JP2009257266A - ファンシュラウド - Google Patents
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Abstract
【課題】 シュラウドリング部の突出部の熱交換器側に隔壁を設ける場合に、様々なコアサイズの熱交換器に対応でき、高い汎用性と良好なファンの脱着作業性を実現できるファンシュラウドの提供。
【解決手段】 ファンシュラウド2のファン17のファン径を熱交換器1のコア部5の上下方向のコアサイズよりも大きく設定し、且つ、シュラウドリング部16の上方または下方の少なくとも一方が外方へ突出した突出部20,21を有するファンシュラウド2において、突出部20,21の熱交換器1側に、脱着可能な隔壁22,23を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 ファンシュラウド2のファン17のファン径を熱交換器1のコア部5の上下方向のコアサイズよりも大きく設定し、且つ、シュラウドリング部16の上方または下方の少なくとも一方が外方へ突出した突出部20,21を有するファンシュラウド2において、突出部20,21の熱交換器1側に、脱着可能な隔壁22,23を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ファンシュラウドに関する。
従来、熱交換器のコア部の周囲を覆うように配置されるファンシュラウドの技術が公知になっている。
また、近年、ファンシュラウドのファンのファン径を熱交換器の上下方向のコアサイズよりも大きく設定し、シュラウドリング部の上方または下方の少なくとも一方に外方へ突出した突出部を有するファンシュラウドの技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2007−298028号公報
また、近年、ファンシュラウドのファンのファン径を熱交換器の上下方向のコアサイズよりも大きく設定し、シュラウドリング部の上方または下方の少なくとも一方に外方へ突出した突出部を有するファンシュラウドの技術が公知となっている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の発明において、シュラウドリング部の突出部における熱交換器側に隔壁を一体的に形成すると、異なるコアサイズの熱交換器に対応できないという問題点があった。
即ち、コアサイズの小さな熱交換器に適用した場合には隔壁とコア部との間に隙間が生じる一方、コアサイズが大きな熱交換器に適用した場合には隔壁でコア部の一部を塞いでしまう。
加えて、隔壁とファンとの接触を回避するために、大径のファンを傾斜させた状態でファンシュラウドに対して脱着しなければならず、脱着作業性が悪いという問題点があった。
即ち、コアサイズの小さな熱交換器に適用した場合には隔壁とコア部との間に隙間が生じる一方、コアサイズが大きな熱交換器に適用した場合には隔壁でコア部の一部を塞いでしまう。
加えて、隔壁とファンとの接触を回避するために、大径のファンを傾斜させた状態でファンシュラウドに対して脱着しなければならず、脱着作業性が悪いという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、シュラウドリング部の突出部の熱交換器側に隔壁を設ける場合に、様々なコアサイズの熱交換器に対応でき、高い汎用性と良好なファンの脱着作業性を実現できるファンシュラウドを提供することである。
請求項1記載の発明では、ファンシュラウドのファンのファン径を熱交換器のコア部の上下方向のコアサイズよりも大きく設定し、且つ、シュラウドリング部の上方または下方の少なくとも一方が外方へ突出した突出部を有するファンシュラウドにおいて、上記突出部の熱交換器側に、脱着可能な隔壁を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、シュラウドリング部の突出部の熱交換器側に、脱着可能な隔壁を設けているため、隔壁を設計変更するだけで様々なコアサイズの熱交換器に対応でき、高い汎用性を得る。
また、ファンの組み付け及び交換・整備の作業性を向上できる。
また、ファンの組み付け及び交換・整備の作業性を向上できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称す。
図1は実施例1のファンシュラウドを示す後面図、図2は実施例1の熱交換器の後面図、図3は同斜視図、図4は実施例1のファンシュラウド、熱交換器、ファンの配置を説明する前方側斜視断面図である。
図5はファンシュラウドと隔壁と熱交換器との固定を説明する後方側斜視断面図、図6は実施例1の隔壁の斜視図、図7は図5のS7−S7線における断面図である。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称す。
図1は実施例1のファンシュラウドを示す後面図、図2は実施例1の熱交換器の後面図、図3は同斜視図、図4は実施例1のファンシュラウド、熱交換器、ファンの配置を説明する前方側斜視断面図である。
図5はファンシュラウドと隔壁と熱交換器との固定を説明する後方側斜視断面図、図6は実施例1の隔壁の斜視図、図7は図5のS7−S7線における断面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、実施例1では、熱交換器1とファンシュラウド2等が備えられている。
図1に示すように、実施例1では、熱交換器1とファンシュラウド2等が備えられている。
図2、3に示すように、熱交換器1は、左右に所定間隔を置いて配置された一対の上流側タンク3及び下流側タンク4と、両タンク3,4に配置されたコア部5とから成るクロスフロー型のラジエータが採用されている。
タンク3(4)は、樹脂製でコア部5側に開口した略器状に形成される他、該開口側はアルミ製のチューブプレート6(7)に加締め固定されることにより、タンク3(4)内が密閉されている。
また、上流側タンク3の後面上部には、後方へ円筒状に突出した入力パイプ8が該上流側タンク3に連通した状態で設けられている。
一方、下流側タンク4の後面下部には、後方へ円筒状に突出した出力パイプ9が該下流側タンク4に連通した状態で設けられている。
さらに、両タンク3,4の上部には上方に突出した円柱状の車載用ピンP1がそれぞれ設けられる一方、下部には下方に突出した円柱状の車載用ピンP2がそれぞれ設けられている。
また、上流側タンク3の後面上部には、後方へ円筒状に突出した入力パイプ8が該上流側タンク3に連通した状態で設けられている。
一方、下流側タンク4の後面下部には、後方へ円筒状に突出した出力パイプ9が該下流側タンク4に連通した状態で設けられている。
さらに、両タンク3,4の上部には上方に突出した円柱状の車載用ピンP1がそれぞれ設けられる一方、下部には下方に突出した円柱状の車載用ピンP2がそれぞれ設けられている。
コア部5は、チューブプレート6,7に挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ10と、隣接するチューブ10に波状の頂部が接合された複数の波板状のフィン11とから構成されている。
コア部5の積層方向両端部は、チューブプレート6,7に挿通し固定された一対のレインフォース12,13によって連結補強されている。
なお、チューブプレート6,7を含めてコア部5は全てアルミ製であり、各部材の接合部位の少なくとも一方側には、ろう材(クラッド層)が設けられ、これらは予め仮組みされた状態で熱処理されることにより、各接合部がろう付けされて一体的に形成されている。
コア部5の積層方向両端部は、チューブプレート6,7に挿通し固定された一対のレインフォース12,13によって連結補強されている。
なお、チューブプレート6,7を含めてコア部5は全てアルミ製であり、各部材の接合部位の少なくとも一方側には、ろう材(クラッド層)が設けられ、これらは予め仮組みされた状態で熱処理されることにより、各接合部がろう付けされて一体的に形成されている。
図1、4、5に示すように、熱交換器1は、その上部が車体に締結されるアッパサポート部材14に対して各タンク3,4の車載用ピンP1が弾性素材から成るマウント部材M1を介して挿通し固定される一方、その下部が車体に締結されるロアサポート部材15に対して両タンク3,4の車載用ピンP2が弾性素材から成るマウント部材M2を介して挿通し固定された状態で固定支持されている。
なお、実施例1のアッパサポート部材14及びロアサポート部材15は金属製でコア部5側へ開口したコ字状断面に形成されているが、この限りではない。
なお、実施例1のアッパサポート部材14及びロアサポート部材15は金属製でコア部5側へ開口したコ字状断面に形成されているが、この限りではない。
ファンシュラウド2は、熱交換器1のコア部5を後方から覆う略箱形状に樹脂で一体的に形成される他、その中央にはリング状のシュラウドリング部16が設けられると共に、このシュラウドリング部16の開口された内側にはファン17が収容されている。
ファン17は、モータ18と、ファン本体19等が備えられている。
モータ18は、円柱状のケース後端部に等角度間隔で複数(実施例1では3つ)の舌片状のブラケット18aが設けられ、各ブラケット18aはシュラウドリング部16に複数(実施例1では8つ)のファンステイ16aを介して支持された円筒状のファン固定部16bに対してボルトB1で固定支持されている。
ファン本体19は、モータ18の中心に配置された回転軸に連結された鍋状のボス部19aと、このボス部19aの外周部から外方へ突出した複数(実施例1では8つ)のブレード19bと、このブレード19bの先端部同士を結合して形成されたリング状のリング部19c等から構成される所謂リングファンが採用されている。
また、リング部19cの外周部には外方へ鍔状に突出したスカート部19dがその全周に亘って形成されると共に、このスカート部19dとシュラウドリング部16の段部19eとが前後方向に重なる位置に配置されて、ラビリンス構造が形成されている。
モータ18は、円柱状のケース後端部に等角度間隔で複数(実施例1では3つ)の舌片状のブラケット18aが設けられ、各ブラケット18aはシュラウドリング部16に複数(実施例1では8つ)のファンステイ16aを介して支持された円筒状のファン固定部16bに対してボルトB1で固定支持されている。
ファン本体19は、モータ18の中心に配置された回転軸に連結された鍋状のボス部19aと、このボス部19aの外周部から外方へ突出した複数(実施例1では8つ)のブレード19bと、このブレード19bの先端部同士を結合して形成されたリング状のリング部19c等から構成される所謂リングファンが採用されている。
また、リング部19cの外周部には外方へ鍔状に突出したスカート部19dがその全周に亘って形成されると共に、このスカート部19dとシュラウドリング部16の段部19eとが前後方向に重なる位置に配置されて、ラビリンス構造が形成されている。
図4に示すように、ファンシュラウド2のファン17のファン径B1は熱交換器1のコア部5の上下方向のコアサイズA1よりも大きく設定され、且つ、シュラウドリング部16の上部及び下部に外方へ均等に突出した突出部20,21が備えられている。
なお、実施例1のファン17はリングファンであるため、リング部19cの直径をファン径とする。
なお、実施例1のファン17はリングファンであるため、リング部19cの直径をファン径とする。
また、各突出部20,21の熱交換器1側(ファン17の風上側)には隔壁22,23が脱着可能に設けられている。
両隔壁22,23は同一形状部材であり、それぞれ樹脂で一体的に形成されている。
具体的には、図6に示すように、隔壁22(23)は突出部20(21)の後方側を覆う閉塞部24と、この閉塞部24から左右方向に延設された固定部25等が備えられている。
また、閉塞部24には突出部20(21)の湾曲に沿って後方へ屈折した鍔状のシール部26が形成されると共に、シール部26の内側に沿って前方へ窪んだ凹部27が形成されている。
一方、固定部25には前後方向に開口された円形状の固定孔25aが設けられている。
両隔壁22,23は同一形状部材であり、それぞれ樹脂で一体的に形成されている。
具体的には、図6に示すように、隔壁22(23)は突出部20(21)の後方側を覆う閉塞部24と、この閉塞部24から左右方向に延設された固定部25等が備えられている。
また、閉塞部24には突出部20(21)の湾曲に沿って後方へ屈折した鍔状のシール部26が形成されると共に、シール部26の内側に沿って前方へ窪んだ凹部27が形成されている。
一方、固定部25には前後方向に開口された円形状の固定孔25aが設けられている。
そして、図1、7に示すように、ファンシュラウド2の左右上下端部に形成された固定部2a(図1参照)の円形状の固定孔2bと、それぞれ対応する隔壁22(23)の各固定孔25aと、それぞれ対応するアッパサポート部材14またはロアサポート部材15に形成された雌螺子孔28が重ねられた状態で、ここにボルトB2(B3、請求項の締結部材に相当)が挿通されて締結されることにより、隔壁22(23)がファンシュラウド2及び車体側(アッパサポート部材14またはロアサポート部材15)に対して脱着可能に固定されている。
この際、図4、5に示すように、隔壁22(23)のシール部26がシュラウドリング部16を外側から覆った状態で、凹部27にシュラウドリング部16の前面が嵌合すると同時に、コア部5側においてはそれぞれ対応するアッパサポート部材14(ロアサポート部材15)の側壁29に密着した状態で当接している。
この際、図4、5に示すように、隔壁22(23)のシール部26がシュラウドリング部16を外側から覆った状態で、凹部27にシュラウドリング部16の前面が嵌合すると同時に、コア部5側においてはそれぞれ対応するアッパサポート部材14(ロアサポート部材15)の側壁29に密着した状態で当接している。
次に、作用を説明する。
<ファンの脱着について>
実施例1では、ボルトB2,B3を脱着させる作業でもって、隔壁22,23を簡単に脱着できる。
これにより、ファン17をファンシュラウド2に搭載する際には、ファン17をシュラウドリング部16に収容した後で両隔壁22,23を組み付けることができる。
従って、隔壁22,23とシュラウドリング部16を樹脂で一体的に形成した場合に比べて、大型のファン17を傾斜させた状態でシュラウドリング部16に挿入する必要がなく、ファン17の取付作業性を向上できる。
加えて、ファン17の整備・交換時の作業性も優れる。
<ファンの脱着について>
実施例1では、ボルトB2,B3を脱着させる作業でもって、隔壁22,23を簡単に脱着できる。
これにより、ファン17をファンシュラウド2に搭載する際には、ファン17をシュラウドリング部16に収容した後で両隔壁22,23を組み付けることができる。
従って、隔壁22,23とシュラウドリング部16を樹脂で一体的に形成した場合に比べて、大型のファン17を傾斜させた状態でシュラウドリング部16に挿入する必要がなく、ファン17の取付作業性を向上できる。
加えて、ファン17の整備・交換時の作業性も優れる。
<ファン及びファンシュラウドの脱着について>
また、各隔壁22,23とファンシュラウド2は車体側(アッパサポート部材14、ロアサポート部材15)に対して共用のボルトB2,B3で脱着可能としているため、締結部材の部品点数を削減できる上、組立時の作業効率の向上を図れる。
また、各隔壁22,23とファンシュラウド2は車体側(アッパサポート部材14、ロアサポート部材15)に対して共用のボルトB2,B3で脱着可能としているため、締結部材の部品点数を削減できる上、組立時の作業効率の向上を図れる。
<隔壁について>
また、両隔壁22,23を同一形状部材としているため、部品の種類を削減できる上、誤組み付け防止できる。
また、両隔壁22,23を同一形状部材としているため、部品の種類を削減できる上、誤組み付け防止できる。
<異なるコアサイズへの対応について>
また、隔壁22,23とシュラウドリング部16を樹脂で一体的に形成した場合に比べて、隔壁22,23の形状、サイズ等を設計変更するだけで様々なコアサイズの熱交換器に対応でき、1種類のファンシュラウド2を多種の熱交換器に流用して汎用性を向上できる。
また、隔壁22,23とシュラウドリング部16を樹脂で一体的に形成した場合に比べて、隔壁22,23の形状、サイズ等を設計変更するだけで様々なコアサイズの熱交換器に対応でき、1種類のファンシュラウド2を多種の熱交換器に流用して汎用性を向上できる。
<熱交換器及びファンの作動、及び隔壁のシール性について>
このように構成されたファンシュラウド2では、モータ18の駆動によりファン本体19が軸周り方向に回転して熱交換器1のコア部5に強制風を通過させる。
一方、熱交換器1の入力パイプ8と出力パイプ9が図示しない後方のエンジン側の接続管と環状に接続され、エンジン側から入力パイプ8を介して上流側タンク3に流入した110℃前後の高温な流通媒体は、各チューブ10を流通して下流側タンク4に流入する間にコア部5を通過する車両走行風またはファン17の強制風と熱交換して80℃前後まで冷却される。
その後、冷却された流通媒体は下流側タンク4の出力パイプ9を介して再びエンジンに戻される。
このように構成されたファンシュラウド2では、モータ18の駆動によりファン本体19が軸周り方向に回転して熱交換器1のコア部5に強制風を通過させる。
一方、熱交換器1の入力パイプ8と出力パイプ9が図示しない後方のエンジン側の接続管と環状に接続され、エンジン側から入力パイプ8を介して上流側タンク3に流入した110℃前後の高温な流通媒体は、各チューブ10を流通して下流側タンク4に流入する間にコア部5を通過する車両走行風またはファン17の強制風と熱交換して80℃前後まで冷却される。
その後、冷却された流通媒体は下流側タンク4の出力パイプ9を介して再びエンジンに戻される。
この際、車両走行風または強制風の一部が熱交換器1のコア部5を通過することなく後方へ通過したり、エンジン側の熱気が熱交換器1のコア部5の前面に吹き返すのを隔壁22,23によって防止できる。
また、前述したように、隔壁22(23)のシール部26がシュラウドリング部16を外側から覆った状態で、凹部27にシュラウドリング部16の前端部が嵌合すると同時に、コア部5側においてはそれぞれ対応するアッパサポート部材14(ロアサポート部材15)の側壁29に密着した状態で当接しているため、部材間のがたつきを防止できると共にシール性を高めることができる。
また、前述したように、隔壁22(23)のシール部26がシュラウドリング部16を外側から覆った状態で、凹部27にシュラウドリング部16の前端部が嵌合すると同時に、コア部5側においてはそれぞれ対応するアッパサポート部材14(ロアサポート部材15)の側壁29に密着した状態で当接しているため、部材間のがたつきを防止できると共にシール性を高めることができる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、実施例1の発明では、ファンシュラウド2のファン17のファン径B1を熱交換器1のコア部5の上下方向のコアサイズA1よりも大きく設定し、シュラウドリング部16の上方または下方の少なくとも一方が外方へ突出した突出部20,21を有するファンシュラウド2において、突出部20,21の熱交換器1側に、脱着可能な隔壁22,23を設けたため、車両走行風またはファン17の強制風の一部が熱交換器1のコア部5を通過することなく後方へ通過したり、エンジン側の熱気が熱交換器1のコア部5の前面に吹き返すのを隔壁22,23によって防止できる。
また、様々なコアサイズの熱交換器1に対応でき、高い汎用性と良好なファン17の脱着作業性を実現できる。
また、隔壁22,23及びファンシュラウド2を共用の締結部材で車体側または熱交換器1側に脱着可能に固定したため、締結部材の部品点数を削減して作業効率を向上できる。
以上、説明したように、実施例1の発明では、ファンシュラウド2のファン17のファン径B1を熱交換器1のコア部5の上下方向のコアサイズA1よりも大きく設定し、シュラウドリング部16の上方または下方の少なくとも一方が外方へ突出した突出部20,21を有するファンシュラウド2において、突出部20,21の熱交換器1側に、脱着可能な隔壁22,23を設けたため、車両走行風またはファン17の強制風の一部が熱交換器1のコア部5を通過することなく後方へ通過したり、エンジン側の熱気が熱交換器1のコア部5の前面に吹き返すのを隔壁22,23によって防止できる。
また、様々なコアサイズの熱交換器1に対応でき、高い汎用性と良好なファン17の脱着作業性を実現できる。
また、隔壁22,23及びファンシュラウド2を共用の締結部材で車体側または熱交換器1側に脱着可能に固定したため、締結部材の部品点数を削減して作業効率を向上できる。
また、隔壁22,23に、シュラウドリング部16の突出部20,21に沿って外側から覆う鍔状のシール部26を設けたため、シュラウドリング部16とのシール性を向上できる。
また、隔壁22,23に、シュラウドリング部16の突出部20,21に嵌合する凹部26を設けたため、シュラウドリング部16とのがたつきを防止できると同時にシール性を向上できる。
また、隔壁22,23に、シュラウドリング部16の突出部20,21に嵌合する凹部26を設けたため、シュラウドリング部16とのがたつきを防止できると同時にシール性を向上できる。
また、シュラウドリング部16の上下方向へ均等に突出した突出部20,21をそれぞれ設け、両突出部20,21に隔壁22,23をそれぞれ設けると共に、これら両隔壁22,23を同一形状部材としたため、部品の種類を削減できると同時に、誤組み付けを防止できる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、シュラウドリング部16の上部及び下部に突出部20,21を設けたが、上部または下部の一方にのみに設けても良い。
また、実施例1では、熱交換器をラジエータとしたが、コンデンサやインタークーラ等の他の熱交換器に適用しても良い。
また、実施例1では、隔壁22,23を車体側(アッパサポート部材14及びロアサポート部材15)に固定したが、熱交換器1に固定することもできる。
例えば、実施例1では、シュラウドリング部16の上部及び下部に突出部20,21を設けたが、上部または下部の一方にのみに設けても良い。
また、実施例1では、熱交換器をラジエータとしたが、コンデンサやインタークーラ等の他の熱交換器に適用しても良い。
また、実施例1では、隔壁22,23を車体側(アッパサポート部材14及びロアサポート部材15)に固定したが、熱交換器1に固定することもできる。
さらに、熱交換器1のコアサイズは従来の発明と同様のアスペクト比となるように設定することが好ましいが、この発明はこれに限定されるものではない。
B1、B2、B3 ボルト
M1、M2 マウント部材
P1、P2 車載用ピン
1 熱交換器
2 ファンシュラウド
2a 固定部
2b 固定孔
3 上流側タンク
4 下流側タンク
5 コア部
6、7 チューブプレート
8 入力パイプ
9 出力パイプ
10 チューブ
11 フィン
12、13 レインフォース
14 アッパサポート部材
15 ロアサポート部材
15a 雌螺子孔
16 シュラウドリング部
16a ファンステイ
16b ファン固定部
17 ファン
18 モータ
18a ブラケット
19 ファン本体
19a ボス部
19b ブレード
19c リング部
19d スカート部
19e 段部
20、21 突出部
22、23 隔壁
24 閉塞部
25 固定部
25a 固定孔
26 シール部
27 凹部
28 雌螺子孔
29 側壁
M1、M2 マウント部材
P1、P2 車載用ピン
1 熱交換器
2 ファンシュラウド
2a 固定部
2b 固定孔
3 上流側タンク
4 下流側タンク
5 コア部
6、7 チューブプレート
8 入力パイプ
9 出力パイプ
10 チューブ
11 フィン
12、13 レインフォース
14 アッパサポート部材
15 ロアサポート部材
15a 雌螺子孔
16 シュラウドリング部
16a ファンステイ
16b ファン固定部
17 ファン
18 モータ
18a ブラケット
19 ファン本体
19a ボス部
19b ブレード
19c リング部
19d スカート部
19e 段部
20、21 突出部
22、23 隔壁
24 閉塞部
25 固定部
25a 固定孔
26 シール部
27 凹部
28 雌螺子孔
29 側壁
Claims (5)
- ファンシュラウドのファンのファン径を熱交換器のコア部の上下方向のコアサイズよりも大きく設定し、且つ、シュラウドリング部の上部または下部の少なくとも一方が外方へ突出した突出部を有するファンシュラウドにおいて、
前記突出部の熱交換器側に、脱着可能な隔壁を設けたことを特徴とするファンシュラウド。 - 請求項1記載のファンシュラウドにおいて、
前記隔壁及びファンシュラウドを共用の締結部材で車体側または熱交換器に脱着可能に固定したことを特徴とするファンシュラウド。 - 請求項1または2記載のファンシュラウドにおいて、
前記隔壁に、シュラウドリング部の突出部に沿って外側から覆う鍔状のシール部を設けたことを特徴とするファンシュラウド。 - 請求項1〜3のうちのいずれかに記載のファンシュラウドにおいて、
前記隔壁に、シュラウドリング部の突出部に嵌合する凹部を設けたことを特徴とするファンシュラウド。 - 請求項1〜4のうちのいずれかに記載のファンシュラウドにおいて、
前記シュラウドリング部に上下方向へ均等に突出した前記突出部をそれぞれ設け、
前記両突出部に前記隔壁をそれぞれ設けると共に、これら両隔壁を同一形状部材としたことを特徴とするファンシュラウド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008109672A JP2009257266A (ja) | 2008-04-19 | 2008-04-19 | ファンシュラウド |
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---|---|---|---|
JP2008109672A JP2009257266A (ja) | 2008-04-19 | 2008-04-19 | ファンシュラウド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=41384979
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008109672A Pending JP2009257266A (ja) | 2008-04-19 | 2008-04-19 | ファンシュラウド |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168083A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | エンジンルーム部品の冷却構造 |
CN111197816A (zh) * | 2018-11-20 | 2020-05-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种换热风机组件及空调器 |
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2008
- 2008-04-19 JP JP2008109672A patent/JP2009257266A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011168083A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | エンジンルーム部品の冷却構造 |
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