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JP2009269779A - シリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプル、その製造方法及び標準サンプルを用いた評価方法 - Google Patents

シリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプル、その製造方法及び標準サンプルを用いた評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LSTで欠陥サイズを求めることができ、かつサイズ定義に必要なTEMで測定できる八面体のBMDを高密度で含むシリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプル、その製造方法及び標準サンプルを用いた評価方法を提供する。
【解決手段】ウェーハ中のBMDのサイズを測定するための標準サンプルであって、該標準サンプルは、チョクラルスキー法により窒素をドープされて育成された全面がI領域を含まないシリコン単結晶ウェーハであって、該標準サンプル中のBMDは、密度が1×10個/cm以上、かつサイズが15nm以上の八面体形状である。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプルに関し、詳しくは、シリコン単結晶ウェーハ中のBMDのサイズを精度良く評価することのできるシリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプル、その製造方法及び標準サンプルを用いた評価方法に関する。
シリコン単結晶ウェーハ中のBMD(Bulk Micro Defect)を測定する方法として、選択エッチ、LST(赤外散乱トモグラフィー法:Laser Scattering Tomography)、SIRM(走査型赤外顕微鏡:Scanning Infrared Microscope)、OPP(Optical Precipitate Profiler)等の方法がある。
このうち、LST、SIRM、OPP等では、その欠陥からの散乱光強度から、欠陥のサイズを割り出すことができる。
90度散乱光からBMDを測るLSTでは、散乱光の強度は、BMDサイズ(長さ)の6乗に比例することが知られており、計算でBMDサイズを求めることができる。
ただ、実際の欠陥サイズは、TEMで直接観察するのがもっとも確実である。しかしTEMでBMDを観察する場合、低密度では観察点が視野に入らないことが多く、1×10/cm以上の密度がないと観察が難しい等の問題がある。
ここで、シリコン単結晶ウェーハ中のBMDの形状としては、高温熱処理によって発生する八面体、中温熱処理で発生する板状、低温熱処理で発生する棒状があることが知られている。
このうち、八面体形状のBMDはその長さが決まれば体積もほぼ一義的に決まるが、板状、棒状の場合は、縦、横、厚みがBMD毎にまちまちなので定義方法が難しい。
例えば、棒状BMDの場合、長手方向にLSTの入射レーザーが入った場合と短手方向に入射レーザーが入った場合の散乱光強度が同じにはならない。
しかし、従来、中温熱処理や低温熱処理で作った板状や棒状のBMDを標準サンプルとして使っていた。これはTEMで形状を測定することを優先した為である。しかしながら、板状や棒状のBMDはその大きさだけでなく、厚さも重要になり、代表値として、どの値を使うのかが難しい(縦、横、面積、厚さ、体積)。
体積をほぼ一義的に決定することのできる八面体形状のBMDは、高温熱処理によって発生するが、通常、高温の熱処理でBMDを高密度に発生させるのは難しい。
つまり、LSTで欠陥サイズを求めることができ、かつサイズ定義に必要なTEMで測定できる標準サンプル、すなわち八面体のBMDを高密度で含む標準サンプルを作るのは非常に難しかった。
ここで、窒素ドープアニールウェーハはDZ−IGを形成するため、様々な熱処理条件によってBMDを形成する文献が提案されているが、バルク中のBMDについてはサイズと密度に着目したものが殆どである。
唯一、特許文献1に、結晶欠陥の形態が10〜50nmの正八面体型欠陥であるシリコンウェーハが開示されており、窒素ドープシリコンウェーハに水素、アルゴン、酸素または真空雰囲気下、1000℃〜1350℃で5分〜8時間の熱処理で得られるとしている。しかしここに記載されている結晶欠陥は、標準サンプルとするにはBMDの密度(10個/cm程度)が不十分であった。
特開2001−328897号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、LSTで欠陥サイズを求めることができ、かつサイズ定義に必要なTEMで測定できる八面体のBMDを高密度で含むシリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプル、その製造方法及び標準サンプルを用いた評価方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、ウェーハ中のBMDのサイズを測定するための標準サンプルであって、該標準サンプルは、チョクラルスキー法により窒素をドープされて育成された全面がI領域を含まないシリコン単結晶ウェーハであって、該標準サンプル中のBMDは、密度が1×10個/cm以上、かつサイズが15nm以上の八面体形状であることを特徴とするBMDサイズ測定用の標準サンプルを提供する(請求項1)。
このように、本発明の標準サンプルは大きさ15nm以上の八面体形状のBMDが密度1×10個/cm以上で存在するI領域を含まない窒素ドープシリコン単結晶ウェーハである。
このような標準サンプルであれば、BMD密度が高いため、TEMでBMDのサイズを容易に観察することができ、また形状が八面体であるため、その長さをTEMで観察することによって正確な体積を算出することができる。このような標準サンプルに、例えば赤外レーザーを入射して、BMDで散乱させた散乱レーザー光の強度を測定すると、BMDの正確な体積が既知であり、また散乱レーザー光強度は結晶欠陥の直径(もしくは半径)の6分の1乗に比例するため、これらの値から結晶欠陥の体積に対する散乱レーザー光強度の関係を正確なものとすることができる。従って、例えば赤外散乱トモグラフィー法など容易に実施することのできる評価方法によっても結晶欠陥のサイズを正確に評価することができる。そしてI領域を含まないものであるため、転位クラスタが存在せず、基準測定の際の妨げとなる欠陥を含まないものとなっている。
また、本発明では、ウェーハ中のBMDのサイズを測定するための標準サンプルの製造方法であって、少なくとも、チョクラルスキー法によって窒素をドープしてI領域を含まないように引き上げ速度を制御してシリコン単結晶を育成し、該シリコン単結晶を加工してシリコン単結晶ウェーハとし、その後、該シリコン単結晶ウェーハに1200〜1350℃で20〜180分間熱処理することを特徴とするBMDサイズ測定用の標準サンプルの製造方法を提供する(請求項2)。
このように、チョクラルスキー法によってI領域を含まない窒素がドープされたシリコン単結晶を育成し、該シリコン単結晶を加工してシリコン単結晶ウェーハを作製し、該ウェーハに1200℃〜1350℃、20分〜180分の熱処理を行って標準サンプルを製造する。
このような製造方法によれば、八面体形状のBMDをシリコン単結晶ウェーハ中に高密度かつ適度な大きさで形成することができるため、例えば赤外散乱トモグラフィー法などに用いるサイズ標準として適当な大きさ及び密度の欠陥を有した標準サンプルを作製することができる。そしてこのような標準サンプルを用いることによって、例えば赤外散乱トモグラフィー法において、結晶欠陥による散乱レーザー光強度とその体積の関係を正確に決定することができる。
また、前記チョクラルスキー法により育成時にシリコン単結晶にドープする窒素濃度が1×1012〜5×1015atoms/cmになるようにすることが好ましい(請求項3)。
このように、シリコン単結晶ウェーハ中にドープする窒素量を上述のような範囲とすれば、八面体形状のBMDを標準サンプルにより確実に形成することができる。
また、前記チョクラルスキー法によりシリコン単結晶の育成時に酸素濃度が15〜20ppma(JEIDA)になるようにすることが好ましい(請求項4)。
このように、シリコン単結晶ウェーハ中の酸素濃度が15〜20ppma(JEIDA)とすることによって、熱処理の際に形成されるBMDの密度をより高いものとすることができ、よってTEMでのBMDサイズの測定をより容易に行うことができ、また赤外散乱トモグラフィー法による散乱レーザー光の強度をより強いものとすることができる。
また、前記熱処理を行って、前記シリコン単結晶ウェーハ中に、密度が1×10個/cm以上、かつサイズが15nm以上の八面体形状のBMDを析出させることが好ましい(請求項5)。
上述のような密度範囲・サイズ・形状のBMDを形成すれば、サイズ標準としてより適当な大きさ及び密度の欠陥を有した標準サンプルとすることができる。
また、本発明では、本発明に記載の標準サンプルの製造方法によって製造された標準サンプルのBMDのサイズをTEMで実測、かつ赤外散乱トモグラフィー法で測定し、前記実測値に基づいてBMDのサイズに対する散乱レーザー光強度の前記測定値を校正し、該校正値を用いて評価対象のシリコン単結晶ウェーハ中のBMDのサイズを赤外散乱トモグラフィー法で測定することを特徴とするシリコン単結晶ウェーハの評価方法を提供する(請求項6)。
上述のように、本発明の標準サンプルの製造方法によれば、LSTで欠陥サイズを求めることができ、かつサイズ定義に必要なTEMで測定できる標準サンプルを製造することができる。そしてこのような標準サンプルを用いて散乱レーザー光強度と体積の関係を校正することによって、LSTによって評価対象のシリコン単結晶ウェーハのBMDのサイズを正確に評価することができる。
以上説明したように、本発明の標準サンプル及び標準サンプルの製造方法によれば、今まで適当なサンプルがなく、サイズ定義方法が曖昧だったLSTの欠陥サイズを正確に定義付けることが可能となる。
以下、本発明についてより具体的に説明する。
前述のように、LSTで欠陥サイズを求めることができ、かつサイズ定義に必要なTEMで測定できる八面体のBMDを高密度で含むシリコン単結晶ウェーハ評価用の標準サンプル、その製造方法の開発が待たれていた。
そこで、本発明者は、八面体のBMDを形成することのできるシリコン単結晶ウェーハの製造条件や熱処理条件について鋭意検討を重ねた。
その結果、本発明者は、I領域を含まない窒素がドープされたシリコン単結晶をチョクラルスキー法によって育成し、該シリコン単結晶を加工してシリコン単結晶ウェーハを作製し、該ウェーハに1200℃〜1350℃、20分〜180分の熱処理を行うことによって、八面体形状のBMDをシリコン単結晶ウェーハ中に高密度かつ適度な大きさで形成することができることを発見し、本発明を完成させた。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明のBMDサイズ測定用の標準サンプルは、チョクラルスキー法により窒素をドープされて育成され、かつ全面がI領域を含まないシリコン単結晶ウェーハである。またその中には、密度が1×10個/cm以上、かつ15nm以上のサイズ、形状が八面体のBMDが形成されたものである。
LSTやOPP等の方法において、測定結果から見積もられる結晶欠陥のサイズは、結晶欠陥で散乱された散乱レーザー光の強度から計算される。しかし、この計算に用いる基準は、後述するように正確なものではなかった。
ここで、BMDの実サイズを直接見るのは、TEMが最も適しており、TEMであれば直接サイズを測ることができるが、測定に手間が掛かり、また形成されたBMDの密度が低い場合、測定が非常に困難なものとなる。
しかし、BMDの形状が八面体であれば、TEMの観察方向によらずサイズを特定することができる。これに対し、板状、棒状の場合、平面図は分かっても奥行きが分からないため、サイズ特定が難しい。ただ、標準サンプルのBMDの形状を八面体としても、実際に測定されるシリコン単結晶ウェーハ中のBMDの形状は棒状、板状の場合が多い。しかし、この場合であっても、標準サンプルのBMDの形状は八面体である方がよい。
その理由は、図5に示すように、棒状、板状の場合、同じBMDであっても、入射光が通過する軌跡によって散乱光強度が変わってしまうためである。また、棒状の場合、もっとも単純な四角柱と考えたとしても、L,W,Dの3つの長さが存在する。実際にはさらに複雑な形状になることも多い。棒状BMDを標準サンプルにして、長さサイズ規定をすると、より細い形状のBMD、太い形状のBMDなどでは同じ長さでも散乱光強度が変わってしまう。しかし、八面体はひとつの長さが決まれば、体積まで一義的に決まるので、サイズ標準として、棒状、板状のものに比べて圧倒的に都合が良い。
そして、八面体形状のBMDが高密度に存在する本発明の標準サンプルは、TEMによってBMDの体積を正確に評価することができる。そして、例えばこのような標準サンプルに赤外レーザーを入射させて散乱光を測定すれば、正確な体積の分かったBMDでの散乱光を測定することになり、散乱光の強度と結晶欠陥の関係を正確なものとすることができる。従って、この関係を用いれば例えば赤外散乱トモグラフィー法など容易に実施することのできる評価方法によって結晶欠陥のサイズを正確に評価することができるようになる。
そしてこのような本発明の標準サンプルは、以下に示すような製造方法によって製造することができるが、もちろんこれに限定されるものではない。
本発明において、チョクラルスキー法によって窒素をドープしたシリコン単結晶を育成するが、シリコン単結晶に窒素をドープするには、一般的な手法を用いればよい。石英ルツボ中に収容された多結晶シリコン原料の融液に種結晶を接触させ、これを回転させながらゆっくりと引き上げて所望直径のシリコン単結晶棒を育成する際に、雰囲気ガスに窒素を含んだものを使用することができるし、またシリコン融液中に窒化ケイ素粉末の焼結品等の窒化物を混合することもでき、更には、窒素をドープしたFZシリコンあるいは窒化ケイ素膜を形成したシリコンウェーハを原料に添加することも可能である。
また、育成されたシリコン単結晶の結晶欠陥領域がI領域を含まないようにする。
ここで、I領域について簡単に説明しておく。
シリコン単結晶において、V領域とは、点欠陥である空孔V(Vacancy)、つまりシリコン原子の不足から発生する凹部、穴のようなものが多い領域であり、I領域とは、点欠陥である格子間シリコンI(Interstitial Silicon)、つまりシリコン原子が余分に存在することにより発生する転位や余分なシリコン原子の塊が多い領域のことであり、そしてV領域とI領域の間には、原子の不足や余分が無い(少ない)ニュートラル(Neutral、以下Nと略記することがある)領域が存在していることになる。そして、grown−in欠陥(FPD、LSTD、COP等)というのは、あくまでも点欠陥であるVやIが過飽和な状態の時に発生するものであり、多少の原子の偏りがあっても、飽和濃度以下であれば、grown−in欠陥としては存在しないことが判ってきた。I領域では、過飽和となった格子間シリコンが凝集して転位クラスターとかLFPDと呼ばれる巨大な結晶欠陥を作ることが知られている。
この両点欠陥の濃度は、CZ法における結晶の引き上げ速度(成長速度)Fと結晶中の固液界面近傍の温度勾配Gとの関係から決まり、V領域とI領域との境界近辺にはOSF(酸化誘起積層欠陥、Oxidation Indused Stacking Fault)と呼ばれる欠陥が、結晶成長軸に対する垂直方向の断面で見た時に、リング状に分布している領域(OSFリング領域)があることが確認されている。
そして、F/Gというパラメータが所定の値となるように、引き上げ速度Fを制御してシリコン単結晶を引き上げれば、ウェーハとした時に全面がV領域やOSF領域、あるいはI領域となるようにしてシリコン単結晶を育成することができる。もちろんこのとき温度勾配Gも制御することがより望ましい。
そしてI領域を含まないシリコン単結晶を育成すれば、LST等での観察の際に基準決定の際の妨げになるような転位クラスター等の巨大な結晶欠陥を含まないものとすることができ、校正値を正確なものとすることができる。
この際、窒素ガス濃度あるいは混合窒化ケイ素粉末等の量を調整することによって、シリコン単結晶中の窒素ドープ量を制御することができる。
シリコン単結晶の育成中にドープする窒素の量を1×1012〜5×1015atoms/cmの範囲になるようにすることができ、これによって八面体形状のBMDをより確実に標準サンプル中に形成することが可能となる。
また、シリコン単結晶中の酸素濃度が15〜20ppma(JEIDA)の範囲となるようにすることができる。
酸素濃度を制御する方法についても一般的な手法を用いることができる。例えば単結晶を引き上げる際に、原料融液を保持するルツボの回転数を変更したり、原料融液中に磁場を印加したりすることもできる。シリコン単結晶中にあらかじめ酸素を上記範囲含ませることによって、熱処理の際に形成するBMDの密度をより高いものとすることができ、よってTEMでのBMDサイズの測定をより容易に行うことができ、またLSTでの評価もより容易に行うことができる。
次に育成したシリコン単結晶を内周刃スライサあるいはワイヤソー等の切断装置によってスライスした後、面取り、ラッピング、エッチング、研磨等の工程を経てシリコン単結晶ウェーハを作製する。
その後、作製したI領域を含まない窒素ドープシリコン単結晶ウェーハに対して、温度が1200℃〜1350℃、時間が20分〜180分の熱処理を行うことによって、本発明の標準サンプルが完成する。
このような標準サンプルに存在するBMDをTEMにて観察した結果の一例を図1に示す。図1に示すように、形成されたBMDは形状が正八面体となっていることが分かる。
ここで、シリコン単結晶ウェーハが1200℃未満で処理された場合、形成されるBMDは棒状もしくは板状となる。このため、1200℃以上で熱処理する必要がある。
また、1350℃より高温の場合、スリップ転位の発生など、標準サンプルとして好ましくない欠陥が発生するため、1350℃以下で熱処理する必要がある。
また、熱処理時間が20分より短いとBMDが観察できるサイズになるまで析出することがないため、20分以上熱処理する必要がある。また、180分より熱処理時間が長くなると、スリップ転位の発生などウェーハに対して好ましくない欠陥が発生し始め、また熱処理に時間が掛かりすぎるため、熱処理時間は180分以下とする必要がある。
この熱処理の際の雰囲気は、特に限定されるものではないが、水素、アルゴン、窒素、酸素やこれらガスの混合雰囲気で行うことが望ましい。
また、この熱処理によって、密度が1×10個/cm以上、かつサイズが15nm以上の八面体形状のBMDを析出させることが好ましい。
上述のような範囲のサイズ・密度・形状のBMDを析出させれば、LSTのサイズ標準としてより適当なサイズ・密度・形状の標準サンプルとすることができる。
そして、このような標準サンプルを用いて、BMDのサイズをTEMで実測、かつ赤外散乱トモグラフィー法で測定し、このTEMの実測値に基づいてBMDのサイズに対する散乱レーザー光強度の測定値を校正し、該校正値を用いて評価対象のシリコン単結晶ウェーハ中のBMDのサイズを赤外散乱トモグラフィー法で測定することができ、この測定方法について以下に簡単に説明する。
まず作製した標準サンプルをTEMで観察する。このとき、数点〜数十点のBMDサイズを測定し、平均サイズを求める。本来TEMは測定範囲が狭いため、欠陥を視界に入れるのが困難であるが、本発明の標準サンプルは1×10個/cm以上密度があるので、容易にBMDを測定範囲に入れることができる。
その後、TEMで観察した領域と同じ箇所を赤外散乱トモグラフィー法(LST)によって散乱レーザー光を測定し、標準サンプル中のBMDからの散乱レーザー光強度を測定する。
ここで、LSTの具体的な測定方法を図2を参照して以下にその一例を示す。
まず、測定対象のシリコン単結晶ウェーハWを壁開する。
その後、測定対象ウェーハの表面からレーザーを入射し、壁界面方向に散乱した光を検出器で検出する。
ここで、シリコン単結晶ウェーハの表面近傍は、表面での散乱のためうまく測定できないので、表面から50μm下の領域を測定する。測定体積は、例えば2mm×250μm×10μm(レーザー幅)とする。そしてウェーハ面内を何点か測定し、分布を求める。
そして、測定した散乱レーザー光の強度は、BMDの直径(もしくは半径)の6分の1乗に比例することが知られており、散乱強度の1/6乗とBMDサイズから校正値を求め、以後は、散乱強度の1/6乗にその校正値をかけてBMDサイズとする。
このような校正値を用いて、評価対象のシリコン単結晶ウェーハ中のBMDのサイズを赤外散乱トモグラフィー法によって評価する。
これによって得られる測定結果の一例を図3に示す。
ここで、校正のためのLST測定位置とTEM位置は、測定領域を合わせて(誤差数mm程度)測定するので、BMD密度の面内分布は問題とならない。目的の密度のところを適宜選んで測定すればよい。
このように、本発明の標準サンプルの製造方法によれば、八面体のBMDを高密度で含む標準サンプルを製造することができるため、LSTで欠陥サイズを求めることができ、かつサイズ定義に必要なTEMで測定できる標準サンプルを得ることができる。そのため、このような標準サンプルを用いれば、BMDでの散乱レーザー光の強度とサイズの関係を正確に決定することができ、これによってLST等によってBMDのサイズを正確に評価することができる。
そしてもちろん、本発明の標準サンプルは、BMDのサイズの測定のみならず、様々な結晶欠陥のサイズの測定に用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例)
酸素濃度が15ppma(JEIDA)、窒素濃度が5×1013atoms/cmとなるようにして、チョクラルスキー法により窒素をドープしたシリコン単結晶を育成した。この単結晶の育成は、ウェーハとした時に全面がI領域とならないように、引き上げ速度Fと固液界面近傍の温度勾配Gとの比F/Gを制御して行った。
次に、育成されたシリコン単結晶をスライスして直径200mmのシリコン単結晶ウェーハを1枚用意した。
次に、スライスされたシリコン単結晶ウェーハに、アルゴンガス雰囲気下で1200℃、60分の熱処理を施した。
次に、熱処理を施したシリコン単結晶ウェーハに鏡面研磨を施し、ウェーハ表面から5μmを除去し(研磨代:5μm)、標準サンプルとした。
そして作製した標準サンプルの中心部の表面から50μmの領域をTEMにて観察して、形成されたBMDの密度・サイズ・形状を確認した。
確認した結果、密度1×10個/cm、形状が正八面体、サイズは20−40nm程度のBMDが形成されていることが確認できた。
(比較例)
実施例と同じシリコン単結晶ウェーハに、800℃・4hr+1000℃・16hrの析出熱処理を行って標準サンプルを製造し、同様にTEM観察を行った。
その結果、密度8×10個/cm、形状が板状及び棒状のBMDが形成されていることが分かった。
この実施例と比較例の標準サンプルを用いて、図1に示すようなBMDを有する同じシリコン単結晶ウェーハをLSTによって測定した場合の測定結果の違いを図4に示す。(a)が、実施例の標準サンプルを用いた校正値を使ってサイズを求めた場合である。そして(b)が、比較例の標準サンプル(板状BMD)を用いた校正値を使って求めたサイズ分布である。
このように、分布形状はほとんど同様であるが、校正値が異なるので、サイズがシフトする。実施例の標準サンプルを用いて校正した(a)では、TEMでの観察結果とLSTの測定結果からの計算結果は、ほぼ同様の範囲の値になったが、比較例の標準サンプルを用いて校正した(b)の場合は、TEMでの観察結果と計算結果にズレが見られた。
このように、本発明の標準サンプルを用いることによって、TEMでの実測値とLSTでの計算値をほぼ一致させることができることが分かった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明の標準サンプル中に形成されたBMDのTEM画像の一例を示した図である。 赤外散乱トモグラフィー法によるシリコン単結晶ウェーハの結晶欠陥の評価方法の概略を示した図である。 本発明のシリコン単結晶ウェーハの結晶欠陥を赤外散乱トモグラフィー法によって評価した結果の一例を示した図である。 本発明の実施例と比較例の標準サンプルを用いて散乱レーザー光強度の校正を行って、赤外散乱トモグラフィー法によって、同じシリコン単結晶ウェーハの結晶欠陥を評価した結果の一例を示したグラフである。(a)が実施例の標準サンプルを用いて校正した場合、(b)が比較例の標準サンプルを用いて校正した場合である。 棒状、板状のBMDにレーザー光が入射した場合の散乱レーザー光の散乱方向と散乱強度の関係を示した図である。
符号の説明
W…ウェーハ。

Claims (6)

  1. ウェーハ中のBMDのサイズを測定するための標準サンプルであって、
    該標準サンプルは、チョクラルスキー法により窒素をドープされて育成された全面がI領域を含まないシリコン単結晶ウェーハであって、
    該標準サンプル中のBMDは、密度が1×10個/cm以上、かつサイズが15nm以上の八面体形状であることを特徴とするBMDサイズ測定用の標準サンプル。
  2. ウェーハ中のBMDのサイズを測定するための標準サンプルの製造方法であって、
    少なくとも、チョクラルスキー法によって窒素をドープしてI領域を含まないように引き上げ速度を制御してシリコン単結晶を育成し、該シリコン単結晶を加工してシリコン単結晶ウェーハとし、その後、該シリコン単結晶ウェーハに1200〜1350℃で20〜180分間熱処理することを特徴とするBMDサイズ測定用の標準サンプルの製造方法。
  3. 前記チョクラルスキー法により育成時にシリコン単結晶にドープする窒素濃度が1×1012〜5×1015atoms/cmになるようにすることを特徴とする請求項2に記載のBMDサイズ測定用の標準サンプルの製造方法。
  4. 前記チョクラルスキー法によりシリコン単結晶の育成時に酸素濃度が15〜20ppma(JEIDA)になるようにすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のBMDサイズ測定用の標準サンプルの製造方法。
  5. 前記熱処理を行って、前記シリコン単結晶ウェーハ中に、密度が1×10個/cm以上、かつサイズが15nm以上の八面体形状のBMDを析出させることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のBMDサイズ測定用の標準サンプルの製造方法。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の標準サンプルの製造方法によって製造された標準サンプルのBMDのサイズをTEMで実測、かつ赤外散乱トモグラフィー法で測定し、前記実測値に基づいてBMDのサイズに対する散乱レーザー光強度の前記測定値を校正し、該校正値を用いて評価対象のシリコン単結晶ウェーハ中のBMDのサイズを赤外散乱トモグラフィー法で測定することを特徴とするシリコン単結晶ウェーハの評価方法。
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