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JP2009188675A - 無線通信システム、基地局装置、移動局装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、移動局装置および無線通信方法 Download PDF

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JP2009188675A JP2008025699A JP2008025699A JP2009188675A JP 2009188675 A JP2009188675 A JP 2009188675A JP 2008025699 A JP2008025699 A JP 2008025699A JP 2008025699 A JP2008025699 A JP 2008025699A JP 2009188675 A JP2009188675 A JP 2009188675A
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大一郎 中嶋
Shoichi Suzuki
翔一 鈴木
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Abstract

【課題】複数の仮想リソースブロックを割り当てられた移動局装置においても、優れた周波数ダイバーシチ効果を得ること
【解決手段】分散送信を行う基地局装置において、仮想リソースブロックから分割された信号群を配置する物理リソース割当単位の組合せと、該組合せの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記組合せを纏めた仮想リソースブロックユニットセットに属する物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における順番の開始位置と連続数とを、移動局装置各々について決定するリソース対応付部と、この開始位置と連続数とを表す情報とを含む無線リソース割り当て情報を生成する割当情報生成部と、リソース対応付部の決定に従い、仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重する多重部とを具備することを特徴とする基地局装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置、移動局装置および無線通信方法に関する。
セルラー移動通信の第三世代(3G)無線アクセス方式として、W‐CDMA(Wideband Code Division Multiple Access;広帯域符号分割多元接続)方式が3GPP(3rd Generation Partnership Project;第三世代パートナーシッププロジェクト)において標準化され、同方式によるセルラー移動通信サービスが開始されている。また、3Gの進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access;以下、「EUTRA」という)及び3Gネットワークの進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)が検討されている。
EUTRAの下りリンクとして、マルチキャリア送信であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式が提案されている。また、EUTRAの上りリンクとして、シングルキャリア送信であるDFT(Discrete Fourier Transform;離散フーリエ変換)−Spread OFDM方式のシングルキャリア通信方式が提案されている。
ここで、EUTRAにおけるチャネルの構造について、その概略を図64に示す。基地局装置BS1は、移動局装置UE1、UE2、UE3と無線通信を行う。EUTRAの基地局装置から移動局装置への無線通信の下りリンクは、下りリンクパイロットチャネルと、下りリンク同期チャネルと、報知チャネルと、下りリンク制御チャネルと、下りリンク共有データチャネルと、制御フォーマットインディケータチャネルと、下りリンクHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)インディケータチャネルとにより構成されている。また、EUTRAの移動局装置から基地局装置への無線通信の上りリンクは、上りリンクパイロットチャネルと、ランダムアクセスチャネルと、上りリンク制御チャネルと、上りリンク共有データチャネルとにより構成されている。
図65は、EUTRAにおける下りリンクフレームの概略構成を示す図である(非特許文献1)。縦軸は周波数領域、横軸は時間領域を表している。下りリンクフレームは、集中(Localized)送信の無線リソース割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯および時間帯からなるPRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)ペアから構成されている。基本的に1物理リソースブロックPRBペアは2個の時間領域で連続する物理リソースブロックPRBから構成される。
1個の物理リソースブロックPRBは周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のOFDMシンボルから構成される。システム帯域幅は、基地局装置の通信帯域幅である。時間領域においては、7個のOFDMシンボルから構成されるスロット、2個のスロットから構成されるサブフレーム、10個のサブフレームから構成される無線フレームがある。なお、1個のサブキャリアと1個のOFDMシンボルから構成されるユニットをリソースエレメントと呼ぶ。また、下りリンクフレームではシステム帯域幅に応じて複数の物理リソースブロックPRBが配置される。
各サブフレームには少なくとも、情報データの送信に用いる下りリンク共有データチャネル、制御データの送信に用いる下りリンク制御チャネルが配置される。下りリンク共有データチャネル及び下りリンク制御チャネルのチャネル推定に用いる下りリンクパイロットチャネルについては図示せず、その配置の説明は後述する。図65では、下りリンク制御チャネルはハッチングを施したリソースエレメントによって示すように、サブフレームの1番目と2番目と3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルはその他のOFDMシンボルに配置された場合を示している。下りリンク制御チャネルが配置されるOFDMシンボルはサブフレーム単位で変化する。
なお、図65において図示は省略しているが、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数を示す制御フォーマットインディケータチャネルは1OFDMシンボル目の予め決められた周波数位置に配置される。下りリンク制御チャネルは1番目のOFDMシンボルのみに配置されたり、1番目と2番目のOFDMシンボルに配置されたりする。また、同様に、図65において図示は省略しているが、下りリンクHARQインディケータチャネルは1番目のOFDMシンボル、または1番目から3番目までのOFDMシンボルに亘って配置され、下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDMシンボル数、1つの下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDM数は報知チャネルによって示される。
なお、同一のOFDMシンボルにおいて下りリンク制御チャネルと下りリンク共有データチャネルは一緒に配置されない。下りリンク制御チャネルには、移動局識別子または移動局群識別子、下りリンク共有データチャネルの無線リソース割り当て情報、マルチアンテナ関連情報、変調方式、符号化率、ペイロードサイズ、再送パラメータなどが配置される。
図66は、EUTRAの下りリンクにおける1物理リソースブロックPRBペア内の下りリンクパイロットチャネルの配置を説明する図である。図66において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域を表している。ここでは、基地局装置が4本の送信アンテナ(送信アンテナ1、送信アンテナ2、送信アンテナ3、送信アンテナ4)を有する場合について説明する。図66において、R1は送信アンテナ1が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、R2は送信アンテナ2が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、R3は送信アンテナ3が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、R4は送信アンテナ4が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表す。
なお、基地局装置が2本の送信アンテナのみを有する場合は、2番目のOFDMシンボルにおけるリソースエレメントR3とR4では下りリンク制御チャネルが送信され、9番目のOFDMシンボルにおけるリソースエレメントR3とR4では下りリンク共有データチャネルが送信される。なお、4本の送信アンテナを有する基地局装置は、送信アンテナ3と送信アンテナ4の下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントR3とR4の送信を時間領域で適応的に制御することができる。すなわち、基地局装置は、あるサブフレームでは上述のように下りリンクパイロットチャネルであるリソースエレメントR3、R4を配置し、あるサブフレームではリソースエレメントR3、R4を配置せず、下りリンクパイロットチャネルとしてはリソースエレメントR1、R2のみを配置する。この下りリンクパイロットチャネルの配置情報は報知チャネルによって示される。
なお、本発明とは関連性がないため、報知チャネル、下りリンク同期チャネルに関する説明の詳細は省略するが、報知チャネル、下りリンク同期チャネルは、予め決められたサブフレームの予め決められたリソースエレメントに配置される。
EUTRAでは、下りリンクについて複数の送信方法が検討されている。移動局装置から基地局装置にフィードバックされるCQI(Channel Quality Indicator;チャネル品質指標)に基づいて基地局装置が無線伝播路品質の良い移動局装置に物理リソースブロックPRBペア単位で無線リソース割り当てを行う周波数スケジューリングの適用を主に想定した集中送信(Localized送信)と、高速移動中の移動局装置、VoIP(Voice over Internet Protocol)、TCP ACK(Transmission Control Protocol ACKnowledgement)などの少量のデータ送受信を行う移動局装置など周波数スケジューリングを行わない移動局装置への適用を主に想定した分散送信(Distributed送信)がある。集中送信は物理リソースブロックPRBペア単位でまとまったサブキャリアを用いて送信を行う方法であり、分散送信は広帯域にわたって物理リソースブロックPRBペア単位よりも更に細かい単位で物理リソースを時間領域及び周波数領域に分散して信号の送信を行う方法である。
移動局装置への送信データユニットをVRB(Virtual Resource Block;仮想リソースブロック)と呼び、集中送信するときの移動局装置への送信データユニットをLVRB(Localized Virtual Resource Block;集中仮想リソースブロック)、分散送信するときの移動局装置への送信データユニットをDVRB(Distributed Virtual Resource Block;分散仮想リソースブロック)と呼ぶ。分散仮想リソースブロックDVRBの送信に用いる物理リソースブロックPRBペアを分散物理リソースブロックDPRBという。1個の分散物理リソースブロックペアDPRBに多重する分散仮想リソースブロックDVRB数を多重数Ndという。また、EUTRAにおいては、1つの分散仮想リソースブロックDVRBが用いる物理リソース量は、1つの分散物理リソースブロックDPRBと等しい(非特許文献2)。
EUTRAでは、分散物理リソースブロックDPRB内での分散仮想リソースブロックDVRBの多重方法(以下、「分散仮想リソースブロックDVRBマッピング」という)として時間多重方法を用いる(非特許文献3、非特許文献4)。図67は、多重数Ndが2の場合の分散仮想リソースブロックDVRBマッピングを説明する図である。ここでは、下りリンク制御チャネルが、分散物理リソースブロックDPRBの1番目から3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルが、分散物理リソースブロックDPRBの4番目から14番目のOFDMシンボルに配置され、分散物理リソースブロックDPRBに、4本の送信アンテナの下りリンクパイロットチャネルが配置された場合について説明する。
多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB2を同じ分散物理リソースブロックDPRB(DPRB1とDPRB2)内に配置する。多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB2の時間多重には、スロットベースホッピング(Slot−based hopping)を用いる。分散仮想リソースブロックDVRB1は、分散物理リソースブロックDPRB1の1番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である4番目から7番目までのOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB2の2番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である8番目から14番目までのOFDMシンボルに信号が配置される。
また、分散仮想リソースブロックDVRB2は、分散物理リソースブロックDPRB2の1番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である4番目から7番目までのOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB1の2番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である8番目から14番目までのOFDMシンボルに信号が配置される。つまり、多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRBは、一方の分散物理リソースブロックDPRBの一方のスロットと、もう一方の分散物理リソースブロックDPRBでは異なるスロットに信号が配置される。
図68は、多重数Ndが3の場合の分散仮想リソースブロックDVRBマッピングを説明する図である。ここでは、下りリンク制御チャネルが、分散物理リソースブロックDPRBの1番目から3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルが、分散物理リソースブロックDPRBの4番目から14番目のOFDMシンボルに配置され、分散物理リソースブロックDPRBに4本の送信アンテナの下りリンクパイロットチャネルが配置された場合について説明する。
多重数Ndが3の場合、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB2とDVRB3を同じ分散物理リソースブロックDPRB(DPRB1とDPRB2とDPRB3)内に配置する。多重数Ndが3の場合、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB2とDVRB3の時間多重には、OFDMシンボルベースホッピング(OFDM symbol−based hopping)を用いる。
分散仮想リソースブロックDVRB1は、分散物理リソースブロックDPRB1の4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB2の6番目と9番目と12番目のOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB3の5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボルに信号が配置される。分散仮想リソースブロックDVRB2は、分散物理リソースブロックDPRB2の4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB3の6番目と9番目と12番目のOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB1の5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボルに信号が配置される。分散仮想リソースブロックDVRB3は、分散物理リソースブロックDPRB3の4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB1の6番目と9番目と12番目のOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB2の5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボルに信号が配置される。
つまり、多重数Ndが3の場合、分散仮想リソースブロックDVRBの信号は、分散物理リソースブロックDPRB内において3OFDMシンボル毎に配置される。このとき、同じ分散仮想リソースブロックDVRBの信号は、異なる分散物理リソースブロックDPRBでは異なるOFDMシンボルから3OFDMシンボル毎に配置される。
以上のような分散仮想リソースブロックDVRBマッピングにおいて、基地局装置が移動局装置に対して割り当てた分散仮想リソースブロックDVRBを表す無線リソース割り当て情報として、最初に割り当てる分散仮想リソースブロックを表す開始VRB番号(Starting VRB number)と連続して割り当てる分散仮想リソースブロック数を表す連続VRB数(Number of consecutive VRBs)とを表す情報が下りリンク制御チャネルに配置されて、基地局装置から移動局装置に通知される(非特許文献5)。
図69は、基地局装置と移動局装置で使用される分散仮想リソースブロックDVRBの例を示す。ここでは、18個の仮想リソースブロックVRBが構成され、その全てが分散仮想リソースブロックDVRBとして用いられる場合について示す。例えば、基地局装置は開始VRB番号として分散仮想リソースブロックDVRB5を表す「5」を示し、連続VRB数として「2」を示し、無線リソース割り当て情報として移動局装置に通知する。前記無線リソース割り当て情報を通知された移動局装置は、分散仮想リソースブロックDVRB5から2つの分散仮想リソースブロック、すなわち分散仮想リソースブロックDVRB5とDVRB6を割り当てられたことを認識する。
このような分散仮想リソースブロックDVRBマッピング、無線リソース割り当て情報において分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付けの規則が提案されている(非特許文献6)。言い換えると、各分散仮想リソースブロックDVRBは、どの物理リソースブロックPRBペアを分散物理リソースブロックDPRBとして対応付けるかということである。なお、多重数Nd=2の場合、1つの分散仮想リソースブロックDVRBは、分割されて2つの物理リソースブロックPRBペアに配置される。多重数Nd=3の場合、1つの分散仮想リソースブロックDVRBは分割されて3つの物理リソースブロックPRBペアに配置される。
図70は、非特許文献6において提案される多重数Nd=2の場合の分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則を示す。ここでは、システム帯域幅に18個の物理リソースブロックPRBが構成された場合について示す。非特許文献6では、1番目のスロットのシステム帯域幅の端の物理リソースブロックPRBナンバーから順に分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに対応付けを行い、その後2番目のスロットにおいて対応付けを行う。同じ分散仮想リソースブロックDVRBナンバーが対応付けられる2つの物理リソースブロックPRBペアは、互いに周波数方向に固定数分離れた物理リソースブロックPRBペアであり、片方の1番目のスロットと、もう一方の2番目のスロットというように、異なるスロットに対応付られる。ここで前述の固定数は、システム帯域幅に構成される物理リソースブロックPRB数を2(多重数Nd)で割った値である。
図71は、非特許文献6において提案される多重数Nd=3の場合の分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付けを示す。ここでは、システム帯域幅に18個の物理リソースブロックPRBが構成された場合について示す。各物理リソースブロックPRBペアは、図68に示すように3つの領域に分けられる(説明の便宜上、図68において4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボルにより構成される領域を領域A、5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボルにより構成される領域を領域B、6番目と9番目と12番目のOFDMシンボルにより構成される領域を領域Cと定義する)。
非特許文献6では、システム帯域幅の一方の端の物理リソースブロックPRBナンバー(図71において物理リソースブロックPRB1)の領域Aから順に分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに対応付けを行う(図71において分散仮想リソースブロックDVRB1からDVRB18に対応付けを行う)。その後システム帯域幅の一方の端から固定数分離れた物理リソースブロックPRBナンバー(図71において物理リソースブロックPRB7)の領域Bから順に再度分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに対応付けを行う(図71において分散仮想リソースブロックDVRB1からDVRB12に対応付けを行う)。
次に、もう一方の端の物理リソースブロックPRBナンバー(図71において物理リソースブロックPRB18)に対応付けを行った後、一方の端の物理リソースブロックPRBナンバー(図71において物理リソースブロックPRB1)から残りの分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに対応付けを行う(図71において分散仮想リソースブロックDVRB13からDVRB18に対応付けを行う)。その後更に固定数分はなれた物理リソースブロックPRBナンバー(図71において物理リソースブロックPRB13)の領域Cから順に再度分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに対応付けを行う(図71において分散仮想リソースブロックDVRB1からDVRB6に対応付けを行う)。
もう一方の端の物理リソースブロックPRBナンバー(図71においてPRB18)に対応付けを行った後、一方の端の物理リソースブロックPRBナンバー(図71においてPRB1)から残りの分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに対応付けを行う(図71においてDVRB7からDVRB18に対応付けを行う)。固定数は、システム帯域幅に構成される物理リソースブロックPRB数を3(多重数Nd)で割った値である。
3GPP TS36.211‐v2.0.0(2007‐09)、Physical Channels and Modulation(Release 8) 3GPP TSG RAN1 #49b,Orlando,Florida−USA,25−29 June,2007 R1−072646"Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #49 v0.4.0" 3GPP TSG RAN1 #50,Athens,Greece,20−24 August,2007,R1−073887 "Proposed way forward on distributed DL transmission" 3GPP TSG RAN1 #50bis,Shanghai,China,8−12 October,2007,R1−074019 "Downlink VRB email reflector summary" 3GPP TSG RAN1 #51,Jeju,South Korea,5−9 November,2007 "Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #51 v0.1.0" 3GPP TSG RAN1 #51,Jeju,South Korea,5−9 November,2007,R1−074722 "DL Distributed Resource Signalling for EUTRA"
しかしながら、上述の分散仮想リソースブロックDVRBマッピングにあっては、開始VRB番号と連続VRB数を用いた無線リソース割り当て情報を使用すると、一つの移動局装置に複数の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられたときは、周波数方向に隣接する物理リソースブロックの同じ時間領域、すなわち多重数Ndが2の場合は同一スロット、多重数Ndが3の場合は同一OFDMシンボルの組が該移動局装置に割り当てられるため、該移動局装置への送信データが割り当てられた領域に偏りが生じており、充分な周波数ダイバーシチ効果を得られないことがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の分散仮想リソースブロックDVRBを割り当てられた移動局装置においても、優れた周波数ダイバーシチ効果を得ることができる無線通信システム、移動局装置、基地局装置を提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の無線通信システムは、複数の移動局装置と、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、前記移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う基地局装置とを具備する無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における前記順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている前記移動局装置各々について決定することで、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックを分散送信する際に用いる前記物理リソース割当単位と該物理リソース割当単位各々における時間領域を決定するリソース対応付部と、前記対応付け部が決定した前記規則における前記順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する割当情報生成部と、前記リソース対応付部の決定に従い、前記移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重する多重部とを具備し、前記移動局装置は、受信した無線リソース割り当て情報と前記規則とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、前記制御部の検出結果に基づき、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記規則は、前記順番が連続した前記組合せを所定のセット数毎に纏めた前記仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該組に属する組合せを構成する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則であることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記規則は、前記基地局装置が管理する通信帯域幅内の前記物理リソース割当単位に対して、前記通信帯域幅のいずれか一方の端の前記物理リソース割当単位から周波数方向に順に番号付けし、前記番号付けした物理リソース割当単位の総数に応じて仮想リソースブロックの総数を決定し、各仮想リソースブロックの順番を表す番号付けを行う第1のステップと、番号が前記仮想リソースブロックの総数を前記多重数で割った値離れた前記仮想リソースブロックを前記多重数纏めた順番付きの組を仮想リソースブロックユニットとする第2のステップと、前記仮想リソースブロックユニットのうち、構成する仮想リソースブロックの番号の総和が最も小さい仮想リソースブロックユニットより順に番号付けを行う第3のステップと、前記第3のステップによる番号付けの番号が連続する所定のセット数の仮想リソースブロックユニットの組を仮想リソースブロックユニットセットにする第4のステップと、前記仮想リソースブロックユニットセットから所定の順番で抽出して並べた仮想リソースブロックユニットの順番付きの組を第1の仮想リソースブロックユニットグループとする第5のステップと、前記第1の仮想リソースブロックユニットグループを構成する全ての前記仮想リソースブロックユニットにおける仮想リソースブロックの順番を変更した仮想リソースブロックユニットの順番付きの組を前記第1とは異なる仮想リソースブロックユニットグループとする第6のステップと、前記仮想リソースブロックユニットグループ各々を互いに重複しないように、各前記仮想リソースブロックユニットグループを構成する仮想リソースブロックユニット数の周波数方向に連続する物理リソース割当単位に対応付ける第7のステップとにより生成される前記仮想リソースブロックユニットグループを構成する仮想リソースブロックと前記物理リソース割当単位の組合せと、前記仮想リソースブロックの順番とからなる規則であることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記第5のステップは、各前記仮想リソースブロックユニットセットを構成する仮想リソースブロックユニットの番号の総和の最も小さい仮想リソースブロックユニットセットより順に番号付けし、該番号付けされた番号の順に、前記仮想リソースブロックユニットセットから、該仮想リソースブロックユニットセットにおいて最も順番の早い前記仮想リソースブロックを一つ抽出し、全ての前記仮想リソースブロックを抽出するまで、全ての前記仮想リソースブロックユニットセットについて繰り返し、この抽出の順番に前記仮想リソースブロックをならべた前記仮想リソースブロックユニットの順番付きの組を第1の仮想リソースブロックユニットグループとするステップであることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記仮想リソースブロックユニットにおける前記仮想リソースブロックの順番は、予め決められた時間領域に対応付けられており、前記多重部は、該対応付けられた時間領域に該仮想リソースブロックの信号を配置することで、前記物理リソース割当単位に前記仮想リソースブロックの信号を時間多重することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記所定のセット数は、周波数方向に配置可能な前記物理リソース割当単位の総数に応じて設定されることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記所定のセット数は、前記多重数に応じて設定されることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記所定のセット数は、送信アンテナ数に応じて設定されることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記所定のセット数を表す情報を報知チャネルに含めて、前記移動局装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記第7のステップで生成される前記第1とは異なる仮想リソースブロックユニットグループの数は、前記多重数に応じた数であることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記仮想リソースブロックの総数は、周波数方向に配置可能な前記物理リソース割当単位の総数以下であり、前記多重数で割り切れる数に設定されることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記第6のステップで生成される前記第1とは異なる仮想リソースブロックユニットグループの数は、前記多重数から1を引いた数であり、前記第7のステップは、前記仮想リソースブロックユニットグループを前記物理リソース割当単位に対応付ける際に、前記仮想リソースブロックユニットグループが対応付けられる前記物理リソース割当単位群同士の間にある前記物理リソース割当単位であって、前記仮想リソースブロックが対応付けられない物理リソース割当単位の数の合計を、前記通信帯域幅内の物理リソース割当単位の総数から仮想リソースブロックの総数を引いた数となるように、前記仮想リソースブロックユニットグループを前記物理リソース割当単位に対応付けるステップである。
また、本発明の基地局装置は、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う基地局装置において、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における前記順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている前記移動局装置各々について決定することで、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックを分散送信する際に用いる前記物理リソース割当単位と該物理リソース割当単位各々における時間領域を決定するリソース対応付部と、前記対応付け部が決定した前記規則における前記順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する割当情報生成部と、前記リソース対応付部の決定に従い、前記移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重する多重部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の移動局装置は、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信された信号を受信する移動局装置において、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則と、受信した無線リソース割り当て情報であって、前記規則における前記順番の開始位置および連続数を表す無線リソース割り当て情報とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、前記制御部の検出結果に基づき、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信方法は、複数の移動局装置と、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、前記移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う基地局装置とを具備する無線通信システムにおける無線通信方法において、前記基地局装置が、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における前記順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている前記移動局装置各々について決定することで、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックを分散送信する際に用いる前記物理リソース割当単位と該物理リソース割当単位各々における時間領域を決定する第1の過程と、前記基地局装置が、前記第1の過程にて決定した前記規則における前記順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する第2の過程と、前記基地局装置が、前記第1の過程による決定に従い、前記移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重し、該多重した信号を送信する第3の過程と、前記移動局装置が、受信した無線リソース割り当て情報と前記規則とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する第4の過程と、前記移動局装置が、前記第4の過程による検出結果に基づき、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する第5の過程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、同一の前記仮想リソースブロックから分割された信号群を配置する物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則は、仮想リソースブロックの順番が連続している複数の組合せを纏めた少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットに属する分散仮想リソースブロックDVRBユニットに対応付けられた物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していないので、順番の開始位置と連続数との指定により、順番が連続する複数の仮想リソースブロックを割り当てられた移動局装置においても、仮想リソースブロックの信号が配置される物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接しない。このため、複数の仮想リソースブロックを割り当てられた移動局装置についても、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が割り当てられた領域に偏りが生じることを防止し、優れた周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。本実施形態による無線通信システムは、基地局装置1と、基地局装置1と通信する複数の移動局装置2とを具備する。本実施形態は、基地局装置1から移動局装置2へ送信する下りリンクに本発明を適用した形態であり、基地局装置1における送信処理と移動局装置2における受信処理とを以下に説明する。
図1は、本実施形態による無線通信システムにおけるチャネルの構造について、その概略を示す図である。基地局装置1は、複数の移動局装置2と無線通信を行う。基地局装置1から移動局装置2への無線通信の下りリンクは、下りリンクパイロットチャネルと、下りリンク同期チャネルと、報知チャネル、下りリンク制御チャネルと、下りリンク共有データチャネル、制御フォーマットインディケータチャネル、下りリンクHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest:ハイブリッド自動再送)インディケータチャネルとにより構成されている。また、移動局装置2から基地局装置1への無線通信の上りリンクは、上りリンクパイロットチャネルと、ランダムアクセスチャネルと、上りリンク制御チャネルと、上りリンク共有データチャネルとにより構成されている。
図2は、本実施形態における下りリンクフレームの概略構成を示す図である。図2において、縦軸は周波数領域、横軸は時間領域を表している。下りリンクフレームは、集中(Localized)送信の無線リソース割り当てなどの単位であり、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域である物理リソースブロックPRBペア(物理リソース割当単位)から構成されている。基本的に1個の物理リソースブロックPRBペアは、時間領域で連続する2個の物理リソースブロックPRBから構成される。
1個の物理リソースブロックPRBは周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のOFDMシンボルから構成される。システム帯域幅は、基地局装置1の通信帯域幅である。時間領域においては、7個のOFDMシンボルから構成されるスロット、2個のスロットから構成されるサブフレーム、10個のサブフレームから構成される無線フレームがある。なお、1個のサブキャリアと1個のOFDMシンボルから構成されるユニットをリソースエレメントと呼ぶ。また、下りリンクフレームではシステム帯域幅に応じて複数の物理リソースブロックPRBが配置される。
各サブフレームには少なくとも、情報データの送信に用いる下りリンク共有データチャネル、制御データの送信に用いる下りリンク制御チャネルが配置される。下りリンク共有データチャネル及び下りリンク制御チャネルのチャネル推定に用いる下りリンクパイロットチャネルについては図示せず、その配置の説明は後述する。図2では、下りリンク制御チャネルはサブフレームの1番目と2番目と3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルはその他のOFDMシンボルに配置された場合を示しているが、下りリンク制御チャネルが配置されるOFDMシンボルはサブフレーム単位で変化する。
なお、図2において図示は省略しているが、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数を示す制御フォーマットインディケータチャネルは1番目のOFDMシンボルの予め決められた周波数位置に配置され、下りリンク制御チャネルは1番目のOFDMシンボルのみに配置されたり、1番目と2番目のOFDMシンボルに配置されたりする。また、同様に、図2において図示は省略しているが、下りリンクHARQインディケータチャネルは1番目のOFDMシンボル、または1番目から3番目までのOFDMシンボルに亘って配置され、下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDMシンボル数、1つの下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDM数は報知チャネルによって示される。
なお、同一のOFDMシンボルにおいて下りリンク制御チャネルと下りリンク共有データチャネルは一緒に配置されない。下りリンク制御チャネルは、移動局識別子または移動局群識別子、下りリンク共有データチャネルの無線リソース割り当て情報、マルチアンテナ関連情報、変調方式、符号化率、ペイロードサイズ、再送パラメータなどが配置される。
図3は、本実施形態における下りリンクにおける物理リソースブロックPRBペア内の下りリンクパイロットチャネルの配置を説明する図である。図3において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域を表している。ここでは、基地局装置1が4本の送信アンテナ(送信アンテナ1、送信アンテナ2、送信アンテナ3、送信アンテナ4)を有する場合について説明する。図3において、R1は送信アンテナ1が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、R2は送信アンテナ2が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、R3は送信アンテナ3が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、R4は送信アンテナ4が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表す。
なお、本発明とは関連性がないため、報知チャネル、下りリンク同期チャネルに関する説明の詳細は省略するが、報知チャネル、下りリンク同期チャネルは、予め決められたサブフレームの予め決められたリソースエレメントに配置される。
図4は、本発明の実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。基地局装置1は、物理リソースブロックPRBペアにて送信可能なデータ量の移動局装置2宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックDVRBを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した多重数の物理リソースブロックPRBペアに配置することで、各物理リソースブロックPRBペアに、異なる仮想リソースブロックDVRBから分割された多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う。
図4に示すように、基地局装置1は、無線リソース制御部10、制御部11、送信処理部12、受信処理部13を具備する。無線リソース制御部10は、移動局装置2との間欠送受信サイクル、変調方式・符号化率、送信電力、無線リソース割り当て、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数、多重などを管理し、これら管理内容を指示する制御情報を制御部11に出力すると共に、制御部11、送信処理部12を通して移動局装置2に制御データとして通知する。
無線リソース制御部10は、リソース対応付部14と割当情報生成部15とを具備する。リソース対応付部14は、分散送信の対象となっている移動局装置2各々について、これらの移動局装置2宛ての分散仮想リソースブロックDVRB(仮想リソースブロック)を分散送信する際に用いる物理リソースブロックPRBペアとその物理リソースブロックPRBペア各々における時間領域を決定する。リソース対応付部14は、この決定を、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付けの規則における分散仮想リソースブロックDVRBの順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている移動局装置2各々について決定することで行う。
この分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付けの規則は、同一の仮想リソースブロックDVRBから分割された多重数の信号群を配置する物理リソースブロックPRBペアの組合せと、この組合せ、すなわちこの組合せにその信号が配置される仮想リソースブロックDVRBの順番の規則である。本実施形態におけるこの対応付けの規則は、順番が連続している複数の分散仮想リソースブロックDVRBが属する分散仮想リソースブロックDVRBユニット(仮想リソースブロックユニット)を纏めた仮想リソースブロックユニットセット(仮想リソースブロックユニットセット)において、該仮想リソースブロックユニットセットに属する分散仮想リソースブロックDVRBの信号が配置される物理リソースブロックPRBペアが互いに周波数方向に隣接していないように対応付けられる。
割当情報生成部15は、リソース対応付け部14が決定した、分散仮想リソースブロックDVRBの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する。この無線リソース割り当て情報は、前述の制御情報の一部として、無線リソース制御部10により制御部11に出力されると共に、制御部11、送信処理部12を通して移動局装置2に制御データとして通知される。
制御部11は、無線リソース制御部10から入力された制御情報に基づいて送信処理部12と受信処理部13の制御を行うために、送信処理部12と受信処理部13とに制御信号を出力する。制御部11は、この制御信号の出力により、送受信信号の変調方式、符号化率の設定、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数の設定、各チャネルのリソースエレメントへの配置設定などの制御を、送信処理部12および受信処理部13に対して行う。また、制御部11は、下りリンク制御チャネルに配置する制御データを生成し、送信処理部12に送信を指示する。また、制御部11は、下りリンク制御チャネルではなく下りリンク共有データチャネルに配置する制御データを生成し、送信処理部12に情報データと共にデータとして送信を行うように指示する。
送信処理部12は、制御部11から入力される制御信号および制御データと外部から入力される情報データとに基づき、下りリンク制御チャネル、下りリンク共有データチャネル、下りリンクパイロットチャネル、制御フォーマットインディケータチャネルを生成し、各チャネルを下りリンクフレームに多重し、例えば4つの送信アンテナを介して、各移動局装置2に送信する。なお、本発明とは直接の関連がないため、報知チャネル、下りリンク同期チャネル、下りリンクHARQインディケータチャネルに関する処理の詳細な説明は省略する。
受信処理部13は、制御部11から入力される制御信号に基づき、各移動局装置2が送信した上りリンク制御チャネル、上りリンク共有データチャネル、上りリンクパイロットチャネル、ランダムアクセスチャネルの受信を受信アンテナを介して行う。なお、本発明とは直接の関連がないため、上りリンクに関する処理(受信処理部13)の詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態における基地局装置1の送信処理部12の内部構成を示す概略ブロック図である。基地局装置1の送信処理部12は、複数の下りリンク共有データチャネル処理部210と、複数の下りリンク制御チャネル処理部220と、参照信号(下りリンクパイロットチャネル)生成部230と、制御フォーマットインディケータ信号生成部240と、多重部250と、複数の送信アンテナ毎処理部260とを具備する。複数の下りリンク共有データチャネル処理部210、複数の下りリンク制御チャネル処理部220、複数の送信アンテナ毎処理部260は同様の構成及び機能を有するので、その一つを代表して説明する。
下りリンク共有データチャネル処理部210は、下りリンク共有データチャネルの信号を生成する処理を行う。すなわち各々の下りリンク共有データチャネル処理部210が、いずれか一つの移動局装置2宛ての情報データを外部から受けて、さらに制御部11から制御データを受けて、これら情報データと制御データと(以下、情報データと制御データとをあわせて「データ」という)をOFDM方式で伝送するためのベースバンド処理を行い、このベースバンド処理により移動局装置2宛てて送信する分散仮想リソースブロックDVRBの信号を生成する。下りリンク共有データチャネル処理部210は、ターボ符号部211と、データ変調部212とを具備する。
ターボ符号部211は、制御部11からの制御信号による符号化率の指示に従い、入力されたデータの誤り耐性を高めるためのターボ符号による誤り訂正符号化を行う。データ変調部212は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;4相位相偏移変調)、16QAM(16Quadrature Amplitude Modulation;16値直交振幅変調)、64QAM(64Quadrature Amplitude Modulation;64値直交振幅変調)等のような変調方式のうち制御部11からの制御信号により指示された変調方式で、ターボ符号部211により誤り訂正符号化されたデータを変調して送信信号を生成し、多重部250に出力する。
下りリンク制御チャネル処理部220は、下りリンク制御チャネルの信号を生成する処理を行う。すなわち各々の下りリンク制御チャネル処理部220が、いずれかの一つの移動局装置2宛の制御データを制御部11から受けて、この制御データをOFDM方式で伝送するためのベースバンド処理を行い、このベースバンド処理により該移動局装置2宛ての分散仮想リソースブロックDVRBの無線リソース割り当て情報を含む信号を生成する。
下りリンク制御チャネル処理部220は、畳み込み符号部221と、QPSK変調部222とを具備する。畳み込み符号部221は、制御部11から入力された制御データに対して、誤り耐性を高めるための畳み込み符号による誤り訂正符号化を行う。QPSK変調部222は、畳み込み符号部221により誤り訂正符号化された制御データをQPSK変調方式で変調して送信信号を生成する。
参照信号生成部230は、下りリンクパイロットチャネルで各送信アンテナを介して送信する参照信号を生成する。制御フォーマットインディケータ信号生成部240は、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数を示す情報の信号であって、制御フォーマットインディケータチャネルで送信する制御フォーマットインディケータ信号を生成する。
多重部250は、下りリンク共有データチャネル処理部210が出力した符号化及び変調等の処理済の各移動局装置2宛てのデータの送信信号(下りリンク共有データチャネルの信号)と、下りリンク制御チャネル処理部220が出力した符号化及び変調等の処理済みの制御データの送信信号(下りリンク制御チャネルの信号)と、制御フォーマットインディケータ信号と、参照信号とを、制御部11からの制御信号に基づいて各送信アンテナ毎にリソースエレメントに配置する。つまり、多重部250は、分散送信の対象となっている移動局装置宛ての下りリンク共有データチャネルの信号については、リソース対応付部14の決定に従い、移動局装置2宛ての仮想リソースブロックDVRBの信号を多重するとともに、無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重する。
分散仮想リソースブロックDVRBの信号を構成する下りリンク共有データチャネルの信号に関する、物理リソースブロックPRBペア内におけるリソースエレメントへの信号配置は、多重数Ndが2の場合はスロット単位で切り替わるスロットベースホッピング(Slot−based hopping)、多重数Ndが3の場合はOFDMシンボル単位で切り替わるOFDMシンボルベースホッピング(OFDM symbol−based hopping)を用いる。
ここで、物理リソースブロックPRBペアと分散仮想リソースブロックDVRBの対応付け規則について、いずれの対応付け規則を用いるかは無線リソース制御部10が決定し、制御部11を介して入力された前記対応付け規則を表す制御情報と分散仮想リソースブロックDVRBナンバーに基づいて、多重部250は分散仮想リソースブロックDVRBの信号を物理リソースブロックPRBに配置する。物理リソースブロックPRBペアと分散仮想リソースブロックDVRBの対応付け規則の詳細は後述する。
送信アンテナ毎処理部260は、多重部250が各送信アンテナ向けに多重した信号のうち、当該送信アンテナ毎処理部260が接続される送信アンテナから送信する信号を受けて、逆フーリエ変換、ガードインターバル挿入、ディジタル/アナログ変換、アップコンバートなどを行い、接続されている送信アンテナを介して送信する。送信アンテナ毎処理部260は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:高速逆フーリエ変換)部261と、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部262と、D/A(ディジタル/アナログ変換)部263、送信RF(Radio Frequency;無線周波数)部264を具備する。
IFFT部261は、多重部250から入力された信号を高速逆フーリエ変換し、OFDM方式の変調を行う。GI挿入部262は、OFDM変調済みの信号にガードインターバルを付加することで、OFDM方式におけるシンボルを生成する。ガードインターバルは、伝送するシンボルの先頭又は末尾の一部を複製する公知の方法によって得る。D/A部263は、GI挿入部262から入力されたベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。
送信RF部264は、D/A部263から入力されたアナログ信号から、中間周波数の同相成分及び直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数(無線周波数)の信号に変換(アップコンバート)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、接続されている送信アンテナに出力する。なお、本実施形態では、IFFT部261とGI挿入部262とD/A部263と送信RF部264とで送信部として機能するものとする。基地局装置1は、この送信部を、送信に使用される送信アンテナの数だけ、すなわち、本実施形態では4つ具備し、各送信部は多重部250が出力した各送信アンテナ向けの信号を処理する。
図6は、本発明の実施形態における移動局装置2の構成を示す概略ブロック図である。図6に示すように、移動局装置2は、制御部20、受信処理部21、送信処理部22を有する。受信処理部21は、受信アンテナを介して基地局装置1から受信した下りリンク制御チャネル、下りリンク共有データチャネル、下りリンクパイロットチャネル、制御フォーマットインディケータチャネルの信号に対し受信処理を行う。制御部20は、基地局装置1より下りリンク制御チャネル、下りリンク共有データチャネルを用いて通知された制御データに基づいて、受信処理部21、送信処理部22を制御する。
また、制御部20は、システム帯域幅(物理リソースブロックPRB数)に基づく分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBとの対応付の規則(対応付の規則)、基地局装置1より通知された当該移動局装置2宛ての分散仮想リソースブロックDVRBマッピングの無線リソース割当情報(開始VRB番号;Starting VRB number、連続VRB数;Number of consecutive VRBs)、制御フォーマットインディケータに基づき、自移動局装置2宛てに分散送信された信号が配置されたリソースエレメントを検出し、受信したこれらのリソースエレメントの信号を抽出させる制御信号を、受信処理部21に出力する。この自移動局装置2に分散送信された信号が配置されたリソースエレメントの検出方法は後述する。
送信処理部22は、制御部20からの入力に基づき、上りリンク制御チャネル、上りリンク共有データチャネル、上りリンクパイロットチャネル、ランダムアクセスチャネルの送信を送信アンテナを介して行う。なお、本発明とは直接の関連がないため、上りリンクに関する処理(送信処理部22)の詳細な説明は省略する。
図7は、本実施形態における移動局装置2の受信処理部21の内部構成を示す概略ブロック図である。移動局装置2の受信処理部21は、受信RF部401と、A/D(アナログ/ディジタル変換)部402と、GI除去部403と、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部404と、多重分離部405と、伝播路推定部406と、伝播路補償部407と、制御フォーマットインディケータ検出部408と、伝播路補償部409と、QPSK復調部410と、ビタビデコーダ部411と、伝播路補償部412と、データ復調部413と、ターボ復号部414とを具備する。本実施形態では、受信RF部401とA/D部402とGI除去部403とFFT部404とで、受信部として機能するものとする。
受信RF部401は、受信アンテナを介して受信した信号を増幅し、中間周波数に変換し(ダウンコンバート)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分及び直交成分に基づいて、直交復調する。A/D部402は、受信RF部401により直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。GI除去部403は、A/D部402の出力したディジタル信号からガードインターバルに相当する部分を除去する。FFT部404は、GI除去部403から入力された信号を高速フーリエ変換し、OFDM方式の復調を行う。
多重分離部405は、制御部20から入力された制御信号による指示に基づき、FFT部404がフーリエ変換した信号、すなわちOFDM方式により復調された受信信号から下りリンクパイロットチャネル、制御フォーマットインディケータチャネル、下りリンク共有データチャネル、下りリンク制御チャネルを、配置されたリソースエレメントから抽出して、出力する。
具体的には、多重分離部405は、固定の配置である下りリンクパイロットチャネルと制御フォーマットインディケータチャネルを抽出して、下りリンクパイロットチャネルは伝播路推定部406に出力し、制御フォーマットインディケータチャネルは伝播路補償部407に出力する。さらに、多重分離部405は、制御部11を介して入力される、先に伝播路補償部407に出力した制御フォーマットインディケータチャネルに含まれる情報(下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数)に基づいて下りリンク制御チャネルを抽出して、伝播路補償部409に出力する。
また、多重分離部405は、制御部20を介して入力される、先に伝播路補償部409に出力した下りリンク制御チャネルに含まれる無線リソース割り当て情報に基づいて当該移動局装置2宛ての下りリンク共有データチャネルを抽出して、伝播路補償部412に出力する。多重分離部405は、分散送信された下りリンク共有データチャネル、すなわち物理リソースブロックPRBの下りリンク共有データチャネルに多重化された信号から、基地局装置1の多重部250による信号配置に基づき当該移動局装置2宛ての信号を抽出する。この抽出方法(分散仮想リソースブロックDVRBの信号が配置されたリソースエレメントの検出方法)については後述する。
伝播路推定部406は、多重分離部405が分離した下りリンクパイロットチャネルに配置された既知の参照信号の受信結果に基づいて基地局装置1の送信アンテナ各々に対する伝播路変動を推定し、伝播路変動補償値を出力する。伝播路補償部407、409、412は、伝播路推定部406からの伝播路変動補償値に基づいて、入力された信号の伝播路変動の補償を行う。制御フォーマットインディケータ検出部408は、伝播路補償部407により伝播路変動の補償が行われた制御フォーマットインディケータチャネルに配置された信号から下りリンク制御チャネルが構成されるOFDMシンボル数を示す制御フォーマットインディケータの情報を検出し、制御部20に出力する。
データ復調部413は、伝播路補償部412により伝播路変動の補償された下りリンク共有データチャネルの復調を行う。この復調は、基地局装置1のデータ変調部212で用いた変調方式に対応したものが行われ、この変調方式は制御部20からの制御信号により指示される。ターボ復号部414は、データ復調部413が復調した下りリンク共有データチャネルを復号して、情報データおよび制御データを得る。この復号は、基地局装置1のターボ符号部211で用いた符号化率に対応したものが行われ、この符号化率は制御部20からの制御信号により指示される。
QPSK復調部410は、伝播路補償部409により伝播路変動の補償された下りリンク制御チャネルのQPSK復調を行う。ビタビデコーダ部411は、QPSK復調部410が復調した下りリンク制御チャネルを復号する。ビタビデコーダ部411で復号された下りリンク制御チャネルに配置されていた制御データは制御部20に入力される。制御部20は、この制御データから、当該移動局装置2宛ての下りリンク共有データチャネルの割り当てを表す無線リソース割り当て情報と、下りリンク共有データチャネルの変調方式と符号化率とを表す情報を取得し、これらの情報にて指定された当該移動局装置2宛ての下りリンク共有データチャネルを分離させる制御信号を多重分離部405に出力し、同様に指定された変調方式で復調させる制御信号をデータ復調部413に出力し、同様に指定された符号化率で復号させる制御信号をターボ復号部414に出力する。
分散仮想リソースブロックDVRBを用いて配信する移動局装置2の無線リソース割り当て情報は、開始VRB番号(Starting VRB number)と、連続VRB数(Number of consecutive VRBs)とを表す情報を少なくとも有している。開始VRB番号は、移動局装置2に割り当てる最初の分散仮想リソースブロックDVRBナンバーを示す。例えば、システム帯域幅に最大で18個の分散仮想リソースブロックDVRBが配置可能な場合、開始VRB番号を表すのに最小でも5ビット(32状態)が必要である。連続VRB数は、開始VRB番号から連続して割り当てるDVRB数を示す。例えば、本実施形態における無線通信システムにおいて連続して割り当てるDVRB数を2つまでとした場合は連続VRB数は最小で1ビット(2状態)、無線通信システムにおいて連続して割り当てるDVRB数を3つまでとした場合は連続VRB数は最小で2ビット(4状態)により構成される。
次に、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則、すなわち仮想リソースブロックDVRBから分割された信号群を配置する物理リソースブロックPRBペアの組合せと、該組合せの順番の規則の作成方法を、実施順に1から7番目のステップに分けて説明する。先ず1番目のステップ(第1のステップ)では、システム帯域幅の物理リソースブロックPRB全てに対して、周波数の小さい方から順にPRB番号の番号付けをし、これらの物理リソースブロックPRBの総数(N_PRB)より小さく、多重数Ndで割り切れる最大数を分散仮想リソースブロックDVRBの総数(N_DVRB)とし、各分散仮想リソースブロックDVRBにVRB番号の番号付けを行う(DVRB number)。なお、詳細は後述するが、分散仮想リソースブロックDVRBの総数として最大数とは異なる値(最大数より小さな値)を用いてもよい。
2番目のステップ(第2のステップ)では、多重数Nd個の分散仮想リソースブロックDVRBを纏めて、分散仮想リソースブロックDVRBユニットとする。ここで、VRB番号が分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを多重数Ndで割った値(N_DVRB/Nd)だけ離れた分散仮想リソースブロックDVRBを、VRB番号が小さい方から並べたものを分散仮想リソースブロックDVRBユニットとする。多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRBユニットは2つの分散仮想リソースブロックDVRBにより構成する。この場合、分散仮想リソースブロックDVRB間の番号は分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを2で割った値(N_DVRB/2)だけ離れている。
多重数Ndが3の場合、分散仮想リソースブロックDVRBユニットは3つの分散仮想リソースブロックDVRBにより構成する。この場合、分散仮想リソースブロックDVRBユニットのうち、VRB番号の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBとVRB番号の値が真ん中の分散仮想リソースブロックDVRBとの間、VRB番号の値が真ん中の分散仮想リソースブロックDVRBとVRB番号の値が一番大きい分散仮想リソースブロックDVRBとの間のVRB番号は分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを3で割った値(N_DVRB/3)離れている。
ここで、分散仮想リソースブロックDVRBユニットは順番付き複数の領域からなり、各領域にVRB番号が小さい方から分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRBユニットは順番付きの2つの領域(1番目から順に、領域X、領域Y)からなり、領域Xに番号の値が小さい分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、領域Yに番号の値が大きい分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。多重数Ndが3の場合、分散仮想リソースブロックDVRBユニットは順番付き3つの領域(1番目から順に、領域X、領域Y、領域Z)からなり、領域Xに番号の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、領域Yに番号の値が真ん中の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、領域Zに番号の値が一番大きい分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
3番目のステップ(第3のステップ)では、各分散仮想リソースブロックDVRBのVRB番号の総和が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットから順にDVRBユニット番号の番号付けを行う(DVRB‐Unit number)。なお、この分散仮想リソースブロックDVRBユニットの総数は、分散仮想リソースブロックの総数N_DVRBを多重数Ndで割った数(N_DVRB/Nd)となる。
4番目のステップ(第4のステップ)では、複数の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを構成する。ここで、DVRBユニット番号が連続するセット数M個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを構成する。例えば、セット数Mを、2つ、あるいは、3つとし、2つ、あるいは、3つの分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成する。そして、DVRBユニット番号の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成した分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットから順にDVRBユニットセット番号の番号付けを行う(DVRB‐Unit‐Set number)。
分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを構成する分散仮想リソースブロックDVRBユニットの数をセット数(M)とすると、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットの総数は、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、多重数Ndで割ったDVRBユニットの総数を、さらにセット数Mでわった数(N_DVRB/Nd)/Mである。
5番目のステップ(第5のステップ)では、上記4番目のステップで構成した全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットから所定の順番で抽出した仮想リソースブロックDVRBユニットを並べた順番付き(並べた順番)の組を第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループ(仮想リソースブロックユニットグループ)とする。このとき、この所定の順番は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットの順番に、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおいて最も順番の早い、すなわち最もVRB番号の小さい分散仮想リソースブロックDVRBが属する分散仮想リソースブロックDVRBユニットを一つ抽出し、全ての仮想リソースブロックDVRBユニットを抽出するまで、繰り返したときの、抽出された順番である。
つまり、先ず、DVRBユニットセット番号(DVRB−Unit−Set number)の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットのDVRBユニット番号(DVRB−Unit number)の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットを第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに追加する。そして次のDVRBユニットセット番号(DVRB−Unit−Set number)の分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットのDVRBユニット番号(DVRB−Unit number)の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットを第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに追加する。
以降のDVRBユニットセット番号(DVRB−Unit−Set number)の分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットに対しても同様の処理を繰り返す。全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおけるDVRBユニット番号(DVRB−Unit number)の値が一番小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットを第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに追加した後、全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおける小さい方から2番目のDVRBユニット番号(DVRB−Unit number)の分散仮想リソースブロックDVRBユニットを同様に第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに追加する。以降、全ての番号の分散仮想リソースブロックDVRBユニットに対して同様の処理を繰り返し、分散仮想リソースブロックDVRBユニットが追加された順に並べられた第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。
6番目のステップ(第6のステップ)では、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域に割り当てられた仮想リソースブロックDVRBユニットを変換することにより異なる分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。第1の仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する各仮想リソースブロックDVRBユニットにおける仮想リソースブロックDVRBが割り当てられた領域の順番をn−1(nは2から多重数まで)個ずらした仮想リソースブロックDVRBユニットの順番付きの組を第nの仮想リソースブロックDVRBユニットグループとする。すなわち、多重数Ndから1を引いた数の第1とは異なる分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを生成する。多重数Ndが2の場合、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域X(分散仮想リソースブロックDVRBユニットのうち、VRB番号の小さい方の分散仮想リソースブロックを割り当てた領域)と領域Yとに割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBを相互に変換したものを第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとして構成する。
多重数Ndが3の場合、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに割り当て、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに割り当て、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xに割り当てたものを第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとして構成する。第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに割り当て、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xに割り当て、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに割り当てたものを第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとして構成する。
最後である7番目のステップ(第7のステップ)に、物理リソースブロックPRBペアに対して分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの対応付けを行う。すなわち、仮想リソースブロックDVRBユニットグループ各々を互いに重複しないように、各仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する仮想リソースブロックDVRBユニット数の周波数方向に連続する物理リソースブロックDVRBに対応付ける。これにより、仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBの組合せと、該組合せに対応付けられた仮想リソースブロックDVRBの番号の順番を、該組合せの順番とする規則、すなわち分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則が作成される。多重数Ndが2の場合、周波数に低い側から順に各物理リソースブロックPRBペアに付されたPRB番号(PRB number)の値が小さい物理リソースブロックPRBペア群に対して第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号(PRB number)の値が大きい物理リソースブロックPRB群に対して第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの各分散仮想リソースブロックDVRBユニットのうち、仮想リソースブロックDVRBの組み合わせが同じ2つの分散仮想リソースブロックDVRBユニットが配置される物理リソースブロックPRBの周波数方向の間隔は、基本的に分散仮想リソースブロックDVRBの総数を多重数Nd=2で割った値である。第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けした物理リソースブロックPRB群と第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けした物理リソースブロックPRB群との間に各分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付けしない物理リソースブロックPRBを配置する場合は、その個数が間隔に付加される。ここで、分散仮想リソースブロックDVRBユニットと物理リソースブロックPRBを一対一で対応付けし、領域Xはサブフレームの1番目のスロットに対応付けし、領域Yはサブフレームの2番目のスロットに対応付けする。
多重数Ndが3の場合、PRB番号(PRB number)の値が小さい物理リソースブロックPRB群に対して第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、番号(PRB number)の値が真ん中ぐらいの物理リソースブロックPRB群に対して第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、番号(PRB number)の値が大きい物理リソースブロックPRB群に対して第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとに含まれる分散仮想リソースブロックDVRBユニットのうち、仮想リソースブロックDVRBの組み合わせが同一の分散仮想リソースブロックDVRBユニットが配置される物理リソースブロックPRBの間隔と、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとに含まれる分散仮想リソースブロックDVRBユニットのうち、仮想リソースブロックDVRBの組み合わせが同一の分散仮想リソースブロックDVRBユニットが配置される物理リソースブロックPRBの間隔とは、基本的に分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを多重数Nd=3で割った値である。
ただし、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けした物理リソースブロックPRB群と第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けした物理リソースブロックPRB群との間に各分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付けしない物理リソースブロックPRBを配置する場合および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けした物理リソースブロックPRB群と第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けした物理リソースブロックPRB群との間に各分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付けしない物理リソースブロックPRBを配置する場合は、その個数が上述の各間隔に付加される。
ここで、分散仮想リソースブロックDVRBユニットと物理リソースブロックPRBペアを一対一で対応付けし、領域Xはサブフレームの領域A(下りリンク共有データチャネルが割り当てられた領域のうち1、4、7、10番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(同3、6、9、12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(同2、5、8、11番目のOFDMシンボル)に対応付けする。
分散仮想リソースブロックDVRBユニットの総数(N_DVRB/Nd)がセット数(M)で割り切れない場合、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを構成する際に、最後のDVRBユニットセット番号(DVRB−Unit−Set number)の分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットではブランク(分散仮想リソースブロックDVRBではなく、何も情報が対応付けられていない空白の領域を示す)からなる分散仮想リソースブロックDVRBユニットを用いて分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを構成する。第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する際には、ブランクのみからなる分散仮想リソースブロックDVRBユニットは追加せずに、スキップして、分散仮想リソースブロックDVRBから構成された分散仮想リソースブロックDVRBユニットのみを用いて第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。
前述の7番目のステップにおいて、物理リソースブロックPRBに対して分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける際に、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBの総数が多重数Ndで割り切れない場合がある。また、無線リソース割り当て情報のビット数を考慮して分散仮想リソースブロックDVRBの総数を設定する場合がある。このとき、物理リソースブロックPRBの総数より分散仮想リソースブロックDVRBの総数が少ない場合は、余り分の物理リソースブロックPRBをブランク(分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを配置しないことを示す)とする。
なお、多重数Ndが2の場合、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける物理リソースブロックPRB群の間の物理リソースブロックPRBをブランクとする方が好ましい。また、多重数Ndが3の場合、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける物理リソースブロックPRB群の間の物理リソースブロックPRB、または/および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける物理リソースブロックPRB群の間の物理リソースブロックPRBをブランクとする方が好ましい。
ここで、2つの異なる物理リソースブロックPRBのエリア(第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける物理リソースブロックPRB群の間の物理リソースブロックPRBのエリア、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける物理リソースブロックPRB群の間の物理リソースブロックPRBのエリア)をブランクと設定する場合は、ブランクと設定する物理リソースブロックPRBの個数をエリア間で比較的均等になるように設定する。
なお、物理リソースブロックPRBに対して対応付ける分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの順番は異なっていてもよい。例えば、多重数Ndが2の場合、PRB番号(PRB number)の値が小さい物理リソースブロックPRB群に対して第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号(PRB number)の値が大きい物理リソースブロックPRB群に対して第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けしてもよい。また、例えば、多重数Ndが3の場合、PRB番号(PRB number)の値が小さい物理リソースブロックPRB群に対して第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号(PRB number)の値が真ん中ぐらいの物理リソースブロックPRB群に対して第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号(PRB number)の値が大きい物理リソースブロックPRB群に対して第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けしてもよい。
以下、多重数をNd、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBの総数をN_PRB、物理リソースブロックPRBを識別する番号をPRB番号、分散仮想リソースブロックDVRBの総数をN_DVRB、分散仮想リソースブロックDVRBを識別する番号をVRB番号、分散仮想リソースブロックDVRBユニットを識別する番号をDVRBユニット番号、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットのセット数(分散仮想リソースブロックDVRBユニットの数)をM、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを識別する番号をDVRBユニットセット番号と称して、上述の方法による対応付け規則の作成の具体例を説明する。
図8から図12を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第1の例を説明する。図8(a)は、第1の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図8(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB18は、それぞれPRB番号1から18の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。この第1の対応付け規則例では、図8(a)に示すように、物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBは、「18」個であり、多重数Ndは「2」、セット数Mは「2」個の場合について説明する。
図8(b)は、第1の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。図8(b)において、各四角形が分散仮想リソースブロックDVRBを示し、これらの四角形に付した符号DVRB1〜DVRB18は、それぞれVRB番号1から18の分散仮想リソースブロックDVRBであることを表す。物理リソースブロックの総数N_PRBは「18」であり、その値以下で、多重数Nd「2」で割り切れる数の最大値は「18」であるので、この第1の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図8(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、この最大値である「18」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB18について対応付けをする。
図9は、第1の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRB「18」を多重数Nd「2」で割った値は「9」であるので、第1の対応付け規則例では、前述の2番目および3番目のステップにより、図9に示すように9個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU9を構成する。
図9に示すように、これらのうち、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1は、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB10により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU2は、分散仮想リソースブロックDVRB2とDVRB11により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3は、分散仮想リソースブロックDVRB3とDVRB12により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU4は、分散仮想リソースブロックDVRB4とDVRB13により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5は、分散仮想リソースブロックDVRB5とDVRB14により構成される。
分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU6は、分散仮想リソースブロックDVRB6とDVRB15により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU7は、分散仮想リソースブロックDVRB7とDVRB16により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU8は、分散仮想リソースブロックDVRB8とDVRB17により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU9は、分散仮想リソースブロックDVRB9とDVRB18により構成される。
ここで、分散仮想リソースブロックDVRBユニットは多重数Nd「2」個の領域、すなわち領域Xと領域Yからなる。分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU9の領域Xには、それぞれ分散仮想リソースブロックDVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6、DVRB7、DVRB8、DVRB9が割り当てられ、領域Yには、それぞれ分散仮想リソースブロックDVRB10、DVRB11、DVRB12、DVRB13、DVRB14、DVRB15、DVRB16、DVRB17、DVRB18が割り当てられる。
図10は、第1の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。セット数Mである「2」個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを5個(9を2で割った切り上げ:CEILING(9/2))生成する。図10に示すように、前述の4番目のステップにより、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1とDU2により構成される。
同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3とDU4により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5とDU6により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS4は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU7とDU8により構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS5は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU9とブランクからなる1つの分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成する。ここで、各分散仮想リソースブロックDVRBユニット(ブランク含む)に対して各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内における番号付け(1−1、1−2、2−1、2−2、3−1、3−2、4−1、4−2、5−1、5−2)を行う。これらの番号は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットのDVRBユニットセット番号と、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内における分散仮想リソースブロックDVRBユニットに含まれる分散仮想リソースブロックDVRBのVRB番号が小さい方の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから順に付された番号である。
図11は、第1の対応付け規則例における第1のおよび第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットからなる第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。この構成は、具体的には、以下のようにして行われる。第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1のVRB番号の小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1が追加され、次に分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2のVRB番号の小さい分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3が追加されるというようにして、続いて分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU7、DU9が追加され、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおけるVRB番号の小さい方の分散仮想リソースブロックDVRBユニットが全て追加される。
次に分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1のVRB番号の大きい分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU2が追加され、次に分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2のVRB番号の大きい分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU4が追加されるというようにして、続いて分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU6、DU8が追加され、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおけるVRB番号の大きい方の分散仮想リソースブロックDVRBユニットが全て追加される。このとき、ブランクは第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに追加しない。
これにより、第1次分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図11に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU7、DU9、DU2、DU4、DU6、DU8の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB7、DVRB9、DVRB2、DVRB4、DVRB6、DVRB8の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB10、DVRB12、DVRB14、DVRB16、DVRB18、DVRB11、DVRB13、DVRB15、DVRB17の順に並んだものとなる。
前述の6番目のステップにより、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとは各領域に割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBが異なる第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。すなわち、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBと領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを交換して第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。
図12は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第1の例を示す図である。図12において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB18の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜18の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB18は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・18であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜9の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号10〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。さらに、領域Xにはサブフレームの1番目のスロットを対応付けし、領域Yにはサブフレームの2番目のスロットを対応付けする。これにより、図12に示すように、PRB番号1〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の1番目のスロットには、VRB番号が、1、3、5、7、9、2、4、6、8、10、12、14、16、18、11、13、15、17の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の2番目のスロットには、10、12、14、16、18、11、13、15、17、1、3、5、7、9、2、4、6、8の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図13から図17を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第2の例を説明する。図13(a)は、第2の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図13(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB12は、それぞれPRB番号1から12の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第2の対応付け規則例では、多重数Ndが「2」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「12」個、セット数Mが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「12」で、多重数Ndが「2」であるので、この第2の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図13(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを「12」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB12について対応付けをする。
図14は、第2の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第2の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図14に示すように6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6を構成する。6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6)が割り当てられる。また、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Yには、VRB番号が7、8、9、10、11、12の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12)が割り当てられる。
図15は、第2の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図15に示すように、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより3個(DUS1〜DUS3)生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU6とから構成される。このとき、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットを2で均等に分けることができるため、ブランクは用いない。
図16は、第2の対応付け規則例における第1のおよび第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1次分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図16に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU2、DU4、DU6の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図16に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBと領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを交換したものとなる。すなわち、第2次分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並んだものとなる。
図17は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第2の例を示す図である。図17において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB12の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜12の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB12は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・12であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜9の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号10〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。さらに、領域Xにはサブフレームの1番目のスロットを対応付けし、領域Yにはサブフレームの2番目のスロットを対応付けする。これにより、図17に示すように、PRB番号1〜12の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の1番目のスロットには、VRB番号が、1、3、5、7、9、2、4、6、8、10、12、14、16、18、11、13、15、17の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の2番目のスロットには、10、12、14、16、18、11、13、15、17、1、3、5、7、9、2、4、6、8の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に、図18から図22を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第3の例を説明する。図18(a)は、第2の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図18(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB15は、それぞれPRB番号1から15の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第3の対応付け規則例では、多重数Ndが「2」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「15」個、セット数Mが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「15」であり、多重数Ndが「2」であるので、この第2の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図18(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、「14」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB14について対応付けをする。
図19は、第3の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第3の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図19に示すように7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7を構成する。7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6、7の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6、DVRB7)が割り当てられる。また、7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7それぞれの領域Yには、VRB番号が8、9、10、11、12、13、14の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12、DVRB14)が割り当てられる。
図20は、第3の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図20に示すように、7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより4個(DUS1〜DUS4)生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU6とから構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS4は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU7とブランクから構成される。
図21は、第3の対応付け規則例における第1のおよび第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1次分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図21に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU7、DU2、DU4、DU6の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB7、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB8、DVRB10、DVRB12、DVRB14、DVRB9、DVRB11、DVRB13の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図21に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBと領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを交換したものとなる。すなわち、第2次分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB8、DVRB10、DVRB12、DVRB14、DVRB9、DVRB11、DVRB13の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB7、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並んだものとなる。
図22は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第3の例を示す図である。図22において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB14の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜14の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB15は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・15であることを示す。
第3の対応付け規則例の場合、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRB「14」より物理リソースブロックPRBの総数N_PRB「15」が1個多いため、前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜7の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号8の物理リソースブロックPRBはブランクとし、PRB番号9〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域Xにはサブフレームの1番目のスロットを対応付けし、領域Yにはサブフレームの2番目のスロットを対応付けする。これにより、図22に示すように、PRB番号1〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の1番目のスロットには、VRB番号が、1、3、5、7、2、4、6、ブランク、8、10、12、14、16、9、の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の2番目のスロットには、8、10、12、14、9、11、13、ブランク、1、3、5、7、2、4、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図23から図27を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第4の例を説明する。図23(a)は、第4の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図23(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB18は、それぞれPRB番号1から18の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第4の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「18」個、セット数Mが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「18」であり、多重数Ndが「3」であるので、この第4の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図23(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、「18」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB18について対応付けをする。
図24は、第4の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第4の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図24に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRB「18」を多重数Nd「3」で割った値である6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6を構成する。第4の対応付け規則例は、多重数Ndが「3」なので、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットは、3つの領域X、Y、Zに分割される。6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6)が割り当てられる。
また、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Yには、VRB番号が7、8、9、10、11、12の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12)が割り当てられる。また、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Zには、VRB番号が13、14、15、16、17、18の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB13、DVRB14、DVRB15、DVRB16、DVRB17、DVRB18)が割り当てられる。
図25は、第4の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図25に示すように、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより3個(DUS1〜DUS3)(6を2で割った切り上げ:CEILING(6/2))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU6とから構成される。ここで、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットに対して各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内における番号付け(1−1、1−2、2−1、2−2、3−1、3−2)を行う。
図26は、第4の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。すなわち、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループには、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内で小さい番号が付けられた分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット1の1−1、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット2の2−1、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット3の3−1の順に追加された後に、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内で大きい番号が付けられた分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット1の1−2、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット2の2−2、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット3の3−2の順に追加される。
これにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図26に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU2、DU4、DU6の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図26に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図26に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並んだものとなる。
図27は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第4の例を示す図である。図27において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB18の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜18の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB18は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・18であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜6の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号7〜12の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号13〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図27に示すように、PRB番号1〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、3、5、2、4、6、13、15、17、14、16、18、7、9、11、8、10、12の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、7、9、11、8、10、12、1、3、5、2、4、6、13、15、17、14、16、18の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、13、15、17、14、16、18、7、9、11、8、10、12、1、3、5、2、4、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図28から図32を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第5の例を説明する。図28(a)は、第5の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図28(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB15は、それぞれPRB番号1から15の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第5の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「15」個、セット数Mが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「15」であり、多重数Ndが「3」であるので、この第5の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図28(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、「15」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB15について対応付けをする。
図29は、第5の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第5の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図29に示すように5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5を構成する。5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5)が割り当てられる。また、5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Yには、VRB番号が6、7、8、9、10の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB6、DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10)が割り当てられる。また、5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Zには、VRB番号が11、12、13、14、15の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB11、DVRB12、DVRB13、DVRB14、DVRB15)が割り当てられる。
図30は、第5の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図30に示すように、5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより3個(DUS1〜DUS3)(5を2で割った切り上げ:CEILING(5/2))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5とブランクとから構成される。
図31は、第5の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図31に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU2、DU4の順に並んだものとなる。このとき、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3のブランクは、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループには、割り当てない。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB6、DVRB8、DVRB10、DVRB7、DVRB9の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB11、DVRB13、DVRB15、DVRB12、DVRB14の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図31に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB11、DVRB13、DVRB15、DVRB12、DVRB14の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB6、DVRB8、DVRB10、DVRB7、DVRB9の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図31に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB6、DVRB8、DVRB10、DVRB7、DVRB9の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB11、DVRB13、DVRB15、DVRB12、DVRB14の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4の順に並んだものとなる。
図32は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第5の例を示す図である。図32において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB15の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜15の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB15は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・15であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜5の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号6〜10の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号11〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図32に示すように、PRB番号1〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、3、5、2、4、11、13、15、12、14、6、8、10、7、9の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、6、8、10、7、9、1、3、5、2、4、11、13、15、12、14の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、11、13、15、12、14、6、8、10、7、9、1、3、5、2、4の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図33から図37を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第6の例を説明する。図33(a)は、第6の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図33(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB19は、それぞれPRB番号1から19の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第6の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「19」個、セット数Mが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「19」であり、多重数Ndが「3」であるので、この第6の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図33(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、この最大値である「18」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB18について対応付けをする。
図34は、第6の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第6の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図34に示すように6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6を構成する。6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6)が割り当てられる。
また、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Yには、VRB番号が7、8、9、10、11、12の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12)が割り当てられる。また6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Zには、VRB番号が13、14、15、16、17、18の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB13、DVRB14、DVRB15、DVRB16、DVRB17、DVRB18)が割り当てられる。
図35は、第6の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図35に示すように、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより3個(DUS1〜DUS3)生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU6とから構成される。
図36は、第6の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1次分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図36に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU2、DU4、DU6の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図36に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図36に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並んだものとなる。
図37(a)および図37(b)は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第6の例を示す図である。図37(a)および図37(b)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB18の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜18の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB19は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・19であることを示す。
この第6の対応付け規則例では、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRB「18」より物理リソースブロックPRBペアN_PRB「19」が1個多いため、物理リソースブロックPRBペアに、第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける際に、いずれかの物理リソースブロックPRBペアにブランクを対応づける。このとき、ブランクは、システム帯域幅の端部ではなく、分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの間に対応付けられた方が望ましい。このようにすることで、分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループ間の周波数の違いをブランクを対応付けた物理リソースブロックPRBペアの分、広げることができる。
図37(a)の例では、前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜6の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号7〜12の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号13にブランクを対応付けし、PRB番号14〜19の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図37(a)に示すように、PRB番号1〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、3、5、2、4、6、13、15、17、14、16、18、ブランク、7、9、11、8、10、12の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、7、9、11、8、10、12、1、3、5、2、4、6、ブランク、13、15、17、14、16、18の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、13、15、17、14、16、18、7、9、11、8、10、12、ブランク、1、3、5、2、4、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
図37(b)の例では、前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜6の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号7にブランクを対応付けし、PRB番号8〜13の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号14〜19の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。
これにより、図37(b)に示すように、PRB番号1〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、3、5、2、4、6、ブランク、13、15、17、14、16、18、7、9、11、8、10、12の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、7、9、11、8、10、12、ブランク、1、3、5、2、4、6、13、15、17、14、16、18の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、13、15、17、14、16、18、ブランク、7、9、11、8、10、12、1、3、5、2、4、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図38から図42を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第7の例を説明する。図38(a)は、第7の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図38(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB20は、それぞれPRB番号1から20の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第7の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「20」個、セット数Mが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「20」であり、多重数Ndが「3」であるので、この第7の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図38(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、この最大値である「18」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB18について対応付けをする。
図39は、第7の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第7の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図39に示すように6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6を構成する。6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6)が割り当てられる。また、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Yには、VRB番号が7、8、9、10、11、12の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12)が割り当てられる。また、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Zには、VRB番号が13、14、15、16、17、18の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB13、DVRB14、DVRB15、DVRB16、DVRB17、DVRB18)が割り当てられる。
図40は、第7の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図40に示すように、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより3個(DUS1〜DUS3))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU6とから構成される。
図41は、第7の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図31に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU2、DU4、DU6の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図41に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図41に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB9、DVRB11、DVRB8、DVRB10、DVRB12の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB15、DVRB17、DVRB14、DVRB16、DVRB18の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB2、DVRB4、DVRB6の順に並んだものとなる。
図42は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第7の例を示す図である。図42において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB18の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜18の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB20は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・20であることを示す。
この第7の対応付け規則例では、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRB「18」より物理リソースブロックPRBペアN_PRB「20」が2個多いため、物理リソースブロックPRBペアに、第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付ける際に、いずれか2つの物理リソースブロックPRBペアにブランクを対応づける。このとき、ブランクは、システム帯域幅の端部ではなく、分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの間に対応付けられた方が望ましい。このようにすることで、分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループ間の周波数の違いを、ブランクを対応付けた物理リソースブロックPRBペアの分、広げることができる。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜6の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号7の物理リソースブロックPRBペアに対してブランクを対応付けし、PRB番号8〜13の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号14の物理リソースブロックPRBペアに対してブランクを対応付けし、PRB番号15〜20の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図42に示すように、PRB番号1〜20の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、3、5、2、4、6、ブランク、13、15、17、14、16、18、ブランク、7、9、11、8、10、12の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、7、9、11、8、10、12、ブランク、1、3、5、2、4、6、ブランク、13、15、17、14、16、18の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、13、15、17、14、16、18、ブランク、7、9、11、8、10、12、ブランク、1、3、5、2、4、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図43から図47を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第8の例を説明する。図43(a)は、第8の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図43(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB18は、それぞれPRB番号1から18の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第8の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「18」個、セット数Mが「3」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「18」がであり、多重数Ndが「3」であるので、この第5の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図43(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、この最大値である「18」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB18について対応付けをする。
図44は、第8の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第8の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図44に示すように6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6を構成する。6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6)が割り当てられる。また、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Yには、VRB番号が7、8、9、10、11、12の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12)が割り当てられる。また、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6それぞれの領域Zには、VRB番号が13、14、15、16、17、18の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB13、DVRB14、DVRB15、DVRB16、DVRB17、DVRB18)が割り当てられる。
図45は、第8の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図45に示すように、6個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、3(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより2個(DUS1〜DUS2)(6を3で割った切り上げ:CEILING(6/3))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2、DU3とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU4、DU5、DU6とから構成される。ここで、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU6に関する各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内における番号付け(1−1、1−2、1−3、2−1、2−2、2−3)を行う。
図46は、第8の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。すなわち、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループには、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1、DUS2のうち、小さい番号付けがされたものから追加していく、すなわち、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1の1−1、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2の2−1、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1の1−2、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2の2−2、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1の1−3、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2の2−3の順に追加する。
これにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図46に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU4、DU2、DU5、DU3、DU6の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB2、DVRB5、DVRB3、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB10、DVRB8、DVRB11、DVRB9、DVRB12の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB16、DVRB14、DVRB17、DVRB15、DVRB18の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図46に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB16、DVRB14、DVRB17、DVRB15、DVRB18の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB2、DVRB5、DVRB3、DVRB6の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB10、DVRB8、DVRB11、DVRB9、DVRB12の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図46に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB10、DVRB8、DVRB11、DVRB9、DVRB12の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB13、DVRB16、DVRB14、DVRB17、DVRB15、DVRB18の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB2、DVRB5、DVRB3、DVRB6の順に並んだものとなる。
図47は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第8の例を示す図である。図47において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB18の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜18の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB18は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・18であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜6の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号7〜12の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号13〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図47に示すように、PRB番号1〜18の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、4、2、5、3、6、13、16、14、17、15、18、7、10、8、11、9、12の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、7、10、8、11、9、12、1、4、2、5、3、6、13、16、14、17、15、18の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、13、16、14、17、15、18、7、10、8、11、9、12、1、4、2、5、3、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図48から図52を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第9の例を説明する。図48(a)は、第9の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図48(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB21は、それぞれPRB番号1から21の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第9の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「21」個、セット数Mが「3」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「21」であり、多重数Ndが「3」であるので、この第9の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図48(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、この最大値である「21」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB21について対応付けをする。
図49は、第9の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第9の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図49に示すように7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7を構成する。7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6、7の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6、DVRB7)が割り当てられる。また、7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7それぞれの領域Yには、VRB番号が8、9、10、11、12、13、14の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB8、DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12、DVRB13、DVRB14)が割り当てられる。また、7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU7それぞれの領域Zには、VRB番号が15、16、17、18、19、20、21の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB15、DVRB16、DVRB17、DVRB18、DVRB19、DVRB20、DVRB21)が割り当てられる。
図50は、第9の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図50に示すように、7個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、3(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより3個(DUS1〜DUS3)(7を3で割った切り上げ:CEILING(7/2))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2、DU3から構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU4、DU5、DU6とから構成される。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU7とブランクからなる2つの分散仮想リソースブロックDVRBユニットとから構成される。
図51は、第9の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図51に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU4、DU7、DU2、DU5、DU3、DU6の順に並んだものとなる。このとき、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3のブランクは、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループには、割り当てない。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB7、DVRB2、DVRB5、DVRB3、DVRB6の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB8、DVRB11、DVRB14、DVRB9、DVRB12、DVRB10、DVRB13の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB15、DVRB18、DVRB21、DVRB16、DVRB19、DVRB17、DVRB20の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図51に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB15、DVRB18、DVRB21、DVRB16、DVRB19、DVRB17、DVRB20の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB7、DVRB2、DVRB5、DVRB3、DVRB6の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB8、DVRB11、DVRB14、DVRB9、DVRB12、DVRB10、DVRB13の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図51に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB8、DVRB11、DVRB14、DVRB9、DVRB12、DVRB10、DVRB13の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB15、DVRB18、DVRB21、DVRB16、DVRB19、DVRB17、DVRB20の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB7、DVRB2、DVRB5、DVRB3、DVRB6の順に並んだものとなる。
図52は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第9の例を示す図である。図52において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB21の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜21の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB21は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・21であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜7の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号8〜14の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号15〜21の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図52に示すように、PRB番号1〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、4、7、2、5、3、6、15、18、21、16、19、17、20、8、11、14、9、12、10、13の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、8、11、14、9、12、10、13、1、4、7、2、5、3、6、15、18、21、16、19、17、20の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、15、18、21、16、19、17、20、8、11、14、9、12、10、13、1、4、7、2、5、3、6の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
次に図53から図57を用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第10の例を説明する。図53(a)は、第10の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図53(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB15は、それぞれPRB番号1から15の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第10の対応付け規則例では、多重数Ndが「3」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「15」個、セット数Mが「3」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。物理リソースブロックの総数N_PRBが「15」であり、多重数Ndが「3」であるので、この第10の対応付け規則例では、前述の1番目のステップにより、図53(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、この最大値である「15」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB15について対応付けをする。
図54は、第10の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第10の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図54に示すように5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5を構成する。5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5)が割り当てられる。また、5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Yには、VRB番号が6、7、8、9、10の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB6、DVRB7、DVRB8、DVRB9、DVRB10)が割り当てられる。また、5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5それぞれの領域Zには、VRB番号が11、12、13、14、15の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB11、DVRB12、DVRB13、DVRB14、DVRB15)が割り当てられる。
図55は、第10の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図55に示すように、5個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、3(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより2個(DUS1〜DUS2)(5を3で割った切り上げ:CEILING(5/3))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU4、DU5と、ブランクとから構成される。ここで、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU5とブランクとに関する各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内における番号付け(1−1、1−2、1−3、2−1、2−2、2−3)を行う。
図56は、第10の対応付け規則例における第1、第2および第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、全ての分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを構成する。すなわち、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループには、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1、DUS2のうち、小さい番号付けがされたものから追加していく、すなわち、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1の1−1、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2の2−1、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1の1−2、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2の2−2、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1の1−3の順に追加する。このとき、ブランクである分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2の2−3については追加しない。
これにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図56に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU4、DU2、DU5、DU3の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB2、DVRB5、DVRB3の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB6、DVRB9、DVRB7、DVRB10、DVRB8の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB11、DVRB14、DVRB12、DVRB15、DVRB13の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図56に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB11、DVRB14、DVRB12、DVRB15、DVRB13の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB2、DVRB5、DVRB3の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBはDVRB6、DVRB9、DVRB7、DVRB10、DVRB8の順に並んだものとなる。
また、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図56に示すように、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Zに、領域Zに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB7、DVRB10、DVRB8、DVRB11、DVRB9、DVRB12の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB11、DVRB14、DVRB12、DVRB15、DVRB13の順に並び、領域Zに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB4、DVRB2、DVRB5、DVRB3の順に並んだものとなる。
図57は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第10の例を示す図である。図57において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB15の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜18の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB15は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・15であることを示す。
前述の7番目のステップにより、PRB番号1〜5の物理リソースブロックPRBペアに対して5番目のステップで生成した第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号6〜10の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、PRB番号11〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して6番目のステップで生成した第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けする。
さらに、領域XはサブフレームをOFDMシンボルベースホッピングにて分割した領域A(4番目と7番目と10番目と13番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Yはサブフレームの領域B(6番目と9番目と12番目のOFDMシンボル)に対応付けし、領域Zはサブフレームの領域C(5番目と8番目と11番目と14番目のOFDMシンボル)に対応付けする。これにより、図57に示すように、PRB番号1〜15の物理リソースブロックPRBペアに対して、各々の領域Aには、VRB番号が、1、4、2、5、3、11、14、12、15、13、6、9、7、10、8の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Bには、6、9、7、10、8、1、4、2、5、3、11、14、12、15、13の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられ、各々の領域Cには、11、14、12、15、13、6、9、7、10、8、1、4、2、5、3の分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる。
基地局装置1は、予め報知チャネルにて、システム帯域幅を表す情報を移動局装置2に送信する。このとき、システム帯域幅に換えて、物理リソースブロックPRBの総数を表す情報を送信してもよい。また、基地局装置1は、システム帯域幅または物理リソースブロックPRBの総数に加えて、多重数Nd、セット数Mまたは送信に用いる送信アンテナ数を表す情報を送信してもよい。多重数Ndとセット数Mが報知チャネルにて送信されない場合は、多重数はシステム帯域幅によって、セット数Mは、システム帯域幅、多重数、あるいは、送信に用いられる送信アンテナ数によって決められる。
情報基地局装置1は、各移動局装置2に割り当てた分散仮想リソースブロックDVRBの信号を、上述の対応付け規則例1〜10のような分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則に従った物理リソースブロックPRBペアの下りリンク共有データチャネルに配置して分散送信で送信するとともに、各移動局装置2に割り当てた分散仮想リソースブロックDVRBを表す開始VRB番号と連続VRB数からなる無線リソース割り当て情報を下りリンク制御チャネルに配置して移動局装置2に送信する。
次に、移動局装置2が無線通信システムの分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則を認識する手順について説明する。先ず、移動局装置2の受信処理部21は集中送信で送信された報知チャネルを受信し、制御部20は報知チャネルに含められたシステム帯域幅の情報を取得する。ここで、システム帯域幅と物理リソースブロックPRBの総数は予め対応付けられており、移動局装置2の制御部20は、取得したシステム帯域幅の情報に基づき、物理リソースブロックPRBの総数を取得する。なお、システム帯域幅の情報ではなく、物理リソースブロックPRBの総数の情報を報知チャネルに含める構成であってもよい。
また、物理リソースブロックPRBの総数と多重数Ndは予め対応付けられており、移動局装置2の制御部20は、取得した物理リソースブロックPRBの総数に基づき、多重数Ndを取得する。例えば、物理リソースブロックPRBの総数が予め決められた値より少ない場合は多重数Ndが「2」、多い場合は多重数Ndが「3」と対応付けられている。なお、多重数Ndと物理リソースブロックPRBの総数を予め対応付けずに、多重数Ndに関する情報を報知チャネルに含める構成であってもよい。
分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットの分散仮想リソースブロックDVRBユニットの数であるセット数Mは、物理リソースブロックPRBの総数と予め対応付けられており、移動局装置2の制御部20は、取得した物理リソースブロックPRBの総数に基づき、セット数Mを取得する。または、セット数Mは多重数Ndと予め対応付けられていてもよい。例えば、多重数Ndが「2」の場合はセット数Mは「2」、多重数Ndが「3」の場合はセット数Mは「3」と対応付けられている。
または、セット数Mは報知チャネルに含められる基地局装置1の送信アンテナ数と予め対応付けられており、移動局装置2の制御部20は、取得した基地局装置1の送信アンテナ数に基づき、セット数Mを取得してもよい。例えば、基地局装置1の送信アンテナ数が4本の場合はセット数Mは2、基地局装置1の送信アンテナ数が2本の場合はセット数Mは3と対応付けられている。
つまり、用いている送信アンテナ数が多い場合と比較して用いている送信アンテナ数が少ない場合は下りリンク共有データチャネルの受信品質の劣化が大きくなるため、大きなセット数Mを用いてより大きな周波数ダイバーシチ効果を得るようにしてもよい。なお、セット数Mを物理リソースブロックPRBの総数、または多重数Nd、または基地局装置1の送信アンテナ数と予め対応付けずに、セット数Mに関する情報を報知チャネルに含める構成であってもよい。以上のように、物理リソースブロックPRBの総数、多重数Nd、セット数Mの情報を取得することにより移動局装置2は分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBの対応付けを認識する。
次に、移動局装置2が、自移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを構成する下りリンク共有データチャネルが配置されたリソースエレメントを認識して、検出する手順について説明する。移動局装置2は、制御フォーマットインディケータチャネルを受信し、制御フォーマットインディケータ検出部408が、制御フォーマットインディケータを検出し、該制御フォーマットインディケータに基づき、制御部20は、下りリンク制御チャネルおよび下りリンク共有データチャネルが配置されるOFDMシンボルを認識し、このOFDMシンボルに基づく下りリンク制御チャネルおよび下りリンク共有データチャネルの分離を多重分離部405に通知する。ここで、制御フォーマットインディケータチャネルは、予め決められたリソースエレメントに配置されているので、制御フォーマットインディケータチャネルの分離は、該配置に基づき多重分離部405が行う。
次に、制御部20からの通知に従い多重分離部405は、下りリンク制御チャネルを分離し、制御部20は、下りリンク制御チャネルに含められた無線リソース割り当て情報が表す開始VRB番号、連続VRB数を取得する。次に、制御部20は、この開始VRB番号と連続VRB数とにより自移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBのVRB番号を1つ、または複数認識する。制御部20は、先に受信した報知チャネルに含められていた情報により取得した分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則と、割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBのVRB番号とから、自移動局装置2に割り当てられた分散物理リソースブロックDVRBが配置された物理リソースブロックPRBと領域、すなわちリソースエレメントを認識する。制御部20は、このリソースエレメントを、自装置宛の下りリンク共有データチャネルとして分離し、伝播路補償部412に出力するように、多重分離部405に指示する。
本発明において、基地局装置1が、分散送信するために、一つの移動局装置2に開始VRB数と連続VRB数とで一度に割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBの数は、セット数M以下であることが好ましい。前述の6番目のステップにより、セット数M内の分散仮想リソースブロックDVRB(一つの分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを構成する分散仮想リソースブロックDVRB)は、周波数方向に分散して配置されるからである。
これを図8と図12を用いて説明する。例えば、基地局装置1が、ある移動局装置2に対して開始VRB番号として「5」(図8(b)のDVRB5)を示し、連続VRB番号として「2」を示して下りリンク共有データチャネルを分散送信で送信した場合、この移動局装置2は、VRB番号「5」から2つの分散仮想リソースブロックDVRB、すなわちVRB番号「5」と「6」の分散仮想リソースブロックDVRB(図8(b)のDVRB5とDVRB6)を受信する。
図12の対応付け規則例では、VRB番号「5」の分散仮想リソースブロックDVRB(DVRB5)は物理リソースブロックPRB3の1番目のスロットと物理リソースブロックPRB12の2番目のスロットとに対応付けされ、VRB番号「6」の分散仮想リソースブロックDVRB(DVRB6)は物理リソースブロックPRB8の1番目のスロットと物理リソースブロックPRB17の2番目のスロットとに対応付けされている。すなわち、VRB番号「5」と「6」の分散仮想リソースブロックDVRBを割り当てられた移動局装置2は、物理リソースブロックPRB3、8の1番目のスロットと、物理リソースブロックPRB12、17の2番目のスロットとに配置された下りリンク共有データチャネルを受信する。
このように、用いる物理リソースブロックPRB間の最大距離(上述の例では、PRB3〜PRB17)を増大することができ、物理リソースブロックPRBの配置(上述の例では、PRB3、PRB8、PRB12、PRB17)もまばらにすることができる。以上のことから、本発明を用いることにより、従来よりもまばらに配置された物理リソースブロックPRBを用いて分散送信を行うことができ、周波数ダイバーシチ効果を向上することができる。なお、物理リソースブロックPRBの総数が少ない場合と比較して多くなるにつれて、更にまばらに配置された物理リソースブロックPRBを用いて分散送信を行うことができ、周波数ダイバーシチ効果を向上することができる。
また、本実施形態では、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、物理リソースブロックPRBの総数以下で多重数Ndで割り切れる最大数であるとして説明したが、最大数ではなく、異なる値(最大数より小さく多重数Ndで割り切れる値)にしてもよい。例えば、物理リソースブロックPRBの総数N_PRBが「18」個であり、多重数Ndが「2」の場合を例にして説明する。
この例の場合、物理リソースブロックPRBの総数N_PRB以下で多重数Ndで割り切れる最大数は「18」である。18個の分散仮想リソースブロックDVRBを無線リソース割り当て情報で示すには開始VRB番号が5ビット(32状態)必要となる。しかしながら、分散仮想リソースブロックDVRBの個数を16個にした場合、開始VRB 番号は4ビット(16状態)で示すことができ、1ビット削減することができる。このように、無線リソース割り当て情報のオーバヘッドを考慮して、分散仮想リソースブロックDVRBの総数を物理リソースブロックPRBの総数以下で多重数Ndで割り切れる最大数ではない異なる値に設定してもよい。
次に図58から図62は、このように分散仮想リソースブロックDVRBの総数を小さくすることで開始VRB番号のビット数を削減する、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付け規則の第11の例を説明する図である。図58(a)は、第11の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図58(a)において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアを示し、これらの四角形に付した符号PRB1〜PRB18は、それぞれPRB番号1から18の物理リソースブロックPRBペアであることを表す。
第11の対応付け規則例では、多重数Ndが「2」、システム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアの総数N_PRBが「18」個、セットMが「2」個の場合について説明する。説明の簡略化のため、図8〜12にて示した第1の対応付け規則例と異なる部分について説明する。この第11の対応付け規則例では、図58(b)に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBの総数N_DVRBを、物理リソースブロックPRBの総数N_PRB「18」以下であり、多重数Nd「2」で割り切れる数である「16」個とし、分散仮想リソースブロックDVRB1〜DVRB16について対応付けをする。これにより、無線リソース割り当て情報の開始VRB番号を4ビット(16状態)で構成し、制御ビットを無駄なく十分に利用することができる。
図59は、第11の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。第11の対応付け規則例の場合、前述の2番目および3番目のステップにより、図59に示すように8個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU8を構成する。8個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU8それぞれの領域Xには、VRB番号が1、2、3、4、5、6、7、8の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB1、DVRB2、DVRB3、DVRB4、DVRB5、DVRB6、DVRB7、DVRB8)が割り当てられる。また、8個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1〜DU8それぞれの領域Yには、VRB番号が9、10、11、12、13、14、15、16の分散仮想リソースブロックDVRB(符号DVRB9、DVRB10、DVRB11、DVRB12、DVRB13、DVRB14、DVRB15、DVRB16)が割り当てられる。
図60は、第11の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。図60に示すように、8個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットから、2(M)個の分散仮想リソースブロックDVRBユニットにより構成される分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを、前述の4番目のステップにより4個(DUS1〜DUS4))生成する。分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS1は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU1、DU2とから構成される。同様に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS2は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU3、DU4とから、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS3は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU5、DU6とから、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットDUS4は、分散仮想リソースブロックDVRBユニットDU7、DU8とから構成される。
図61は、第11の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。前述の5番目のステップにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、図61に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBユニットがDU1、DU3、DU5、DU7、DU2、DU4、DU6、DU8の順に並んだものとなる。すなわち、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB7、DVRB2、DVRB4、DVRB6、DVRB8の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB9、DVRB11、DVRB13、DVRB15、DVRB10、DVRB12、DVRB14、DVRB16の順に並んだものとなる。
また、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、前述の6番目のステップにより、図61に示すように、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループの領域Xに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Yに、領域Yに割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを領域Xにしたものとなる。すなわち、第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループは、領域Xに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB9、DVRB11、DVRB13、DVRB15、DVRB10、DVRB12、DVRB14、DVRB16の順に並び、領域Yに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBは、DVRB1、DVRB3、DVRB5、DVRB7、DVRB2、DVRB4、DVRB6、DVRB8の順に並んだものとなる。
図62は、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第11の例を示す図である。図62において、横軸に周波数をとり、各四角形が物理リソースブロックPRBペアにおける各スロットの領域を示す。各四角形すなわち、各物理リソースブロックPRBペアの各スロットに付したDVRB1、DVRB2・・・DVRB16の符号各々は、該当領域に割り当てられるVRB番号1〜16の分散仮想リソースブロックDVRBを表し、各周波数領域に付した符号PRB1、PRB2、・・・PRB18は、該当領域の物理リソースブロックPRBペアの最初の物理リソースブロックPRBのPRB番号が1、2、・・・18であることを示す。
前述の7番目のステップにより、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを物理リソースブロックPRBに対応付ける際に、システム帯域幅の端の物理リソースブロックPRBペアPRB1からPRB8に第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、システム帯域幅のもう一方の端の物理リソースブロックPRBペアPRB11からPRB18に第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを対応付けし、その間の物理リソースブロックPRBペアであるPRB9とPRB10にブランクを対応付ける。
つまり、物理リソースブロックPRBの総数から分散仮想リソースブロックDVRBの総数を引いた個数分の物理リソースブロックPRBペアはブランクとし、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付ける物理リソースブロック群間の物理リソースブロックPRBペアをブランクとする。分散仮想リソースブロックDVRBの総数を物理リソースブロックPRBの総数以下で多重数Ndで割り切れる最大数とした場合と比較して、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付ける物理リソースブロック群間の複数の物理リソースブロックPRBがブランクとなる可能性があることが異なる。
多重数Ndが「3」の場合は、第1の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付ける物理リソースブロック群間の複数の物理リソースブロックPRB、または/および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループと第3の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループに対応付ける物理リソースブロック群間の複数の物理リソースブロックPRBがブランクとなる可能性がある。
なお、無線リソース割り当て情報として開始VRB番号と連続VRB数を別々の情報フィールド(ビットフィールド)で示すのではなく、情報を組み合わせてツリーベース(Tree−based)方法で構成するようにしてもよい。図63は、開始VRB番号と連続VRB数の情報を組み合わせてツリーベース方法で構成した例を示す。ここでは、18個の分散仮想リソースブロックDVRBの場合について示す。図63において、DVRB1〜DVRB18は、それぞれVRB番号が1〜18の仮想リソースブロックDVRBを示し、これらに付された連続VRB数1の1〜18は、それぞれ該当するVRB番号の仮想リソースブロックDVRBのみを割り当てることを表す。
また、上述の連続VRB数1の1〜18の隣接する2つを結んだ線に付された連続VRB数2の19〜35は、それぞれ、VRB番号が1と2、2と3、3と4、・・・17と18の分散仮想リソースブロックを割り当てることを表す。また、上述の連続VRB数2の19〜35の隣接する2つを結んだ線に付された連続VRB数3の36〜51は、それぞれ、VRB番号が1と2と3、2と3と4、3と4と5、・・・16と17と18の分散仮想リソースブロックを割り当てることを表す。
このように、連続VRB数が1と2と3の場合について可能性のある組み合わせに番号付けを行う。ここでは、連続割り当てVRB数を2とした場合35通りの組み合わせが存在し、連続割り当てVRB数を3とした場合51通りの組み合わせが存在し、この場合は両方とも6ビット(64状態)を用いて各組み合わせを示すことができる。
図12、図17、図22、図27、図32、図37、図42、図47、図52、図57、図62に示すように、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付の規則は、属している分散仮想リソースブロックDVRBの順番が連続している複数の分散仮想リソースブロックDVRBユニットを纏めた分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおいて、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットに属する分散仮想リソースブロックDVRBユニットに対応付けられた物理リソースブロックPRBペアが互いに周波数方向に隣接していない。
これは、上述の5番目のステップにて、分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを生成する際に、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットの順番に、各分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットにおいて最も順番の早い、すなわち最もVRB番号の小さい分散仮想リソースブロックDVRBが属する分散仮想リソースブロックDVRBユニットを一つ抽出し、全ての仮想リソースブロックDVRBユニットを抽出するまで、繰り返したときの、抽出された順番に、仮想リソースブロックDVRBユニットを並べた順番付きの組を分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループとしているためである。
従って、分散仮想リソースブロックDVRBユニットセット内で連続した複数の分散仮想リソースブロックDVRBが一つの移動局装置2に割り当てられても、分散仮想リソースブロックDVRBの信号が配置される物理リソースブロックPRBペアは、周波数方向に隣接せず、よってこれらの信号が配置される領域に偏りが生じないため、優れた周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
また、上述の実施形態において、1番目から7番目のステップにより対応付の規則を生成する方法を説明したが、基地局装置1および移動局装置2は、これら1番目から7番目のステップにより対応付の規則を必要に応じて生成するようにしてもよいし、生成された規則を記憶しておく記憶部を具備し、必要に応じて記憶部から読み出すようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、基地局装置1および移動局装置2は、システム帯域幅に基づき選択、あるいは生成した対応付の規則を用いるとして説明したが、常に同じ対応付の規則を用い、切り替えないようにしてもよい。
また、図4における無線リソース制御部10、制御部11、および図5における下りリンク共有データチャネル処理部210、下りリンク制御チャネル処理部220、参照信号生成部230、制御フォーマットインディケータ信号生成部240、多重部250、IFFT部261、GI挿入部262、および図6における制御部20、および図7におけるGI除去部403、FFT部404、多重分離部405、伝播路推定部406、伝播路補償部407、制御フォーマットインディケータ検出部408、伝播路補償部409、QPSK復調部410、ビタビデコーダ部411、伝播路補償部412、データ復調部413、ターボ復号部414の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の無線通信システムは、携帯電話などの移動体通信システムに用いて好適であるが、これに限定されない。
この発明の一実施形態による無線通信システムにおけるチャネルの構造について、その概略を示す図である。 同実施形態における下りリンクフレームの概略構成を示す図である。 同実施形態における下りリンクにおける物理リソースブロックPRBペア内の下りリンクパイロットチャネルの配置を説明する図である。 同実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における基地局装置1の送信処理部12の内部構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における移動局装置2の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における移動局装置2の受信処理部21の内部構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における第1の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第1の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第1の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第1の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第1の例を示す図である。 同実施形態における第2の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第2の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第2の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第2の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第2の例を示す図である。 同実施形態における第3の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第3の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第3の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第3の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第3の例を示す図である。 同実施形態における第4の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第4の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第4の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第4の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第4の例を示す図である。 同実施形態における第5の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第5の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第5の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第5の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 Bペアとの対応付け規則の第5の例を示す図である。 同実施形態における第6の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第6の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第6の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第6の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第6の例を示す図である。 同実施形態における第7の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第7の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第7の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第7の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第7の例を示す図である。 同実施形態における第8の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第8の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第8の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第8の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第8の例を示す図である。 同実施形態における第9の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第9の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第9の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第9の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第9の例を示す図である。 同実施形態における第10の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第10の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第10の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第10の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第10の例を示す図である。 同実施形態における第11の対応付け規則例におけるシステム帯域幅の物理リソースブロックPRBペアおよび分散仮想リソースブロックDVRBを示す図である。 同実施形態における第11の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVRBユニットを示す図である。 同実施形態における第11の対応付け規則例における分散仮想リソースブロックDVBユニットセットを示す図である。 同実施形態における第11の対応付け規則例における第1および第2の分散仮想リソースブロックDVRBユニットグループを示す図である。 同実施形態における分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の第11の例を示す図である。 同実施形態における開始VRB番号と連続VRB数の情報を組み合わせてツリーベース方法で構成した例を示す。 EUTRAにおけるチャネルの構造について、その概略を示す図である。 EUTRAにおける下りリンクフレームの概略構成を示す図である。 EUTRAの下りリンクにおける物理リソースブロックPRBペア内の下りリンクパイロットチャネルの配置を説明する図である。 従来の多重数Ndが2の場合の分散仮想リソースブロックDVRBマッピングを説明する図である。 従来の多重数Ndが3の場合の分散仮想リソースブロックDVRBマッピングを説明する図である。 従来の基地局装置と移動局装置で使用される分散仮想リソースブロックDVRBの例を示す。 非特許文献6において提案される多重数Nd=2の場合の分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則を示す。 従来の分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の例を示す図である。
符号の説明
1…基地局装置
2…移動局装置
10…無線リソース制御部
11…制御部
12…送信処理部
13…受信処理部
14…リソース対応付部
15…割当情報生成部
20…制御部
21…受信処理部
22…送信処理部
210…下りリンク共有データチャネル処理部
211…ターボ符号部
212…データ変調部
220…下りリンク制御チャネル処理部
221…畳み込み符号部
222…QPSK変調部
230…参照信号生成部
240…制御フォーマットインディケータ信号生成部
250…多重部
260…送信アンテナ毎処理部
261…IFFT部
262…GI挿入部
263…D/A部
264…送信RF部
401…受信RF部
402…A/D部
403…GI除去部
404…FFT部
405…多重分離部
406…伝播路推定部
407…伝播路補償部
408…制御フォーマットインディケータ検出部
409…伝播路補償部
410…QPSK復調部
411…ビタビデコーダ部
412…伝播路補償部
413…データ復調部
414…ターボ復号部

Claims (15)

  1. 複数の移動局装置と、
    無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、前記移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う基地局装置と
    を具備する無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における前記順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている前記移動局装置各々について決定することで、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックを分散送信する際に用いる前記物理リソース割当単位と該物理リソース割当単位各々における時間領域を決定するリソース対応付部と、
    前記対応付け部が決定した前記規則における前記順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する割当情報生成部と、
    前記リソース対応付部の決定に従い、前記移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重する多重部と
    を具備し、
    前記移動局装置は、
    受信した無線リソース割り当て情報と前記規則とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、
    前記制御部の検出結果に基づき、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部と
    を具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記規則は、前記順番が連続した前記組合せを所定のセット数毎に纏めた前記仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該組に属する組合せを構成する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記規則は、
    前記基地局装置が管理する通信帯域幅内の前記物理リソース割当単位に対して、前記通信帯域幅のいずれか一方の端の前記物理リソース割当単位から周波数方向に順に番号付けし、前記番号付けした物理リソース割当単位の総数に応じて仮想リソースブロックの総数を決定し、各仮想リソースブロックの順番を表す番号付けを行う第1のステップと、
    番号が前記仮想リソースブロックの総数を前記多重数で割った値離れた前記仮想リソースブロックを前記多重数纏めた順番付きの組を仮想リソースブロックユニットとする第2のステップと、
    前記仮想リソースブロックユニットのうち、構成する仮想リソースブロックの番号の総和が最も小さい仮想リソースブロックユニットより順に番号付けを行う第3のステップと、
    前記第3のステップによる番号付けの番号が連続する所定のセット数の仮想リソースブロックユニットの組を仮想リソースブロックユニットセットにする第4のステップと、
    前記仮想リソースブロックユニットセットから所定の順番で抽出して並べた仮想リソースブロックユニットの順番付きの組を第1の仮想リソースブロックユニットグループとする第5のステップと、
    前記第1の仮想リソースブロックユニットグループを構成する全ての前記仮想リソースブロックユニットにおける仮想リソースブロックの順番を変更した仮想リソースブロックユニットの順番付きの組を前記第1とは異なる仮想リソースブロックユニットグループとする第6のステップと、
    前記仮想リソースブロックユニットグループ各々を互いに重複しないように、各前記仮想リソースブロックユニットグループを構成する仮想リソースブロックユニット数の周波数方向に連続する物理リソース割当単位に対応付ける第7のステップと
    により生成される前記仮想リソースブロックユニットグループを構成する仮想リソースブロックと前記物理リソース割当単位の組合せと、前記仮想リソースブロックの順番とからなる規則であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記第5のステップは、各前記仮想リソースブロックユニットセットを構成する仮想リソースブロックユニットの番号の総和の最も小さい仮想リソースブロックユニットセットより順に番号付けし、該番号付けされた番号の順に、前記仮想リソースブロックユニットセットから、該仮想リソースブロックユニットセットにおいて最も順番の早い前記仮想リソースブロックを一つ抽出し、全ての前記仮想リソースブロックを抽出するまで、全ての前記仮想リソースブロックユニットセットについて繰り返し、この抽出の順番に前記仮想リソースブロックをならべた前記仮想リソースブロックユニットの順番付きの組を第1の仮想リソースブロックユニットグループとするステップであること
    を特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記仮想リソースブロックユニットにおける前記仮想リソースブロックの順番は、予め決められた時間領域に対応付けられており、
    前記多重部は、該対応付けられた時間領域に該仮想リソースブロックの信号を配置することで、前記物理リソース割当単位に前記仮想リソースブロックの信号を時間多重すること
    を特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  6. 前記所定のセット数は、周波数方向に配置可能な前記物理リソース割当単位の総数に応じて設定されることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  7. 前記所定のセット数は、前記多重数に応じて設定されることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  8. 前記所定のセット数は、送信アンテナ数に応じて設定されることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  9. 前記基地局装置は、前記所定のセット数を表す情報を報知チャネルに含めて、前記移動局装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  10. 前記第7のステップで生成される前記第1とは異なる仮想リソースブロックユニットグループの数は、前記多重数に応じた数であることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  11. 前記仮想リソースブロックの総数は、周波数方向に配置可能な前記物理リソース割当単位の総数以下であり、前記多重数で割り切れる数に設定されることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  12. 前記第6のステップで生成される前記第1とは異なる仮想リソースブロックユニットグループの数は、前記多重数から1を引いた数であり、
    前記第7のステップは、前記仮想リソースブロックユニットグループを前記物理リソース割当単位に対応付ける際に、前記仮想リソースブロックユニットグループが対応付けられる前記物理リソース割当単位群同士の間にある前記物理リソース割当単位であって、前記仮想リソースブロックが対応付けられない物理リソース割当単位の数の合計を、前記通信帯域幅内の物理リソース割当単位の総数から仮想リソースブロックの総数を引いた数となるように、前記仮想リソースブロックユニットグループを前記物理リソース割当単位に対応付けるステップであることを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う基地局装置において、
    前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における前記順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている前記移動局装置各々について決定することで、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックを分散送信する際に用いる前記物理リソース割当単位と該物理リソース割当単位各々における時間領域を決定するリソース対応付部と、
    前記対応付け部が決定した前記規則における前記順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する割当情報生成部と、
    前記リソース対応付部の決定に従い、前記移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重する多重部と
    を具備することを特徴とする基地局装置。
  14. 無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信された信号を受信する移動局装置において、
    前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則と、受信した無線リソース割り当て情報であって、前記規則における前記順番の開始位置および連続数を表す無線リソース割り当て情報とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、
    前記制御部の検出結果に基づき、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部と
    を具備することを特徴とする移動局装置。
  15. 複数の移動局装置と、
    無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、前記移動局装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記移動局装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う基地局装置と
    を具備する無線通信システムにおける無線通信方法において、
    前記基地局装置が、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付の規則であって、該順番が連続している複数の前記仮想リソースブロックを纏めた仮想リソースブロックユニットセットのうち、少なくとも一部の仮想リソースブロックユニットセットにおいて、該仮想リソースブロックユニットセットに属する前記仮想リソースブロックの信号を配置する前記物理リソース割当単位が互いに周波数方向に隣接していない規則における前記順番の開始位置と連続数とを、分散送信の対象となっている前記移動局装置各々について決定することで、該移動局装置宛ての仮想リソースブロックを分散送信する際に用いる前記物理リソース割当単位と該物理リソース割当単位各々における時間領域を決定する第1の過程と、
    前記基地局装置が、前記第1の過程にて決定した前記規則における前記順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む無線リソース割り当て情報を生成する第2の過程と、
    前記基地局装置が、前記第1の過程による決定に従い、前記移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割り当て情報を送信する信号を多重し、該多重した信号を送信する第3の過程と、
    前記移動局装置が、受信した無線リソース割り当て情報と前記規則とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する第4の過程と、
    前記移動局装置が、前記第4の過程による検出結果に基づき、当該移動局装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する第5の過程と
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
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