JP2009177472A - 画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低照度や逆光といった劣悪な環境下で撮影された画像内に含まれる、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とを同時に補正できるようにすることを目的とする。
【解決手段】入力された画像を複数のブロックに分割したブロック毎に、各ブロックの画像データの情報に基づいて補正するので、例えば、同一の画像内に、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とが混在している場合であっても、白とびした領域と黒つぶれした領域とに各ブロックがそれぞれ対応するように分割して補正することにより、白とびした領域と黒つぶれした領域とを、同時に補正することが可能となる。これによって、例えば、白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域とが混在するように画像における顔領域の検出精度を高めることが可能となる。
【選択図】図11
【解決手段】入力された画像を複数のブロックに分割したブロック毎に、各ブロックの画像データの情報に基づいて補正するので、例えば、同一の画像内に、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とが混在している場合であっても、白とびした領域と黒つぶれした領域とに各ブロックがそれぞれ対応するように分割して補正することにより、白とびした領域と黒つぶれした領域とを、同時に補正することが可能となる。これによって、例えば、白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域とが混在するように画像における顔領域の検出精度を高めることが可能となる。
【選択図】図11
Description
本発明は、低照度や逆光等により黒つぶれや白とびが発生するような撮影環境下においても、精度良く顔領域などの特定の領域を検出するのに好適な画像処理方法、画像処理装置及び撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯等)や監視カメラ、ドアフォンカメラ等の撮像装置、及び画像処理装置において顔領域検出機能の搭載が一般的となってきている。デジタルスチルカメラにおいては、検出された顔領域に対して自動合焦制御(Automatic Focus:AF)を行ったり、自動露出補正(Automatic Exposure:AE)を行ったりしており、また監視カメラにおいては、検出された顔領域を記憶することで不審者の特定に用いられたりする。
顔領域の検出においては、標準的な顔のパーツ(目や口等)の位置関係から検出する方法や、顔の色やエッジ情報を基に検出する方法、また予め用意した顔の特徴データとの比較により検出する方法等、多くの技術が考案されている。
しかしながら、上記のどの方法においても検出対象となる画像の撮影環境によって検出精度が大きく左右されてしまう。例えば、低照度や逆光等の環境下で撮影された画像は、画像内に白とびや黒つぶれが発生している可能性が高く、仮に顔領域が白とびや黒つぶれしてしまっている画像に対しては、検出精度は著しく低下する。
そこで、逆光等によるハイコントラストの撮影条件であっても、顔画像を精度よく検出するようにした撮像装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図25は、この特許文献1の撮像装置の構成を示す図である。
同図において、201は対物レンズを含む光学系、202はCCDで構成された撮像素子、203は撮像素子202からの撮像信号をアナログ画像信号に変換してノイズ削減やゲイン調整等を行うアナログ信号処理部、204はアナログ信号処理部203で処理された画像信号をデジタル信号へ変換するA/D変換部、205はA/D変換後の画像信号に対してガンマ調整やホワイトバランス調整等の画質調整を行うデジタル信号処理部、210は信号処理を経たフレームデータを記憶するフレームメモリ、209はフレームメモリ210のフレームデータから人物の顔領域を検出する顔領域検出部、208は顔領域検出部209が検出した顔領域の画像の画質を補正する画質補正部、211はフレームメモリ210からフレームデータを読み出すフレーム出力部、212は出力されたフレームデータをJPEG(又はMPEG)方式で符号化する符号化部、213は符号化されたフレームデータを伝送データに変換すると共に通信回線を介して集中監視室等へ伝送するデータ伝送部、206はフレームデータの各画素情報に基づいて、輝度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成部、207は輝度ヒストグラムに基づいて、輝度やコントラストを補正する補正制御部である。
この撮像装置では、撮影画像のフレームデータに対してヒストグラム作成部206で輝度ヒストグラムを作成し、輝度レベルを暗部範囲、中間輝度範囲、明部範囲に分け、補正制御部207で暗部範囲又は明部範囲に含まれる累積画素数と予め設定する閾値との比較を行い、各範囲に含まれる画素数が閾値を越えた場合に、画像内に黒つぶれあるいは白とびが発生しているとして、撮像素子202、アナログ信号処理部203、及びデジタル信号処理部205を制御することにより輝度やコントラストを補正し、これによって、黒つぶれあるいは白とびを修正して、顔領域検出の精度を向上させるようにしている。
特開2007−201963公報
しかしながら、上記特許文献1の撮像装置は、低照度や逆光といった悪劣な環境下で撮影されて顔領域が白とびや黒つぶれしてしまっている画像に対して、フレームデータ全体に対して、画質補正を行うものであるために、例えば、図26(a)に示すような同一フレームデータ内に白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域とが混在している画像301や、同図(b)に示すように、異なるレベルで黒つぶれあるいは白とびした顔領域が混在している画像302においては、同一フレームデータ内に含まれる全ての顔領域を同時に補正して検出することが出来ないという課題がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みて為されたものであって、低照度や逆光といった劣悪な環境下で撮影された画像内に含まれる、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とを同時に補正できるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理方法は、画像データに基づく画像を複数のブロックに分割したときの各ブロックの画像データの情報に基づいて、前記画像の画質を、ブロック毎に補正するものである。
画像データの情報としては、例えば、輝度情報が好ましい。
本発明の画像処理方法によれば、画像を複数のブロックに分割したブロック毎に、各ブロックの画像データの情報に基づいて補正するので、例えば、同一の画像内に、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とが混在している場合であっても、前記白とびした領域と黒つぶれした領域とに各ブロックがそれぞれ対応するように分割して補正することにより、白とびした領域と黒つぶれした領域とを、同時に補正することが可能となる。これによって、例えば、白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域が混在するように画像における顔領域の検出精度を高めるといったことが可能となる。
本発明の画像処理装置は、入力された画像データを記憶する画像データメモリと、前記画像データに基づく画像を複数のブロックに分割した各ブロックの画像データを生成するデータ分割部と、前記画像の画質を補正する画質補正部と、前記画質補正部による画質の補正を、前記データ分割部で分割された各ブロックの画像データの情報に基づいて、ブロック毎に制御する補正制御部とを備えている。
本発明の画像処理装置によれば、入力された画像を複数のブロックに分割したブロック毎に、各ブロックの画像データの情報に基づいて補正するので、例えば、同一の画像内に、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とが混在している場合であっても、前記白とびした領域と黒つぶれした領域とに各ブロックがそれぞれ対応するように分割して補正することにより、白とびした領域と黒つぶれした領域とを、同時に補正することが可能となる。これによって、例えば、白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域が混在するように画像における顔領域の検出精度を高めるといったことが可能となる。
前記データ分割部は、前記画像を分割するブロック数を変更可能であるのが好ましい。
画像を、第1のブロック数で分割して画像処理し、次に第2のブロック数で分割して画像処理し、更に、第3のブロック数で分割して画像処理するといったように、画像を、複数段階で順次分割して画像処理するようにし、例えば、顔領域の検出精度が最も良好なブロック数を採用するようにしてもよい。
画像を、第1のブロック数で分割して画像処理し、次に第2のブロック数で分割して画像処理し、更に、第3のブロック数で分割して画像処理するといったように、画像を、複数段階で順次分割して画像処理するようにし、例えば、顔領域の検出精度が最も良好なブロック数を採用するようにしてもよい。
分割するブロック数を変更することにより、ブロックの境界を、例えば、同一の画像内の白とびした領域と黒つぶれした領域との境界に対応させるといったことが可能となる。
前記画像の特定領域を検出する特定領域検出部を備え、前記データ分割部は、前記特定領域検出部で検出する前記特定領域の大きさに応じて、前記画像を分割するブロック数を決定するようにしてもよい。
前記画像の特定領域を検出する特定領域検出部を備え、前記データ分割部は、前記特定領域検出部で検出する前記特定領域の大きさに応じて、前記画像を分割するブロック数を決定するようにしてもよい。
ブロックの大きさは、特定領域を含む大きさであるのが好ましい。特定の領域の大きさに応じて、分割するブロック数を決定するので、特定の領域、例えば、人の顔領域を含む大きさのブロック単位で画質を補正するといったことが可能となる。
前記画像の特定領域を検出する特定領域検出部を備え、前記データ分割部は、前記画像を分割するブロック数を固定とし、前記補正制御部は、前記特定領域検出部で検出する前記特定領域の大きさに応じて、複数の隣接するブロックを結合するとともに、結合した結合ブロックの画像データの情報に基づいて、前記画質補正部による補正を、前記結合ブロック毎に制御してもよい。
分割するブロック数が固定であって、ブロックの大きさが特定領域よりも小さい場合には、隣接するブロックを仮想的に結合した結合ブロック毎に補正することにより、特定領域、例えば、人の顔領域を含む大きさの結合ブロック単位で画質を補正することが可能となる。
前記補正制御部は、前記画質補正部で画質を補正するブロックである注目ブロック毎に、当該注目ブロックのみの画像データの情報に基づいて、前記画質補正部による画質の補正を制御するようにしてもよい。
前記補正制御部は、前記画質補正部で画質を補正するブロックである注目ブロック毎に、当該注目ブロックおよびその周辺の周辺ブロックの画像データの情報に基づいて、前記注目ブロックに含まれる画素単位で、前記画質補正部による画質の補正を制御するようにしてもよい。
注目ブロックを画質補正する際には、注目ブロックの画像データの情報のみならず、周辺の周辺ブロックの画像データの情報も用いて画素単位で補正するので、特定領域、例えば、人の顔領域が複数のブロックにまたがっているような場合においても、画質の補正が良好に行われ、顔領域が精度よく検出できる。
前記画像の画質補正、および、前記特定領域の検出を行うか否かを切り替える切り替え手段を有する構成としてもよい。
前記特定領域が、人の顔の領域であるのが好ましい。
前記データ分割部で分割した前記ブロックの画像データを記憶するためのブロックデータメモリを備え、前記ブロックの画像データを、前記画像データメモリまたは前記ブロックデータメモリのいずれのメモリに記憶させるかを選択可能としてもよい。更に、前記ブロックの画像データを、いずれのメモリにも記憶させないことを選択可能としてもよい。
前記画質補正を、モニタモード及び動画モードで行なうようにしてもよい。
前記画質補正を、モニタモード及び動画モードで行なうようにしてもよい。
本発明の撮像装置は、光学レンズを介して入射した被写体光を受光して撮像信号に変換して出力する撮像素子と、前記撮像素子から出力される撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、前記A/D変換部から出力されるデジタル信号に対してデジタル処理を施すデジタル信号処理部と、前記デジタル信号処理部から出力される画像データに対して処理を行う本発明に係る画像処理装置と、前記画像処理装置から出力される画像処理後の画像データを外部へ出力する画像データ出力部とを備えている。
画像処理装置の補正制御部によって、デジタル信号処理部を制御して画質補正を行うようにしてもよい。
本発明の撮像装置によれば、撮像した画像を複数のブロックに分割したブロック毎に、各ブロックの画像データの情報に基づいて補正するので、例えば、同一の画像内に、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とが混在している場合であっても、前記白とびした領域と黒つぶれした領域とに各ブロックがそれぞれ対応するように分割して補正することにより、白とびした領域と黒つぶれした領域とを、同時に補正することが可能となる。これによって、例えば、白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域とが混在するように画像における顔領域の検出精度を高めるといったことが可能となる。
本発明によれば、画像を複数のブロックに分割したブロック毎に、各ブロックの画像データの情報に基づいて補正するので、例えば、同一の画像内に、例えば、白とびした領域と黒つぶれした領域とが混在している場合であっても、前記白とびした領域と黒つぶれした領域とに各ブロックがそれぞれ対応するように分割して補正することにより、白とびした領域と黒つぶれした領域とを、同時に補正することが可能となる。これによって、例えば、白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域が混在するように画像における顔領域の検出精度を高めるといったことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下で説明する実施の形態はあくまで一例であり、様々な改変を行うことが可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における画像処理装置及び撮像装置の全体構成を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態1における画像処理装置及び撮像装置の全体構成を示す図である。
この実施の形態における画像処理装置114は、入力された画像データを記憶する画像データメモリ101と、画像データに基づく画像を複数のブロックに分割した各ブロックの画像データ(ブロックデータ)を生成するブロックデータ分割部102と、ブロックデータ分割部102が出力するブロックデータの情報に基づいて、画質を補正するための補正パラメータを制御する補正制御部103と、補正制御部103により決定される補正パラメータを用いて画質補正を行う画質補正部104と、画像データメモリ101に記憶された画像データ内の特定領域としての人の顔領域を検出する顔領域検出部105とを備えている。顔領域検出部105は、従来公知の検出方法、例えば、標準的な顔のパーツ(目や口等)の位置関係から検出する方法、顔の色やエッジ情報を基に検出する方法、あるいは、予め用意した顔の特徴データとの比較により検出する方法等を用いることができる。
この実施の形態1における撮像装置115は、更に、被写体像を撮像素子107上に集光するための光学系106と、光学系106によって集光された被写体像を撮像する、例えば、CCDからなる撮像素子107と、撮像素子107から出力されるアナログ撮像信号にノイズ削減等の所定の処理を加えるアナログ信号処理部108と、アナログ信号処理部108から出力される所定の処理が加えられたアナログ撮像信号をデジタル撮像信号に変換するA/D変換部109と、A/D変換部109から出力されるデジタル撮像信号にホワイトバランス調整等の所定の処理を加えるデジタル信号処理部110と、デジタル信号処理部110から出力される所定の処理が加えられたデジタル撮像信号(画像データ)に所定の処理を施し、顔領域を検出する画像処理装置114と、画像処理装置114から出力される顔領域の情報を付加した画像データを外部へ出力する画像データ出力部113とを備えている。
また、この実施の形態1では、ブロックデータ分割部102から出力されるブロックデータを記憶するブロックデータメモリ112を有し、更に、撮像装置115において、画像処理装置114での画質の補正処理を施すか否かを切り替える画像処理切替SW111を有している。
次に、図2のフローチャートに基づいて、画像処理装置114の動作を説明する。
先ず、画像データが画像処理装置114に入力され、画像データメモリ101に記憶される(S401)。以降の処理は、画像処理切替SW111により選択される状態(S402)によって異なる。
画像処理切替SW111により画像処理ONが選択された場合、ブロックデータ分割部102にて検出する顔領域のサイズに応じた任意のブロックサイズに入力画像を分割し(S403)、補正制御部103にて各ブロックデータの情報に基づいてブロック毎に補正のパラメータを決定し(S404)、画質補正部104にて補正のパラメータに従った画質補正処理を施し(S405)、画質補正後の画像データに対して顔領域検出部105にて顔領域検出を実施し(S406)、入力画像データに顔領域の情報を付加し(S407)、出力する。
また、画像処理切替SW111により画像処理OFF且つ顔領域検出ONが選択された場合、入力画像データに対して顔領域検出部105にて顔領域検出を実施し(S406)、入力画像データに顔領域の情報を付加し(S407)、出力する。
また、画像処理切替SW111により画像処理OFF且つ顔領域検出OFFが選択された場合、入力画像データをそのまま出力する。
以下では、画像処理切替SW111により画像処理ONが選択された場合のブロックデータ分割部102で施すブロック分割方法及び補正制御部103で施す補正のパラメータの決定方法に関して説明する。
上述の図26(a)に示すような同一画像内に白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域とが混在している画像301が入力された場合、先ず、ブロックデータ分割部102にて入力画像を、一定数のブロックに分割する。ここでは、図3に示すように、6×4の24のブロックに均等に分割したものとする。
次に、補正制御部103によって、各ブロック501〜524の輝度レベル平均を算出し、ブロック毎に補正のパラメータを決定する。
図3の例では、各ブロック501〜524の輝度レベル平均は、ブロック501=20、ブロック502=30、ブロック503=30、ブロック504=150、ブロック505=170、ブロック506=180、ブロック507=20、ブロック508=30、ブロック509=40、ブロック510=160、ブロック511=180、ブロック512=180、ブロック513=30、ブロック514=40、ブロック515=40、ブロック516=170、ブロック517=180、ブロック518=190、ブロック519=30、ブロック520=30、ブロック521=40、ブロック522=190、ブロック523=190、ブロック524=200である。
画質補正部104で、画質補正として、ゲイン補正及びγ補正を施す場合には、補正制御部103によって、分割した画像の各ブロックの輝度レベルの平均が、例えば、90になるようにブロック毎にゲイン補正のパラメータを決定する一方、図4に示すように、輝度レベル90付近が急峻に立ち上がるγ特性となるようにγ補正のパラメータを決定する。
図3の例では、各ブロック501〜524に施すゲイン補正のパラメータは、ブロック501=×9/2、ブロック502=×3、ブロック503=×3、ブロック504=×3/5、ブロック505=×9/17、ブロック506=×1/2、ブロック507=×9/2、508=×3、ブロック509=×9/4、ブロック510=×9/16、ブロック511=×1/2、ブロック512=×1/2、ブロック513=×3、ブロック514=×9/4、ブロック515=×9/4、ブロック516=×9/17、ブロック517=×1/2、ブロック518=×9/19、ブロック519=×3、ブロック520=×3、ブロック521=×9/4、ブロック522=×9/19、ブロック523=×9/19、ブロック524=×9/20のように決定される。
かかる補正のパラメータを用いて、各ブロック501〜524のゲイン補正の補正値が算出されることになる。
また、各ブロック501〜524に施すγ補正のパラメータが、図4に示すようなγ特性となるように決定される。
画質補正部104では、決定された補正のパラメータに従って、ブロック毎に画質の補正を施し、これによって、図5に示すように補正される。
これによって、同一画像内に白とびした顔領域と黒つぶれした顔領域とが混在している画像301においても、前記画像処理によって白とびおよび黒つぶれが同時に補正されることになり、これによって、同時に複数の顔領域を精度良く検出することが可能となる。
尚、ブロックデータの情報として輝度レベル、画質補正の方法としてゲイン補正とγ補正を一例として記述したが、それに限らず他の情報や、他の補正によっても前記画像処理は実現可能である。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1では、入力画像を、一定数、例えば、6×4の24のブロックに分割するので、例えば、図6に示すような画像が入力された場合には、顔領域を精度良く検出することが出来ない。
上述の実施の形態1では、入力画像を、一定数、例えば、6×4の24のブロックに分割するので、例えば、図6に示すような画像が入力された場合には、顔領域を精度良く検出することが出来ない。
すなわち、入力画像を一定数のブロックに分割する実施の形態1によると、図7に示すように入力画像を、例えば、6×4の24のブロックに分割する。次に各ブロック901〜924の輝度レベル平均を算出し、補正制御部103にてブロック毎に補正のパラメータを決定する。
図7の例では、各ブロック501〜524の輝度レベル平均は、ブロック901=20、ブロック902=90、ブロック903=180、ブロック904=190、ブロック905=120、ブロック906=40、ブロック907=20、ブロック908=90、ブロック909=180、ブロック910=180、ブロック911=120、ブロック912=30、ブロック913=30、ブロック914=80、ブロック915=160、ブロック916=170、ブロック917=110、ブロック918=30、ブロック919=30、ブロック920=80、ブロック921=160、ブロック922=170、ブロック923=100、ブロック924=20である。
上述のように、補正制御部103にて各ブロックの輝度レベル平均が90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。即ち、各ブロック901〜924に施すゲイン補正のパラメータは、ブロック901=×9/2、ブロック902=×1、ブロック903=×1/2、ブロック904=×9/19、ブロック905=×3/4、ブロック906=×9/4、ブロック907=×9/2、ブロック908=×1、ブロック909=×1/2、ブロック910=×1/2、ブロック911=×3/4、ブロック912=×3、ブロック913=×3、ブロック914=×9/8、ブロック915=×9/16、ブロック916=×9/17、ブロック917=×9/11、ブロック918=×3、ブロック919=×3、ブロック920=×9/8、ブロック921=×9/16、ブロック922=×9/17、ブロック923=×9/10、ブロック924=×9/2のように決定される。
ここで、図7におけるブロック901とブロック902、及び、ブロック907とブロック908に着目すると、ブロック902及びブロック908のゲイン補正のパラメータは、×1と決定されるため、図8に示すように、画質補正後の各々のブロック内にある顔領域で黒つぶれした領域1002及び領域1005が残ってしまい、精度良く顔領域を検出することが困難である。図7におけるブロック904とブロック905、及び、ブロック910とブロック911に含まれる白とびした顔領域に関しても同様なことが言える。
そこで、この実施の形態2では、顔領域検出部105にて検出する顔領域のサイズに応じて、ブロックデータ分割部102で任意数にブロック分割を行うようにしている。顔領域検出技術において、一般的に顔領域のサイズを数段階想定して検出を行う。例えば、入力画像サイズがQVGA(320×240)の場合に、先ずは、顔領域のサイズを240×240と想定して検出を試み、次に顔領域のサイズを200×200と想定して検出を試み、次に顔領域のサイズを160×160と想定して検出を試み、同様に顔領域のサイズを小さく想定して検出を繰り返すことによって数段階のサイズの顔領域を検出する。この実施の形態では、顔領域のサイズを複数段階想定して分割したけれども、他の実施の形態として、分割するブロック数を複数段階、例えば、3×2の6ブロックに均等に分割して顔領域の検出を試み、次に4×3の12ブロックに均等に分割して顔領域の検出を試み、次に6×4の24ブロックに均等に分割して顔領域の検出を試みるようにしてもよい。
以下、顔領域のサイズに応じてブロックを分割する方法を説明する。ここでは入力画像サイズをQVGA(320×240)とし、顔領域検出部105にて検出する顔領域のサイズは240×240、200×200、160×160、120×120、80×80、40×40、20×20、10×10の8段階を想定し、順次検出を行うものとする。
このうち、顔領域のサイズを120×120及び80×80と想定した場合に関して図9〜12を用いて説明する。
先ず、図9に顔領域のサイズを120×120と想定した場合のブロック分割に関して示す。この場合、想定する120×120の顔領域のサイズ1107にあわせて1つのブロックのサイズが120×120となるように入力画像を分割する。
この例では、320×240の画像の左端を基準に分割しており、右端のブロック1103およびブロック1106は、120×120のサイズよりも小さなものとなる。
図9の例では、各ブロック1101〜1106の輝度レベル平均が、ブロック1101=60、ブロック1102=180、ブロック1103=60、ブロック1104=80、ブロック1105=200、ブロック1106=70である。
図9の例では、各ブロック1101〜1106の輝度レベル平均が、ブロック1101=60、ブロック1102=180、ブロック1103=60、ブロック1104=80、ブロック1105=200、ブロック1106=70である。
画質補正部104で、画質補正として、ゲイン補正を施す場合に、補正制御部103では、各ブロックの輝度レベル平均が90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。すなわち、各ブロック1101〜1106に施すゲイン補正のパラメータは、ブロック1101=×3/2、ブロック1102=×1/2、ブロック1103=×3/2、ブロック1104=×9/8、ブロック1105=×9/20、ブロック1106=×9/7のように決定される。
ここで、図10に示すように、図9におけるブロック1102とブロック1103とに着目すると、ブロック1103のゲイン補正のパラメータは、×3/2と決定されるため、画質補正後のブロック1102とブロック1103内にある顔領域に白とびした領域1202が残ってしまい、精度良く顔領域を検出することが困難である。
次に、図11に顔領域のサイズを80×80と想定した場合のブロック分割に関して示す。この場合、想定する80×80の顔領域のサイズ1313にあわせて1つのブロックのサイズが80×80となるように入力画像を分割する。
図11の例では、各ブロック1301〜1312の輝度レベル平均がブロック1301=40、ブロック1302=180、ブロック1303=190、ブロック1304=30、ブロック1305=40、ブロック1306=160、ブロック1307=170、ブロック1308=30、ブロック1309=30、ブロック1310=160、ブロック1311=170、ブロック1312=20である。
画質補正部104で、画質補正としてゲイン補正を施す場合に、補正制御部103では、各ブロックの輝度レベル平均が90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。すなわち、各ブロック1301〜1312に施すゲイン補正のパラメータは、ブロック1301=×9/4、ブロック1302=×1/2、ブロック1303=×9/19、ブロック1304=×3、ブロック1305=×9/4、ブロック1306=×9/16、ブロック1307=×9/17、ブロック1308=×3、ブロック1309=×3、ブロック1310=×9/16、ブロック1311=×9/17、ブロック1312=×9/2のように決定される。
決定されたゲイン補正のパラメータに従って、画質補正部104にてブロック毎に画質の補正を施すことによって、図12に示すように、上述の図10では残っていた顔領域の白とびが補正され、精度良く顔領域を検出することが出来る。
以上の説明のとおり、この実施の形態2では、顔領域検出部105にて想定する顔領域のサイズに応じて任意にブロック分割を行うことにより、何れかのサイズで精度良く顔領域を検出することが出来る。
(実施の形態3)
上述の実施の形態2では、矩形のブロック毎に画質補正を行なうために、例えば、図13に示すような画像が入力された場合、顔領域を精度良く検出することができない。
上述の実施の形態2では、矩形のブロック毎に画質補正を行なうために、例えば、図13に示すような画像が入力された場合、顔領域を精度良く検出することができない。
すなわち、入力画像を矩形のブロックに分割してブロック毎に画質補正を行なう実施の形態2によると、顔領域検出部105にて想定する顔領域のサイズに応じて任意に矩形のブロック分割を行っていき、図14に示すような実際の顔領域サイズとブロックサイズとが近くなった時に精度良く検出することが出来ると考えられるため、この場合に関して例を示す。
図14の各ブロック1601〜1612の輝度レベル平均を算出し、補正制御部103にてブロック毎に補正のパラメータを決定する。図14の例では、各ブロック1601〜1612の輝度レベル平均は、ブロック1601=40、ブロック1602=150、ブロック1603=190、ブロック1604=30、ブロック1605=40、ブロック1606=180、ブロック1607=170、ブロック1608=30、ブロック1609=30、ブロック1610=180、ブロック1611=170、ブロック1612=20である。
画質補正部104で、画質補正としてゲイン補正を施す場合に、補正制御部103では、各ブロックの輝度レベル平均が90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。すなわち、各ブロック1601〜1612に施すゲイン補正のパラメータは、ブロック1601=×9/4、ブロック1602=×3/5、ブロック1603=×9/19、ブロック1604=×3、ブロック1605=×9/4、ブロック1606=×1/2、ブロック1607=×9/17、ブロック1608=×3、ブロック1609=×3、ブロック1610=×1/2、ブロック1611=×9/17、ブロック1612=×9/2のように決定される。
ここで、図14におけるブロック1601とブロック1602とに着目すると、ブロック1601、ブロック1602の補正のパラメータは各々、×9/4、×3/5と決定されるため、図15に示すように、画質補正後の顔領域1702と顔領域1703との境界で輝度レベルに差が生じる。すなわち、顔領域内部に画質補正による輝度レベルの差が生じてしまうため、精度良く顔領域を検出することが困難である。
そこで、この実施の形態3では、補正制御部103にて、補正のパラメータを決定するブロックである注目ブロックの情報と、この注目ブロックの周辺の周辺ブロックの情報とに基づいて、注目ブロック内の画素毎に補正のパラメータを決定し、そのパラメータに従って画質補正部104にて画素毎に画質補正を行うようにしている。
以下、周辺ブロックを考慮した注目ブロックの画素毎の補正のパラメータ設定方法を説明する。
ここでは、図16に示すように、入力画像サイズを36×27、実施の形態2によって入力画像が4×3にブロック分割(1ブロック:9×9)されたものとし、図16における、例えば、ブロック1801を、補正のパラメータを決定して補正を行う注目ブロックとし、注目ブロック1801の情報と注目ブロック1801の周辺の周辺ブロック1802の情報とに基づいて、画素毎の補正のパラメータの決定方法を説明する。
図16の例では、各ブロック1801〜1812の輝度レベル平均は、ブロック1801=40、ブロック1802=150、ブロック1803=190、ブロック1804=30、1805=40、ブロック1806=180、ブロック1807=170、ブロック1808=30、ブロック1809=30、ブロック1810=180、ブロック1811=170、ブロック1812=20である。
画質補正部104で、画質補正としてゲイン補正を施す場合に、補正制御部103では、先ず、図17に示すように注目ブロック内の全画素に輝度レベル平均40を割り振る。なお、図17では、パラメータの決定の説明に関係する画素のみについて数値を記載している。
次に、図16に示される注目ブロック1801と周辺ブロック1802との輝度レベル平均の差分、すなわち、150−40=110を算出し、注目ブロック1801の中心画素から周辺ブロック1802の中心画素まで、図18に示すように、輝度レベルが段階的に変化するように、注目ブロック2001(1801)の画素に割り振る。
すなわち、図18に示すように注目ブロック2001(1801)の中心画素の1つ右隣の画素の輝度レベルは、40+(110/9)×1=52で置き換え、2つ右隣の画素の輝度レベルは、40+(110/9)×2=64で置き換え、3つ右隣の画素の輝度レベルは、40+(110/9)×3=76で置き換え、4つ右隣の画素の輝度レベルは、40+(110/9)×4=88で置き換える。但し、小数点以下は切捨てる。
次に、置き換えた輝度レベルがレベル90になるように、ゲイン補正のパラメータを画素毎に決定する。すなわち、注目ブロック1801の中心画素の補正パラメータは、×9/4、中心画素の1つ右隣の画素の補正パラメータは、×90/52、1つ右隣の画素の補正パラメータは、×90/64、1つ右隣の画素の補正パラメータは、×90/76、1つ右隣の画素の補正パラメータは、×90/88と決定する。
更に、同様の方法で、注目ブロック2001(1801)の領域右下の画素毎の補正パラメータを決定する。図19に示すように、注目ブロック2101(1801)の中心画素よりも下方の各画素の輝度レベルは、図16に示すように、注目ブロック1801の下隣の周辺ブロック1805の輝度レベル平均が40で注目ブロック1801と同じであるので、注目ブロック1801の中心画素と同じ輝度レベル40とする。
注目ブロック1801の中心画素の右側の画素の補正パラメータの決定では、上述のように、右隣の周辺ブロック1802の輝度レベル平均150をそのまま用いたけれども、中心画素よりも下方の画素の補正パラメータの決定では、周辺ブロック1802の輝度レベル平均150をそのまま用いるのではなく、周辺ブロック1802の下隣の周辺ブロック1806の輝度レベル平均を用いて仮に置き換えた輝度レベルを用いる。
すなわち、図16の周辺ブロック1802の情報と、その下隣の周辺ブロック1806の情報とに基づいて、上述と同様な方法で周辺ブロック1802における画素毎の輝度レベルの置き換えを、図20の周辺ブロック2202(1802)に示すように仮に行い、それらを用いて、上述と同様にして注目ブロック1801の領域右下に含まれる残りの画素全てに対して輝度レベルの置き換えを行い、画素毎に置き換えたレベルがレベル90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。
図20に示す周辺ブロック2202(1802)の中心画素の下方の各画素の輝度レベルの仮の置き換えは、その下隣の周辺ブロック1806の輝度レベル平均180を用いて、上述と同様に行われる。
すなわち、周辺ブロック1802とその下隣の周辺ブロック1806との輝度レベル平均の差分、すなわち、180−150=30を算出し、周辺ブロック1802の中心画素から周辺ブロック1806の中心画素まで、輝度レベルが段階的に変化するように、周辺ブロック1802の画素に割り振る。これによって、周辺ブロック1802は、図20の周辺ブロック2202に示すように、中心画素の1つ下の画素の輝度レベルは、153に仮に置き換えられ、2つ下の画素の輝度レベルは、156に仮に置き換えられ、3つ下の画素の輝度レベルは、159に仮に置き換えられ、4つ下の画素の輝度レベルは、163に仮に置き換えられる。
この周辺ブロック2202の仮に置き換えられた輝度レベルを用いて、上述と同様に、輝度レベルが段階的に変化するように、注目ブロック1801の領域右下の各画素の輝度レベルが、図20の注目ブロック2201(1801)に示すように置き換えられる。
さらに、それらを用いて注目ブロック1801の領域右下に含まれる残りの画素全てに対して、画素毎に置き換えた輝度レベルが、レベル90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。
また、図21に示すように同様な方法で注目ブロック1801の領域右上、左下、左上に対して画素毎に輝度レベルの置き換えを行い、画素毎に置き換えた輝度レベルがレベル90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。
この場合、注目ブロック1801の右上の領域の画素の輝度レベルの置き換えには、周辺ブロック1802の輝度レベルを用いるが、周辺ブロック1802の上方には、ブロックが存在しないために、周辺ブロック1802の中心画素よりも上方の画素の輝度レベルは、図21の周辺ブロック2302(1802)に示すように150となる。
また、注目ブロック1801は、図16に示すように、入力画像の左上端のブロックであり、上隣と左隣とにブロックが存在しないため、注目ブロック1801の領域左上は輝度レベル平均である40で置き換えた。
次に、補正を行う注目ブロックを、ブロック1802とし、左隣の周辺ブロック1801の情報に基づいて、上述と同様にして注目ブロック1802の左側の輝度レベルの置き換えを行うと、図22のブロック2402に示すようになる。
以下同様にして、入力画像の各ブロックを順次注目ブロックとして、その周辺のブロックの情報を用いて補正のパラメータを順次決定する。
以上の説明のとおり、本発明は補正制御部103にて注目ブロックの情報と注目ブロックの周辺ブロックの情報とに基づいて、注目ブロック内の画素毎に補正のパラメータを決定し、そのパラメータに従って画質補正部104にて画素毎に画質補正を行うことにより、ブロック境界で輝度レベルの差を低減して、精度良く顔領域を検出することが出来る。
(実施の形態4)
上述の実施の形態2,3では、ブロックデータ分割部102で、分割数を自由に決定することができる場合に関して説明したが、以下でブロック数が固定となっている場合に対して説明を行う。
上述の実施の形態2,3では、ブロックデータ分割部102で、分割数を自由に決定することができる場合に関して説明したが、以下でブロック数が固定となっている場合に対して説明を行う。
ブロック数が固定されている場合、実際の顔領域サイズとブロックサイズとが異なる場合があるため、精度良く顔領域を検出することが困難である。
そこで、この実施の形態4では、顔領域検出部105にて想定する顔領域のサイズに応じて仮想的にブロックを結合し、補正制御部103にて仮想的な結合した結合ブロック毎のパラメータの決定を行う。
以下、仮想的にブロックを結合する方法及び仮想ブロック毎のパラメータの決定方法を説明する。
図23に示すように入力画像サイズがQVGA(320×240)、ブロック数が8×6(1ブロック:40×40)に固定されており、また、顔領域が80×80のサイズ2405と想定されている場合、各ブロックを顔領域のサイズに近くなるように仮想的にブロックを結合する。図24に仮想的に結合したブロックを示す。図23におけるブロック2401、2402、2403、2404は仮想的に結合されて図24における結合ブロック2501となり、ブロック2501の輝度レベル平均は結合した各ブロックの輝度レベル平均の平均とする。即ち、結合ブロック2501の輝度レベル平均は、(50+40+40+30)/4=40となる。画質の補正にゲイン補正を施す場合、補正制御部103にて結合ブロック2501の輝度レベル平均が90になるようにゲイン補正のパラメータを決定する。すなわち、結合ブロック2501に施すゲイン補正のパラメータは、×9/4に決定する。決定した結合ブロック2501のゲイン補正のパラメータは、仮想的に結合された各ブロックのゲイン補正のパラメータとなる。以降の処理は、実施の形態2及び3と同様である。
以上の説明のとおり、本発明は、ブロック数が固定となっている場合に対して、顔領域検出部105にて想定する顔領域のサイズに応じて仮想的にブロックを結合し、補正制御部103にて仮想的に結合した結合ブロック毎のパラメータの決定を行うことにより、精度良く顔領域を検出することが出来る。
なお、ブロック数が固定されている場合のブロックのサイズが、想定される顔領域のサイズよりも大きいときには、各ブロックを顔領域のサイズに近くなるように仮想的に分割すればよい。
上述の各実施の形態1〜4で説明してきたブロック毎及び画素毎の補正のパラメータの決定方法はあくまで一例に過ぎず、様々な改変が可能であることは言うまでもない。
本発明によって、低照度や逆光等により黒つぶれや白とびが発生する撮影環境下においても精度良く顔領域を検出することが可能になり、デジタルカメラ、監視カメラ及びドアフォンカメラなどに有用である。
101 画像データメモリ
102 ブロックデータ分割部
103 補正制御部
104 画質補正部
105 顔領域検出部
114 画像処理装置
102 ブロックデータ分割部
103 補正制御部
104 画質補正部
105 顔領域検出部
114 画像処理装置
Claims (12)
- 画像データに基づく画像を複数のブロックに分割したときの各ブロックの画像データの情報に基づいて、前記画像の画質を、ブロック毎に補正することを特徴とする画像処理方法。
- 入力された画像データを記憶する画像データメモリと、前記画像データに基づく画像を複数のブロックに分割した各ブロックの画像データを生成するデータ分割部と、前記画像の画質を補正する画質補正部と、前記画質補正部による画質の補正を、前記データ分割部で分割された各ブロックの画像データの情報に基づいて、ブロック毎に制御する補正制御部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
- 前記データ分割部は、前記画像を分割するブロック数を変更可能である請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記画像の特定領域を検出する特定領域検出部を備え、
前記データ分割部は、前記特定領域検出部で検出する前記特定領域の大きさに応じて、前記画像を分割するブロック数を決定する請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記画像の特定領域を検出する特定領域検出部を備え、
前記データ分割部は、前記画像を分割するブロック数が固定であり、
前記補正制御部は、前記特定領域検出部で検出する前記特定領域の大きさに応じて、複数の隣接するブロックを結合するとともに、結合した結合ブロックの画像データの情報に基づいて、前記画質補正部による補正を、前記結合ブロック毎に制御する請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記補正制御部は、前記画質補正部で画質を補正するブロックである注目ブロック毎に、当該注目ブロックのみの画像データの情報に基づいて、前記画質補正部による画質の補正を制御する請求項2〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記補正制御部は、前記画質補正部で画質を補正するブロックである注目ブロック毎に、当該注目ブロックおよびその周辺の周辺ブロックの画像データの情報に基づいて、前記注目ブロックに含まれる画素単位で、前記画質補正部による画質の補正を制御する請求項2〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記画像の画質補正、および、前記特定領域の検出を行うか否かを切り替える切り替え手段を有する請求項4または5に記載の画像処理装置。
- 前記特定領域が、人の顔の領域である請求項4、5または8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記データ分割部で分割した前記ブロックの画像データを記憶するためのブロックデータメモリを備え、前記ブロックの画像データを、前記画像データメモリまたは前記ブロックデータメモリのいずれのメモリに記憶させるかを選択可能とした請求項2〜9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- モニタモード及び動画モードで前記画質補正を行なう請求項2〜10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 光学レンズを介して入射した被写体光を受光して撮像信号に変換して出力する撮像素子と、前記撮像素子から出力される撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、前記A/D変換部から出力されるデジタル信号に対してデジタル処理を施すデジタル信号処理部と、前記デジタル信号処理部から出力される画像データに対して処理を行う請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置から出力される画像処理後の画像データを外部へ出力する画像データ出力部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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