びその近傍において正のパワーを有している。そして、レンズの主走査方向の両端部にいくに従い徐々に正のパワーが小さくなり、被走査面上の約±90mmに相当するレンズ位置においてほぼパワーがゼロとなり、更に、その先の両端部にいくに従って負のパワーを有するように設定する必要がある。
図8は、本発明の実施例1の第2fθレンズ62の、副走査断面内のパワーφSPを縦軸に、第2fθレンズ62の第一面のレンズの主走査方向の位置を横軸にとったグラフを示す。
上述のように、第2fθレンズ62の主走査方向の中央部及びその近傍において正のパワーを有しており、レンズの主走査方向の両端部にいくに従い徐々に正のパワーが小さくなっている。また、被走査面上の約±90mmに相当するレンズ位置(±50mm近傍)においては、ほぼパワーがゼロとなり、更にその先の両端部にいくに従って負のパワーになっていることが解る。
本発明の実施例1においては、このような構成とすることによって、第2fθレンズ62の副走査断面内のパワーをより小さく設定することが可能となる。また、第2fθレンズ62の屈折率が環境温度が変化してもピントずれが殆ど発生しない構成とすることを可能としている。
尚、硝子製より成る第1fθレンズ61を硝子製より成る2以上のレンズで構成しても良い。このとき図7に示す副走査方向の像面湾曲が逆の形状となるときがある。その場合は第2fθレンズ62の副走査断面内のパワーが図8に示す形状と逆となるようにすれば良い。つまりレンズの主走査方向中央部及びその近傍において、負のパワーを有し、主走査方向両端部にいくに従って徐々に負のパワーが小さくなり、両端部で正のパワーとなる形状とするのが良い。
[画像形成装置]
図9は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例に示した構成を有する光走査ユニット(光走査装置)100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
[画像形成装置]
図9は、本発明の画像形成装置の実施例を示す副走査方向の要部断面図である。図において、符号104は画像形成装置を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコントローラ111によって、画像データ(ドットデータ)Diに変換される。この画像データDiは、実施例に示した構成を有する光走査ユニット(光走査装置)100に入力される。そして、この光走査ユニット100からは、画像データDiに応じて変調された光ビーム103が出射され、この光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向に走査される。
静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム101は、モータ115によって時計廻りに回転させられる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交する副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方には、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ102が表面に当接するように設けられている。そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラム101の表面に、前記光走査ユニット100によって走査される光ビーム103が照射されるようになっている。
先に説明したように、光ビーム103は、画像データDiに基づいて変調されており、この光ビーム103を照射することによって感光ドラム101の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するように配設された現像器107によってトナー像として現像される。
現像器107によって現像されたトナー像は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対向するように配設された転写器の一要素を構成する転写ローラ108によって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光ドラム101の前方(図9において右側)の用紙カセット109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109内の用紙112を搬送路へ送り込む。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図9において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加圧ローラ114とで構成されている。そして転写部から搬送されてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ローラ113の後方には排紙ローラ116が配設されており、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せしめる。
図9においては図示していないが、プリントコントローラ111は、先に説明したデータの変換だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、光走査ユニット内のポリゴンモータなどの制御を行う。
本発明で使用される画像形成装置の記録密度は、特に限定されない。しかし、記録密度が高くなればなるほど、高画質が求められることを考えると、1200dpi以上の画像形成装置において本発明の実施例1の構成はより効果を発揮する。
[カラー画像形成装置]
図10は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図10において、60はカラー画像形成装置、11、12、13、14は各々実施例に示したいずれかの構成を有する光走査装置、21、22、23、24は各々像担持体としての感光ドラム、31、32、33、34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
[カラー画像形成装置]
図10は本発明の実施例のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施例は、光走査装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図10において、60はカラー画像形成装置、11、12、13、14は各々実施例に示したいずれかの構成を有する光走査装置、21、22、23、24は各々像担持体としての感光ドラム、31、32、33、34は各々現像器、51は搬送ベルトである。
図10において、カラー画像形成装置60には、パーソナルコンピュータ等の外部機器52からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ53によって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置11、12、13、14に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム41、42、43、44が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム21、22、23、24の感光面が主走査方向に走査される。
本実施例におけるカラー画像形成装置は光走査装置(11、12、13、14)を4個並べ、各々がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の互いに異なった各色に対応している。そして、各々平行して複数の感光ドラム21、22、23、24面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
本実施例におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの光走査装置11、12、13、14により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム21、22、23、24面上に形成している。その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
前記外部機器52としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置60とで、カラーデジタル複写機が構成される。
1 光源手段
2 コリメータレンズ
3 開口絞り
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(回転多面鏡)
6 fθレンズ
7 被走査面
11、12、13、14 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器
2 コリメータレンズ
3 開口絞り
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段(回転多面鏡)
6 fθレンズ
7 被走査面
11、12、13、14 光走査装置
21、22、23、24 像担持体(感光ドラム)
31、32、33、34 現像器
41、42、43、44 光ビーム
51 搬送ベルト
52 外部機器
53 プリンタコントローラ
60 カラー画像形成装置
100 光走査装置
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 光ビーム
104 画像形成装置
107 現像装置
108 転写ローラ
109 用紙カセット
110 給紙ローラ
111 プリンタコントローラ
112 転写材(用紙)
113 定着ローラ
114 加圧ローラ
115 モータ
116 排紙ローラ
117 外部機器
Claims (8)
- 光源手段と、
前記光源手段から出射した光束を偏向手段に導光する第1の光学系と、
前記偏向手段の偏向面により偏向走査された光束を被走査面上に結像させる第2の光学系と、を有する光走査装置において、
前記第2の光学系は、前記偏向手段側に配置された主走査方向と副走査方向に正のパワーを有する硝子製の結像光学素子と、
前記被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子と、を有し、
前記被走査面側に配置されたプラスチック製の結像光学素子の少なくとも1面の副走査断面内の曲率半径が、該結像光学素子の主走査方向に亙って連続的に変化しており、
前記第2の光学系の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーをφM、
前記第2の光学系の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーをφS、
前記プラスチック製の結像光学素子の主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーの絶対値を|φMP|、
前記プラスチック製の結像光学素子の主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの絶対値を|φSP|、
とするとき、
|φMP|<0.25φM
|φSP|<0.15φS
なる条件を満足することを特徴とする光走査装置。 - 前記硝子製の結像光学素子は、主走査方向の中央部における主走査断面内のパワーよりも主走査方向の中央部における副走査断面内のパワーの方が大きいトーリックレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記パワーφM、φS、前記パワーの絶対値|φMP|、|φSP|は、
|φMP|≠|φSP|
φM≠φS
なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。 - 前記プラスチック製の結像光学素子の副走査断面内のパワーは、該結像光学素子の主走査方向の中央部において正のパワーを有しており、該結像光学素子の主走査方向の両端部にいくに従い徐々に正のパワーが小さくなり負のパワーとなることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光体の上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有していることを特徴とする画像形成装置。
- 各々が請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
- 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項7に記載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008122213A JP2009271355A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008122213A JP2009271355A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009271355A true JP2009271355A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41437948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008122213A Pending JP2009271355A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009271355A (ja) |
-
2008
- 2008-05-08 JP JP2008122213A patent/JP2009271355A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4769734B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
US9019333B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus utilizing a rotational polygon mirror | |
JP2004126192A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2009122329A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
KR100856163B1 (ko) | 광주사장치 및 화상형성장치 | |
JP4378081B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4819392B2 (ja) | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP5173879B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2006330688A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4434547B2 (ja) | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2007114484A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4593886B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2004302062A (ja) | マルチビーム光走査装置 | |
JP4898203B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2008052197A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2005241727A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP5094221B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4324019B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4378416B2 (ja) | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2005070125A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4401950B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2009271355A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4227404B2 (ja) | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2004317790A (ja) | 光走査装置 | |
JP4612839B2 (ja) | カラー画像形成装置の調整方法 |