JP2009208914A - エレベータの縦振動抑制装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータ利用者が乗りかごに乗り降りする際に発生する乗りかごの縦振動を、簡単な構造で抑制する。
【解決手段】エレベータの縦振動抑制装置において、乗りかご1に回転可能に取付けられ、昇降路2内に配設されたガイドレール3に当接するとともに乗りかご1の昇降に伴って回転するガイドローラ6と、ガイドローラ3の回転を規制するブレーキ装置12と、乗りかご1のかごドア11が開放されていることを検知するセンサ12と、センサ12の検知結果に基づいてブレーキ装置10を駆動する制御部13と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】エレベータの縦振動抑制装置において、乗りかご1に回転可能に取付けられ、昇降路2内に配設されたガイドレール3に当接するとともに乗りかご1の昇降に伴って回転するガイドローラ6と、ガイドローラ3の回転を規制するブレーキ装置12と、乗りかご1のかごドア11が開放されていることを検知するセンサ12と、センサ12の検知結果に基づいてブレーキ装置10を駆動する制御部13と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エレベータの縦振動抑制装置に関し、特に、エレベータ利用者が乗りかごに乗り降りする場合に発生する乗りかごの縦振動を抑制するエレベータの縦振動抑制装置に関する。
トラクション方式のエレベータは、ワイヤロープが巻上機のシーブに掛け渡され、ワイヤロープの一端に乗りかごが連結され、ワイヤロープの他端につり合い重りが連結されている。
エレベータが設置されている建物が高階床になると、その建物で使用されているエレベータのワイヤロープの長さが増大し、それに伴ってワイヤロープの重量が増大するとともにワイヤロープのバネ定数が小さくなる。このため、作用する荷重に応じたワイヤロープの伸びが大きくなり、エレベータ利用者が乗りかごに出入する際の荷重変動に伴って乗りかごが縦方向に振動するようになる。このような乗りかごの縦方向の振動は、乗りかごの位置が最下階に近付くほど大きくなり、また、減衰が少ないために振動が長時間継続するという問題があった。
このような乗りかごの縦方向の振動を抑制する対策としては、ワイヤロープの本数を増してバネ定数を大きくすることが考えられるが、建物が高階床になるとワイヤロープの自重も大きくなるため思うような効果は上がらず、ワイヤロープの自重により巻上機の軸荷重が増大するなどのデメリットがある。
能動的に乗りかごの振動を抑制する装置としては、下記特許文献1に記載されたように、乗りかごに速度センサと加速度センサとを設け、乗りかごの速度及び加速度が反対向きの時、すなわち、上下振動が発生している時にガイドローラの回転に適切な制御をかけて乗りかごの振動を抑制する装置が知られている。
特開2003−104655号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、一定の効果を得られると考えられるものの、装置が大掛かりで高価である。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータ利用者が乗りかごに乗り降りする際に発生する乗りかごの縦振動を簡単な構造で抑制することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータの縦振動抑制装置において、乗りかごに回転可能に取付けられ、昇降路内に配設されたガイドレールに当接するとともに前記乗りかごの昇降に伴って回転するガイドローラと、前記ガイドローラの回転を規制するブレーキ装置と、前記乗りかごのかごドアが開放されていることを検知するセンサと、前記センサの検知結果に基づいて前記ブレーキ装置を駆動する制御部と、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータの縦振動抑制装置において、乗りかごに回転可能に取付けられ、昇降路内に配設されたガイドレールに当接するとともに前記乗りかごの昇降に伴って回転するガイドローラと、前記ガイドローラの回転を規制するブレーキ装置と、ワイヤを介して前記ブレーキ装置に連結され、前記乗りかごのかごドアの開放動作に伴って移動するとともにこの移動により前記ブレーキ装置を駆動する駆動部と、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、エレベータの縦振動抑制装置において、乗りかごに回転可能に取付けられ、昇降路内に配設されたガイドレールに当接するとともに前記乗りかごの昇降に伴って回転するガイドローラと、前記ガイドローラの回転を規制するブレーキ装置と、を備え、前記ブレーキ装置は、前記ガイドローラに設けられてこのガイドローラの回転に伴う遠心力によりこのガイドローラの半径方向に移動するフライウェイトと、前記ガイドローラが回転を停止した場合に前記フライウェイトの移動に伴って固定部材に押し当てられ、前記ガイドローラが回転した場合に前記フライウェイトの移動に伴って前記固定部材から離反する摩擦部材と、を備えることである。
本発明によれば、エレベータ利用者が乗りかごに乗り降りする際に発生する乗りかごの縦振動を、簡単な構造で抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を含むエレベータを示す正面図、図2は、その一部を拡大して示す正面図である。エレベータが設置された建物内には、乗りかご1が昇降する昇降路2が形成され、この昇降路2内には昇降する乗りかご1をガイドするための複数のガイドレール3が乗りかご1の昇降方向に沿って上下方向に配設されている。乗りかご3はワイヤロープ4により吊り下げられており、昇降路2の上部に設けられた巻上機(図示せず)が駆動されることにより乗りかご3が昇降路2内を昇降する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を含むエレベータを示す正面図、図2は、その一部を拡大して示す正面図である。エレベータが設置された建物内には、乗りかご1が昇降する昇降路2が形成され、この昇降路2内には昇降する乗りかご1をガイドするための複数のガイドレール3が乗りかご1の昇降方向に沿って上下方向に配設されている。乗りかご3はワイヤロープ4により吊り下げられており、昇降路2の上部に設けられた巻上機(図示せず)が駆動されることにより乗りかご3が昇降路2内を昇降する。
乗りかご1の上部及び下部に支持部5が固定され、これらの支持部5にガイドローラ6が取付けられている。支持部5へのガイドローラ6の取付けは、ガイドローラ6がガイドローラ6の中心軸7の回りに回転可能となるように行なわれている。
ガイドローラ6は、円盤状に形成された金属製の輪芯部8と、輪芯部8の外周に固定されたゴム製のリング状のローラ部9とを有し、ローラ部9の外周面がガイドレール3の側面に当接され、乗りかご1の昇降に伴ってガイドローラ6が中心軸7の回りに回転する。中心軸7は輪芯部8に固定されている。なお、支持部5には、中心軸7を回転可能に支持する軸受(図示せず)が設けられている。
乗りかご1には、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置10と、乗りかご1のかごドア11が開放されていることを検知するセンサ12と、センサ12の検知結果に基づいてブレーキ装置10を駆動する制御部13とが設けられている。なお、ブレーキ装置10は、複数のガイドローラ6のうちの一つのガイドローラ6に対して設けられている。また、ブレーキ装置10により回転を規制されるガイドローラ6を支持する支持部5には、延出部5aが形成されている。
ブレーキ装置10は、ソレノイド14と、アーム15と、摩擦部材16と、圧縮スプリング17とを備えている。
アーム15は、一端が支軸18により延出部4aに支持され、アーム15は支軸18の軸心回りに回動可能とされている。アーム15の他端は、ソレノイド14のプランジャ14aに連結されている。アーム15には摩擦部材16が取付けられ、この摩擦部材16はソレノイド14がオンとなってプランジャ14aが突出した場合に、ガイドローラ6のローラ部9の外周面に押し当てられ、ガイドローラ6の回転を規制する。
圧縮スプリング17は、一端が乗りかご1に固定された支持部19に支持され、他端がアーム15の他端に支持されている。圧縮スプリング17は、摩擦部材16がローラ部9の外周面から離反する向きにアーム15を付勢している。
センサ12は、かごドア11の上部に設置され、かごドア11が開放されていることを検知する。かごドア11が開放されていることをセンサ12が検知した場合、センサ12から制御部13に対して検知信号が出力される。
制御部13は、センサ12から出力された検出信号が入力された場合、ブレーキ装置10を駆動する信号、具体的には、ソレノイド14をオンにする信号を出力する。
ソレノイド14は、出没可能なプランジャ14aを有し、プランジャ14aの先端部にアーム15の他端が連結されている。ソレノイド14は、制御部13から信号が出力されることによりオンに切替えられ、プランジャ14aが突出する。プランジャ14aが突出することにより、アーム15が支軸18の軸心回りに矢印a方向に回動する。
このような構成において、図1及び図2は、かごドア11が閉止されている場合を示している。かごドア11が閉止されている場合には、ブレーキ装置10は駆動されておらず、ソレノイド14はオフの状態に維持され、圧縮スプリング17により付勢されたプランジャ14aがソレノイド14の内部側に移動している。これにより、アーム15は、摩擦部材16をローラ部9から離反させる位置で停止している。
したがって、図1及び図2に示した状態で乗りかご1が昇降すると、ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面をガイドレール3の側面に当接させた状態を維持しつつ中心軸7の軸心回りに回転する。
乗りかご1が或る階床に停止してかごドア11が開放されると、かごドア11が開放されたことがセンサ12により検知され、センサ12から検知信号が出力される。センサ12から出力された検知信号は制御部13に入力され、検知信号がが制御部13に入力されると制御部13からブレーキ装置10を駆動する信号が出力される。ブレーキ装置10を駆動する信号は、具体的にはソレノイド14をオンにする信号であり、ソレノイド14がオンになる。ソレノイド14がオンになるとプランジャ14aが外方へ突出し、アーム15が支軸18の軸心回りに矢印a方向へ回動する。この回動により、摩擦部材16がローラ部9の外周面に押し当てられ、ガイドローラ6の回転が規制される。
ガイドローラ6の回転が規制されている場合に、乗りかご1に対して乗りかご1を上下方向に振動させる向きの力が作用すると、回転を規制されているガイドローラ6のローラ部9の外周面とガイドレール3の側面との間に摩擦力が発生し、乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。
したがって、ブレーキ装置10によってガイドローラ6の回転が規制されている場合に、開放されたかごドア11からエレベータ利用者が乗り降りして乗りかご1に作用する荷重が変動しても、この荷重変動に伴う乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。また、乗りかご1に上下方向の振動が発生しても、その振動は早期に減衰される。これにより、エレベータ利用者に不快な縦振動を感じさせることなくエレベータを運行することができる。
しかも、乗りかご1の上下方向の振動の抑制を、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置10を設け、さらに、かごドア11が開放していることを検知するセンサ12と、センサ12の検知結果によりブレーキ装置10を駆動する制御部13とを設けるという簡単な構造により行なうことができる。
乗りかご1へのエレベータ利用者の乗り降りが終了してかごドア11が閉止されると、センサ12から制御部13への検知信号の出力が終了し、及び、制御部13からブレーキ装置10を駆動する信号の出力が終了し、ソレノイド14がオフになる。これにより、プランジャ14aがソレノイド14の内部側へ移動し、摩擦部材16がローラ部9の外周面から離反する方向にアーム16が回動し、ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面をガイドレール3の側面に当接させた状態を維持しつつ中心軸7の軸心回りに回転可能となり、乗りかご1の昇降が自由に行なわれる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図3及び図4に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及び以下に説明する他の実施の形態において、先行して説明した実施の形態で説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図3及び図4に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及び以下に説明する他の実施の形態において、先行して説明した実施の形態で説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態の基本的な構成は第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態で説明したブレーキ装置10に代えて、ブレーキ装置21が設けられている。
ブレーキ装置21は、平面視形状がU字形に形成されてガイドローラ6の輪芯部8を両側面側から挟む位置に配置されたホルダ22と、ホルダ22に保持されて輪芯部8の両側面に対向する位置に配置された一対の摩擦部材23とを有している。ホルダ22は、乗りかご1の上部に固定されている。摩擦部材23は、ホルダ22内に設けられたソレノイドなどのアクチュエータ(図示せず)に連結され、輪芯部8の側面に押し当てられる位置と輪芯部8の側面から離反する位置とにスライド可能に設けられている。摩擦部材23のスライド動作は、第1の実施の形態と同様に、センサ12から出力された検知信号が制御部13に入力された場合に、ブレーキ装置21を駆動する信号が制御部13からアクチュエータに出力されることにより行われる。
このような構成において、図3及び図4は、かごドア11が閉止されている場合を示している。かごドア11が閉止されている場合には、ブレーキ装置21は駆動されておらず、摩擦部材23はガイドローラ6の輪芯部8から離反している。したがって、図3及び図4に示した状態で乗りかご1が昇降すると、ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面をガイドレール3の側面に当接させた状態を維持しつつ中心軸7の軸心回りに回転する。
乗りかご1が或る階床に停止してかごドア11が開放されると、かごドア11が開放されたことを検知したセンサ12からの検知信号が制御部13に入力され、制御部13からブレーキ装置21を駆動する信号がアクチュエータに出力される。ブレーキ装置21を駆動する信号が出力されることにより摩擦部材23が突出して輪芯部8の両側面に押し当てられ、ガイドローラ6の回転が規制される。
ガイドローラ6の回転が規制されている場合に、乗りかご1に対して乗りかご1を上下方向に振動させる向きの力が作用すると、回転を規制されているガイドローラ6のローラ部9の外周面とガイドレール3の側面との間に摩擦力が発生し、乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。
したがって、ブレーキ装置21によってガイドローラ6の回転が規制されている場合に、開放されたかごドア11からエレベータ利用者が乗り降りして乗りかご1に作用する荷重が変動しても、第1の実施の形態の場合と同様に、この荷重変動に伴う乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。また、乗りかご1に上下方向の振動が発生しても、その振動は早期に減衰される。これにより、エレベータ利用者に不快な縦振動を感じさせることなくエレベータを運行することができる。
しかも、乗りかご1の上下方向の振動の抑制を、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置21を設け、さらに、かごドア11が開放していることを検知するセンサ12と、センサ12の検知結果によりブレーキ装置21を駆動する制御部13とを設けるという簡単な構造により行なうことができる。
また、この第2の実施の形態では、ガイドローラ6の輪芯部8の両側面を摩擦部材23で挟み込むことによりガイドローラ6の回転を規制するため、ゴム製のローラ部9の磨耗状態に左右されない安定した回転規制を行なうことができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図5及び図6に基づいて説明する。
本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図5及び図6に基づいて説明する。
第3の実施の形態の基本的な構成は第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態で説明したブレーキ装置10に代えて、ブレーキ装置31が設けられている。また、ガイドローラ6の輪芯部8には、ガイドローラ6と一体に同軸回転する回転円筒部32が固定されている。
ブレーキ装置31は、ソレノイド33と、アーム34と、帯状の摩擦部材35と、圧縮スプリング36とを備えている。
乗りかご1の上部には支持部37が固定され、アーム34の一端が支軸38により支持部37に支持されている。アーム34は支軸38の軸心回りに回動可能とされ、アーム34の他端はソレノイド33のプランジャ33aに連結されている。アーム34には帯状の摩擦部材35の両端が固定され、帯状の摩擦部材35は回転円筒部32の外周面に巻き掛けられてい。なお、ソレノイド33が駆動されてアーム34が支軸38の軸心回りに回動することにより、帯状の摩擦部材35は、回転円筒部32の外周面に密接するとともにガイドローラ6の回転を規制する位置と、その密接状態を解除するとともにガイドローラ6の回転の規制を解除する位置とに移動する。
圧縮スプリング36は、一端が乗りかご1に固定された支持部39に支持され、他端がアーム34に支持され、帯状の摩擦部材35がガイドローラ6の回転の規制を解除する位置に移動する向きにアーム34を付勢している。
このような構成において、図5及び図6は、かごドア11が閉止されている場合を示している。かごドア11が閉止されている場合には、ブレーキ装置31は駆動されておらず、帯状の摩擦部材35は、回転円筒部32の外周面への密着状態を解除するとともにガイドローラ6の回転の規制を解除する位置に位置している。したがって、図5及び図6に示した状態で乗りかご1が昇降すると、ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面をガイドレール3の側面に当接させた状態を維持しつつ中心軸7の軸心回りに回転し、回転円筒部32はガイドローラ6と一体に回転する。
乗りかご1が或る階床に停止してかごドア11が開放されると、かごドア11が開放されたことを検知したセンサ12からの検知信号が制御部13に入力され、制御部13からブレーキ装置31を駆動する信号がソレノイド33に出力される。ブレーキ装置31を駆動する信号はソレノイド33をオンにする信号であり、ソレノイド33がオンになることによりプランジャ33aがソレノイド33の内部側へ移動し、アーム34が支軸38の軸心回りに矢印b方向へ回動する。この回動により、帯状の摩擦部材35が回転円筒部32の外周面に密着され、ガイドローラ6の回転が規制される。
ガイドローラ6の回転が規制されている場合に、乗りかご1に対して乗りかご1を上下方向に振動させる向きの力が作用すると、回転を規制されているガイドローラ6のローラ部9の外周面とガイドレール3の側面との間に摩擦力が発生し、乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。
したがって、ブレーキ装置31によってガイドローラ6の回転が規制されている場合に、開放されたかごドア11からエレベータ利用者が乗り降りして乗りかご1に作用する荷重が変動しても、第1の実施の形態の場合と同様に、この荷重変動に伴う乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。また、乗りかご1に上下方向の振動が発生しても、その振動は早期に減衰される。これにより、エレベータ利用者に不快な縦振動を感じさせることなくエレベータを運行することができる。
しかも、乗りかご1の上下方向の振動の抑制を、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置31を設け、さらに、かごドア11が開放していることを検知するセンサ12と、センサ12の検知結果によりブレーキ装置31を駆動する制御部13とを設けるという簡単な構造により行なうことができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図7ないし図9に基づいて説明する。
本発明の第4の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図7ないし図9に基づいて説明する。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、乗りかご1の上部及び下部に支持部5が固定され、これらの支持部5にガイドローラ6が取付けられている。ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面がガイドレール3の側面に当接され、乗りかご1の昇降に伴ってガイドローラ6が中心軸7の回りに回転する。
乗りかご1には、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置41と、ワイヤ42を介してブレーキ装置41に連結され、乗りかご1のかごドア11の開放動作に伴って移動するとともにこの移動によりブレーキ装置41を駆動する駆動部43とが設けられている。
ブレーキ装置41の基本的な構成は第1の実施の形態で説明したブレーキ装置10と同じであり、一端が支軸18によりこの支軸18の軸心回りに回動可能に支持されたアーム15と、アーム15に取付けられた摩擦部材16と、圧縮スプリング17とを備えている。なお、アーム15の他端側にワイヤ42の一端が連結されている。また、圧縮スプリング17は、摩擦部材16がローラ部9の外周面から離反する向きにアーム15の他端側を付勢している。
駆動部43は、支軸44によりこの支軸44の軸心回りに回動可能に支持されたL字形のカム45と、カム45の一端側に回転可能に取付けられたローラ46と、かごドア11に取付けられてかごドア11と一体にスライドするガイド板47とを備えている。
カム45の他端側には、ワイヤ42の他端が連結されている。ローラ46は、ガイド板47に当接されている。ガイド板47は、かごドア11の開放動作に伴ってカム45を支軸44の軸心回りに回動させるように傾斜させて取付けられており、かごドア11の開放動作に伴うカム45の回動に伴い、ワイヤ42を介してブレーキ装置41が引っ張られ、ブレーキ装置41が駆動される。
このような構成において、図7及び図8は、かごドア11が閉止されている場合を示している。かごドア11が閉止されている場合には、ブレーキ装置41は駆動されておらず、圧縮スプリング17により付勢されたアーム15は、摩擦部材16がローラ部9から離反する位置に停止している。
したがって、図7及び図8に示した状態で乗りかご1が昇降すると、各ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面をガイドレール3の側面に当接させた状態を維持しつつ中心軸7の軸心回りに回転する。
乗りかご1が或る階床に停止してかごドア11が開放されると、かごドア11と共にガイド板47が一体に移動する。ガイド板47が移動すると、ローラ46がガイド板47の傾斜に沿って移動し、カム45が支軸44の軸心回りに図9に示す矢印c方向へ回動する。カム45が支軸44の軸心回りに矢印c方向へ回動すると、ワイヤ42が矢印d方向へ引っ張られ、アーム15が支軸18の軸心回りに矢印e方向に回動する。この回動により、摩擦部材16がローラ部9の外周面に押し当てられ、ガイドローラ6の回転が規制される。
ガイドローラ6の回転が規制されている場合に、乗りかご1に対して乗りかご1を上下方向に振動させる向きの力が作用すると、回転を規制されているガイドローラ6のローラ部9の外周面とガイドレール3の側面との間に摩擦力が発生し、乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。
したがって、ブレーキ装置41によってガイドローラ6の回転が規制されている場合に、開放されたかごドア11からエレベータ利用者が乗り降りして乗りかご1に作用する荷重が変動しても、第1の実施の形態の場合と同様に、この荷重変動に伴う乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。また、乗りかご1に上下方向の振動が発生しても、その振動は早期に減衰される。これにより、エレベータ利用者に不快な縦振動を感じさせることなくエレベータを運行することができる。
しかも、乗りかご1の上下方向の振動の抑制を、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置41を設け、さらに、かごドア11の開放動作に伴って移動する駆動部43と、駆動部43とブレーキ装置41とを連結するワイヤ42とを設けるという簡単な構造により行なうことができる。
また、本実施の形態では、かごドアの11が開放されていることを検知する信号を出力するセンサや、センサからの信号に基づいてブレーキ装置を駆動する信号を出力する制御部等の高価な電子機器を使用しておらず、安価な構造とすることができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図10及び図11に基づいて説明する。
本発明の第5の実施の形態に係るエレベータの縦振動抑制装置を、図10及び図11に基づいて説明する。
第5の実施の形態では、乗りかご1の上部及び下部に支持部5が固定され、これらの支持部5にガイドローラ6が取付けられている。ガイドローラ6は、円盤状に形成された金属製の輪芯部8と、輪芯部8の外周に固定されたゴム製のリング状のローラ部9とを有し、ローラ部9の外周面がガイドレール3の側面に当接され、乗りかご1の昇降に伴ってガイドローラ6が中心軸7の回りに回転する。中心軸7は輪芯部8に固定されている。
複数のガイドローラ6のうちの一つのガイドローラ6には、ブレーキ装置51が設けられている。このブレーキ装置51は、輪芯部8に取付けられて支軸52の軸心回りに回動可能な第1のフライウェイト53と、輪芯部8に取付けられて支軸54の軸心回りに回動可能な第2のフライウェイト55と、これらのフライウェイト53、55の間に連結されたアーム56と、第1のフライウェイト53に取付けられた摩擦部材57と、第2のフライウェイト55を押圧する圧縮スプリング58とを備えている。さらに、乗りかご1に固定されて中心軸7の外周部に配置された固定部材である固定円筒部59を備えている。圧縮スプリング58は、一端が輪芯部8に固定された支持部60に支持され、他端が第2のフライウェイト55に支持されている。
なお、ガイドローラ6の回転に伴ってフライウェイト53、55に遠心力が作用すると、この遠心力により第1のフライウェイト53が支軸52の軸心回りに矢印X方向に回動し、第2のフライウェイト55が支軸54の軸心回りに矢印Y方向に回動する。遠心力による第2のフライウェイト55の回動方向と、圧縮スプリング58により押圧された第2のフライウェイト55の回動方向とは逆方向とされている。
そして、ガイドローラ6の回転停止時には、圧縮スプリング58の付勢力が第2のフライウェイト55とアーム56とを介して第1のフライウェイト53に伝わり、摩擦部材57が固定円筒部59の外周面に押し当てられ、ガイドローラ6の回転が規制されるように設定されている。
このような構成において、図10及び図11は、かごドア11が閉止されるとともに乗りかご1が上昇又は下降している場合を示している。乗りかご1が昇降することに伴いガイドローラ6が回転し、フライウェイト53、55には遠心力が作用する。この遠心力の作用により、第1のフライウェイト53が支軸52の軸心回りに矢印X方向に回動し、及び、第2のフライウェイト55が支軸54の軸心回りに矢印Y方向に回動し、摩擦部材57が固定円筒部59の外周面から離反している。
したがって、乗りかご1の昇降時には、ガイドローラ6は、ローラ部9の外周面をガイドレール3の側面に当接させた状態を維持しつつ中心軸7の軸心回りに回転する。
乗りかご1が或る階床に停止すると、ガイドローラ6の回転が停止し、フライウェイト53、55に作用していた遠心力が消滅する。このため、圧縮スプリング58の付勢力によって第2のフライウェイト55が支軸54の軸心回りにY´方向(Y方向と逆方向)に回動する。この回動動作がアーム56を介して第1のフライウェイト53に伝わり、フライウェイト53が支軸52の軸心回りにX´方向(X方向と逆方向)に回動する。この回動により、フライウェイト53に取付けられている摩擦部材57が固定円筒部59の外周面に押し当てられ、この押し当てによりガイドローラ6の回転が規制される。
ガイドローラ6の回転が規制されている場合に、乗りかご1に対して乗りかご1を上下方向に振動させる向きの力が作用すると、回転を規制されているガイドローラ6のローラ部9の外周面とガイドレール3の側面との間に摩擦力が発生し、乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。
したがって、ブレーキ装置51によってガイドローラ6の回転が規制されている場合に、開放されたかごドア11からエレベータ利用者が乗り降りして乗りかご1に作用する荷重が変動しても、上述した各実施の形態の場合と同様に、この荷重変動に伴う乗りかご1の上下方向の振動が抑制される。また、乗りかご1に上下方向の振動が発生しても、その振動は早期に減衰される。これにより、エレベータ利用者に不快な縦振動を感じさせることなくエレベータを運行することができる。
しかも、乗りかご1の上下方向の振動の抑制を、ガイドローラ6の回転を規制するブレーキ装置51を設け、このブレーキ装置51をガイドローラ6に組み込むという簡単な構造により行なうことができる。
また、本実施の形態では、かごドアの11が開放されていることを検知する信号を出力するセンサや、センサからの信号に基づいてブレーキ装置を駆動する信号を出力する制御部等の高価な電子機器を使用しておらず、安価な構造とすることができる。
1 乗りかご
2 昇降路
3 ガイドレール
6 ガイドローラ
8 輪芯部
9 ローラ部
10 ブレーキ装置
12 センサ
13 制御部
16 摩擦部材
21 ブレーキ装置
23 摩擦部材
31 ブレーキ装置
32 回転円筒部
35 帯状の摩擦部材
41 ブレーキ装置
42 ワイヤ
43 駆動部
51 ブレーキ装置
53、55 フライウェイト
57 摩擦部材
59 固定円筒部(固定部材)
2 昇降路
3 ガイドレール
6 ガイドローラ
8 輪芯部
9 ローラ部
10 ブレーキ装置
12 センサ
13 制御部
16 摩擦部材
21 ブレーキ装置
23 摩擦部材
31 ブレーキ装置
32 回転円筒部
35 帯状の摩擦部材
41 ブレーキ装置
42 ワイヤ
43 駆動部
51 ブレーキ装置
53、55 フライウェイト
57 摩擦部材
59 固定円筒部(固定部材)
Claims (6)
- 乗りかごに回転可能に取付けられ、昇降路内に配設されたガイドレールに当接するとともに前記乗りかごの昇降に伴って回転するガイドローラと、
前記ガイドローラの回転を規制するブレーキ装置と、
前記乗りかごのかごドアが開放されていることを検知するセンサと、
前記センサの検知結果に基づいて前記ブレーキ装置を駆動する制御部と、
を備えることを特徴とするエレベータの縦振動抑制装置。 - 乗りかごに回転可能に取付けられ、昇降路内に配設されたガイドレールに当接するとともに前記乗りかごの昇降に伴って回転するガイドローラと、
前記ガイドローラの回転を規制するブレーキ装置と、
ワイヤを介して前記ブレーキ装置に連結され、前記乗りかごのかごドアの開放動作に伴って移動するとともにこの移動により前記ブレーキ装置を駆動する駆動部と、
を備えることを特徴とするエレベータの縦振動抑制装置。 - 前記ブレーキ装置は、前記ガイドローラのローラ部の外周面に押し当てられる摩擦部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータの縦振動抑制装置。
- 前記ブレーキ装置は、前記ガイドローラの輪芯部の両側面に押し当てられる摩擦部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータの縦振動抑制装置。
- 前記ブレーキ装置は、前記ガイドローラと一体に同軸回転する回転円筒部の外周面に押し当てられる帯状の摩擦部材を有することを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータの縦振動抑制装置。
- 乗りかごに回転可能に取付けられ、昇降路内に配設されたガイドレールに当接するとともに前記乗りかごの昇降に伴って回転するガイドローラと、
前記ガイドローラの回転を規制するブレーキ装置と、
を備え、
前記ブレーキ装置は、
前記ガイドローラに設けられてこのガイドローラの回転に伴う遠心力によりこのガイドローラの半径方向に移動するフライウェイトと、
前記ガイドローラが回転を停止した場合に前記フライウェイトの移動に伴って固定部材に押し当てられ、前記ガイドローラが回転した場合に前記フライウェイトの移動に伴って前記固定部材から離反する摩擦部材と、
を備えることを特徴とするエレベータの縦振動抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008054946A JP2009208914A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | エレベータの縦振動抑制装置 |
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JP2008054946A Pending JP2009208914A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | エレベータの縦振動抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009208914A (ja) |
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