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JP2009267815A - 干渉量推定方法、無線通信方法および無線通信システムと無線通信装置 - Google Patents

干渉量推定方法、無線通信方法および無線通信システムと無線通信装置 Download PDF

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JP2009267815A
JP2009267815A JP2008115886A JP2008115886A JP2009267815A JP 2009267815 A JP2009267815 A JP 2009267815A JP 2008115886 A JP2008115886 A JP 2008115886A JP 2008115886 A JP2008115886 A JP 2008115886A JP 2009267815 A JP2009267815 A JP 2009267815A
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Kentaro Nishimori
健太郎 西森
Fumihiro Yamashita
史洋 山下
Takatoshi Sugiyama
隆利 杉山
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Abstract

【課題】複数の無線通信システムが同一エリアに共存する場合において、各無線通信システムが、効率的に多くの端末をシステム内に配置することができる無線通信システムを提供する。
【解決手段】複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置が、他方の無線通信システムに属する第2無線通信装置の使用する周波数およびRFパラメータ情報を取得する。そして、第1無線通信装置が、第2無線通信装置の使用する周波数の無線信号の受信電力を測定し、受信電力と、第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、第2無線通信装置へ与える干渉量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置が、他方の無線通信システムの第2無線通信装置へ与える干渉量を推定する干渉量推定方法と、無線通信方法および無線通信システムと無線通信装置に関する。
近年、携帯電話や無線LAN(Local Area Network)などの普及により、限られた周波数帯域を用いて、基地局装置に多数の端末装置が収容できる通信システムの技術が必要となっている。そして、例えば、周波数の有効利用を図る手段として、cognitive(以下、コグニティブと記す)無線技術が注目されている。コグニティブ無線技術とは、無線装置が周囲の電波環境を認識し、適切な周波数帯域等を選択して無線通信を行なうことにより、空いている周波数帯域を有効に活用する技術である。コグニティブ無線により、従来注目されていなかった周波数や時間を有効に活用することができるため、単位面積当たりの利用周波数帯域を大幅に向上させることができる。そしてコグニティブ無線の技術について、非特許文献1に開示されている。
ここで、コグニティブ無線技術のように、2つのシステムが、同一の周波数帯域の信号を用いて時間を分けて利用する場合、一方のシステムは他方のシステムからの干渉の影響を受けないよう、または相手側のシステムに干渉を及ぼさないように干渉信号の検出を行なうことが必要となる。そして、高い精度で干渉信号の到来を検出する技術としては、受信電力から干渉信号の推定を行なう方法が知られている。
しかし、この方法では、低いCNR(Carrier to Noise ratio)である場合、干渉信号の誤りを発生させてしまう。これを改善する手法として信号の周期定常性(cyclostationary)を利用した干渉信号の検出方法が提案されている。これは、例えば非特許文献2に開示されている。この検出方法では、コグニティブシステム内の一方の無線通信システム(例えばプライマリシステム)の搬送波周波数、もしくはシンボルレートと変調方式が事前に分かっていれば、非常に低いCNRの場合であっても信号検出が可能となる。
S.Haykin,"Cognitive radio: brain-empowered wireless Communications, IEEE Journal on J-SAC, no.2, vol.23, pp.201-220, Feb.2005" D.cabric, S.M.Mishra, and R.W.Brodersen,"Implementationissues in spectrum sensing for cognitive radios", Conference Record of the Thirty-Eighth Asilomar Conference, vol.1, pp.772-776, 7-10/Nov/2004.
しかしながら、特許文献2に開示されている干渉信号の検出方法は、その検出に非常に多くの時間と信号のサンプル数を必要とするため、無線通信システムにおける伝搬環境が変化する場合などの対応が困難といった問題が生じるため、多くの端末をシステム内に配置することができないという問題がある。
そこでこの発明は、複数の無線通信システムが同一エリアに共存する場合において、各無線通信システムが、効率的に多くの端末をシステム内に配置することができる無線通信方法および無線通信システムと無線通信装置、干渉量推定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置が、他方の無線通信システムの第2無線通信装置へ与える干渉量を推定する干渉量推定方法であって、前記第1無線通信装置の第2無線通信装置情報取得手段が、前記第2無線通信装置の使用する周波数およびRFパラメータ情報を取得し、前記第1無線通信装置の受信電力測定手段が、前記第2無線通信装置の使用する周波数の無線信号の受信電力を測定し、前記第1無線通信装置の干渉量算出手段が、前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出することを特徴とする干渉量推定方法である。
また本発明は、上述の干渉量推定方法において、前記RFパラメータ情報は、少なくとも、送信アンプゲイン、受信アンプゲインであり、前記第1無線通信装置の前記干渉量算出手段は、前記第2無線通信装置から自装置に送信された無線信号によって得られる前記受信電力から干渉信号雑音電力比を導き、当該干渉信号雑音電力比と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記受信アンプゲインの差と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記送信アンプゲインの差とに基づいて、自装置が前記第2無線通信装置に与える干渉量を算出することを特徴とする。
また本発明は、複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置と、他方の無線通信システムの第2無線通信装置と、のそれぞれが各無線通信システムに割り当てられた専用周波数帯域と、各無線通信システムに共通に割り当てられた共通周波数帯域とを用いて、各無線通信システム内で当該無線通信システムに属する無線通信装置が相互にそれぞれ無線通信を行なう無線通信方法であって、前記第1無線通信装置の第2無線通信装置情報取得手段が、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域およびRFパラメータ情報を取得し、前記第1無線通信装置の受信電力測定手段が、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域における受信電力を測定し、前記第1無線通信装置の干渉量算出手段が、前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出し、前記第1無線通信装置の干渉量比較手段が、前記算出した干渉量と予め定められた干渉量の閾値とを比較し、前記第1無線通信装置の割当周波数判定手段が、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値よりも大きい場合には、自装置に前記共通周波数帯域の割り当てが可能と判定し、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値以下の場合には、自装置が属する前記無線通信システムの前記専用周波数帯域の割り当てが可能と判定することを特徴とする無線通信方法である。
また本発明は、上述の無線通信方法において、前記RFパラメータ情報は、少なくとも、送信アンプゲイン、受信アンプゲインであり、前記第1無線通信装置の前記干渉量算出手段は、前記第2無線通信装置から自装置に送信された無線信号によって得られる前記受信電力から干渉信号雑音電力比を導き、当該干渉信号雑音電力比と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記受信アンプゲインの差と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記送信アンプゲインの差とに基づいて、自装置が前記第2無線通信装置に与える干渉量を算出することを特徴とする。
また本発明は、複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置と、他方の無線通信システムの第2無線通信装置と、のそれぞれが各無線通信システムに割り当てられた専用周波数帯域と、各無線通信システムに共通に割り当てられた共通周波数帯域とを用いて、各無線通信システム内で当該無線通信システムに属する無線通信装置が相互にそれぞれ無線通信を行なう無線通信システムであって、前記第1無線通信装置が、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域およびRFパラメータ情報を取得する第2無線通信装置情報取得手段と、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域における受信電力を測定する受信電力測定手段と、前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出する干渉量算出手段と、前記算出した干渉量と予め定められた干渉量の閾値とを比較する干渉量比較手段と、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値よりも大きい場合には、自装置に前記共通周波数帯域の割り当てが可能と判定し、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値以下の場合には、自装置が属する前記無線通信システムの前記専用周波数帯域の割り当てが可能と判定する割当周波数判定手段と、を備えることを特徴とする無線通信システムである。
また本発明は、上述の無線通信システムにおいて、前記RFパラメータ情報は、少なくとも、送信アンプゲイン、受信アンプゲインであり、前記第1無線通信装置の前記干渉量算出手段は、前記第2無線通信装置から自装置に送信された無線信号によって得られる前記受信電力から干渉信号雑音電力比を導き、当該干渉信号雑音電力比と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記受信アンプゲインの差と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記送信アンプゲインの差とに基づいて、自装置が前記第2無線通信装置に与える干渉量を算出することを特徴とする。
また本発明は、複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置と、他方の無線通信システムの第2無線通信装置と、のそれぞれが各無線通信システムに割り当てられた専用周波数帯域と、各無線通信システムに共通に割り当てられた共通周波数帯域とを用いて、各無線通信システム内で当該無線通信システムに属する無線通信装置が相互にそれぞれ無線通信を行なう無線通信システムにおける、前記第1無線通信装置であって、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域およびRFパラメータ情報を取得する第2無線通信装置情報取得手段と、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域における受信電力を測定する受信電力測定手段と、前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出する干渉量算出手段と、前記算出した干渉量と予め定められた干渉量の閾値とを比較する干渉量比較手段と、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値よりも大きい場合には、自装置に前記共通周波数帯域の割り当てが可能と判定し、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値以下の場合には、自装置が属する前記無線通信システムの前記専用周波数帯域の割り当てが可能と判定する割当周波数判定手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置である。
本発明によれば、複数の無線通信システムが同エリアに重なり、それぞれの無線通信システムが異なる周波数帯域と、共通の周波数帯域を用いて無線通信可能な場合において、ある一方の無線通信システム内の端末が、他方の無線通信システムに属する端末に対して無線信号の干渉の影響を与えない位置にある場合には、その端末に対して共通の周波数帯域の無線通信を利用させている。これにより、無線通信システムが専用に用いている周波数帯域に空きができるため、他の端末を収容することが可能となり、この仕組みにより、無線通信システムに接続させる端末を増加させることができる。つまり、数の無線通信システムが同一エリアに共存する場合において、各無線通信システムが、効率的に多くの端末をシステム内に配置させることができる。
以下、本発明の一実施形態による無線通信システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による無線通信システムのシステム構成を示す第1の図である。
この図における無線通信システムでは、無線通信システムAと無線通信システムBの2つの無線通信システムが同一域内に共存する場合の例を示している。まず無線通信システムAは、アクセスポイント装置(AP)10を備えており、当該AP10には端末1a,2a,3a,4aの、4つの端末が無線接続しているものとする。またAP10と端末1a,2a,3a,4aは、通常は、無線通信システムAのみが利用する無線通信システムA専用の周波数帯域を用いて通信接続するものとする。図1においては、初期の段階において、無線通信システムAは、無線通信システムA専用の周波数帯域のうち、端末1aが#a1の周波数を利用し、端末2aが#a2の周波数を利用し、端末3aが#a3の周波数を利用し、端末4aが#4aの周波数を利用して、AP10と信号の送受信をしているものとする。
また無線通信システムBは、アクセスポイント装置(AP)20を備えており、当該AP20には端末1b,2b,3bの3つの端末が無線接続しているものとする。またAP20と端末1b,2b,3bは、通常は、無線通信システムBのみが利用する無線通信システムB専用の周波数帯域を用いて通信接続するものとする。図1においては、初期の段階において、無線通信システムBは、無線通信システムB専用の周波数帯域のうち、端末1bが#b1の周波数を利用し、端末2bが#b2の周波数を利用し、端末3bが#b3の周波数を利用して、AP20と信号の送受信をしているものとする。
また、無線通信システムAおよび無線通信システムBにおいては、各通信システム内の幾つかの端末が、両方の無線通信システムに共通の共通使用周波数帯域を用いて、通信することができる。つまり、無線通信システムAは、無線通信システムA専用の周波数帯域のほかに、共通使用周波数帯域を用いて、AP10と端末1a〜4aが通信接続することができる。また、無線通信システムBも、無線通信システムB専用の周波数帯域のほかに、共通使用周波数帯域を用いて、AP20と端1b〜3bが通信接続することができる。ここで、無線通信システムA内の端末がAP10と共通使用周波数帯域を用いて通信接続する場合、または無線通信システムB内の端末がAP20と共通使用周波数帯域を用いて通信接続する場合においては、一方の無線通信システム内の端末が、他の無線通信システムに干渉の影響を与えない位置にあることが必要である。そして、一方の無線通信システム内の端末は、他の無線通信システムに干渉の影響を与えない位置にあることが分かった場合にのみ、共通使用周波数帯域を用いてAP(アクセスポイント装置)と通信接続することができるようになる。
図2はアクセスポイント装置と端末の機能ブロック図である。
この図が示すように、AP(アクセスポイント装置)10,20は、アンテナ100、TDD(Time Division Duplex)スイッチ101、信号を受信処理する受信部102、信号を送信処理する送信部103、受信信号を分岐する受信信号分岐部104、他システムのサブキャリア情報を取得するサブキャリア情報取得部105、他システムが受信する信号の受信電力判断部106、他システムへ与える信号干渉を推定する与干渉推定部107、自システム用のサブキャリア候補情報を取得するサブキャリア候補情報取得部108、端末との通信に利用するチャネル(周波数)を決定するチャネル決定部109、送信信号を生成する送信信号生成部110、を備えている。
また図2が示すように、端末1a〜4a,1b〜3bは、アンテナ200、TDD(Time Division Duplex)スイッチ201、信号を受信処理する受信部202、信号を送信処理する送信部203、受信信号を分岐する受信信号分岐部204、他システムのサブキャリア情報を取得するサブキャリア情報取得部205、他システムが受信する信号の受信電力判断部206、他システムへ与える信号干渉を推定する与干渉推定部207、アクセスポイント装置(AP)との通信に利用するチャネル(周波数)を判定するチャネル判定部208、送信信号を生成する送信信号生成部209、を備えている。
次に、無線通信システムにおける処理について説明する。
無線通信システムAおよび無線通信システムBにおいて、アクセスポイント装置(AP10またはAP20)と通信する各端末は、自端末が所属する無線通信システムに属するアクセスポイント装置(AP10やAP20)と通信接続するために、無線通信システム内の他の端末との間で、通信に利用する周波数や送受信の時間の順番を決めなければならない。この通信に利用する周波数や送受信の時間の順番の決定を、以下スケジューリングと呼ぶ。そして、スケジューリング情報(本実施形態においては、利用する周波数の情報)は、APと端末それぞれで利用することとなるため、必ず、APと端末は、このスケジューリング情報を互いに送受信して交換している。
図1では、端末のチャネルを周波数で分割する場合のOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)を利用する場合の例を示している。そして上記したように、初期の状態において、無線通信システムAにおいては、AP10と端末1a〜4aがスケジューリング情報を送受信して、無線通信システムA専用の周波数帯域のうち、端末1aが#a1の周波数を利用し、端末2aが#a2の周波数を利用し、端末3aが#a3の周波数を利用し、端末4aが#4aの周波数を利用して、AP10と信号の送受信しているものとする。また初期の状態において、無線通信システムBにおいては、A20と端末1b〜4bがスケジューリング情報を送受信して、無線通信システムB専用の周波数帯域のうち、端末1bが#b1の周波数を利用し、端末2bが#b2の周波数を利用し、端末3bが#b3の周波数を利用して、AP20と信号の送受信をしているものとする。
ここで、スケジューリング情報を用いて、無線通信システムAと無線通信システムBで通常利用している専用の周波数帯域が互いに干渉しないと判断するために、無線通信システムAと無線通信システムBでは、通常自システム内で送受信しているスケジューリング情報のほかに、他方の無線通信システムで送受信されているスケジューリング情報を受信して、そのスケジューリング情報に基づいて、通常利用している専用の周波数帯域が互いに干渉しないかを判定することとなる。
図3は同実施形態による無線通信システムのシステム構成を示す第2の図である。
まず、図1の状態における無線通信システムA内の各端末に対するチャネル割当の決定が行なわれる。このとき、無線通信システムAのAP10や端末1a〜4aは、無線通信システムBのAP20や端末1b〜3bが送受信している信号から、無線通信システムBのアンテナパラメータ(アンプ,アンテナ利得)と、スケジューリング情報検出し、それらの情報により、無線通信システムB内のAP20や端末1b〜3bが利用している各周波数(チャネル)を検出することができる。そして、この検出した周波数により、無線通信システムAが無線通信システムBに信号干渉を与えているかどうか、また無線通信システムBが無線通信システムAに信号干渉を与える可能性があるか、を推定することができる。
図3で示すように、無線通信システムAの端末1a〜3aの3台の端末は、無線通信システムBから遠く離れていれば、当該端末1a〜3aの各端末に、無線通信システムBと共通して利用する共通使用周波数を割り当てても、無線通信システムBに対する信号干渉の問題はない。従って、無線通信システムAの端末1a〜3aには、共通使用周波数帯域における何れかの周波数を、チャネル割当の際に割り当てることが可能となる。他方、無線通信システムAの端末4aは、無線通信システムBの通信領域付近に位置するため、この端末4aに共通使用周波数帯域を割り当ててしまうと、無線通信システムBのAP20、端末2b、端末3bに対して干渉波による信号干渉を与える可能性がある。従って、信号干渉の回避のために、無線通信システムAの端末4aには、無線通信システムAの専用周波数帯域を割り当てることが望ましいと判断できる。
図4は同実施形態による無線通信システムのシステム構成を示す第3の図である。
図3で示した無線通信システムAにおけるチャネル割当の決定の結果の後、無線通信システムBにおいてもチャネル割当が行なわれる。無線通信システムBにおいても、AP20や端末1b〜4bは、無線通信システムAのAP10や端末1a〜4aが送受信している信号から、無線通信システムAのアンテナパラメータ(アンプ,アンテナ利得)と、スケジューリング情報検出し、それらの情報により、無線通信システムA内のAP10や端末1a〜4aが利用している各周波数(チャネル)を検出することができる。そして、この検出した周波数により、無線通信システムBが無線通信システムAに信号干渉を与えているかどうか、また無線通信システムAが無線通信システムBに信号干渉を与える可能性があるか、を推定することができる。
図4で示すように、無線通信システムBの端末1bは、無線通信システムAから遠く離れていれば、当該端末1bに、無線通信システムAと共通して利用する共通使用周波数を割り当てても、無線通信システムAに対する信号干渉の問題はない。従って、無線通信システムBの端末1bには、共通使用周波数帯域における何れかの周波数を、チャネル割当の際に割り当てることが可能となる。他方、無線通信システムBの端末2b,3bは、無線通信システムAの通信領域付近に位置するため、この端末2b,3bに共通使用周波数帯域を割り当ててしまうと、無線通信システムAのAP10や各端末のいずれかに対して干渉波による信号干渉を与える可能性がある。従って、信号干渉の回避のために、無線通信システムBの端末2b,3bには、無線通信システムBの専用周波数帯域を割り当てることが望ましいと判断できる。
そして、図3、図4のように処理することによって、無線通信システムAにおいては#a1〜#a3の周波数に空きがでるため、その周波数を別の新たな端末に割り当てることが可能となる。また無線通信システムBにおいては#b1の周波数に空きがでるため、その周波数を別の新たな端末に割り当てることが出来る。つまり、無線通信システムAおよび無線通信システムBにおける端末の収容数を増大させることができる。
以下、干渉電力の推定方法について説明する。なお、以下の説明においては無線通信システムAのAP10が、無線通信装置BのAP20から受ける干渉を例にあげて説明する。
まず、AP10における受信電力R(AP20−AP10)と、AP10の干渉信号雑音電力費(INRAP10)は、下記の式(1)および式(2)で表すことができる。
Figure 2009267815
Figure 2009267815
これら式(1)および式(2)において、Gはアンプとアンテナのゲインを示す。また、添え字HPAは送信アンプ、LNAは受信アンプ、ANTはアンテナを示している。また、添え字AP20とAP10は、AP20またはAP10で発生する情報を示している。またLは伝搬路のパスロス(path loss)を示している。同様に、AP10からAP20へ与える干渉信号のAP20における受信電力R(AP10−AP20)と、AP20の干渉信号雑音電力費(INRAP20)は、下記の式(3)および式(3)で表すことができる。
Figure 2009267815
Figure 2009267815
ここで、{式(3)−式(1)}の演算を行なうと下記の式(5)の関係式が得られる。
Figure 2009267815
また、伝搬路の可逆性は成り立つため、L(AP20−AP10)=L(AP10−AP20)の関係が成り立つ。そして式(2)、(4)、(5)を用いて、式(6)が得られる。
Figure 2009267815
すなわち、AP20に対するAP10からの与干渉は式(6)で与えることができる。これはAP20からAP10に送信されて得られるINR、AP20とAP10の受信アンプとゲインの差、AP10とAP20の送信アンプとゲインの差で表される。式(6)の第1項はAP10が受信信号を受ける際に得られ、第2項と第3項は他無線通信システムのアンプのゲインを知っていることで実現できる。この推定は、同様に、無線通信システムAと無線通信システムBの間における、APと端末間、端末と端末間でも可能である。
図5は使用周波数決定処理の処理フローを示す図である。
次に、本実施形態にける処理フローについて説明する。
まず、無線通信システムAと無線通信システムBそれぞれにおいて、使用する周波数を決定する(ステップS101)。例えば無線通信システムAのAP10が、予め自分で記憶する専用周波数帯の何れかの周波数を、各端末1a〜5aそれぞれに割り当てるため、専用周波数帯域内の異なる周波数の情報を保持したスケジューリング情報を各端末1a〜5aに送信してもよいし、各端末1a〜5aのいずれかから信号を受信したことを契機に、AP10が、その端末に利用が空いている周波数の情報を保持したスケジューリング情報を送信するようにしてもよい。また無線通信システムBにおいても同様である。
そして、端末1a〜5aは、無線通信システムBのAP20または端末1b〜3bの何れかから送信された制御チャネルを受信して(受信処理は、端末の受信部202が行う)、その制御チャネルに含まれるスケジューリング情報を検出する(ステップS102)。これにより、当該スケジューリング情報を解析して、無線通信システムBで利用されている周波数を検出する(周波数の検出処理は、端末のサブキャリア情報取得部205が行なう;ステップS103)。つまり、無線通信システムAの端末1a〜5aのそれぞれは、無線通信システムBのAP20や端末1b〜3bから送信される信号の周波数帯域を受信できる機能を有しているものとする。
また、無線通信システムBの端末1b〜3bも同様に、無線通信システムAのAP10や端末1a〜5aから送信される信号の周波数帯域を受信できる機能を有しており、無線通信システムAのAP10または端末1a〜5aの何れかから送信された制御チャネルを受信して、その制御チャネルに含まれるスケジューリング情報を受信することにより、当該スケジューリング情報を解析して、無線通信システムAで利用されている周波数を検出する。無線通信システムAが受信する制御チャネル内のスケジューリング情報の数kは、無線通信システムBの「ユーザ数×各ユーザが使用する周波数の数」で定まる。以下、無線通信システムAにおける端末1a〜5aの処理と、無線通信システムBにおける端末1b〜3bの処理は同様であるため、無線通信システムAの端末1a処理のみを説明する。
次に、無線通信システムAの端末1aの受信電力判断部206は、スケジューリング情報kのうちのN番目のスケジューリング情報kN(N=1〜k)を含む制御チャネルを受信した際の受信電力を検出する(ステップS104)。そして、端末1aの与干渉推定部207が、無線通信システムBに与える与干渉量αを算出する(ステップS105)。この算出方法は、上述した式(1)〜式(6)の関係により得ることができる。ここで、与干渉量の閾値が予めメモリ等に格納されており、端末1aの与干渉推定部207は、算出した与干渉量αが、前記メモリ等に格納されている閾値以下であるかを判定する(ステップS106)。そして、与干渉量αが閾値以下であれば、受信した無線通信システムBからのスケジューリング情報kを含む制御チャネルの信号には干渉を与えないと判断する。そして、端末1aは1〜kの全てのスケジューリング情報kに対応する制御チャネルの信号全てについて処理を行なったかを判定し(ステップS107)、全てについて処理を行った場合には、全ての与干渉量αが閾値以下かを判定する(ステップS108)。そして、1〜kの全てのスケジューリング情報kに対応する制御チャネルの信号の全てが与干渉量以下であれば、共通使用周波数を利用できると判定する(ステップS109)。
そして、端末1aの与干渉推定部207が、共通使用周波数を利用できると判定した場合には、チャネル決定部208に共通使用周波数の利用可を通知し、チャネル決定部208が、共通使用周波数利用要求の情報を、AP10へ送信する(ステップS110)。そしてAP10は、端末1aから共通使用周波数利用要求を受信すると、共通使用周波数に空きがあるかを判定し、空きがあれば、共通使用周波数利用要求を送信した端末1aに対して、空いている共通使用周波数の情報を格納したスケジューリング情報を送信し、これを端末1aが受信する(ステップS111)。なお共通使用周波数に空きがあるかどうかの情報はメモリ等に記憶していればよい。これにより、端末1aのチャネル決定部208は、AP10より自端末宛のスケジューリング情報内に共通使用周波数の情報が格納されている場合には、その共通使用周波数を利用して、AP10と無線通信を行なう(ステップS112)。またステップS108において、無線通信システムBの端末やAP20に対する全ての与干渉量αが閾値以下でない場合には、ステップS101で決定した専用周波数帯域をそのまま利用すると判定する。
そして、上述の端末1aと同様の処理を、無線通信システムAの端末2a〜5a、および無線通信システムBに属する端末1b〜3bが行なう。各端末の処理によって、図4で示すように、端末1a〜3a、端末1bが共通使用周波数を利用して、所属する無線通信システム内のAPと情報を送受信する。なお、共通使用周波数帯域における複数の割当周波数のどれが既に割り当てられた周波数かの情報をAP10とAP20とで情報交換して共有する必要がある。そして無線通信システムBにおいても、上記の無線通信システムAの処理と同様の処理を行い、無線通信システムAに干渉を与えないと判定できた端末1b〜3bのうちのいずれかが、共通使用周波数を用いてAP20と通信を行なうようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述の処理によれば、複数の無線通信システムが同エリアに重なり、それぞれの無線通信システムが異なる周波数帯域と、共通の周波数帯域を用いて無線通信可能な場合において、ある一方の無線通信システム内の端末が、他方の無線通信システムに属する端末に対して無線信号の干渉の影響を与えない位置にある場合には、その端末に対して共通の周波数帯域の無線通信を利用させている。これにより、無線通信システムが専用に用いている周波数帯域に空きができるため、他の端末を収容することが可能となり、この仕組みにより、無線通信システムに接続させる端末を増加させることができる。つまり、数の無線通信システムが同一エリアに共存する場合において、各無線通信システムが、効率的に多くの端末をシステム内に配置させることができる。
なお、上述のAPや端末は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
無線通信システムのシステム構成を示す第1の図である。 アクセスポイント装置と端末の機能ブロック図である。 無線通信システムのシステム構成を示す第2の図である。 無線通信システムのシステム構成を示す第3の図である。 使用周波数決定処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
1a〜5a,1b〜5b・・・端末
10,20・・・アクセスポイント装置(AP)
101,201・・・TDDスイッチ
102,202・・・受信部
103,203・・・送信部
104,204・・・受信信号分岐部
105,205・・・サブキャリア情報取得部
106,206・・・受信電力判断部
107,207・・・与干渉推定部
108・・・サブキャリア候補情報取得部
109,208・・・チャネル決定部
110,209・・・送信信号生成部

Claims (7)

  1. 複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置が、他方の無線通信システムの第2無線通信装置へ与える干渉量を推定する干渉量推定方法であって、
    前記第1無線通信装置の第2無線通信装置情報取得手段が、前記第2無線通信装置の使用する周波数およびRFパラメータ情報を取得し、
    前記第1無線通信装置の受信電力測定手段が、前記第2無線通信装置の使用する周波数の無線信号の受信電力を測定し、
    前記第1無線通信装置の干渉量算出手段が、前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出する
    ことを特徴とする干渉量推定方法。
  2. 前記RFパラメータ情報は、少なくとも、送信アンプゲイン、受信アンプゲインであり、
    前記第1無線通信装置の前記干渉量算出手段は、前記第2無線通信装置から自装置に送信された無線信号によって得られる前記受信電力から干渉信号雑音電力比を導き、当該干渉信号雑音電力比と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記受信アンプゲインの差と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記送信アンプゲインの差とに基づいて、自装置が前記第2無線通信装置に与える干渉量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の干渉量推定方法。
  3. 複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置と、他方の無線通信システムの第2無線通信装置と、のそれぞれが各無線通信システムに割り当てられた専用周波数帯域と、各無線通信システムに共通に割り当てられた共通周波数帯域とを用いて、各無線通信システム内で当該無線通信システムに属する無線通信装置が相互にそれぞれ無線通信を行なう無線通信方法であって、
    前記第1無線通信装置の第2無線通信装置情報取得手段が、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域およびRFパラメータ情報を取得し、
    前記第1無線通信装置の受信電力測定手段が、前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域における受信電力を測定し、
    前記第1無線通信装置の干渉量算出手段が、前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出し、
    前記第1無線通信装置の干渉量比較手段が、前記算出した干渉量と予め定められた干渉量の閾値とを比較し、
    前記第1無線通信装置の割当周波数判定手段が、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値よりも大きい場合には、自装置に前記共通周波数帯域の割り当てが可能と判定し、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値以下の場合には、自装置が属する前記無線通信システムの前記専用周波数帯域の割り当てが可能と判定する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記RFパラメータ情報は、少なくとも、送信アンプゲイン、受信アンプゲインであり、
    前記第1無線通信装置の前記干渉量算出手段は、
    前記第2無線通信装置から自装置に送信された無線信号によって得られる前記受信電力から干渉信号雑音電力比を導き、当該干渉信号雑音電力比と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記受信アンプゲインの差と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記送信アンプゲインの差とに基づいて、自装置が前記第2無線通信装置に与える干渉量を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
  5. 複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置と、他方の無線通信システムの第2無線通信装置と、のそれぞれが各無線通信システムに割り当てられた専用周波数帯域と、各無線通信システムに共通に割り当てられた共通周波数帯域とを用いて、各無線通信システム内で当該無線通信システムに属する無線通信装置が相互にそれぞれ無線通信を行なう無線通信システムであって、
    前記第1無線通信装置が、
    前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域およびRFパラメータ情報を取得する第2無線通信装置情報取得手段と、
    前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域における受信電力を測定する受信電力測定手段と、
    前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出する干渉量算出手段と、
    前記算出した干渉量と予め定められた干渉量の閾値とを比較する干渉量比較手段と、
    前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値よりも大きい場合には、自装置に前記共通周波数帯域の割り当てが可能と判定し、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値以下の場合には、自装置が属する前記無線通信システムの前記専用周波数帯域の割り当てが可能と判定する割当周波数判定手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記RFパラメータ情報は、少なくとも、送信アンプゲイン、受信アンプゲインであり、
    前記第1無線通信装置の前記干渉量算出手段は、
    前記第2無線通信装置から自装置に送信された無線信号によって得られる前記受信電力から干渉信号雑音電力比を導き、当該干渉信号雑音電力比と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記受信アンプゲインの差と、前記第2無線通信装置と前記第1無線通信装置の前記送信アンプゲインの差とに基づいて、自装置が前記第2無線通信装置に与える干渉量を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 複数の無線通信システムにおいて、一方の無線通信システムの第1無線通信装置と、他方の無線通信システムの第2無線通信装置と、のそれぞれが各無線通信システムに割り当てられた専用周波数帯域と、各無線通信システムに共通に割り当てられた共通周波数帯域とを用いて、各無線通信システム内で当該無線通信システムに属する無線通信装置が相互にそれぞれ無線通信を行なう無線通信システムにおける、前記第1無線通信装置であって、
    前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域およびRFパラメータ情報を取得する第2無線通信装置情報取得手段と、
    前記第2無線通信装置の利用する専用周波数帯域における受信電力を測定する受信電力測定手段と、
    前記受信電力と、前記第2無線通信装置のRFパラメータ情報と、記憶する自装置のRFパラメータ情報とに基づいて、前記第2無線通信装置へ与える干渉量を算出する干渉量算出手段と、
    前記算出した干渉量と予め定められた干渉量の閾値とを比較する干渉量比較手段と、
    前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値よりも大きい場合には、自装置に前記共通周波数帯域の割り当てが可能と判定し、前記他方の無線通信システムに属する全ての前記第2無線通信装置へ与える干渉量が、前記閾値以下の場合には、自装置が属する前記無線通信システムの前記専用周波数帯域の割り当てが可能と判定する割当周波数判定手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
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