JP2009208415A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、記録媒体を連続搬送しつつ記録動作を行っている場合でも、記録動作を中断することなく、記録媒体に吐出された液体の定着を促進できる画像記録装置を得ることである。
【解決手段】記録領域Rの下流側且つ用紙(記録媒体)Tの搬送路の上方に位置してインク(吐出液体)の水分(溶媒)を吸収する水分吸収部材(溶媒吸収部材)25と、水分吸収位置(溶媒吸収位置)Kから離れた位置にある水分放出位置(溶媒放出位置)Hで水分吸収部材25を加熱するヒータ27又は水分吸収部材25に送風するファン85と、水分吸収部材25を移動させる移動機構29とを備え、移動機構29は水分吸収位置Kと水分放出位置Hとの間で水分吸収部材25を循環移動させている。
【選択図】図1
【解決手段】記録領域Rの下流側且つ用紙(記録媒体)Tの搬送路の上方に位置してインク(吐出液体)の水分(溶媒)を吸収する水分吸収部材(溶媒吸収部材)25と、水分吸収位置(溶媒吸収位置)Kから離れた位置にある水分放出位置(溶媒放出位置)Hで水分吸収部材25を加熱するヒータ27又は水分吸収部材25に送風するファン85と、水分吸収部材25を移動させる移動機構29とを備え、移動機構29は水分吸収位置Kと水分放出位置Hとの間で水分吸収部材25を循環移動させている。
【選択図】図1
Description
本発明は、液体吐出ヘッドから記録媒体に液体を吐出して画像を記録する画像記録装置に関する。
特許文献1には、液体吐出ヘッドから搬送される記録媒体に液体を吐出して画像を記録する画像記録装置が開示されている。この画像記録装置では、装置外部からファンによりダクト内に空気を導入して、ダクト内に設けた水分吸収部材(溶媒吸収部材)と接触させて空気中の水分(液体の溶媒)を吸収している。そして、ダクトから乾燥した空気を、記録領域の下流側且つ記録媒体の搬送路の上方に送っている。
しかしながら、特許文献1においては、例えば、記録媒体を連続搬送しつつ記録動作を行っている場合に、水分吸収部材が水分飽和状態になると、搬送路に湿った空気が送られて、吐出液体の記録媒体への定着を促進できなくなる。このため、水分吸収部材から水分を放出して水分吸収部材を再生する間、記録動作の中断をしなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、記録媒体を連続搬送しつつ記録動作を行っている場合でも、記録動作を中断することなく、記録媒体に吐出された液体の定着を促進できる画像記録装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、液体吐出ヘッドから搬送される記録媒体に液体を吐出して画像を記録する画像記録装置であって、記録領域の下流側且つ記録媒体の搬送路の上方に位置して吐出液体の溶媒を吸収する溶媒吸収部材と、溶媒吸収位置から離れた位置にある溶媒放出位置で溶媒吸収部材を加熱するヒータ又は溶媒吸収部材に送風するファンと、溶媒吸収部材を移動させる移動機構とを備え、移動機構は溶媒吸収位置と溶媒放出位置との間で溶媒吸収部材を循環移動させることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、移動機構は、複数のローラと、これらのローラに巻回された無端の帯状部材とを備え、溶媒吸収部材は帯状部材に含有されていることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、溶媒放出位置周辺部の気体を液体吐出ヘッド周辺部に案内するダクトを備え、溶媒放出位置で気化した溶媒をノズルに導くことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、液体吐出ヘッドの空吐出を受ける空吐出受け部材と、溶媒放出位置周辺部の気体を空吐出受け部材の内部に案内するダクトとを備え、溶媒放出位置で気化した溶媒を空吐出受け部材の内部に導くことを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、液体吐出ヘッドから吐出又は吸引された廃液を貯留する廃液タンクと、溶媒放出位置周辺部の気体を廃液タンクの内部に案内するダクトとを備え、溶媒放出位置で気化した溶媒を廃液タンクの内部に導くことを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項4に記載の発明において、空吐出受け部材内に溜まった廃液の堆積量を検知する第1廃液センサを備え、空吐出受け部材の廃液堆積量が所定の閾値以上になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項5に記載の発明において、廃液タンク内に溜まった廃液の堆積量を検知する第2廃液センサを備え、廃液タンクの廃液堆積量が所定の閾値以上になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする。
請求項8に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、液体吐出ヘッド周辺部の気化した溶媒の濃度を検知する第1湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以下になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする。
請求項9に記載された発明は、請求項4に記載の発明において、空吐出受け部材内の気化した溶媒の濃度を検知する第2湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以下になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする。
請求項10に記載された発明は、請求項5に記載の発明において、廃液タンク内の気化した溶媒の濃度を検知する第3湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以下になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする。
請求項11に記載された発明は、請求項3〜10の何れか一項に記載の発明において、ダクトに冷却部を設けて、気化した溶媒を含んだ気体を冷却することを特徴とする。
請求項12に記載された発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載の発明において、記録領域の下流側且つ記録媒体の搬送路の上方の気化した溶媒の濃度を検知する第4湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以上になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする。
本発明によれば、溶媒吸収部材を溶媒吸収位置と溶媒放出位置との間で循環移動させることにより、記録領域の下流側且つ記録媒体の搬送路の上方の雰囲気に含まれる吐出液体の溶媒を溶媒吸収部材でコンスタントに吸収して、記録媒体に吐出された液体の溶媒の蒸発をコンスタントに促すことができる。従って、記録媒体を連続搬送しつつ記録動作を行う場合でも、記録動作を中断することなく、記録媒体に吐出された液体の定着を促進することができる。これにより、先に排出された記録媒体に重なるように排出された記録媒体の裏面が、先に排出された記録媒体の表面(記録面)に触れても、液体が付着すること(裏写り)を防止できる。
添付図面を参照して、本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。尚、図1は本実施の形態に係るインク定着促進部10の構成を示す縦断面図であり、図2は本実施の形態に係る画像記録装置の記録部の構成を示す斜視図であり、図3は本実施の形態に係る画像記録装置の概略的構成を示す縦断面図である。
本実施の形態における画像記録装置1は、プリンタであり、図3に示すように、用紙(記録媒体)Tに水性のインク(液体)を吐出して画像を記録する記録部3と、記録部3に用紙Tを供給する給紙部9と、記録部3から記録済みの用紙Tが排出される排紙部11とを備えている。
記録部3は、図2に示すように、インク吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)7を有するキャリッジ5と、インク吐出ヘッド7に供給するインクを貯留するインクタンク13と、インク吐出ヘッド7から記録に関与しないインクの空吐出を受ける空吐出受け部材17と、インク吐出ヘッド7の維持・回復を行う維持・回復ユニット19と、用紙Tを搬送する搬送部21と、用紙Tに吐出されたインクの定着を促進するインク定着促進部と10を備えている。
キャリッジ5はインク吐出ヘッド7を主走査方向に移動させるものであり、図2に示すように、キャリッジ5にはインク吐出ヘッド7にインクを供給するサブタンク23が内蔵されている。サブタンク23には、インクタンク13からインクチューブ15を通じてインクが送られるようになっている。
インク吐出ヘッド7は、ノズルから用紙Tにインクを吐出して画像を記録するものであり、サブタンク23からインクの供給を受けるようになっている。
空吐出受け部材17と維持・回復ユニット19は、図2に示すように、用紙Tの搬送部21を挟んだ位置に設けられている。
空吐出受け部材17の上部には、図2に示すように、開口部18が設けられており、インク吐出ヘッド7から空吐出されたインクが、開口部を通過して、空吐出受け部材17の内部に溜まるようになっている。
維持・回復ユニット19は上側の維持・回復部と下側の排出部とから成り、維持・回復部には、インク吐出ヘッド7のノズルに付着した不要なインクを吸引する吸引キャップ等が設けられている。排出部には、吸引キャップにより吸引されたインクやインク吐出ヘッド7から空吐出されたインクが排出されるようになっている。
搬送部21は、記録領域において用紙Tを間欠搬送するものであり、駆動ローラ39と従動ローラ41とに巻回された搬送ベルト43が駆動されるようになっている。
インク定着促進部10は、図3に示すように、記録領域Rの下流側且つ用紙Tの搬送路の上方に位置しており、図1に示すように、インクの水分(吐出液体の溶媒)を吸収する水分吸収部材25と、水分吸収部材25を加熱するヒータ27と、水分吸収部材25を水分吸収位置Kと水分放出位置Hとの間で循環移動させる移動機構29と、放出された水蒸気を画像記録装置1外部に導く第1ダクト38とを備えている。
移動機構29は、図1に示すように、直角三角形の各頂点に配置したローラ31а、31b、31cと、これらのローラに巻回されたウェブ(無端の帯状部材)33と、ローラ31аを駆動するモータ35とを備えている。各ローラ31а、31b、31cは、用紙Tの搬送ベルト43の幅と略同じ長さであり、用紙Tの搬送方向に直角且つ用紙Tの搬送路に平行に配置されている。図1に示すように、ローラ31аがモータ35により矢印Uの方向に駆動されると、ローラ31b、31cがウェブ33を介して従動して、ウェブ33が矢印Uの方向に循環移動するようになっている。モータ35は制御部36により制御されるようになっている。
水分吸収部材25は、図1に示すように、ウェブ33の全周且つ全幅に亘って、ウェブ33に含有されており、ウェブ33の移動に伴い、水分吸収位置Kと水分放出位置Hとの間を循環移動するようになっている。尚、水分吸収部材25は、シリカゲル、ゼオライト、活性炭等の多孔質部材である。
水分吸収位置Kは、直角三角形状に架設されたウェブ33の底辺部(用紙Tの搬送路に平行な底辺部)の位置であり、水分放出位置Hは直角三角形状に架設されたウェブ33の斜辺部の位置である。
ヒータ27は、直角三角形状に架設されたウェブ33の斜辺部に沿って且つウェブ33の内側に配置されており、制御部36により制御されるようになっている。
第1ダクト38は、水分放出位置Hの上方に開口部40を有しており、水分吸収部材25を側方及び上方から囲むような形状をしている。
次に、画像記録装置1の動作の概略を、図3を参照して説明する。パソコン等の操作部からの給紙開始信号を受けると、給紙部9から記録部3に向けて用紙Tが搬送される。記録領域Rに搬送された用紙Tを搬送部21により間欠搬送しつつ且つキャリッジ5を主走査方向に移動させながら、インク吐出ヘッド7からインクを吐出して用紙Tに画像を記録する。画像記録後の用紙Tは、記録領域Rの下流側でインク定着促進部10によりインクの定着を促進されて、排紙部11に排出される。
ここで、インク定着促進部10の動作を、図1を参照して説明する。給紙開始信号を受けると、制御部36はモータ35及びヒータ27に通電して、ウェブ33が矢印Uの方向に一定の速度で動くと共にヒータが発熱する。水分吸収位置Kにて水分を吸収した水分吸収部材25は、水分を保持したまま水分放出位置Hに向けて移動する。これに連動して、水分放出位置Hにてヒータ27により熱せられて水分を放出した水分吸収部材25が、水分吸収位置Kに移動する。放出された水分は第1ダクトの開口部40から画像記録装置1の外部に排出される。水分吸収位置Kから水分放出位置Hに移動した水分吸収部材25は、ヒータ27により熱せられて水分を放出し、水分吸収位置Kに移動して再び水分を吸収する。一方、水分放出位置Hから水分吸収位置Kに移動した水分吸収部材25は、水分を吸収して保持したまま水分放出位置Hに向けて移動して、水分放出位置Kにて再び水分を放出する。
この工程が、給紙が行われている間繰り返され、給紙が終了すると、制御部36によりモータ35及びヒータ27への通電がカットされて、水分吸収部材25が停止し、ヒータ27からの発熱が終了する。尚、本実施の形態では、インクの水分の蒸発を促すために、水分吸収位置Kにおける相対湿度が50%以下になるようにしている。
次に、本実施の形態による作用及び効果を説明する。本実施の形態によれば、水分吸収部材(溶媒吸収部材)25を水分吸収位置(溶媒吸収位置)Kと水分放出位置(溶媒放出位置)Hとの間で循環移動させることにより、記録領域Rの下流側且つ用紙(記録媒体)Tの搬送路の上方の雰囲気に含まれるインクの水分(吐出液体の溶媒)を水分吸収部材25でコンスタントに吸収して、用紙Tに吐出されたインクの水分の蒸発をコンスタントに促すことができる。従って、用紙Tを連続搬送しつつ記録動作を行う場合でも、記録動作を中断することなく、用紙Tに吐出されたインク(液体)の定着を促進することができる。これにより、先に排出された用紙Tに重なるように排出された用紙Tの裏面が、先に排出された用紙Tの表面(記録面)に触れても、用紙Tの裏面にインクが付着すること(裏写り)を防止できる。
ローラ31а、31b、31cに巻回したウェブ33に水分吸収部材25を含有した簡易な構成により、水分吸収部材25を水分吸収位置Kと水分放出位置Hとの間で循環移動させることができる。
水分吸収部材25をウェブ33の全周に亘って含有することにより、再生された(熱せられて水分を放出した)水分吸収部材25を常時水分吸収位置Kに位置させて、水分吸収効率を高めることができる。
水分吸収部材25をウェブ33の全幅に亘って含有させているので、水分吸収効率を高めることができる。
水分吸収部材25を水分吸収位置Kと水分放出位置Hで循環移動させているため、水分吸収と水分放出とを同時に行っても、水分吸収と水分放出とが互いに干渉して非効率となることを防止できる。
次に、他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。図4〜図7を参照して第2実施の形態を説明する。尚、図4は本実施の形態に係るインク定着促進部及びインク吐出不良防止部の構成を示す縦断面図であり、図5は本実施の形態に係るインク吐出不良防止部の冷却部内での結露により発生した水を排出する構成を示した縦断面であり、図6は本実施の形態に係るインク定着促進部及びインク吐出不良防止部の制御の流れを示すフローチャートであり、図7は本実施の形態に係るインク定着促進部及びインク吐出不良防止部の制御の構成を示すブロック図である。
第2実施の形態では、図4に示すように、第1実施の形態の構成に加えて、インク吐出ヘッド7のインク吐出不良を防止するインク吐出不良防止部53を設けている。
インク吐出不良防止部53は、空気を冷却する水冷式の冷却部49と、インク定着促進部10と冷却部49とを連通する第2ダクト45と、冷却部49とインク吐出ヘッド7周辺部とを連通する第3ダクト47と、インク吐出ヘッド7周辺部の相対湿度を検知する第1湿度センサ51とを備えている。第1湿度センサ51は、キャリッジ5に取り付けられており、制御部36に接続されている。
第2ダクト45の一端は第1ダクト38の一端に接続されており、第2ダクト45の他端は冷却部53に接続されている。第3ダクト47の一端は冷却部53に接続されており、第3ダクト47の他端側はキャリッジ5を側方及び上方から囲むような形状をしている。
冷却部49は、図5に示すように、らせん状の金属製冷却管95を内蔵しており、この冷却管95に冷水を循環させている。即ち、冷却部49に気体が流入すると、この冷却管95を介して冷水と気体が熱交換して、温度を下げられた気体が流出するようになっている。冷却管95の下側には、冷却管95のらせんと同径の円形状の水受け部材97が設置されており、この水受け部材97をダクト93に連通させている。これにより、冷却管95の表面に結露した水を、ダクト93を通じて、搬送ベルト43の側方に配置した水分吸収体91に導くことができる。尚、本実施の形態では、水分吸収体91として、綿状パルプに包まれた高分子ポリマーを用いている。
従って、水分放出位置H付近の高温の且つ絶対湿度の高い空気が、第2ダクト45を通って、冷却部49に達し、冷却部49で冷却され、相対湿度の高い空気が第3ダクト47を通ってインク吐出ヘッド7のノズル8に送られる。尚、絶対湿度とは、1kgの空気の中に水分が何kg含まれているかを示すものである。相対湿度とは、ある温度において、空気中に含むことのできる水蒸気量(飽和水蒸気量)に対し、実際の水蒸気量の割合である。
制御部36は、図7に示すように、第1湿度センサ51の検知信号及びパソコンの操作部(パソコンのキーボード)55の操作信号を受信する受信部57と、受信部57からの情報に基づいて状況を判断する判断部59と、判断部59の判断に従って処理を行う処理部61と、処理部61の処理内容をモータ35及びヒータ27に送信する送信部63とを備えている。
図6を参照して、インク定着促進部10及びインク吐出不良防止部53の制御の流れを説明する。受信部57がパソコンの操作部55から給紙開始信号を受けると(S1)、処理部61が、モータ35へ通電した(S2)後、ヒータ27へ通電する(S3)。ここで、判断部59がインク吐出ヘッド7付近の相対湿度が60%(閾値)以上であるか否かを判断する。インク吐出ヘッド7付近の相対湿度が60%(閾値)以上であると判断した場合には(S4)、処理部61がヒータ27への通電をカットする(S5)。インク吐出ヘッド7付近の相対湿度が60%(閾値)以上でないと判断した場合には(S4)、処理部61はヒータ27への通電を継続する。ここで、判断部59がインク吐出ヘッド7付近の相対湿度が35%(閾値)以下であるか否かを判断する。インク吐出ヘッド7付近の相対湿度が35%以下であると判断した場合で(S6)且つ給紙を継続しているときは(S7)、処理部61はヒータ27へ通電し(S8)、フローはS4に戻る。インク吐出ヘッド7付近の相対湿度が35%(閾値)以下でないと判断した場合には(S6)、処理部61がヒータ27への通電カット状態を維持する。インク吐出ヘッド7付近の相対湿度が35%以下であると判断した場合で(S6)且つ給紙を終了しているときは(S7)、処理部61がモータ35への通電をカットして(S9)、フローは終了する。
次に、本実施の形態による作用及び効果を説明する。本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の効果を奏すると共に、水分を多く含んだ(吐出液体の溶媒濃度の高い)気体をインク吐出ヘッド7のノズル8に送ることにより、ノズル8に付着したインク(液体)の粘度が高くなることを防止できる。従って、ノズル8の目詰りを防止できるので、インク吐出ヘッド7のインク吐出不良を防止できる。
インク吐出ヘッド7付近の空気の相対湿度が35%(所定の閾値)以下になったときにヒータ27への通電を行う簡単な制御により、インク吐出ヘッド7のインク吐出不良を防止できる。
インク吐出ヘッド7付近の空気の相対湿度が60%(所定の閾値)以下になったときにヒータ27への通電をカットする簡単な制御により、用紙(記録媒体)Tが吸湿することを防止できる。従って、用紙Tに吐出されたインクの定着に要する時間が長くなることを防止でき且つ用紙Tが延びて記録画像が乱れることを防止できる。
水分放出位置H付近にある高温の且つ絶対湿度が高い空気を、冷却部49に送って冷却することにより、相対湿度の高い空気にすることができる。従って、相対湿度の高い空気をインク吐出ヘッド7のノズル8に供給することができ、インク吐出ヘッド7のインク吐出不良を確実に防止できる。
インク吐出ヘッド7付近の相対湿度が、インク吐出不良を防止し且つ用紙Tの吸湿を防止し得る範囲(35%〜60%)にあるときには、ヒータ27へ通電しないので、省エネを図ることができる。
第3実施の形態を、図8及び図9を参照して説明する。尚、図8は本実施の形態に係るインク定着促進部及び第1廃液堆積防止部の構成を示す縦断面図であり、図9は本実施の形態に係るインク定着促進部及び第1廃液堆積防止部の制御の流れを示すフローチャートである。
第3実施の形態では、第1実施の形態の構成に加えて、記録部3に、空吐出受け部材17内の廃液の堆積を防止する第1廃液堆積防止部64を設けている。
第1廃液堆積防止部64は、図8に示すように、空気を冷却する水冷式の冷却部49と、インク定着促進部10と冷却部49とを連通する第2ダクト45と、冷却部49と空吐出受け部材17の内部とを連通する第4ダクト65と、空吐出受け部材17内の相対湿度を検知する第2湿度センサ67と、空吐出受け部材17に排出された廃液の堆積量を検知する第1廃液センサ69とを備えている。尚、図8に示すIは堆積したインクである。
図8に示すように、冷却部49に第4ダクト65の一端を接続して、第4ダクト65の他端を空吐出受け部材17の上部に接続している。
従って、水分放出位置H付近の高温の且つ絶対湿度の高い空気が、第2ダクト45を通って、冷却部49に達し、冷却部49で冷却され、相対湿度の高い空気が第4ダクト65を通って空吐出受け部材17の内部に送られる。
第2湿度センサ67は、空吐出受け部材17の上部に且つ第4ダクト65の他端に対向して配置されている。第1廃液センサ69は、第4ダクト65の他端の下側(空吐出受け部材17の容量の80%の位置)に配置されている。第2湿度センサ67及び第1廃液センサ69は制御部36に接続されている。
インク定着促進部10の下流側且つ搬送ベルト43の上方には、用紙Tの搬送路上方の相対湿度を検知する第3湿度センサ71が設けられている。
図9を参照して、本実施の形態に係るインク定着促進部10及び第1廃液堆積防止部64の制御の流れを説明する。受信部57が給紙開始信号を受けると(S11)、処理部61が、モータ35に通電した(S12)後、ヒータ27に通電する(S13)。インク吐出ヘッド7は記録動作の合間に、空吐出受け部材17の上方に移動して、空吐出を行う。ここで、判断部59は、第1廃液センサ69が堆積した廃液を検知しているか否かを判断し、引き続き、空吐出受け部材17内の相対湿度が35%以下であるか否かを判断する。第1廃液センサ69が検知状態でないと判断した場合で(S14)且つ空吐出受け部材17内の相対湿度が35%以下でないと判断した場合には(S15)、処理部61がヒータ27への通電をカットする(S16)。第1廃液センサ69が検知状態であると判断した場合(S14)及び空吐出受け部材17内の相対湿度が35%以下であると判断した場合(S15)には、ヒータ27への通電が継続される。給紙が終了すると(S17)、処理部61がモータ35への通電をカットして(S18)、フローを終了する。給紙が継続中であるときは(S17)、判断部59が搬送路上方の相対湿度が50%以上か否かを判断する。搬送路上方の相対湿度が50%以上と判断した場合には(S19)、処理部61がヒータ27へ通電して(S20)、フローはS14に戻る。搬送路上方の相対湿度が50%以上でないと判断した場合には(S19)、処理部61はヒータ27への通電カット状態を維持する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様な効果を奏すると共に、相対湿度の高い空気を空吐出受け部材17の内部に送ることにより、空吐出受け部材17内に溜まったインクの粘度が高くなることを防止できるので、空吐出受け部材17内におけるインクの堆積を防止できる。従って、空吐出受け部材17内に溜まったインクが、空吐出受け部材17の容量の満タンに達しないうちに外部に流出することを防止できる。
空吐出受け部材17の内部の相対湿度が35%(所定の閾値)以上になったときにヒータ27への通電をカットする簡単な制御により、省エネを図ることができる。
空吐出受け部材17の内部の相対湿度が35%(所定の閾値)以下になったときにヒータ27へ通電する簡単な制御により、省エネを図ることができ且つ空吐出受け部材17内におけるインクの堆積を防止できる。
インク定着促進部10の下流側の搬送路上方の湿度が、50%(所定の閾値)以上になったときに、ヒータ27へ再度通電して、水分吸収部材25の水分吸収を促進するので、用紙Tに吐出されたインクの定着の促進を妨げない。
第4実施の形態を、図10を参照して説明する。尚、図10は本実施の形態に係るインク定着促進部及び第2廃液堆積防止部の構成を示す縦断面図である。
本実施の形態では、維持・回復ユニット19の排出部は、廃インク(廃液)を貯留する廃液タンク73と、インク吐出ヘッド7から吐出又は吸引されたインクを廃液タンク73に導く廃液排出管76とから構成されている。
第2廃液堆積防止部68の構成は、第3実施の形態における第1廃液堆積防止部64の構成と同様である。即ち、冷却部49に第5ダクト75の一端を接続して、第5ダクト75の他端を廃液タンク73の上部に接続している。
インク定着促進部10は及び第2廃液堆積防止部68の制御は第3実施の形態と同様に行う。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様な効果を奏すると共に、相対湿度の高い空気を廃液タンク73内に導くことにより、廃液タンク73内のインクの粘度が高くなることを防止できるので、廃液タンク内におけるインクの堆積を防止できる。従って、廃液タンク73内に溜まったインクが廃液タンク73の容量の満タンに達しないうちに廃液排出管76の上端から外部に流出することを防止できる。
廃液タンク73内の相対湿度が35%(所定の閾値)以上になったときにヒータ27への通電をカットする簡単な制御により、省エネを図ることができる。
廃液タンク73の内部の相対湿度が35%(所定の閾値)以下になったときにヒータ27へ通電する簡単な制御により、省エネを図ることができ且つ廃液タンク73におけるインクの堆積を防止できる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
第1実施の形態では、給紙開始から給紙終了まで常時ヒータへ通電しているが、これに代えて、インク定着促進部10の下流側の搬送路上方に湿度センサを設けて、インク定着促進部10の下流側の搬送路上方の湿度が50%(所定の閾値)以上になったときに、ヒータ27へ通電するようにしても良い。省エネを図りつつ用紙Tに吐出されたインクの定着を促進できる。
第2実施の形態ではインク吐出ヘッド7に、第3実施の形態では空吐出受け部材17に、第4実施の形態では廃液タンク73に、各々、相対湿度の高い空気を送るようにしているが、これに代えて、図11に示すように、インク吐出ヘッド7及び廃液タンク73に相対湿度の高い空気を送るようにしても良い。この場合、廃液排出管76の上部に第4湿度センサ79及び第4廃液センサ83を新設して且つ廃液タンク73の上部に第3廃液センサ81を新設して、これらのセンサの検知信号を受けたときに、ヒータに通電する制御をすると良い。これにより、廃液排出管76の上端から廃液が流出することを防止できる。また、冷却部49の水受け部材97を第6ダクト77に連通させている。これにより、冷却管95の表面に結露した水を、第6ダクト77を通じて、廃液排出管76及び廃液タンク73に導くことができる。
第2実施の形態、第3実施の形態、及び第4実施の形態では、冷却部49を水冷式としているが、これに限らず、空冷式、ペルチェ素子を用いた冷却方式等を採用してもよい。
第2実施の形態では、インク吐出ヘッド7付近の相対湿度の下限を35%(所定の閾値)、上限を60%となるようにヒータ27を制御しているが、これに限らず、例えば、インク吐出ヘッド7付近の相対湿度の下限を40%(所定の閾値)、上限を55%となるようにヒータ27を制御しても良い。
第3実施の形態及び第4実施の形態では、図9に示すように、搬送路上方の相対湿度が50%(所定の閾値)以上になったときに(S19)、ヒータ27に通電している(S20)が、これに限らず、例えば、搬送路上方の相対湿度が40%以上になったら、ヒータ27に通電しても良い。
第2実施の形態、第3実施の形態、及び第4実施の形態では、ダクトに冷却部49を設けているが、これに代えて、冷却部49を設けないで、高温で絶対湿度の高い空気を、単にダクトを通過させて(空冷により)、相対湿度の高い空気にする構成にしても良い。
上述の実施の形態では、水分吸収部材25としてシリカゲルやゼオライト等の乾燥剤を用いているが、これに代えて、例えば、綿、麻等のセルローズ繊維を用いても良い。この場合、図12に示すように、ヒータ27の代わりに、第1ダクト38と第2ダクト45との接続部にファン85を設けて、インク吐出ヘッド7、廃液排出管76、及び廃液タンク73の全てに相対湿度の高い空気を送るようにしても良い。
上述の実施の形態では、インク定着の促進を、インク定着促進部10で行っているが、紫外線硬化型の色材を用いたインクを用いる場合には、インク定着促進部10に加えて、インク定着促進部10の下流側に用紙Tを加熱するヒータを設けて、インク定着の促進を高めるようにしても良い。
上述の実施の形態では、インク定着促進部10は、ヒータ27のみで水分を多く含んだ空気を外部に放出或いは各部(インク吐出不良防止部53、第1廃液堆積防止部64、第2廃液堆積防止部68)に供給しているが、ヒータ27に加えて、第1ダクト38と第2ダクト45との接続部にファンを設けて、水分を多く含んだ空気を外部に放出或いは各部に供給する効率を上げるようにしても良い。
上述の実施の形態では、インク定着促進部10にローラを直角三角形の各頂点に配置してこれらのローラにウェブ33を巻回しているが、これに限らず、例えば、長辺が搬送路に平行で且つ用紙Tの搬送方向に平行な長方形の各頂点にローラを配置してこれらのローラにウェブ33を巻回しても良い。
上述の実施の形態では、インク吐出ヘッド7をキャリッジ5に搭載して主走査方向に移動させるシリアル型のインクジェット方式を採用しているが、これに代えて、インク吐出ヘッドを主走査方向に千鳥状に配置したライン型のインクジェット方式を採用しても良い。
上述の実施の形態では、吐出液体に水を溶媒とした水性インクを用いているが、これに代えて、吐出液体にイソプロピルアルコール、エチルエーテル等の有機溶媒を用いた油性インクを採用しても良い。
上述の実施の形態では、インク吐出ヘッドから用紙(記録媒体)Tにインク(液体)を吐出して画像を記録したが、これに代えて、液晶吐出ヘッドから回路基板(記録媒体)に液晶(液体)吐出して、液晶回路の製造(画像を記録)をしても良い。
上述の実施の形態では、インク定着促進部10のウェブ33の速度を一定にしているが、これに限らず、例えば、ヒータ27へ通電されているときは遅い速度で動かし、ヒータ27への通電がカットされているときは速い速度で動かしても良い。
上述の実施の形態では、画像記録装置1は、プリンタであるが、これに限らず、画像読取部を備えた複写機等であっても良い。
上述の実施の形態では、水分吸収部材25をウェブ33の全周に亘って含有させているが、これに限らず、水分吸収部材25をウェブ33の周方向に沿って部分的に含有させても良い。
上述の実施の形態では、水分吸収部材25をウェブ33の全幅に亘って含有させているが、これに限らず、水分吸収部材25をウェブ33の幅方向に沿って部分的に含有させても良い。
上述の実施の形態では、無体の帯状部材として、ウェブ33を用いているが、これに代えて、不織布を用いても良い。
上述の実施の形態では、インク吐出ヘッドから用紙(記録媒体)Tにインク(液体)を吐出して画像を記録したが、これに代えて、例えば、アモルファスシリコンをニトリル系の溶媒に溶解した液晶(液体)を、液晶吐出ヘッドから、回路基板(記録媒体)に吐出して、電子回路の製造(画像を記録)をしても良い。
第2実施の形態では、第3ダクト47によりキャリッジ5の真上から、相対湿度の高い空気をインク吐出ヘッド7に送るようにしているが、これに代えて、図13に示すように、縦断面がコ字状のダクト99の一端を冷却部49の側部に接続してインク吐出ヘッド7の側方からインク吐出ヘッド7に相対湿度の高い空気を送るようにしても良い。この場合、ダクト99の他端側に水分吸収体91を配置して、ダクト99内で結露した水を吸収するようにすると良い。
1 画像記録装置
3 記録部
7 インク吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)
8 ノズル
17 空吐出受け部材
25 水分吸収部材(溶媒吸収部材)
27 ヒータ
29 移動機構
31а、31b、31c ローラ
33 ベルト
38 第1ダクト(ダクト)
45 第2ダクト(ダクト)
47 第3ダクト(ダクト)
49 冷却部
51 第1湿度センサ
65 第4ダクト(ダクト)
67 第2湿度センサ
69 第1廃液センサ
71 第3湿度センサ
72 第2廃液センサ
73 廃液タンク
75 第5ダクト(ダクト)
77 第6ダクト(ダクト)
79 第4湿度センサ
81 第3廃液センサ
83 第4廃液センサ
85 ファン
H 水分放出位置(溶媒放出位置)
K 水分吸収位置(溶媒吸収位置)
R 記録領域
T 用紙(記録媒体)
3 記録部
7 インク吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)
8 ノズル
17 空吐出受け部材
25 水分吸収部材(溶媒吸収部材)
27 ヒータ
29 移動機構
31а、31b、31c ローラ
33 ベルト
38 第1ダクト(ダクト)
45 第2ダクト(ダクト)
47 第3ダクト(ダクト)
49 冷却部
51 第1湿度センサ
65 第4ダクト(ダクト)
67 第2湿度センサ
69 第1廃液センサ
71 第3湿度センサ
72 第2廃液センサ
73 廃液タンク
75 第5ダクト(ダクト)
77 第6ダクト(ダクト)
79 第4湿度センサ
81 第3廃液センサ
83 第4廃液センサ
85 ファン
H 水分放出位置(溶媒放出位置)
K 水分吸収位置(溶媒吸収位置)
R 記録領域
T 用紙(記録媒体)
Claims (12)
- 液体吐出ヘッドから搬送される記録媒体に液体を吐出して画像を記録する画像記録装置であって、記録領域の下流側且つ記録媒体の搬送路の上方に位置して吐出液体の溶媒を吸収する溶媒吸収部材と、溶媒吸収位置から離れた位置にある溶媒放出位置で溶媒吸収部材を加熱するヒータ又は溶媒吸収部材に送風するファンと、溶媒吸収部材を移動させる移動機構とを備え、移動機構は溶媒吸収位置と溶媒放出位置との間で溶媒吸収部材を循環移動させることを特徴とする画像記録装置。
- 移動機構は、複数のローラと、これらのローラに巻回された無端の帯状部材とを備え、溶媒吸収部材は帯状部材に含有されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 溶媒放出位置周辺部の気体を液体吐出ヘッド周辺部に案内するダクトを備え、溶媒放出位置で気化した溶媒をノズルに導くことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
- 液体吐出ヘッドの空吐出を受ける空吐出受け部材と、溶媒放出位置周辺部の気体を空吐出受け部材の内部に案内するダクトとを備え、溶媒放出位置で気化した溶媒を空吐出受け部材の内部に導くことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像記録装置。
- 液体吐出ヘッドから吐出又は吸引された廃液を貯留する廃液タンクと、溶媒放出位置周辺部の気体を廃液タンクの内部に案内するダクトとを備え、溶媒放出位置で気化した溶媒を廃液タンクの内部に導くことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像記録装置。
- 空吐出受け部材内に溜まった廃液の堆積量を検知する第1廃液センサを備え、空吐出受け部材の廃液堆積量が所定の閾値以上になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
- 廃液タンク内に溜まった廃液の堆積量を検知する第2廃液センサを備え、廃液タンクの廃液堆積量が所定の閾値以上になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- 液体吐出ヘッド周辺部の気化した溶媒の濃度を検知する第1湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以下になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
- 空吐出受け部材内の気化した溶媒の濃度を検知する第2湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以下になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
- 廃液タンク内の気化した溶媒の濃度を検知する第3湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以下になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- ダクトに冷却部を設けて、気化した溶媒を含んだ気体を冷却することを特徴とする請求項3〜10の何れか一項に記載の画像記録装置。
- 記録領域の下流側且つ記録媒体の搬送路の上方の気化した溶媒の濃度を検知する第4湿度センサを備え、この溶媒の濃度が所定の閾値以上になったときに、ヒータ又はファンに通電することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008055761A JP2009208415A (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008055761A JP2009208415A (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | 画像記録装置 |
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---|---|
JP2009208415A true JP2009208415A (ja) | 2009-09-17 |
Family
ID=41182025
Family Applications (1)
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JP2008055761A Pending JP2009208415A (ja) | 2008-03-06 | 2008-03-06 | 画像記録装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-03-06 JP JP2008055761A patent/JP2009208415A/ja active Pending
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