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JP2009258020A - 表示装置及び前記表示装置に用いられる導光体 - Google Patents

表示装置及び前記表示装置に用いられる導光体 Download PDF

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JP2009258020A JP2008109397A JP2008109397A JP2009258020A JP 2009258020 A JP2009258020 A JP 2009258020A JP 2008109397 A JP2008109397 A JP 2008109397A JP 2008109397 A JP2008109397 A JP 2008109397A JP 2009258020 A JP2009258020 A JP 2009258020A
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幸司 鶴崎
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Abstract

【課題】光源の光量を効率よく照明として用いることを可能とする安価な導光体を使用することで、文字盤の発光輝度の斑の発生を抑制し、かつ高輝度発光にて視認性に優れた安価な表示装置を提供する。
【解決手段】文字盤3の裏面側に配置された導光体7における平面視円弧状の導光板5に光源9からの光を入射する。この入射した光は前記導光板5の中心位置から放射状に形成された複数の光反射用溝部21の反射面21Aにより文字盤3側に向けて反射する。このとき、導光板5は、屈折率1.49以上で、しかも安価なプラスチック材料が用いられることで、安価な材料でありながら照明効率に優れた高輝度発光が生じる。この反射された光は文字盤3の目盛部15および数字部17を透過照明する。
【選択図】図1

Description

この発明は、表示装置及び前記表示装置に用いられる導光体に関し、特に速度計や回転計といったメータなどの車両用の表示装置、並びに前記表示装置に照明装置として適用される導光体に関する。
一般に、車両用の速度計などの計器に用いられる表示装置の目盛や数字等は、指針の回動運動に沿って文字盤の外周側に円弧上に配置されている。そして、目盛や数字等の直下に円弧状に配列された複数の光源により目盛や数字等を透過照明している。しかし、このような構成においては、文字盤の発光輝度の斑を小さくするためには多数の光源が必要となり、消費電力およびコストが増大する。
そこで、少数の光源により均一な明るさで透過照明するために、文字盤の裏側に透光性材料からなる導光板を配置し、光源からの光を導光板に入射させて、導光板により文字盤に導いて透過照明する技術が知られている。この場合、導光板の形状を調整することにより、文字盤の発光輝度の斑を小さくすることが可能となる。
例えば、特許文献1には、平面視円弧状の導光体の外周の側面に複数の光伝播用反射面を形成し、この複数の光伝播用反射面で導光体の両端に配置された2つの光源である発光ダイオードからの光を反射することで、導光体内での光の軌跡の通過範囲を拡大して導光体表面のほぼ全域を発光させ、文字盤の発光輝度の斑を低減する表示装置が開示されている。さらに、導光体の裏面(文字盤と反対側の面)に光を文字盤に向けて光の拡散を行うためのシボ面を設けている。
特開2007−139791号公報
ところで、従来の特許文献1の表示装置においては、導光体は、透光性材料、例えば透明なアクリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂という記載のみであり、特性値の規定が全く記載していない。すなわち、透光性材料であれば何でも使用可能のように記載されているが、現実にはそうではない。
例えば、プラスチック材料には屈折率という特性値があり、導光体として高輝度発光の機能をするには少なくともある一定以上の屈折率が必要である。また、プラスチック材料は、酸化防止剤、安定剤、着色剤等の種類や配合度によって屈析率が大きく変化することが知られており、単にアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂といっても、どのような化学組成の材料であるかが不明である。
また、特許文献1では、導光体の外周の側面に光伝播用反射面が設けられており、発光ダイオードの光を前記光伝播用反射面で反射させることによって当該導光体を照射するものである。すなわち、導光体に外形加工(機械加工)を施すことによって反射面を作成するものである。従って、加工方法の明示はあるものの、屈折率などの特性値を制限するものではないし、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などのように材料の種類を明示するものでもない。すなわち、特に材料制限があるわけではない。
以上のことから、導光体の屈折率やプラスチック材料の種類によっては、照度が低くなってしまい、導光体表面の発光領域内において輝度の不均一が生じる場合があった。このため、文字盤の発光輝度の斑を低減する効果が十分ではなかった。
この発明は、光源の光量を効率よく照明として用いることを可能とする安価な導光体を提供し、この導光体を使用することで文字盤の発光輝度の斑の発生を抑制し、かつ高輝度発光にて視認性に優れた安価な表示装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の表示装置は、透光性材料からなり、複数の目盛が円弧状に配列されてなる目盛部と、複数の数字が円弧状かつ前記目盛部と同心上に配列されてなる数字とを有する文字盤と、
平面視円弧状の形状で、前記文字盤の裏面側に前記目盛部及び前記数字部を覆うように配置され、光を伝播する透光性の導光板と、この導光板の前記平面視円弧状の円周方向の一端に光を入射すべく設けた光入射面と、前記導光板の前記文字盤に対向する表面の反対側である裏面に前記平面視円弧の中心位置から放射状に複数形成されて前記伝播する光を前記導光板の前記表面側に反射する反射面を有する断面略三角形の光反射用溝部と、からなる導光体と、
前記導光板の前記光入射面に光を入射可能に配置された光源とを備え、
前記導光板は、屈折率が1.49以上であるプラスチック材料で構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の表示装置は、前記表示装置において、前記導光板のプラスチック材料が熱可塑性樹脂であることが好ましい。
また、この発明の表示装置は、前記表示装置において、前記各光反射用溝部の反射面は、前記導光板を幅方向に横断するように形成されていることが好ましい。
また、この発明の表示装置は、前記表示装置において、前記導光板の前記文字盤に対向する前記表面上に、前記導光板の前記表面から出射する光を拡散する光拡散部材を配置していることが好ましい。
この発明の導光体は、平面視円弧状の形状で、かつ光を伝播する透光性の導光板と、
この導光板の前記平面視円弧状の円周方向の一端に光を入射すべく設けた光入射面と、
前記導光板の表面の反対側である裏面に前記平面視円弧状の中心位置から放射状に複数設けられて前記伝播する光を前記導光板の前記表面側に反射する反射面を有する断面略三角形の光反射用溝部とを備え、
前記導光板は、屈折率が1.49以上であるプラスチック材料で構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の導光体は、前記導光体において、前記導光板のプラスチック材料が、熱可塑性樹脂であることが好ましい。
また、この発明の導光体は、前記導光体において、前記各光反射用溝部の反射面は、前記導光板を幅方向に横断するように形成されていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の表示装置によれば、簡便な加工で製造することが可能であり、かつ文字盤の目盛部および数字部の発光輝度の斑の発生を抑制し、かつ高輝度発光にて視認性を向上することができる。特に、導光板の材料として屈折率の特性値を制限することで、すなわち屈折率が1.49以上で、しかも安価なプラスチック材料を用いることで、より一層安価で照明効率に優れた表示装置を提供することができる。
また、この発明の導光体によれば、簡便な加工で製造することが可能であり、かつ導光板の一端の光入射面から光源の光を入射すると、導光板の材料として屈折率が1.49以上で、しかも安価なプラスチック材料を用いることで、光源の光量を効率よく高輝度発光させることができ、より一層安価で照明効率に優れた導光体を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2を参照するに、この実施の形態に係る表示装置1には、文字盤3と、導光板5を有する導光体7と、光源9と、光拡散部材としての例えば光拡散フィルム11と、ケース13とが備えられている。なお、図1では、この実施の形態の表示装置1を自動車のスピードメータに適用した例が示されている。
文字盤3は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光性材料の薄板で構成されている。図1に示されているように、文字盤3には、複数の目盛15Aが円孤状に配列されてなる目盛部15が形成され、さらに目盛部15の内周側には、複数の数字17Aが円弧状かつ目盛部15と同心上に配列されてなる数字部17が形成されている。
目盛部15および数字部17は、文字盤3の表面または裏面に、印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成されている。すなわち、目盛部15および数字部17以外の部分に不透光性を有する着色層を設けるとともに、目盛部15および数字部17が透明なままとされる、あるいは半透明着色層を設ける等の処置が施されている。
導光体7としては、その主要部をなす導光板5が、光を伝播する透光性のプラスチック材料からなり、その厚さtは、例えば約1mm〜約3mmの板状に形成されており、図1、図2に示されているように、その平面視形状が円弧状に形成され、文字盤3の裏面側に目盛部15および数字部17を覆うように配置されている。
また、導光板5の前記平面視円弧状の円周方向の一端には、光源9が発する光を入射するための光入射面19が設けられている。
一般に、プラスチック材料に光を照射すると、プラスチック材料を媒質として光が伝播するが、プラスチック材料の表面に傷や欠陥等があると、伝播された光がその箇所で散乱する(もしくは反射する)ことが知られている。これを利用して、プラスチック材料の表面に機械加工を施して、伝播された光を散乱(もしくは反射)させることが可能である。
そこで、図3及び図4に示されているように、導光板5の文字盤3に対向する表面5Aの反対側の面である裏面5Bには、その円周方向のほぼ全域にわたって、複数の光反射用溝部21が所定の角度間隔で、導光板5の平面視円弧の中心位置から放射状に形成されている。前記光反射用溝部21は、断面略三角(もしくはV字)形状を有し、導光板5を幅方向に横断するように形成されている。光反射用溝部21の放射状の角度間隔は、例えば2°とすることができる。あるいは、導光板5の平面視円弧の外周側における光反射用溝部21のピッチPが4mmとなるような角度間隔とすることができる。
また、前記光反射用溝部21の一面には、導光板5を幅方向に横断する反射面21Aが形成されている。この反射面21Aは、導光板5内を進行する光を表面5A側へ反射するためのものであって、図4に示されているように、裏面5Bに対して所定の傾斜角度αで傾斜するように構成されている。光反射用溝部21の反射面21Aが導光板5を幅方向に横断するように形成することで、文字盤3の発光輝度の斑の発生を低減することができる。
上記の各反射面21Aは、光源9からの光を導光板5の表面5A側へ反射するように形成されている。例えば、各光反射用溝部21は、図3において左側の光入射面19に配置される光源9の側を向いて光源9からの光を表面5A側へ反射するように形成されている。
反射面21Aの傾斜角度αは、小さすぎれば反射光の傾斜角度も大きくなり、表示装置1を正面から見たときの文字盤3の発光輝度が低下する。傾斜角度αが大きすぎれば、光の入射角度が臨界角を超え、反射面21Aを透過する光の割合が増加するため、光の反射効率が低下し、光の利用効率が低くなる。この光の利用効率の低下を抑制するためには、光源9への投入電力を大きくして発光輝度を増大させる手法が知られている。しかしながら、この手法は消費電力の増加や光源9の寿命の低下を招くため好ましくない。
このため、反射面21Aの傾斜角度αは、45°以上で、60°以下が好ましく、50°以上で、55°以下がさらに好ましい。傾斜角度αを上記範囲とすることによって、光の反射効率を高くするとともに、文字盤3の発光輝度を高めることができる。なお、この実施の形態では前記反射面21Aの傾斜角度αは、例えば45°である。
なお、各反射面21Aの傾斜角度αが同一である場合、すべての光反射用溝部21の高さγ(図4参照)を同一とすると、光源9に近い光反射用溝部21における反射光に比べ、光源9から遠い位置にある光反射用溝部21における反射光の輝度が低くなる傾向がある。
この実施の形態では、図4に示されているように、光源9からの距離が大きい光反射用溝部21ほど高さγを大きくすることによって、各光反射用溝部21の反射光量を平準化し、輝度の均一化を図ることが可能である。要するに、光源9からの距離が遠くなると光量が減衰することと、高さγを光源9から遠くなるにしたがって段階的に大きくすることによって反射光の輝度を大きくすることとのバランスを取ることによって、当該の範囲の輝度の均一化を図ることができる。
光源9は、導光板5の光入射面19に光を入射可能に配置され、1つまたは複数の発光ダイオード、レーザダイオード等を備えることができる。例えば、光源9は、導光板5の光入射面19に光を入射可能に配置され、1つの発光ダイオード、レーザダイオード等を備えることができる。
光拡散フィルム11は、光を拡散させる樹脂もしくは当該樹脂がコーティングされたフィルムからなり、平面視環状もしくは平面視円弧状に形成されており、導光板5の表面5A上に配置され、表面5Aから出射する光を拡散する。
ケース13は、上述の各部品を収納、保持する。
なお、スピードメータには、文字盤3の目盛15Aを指し示す指針や、この指針を回動させるムーブメント等が備えられるが、これらの部分はこの発明に直接関係しないため、図示および説明を省略している。
次に、上記の導光板5のプラスチック材料について詳しく説明する。
照射した光はプラスチック材料を媒質として伝播するが、特に透明度の高い材料、高屈折率の材料ほど、媒質内での光の散乱が少ないので効率よく光が伝播することが知られている。
しかしながら、透光性のプラスチック材料であれば何でも高輝度発光の機能を満たすものではないので、屈折率を用いた特性値による制限や材料の種類による制限を設けることで、安価で照明効率に優れた高輝度発光の機能を満たすように努めた。
すなわち、上述した導光体7において、導光板5としてさまざまな屈析率を有するプラスチック材料を用いて、いくつかの調査試験を行い、安価で照明効率に優れた最適な導光板用のプラスチック材料を選定した。
上記の調査試験について詳細に説明する。試験例A〜Hの導光体7の試料を作成し、各試料に対して照度試験を行った。
試験例Dの導光体7を代表例として説明すると、試験例Dは、図3に示されているように、厚さtが3mmの市販のポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなる導光板5を用いた。なお、ポリメタクリル酸メチルは屈析率が1.49である。
また、前記導光板5の裏面5Bには、ダイヤモンドバイト切削法により複数の光反射用溝部21を形成した。前記各光反射用溝部21は、前述した図3に示されているものと同様に断面三角形状の溝部であり、傾斜角度αが45°と角度θが90°の切削角度である。また、切削深さγが0.1mmで、切削ピッチPが4mmである。なお、切削深さγについては、光源9の光入射面19の側(導光板5の受光側)から反対側に向かって少しずつ深くなるように切削バイトの押し込み量を少しずつ大きくして、導光板5の平面視円弧の中心位置から放射状に切削した。
他の試験例A〜C,E〜Hの導光体7としては、市販されているいくつかのプラスチック材料を用いて、上述した試験例Dの導光体7と同様な形状及び寸法の試料を作成した。
すなわち、試料Aの材料は、ポリテトラフルオロエチレンで、屈析率が1.35である。試料Bの材料は、ポリ3フッ化塩化エチレンで、屈折率が1.42である。試料Cの材料は、酢酸ビニル樹脂で、屈折率が1.46である。試料Eの材料は、ポリ塩化ビニルで、屈折率が1.53である。試料Fの材料は、ポリスチレン=ブタジエン共重合体で、屈折率が1.56である。試料Gの材料は、ポリカーボネートで、屈折率が1.59である。試料Hの材料は、エピスルフィド系樹脂で、屈折率が1.70である。
上記の試験例A〜Hの試料に対して、光源9としては砲弾型LED(豊田合成株式会社製、型番;E1L33−AW0A−03、白色、サイズ;φ3)を用いて、各試料の導光体7の光入射面19(受光面)から光を入射した。照度計(コニカミノルタ株式会社製、T−10M)により、各試料の導光体7において測定箇所を30箇所として照度分布を調査した。
試験例A〜Hの試料における平均照度の測定結果は、図5のグラフに示されている通りである。このグラフでは、いわゆる右肩上がりになっており、一般に知られている通り、屈折率が高い材料ほど光を伝播する媒質として優れていることが分かる。しかしながら、試験例の試料D,E,F,G,Hは平均照度が大きく変わっていないのに対し、試料A,B,Cでは相対的に平均照度の低下が見られる。すなわち、今回のような試験例では、屈折率に対する照度が、単純な一定勾配の右肩上がりにはならないこと(つまり、勾配が変化すること)を明示している。
以上のことから、導光板5としては、屈折率1.49以上のプラスチック材料を用いることが好ましい。これは、屈折率の下限が明確化されたことを意味する。なお、試料Dの平均照度は2.7ルクスであり、試料E,F,G,Hの平均照度は2.7ルクスより少し高い程度である。
屈折率の上限については、特に限定しない。その理由は、例えば、Hのエピスルフィド系樹脂(屈折率;1.70)は、プラスチックレンズ(光学用のレンズ)として知られている材料であるが、非常に高価である。よって、エピスルフィド系樹脂は、導光板5の用途にはコストアップとなるので好ましくないと判断することができる。要するに、照明効率に優れた高輝度発光の機能を満たす点では、屈折率が高い材料を適用することは可能であるが、高コスト要因となるデメリットがあるため、表示装置の製造者が適宜決定すればよいだけの設計事項である。
また、上記の導光体7の製造方法は、特に限定されるものではない。例えば、導光板5に対して、金型成形やダイヤモンドバイト切削、さらに加熱刃による切削などにより、光反射用溝部21の形成することができる。
上記の試料A〜Hの光反射用溝部21は、すべて切削法により形成した。しかしながら、大量生産を想定した場合は、光反射用溝部21を1つずつ切削して作成するのは高コストである。
そこで、一般的に、プラスチック材料を低コストで成型する手法として金型による「ダイキャスト法」が知られている。この手法は大量生産に向いており、低コストで提供できる。しかし、このダイキャスト法を適用できるのは「熱可塑性樹脂」であり、「熱硬化性樹脂」を適用することは原理的に困難である。
したがって、この実施の形態では、導光板5には熱可塑性樹脂のプラスチック材料を用いることが好ましい。しかも、金型を用いたダイキャスト法にて作成するほうが好ましい。
上記のように構成された表示装置1において、外部から電力が供給されて光源9が発光すると、光入射面19から導光板5に入射した光は、導光板5の表面5A、裏面5B、および側面で反射されながら導光板5内を進行する。そして、図4に示されているように、導光板5内を進行する光のうち、複数の各光反射用溝部21の反射面21Aに達した光のほとんどは、反射面21Aにより反射されて表面5A側から外部へと出射される。
このとき、導光板5には、屈折率1.49以上で、しかも安価なプラスチック材料が用いられることで、安価な材料でありながら照明効率に優れた高輝度発光が生じることとなる。
さらに、各光反射用溝部21の反射面21Aにより反射され、導光板5の表面5Aから出射した光は、光拡散フィルム11により拡散される。この拡散された光は、当該箇所において均一化された輝度となっており、文字盤3の目盛部15および数字部17へ均一な明るさで透過照明されて発光表示される。したがって、文字盤3の目盛部15および数字部17の発光輝度の斑の発生を抑制し、かつ高輝度発光にて表示装置1の視認性を向上することができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
この発明の実施の形態に係る表示装置の平面図である。 図1に示す表示装置の分解斜視図である。 図1に示す表示装置の導光体の平面図である。 図3の矢視IVで、導光板の光反射用溝部を示す部分的な拡大図である。 試験例A〜Hの試料における平均照度を示すグラフである。
符号の説明
1 表示装置
3 文字盤
5 導光板
5A 表面
5B 裏面
7 導光体
9 光源
11 光拡散フィルム(光拡散部材)
13 ケース
15 目盛部
15A 目盛
17 数字部
17A 数字
19 光入射面
21 光反射用溝部
21A 反射面

Claims (7)

  1. 透光性材料からなり、複数の目盛が円弧状に配列されてなる目盛部と、複数の数字が円弧状かつ前記目盛部と同心上に配列されてなる数字とを有する文字盤と、
    平面視円弧状の形状で、前記文字盤の裏面側に前記目盛部及び前記数字部を覆うように配置され、光を伝播する透光性の導光板と、この導光板の前記平面視円弧状の円周方向の一端に光を入射すべく設けた光入射面と、前記導光板の前記文字盤に対向する表面の反対側である裏面に前記平面視円弧の中心位置から放射状に複数形成されて前記伝播する光を前記導光板の前記表面側に反射する反射面を有する断面略三角形の光反射用溝部と、からなる導光体と、
    前記導光板の前記光入射面に光を入射可能に配置された光源とを備え、
    前記導光板は、屈折率が1.49以上であるプラスチック材料で構成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記導光板のプラスチック材料が熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記各光反射用溝部の反射面は、前記導光板を幅方向に横断するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記導光板の前記文字盤に対向する前記表面上に、前記導光板の前記表面から出射する光を拡散する光拡散部材を配置してなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の表示装置。
  5. 平面視円弧状の形状で、かつ光を伝播する透光性の導光板と、
    この導光板の前記平面視円弧状の円周方向の一端に光を入射すべく設けた光入射面と、
    前記導光板の表面の反対側である裏面に前記平面視円弧状の中心位置から放射状に複数設けられて前記伝播する光を前記導光板の前記表面側に反射する反射面を有する断面略三角形の光反射用溝部とを備え、
    前記導光板は、屈折率が1.49以上であるプラスチック材料で構成されていることを特徴とする導光体。
  6. 前記導光板のプラスチック材料が、熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項5記載の導光体。
  7. 前記各光反射用溝部の反射面は、前記導光板を幅方向に横断するように形成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の導光体。
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