JP2009202692A - 車両用空調システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車室の空気を吸引するブロワ50と、リアトレイ10に設けられた吸気口11からの空気をブロワ50に導くダクト20Aと、を備える車両用空調システム1であって、ダクト20Aは、内部を流れる空気の流路断面積を、複数回にて増大又は減少させ、ブロワ50から吸気口11に向かうブロワ50の作動音を消音する消音部30Aを備える。
【選択図】図2
Description
そこで、本発明は、車室の空気を吸引するブロワの作動音が車室に漏れにくい車両用空調システムを提供することを課題とする。
ここで、消音部内の空気の流路断面積は、空気の流れ方向、つまり、ブロワの作動音の伝播方向において、複数回にて、増大及び減少しているので、ブロワからリアトレイの吸気口に向かうブロワの作動音は、小さくなり、消音される。これにより、ブロワの作動音が、車室に漏れることを防止できる。
したがって、複数の流路断面積減少板部は、液体の流れを容易に堰き止めるように、鉛直上向きで配置されていることが好ましい。
また、ドレン口から排出される消音部内の液体は、凝縮水回収部に導入された後、外部に排出される。すなわち、ドレン口からの液体を排出するための専用装置を備えずに、システムを構成できる。
図1に示す車両100は、燃料電池自動車や、電気自動車等であり、エンジン(内燃機関)等の熱源を搭載していない。そして、暖房時において、車外から車室101(キャビン)に向かう空気を(矢印A1参照)、熱交換器102や、ヒートポンプ(図示しない)を構成する熱交換器(コンデンサ、図示しない)で加熱する構成となっている。
リアトレイ10は、後部座席の後方に配置されており、図2に示すように、その右側には、車室101の空気を吸い込むための吸気口11が設けられている(矢印A2参照)。
ダクト20Aは、吸気口11から吸気される車室101の空気を、ブロワ50に導くものであって、ブロワ50の作動音を消音する消音部30Aと、配管部21と、を備えている。
消音部30Aは、車幅方向に細長の箱体であって、その内部を車室101から空気が流通するようになっている。消音部30Aの両端は、車両100のリアインナパネル等のボディに取り付けられており、消音部30Aの上面には、リアトレイ10が取り付けている。消音部30Aを構成する上壁部31の右側には、リアトレイ10の吸気口11に対応して、吸気口32が形成されている。
消音部30A(ダクト)内には、複数(図2では3枚)の上仕切板33(流路断面積減少板部)が、消音部30Aの上壁部31の下面(内面)から、鉛直下向きで突出するように設けられている。なお、上仕切板33の下端は、消音部30Aの下壁部34から離間している(図3(c)参照)。
また、上仕切板33又は下仕切板35の厚さ(リブ幅)、つまり、流路断面積が小さい部分における流路長も、同一である構成を例示しているが、異なる構成でもよい。
このような流量断面積や、仕切板33又は下仕切板35の厚さは、例えば、ブロワ50の作動音の周波数や、作動音を減衰させるべき量に基づいて、適宜に設計することが好ましい。
ブロワ50は、車室101の空気を吸引するための装置である。そして、ブロワ50の羽根車51は、ECU(図示しない)の指令に従って、燃料電池自動車に搭載されている高圧バッテリ等(図示しない)を電源とし、適宜作動するようになっている。また、ブロワ50から吐出される空気は、配管52を介して、熱交換部60に送られるようになっている。
熱交換部60は、ブロワ50から圧送され、車外に排出される空気から、熱を回収する部分であり、熱交換部60と、車室101に向かう空気を加熱する熱交換器102とを経由して、冷媒が循環するように構成されている(図1参照)。そして、熱交換部60において、ブロワ50から圧送される暖かい空気と冷媒との間で熱交換し、冷媒が加熱されるようになっている。次いで、加熱された冷媒は、冷媒ポンプ(図示しない)等によって圧送され、熱交換器102において、車室101に向かう空気を加熱するようになっている。このようにして、車室101から排出される廃熱が有効利用されるようになっている。
一方、熱交換後の空気は、配管61を介して、トランクルームや車外等に排出されるようになっている。
凝縮水回収部70は、熱交換部60の温度が下がることにより、熱交換部60で発生した凝縮水を集め、回収する部分であり、熱交換部60の鉛直下方に配置されている。すなわち、熱交換部60で発生した凝縮水は、その自重により、凝縮水回収部70に流れ込んだ後、配管71を通って車外に排出されるようになっている。
車両用空調システム1の動作・効果を説明する。
暖房時において、ブロワ50が作動すると、車室101の暖かい空気は吸引され、吸気口11、吸気口32、ダクト20Aを通って、ブロワ50に向かう。そして、ブロワ50から吐出される暖かい空気の熱は、熱交換部60で回収され、熱交換器102で車室101に向かう空気を暖めるために利用される。
なお、前仕切板42及び後仕切板44の下部には、消音部30C内の水分が、ドレン口37に流れ込むように、連通孔42a、連通孔44aがそれぞれ形成されている。
10 リアトレイ
11 吸気口
20A ダクト
30A 消音部
33 上仕切板(流路断面積減少板部)
35 下仕切板(流路断面積減少板部)
37 ドレン口
50 ブロワ
60 熱交換部
70 凝縮水回収部
100 車両
101 車室
Claims (3)
- 車室の空気を吸引するブロワと、
リアトレイに設けられた吸気口からの空気を前記ブロワに導くダクトと、
を備える車両用空調システムであって、
前記ダクトは、内部を流れる空気の流路断面積を、複数回にて増大及び減少させ、前記ブロワから前記吸気口に向かう前記ブロワの作動音を消音する消音部を備える
ことを特徴とする車両用空調システム。 - 前記消音部は、その内面から突出することで流路断面積を減少させると共に、空気の流れ方向において千鳥状に配置された複数の流路断面積減少板部を備え、
前記消音部の最下部には、内部の水分を排出するドレン口が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調システム。 - 前記ブロワから供給される空気と冷媒とを熱交換する熱交換部と、
前記熱交換部で発生する凝縮水を回収する凝縮水回収部と、
を備え、
前記ドレン口の下流は前記凝縮水回収部に接続されている
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用空調システム。
Priority Applications (1)
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JP2008045778A JP2009202692A (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 車両用空調システム |
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JP2008045778A JP2009202692A (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 車両用空調システム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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