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JP2009167447A - 溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板 - Google Patents

溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板 Download PDF

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JP2009167447A JP2008004846A JP2008004846A JP2009167447A JP 2009167447 A JP2009167447 A JP 2009167447A JP 2008004846 A JP2008004846 A JP 2008004846A JP 2008004846 A JP2008004846 A JP 2008004846A JP 2009167447 A JP2009167447 A JP 2009167447A
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Abstract

【課題】入熱量が30〜100kJ/mm以上の大入熱溶接を行った場合であってもHAZ靭性に優れる高強度厚鋼板を提供する。
【解決手段】所定の化学成分組成を満足し、且つ下記(1)式で規定されるBP値が90〜200(質量%)の範囲にあると共に、円相当直径で0.05μm以下のTi含有窒化物が1mm2当り5.0×106個以上存在し、このうち円相当直径で0.01〜0.03μmのTi含有窒化物個数が全Ti含有窒化物個数に対して75%以上を占めるものである。
BP値(質量%)=414[C]+78[Si]+31[Mn]+79[Cr]−14[Cu]−26[Ni]+218[Mo] …(1)
但し、[C],[Si],[Mn],[Cr],[Cu],[Ni]および[Mo]は、夫々C,Si,Mn,Cr,Cu,NiおよびMoの含有量(質量%)を示す。
【選択図】なし

Description

本発明は、橋梁や高層建造物、船舶などの溶接構造物に適用される厚鋼板に関し、殊に30〜100kJ/mmの大入熱溶接後の熱影響部(以下、単に「HAZ」と呼ぶことがある)の靭性に優れた高強度厚鋼板に関するものである。
近年、上記各種溶接構造物の大型化に伴い、板厚が50mm以上である厚鋼板の溶接が不可避となっている。このため、あらゆる分野において、溶接施工効率の改善という観点から、30kJ/mm以上の大入熱溶接が指向される状況である。
しかしながら、大入熱溶接を行うと、HAZが高温のオーステナイト領域まで加熱されてから徐冷されるので、HAZ部(特にHAZ部のボンド部付近)の組織が粗大化、その部分の靭性が劣化しやすいという問題がある。こうしたHAZ部における靭性(以下、「HAZ靭性」と呼ぶことがある)を良好に確保することが、永年の課題となっている。
大入熱溶接時におけるHAZ靭性の劣化防止のための技術は、これまでにも様々提案されている。HAZ靭性を改善する技術として、鋼材中にTi含有窒化物を分散させることが有効であることが知られている。こうした技術としては、例えば特許文献1に示されるように、強度が590MPa超級のベイナイト鋼において、合金元素の適正化を図ると共に、Ti含有窒化物の制御によって良好なHAZ靭性を確保することが提案されている。
一方、本発明者らは、溶接時に高温の熱影響を受けた場合でもHAZの靭性が劣化しない鋼材を特許文献2に先に提案している。この技術では、鋼材にNを多量に添加し、且つTiとBの添加バランスを適切に制御することによって、溶接後も未固溶で存在するTiNの量を増加させ、HAZ靭性を改善するものである。
特許第3746707号公報 特開2005−200716号公報
しかしながら、溶接の分野では、HAZ靭性の更なる改良が求められているのが実情である。特に、強度が590MPa超級のベイナイト鋼板では、HAZ靭性が依然として不十分な場合がある。また、HAZ靭性(シャルピー吸収エネルギー)の平均値だけでなく、最低値を更に向上してボンド付近での靭性バランスを良好にしたいというユーザニーズに対応することも必要である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、入熱量が30〜100kJ/mmの大入熱溶接を行った場合であってもHAZ靭性に優れる高強度厚鋼板、具体的にはHAZのボンド付近での最低靭性を引き上げると共に、靭性の平均値をも改善し、ボンド付近での靭性バランスを良好にすることのできる高強度厚鋼板を提供することにある。
上記課題を解決することのできた本発明に係る高強度厚鋼板とは、C:0.01〜0.08%(「質量%」の意味。以下同じ)、Si:0.30%以下(0%を含む)、Mn:0.5〜2.0%、Al:0.01〜0.07%、Cr:0.5〜2.0%、Ti:0.010〜0.040%、B:0.0010〜0.0050%、N:0.0020〜0.0100%、Ca:0.0050%以下(0%を含まない)を夫々含有する他、Cuおよび/またはNi:0.1〜2.4%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、且つ下記(1)式で規定されるBP値が90〜200(質量%)の範囲にあると共に、円相当直径で0.05μm以下のTi含有窒化物が1mm2当り5.0×106個以上存在し、このうち円相当直径で0.01〜0.03μmのTi含有窒化物個数が全Ti含有窒化物個数に対して75%以上を占めるものである点に要旨を有する。
BP値(質量%)=414[C]+78[Si]+31[Mn]+79[Cr]−14[Cu]−26[Ni]+218[Mo] …(1)
但し、[C],[Si],[Mn],[Cr],[Cu],[Ni]および[Mo]は、夫々C,Si,Mn,Cr,Cu,NiおよびMoの含有量(質量%)を示す。
尚、上記「円相当直径」とは、Ti含有窒化物の大きさに着目して、その面積が等しくなる様に想定した円の直径を求めたもので、透過型電子顕微鏡(TEM)観察面上で認められる窒化物のものである。また、本発明で対象とするTi含有窒化物とは、TiNは勿論のこと、Tiの一部(原子比で50%以下程度)を他の窒化物形成元素(例えば、Nb,Zr,V等)で置換した窒化物をも含む趣旨である。
本発明の厚鋼板には、必要によって更に、(a)Mo:0.4%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1〜0.5%、(b)Mg,ZrおよびREMよりなる群から選ばれる1種以上の元素:合計で0.010%以下(0%を含まない)等を含有させたり、(c)Nb含有量を0.005%以下(0%を含まない)に抑制することも有用であり、含有若しくは抑制する元素の種類に応じて厚鋼板の特性が更に改善されることになる。
本発明によれば、上記(1)式の関係を満足させつつ、鋼板の化学成分組成を適切な範囲内に納めると共に、微細なTi含有窒化物の分散状態(個数/密度)を適切に制御することによって、大入熱溶接時に鋼材中に固溶消失しない微細なTi含有窒化物を鋼中に分散できるため、靭性バランスを良好に確保しつつ溶接熱影響部(HAZ)の靭性改善を図った厚鋼板が実現できた。
強度が590MPa超級の鋼板では、HAZにおいてベイナイト組織が形成されることになるのであるが、ベイナイト組織形態に対する合金元素の影響については、不明な点が多かった。本発明者らは、ベイナイト鋼板のHAZ靭性に及ぼす合金元素の影響を把握するため、ベイナイト組織形態と合金設計指針について検討した。
その結果、HAZのベイナイト組織(ブロックサイズ)が10μm以下となるように微細化すれば、良好なHAZ靭性が確保できるとの着想が得られた。次いで、ベイナイトブロックの微細化は、ベイナイト組織の駆動力と相関があると考え、駆動力を上昇させる成分設計を実施すればよいと考え、各種合金の影響について検討した。
ベイナイト変態の形成過程を考えると、その変態駆動力は、ベイナイト変態の駆動力が発生する温度(以下、「T0温度」と呼ぶ)と、実際にベイナイト変態が発生する温度(以下、「Bs点」と呼ぶ)との差で説明できると考えられた。
そこで、夫々の温度(T0温度、Bs点)に対する合金元素の影響について更に検討した。上記T0温度については、熱力学計算で算出できることから、熱力学計算ソフトウエア(Thermo−calc、CRC総合研究所から購入可能)を用いて、各合金元素の影響について検討し、各元素の影響について定式化した。一方、Bs点については、現時点では、理論的に算出することができないため、実験値を用いた。即ち、合金元素が異なる鋼種のBs点を実験で求め、各元素の影響を回帰分析によって定式した。得られた、両式の差をとり、(T0温度−Bs点)の式とすることによって、下記(1)式で規定されるBP値が求められたのである。そして、このBP値が90〜200(質量%)の範囲内にあるとき、HAZが適切なベイナイト組織形態となって、良好なHAZ靭性が達成されたのである。
BP値(質量%)=414[C]+78[Si]+31[Mn]+79[Cr]−14[Cu]−26[Ni]+218[Mo] …(1)
但し、[C],[Si],[Mn],[Cr],[Cu],[Ni]および[Mo]は、夫々C,Si,Mn,Cr,Cu,NiおよびMoの含有量(質量%)を示す。
尚、上記BP値を規定する元素のうちには、本発明の厚鋼板の基本成分(C,Si,Mn,Cr,Cu,Ni)以外にも、必要によって含有されるものも含まれるが、(例えば、Mo)、この元素を含まないときには、その項目がないものとしてBP値を計算し、この元素を含むときには、上記(1)式からBP値を計算すればよい。
ところで、本発明者らは、溶接時の高温においても溶け残るTi含有窒化物(以下、TiNで代表することがある)を増加させることに成功しているのであるが(前記特許文献2)、こうした技術を基本として、HAZ靭性を更に改善するために検討を重ねた。
溶接時には、微細TiNは溶解すると共に、粗大なTiNは粒成長するような挙動(オストワルド成長)を示すことになる。本発明者らは、こうした挙動に着目し、できるだけ微細なTiNを多量に分散させてやることによって、粒成長した後においてもTiN分布が微細均一になるようにするには、円相当直径で0.05μm以下のTiNが1mm2当り5.0×106個以上となるように制御すれば良いことを見出した。
また上記のようなオストワルド成長は、TiNのサイズ分布(バラツキ)が大きいと促進されて、溶接後の組織が不均一になり易いことにも着目し、こうした現象をできるだけ抑制するには、TiN全体に占める微細TiNの割合が一定量以上となるように均一に分散してやればよいとの着想が得られた。具体的には、円相当直径で0.01〜0.03μmの微細TiN個数が全TiN個数に対して75%以上を占める様にすれば、溶接後の組織が不均一になることが防止できることが判明したのである。
本発明の鋼板においては、後述する制御によって、微細なTiNを主体として分散させるものである。従って、一部粗大なTiN(例えば、円相当直径で0.05μmよりも大きいTiN)が含まれていても、こうした粗大TiNは鋼板の特性にそれほど影響を与えないので、「全TiN」はこうした粗大TiNも含む趣旨である。尚、0.01〜0.03μmの微細TiN個数が全TiN個数に対して占める割合(以下、「占有率」と呼ぶことがある)は、好ましくは77%以上であり、より好ましくは80%以上である。
次に、本発明の鋼材(母材)における成分組成について説明する。上記のように、本発明の鋼板は、その化学成分組成が上記(1)式の関係式を満足していても、夫々の化学成分(元素)の含有量が適正範囲内になければ、優れたHAZ靭性を達成することができない。従って、本発明の厚鋼板では、TiN(Ti含有窒化物)の分布状況が良好であることおよび化学成分が上記(1)式を満たすことに加えて、夫々の化学成分の量が、以下に記載するような適正範囲内にあることも必要である。これらの成分の範囲限定理由は、下記の通りである。
[C:0.01〜0.08%]
Cは、鋼板の強度を確保するために欠くことのできない元素であり、C含有量が0.01%未満では、鋼板の強度が確保できない。好ましくは0.02%以上である。しかしながら、C含有量が過剰になるとHAZの硬化が著しくなり、また溶接時にHAZに島状マルテンサイト相(MA相)が多く生成してHAZの靭性劣化を招くことになる。従ってCは0.08%以下、好ましくは0.06%以下に抑える必要がある。
[Si:0.3%以下(0%を含む)]
Siは、固溶強化によって鋼板の強度を確保するのに有用な元素であるが、過剰に含有すると、HAZにMA相が多く生成したり、Ti含有窒化物の粗大化を招くことになり、HAZの平均的な靭性[以下、「HAZ靭性(ave)」と記す]が劣化する。こうした観点から、Si含有量は0.3%以下にする必要があり、好ましくは0.10%以下(より好ましくは0.10未満)に抑える。尚、HAZ靭性を確保するという観点からすれば、Si含有量は0%であっても良い。
[Mn:0.5〜2.0%]
Mnは、鋼板の焼入れ性を高めて強度・HAZ靭性(ave)を確保する上で有用な元素であり、こうした効果を有効に発揮させるには、0.5%以上含有させる必要がある。好ましくは0.8%以上である。しかし、2.0%を超えて過剰に含有させるとHAZの硬化が著しくなり、HAZ靭性(ave)が劣化するので、Mn含有量は2.0%以下とする。好ましくは1.6%以下である。
[Al:0.01〜0.07%]
Alは、脱酸元素として有用である。こうした効果を発揮させるためには、0.01%以上含有させる必要があり、好ましくは0.02%以上である。しかしながら、Al含有量が過剰になると、HAZにMA相が多く生成してHAZ靭性(ave)が劣化するので、0.07%以下に抑える必要があり、好ましくは0.04%以下とする。
[Cr:0.5〜2.0%]
Crは、前記T0温度を低下させるよりも更にBs点を低下させ、ベイナイト変態の駆動力を確保してHAZ組織を微細化させるのに有効に作用する元素である。こうした効果を発揮させるには、Crは0.5%以上含有させる必要があり、好ましくは0.7%以上とする。しかしながら、Cr含有量が過剰になると、HAZ靭性(ave)が却って劣化するため、2.0%以下に抑える必要がある。好ましくは1.5%以下である。
[Ti:0.010〜0.040%]
Tiは、Nと反応して微細なTi含有窒化物(例えば、TiN)を形成し、HAZのオーステナイト粒(γ粒)粗大化を抑制し、HAZ靭性を安定化させるのに有用な元素である。こうした効果を有効に発揮させるには、Tiは0.010%以上含有させることが必要であり、好ましくは0.012%以上(より好ましくは0.015%以上)とする。しかしながら、Ti含有量が過剰になると、Ti含有窒化物が粗大になってその個数が減少するため、HAZ靭性のバラツキが増大する。こうしたことから、Ti含有量は0.040%以下に抑えるべきである。好ましくは0.035%以下(より好ましくは0.030%以下)とする。
[B:0.0010〜0.0050%]
Bは、高温時に溶け残ったTiNを核にBNとして析出しHAZ組織を均一化する作用を発揮する。こうした効果を有効に発揮させるには、0.0010%以上含有させる必要がある。好ましくは0.0012%以上である。しかし、B含有量が過剰になると、HAZ硬化が著しくなり、HAZ靭性(ave)が劣化するので、0.0050%以下とする必要がある。好ましくは0.0040%以下とするのがよい。
[N:0.0020〜0.0100%]
Nは、Ti含有窒化物を微細分散させてHAZの旧γ粒径を均一微細化させる上で有用な元素である。こうした効果を発揮させるためには、N含有量を0.0020%以上とする必要がある。好ましくは0.0035%以上である。しかしながら、N含有量が過剰になると、固溶N量が増大してHAZ靭性(ave)が劣化する。従ってNは0.0100%以下に抑える必要があり、好ましくは0.0070%以下とする。
[Ca:0.0050%以下(0%を含まない)]
Caは、粗大なTi含有窒化物を低減(酸化物系介在物に複合して晶出する粗大窒化物が減少する)させる効果を有し、HAZ靭性(最小値)の改善に寄与する元素である。こうした効果は、Ca含有量が増大するにつれて増加するが、0.0010%以上含有させることが好ましい。しかしながら、Ca含有量が過剰になると、介在物が粗大化してHAZ靭性が劣化するため、0.0050%以下に抑える必要がある。好ましくは0.0030%以下である。
[Cuおよび/またはNi:0.1〜2.4%]
CuおよびNiは、マトリクスの靭性を改善させる効果を発揮し、HAZ靭性(ave)を改善するのに有効な元素である。こうした効果を発揮させるには、これらを1種または2種(合計)で、0.1%以上含有させることが好ましい。より好ましくは0.4%以上とする。しかしこれらの元素の含有量が過剰になると、HAZ硬化が著しくなると共に、ベイナイト変態の駆動力を低下させて却ってHAZ靭性が劣化する。こうしたことから、これらの含有量は2.4%以下に抑える必要があり、好ましくは2.2%以下、より好ましくは2.0%以下である。
本発明で規定する含有元素は上記の通りであって、残部は鉄および不可避的不純物であり、該不可避的不純物として、原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる元素(例えば、P,S,Sn,As,Pb等)の混入が許容され得る。また、更に下記元素を積極的に含有させることも有効であり、含有される成分の種類に応じて鋼板の特性が更に改善される。
[Mo:0.4%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1〜0.5%]
MoおよびVは、前記T0温度を上昇させるがBs点を低下させ、ベイナイト変態の駆動力を確保してHAZ組織を微細化させるのに有効に作用する元素である。こうした効果は、Moについてはその含有量が増加するにつれて、Vについては0.1%以上含有させることによって有効に発揮される。しかしながら、これらの含有量が過剰になると、HAZ靭性(ave)が却って劣化するため、Moで0.4%以下、Vで0.5%以下に抑えることが好ましい。
[Mg,ZrおよびREMよりなる群から選ばれる1種以上の元素:合計で0.010%以下(0%を含まない)]
Mg,ZrおよびREM(希土類元素)は、鋼板中の酸化物系介在物を微細化させることによって、HAZ靭性(ave)の向上に寄与する元素である。こうした効果は、それらの含有量が増加するにつれて増大するが、含有量が過剰になると、介在物が粗大化してHAZ靭性が劣化するため、合計で0.010%以下に抑えることが好ましい。尚、本発明において、REM(希土類元素)とは、ランタノイド元素(LaからLnまでの15元素)およびSc(スカンジウム)とY(イットリウム)を含む意味である。
[Nb:0.005%以下(0%を含まない)]
Nbは、ベイナイト変態の駆動力を確保する効果を有するが、Nb含有量が過剰になると、ベイナイト組織が粗大化する可能性がある。こうしたことから、Nb含有量はできるだけ抑制することが好ましく、その上限は0.005%(より好ましくは0.003%以下)とした。
本発明において、Ti含有窒化物の微細分散を上記のように制御するには、下記(2)式で規定されるX値を20以上となるように成分組成を調整し、圧延前の加熱時間を4時間以内とすると共に、鋳造時の冷却速度を、1500〜1300℃の温度範囲を10℃/min以上で冷却するようにしてスラブを形成することが推奨される。また、この様に冷却速度を制御するには、スラブ厚を低下させたり、冷却水量を増加させたりする手段が挙げられる。これらの製造条件について、説明する。
X値=500[C]+32[Si]+8[Mn]−9[Nb]+14[Cu]+17[Ni]−5[Cr]−25[Mo]−34[V] …(2)
但し、[C],[Si],[Mn],[Nb],[Cu],[Ni],[Cr],[Mo]および[V]は、夫々C,Si,Mn,Nb,Cu,Ni,Cr,MoおよびVの含有量(質量%)を示す。
尚、前記(1)式と同様に、上記X値を規定する元素のうちには、本発明の厚鋼板の基本成分(C,Si,Mn,Cr,Cu,Ni)以外にも、必要によって含有されるものも含まれるが、(例えば、Nb,Mo,V等)、この元素を含まないときには、その項目がないものとしてX値を計算し、この元素を含むときには、上記(2)式からX値を計算すればよい。
Ti含有窒化物は鋼塊の鋳造時に析出するが、その析出状態は合金元素の影響を受けることを明らかにしている(例えば、特願2006−163852号)。上記(2)式の関係を規定するX値は、δ域の温度範囲に関する関数である。上記「δ域」とは、鋼の状態図においてδ鉄が含まれる領域を意味する。この「δ鉄が含まれる領域」は、δ鉄のみの領域の他にも、δ+γの2相領域など、δ鉄と他の状態が含まれる領域も包含する。そして「δ域の温度範囲」とは、δ鉄が含まれる温度範囲(δ域の上限温度と下限温度との差)をいう。ここで特定組成の鋼において、例えばδ鉄のみの温度範囲とδ+γ鉄の温度範囲がある場合、これらの温度範囲の合計が、δ域の温度範囲である。このδ域の温度範囲は、前記熱力学計算ソフトウエア(Thermo−calc、CRC総合研究所から購入可能)に、鋼板の化学成分組成を入力することにより計算することができる。
このδ鉄中ではTiの拡散速度が速いため、δ域の温度範囲が広いと、δ鉄が存在する時間が長くなり、粗大なTi含有窒化物が形成され易くなると考えられる。そこで化学成分組成を調整してδ域の温度範囲を縮小することにより、Ti含有窒化物を微細化することを検討した。そのためにThermo−calcの計算にて、特定成分を基準に化学成分量の1つだけを変更することにより、各化学成分のδ域の温度範囲への影響を調べた。そのような検討により、δ域の温度範囲と相関関係にあり、化学成分組成の関数で表される上記X値が求められたのである。
X値の上記式中の係数は、特定成分の鋼から、各化学成分を変化させた場合のδ域の温度範囲の変化量に対応する。具体的には、例えば[C]の係数の「500」は、C量を0.01%だけ増大させたときに、Thermo−calcの計算にてδ域の温度範囲が約5℃減少することを意味する。そしてX値とδ域の温度範囲とは、ほぼ反比例の関係(X値が増大すれば、δ域の温度範囲は減少するという関係)にある。
このような考えに基づいて、様々なX値を有する鋼板を製造して調べたところ、X値を増大させることで、Ti含有窒化物の平均粒子径を微細化でき、HAZ靭性を向上させ得ることが判明した。各化学成分量が適正範囲内であれば、X値が大きくなるほど、Ti含有窒化物の平均粒子径、およびHAZ靭性並びに母材靭性が向上する。このX値の下限は、20(好ましくは25、より好ましくは30)である。X値の上限は、各化学成分の適正量から定められ、128以下である。
一方、圧延前の加熱時間が4時間を超えると、TiNの粗大化が進み、0.05μm以下の個数が低減し、また鋳造時の冷却速度(1500〜1300℃の温度範囲)が、10℃/min未満となっても、TiNの粗大化が進み、0.05μm以下の個数が低減ることになる。
本発明は厚鋼板に関するものであり、該分野において厚鋼板とは、JISで定義されるように、一般に板厚が3.0mm以上であるものを指す。しかし、本発明の厚鋼板の板厚は、好ましくは50mm以上、より好ましくは60mm以上である。即ち、本発明の厚鋼板は、入熱量が30〜100kJ/mm以上の大入熱溶接であっても良好なHAZ靭性を示すので、板厚が厚くても、入熱量を増大させることで効率良く溶接できるものである。
こうして得られる本発明の厚鋼板は、例えば橋梁や高層建造物、船舶などの構造物の材料として使用でき、小〜中入熱溶接はもとより大入熱溶接においても、溶接熱影響部の靭性劣化を防ぐことができる。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更して実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
下記表1、2に示す組成のAlキルド鋼板を溶製し、この溶鋼を鋳造時(1500〜1300℃の温度範囲)における冷却速度を制御しつつ冷却してスラブ(断面形状:150mm×250mm)とした後、加熱時間を制御しつつ1100℃に加熱して熱間圧延を行い、板厚:50mmの熱間圧延板とし、圧延後に空冷をして試験板とした。尚、表1において、REMはCeを50%程度とLaを25%程度含有するミッシュメタルの形態で添加した。また表1、2中「−」は元素を添加していないことを示している。
Figure 2009167447
Figure 2009167447
上記のようにして製造した各試験板について、下記の要領でTi含有窒化物の個数密度(円相当直径で0.05μm以下のものの個数、および円相当直径で0.01〜0.03μmのものの占有率)、厚鋼板の引張強度TS、HAZ靭性を測定した。これらの結果を、X値[=500[C]+32[Si]+8[Mn]−9[Nb]+14[Cu]+17[Ni]−5[Cr]−25[Mo]−34[V]]、鋳造時の冷却速度、および圧延前加熱時間と共に、下記表3、4に示す。
[Ti含有窒化物の個数密度の測定]
各鋼板のt(板厚)/4部位を、透過型電子顕微鏡(TEM)で、観察倍率6万倍、観察視野2×2(μm)、観察箇所5箇所の条件で観察した。そして画像解析によって、その視野中の各Ti含有窒化物の面積を測定し、この面積から各窒化物の円相当直径を算出した。尚、Ti含有窒化物であることは、EDX(エネルギー分散型X線検出器)によって判別した。
円相当直径が0.05μm以下となるTi含有窒化物の個数を、1mm2当りに換算して求めると共に、円相当直径が0.01〜0.03μmの微細なTi含有窒化物の全Ti含有窒化物(円相当直径で0.05μmを超えるものも含む)に対する個数割合(占有率:%)を計算した。
[引張試験]
各鋼板のt(板厚)/4部位から、圧延方向に対して直角の方向にJIS Z 2201の4号試験片を採取し、JIS Z 2241の要領で引張試験を行ない、引張強度(TS)を測定した。そして、TSが590MPa以上のものを合格と評価した。
[HAZ靭性の評価]
各鋼板のt(板厚)/4部位から、圧延方向に対して直角の方向にJIS Z 2201の4号試験片を採取し、エレクトロスラグ溶接により入熱量:800kJ/mmの1パス大入熱溶接を実施した。そして、ボンド(溶融線)から0.5mmのHAZ部について、−20℃でシャルピー衝撃試験を行い、吸収エネルギー(vE-20)を測定した。このとき5本の試験片について吸収エネルギー(vE-20)を測定し、その平均値(ave)と最小値(min)を求めた。そして、vE-20の平均値(ave)が150J以上のものをHAZ靭性に優れると評価し、vE-20の最小値(min)が100J以上のものを安定化が改善されていると評価した。
Figure 2009167447
Figure 2009167447
これらの結果から、次のように考察できる(尚、下記No.は、表1〜4の鋼No.を示す)。No.1〜20は、本発明で規定する要件を満足する例であり、化学成分組成、BP値、X値およびTi含有窒化物の微細分散が適切になされており、溶接熱影響部の靭性が良好な鋼板が得られていることが分かる。
これに対して、No.21〜42は、本発明で規定するいずれかの要件を外れる例であり、溶接熱影響部の靭性が劣っている。詳細には、下記の通りである。
No.21は、鋼板中のC含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態は良好であっても、HAZ靭性(ave)が劣化している。
No.22は、鋼板中のSi含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態が不良になっており(微細なTi含有窒化物が得られていない)、良好なHAZ靭性が得られていない。No.23は、鋼板中のMn含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態は良好であっても、HAZ靭性(ave)が劣化している。
No.24は、鋼板中のAlの含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態は良好であっても、HAZ靭性が劣化している。No.25,26は、鋼板中のCr含有量が本発明で規定する範囲を外れるものであり(BP値も外れる)、Ti含有窒化物の形態は良好であっても、HAZ靭性が劣化している。
No.27は、鋼板中のCu含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態は良好であっても、HAZ靭性が劣化している。No.28は、鋼板中のNi含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態は良好であっても、HAZ靭性が劣化している。No.29は、鋼板中のMo含有量が本発明で規定する範囲を超えるものであり、Ti含有窒化物の形態が不良になっており(微細なTi含有窒化物が得られていない)、良好なHAZ靭性が得られていない。
No.30,31は、鋼板中のTi含有量が本発明で規定する範囲を外れるものであり、Ti含有窒化物の形態が不良になっており(微細なTi含有窒化物が得られていない)、HAZ靭性が劣化している。
No.32〜35は、鋼板中のBやNの含有量が本発明で規定する範囲を外れるものであり、HAZ靭性(ave)が劣化している。
No.36は、鋼板中にCaが含有されていないものであり、Ti含有窒化物が粗大化しており、十分な個数密度および占有率が達成されておらず、HAZ靭性が劣化している。No.37は、BP値が本発明で規定する範囲に満たないものであり、HAZ靭性(ave)が劣化している。No.38は、鋼板中にNbが過剰に含有されており、HAZ靭性(ave)が劣化している。
No.39〜42は、製造条件が適切な条件から外れており、Ti含有窒化物が粗大化しており、Ti含有窒化物の十分な個数密度および占有率が達成されておらず、HAZ靭性が劣化している。

Claims (4)

  1. C:0.01〜0.08%(「質量%」の意味。以下同じ)、Si:0.30%以下(0%を含む)、Mn:0.5〜2.0%、Al:0.01〜0.07%、Cr:0.5〜2.0%、Ti:0.010〜0.040%、B:0.0010〜0.0050%、N:0.0020〜0.0100%、Ca:0.0050%以下(0%を含まない)を夫々含有する他、Cuおよび/またはNi:0.1〜2.4%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、且つ下記(1)式で規定されるBP値が90〜200(質量%)の範囲にあると共に、円相当直径で0.05μm以下のTi含有窒化物が1mm2当り5.0×106個以上存在し、このうち円相当直径で0.01〜0.03μmのTi含有窒化物個数が全Ti含有窒化物個数に対して75%以上を占めるものであることを特徴とする溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板。
    BP値(質量%)=414[C]+78[Si]+31[Mn]+79[Cr]−14[Cu]−26[Ni]+218[Mo] …(1)
    但し、[C],[Si],[Mn],[Cr],[Cu],[Ni]および[Mo]は、夫々C,Si,Mn,Cr,Cu,NiおよびMoの含有量(質量%)を示す。
  2. 更に、Mo:0.4%以下(0%を含まない)および/またはV:0.1〜0.5%を含有するものである請求項1に記載の高強度厚鋼板。
  3. 更に、Mg,ZrおよびREMよりなる群から選ばれる1種以上の元素:合計で0.010%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1または2に記載の高強度厚鋼板。
  4. 更に、Nb含有量を0.005%以下(0%を含まない)に抑制したものである請求項1〜3のいずれかに記載の高強度厚鋼板。
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