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JP2009183411A - 衛生用紙の製造方法 - Google Patents

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JP2009183411A
JP2009183411A JP2008025500A JP2008025500A JP2009183411A JP 2009183411 A JP2009183411 A JP 2009183411A JP 2008025500 A JP2008025500 A JP 2008025500A JP 2008025500 A JP2008025500 A JP 2008025500A JP 2009183411 A JP2009183411 A JP 2009183411A
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Satoru Hosokawa
哲 細川
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Abstract

【課題】エンボス加工と保湿液塗布の双方の効果を減殺することなく、より柔軟な衛生用紙を製造することができることに加え、そのような柔軟性に優れた衛生用紙を歩留まり良く、高い生産性で製造することが可能な衛生用紙の製造方法を提供する。
【解決手段】原反ロール10から送り出された長尺原紙2に対してその全面に亘ってエンボス加工を施すエンボス加工工程P1と、エンボス加工が施された長尺原紙2に対してその全面に亘って液体4を噴霧し付着させる液体噴霧工程P2と、を備えた衛生用紙6の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、柔軟性に優れる衛生用紙に関するものである。より具体的には、エンボス加工が施されるとともに、保湿液が含浸されたトイレットペーパーに関するものである。
ティッシュペーパーやトイレットペーパー等の衛生用紙の分野においては、柔軟性を付与することを目的として、原反ロールから送り出された長尺原紙に対してエンボス加工を施す方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、同様の目的で、グラビアロール等を用い、原反ロールから送り出された長尺原紙に対して転写方式で保湿液を塗布する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−276949号公報 特開2007−260161号公報
前記2つの方法は、いずれも衛生用紙の柔軟性向上に有効であるため、長尺原紙に対して、エンボス加工と保湿液の塗布の双方を行えば、より柔軟性に優れた衛生用紙を製造できる可能性がある。しかしながら、長尺原紙に対して、エンボス加工と保湿液の塗布の双方を行った場合、以下のような課題があった。
第1に、長尺原紙に対して、エンボス加工を施した後に、グラビアロール等で保湿液を塗布した場合、折角形成したエンボスがグラビアロールによる押圧力で潰れてしまい、エンボスによる柔軟性付与の効果が十分に発揮されないという課題があった。
第2に、長尺原紙に対して、保湿液を塗布した後に、エンボスロール等でエンボスを形成しようとすると、保湿液による湿潤で紙力が弱っているために、エンボス形成時に長尺原紙に破れや穴開きが発生し易い。従って、不良品の発生率が高く、歩留まりが低くなるという課題があった。
前記の課題を解決するために、原反ロールから送り出された長尺原紙に対して、保湿液を塗布した後、保湿液をある程度乾燥させてから、エンボス加工を行う方法も考えられる。しかしながら、そのような方法は、乾燥工程という新たな工程が必要となるため、連続製造に適さず、作業的にも時間的にも、生産性の高い製造方法とは言えなかった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、エンボス加工と保湿液塗布の双方の効果を減殺することなく、より柔軟な衛生用紙を製造することができることに加え、そのような柔軟性に優れた衛生用紙を歩留まり良く、高い生産性で製造することが可能な衛生用紙の製造方法を提供するものである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結果、原反ロールから送り出された長尺原紙や、複数の原反ロールから送り出された複数系統の長尺原紙を重ね合わせて複数プライとした長尺原紙に対してエンボス加工を施した後に、転写方式ではなく噴霧方式で保湿液等の液体を付着させることにより、上記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、以下に示す衛生用紙の製造方法が提供される。
[1] 原反ロールから送り出された長尺原紙に対してその全面に亘ってエンボス加工を施すエンボス加工工程と、前記エンボス加工が施された長尺原紙に対してその全面に亘って液体を噴霧し付着させる液体噴霧工程と、を備えた衛生用紙の製造方法。
[2] 前記液体噴霧工程は、前記長尺原紙にその走路の上方及び下方の双方から前記液体を噴霧し付着させる前記[1]に記載の衛生用紙の製造方法。
[3] 前記液体噴霧工程は、前記長尺原紙にその走路の上方又は下方から前記液体を噴霧し付着させる前記[1]に記載の衛生用紙の製造方法。
[4] 前記液体噴霧工程にて前記液体を付着させた長尺原紙の前記液体を付着させた面が内側の面となるように前記長尺原紙を巻き取る巻取り工程を備えた前記[3]に記載の衛生用紙の製造方法。
[5] 前記液体噴霧工程は、前記長尺原紙の走路の下方から、前記長尺原紙の下側の面に前記液体を噴霧し付着させる前記[3]又は[4]に記載の衛生用紙の製造方法。
[6] 前記液体噴霧工程は、前記エンボス加工が施された長尺原紙を、一旦上方に送り出した後に、下方に送り出すことによって、前記長尺原紙の走路で区画された、上方に向かって凸となる空間を形成し、前記空間の内部で前記長尺原紙の走路の下方から、前記長尺原紙の下側の面に前記液体を噴霧し付着させる前記[5]に記載の衛生用紙の製造方法。
[7] 前記エンボス加工工程は、複数の原反ロールから送り出された複数系統の長尺原紙を重ね合わせて複数プライとした長尺原紙に対してエンボス加工を施す前記[1]〜[6]のいずれかに記載の衛生用紙の製造方法。
[8] 前記長尺原紙として、柔軟化剤を内添した長尺原紙を用いた前記[1]〜[7]のいずれかに記載の衛生用紙の製造方法。
本発明の衛生用紙の製造方法は、エンボス加工と保湿液塗布の双方の効果を減殺することなく、より柔軟な衛生用紙を製造することができることに加え、そのような柔軟性に優れた衛生用紙を歩留まり良く、高い生産性で製造することが可能である。
また、保湿液に限らず、消毒剤、香料等の液体を付着させた衛生用紙(「ローションペーパー」と記す場合がある。)の製造において、併せてエンボス加工を施したい場合にも、好適に用いることができる。
以下、本発明の衛生用紙の製造方法を実施するための最良の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える衛生用紙の製造方法を広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
[1]衛生用紙の製造方法:
本発明の衛生用紙の製造方法は、例えば、図1に示すように、2つの原反ロール10((10a,10b)から送り出された2系統の長尺原紙2(2a,2b)を重ね合わせて2プライとした長尺原紙2(2a,2b)に対してその全面に亘ってエンボス加工を施すエンボス加工工程P1と、エンボス加工が施された長尺原紙2に対してその全面に亘って液体4を噴霧し付着させる液体噴霧工程P2と、を備えた製造方法である。
本発明の製造方法は、エンボス加工を施した後に、保湿液等の液体を付着させる点に特徴がある。このような方法は、液体を付着させた後にエンボス加工を行う方法とは異なり、液体で湿潤する前の紙力が強い状態の長尺原紙に対してエンボス加工を施すため、エンボス加工時に長尺原紙に破れや穴開きが発生し難い。従って、不良品の発生を抑制することができ、製品の歩留まりを向上させることができる。また、エンボス加工を施すのに先立って、付着させた液体を乾燥する必要もない。即ち、中途に乾燥工程を挟む必要がないため、連続製造に適しており、作業的にも時間的にも、生産性を向上させることができる。
更に、本発明の製造方法は、原反ロールから送り出された長尺原紙に対してその全面に亘って噴霧方式で保湿液等の液体を付着させる点に特徴がある。このような方法は、グラビアロール等で転写する方法とは異なり、エンボス加工後に液体を付着させる場合でも、グラビアロール等の押圧力でエンボスを潰してしまうことがない。従って、保湿液による柔軟化効果のみならず、エンボスによる柔軟性付与の効果も十分に発揮させることができ、衛生用紙に高い柔軟性を付与することが可能となる。
本発明の製造方法に用いられる長尺原紙としては、柔軟化剤を内添した長尺原紙を用いることが望ましい。すなわち、柔軟化剤の内添により、衛生用紙により高い柔軟性柔軟性を付与できる。柔軟化剤としては、脂肪酸エステル系化合物及び脂肪酸アミド系化合物の少なくとも一方を含む柔軟化剤が適用可能である。特に、カチオン性の脂肪酸エステル系薬液とノニオン性の脂肪酸エステル系薬液との両薬液が柔軟化剤として内添されたものを用いることが望ましい。柔軟化剤の添加は、スプレー塗布や転写塗布などの外添で行なうことも考えられるが、抄紙原料に混入して抄紙する内添で行なうことが好ましい。即ち、柔軟化剤を抄紙原料に混入して抄紙すれば、特別な乾燥工程が不要になる等、製造上の利点があるからである。柔軟化剤の添加量としては、乾燥質量基準で原料パルプ100質量部に対して0.002〜10質量部が望ましい。
[1−1]エンボス加工工程:
「エンボス加工工程」とは、原反ロールから送り出された長尺原紙に対してその全面に亘ってエンボス加工を施す工程である。「エンボス」とは、1対のロール間に対象物を挟み込み、ロール表面に形成された彫刻模様を型押しすることによって形成される型押し模様である。このエンボス加工によって、長尺原紙が幾分ダメージを受けることによって、或いは、長尺原紙に凹凸が形成され、空気層を含んだ嵩高い状態となるため、衛生用紙に柔軟性を付与することができる。
エンボス加工の方法は、従来公知の方法の中から目的に応じて適宜選択すればよい。例えば、マッチドスチールエンボス加工、ラバースチールエンボス加工、ネステッドエンボス加工等を挙げることができる。中でも、エンボスが潰れ難いという点からラバースチールエンボス加工が好ましい。
エンボスの数量や大きさ等については、特に制限はなく、例えば、頂面の面積が1〜9mm、深さ0.6〜1.2mmのエンボスを4〜16個/cmの密度で形成することができる。
エンボス加工の方法は、特に限定されないが、連続製造可能な方法であることが好ましい。例えば、長尺原紙が大径に巻回された原反ロールを用い、その原反ロールから送り出された長尺原紙に対してエンボス加工を施す方法等を挙げることができる。
エンボス加工工程は、複数の原反ロールから送り出された複数系統の長尺原紙を重ね合わせて複数プライとした長尺原紙に対してその全面に亘ってエンボス加工を施す場合に限らず、単一の原反ロールから送り出された単一の長尺原紙にエンボス加工を施す場合も含まれる。即ち、本発明の製造方法は、シングルやダブル(2プライ)を問わず、エンボス加工により、衛生用紙に柔軟性を付与するものを包括的に含む方法である。
長尺原紙の種類は、特に限定されないが、例えば、ティシュペーパー用長尺原紙、トイレットペーパー用長尺原紙をはじめとする衛生用紙の長尺原紙等を挙げることができる。複数プライとする場合、2枚の長尺原紙を重ね合わせた2プライとすることが多いが、3プライ、4プライ、或いはそれ以上の枚数の長尺原紙を重ね合わせた複数プライとしてもよい。
[1−2]液体噴霧工程:
「液体噴霧工程」とは、エンボス加工が施された長尺原紙に対して液体を噴霧し付着させる工程である。この工程において、長尺原紙に保湿液を含浸させる等することにより、衛生用紙に柔軟性を付与することができる。
本発明においては、グラビアロール等を利用する転写方式ではなく、噴霧方式で長尺原紙に対してその全面に亘って液体を付着させる。
液体噴霧工程で用いることできる噴霧装置としては、例えば、ノズル式の噴霧器(いわゆるスプレー式の噴霧器)を挙げることができる。ノズル式噴霧器はグラビアロール等の塗布手段と比較して、液体の噴霧量を容易に調整することができ、原反ロールからの長尺原紙の送り出し速度を検出し、この送り出し速度に応じて液体の噴霧量を調整することも可能である。従って、高速で長尺原紙を原反ロールから送り出す場合であっても、液体の噴霧量を増加させれば、液体を長尺原紙に対して、十分に付着含浸させることができ、生産性の向上に資する。
液体噴霧工程は、液体をエアーと混合させながら噴霧するものであることが好ましい。液体をエアーと混合させながら噴霧することで、液体を微細な粒子として噴霧することができ、液体を均一に噴霧することが可能となる。
また、噴霧装置として、ローター式噴霧器を用いてもよい。ローター式噴霧器はローターに複数枚のフィンが付設されており、ローターを高速回転させ、その遠心力により、フィンに付着した液体を霧状に噴霧するタイプの噴霧器である。
ローター式噴霧器もノズル式噴霧器と同様に、液体の噴霧量を容易に調整することができるため、原反ロールからの長尺原紙の送り出し速度を検出し、この送り出し速度に応じて液体の噴霧量を調整することが可能である。従って、高速で長尺原紙を原反ロールから送り出す場合であっても、液体の噴霧量を増加させれば、液体を十分に付着含浸させることができ、生産性の向上に資する。また、微妙な噴霧量の調整も可能である。
更に、ローター式噴霧器はノズル式噴霧器と比較して、高粘度の液体であっても均一に塗布することができるという特徴がある。即ち、ノズル式噴霧器と比較して、有効成分を高濃度で含む液体を噴霧することができるため、保湿液等による「しっとり感(湿った触感)」や「ぬめり感(滑らかな触感)」を早期に発現させることが可能となる。
本発明の製造方法においては、ローター式噴霧器の回転数は特に制限されないが、通常、3000〜7000rpmの範囲内の回転数で噴霧を行う。なお、噴霧中に回転数を連続的に変化させてもよい。
前記のように、ローター式噴霧器を用いる場合には、長尺原紙を鉛直方向に送り出すことが好ましい。長尺原紙を鉛直方向に送り出すことにより、高速で長尺原紙を送り出した場合でも長尺原紙の煽りやバタツキを有効に防止することができる。従って、衛生用紙の生産速度を向上させることが可能となる。
本発明の製造方法で噴霧する液体としては、保湿液の他、一般にローションペーパーに用いられる各種液体、例えば、消毒剤、その他の薬効成分等を含む薬液の他、香料や着色剤等を含む液体(着色液等)を挙げることができる。保湿液に限らず、これらの液体を付着させる場合でも、その衛生用紙(ローションペーパー)に柔軟性を付与する等、本発明の製造方法の効果を得ることができる。
より具体的には、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール;ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類;グルコール酸系薬剤及びその誘導体;セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール;流動パラフィン等の中の一種又は二種以上の成分を含む液体(溶液であってもよい。)を用いることができる。
また、前記成分に加えて、或いは単独で、グリシン、アスパラギン酸、アルギニン、アラニン、シスチン、システイン等のアミノ酸;アロエエキス、アマチャエキス、アシタバエキス、カリンエキス、キュウリエキス、スギナエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ヘチマエキス、ユリエキス、レンゲソウエキス等の植物抽出エキス;オリーブ油、ホホバ油、ローズヒップ油、アーモンド油、ユーカリ油、アボカド油、ツバキ油、大豆油、サフラワー油、ゴマ油、月見草油等の植物油;ビタミン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、キトサン、尿素、ハチミツ、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミド、スクワラン、ワセリン等の中の一種又は二種以上の成分を含む液体(溶液であってもよい。)を用いてもよい。
更には、揮発性の香料等の成分を配合する場合等には、そのような成分をマイクロカプセルに封入したものを液体中に含有せしめることもできる。このような方法により、香料等を徐々に放出させることが可能となる(徐放性)。
これらの液体は、その液滴の粒度を20〜170μmとして噴霧することが好ましい。粒度を20μm以上とすることにより、トイレットペーパー等の衛生用紙に柔軟性を確実に発現させることが可能となる。また、170μm以下とすることにより、液体の量が多すぎて紙力が弱くなり、以後の工程で紙切れが起こるという不具合を効果的に防止することができる。液滴の粒度については、ノズルの径を変更する等の方法により調整することができる。
液体の長尺原紙(プライ)への付着量としては、1〜3g/mとすることが好ましい。付着量を1g/m以上とすることにより、柔軟性を確実に発現させることが可能となる。また、3g/m以下とすることにより、液体の量が多すぎて紙力が弱くなり、以後の工程で紙切れが起こるという不具合を効果的に防止することができる。
液体を噴霧する際の噴射速度は、長尺原紙の質等に応じて適宜決定され、例えば、10〜30m/sec(36〜108km/hrs)程度とすることができる。
これらの液体は、常温(20℃)の条件下、JIS Z8803に記載の方法に準拠して測定した粘度が1〜500cpsであることが好ましい。1cps以上とするとローションペーパーとした際に、ぬめり感を向上させることができる。一方、液体の粘度が高すぎると、ぬめり感は得られるものの、液体を均一に塗布することが困難となるおそれがある。従って、液体の粘度は500cps以下とすることが好ましい。また、液体の粘度は温度や湿度の影響を受けるため、噴霧器近傍にヒーターを設置して温度を調節することが好ましい。
本発明の製造方法においては、長尺原紙にその走路の上方及び下方の双方から(即ち、走路を挟んだ両側から)液体を噴霧し付着させることができる。長尺原紙に対して、その走路の上方及び下方の双方から液体を噴霧し付着させた場合には、衛生用紙の表裏両面で触感や柔軟性が均質化され、衛生用紙の品質が安定する。
本発明の製造方法においては、長尺原紙にその走路の上方又は下方から(即ち、走路の上方か下方のいずれか一方から)液体を噴霧し付着させてもよい。中でも、図1に示すように、エンボス加工が施された長尺原紙2を送り出し、送り出された長尺原紙2の下方から、長尺原紙2の下側の面に液体4を噴霧し付着させる液体噴霧工程、を備えていることが好ましい。長尺原紙の下方から、液体を噴霧することにより、液体が周囲に飛散し難く、長尺原紙への付着効率を向上させることができる。
なお、「下方」、「下側」とは、「上方」、「上側」を排除する趣旨であり、長尺原紙が水平方向に送り出されていることを要しない。水平方向に対して、±70°の範囲内で長尺原紙が送り出されていれば、その「下方」から液体を噴霧することによって、本発明の効果を得ることができる。
また、本発明の製造方法は、図1に示すように、エンボス加工が施された長尺原紙2を、一旦上方に送り出した後に、下方に送り出すことによって、長尺原紙2の走路で区画された、上方に向かって凸となる空間8を形成し、空間8の内部で長尺原紙2の下方から、長尺原紙2の下側の面に液体4を噴霧し付着させる液体噴霧工程、を備えていることが好ましい。このような方法により、噴霧された液体が確実に長尺原紙に付着するとともに、噴霧した液体が周囲に飛散することを有効に防止することができる。
空間の形状は、上方に向かって凸となる形状である限り、特に制限はなく、側方からみた形状が正方形状、矩形状、台形状の空間を挙げることができる。中でも、液体4を長尺原紙2に効率よく付着させるという点で、側方からみた形状が台形状の空間が好ましい。
[1−3]巻取り工程:
本発明の製造方法は、上記のようなエンボス加工工程と、液体噴霧工程を備えるが、他の工程を備えていてもよい。通常、エンボス加工及び液体噴霧を行った長尺原紙を巻き取る巻取り工程を備えている。この巻取り工程によって、トイレットロール等は、製品形状に巻き取られる。
既に述べたように、本発明の製造方法においては、長尺原紙にその走路の片側から液体を噴霧し付着させる液体噴霧工程を備えていてもよい。この場合、図1に示すように、長尺原紙2の液体4を付着させた面が内側の面となるように長尺原紙2を巻き取る巻取り工程を備えていることが好ましい。
トイレットロール等のロールペーパーは、使用時にはロールから引き出され、その内側の面が外側となるように折り返して使用されることが多い。従って、前記のように、液体を付着させた面が内側となるように巻き取ることにより、肌に当たる面の触感や柔軟性をより向上させることができる。
本発明の製造方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明は、その発明特定事項を備えた製造方法を全て包含するものであり、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示す製造方法は、トイレットペーパー用原紙が大径に巻回された2つの原反ロール10(10a,10b)を用いている。そして、この2つの原反ロールから送り出された2系統の長尺原紙2を重ね合わせて2プライとした長尺原紙12に、エンボス加工工程、液体噴霧工程を行うものである。即ち、この製造方法は、ダブル(2プライ)のトイレットロールを製造するためのものである。
[1−1]エンボス加工工程:
まず、長尺原紙2(2a,2b)に対してその全面に亘ってエンボス加工を施すエンボス加工工程P1を行った。実施例1の方法では、マッチドスチールエンボス加工により、エンボス加工を施す方法を採用し、1対のスチール製のエンボスロール14(14a,14b)の間にプライ12を挟み込み、エンボスロール14表面に形成された彫刻模様を型押しすることによってエンボスを形成した。
エンボスの形状は、頂部の面積4mm、深さ1mmの楕円形状とし、9個/cmの密度で形成した。
[1−2]液体噴霧工程:
次いで、エンボス加工が施された長尺原紙2にその全面に亘って液体4を噴霧し付着させる液体噴霧工程P2を行った。
噴霧装置としては、長尺原紙2の走路の下方のみにノズル式の噴霧器16を配置し、この噴霧器16により長尺原紙2に対して液体4を付着させた。噴霧する液体としては、保湿液(グリセリン)を用いた。保湿液はエアーと混合させながら噴霧した。この際、液滴の粒度は50μmとし、長尺原紙(プライ)への付着量は、2g/mとした。また、液体を噴霧する際の噴射速度は、20m/secに設定した。
図1に示す製造方法では、長尺原紙2の一方の面に対して液体4を噴霧し付着させた。そして、送り出された長尺原紙2の下方から、長尺原紙2の下側の面に液体4を噴霧し付着させた。
この際、エンボス加工が施された長尺原紙2を、ガイドロール18によって一旦上方に送り出し、ガイドロール20,22によって水平方向に送り出し、その後、ガイドロール24によって下方に送り出すことによって、長尺原紙2の走路で区画された、上方に向かって凸となる、側方からみた形状が台形状の空間8を形成した。この空間8の内部で長尺原紙2の下方から、長尺原紙2の下側の面に液体4を噴霧し付着させた。
[1−3]巻取り工程:
最後に、エンボス加工及び液体噴霧を行った長尺原紙2を巻き取る巻取り工程P3を行った。この巻取り工程によって、長尺原紙2は、衛生用紙6(トイレットロール)の製品形状に巻き取った。
図1に示す実施例1の製造方法では、長尺原紙2の一方の面(下側の面)に対して液体4を噴霧し付着させており、長尺原紙2の液体4を付着させた面が内側の面となるように長尺原紙2を巻き取った。
以下、本発明の製造方法のバリエーションについて説明する。以下の説明においては、実施例1の製造方法と同様の部分については説明を割愛し、特徴的な部分のみを説明する。
(実施例2)
図2に示す実施例2の製造方法では、原反ロール10を1つだけ用いた。即ち、この製造方法により、シングルのトイレットロールを製造した。
実施例2の製造方法では、エンボス加工が施された長尺原紙2をガイドロール26によって上方に送り出し、送り出された長尺原紙2の下方から、長尺原紙2の下側の面に液体4を噴霧し付着させた。この際の原紙の送り出し角度は、水平方向に対して、+70°とした。
(実施例3)
図3に示す実施例3の製造方法では、図2に示す製造方法と同様の製造方法において、噴霧装置として、長尺原紙2の走路の上方及び下方の双方にそれぞれノズル式の噴霧器16を配置した。そして、この噴霧器16により、長尺原紙2の上下両面に対して液体4を噴霧し付着させた。
(実施例4)
図4に示す実施例4の製造方法では、図1に示す製造方法と同様に、2つの原反ロール10(10a,10b)を用いた。但し、エンボス加工が施された長尺原紙12(2プライ)をガイドロール26によって上方に送り出し、送り出された長尺原紙2の下方から、長尺原紙2の下側の面に液体4を噴霧し付着させた。この際の原紙の送り出し角度は、水平方向に対して、+70°とした。
(実施例5)
図5に示す実施例5の製造方法は、図4に示す製造方法と同様の製造方法において、噴霧装置として、ノズル式の噴霧器16を2基配置した。そして、この噴霧器16により、長尺原紙2の上下両面に対して液体4を噴霧し付着させた。
本発明の衛生用紙の製造方法は、エンボス加工と保湿液塗布の双方を行う柔軟性に優れた衛生用紙の製造に好適に用いることができる。また、保湿液に限らず、消毒剤、香料等の液体を付着させた衛生用紙(ローションペーパー)の製造において、併せてエンボス加工を施したい場合にも、好適に用いることができる。
本発明の製造方法の一の実施形態を示す概略図である。 本発明の製造方法の別の実施形態を示す概略図である。 本発明の製造方法の更に別の実施形態を示す概略図である。 本発明の製造方法の更にまた別の実施形態を示す概略図である。 本発明の製造方法の別の実施形態を示す概略図である。
符号の説明
2,2a,2b:長尺原紙、4:液体、6:衛生用紙、8:空間、10,10a,10b:原反ロール、12:プライ、14,14a,14b:エンボスロール、16,16a,16b:噴霧器、18,20,22,24,26:ガイドロール。

Claims (8)

  1. 原反ロールから送り出された長尺原紙に対してその全面に亘ってエンボス加工を施すエンボス加工工程と、
    前記エンボス加工が施された長尺原紙に対してその全面に亘って液体を噴霧し付着させる液体噴霧工程と、を備えた衛生用紙の製造方法。
  2. 前記液体噴霧工程は、前記長尺原紙にその走路の上方及び下方の双方から前記液体を噴霧し付着させる請求項1に記載の衛生用紙の製造方法。
  3. 前記液体噴霧工程は、前記長尺原紙にその走路の上方又は下方から前記液体を噴霧し付着させる請求項1に記載の衛生用紙の製造方法。
  4. 前記液体噴霧工程にて前記液体を付着させた長尺原紙の前記液体を付着させた面が内側の面となるように前記長尺原紙を巻き取る巻取り工程を備えた請求項3に記載の衛生用紙の製造方法。
  5. 前記液体噴霧工程は、前記長尺原紙の走路の下方から、前記長尺原紙の下側の面に前記液体を噴霧し付着させる請求項3又は4に記載の衛生用紙の製造方法。
  6. 前記液体噴霧工程は、前記エンボス加工が施された長尺原紙を、一旦上方に送り出した後に、下方に送り出すことによって、前記長尺原紙の走路で区画された、上方に向かって凸となる空間を形成し、前記空間の内部で前記長尺原紙の走路の下方から、前記長尺原紙の下側の面に前記液体を噴霧し付着させる請求項5に記載の衛生用紙の製造方法。
  7. 前記エンボス加工工程は、複数の原反ロールから送り出された複数系統の長尺原紙を重ね合わせて複数プライとした長尺原紙に対してエンボス加工を施す請求項1〜6のいずれか一項に記載の衛生用紙の製造方法。
  8. 前記長尺原紙として、柔軟化剤を内添した長尺原紙を用いた請求項1〜7のいずれか一項に記載の衛生用紙の製造方法。
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