JP2009257409A - ハーモニック減速機の組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハーモニック減速機を組み立てるのに軸心ずれや、軸の傾きの発生があった。
【解決手段】ハーモニック減速機10の各部品を組み立てる場合に治具100を使用する。この治具100の第1の基準面104と、ハウジング20のハウジング基準面21と、サーキュラスプライン30のサーキュラスプライン基準面32と、ウェーブジェネレータユニット90のユニット基準面81とを同径とし、該治具100の第2の基準面105を、第1の基準面104と同一軸心で、フレクスプライン40のフレクスプライン基準面44とクロスローラベアリング70のクロスローラベアリング基準面75とを同径とし、上記治具100を用いて組み立てることにより、各部品の軸心を確実に合わせることができ、ハーモニック減速機の軸心ずれや、軸の傾きを容易になくすことができる。
【選択図】図1
【解決手段】ハーモニック減速機10の各部品を組み立てる場合に治具100を使用する。この治具100の第1の基準面104と、ハウジング20のハウジング基準面21と、サーキュラスプライン30のサーキュラスプライン基準面32と、ウェーブジェネレータユニット90のユニット基準面81とを同径とし、該治具100の第2の基準面105を、第1の基準面104と同一軸心で、フレクスプライン40のフレクスプライン基準面44とクロスローラベアリング70のクロスローラベアリング基準面75とを同径とし、上記治具100を用いて組み立てることにより、各部品の軸心を確実に合わせることができ、ハーモニック減速機の軸心ずれや、軸の傾きを容易になくすことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、治具を用いてハーモニック減速機を組み立てるハーモニック減速機の組立方法に関する。
従来のハーモニック減速機としては例えば特許文献1に記載された構成のものがある。このものでは、サーキュラスプラインにクロスローラベアリングの内輪(固定側)を固定し、このクロスローラベアリングの外輪(可動側)に外筐を取付け、前記サーキュラスプライン内側にフレクスプラインを配置し、該フレクスプラインの下部を前記外筐に取付け、該フレクスプラインの内側にウェーブジェネレータを配置し、該ウェーブジェネレータの下部を前記外筐の支持孔にベアリングを介して支持し、これら、サーキュラスプライン、クロスローラベアリング、フレクスプライン、ウェーブジェネレータをまずハーモニック減速機として組み立てる。一方、ハウジングにモータベースを介してモータを取付け、該モータの回転軸に入力軸を取付け、該入力軸を前記ウェーブジェネレータを回り止め状態に嵌合させつつ、サーキュラスプラインとモータベースとを連結固定するようにしている。
特開平10−291185
しかし、上記従来のハーモニック減速機の上述した組立方法では、サーキュラスプライン、クロスローラベアリング、フレクスプライン、ウェーブジェネレータ、モータの相互組立の基準部がしっかりと定まっておらず、各部品の心ずれや軸の傾きが発生し、組立精度の信頼性が低いという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハーモニック減速機の軸心ずれや、軸の傾きを容易になくすことができるハーモニック減速機の組立方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明によれば、ハウジングが、一方の開口の内周面に、円周面からなるハウジング基準面を有すると共に、このハウジング基準面における軸方向の一端から内方へ垂直方向に延びる平坦な受面部を有し、サーキュラスプラインが、外周面に該サーキュラスプラインの内歯の軸心と同軸心状のサーキュラスプライン基準面を有すると共に、軸方向の一方の面に前記受面部に載置される載置面を有し、モータの回転軸にウェーブジェネレータを同軸心状に連結すると共に、前記モータに該モータの外郭より径大で前記ハウジング基準面と同径で且つ前記ウェーブジェネレータと同軸心のユニット基準面を形成したモータベースを取り付けて、ウェーブジェネレータユニットを構成し、フレクスプラインが、筒部と、この筒部一端部に内方へ延びる平板部と、前記筒部の他端部に形成された前記外歯と、前記平板部中心部に該フレクスプラインの前記外歯と同軸心状態に形成された所定内径のフレクスプライン基準面とを有し、クロスローラベアリングが、内輪の内周面に前記フレクスプライン基準面と同径で該クロスローラベアリングと同軸心状態のクロスローラベアリング基準面を有する構成とした。さらに、組み立てを良好に補助するための治具を備えており、該治具を、外径が最も大きな第1の円柱部と、この第1の円柱部よりは外径が径小な第2の円柱部と、この第2の円柱部よりは外径が径小な第3の円柱部とを軸方向に連続して有し、前記第1の円柱部の外周面に前記ハウジング基準面と同径の第1の基準面を有し、前記第3の円柱部の外周面に前記第1の基準面と同軸心で前記フレクスプライン基準面及びクロスローラベアリング基準面と同径の第2の基準面を有する構成とした。
そして、前記ハウジング基準面の軸方向長さは、前記サーキュラスプラインの前記サーキュラスプライン基準面の軸方向長さと前記治具の第1の円柱部の前記第1の基準面の軸方向長さとの合計値以上の長さに設定し、前記第2の基準面の軸方向長さは、前記フレクスプライン基準面の軸方向長さと前記クロスローラベアリング基準面の軸方向長さとの合計値以上の長さに設定し、前記第2の円柱部の軸方向長さは組付状態での前記サーキュラスプラインの軸方向の他方の面から前記フレクスプラインの前記平板部の内面までの長さに設定した。
そして次の第1の工程〜第6の工程を実行するようにした。
第1の工程:前記サーキュラスプラインのサーキュラスプライン基準面が前記ハウジング基準面に挿入され且つ該サーキュラスプラインの前記載置面が前記ハウジングの前記受面部に載置されるように前記サーキュラスプラインを前記ハウジングに挿入配置して該サーキュラスプラインを前記ハウジングに仮固定する。
第1の工程:前記サーキュラスプラインのサーキュラスプライン基準面が前記ハウジング基準面に挿入され且つ該サーキュラスプラインの前記載置面が前記ハウジングの前記受面部に載置されるように前記サーキュラスプラインを前記ハウジングに挿入配置して該サーキュラスプラインを前記ハウジングに仮固定する。
第2の工程:この後、前記治具の第2の基準面に前記フレクスプラインの前記フレクスプライン基準面を嵌合した状態となるように前記フレクスプラインを前記治具に配置した状態で、該治具の第1の円柱部が前記サーキュラスプラインの軸方向の他方の面に当接するまで、前記第1の基準面を前記ハウジング基準面に挿入すると共に、前記フレクスプラインの前記外歯を前記サーキュラスプラインの前記内歯に噛合させる。
第3の工程:この後、前記治具の前記第2の基準面に前記クロスローラベアリングの前記クロスローラベアリング基準面を嵌合させ、この状態で、該クロスローラベアリングの前記外輪を前記ハウジングの一方の平面に固定すると共に、該クロスローラベアリングの前記内輪に前記フレクスプラインを固定する。
第4の工程:この後、前記治具を前記ハウジングから抜脱する。
第5の工程:この後、前記ウェーブジェネレータユニットの前記ユニット基準面を前記ハウジングのハウジング基準面に挿入すると共に、前記ウェーブジェネレータを前記フレクスプライン内に挿入し、該ウェーブジェネレータユニットを前記ハウジングに固定する。
第6の工程:前記第1の工程の終了後であって、前記第4の工程の前までに、前記サーキュラスプラインを前記ハウジングにピンなどの固定子により動き止めした状態で本固定する。
第5の工程:この後、前記ウェーブジェネレータユニットの前記ユニット基準面を前記ハウジングのハウジング基準面に挿入すると共に、前記ウェーブジェネレータを前記フレクスプライン内に挿入し、該ウェーブジェネレータユニットを前記ハウジングに固定する。
第6の工程:前記第1の工程の終了後であって、前記第4の工程の前までに、前記サーキュラスプラインを前記ハウジングにピンなどの固定子により動き止めした状態で本固定する。
この請求項1においては、治具の第1の円柱部の第1の基準面に対して、ハウジング基準面とサーキュラスプライン基準面とユニット基準面とが同径であって、且つ、この治具の第3の円柱部の第2の基準面と前記第1の基準面とが同一軸心で、該第2の基準面とフレクスプライン基準面とクロスローラベアリング基準面とが同径であるから、上記各工程を行うことで、各部品の軸心を確実に合わせることができ、ハーモニック減速機の軸心ずれや、軸の傾きを容易になくすことができる。また、サーキュラスプラインを本固定する場合に、ピンなどの固定子により該サーキュラスプラインを軸ずれしないように動き止めした状態で本固定でき、軸ずれを一層確実に防止できる。さらにまた、治具自体も1つの大きな円柱からの削り出しで第1〜第3の円柱部を形成できるため、精度の高い治具とすることができるので、本工程から得られる組立精度アップに合わせて更なる組立精度アップができる。
また、請求項2の発明は、前記第3の工程において、前記治具の前記第2の基準面に前記クロスローラベアリングの前記クロスローラベアリング基準面を嵌合させるときに、前記クロスローラベアリングの前記内輪と前記フレクスプラインとがピンにより位置決めされ、この状態で、該クロスローラベアリングの前記外輪を前記ハウジングの一方の平面に固定すると共に、該クロスローラベアリングの前記内輪を前記フレクスプラインに固定することを特徴としている。
この請求項2の発明によれば、クロスローラベアリングとフレクスプラインとは、治具の第2の基準面で軸心合わせをできるのに加え、前記ピンによりクロスローラベアリング固定時におけるクロスローラベアリングとフレクスプラインとの軸心ずれさらに防止できる。
また、請求項3の発明は、前記ピンは前記クロスローラベアリングの前記内輪に一部が該内輪の軸方向の一方側の面から突出する状態に設けられ、前記フレクスプラインの前記平板部にピン挿入孔部が形成され、前記第3の工程において、前記治具の前記第2の基準面に前記クロスローラベアリングの前記クロスローラベアリング基準面を嵌合させるときに、前記ピンの前記突出する部分を前記ピン挿入孔部に挿入して位置決めを行うことを特徴としている。
この請求項3の発明によれば、該クロスローラベアリングを治具に嵌合させたときに該ピンをフレクスプラインのピン挿入孔部に挿入できるので、治具側からフレクスプライン及びクロスローラベアリングにピンを打ち込む必要がなく、従って、治具にピンを挿通するための孔部を設けずに済む。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。図2には、ハーモニック減速機10の完成状態を示している。このハーモニック減速機10は、主たる構成部品として、ハウジング20と、サーキュラスプライン30と、フレクスプライン40と、ウェーブジェネレータ50と、モータ60と、クロスローラベアリング70とを備えている。
前記ハウジング20は、例えばロボットの旋回ベースを構成しており、このハウジング20は、円筒形状をしており、円筒の両平面(図では下方(一方)の平面と上方(他方)の平面)に円筒の内面を貫通する貫通孔の開口が形成されている。この場合、他方である上方に向かうに従って内径寸法が段階的に大きくなっている。該ハウジング20は、一方の開口である下部開口の内周面に、円周面からなるハウジング基準面21を有すると共に、このハウジング基準面21の下部(軸方向の一端)から内方へ垂直方向に延びる平坦な受面部22を有する。
この受面部22には、例えば六角穴付ねじ111が螺合するねじ孔部23が下方向に指向して複数形成されていると共に、前記ねじ孔部23間の位置に例えば六角穴付ねじ112が螺合するねじ孔部24が下方向に指向して複数形成されている。なお、このねじ孔部23とねじ孔部24とは、ねじ111の雄ねじ部とねじ112の雄ねじ部とが同じ構成であるので、同じ形状である。また該ハウジング20の下端面25には、前記ねじ孔部23、24を避けた位置において、例えば六角穴付ねじ113が螺合するねじ孔部26が上方向に指向して複数形成されている。さらに、受面部22には、前記ねじ孔部23、24を避けた位置に固定子に相当するピン116が嵌合されるピン嵌合孔部27(図8にも図示、該図8はピン嵌合部分を含む縦断面図である)が形成されている。
前記サーキュラスプライン30は、前記ハウジング20内部に取り付けられるものであり、環状をなしその内周面に内歯31を有する。さらに、該サーキュラスプライン30は、外周面に該内歯31の軸心と同軸心状のサーキュラスプライン基準面32を有すると共に、下面(軸方向の一方の面)に前記受面部22に載置される載置面33を有する。また、該サーキュラスプライン30には、前記ねじ111を挿通するために、上下方向に開通するサグリ付きねじ挿通孔部34が複数形成されていると共に、該ザグリ付きねじ挿通孔部34の間に位置して、前記ねじ112を挿通するために、ザグリのないストレートなねじ挿通孔部35が形成されている。さらに、ねじ挿通孔部34、35を避けた位置に前記ピン116と嵌合するピン嵌合孔部36が形成されている。
前記フレクスプライン40は、前記サーキュラスプライン30に内挿されるものであり、薄肉円筒形の金属弾性体から構成されている。該サーキュラスプライン30は、筒部41と、この筒部41下部に内方へ延びる平板部42とを有する。該筒部41の上端部外周に前記サーキュラスプライン30の内歯31と噛合する外歯43を有する。そして前記平板部42中心部に該外歯43と同軸心状態に形成された所定内径のフレクスプライン基準面44を有する。さらに、前記平板部42にはピン114が嵌合する例えば1つのピン嵌合孔部45が形成されていると共に、例えば六角穴付ねじ115を挿通するための複数のねじ挿通孔部46(1つのみ図示)が形成されている。
前記ウェーブジェネレータ50は、ウェーブジェネレータ本体51と可撓性ベアリング52とを有した構成であり、ウェーブジェネレータ本体51は軸ボス部51aに平面形状が楕円形のカム体51bを形成してなり、該カム体51b外周に前記可撓性ベアリング52が取付けられている。該ウェーブジェネレータ本体51の軸ボス部51aの中心部には軸挿通孔部53が形成されており、該軸挿通孔部53にはキー溝54が形成されている。
モータ60は、前記ハウジング20内部に取り付けられて前記ウェーブジェネレータ50を回転させるためのものである。このモータ60の回転軸61にはキー溝62が形成され、また該回転軸61の下端には上方向へ指向するねじ孔部63が形成されている。
該モータ60と、前記ウェーブジェネレータ50と、モータベース80とでウウェーブジェネレータユニット90を構成している。すなわち、このウェーブジェネレータユニット90は、前記モータ60の回転軸61に前記ウェーブジェネレータ50を同軸心状に連結すると共に、前記モータ60のフレーム下部(一端部)周縁に、該モータ60の外郭より径大なモータベース80を取付けて構成されている。
この場合、前記モータ60の回転軸61と前記ウェーブジェネレータ50の軸挿通孔部53とを嵌合すると共に、キー溝62とキー溝54とにキー91を差込み、エンドプレート92を通したねじ93を前記ねじ孔部63に捩じ込むことにより、前記ウェーブジェネレータ50をモータ60の回転軸61に同心軸状態に取付けている。
また、前記モータベース80の外周に、前記ハウジング基準面21と同径で且つ前記ウェーブジェネレータ50及びモータ60と同軸心のユニット基準面81が形成されている。さらにこのモータベース80には、ねじ112を挿通するための複数のねじ挿通孔部82が形成されている。
前記クロスローラベアリング70は、多数のころ71と、外輪72と、内輪73とを備えて構成されている。外輪72は、第1の外輪部材72aと第2の外輪部材72bとがねじ74で連結されて構成されている。該外輪72には前記ねじ113を挿通するためのねじ挿通孔部78が形成されている。
内輪73には、前記フレクスプライン基準面44と同径で該クロスローラベアリング70と同軸心状態のクロスローラベアリング基準面75が形成されていると共に、前記ねじ115が螺合するねじ孔部76が複数形成され、さらに前記ピン114が嵌入するピン孔部77が形成されている。なお、該クロスローラベアリング70の下部には外輪72と内輪73とをシールするシール部材79が配設されている。なお、該内輪73には、アームなどを取付けるためのねじ孔部73aが形成されている。
図1(b)には、ハーモニック減速機10の組み立てに使用する治具100が示されている。この治具100は、外径が最も大きな第1の円柱部101と、この第1の円柱部101よりは外径が径小な第2の円柱部102と、この第2の円柱部102よりは外径が径小な第3の円柱部103とを軸方向に連続して有する。該治具100の前記第1の円柱部101の外周面には前記ハウジング基準面21と同径の第1の基準面104を有し、前記第3の円柱部103の外周面には前記第1の基準面104と同軸心で前記フレクスプライン基準面44及びクロスローラベアリング基準面75と同径の第2の基準面105を有する。さらに、前記第1の円柱部101上面から第2の円柱部102下面にかけては、前記ねじ115を挿通するためのねじ挿通孔部106が形成されている。また第1の円柱部101には前記ねじ111を挿通するための切り欠き状の挿通部107が形成されていると共に、前記ピン116を挿通するためのピン挿通孔部108が形成されている。
ここで、前記ハウジング基準面21の軸方向長さL21は、前記サーキュラスプライン30の前記サーキュラスプライン基準面32の軸方向長さL32と前記治具100の第1の円柱部101の前記第1の基準面104の軸方向長さL104との合計値以上の長さに設定されており、前記第2の基準面105の軸方向長さL105は、前記フレクスプライン基準面44の軸方向長さL44と前記クロスローラベアリング基準面75の軸方向長さL75との合計値以上の長さに設定されており、前記第2の円柱部102の軸方向長さL102は、組付状態での前記サーキュラスプライン30上面(軸方向の他方の面)から前記フレクスプライン40の前記平板部42内面までの長さLK1(図1参照)に設定されている。
さて、前記ハーモニック減速機10の各部品を前記治具100を使用して組み立てる方法について説明する。この組み立てについては、次の工程を実行する。
「第1の工程」
図3に示すように、前記サーキュラスプライン30を、そのサーキュラスプライン基準面32が前記ハウジング基準面21に挿入され且つ該サーキュラスプライン30の前記載置面33が前記ハウジング20の前記受面部22に載置されるように、前記ハウジング20に挿入配置し、そして、前記ねじ111を前記ねじ挿通孔部34に挿通して前記ハウジング20のねじ孔部23に軽く螺合し、もって、該ねじ111により、該サーキュラスプライン30を前記ハウジング20に仮固定する。
「第1の工程」
図3に示すように、前記サーキュラスプライン30を、そのサーキュラスプライン基準面32が前記ハウジング基準面21に挿入され且つ該サーキュラスプライン30の前記載置面33が前記ハウジング20の前記受面部22に載置されるように、前記ハウジング20に挿入配置し、そして、前記ねじ111を前記ねじ挿通孔部34に挿通して前記ハウジング20のねじ孔部23に軽く螺合し、もって、該ねじ111により、該サーキュラスプライン30を前記ハウジング20に仮固定する。
なお、次に述べる第2の工程を実行する前までに、図4に示すように、前記治具100の第2の基準面105に前記フレクスプライン40の前記フレクスプライン基準面44を嵌合した状態となるように前記フレクスプライン40を前記治具100に配置する。
「第2の工程」
上述したように前記フレクスプライン40を前記治具100に配置した状態で、図5に示すように、該治具100の第1の円柱部101が前記サーキュラスプライン30上面に当接するまで、前記第1の基準面104を前記ハウジング基準面21に挿入すると共に、前記フレクスプライン40の前記外歯43を前記サーキュラスプライン30の前記内歯31に噛合させる。
上述したように前記フレクスプライン40を前記治具100に配置した状態で、図5に示すように、該治具100の第1の円柱部101が前記サーキュラスプライン30上面に当接するまで、前記第1の基準面104を前記ハウジング基準面21に挿入すると共に、前記フレクスプライン40の前記外歯43を前記サーキュラスプライン30の前記内歯31に噛合させる。
次に述べる第3の工程を実行する前までに、図6に示すように、クロスローラベアリング70のピン孔部77にピン114を上方から嵌入させておく。この場合、前記ピン114は前記クロスローラベアリング70の前記内輪73に一部(上部)が該内輪73の軸方向の一方側の面(上面)から突出する状態に設けられる。
「第3の工程」
この後、図7に示すように、上述した治具100の前記第2の基準面105に前記クロスローラベアリング70の前記クロスローラベアリング基準面75を嵌合させ(このとき前記クロスローラベアリング70を回転方向に調整してピン114の上部を前記フレクスプライン40のピン嵌合孔部45に嵌入させる)、その状態で、該クロスローラベアリング70の前記外輪72を前記ハウジング20の下方の平面(一方の平面)に前記ねじ113により固定すると共に、該クロスローラベアリング70の前記内輪73に前記フレクスプライン40をねじ115により固定する。
この後、図7に示すように、上述した治具100の前記第2の基準面105に前記クロスローラベアリング70の前記クロスローラベアリング基準面75を嵌合させ(このとき前記クロスローラベアリング70を回転方向に調整してピン114の上部を前記フレクスプライン40のピン嵌合孔部45に嵌入させる)、その状態で、該クロスローラベアリング70の前記外輪72を前記ハウジング20の下方の平面(一方の平面)に前記ねじ113により固定すると共に、該クロスローラベアリング70の前記内輪73に前記フレクスプライン40をねじ115により固定する。
この第3の工程により、ハウジング20、サーキュラスプライン30、フレクスプライン40、クロスローラベアリング70が自ずと心合わせされることになる。
この状態で、この図7及び図8に示すように、ピン116を治具100のピン挿通孔部108を通して前記サーキュラスプライン30のピン嵌合孔部36及びハウジング20のピン嵌合孔部27に嵌合させる。そして、前記ねじ111を本締めして(強く締めて)、該サーキュラスプライン30をハウジング20に本固定する。この本固定は、前記第1の工程の終了後であって、前記第4の工程の前までであれば良い。
この状態で、この図7及び図8に示すように、ピン116を治具100のピン挿通孔部108を通して前記サーキュラスプライン30のピン嵌合孔部36及びハウジング20のピン嵌合孔部27に嵌合させる。そして、前記ねじ111を本締めして(強く締めて)、該サーキュラスプライン30をハウジング20に本固定する。この本固定は、前記第1の工程の終了後であって、前記第4の工程の前までであれば良い。
「第4の工程」
この後、図7及び図8の状態の前記治具100を前記ハウジング20から抜脱する。この抜脱後の状態を図9に示す。
この後、図7及び図8の状態の前記治具100を前記ハウジング20から抜脱する。この抜脱後の状態を図9に示す。
「第5の工程」
この後、図2に示したように、前記ウェーブジェネレータユニット90の前記ユニット基準面81を前記ハウジング20のハウジング基準面21に挿入すると共に、前記ウェーブジェネレータ50を前記フレクスプライン40内に挿入し、該ウェーブジェネレータユニット90を前記ハウジング20にねじ112によりねじ止め固定する。
この後、図2に示したように、前記ウェーブジェネレータユニット90の前記ユニット基準面81を前記ハウジング20のハウジング基準面21に挿入すると共に、前記ウェーブジェネレータ50を前記フレクスプライン40内に挿入し、該ウェーブジェネレータユニット90を前記ハウジング20にねじ112によりねじ止め固定する。
なお、各部品の接触面には必要に応じてオーリングなどのシール部材が設けられている。
このような本実施例によれば、治具100の第1の円柱部101の第1の基準面104に対して、ハウジング基準面21とサーキュラスプライン基準面32とユニット基準面81とが同径であって、且つ、この治具100の第3の円柱部103の第2の基準面105と前記第1の基準面104とが同一軸心で、該第2の基準面104とフレクスプライン基準面44とクロスローラベアリング基準面75とが同径であるから、上記各工程を行うことで、各部品の軸心を確実に合わせることができ、ハーモニック減速機10の軸心ずれや、軸の傾きを容易になくすことができる。
このような本実施例によれば、治具100の第1の円柱部101の第1の基準面104に対して、ハウジング基準面21とサーキュラスプライン基準面32とユニット基準面81とが同径であって、且つ、この治具100の第3の円柱部103の第2の基準面105と前記第1の基準面104とが同一軸心で、該第2の基準面104とフレクスプライン基準面44とクロスローラベアリング基準面75とが同径であるから、上記各工程を行うことで、各部品の軸心を確実に合わせることができ、ハーモニック減速機10の軸心ずれや、軸の傾きを容易になくすことができる。
また、サーキュラスプライン30を本固定する場合に、ピン116により該サーキュラスプライン30を軸ずれしないように動き止めした状態で本固定でき、軸ずれを一層確実に防止できる。さらにまた、治具100が順次径小となる形状であるから、治具100自体も1つの大きな円柱からの削り出しで第1の円柱部101、第2の円柱部102、第3の円柱部103を形成できるため、精度の高い治具とすることができ、本工程から得られる組立精度アップに合わせて更なる組立精度アップができる。
また、本実施例によれば、前記第3の工程において、前記治具100の前記第2の基準面105に前記クロスローラベアリング70の前記クロスローラベアリング基準面75を嵌合させるときに、前記クロスローラベアリング70の前記内輪73と前記フレクスプライン40とがピン114により位置決めされ、この状態で、該クロスローラベアリング70の前記外輪72を前記ハウジング20下部に固定すると共に、該クロスローラベアリング70の前記内輪73を前記フレクスプライン40に固定するようにしたから、クロスローラベアリング70とフレクスプライン40とは、治具100の第2の基準面105で軸心合わせをできるのに加え、前記ピン114により、軸心ずれさらに防止できる。
また、本実施例によれば、前記ピン114は前記クロスローラベアリング70の前記内輪73に一部が該内輪73上面から突出する状態に設けられ、前記フレクスプライン40の前記平板部42にピン挿入孔部45が形成され、前記第3の工程において、前記治具100の前記第2の基準面105に前記クロスローラベアリング70の前記クロスローラベアリング基準面75を嵌合させるときに、前記ピン114の前記突出する部分を前記ピン挿入孔部45に挿入して位置決めを行うようにしたから、該クロスローラベアリング70を治具100に嵌合させたときに該ピン114をフレクスプライン40のピン挿入孔部45に挿入でき、治具100側からフレクスプライン40及びクロスローラベアリング70にピン114を打ち込む必要がなく、従って、治具100にピン114を挿通するための孔部を設けずに済む。
なお、サーキュラスプライン30を本固定する場合の固定子としてはピン以外の固定子でも良く、例えばねじ112の首下部(ねじがない部分)と、サーキュラスプライン30のねじ挿通孔部35とを同径に形成することにより、該ねじ112を固定子として利用することも可能である。
図面中、10はハーモニック減速機、20はハウジング、21はハウジング基準面、22は受面部、30はサーキュラスプライン、31は内歯、32はサーキュラスプライン基準面、33は載置面、40はフレクスプライン、43は外歯、44はフレクスプライン基準面、50はウェーブジェネレータ、60はモータ、70はクロスローラベアリング、75はクロスローラベアリング基準面、81はユニット基準面、90はウェーブジェネレータユニット、100は治具、101は第1の円柱部、102は第2の円柱部、103は第3の円柱部、104は第1の基準面、105は第2の基準面、114はピン、116はピン(固定子)を示す。
Claims (3)
- 円筒形状をしており、円筒の両平面に円筒の内面を貫通する貫通孔の開口が形成されたハウジングと、このハウジング内部に取り付けられ環状をなしその内周面に内歯を有するサーキュラスプラインと、このサーキュラスプラインに内挿され、前記サーキュラスプラインの内歯と噛合する外歯を有するフレクスプラインと、前記フレクスプラインに内挿されるウェーブジェネレータと、前記ハウジング内部に取り付けられて該ウェーブジェネレータを回転させるモータと、前記フレクスプラインに内輪が固定され前記ハウジングに外輪が固定されるクロスローラベアリングとからなるハーモニック減速機の組立方法において、
前記ハウジングは、一方の開口の内周面に、円周面からなるハウジング基準面を有すると共に、このハウジング基準面における軸方向の一端から内方へ垂直方向に延びる平坦な受面部を有し、
前記サーキュラスプラインは、外周面に該サーキュラスプラインの内歯の軸心と同軸心状のサーキュラスプライン基準面を有すると共に、軸方向の一方の面に前記受面部に載置される載置面を有し、
前記モータの回転軸に前記ウェーブジェネレータを同軸心状に連結すると共に、前記モータに該モータの外郭より径大で前記ハウジング基準面と同径で且つ前記ウェーブジェネレータと同軸心のユニット基準面を形成したモータベースを取り付けて、ウェーブジェネレータユニットを構成し、
前記フレクスプラインは、筒部と、この筒部一端部に内方へ延びる平板部と、前記筒部の他端部に形成された前記外歯と、前記平板部中心部に該フレクスプラインの前記外歯と同軸心状態に形成された所定内径のフレクスプライン基準面とを有し、
前記クロスローラベアリングは、前記内輪の内周面に前記フレクスプライン基準面と同径で該クロスローラベアリングと同軸心状態のクロスローラベアリング基準面を有し、
外径が最も大きな第1の円柱部と、この第1の円柱部よりは外径が径小な第2の円柱部と、この第2の円柱部よりは外径が径小な第3の円柱部とを軸方向に連続して有し、前記第1の円柱部の外周面に前記ハウジング基準面と同径の第1の基準面を有し、前記第3の円柱部の外周面に前記第1の基準面と同軸心で前記フレクスプライン基準面及びクロスローラベアリング基準面と同径の第2の基準面を有する治具を備え、
前記ハウジング基準面の軸方向長さは、前記サーキュラスプラインの前記サーキュラスプライン基準面の軸方向長さと前記治具の第1の円柱部の前記第1の基準面の軸方向長さとの合計値以上の長さに設定されており、前記第2の基準面の軸方向長さは、前記フレクスプライン基準面の軸方向長さと前記クロスローラベアリング基準面の軸方向長さとの合計値以上の長さに設定されており、前記第2の円柱部の軸方向長さは組付状態での前記サーキュラスプラインの軸方向の他方の面から前記フレクスプラインの前記平板部の内面までの長さに設定されており、
前記サーキュラスプラインのサーキュラスプライン基準面が前記ハウジング基準面に挿入され且つ該サーキュラスプラインの前記載置面が前記ハウジングの前記受面部に載置されるように前記サーキュラスプラインを前記ハウジングに挿入配置して該サーキュラスプラインを前記ハウジングに仮固定する第1の工程と、
この後、前記治具の第2の基準面に前記フレクスプラインの前記フレクスプライン基準面を嵌合した状態となるように前記フレクスプラインを前記治具に配置した状態で、該治具の第1の円柱部が前記サーキュラスプラインの軸方向の他方の面に当接するまで、前記第1の基準面を前記ハウジング基準面に挿入すると共に、前記フレクスプラインの前記外歯を前記サーキュラスプラインの前記内歯に噛合させる第2の工程と、
この後、前記治具の前記第2の基準面に前記クロスローラベアリングの前記クロスローラベアリング基準面を嵌合させ、この状態で、該クロスローラベアリングの前記外輪を前記ハウジングの一方の平面に固定すると共に、該クロスローラベアリングの前記内輪に前記フレクスプラインを固定する第3の工程と、
この後、前記治具を前記ハウジングから抜脱する第4の工程と、
この後、前記ウェーブジェネレータユニットの前記ユニット基準面を前記ハウジングのハウジング基準面に挿入すると共に、前記ウェーブジェネレータを前記フレクスプライン内に挿入し、該ウェーブジェネレータユニットを前記ハウジングに固定する第5の工程と、
前記第1の工程の終了後であって、前記第4の工程の前までに、前記サーキュラスプラインを前記ハウジングにピンなどの固定子により動き止めした状態で本固定する第6の工程とを含んだことを特徴とするハーモニック減速機の組立方法。 - 前記第3の工程は、前記治具の前記第2の基準面に前記クロスローラベアリングの前記クロスローラベアリング基準面を嵌合させるときに、前記クロスローラベアリングの前記内輪と前記フレクスプラインとがピンにより位置決めされ、この状態で、該クロスローラベアリングの前記外輪を前記ハウジングの一方の平面に固定すると共に、該クロスローラベアリングの前記内輪を前記フレクスプラインに固定することを特徴とする請求項1に記載のハーモニック減速機の組立方法。
- 前記ピンは前記クロスローラベアリングの前記内輪に一部が該内輪の軸方向の一方側の面から突出する状態に設けられ、前記フレクスプラインの前記平板部にピン挿入孔部が形成され、
前記第3の工程において、前記治具の前記第2の基準面に前記クロスローラベアリングの前記クロスローラベアリング基準面を嵌合させるときに、前記ピンの前記突出する部分を前記ピン挿入孔部に挿入して位置決めを行うことを特徴とする請求項2に記載のハーモニック減速機の組立方法。
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