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JP2009195085A - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents

電気接続箱の取付構造 Download PDF

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JP2009195085A JP2008036126A JP2008036126A JP2009195085A JP 2009195085 A JP2009195085 A JP 2009195085A JP 2008036126 A JP2008036126 A JP 2008036126A JP 2008036126 A JP2008036126 A JP 2008036126A JP 2009195085 A JP2009195085 A JP 2009195085A
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Abstract

【課題】取り付けが簡単にできて、しかも、車両解体時に強い力を電気接続箱に加えるだけで、簡単に取付部分を破壊しながら電気接続箱を車体から取り外すことのできる電気接続箱の取付構造を提供すること。
【解決手段】固定ブラケット100の差込板部104に電気接続箱Mの背面を係合させる構造であって、電気接続箱の背面に差込板部が挿入されるスライド空間60が設けられ、該スライド空間の外面に、電気接続箱の樹脂より高剛性の樹脂よりなる支壁部材50が固定され、その支壁部材を固定するための支壁固定部20に、差込板部から垂直な方向の力を受けた際に、この力を受け止めて差込板部からの電気接続箱の離反を阻止するスライドレール部(保持壁)21、22が設けられ、スライドレール部は、差込板部の幅方向両側縁に対応して一対、幅方向外側から内側へ向けて所定幅で張り出しており、下側のスライドレール部の下端に、破壊の起点となる斜めカット部21cが設けられている。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両解体時に車体側に固定した固定ブラケットから電気接続箱を簡単に取り外せるようにした電気接続箱の取付構造に関する。
自動車等の車両には種々の電気接続箱が搭載されている。このうち多くの電気接続箱はボルトで車両の車体に固定されている。ボルトで固定する場合は、樹脂製の電気接続箱に取付ブラケットを設けておき、その取付ブラケットにボルトを通して、そのボルトを車体側に締結することで、電気接続箱を車体に固定している。
ところで、近年、自動車等の車両のリサイクルの要請などから、車両解体時に電気接続箱を容易に車体から取り外せるようにすることが強く望まれている。それを実現する方法として、取付ブラケットの一部に弱部を設けておき、通常の保持力よりも強い大きな力を電気接続箱に加えることによって、取付ブラケットの弱部を破壊させて、電気接続箱を車体から容易に取り外せるようにした、易解体性を持たせた電気接続箱の提案がなされている(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2006−191769号公報 特開2005−86983号公報
しかし、そもそもボルトで電気接続箱を車体に固定すること自体が非常に作業手間のかかることであり、より簡単に取り付けることができて、必要時に、ワイヤハーネスを強く引っ張るだけで、容易に電気接続箱を取り外せることが理想である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取り付けが簡単にできて、しかも、車両解体時に強い力を電気接続箱に加えるだけで、簡単に取付部分を破壊しながら電気接続箱を車体から取り外すことのできる電気接続箱の取付構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱の取付構造は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 差込方向の先端が自由端とされ基端側が固定された一定幅の帯板状の差込板部を持つ剛性材料製の固定ブラケットの前記差込板部に、電気接続箱の背面を係合させることで、電気接続箱を前記固定ブラケットに取り付ける電気接続箱の取付構造であって、
前記電気接続箱の背面に、該背面に沿って前記差込板部が挿入されるスライド空間が設けられ、
該スライド空間の外側に、該スライド空間に差し込まれた前記差込板部から該差込板部の板面に垂直な方向の力を受けた際に、この力を受け止めて該差込板部からの前記電気接続箱の離反を阻止する樹脂製の保持壁が設けられ、
該保持壁は、前記差込板部の幅方向両側縁に対応して一対、該差込板部の幅方向の外側から内側へ向けて所定幅で張り出すように設けられており、
該各保持壁の前記差込板部の差込方向後側における端部に、該保持壁の幅が前記差込方向後側に行くほど狭くなる斜めカット部が設けられていること。
(2) 上記(1)の電気接続箱の取付構造であって、
前記斜めカット部のある側に、ワイヤハーネスの線状体が引き出される前記電気接続箱のワイヤハーネス引出部が設けられていること。
(3) 上記(1)または(2)の電気接続箱の取付構造であって、
前記スライド空間の外面側に、前記差込板部の幅全域を覆う大きさを有し且つ前記保持壁よりも高剛性の材料よりなる支壁が設けられ、当該支壁の幅方向両側縁が前記保持壁の内面に係合しており、前記差込板部からの力が前記支壁を介して前記保持壁に伝えられること。
(4) 上記(3)の電気接続箱の取付構造であって、
前記支壁の幅方向両側縁に、前記保持壁の内面に沿ってスライドするスライドレール部が設けられ、当該スライドレール部が前記保持壁をスライドしながら前記支壁が前記電気接続箱の背面に固定されること。
(5) 上記(1)または(2)の電気接続箱の取付構造であって、
前記スライド空間を部分的に形成するものとして、前記差込板部の幅方向両側縁がスライドする一対のスライド溝が設けられ、該スライド溝各々は、前記電気接続箱の背面に対して略垂直な縦壁と該縦壁の先端に内向きに突出する横壁とを有する断面L字形のスライドレール部の内側に確保されており、該スライドレール部の横壁が前記保持壁に相当すること。
上記(1)の構成の取付構造によれば、電気接続箱の背面のスライド空間に固定ブラケットの差込板部を差し込むだけで、つまり、固定ブラケットが車体に予め固定されている場合は、固定ブラケットの差込板部に電気接続箱の背面のスライド空間を嵌めるだけで、電気接続箱を固定ブラケットに簡単に取り付けることができる。その状態で、電気接続箱に固定ブラケットから離反する方向の力が働いた場合、固定ブラケットから保持壁に反力が作用するが、その反力は保持壁に確実に受け止められるので、電気接続箱は離反せずに固定ブラケットに保持される。
この状態において、車両解体等の要請から、保持壁の斜めカット部のある側に離脱力が及ぶように、強引な引き剥がし力を電気接続箱に作用させると、その反力が、差込板部から保持壁の斜めカット部に集中して及ぶようになり、その部分が起点となって、保持壁が捲れあがるように破壊されることになる。従って、強引に引き剥がし方向の力を電気接続箱に作用させるだけで、保持壁を破壊しながら、電気接続箱を容易に固定ブラケットから離脱させることができ、易解体を実現することができる。
上記(2)の構成の取付構造によれば、電気接続箱のワイヤハーネス引出部から引き出されたワイヤハーネスの線状体を強い力で引っ張るだけで、電気接続箱を容易に固定ブラケットから離脱させることができる。尚、ワイヤハーネスの線状体は、電線、光ファイバ、チューブ、等を含む。
上記(3)の構成の取付構造によれば、幅方向両端が保持壁によって支持された高剛性の支壁によって、固定ブラケットの差込板部の幅全域を背面から支持することができるので、安定した保持力を発揮しながらガタつきなく電気接続箱を支持することができる。また、支壁は保持壁よりも高剛性の材料で作られているので、支壁が破壊するよりも前に常に保持壁が破壊することになり、破壊箇所が一定になることで、破壊をスムーズに進行させることができる。また、支壁を設けることによって、固定ブラケットの差込板部を面で支持する箇所が増えるので、保持壁を小さくすることができ、その結果、解体を更に容易にできるようになる。尚、支壁は固定ブラケットの差込板部と一体に形成されたものでもよく、この場合、より簡単な構造となる。
上記(4)の構成の取付構造によれば、支壁を電気接続箱とは異種の硬質樹脂材で成形して、後から保持壁にスライドさせて係合させることができるので、モールド成形などにより支壁を保持壁に取り付けるのと比べて、製作および組み付けが容易である。
上記(5)の構成の取付構造によれば、電気接続箱の背面に一対のスライド溝を設けるだけの簡単な構成で、電気接続箱の易解体を実現することができる。
本発明によれば、破壊時に力のかかる保持壁に斜めカット部を設けたので、その斜めカット部を起点にして保持壁をスムーズに破壊させることができ、電気接続箱の取り外しを簡単に行なうことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の電気接続箱の背面を示す斜視図、図2は同背面を下から見た斜視図、図3は図2のIII部の拡大図、図4は電気接続箱の背面に取り付ける支壁部材の内面側から見た斜視図、図5は同支壁部材の外面側を下から見た斜視図、図6は図5のVI部の拡大図、図7は電気接続箱の背面に支壁部材を取り付けようとしている最初の状態を示す斜視図、図8は電気接続箱の背面に支壁部材を位置合わせした状態を示す斜視図、図9は図8の段階から支壁部材を上にスライドさせてロックさせた電気接続箱側の組立状態を示す斜視図、図10は固定ブラケットに対し電気接続箱を取り付けようとしている状態を示す斜視図、図11は図10の次の段階を示す斜視図、図12は図11の次の段階として固定ブラケットに電気接続箱をロックさせた状態示す斜視図、図13は図12のロック状態を支壁部材を取り除いて示す斜視図、図14はロック状態を固定ブラケットの背面側から見た図、図15は電気接続箱を取り外すときの作用説明用の斜視図、そして図16(a)〜(d)は電気接続箱の背面の保持壁を破壊させて電気接続箱を取り外す際の破壊の進行状況を模式的に示す側面図である。
本実施形態の電気接続箱の取付構造は、図10に示すように、車体側に固定された固定ブラケット100に対して、電気接続箱MのロアカバーMLの背面を固定するための構造である。
車体側に固定される固定ブラケット100は、電気接続箱Mに対しての差込方向の先端である上端が自由端とされ基端である下端側が固定された一定幅の帯板状の差込板部104を持つ鋼材(剛性材料)製のプレス成形品よりなる。この固定ブラケット100は、フラットな基板101の上半部を前記差込板部104とするものであり、基板101の下半部の下端および両側縁に設けた固定片103、102により車体に固定されている。また、差込板部104の上端付近には2つのロック孔105が穿設されている。
電気接続箱Mは、この固定ブラケット100の差込板部104に対して、上方から背面側の部分を差し込んで固定されるものであり、下端部に、ワイヤハーネス(より具体的には、ワイヤハーネスの電線、光ファイバ、チューブ、等といった線状体)Wを引き出すためのワイヤハーネス引出部91を有している。以下、電気接続箱Mの背面側の構成について詳しく述べる。
図1に示すように、電気接続箱Mの背面側には樹脂製のロアカバーMLが設けられている。このロアカバーMLの背面には、その左右幅方向の2箇所に位置させてロックアーム10が設けられている。ロックアーム10は、図10に示した固定ブラケット100の差込板部104が、ロアカバーMLの背面に沿って上方にスライドしてきたときに、差込板部104に押されて撓んで、ロック突起11を差込板部104のロック孔105に係合させる。そして、それにより、固定ブラケット100をスライド方向に動かないようにロックするものである。また、ロックアーム10の自由端側を押して、ロックアーム10を撓ませることにより、ロックを解除することができるようになっている。
ロアカバーMLの背面の、ロックアーム10を配置した箇所より幅方向外側には、左右一対の支壁固定部20とスライドストッパ部29とが設けられている。また、ロックアーム10と、支壁固定部20およびスライドストッパ部29との間には、支壁部材50のスライドと固定ブラケット100の差込板部104のスライドを案内する一対のガイドリブ25が設けられている。
支壁固定部20は、図4に示す支壁部材50の両端を、図9に示すように固定する部分である。支壁部材50は、その幅方向の両端を支壁固定部20に固定することにより、支壁部材50とロアカバーMLの背面との間に、固定ブラケット100の差込板部104が挿入されるスライド空間60を形成するための部材である。従って、支壁固定部20は、スライド空間60の外面に位置している。
また、スライドストッパ部29は、支壁部材50を、図8に示すように下から上へスライドさせてロアカバーMLに組み付けたときに、支壁部材50をそれ以上、上にも下にも動かないようにロックしておく部分であり、ストッパ壁29aと係合突起29bとを有する。
また、ガイドリブ25は、支壁部材50のスライドする位置(ロアカバーMLの背面からの高さ方向の位置および左右方向の位置)を規定する機能と、固定ブラケット100の差込板部104のスライドを案内する機能とを果たす部分である。前者の機能は、図4〜図6に示す支壁部材50の主面板50Aの内面がガイドリブ25の端面に摺接すること、および、支壁部材50の端壁53の内面がガイドリブ25の外側面に摺接することで、発揮される。後者の機能は、図11に示すように、固定ブラケット100の差込板部104の幅方向両側縁が、ガイドリブ25の内側面に摺接することで発揮される。
支壁固定部20には、図2および図3に示すように、ロアカバーMLの幅方向外側から内向きに張り出した2つのスライドレール部(後述する保持壁に相当)21、22が設けられている。下側のスライドレール部21と上側のスライドレール部22は、ロアカバーMLの背面からの高さが段違いになっており、高さの高い上側のスライドレール部22と高さの低い下側のスライドレール部21との間には、図4〜図6に示す支壁部材50の上レール52のスライドするスライド隙間(上下のスライドレール部は、完全に位置がずれて重なる部分がないので、厳密には隙間ではないが、スライド方向からみた場合は隙間となるので、ここでは隙間という)26が設けられている。このスライド隙間26は、上レール52の厚み56に対応する寸法に設定され、上側のスライドレール部22の内面のスライド空間22aに連続している。
また、下側のスライドレール部21の内面側には、支壁部材50の下レール51のスライドするスライド空間21aが設けられている。また、下側のスライドレール部21の厚み27は、支壁部材50の下レール51と上レール52の段差(これもスライド隙間ということができる)57に嵌まるように設定されている。更に、下側スライドレール部21の内側縁と、ガイドリブ25との間には、支壁部材50の端壁53のスライドするスライド隙間23が設けられている。
これら下側のスライドレール部21と上側のスライドレール部22は、スライド空間60に差し込まれた差込板部104から、該差込板部104の板面に垂直な方向の力を受けた際に、この力を、支壁部材50の上下レール52、51を介して受け止めて、差込板部104からの電気接続箱Mの離反を阻止する保持壁としての役割を果たす。下側のスライドレール部21と上側のスライドレール部22は、ロアカバーMLの幅方向の外側から内側へ向けて所定幅で張り出しており、特に下側のスライドレール部22の下端(即ち、差込板部104の差込方向後側における端部)には、スライドレール部22の幅が差込方向後側に行くほど狭くなる斜めカット部21cが設けられている。
一方、支壁部材50は、図4〜図6に示すように、固定ブラケット100の差込板部104の幅全域を覆う大きさを有した主面板50Aと、この主面板50Aの幅方向両端に垂直に設けられた端壁53と、各端壁53の外面にリブ状に突設された段違いの下レール(スライドレール部)51および上レール(スライドレール部)52と、主面板50Aの内面に設けられた2本のリブ58と、各リブ58の延長上に突設されたロック突片59と、を備えている。ロック突片59は、スライドストッパ部29のストッパ壁29aに突き当たった段階で、係合突起29bに係合して抜け止めされる。
下レール51は、支壁固定部20の下側のスライドレール部21の内面に係合する突条部分であり、下側のスライドレール部21の内面のスライド空間21aに挿入される。上レール52は、支壁固定部20の上側のスライドレール部22の内面に係合する突条部分であり、下側のスライドレール部21と上側のスライドレール部22の間のスライド隙間26を通って、上側のスライドレール部22の内面のスライド空間22aに挿入される。また、端壁53は、支壁固定部20の下側スライドレール部21の内側縁とガイドリブ25の外側面との間のスライド隙間23にスライドする部分である。
この支壁部材50は、ロアカバーMLを構成する樹脂よりも高剛性の硬質樹脂により成形されており、ロアカバーMLの背面に後から取り付けられる。次に支壁部材50の取り付け手順について説明する。
支壁部材50をロアカバーMLの背面に取り付けるには、まず、図7に示すように、支壁部材50をロアカバーMLの背面に正対させ、ロアカバーMLの背面に向けて支壁部材50を矢印Y1の方向に押し付け、図8に示すように、上レール52を下側のスライドレール部21の上面に載せると共に、支壁部材50の主面板50Aの内面をガイドリブ25の端面に当て、支壁部材50の端壁53の内面をガイドリブ25の外側面にあてがう。
次いで、支壁部材50を矢印Y2のように上にスライドさせる。そうすると、図9に示すように、支壁部材50の上レール52が、支壁固定部20の上側のスライドレール部22の内面に入り込み、下レール51が、下側のスライドレール部21の内面に入り込む。これにより、上側のスライドレール部22と上レール52、下側のスライドレール部21と下レール51が、ロアカバーMLの背面に垂直な方向に係合し合い、差込板部104から支壁部材50に作用する力(ロアカバーMLの背面に垂直な方向の力)が、支壁部材50のレール51、52を介して、支壁固定部20のスライドレール部21、22に伝わるようになる。
また、このように支壁部材50の幅方向両端のレール51、52が、支壁固定部20のスライドレール部21、22に係合するのと同時に、支壁部材50のロック突片59が、スライドストッパ部29のストッパ壁29aに突き当たって、それ以上、上に行かないよう規制され、係合突起29bに係合して、下に行かないように抜け止めされる。
このように支壁部材50を取り付けることにより、支壁部材50の主面板50Aと、ロアカバーMLの背面との間に、固定ブラケット100の差込板部104の挿入されるスライド空間60が確保される。このスライド空間60には、前述のロックアーム10が臨んでいる。
次に、上記のようにロアカバーMLの背面に支壁部材50を組み付けた状態の電気接続箱Mを、車体に固定された固定ブラケット100に固定する場合の動作と、車両解体に伴って電気接続箱Mを固定ブラケット100から取り外す場合の動作について説明する。
電気接続箱Mを車体に固定された固定ブラケット100に固定するには、図10〜図14に示すように、ロアカバーMLの背面に確保されたスライド空間60に固定ブラケット100の差込板部104を差し込む。つまり、固定ブラケット100が車体に予め固定されている場合は、矢印Y3で示す方向に電気接続箱Mを移動して、固定ブラケット100の差込板部104に、電気接続箱Mの背面のスライド空間60を嵌める。そうすると、図13に示すように、ロックアーム10のロック突起11が差込板部104のロック孔105に係合して、電気接続箱Mと固定ブラケット100がロックされる。このように、電気接続箱Mの背面を上から差込板部104に嵌めるだけで、簡単に電気接続箱Mを固定ブラケット100に取り付けることができる。
次に、ロックアーム10を操作できない状態において、車両解体に伴い電気接続箱Mを取り外す場合は、電気接続箱Mの下部から引き出したワイヤハーネスWを図15の矢印F方向に強く引っ張る。そうすると、図16(a)に示すように、電気接続箱Mに固定ブラケット100から離反する方向の回転力Eが働き、固定ブラケット100から支壁部材10に反力が作用する。そして、その力は、支壁部材50の下レール51、上レール52から支壁固定部20の下側のスライドレール部21と上側のスライドレール部22に伝わり、これらスライドレール部21、22で受け止められる。
通常は、この状態で、スライドレール部21、22は、上記の力に対抗して電気接続箱Mを保持するが、ある程度以上の力がかかると、図16(b)に示すように、下側のスライドレール21が変形し出す。即ち、スライドレール部21の下端の斜めカット部21cに強力な離脱力が及ぶことにより、その斜めカット部21cに応力が集中するようになり、その部分が起点となって、スライドレール部21が図16(c)のように捲れあがり、同様に上側のスライドレール部22も捲れあがることで、最終的には、図16(d)のように完全にスライドレール部21が開いて、支壁部材50がロアカバーMLから離脱する。従って、強引に引き剥がし方向の力を電気接続箱Mに作用させるだけで、スライドレール部21、22を破壊しながら、電気接続箱Mを容易に固定ブラケット100から離脱させることができ、易解体を実現することができる。
この場合、電気接続箱Mの下部のワイヤハーネス引出部91から引き出されたワイヤハーネスWを強い力で引っ張るだけで、電気接続箱Mを容易に固定ブラケット100から離脱させることができる。
また、本実施形態の場合、高剛性の支壁部材50によって、固定ブラケット100の差込板部104の幅全域を背面から支持することができるので、安定した保持力を発揮しながらガタつきなく電気接続箱Mを支持することができる。また、支壁部材50はロアカバーMLよりも高剛性の材料で作られているので、支壁部材50が破壊するよりも前に常に支壁固定部20のスライドレール部21、22が破壊することになり、破壊箇所が一定になることで、破壊をスムーズに進行させることができる。また、支壁部材50を設けることによって、固定ブラケット100の差込板部104を多くの面で支持するので、スライドレール部21と上側のスライドレール部22を小さくすることができ、その結果、解体を容易にできる。尚、支壁部材50は固定ブラケット100の差込板部104と一体に形成されたものでもよく、この場合、より簡単な構造となる。また、支壁部材50として高剛性の材料よりなるものを用いる代わりに、支壁部材50の厚みを厚くしたり支壁部材50を補強構造を備えたものとしたりすることでも同様に実施できる。あるいは、支壁部材50として高剛性の材料よりなるものを設ける代わりに、電気接続箱Mを固定ブラケット100に取り付けた際に支壁部材50と固定ブラケット100との協働で剛性が高められる補強構造を設けてもよい。
また、支壁部材50は、ロアカバーMLとは異種の硬質樹脂材で成形して、後からロアカバーMLにスライドさせて組み付けるので、モールド成形などにより支壁部材50をロアカバーMLに組み込むのと比べて、製作および組み付けが容易である。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。尚、この第2実施形態において、第1実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図17は第2実施形態の電気接続箱の背面に固定ブラケットを差し込もうとしている状態を示す斜視図、そして図18は固定ブラケットに電気接続箱がロックした状態を示す斜視図である。
この第2実施形態では、ロアカバーML2の背面に直接、固定ブラケット100の差込板部104の幅方向両側縁を差し込むためのスライド溝61が設けられており、上記第1実施形態における支壁部材50が省略されている。
スライド溝61は、溝開口を左右方向に対向させて一対設けられており、電気接続箱Mの背面に対して略垂直な縦壁130aと、該縦壁130aの先端に内向きに突出する横壁130bと、を有する断面L字形のスライドレール部130の内側に確保されている。この実施形態の場合は、スライドレール部130の横壁130bが、差込板部104からの垂直方向の力を受け止める保持壁に相当している。従って、このスライドレール部130の横壁130bの下端(即ち、固定ブラケット100の差込板部104の差込方向後側における端部)には、横壁130bの幅が差込板部104の差込方向後側に行くほど狭くなる斜めカット部131が設けられている。
この実施形態の場合も、通常時は、スライドレール部130の横壁130bが、固定ブラケット100の差込板部104からの反力を受け止めている。そして、ある程度以上の力がかかると、斜めカット部131に応力が集中するようになり、その部分が起点となって、横壁130bが捲れあがり、差込板部104から電気接続箱Mが外れる。従って、ワイヤハーネスWを強く引っ張るだけで、電気接続箱Mを容易に固定ブラケット100から離脱させることができ、易解体を実現することができる。この場合は、電気接続箱Mの背面に一対のスライドレール部130を設けるだけの簡単な構成で、電気接続箱Mの易解体を実現することができる。
以上、説明したように、本発明に係る第1実施形態および第2実施形態によれば、破壊時に最初に力のかかる保持壁の部分に斜めカット部を設けたので、その斜めカット部を起点にして保持壁をスムーズに破壊させることができ、電気接続箱の取り外しを簡単に行なうことができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の第1実施形態の電気接続箱の背面を示す斜視図である。 同電気接続箱の背面を下から見た斜視図である。 図2のIII部の拡大図である。 同電気接続箱の背面に取り付ける支壁部材の内面側から見た斜視図である。 同支壁部材の外面側を下から見た斜視図である。 図5のVI部の拡大図である。 同電気接続箱の背面に支壁部材を取り付けようとしている最初の状態を示す斜視図である。 同電気接続箱の背面に支壁部材を位置合わせした状態を示す斜視図である。 図8の段階から支壁部材を上にスライドさせてロックさせた電気接続箱側の組立状態を示す斜視図である。 固定ブラケットに対し前記電気接続箱を取り付けようとしている状態を示す斜視図である。 図10の次の段階を示す斜視図である。 図11の次の段階として固定ブラケットに電気接続箱をロックさせた状態示す斜視図である。 図12のロック状態を支壁部材を取り除いて示す斜視図である。 ロック状態を固定ブラケットの背面側から見た図である。 電気接続箱を取り外すときの作用説明用の斜視図である。 (a)〜(d)は電気接続箱の背面の保持壁を破壊させて電気接続箱を取り外す際の破壊の進行状況を模式的に示す側面図である。 本発明の第2実施形態の電気接続箱の背面に固定ブラケットを差し込もうとしている状態を示す斜視図である。 固定ブラケットに電気接続箱がロックした状態を示す斜視図である。
符号の説明
M:電気接続箱
ML:ロアカバー
10:ロックアーム
11:ロック突起
20:支壁固定部
21:下側のスライドレール部(保持壁)
21c:斜めカット部
22:上側のスライドレール部(保持壁)
50:支壁部材(支壁)
51:下レール(スライドレール部)
52:上レール(スライドレール部)
60:スライド空間
61:スライド溝
91:ワイヤハーネス引出部
100:固定ブラケット
104:差込板部
130:スライドレール部
130a:縦壁
130b:横壁(保持壁)
131:斜めカット部
W:ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 差込方向の先端が自由端とされ基端側が固定された一定幅の帯板状の差込板部を持つ剛性材料製の固定ブラケットの前記差込板部に、電気接続箱の背面を係合させることで、電気接続箱を前記固定ブラケットに取り付ける電気接続箱の取付構造であって、
    前記電気接続箱の背面に、該背面に沿って前記差込板部が挿入されるスライド空間が設けられ、
    該スライド空間の外側に、該スライド空間に差し込まれた前記差込板部から該差込板部の板面に垂直な方向の力を受けた際に、この力を受け止めて該差込板部からの前記電気接続箱の離反を阻止する樹脂製の保持壁が設けられ、
    該保持壁は、前記差込板部の幅方向両側縁に対応して一対、該差込板部の幅方向の外側から内側へ向けて所定幅で張り出すように設けられており、
    該各保持壁の前記差込板部の差込方向後側における端部に、該保持壁の幅が前記差込方向後側に行くほど狭くなる斜めカット部が設けられていることを特徴とする電気接続箱の取付構造。
  2. 前記斜めカット部のある側に、ワイヤハーネスの線状体が引き出される前記電気接続箱のワイヤハーネス引出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載した電気接続箱の取付構造。
  3. 前記スライド空間の外面側に、前記差込板部の幅全域を覆う大きさを有し且つ前記保持壁よりも高剛性の材料よりなる支壁が設けられ、当該支壁の幅方向両側縁が前記保持壁の内面に係合しており、前記差込板部からの力が前記支壁を介して前記保持壁に伝えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した電気接続箱の取付構造。
  4. 前記支壁の幅方向両側縁に、前記保持壁の内面に沿ってスライドするスライドレール部が設けられ、当該スライドレール部が前記保持壁をスライドしながら前記支壁が前記電気接続箱の背面に固定されることを特徴とする請求項3に記載した電気接続箱の取付構造。
  5. 前記スライド空間を部分的に形成するものとして、前記差込板部の幅方向両側縁がスライドする一対のスライド溝が設けられ、該スライド溝各々は、前記電気接続箱の背面に対して略垂直な縦壁と該縦壁の先端に内向きに突出する横壁とを有する断面L字形のスライドレール部の内側に確保されており、該スライドレール部の横壁が前記保持壁に相当することを特徴とする請求項1または請求項2に記載した電気接続箱の取付構造。
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