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JP2009194484A - データ伝送装置 - Google Patents

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JP2009194484A
JP2009194484A JP2008031137A JP2008031137A JP2009194484A JP 2009194484 A JP2009194484 A JP 2009194484A JP 2008031137 A JP2008031137 A JP 2008031137A JP 2008031137 A JP2008031137 A JP 2008031137A JP 2009194484 A JP2009194484 A JP 2009194484A
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Masahiko Motai
正彦 馬渡
Takashi Doi
孝 土井
Hidenori Okita
秀紀 大喜多
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】既存のケーブル接続形態を継承しつつ、ユーザが、新規のデータ伝送方式に適合するか否かの判断を容易に行うことのできるデータ伝送装置を提供する。
【解決手段】このデータ伝送装置は、第1の線3Jと第2の線3Kとで対をなす通信線300を介して伝送され、前記第1の線3Jの信号と前記第2の線3Kの信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部186Aと、前記通信線300を介して伝送され、前記第1の線3Jの信号と前記第2の線3Kの信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部186Cとを有する通信部160と、前記第2の通信部186Cで受信した受信信号のうち前記第1の信号成分として現れる不平衡信号を検出する信号検出部192と、前記信号検出部192で検出された前記不平衡信号の信号レベルが所定値以上である場合に、前記通信線300における不平衡を報知する報知部とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、データ伝送装置に関する。
DVDプレーヤ、セットトップボックス等の映像送信装置とTV受像機・モニタ等の映像受信装置との間のマルチメディアインターフェースの一例としてHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格がある(例えば、非特許文献1参照。)。HDMI出力端子を有する機器をソース機器と称し、HDMI入力端子を有する機器をシンク機器と称する。映像送信装置はソース機器であり、映像受信装置はシンク機器である。HDMI入力端子とHDMI出力端子とを有し、ソース機器とシンク機器の両者の機能を有する機器をリピータ機器と称する。
上記したHDMI規格に準じた通信を行う通信装置(以下、「HDMI通信装置」という。)では、映像、音声、補助情報を伝送するTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)伝送部と、ソース機器をシンク機器あるいはリピータ機器に接続した場合、接続したことをシンク機器あるいはリピータ機器に知らせるための+5V電源信号(ソースレディを示す信号)伝送部と、シンク機器あるいはリピータ機器が映像情報の受信準備が整ったことを示す(シンクレディを示す)HPD(Hot Plug Detect)信号を伝送するHPD信号伝送部と、接続されたシンク機器の製品情報や適合する映像フォーマット等のデータであるEDID(Extended Display Identification Data)を伝送するEDID伝送部と、シンク機器の認証を行うHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)認証部と、装置制御信号と制御プロトコルであるCEC(Consumer Electronics Control)を伝送するCEC伝送部とを有している。
このようなHDMI通信装置において、既存のHDMIケーブル接続形態とHDMIデータ伝送とを継承しつつ、HPD線と、HDMIケーブルに含まれるものの未接続線であるNC(Non-Connect)線とを用いてTMDS伝送部と異なるデータ伝送を行うことを考えることができる。
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a
しかし、既存のHDMIケーブル接続形態を継承して新たなデータ伝送を行う場合、データ伝送ができない、あるいは伝送品質が悪いといった状況が生じたときに、その原因が機器の不適合によるものか、機器間を接続する伝送路によるものかを外観から判断することができないという問題がある。
従って、本発明の目的は、既存のケーブル接続形態を継承しつつ、ユーザが、新規のデータ伝送方式に適合するか否かの判断を容易に行うことのできるデータ伝送装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、前記第2の通信部で受信した受信信号のうち前記第1の信号成分として現れる不平衡信号を検出する信号検出部と、前記信号検出部で検出された前記不平衡信号の信号レベルが所定値以上である場合に、前記通信線における不平衡を報知する報知部とを具備することを特徴とするデータ伝送装置を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、前記第1の信号の受信信号レベルを検出する信号検出部と、前記第1の信号の受信信号レベルに基づいて前記通信線を介して接続された通信相手が前記第1の信号による通信機能を有するか否かを報知する報知部とを具備することを特徴とするデータ伝送装置を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、前記第2の信号の受信信号レベルを検出する信号検出部と、前記第2の信号の受信信号レベルに基づいて前記通信線を介して接続された通信相手が前記第2の信号による通信機能を有するか否かを報知する報知部とを具備することを特徴とするデータ伝送装置を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、前記第1の通信部で受信した受信信号のうち前記第2の信号成分として現れる不平衡信号を検出する信号検出部と、前記信号検出部で検出された前記不平衡信号の信号レベルが所定値以上である場合に、前記通信線における不平衡を報知する報知部とを具備することを特徴とするデータ伝送装置を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を送信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を送信する第2の通信部と、前記第1の線又は前記第2の線の一方を用いた制御情報を送信又は受信する制御情報通信部と、を具備し、前記第1の通信部及び前記第2の通信部は、前記制御情報の送信又は受信のタイミングをトリガとし、前記第1の通信の可否、前記第2の通信の可否、又は前記通信線の不平衡検出を目的として、予め定めた順で、前記第1の信号及び/又は前記第2の信号の送信を行うことを特徴とするデータ伝送装置を提供する。
また、本発明は上記目的を達成するため、第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を送受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を送受信する第2の通信部と、前記第1の信号を受信し、その受信信号レベルを検出する第1のレベル検出部と、前記第2の信号を受信し、その受信信号レベルを検出する第2のレベル検出部と、を具備し、前記第1の通信部及び前記第2の通信部は、前記第1のレベル検出部及び第2のレベル検出部の情報に基づいて、前記第1の信号による通信の可否判定、前記第2の信号による通信の可否判定、及び前記通信線の不平衡判定を目的として、前記通信線が通信を行っていない状態における任意のタイミングで、前記通信線を介して前記第1の信号及び/又は前記第2の信号を送信することを特徴とするデータ伝送装置を提供する。
本発明によれば、既存のケーブル接続形態を継承しつつ、ユーザが、新規のデータ伝送方式に適合するか否かの判断を容易に行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るデータ伝送システムの一例を示す全体図である。このデータ伝送システム1は、本実施の形態においてシンク機器となる映像受信装置(テレビ)10と、ソース機器となるDVDレコーダ20と、映像受信装置10とDVDレコーダ20とを接続するとともに双方向の高速通信が可能なHMDIケーブル3から構成されており、HDMIケーブル3は、シンク機器とソース機器との間で複数の周波数の信号を同時に任意のタイミングで双方向に伝送可能な通信線300を有する。また、映像受信装置10には、アンテナに接続されたアンテナ線2と、IP(Internet Protocol)通信網に接続されたイーサネット(登録商標)ケーブル4が接続されている。
映像受信装置10は、DVDレコーダ20で再生されたDVDの映像及び音声のデータをHMDIケーブル3を介して伝送されることにより再生する。また、アンテナ線2に接続されたアンテナで受信したテレビジョン放送信号に基づく映像及び音声を出力する。また、イーサネット(登録商標)ケーブル4を介して受信したIPTV(Internet Protocol Television)に基づく映像及び音声を出力する。
また、映像受信装置10は、上記したテレビジョン放送信号のデータ及びIPTVに基づくデータ等をHDMIケーブル3に含まれる通信線300を介してDVDレコーダ20に高速で伝送可能に構成されている。
図2は、第1の実施の形態に係るデータ伝送システムを概略的に示すブロック図である。
映像受信装置10は、テレビジョン放送信号を受信するテレビ機能部110と、HDMI規格に準拠したデジタル映像信号を受信するHDMI機能部120と、イーサネット(登録商標)ケーブル4を介して伝送されるIPTVを受信するLAN(Local Area Network)機能部130と、テレビ機能部110、HDMI機能部120、及びLAN機能部130の出力を選択するセレクタ12と、ユーザの入力操作に基づいてリモートコントローラ10Aから送信された遠隔操作信号を受信する受信部10Bと、正面部に設けられてHDMIケーブル3の適合性に関するケーブル状態、差動信号と加動信号の双方向通信の可否についての情報を報知する情報表示部10Cと、セレクタ12から出力される映像信号に基づいて表示部11に映像を表示させる表示駆動部13と、セレクタ12から出力される音声信号に基づいてスピーカー14A,14Bに音声を出力させる音声駆動部15と、ユーザの手操作に基づく入力操作を行う操作部16と、映像受信装置10の各部を統括的に制御する制御部18と、制御部18のCPUが実行する制御プログラムを格納した読み出し専用メモリと、CPUに作業エリアを提供する読み出し書き込みメモリと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを含むメモリ部19とを有している。
テレビ機能部110は、TV(Television)入力端子111にアンテナ線2を介して接続されるアンテナ112によってテレビジョン放送信号を受信し、所定のチャンネルの信号を抽出するチューナ部113と、チューナ部113から出力される受信信号から映像信号V1及び音声信号A1に復元する信号処理部114とを有する。
HDMI機能部120は、HDMI端子121に接続され、DVDレコーダ20からHDMI端子121を介して受信したHDMI規格のデジタル映像信号を映像成分と音声成分とに分離するHDMI通信部100と、HDMI双方向通信部100Aから出力される映像成分と、HDMI通信部100から出力される音声成分をそれぞれV2,A2として出力している。また、HDMI機能部120は、HDMI通信部100に設けられる双方向通信部100Aで受信した差動信号に基づく映像信号を映像成分と音声成分とに分離してそれぞれV4,A4として出力する信号処理部122を有している。また、双方向通信部100Aは、前述の差動信号とともに後述する通信線300を介して伝送される信号(加動信号)を差動信号と分離して出力するように構成されている。HDMI端子121にはDVDレコーダ20のHDMI端子201と接続されるデジタル伝送バスとしてのHDMIケーブル3が接続されている。
LAN機能部130は、LAN端子131に接続されるイーサネット(登録商標)ケーブル4を介してIPTV放送信号を受信し、所定のチャンネルの信号を抽出するLAN通信部132と、LAN通信部132から出力される受信信号から映像信号V3及び音声信号A3に復元する信号処理部133とを有する。
セレクタ12は、テレビ機能部110から出力されたアナログの映像信号V1及び音声信号A1と、HDMI機能部120から出力されたアナログの映像信号V2及び音声信号A2と、LAN機能部130から出力されたアナログの映像信号V3及び音声信号A3とを選択的に切り換えて表示駆動部13及び音声駆動部15に出力する機能を有する。
DVDレコーダ20は、HDMI端子201に接続されているHDMIケーブル3を介して映像受信装置10のHDMI通信部100との間で双方向の高速データ伝送を行う双方向通信部200Aを含むHDMI通信部200と、DVD等の記録媒体202に対する記録及び再生を行う記録再生部203と、記録再生部203から供給されるエンコードデータを、ベースバンドの映像信号と音声信号にMPEGデコードし、そのベースバンドの映像信号と音声信号を、HDMI通信部200に供給するコーデック204と、HDMIケーブル3の適合性に関するケーブル状態、差動信号と加動信号の双方向通信の可否についての情報を報知する情報表示部20Aとを有する。記録再生部203は、コーデック204から出力されるエンコードデータや、HDMI通信部200から出力されるエンコードデータを記録することができる。
図3は、第1の実施の形態に係るデータ伝送路を部分的に示す概略構成図である。
本実施の形態において、ソース機器とシンク機器とを接続するデータ伝送路は、HDMI通信部200、HDMIケーブル3、及びHDMI通信部100とで構成されている。このデータ伝送路は、映像成分及び音声成分を含む映像信号を3つのTMDSチャンネル(Ch0、Ch1、Ch2)でソース機器からシンク機器に伝送するとともに、3つのTMDSチャンネルで伝送する画素データに同期したピクセルクロックをCKチャンネルで伝送する高速デジタル伝送路と、ケーブルの接続状態を示すPW+5V線、HPD線、機器の状態を制御するCEC線、EDIC情報を伝送するDDC線等の複数の信号線からなる情報伝送路で構成されている。
HDMI通信部200には、シンク機器が映像信号を受信する権限を有するか否かの認証を行うマイクロコンピュータ256と、HDMI通信部100に設けられる送受信部160と双方向のデータ伝送を行う通信部である送受信部260とが設けられている。
HDMI通信部100には、マイクロコンピュータ156と、本実施の形態におけるシンク機器である映像受信装置で表示可能な映像形式情報を格納するEDIDを記憶するEDIDメモリ157と、マイクロコンピュータ156によって駆動されてHPD線3JのH(High)レベル−L(Low)レベルを切り換えるスイッチ158と、HDMI通信部200に設けられる送受信部260と双方向のデータ伝送を行う通信部である送受信部160とが設けられている。
高速デジタル伝送路は、ソース機器から入力するRGB各8ビットの映像信号を10ビットのシリアルデータにエンコードするエンコーダ250と、エンコードされたRGB各10ビットのシリアルデータを差動信号に変換する差動アンプ251〜253と、ピクセルクロックを差動信号に変換する差動アンプ254と、差動アンプ251〜254から出力される差動信号を伝送する差動信号線3A〜3Hと、差動信号線3A〜3Hを介して伝送された差動信号をシンク機器側で受信して10ビットのシリアルデータに復号化する差動アンプ151〜154と、10ビットのシリアルデータを各8ビットの映像信号に復号化するデコーダ150とを有する。
情報伝送路は、ソース機器の電源とシンク機器のマイクロコンピュータ156とを接続するPW+5V線3Iと、ソース機器の送受信部260とシンク機器の送受信部160とを介して接続されてシンク機器の接続状態をソース機器に伝えるHPD線3Jと、HPD線3Jとともにシンク機器とソース機器との間の差動信号及び加動信号の伝送に用いられるNC線3Kと、機器間の相互制御を行うための情報を伝送するCEC線3Lと、シンク機器との間でHDCP認証に必要なデータを伝送するDDC線3M,3Nとを有する。
ここで、本明細書における加動信号とは、HPD線3J及びNC線3Kを介してソース機器とシンク機器との間を双方向に伝送される信号であって、HPD線3Jの信号成分とNC線3Kの信号成分とが同位相の信号をいう。これに対し、差動信号は、HPD線3Jの信号成分とNC線3Kの信号成分とが逆位相の信号をいう。
HPD線3J及びNC線3Kは、例えば、ツイストペア線からなる通信線300を構成しており、ソース機器とシンク機器との間でIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3に準拠したフレームに基づく差動信号及びCEA60958(通称S/PDIF(Sony/Philips Digital Interface Format))規格に基づく加動信号を伝送する双方向のデジタル伝送路として機能する。なお、通信線300を用いたデータ伝送については、上記した伝送方式以外の他の伝送方式で行うこともできる。
このHDMIケーブル3は、各線に対応してコネクタ310,311に設けられる端子310a〜310n,311a〜311nが、HDMI端子201,121の対応する各端子201a〜201n,121a〜121nに電気的に接続するように設けられている。
図4は、図3に示す第1の実施の形態の情報伝送路を部分的に示す図である。
シンク機器側の送受信部160においては、HDMI端子121の端子121jに接続される信号線161がHDMIケーブル3のHPD線3Jに接続される。信号線161は、送受信部160の外部に設けられる信号線162に接続されており、信号線162は抵抗171を介して電源Vccに接続されている。また、HDMI端子121の端子121kに接続される信号線167は、HDMIケーブル3のNC線3Kに接続される。信号線167は、送受信部160の内部に設けられる信号線166に接続されており、信号線166は抵抗170を介して電源Vccに接続されている。
信号線161にはコンデンサ180Aが接続されており、信号線167にはコンデンサ180Bが接続されている。信号線161と信号線167は、抵抗183Aを介して接続されるとともに、受信アンプ186A及び送信アンプ186Bにそれぞれ接続されている。受信アンプ186Aに接続される信号線190Aには、差動通信時にエコーキャンセラーとして機能する減算器187Aが設けられており、減算器187Aは送信アンプ186Bに接続される信号線190Bと接続されている。
信号線162は、信号線163と接続されており、信号線163にはコンデンサ181Aが接続されている。また、信号線166は、信号線168と接続されており、信号線168にはコンデンサ181Bが接続されている。この信号線163と信号線168は加算器185に接続されており、加算器185は受信アンプ186Cに接続されている。受信アンプ186Cに接続される信号線190Cには、加動通信時にエコーキャンセラーとして機能する減算器187Bが設けられており、減算器187Bは送信アンプ186Dに接続される信号線190Eと接続されている。
さらに信号線162は、信号線164と接続されており、信号線164にはコンデンサ182Aと、抵抗184Aとが接続されている。また、信号線166にはコンデンサ182Bと、抵抗184Bとが接続されている。この信号線164と信号線166は送信アンプ186Dに接続されている。
この送受信部160においては、信号線190Aが差動通信の出力線、信号線190Bが差動通信の入力線、信号線190Cが加動通信の出力線、信号線190Eが加動通信の入力線となっており、受信アンプ186A及び送信アンプ186Bは差動通信部(第1の通信部)を構成している。また、受信アンプ186C及び送信アンプ186Dは加動通信部(第2の通信部)を構成している。通信線300を介して伝送された送信信号は、加算器185で加算された後に受信アンプ186Cに出力され、受信アンプ186Cから加動側受信信号として信号線190Cに出力される。この加動側受信信号をLPF(Low-pass filter)191Bに通過させることによって低域信号(例えば、S/PDIF信号)が分離される。また、信号線190Cには信号線190Dが接続されている。信号線190Dは、送信信号に差動不平衡信号として重畳した差動信号の高域成分を分離するHPF(High-pass filter)191Aと、分離された高域成分を差動不平衡検出信号として検出する信号検出部192とを有する。
なお、ここでいう不平衡とは、HDMIケーブル3の通信線300を構成するNC線3Jの周波数特性とNC線3Kの周波数特性が異なることをいい、差動不平衡信号とは、通信線300を構成するHPD線3Jの周波数特性とNC線3Kの周波数特性とが異なることにより、HPD線3Jの差動信号成分とNC線3Kの差動信号成分とを加算してもゼロにならずに存在する信号をいう。
なお、DVDレコーダ20側に設けられるHDMI通信部200の送受信部260については、HDMI端子201jに接続される信号線261がHDMIケーブル3のHPD線3Jに接続され、信号線261が信号線262を介して信号線263及び信号線264に接続されるとともに抵抗271を介して接地される構成、そして、HDMI端子201kに接続される信号線267がHDMIケーブル3のHPD線3Jに接続される構成において相違するが、その他については送受信部160と同様の構成を有するので、重複する説明を省略する。
送受信部160における信号線161及び信号線167は、対になって差動伝送する差動信号線を構成しており、差動通信部である受信アンプ186A及び送信アンプ186Bと電気的に接続されて、HDMIケーブル3のHPD線3J,NC線3Kを介したデータ伝送を行うように構成される。
送受信部160における信号線162,163及び信号線166,168は、加動信号線を構成しており、受信側の信号線163,168は、加算器185で加算された加算信号が受信アンプ186Cに入力するように構成される。また、送信側の信号線164,166は、送信アンプ186Dから出力される同位相の送信信号がそれぞれ入力するように構成される。これら受信側及び送信側の加動信号線は、差動信号線を構成する信号線161,167と接続されている。
スイッチ158は、図3で説明したマイクロコンピュータ156によって駆動される。このスイッチ158の動作に基づいてHPD線3Jの信号レベルがHレベルからLレベル又はLレベルからHレベルに切り換えられる。スイッチ158の動作パターンに基づくHPD信号の出力については、表1に示す通りである。
Figure 2009194484
図5は、第1の実施の形態におけるデータ伝送の周波数帯域を示す図である。本実施の形態では、加動信号として周波数帯域f1〜f4のS/PDIF信号と、差動信号として周波数帯域f3〜f5の映像信号が通信線300のHPD線3JとNC線3Kを介して双方向に伝送されるが、加動信号と差動信号の一部の周波数帯域が重なっている。なお、HPD線3JはHPD信号を伝送するが、HPD信号の周波数帯域は、例えば、DCからf2にかけての周波数帯域である。
図6A(a)〜(f)は、第1の実施の形態の通信線でシンク機器側からソース機器側に伝送される送信信号の信号波形を示す図である。(a)及び(b)は、高域信号としての差動信号を示し、(a)は送信アンプ186Bの+側の信号波形、(b)は送信アンプ186Bの−側の信号波形である。また、(c)及び(d)は、低域信号としての加動信号を示し、(c)は送信アンプ186Dから信号線164に出力される信号波形、(d)は送信アンプ186Dから信号線166に出力される信号波形である。(e)は、信号線167に出力される信号波形であり、(a)に示す差動信号と(c)に示す加動信号とを足し合わせた信号である。(f)は、信号線161に出力される信号波形であり、(b)に示す差動信号と(d)に示す加動信号とを足し合わせた信号である。
図6B(g)〜(j)は、第1の実施の形態の通信線でシンク機器側からソース機器側に伝送された送信信号の信号波形を示す図である。(g)は図6A(e)に対応する受信信号の信号波形であり、(h)は図6A(f)に対応する受信信号の信号波形である。図6A(e)及び(f)の信号波形の形状と図6B(g)及び(h)の信号波形の形状とが異なるのは、送信信号が通信線300を介して伝送される際の減衰によるものであるが、通信線300を構成するHPD線3J及びNC線3Kの周波数特性が同じで平衡が得られていれば、HPD線3J及びNC線3Kの信号を加算することにより、差動信号成分が除かれて(i)に示す加動信号成分が得られる。また、HPD線3J及びNC線3Kの信号を減算することにより、(j)に示すように加動信号成分が除かれて差動信号成分が得られる。
図7は、HDMIケーブルの通信線における周波数特性を示し、(a)は第1の実施の形態におけるHDMIケーブルの周波数特性、(b)は比較例としての従来のHDMIケーブルの周波数特性を示す図である。
第1の実施の形態における信号伝送では、周波数が大になるにつれて信号減衰量が大になり、振幅が減少する傾向を示している。そのため図7(a)に示すように、加動側受信信号の周波数f1に対して差動側受信信号の周波数f2における振幅が減少している。
第1の実施の形態の通信線300を構成するHPD線3JとNC線3Kがツイストペア線である場合には、平衡が得られているので、図7(a)に示すようにHPD線3J,NC線3Kともに送信信号の振幅が同じように減少する。なお、ここで示す周波数f1,f2は、一例として加動側受信信号及び差動側受信信号の周波数帯域を代表する周波数を示している。
一方、通信線のHPD線とNC線との不平衡が生じていると、例えばHPD線の高域における信号減衰量がNC線の高域における信号減衰量よりも大になり、図7(b)に示すように周波数f2において、NC線3Kを伝送される送信信号の振幅ANCに対して、HPD線3Jを伝送される送信信号が振幅AHPDとなり、差動側受信信号に振幅差(ANC−AHPD)が生じることになる。
図8(a)〜(d)は、不平衡が生じている従来のHDMIケーブルのHPD線とNC線とを介して伝送された送信信号の信号波形例を示す図である。(a)はNC線の信号波形、(b)はHPD線の信号波形、(c)は(a)と(b)の送信信号を加算した加動受信信号の信号波形、(d)は(a)と(b)の送信信号を減算した差動受信信号の信号波形である。
HPD線とNC線との不平衡が生じていると、(a)に示すNC線の送信信号と(b)に示すHPD線の送信信号とが完全な逆位相の関係にならない。そのため、加算器(例えば、送受信部160の加算器185)で2つの送信信号を加算すると、差動信号の信号成分がゼロにならずに残存する。この残存した信号成分が不平衡の程度(ANC−AHPD)に応じた差動不平衡信号であり、加動信号に重畳して現れることとなる。
この第1の実施の形態では、図5、図6A、図6B、図7、及び図8に示すように差動信号が高域側で加動信号が低域側に配置された例であるが、周波数の配置の関係はこれに限定されず、差動信号が低域側で加動信号が高域側に配置されても良い。また、ケーブルの特性によっては低域側の周波数帯域においても不平衡が生じる場合もある。このような場合には、図8(d)に示す差動受信信号に加動信号成分が漏れてくるのでこれを検出しても良い。
次に、図面を参照しつつ、第1の実施の形態のデータ伝送システムの動作について、DVDレコーダ20から映像受信装置10へのデータ伝送について説明する。
まず、図4に示すソース機器側の送受信部260から、差動信号と加動信号とが足し合わされた送信信号がHDMIケーブル3の通信線300を介して出力されると、この送信信号はHDMI通信部100のHDMI端子121j,121kを介して信号線161,167に入力する。
この送信信号は、信号線161と信号線167,169を介して受信アンプ186Aに入力する。受信アンプ186Aは、HPD線3J及びNC線3Kを介して入力した2つの送信信号から加動信号を分離して差動信号を取り出し、所定の振幅となるように増幅して出力する。この増幅された信号は差動側受信信号として減算器187Aを介して信号線190Aに出力される。
また、送信信号は、信号線162,163及び信号線167,168を介して加算器185に入力する。加算器185は、HPD線3J及びNC線3Kを介して入力した2つの送信信号を加算することにより差動信号を分離して加動信号を取り出す。分離された加動信号は受信アンプ186Cに出力される。受信アンプ186Cは、加動信号を所定の振幅となるように増幅して出力する。この増幅された信号は加動側受信信号として減算器187Bを介して信号線190Cに出力される。
信号線190Cに設けられるLPF191Bは、加動側受信信号に含まれる所定の帯域の低域成分を通過させる。
また、加動側受信信号は、信号線190Cに接続された信号線190Dに設けられるHPF191Aに出力される。HPF191Aは、加動側受信信号に重畳した高域信号である差動信号成分を通過させて信号検出部192に出力する。信号検出部192は、差動信号成分を検出すると、図2に示す制御部18に差動不平衡検出信号を出力する。制御部18は、差動不平衡検出信号の入力に基づいて図1に示す情報表示部10CにHDMIケーブル3が不平衡ケーブルであることを表示させる。
図9(a)〜(d)は、映像受信装置に設けられる情報表示部の表示例を示す図である。情報表示部10Cは、差動通信不可表示部101と、加動通信不可表示部102と、不平衡ケーブル表示部103とを有し、通常は(a)に示すように表示が不可視であって、該当する表示項目が点灯すると視認可能となるように形成されている。各表示項目は、点灯時に識別が容易となるようにそれぞれ異なる色で点灯するが、点滅等の異なる表示パターンで表示されるようにしても良く、表示とともに映像受信装置10のスピーカー14Bから音声で表示内容が通知されるようにしても良い。なお、DVDレコーダ20に設けられている情報表示部20Aについても、情報表示部10Cと同様に形成されている。図9(c)及び(d)の表示については後述する。
映像受信装置10とDVDレコーダ20とを接続するHDMIケーブル3が不平衡ケーブルである場合、情報表示部10Cには図9(b)に示すように接続されているHDMIケーブル3が不平衡ケーブルであることを示す「CABLE」の表示が点灯する。なお、不平衡ケーブルであることをユーザに報知する方法はこれに限定されず、例えば、映像受信装置10の表示部11に表示させても良い。
図10は、映像受信装置の表示部に不平衡ケーブルである表示を表示させる図である。同図においては映像受信装置10の電源が投入されており、表示部11に映像表示が可能な状態であるが、説明を容易にするために映像表示については図示省略している。図10では、不平衡ケーブルであることを示す表示「CABLE」を表示部11の左下部に表示させるものとしたが、表示位置や表示形態についてはこれに限定されない。
(第1の実施の形態の効果)
上記した第1の実施の形態によると、差動通信部と加動通信部とを備えた送受信部によって差動信号と加動信号とを足し合わせた送信信号をHDMIケーブルの通信線を介して伝送するようにしたので、HDMIケーブルの不平衡に起因する差動不平衡信号が生じると加動側受信信号に重畳する。そのため、この差動不平衡信号を検出することでHDMIケーブルが通信品質を満足しない不平衡ケーブルであることをユーザに速やかに通知することができる。
上記したデータ伝送システム1では、映像受信装置10とDVDレコーダ20とを接続するHDMIケーブル3がソース機器とシンク機器間の双方向通信を実現し、かつ通信品質を満足するHDMIケーブルか、あるいは不平衡ケーブルであるかを外見から見分けることはできない。例えば、ユーザが所有している複数のHDMIケーブル3から任意の1本を選択し、映像受信装置10とDVDレコーダ20とを接続してデータ伝送を行ったときに、映像の乱れや音声出力不可等の現象が生じることで、ユーザは何らかの不具合が生じていることを認識する。しかしながら一般的なユーザでは、その不具合がHDMIケーブル3に起因すると直接的には判断できないので、第1の実施の形態で説明したように、差動不平衡信号を検出して当該機器に表示を行わせる構成を設けることで、HDMIケーブル3の適合性を容易に判断することができる。
第1の実施の形態では、DVDレコーダ20と映像受信装置10とがHDMIケーブル3の通信線300を介して通信することに基づくHDMIケーブルの状態について、映像受信装置10の情報表示部10Cに不平衡ケーブルであることを示す表示を行わせるものとしたが、これに限定されず、不平衡ケーブルであることを示す表示をDVDレコーダ20の情報表示部20Aに表示させるようにしても良い。
また、第1の実施の形態では、ソース機器及びシンク機器がともに差動通信部及び加動通信部を備えたものであるとしたが、HDMIケーブルで接続される機器同士が常に差動通信部や加動通信部を備えているとは限らない。そのため、HDMIケーブルで接続された機器が、差動通信部や加動通信部を備えているか否かを確認することができるとより好ましい。
図11は、第1の実施の形態で説明したDVDレコーダと映像受信装置とがHDMIケーブルで接続されたときに行う確認動作を示す図である。以下に、図3及び図4を参照しつつ確認動作について説明する。
まずユーザは、DVDレコーダ20のHDMI端子201にHDMIケーブル3のコネクタ310を接続し、映像受信装置10のHDMI端子121にHDMIケーブル3のコネクタ311を接続する。
次に、DVDレコーダ20は、HDMIケーブル3の接続に基づいてPW+5V信号を信号線3Iを介して映像受信装置10に伝送する。
次に、映像受信装置10は、PW+5V信号の入力に基づいてマイクロコンピュータ156がスイッチ158をONからOFFに切り換える。このことにより、HPD線3Jの信号レベルがLレベルからHレベルに切り換わる。
次に、HPD線3Jの信号レベルがLレベルからHレベルに切り換わったタイミングをトリガとして、DVDレコーダ20と映像受信装置10は、第1の規定時間Aにおける第1の双方向テスト通信を行う。この第1の双方向テスト通信は、トリガの発生タイミングからt1秒経過後にHDMIケーブル3を介してS/PDIFの周波数帯域に応じた加動信号が送信され、t2秒まで継続される。
次に、第2の規定時間Bにおける第2の双方向テスト通信を行う。t2秒から一定時間経過後のt3秒にHDMIケーブル3を介してS/PDIFの周波数帯域に応じた差動信号が送信され、t4秒まで継続される。ここで送信される差動信号は、第1の双方向テスト通信で送信されたS/PDIFの周波数帯域と同じ周波数の信号である。
次に、第3の規定時間Cにおける第3の双方向テスト通信を行う。t4秒から一定時間経過後のt5秒にHDMIケーブル3を介してイーサネット(登録商標)の周波数帯域に応じた差動信号が送信され、t6秒まで継続される。
第1の規定時間Aにおける第1の双方向テスト通信では、加動通信部の有無を確認することができる。加動通信部がない場合には相手側からの加動信号の送信が無いことから、情報表示部10C又は20Aでは、図示しない制御部によって図9(d)に示すように加動通信不可表示部102を点灯させる。
第2の規定時間Bにおける第2の双方向テスト通信では、差動信号部の有無を確認することができる。差動通信部がない場合には相手側からの差動信号の送信が無いことから、情報表示部10C又は20Aでは、図示しない制御部によって図9(c)に示すように差動通信不可表示部101を点灯させる。
第2の規定時間Bにおける第2の双方向テスト通信と、第3の規定時間Cにおける第3の双方向テスト通信では、互いに送信される信号について既知であることから、信号レベルの比較が可能であり、HDMIケーブル3の高域周波数特性を確認することができる。
第3の規定時間Cにおける第3の双方向テスト通信では、差動信号の振幅に基づいてHDMIケーブル3の平衡特性を確認することができる。HPD線3J及びNC線3Kを介して受信した差動信号を加算してゼロとならないとき、情報表示部10C又は20Aでは、図示しない制御部によって図9(b)に示すように「CABLE」の表示を点灯させる。
このように、映像受信装置10のHDMI通信部100とDVDレコーダ20のHDMI通信線200とが第1から第3の規定時間で差動信号又は加動信号による双方向テスト通信を行うことにより、通信機能の有無及びHDMIケーブル3の適合性を確認することができる。HDMIケーブル3については、例えば、上記した不平衡成分に基づいて不平衡の程度を映像受信装置10の表示部11にレベル表示するようにしても良い。また、HPD信号をトリガとして双方向テスト通信を同時に行うもの以外に、加動通信及び差動通信を行っていない状態において、任意のタイミングで一方の機器から他方の機器に対して差動信号又は加動信号をテスト信号として送信し、これをトリガとして、それを受けた側はその機能を保有していれば同じ周波数帯域の信号を予め定めた信号レベルで返すように双方向テスト通信するものとしてもよい。この場合には、テスト信号の送信後にテスト信号と同じ周波数帯域の信号について受信信号レベルが得られれば、他方の機器がテスト信号に反応し、その通信機能を保有していると判断できる。また、予め信号パターンが取り決められたテスト信号を一方の機器から送信し、これに応答して他方の機器から前述の信号パターンでテスト信号を返信させるようにしても良く、更に予め定めた信号レベルで返信させるようにしても良い。
また、上記したHPD線3Jを用いるトリガによらずに、例えば、NC線3Kを利用して双方向からトリガできる同様のトリガ信号を新規に定義しても良い。
図12は、第1の実施の形態に係る情報伝送路の他の構成を部分的に示す図である。この情報伝送路は、図4に示すHDMI通信部100の送受信部160に設けられる信号線166がスイッチ188を介して接地可能に構成されている。また、信号線166は抵抗185Aを有する信号線166Aを介してマイクロコンピュータ156に接続されている。このマイクロコンピュータ156は、信号線166Bを介してスイッチ188を駆動する。信号線166,166Aに接続されるNC線3Kは、マイクロコンピュータ156によってスイッチ188をON/OFF制御することにより、信号レベルがHレベルからLレベル及びLレベルからHレベルへ切り換えられる。また、マイクロコンピュータ156は、信号線158Aを介してスイッチ158を駆動する。
また、HDMI通信部200は、NC線3Kに接続される通信線267が送受信部260に設けられる信号線266,266Aを介してマイクロコンピュータ256に接続されている。HPD線3Jと接続される信号線262は、信号線265を介してマイクロコンピュータ256に接続される。なお、送受信部160,260は同様の構成を有するので、送受信部160の信号線166,166Aと同様に信号線266,266Aも抵抗を介してマイクロコンピュータ256に接続されるが図示省略しており、トリガ信号の送受信線部分についてのみ示している。
このような構成において、マイクロコンピュータ156は、通常時にNC線3Kの信号レベルをHレベルとしているとき、上記したトリガを出力する際には信号線166の信号レベルをHレベルからLレベルに切り換えることにより、NC線3Kに制御情報としてのトリガ信号を出力する制御情報通信部として機能する。このトリガ信号は、HDMI通信部200に設けられるマイクロコンピュータ256に信号線267及び266Aを介して伝送される。この場合、マイクロコンピュータ256は受信側の制御情報通信部として機能する。このようにトリガ信号を出力させた後、その一定時間後の相手側からの応答を検出することに基づいて、HDMI通信部100とHDMI通信部200とが双方向テスト送信を行うようにしても良い。この場合はHPD信号をトリガとする方式と異なり、DVD側からトリガ信号を出力することもできる。この場合は送信側でNC線3Kの信号レベルを所定値以下(HレベルからLレベル)に切り換えることでトリガ信号を出力し、受信側ではNC線3Kの信号レベルが所定値以下に変化(HレベルからLレベルに変化)したことを検出することでトリガ信号が出力されたことを認識するようにしたが、これに限定されず、送信側と受信側の制御情報通信部でトリガ信号をどのように伝送するかについて、予め取り決めておけば良い。
なお、図12においてはNC線3Kの信号レベルをスイッチ188のON/OFF制御に基づいて切り換えるものとしたが、例えば、スイッチ188を設けずに信号線166をマイクロコンピュータ156に接続し、マイクロコンピュータ156でスイッチングを行うことにより、NC線3Kの信号レベルを切り換えるようにしても良い。
(第2の実施の形態)
図13は、第2の実施の形態に係るデータ伝送システムの一例を示す全体図である。なお、第2の実施の形態における機器間の通信回路については、第1の実施の形態で説明した通信回路と同様に構成されている。以下の説明において、第1の実施の形態と同一の構成及び機能を有する部分については同一の符号を付している。
このデータ伝送システム1は、映像受信装置10と、DVDレコーダ20と、映像受信装置10及びDVDレコーダ20に接続されるAVアンプ30と、AVアンプ30に接続されたスピーカー50L,50Rと、ケーブル60を介して放送信号を受信するセットトップボックス40と、公衆回線70に接続されるとともにイーサネット(登録商標)ケーブル4を介して映像受信装置10に接続されるモデム80と、映像受信装置10でアナログ方式の地上放送を受信するためのアンテナ90と、映像受信装置10で衛星放送を受信するための衛星放送受信アンテナ95とを有し、DVDレコーダ20とAVアンプ30とが第1の実施の形態で説明した通信線300を有するHDMIケーブル31で接続され、AVアンプ30と映像受信装置10とが通信線300を有するHDMIケーブル32によって接続され、セットトップボックス40と映像受信装置10とが通信線300を有するHDMIケーブル33によって接続されている。
AVアンプ30及びセットトップボックス40は、第1の実施の形態で説明した映像受信装置10のものと同様に、差動信号と加動信号の双方向通信の可否と、HDMIケーブルの不平衡を報知する情報表示部30A,40Aを正面部に有している。
図14は、第2の実施の形態の映像受信装置に設けられる情報表示部の表示を示す図である。第2の実施の形態における映像受信装置10は、2つのHDMI端子とHDMI通信部を有しているので、情報表示部10Cについても2つのHDMI端子に対応した表示が可能となるように構成されている。同図においては2系統(LINE1,2)に対応して、差動通信不可表示部101A,101Bと、加動通信不可表示部102A,102Bと、不平衡ケーブル表示部103A,103Bとが設けられている。第2の実施の形態では、LINE1がAVアンプ30接続側、LINE2がセットトップボックス40接続側となる。
このデータ伝送システム1において、DVDレコーダ20でDVDを再生し、映像を映像受信装置10の表示部11に表示させるとともに、AVアンプ30に接続されたスピーカー50L,50Rから音声を出力する場合について以下に説明する。
DVDレコーダ20は、再生されたDVDの映像信号をHDMIケーブル31を介してAVアンプ30に出力する。AVアンプ30は、DVDレコーダ20からシリアルデータで伝送された映像信号をHDMIケーブル32を介してさらに映像受信装置10に伝送するとともに、シリアルデータから抽出し、デコードすることにより得られるアナログの音声信号をスピーカー50L,50Rに出力する。このようなシステム構成では、AVアンプ30で音量等の調整を行うことにより、映像受信装置10の表示部11に表示される映像に合わせた臨場感のある音声出力が可能となる。
次に、映像受信装置10でテレビジョン放送信号を受信し、その音声をAVアンプ30を介してスピーカー50L,50Rから出力させたい場合について説明する。
このデータ伝送システム1では、映像受信装置10の音声信号をS/PDIF信号としてHDMIケーブル32の通信線300を介してAVアンプ30に伝送する。映像受信装置10とAVアンプ30は、差動通信部と加動通信部とを備えた送受信部を有しており、S/PDIF信号は、第1の実施の形態で説明した加動信号として通信線300を介して伝送される。AVアンプ30は、通信線300を介して伝送されたS/PDIF信号をアナログの音声信号に変換してスピーカー50L,50Rに出力する。
ここで、AVアンプ30と映像受信装置10とを接続しているHDMIケーブル32が不平衡ケーブルであるとき、映像受信装置10の情報表示部10CにおけるLINE1側に不平衡ケーブルであることを示す「CABLE」の表示がなされる。なお、この「CABLE」の表示をAVアンプ30の情報表示部30Aに表示しても良く、情報表示部10C,30Aで表示しても良い。
ユーザは、情報表示部10Cの表示に基づいて、不平衡ケーブルを双方向通信に対応したHDMIケーブル31に交換する。交換後、双方の機器に設けられる送受信部160,260は、ケーブル接続された機器と通信を行うことにより、加動通信部及び差動通信部の有無、HDMIケーブルの適合性の確認を行う。加動通信及び差動通信が可能で、HDMIケーブルが双方向通信に適合しているとき、情報表示部10C,30Aは非表示となる。
また、セットトップボックス40と映像受信装置10との間においても、AVアンプ30と映像受信装置10との場合と同様に機器間で加動通信部及び差動通信部の有無、HDMIケーブルの適合性の確認が行われる。
上記した説明は音声信号の伝送についてであるが、第2の実施の形態では、映像受信装置10及びAVアンプ30が加動通信部及び差動通信部を備えた送受信部160,260を有しているので、モデム80からイーサネット(登録商標)ケーブル4Aを介して映像受信装置10に入力する映像や音声等の高周波数帯域の信号を、例えば、映像受信装置10を介してAVアンプ30やDVDレコーダ20に通信品質の低下を生じることなく伝送することもできる。また、映像等の信号以外にも、例えば、図2に示すリモートコントローラ10Aの操作信号をAVアンプ30やDVDレコーダ20に伝送し、これらの機器の動作を制御することもできる。
図15は、第1の実施の形態で説明した通信線が存在しない場合のデータ伝送システムの一例を示す全体図である。
図15に示すデータ伝送システム1Aは、図13で説明したHDMIケーブル32に代えて、通常のHDMIケーブル5によって映像受信装置10とAVアンプ30とを接続するとともに、映像受信装置10からAVアンプ30へ音声信号を伝送するS/PDIFケーブル6を設けている。また、DVDレコーダ20は、モデム80との間にイーサネット(登録商標)ケーブル4Bが接続されている。
このデータ伝送システム1Aでは、映像受信装置10の音声信号をS/PDIFケーブル6を介してAVアンプ30に伝送するものである。そのため、映像受信装置10とAVアンプ30との間に少なくとも2本のケーブルを必要とする。また、イーサネット(登録商標)ケーブル4Aを介して映像受信装置10に入力する映像や音声等の高周波数帯域の信号についてはAVアンプ30へ伝送できないので、DVDレコーダ20が映像や音声等の高周波数帯域の信号を受信するには、モデム80との間にイーサネット(登録商標)ケーブル4Bを接続する必要があり、通信ケーブルの本数が増えるだけでなく結線が煩雑になる。
(第2の実施の形態の効果)
上記した第2の実施の形態によると、双方向通信が可能な通信線300を有するHDMIケーブル31,32,及び33で映像受信装置10,DVDレコーダ20,AVアンプ30,及びセットトップボックス40とを接続したので、第1の実施の形態の好ましい効果に加えて結線の煩雑化を防ぎつつ、低周波数帯域から高周波数帯域にかけての広域にわたる信号を双方向に任意のタイミングで高速伝送することができる。
(第3の実施の形態)
図16は、第3の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。このHDMI通信部100,200は、加動通信の周波数帯域(低周波数帯域)で不平衡が生じる場合にこれを検出できるようにしたものである。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態で説明したHDMI通信部100に設けられる送受信部160の信号線190AにHPF191Aを設けるとともに、信号線190Aに接続される信号線190DにLPF191Bと、信号検出部192とを設けた構成を有する。
HPF191Aは、受信アンプ186Aから出力される差動側受信信号を通過させることにより、高域成分を分離する。
LPF191Bは、アンプ出力信号に加動不平衡信号として重畳した加動信号の低域成分を分離する。分離された低域成分は信号検出部192で加動不平衡検出信号として検出される。
(第3の実施の形態の効果)
上記した第3の実施の形態によると、低周波数帯域で不平衡が生じるHDMIケーブルについても加動不平衡信号の検出が可能となる。この加動不平衡信号を検出することでHDMIケーブルが不適合であることをユーザに速やかに通知することができる。
また、第3の実施の形態のHDMI通信部についても、第1の実施の形態で説明した第1から第3の双方向テスト通信を行うことにより、通信機能の有無及びHDMIケーブル3の加動信号帯域における適合性を確認することができる。
(第4の実施の形態)
図17は、第4の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。このHDMI通信部100は、通信線300を介して伝送された送信信号の減衰によって差動不平衡信号の検出性が低下することを防ぐようにしたものである。
第4の実施の形態では、HDMI通信部100は、送受信部160の信号線190AにHPF191Aと、HPF出力を加動側受信信号191Bの出力の振幅と同レベルに補正するゲインコントロール部(GC)193Aと、ゲインコントロール部(GC)193Aの後段に設けられる信号検出部(DET)196Aとを有する。
また、HDMI通信部100は、信号線190CにLPF191Bを設けるとともに、LPF191Bの後段で信号線190Cに接続される信号線190Gに設けられる信号検出部(DET)196Bを有する。また、信号線190Cに接続される信号線190Dには、HPF191Cと、ゲインコントロール部(GC)193Bと、加動側受信信号に重畳した差動不平衡検出信号を検出する信号検出部(DET)196Cとが設けられている。
信号検出部(DET)196Aと信号検出部(DET)196Bの出力は、受信信号レベルとして出力される。差動側受信信号の受信信号レベルは、信号検出部(DET)196Aの後段で信号線190Aに接続される信号線190Jを介して信号比較部(LEVEL)195に出力される。加動側受信信号の受信信号レベルは、信号検出部(DET)196Bの後段で信号線190Gに接続される信号線190Kを介して信号比較部(LEVEL)195に出力される。
信号比較部(LEVEL)195は、加動側受信信号の振幅と差動側受信信号の振幅とをレベル比較して比較信号を出力する。この比較信号は、信号線190Hに設けられる積分器(INT)194に出力される。積分器(INT)194は、信号検出部(DET)196Aの出力(振幅)が信号検出部(DET)196Bの出力(振幅)と同レベルになるまで比較信号を積分してゲインコントロール部(GC)193Aに出力する。また、ゲインコントロール部(GC)193Bには、ゲインコントロール部(GC)193Aのゲイン制御が信号線190Fを介して入力する。
図18(a)及び(b)は、加動側受信信号及び差動側受信信号の振幅を示し、(a)は差動側受信信号の補正前、(b)は差動側受信信号の補正後を示す図である。
図18(a)に示すように、HDMIケーブルを介して加動信号と差動信号とを足し合わせた通信を行った際に信号が減衰し、低域成分である加動側受信信号の振幅A1に対して、高域成分である差動側受信信号の振幅A2が小になっている。このHDMIケーブルは不平衡を生じており、差動不平衡検出信号が差動側受信信号に重畳しているが、その振幅A3が図17に示す信号検出部(DET)196Cで検出可能な振幅下限A0を下回っていると、信号検出部(DET)196Cは差動不平衡検出信号を検出することができない。この場合には、HDMIケーブルに不平衡が生じているにもかかわらず、不平衡を検出できないために適合品と誤判断されてしまう。なお、図5においては加動通信の周波数帯域と差動信号の周波数帯域とが重なっていたが、図18ではHPF特性がLPF特性と重なってはいない。これは、差動信号レベルを検出することが目的であり、差動信号情報を復号することが目的ではないことから、信号帯域の重なりによる誤検出を少なくするためである。
そこで、加動側受信信号の振幅と差動側受信信号の振幅とを比較し、図18(b)に示すように、差動側受信信号の振幅を加動側受信信号の振幅A1と同レベルに補正するとともに、図17に示すゲインコントロール部(GC)193Aからゲインコントロール部(GC)193Bにも信号補正量を出力して信号レベルを補正することで、差動不平衡検出信号の振幅についても同様に補正される。このことより補正前の振幅A3から、信号検出部196Cで検出可能な振幅下限A0を上回る振幅A4に補正されている。
(第4の実施の形態の効果)
上記した第4の実施の形態によると、信号の減衰に伴って差動不平衡検出信号の振幅が小になる場合であっても、同じHDMIケーブルを伝送された加動信号の信号レベルを参照して減衰した差動側受信信号と差動不平衡検出信号とを補正するので、HDMIケーブルの適合性を正確に判断することができる。
(第5の実施の形態)
図19は、第5の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。このHDMI通信部100は、第4の実施の形態に加えてさらに差動不平衡検出前の加動側受信信号の振幅を補正するものであり、信号線190Hに接続されて積分器(INT)194の出力をゲインコントロール部(GC)193Bに出力する信号線190Fと、LPF191B及びHPF191Cよりも前段の信号線190Cに設けられて、信号検出部(DET)196Bで検出された加動側受信信号の受信信号レベルに基づくゲイン制御を行うゲインコントロール部(GC)193Cとを有する。
(第5の実施の形態の効果)
上記した第5の実施の形態によると、LPF191Bを通過し、規定したレベルに補正された加動側受信信号に基づいて加動側受信信号の振幅を補正するので、低域でのHDMIケーブルの伝送特性差に起因する適合性の誤判断をより少なくすることができる。
(第6の実施の形態)
図20は、第6の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。このHDMI通信部100は、差動側受信信号と、加動側受信信号と、差動不平衡検出信号とをスイッチ199の切り換えにより時分割でマイクロコンピュータ156に入力することで検出するようにしたものである。
スイッチ199は、信号線190Sを介して接続されたマイクロコンピュータ156によって駆動される可動端子199Aを有する。可動端子199Aは、信号線190Pに接続されており、信号線190Pには信号波形を整形する整流器(REC)197と、アナログ/デジタル変換器(A/D)198Bが設けられてマイクロコンピュータ156に接続されている。また、固定端子199Bは、差動側受信信号の信号線190Aに接続されており、信号線190AにはHPF191Aとゲインコントロール部(GC)193Aが設けられている。また、固定端子199Cは、加動側受信信号の信号線190Cから分岐した信号線190Mに接続されており、信号線190MにはHPF191Cとゲインコントロール部(GC)193Bが設けられている。また、固定端子199Dは、加動側受信信号の信号線190Cから分岐した信号線190Nに接続されている。
また、マイクロコンピュータ156は、信号線190Tを介してデジタル/アナログ変換器(D/A)198Aと接続されている。デジタル/アナログ変換器(D/A)198Aは、信号線190Q及び信号線190Rを介してゲインコントロール部(GC)193A及び193Bに接続されており、マイクロコンピュータ156から出力される信号補正量に基づいてゲインコントロール部(GC)193A及び193Bのゲインを制御している。
このHDMI通信部100では、スイッチ199の可動端子199Aをまず固定端子199Dに接続することにより、加動側受信信号の第1のレベルを検出し、スイッチ199の可動端子199Aを固定端子199Bに接続することにより、差動側受信信号の第2のレベルを加動側受信信号の第1のレベルに等しくなるように、整流器(REC)197、アナログ/デジタル変換器(A/D)198Bを介してマイクロコンピュータ156に入力して比較し、マイクロコンピュータ156から制御量をデジタル/アナログ変換器(D/A)198Aを介して出力することによってゲインコントロール部(GC)193A及び193Bのゲインを制御する。ゲインが等しくなったら、スイッチ199の可動端子199Aを固定端子199Cに接続して加動側受信信号に漏れている差動信号のレベルを検出する。このとき、差動信号のレベルがある一定値以下であれば、通信に適した平衡のとれたケーブルであると判定できる。
(第6の実施の形態の効果)
上記した第6の実施の形態によると、減衰した差動側受信信号と差動不平衡検出信号とを補正するにあたってHDMI通信部100に設けられるマイクロコンピュータ156を用いても、HDMIケーブルの適合性を正確に判断することができる。特に、図11に示すように、時分割で搬送波のみを送受信するテスト通信の場合は、デジタル量を記憶しておける本方式がより精度を得ることができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
例えば、上記したように信号レベルの比較において、S/PDIF通信の受信レベルを基準としたが、その周波数の送信レベルを基準としても良い。
第1の実施の形態に係るデータ伝送システムの一例を示す全体図である。 第1の実施の形態に係るデータ伝送システムを概略的に示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るデータ伝送路を部分的に示す概略構成図である。 図3に示す第1の実施の形態の情報伝送路を部分的に示す図である。 第1の実施の形態におけるデータ伝送の周波数帯域を示す図である。 (a)〜(f)は、第1の実施の形態の通信線でシンク機器側からソース機器側に伝送される送信信号の信号波形を示す図である。 (g)〜(j)は、第1の実施の形態の通信線でシンク機器側からソース機器側に伝送された送信信号の信号波形を示す図である。 HDMIケーブルの通信線における周波数特性を示し、(a)は第1の実施の形態におけるHDMIケーブルの周波数特性、(b)は比較例としての従来のHDMIケーブルの周波数特性を示す図である。 (a)〜(d)は、不平衡が生じている従来のHDMIケーブルのHPD線とNC線とを介して伝送された送信信号の信号波形例を示す図である。 (a)〜(d)は、映像受信装置に設けられる情報表示部の表示例を示す図である。 映像受信装置の表示部に不平衡ケーブルである表示例を表示させる図である。 第1の実施の形態で説明したDVDレコーダと映像受信装置とがHDMIケーブルで接続されたときに行う確認動作を示す図である。 第1の実施の形態に係る情報伝送路の他の構成を部分的に示す図である。 第2の実施の形態に係るデータ伝送システムの一例を示す全体図である。 第2の実施の形態の映像受信装置に設けられる情報表示部の表示を示す図である。 第1の実施の形態で説明した通信線が存在しない場合のデータ伝送システムの一例を示す全体図である。 第3の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。 第4の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。 (a)及び(b)は、加動側受信信号及び差動側受信信号の振幅を示し、(a)は差動側受信信号の補正前、(b)は差動側受信信号の補正後を示す図である。 第5の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。 第6の実施の形態に係るHDMI通信部の構成を示す図である。
符号の説明
1,1A…データ伝送システム、2…アンテナ線、3,31,32,33…HDMIケーブル、3A〜3H…差動信号線、3I…PW+5V線、3J…HPD線、3K…NC線、3L…CEC線、3M,3N…DDC線、4,4A,4B…イーサネット(登録商標)ケーブル、5…HDMIケーブル、6…S/PDIFケーブル、10…映像受信装置、10A…リモートコントローラ、10C,20A,30A,40A…情報表示部、10B…受信部、11…表示部、12…セレクタ、13…表示駆動部、14A,14B…スピーカー、15…音声駆動部、16…操作部、18…制御部、19…メモリ部、20…DVDレコーダ、30…AVアンプ、40…セットトップボックス、50L,50R…スピーカー、60…ケーブル、70…公衆回線、80…モデム、90…アンテナ、95…衛星放送受信アンテナ、100,200…HDMI通信部、100A,200A…双方向通信部、101,101A,101B…差動通信不可表示部、102,102A,102B…加動通信不可表示部、103,103A,103B…不平衡ケーブル表示部、110…テレビ機能部、111…TV入力端子、112…アンテナ、113…チューナ部、114…信号処理部、120…HDMI機能部、121…HDMI端子、121j,121k…HDMI端子、122…信号処理部、130…LAN機能部、131…LAN端子、132…LAN通信部、133…信号処理部、150…デコーダ、156…マイクロコンピュータ、157…EDIDメモリ、158…スイッチ、158A…信号線、160,260…送受信部、161〜169…信号線、170,171…抵抗、180A,180B…コンデンサ、181A,181B…コンデンサ、182A,182B…コンデンサ、183A,184A,184B,185A…抵抗、185…加算器、186A,186C…受信アンプ、186B,186D…送信アンプ、187A…減算器、187B…減算器、188…スイッチ、190A〜190T…信号線、192…信号検出部、193A〜193C…ゲインコントロール部、194…積分器、195…信号比較部、196A〜196C…信号検出部、197…整流器、199…スイッチ、199A…可動端子、199B〜199D…固定端子、201,121…HDMI端子、201j,201k…HDMI端子、202…記録媒体、203…記録再生部、204…コーデック、250…エンコーダ、251〜254…差動アンプ、256…マイクロコンピュータ、261〜267…信号線、271…抵抗、300…通信線、310,311…コネクタ

Claims (14)

  1. 第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、
    前記第2の通信部で受信した受信信号のうち前記第1の信号成分として現れる不平衡信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部で検出された前記不平衡信号の信号レベルが所定値以上である場合に、前記通信線における不平衡を報知する報知部と
    を具備することを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、
    前記第1の信号の受信信号レベルを検出する信号検出部と、
    前記第1の信号の受信信号レベルに基づいて前記通信線を介して接続された通信相手が前記第1の信号による通信機能を有するか否かを報知する報知部と
    を具備することを特徴とするデータ伝送装置。
  3. 第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、
    前記第2の信号の受信信号レベルを検出する信号検出部と、
    前記第2の信号の受信信号レベルに基づいて前記通信線を介して接続された通信相手が前記第2の信号による通信機能を有するか否かを報知する報知部と
    を具備することを特徴とするデータ伝送装置。
  4. 第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を受信する第1の通信部と、前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を受信する第2の通信部とを有する通信部と、
    前記第1の通信部で受信した受信信号のうち前記第2の信号成分として現れる不平衡信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部で検出された前記不平衡信号の信号レベルが所定値以上である場合に、前記通信線における不平衡を報知する報知部と
    を具備することを特徴とするデータ伝送装置。
  5. 前記第1の通信部は、第1の周波数帯域の前記第1の信号を受信し、
    前記第2の通信部は、第2の周波数帯域の前記第2の信号を受信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  6. 前記第2の通信部は、前記通信線を介して受信した前記第1の信号及び前記第2の信号を含む受信信号から前記第1の信号成分を分離することを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
  7. 前記第1の通信部は、前記通信線を介して受信した前記第1の信号及び前記第2の信号を含む受信信号から前記第2の信号成分を分離することを特徴とする請求項4に記載のデータ伝送装置。
  8. 前記通信線は、前記第1の信号と周波数帯域の一部が重なる前記第2の信号とを前記第1の通信部及び前記第2の通信部との間に伝送させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  9. 前記通信部は、前記第1の線又は前記第2の線を介して伝送される制御情報の送信タイミング又は受信タイミングをトリガとして、前記第1の信号及び前記第2の信号を予め定めた順で送信するとともに、通信相手から前記通信線を介して受信した前記第1の信号及び前記第2の信号の受信状態に基づいて前記第1の信号による通信の可否判定、前記第2の信号による通信の可否判定、及び前記通信線の不平衡判定を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  10. 前記通信部は、前記通信相手から前記第1の信号又は前記第2の信号の受信がないとき、前記通信相手が前記第1の信号又は前記第2の信号の通信機能を有しないとして前記報知部に通信不可を表示させることを特徴とする請求項2又は3に記載のデータ伝送装置。
  11. 前記通信部は、通信相手から前記通信線を介して受信した前記第1の信号又は前記第2の信号について信号レベルを補正した補正信号によって前記通信線の不平衡判定を行うことを特徴とする請求項1又は4に記載のデータ伝送装置。
  12. 前記通信部は、前記通信線が通信を行っていない状態における任意のタイミングで前記通信線を介して前記第1の信号又は前記第2の信号を送信し、通信相手から前記通信線を介して前記第1の信号又は前記第2の信号を受信することにより、前記第1の信号又は前記第2の信号による通信の可否判定、及び前記通信線の不平衡判定を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ伝送装置。
  13. 第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を送信する第1の通信部と、
    前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を送信する第2の通信部と、
    前記第1の線又は前記第2の線の一方を用いた制御情報を送信又は受信する制御情報通信部と、
    を具備し、
    前記第1の通信部及び前記第2の通信部は、前記制御情報の送信又は受信のタイミングをトリガとし、前記第1の通信の可否、前記第2の通信の可否、又は前記通信線の不平衡検出を目的として、予め定めた順で、前記第1の信号及び/又は前記第2の信号の送信を行うことを特徴とするデータ伝送装置。
  14. 第1の線と第2の線とで対をなす通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが逆位相で伝送される第1の信号を送受信する第1の通信部と、
    前記通信線を介して伝送され、前記第1の線の信号と前記第2の線の信号とが同位相で伝送される第2の信号を送受信する第2の通信部と、
    前記第1の信号を受信し、その受信信号レベルを検出する第1のレベル検出部と、前記第2の信号を受信し、その受信信号レベルを検出する第2のレベル検出部と、
    を具備し、
    前記第1の通信部及び前記第2の通信部は、前記第1のレベル検出部及び第2のレベル検出部の情報に基づいて、前記第1の信号による通信の可否判定、前記第2の信号による通信の可否判定、及び前記通信線の不平衡判定を目的として、前記通信線が通信を行っていない状態における任意のタイミングで、前記通信線を介して前記第1の信号及び/又は前記第2の信号を送信することを特徴とするデータ伝送装置。
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