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JP2009242076A - エレベータの開閉式操作盤 - Google Patents

エレベータの開閉式操作盤 Download PDF

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JP2009242076A JP2008093755A JP2008093755A JP2009242076A JP 2009242076 A JP2009242076 A JP 2009242076A JP 2008093755 A JP2008093755 A JP 2008093755A JP 2008093755 A JP2008093755 A JP 2008093755A JP 2009242076 A JP2009242076 A JP 2009242076A
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Shinichi Kikuchi
慎一 菊地
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】保守点検時に、吸盤のような開放用の別個の用具を何ら要することなく、ロック手段を外す動作だけで自動的にリターンパネルを開放させることができるエレベータの開閉式操作盤を提供する。
【解決手段】ヒンジ15を介して回動自在に支持され、ヒンジ15を中心に回動することで開閉動作するリターンパネル8と、リターンパネル8を係脱可能にロックして閉じ状態に保持するロック機構18と、閉じ状態のリターンパネル8を開き方向に付勢するスプリングを備える開放機構とを具備する。ロック機構18はかご室1の出入口柱3aの側面外部から操作が可能で、保守点検時にロック機構18を操作してリターンパネル8のロックを解除すると、開放機構のスプリングの付勢力でリターンパネル8がヒンジ15を中心に回動して自動的に開く。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばエレベータのかご室内に設けられ、行先階ボタンやドア開閉ボタンなどの操作ボタン類やかご位置表示灯などの各種の用品が配設されたエレベータの開閉式操作盤に関する。
エレベータのかご室内には操作盤が設けられ、この操作盤に行先階ボタンやドア開閉ボタンなどの操作ボタン類やかご位置表示灯などの各種の用品が配設されている。
この種の操作盤は、かご室の前面側の壁面と対向するリターンパネルを備え、このリターンパネルに各種の用品が配設されている。リターンパネルは開き戸構造の開閉式に構成され、このリターンパネルの裏面側に回路基板などの電気部品が配設されている。
通常時には、リターンパネルは閉じられ、ロック機構によりロックされている。そして操作盤の各用品に対する保守点検時には、ロック機構を外し、リターンパネルを開いてその作業を行なう。
リターンパネルの表面はかご室内に面しており、したがってこの表面にロック機構の鍵穴などが露出していると、外観上の見栄えが悪く、意匠性が低下してしまう。そこで、特公平7−47450号公報に見られるように、リターンパネルのロック機構をリターンパネルの背面側から操作することができるようにしてリターンパネルの表面をすっきりとした外観に保ち、意匠性を高めるようにしている。
特公平7−47450号公報
ところで、保守点検時にロック機構を外し、リターンパネルを開く際には、そのリターンパネルを手前側に引き寄せて回動させなければならない。この際、リターンパネルの表面に取っ手や摘みなどが設けられていれば、その取っ手や摘みを掴んで容易にリターンパネルを開くことができる。
しかし、リターンパネルの表面に取っ手や摘みなどを設けると、その表面の外観上の見栄えが悪くなり、意匠性が低下してしまう。そこで、吸盤を用意し、保守点検時にその吸盤をリターンパネルの表面に吸着させ、その吸盤に手を掛けてリターンパネルを開く手段が採用されることがある。
ところが、吸盤を用いる手段では、保守点検時にいちいち吸盤を用意しなければならないから手間がかかり、また吸盤を吸着させるとリターンパネルの表面にその跡が残り、意匠性を低下させてしまう懸念がある。さらに、リターンパネルの表面が粗面の意匠仕様となっているような場合には吸盤を吸着させることが困難となる。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、保守点検時に、吸盤のような開放用の別個の用具を何ら要することなく、ロック手段を外す動作だけで自動的にリターンパネルを開放させることができるエレベータの開閉式操作盤を提供することにある。
請求項1の発明は、ヒンジを介して回動自在に支持され、前記ヒンジを中心に回動することで開閉動作するリターンパネルと、前記リターンパネルを係脱可能にロックして閉じ状態に保持するロック手段と、前記閉じ状態のリターンパネルを開き方向に付勢する開放手段とを具備することを特徴としている。
請求項2の発明は、前記ロック手段が、キーの操作で回転する回転体、およびこの回転体と一体的に回転して前記リターンパネルと係脱するロック片を備えるとともに、さらに前記リターンパネルを吸着して閉じ状態に保持する電磁石を備えることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記ロック手段が、キーの操作で回転する回転体、およびこの回転体と一体的に回転して前記リターンパネルと係脱するロック片を備え、前記回転体には開放手段として前記ロック片と一体的に回転する押し部材が設けられ、前記ロック片が一方向に回転して前記リターンパネルから離脱するときに前記押し部材がその回転の動作で前記リターンパネルを開き方向に付勢することを特徴としている。
請求項4の発明は、前記開放手段としてマグネットキャッチが用いられ、このマグネットキャッチは突没動作が可能な可動体を有し、前記リターンパネルが前記可動体に接触することで閉じ状態を保持し、この状態から前記リターンパネルを閉じ方向に押し込む動作で前記可動体が突出して前記リターンパネルが開く機能を有し、前記ロック手段として、キーの操作で回転する受け部材を備え、この受け部材が閉じ状態の前記リターンパネルに接触してその押し込みの動作を規制することを特徴としている。
請求項5の発明は、前記ロック手段がエレベータのかご室における出入口柱の内側に設けられ、前記出入口柱の側面に前記ロック手段のキー差込み用の鍵穴に対向して開口が形成され、この開口がカバー部材で開閉可能となっていることを特徴としている。
この発明によれば、保守点検時に、吸盤のような開放用の別個の用具を何ら要することなく、ロック手段を外す動作だけで自動的にリターンパネルを開放させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図4には第1の実施形態を示してある。図1は、エレベータのかご室1内の後部からその前方側を見た外観斜視図であり、かご室1の前面部には出入口2が設けられ、この出入口2の両側に出入口柱3a,3bが設けられている。出入口2にはドア装置4が設けられ、このドア装置4のドアパネル4a,4bが左右に移動することで出入口2が開閉される。
一方の出入口柱3aとかご室1の一方の側板1aとの間には操作盤7が設けられている。この操作盤7はリターンパネル8を有し、このリターンパネル8に行先階ボタン9、ドア開閉ボタン10、かご位置表示灯11などが配設されている。
図2は図1中のA−A線に沿う断面図であり、リターンパネル8はその一側縁がヒンジ15を介して垂直軸回り方向に回動自在に枢着され、通常時にはかご室1の前面側の側板1bと対向するように閉じられている。ヒンジ15は側板1bに固定されたブラケット16に取り付けられている。そしてこのリターンパネル8の裏面側に回路基板などの電気部品(図示せず)などが配設されている。
出入口柱3aの内側には、図2および図3に示すようにロック機構18が設けられている。図3は図2中のB−B線に沿う断面図である。ロック機構18は、本体19と、この本体19に設けられ、キーの差込みが可能な鍵穴を有するキーシリンダ20と、前記本体19に設けられ、前記キーシリンダ20に差し込んだキーを回すことにより回転する回転体21と、この回転体21に取り付けられ、回転体21と同軸的に回転するロック片22とを備えている。
ロック機構18の本体19は、図3に示すブラケット23を介して出入口柱3aの内側面に取り付けられている。キーシリンダ20の先端側端面は出入口柱3aの外側面と面一となるように露出し、出入口柱3aの外部側からそのキーシリンダ20の鍵穴にキーを差込むことができるようになっている。
リターンパネル8の内面には、ロック機構18のロック片22と係合する係合片24がブラケット25を介して取り付けられている。ロック片22は平面視の形状がL形で、係合片24は側面視の形状がL形となっており、ロック片22が係合片24の内側に介入することでロック片22と係合片24とが係合し、リターンパネル8が閉じ状態にロックされ、ロック片22が図3における時計方向に回動することによりロック片22が係合片24の内側から離脱して係合が外れ、リターンパネル8のロックが解除されるようになっている。
リターンパネル8の裏面側には、図4に示すように開放機構28が設けられている。図4は図1中のC−C線に沿う断面図で、開放機構28はロック機構18と上下に位置をずらして設けられている。
開放機構28は、かご室1における前面側の側板1bの内面に取り付けられた弾性体としてのスプリング29と、リターンパネル8の内面にスプリング29と対向して取り付けられた受板30とを備え、リターンパネル8が閉じ状態にロックされているときには受板30がスプリング29の端部に当接してスプリング29を圧縮し、その圧縮でリターンパネル8が開き方向に弾性的に付勢された状態にある。
次に、作用について説明する。
操作盤7に対する保守点検時には、まずキーシリンダ20の鍵穴に所定のキーを差込み、このキーを所定の方向に回す。この操作によりロック機構18のロック片22が回転体21と一体的に図3に鎖線で示すように時計方向に回動して係合片24との係合が外れ、リターンパネル8のロックが解除される。このロックの解除に応じて、リターンパネル8が開放機構28のスプリング29の付勢力で自動的に手前側に押し出されて開く。つまり、リターンパネル8がヒンジ15を中心に図2における反時計方向に回動して開く。これにより、リターンパネル8の裏面側の回路基板などの電気部品が露出し、その保守点検が可能になる。
このように、ロック機構18を解除する操作だけで、吸盤のような開放用の用具を何ら用いることなく、自動的にリターンパネル8が開き、したがって保守点検の作業を容易に能率よく行なうことができる。
保守点検作業が終了した後には、リターンパネル8を手動で閉じ方向に回動し、受板30をスプリング29に当接させて圧縮し、この状態で前記キーを逆方向に回してロック片22を係合片24に係合させる。これによりリターンパネル8が閉じ状態にロックされ、その開放が防止される。
図5には第2の実施形態を示してある。この実施形態においては、前記第1の実施形態の構成に加え、出入口柱3aの内側に電磁石33が取り付けられているとともに、この電磁石33の電源回路を開閉する切替えスイッチ34がロック機構18の本体19に取り付けられている。
電磁石33はブラケット32を介して出入口柱3aの内側面に取り付けられている。リターンパネル8の内面には電磁石33に対向する磁性材料からなる吸着板35が取り付けられ、リターンパネル8が閉じ状態にあるときにはこの吸着板35が電磁石33に接触している。
切替えスイッチ34は、ロック機構18のロック片22の動作に連動し、ロック片22が係合片24に係合する状態にあるときには電磁石33の電源回路を閉じ、ロック片22が係合片24から離脱するときに電磁石33の電源回路を開くように動作する。
この実施形態では、リターンパネル8が閉じ、ロック機構18によりロックされている通常時には、電磁石33が励磁され、リターンパネル8が吸着板35を介して電磁石33に吸着されている。
そして、保守点検時に、ロック機構18をキーで操作してロック片22と係合片24との係合を外し、リターンパネル8のロックを解除すると、ロック片22に連動して切替えスイッチ34が動作し、電磁石33が消磁され、これに応じてリターンパネル8が開放機構28のスプリング29の付勢力で自動的に手前側に押し出されて開く。
保守点検の作業終了後に、リターンパネル8を手動で閉じ、キーの操作でロック機構18のロック片22を回動して係合片24に係合させると、そのロック片22の動作で切替えスイッチ34の接点が切替り、電磁石33が励磁され、リターンパネル8が吸着板35を介して電磁石33に吸着される。すなわち、リターンパネル8がロック機構18によりロックされるとともに、さらに電磁石33により吸着される。
このため、リターンパネル8の閉じ状態がより安定し、ロック機構18のロック片22と係合片24との係合部分に遊びがあるような場合であっても、電磁石33による吸着力でリターンパネル8を吸着保持して振動などの発生を防止することができる。
図6には第3の実施形態を示してある。この実施形態においては、前記第2の実施形態の場合と同様に、出入口柱3aの内側に電磁石33が取り付けられているとともに、この電磁石33の電源回路を開閉する切替えスイッチ34がロック機構18の本体19に取り付けられ、切替えスイッチ34の接点がロック片22に連動して切替るようになっている。
通常時には、ロック機構18のロック片22が係合片24に係合し、リターンパネル8がロックされているとともに、電磁石33の励磁でリターンパネル8が吸着板35を介して電磁石33に吸着されている。
そして、この実施形態では、リターンパネル8を開き方向に付勢する開放機構が設けられておらず、その開放機構に代る開放手段としてロック機構18の回転体21に押し部材37が取り付けられている。この押し部材37はロック片22と一体的に回転するように回転体21に取り付けられ、ロック片22が係合片24に係合する通常時には回転体21の下方に延びている。
そして、この実施形態においては、保守点検時にロック機構18のキーシリンダ20にキーを差込み、このキーの操作で回転体21を回転させると、まずロック片22が係合片24から離脱してリターンパネル8のロックが解除され、またロック片22に連動して切替えスイッチ34の接点が切替って電磁石33が消磁される。そして、キーを介して回転体21をさらに回転させると、押し部材37がリターンパネル8の内面に当接し、この押し部材37でリターンパネル8が手前側に押し出されて自動的に開く。
保守点検の作業が終了し、リターンパネル8を閉じるときには、キーを用いてロック機構18の回転体21を僅かに逆方向に回転させ、この状態でリターンパネル8を閉じ、さらに回転体21を逆方向に回転させてロック片22を係合片24に係合させ、リターンパネル8をロックする。
この際、ロック片22の動作で切替えスイッチ34の接点が切替り、電磁石33が励磁され、リターンパネル8が吸着板35を介して電磁石33に吸着される。すなわち、リターンパネル8はロック機構18によりロックされるとともに、さらに電磁石33により吸着される。
このため、リターンパネル8の閉じ状態が安定し、ロック機構18のロック片22と係合片24との係合部分に遊びがあるような場合であっても、電磁石33による吸着力でリターンパネル8を吸着保持して振動などの発生を防止することができる。
図7および図8には第4の実施形態を示してある。この実施形態においては、リターンパネル8の開放機構として、かご室1の側板1bに周知のプッシュ式マグネットキャッチ40が取り付けられている。このマグネットキャッチ40は、本体41と、この本体41内に進退移動が可能な可動体42とを備え、可動体42の先端部が本体41から突出するとともにその先端面に永久磁石からなるマグネット43が取り付けられている。
リターンパネル8の内面には、マグネットキャッチ40に対向して磁性材料からなる吸着板44が取り付けられ、リターンパネル8を開き状態から閉じると、吸着板44が可動体42のマグネット43に接触して吸着されるとともに、可動体42が本体41内に押し込まれ、可動体42およびリターンパネル8がその押し込み位置、つまりリターンパネル8の閉じ位置に保持される。そしてこの状態から、手動でリターンパネル8と共に可動体42を再度押し込み方向に押し込むと、可動体42がスプリング(図示せず)の弾性力で押し込みの反対方向に一定距離だけ突出し、その突出の勢いでリターンパネル8がマグネット43から離脱して自動的に開くようになっている。
リターンパネル8の内側のロック機構18における回転体21には、ロック片に代えて受け部材45が取り付けられている。また、この受け部材45の上方部に補助受け部材46が設けられている。この補助受け部材46は、出入口柱3aの内面に取り付けられたブラケット47に支軸48を介して回動自在に取り付けられている。そして受け部材45と補助受け部材46との間にリンクレバー50が取り付けられている。このリンクレバー50は受け部材45と補助受け部材46とにそれぞれ支軸51,52を介して回動自在に連結され、受け部材45と補助受け部材46とがリンクレバー50を介して互いに連動して回動するようになっている。
通常時には、受け部材45および補助受け部材46がそれぞれほぼ水平に配置され、これら受け部材45および補助受け部材46の先端部にリターンパネル8の内面が当接し、この当接でリターンパネル8の閉じ方向への押し込みが規制されている。すなわち、マグネットキャッチ40のマグネット43に吸着されているリターンパネル8の押し込みが受け部材46と補助受け部材46により阻止されている。
保守点検時には、キーを用いてロック機構18の回転体21を操作して回転体21と一体に受け部材45を図8における時計方向に回動させる。受け部材45が回動したときにはその動作がリンクレバー50を介して補助受け部材46に伝わり、補助受け部材46も受け部材45と一体的に時計方向に回動する。
受け部材45および補助受け部材46が時計方向に回動することで、これら受け部材45および補助受け部材6がリターンパネル8から離脱し、リターンパネル8の押し込みが可能となるから、この状態でリターンパネル8を閉じ方向に僅かに押し込む。
この押し込みにより、マグネットキャッチ40の可動体42が一旦本体41内に押し込まれるとともに、その押し込みの反対方向にスプリングの付勢力で弾性的に突出し、その突出の勢いでリターンパネル8が可動体42のマグネット43から離脱して自動的に開く。
保守点検の作業終了後には、リターンパネル8を手動で閉じ方向に回動操作する。この操作で、突出状態にあるマグネットキャッチ40の可動体42にリターンパネル8が当接し、マグネット43を介して吸着されるとともに、可動体42が本体41内に押し込まれ、その押し込みの位置にロックされ、リターンパネル8の閉じ状態が保持される。
この後、キーを用いてロック機構18の回転体21を操作して受け部材45を反時計方向に回動させる。受け部材45が回動したときにはその動作がリンクレバー50を介して補助受け部材46に伝わり、補助受け部材46も受け部材45と一体的に反時計方向に回動する。
受け部材45および補助受け部材46が反時計方向に回動することで、これら受け部材45および補助受け部材46がリターンパネル8の内面に接触し、リターンパネル8の押し込みが不能となる。すなわち、マグネットキャッチ40の可動体42を押し込んでリターンパネル8と可動体42とを離脱させる操作が不能となり、リターンパネル8を閉じ状態に安定してロックすることができる。
前記各実施形態においては、ロック機構18におけるキーシリンダ20の端面の鍵穴が出入口柱3aの側面に露出する状態にあるが、図9に第5の実施形態として示すように、鍵穴が外部に露出しないように構成することも可能である。
すなわち、この実施形態においては、キーシリンダ20の端面が出入口柱3aの内側に配置されているとともに、その端面に対向して出入口柱3aの側面に開口55が形成されている。そして、出入口柱3aの外面に開口55を覆うカバー部材としてミラー56が設けられている。このミラー56は、出入口柱3aの内側に取り付けられたヒンジ57を介して支持されている。ヒンジ57は、ヒンジピン58およびこのヒンジピン58を中心に回動するヒンジ片59を有し、ヒンジ片59が開口55を通してミラー56の裏面に接合されている。
通常時には開口55がミラー56で閉じられ、このミラー56でキーシリンダ20の端面が覆い隠されている。保守点検時にロック機構18を操作するときには、ミラー56をヒンジピン58を中心に出入口柱3aの外方側に回動して開口55を開き、この開口55を通してキーシリンダ20の端面の鍵穴にキーを差込んでロック機構18を操作する。
保守点検の作業終了後には、ミラー56をヒンジピン58を中心に逆方向に回動して出入口柱3aの外面に閉じ合わせて開口55を覆う。これにより、キーシリンダ20の端面がミラー56で覆い隠されて外部に露出せず、したがって出入口柱3aの外面の意匠性を高めることができる。
この発明の第1の実施形態に係る開閉式操作盤を備えるかご室の内部の外観を示す斜視図。 図1中のA−A線に沿う断面図。 図2中のB−B線に沿う断面図。 図1中のC−C線に沿う断面図。 この発明の第2の実施形態に係る開閉式操作盤の側面視の断面図。 この発明の第3の実施形態に係る開閉式操作盤の側面視の断面図。 この発明の第4の実施形態に係る開閉式操作盤の平面視の断面図。 この発明の第4の実施形態に係る開閉式操作盤の側面視の断面図。 この発明の第5の実施形態に係る開閉式操作盤の平面視の断面図。
符号の説明
1…かご室
3a.3b…出入口柱
7…操作盤
8…リターンパネル
15…ヒンジ
18…ロック機構
20…キーシリンダ
21…回転体
22…ロック片
24…係合片
28…開放機構
29…スプリング
30…受板
33…電磁石
34…切替えスイッチ
35…吸着板
37…押し部材
40…マグネットキャッチ
42…可動体
43…マグネット
44…吸着板
45…受け部材
46…補助受け部材
55…開口
56…ミラー
57…ヒンジ

Claims (5)

  1. ヒンジを介して回動自在に支持され、前記ヒンジを中心に回動することで開閉動作するリターンパネルと、
    前記リターンパネルを係脱可能にロックして閉じ状態に保持するロック手段と、
    前記閉じ状態のリターンパネルを開き方向に付勢する開放手段と、
    を具備することを特徴とするエレベータの開閉式操作盤。
  2. 前記ロック手段は、キーの操作で回転する回転体、およびこの回転体と一体的に回転して前記リターンパネルと係脱するロック片を備えるとともに、さらに前記リターンパネルを吸着して閉じ状態に保持する電磁石を備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの開閉式操作盤。
  3. 前記ロック手段は、キーの操作で回転する回転体、およびこの回転体と一体的に回転して前記リターンパネルと係脱するロック片を備え、前記回転体には開放手段として前記ロック片と一体的に回転する押し部材が設けられ、前記ロック片が一方向に回転して前記リターンパネルから離脱するときに前記押し部材がその回転の動作で前記リターンパネルを開き方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの開閉式操作盤。
  4. 前記開放手段としてマグネットキャッチが用いられ、このマグネットキャッチは突没動作が可能な可動体を有し、前記リターンパネルが前記可動体に接触することで閉じ状態を保持し、この状態から前記リターンパネルを閉じ方向に押し込む動作で前記可動体が突出して前記リターンパネルが開く機能を有し、前記ロック手段として、キーの操作で回転する受け部材を備え、この受け部材が閉じ状態の前記リターンパネルに接触してその押し込みの動作を規制することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの開閉式操作盤。
  5. 前記ロック手段がエレベータのかご室における出入口柱の内側に設けられ、前記出入口柱の側面に前記ロック手段のキー差込み用の鍵穴に対向して開口が形成され、この開口がカバー部材で開閉可能となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータの開閉式操作盤。
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