JP2009264799A - 測定装置、露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】干渉信号に歪みが生じた場合における測定誤りを防止する。
【解決手段】被測定物の面位置を測定する測定装置は、前記被測定物からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する第1測定器と、前記被測定物の面位置を測定するための第2測定器と、演算処理部とを備え、前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果によってセントラルフリンジのピークであることが保証される前記干渉信号のピークに基づいて前記被測定物の面位置を検出する。
【選択図】図2
【解決手段】被測定物の面位置を測定する測定装置は、前記被測定物からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する第1測定器と、前記被測定物の面位置を測定するための第2測定器と、演算処理部とを備え、前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果によってセントラルフリンジのピークであることが保証される前記干渉信号のピークに基づいて前記被測定物の面位置を検出する。
【選択図】図2
Description
本発明は、測定装置、それが組み込まれた露光装置、および、それを用いてデバイスを製造するデバイス製造方法に関する。
フォトリソグラフィー技術を用いて半導体デバイスや液晶表示デバイス等のデバイスを製造する際に、原版(レチクル)のパターンを投影光学系によって基板に投影して該パターンを転写する露光装置が使用されている。
露光装置においては、半導体デバイスの高集積化に伴って、より高い解像力で原版のパターンを基板に投影することが要求されている。露光装置で転写することができる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。したがって、波長を短くすればするほど解像力は良くなる。このため、近年では、波長の短いKrFエキシマレーザー(波長約248nm)やArFエキシマレーザー(波長約193nm)が光源として使用されている。また、液浸露光も実用化に至っている。
これらの要求を達成するために、露光装置の主流は、原版のパターンを基板に一括露光するステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)からスキャナーに移行しつつある。スキャナーは、スリット形状の露光領域に対して原版と基板とを相対的に高速走査し、大画面を精度よく露光するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置である。
スキャナーでは、基板の所定箇所がスリット形状露光領域に差し掛かる前に、光斜入射系の表面位置検出器によって当該所定箇所における表面位置が測定される。そして、その所定箇所を露光する際に、基板の表面を投影光学系の最適結像位置に一致させる補正がなされる。
基板の表面の高さ(フォーカス方向の位置)のほか、該表面の傾き(チルト)を測定するために、スリット形状の露光領域の長手方向(即ち、走査方向と直交する方向)に沿って、複数の測定点が配置される。フォーカスおよびチルトの測定方法は、数々提案されている(特許文献1〜3)。
特開2006−269669号公報
米国特許第6249351号明細書
米国特許第5133601号明細書
しかし、近年では露光光の短波長化及び投影光学系の高NA化が進み、焦点深度が極めて小さくなり、露光すべき基板の表面を最良結像面に一致させる精度、つまりフォーカス精度もますます厳しくなってきている。特に、基板の表面位置を検出する光学系の性能に起因する表面位置の検出誤差が無視することができなくなってきている。
例えば、特許文献1で開示されている様に、斜めから基板に光を照射して、その反射光を検出する三角法を用いた場合、基板の下地の反射率ムラにより測定値が誤差を持つことが知られている。
また、特許文献2の様に、斜めから基板に光を照射してその干渉信号に基づいて基板の表面位置を測定する方法(図7参照)においても、サンプル360の表面位置が誤測定されうる。この誤測定について。図4を参照しながら説明する。図4は、図7に示す構成に基づいて、アクチュエータ397により、サンプル360をその表面に垂直な方向に走査した場合に得られる白色干渉信号を示したものである。図4のケース1の信号は、シリコンウェハ上にレジストを塗布した状態で測定した白色干渉信号である。通常、サンプルの表面からの測定光と参照面からの参照光との白色干渉信号を考えた場合、ケース1の様に測定光と参照光の光路長差が0となる位置において、白色干渉信号の信号強度が最大となる。よって、白色干渉信号を用いてサンプルの表面の位置を測定するには、白色干渉信号の信号強度がピークの位置を検出すればよいことになる。その為、干渉信号の包絡線ピークを検出するか、もしくは、信号強度が最大となる中央の縞(以下、セントラルフリンジと呼ぶ)のピークを求めることにより、サンプルの表面位置が検出できることになる。
または、特許文献3の様に、光路差がゼロの状態で干渉縞の光強度のコントラストが最大になるという特性を利用してもよい。この方法は、干渉信号の数点の光強度を求め、干渉縞の光強度のコントラストが最大となるフリンジを見つけ出し、そのフリンジの強度ピークを求めることにより、表面位置を決定する方法である(以下、最大コントラスト検出法と呼ぶ)。
ところが、レジスト膜厚が100nm前後と薄い場合、もしくは、半導体の製造プロセスが進むにつれてシリコン上に銅、アルミニウムなどの物質が積層された場合、図4のケース2の様な白色干渉信号となることがある。これは、サンプル表面と参照面の干渉だけではなく、レジストを通過してレジスト下部に配置されているシリコンや銅などからの反射光による干渉も信号強度に寄与している為である。これにより、サンプル表面と参照光の光路長が0となるZ方向位置で干渉強度が最大となるべき信号が、隣接した干渉縞(以下、サブフリンジと呼ぶ)において干渉強度が最大となる。この様な干渉強度信号に対して、従来法の包絡線ピークや、特許文献3のコントラスト最大法を適用した場合、測定誤差が発生することとなる。
本発明は、上記の課題認識を契機としてなされたものであり、例えば、干渉信号に歪みが生じた場合における測定誤りを防止することを目的とする。
本発明の第1の側面は、被測定物の面位置を測定する測定装置に係り、前記測定装置は、前記被測定物からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する第1測定器と、前記被測定物の面位置を測定するための第2測定器と、演算処理部とを備え、前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果によってセントラルフリンジのピークであることが保証される前記干渉信号のピークに基づいて前記被測定物の面位置を検出する。
本発明の露光装置は、原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し前記基板を露光する露光装置に係り、前記露光装置は、前記基板からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する第1測定器と、前記基板が前記投影光学系の下に配置されている状態で前記基板の面位置を斜入射方式で測定するための第2測定器と、演算処理部とを備え、前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果に基づいてセントラルフリンジのピークであることが保証される前記干渉信号のピークに基づいて前記基板の面位置を検出する。
本発明の第3の側面は、デバイス製造方法に係り、前記方法は、上記の露光装置を用いて基板を露光する露光工程と、前記基板を現像する工程とを含む。
本発明によれば、例えば、干渉信号に歪みが生じた場合における測定誤りを防止することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、添付図面において、同一要素には同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図8は、本発明の好適な実施形態の露光装置の概略構成を示す図である。本発明の好適な実施形態の露光装置EXは、基本構成として、照明ユニット800と、原版(レチクル)31を保持する原版ステージRSと、投影光学系32と、基板(例えば、ウエハ)6を保持する基板ステージWSと、制御部1100とを備えている。基板ステージWSの上には、基準プレート39が配置されている。照明ユニット800によって照明された原版31のパターンは、投影光学系32によって基板6に投影され、これによって基板6が露光される。基板6には、感光剤(フォトレジスト)が塗布されていて、露光によって当該感光剤に潜像パターンが形成される。
図8は、本発明の好適な実施形態の露光装置の概略構成を示す図である。本発明の好適な実施形態の露光装置EXは、基本構成として、照明ユニット800と、原版(レチクル)31を保持する原版ステージRSと、投影光学系32と、基板(例えば、ウエハ)6を保持する基板ステージWSと、制御部1100とを備えている。基板ステージWSの上には、基準プレート39が配置されている。照明ユニット800によって照明された原版31のパターンは、投影光学系32によって基板6に投影され、これによって基板6が露光される。基板6には、感光剤(フォトレジスト)が塗布されていて、露光によって当該感光剤に潜像パターンが形成される。
露光装置EXは、更に、被測定物(基板、基準プレート)の面位置を測定するための測定器として、面位置測定干渉計(第1測定器)200と、フォーカス制御用センサ(第2測定器)33とを備える。露光装置EXは、更に、演算処理部410、400を備える。演算処理部410は、面位置測定干渉計200を制御するとともに面位置測定干渉計200から提供される信号を演算処理して面位置を検出する。演算処理部400は、フォーカス制御用センサ33を制御するとともにフォーカス制御用センサ33から提供される信号を演算処理して面位置を検出する。
面位置測定干渉計200とフォーカス制御用センサ33とは、共に被測定物としての基板6の表面位置又は表面形状を測定する機能を有するが、以下のような相違点を有しうる。面位置測定干渉計200は、応答性が遅いが、基板6に形成されているパターンによる騙されが少ないセンサである。フォーカス制御用センサ33は、応答性が速いが基板6に形成されているパターンによる騙されがあるセンサである。
面位置測定干渉計200は、基板からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する。一方、フォーカス制御用センサ33は、基板に光を斜入射させ、該基板からの反射光の結像位置に基づいて該基板の面位置を測定する斜入射方式の測定器である。演算処理部410は、フォーカス制御用センサ33を用いて測定された結果によってセントラルフリンジのピークであることが保証される干渉信号のピークに基づいて、基板の面位置を検出する。
制御部1100は、CPUやメモリを有し、照明ユニット800、原版ステージRS、基板ステージWS、フォーカス制御用センサ33、面位置測定干渉計200と電気的に接続され、露光装置の動作を制御する。この実施形態では、制御部1100は、フォーカス制御用センサ33が基板6の面位置を検出する際の測定値の補正演算および制御も行う。
照明ユニット800は、光源802と、照明光学系801とを有する。光源802としては、例えば、レーザーが好適である。レーザーとしては、例えば、波長が約193nmのArFエキシマレーザー、波長が約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができる。光源802の種類は、エキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約157nmのF2レーザーや、波長20nm以下のEUV(Extreme ultraviolet)光源を使用してもよい。
照明光学系801は、光源802から射出された光を用いて被照明面に配置された原版31を照明する。この実施形態では、照明光学系801は、スリット状の断面形状を有する光で原版31を照明する。照明光学系801は、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含んで構成されうる。照明光学系801は、軸上光、軸外光を問わずに使用することができる。オプティカルインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)を重ねることによって構成されるインテグレーターを含むが、光学ロッドや回折素子でも良い。
原版31は、例えば、石英製で、その上には基板に転写するべきパターンが形成されされている。原版31からの回折光は、投影光学系32によって基板6に投影される。原版31と基板6とは、光学的に共役な関係に配置される。原版31と基板6とを縮小倍率比の速度比で走査することにより原版31のパターンを基板6に転写することができる。なお、露光装置には、不図示の光斜入射系の位置検出器が設けられており、原版31は、当該検出器によって検出される。
原版ステージRSは、図示しないチャックを介して原版31を保持し、図示しない駆動機構によって駆動される。駆動機構は、リニアモーターなどを含んで構成され、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及び各軸の回転方向に原版ステージRSを駆動することで原版31を移動させることができる。
投影光学系32は、物体面からの光を像面に結像する機能を有し、この実施形態では、原版31に形成されたパターンからの回折光を基板6上に結像する。投影光学系32は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)で構成されうる。あるいは、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系等を使用することもできる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。
基板6の面位置は、フォーカス制御用センサ33および面位置測定干渉計200を使って検出される。基板6は、例えば、ウエハまたはガラス基板でありうるが、他の部材であってもよい。
基板ステージWSは、図示しない基板チャックによって基板6を保持する。基板ステージWSは、原版ステージRSと同様に、例えばリニアモーターを利用して、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及び各軸の回転方向に基板6を駆動する。また、原版ステージRSの位置と基板ステージWSの位置は、例えば、6軸のレーザー干渉計81、干渉信号処理部1000などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。基板ステージWSは、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられる。また、原版ステージRSおよび投影光学系32は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒支持体によって支持される。
続いて、基板6の面位置(フォーカス調整方向の位置)の測定点について説明する。この実施形態では、走査方向(Y方向)に基板ステージWSを走査しながら、フォーカス制御用センサ33で基板6の面位置を測定する。これによって、走査方向に沿った基板6の面形状が測定される。更に、走査方向と垂直な方向(X方向)には、基板ステージWSをΔXだけステップ駆動して、続いて、走査方向に基板の面位置を測定する。この動作を繰り返し行うことにより、基板6の全面にわたって面形状を測定することができる。なお、高スループット化のためには、複数のフォーカス制御用センサ33を用いて、基板6上の異なるポイントの面位置を同時に測定するようにしてもよい。
このフォーカス制御用センサ33としては、光学的な高さ測定システムが使用されうる。基板6の表面に対して高い入射角度で光を入射させ、基板6の表面からの反射光の基準位置からのシフト量がCCDイメージセンサなどを含む位置検出素子で検出される方法を採用しうる。特に、基板6上の複数の測定点に光を入射させ、各々の測定点からの反射光を個別のセンサに導き、異なる位置の高さ測定情報から露光すべき面のチルトを算出することができる。
フォーカス制御用センサ(第2測定器)33について説明する。図9は、フォーカス制御用センサ33の概略構成を示す図である。図9において、105は光源、106はコンデンサーレンズ、107は複数の長方形の透過スリットが並んだパターン板、108,111はレンズ、109,110はミラー、112はCCDなどの受光素子である。
光源105から射出された光は、コンデンサーレンズ106により集光され、パターン板107を照明する。パターン板107のスリットを透過した光は、レンズ108、ミラー109を介して基板6上に所定角度で入射する。パターン板107と基板6は、レンズ108に関して結像関係をなし、パターン板107のスリットの空中像が基板6の表面に形成される。基板6で反射された光は、ミラー110、レンズ111を介して、受光素子112で受光される。基板6のスリット像は、レンズ111により受光素子112の受光面に再結像される。これにより、受光素子112からは、107iのようなパターン板107の各スリットに対応したスリット像からなる信号が出力される。この信号の受光素子112の受光面上での基準位置からのシフト量を検出することにより、基板6のZ方向の位置(フォーカス方向の位置)を測定することができるる。基板6の表面がZ方向の位置w1からw2の位置にdZだけ変化した場合の基板6上の光軸シフト量m1は、入射角度をθinとして、以下の式で表すことができる。
m1 = 2・dZ・tanθin ・・・(1)
例えば、入射角θinを84度とすると、m1=19×dZとなり、基板の変位が19倍に拡大された変位量になる。受光素子112の受光面上での変位量は、(1)式に、光学系の倍率(レンズ111によるの結像倍率)が掛け合わされたものとなる。
例えば、入射角θinを84度とすると、m1=19×dZとなり、基板の変位が19倍に拡大された変位量になる。受光素子112の受光面上での変位量は、(1)式に、光学系の倍率(レンズ111によるの結像倍率)が掛け合わされたものとなる。
次に、面位置測定干渉計(第1測定器)200について図1を参照しながら説明する。面位置測定干渉計200は、被測定物である基板6のXY面内の各点での面位置(Z方向位置)を測定する。また、面位置測定干渉計200は、XY面内の所定領域の平均的な高さ(面位置)、平均的な傾き情報(ωx、ωy)を測定することもできる。更に、面位置測定干渉計200は、基板6がその表面に複数の薄膜を有する場合は、最上面の薄膜表面、各薄膜の界面、あるいは、下地基板そのもの高さ情報を測定することができる。
面位置測定干渉計200は、照明部、投光光学系24、ステージ系、受光光学系、データ処理系で構成される。照明部は、広帯域(広波長幅)の光を発するLED(例えば、白色LEDと呼ばれるLED)またはハロゲンランプ等のような光源1と、光源1が発生した光を集光するコンデンサーレンズ2とを含む。また、光源1としては、狭帯域の異なる発光波長のレーザーなどの複数の光源を組み合わせて構成されてもよい。更に、照明部は、基板6に照射する測定光を成形するスリット板30を含みうる。
投光光学系24は、平面ミラー61、凹面ミラー4、凸面ミラー23、開口絞り22、光を分岐させるためのビームスプリッタ5aを含んで構成されうる。平面ミラー61を設けることなく照明部を配置するための十分なスペースがある場合には、平面ミラー61は不要である。また、開口絞り22を設ける代わりに、反射膜などにより凸面ミラー23の反射領域を制限してもよい。
受光光学系16は、参照ミラー7と、参照ミラー7で反射された光と基板6で反射された光とを合成するビームスプリッタ5bと、CCDセンサやCMOSセンサなどの光電変換素子14とを含む。受光光学系16は、更に、基板6の表面を光電変換素子14に結像させるための凹面ミラー11および凸面ミラー13と、開口絞り12と、平面ミラー62とを含む。平面ミラー62を設けることなく光電変換素子14を配置するための十分なスペースがある場合には、平面ミラー62は不要である。また、開口絞り12を設ける代わりに、反射膜などにより凸面ミラー13の反射領域を制限してもよい。更に、光電変換素子14の代わりとして、フォトディテクターなどの光量検出素子を用いても良い。
また、以上の説明では投光光学系24、受光光学系16にミラーを用いた反射光学系の例を示したが、レンズを用いた屈折光学系を用いてもよい。
ステージ系は、前述の基板ステージWSおよびそれを駆動する駆動機構を含む。
演算処理部410は、CPU50、データ保存用の記憶装置51、測定結果や測定条件を表示する表示装置52とを含んで構成されうる。
光源1から出た光は、コンデンサーレンズ2を介してスリット板30上に入射する。スリット板30には、幅が50um(Y軸方向)、長さが700um(X軸方向)の矩形状の透過領域があり、投光光学系24により基板6および参照ミラー7上に矩形の像を形成する。また、この透過領域は、矩形に限らず円形、ピンホールとしてもよい。基板6において必要な測定領域に応じて、スリットの大きさを増減してもよい。スリットは透過部材に限らず、金属板などにスリット形状の光透過領域を設けたものを用いてもよい。投光光学系24を通った光の主光線は、基板6に入射角度θで入射する。その光路の途中には、ビームスプリッタ5aが配置されているため、ほぼ半分の光量の光は、ビームスプリッタ5aで反射されて参照ミラー7に対して入射角度θで入射する。
ここで、光源1が発する光の波長の帯域としては、400nmから800nmの帯域が好ましい。波長帯域は、この範囲に限られず、100nm以上の帯域を使用することができる場合があるが、基板6上にレジストが配置さている場合は、レジストの感光を防ぐために、紫外線(350nm)およびそれよりも短い波長の光の使用は避けるべきである。光の偏光状態は、例えば、無偏光または円偏光の状態にすることができる。
入射角度θに関しては、基板6への入射角度θが大きくなると、基板6が有する薄膜の表面からの反射率が該薄膜の裏面からの反射率よりも相対的に大きくなる。したがって、薄膜表面の形状を測定する場合は、入射角度が大きいほど好ましい。一方、入射角度が90度に近くなると、光学系の組立てが難しくなるため、70度から85度の入射角度が好ましいと言える。
また、凹面ミラー4と凸面ミラー23は、凸レンズの曲率中心と凹レンズの曲率中心を同心円の関係とした、いわゆるオフナー型と呼ばれる配置関係にしてもよい。
さらに、凹面ミラーの曲率(R凹)と凸面の曲率(R凸)の関係をR凸=R凹/2とし、凸レンズの曲率中心と凹レンズの曲率中心を非同心円の関係として配置してもよい。
ビームスプリッタ5aとしては、金属膜や、誘電体多層膜など膜をスプリット膜としたキューブ型のビームスプリッタや、1umから5um程度の厚さの薄い膜(材質はSiCやSiNなど)で構成されるペリクル型ビームスプリッタを使用することもできる。
ビームスプリッタ5aを透過した光は、基板6に入射し、基板6で反射された後(基板6で反射した光は、測定光と呼ばれうる)、ビームスプリッタ5bに入射する。一方、ビームスプリッタ5aで反射された光は、参照ミラー7に入射し、参照ミラー7で反射した後(参照ミラー7で反射した光は、参照光と呼ばれうる)、ビームスプリッタ5bに入射する。参照ミラー7としては、面精度が10nmから20nm程度のアルミ平面ミラーや、同様の面精度を持つ、ガラス平面ミラーなどを使用することができる。
基板6で反射された測定光と参照ミラー7で反射された参照光とは、ビームスプリッタ5bで合成され、撮像素等の光電変換素子14の受光面に干渉パターンを形成する。光電変換素子14は、この干渉パターンを光電変換して干渉心号波形を出力する。ビームスプリッタ5bは、ビームスプリッタ5aと同じものを使用することができる。光路の途中には、凹面ミラー11、凸面ミラー13および開口絞り12が配置されている。凹面ミラー11と凸面ミラー13により、両側テレセントリックな受光光学系16が構成され、基板6の表面が光電変換素子14の受光面に結像することになる。したがって、この実施形態では、スリット板30の像が投光光学系24により基板6および参照ミラー7に形成され、更に、受光光学系16により、光電変換素子14の受光面に再び像を形成する構成となっている。
受光光学系16の凹面ミラー11と凸面ミラー13の配置関係も、投光光学系24に置ける凸面ミラーと凹面ミラーの配置関係と同様に配置することが可能である。
受光光学系16の瞳位置に配置された開口絞り12は、受光光学系16の開口数(NA)を規定するために設けて有り、NAは、例えばsin(0.1度)からsin(5度)程度にされうる。光電変換素子14の受光面上では、測定光と参照光との干渉が生じ干渉パターンが形成される。
続いて、干渉パターンから干渉信号を取得する方法を説明する。図1において、基板6は基板チャックによって保持され、基板ステージWS上に設置されている。図6に例示するような白色干渉信号を光電変換素子14で得るために、基板ステージWSをZ方向(基板6の法線方向)に駆動する。なお、基板6の測定領域を変更する場合には、基板ステージWSをX方向またはY方向に駆動して、測定すべき領域からの測定光を光電変換素子14の受光領域に入射させればよい。
基板ステージWSのX、Y、Z方向における位置を正確に制御するために、X、Y、Z軸、および、ωy、ωyのチルト軸からなる5軸分の測定が可能なように複数のレーザー干渉計を配置されうる。それらのレーザー干渉計の出力に基づいて、クローズドループ制御によって基板ステージWSの位置および姿勢が制御されうる。これにより、基板6の面位置又は面形状の測定精度を上げることができる。特に、基板6の測定対象領域を複数領域に分割して測定を行うことによって該測定対象領域の形状を測定する場合には、レーザー干渉計を使った方がより正確に形状データのつなぎ合わせ(ステッチィング)ができる。
光電変換素子14としては、フォトディテクターなどの光量検出素子ではなく、1次元ラインセンサ(例えば、フォトディテクターアレイ、CCDラインセンサ、CMOSラインセンサ。)、2次元センサ(例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなど。)を用いることにより、基板6の全体の形状測定に必要な時間を低減することが可能である。
続いて、光電変換素子14で検出され、記憶装置51に格納された白色干渉信号を信号処理して、基板6の表面形状を求める方法について説明する。光電変換素子14における白色干渉信号(干渉信号強度)を図6に示す。この白色干渉信号はインターフェログラムとも呼ばれており、横軸が基板ステージWSをZ方向に駆動したときのZ軸測長干渉計(測長センサとしては、静電容量センサでも良い)による測定値、縦軸が光電変換素子14の出力(つまり、干渉信号強度)である。白色干渉信号のピークの位置を算出し、それに対応したZ軸測長干渉計による測定値がその検出領域での高さ測定値となる。光電変換素子14としてイメージセンサを用いて測定することで、基板6の三次元形状を容易に測定することができる。
続いて、演算処理部410のCPU50による白色干渉信号の処理方法を説明する。前述したようにに、白色干渉信号の波形が崩れた場合、従来法である包絡線ピーク検出法や最大コントラスト検出法を適用すると、セントラルフリンジを検出できずに測定誤りが生じうる。しかしながら、白色干渉信号の波形が崩れた場合でも、セントラルフリンジのピークにおいて参照光と測定光の光路長差が0となる、という白色干渉の原理より、セントラルフリンジのピークを検出できれば正確に表面を検出可能となる。つまり、面位置測定干渉計200で検出した白色干渉信号に基づいて基板の表面位置を求める際に、フォーカス制御用センサ33の測定値に基づいて白色干渉信号のセントラルフリンジを決定し、そのセントラルフリンジのピークを検出すれば良いことになる。
図5、図6を参照しながら演算処理部410のCPU50による処理の原理を説明する。
図6には、波形に崩れが無い場合の白色干渉信号が例示されている。この場合、セントラルフリンジのピークP0が白色干渉信号全体における最大ピークとなっているので、従来法である包絡線ピーク検出法や最大コントラスト検出法を用いてもセントラルフリンジのピークP0の検出が可能となり、誤検出は起こらない。
図5には、波形に崩れが有る場合の白色干渉信号の波形が例示されている。この場合、セントラルフリンジのピークが白色干渉信号の全体における最大ピークとなっていないので、従来法である包絡線ピーク検出法や最大コントラスト検出法を用いた場合、サブフリンジのピークが検出されることとなる。つまり、セントラルフリンジのピークP0の代わりに、サブフリンジのピークP1が検出される。基板6への入射角を80°前後として面位置測定干渉計200を構成した場合の白色干渉信号波形の縞間隔は、典型的には1.5〜2um程度である。よって、従来法を用いた場合には、1〜2um程度の測定誤差が発生する。
一方、基板6への入射角を80°前後としてフォーカス制御用センサ33を構成した場合、基板6に形成されているパターンによる騙され量は、数百nm程度、即ち1um以下であることがわかっている。よって、フォーカス制御用センサ33の測定値に基づいて面位置測定干渉計200における白色干渉信号のピーク検出処理範囲を限定することが可能である。つまり、面位置測定干渉計200において白色干渉信号を検出した後、CPU50は、フォーカス制御用センサ33の測定値Fを用いて、セントラルフリンジ検出範囲Rを決定する。このセントラルフリンジ検出範囲Rの中に存在する干渉縞ピークを選択することにより、白色干渉信号のセントラルフリンジを決定することができる。さらに、このセントラルフリンジの干渉強度測定値に対して、信号強度ピーク、重心計算、または、二次近似などの関数フィッティングを実施することにより、セントラルフリンジのピーク、すなわち、基板6の表面位置を検出することが可能となる。
図2は、演算処理部410のCPU50による処理のシーケンスを示すフローチャートである。まず、ステップS501では、基板6の測定対象領域が測定可能になるように、基板ステージWSがXY方向に駆動される。
次に、ステップS502では、白色干渉信号の取得開始位置となるように、基板ステージWSがZ方向に駆動される。続いて、ステップS503では、サンプリングピッチZpだけ基板ステージWSがZ方向に駆動される。ステップS504では、面位置測定干渉計200の光電変換素子14によって干渉信号強度が検出される。ステップS505では、白色干渉信号の信号処理に必要なサンプリング数の検出が終了したかどうかが判断される。必要なサンプリング数に達していなければ、ステップS503に戻り、必要なサンプリング数に達していれば、ステップS506に進む。
ステップS506では、面位置測定干渉計200で測定した基板6の領域の面位置がフォーカス制御用センサ33で測定される。この測定により、基板6の面位置の測定値Fが得られる。ステップS507では、フォーカス制御用センサ33による測定値Fに基づいて、セントラルフリンジ検出範囲Rが決定される。セントラルフリンジ検出範囲Rは、例えば、予め設定された値をr(>0)として、F−r<R<F+rとして決定されうる。rは、セントラルフリンジ検出範囲Rの中に2つのピークが存在しないように決定されうる。
ステップS508では、セントラルフリンジ検出範囲Rに基づいて、白色干渉信号の波形におけるセントラルフリンジが検出される。続いて、ステップS509では、セントラルフリンジの波形を関数近似することなどによって、セントラルフリンジのピークが検出される。ステップS510では、セントラルフリンジのピーク値に基づいて基板6の表面位置が算出される。
セントラルフリンジ部分の干渉信号強度に対して移動平均を計算し、信号強度ピークを検出し又は関数フィッティングすることにより、図5の横軸であるZ軸のサンプリングピッチZpの1/10から1/50程度の分解能でピーク位置を計算することができる。サンプリングピッチZpは、等ピッチでステップ的に基板ステージWSをZ方向に駆動する方法によって与えられうる。或いは、サンプリングピッチZpは、基板ステージZステージの速度をZspとし等速度でZ方向に駆動しながら、光電変換素子14によって入射光強度または入射光強度分布を検出してもよい。
基板6の表面位置(高さ)をXY方向の複数点で測定することにより、基板6の表面形状を求めることができる。このようにして得られる基板6のヒョ面形状データは、記憶装置51に保存され、表示装置52によって表示されうる。
この実施形態では、参照ミラー7を固定し、基板6を駆動する例を示したが、基板6を固定し、参照ミラー7をZ方向に駆動しても同様の効果が得られる。
また、基板6又は参照ミラー7を駆動する方法に代えて、米国特許出願公開第2007/0086013号明細書に開示されているように、駆動を伴わずに白色干渉信号を得ることも可能である。この場合、光電変換素子の手前に分光素子を配置した上で、光電変換素子によって波長毎の干渉強度を検出することにより、その波長毎の干渉信号強度に基づいて基板6の面位置を検出することができる。
上記の例では、白色干渉信号のセントラルフリンジとサブフリンジとの間隔に対してフォーカス制御用センサ33の測定誤差が小さい。このような関係となるように、各センサ33、200のハード構成パラメータが決定されてもよい。白色干渉信号のセントラルフリンジとサブフリンジとの間隔は、基板面への光の入射角と光源が発生する光の波長帯域に大きく依存する。また、フォーカス制御用センサ33の測定誤差は、入射角度、光源が発生する光の波長、測定NAなどのパラメータが支配的である。よって、白色干渉信号のセントラルフリンジとサブフリンジとの間隔に対して、フォーカス制御用センサ33の測定誤差が小さくなるように、各センサ33、200のパラメータを決定することにより、上記測定シーケンスの適用が可能となる。
次に、本発明の好適な実施形態の露光装置における露光方法を説明する。図11は、本発明の好適な実施形態の露光装置における露光方法の全体的なシーケンスを示すフローチャートである。このシーケンスは、制御部1100によって制御される。
まず、ステップS1で、基板(ウエハ)6が露光装置に搬入され、ステップS10で、基板6に対して、フォーカス制御用センサ33のフォーカス較正を行うかが判断される。この判断は、例えば、ロットの先頭基板、複数ロットの先頭ロットの基板か、フォーカス精度が厳しく求められる工程の基板などように予め登録された情報に基づいてなされうる。
ステップS10でフォーカス較正が不要と判断されると、ステップS1000に進み、通常の露光シーケンスが行われる。一方、ステップS10でフォーカス較正が必要と判断された場合、ステップS100のフォーカス較正シーケンスに進む。
ステップS100では、図12のフローチャートに示す処理が実施される。まず、基板ステージWSを駆動して、フォーカス制御用センサ33の測定領域内に基準プレート39が位置決めされる。基準プレート39としては、オプティカルフラットと呼ばれる面精度の良いガラス板などが使用されうる。基準プレート39の表面は、フォーカス制御用センサ33の測定誤差が発生しないように、反射率が均一な領域が設けられており、この領域が測定される。なお、基準プレート39は、露光装置の他のキャリブレーション用(例えば、アライメント検出計用や、投影光学系の評価用)に必要な各種較正用マークを設けられたプレートの一部が使用されてもよい。
ステップS101では、フォーカス制御用センサ33により基準プレート39のZ方向における位置(表面位置)が検出され、ステップ102で、その測定値Omが格納される。次に、ステップS103では、基板ステージWSを駆動して、面位置測定干渉計200の測定領域内に基準プレート39が位置決めされる。その後、フォーカス制御用センサ33によって測定されたポイントと同じポイントが面位置測定干渉計200によって測定され、ステップS104で、その測定データPmが格納される。
ステップS105では、第1オフセットが算出される。図14に示すように、第1オフセットは、面位置測定干渉計200の測定値Pmとフォーカス制御用センサ33の測定値Omとの差である。ここで、面位置測定干渉計200およびフォーカス制御用センサ33によって基準プレート39の光学的に均一な面を測定しているので、第1オフセットはゼロであるべきである。しかしながら、基板ステージWSの走査方向のシステム的なオフセットや、フォーカス制御用センサ33または面位置測定干渉計200の長期的なドリフトなどのエラー要因によって第1オフセットが生じうる。したがって、定期的に第1のオフセットを取得する方が好ましいと言える。ただし、上記エラー要因が発生しない、あるいは、別に管理出来る場合は、第1のオフセットは、1度だけ取得されうる。以上で、基準プレート39を用いたフォーカス較正シーケンスS100を終了する。なお、上記のオフセット測定では、光学的に均一な基準プレート39を測定するので、面位置測定干渉計200の白色信号波形の信号処理時には、従来方法である包絡線ピーク検出法や最大コントラスト検出法が用いられてもよい。
ステップS100に続いて、基板6のフォーカス較正シーケンスS200が実行される。図12のステップS201で、基板ステージWSを駆動して、フォーカス制御用センサ33の測定領域内に基板6の予め設定された測定点が位置するように基板6が位置決めされる。基板6の測定点Wpは、後述する露光シーケンスにおける測定点と一致しているべきである。
ステップS201で、フォーカス制御用センサ33により基板6の面内における測定点WpのZ方向の位置が測定され、ステップ202でその測定値Owが格納される。次に、ステップS203では、基板ステージWSを駆動して、面位置測定干渉計200の測定領域内に基板6の測定点Wpを位置決めした後、測定点WpのZ方向の位置が面位置測定干渉計200で測定される。ステップS204では、その測定データPwが格納される。なお、基板6の面内に測定点Wpは、基板内1点、ショット内1点、ショット内全点、複数ショット内全点、基板内全点などをそれぞれ指定する複数のモードの中から選択されるモードに従って決定されうる。
ステップS205では、第2のオフセットが算出される。図14に示すように、面位置測定干渉計200の測定値Pwとフォーカス制御用センサ33の測定値Owとの差として、第2のオフセットが基板6の面内の測定点Wp毎に求められる。
更に、ステップS206で、基板の面内の測定点毎に、第2のオフセットと第1のオフセットとの差分が演算され、その差分データが格納される。基板6の面内の各測定点におけるオフセット量Opは、(2)式により求めることが出来る。
Op(i) =[Ow(i)−Pw(i)]−(Om−Pm) ・・・(2)
ここで、iは、基板6の面内における測定点を表す番号である。
ここで、iは、基板6の面内における測定点を表す番号である。
オフセット量Opとしては、例えば、露光ショット単位で、平均的な高さオフセット(Z)、平均的な傾きオフセット(ωz、ωy)が保存されうる。更には、基板上の回路パターンは、ショット(ダイ)で繰り返されるので、基板上の各ショットの平均値として、オフセット量Opを求めて保存するようにしてもよい。
以上で、基板6のフォーカス較正シーケンスS200が終了する。
続いて、露光シーケンスS1000を説明する。図13は、露光シーケンスS1000の詳細を示したものである。ステップS1010では、基板のアライメントがなされる。基板のアライメントは、アライメントスコープ(不図示)により、基板上のマークの位置を検出して、露光装置に対して、基板のXY平面の位置合わせを行うものである。その後、ステップS1011で、フォーカス制御用センサ33により、基板6の面内における所定箇所の面位置が測定される。この所定箇所は、前述のフォーカス較正シーケンスで測定された箇所に含まれる。したがって、(2)式で示されるオフセット量Op(i)で、測定値を補正することによって、基板面形状データが得られる。露光装置には、この補正後の基板面形状データが保存される。
ステップS1012では、基板ステージWSが駆動されて、投影光学系32の下の露光位置に第1露光ショットが位置するように基板が位置決めされる。同時に、基板6の面形状データに基づいて第1露光ショットの面形状データが生成され、露光像面に対する基板6の表面のずれ量が最小になるように、Z方向および傾き方向へに関して基板ステージの駆動データが補正される。
ステップS1103では、駆動データに基づいて基板ステージが駆動されながら、基板が走査露光される。こうして、第1ショットが露光終了すると、ステップS1014で未露光ショットの有無が判断される。未露光ショットが有る場合には、ステップS1012に戻り、次の露光ショットの面形状データが生成され、Z方向および傾き方向に関して基板ステージの駆動データが補正される。ステップS1014で、露光すべきショット(即ち、未露光ショット)がないかどうかを判断し、未露光ショットがなくなるまで、上述の動作が繰り返えされる。全ての露光ショットの露光が終了したら、ステップS1015で基板6が回収され、露光が終了する。
この実施形態では、各ショットの露光直前に、露光ショットの面形状データを生成し、露光像面からのずれ量を算出し、基板ステージの駆動量が算出される。他の方法として、第1ショットの露光前に、全ての露光ショットに関して、面形状データを生成し、露光像面からのずれ量を算出し、基板ステージの駆動量を算出してもよい。
また、露光装置は、基板ステージWSを1つのみ備えるシングルステージ構成に限られず、ツインステージ構成であってもよい。ツインステージ構成の露光装置は、基板を露光する露光ステーションと、基板を測定する測定ステーションとを備える。ツインステージ構成の露光装置では、フォーカス制御用センサ33および面位置測定干渉計200は、測定ステーションに配置される。
基板上には、複雑な回路パターンや、スクライブラインなどが存在するので、反射率分布やローカルチルトなどの発生率が高いため、反射率分布やローカルチルトによる測定誤差を低減できる本発明の効果は大きい。基板の面位置が正確に測定できるようになると、最適露光面と基板表面との位置合わせ精度(フォーカス精度)が向上することになり、製造される半導体デバイスの性能向上や、製造歩止まりの向上にも繋がるという効果もある。
[第2実施形態]
第1実施形態では、白色干渉信号を取得した後に、フォーカス制御用センサ33でセントラルフリンジの検出範囲を算出する手順を例示的に説明した。第2実施形態では、予めフォーカス制御用センサ33を使ってセントラルフリンジの検出範囲を決定し、その範囲内で白色干渉信号を取得する手順を例示的に説明する。
第1実施形態では、白色干渉信号を取得した後に、フォーカス制御用センサ33でセントラルフリンジの検出範囲を算出する手順を例示的に説明した。第2実施形態では、予めフォーカス制御用センサ33を使ってセントラルフリンジの検出範囲を決定し、その範囲内で白色干渉信号を取得する手順を例示的に説明する。
図3は、本発明の第2実施形態のシーケンスを示すフローチャートである。このシーケンスは、演算処理部410のCPU50によって制御されうる。
まず、ステップS601では、基板6の測定対象領域が測定可能になるように、基板ステージWSがXY方向に駆動される。次に、ステップS602では、フォーカス制御用センサ33によって基板6の面位置を測定することができるように、基板ステージWSがZ方向に駆動される。
続いて、ステップS603では、基板6の測定対象領域の面位置がフォーカス制御用センサ33で測定される。この測定により、基板6の面位置の測定値Fが得られる。ステップS604では、このフォーカス制御用センサ33で測定した測定値Fを用いて、セントラルフリンジ検出範囲Rを算出する。フォーカス制御用センサ33による測定値Fに基づいて、セントラルフリンジ検出範囲Rが決定される。セントラルフリンジ検出範囲Rは、例えば、予め設定された値をr(>0)として、F−r<R<F+rとして決定されうる。rは、セントラルフリンジ検出範囲Rの中に2つのピークが存在しないように決定されうる。
続いて、この算出したセントラルフリンジ検出範囲Rにおいて白色干渉信号波形を検出するシーケンスに移行する。セントラルフリンジ検出範囲Rにおける各点の干渉信号強度の検出が終了するまで、ステップS605からS607のループが繰り返される。最初に実行されるステップS605では、セントラルフリンジ検出範囲Rの最小値に応じて基板ステージWSがZ方向に駆動される。以降で実行されるステップS605では、サンプリングピッチZpだけ基板ステージWSがZ方向に駆動される。ステップS606では、面位置測定干渉計200の光電変換素子14によって干渉信号強度が検出される。ステップS607では、セントラルフリンジ検出範囲Rでの白色干渉信号の検出が終了したかどうかが判断される。終了していなければステップS605に戻り、終了していればステップS608に進む。
ステップS608では、セントラルフリンジ検出範囲Rの白色干渉信号(干渉信号強度)の波形からセントラルフリンジが検出される。さらに、ステップS609では、そのセントラルフリンジのピークが検出される。ステップS610では、セントラルフリンジのピーク値に基づいて基板6の表面位置が算出される。
基板6の複数の測定領域における面位置を測定する場合には、それぞれの測定領域について、図12に示す処理が実行されうる。つまり、各測定領域についてフォーカス制御用センサ33を使ってセントラルフリンジ検出範囲Rが設定され、その範囲で白色干渉信号が検出される。
第2実施形態によれば、図10に例示されるように、セントラルフリンジの干渉信号強度のみの検出が可能となり、ピーク検出処理に不要であるサブフリンジのデータを検出することがなくなる。したがって、測定数の削減のみならず、計算処理が削減され、必要なメモリ領域も削減される。
[その他の実施形態]
第2実施形態では、各測定領域についてフォーカス制御用センサ33を使ってセントラルフリンジ検出範囲Rが設定され、その範囲で白色干渉信号が検出される。これに対して、予め基板6の複数の測定領域の面位置をフォーカス制御用センサ33で測定し、該フィ区数の測定領域のそれぞれについてセントラルフリンジ検出範囲Rを設定した後に、各測定領域について白色干渉信号を検出することも可能である。この場合、基板を走査しながらフォーカス制御用センサ33によって面位置を測定することが可能であるので、測定時間の短縮が可能である。
第2実施形態では、各測定領域についてフォーカス制御用センサ33を使ってセントラルフリンジ検出範囲Rが設定され、その範囲で白色干渉信号が検出される。これに対して、予め基板6の複数の測定領域の面位置をフォーカス制御用センサ33で測定し、該フィ区数の測定領域のそれぞれについてセントラルフリンジ検出範囲Rを設定した後に、各測定領域について白色干渉信号を検出することも可能である。この場合、基板を走査しながらフォーカス制御用センサ33によって面位置を測定することが可能であるので、測定時間の短縮が可能である。
また、CMP(CHEMICAL MECHANICAL POLISHING)技術の導入などにより半導体ウエハの表面形状は平坦になっており、表面の凹凸は数um程度であると言われている。この様な平坦なウエハの場合には、ウエハ全面においてフォーカス制御用センサ33を用いたセントラルフリンジ検出範囲Rの設定を行う必要がなく、ウエハ面内の数点を測定することにより、ウエハ面内のセントラルフリンジ検出範囲Rを設定することが可能である。
フォーカス制御用センサ33は、上記のような光学式センサに限定されるものではなく、例えば、エアゲージ、キャパシタンスゲージ、近接プローブを用いてもよい。また、フォーカス制御用センサ33の他にセントラルフリンジ検出範囲Rの決定用に別途エアゲージ、キャパシタンスゲージ、近接プローブを設けてもよい。つまり、上記のフォーカス制御用センサ33は、セントラルフリンジを特定するためのセンサとして使用される。
[デバイス製造方法]
本発明の好適な実施形態のデバイス製造方法は、例えば、半導体デバイス、液晶デバイスの製造に好適であり、感光剤が塗布された基板の該感光剤に上記の露光装置を用いて原版のパターンを転写する工程と、該感光剤を現像する工程とを含みうる。
本発明の好適な実施形態のデバイス製造方法は、例えば、半導体デバイス、液晶デバイスの製造に好適であり、感光剤が塗布された基板の該感光剤に上記の露光装置を用いて原版のパターンを転写する工程と、該感光剤を現像する工程とを含みうる。
WS 基板ステージ
14 光電変換素子
33 フォーカス制御用センサ
200 面位置測定干渉計
410 演算処理部
14 光電変換素子
33 フォーカス制御用センサ
200 面位置測定干渉計
410 演算処理部
Claims (6)
- 被測定物の面位置を測定する測定装置であって、
前記被測定物からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する第1測定器と、
前記被測定物の面位置を測定するための第2測定器と、
演算処理部とを備え、
前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果によってセントラルフリンジのピークであることが保証される前記干渉信号のピークに基づいて前記被測定物の面位置を検出する、
ことを特徴とする測定装置。 - 前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果に基づいて前記セントラルフリンジが含まれる範囲を決定し、前記干渉信号の前記範囲におけるピークを前記セントラルフリンジのピークとして前記被測定物の面位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。 - 前記演算処理部は、前記第2測定器による測定結果に基づいて前記セントラルフリンジが含まれる範囲を決定し、前記範囲において前記干渉信号を前記第1測定器に取得させ、前記干渉信号に1つのみ含まれるピークを前記セントラルフリンジのピークとして前記被測定物の面位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。 - 前記第2測定器は、前記被測定物に光を斜入射させ、前記被測定物からの反射光の結像位置に基づいて前記被測定物の面位置を測定する測定器である、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の測定装置。 - 原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し前記基板を露光する露光装置であって、
前記基板からの測定光と参照ミラーからの参照光とを光電変換素子の受光面で干渉させることによって干渉パターンを形成し、該干渉パターンを前記光電変換素子によって光電変換して干渉信号を出力する第1測定器と、
前記基板が前記投影光学系の下に配置されている状態で前記基板の面位置を斜入射方式で測定するための第2測定器と、
演算処理部とを備え、
前記演算処理部は、前記第2測定器を用いて測定された結果に基づいてセントラルフリンジのピークであることが保証される前記干渉信号のピークに基づいて前記基板の面位置を検出する、
ことを特徴とする露光装置。 - デバイス製造方法であって、
請求項5に記載の露光装置を用いて基板を露光する露光工程と、
前記基板を現像する工程と、
を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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