JP2009167179A - 環状アミン化合物を含有する医薬 - Google Patents
環状アミン化合物を含有する医薬 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009167179A JP2009167179A JP2008323099A JP2008323099A JP2009167179A JP 2009167179 A JP2009167179 A JP 2009167179A JP 2008323099 A JP2008323099 A JP 2008323099A JP 2008323099 A JP2008323099 A JP 2008323099A JP 2009167179 A JP2009167179 A JP 2009167179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituted
- bond
- alkyl
- substituent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
【課題】優れた高血圧症治療薬を提供する。
【解決手段】一般式(I)
[式中、R1:H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可環状炭化水素、置換可ヘテロシクリル等;R2:H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可シクロアルキル等;R3、R4;H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可シクロアルキル等;R5、R6:H、置換可アルキル、置換可シクロアルキル、置換可アルコキシ等;R7、R8:H、置換可アルキル、置換可シクロアルキル等;X:式(II)等;A:置換可環状炭化水素、置換可ヘテロシクリル等;Y:単結合、置換可アルキレン、置換可アルケニレン、−(CH2)a−X1−(CH2)b−(X1:式−NH−、−O−等;a、b:0−5)等;B:置換可環状炭化水素、置換可ヘテロシクリル等]を有する化合物等を含有する。
【選択図】なし
【解決手段】一般式(I)
[式中、R1:H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可環状炭化水素、置換可ヘテロシクリル等;R2:H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可シクロアルキル等;R3、R4;H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可シクロアルキル等;R5、R6:H、置換可アルキル、置換可シクロアルキル、置換可アルコキシ等;R7、R8:H、置換可アルキル、置換可シクロアルキル等;X:式(II)等;A:置換可環状炭化水素、置換可ヘテロシクリル等;Y:単結合、置換可アルキレン、置換可アルケニレン、−(CH2)a−X1−(CH2)b−(X1:式−NH−、−O−等;a、b:0−5)等;B:置換可環状炭化水素、置換可ヘテロシクリル等]を有する化合物等を含有する。
【選択図】なし
Description
本発明は、優れたレニン阻害活性を有し、医薬[特に、高血圧症の治療もしくは予防(好適には、治療)のための医薬]として有用な新規な環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を含有するレニン阻害剤;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物、好適には、高血圧症の治療または予防のための医薬組成物;
医薬組成物、好適には、上記疾患の治療または予防のための医薬組成物、の製造のための環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の使用;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物(特に、ヒト)に投与することによる疾患、好適には、上記疾患の治療または予防のための方法;および、
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の製造方法に関する。
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を含有するレニン阻害剤;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物、好適には、高血圧症の治療または予防のための医薬組成物;
医薬組成物、好適には、上記疾患の治療または予防のための医薬組成物、の製造のための環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の使用;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物(特に、ヒト)に投与することによる疾患、好適には、上記疾患の治療または予防のための方法;および、
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の製造方法に関する。
高血圧症は、最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上である症状とWHO/ISHのガイドラインにおいて定義されており、高血圧症患者は、現在、日本では、約4000万人、世界には約10億人存在すると報告されている (Dicision Resources, Inc.)。高血圧症の状態が続くと、脳出血、脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、または、心不全などを発症し、最終的には死に至る。高血圧症治療薬の投与によりこれらの疾患が抑制されることは、大規模臨床試験により示されており、現在、高血圧症治療薬の投与、運動、食生活の改善などにより、積極的に血圧を下げるための努力が行なわれているが、さらなる十分な血圧のコントロールが望まれている。
高血圧の主なメカニズムの一つとして、レニン−アンジオテンシン系(以下、R-A系ともいう)の活性化が挙げられる。R-A系は、ナトリウム(塩分)を体内に貯留させて循環血液量を増加させること、または、血管平滑筋を収縮させること、により血圧を上昇させる生体の代表的な昇圧系である。R-A系では、レニンにより、アンジオテンシノーゲンがアンジオテンシンIへ変換され、さらに、アンジオテンシン変換酵素(以下、ACEともいう)により、アンジオテンシンIがアンジオテンシンIIへ変換される。アンジオテンシンIIは、アンジオテンシンタイプ1受容体(以下、AT1ともいう)に作用して、血管収縮、細胞増殖、または、コラーゲン産生を引き起こし、高血圧症、それに引き続いて、臓器障害を引き起こすとされる。現在、アンジオテンシンIIの産生を抑制するACE阻害剤(以下、ACEIともいう)、および、AT1への刺激を抑制するアンジオテンシン受容体拮抗剤(以下、ARBともいう)が、高血圧症治療薬として使用され、これらの薬剤は顕著な血圧降下作用および臓器保護作用を有することが知られている。
レニンは、アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンIへ変換するアスパラギン酸プロテアーゼであり、R-A系の律速酵素であるとされる。したがって、レニン阻害剤は、R-A系を効率良く阻害すると考えられ、ACEIおよびARBと同等の血圧降下作用を有すると期待される(Circulation, 2005年, 第112巻, p.1012-18)。
レニン阻害活性を有するいくつかのδ−アミノーγ−ヒドロキシ−ω−アルカン酸アミド化合物が知られている(例えば、特許文献1または2参照)。また、δ−アミノーγ−ヒドロキシ−ω−アルキルアルカン酸アミド化合物において、2位(α位)の炭素原子が窒素原子に置換された化合物(例えば、特許文献3または4参照)、または、8位の炭素原子が窒素原子に置換された化合物(例えば、特許文献5参照)が知られている。しかしながら、δ−アミノーγ−ヒドロキシ−ω−アルキルアルカン酸アミド化合物において、7位に環状基を有する化合物、および、7位の炭素原子が窒素原子に置換された化合物は、これまで知られていない。本発明の化合物は、7位に環状基を有する点、または、7位の炭素原子が窒素原子に置換されている点において、上記の公知化合物と構造が大きく異なる。
米国特許第5559111号明細書
特許第3240322号公報
国際公開第2005/070870号パンフレット
国際公開第2005/090304号パンフレット
国際公開第2005/051895号パンフレット
本発明者等は、優れた高血圧症治療薬の開発を目指して新規な環状アミン化合物の研究を行い、特定の構造を有する環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩が、レニン阻害活性、溶解性、経口吸収性、血中濃度、代謝安定性、組織移行性、バイオアベイラビリティー(bioavailability;以下BAともいう)、in vitro活性、in vivo活性、薬効発現の早さ、薬効の持続性、物理的安定性、薬物相互作用、毒性等の点で優れた性質を有し、医薬[特に、高血圧症の治療もしくは予防(好適には、治療)のための医薬]として有用であることを見出した。以上の知見に基づき本発明は完成された。
本発明は、優れたレニン阻害活性を有し、医薬[特に、高血圧症の治療もしくは予防(好適には、治療)のための医薬]として有用な新規な環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を含有するレニン阻害剤;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物、好適には、高血圧症の治療または予防のための医薬組成物;
医薬組成物、好適には、上記疾患の治療または予防のための医薬組成物、の製造のための環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の使用;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物(特に、ヒト)に投与することによる疾患、好適には、上記疾患の治療または予防のための方法;および、
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の製造方法を提供する。
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を含有するレニン阻害剤;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物、好適には、高血圧症の治療または予防のための医薬組成物;
医薬組成物、好適には、上記疾患の治療または予防のための医薬組成物、の製造のための環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の使用;
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の薬理的な有効量を温血動物(特に、ヒト)に投与することによる疾患、好適には、上記疾患の治療または予防のための方法;および、
環状アミン化合物またはその薬理上許容される塩の製造方法を提供する。
本発明は、
(1)一般式(I)
(1)一般式(I)
[式中、R1は、水素原子、C1−C8アルキル基、置換C1−C8アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、置換C1−C6アルキルチオ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、置換(C1−C6アルキル)カルボニル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、置換(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基を示し、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基以外の各基の置換基は、置換基群αまたはβから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、2個の当該置換基が一緒となって、C1−C5アルキレン基を形成してもよく、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R2は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、または、置換C3−C8シクロアルキル基を示し、R2における各基の置換基は、置換基群αまたはβから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基または置換3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよく、当該含窒素ヘテロシクリル基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R3は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R3における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R4は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R4における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基または置換C1−C5アルキレン基を形成してもよく、当該アルキレン基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R5は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、または、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)を示し、R5における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R6は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、または、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)を示し、R6における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R7は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R7における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R8は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R8における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R7およびR8は、一緒となって、C1−C5アルキレン基または置換C1−C5アルキレン基を形成してもよく、当該アルキレン基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Xは、式(II)、(III)もしくは(IV)
R2は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、または、置換C3−C8シクロアルキル基を示し、R2における各基の置換基は、置換基群αまたはβから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基または置換3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよく、当該含窒素ヘテロシクリル基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R3は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R3における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R4は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R4における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基または置換C1−C5アルキレン基を形成してもよく、当該アルキレン基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R5は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、または、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)を示し、R5における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R6は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、または、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)を示し、R6における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R7は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R7における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R8は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R8における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R7およびR8は、一緒となって、C1−C5アルキレン基または置換C1−C5アルキレン基を形成してもよく、当該アルキレン基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Xは、式(II)、(III)もしくは(IV)
を有する基を示し;
Aは、Xが式(II)を有する基であるとき、3乃至10員含窒素飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至10員含窒素飽和ヘテロシクリル基、3乃至10員含窒素部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員含窒素部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Xが式(III)もしくは(IV)を有する基であるとき、C3−C10飽和環状炭化水素基、置換C3−C10飽和環状炭化水素基、C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、置換C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、3乃至10員飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至10員飽和ヘテロシクリル基、3乃至10員部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Aにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Yは、単結合、C1−C6アルキレン基、置換C1−C6アルキレン基、C2−C6アルケニレン基、置換C2−C6アルケニレン基、C2−C6アルキニレン基、置換C2−C6アルキニレン基、または、式−(CH2)a−X1−(CH2)b−[式中、X1は、式−NH−、−NR9−(式中、R9は、C1−C6アルキル基を示す)、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2−を有する基を示し、aおよびbは、独立して0乃至5の整数を示し、aおよびbの和は、0乃至5である]を有する基を示し、Yにおける各基の置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Bは、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、置換3乃至10員ヘテロシクリル基、または、式(V)
Aは、Xが式(II)を有する基であるとき、3乃至10員含窒素飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至10員含窒素飽和ヘテロシクリル基、3乃至10員含窒素部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員含窒素部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Xが式(III)もしくは(IV)を有する基であるとき、C3−C10飽和環状炭化水素基、置換C3−C10飽和環状炭化水素基、C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、置換C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、3乃至10員飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至10員飽和ヘテロシクリル基、3乃至10員部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Aにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Yは、単結合、C1−C6アルキレン基、置換C1−C6アルキレン基、C2−C6アルケニレン基、置換C2−C6アルケニレン基、C2−C6アルキニレン基、置換C2−C6アルキニレン基、または、式−(CH2)a−X1−(CH2)b−[式中、X1は、式−NH−、−NR9−(式中、R9は、C1−C6アルキル基を示す)、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2−を有する基を示し、aおよびbは、独立して0乃至5の整数を示し、aおよびbの和は、0乃至5である]を有する基を示し、Yにおける各基の置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Bは、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、置換3乃至10員ヘテロシクリル基、または、式(V)
[式中、Dは、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基を示し、Dにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2は、式−NH−、−NR11−(式中、R11は、C1−C6アルキル基を示す)、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2−を有する基を示し、
R10は、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、または、置換C3−C8シクロアルキル基を示し、R10における各基の置換基は、置換基群δから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基を示し、Bにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
あるいは、Yが結合するA環の炭素原子CA、Y、および、Bは、一緒となって、式(VI)
X2は、式−NH−、−NR11−(式中、R11は、C1−C6アルキル基を示す)、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2−を有する基を示し、
R10は、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、または、置換C3−C8シクロアルキル基を示し、R10における各基の置換基は、置換基群δから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基を示し、Bにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
あるいは、Yが結合するA環の炭素原子CA、Y、および、Bは、一緒となって、式(VI)
[式中、Eは、Aとスピロ型に結合し、Bと縮環し、Eは、C3−C8飽和環状炭化水素基、置換C3−C8飽和環状炭化水素基、C3−C8部分不飽和環状炭化水素基、置換C3−C8部分不飽和環状炭化水素基、3乃至8員飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至8員飽和ヘテロシクリル基、3乃至8員部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至8員部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Eにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基を示し;
置換基群αは、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ホルミルアミノ基、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニル基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニル基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示し;
置換基群βは、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、3乃至10員ヘテロシクリル基、および、置換3乃至10員ヘテロシクリル基からなる群を示し、置換基群βにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
置換基群γは、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲノ基、オキソ基、ヒドロキシイミノ基、および、(C1−C6アルコキシ)イミノ基からなる群を示し;
置換基群δは、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、(C1−C6アルキル)スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニルアミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニルアミノ基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニルアミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す。]
を有する化合物、または、その薬理上許容される塩を提供する。
置換基群αは、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ホルミルアミノ基、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニル基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニル基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示し;
置換基群βは、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、3乃至10員ヘテロシクリル基、および、置換3乃至10員ヘテロシクリル基からなる群を示し、置換基群βにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
置換基群γは、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲノ基、オキソ基、ヒドロキシイミノ基、および、(C1−C6アルコキシ)イミノ基からなる群を示し;
置換基群δは、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、(C1−C6アルキル)スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニルアミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニルアミノ基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニルアミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す。]
を有する化合物、または、その薬理上許容される塩を提供する。
一般式(I)を有する化合物において好適な化合物は、
(2) R1が、C1−C8アルキル基、置換C1−C8アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基であり、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基以外の各基の置換基は、置換基群α1またはβ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群α1は、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、および、ハロゲノ基からなる群を示し、
置換基群β1は、C3−C8シクロアルキル基、C6−C10アリール基、および、3乃至10員ヘテロシクリル基からなる群を示す(1)に記載された化合物、
(3) R1が、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群α2またはβ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、C3−C8環状炭化水素基、または、置換C3−C8環状炭化水素基(当該置換基は、置換基群α2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
置換基群α2は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示し、
置換基群β2は、C3−C8シクロアルキル基、および、C6−C10アリール基からなる群を示す(1)に記載された化合物、
(4) R1が、C2−C7アルキル基、または、C4−C7シクロアルキル基である(1)に記載された化合物、
(5) R2が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよい(1)乃至(4)のいずれかに記載された化合物、
(6) R2が、水素原子である(1)乃至(4)のいずれかに記載された化合物、
(7) R3が、C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、または、C1−C6アルコキシ基であり、
R4が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基を形成してもよい(1)乃至(6)のいずれかに記載された化合物、
(8) R3が、C1−C6アルキル基であり、
R4が、水素原子である(1)乃至(6)のいずれかに記載された化合物、
(9) R5が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R6が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基である(1)乃至(8)のいずれかに記載された化合物、
(10) R5およびR6が、水素原子である(1)乃至(8)のいずれかに記載された化合物、
(11) R7が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R8が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R7およびR8は、一緒となってC2−C4アルキレン基を形成してもよい(1)乃至(10)のいずれかに記載された化合物、
(12) R7が、C1−C4アルキル基であり、
R8が、C1−C4アルキル基である(1)乃至(10)のいずれかに記載された化合物、
(13) Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基、置換4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基、4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基、または、置換4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基であり、Aにおける各基の置換基は、置換基群α3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群α3は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示す(1)乃至(12)のいずれかに記載された化合物、
(14) Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基、または、置換5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基(当該置換基は、置換基群α4から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
置換基群α4は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、および、オキソ基からなる群を示す(1)乃至(12)のいずれかに記載された化合物、
(15) Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、ピペラジニル基、または、置換ピペラジニル基(当該置換基は、置換基群α4から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)である(1)乃至(12)のいずれかに記載された化合物、
(16) Yが、単結合、C1−C6アルキレン基、または、置換C1−C6アルキレン基(当該置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)である(1)乃至(15)のいずれかに記載された化合物、
(17) Yが、単結合である(1)乃至(15)のいずれかに記載された化合物、
(18) Bが、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至10員ヘテロシクリル基、または、
式(Va)
(2) R1が、C1−C8アルキル基、置換C1−C8アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基であり、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基以外の各基の置換基は、置換基群α1またはβ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群α1は、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、および、ハロゲノ基からなる群を示し、
置換基群β1は、C3−C8シクロアルキル基、C6−C10アリール基、および、3乃至10員ヘテロシクリル基からなる群を示す(1)に記載された化合物、
(3) R1が、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群α2またはβ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、C3−C8環状炭化水素基、または、置換C3−C8環状炭化水素基(当該置換基は、置換基群α2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
置換基群α2は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示し、
置換基群β2は、C3−C8シクロアルキル基、および、C6−C10アリール基からなる群を示す(1)に記載された化合物、
(4) R1が、C2−C7アルキル基、または、C4−C7シクロアルキル基である(1)に記載された化合物、
(5) R2が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよい(1)乃至(4)のいずれかに記載された化合物、
(6) R2が、水素原子である(1)乃至(4)のいずれかに記載された化合物、
(7) R3が、C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、または、C1−C6アルコキシ基であり、
R4が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基を形成してもよい(1)乃至(6)のいずれかに記載された化合物、
(8) R3が、C1−C6アルキル基であり、
R4が、水素原子である(1)乃至(6)のいずれかに記載された化合物、
(9) R5が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R6が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基である(1)乃至(8)のいずれかに記載された化合物、
(10) R5およびR6が、水素原子である(1)乃至(8)のいずれかに記載された化合物、
(11) R7が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R8が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R7およびR8は、一緒となってC2−C4アルキレン基を形成してもよい(1)乃至(10)のいずれかに記載された化合物、
(12) R7が、C1−C4アルキル基であり、
R8が、C1−C4アルキル基である(1)乃至(10)のいずれかに記載された化合物、
(13) Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基、置換4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基、4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基、または、置換4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基であり、Aにおける各基の置換基は、置換基群α3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群α3は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示す(1)乃至(12)のいずれかに記載された化合物、
(14) Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基、または、置換5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基(当該置換基は、置換基群α4から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
置換基群α4は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、および、オキソ基からなる群を示す(1)乃至(12)のいずれかに記載された化合物、
(15) Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、ピペラジニル基、または、置換ピペラジニル基(当該置換基は、置換基群α4から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)である(1)乃至(12)のいずれかに記載された化合物、
(16) Yが、単結合、C1−C6アルキレン基、または、置換C1−C6アルキレン基(当該置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)である(1)乃至(15)のいずれかに記載された化合物、
(17) Yが、単結合である(1)乃至(15)のいずれかに記載された化合物、
(18) Bが、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至10員ヘテロシクリル基、または、
式(Va)
[式中、Daは、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、または、置換5乃至10員ヘテロシクリル基を示し、Daにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2aは、式−NH−、−O−もしくは−S−を有する基を示し、
R10aは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10aにおける各基の置換基は、置換基群δ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群δ1は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルキルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す(1)乃至(17)のいずれかに記載された化合物、
(19) Bが、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、
式(Vb)
X2aは、式−NH−、−O−もしくは−S−を有する基を示し、
R10aは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10aにおける各基の置換基は、置換基群δ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群δ1は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルキルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す(1)乃至(17)のいずれかに記載された化合物、
(19) Bが、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、
式(Vb)
[式中、Dbは、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基を示し、Dbにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2bは、式−O−を有する基を示し、
R10bは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、置換C2−C6アルケニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10bにおける各基の置換基は、置換基群δ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群δ2は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す(1)乃至(17)のいずれかに記載された化合物、
(20) Bが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、または、
式(Vc)
X2bは、式−O−を有する基を示し、
R10bは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、置換C2−C6アルケニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10bにおける各基の置換基は、置換基群δ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群δ2は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す(1)乃至(17)のいずれかに記載された化合物、
(20) Bが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、または、
式(Vc)
[式中、Dcは、フェニル基、または、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示し、
X2cは、式−O−を有する基を示し、
R10cは、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群δ3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示す]を有する基であり、
置換基群α5は、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、および、ハロゲノ基からなる群を示し、
置換基群δ3は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、および、C1−C6アルキルチオ基からなる群を示す(1)乃至(17)のいずれかに記載された化合物である。
X2cは、式−O−を有する基を示し、
R10cは、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群δ3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示す]を有する基であり、
置換基群α5は、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、および、ハロゲノ基からなる群を示し、
置換基群δ3は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、および、C1−C6アルキルチオ基からなる群を示す(1)乃至(17)のいずれかに記載された化合物である。
上記(2)から(4)より選択されたR1、(5)または(6)より選択されたR2、(7)または(8)より選択されたR3およびR4、(9)または(10)より選択されたR5およびR6、(11)または(12)より選択されたR7およびR8、(13)から(15)より選択されたXおよびA、(16)または(17)より選択されたY、および、(18)から(20)より選択されたBの任意の組合せは好適であり、例えば、下記の組合せは好適である。
(21) R1:(2);R2:(5);R3、R4:(7);R5、R6:(9);R7、R8:(11);Y:(16);B:(18);
(22) R1:(3);R2:(6);R3、R4:(8);R5、R6:(10);R7、R8:(12);Y:(17);B:(19);
(23) R1:(4);R2:(6);R3、R4:(8);R5、R6:(10);R7、R8:(12);Y:(17);B:(20);または、
(24)下記表1乃至3に示される化合物から選択される化合物。
(21) R1:(2);R2:(5);R3、R4:(7);R5、R6:(9);R7、R8:(11);Y:(16);B:(18);
(22) R1:(3);R2:(6);R3、R4:(8);R5、R6:(10);R7、R8:(12);Y:(17);B:(19);
(23) R1:(4);R2:(6);R3、R4:(8);R5、R6:(10);R7、R8:(12);Y:(17);B:(20);または、
(24)下記表1乃至3に示される化合物から選択される化合物。
また、本発明は、
(25) (1)乃至(24)のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物、
(26) レニンを阻害することにより治療または予防され得る疾患の治療または予防のための(25)に記載された医薬組成物、
(27) 高血圧症の治療または予防のための(25)に記載された医薬組成物、
(28) 疾患の治療または予防のための医薬を製造するための(1)乃至(24)のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩の使用、
(29) 疾患が、高血圧症である(28)に記載された使用、
(30) (1)乃至(24)のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩の薬理学的有効量を温血動物に投与することにより疾患を治療または予防する方法、
(31) 疾患が、レニンを阻害することにより治療または予防され得る疾患である(30)に記載された方法、
(32) 疾患が、高血圧症である(30)に記載された方法、または、
(33) 温血動物が、ヒトである(30)乃至(32)のいずれかに記載された方法
を提供する。
(25) (1)乃至(24)のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物、
(26) レニンを阻害することにより治療または予防され得る疾患の治療または予防のための(25)に記載された医薬組成物、
(27) 高血圧症の治療または予防のための(25)に記載された医薬組成物、
(28) 疾患の治療または予防のための医薬を製造するための(1)乃至(24)のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩の使用、
(29) 疾患が、高血圧症である(28)に記載された使用、
(30) (1)乃至(24)のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩の薬理学的有効量を温血動物に投与することにより疾患を治療または予防する方法、
(31) 疾患が、レニンを阻害することにより治療または予防され得る疾患である(30)に記載された方法、
(32) 疾患が、高血圧症である(30)に記載された方法、または、
(33) 温血動物が、ヒトである(30)乃至(32)のいずれかに記載された方法
を提供する。
本発明の一般式(I)において、「C1−C8アルキル基」は、1乃至8個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、1−プロピル基、2−プロピル基、1−ブチル基、2−ブチル基、2−メチル−1−プロピル基、2−メチル−2−プロピル基、1−ペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、3−メチル−1−ブチル基、2−メチル−1−ブチル基、2−メチル−2−ブチル基、3−メチル−2−ブチル基、2,2−ジメチル−1−プロピル基、1−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基、2−メチル−1−ペンチル基、3−メチル−1−ペンチル基、2−エチル−1−ブチル基、2,2−ジメチル−1−ブチル基、2,3−ジメチル−1−ブチル基、1−ヘプチル基、または、1−ヘプチル基、または、1−オクチル基であり得、好適には、C2−C7アルキル基であり、より好適には、C3−C6アルキル基であり、さらに好適には、C4−C6アルキル基であり、最も好適には、1−ブチル基、2−メチル−1−プロピル基、2−メチル−1−ブチル基、または、2,2−ジメチル−1−プロピル基である。
一般式(I)において、「C2−C6アルケニル基」は、2乃至6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルケニル基であり、1個または2個以上の炭素−炭素二重結合を有していてもよく、例えば、ビニル基、2−プロペニル基(アリル基)、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、2−ヘキセニル基、または、3−メチル−2−ペンテニル基であり得る。R1における「C2−C6アルケニル基」は、好適には、C3−C6アルケニル基であり、より好適には、C4−C6アルケニル基である。R2、R3、および、R4における「C2−C6アルケニル基」は、好適には、C2−C4アルケニル基であり、より好適には、C2−C3アルケニル基である。R10における「C2−C6アルケニル基」は、好適には、C2−C4アルケニル基であり、より好適には、C3−C4アルケニル基である。
一般式(I)において、「C2−C6アルキニル基」は、2乃至6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキニル基であり、1個または2個以上の炭素−炭素三重結合を有していてもよく、例えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、または、1−ヘキシニル基であり得る。R1における「C2−C6アルキニル基」は、好適には、C3−C6アルキニル基であり、より好適には、C4−C6アルキニル基である。R2、R3、および、R4における「C2−C6アルキニル基」は、好適には、C2−C4アルキニル基であり、より好適には、C2−C3アルキニル基である。R10における「C2−C6アルキニル基」は、好適には、C2−C4アルキニル基であり、より好適には、C3−C4アルキニル基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルコキシ基」は、1個の下記C1−C6アルキル基で置換されたヒドロキシル基であり、例えば、メトキシ基、エトキシ基、1−プロポキシ基、2−プロポキシ基、1−ブトキシ基、2−ブトキシ基、2−メチル−1−プロポキシ基、2−メチル−2−プロポキシ基、1−ペンチルオキシ基、2−ペンチルオキシ基、3−ペンチルオキシ基、2−メチル−2−ブトキシ基、3−メチル−2−ブトキシ基、1−ヘキシルオキシ基、2−ヘキシルオキシ基、3−ヘキシルオキシ基、2−メチル−1−ペンチルオキシ基、3−メチル−1−ペンチルオキシ基、2−エチル−1−ブトキシ基、2,2−ジメチル−1−ブトキシ基、または、2,3−ジメチル−1−ブトキシ基であり得る。R1における「C1−C6アルコキシ基」は、好適には、C3−C6アルコキシ基であり、より好適には、C4−C6アルコキシ基である。R3およびR4における「C1−C6アルコキシ基」は、好適には、C2−C4アルコキシ基であり、より好適には、C2−C3アルコキシ基である。R5、R6、R7、R8、および、置換基群αにおける「C1−C6アルコキシ基」は、好適には、C1−C4アルコキシ基であり、より好適には、C1−C2アルコキシ基である。置換基群δにおける「C1−C6アルコキシ基」は、好適には、C1−C4アルコキシ基であり、より好適には、C1−C2アルコキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルキルチオ基」は、1個の下記C1−C6アルキル基で置換されたメルカプト基であり、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、1−プロピルチオ基、2−プロピルチオ基、1−ブチルチオ基、2−ブチルチオ基、2−メチル−1−プロピルチオ基、2−メチル−2−プロピルチオ基、1−ペンチルチオ基、2−ペンチルチオ基、3−ペンチルチオ基、2−メチル−2−ブチルチオ基、3−メチル−2−ブチルチオ基、1−ヘキシルチオ基、2−ヘキシルチオ基、3−ヘキシルチオ基、2−メチル−1−ペンチルチオ基、3−メチル−1−ペンチルチオ基、2−エチル−1−ブチルチオ基、2,2−ジメチル−1−ブチルチオ基、または、2,3−ジメチル−1−ブチルチオ基であり得る。R1における「C1−C6アルキルチオ基」は、好適には、C3−C6アルキルチオ基であり、より好適には、C4−C6アルキルチオ基である。R3およびR4における「C1−C6アルキルチオ基」は、好適には、C2−C4アルキルチオ基であり、より好適には、C2−C3アルキルチオ基である。置換基群αにおける「C1−C6アルキルチオ基」は、好適には、C1−C4アルキルチオ基であり、より好適には、C1−C2アルキルチオ基である。置換基群δにおける「C1−C6アルキルチオ基」は、好適には、C1−C4アルキルチオ基であり、より好適には、C1−C2アルキルチオ基であり、最も好適には、メチルチオ基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルキルアミノ基」は、1個の下記C1−C6アルキル基で置換されたアミノ基であり、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基、1−プロピルアミノ基、2−プロピルアミノ基、1−ブチルアミノ基、2−ブチルアミノ基、2−メチル−1−プロピルアミノ基、2−メチル−2−プロピルアミノ基、1−ペンチルアミノ基、2−ペンチルアミノ基、3−ペンチルアミノ基、1−ヘキシルアミノ基、2−ヘキシルアミノ基、または、3−ヘキシルアミノ基であり得る。R1における「C1−C6アルキルアミノ基」は、好適には、C3−C6アルキルアミノ基であり、より好適には、C4−C6アルキルアミノ基である。R5、R6、R7、R8、および、置換基群αにおける「C1−C6アルキルアミノ基」は、好適には、C1−C4アルキルアミノ基であり、より好適には、C1−C2アルキルアミノ基である。置換基群δにおける「C1−C6アルキルアミノ基」は、好適には、C1−C4アルキルアミノ基であり、より好適には、C1−C2アルキルアミノ基である。
一般式(I)において、「ジ(C1−C6アルキル)アミノ基」は、同一または異なる2個の下記C1−C6アルキル基で置換されたアミノ基であり、例えば、ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、メチルプロピルアミノ基[例えば、N−メチル−N−(1−プロピル)アミノ基等]、メチルブチルアミノ基[例えば、N−(1−ブチル)−N−メチルアミノ基等]、メチルペンチルアミノ基、メチルヘキシルアミノ基、ジエチルアミノ基、エチルプロピルアミノ基[例えば、N−エチル−N−(1−プロピル)アミノ基等]、エチルブチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、プロピルブチルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジペンチルアミノ基、または、ジヘキシルアミノ基であり得る。R1における「ジ(C1−C6アルキル)アミノ基」は、好適には、ジ(C3−C6アルキル)アミノ基であり、より好適には、ジ(C4−C6アルキル)アミノ基である。R5、R6、R7、R8、および、置換基群αにおける「ジ(C1−C6アルキル)アミノ基」は、好適には、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基であり、より好適には、ジ(C1−C2アルキル)アミノ基である。置換基群δにおける「ジ(C1−C6アルキル)アミノ基」は、好適には、ジ(C1−C4アルキル)アミノ基であり、より好適には、ジ(C1−C2アルキル)アミノ基である。
本発明の一般式(I)において、「(C1−C6アルキル)カルボニル基」は、1個の下記C1−C6アルキル基で置換されたカルボニル基であり、例えば、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、1−プロピルカルボニル基、2−プロピルカルボニル基、1−ブチルカルボニル基、2−ブチルカルボニル基、2−メチル−1−プロピルカルボニル基、2−メチル−2−プロピルカルボニル基、1−ペンチルカルボニル基、2−ペンチルカルボニル基、3−ペンチルカルボニル基、2−メチル−2−ブチルカルボニル基、3−メチル−2−ブチルカルボニル基、1−ヘキシルカルボニル基、2−ヘキシルカルボニル基、3−ヘキシルカルボニル基、2−メチル−1−ペンチルカルボニル基、3−メチル−1−ペンチルカルボニル基、2−エチル−1−ブチルカルボニル基、2,2−ジメチル−1−ブチルカルボニル基、または、2,3−ジメチル−1−ブチルカルボニル基であり得る。R1における「(C1−C6アルキル)カルボニル基」は、好適には、(C3−C6アルキル)カルボニル基であり、より好適には、(C4−C6アルキル)カルボニル基である。R7、R8、および、置換基群αにおける「(C1−C6アルキル)カルボニル基」は、好適には、(C1−C4アルキル)カルボニル基であり、より好適には、(C1−C2アルキル)カルボニル基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、1個の上記C1−C6アルコキシ基で置換されたカルボニル基であり、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、1−プロポキシカルボニル基、2−プロポキシカルボニル基、1−ブトキシカルボニル基、2−ブトキシカルボニル基、2−メチル−1−プロポキシカルボニル基、2−メチル−2−プロポキシカルボニル基、1−ペンチルオキシカルボニル基、2−ペンチルオキシカルボニル基、3−ペンチルオキシカルボニル基、2−メチル−2−ブトキシカルボニル基、3−メチル−2−ブトキシカルボニル基、1−ヘキシルオキシカルボニル基、2−ヘキシルオキシカルボニル基、3−ヘキシルオキシカルボニル基、2−メチル−1−ペンチルオキシカルボニル基、3−メチル−1−ペンチルオキシカルボニル基、2−エチル−1−ブトキシカルボニル基、2,2−ジメチル−1−ブトキシカルボニル基、または、2,3−ジメチル−1−ブトキシカルボニル基であり得る。R1における「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、好適には、(C3−C6アルコキシ)カルボニル基であり、より好適には、(C4−C6アルコキシ)カルボニル基である。R7、R8、および、置換基群αにおける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基であり、より好適には、(C1−C2アルコキシ)カルボニル基である。
一般式(I)において、「C3−C10環状炭化水素基」は、3乃至10個の炭素原子を有する単環性もしくは二環性の環状炭化水素基であり、C3−C10飽和環状炭化水素基(C3−C10シクロアルキル基)、C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、および、C6−C10芳香族炭化水素基(C6−C10アリール基)を含む。C3−C10飽和環状炭化水素基は、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基、ビシクロ[2,2,1]ヘプチル基(ノルボルニル基)、ビシクロ[4,2,0]オクチル基、ビシクロ[3,2,1]オクチル基、ビシクロ[4,3,0]ノニル基、ビシクロ[4,2,1]ノニル基、ビシクロ[3,3,1]ノニル基(アダマンチル基)、ビシクロ[5,3,0]オクチル基、または、ビシクロ[4,4,0]オクチル基(パーヒドロナフチル基)であり得る。C3−C10部分不飽和環状炭化水素基は、上記C3−C10飽和環状炭化水素基が部分的に酸化された基であり、例えば、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロペンタンジエニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘキサンジエニル基、シクロヘプテニル基、シクロヘプタンジエニル基、シクロオクテニル基、シクロオクタンジエニル基、シクロオクタントリエニル基、シクロノネニル基、シクロデセニル基、インダニル基、または、インデニル基であり得る。C6−C10芳香族炭化水素基は、例えば、フェニル基、または、ナフチル基であり得る。R1における「C3−C10環状炭化水素基」は、好適には、C3−C8環状炭化水素基であり、より好適には、C3−C8シクロアルキル基、または、フェニル基であり、さらに好適には、C4−C7シクロアルキル基であり、さらにより好適には、C5−C6シクロアルキル基である。BおよびDにおける「C3−C10環状炭化水素基」は、好適には、C3−C10シクロアルキル基、または、C6−C10アリール基であり、より好適には、C6−C10アリール基であり、最も好適には、フェニル基である。
一般式(I)において、「3乃至10員へテロシクリル基」は、窒素原子、酸素原子、および、硫黄原子からなる群より選択される1乃至3個の原子を含有する単環性もしくは二環性の3乃至10員複素環基であり、3乃至10員飽和へテロシクリル基、3乃至10員部分不飽和へテロシクリル基、および、5乃至10員芳香族へテロシクリル基を含む。3乃至10員飽和へテロシクリル基は、例えば、アジリジニル基、アゼチジニル基、ピロリジニル基、イミダゾリジニル基、ピラゾリジニル基、オキサゾリジニル基、チアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、ヘキサヒドロピリミジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、パーヒドロアゼピニル基、ホモピペラジニル基、ホモモルホリニル基、または、デカヒドロキノリニル基であり得る。3乃至10員部分不飽和へテロシクリル基は、上記3乃至10員飽和へテロシクリル基が部分的に酸化された基、または、下記5乃至10員芳香族へテロシクリル基が部分的に還元された基であり、例えば、ピロリニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリニル基、オキサゾリニル基、チアゾリニル基、ジヒドロピリジル基、テトラヒドロピリジル基、ジヒドロインドリル基、ジヒドロベンゾフラニル基、ジヒドロベンゾチエニル基、ジヒドロベンゾイミダゾリル基、ジヒドロベンゾオキサゾリル基、ジヒドロベンゾチアゾリル基、ジヒドロキノリル基、テトラヒドロキノリル基、ジヒドロキナゾリニル基、または、テトラヒドロキナゾリニル基であり得る。5乃至10員芳香族へテロシクリル基は、例えば、ピロリル基、フリル基、チエニル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、トリアゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、ピラニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、アゼピニル基、アゾシニル基、アゾニニル基、インドリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイソキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、キノキサリニル基、または、キナゾリニル基であり得る。R1および置換基群βにおける「3乃至10員へテロシクリル基」は、好適には、3乃至8員へテロシクリル基であり、より好適には、3乃至8員飽和へテロシクリル基、または、5乃至6員芳香族へテロシクリル基であり、さらに好適には、4乃至7員飽和へテロシクリル基である。BおよびDにおける「3乃至10員へテロシクリル基」は、好適には、3乃至10員飽和へテロシクリル基、または、5乃至10員芳香族へテロシクリル基であり、より好適には、5乃至10員芳香族へテロシクリル基であり、さらにより好適には、5乃至6員芳香族へテロシクリル基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルキル基」および各置換基の「C1−C6アルキル」部分は、1乃至6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、1−プロピル基、2−プロピル基、1−ブチル基、2−ブチル基、2−メチル−1−プロピル基、2−メチル−2−プロピル基、1−ペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、2−メチル−2−ブチル基、3−メチル−2−ブチル基、1−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基、2−メチル−1−ペンチル基、3−メチル−1−ペンチル基、2−エチル−1−ブチル基、2,2−ジメチル−1−ブチル基、または、2,3−ジメチル−1−ブチル基であり得る。R2、R5、R6、R9、R11、置換基群α、および、置換基群γにおける「C1−C6アルキル基」は、好適には、C1−C4アルキル基であり、より好適には、C1−C2アルキル基である。R3およびR4における「C1−C6アルキル基」は、好適には、C1−C4アルキル基であり、より好適には、C1−C3アルキル基であり、最も好適には、メチル基、エチル基、または、2−プロピル基である。R7における「C1−C6アルキル基」は、好適には、C1−C4アルキル基であり、より好適には、C1−C2アルキル基であり、最も好適には、メチル基である。R10における「C1−C6アルキル基」は、好適には、C2−C6アルキル基であり、より好適には、C2−C4アルキル基であり、さらに好適には、C3−C4アルキル基であり、最も好適には、1−プロピル基である。
一般式(I)において、「C3−C8シクロアルキル基」は、3乃至8個の炭素原子を有する環状アルキル基であり、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、または、シクロオクチル基であり得、好適には、C3−C6シクロアルキル基であり、より好適には、C3−C4シクロアルキル基である。
一般式(I)において、「3乃至10員含窒素へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基において、少なくとも1個の窒素原子を含有する基であり、好適には、3乃至10員含窒素飽和へテロシクリル基、または、5乃至10員含窒素芳香族へテロシクリル基であり、より好適には、4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基である。
一般式(I)において、「C1−C5アルキレン基」は、1乃至5個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキレン基であり、例えば、メチレン基、エチレン基[−(CH2)2−]、メチルメチレン基[−CH(Me)−]、トリメチレン基[−(CH2)3−]、メチルエチレン基[−CH(Me)CH2−または−CH2CH(Me)−]、テトラメチレン基[−(CH2)4−]、メチルトリメチレン基[−CH(Me)CH2CH2−、−CH2CH(Me)CH2−または−CH2CH2CH(Me)−]、または、ペンタメチレン基[−(CH2)5−]であり得、好適には、C2−C4アルキレン基であり、より好適には、C2−C3アルキレン基である。
一般式(I)において、「3乃至10員含窒素飽和へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基に包含される3乃至10員飽和へテロシクリル基において、少なくとも1個の窒素原子を含有する基であり、好適には、4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基であり、より好適には、5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基であり、さらに好適には、ピロリジニル基、イミダゾリジニル基、ピラゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、ヘキサヒドロピリミジニル基、モルホリニル基、または、チオモルホリニル基であり、最も好適には、ピペラジニル基である。
一般式(I)において、「3乃至10員含窒素部分不飽和へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基に包含される3乃至10員部分不飽和へテロシクリル基において、少なくとも1個の窒素原子を含有する基であり、好適には、4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基であり、より好適には、5乃至6員含窒素部分不飽和へテロシクリル基であり、さらに好適には、ピロリニル基、イミダゾリニル基、ジヒドロピリジル基、または、テトラヒドロピリジル基である。
一般式(I)において、「C3−C10飽和環状炭化水素基」は、上記C3−C10環状炭化水素基に包含されるC3−C10飽和環状炭化水素基(C3−C10シクロアルキル基)であり、好適には、C4−C8シクロアルキル基であり、より好適には、C5−C6シクロアルキル基であり、最も好適には、シクロヘキシル基である。
一般式(I)において、「C3−C10部分不飽和環状炭化水素基」は、上記C3−C10環状炭化水素基に包含されるC3−C10部分不飽和環状炭化水素基であり、好適には、C4−C8部分不飽和環状炭化水素基であり、より好適には、C5−C6部分不飽和環状炭化水素基である。
一般式(I)において、「3乃至10員飽和へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基に包含される3乃至10員飽和へテロシクリル基であり、好適には、4乃至8員飽和へテロシクリル基であり、より好適には、5乃至6員飽和へテロシクリル基であり、さらに好適には、ピロリジニル基、イミダゾリジニル基、ピラゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、ヘキサヒドロピリミジニル基、モルホリニル基、または、チオモルホリニル基である。
一般式(I)において、「3乃至10員部分不飽和へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基に包含される3乃至10員部分不飽和へテロシクリル基であり、好適には、4乃至8員部分不飽和へテロシクリル基であり、より好適には、5乃至6員部分不飽和へテロシクリル基であり、さらに好適には、ピロリニル基、イミダゾリニル基、ジヒドロピリジル基、または、テトラヒドロピリジル基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルキレン基」は、1乃至6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキレン基であり、例えば、メチレン基、エチレン基[−(CH2)2−]、メチルメチレン基[−CH(Me)−]、トリメチレン基[−(CH2)3−]、メチルエチレン基[−CH(Me)CH2−または−CH2CH(Me)−]、テトラメチレン基[−(CH2)4−]、メチルトリメチレン基[−CH(Me)CH2CH2−、−CH2CH(Me)CH2−または−CH2CH2CH(Me)−]、ペンタメチレン基[−(CH2)5−]、または、ヘキサメチレン基[−(CH2)6−]であり得、好適には、C1−C4アルキレン基であり、より好適には、C1−C2アルキレン基であり、最も好適には、メチレン基である。
一般式(I)において、「C2−C6アルケニレン基」は、2乃至6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルケニレン基であり、1個または2個以上の炭素−炭素二重結合を有していてもよく、例えば、ビニレン基[−CH=CH−]、プロペニレン基(アリレン基)[−CH=CH−(CH2)−または−(CH2)−CH=CH−]、1−メチルビニレン基、2−メチルビニレン基、ブテニレン基、1−メチル−1−プロペニレン基、2−メチル−1−プロペニレン基、3−メチル−1−プロペニレン基、ペンテニレン基、または、ヘキセニレン基であり得、好適には、C2−C4アルケニレン基であり、より好適には、C2−C3アルケニレン基である。
一般式(I)において、「C2−C6アルキニレン基」は、2乃至6個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキニレン基であり、1個または2個以上の炭素−炭素三重結合を有していてもよく、例えば、エチニレン基[−C≡C−]、プロピニレン基[−C≡C−(CH2)−または−(CH2)−C≡C−]、ブチニレン基、3−メチルプロピニレン基、ペンチニレン基、または、ヘキシニレン基であり得、好適には、C2−C4アルキニレン基であり、より好適には、C2−C3アルキニレン基である。
一般式(I)において、「C3−C8飽和環状炭化水素基」は、上記C3−C8シクロアルキル基と同意義であり、好適には、C3−C6シクロアルキル基であり、より好適には、C3−C5シクロアルキル基である。
一般式(I)において、「C3−C8部分不飽和環状炭化水素基」は、上記C3−C10環状炭化水素基に包含されるC3−C10部分不飽和環状炭化水素基において、炭素数が3乃至8個の基であり、例えば、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロペンタンジエニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘキサンジエニル基、シクロヘプテニル基、シクロヘプタンジエニル基、シクロオクテニル基、シクロオクタンジエニル基、または、シクロオクタントリエニル基であり得、好適には、C3−C6部分不飽和環状炭化水素基であり、より好適には、C3−C5部分不飽和環状炭化水素基である。
一般式(I)において、「3乃至8員飽和へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基に包含される3乃至10員飽和へテロシクリル基において、3乃至8員の基であり、例えば、アジリジニル基、アゼチジニル基、ピロリジニル基、イミダゾリジニル基、ピラゾリジニル基、オキサゾリジニル基、チアゾリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、ヘキサヒドロピリミジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、パーヒドロアゼピニル基、ホモピペラジニル基、または、ホモモルホリニル基であり得、好適には、3乃至6員飽和へテロシクリル基であり、より好適には、3乃至5員飽和へテロシクリル基である。
一般式(I)において、「3乃至8員部分不飽和へテロシクリル基」は、上記3乃至10員へテロシクリル基に包含される3乃至10員部分不飽和へテロシクリル基において、3乃至8員の基であり、例えば、ピロリニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリニル基、オキサゾリニル基、チアゾリニル基、ジヒドロピリジル基、または、テトラヒドロピリジル基であり得、好適には、3乃至6員部分不飽和へテロシクリル基であり、より好適には、3乃至5員部分不飽和へテロシクリル基である。
一般式(I)において、「ハロゲノC1−C6アルキル基」は、1乃至7個の下記ハロゲノ基で置換された上記C1−C6アルキル基であり、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、2−フルオロエチル基、2−ブロモエチル基、2−クロロエチル基、2−ヨードエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、トリクロロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、3−クロロプロピル基、4−フルオロブチル基、5−フルオロペンチル基、または、6−フルオロヘキシル基であり得る。好適には、ハロゲノC1−C4アルキル基であり、より好適には、ハロゲノC1−C2アルキル基(当該ハロゲノ基は、フルオロ基およびクロロ基からなる群より選択される1乃至5個の基である)である。
一般式(I)において、「ハロゲノ(C1−C6アルコキシ)基」は、1乃至7個の下記ハロゲノ基で置換された上記C1−C6アルコキシ基であり、例えば、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジクロロメトキシ基、ジブロモメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−ブロモエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2−ヨードエトキシ基、2,2−ジフルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、トリクロロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、3−フルオロプロポキシ基、3−クロロプロポキシ基、4−フルオロブトキシ基、5−フルオロペンチルオキシ基、または、6−フルオロヘキシルオキシ基であり得、好適には、ハロゲノ(C1−C4アルコキシ)基であり、より好適には、ハロゲノ(C1−C2アルコキシ)基(当該ハロゲノ基は、フルオロ基およびクロロ基からなる群より選択される1乃至5個の基である)であり、さらに好適には、ジフルオロメトキシ基、または、トリフルオロメトキシ基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基」は、1個の上記(C1−C6アルキル)カルボニル基で置換されたアミノ基であり、例えば、メチルカルボニルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、1−プロピルカルボニルアミノ基、2−プロピルカルボニルアミノ基、1−ブチルカルボニルアミノ基、2−ブチルカルボニルアミノ基、2−メチル−1−プロピルカルボニルアミノ基、2−メチル−2−プロピルカルボニルアミノ基、1−ペンチルカルボニルアミノ基、2−ペンチルカルボニルアミノ基、3−ペンチルカルボニルアミノ基、2−メチル−2−ブチルカルボニルアミノ基、3−メチル−2−ブチルカルボニルアミノ基、1−ヘキシルカルボニルアミノ基、2−ヘキシルカルボニルアミノ基、3−ヘキシルカルボニルアミノ基、2−メチル−1−ペンチルカルボニルアミノ基、3−メチル−1−ペンチルカルボニルアミノ基、2−エチル−1−ブチルカルボニルアミノ基、2,2−ジメチル−1−ブチルカルボニルアミノ基、または、2,3−ジメチル−1−ブチルカルボニルアミノ基であり得、好適には、(C1−C4アルキル)カルボニルアミノ基であり、より好適には、(C1−C2アルキル)カルボニルアミノ基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基」は、1個の上記C1−C6アルキルアミノ基で置換されたカルボニル基であり、例えば、メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、1−プロピルアミノカルボニル基、2−プロピルアミノカルボニル基、1−ブチルアミノカルボニル基、2−ブチルアミノカルボニル基、2−メチル−1−プロピルアミノカルボニル基、2−メチル−2−プロピルアミノカルボニル基、1−ペンチルアミノカルボニル基、2−ペンチルアミノカルボニル基、3−ペンチルアミノカルボニル基、1−ヘキシルアミノカルボニル基、2−ヘキシルアミノカルボニル基、または、3−ヘキシルアミノカルボニル基であり得、好適には、(C1−C4アルキルアミノ)カルボニル基であり、より好適には、(C1−C2アルキルアミノ)カルボニル基である。
一般式(I)において、「ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基」は、1個の上記ジ(C1−C6アルキル)アミノ基で置換されたカルボニル基であり、例えば、ジメチルアミノカルボニル基、メチルエチルアミノカルボニル基、メチルプロピルアミノカルボニル基[例えば、N−メチル−N−(1−プロピル)アミノカルボニル基等]、メチルブチルアミノカルボニル基[例えば、N−(1−ブチル)−N−メチルアミノカルボニル基等]、メチルペンチルアミノカルボニル基、メチルヘキシルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、エチルプロピルアミノカルボニル基[例えば、N−エチル−N−(1−プロピル)アミノカルボニル基等]、エチルブチルアミノカルボニル基、ジプロピルアミノカルボニル基、プロピルブチルアミノカルボニル基、ジブチルアミノカルボニル基、ジペンチルアミノカルボニル基、または、ジヘキシルアミノカルボニル基であり得、好適には、ジ(C1−C4アルキル)アミノカルボニル基であり、より好適には、ジ(C1−C2アルキル)アミノカルボニル基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルキルアミノ)スルホニル基」は、1個の上記C1−C6アルキルアミノ基で置換されたスルホニル基(−SO2−)であり、例えば、(メチルアミノ)スルホニル基、(エチルアミノ)スルホニル基、(1−プロピルアミノ)スルホニル基、(2−プロピルアミノ)スルホニル基、(1−ブチルアミノ)スルホニル基、(2−ブチルアミノ)スルホニル基、(2−メチル−1−プロピルアミノ)スルホニル基、(2−メチル−2−プロピルアミノ)スルホニル基、(1−ペンチルアミノ)スルホニル基、(2−ペンチルアミノ)スルホニル基、(3−ペンチルアミノ)スルホニル基、(1−ヘキシルアミノ)スルホニル基、(2−ヘキシルアミノ)スルホニル基、または、(3−ヘキシルアミノ)スルホニル基であり得、好適には、(C1−C4アルキルアミノ)スルホニル基であり、より好適には、(C1−C2アルキルアミノ)スルホニル基である。
一般式(I)において、「ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニル基」は、硫黄原子が1個の上記ジ(C1−C6アルキル)アミノ基で置換されたスルホニル基(−SO2−)であり、例えば、(ジメチルアミノ)スルホニル基、(メチルエチルアミノ)スルホニル基、(メチルプロピルアミノ)スルホニル基[例えば、[N−メチル−N−(1−プロピル)アミノ]スルホニル基等]、(メチルブチルアミノ)スルホニル基[例えば、[N−(1−ブチル)−N−メチルアミノ]スルホニル基等]、(メチルペンチルアミノ)スルホニル基、(メチルヘキシルアミノ)スルホニル基、(ジエチルアミノ)スルホニル基、(エチルプロピルアミノ)スルホニル基[例えば、[N−エチル−N−(1−プロピル)アミノ]スルホニル基等]、(エチルブチルアミノ)スルホニル基、(ジプロピルアミノ)スルホニル基、(プロピルブチルアミノ)スルホニル基、(ジブチルアミノ)スルホニル基、(ジペンチルアミノ)スルホニル基、または、(ジヘキシルアミノ)スルホニル基であり得、好適には、ジ(C1−C4アルキル)アミノスルホニル基であり、より好適には、ジ(C1−C2アルキル)アミノスルホニル基である。
一般式(I)において、「ハロゲノ基」は、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、または、ヨード基であり得、好適には、フルオロ基、クロロ基、または、ブロモ基であり、より好適には、フルオロ基、または、クロロ基である。
一般式(I)において、「C6−C10アリール基」は、6乃至10員の芳香族炭化水素基であり、例えば、フェニル基またはナフチル基であり得、好適には、フェニル基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルコキシ)イミノ基」は、酸素原子が1個の上記C1−C6アルキル基で置換されたヒドロキシイミノ基(=N−OH)であり、例えば、メトキシイミノ基、エトキシイミノ基、1−プロポキシイミノ基、2−プロポキシイミノ基、1−ブトキシイミノ基、1−ペンチルオキシイミノ基、または、1−ヘキシルオキシイミノ基であり得、好適には、(C1−C4アルコキシ)イミノ基であり、より好適には、(C1−C2アルコキシ)イミノ基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルキルスルフィニル基」は、1個の上記C1−C6アルキル基で置換されたスルフィニル基(−SO−)であり、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、1−プロピルスルフィニル基、2−プロピルスルフィニル基、1−ブチルスルフィニル基、2−ブチルスルフィニル基、2−メチル−1−プロピルスルフィニル基、2−メチル−2−プロピルスルフィニル基、1−ペンチルスルフィニル基、2−ペンチルスルフィニル基、3−ペンチルスルフィニル基、2−メチル−2−ブチルスルフィニル基、3−メチル−2−ブチルスルフィニル基、1−ヘキシルスルフィニル基、2−ヘキシルスルフィニル基、3−ヘキシルスルフィニル基、2−メチル−1−ペンチルスルフィニル基、3−メチル−1−ペンチルスルフィニル基、2−エチル−1−ブチルスルフィニル基、2,2−ジメチル−1−ブチルスルフィニル基、または、2,3−ジメチル−1−ブチルスルフィニル基であり得、好適には、C1−C4アルキルスルフィニル基であり、より好適には、C1−C2アルキルスルフィニル基である。
一般式(I)において、「C1−C6アルキルスルホニル基」は、1個の上記C1−C6アルキル基で置換されたスルホニル基(−SO2−)であり、例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、1−プロパンスルホニル基、2−プロパンスルホニル基、1−ブタンスルホニル基、2−ブタンスルホニル基、2−メチル−1−プロパンスルホニル基、2−メチル−2−プロパンスルホニル基、1−ペンタンスルホニル基、2−ペンタンスルホニル基、3−ペンタンスルホニル基、2−メチル−2−ブタンスルホニル基、3−メチル−2−ブタンスルホニル基、1−ヘキサンスルホニル基、2−ヘキサンスルホニル基、3−ヘキサンスルホニル基、2−メチル−1−ペンタンスルホニル基、3−メチル−1−ペンタンスルホニル基、2−エチル−1−ブタンスルホニル基、2,2−ジメチル−1−ブタンスルホニル基、または、2,3−ジメチル−1−ブタンスルホニル基であり得、好適には、C1−C4アルキルスルホニル基であり、より好適には、C1−C2アルキルスルホニル基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルキル)スルホニルアミノ基」は、1個の上記C1−C6アルキルスルホニル基で置換されたアミノ基であり、例えば、メタンスルホニルアミノ基、エタンスルホニルアミノ基、1−プロパンスルホニルアミノ基、2−プロパンスルホニルアミノ基、1−ブタンスルホニルアミノ基、2−ブタンスルホニルアミノ基、2−メチル−1−プロパンスルホニルアミノ基、2−メチル−2−プロパンスルホニルアミノ基、1−ペンタンスルホニルアミノ基、2−ペンタンスルホニルアミノ基、3−ペンタンスルホニルアミノ基、2−メチル−2−ブタンスルホニルアミノ基、3−メチル−2−ブタンスルホニルアミノ基、1−ヘキサンスルホニルアミノ基、2−ヘキサンスルホニルアミノ基、3−ヘキサンスルホニルアミノ基、2−メチル−1−ペンタンスルホニルアミノ基、3−メチル−1−ペンタンスルホニルアミノ基、2−エチル−1−ブタンスルホニルアミノ基、2,2−ジメチル−1−ブタンスルホニルアミノ基、または、2,3−ジメチル−1−ブタンスルホニルアミノ基であり得、好適には、(C1−C4アルキル)スルホニルアミノ基であり、より好適には、(C1−C2アルキル)スルホニルアミノ基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルキルアミノ)カルボニルアミノ基」は、1個の上記(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基で置換されたアミノ基であり、例えば、(メチルアミノ)カルボニルアミノ基、(エチルアミノ)カルボニルアミノ基、(1−プロピルアミノ)カルボニルアミノ基、(2−プロピルアミノ)カルボニルアミノ基、(1−ブチルアミノ)カルボニルアミノ基、(2−ブチルアミノ)カルボニルアミノ基、(2−メチル−1−プロピルアミノ)カルボニルアミノ基、(2−メチル−2−プロピルアミノ)カルボニルアミノ基、(1−ペンチルアミノ)カルボニルアミノ基、(2−ペンチルアミノ)カルボニルアミノ基、(3−ペンチルアミノ)カルボニルアミノ基、(1−ヘキシルアミノ)カルボニルアミノ基、(2−ヘキシルアミノ)カルボニルアミノ基、または、(3−ヘキシルアミノ)カルボニルアミノ基であり得、好適には、(C1−C4アルキルアミノ)カルボニルアミノ基であり、より好適には、(C1−C2アルキルアミノ)カルボニルアミノ基である。
一般式(I)において、「ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニルアミノ基」は、1個の上記ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基で置換されたアミノ基であり、例えば、(ジメチルアミノ)カルボニルアミノ基、(メチルエチルアミノ)カルボニルアミノ基、(メチルプロピルアミノ)カルボニルアミノ基[例えば、[N−メチル−N−(1−プロピル)アミノ]カルボニルアミノ基等]、(メチルブチルアミノ)カルボニルアミノ基[例えば、[N−(1−ブチル)−N−メチルアミノ]カルボニルアミノ基等]、(メチルペンチルアミノ)カルボニルアミノ基、(メチルヘキシルアミノ)カルボニルアミノ基、(ジエチルアミノ)カルボニルアミノ基、(エチルプロピルアミノ)カルボニルアミノ基[例えば、[N−エチル−N−(1−プロピル)アミノ]カルボニルアミノ基等]、(エチルブチルアミノ)カルボニルアミノ基、(ジプロピルアミノ)カルボニルアミノ基、(プロピルブチルアミノ)カルボニルアミノ基、(ジブチルアミノ)カルボニルアミノ基、(ジペンチルアミノ)カルボニルアミノ基、または、(ジヘキシルアミノ)カルボニルアミノ基であり得、好適には、ジ(C1−C4アルキル)アミノカルボニルアミノ基であり、より好適には、ジ(C1−C2アルキル)アミノカルボニルアミノ基である。
一般式(I)において、「(C1−C6アルキルアミノ)スルホニルアミノ基」は、硫黄原子が1個の上記C1−C6アルキルアミノ基で置換されたスルホニルアミノ基(−SO2NH−)であり、例えば、(メチルアミノ)スルホニルアミノ基、(エチルアミノ)スルホニルアミノ基、(1−プロピルアミノ)スルホニルアミノ基、(2−プロピルアミノ)スルホニルアミノ基、(1−ブチルアミノ)スルホニルアミノ基、(2−ブチルアミノ)スルホニルアミノ基、(2−メチル−1−プロピルアミノ)スルホニルアミノ基、(2−メチル−2−プロピルアミノ)スルホニルアミノ基、(1−ペンチルアミノ)スルホニルアミノ基、(2−ペンチルアミノ)スルホニルアミノ基、(3−ペンチルアミノ)スルホニルアミノ基、(1−ヘキシルアミノ)スルホニルアミノ基、(2−ヘキシルアミノ)スルホニルアミノ基、または、(3−ヘキシルアミノ)スルホニルアミノ基であり得、好適には、(C1−C4アルキルアミノ)スルホニルアミノ基であり、より好適には、(C1−C2アルキルアミノ)スルホニルアミノ基である。
一般式(I)において、「ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニルアミノ基」は、硫黄原子が1個の上記ジ(C1−C6アルキル)アミノ基で置換されたスルホニルアミノ基(−SO2NH−)であり、例えば、(ジメチルアミノ)スルホニルアミノ基、(メチルエチルアミノ)スルホニルアミノ基、(メチルプロピルアミノ)スルホニルアミノ基[例えば、[N−メチル−N−(1−プロピル)アミノ]スルホニルアミノ基等]、(メチルブチルアミノ)スルホニルアミノ基[例えば、[N−(1−ブチル)−N−メチルアミノ]スルホニルアミノ基等]、(メチルペンチルアミノ)スルホニルアミノ基、(メチルヘキシルアミノ)スルホニルアミノ基、(ジエチルアミノ)スルホニルアミノ基、(エチルプロピルアミノ)スルホニルアミノ基[例えば、[N−エチル−N−(1−プロピル)アミノ]スルホニルアミノ基等]、(エチルブチルアミノ)スルホニルアミノ基、(ジプロピルアミノ)スルホニルアミノ基、(プロピルブチルアミノ)スルホニルアミノ基、(ジブチルアミノ)スルホニルアミノ基、(ジペンチルアミノ)スルホニルアミノ基、または、(ジヘキシルアミノ)スルホニルアミノ基であり得、好適には、ジ(C1−C4アルキル)アミノスルホニルアミノ基であり、より好適には、ジ(C1−C2アルキル)アミノスルホニルアミノ基である。
一般式(I)において、aおよびbは、独立して、好適には、0乃至3の整数であり、より好適には、0乃至2の整数であり、最も好適には、0または1である。一般式(I)において、Xは、Aの一部分を構成し、Aにおいて定義される各環状基は、その一部分にXを含む。Aは、好適には、下記に示される式Aa、AbまたはAeを有する基であり、より好適には、式AaまたはAbを有する基であり、最も好適には、式Abを有する基ある。
本発明の一般式(I)で表される化合物は、酸付加塩を形成することができ、これらの酸付加塩は、本発明に包含される。これらの酸付加塩は、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、L−りんご酸、D−りんご酸、L-酒石酸、D-酒石酸、フタル酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、2,4−ジメチルベンゼンスルホン酸塩、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸塩、4−エチルベンゼンスルホン酸塩、または、ナフタレンスルホン酸塩であり得る。本発明の一般式(I)で表される化合物は、任意の割合の酸と酸付加塩を形成することができ、その各々の酸付加塩(例えば、1酸塩、2酸塩、1/2酸塩)、または、それらの混合物は、本発明に包含される。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩は、水和物または溶媒和物を形成することができ、その各々またはそれらの混合物は、本発明に包含される。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩が少なくとも1個の不斉中心、軸不斉、炭素−炭素二重結合、アミジノ基等を有する場合、光学異性体(エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む)、幾何異性体、互変異性体、および、回転異性体が存在し得、これらの異性体およびそれらの混合物は、式(I)のような単一の式で記載される。本発明は、これらの各異性体および任意の割合のそれらの混合物(ラセミ体を含む)を包含する。
本発明において、高血圧症は、通常知られている態様の高血圧症を包含し、例えば、本態性高血圧症;および、腎性高血圧症、内分泌性高血圧症、神経性高血圧症のような二次性高血圧症を含む。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩は、レニン阻害活性、溶解性、細胞膜透過性、経口吸収性、血中濃度、代謝安定性、組織移行性、バイオアベイラビリティー、in vitro活性、in vivo活性、薬効発現の早さ、薬効の持続性、物理的安定性、薬物相互作用、毒性等の点で優れた性質を有し、医薬[特に、高血圧症の治療もしくは予防(好適には、治療)のための医薬]として有用である。
一般式(I)で表される化合物において好適な化合物は、下記の表1乃至3に示される化合物であり得る。ただし、本発明の化合物は、これらの化合物に限定されるものではない。
下記の表1乃至3においては、以下の略号を用いる;
(S)Bu-Me:(S)−2−メチル−1−ブチル
(S)Bu-OH:(S)−1−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブチル
cHx:シクロヘキシル
cPn:シクロペンチル
cPr:シクロプロピル
diF-cHx:4,4−ジフルオロ−1−シクロヘキシル
Et:エチル
iBu:2−メチル−1−プロピル
iPr:2−プロピル
Me:メチル
nBu:1−ブチル
Py:ピリジル
Thp:テトラヒドロピラニル。
[表1]
(S)Bu-Me:(S)−2−メチル−1−ブチル
(S)Bu-OH:(S)−1−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブチル
cHx:シクロヘキシル
cPn:シクロペンチル
cPr:シクロプロピル
diF-cHx:4,4−ジフルオロ−1−シクロヘキシル
Et:エチル
iBu:2−メチル−1−プロピル
iPr:2−プロピル
Me:メチル
nBu:1−ブチル
Py:ピリジル
Thp:テトラヒドロピラニル。
[表1]
____________________________________
例示化合 R1 A R7 R8 Y B R12 R13
物番号
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1-1 iPr Ab Me Me bond Ba - -
1-2 iPr Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-3 nBu Aa Me Me bond Ba - -
1-4 nBu Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-5 nBu Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-6 nBu Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-7 nBu Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-8 nBu Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-9 nBu Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-10 nBu Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-11 nBu Ab Me Me bond Ba - -
1-12 nBu Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-13 nBu Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-14 nBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-15 nBu Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-16 nBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-17 nBu Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-18 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-19 nBu Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-20 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-21 nBu Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-22 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-23 nBu Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-24 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-25 nBu Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-26 nBu Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-27 nBu Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-28 nBu Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-29 nBu Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-30 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-31 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-32 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-33 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-34 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-35 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-36 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-37 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-38 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-39 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-40 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-41 nBu Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-42 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-43 nBu Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-44 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-45 nBu Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-46 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-47 nBu Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-48 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-49 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-50 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-51 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-52 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-53 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-54 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-55 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-56 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-57 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-58 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-59 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-60 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-61 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-62 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-63 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-64 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-65 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-66 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-67 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-68 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-69 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-70 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-71 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-72 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-73 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-74 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-75 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-76 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-77 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-78 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-79 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-80 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-81 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-82 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-83 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-84 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-85 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-86 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-87 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-88 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-89 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-90 nBu Ab Me Me CH2 Ba - -
1-91 nBu Ab Me Me CO Ba - -
1-92 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-93 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-94 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-95 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-96 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-97 nBu Ab Me Me bond Bb - -
1-98 nBu Ab Me Me bond Bc - -
1-99 nBu Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-100 nBu Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-101 nBu Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-102 nBu Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-103 nBu Ab Me Me bond Bd - -
1-104 nBu Ac Me Me bond Ba - -
1-105 nBu Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-106 nBu Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-107 nBu Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-108 nBu Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-109 nBu Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-110 nBu Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-111 nBu Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-112 nBu Ad Me Me bond Ba - -
1-113 nBu Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-114 nBu Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-115 nBu Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-116 nBu Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-117 nBu Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-118 nBu Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-119 nBu Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-120 iBu Aa Me Me bond Ba - -
1-121 iBu Ab Me Me bond Ba - -
1-122 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-123 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-124 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-125 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-126 nPn Ab Me Me bond Ba - -
1-127 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - -
1-128 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-129 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-130 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-131 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-132 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-133 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-134 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-135 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - -
1-136 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-137 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-138 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-139 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-140 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-141 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-142 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-143 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-144 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-145 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-146 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-147 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-148 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-149 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-150 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-151 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-152 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-153 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-154 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-155 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-156 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-157 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-158 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-159 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-160 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-161 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-162 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-163 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-164 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-165 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-166 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-167 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-168 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-169 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-170 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-171 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-172 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-173 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-174 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-175 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-176 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-177 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-178 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-179 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-180 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-181 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-182 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-183 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-184 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-185 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-186 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-187 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-188 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-189 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-190 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-191 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-192 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-193 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-194 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-195 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-196 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-197 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-198 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-199 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-200 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-201 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-202 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-203 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-204 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-205 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-206 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-207 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-208 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-209 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-210 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-211 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-212 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-213 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-214 (S)Bu-Me Ab Me Me CH2 Ba - -
1-215 (S)Bu-Me Ab Me Me CO Ba - -
1-216 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-217 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-218 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-219 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-220 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-221 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bb - -
1-222 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc - -
1-223 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-224 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-225 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-226 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-227 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bd - -
1-228 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - -
1-229 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-230 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-231 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-232 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-233 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-234 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-235 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-236 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - -
1-237 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-238 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-239 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-240 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-241 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-242 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-243 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-244 (S)Bu-OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-245 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - -
1-246 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-247 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-248 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-249 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-250 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-251 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-252 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-253 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - -
1-254 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-255 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-256 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-257 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-258 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-259 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-260 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-261 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-262 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-263 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-264 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-265 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-266 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-267 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-268 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-269 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-270 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-271 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-272 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-273 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-274 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-275 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-276 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-277 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-278 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-279 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-280 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-281 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-282 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-283 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-284 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-285 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-286 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-287 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-288 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-289 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-290 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-291 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-292 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-293 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-294 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-295 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-296 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-297 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-298 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-299 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-300 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-301 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-302 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-303 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-304 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-305 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-306 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-307 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-308 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-309 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-310 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-311 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-312 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-313 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-314 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-315 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-316 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-317 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-318 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-319 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-320 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-321 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-322 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-323 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-324 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-325 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-326 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-327 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-328 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-329 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-330 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-331 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-332 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me CH2 Ba - -
1-333 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me CO Ba - -
1-334 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-335 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-336 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-337 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-338 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-339 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bb - -
1-340 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc - -
1-341 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-Me -
1-342 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-OMe -
1-343 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-F -
1-344 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-Cl -
1-345 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bd - -
1-346 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - -
1-347 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-348 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-349 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-350 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-351 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-352 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-353 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-354 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - -
1-355 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-356 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-357 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-358 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-359 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-360 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-361 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-362 CH2(1-CH2OH-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-363 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-364 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-365 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-366 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-367 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-368 CH2C(Me)2CH2OMe Aa Me Me bond Ba - -
1-369 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba - -
1-370 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-371 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-372 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-373 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-374 CH2C(Me)2SOMe Aa Me Me bond Ba - -
1-375 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba - -
1-376 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-377 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-378 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-379 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-380 CH2(1-SOMe-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-381 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-382 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-383 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-384 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-385 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-386 CH2C(Me)2SO2Me Aa Me Me bond Ba - -
1-387 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba - -
1-388 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-389 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-390 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-391 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-392 CH2(1-SO2Me-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-393 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-394 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-395 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-396 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-397 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-398 CH2C(Me)2CO2Me Aa Me Me bond Ba - -
1-399 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba - -
1-400 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-401 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-402 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-403 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-404 CH2(1-CO2Me-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-405 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-406 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-407 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-408 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-409 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-410 CH2C(Me)2CONHMe Aa Me Me bond Ba - -
1-411 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba - -
1-412 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-413 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-414 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-415 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-416 CH2(1-CONHMe-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-417 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-418 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-419 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-420 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-421 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-422 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - -
1-423 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-424 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-425 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-426 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-427 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-428 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-429 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 3-OMe -
1-430 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-431 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-432 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 3-Cl -
1-433 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - -
1-434 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-435 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-436 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-437 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-438 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-439 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-440 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-441 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-442 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-443 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-444 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-445 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-446 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-447 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-448 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-449 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-450 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-451 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-452 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-453 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-454 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-455 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-456 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-457 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-458 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-459 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-460 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-461 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-462 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-463 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-464 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-465 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-466 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-467 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-468 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-469 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-470 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-471 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-472 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-473 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-474 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-475 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-476 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-477 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-478 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-479 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-480 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-481 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-482 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-483 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-484 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-485 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-486 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-487 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-488 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-489 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-490 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-491 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-492 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-493 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-494 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-495 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-496 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3,5-di-F -
1-497 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-498 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-499 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-500 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-501 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-502 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-503 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-504 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-505 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-506 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-507 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-508 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-509 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-510 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-511 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-512 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-513 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me CH2 Ba - -
1-514 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me CO Ba - -
1-515 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-516 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-517 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-518 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-519 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-520 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bb - -
1-521 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc - -
1-522 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-523 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-524 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-525 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-526 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bd - -
1-527 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - -
1-528 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-529 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-530 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-531 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-532 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-533 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-534 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-535 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - -
1-536 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-537 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-538 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-539 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-540 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-541 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-542 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-543 CH2(1-CONH2-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-544 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-545 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-546 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-547 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-548 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-549 CH2C(Me)2SO2NH2 Aa Me Me bond Ba - -
1-551 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba - -
1-550 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-552 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-553 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-554 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-555 CH2(1-SO2NH2-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-556 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-557 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-558 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-559 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-560 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-561 CH2C(Me)2SO2NHMe Aa Me Me bond Ba - -
1-562 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba - -
1-563 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-564 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-565 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-566 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-567 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-568 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-569 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-570 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-571 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-572 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-573 CH2CF3 Aa Me Me bond Ba - -
1-574 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba - -
1-575 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-576 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-577 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-578 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-579 (CH2)2CF3 Aa Me Me bond Ba - -
1-580 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba - -
1-581 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-582 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-583 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-584 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-585 (CH2)3CF3 Aa Me Me bond Ba - -
1-586 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba - -
1-587 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-588 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-589 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-590 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-591 (CH2)2CF2CH3 Aa Me Me bond Ba - -
1-592 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba - -
1-593 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-594 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-595 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-596 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-597 CH2(CF2)2CH3 Aa Me Me bond Ba - -
1-598 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba - -
1-599 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-600 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-601 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-602 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-603 cPr Aa Me Me bond Ba - -
1-604 cPn Aa Me Me bond Ba - -
1-605 cPn Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-606 cPn Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-607 cPn Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-608 cPn Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-609 cPn Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-610 cPn Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-611 cPn Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-612 cPn Ab Me Me bond Ba - -
1-613 cPn Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-614 cPn Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-615 cPn Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-616 cPn Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-617 cPn Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-618 cPn Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-619 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-620 cPn Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-621 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-622 cPn Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-623 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-624 cPn Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-625 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-626 cPn Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-627 cPn Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-628 cPn Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-629 cPn Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-630 cPn Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-631 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-632 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-633 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-634 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-635 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-636 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-637 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-638 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-639 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-640 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-641 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-642 cPn Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-643 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-644 cPn Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-645 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-646 cPn Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-647 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-648 cPn Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-649 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-650 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-651 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-652 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-653 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-654 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-655 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-656 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-657 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-658 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-659 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-660 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-661 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-662 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-663 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-664 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-665 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-666 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-667 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-668 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-669 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-670 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-671 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-672 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-673 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-674 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-675 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-676 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-677 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-678 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-679 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-680 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-681 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-682 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-683 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-684 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-685 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-686 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-687 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-688 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-689 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-690 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-691 cPn Ab Me Me CH2 Ba - -
1-692 cPn Ab Me Me CO Ba - -
1-693 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-694 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-695 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-696 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-697 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-698 cPn Ab Me Me bond Bb - -
1-699 cPn Ab Me Me bond Bc - -
1-700 cPn Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-701 cPn Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-702 cPn Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-703 cPn Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-704 cPn Ab Me Me bond Bd - -
1-705 cPn Ac Me Me bond Ba - -
1-706 cPn Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-707 cPn Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-708 cPn Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-709 cPn Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-710 cPn Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-711 cPn Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-712 cPn Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-713 cPn Ad Me Me bond Ba - -
1-714 cPn Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-715 cPn Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-716 cPn Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-717 cPn Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-718 cPn Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-719 cPn Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-720 cPn Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-721 cHx Aa Me Me bond Ba - -
1-722 cHx Ab Me Me bond Ba - -
1-723 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-724 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-725 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-726 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-727 4-Thp Aa Me Me bond Ba - -
1-728 4-Thp Ab Me Me bond Ba - -
1-729 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-730 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-731 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-732 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-733 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-734 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-735 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-736 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-737 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-738 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-739 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-740 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-741 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-742 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-743 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-744 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-745 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-746 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-747 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-748 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-749 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-750 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-751 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-752 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-753 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-754 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-755 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-756 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-757 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-758 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-759 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-760 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-761 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-762 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-763 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-764 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-765 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-766 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-767 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-768 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-769 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-770 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-771 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-772 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-773 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-774 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-775 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba - -
1-776 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-777 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-778 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-779 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-780 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-781 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-782 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-783 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-784 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-785 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-786 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-787 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-788 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-789 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-790 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-791 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-792 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-793 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-794 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-795 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-796 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-797 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-798 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-799 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-800 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-801 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-802 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-803 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-804 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-805 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-806 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-807 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-808 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-809 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-810 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-811 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-812 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-813 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-814 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-815 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-816 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-817 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-818 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-819 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-820 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-821 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-822 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-823 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-824 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-825 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-826 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba - -
1-827 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-828 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-829 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-830 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-831 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-832 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-833 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-834 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-835 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-836 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-837 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-838 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-839 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-840 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-841 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-842 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-843 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-844 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-845 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-846 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-847 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-848 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-849 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-850 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-851 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-852 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-853 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-854 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-855 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-856 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-857 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-858 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-859 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-860 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-861 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-862 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-863 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-864 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-865 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-866 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-867 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-868 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-869 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-870 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-871 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-872 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-873 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-874 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-875 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-876 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-877 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-878 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-879 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-880 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-881 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-882 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-883 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-884 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-885 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-886 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-887 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-888 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-889 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-890 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-891 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-892 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-893 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-894 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-895 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-896 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-897 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-898 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-899 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-900 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-901 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-902 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-903 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-904 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-905 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-906 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-907 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-908 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-909 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-910 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-911 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-912 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-913 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-914 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-915 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-916 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-917 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-918 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-919 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba - -
1-920 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-921 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-922 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-923 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-924 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-925 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-926 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-927 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-928 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-929 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-930 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-931 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-932 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-933 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-934 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-935 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-936 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-937 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-938 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-939 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-940 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-941 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-942 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-943 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-944 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-945 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-946 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-947 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-948 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-949 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-950 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-951 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-952 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-953 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-954 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-955 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-956 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-957 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-958 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-959 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-960 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-961 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-962 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-963 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-964 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-965 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-966 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-967 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-968 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-969 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-970 nBu Ab Me Me bond Ba 4-OMe -
1-971 nBu Aa Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-972 nBu Ab Me Me bond Be 5-Cl -
1-973 nBu Ab Me Me bond Ba 2,4-di-F -
1-974 nBu Ab Me Me bond Ba 4-F -
1-975 (CH2)3OMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-976 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3,5-tri-F -
1-977 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3,5-tri-F -
1-978 iBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-979 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-4-F -
1-980 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-981 iBu Ab Me Me bond Ba 2,4-di-F -
1-982 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-4-F -
1-983 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-984 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-985 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 4-F -
1-986 nBu Ab Me Me bond Ba 4-F 2-O(CH2)3OMe
1-987 iBu Ab Me Me bond Ba 4-F 2-O(CH2)3OMe
1-988 nBu Ab Me Me bond Ba 5-F 2-O(CH2)3OMe
1-989 iBu Ab Me Me bond Ba 5-F 2-O(CH2)3OMe
1-990 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-991 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-992 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-4-F -
1-993 4-Thp Ae Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-994 iBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-995 Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-996 Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-997 cHx Ab Me Me bond Ba 2,4-di-F -
1-998 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-999 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1000 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-1001 diF-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1002 diF-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1003 (CH2)2CHMe2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1004 (CH2)2CMe2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1005 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1006 (CH2)2CHMe2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1007 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1008 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-1009 5-Cl-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1010 (CH2)2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1011 6-Me-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1012 5-Me-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1013 3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1014 4-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1015 3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1016 iBu Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-1017 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-1018 3-Me-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1019 4-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1020 6-Me-3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1021 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1022 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1023 (CH2)2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1024 5-F-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1025 CH2(1-Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1026 CH2CMe2CH2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1027 2-Me-3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1028 (CH2)2(cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1029 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1030 CH2C(CH2CH3)2(OH) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1031 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1032 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1033 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1034 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-1035 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1036 CH2C(CH2CH3)2(OH) Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1037 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-1038 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1039 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1040 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1041 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-1042 nBu Ae Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[表2]
例示化合 R1 A R7 R8 Y B R12 R13
物番号
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1-1 iPr Ab Me Me bond Ba - -
1-2 iPr Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-3 nBu Aa Me Me bond Ba - -
1-4 nBu Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-5 nBu Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-6 nBu Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-7 nBu Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-8 nBu Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-9 nBu Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-10 nBu Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-11 nBu Ab Me Me bond Ba - -
1-12 nBu Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-13 nBu Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-14 nBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-15 nBu Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-16 nBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-17 nBu Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-18 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-19 nBu Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-20 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-21 nBu Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-22 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-23 nBu Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-24 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-25 nBu Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-26 nBu Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-27 nBu Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-28 nBu Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-29 nBu Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-30 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-31 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-32 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-33 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-34 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-35 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-36 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-37 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-38 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-39 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-40 nBu Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-41 nBu Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-42 nBu Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-43 nBu Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-44 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-45 nBu Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-46 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-47 nBu Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-48 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-49 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-50 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-51 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-52 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-53 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-54 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-55 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-56 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-57 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-58 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-59 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-60 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-61 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-62 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-63 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-64 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-65 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-66 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-67 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-68 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-69 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-70 nBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-71 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-72 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-73 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-74 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-75 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-76 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-77 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-78 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-79 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-80 nBu Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-81 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-82 nBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-83 nBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-84 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-85 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-86 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-87 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-88 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-89 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-90 nBu Ab Me Me CH2 Ba - -
1-91 nBu Ab Me Me CO Ba - -
1-92 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-93 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-94 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-95 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-96 nBu Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-97 nBu Ab Me Me bond Bb - -
1-98 nBu Ab Me Me bond Bc - -
1-99 nBu Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-100 nBu Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-101 nBu Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-102 nBu Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-103 nBu Ab Me Me bond Bd - -
1-104 nBu Ac Me Me bond Ba - -
1-105 nBu Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-106 nBu Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-107 nBu Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-108 nBu Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-109 nBu Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-110 nBu Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-111 nBu Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-112 nBu Ad Me Me bond Ba - -
1-113 nBu Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-114 nBu Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-115 nBu Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-116 nBu Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-117 nBu Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-118 nBu Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-119 nBu Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-120 iBu Aa Me Me bond Ba - -
1-121 iBu Ab Me Me bond Ba - -
1-122 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-123 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-124 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-125 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-126 nPn Ab Me Me bond Ba - -
1-127 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - -
1-128 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-129 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-130 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-131 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-132 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-133 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-134 (S)Bu-Me Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-135 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - -
1-136 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-137 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-138 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-139 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-140 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-141 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-142 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-143 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-144 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-145 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-146 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-147 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-148 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-149 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-150 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-151 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-152 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-153 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-154 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-155 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-156 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-157 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-158 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-159 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-160 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-161 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-162 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-163 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-164 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-165 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-166 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-167 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-168 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-169 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-170 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-171 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-172 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-173 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-174 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-175 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-176 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-177 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-178 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-179 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-180 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-181 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-182 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-183 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-184 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-185 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-186 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-187 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-188 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-189 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-190 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-191 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-192 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-193 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-194 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-195 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-196 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-197 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-198 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-199 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-200 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-201 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-202 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-203 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-204 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-205 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-206 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-207 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-208 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-209 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-210 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-211 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-212 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-213 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-214 (S)Bu-Me Ab Me Me CH2 Ba - -
1-215 (S)Bu-Me Ab Me Me CO Ba - -
1-216 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-217 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-218 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-219 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-220 (S)Bu-Me Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-221 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bb - -
1-222 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc - -
1-223 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-224 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-225 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-226 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-227 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Bd - -
1-228 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - -
1-229 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-230 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-231 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-232 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-233 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-234 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-235 (S)Bu-Me Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-236 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - -
1-237 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-238 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-239 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-240 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-241 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-242 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-243 (S)Bu-Me Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-244 (S)Bu-OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-245 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - -
1-246 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-247 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-248 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-249 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-250 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-251 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-252 CH2C(Me)2CH2OH Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-253 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - -
1-254 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-255 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-256 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-257 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-258 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-259 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-260 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-261 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-262 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-263 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-264 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-265 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-266 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-267 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-268 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-269 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-270 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-271 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-272 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-273 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-274 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-275 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-276 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-277 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-278 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-279 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-280 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-281 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-282 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-283 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-284 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-285 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-286 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-287 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-288 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-289 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-290 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-291 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-292 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-293 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-294 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-295 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-296 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-297 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-298 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-299 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-300 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-301 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-302 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-303 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-304 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-305 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-306 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-307 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-308 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-309 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-310 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-311 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-312 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-313 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-314 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-315 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-316 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-317 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-318 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-319 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-320 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-321 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-322 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-323 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-324 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-325 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-326 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-327 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-328 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-329 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-330 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-331 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-332 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me CH2 Ba - -
1-333 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me CO Ba - -
1-334 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-335 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-336 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-337 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-338 CH2C(Me)2CH2OH Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-339 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bb - -
1-340 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc - -
1-341 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-Me -
1-342 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-OMe -
1-343 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-F -
1-344 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bc 2-Cl -
1-345 CH2C(Me)2CH2OH Ab Me Me bond Bd - -
1-346 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - -
1-347 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-348 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-349 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-350 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-351 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-352 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-353 CH2C(Me)2CH2OH Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-354 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - -
1-355 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-356 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-357 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-358 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-359 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-360 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-361 CH2C(Me)2CH2OH Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-362 CH2(1-CH2OH-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-363 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-364 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-365 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-366 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-367 CH2(1-CH2OH-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-368 CH2C(Me)2CH2OMe Aa Me Me bond Ba - -
1-369 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba - -
1-370 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-371 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-372 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-373 CH2C(Me)2CH2OMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-374 CH2C(Me)2SOMe Aa Me Me bond Ba - -
1-375 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba - -
1-376 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-377 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-378 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-379 CH2C(Me)2SOMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-380 CH2(1-SOMe-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-381 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-382 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-383 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-384 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-385 CH2(1-SOMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-386 CH2C(Me)2SO2Me Aa Me Me bond Ba - -
1-387 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba - -
1-388 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-389 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-390 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-391 CH2C(Me)2SO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-392 CH2(1-SO2Me-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-393 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-394 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-395 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-396 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-397 CH2(1-SO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-398 CH2C(Me)2CO2Me Aa Me Me bond Ba - -
1-399 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba - -
1-400 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-401 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-402 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-403 CH2C(Me)2CO2Me Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-404 CH2(1-CO2Me-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-405 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-406 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-407 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-408 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-409 CH2(1-CO2Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-410 CH2C(Me)2CONHMe Aa Me Me bond Ba - -
1-411 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba - -
1-412 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-413 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-414 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-415 CH2C(Me)2CONHMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-416 CH2(1-CONHMe-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-417 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-418 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-419 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-420 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-421 CH2(1-CONHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-422 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - -
1-423 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-424 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-425 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-426 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-427 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-428 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-429 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 3-OMe -
1-430 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-431 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-432 CH2C(Me)2CONH2 Aa Me Me bond Ba 3-Cl -
1-433 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - -
1-434 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-435 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-436 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-437 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-438 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-439 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-440 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-441 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-442 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-443 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-444 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-445 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-446 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-447 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-448 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-449 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-450 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-451 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-452 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-453 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-454 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-455 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-456 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-457 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-458 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-459 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-460 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-461 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-462 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-463 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-464 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-465 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-466 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-467 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-468 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-469 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-470 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-471 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-472 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-473 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-474 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-475 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-476 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-477 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-478 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-479 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-480 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-481 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-482 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-483 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-484 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-485 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-486 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-487 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-488 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-489 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-490 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-491 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-492 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-493 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-494 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-495 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-496 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 3,5-di-F -
1-497 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-498 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-499 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-500 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-501 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-502 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-503 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-504 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-505 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-506 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-507 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-508 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-509 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-510 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-511 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-512 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-513 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me CH2 Ba - -
1-514 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me CO Ba - -
1-515 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-516 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-517 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-518 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-519 CH2C(Me)2CONH2 Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-520 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bb - -
1-521 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc - -
1-522 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-523 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-524 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-525 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-526 CH2C(Me)2CONH2 Ab Me Me bond Bd - -
1-527 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - -
1-528 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-529 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-530 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-531 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-532 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-533 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-534 CH2C(Me)2CONH2 Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-535 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - -
1-536 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-537 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-538 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-539 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-540 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-541 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-542 CH2C(Me)2CONH2 Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-543 CH2(1-CONH2-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-544 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-545 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-546 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-547 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-548 CH2(1-CONH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-549 CH2C(Me)2SO2NH2 Aa Me Me bond Ba - -
1-551 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba - -
1-550 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-552 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-553 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-554 CH2C(Me)2SO2NH2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-555 CH2(1-SO2NH2-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-556 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-557 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-558 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-559 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-560 CH2(1-SO2NH2-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-561 CH2C(Me)2SO2NHMe Aa Me Me bond Ba - -
1-562 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba - -
1-563 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-564 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-565 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-566 CH2C(Me)2SO2NHMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-567 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Aa Me Me bond Ba - -
1-568 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba - -
1-569 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-570 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-571 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-572 CH2(1-SO2NHMe-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-573 CH2CF3 Aa Me Me bond Ba - -
1-574 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba - -
1-575 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-576 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-577 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-578 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-579 (CH2)2CF3 Aa Me Me bond Ba - -
1-580 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba - -
1-581 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-582 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-583 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-584 (CH2)2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-585 (CH2)3CF3 Aa Me Me bond Ba - -
1-586 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba - -
1-587 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-588 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-589 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-590 (CH2)3CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-591 (CH2)2CF2CH3 Aa Me Me bond Ba - -
1-592 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba - -
1-593 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-594 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-595 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-596 (CH2)2CF2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-597 CH2(CF2)2CH3 Aa Me Me bond Ba - -
1-598 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba - -
1-599 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-600 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-601 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-602 CH2(CF2)2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-603 cPr Aa Me Me bond Ba - -
1-604 cPn Aa Me Me bond Ba - -
1-605 cPn Aa Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-606 cPn Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-607 cPn Aa Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-608 cPn Aa Me Me bond Ba 2-Me -
1-609 cPn Aa Me Me bond Ba 2-OMe -
1-610 cPn Aa Me Me bond Ba 2-F -
1-611 cPn Aa Me Me bond Ba 2-Cl -
1-612 cPn Ab Me Me bond Ba - -
1-613 cPn Ab Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-614 cPn Ab Me Me bond Ba - 3-OCH2OMe
1-615 cPn Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-616 cPn Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)2OMe
1-617 cPn Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-618 cPn Ab Me Me bond Ba - 3-O(CH2)3OMe
1-619 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-620 cPn Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-621 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-622 cPn Ab Me Me bond Ba 3-CF3 -
1-623 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OH -
1-624 cPn Ab Me Me bond Ba 3-OH -
1-625 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-626 cPn Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-627 cPn Ab Me Me bond Ba 2-SH -
1-628 cPn Ab Me Me bond Ba 3-SH -
1-629 cPn Ab Me Me bond Ba 2-SMe -
1-630 cPn Ab Me Me bond Ba 3-SMe -
1-631 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NH2 -
1-632 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NHMe -
1-633 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NMe2 -
1-634 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NHCHO -
1-635 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NHCOMe -
1-636 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CO2H -
1-637 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CO2Me -
1-638 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CONH2 -
1-639 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CONHMe -
1-640 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CONMe2 -
1-641 cPn Ab Me Me bond Ba 2-CN -
1-642 cPn Ab Me Me bond Ba 3-CN -
1-643 cPn Ab Me Me bond Ba 2-NO2 -
1-644 cPn Ab Me Me bond Ba 3-NO2 -
1-645 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-646 cPn Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-647 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-648 cPn Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-649 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-650 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-651 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-652 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-653 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-654 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-655 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-656 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-657 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-658 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-659 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-660 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-661 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-662 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-663 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-664 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-665 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-666 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-667 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-668 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-669 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-670 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-671 cPn Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-672 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-673 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-674 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-675 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-676 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-677 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-678 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-679 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-680 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-681 cPn Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-682 cPn Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-683 cPn Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-684 cPn Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-685 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-686 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-687 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-688 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-689 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-690 cPn Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-691 cPn Ab Me Me CH2 Ba - -
1-692 cPn Ab Me Me CO Ba - -
1-693 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba - -
1-694 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Me -
1-695 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-OMe -
1-696 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-F -
1-697 cPn Ab -(CH2)2- bond Ba 2-Cl -
1-698 cPn Ab Me Me bond Bb - -
1-699 cPn Ab Me Me bond Bc - -
1-700 cPn Ab Me Me bond Bc 6-Me -
1-701 cPn Ab Me Me bond Bc 6-OMe -
1-702 cPn Ab Me Me bond Bc 6-F -
1-703 cPn Ab Me Me bond Bc 6-Cl -
1-704 cPn Ab Me Me bond Bd - -
1-705 cPn Ac Me Me bond Ba - -
1-706 cPn Ac Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-707 cPn Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-708 cPn Ac Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-709 cPn Ac Me Me bond Ba 2-Me -
1-710 cPn Ac Me Me bond Ba 2-OMe -
1-711 cPn Ac Me Me bond Ba 2-F -
1-712 cPn Ac Me Me bond Ba 2-Cl -
1-713 cPn Ad Me Me bond Ba - -
1-714 cPn Ad Me Me bond Ba - 2-OCH2OMe
1-715 cPn Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-716 cPn Ad Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-717 cPn Ad Me Me bond Ba 2-Me -
1-718 cPn Ad Me Me bond Ba 2-OMe -
1-719 cPn Ad Me Me bond Ba 2-F -
1-720 cPn Ad Me Me bond Ba 2-Cl -
1-721 cHx Aa Me Me bond Ba - -
1-722 cHx Ab Me Me bond Ba - -
1-723 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-724 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-725 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-726 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-727 4-Thp Aa Me Me bond Ba - -
1-728 4-Thp Ab Me Me bond Ba - -
1-729 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-730 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-731 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-732 4-Thp Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-733 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-734 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-735 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-736 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-737 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-738 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-739 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-740 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-741 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-742 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-743 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-744 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-745 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-746 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-747 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-748 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-749 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-750 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-751 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-752 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-753 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-754 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-755 iBu Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-756 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-757 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-758 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-759 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-760 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-761 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-762 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-763 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-764 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-765 iBu Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-766 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-767 iBu Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-768 iBu Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-769 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-770 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-771 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-772 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-773 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-774 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-775 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba - -
1-776 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-777 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-778 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-779 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-780 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-781 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-782 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-783 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-784 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-785 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-786 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-787 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-788 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-789 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-790 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-791 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-792 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-793 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-794 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-795 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-796 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-797 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-798 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-799 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-800 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-801 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-802 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-803 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-804 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-805 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-806 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-807 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-808 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-809 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-810 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-811 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-812 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-813 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-814 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-815 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-816 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-817 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-818 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-819 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-820 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-821 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-822 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-823 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-824 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-825 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-826 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba - -
1-827 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-828 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-829 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-830 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-831 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-832 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-833 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-834 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-835 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-836 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-837 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-838 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-839 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-840 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-841 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-842 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-843 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-844 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-845 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-846 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-847 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-848 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-849 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-850 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-851 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-852 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-853 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-854 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-855 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-856 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-857 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-858 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-859 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-860 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-861 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-862 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-863 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-864 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-865 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-866 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-867 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-868 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-869 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-870 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-871 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-872 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-873 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-874 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-875 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-876 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-877 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-878 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-879 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-880 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-881 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-882 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-883 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-884 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-885 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-886 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-887 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-888 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-889 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-890 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-891 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-892 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-893 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-894 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-895 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-896 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-897 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-898 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-899 cHx Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-900 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-901 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-902 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-903 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-904 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-905 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-906 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-907 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-908 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-909 cHx Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-910 cHx Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-911 cHx Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-912 cHx Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-913 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-914 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-915 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-916 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-917 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-918 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-919 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba - -
1-920 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-921 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-Me -
1-922 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe -
1-923 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-OMe -
1-924 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F -
1-925 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-F -
1-926 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-927 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 3-Cl -
1-928 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Me -
1-929 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Me -
1-930 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Me -
1-931 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-OMe -
1-932 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-OMe -
1-933 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-OMe -
1-934 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-935 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-936 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-F -
1-937 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-Cl -
1-938 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-Cl -
1-939 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Me-6-Cl -
1-940 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-OMe -
1-941 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-OMe -
1-942 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-OMe -
1-943 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Me -
1-944 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Me -
1-945 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-F -
1-946 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-F -
1-947 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-F -
1-948 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-3-Cl -
1-949 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-5-Cl -
1-950 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-OMe-6-Cl -
1-951 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-F -
1-952 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-F -
1-953 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-954 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Me -
1-955 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Me -
1-956 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-3-OMe -
1-957 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-5-OMe -
1-958 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-3-Cl -
1-959 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-5-Cl -
1-960 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-F-6-Cl -
1-961 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,3-di-Cl -
1-962 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,5-di-Cl -
1-963 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2,6-di-Cl -
1-964 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-Me -
1-965 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-Me -
1-966 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-OMe -
1-967 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-968 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-3-F -
1-969 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-970 nBu Ab Me Me bond Ba 4-OMe -
1-971 nBu Aa Me Me bond Ba 2-Cl-5-OMe -
1-972 nBu Ab Me Me bond Be 5-Cl -
1-973 nBu Ab Me Me bond Ba 2,4-di-F -
1-974 nBu Ab Me Me bond Ba 4-F -
1-975 (CH2)3OMe Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-976 nBu Ab Me Me bond Ba 2,3,5-tri-F -
1-977 iBu Ab Me Me bond Ba 2,3,5-tri-F -
1-978 iBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)3OMe
1-979 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-4-F -
1-980 nBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-981 iBu Ab Me Me bond Ba 2,4-di-F -
1-982 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Me-4-F -
1-983 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-984 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-985 (S)Bu-Me Ab Me Me bond Ba 4-F -
1-986 nBu Ab Me Me bond Ba 4-F 2-O(CH2)3OMe
1-987 iBu Ab Me Me bond Ba 4-F 2-O(CH2)3OMe
1-988 nBu Ab Me Me bond Ba 5-F 2-O(CH2)3OMe
1-989 iBu Ab Me Me bond Ba 5-F 2-O(CH2)3OMe
1-990 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2,6-di-F -
1-991 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-992 CH2CF3 Ab Me Me bond Ba 2-Me-4-F -
1-993 4-Thp Ae Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-994 iBu Ab Me Me bond Ba - 2-O(CH2)2OMe
1-995 Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-996 Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-997 cHx Ab Me Me bond Ba 2,4-di-F -
1-998 cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-999 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1000 4-F-Ph Ab Me Me bond Ba 2-Cl-4-F -
1-1001 diF-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1002 diF-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1003 (CH2)2CHMe2 Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1004 (CH2)2CMe2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1005 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1006 (CH2)2CHMe2 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1007 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1008 2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-1009 5-Cl-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1010 (CH2)2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1011 6-Me-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1012 5-Me-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1013 3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1014 4-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1015 3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1016 iBu Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-1017 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-1018 3-Me-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1019 4-Py Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1020 6-Me-3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1021 iBu Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1022 CH2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1023 (CH2)2CMe3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1024 5-F-2-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1025 CH2(1-Me-cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1026 CH2CMe2CH2CH3 Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1027 2-Me-3-Py Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1028 (CH2)2(cPr) Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1029 CH2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1030 CH2C(CH2CH3)2(OH) Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1031 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1032 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1033 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1034 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Me -
1-1035 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-Et -
1-1036 CH2C(CH2CH3)2(OH) Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1037 (CH2)2CMe2OH Ab Me Me bond Ba 2-CF3 -
1-1038 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl -
1-1039 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-5-F -
1-1040 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
1-1041 trans-4-HO-cHx Ab Me Me bond Ba 2-Me-3-F -
1-1042 nBu Ae Me Me bond Ba 2-Cl-5-F -
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[表2]
____________________________________
例示化合 R1 R3 R4 A B R12
物番号
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2-1 nBu Et H Aa Ba -
2-2 nBu Et H Ab Ba -
2-3 nBu Et H Ab Ba 2-Me
2-4 nBu Et H Ab Ba 2-OMe
2-5 nBu Et H Ab Ba 2-F
2-6 nBu Et H Ab Ba 2-Cl
2-7 nBu Et H Ab Bb -
2-8 nBu CMe2(OH) H Aa Ba -
2-9 nBu CMe2(OH) H Ab Ba -
2-10 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-11 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-12 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-13 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-14 nBu CMe2(OH) H Ab Bb -
2-15 nBu cPr H Aa Ba -
2-16 nBu cPr H Ab Ba -
2-17 nBu cPr H Ab Ba 2-Me
2-18 nBu cPr H Ab Ba 2-OMe
2-19 nBu cPr H Ab Ba 2-F
2-20 nBu cPr H Ab Ba 2-Cl
2-21 nBu cPr H Ab Bb -
2-22 nBu Me Me Aa Ba -
2-23 nBu Me Me Ab Ba -
2-24 nBu Me Me Ab Ba 2-Me
2-25 nBu Me Me Ab Ba 2-OMe
2-26 nBu Me Me Ab Ba 2-F
2-27 nBu Me Me Ab Ba 2-Cl
2-28 nBu Me Me Ab Bb -
2-29 (S)Bu-Me Et H Aa Ba -
2-30 (S)Bu-Me Et H Ab Ba -
2-31 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-Me
2-32 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-OMe
2-33 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-F
2-34 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-Cl
2-35 (S)Bu-Me Et H Ab Bb -
2-36 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Aa Ba -
2-37 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba -
2-38 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-39 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-40 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-41 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-42 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Bb -
2-43 (S)Bu-Me cPr H Aa Ba -
2-44 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba -
2-45 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-Me
2-46 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-OMe
2-47 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-F
2-48 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-Cl
2-49 (S)Bu-Me cPr H Ab Bb -
2-50 (S)Bu-Me Me Me Aa Ba -
2-51 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba -
2-52 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-Me
2-53 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-OMe
2-54 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-F
2-55 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-Cl
2-56 (S)Bu-Me Me Me Ab Bb -
2-57 CH2C(Me)2CH2OH Et H Aa Ba -
2-58 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba -
2-59 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-Me
2-60 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-OMe
2-61 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-F
2-62 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-Cl
2-63 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Bb -
2-64 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Aa Ba -
2-65 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba -
2-66 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-67 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-68 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-69 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-70 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Bb -
2-71 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Aa Ba -
2-72 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba -
2-73 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-Me
2-74 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-OMe
2-75 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-F
2-76 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-Cl
2-77 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Bb -
2-78 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Aa Ba -
2-79 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba -
2-80 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-Me
2-81 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-OMe
2-82 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-F
2-83 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-Cl
2-84 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Bb -
2-85 CH2C(Me)2CONH2 Et H Aa Ba -
2-86 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba -
2-87 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-Me
2-88 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-OMe
2-89 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-F
2-90 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-Cl
2-91 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Bb -
2-92 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Aa Ba -
2-93 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba -
2-94 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-95 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-96 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-97 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-98 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Bb -
2-99 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Aa Ba -
2-100 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba -
2-101 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-Me
2-102 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-OMe
2-103 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-F
2-104 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-Cl
2-105 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Bb -
2-106 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Aa Ba -
2-107 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba -
2-108 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-Me
2-109 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-OMe
2-110 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-F
2-111 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-Cl
2-112 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Bb -
2-113 cPn Et H Aa Ba -
2-114 cPn Et H Ab Ba -
2-115 cPn Et H Ab Ba 2-Me
2-116 cPn Et H Ab Ba 2-OMe
2-117 cPn Et H Ab Ba 2-F
2-118 cPn Et H Ab Ba 2-Cl
2-119 cPn Et H Ab Bb -
2-120 cPn CMe2(OH) H Aa Ba -
2-121 cPn CMe2(OH) H Ab Ba -
2-122 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-123 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-124 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-125 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-126 cPn CMe2(OH) H Ab Bb -
2-127 cPn cPr H Aa Ba -
2-128 cPn cPr H Ab Ba -
2-129 cPn cPr H Ab Ba 2-Me
2-130 cPn cPr H Ab Ba 2-OMe
2-131 cPn cPr H Ab Ba 2-F
2-132 cPn cPr H Ab Ba 2-Cl
2-133 cPn cPr H Ab Bb -
2-134 cPn Me Me Aa Ba -
2-135 cPn Me Me Ab Ba -
2-136 cPn Me Me Ab Ba 2-Me
2-137 cPn Me Me Ab Ba 2-OMe
2-138 cPn Me Me Ab Ba 2-F
2-139 cPn Me Me Ab Ba 2-Cl
2-140 cPn Me Me Ab Bb -
2-141 nBu Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-142 nBu Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-143 nBu Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-144 nBu Me H Ab Ba -
2-145 nBu Me H Ab Ba 2-Me
2-146 nBu Me H Ab Ba 2-F
2-147 nBu Me H Ab Ba 2-Cl
2-148 nBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-149 nBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-150 nBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-151 iBu Me H Ab Ba -
2-152 iBu Me H Ab Ba 2-Me
2-153 iBu Me H Ab Ba 2-F
2-154 iBu Me H Ab Ba 2-Cl
2-155 iBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-156 iBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-157 iBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-158 iBu Et H Ab Ba -
2-159 iBu Et H Ab Ba 2-Me
2-160 iBu Et H Ab Ba 2-F
2-161 iBu Et H Ab Ba 2-Cl
2-162 iBu Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-163 iBu Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-164 iBu Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-165 CH2CMe2OH Me H Ab Ba -
2-166 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me
2-167 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-F
2-168 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl
2-169 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-170 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-171 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-172 CH2CMe2OH Et H Ab Ba -
2-173 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me
2-174 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-F
2-175 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl
2-176 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-177 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-178 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-179 CH2CMe3 Me H Ab Ba -
2-180 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me
2-181 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-F
2-182 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Cl
2-183 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-184 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-185 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-186 CH2CMe3 Et H Ab Ba -
2-187 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Me
2-188 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-F
2-189 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Cl
2-190 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-191 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-192 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-193 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Et
2-194 CH2CMe2OH nPr H Ab Ba 2-Me-5-F
2-195 CH2CMe2OH nPr H Ab Ba 2-Cl
2-196 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Me-5-F
2-197 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Et
2-198 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Et
2-199 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Et
2-200 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Cl
2-201 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl
2-202 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-203 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl
2-204 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-205 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me
2-206 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-207 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Et
2-208 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Cl
2-209 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-210 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-211 iBu nPr H Ab Ba 2-Me-5-F
2-212 iBu cPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-213 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Me
2-214 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-215 iBu nPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-216 iBu nPr H Ab Ba 2-Me
2-217 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-218 iBu nPr H Ab Ba 2-Cl
2-219 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Me
2-220 iBu cPr H Ab Ba 2-Me
2-221 iBu Me H Ab Ba 2-Et
2-222 4-F-Ph Et H Ab Ba 2-Cl
2-223 4-F-Ph Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-224 iBu nPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-225 iBu cPr H Ab Ba 2-Cl
2-226 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-227 iBu iBu H Ab Ba 2-Me-5-F
2-228 CH2CMe3 iBu H Ab Ba 2-Me-5-F
2-229 CH2CMe3 iBu H Ab Ba 2-Cl
2-230 iBu iBu H Ab Ba 2-Cl
2-231 iBu cPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-232 CH2CMe3 iBu H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-233 cHx Me H Ab Ba 2-Cl
2-234 iBu iBu H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-235 4-F-Ph Me H Ab Ba 2-Cl
2-236 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2,3-di-F
2-237 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2,6-di-F
2-238 cPn Me H Ab Ba 2-Cl
2-239 iBu CMe2OH H Ab Ba 2-Cl
2-240 CH2CMe3 CMe2OH H Ab Ba 2-Cl
2-241 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-CF3
2-242 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Cl-4-F
2-243 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me-4-F
2-244 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2,5-di-F
2-245 cHx Me H Ab Ba 2-Me
2-246 cHx Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-247 (S)Bu-Me Me H Ab Ba 2-Cl
2-248 cHx Me H Ab Ba 2,3-di-F
2-249 cHx Me H Ab Ba 2,6-di-F
2-250 cPn Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-251 (S)Bu-Me Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-252 cPn Me H Ab Ba 2,3-di-F
2-253 cPn Me H Ab Ba 2,6-di-F
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[表3]
例示化合 R1 R3 R4 A B R12
物番号
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2-1 nBu Et H Aa Ba -
2-2 nBu Et H Ab Ba -
2-3 nBu Et H Ab Ba 2-Me
2-4 nBu Et H Ab Ba 2-OMe
2-5 nBu Et H Ab Ba 2-F
2-6 nBu Et H Ab Ba 2-Cl
2-7 nBu Et H Ab Bb -
2-8 nBu CMe2(OH) H Aa Ba -
2-9 nBu CMe2(OH) H Ab Ba -
2-10 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-11 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-12 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-13 nBu CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-14 nBu CMe2(OH) H Ab Bb -
2-15 nBu cPr H Aa Ba -
2-16 nBu cPr H Ab Ba -
2-17 nBu cPr H Ab Ba 2-Me
2-18 nBu cPr H Ab Ba 2-OMe
2-19 nBu cPr H Ab Ba 2-F
2-20 nBu cPr H Ab Ba 2-Cl
2-21 nBu cPr H Ab Bb -
2-22 nBu Me Me Aa Ba -
2-23 nBu Me Me Ab Ba -
2-24 nBu Me Me Ab Ba 2-Me
2-25 nBu Me Me Ab Ba 2-OMe
2-26 nBu Me Me Ab Ba 2-F
2-27 nBu Me Me Ab Ba 2-Cl
2-28 nBu Me Me Ab Bb -
2-29 (S)Bu-Me Et H Aa Ba -
2-30 (S)Bu-Me Et H Ab Ba -
2-31 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-Me
2-32 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-OMe
2-33 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-F
2-34 (S)Bu-Me Et H Ab Ba 2-Cl
2-35 (S)Bu-Me Et H Ab Bb -
2-36 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Aa Ba -
2-37 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba -
2-38 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-39 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-40 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-41 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-42 (S)Bu-Me CMe2(OH) H Ab Bb -
2-43 (S)Bu-Me cPr H Aa Ba -
2-44 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba -
2-45 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-Me
2-46 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-OMe
2-47 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-F
2-48 (S)Bu-Me cPr H Ab Ba 2-Cl
2-49 (S)Bu-Me cPr H Ab Bb -
2-50 (S)Bu-Me Me Me Aa Ba -
2-51 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba -
2-52 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-Me
2-53 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-OMe
2-54 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-F
2-55 (S)Bu-Me Me Me Ab Ba 2-Cl
2-56 (S)Bu-Me Me Me Ab Bb -
2-57 CH2C(Me)2CH2OH Et H Aa Ba -
2-58 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba -
2-59 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-Me
2-60 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-OMe
2-61 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-F
2-62 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Ba 2-Cl
2-63 CH2C(Me)2CH2OH Et H Ab Bb -
2-64 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Aa Ba -
2-65 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba -
2-66 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-67 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-68 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-69 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-70 CH2C(Me)2CH2OH CMe2(OH) H Ab Bb -
2-71 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Aa Ba -
2-72 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba -
2-73 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-Me
2-74 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-OMe
2-75 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-F
2-76 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Ba 2-Cl
2-77 CH2C(Me)2CH2OH cPr H Ab Bb -
2-78 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Aa Ba -
2-79 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba -
2-80 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-Me
2-81 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-OMe
2-82 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-F
2-83 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Ba 2-Cl
2-84 CH2C(Me)2CH2OH Me Me Ab Bb -
2-85 CH2C(Me)2CONH2 Et H Aa Ba -
2-86 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba -
2-87 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-Me
2-88 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-OMe
2-89 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-F
2-90 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Ba 2-Cl
2-91 CH2C(Me)2CONH2 Et H Ab Bb -
2-92 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Aa Ba -
2-93 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba -
2-94 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-95 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-96 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-97 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-98 CH2C(Me)2CONH2 CMe2(OH) H Ab Bb -
2-99 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Aa Ba -
2-100 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba -
2-101 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-Me
2-102 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-OMe
2-103 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-F
2-104 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Ba 2-Cl
2-105 CH2C(Me)2CONH2 cPr H Ab Bb -
2-106 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Aa Ba -
2-107 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba -
2-108 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-Me
2-109 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-OMe
2-110 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-F
2-111 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Ba 2-Cl
2-112 CH2C(Me)2CONH2 Me Me Ab Bb -
2-113 cPn Et H Aa Ba -
2-114 cPn Et H Ab Ba -
2-115 cPn Et H Ab Ba 2-Me
2-116 cPn Et H Ab Ba 2-OMe
2-117 cPn Et H Ab Ba 2-F
2-118 cPn Et H Ab Ba 2-Cl
2-119 cPn Et H Ab Bb -
2-120 cPn CMe2(OH) H Aa Ba -
2-121 cPn CMe2(OH) H Ab Ba -
2-122 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-Me
2-123 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-OMe
2-124 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-F
2-125 cPn CMe2(OH) H Ab Ba 2-Cl
2-126 cPn CMe2(OH) H Ab Bb -
2-127 cPn cPr H Aa Ba -
2-128 cPn cPr H Ab Ba -
2-129 cPn cPr H Ab Ba 2-Me
2-130 cPn cPr H Ab Ba 2-OMe
2-131 cPn cPr H Ab Ba 2-F
2-132 cPn cPr H Ab Ba 2-Cl
2-133 cPn cPr H Ab Bb -
2-134 cPn Me Me Aa Ba -
2-135 cPn Me Me Ab Ba -
2-136 cPn Me Me Ab Ba 2-Me
2-137 cPn Me Me Ab Ba 2-OMe
2-138 cPn Me Me Ab Ba 2-F
2-139 cPn Me Me Ab Ba 2-Cl
2-140 cPn Me Me Ab Bb -
2-141 nBu Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-142 nBu Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-143 nBu Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-144 nBu Me H Ab Ba -
2-145 nBu Me H Ab Ba 2-Me
2-146 nBu Me H Ab Ba 2-F
2-147 nBu Me H Ab Ba 2-Cl
2-148 nBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-149 nBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-150 nBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-151 iBu Me H Ab Ba -
2-152 iBu Me H Ab Ba 2-Me
2-153 iBu Me H Ab Ba 2-F
2-154 iBu Me H Ab Ba 2-Cl
2-155 iBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-156 iBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-157 iBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-158 iBu Et H Ab Ba -
2-159 iBu Et H Ab Ba 2-Me
2-160 iBu Et H Ab Ba 2-F
2-161 iBu Et H Ab Ba 2-Cl
2-162 iBu Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-163 iBu Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-164 iBu Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-165 CH2CMe2OH Me H Ab Ba -
2-166 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me
2-167 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-F
2-168 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl
2-169 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-170 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-171 CH2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-172 CH2CMe2OH Et H Ab Ba -
2-173 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me
2-174 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-F
2-175 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl
2-176 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-177 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-178 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-179 CH2CMe3 Me H Ab Ba -
2-180 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me
2-181 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-F
2-182 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Cl
2-183 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me-3-F
2-184 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-185 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-186 CH2CMe3 Et H Ab Ba -
2-187 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Me
2-188 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-F
2-189 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Cl
2-190 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Me-3-F
2-191 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-192 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-193 CH2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Et
2-194 CH2CMe2OH nPr H Ab Ba 2-Me-5-F
2-195 CH2CMe2OH nPr H Ab Ba 2-Cl
2-196 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Me-5-F
2-197 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Et
2-198 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Et
2-199 CH2CMe3 Et H Ab Ba 2-Et
2-200 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Cl
2-201 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl
2-202 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me-5-F
2-203 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl
2-204 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-205 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Me
2-206 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-207 (CH2)2CMe2OH Et H Ab Ba 2-Et
2-208 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Cl
2-209 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-210 (CH2)2CMe2OH Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-211 iBu nPr H Ab Ba 2-Me-5-F
2-212 iBu cPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-213 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Me
2-214 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-215 iBu nPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-216 iBu nPr H Ab Ba 2-Me
2-217 CH2CMe3 nPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-218 iBu nPr H Ab Ba 2-Cl
2-219 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Me
2-220 iBu cPr H Ab Ba 2-Me
2-221 iBu Me H Ab Ba 2-Et
2-222 4-F-Ph Et H Ab Ba 2-Cl
2-223 4-F-Ph Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-224 iBu nPr H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-225 iBu cPr H Ab Ba 2-Cl
2-226 CH2CMe3 cPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-227 iBu iBu H Ab Ba 2-Me-5-F
2-228 CH2CMe3 iBu H Ab Ba 2-Me-5-F
2-229 CH2CMe3 iBu H Ab Ba 2-Cl
2-230 iBu iBu H Ab Ba 2-Cl
2-231 iBu cPr H Ab Ba 2-Me-3-F
2-232 CH2CMe3 iBu H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-233 cHx Me H Ab Ba 2-Cl
2-234 iBu iBu H Ab Ba 2-Cl-5-F
2-235 4-F-Ph Me H Ab Ba 2-Cl
2-236 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2,3-di-F
2-237 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2,6-di-F
2-238 cPn Me H Ab Ba 2-Cl
2-239 iBu CMe2OH H Ab Ba 2-Cl
2-240 CH2CMe3 CMe2OH H Ab Ba 2-Cl
2-241 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-CF3
2-242 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Cl-4-F
2-243 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2-Me-4-F
2-244 CH2CMe3 Me H Ab Ba 2,5-di-F
2-245 cHx Me H Ab Ba 2-Me
2-246 cHx Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-247 (S)Bu-Me Me H Ab Ba 2-Cl
2-248 cHx Me H Ab Ba 2,3-di-F
2-249 cHx Me H Ab Ba 2,6-di-F
2-250 cPn Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-251 (S)Bu-Me Me H Ab Ba 2-Me-5-F
2-252 cPn Me H Ab Ba 2,3-di-F
2-253 cPn Me H Ab Ba 2,6-di-F
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[表3]
____________________________________
例示化合 R1 R2 R4 A B R12
物番号
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3-1 nBu Me H Ab Ba -
3-2 nBu Me H Ab Ba 2-Me
3-3 nBu Me H Ab Ba 2-F
3-4 nBu Me H Ab Ba 2-Cl
3-5 nBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
3-6 nBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
3-7 nBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
3-8 nBu Et H Ab Ba -
3-9 nBu Et H Ab Ba 2-Me
3-10 nBu Et H Ab Ba 2-F
3-11 nBu Et H Ab Ba 2-Cl
3-12 nBu Et H Ab Ba 2-Me-3-F
3-13 nBu Et H Ab Ba 2-Me-5-F
3-14 nBu Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
3-15 iBu Me H Ab Ba -
3-16 iBu Me H Ab Ba 2-Me
3-17 iBu Me H Ab Ba 2-F
3-18 iBu Me H Ab Ba 2-Cl
3-19 iBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
3-20 iBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
3-21 iBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
上記表1乃至3に示された化合物において好適な化合物は、例示化合物番号1-2、1-11、1-14、1-16、1-18、1-24、1-44、1-45、1-46、1-47、1-49、1-54、1-55、1-71、1-72、1-73、1-75、1-79、1-82、1-85、1-87、1-89、1-121、1-122、1-135、1-142、1-168、1-170、1-179、1-195、1-197、1-211、1-213、1-244、1-288、1-403、1-423、1-426、1-429、1-432、1-433、1-434、1-436、1-438、1-440、1-446、1-447、1-466、1-467、1-468、1-469、1-491、1-493、1-494、1-495、1-496、1-502、1-505、1-510、1-512、1-578、1-612、1-619、1-645、1-647、1-656、1-672、1-674、1-690、1-726、1-1041、、1-732、1-734、1-739、1-740、1-756、1-757、1-758、1-760、1-770、1-774、1-776、1-782、1-791、1-825、1-826、1-827、1-833、1-841、1-842、1-872、1-876、1-884、1-900、1-918、1-920、1-926、1-935、1-969、1-970、1-971、1-972、1-973、1-974、1-975、1-976、1-977、1-978、1-979、1-980、1-981、1-982、1-983、1-984、1-985、1-986、1-987、1-988、1-989、1-990、1-991、1-992、1-993、1-994、1-995、1-996、1-997、1-998、1-999、1-1000、1-1001、1-1002、1-1003、1-1004、1-1005、1-1006、1-1007、1-1008、1-1009、1-1010、1-1011、1-1012、1-1013、1-1014、1-1015、1-1016、1-1017、1-1018、1-1019、1-1020、1-1021、1-1022、1-1023、1-1024、1-1025、1-1026、1-1027、1-1028、1-1029、1-1030、1-1031、1-1032、1-1033、1-1034、1-1035、1-1036、1-1037、1-1038、1-1039、1-1040、1-1042、2-147、2-154、2-156、2-157、2-161、2-162、2-163、2-164、2-168、2-170、2-171、2-173、2-175、2-177、2-178、2-179、2-180、2-182、2-183、2-184、2-185、2-187、2-189、2-191、2-192、2-193、2-194、2-195、2-196、2-197、2-198、2-199、2-200、2-201、2-202、2-203、2-204、2-205、2-206、2-207、2-208、2-209、2-210、2-211、2-212、2-213、2-214、2-215、2-216、2-217、2-218、2-219、2-220、2-221、2-222、2-223、2-224、2-225、2-226、2-227、2-228、2-229、2-230、2-231、2-232、2-233、2-234、2-235、2-236、2-237、2-238、2-239、2-240、2-241、2-242、2-243、2-244、2-245、2-246、2-247、2-248、2-249、2-250、2-251、2-252、2-253、3-4、または、3-18の化合物であり、
より好適な化合物は、例示化合物番号1-2、1-16、1-44、1-45、1-46、1-89、1-122、1-170、1-244、1-288、1-403、1-423、1-426、1-429、1-433、1-434、1-436、1-438、1-440、1-446、1-447、1-466、1-467、1-468、1-469、1-491、1-493、1-494、1-495、1-496、1-502、1-505、1-510、1-512、1-578、1-647、1-726、1-732、1-734、1-739、1-740、1-756、1-757、1-758、1-774、1-782、1-791、1-826、1-827、1-833、1-841、1-842、1-876、1-884、1-918、1-926、1-969、1-974、1-975、1-977、1-981、1-982、1-983、1-994、1-995、1-1004、1-1005、1-1013、1-1014、1-1017、1-1022、1-1023、1-1031、1-1038、2-147、2-154、2-156、2-157、2-161、2-162、2-163、2-168、2-175、2-179、2-180、2-182、2-183、2-184、2-185、2-187、2-189、2-191、2-192、2-198、2-199、2-200、2-208、2-209、2-211、2-213、2-217、2-218、2-222、2-229、2-230、2-233、2-235、2-236、2-237、2-238、2-241、2-242、2-243、2-244、2-245、2-246、2-247、2-248、2-249、2-250、2-251、2-252、または、2-253の化合物であり、
さらに好適な化合物は、例示化合物番号1-46、1-89、1-170、1-647、1-740、1-826、1-827、1-833、1-841、1-842、1-876、1-1017、1-1022、2-161、2-162、2-163、2-179、2-180、2-182、2-183、2-184、2-185、2-187、2-189、2-191、2-192、2-198、2-199、2-200、2-229、2-233、2-236、2-237、2-241、2-242、2-243、2-244、2-245、2-246、2-248、2-249、2-250、2-251、2-252、または、2-253の化合物であり、
さらにより好適な化合物は、
例示化合物番号1-46:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド、
例示化合物番号1-89:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド、
例示化合物番号1-170:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸「(S)−2−メチルブチル]アミド、
例示化合物番号1-647:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロペンチルアミド、
例示化合物番号1-740:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド、
例示化合物番号1-842:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-182:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-184:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-185:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-187:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-189:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-200:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-245:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
例示化合物番号2-246:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
例示化合物番号2-249:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
例示化合物番号2-250:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド、
例示化合物番号2-251:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド、
例示化合物番号2-252:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド、または、
例示化合物番号2-253:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド
の化合物である。
例示化合 R1 R2 R4 A B R12
物番号
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3-1 nBu Me H Ab Ba -
3-2 nBu Me H Ab Ba 2-Me
3-3 nBu Me H Ab Ba 2-F
3-4 nBu Me H Ab Ba 2-Cl
3-5 nBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
3-6 nBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
3-7 nBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
3-8 nBu Et H Ab Ba -
3-9 nBu Et H Ab Ba 2-Me
3-10 nBu Et H Ab Ba 2-F
3-11 nBu Et H Ab Ba 2-Cl
3-12 nBu Et H Ab Ba 2-Me-3-F
3-13 nBu Et H Ab Ba 2-Me-5-F
3-14 nBu Et H Ab Ba 2-Cl-5-F
3-15 iBu Me H Ab Ba -
3-16 iBu Me H Ab Ba 2-Me
3-17 iBu Me H Ab Ba 2-F
3-18 iBu Me H Ab Ba 2-Cl
3-19 iBu Me H Ab Ba 2-Me-3-F
3-20 iBu Me H Ab Ba 2-Me-5-F
3-21 iBu Me H Ab Ba 2-Cl-5-F
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
上記表1乃至3に示された化合物において好適な化合物は、例示化合物番号1-2、1-11、1-14、1-16、1-18、1-24、1-44、1-45、1-46、1-47、1-49、1-54、1-55、1-71、1-72、1-73、1-75、1-79、1-82、1-85、1-87、1-89、1-121、1-122、1-135、1-142、1-168、1-170、1-179、1-195、1-197、1-211、1-213、1-244、1-288、1-403、1-423、1-426、1-429、1-432、1-433、1-434、1-436、1-438、1-440、1-446、1-447、1-466、1-467、1-468、1-469、1-491、1-493、1-494、1-495、1-496、1-502、1-505、1-510、1-512、1-578、1-612、1-619、1-645、1-647、1-656、1-672、1-674、1-690、1-726、1-1041、、1-732、1-734、1-739、1-740、1-756、1-757、1-758、1-760、1-770、1-774、1-776、1-782、1-791、1-825、1-826、1-827、1-833、1-841、1-842、1-872、1-876、1-884、1-900、1-918、1-920、1-926、1-935、1-969、1-970、1-971、1-972、1-973、1-974、1-975、1-976、1-977、1-978、1-979、1-980、1-981、1-982、1-983、1-984、1-985、1-986、1-987、1-988、1-989、1-990、1-991、1-992、1-993、1-994、1-995、1-996、1-997、1-998、1-999、1-1000、1-1001、1-1002、1-1003、1-1004、1-1005、1-1006、1-1007、1-1008、1-1009、1-1010、1-1011、1-1012、1-1013、1-1014、1-1015、1-1016、1-1017、1-1018、1-1019、1-1020、1-1021、1-1022、1-1023、1-1024、1-1025、1-1026、1-1027、1-1028、1-1029、1-1030、1-1031、1-1032、1-1033、1-1034、1-1035、1-1036、1-1037、1-1038、1-1039、1-1040、1-1042、2-147、2-154、2-156、2-157、2-161、2-162、2-163、2-164、2-168、2-170、2-171、2-173、2-175、2-177、2-178、2-179、2-180、2-182、2-183、2-184、2-185、2-187、2-189、2-191、2-192、2-193、2-194、2-195、2-196、2-197、2-198、2-199、2-200、2-201、2-202、2-203、2-204、2-205、2-206、2-207、2-208、2-209、2-210、2-211、2-212、2-213、2-214、2-215、2-216、2-217、2-218、2-219、2-220、2-221、2-222、2-223、2-224、2-225、2-226、2-227、2-228、2-229、2-230、2-231、2-232、2-233、2-234、2-235、2-236、2-237、2-238、2-239、2-240、2-241、2-242、2-243、2-244、2-245、2-246、2-247、2-248、2-249、2-250、2-251、2-252、2-253、3-4、または、3-18の化合物であり、
より好適な化合物は、例示化合物番号1-2、1-16、1-44、1-45、1-46、1-89、1-122、1-170、1-244、1-288、1-403、1-423、1-426、1-429、1-433、1-434、1-436、1-438、1-440、1-446、1-447、1-466、1-467、1-468、1-469、1-491、1-493、1-494、1-495、1-496、1-502、1-505、1-510、1-512、1-578、1-647、1-726、1-732、1-734、1-739、1-740、1-756、1-757、1-758、1-774、1-782、1-791、1-826、1-827、1-833、1-841、1-842、1-876、1-884、1-918、1-926、1-969、1-974、1-975、1-977、1-981、1-982、1-983、1-994、1-995、1-1004、1-1005、1-1013、1-1014、1-1017、1-1022、1-1023、1-1031、1-1038、2-147、2-154、2-156、2-157、2-161、2-162、2-163、2-168、2-175、2-179、2-180、2-182、2-183、2-184、2-185、2-187、2-189、2-191、2-192、2-198、2-199、2-200、2-208、2-209、2-211、2-213、2-217、2-218、2-222、2-229、2-230、2-233、2-235、2-236、2-237、2-238、2-241、2-242、2-243、2-244、2-245、2-246、2-247、2-248、2-249、2-250、2-251、2-252、または、2-253の化合物であり、
さらに好適な化合物は、例示化合物番号1-46、1-89、1-170、1-647、1-740、1-826、1-827、1-833、1-841、1-842、1-876、1-1017、1-1022、2-161、2-162、2-163、2-179、2-180、2-182、2-183、2-184、2-185、2-187、2-189、2-191、2-192、2-198、2-199、2-200、2-229、2-233、2-236、2-237、2-241、2-242、2-243、2-244、2-245、2-246、2-248、2-249、2-250、2-251、2-252、または、2-253の化合物であり、
さらにより好適な化合物は、
例示化合物番号1-46:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド、
例示化合物番号1-89:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド、
例示化合物番号1-170:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸「(S)−2−メチルブチル]アミド、
例示化合物番号1-647:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロペンチルアミド、
例示化合物番号1-740:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド、
例示化合物番号1-842:(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-182:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-184:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-185:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-187:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-189:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-200:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
例示化合物番号2-245:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
例示化合物番号2-246:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
例示化合物番号2-249:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
例示化合物番号2-250:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド、
例示化合物番号2-251:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド、
例示化合物番号2-252:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド、または、
例示化合物番号2-253:(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド
の化合物である。
本発明の一般式(I)で表される化合物は、以下のA法乃至D法にしたがって製造することができる。
上記A法乃至D法の化合物の構造式において、R1、R2、R3、R7、R8、A、B、X、および、Yは、式(I)におけるものと同意義を示し、Raは、C1−C6アルキル基を示し、Xaは、クロロ基、ブロモ基、または、ヨード基を示し、Xbは、クロロ基、ブロモ基、ヨード基、または、メタンスルホニルオキシ基を示し、Bocは、tert-ブトキシカルボニル基を示し、Nsは、o−ニトロベンゼンスルホニル基を示す。
下記A法乃至D法の各工程の反応において、反応基質となる化合物が、アミノ基、水酸基、カルボキシル基等の目的の反応を阻害する基を有する場合、必要に応じて適宜、それらの基への保護基の導入および導入した保護基の除去を行なってもよい。そのような保護基は、通常用いられる保護基であれば特に限定はなく、例えば、T. W. Greene, P. G. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis. Third Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.等に記載された保護基であり得る。それらの保護基の導入および除去のための反応は、上記文献に記載された方法のような常法にしたがって行うことができる。
下記A法乃至D法の各工程の反応において使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発原料を一部溶解するものであれば特に限定はなく、例えば、下記溶媒群より選択される。溶媒群は、ヘキサン、ペンタン、石油エーテル、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンのようなケトン類;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルのようなエステル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;酢酸、プロピオン酸のようなカルボン酸類;メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、2−メチル−2−プロパノールのようなアルコール類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;水;および、これらの混合物からなる。
下記A法乃至D法の各工程の反応において使用される酸は、反応を阻害しないものであれば特に限定はなく、下記酸群より選択される。酸群は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、硫酸、硝酸のような無機酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、ペンタフルオロプロピオン酸のような有機酸、および、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸のような有機スルホン酸からなる。
下記A法乃至D法の各工程の反応において使用される塩基は、反応を阻害しないものであれば特に限定はなく、下記塩基群より選択される。塩基群は、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化バリウムのようなアルカリ土類金属水酸化物;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物;リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミドのようなアルカリ金属アミド;リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド;リチウムジイソプロピルアミドのようなリチウムアルキルアミド;リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチルシリルアミドのようなシリルアミド;n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムのようなアルキルリチウム;塩化メチルマグネシウム、臭化メチルマグネシウム、ヨウ化メチルマグネシウム、塩化エチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム、塩化イソプロピルマグネシウム、臭化イソプロピルマグネシウム、塩化イソブチルマグネシウムのようなハロゲン化アルキルマグネシウム;および、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、ピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジン、2,6−ジ(tert−ブチル)−4−メチルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような有機アミンからなる。
下記A法乃至D法の各工程の反応において、反応温度は、溶媒、出発原料、試薬等により異なり、反応時間は、溶媒、出発原料、試薬、反応温度等により異なる。
下記A法乃至D法の各工程の反応において、反応終了後、各工程の目的化合物は、常法にしたがって反応混合物から単離される。目的化合物は、例えば、(i)必要に応じて触媒等の不溶物を濾去し、(ii)反応混合物に水および水と混和しない溶媒(例えば、塩化メチレン、ジエチルエーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、(iii)有機層を水洗して、無水硫酸マグネシウム等の乾燥剤を用いて乾燥させ、(iv)溶媒を留去することによって得られる。得られた目的化合物は、必要に応じ、常法、例えば、再結晶、再沈澱、または、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等により、更に精製することができる。また、各工程の目的化合物は精製することなくそのまま次の反応に使用することもできる。
各工程において、デヒドロアビエチルアミンのような光学活性アミンを用いた分別再結晶、または、光学活性カラムを用いた分離により、光学異性体を分離することができる。
以下にA法乃至D法の各工程の反応を説明する。
(A法)
A法は、A法−1およびA法−2からなり、式(I)に包含される式(Ia)を有する化合物を製造する方法である。
(A−1工程)
A−1工程は、化合物(1)を塩基の存在下にて、化合物(2)と反応させる工程である。化合物(1)は、Tetrahedron Lett.,1989年,第28巻,p.6497に記載された方法にしたがって製造することができる。化合物(2)は、公知であるかまたは公知の化合物から容易に得られる。
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属アルコキシド、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、アルキルリチウム、ハロゲン化アルキルマグネシウム、または、有機アミンであり、より好適には、ハロゲン化アルキルマグネシウム、または、有機アミンであり、最も好適には、臭化エチルマグネシウム、トリエチルアミン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、または、それらの組合せである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、または、エステル類であり、より好適には、エーテル類、または、ハロゲン化炭化水素類であり、最も好適には、テトラヒドロフラン、または、メチレンクロリドである。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、15分間乃至48時間である。
(A−2工程)
A−2工程は、A−1工程で得られる化合物(3)をシリル化試薬および塩基で処理する工程である。
(A−2工程)
A−2工程は、A−1工程で得られる化合物(3)をシリル化試薬および塩基で処理する工程である。
使用されるシリル化試薬は、例えば、クロロトリメチルシラン、クロロトリエチルシラン、t-ブチルジメチルクロロシランのようなクロロシラン類、または、トリメチルシリルトリフラート、トリエチルシリルトリフラート、t-ブチルジメチルシリルトリフラートのようなシリルトリフラート類であり得、好適には、クロロシラン類であり、最も好適には、クロロトリメチルシランである。
使用される塩基は、好適には、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、または、アルキルリチウムであり、より好適には、リチウムアルキルアミドであり、最も好適には、リチウムジイソプロピルアミドである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、または、エーテル類であり、より好適には、エーテル類であり、最も好適には、テトラヒドロフランである。
反応温度は、好適には、−78乃至100℃であり、より好適には、−78乃至40℃である。
反応時間は、好適には、30分間乃至96時間であり、より好適には、1乃至24時間である。
(A−3工程)
A−3工程は、
(A−3a工程):A−2工程で得られる化合物(4)をハロゲン化試薬と反応させる工程;および、
(A−3b工程):A−3a工程で得られる化合物を塩基の存在下にて、ジメチルアミンと反応させる工程からなる。
(A−3a工程)
使用されるハロゲン化剤は、例えば、塩化チオニル;三塩化リン、オキシ三塩化リン、五塩化リン、三臭化リン、五臭化リンのようなハロゲン化リン類;塩化オキザリル;または、四塩化炭素、四臭化炭素、ヘキサクロロエタン、N−クロロこはく酸イミドおよびN−ブロモこはく酸からなる群より選択される試薬とトリフェニルホスフィンの組合せであり得、好適には、塩化チオニルまたは塩化オキザリルであり、最も好適には、塩化オキザリルである。上記ハロゲン化試薬とN,N−ジメチルホルムアミドの組合せは、より好適である。
(A−3工程)
A−3工程は、
(A−3a工程):A−2工程で得られる化合物(4)をハロゲン化試薬と反応させる工程;および、
(A−3b工程):A−3a工程で得られる化合物を塩基の存在下にて、ジメチルアミンと反応させる工程からなる。
(A−3a工程)
使用されるハロゲン化剤は、例えば、塩化チオニル;三塩化リン、オキシ三塩化リン、五塩化リン、三臭化リン、五臭化リンのようなハロゲン化リン類;塩化オキザリル;または、四塩化炭素、四臭化炭素、ヘキサクロロエタン、N−クロロこはく酸イミドおよびN−ブロモこはく酸からなる群より選択される試薬とトリフェニルホスフィンの組合せであり得、好適には、塩化チオニルまたは塩化オキザリルであり、最も好適には、塩化オキザリルである。上記ハロゲン化試薬とN,N−ジメチルホルムアミドの組合せは、より好適である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、または、ニトリル類であり、より好適には、芳香族炭化水素類またはハロゲン化炭化水素類であり、最も好適には、メチレンクロリドである。本工程は、溶媒非存在下にて行うこともできる。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、0乃至80℃である。
反応時間は、好適には、30分間乃至96時間であり、より好適には60分間乃至6時間である。
(A−3b工程)
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属アルコキシド、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、アルキルリチウム、または、有機アミンであり、より好適には、有機アミン類であり、最も好適には、ジメチルアミンである。本工程において、好適には、ジメチルアミンのアルコール溶液または水溶液が用いられ、より好適には、ジメチルアミンの水溶液が用いられる。
(A−3b工程)
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属アルコキシド、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、アルキルリチウム、または、有機アミンであり、より好適には、有機アミン類であり、最も好適には、ジメチルアミンである。本工程において、好適には、ジメチルアミンのアルコール溶液または水溶液が用いられ、より好適には、ジメチルアミンの水溶液が用いられる。
使用される溶媒は、A−3a工程と同様である、
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、5分乃至24時間である。
A−3工程において、化合物(4)を縮合剤の存在下にて、ジメチルアミンと反応させることもできる。
使用される縮合剤は、アミド化反応に使用されるものであれば特に限定はなく、R. C. Larock, Comprehensive Organic Transformations. Second Edition, 1999年, John Wiley & Sons, Inc.等に記載された縮合剤であり得る。使用される縮合剤は、例えば、
(i)ジエチルホスホリルシアニドのような燐酸エステル類と下記塩基の組合せ;
(ii)1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3−ジイソプロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)のようなカルボジイミド類;上記カルボジイミド類と上記塩基の組合せ;上記カルボジイミド類とN−ヒドロキシスクシンイミドのようなN−ヒドロキシ化合物の組合せ;または、
(iii)N,N’−カルボニルジイミダゾ−ル(CDI)のようなイミダゾール類
であり得る。
(A−4工程)
A−4工程は、A−3工程で得られる化合物(5)をハロゲン化試薬で処理する工程である。
(i)ジエチルホスホリルシアニドのような燐酸エステル類と下記塩基の組合せ;
(ii)1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3−ジイソプロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)のようなカルボジイミド類;上記カルボジイミド類と上記塩基の組合せ;上記カルボジイミド類とN−ヒドロキシスクシンイミドのようなN−ヒドロキシ化合物の組合せ;または、
(iii)N,N’−カルボニルジイミダゾ−ル(CDI)のようなイミダゾール類
であり得る。
(A−4工程)
A−4工程は、A−3工程で得られる化合物(5)をハロゲン化試薬で処理する工程である。
ハロゲン化試薬としては、塩素、臭素、ヨウ素のようなハロゲン類;N−クロロこはく酸イミド、N−ブロモこはく酸イミド、N−ヨードこはく酸イミド、1,3−ジブロモー5,5−ジメチルヒダントインのようなN−ハロゲノアミド類;5,5−ジブロモメルドラム酸のようなα−ハロケトン類であり得、好適には、N−ハロゲノアミド類であり、最も好適には、N−ブロモこはく酸イミドである。本工程において、ハロゲン化試薬は、好適には、ブロモ化試薬である。本工程において、必要に応じて適宜、添加剤を用いることができる。使用される添加剤は、好適には、酢酸またはリン酸二水素ナトリウムであり、最も好適には、酢酸である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、アミド類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、エーテル類と水の混合物であり、最も好適には、テトラヒドロフランと水の混合物である。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、30分間乃至24時間である。
(A−5工程)
A−5工程は、A−4工程で得られる化合物(6)をアジド化試薬で処理する工程である。
(A−5工程)
A−5工程は、A−4工程で得られる化合物(6)をアジド化試薬で処理する工程である。
使用されるアジド化試薬は、例えば、アジ化リチウム、アジ化ナトリウムのようなアジ化金属;アジ化テトラ−n−ブチルアンモニウムのようなアジ化アンモニウム;または、トリメチルシリルアジドのようなシリルアジドであり得、好適には、アジ化金属であり、最も好適には、アジ化ナトリウムである。本工程において、必要に応じて適宜、上記アジド化試薬と添加剤を組合せて用いることができる。使用される添加剤は、好適には、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、Aliquat336(登録商標)、15−クラウン−5−エーテル、18−クラウン−6−エーテルのような相間移動触媒である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、アミド類、スルホキシド類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、アミド類、スルホキシド類、または、芳香族炭化水素類と水の混合物であり、最も好適には、N,N’−ジメチルプロピレンウレアである。
反応温度は、好適には、0乃至150℃であり、より好適には、20乃至100℃であり、最も好適には、40乃至60℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至7日間であり、より好適には、30分間乃至96時間である。
(A−6工程)
A−6工程は、A−5工程で得られる化合物(7)を還元する工程である。
(A−6工程)
A−6工程は、A−5工程で得られる化合物(7)を還元する工程である。
本工程は、接触還元法にて行われることが好適である。接触還元法に使用される触媒は、例えば、パラジウム−炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム、パラジウム−硫酸バリウムのようなパラジウム類;酸化白金、白金黒のような白金類;ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジウムのようなロジウム類;または、ラネーニッケルのようなニッケル類であり得、好適には、パラジウム類であり、最も好適には、パラジウム−炭素である。
接触還元法における水素圧は、好適には、1乃至10気圧であり、より好適には、1気圧である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、アルコール類、アミド類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、エーテル類またはアルコール類であり、最も好適には、エタノールである。本工程において、必要に応じて適宜、酸を用いることができる。使用される酸は、例えば、塩酸、リン酸、硫酸、メタンスルホン酸、または、p−トルエンスルホン酸であり得、最も好適には、塩酸である。
反応温度は、好適には、−20乃至200℃であり、より好適には、0乃至100℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、15分間乃至24時間である。
(A−7工程)
A−7工程は、A−6工程で得られる化合物(8)を塩基の存在下にて、o−ニトロベンゼンスルホニルクロリドと反応させる工程である。
(A−7工程)
A−7工程は、A−6工程で得られる化合物(8)を塩基の存在下にて、o−ニトロベンゼンスルホニルクロリドと反応させる工程である。
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水酸化物、金属アルコキシド類、または、有機アミンであり、より好適には、有機アミンであり、最も好適には、トリエチルアミンである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、アルコール類、アミド類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、エーテル類と水の混合物であり、最も好適には、テトラヒドロフランと水の混合物である。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、5分間乃至24時間である。
(A−8工程)
A−8工程は、A−7工程で得られる化合物(9)を脱水縮合剤で処理する工程である。
(A−8工程)
A−8工程は、A−7工程で得られる化合物(9)を脱水縮合剤で処理する工程である。
使用される脱水縮合剤は、好適には、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル、アゾジカルボン酸ジメチルアミド、アゾジカルボン酸ジピペリジンアミドのようなアゾジカルボン酸化合物、および、トリフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィノポリスチレン担体のようなホスフィン類の組合せであり、最も好適には、アゾジカルボン酸ジエチルとトリフェニルホスフィンの組合せである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、または、アミド類であり、より好適には、芳香族炭化水素類またはエーテル類であり、最も好適には、テトラヒドロフランである。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、0乃至60℃である。
反応時間は、好適には、1分間乃至24時間であり、より好適には、1分間乃至1時間である。
(A−9工程)
A−9工程は、A−8工程で得られる化合物(10)を、化合物(11)と反応させる工程である。化合物(11)は、公知であるか、公知の化合物から容易に得られるか、または、B法もしくはC法により得られる。
(A−9工程)
A−9工程は、A−8工程で得られる化合物(10)を、化合物(11)と反応させる工程である。化合物(11)は、公知であるか、公知の化合物から容易に得られるか、または、B法もしくはC法により得られる。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、または、アミド類であり、より好適には芳香族炭化水素類またはエーテル類であり、最も好適には、トルエンである。
反応温度は、好適には、0乃至200℃であり、より好適には、20乃至150℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、15分乃至24時間である。
(A−10工程)
A−10工程は、
(A−10a工程):A−9工程で得られる化合物(12)を塩基の存在下にて、脱保護試薬で処理する工程;および、
(A−10b工程):A−10a工程で得られる化合物を塩基の存在下にて、ジ−tert−ブチル−ジカーボネートと反応させる工程からなる。
(A−10a工程)
使用される脱保護試薬は、例えば、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、ピロール、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、ヒドラジン、N,N−ジメチルヒドラジンのような一級もしくは二級アミン類;または、メタンチオール、エタンチオール、n−プロパンチオール、n−ブタンチオール、チオフェノール、チオグリコール酸のようなチオール類であり得、好適には、チオール類であり、最も好適には、チオフェノールである。
(A−10工程)
A−10工程は、
(A−10a工程):A−9工程で得られる化合物(12)を塩基の存在下にて、脱保護試薬で処理する工程;および、
(A−10b工程):A−10a工程で得られる化合物を塩基の存在下にて、ジ−tert−ブチル−ジカーボネートと反応させる工程からなる。
(A−10a工程)
使用される脱保護試薬は、例えば、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、ピロール、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、ヒドラジン、N,N−ジメチルヒドラジンのような一級もしくは二級アミン類;または、メタンチオール、エタンチオール、n−プロパンチオール、n−ブタンチオール、チオフェノール、チオグリコール酸のようなチオール類であり得、好適には、チオール類であり、最も好適には、チオフェノールである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、ニトリル類、アミド類、または、これらの混合物であり、より好適には、ニトリル類またはアミド類であり、最も好適には、N,N−ジメチルホルムアミドである。本工程において、有機アミン類を溶媒として用いることもできる。
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属アルコキシド、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、アルキルリチウム、または、有機アミンであり、より好適には、アルカリ金属炭酸塩であり、最も好適には、炭酸セシウムである。
反応温度は、好適には、−78乃至200℃であり、より好適には、0乃至100℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、15分間乃至24時間である。
(A−10b工程)
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素、アルカリ金属水素化物、金属アルコキシド類、または、有機アミンであり、より好適には、有機アミンであり、最も好適には、トリエチルアミンである。
(A−10b工程)
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素、アルカリ金属水素化物、金属アルコキシド類、または、有機アミンであり、より好適には、有機アミンであり、最も好適には、トリエチルアミンである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、ニトリル類、アミド類、水;これらの混合物であり、より好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、最も好適には、メチレンクロリドである。本工程において、有機アミンを溶媒として用いることもできる。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、0乃至100℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、30分間乃至48時間である。
本工程において、アミノ基の保護基として一般に有機合成化学の分野において周知の保護基を用いることができる(例えば、T. W. Greene, P. G. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis. Third Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.)。好適な保護基は、例えば、ホルミル基、アセチル基、クロロアセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基のようなアシル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基のようなアルコキシカルボニル基;メトキシメチル基、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、アリル基、ベンジル基のような置換アルキル基;メタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニル基、o−ニトロベンゼンスルホニル基、o,p−ジニトロベンゼンスルホニル基のようなスルホニル基であり得、最も好適には、tert−ブトキシカルボニル基である。
(A−11工程)
A−11工程は、
(A−11a工程):A−10工程で得られる化合物(13)を試薬の存在下にて、化合物(14)と反応させる工程;および、
(A−11b工程):A−11a工程で得られる化合物のtert−ブトキシカルボニル基を酸の存在下にて除去する工程からなる。
化合物(14)は、公知であるか、または、公知の化合物から容易に得られる。A−11a工程は、一般に有機合成化学の分野において周知の方法にしたがって行うこともできる(例えば、Comprehensive Organic Transformations,Second Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.,p.1973-1976)。
(A−11a工程)
使用される試薬は、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン化テトラ−n−ブチルアンモニウムのようなシアノ化合物;トリメチルアルミニウムのような有機アルミニウム化合物;臭化メチルマグネシウム、ヨウ化メチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム、塩化イソプロピルマグネシウムのようなハロゲン化有機マグネシウム化合物;酢酸のような有機酸;または、2−ヒドロキシピリジンのような有機両性化合物であり得、好適には、有機両性化合物であり、最も好適には、2−ヒドロキシピリジンである。
(A−11工程)
A−11工程は、
(A−11a工程):A−10工程で得られる化合物(13)を試薬の存在下にて、化合物(14)と反応させる工程;および、
(A−11b工程):A−11a工程で得られる化合物のtert−ブトキシカルボニル基を酸の存在下にて除去する工程からなる。
化合物(14)は、公知であるか、または、公知の化合物から容易に得られる。A−11a工程は、一般に有機合成化学の分野において周知の方法にしたがって行うこともできる(例えば、Comprehensive Organic Transformations,Second Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.,p.1973-1976)。
(A−11a工程)
使用される試薬は、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン化テトラ−n−ブチルアンモニウムのようなシアノ化合物;トリメチルアルミニウムのような有機アルミニウム化合物;臭化メチルマグネシウム、ヨウ化メチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム、塩化イソプロピルマグネシウムのようなハロゲン化有機マグネシウム化合物;酢酸のような有機酸;または、2−ヒドロキシピリジンのような有機両性化合物であり得、好適には、有機両性化合物であり、最も好適には、2−ヒドロキシピリジンである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アミド類、または、これらの混合物である。本工程で使用される溶媒は、より好適には、有機アミンであり、最も好適には、トリエチルアミンである。本工程は、過剰量の化合物(13)を用いて、溶媒非存在下にて行うこともできる。
反応温度は、好適には、−78乃至200℃であり、より好適には、0乃至150℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、30分間乃至24時間である。
(A−11b工程)
使用される酸は、好適には、塩酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、または、p−トルエンスルホン酸であり得、より好適には、塩酸(特に、塩酸−1,4−ジオキサン)またはトリフルオロ酢酸であり、最も好適には、トリフルオロ酢酸である。
(A−11b工程)
使用される酸は、好適には、塩酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、または、p−トルエンスルホン酸であり得、より好適には、塩酸(特に、塩酸−1,4−ジオキサン)またはトリフルオロ酢酸であり、最も好適には、トリフルオロ酢酸である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、アルコール類、または、アミド類であり、より好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、最も好適には、メチレンクロリドである。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至80℃であり、さらに好適には、0乃至50℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、5分間乃至12時間である。
A−10b工程において、アミノ基の保護基としてtert−ブトキシカルボニル基以外の保護基を用いた場合、A−11b工程におけるそれらの保護基の除去は、一般に有機合成化学の分野において周知の方法にしたがって行うことができる(例えば、T. W. Greene, P. G. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis. Third Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.)。
A法において、出発原料としてラセミ体の化合物(1)を用いることにより、ラセミ体の化合物(Ia)を製造することができる。化合物(2)として式R3R4CCOXaを有する化合物を用いることにより、R3およびR4を有する化合物(I)を製造することができる。アミノ基へのR5およびR6の導入は、一般に有機合成化学の分野において周知の方法にしたがって行うことができる(例えば、Comprehensive Organic Transformations,Second Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.,)。
(B法)
B法は、A−9工程において用いられる化合物(11)に包含される化合物(21)を製造する方法である。
(B−1工程)
B−1工程は、化合物(15)を還元剤の存在下にて、化合物(16)と反応させる工程である。化合物(15)および(16)は、公知であるかまたは公知の化合物から容易に得られる。本工程は、一般に有機合成化学の分野において周知の方法にしたがって行うこともできる(例えば、Comprehensive Organic Transformations,Second Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.,p.835-846)。
使用される還元剤は、例えば、ボラン−テトラヒドロフラン錯体、ボラン−ジメチルスルフィド錯体、ボラン−ジメチルアミン錯体、ボラン−ピリジン錯体、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ化水素化ホウ素ナトリウム、シアノ化水素化ホウ素テトラ−n−ブチルアンモニウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムのような水素化ホウ素化合物;水素化リチウムアルミニウム、水素化アルミニウム、ジイソブチル水素化アルミニウムのような水素化アルミニウム化合物;または、水素であり得、好適には、水素化ホウ素化合物であり、最も好適には、シアノ化水素化ホウ素ナトリウムまたはトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムである。本工程において、塩酸、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、のような酸(好適には、酢酸)を上記還元剤と組合せて用いることが好適である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、アルコール類、アミド類、または、水であり、より好適には、ハロゲン化炭化水素類またはアルコール類であり、最も好適には、ジクロロメタンまたはメタノールである。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、0乃至100℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、30分間乃至48時間である。
(B−2工程)
B−2工程は、B−1工程で得られる化合物(17)を塩基の存在下にて、化合物(18)と反応させる工程である。化合物(18)は、公知であるかまたは公知の化合物から容易に得られる。
(B−2工程)
B−2工程は、B−1工程で得られる化合物(17)を塩基の存在下にて、化合物(18)と反応させる工程である。化合物(18)は、公知であるかまたは公知の化合物から容易に得られる。
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アルコキシド、または、有機アミンであり、より好適には、アルカリ金属炭酸水素塩であり、最も好適には、炭酸水素ナトリウムである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、ニトリル類、アミド類、水、または、これらの混合物であり、好適には、エステル類と水の混合物、または、アミド類であり、最も好適には、酢酸エチルと水の混合物、または、N,N−ジメチルアセトアミドである。本工程において、有機アミンを溶媒として用いることもできる。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、0乃至100℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、10分間乃至24時間である。
(B−3工程)
B−3工程は、B−2工程で得られる化合物(19)を塩基で処理する工程である。
(B−3工程)
B−3工程は、B−2工程で得られる化合物(19)を塩基で処理する工程である。
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属アルコキシド、リチウムアルキルアミド、シリルアミド類、または、有機アミンであり、より好適には、金属アルコキシドまたはアルカリ金属炭酸塩であり、最も好適には、炭酸セシウムまたはカリウム-tert-ブトキシドである。
反応温度は、好適には、−78乃至200℃であり、より好適には、−78乃至80℃であり、さらに好適には、−78乃至20℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、5分間乃至24時間であり、さらに好適には、5分間乃至6時間である。
(B−4工程)
B−4工程は、B−3工程で得られる化合物(21)のtert−ブトキシカルボニル基を酸の存在下にて除去する工程である。
(B−4工程)
B−4工程は、B−3工程で得られる化合物(21)のtert−ブトキシカルボニル基を酸の存在下にて除去する工程である。
B−4工程は、A−11b工程と同様の方法にしたがって行うことができる。
(C法)
C法は、A−9工程において用いられる化合物(11)に包含される化合物(23)を製造する方法である。
(C−1工程)
C−1工程は、B−3工程で得られる化合物(20)を還元剤で処理する工程である。本工程は、一般に有機合成化学の分野において周知の方法にしたがって行うこともできる(例えば、Comprehensive Organic Transformations,Second Edition, 1999, John Wiley & Sons, Inc.,p.869-871)。
使用される還元剤は、例えば、ボラン−テトラヒドロフラン錯体、ボラン−ジメチルスルフィド錯体、ボラン−ジメチルアミン錯体、ボラン−ピリジン錯体、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ化水素化ホウ素ナトリウム、シアノ化水素化ホウ素テトラ−n−ブチルアンモニウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムのような水素化ホウ素化合物;または、水素化リチウムアルミニウム、水素化アルミニウム、ジイソブチル水素化アルミニウムのような水素化アルミニウム化合物であり得、好適には、水素化ホウ素化合物であり、最も好適には、ボラン−テトラヒドロフラン錯体である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、または、エーテル類であり、より好適には、エーテル類であり、最も好適には、テトラヒドロフランである。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至60℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、5分間乃至12時間である。
(C−2工程)
C−2工程は、C−1工程で得られる化合物(22)のtert−ブトキシカルボニル基を酸の存在下にて除去する工程である。
(C−2工程)
C−2工程は、C−1工程で得られる化合物(22)のtert−ブトキシカルボニル基を酸の存在下にて除去する工程である。
C−2工程は、A−11b工程と同様の方法にしたがって行うことができる。
(D法)
D法は、A−6工程において用いられる化合物(7)を製造する方法である。
(D−1工程)
D−1工程は、化合物(24)を塩基の存在下にて、化合物(25)と反応させる工程である。化合物(24)および化合物(25)は、公知であるかまたは公知の化合物から容易に得られる。
使用される塩基は、好適には、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、アルキルリチウム、または、有機アミンであり、より好適には、シリルアミドであり、最も好適には、ナトリウムビストリメチルシリルアミドである。
本工程において、必要に応じて添加剤を使用することができる。塩基としてリチウムアルキルアミド、または、シリルアミドが用いられる場合、使用される添加剤は、例えば、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)のようなリン酸アミド類;または、N,N’−ジメチルプロピレンウレアのような環状ウレア類であり得る。塩基として有機アミンが用いられる場合、使用される添加剤は、例えば、ジブチルボロン酸トリフラート、塩化チタン(IV)のようなルイス酸である。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、または、エーテル類であり、より好適には、エーテル類であり、最も好適には、テトラヒドロフランである。
反応温度は、好適には、−78乃至60℃であり、より好適には、−40乃至−20℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には、15分間乃至24時間である。
(D−2工程)
D−2工程は、D−1工程で得られる化合物(26)を塩基の存在下にて、加水分解する工程である。
(D−2工程)
D−2工程は、D−1工程で得られる化合物(26)を塩基の存在下にて、加水分解する工程である。
使用される塩基は、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属水酸化物と過酸化水素水の組合せ、または、アルカリ土類金属水酸化物と過酸化水素水の組合せであり、好適には、アルカリ金属水酸化物と過酸化水素水の組合せであり、最も好適には、水酸化リチウムと過酸化水素水の組合せである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、アルコール類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、エーテル類と水の混合物であり、最も好適には、テトラヒドロフランと水の混合物である。
反応温度は、好適には、−78乃至100℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応時間は、好適には、30分間乃至96時間であり、より好適には、60分間乃至24時間である。
D−2工程で得られる化合物(27)、または、他の工程で得られる化合物は、デヒドロアビエチルアミンのような光学活性アミンを用いた分別再結晶による精製等を行うことにより、目的としない異性体を分離することができる。
(D−3工程)
D−3工程は、D−2工程で得られる化合物(27)を不斉酸化するとともに環化させる工程である。D−3工程における不斉酸化は、有機合成化学の分野において周知の方法によっても行うことができる(例えば、Acc. Chem. Res., 2004年,第37巻, p.488)。D−フルクトースから2工程で製造される光学活性なケトン化合物とオキソン(登録商標)のような酸化剤の組合せを使用する方法は、好適である。
(D−3工程)
D−3工程は、D−2工程で得られる化合物(27)を不斉酸化するとともに環化させる工程である。D−3工程における不斉酸化は、有機合成化学の分野において周知の方法によっても行うことができる(例えば、Acc. Chem. Res., 2004年,第37巻, p.488)。D−フルクトースから2工程で製造される光学活性なケトン化合物とオキソン(登録商標)のような酸化剤の組合せを使用する方法は、好適である。
使用される酸化剤は、例えば、オキソン、または、過酸化水素水であり、好適には、オキソンである。これらの酸化剤は、硫酸水素テトラ−n−ブチルアンモニウム塩のような添加剤と組合せて用いることができる。オキソンと硫酸水素テトラ−n−ブチルアンモニウム塩の組合せは、好適である
使用される溶媒は、好適には、エーテル類、ニトリル類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、ジメトキシメタン、アセトニトリル、および、水の混合物である。
使用される溶媒は、好適には、エーテル類、ニトリル類、水、または、これらの混合物であり、より好適には、ジメトキシメタン、アセトニトリル、および、水の混合物である。
反応温度は、好適には、0乃至20℃である。
反応時間は、好適には、4乃至12時間である。
(D−4工程)
D−4工程は、D−3工程で得られる化合物(28)を塩基の存在下にて、メタンスルホニルクロリドと反応させる工程である。
(D−4工程)
D−4工程は、D−3工程で得られる化合物(28)を塩基の存在下にて、メタンスルホニルクロリドと反応させる工程である。
使用される塩基は、好適には、アルカリ金属水素化物、リチウムアルキルアミド、シリルアミド、または、有機アミンであり、より好適には、有機アミンであり、最も好適には、トリエチルアミンである。
使用される溶媒は、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、または、アミド類であり、より好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、最も好適には、メチレンクロリドである。
反応温度は、好適には、−78乃至150℃であり、より好適には、−30乃至40℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至96時間であり、より好適には10分間乃至24時間である。
(D−5工程)
D−5工程は、D−4工程で得られる化合物(29)をアジド化試薬で処理する工程である。
(D−5工程)
D−5工程は、D−4工程で得られる化合物(29)をアジド化試薬で処理する工程である。
D−5工程は、A−5工程と同様の方法にしたがって行うことができる。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩を医薬として使用する場合には、それ自体(原末のまま)で投与することができ、あるいは、適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合して、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤もしくはシロップ剤等の製剤として、経口的に、または、注射剤もしくは坐剤等の製剤として、非経口的に(好適には、経口的に)投与することができる。
これらの製剤は、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、乳化剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤、注射剤用溶剤等の添加剤を用いて、周知の方法で製造される。
賦形剤は、例えば、有機系賦形剤または無機系賦形剤であり得る。有機系賦形剤は、例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのようなデンプン誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;または、プルラン等であり得る。無機系賦形剤は、例えば、軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;リン酸カルシウムのようなリン酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;または、硫酸カルシウムのような硫酸塩等であり得る。
結合剤は、例えば、上記の賦形剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;または、ポリエチレングリコール等であり得る。
崩壊剤は、例えば、上記の賦形剤;クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウムのような化学修飾された、デンプンもしくはセルロース誘導体;または、架橋ポリビニルピロリドン等であり得る。
滑沢剤は、例えば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;コロイドシリカ;ビーズワックス、ゲイロウのようなワックス類;硼酸;グリコール;D,L−ロイシン;フマル酸、アジピン酸のようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのようなカルボン酸ナトリウム塩;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;または、上記の賦形剤におけるデンプン誘導体等であり得る。
乳化剤は、例えば、ベントナイト、ビーガムのようなコロイド性粘土;水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような金属水酸化物;ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウムのような陰イオン界面活性剤;塩化ベンザルコニウムのような陽イオン界面活性剤;または、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルのような非イオン界面活性剤等であり得る。
安定剤は、例えば、メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラヒドロキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;または、ソルビン酸等であり得る。
矯味矯臭剤は、例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、または、香料等であり得る。
希釈剤は、例えば、水、エタノール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、または、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等であり得る。
注射剤用溶剤は、例えば、水、エタノール、または、グリセリン等であり得る。
本発明の有効成分である一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩の投与量は、患者の症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当たり下限0.02mg/kg(好適には、0.1mg/kg)、上限100mg/kg(好適には、10mg/kg)を、非経口的投与の場合には、1回当たり下限0.002mg/kg(好適には、0.01mg/kg)、上限10mg/kg(好適には、1mg/kg)を、成人に対して、1日当たり1乃至6回、症状に応じて、投与することができる。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩は、レニン阻害活性、溶解性、細胞膜透過性、経口吸収性、血中濃度、代謝安定性、組織移行性、バイオアベイラビリティー、in vitro活性、in vivo活性、薬効発現の早さ、薬効の持続性、物理的安定性、薬物相互作用、毒性等の点で優れた性質を有し、医薬[特に、高血圧症の治療もしくは予防(好適には、治療)のための医薬]として有用である。
以下、実施例、試験例および製剤例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。実施例における例示化合物番号は、対応するフリー体化合物の構造を示す。例えば実施例1においては、対応するフリー体化合物は、例示化合物番号:1−468の化合物であること、および、実施例1において製造された化合物は、例示化合物番号:1−468の化合物の1/2フマル酸塩であることが示される。
(実施例1)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−468)
(1a) (1R)−1−[(ベンジルオキシ)メチル]プロプ−2−エン−1−イル 3−メチルブタン酸エステル
参考例(1d)で得られた(2R)−1−(ベンジルオキシ)ブト−3−エン−2−オール24.29g(136mmol)、トリエチルアミン28.5ml(205mmol)およびN,N−ジメチルアミノピリジン1.65g(13.6mmol)の塩化メチレン(250ml)溶液に、氷冷下にて、イソ酪酸クロリド19.9ml(163mmol)の塩化メチレン(20ml)溶液を10分間要して加え、室温にて4時間撹拌した。反応混合物に水0.75ml(42mmol)を加え、さらに室温にて15分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水150mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を1M塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=9/1)により精製して、標記化合物34.96g(4工程通算収率:95%)を得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.36-7.27 (m, 5H), 5.84 (ddd, 1H, J = 17.2 Hz, 10.6 Hz, 5.9 Hz), 5.54-5.49 (1H, m), 5.33 (dt, 1H, J = 17.2 Hz, 1.2 Hz), 5.24 (dt, 1H, J = 10.6 Hz, 1.2 Hz), 4.58 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 4.54 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 3.58 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 5.9 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 4.7 Hz), 2.23 (d, 2H, J = 6.6 Hz), 2.17-2.07 (m, 1H), 0.96 (d, 6H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:263((M+H)+)。
(1b) (2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸
ジイソプロピルアミン23ml(163mmol)のテトラヒドロフラン(265ml)溶液に、窒素雰囲気下および氷冷下にて、n−ブチルリチウムのn−ヘキサン(1.57mol/l)溶液94ml(148mmol)を45分間要して加え、同温度にて20分間撹拌してリチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。この溶液に、ドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、実施例(1a)で得られた(1R)−1−[(ベンジルオキシ)メチル]プロプ−2−エン−1−イル 3−メチルブタン酸エステル34.95g(133mmol)のテトラヒドロフラン(70ml)溶液を40分間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。次いで、反応混合物に、塩化トリメチルシリル39ml(307mmol)を20分間要して加え、同温度にて20分間撹拌後、さらに室温にて3時間撹拌した。氷浴にて冷却後、反応混合物に内温が20℃を超えないようにメタノール27ml(667mmol)を加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、1M水酸化ナトリウム水溶液270mlで希釈し、t−ブチルメチルエーテルで抽出後、有機層を1M水酸化ナトリウム水溶液68mlで洗浄した。全水層を合わせ、6M塩酸78mlにより酸性とし、酢酸エチルにて抽出後、有機層を水および飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物19.03gを得た。
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−468)
(1a) (1R)−1−[(ベンジルオキシ)メチル]プロプ−2−エン−1−イル 3−メチルブタン酸エステル
参考例(1d)で得られた(2R)−1−(ベンジルオキシ)ブト−3−エン−2−オール24.29g(136mmol)、トリエチルアミン28.5ml(205mmol)およびN,N−ジメチルアミノピリジン1.65g(13.6mmol)の塩化メチレン(250ml)溶液に、氷冷下にて、イソ酪酸クロリド19.9ml(163mmol)の塩化メチレン(20ml)溶液を10分間要して加え、室温にて4時間撹拌した。反応混合物に水0.75ml(42mmol)を加え、さらに室温にて15分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水150mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を1M塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=9/1)により精製して、標記化合物34.96g(4工程通算収率:95%)を得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.36-7.27 (m, 5H), 5.84 (ddd, 1H, J = 17.2 Hz, 10.6 Hz, 5.9 Hz), 5.54-5.49 (1H, m), 5.33 (dt, 1H, J = 17.2 Hz, 1.2 Hz), 5.24 (dt, 1H, J = 10.6 Hz, 1.2 Hz), 4.58 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 4.54 (d, 1H, J = 12.5 Hz), 3.58 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 5.9 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 4.7 Hz), 2.23 (d, 2H, J = 6.6 Hz), 2.17-2.07 (m, 1H), 0.96 (d, 6H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:263((M+H)+)。
(1b) (2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸
ジイソプロピルアミン23ml(163mmol)のテトラヒドロフラン(265ml)溶液に、窒素雰囲気下および氷冷下にて、n−ブチルリチウムのn−ヘキサン(1.57mol/l)溶液94ml(148mmol)を45分間要して加え、同温度にて20分間撹拌してリチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。この溶液に、ドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、実施例(1a)で得られた(1R)−1−[(ベンジルオキシ)メチル]プロプ−2−エン−1−イル 3−メチルブタン酸エステル34.95g(133mmol)のテトラヒドロフラン(70ml)溶液を40分間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。次いで、反応混合物に、塩化トリメチルシリル39ml(307mmol)を20分間要して加え、同温度にて20分間撹拌後、さらに室温にて3時間撹拌した。氷浴にて冷却後、反応混合物に内温が20℃を超えないようにメタノール27ml(667mmol)を加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、1M水酸化ナトリウム水溶液270mlで希釈し、t−ブチルメチルエーテルで抽出後、有機層を1M水酸化ナトリウム水溶液68mlで洗浄した。全水層を合わせ、6M塩酸78mlにより酸性とし、酢酸エチルにて抽出後、有機層を水および飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物19.03gを得た。
得られた(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸は、メタノール中、トリメチルシリルジアゾメタンで処理して対応するメチルエステル体へと変換したのち、分析用光学活性HPLCカラム[ChiralCel OD-H(0.46cm×25cm)、ダイセル社製、溶出溶媒:n−ヘキサン/2−プロパノール=90/10、流速:0.5ml/min)]で光学純度を決定した。目的とする2S体の保持時間は14.7分であり、対応する異性体である2R体の保持時間は16.2分であり、光学純度は91%eeであった。
黄色液体。
旋光度,[α]D=‐9.9°(c=1.07, CHCl3)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.38-7.27 (m, 5H), 5.72-5.62 (m, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.99-3.91 (m, 2H), 2.40-2.20 (m, 3H), 1.96-1.88 (m, 1H), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(1c) (2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸ジメチルアミド
実施例(1b)で得られた(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸19.02g(72.5mmol)の塩化メチレン(180ml)溶液に、室温にて、塩化オキザリル7.75ml(87mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド0.11ml(1.4mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌して、(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸クロリドの塩化メチレン溶液を調製した。50%ジメチルアミン水溶液76ml(725mmol)のテトラヒドロフラン(180ml)およびt−ブタノールの混合溶媒溶液に、氷冷下にて、上記酸クロリドの塩化メチレン溶液を1時間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて、約1/5量になるまで濃縮し、水150mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物21.20gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.40-7.27 (m, 5H), 5.86-5.60 (m, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.97-3.91 (m, 2H), 3.01 (s, 3H), 2.95 (s, 3H), 2.51-2.47 (m, 1H), 2.43-2.38 (m, 1H), 2.29-2.25 (m, 1H), 1.94-1.87 (m, 1H), 0.95 (d, 3H, J = 6.9 Hz), 0.90 (d, 3H, J = 6.9 Hz)。
(1d) (3S,5S)−5−[(1R)−2−ベンジルオキシ−1−ブロモエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(1c)で得られた(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸ジメチルアミド21.20g(72.5mmol)および酢酸8.3ml(145mmol)のテトラヒドロフラン(290ml)および水(145ml)の混合溶媒溶液に、氷冷下にて、N−ブロモコハク酸イミド25.81g(145mmol)を加え、同温度にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水100mlおよび1.5M亜硫酸ナトリウム水溶液100mlを加え、さらに室温にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて、約2/3量になるまで濃縮し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1〜5/1)により精製して、標記化合物22.73g(3工程通算収率:50%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.30 (m, 5H), 4.75-4.71 (m, 1H), 4.61 (d, 1H, J = 12.2 Hz), 4.56 (d, 1H, J = 12.2 Hz), 4.22 (q, 1H, J = 5.9 Hz), 3.84 (dd, 1H, J = 10.7 Hz, 5.4Hz), 3.78 (dd, 1H, J = 10.7 Hz, 6.4 Hz), 2.67-2.63 (m, 1H), 2.27-2.22 (m, 1H), 2.20-2.11 (m, 2H), 1.02 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.94 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
(1e) (3S,5S)−5-[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(1d)で得られた(3S,5S)−5−[(1R)−2−ベンジルオキシ−1−ブロモエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン22.33g(65.4mmol)のN, N´−ジメチルプロピレンウレア(130ml)溶液に、室温にて、アジ化ナトリウム5.10g(78.5mmol)を加え、40℃にて3日間撹拌した。反応混合物を冷却した後、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1)により精製して、標記化合物10.19g(収率:51%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.29 (m, 5H), 4.61-4.53 (m, 3H), 3.79-3.73 (m, 2H), 3.66-3.63 (m, 1H), 2.75-2.70 (m, 1H), 2.20-2.10 (m, 3H), 1.02 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.92 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
(1f) N−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1e)で得られた(3S,5S)−5-[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン10.12g(33.5mmol)、4規定塩酸−ジオキサン溶液16.7ml(66.8mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)3.57gのエタノール(170ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて6時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、反応混合物をエタノール170mlで希釈し、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。濾液より減圧下にて溶媒を留去して、粗製の(3S,5S)−5-[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩8.50gを得た。
黄色液体。
旋光度,[α]D=‐9.9°(c=1.07, CHCl3)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.38-7.27 (m, 5H), 5.72-5.62 (m, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.99-3.91 (m, 2H), 2.40-2.20 (m, 3H), 1.96-1.88 (m, 1H), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(1c) (2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸ジメチルアミド
実施例(1b)で得られた(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸19.02g(72.5mmol)の塩化メチレン(180ml)溶液に、室温にて、塩化オキザリル7.75ml(87mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド0.11ml(1.4mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌して、(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸クロリドの塩化メチレン溶液を調製した。50%ジメチルアミン水溶液76ml(725mmol)のテトラヒドロフラン(180ml)およびt−ブタノールの混合溶媒溶液に、氷冷下にて、上記酸クロリドの塩化メチレン溶液を1時間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて、約1/5量になるまで濃縮し、水150mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物21.20gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.40-7.27 (m, 5H), 5.86-5.60 (m, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.97-3.91 (m, 2H), 3.01 (s, 3H), 2.95 (s, 3H), 2.51-2.47 (m, 1H), 2.43-2.38 (m, 1H), 2.29-2.25 (m, 1H), 1.94-1.87 (m, 1H), 0.95 (d, 3H, J = 6.9 Hz), 0.90 (d, 3H, J = 6.9 Hz)。
(1d) (3S,5S)−5−[(1R)−2−ベンジルオキシ−1−ブロモエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(1c)で得られた(2S,4E)−6−(ベンジルオキシ)−2−イソプロピルヘキシ−4−エン酸ジメチルアミド21.20g(72.5mmol)および酢酸8.3ml(145mmol)のテトラヒドロフラン(290ml)および水(145ml)の混合溶媒溶液に、氷冷下にて、N−ブロモコハク酸イミド25.81g(145mmol)を加え、同温度にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水100mlおよび1.5M亜硫酸ナトリウム水溶液100mlを加え、さらに室温にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて、約2/3量になるまで濃縮し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1〜5/1)により精製して、標記化合物22.73g(3工程通算収率:50%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.30 (m, 5H), 4.75-4.71 (m, 1H), 4.61 (d, 1H, J = 12.2 Hz), 4.56 (d, 1H, J = 12.2 Hz), 4.22 (q, 1H, J = 5.9 Hz), 3.84 (dd, 1H, J = 10.7 Hz, 5.4Hz), 3.78 (dd, 1H, J = 10.7 Hz, 6.4 Hz), 2.67-2.63 (m, 1H), 2.27-2.22 (m, 1H), 2.20-2.11 (m, 2H), 1.02 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.94 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
(1e) (3S,5S)−5-[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(1d)で得られた(3S,5S)−5−[(1R)−2−ベンジルオキシ−1−ブロモエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン22.33g(65.4mmol)のN, N´−ジメチルプロピレンウレア(130ml)溶液に、室温にて、アジ化ナトリウム5.10g(78.5mmol)を加え、40℃にて3日間撹拌した。反応混合物を冷却した後、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1)により精製して、標記化合物10.19g(収率:51%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.29 (m, 5H), 4.61-4.53 (m, 3H), 3.79-3.73 (m, 2H), 3.66-3.63 (m, 1H), 2.75-2.70 (m, 1H), 2.20-2.10 (m, 3H), 1.02 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.92 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
(1f) N−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1e)で得られた(3S,5S)−5-[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン10.12g(33.5mmol)、4規定塩酸−ジオキサン溶液16.7ml(66.8mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)3.57gのエタノール(170ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて6時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、反応混合物をエタノール170mlで希釈し、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。濾液より減圧下にて溶媒を留去して、粗製の(3S,5S)−5-[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩8.50gを得た。
上記の反応で得られた(3S,5S)−5-[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロピルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩8.50g(33.5mmol)のテトラヒドロフラン(170ml)および水(17ml)の混合溶媒溶液に、室温にてトリエチルアミン14ml(101mmol)および0−ニトロベンゼンスルホニルクロリド11.12g(50.1mmol)を加え、同温度にて12時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)により精製し、さらにジイソプロピルエーテル110mlおよび酢酸エチル11mlを加え、析出した固体を濾取して、標記化合物8.78g(2工程通算収率:70%)を得た。
得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミドは、分析用光学活性HPLCカラム[Chiralpak AD-H(0.46cm×25cm)、ダイセル社製、溶出溶媒:n−ヘキサン/エタノール=30/70、流速:1.0ml/min)]で光学純度を決定した。目的とする[(S),(2S,4S)]体の保持時間は5.7分であり、対応する異性体である[(R),(2R,4R)]体の保持時間は9.0分であり、光学純度は90%eeであった。
無色固体。
旋光度,[α]D=+26.9°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.15-8.11 (m, 1H), 7.92-7.88 (m, 1H), 7.77-7.74 (m, 2H), 5.85 (br d, 1H, J = 8.3 Hz), 4.64-4.61 (m, 1H), 3.71-3.62 (m, 3H), 2.69 (ddd, 1H, J = 10.3 Hz, 6.8 Hz, 5.4 Hz), 2.41 (ddd, 1H, J = 13.7 Hz, 10.7 Hz, 5.4 Hz), 2.20-2.10 (m, 2H), 1.99 (t, 1H, J = 5.4 Hz), 1.00 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.93 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:373((M+H)+)。
(1g) (3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン
実施例(1f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド4.00g(10.7mmol)およびトリフェニルホスフィン3.38g(12.9mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液5.9ml(12.9mmol)を10分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物3.40g(収率:89%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.5 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.74-4.70 (m, 1H), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.83 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 2.78 (dt, 1H, J = 9.8 Hz, 4.7 Hz), 2.65 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.41-2.35 (m, 1H), 2.29 (dt, 1H, J = 12.9 Hz, 9.4 Hz), 2.18-2.10 (m, 1H), 1.00 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.90 (d, 3H, J = 7.0 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:355((M+H)+)。
(1h) [2−(2−クロロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル3.00g(16.0mmol)、2−クロロアニリン2.04g(16.0mmol)および酢酸0.92ml(16.0mmol)の塩化メチレン(160ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム4.07g(19.3mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物3.49g(収率:73%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.23 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 1.6 Hz), 7.12-7.07 (m, 1H), 6.72 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 1.6 Hz), 6.61-6.57 (m, 1H), 4.59 (br s, 1H), 4.55 (br s, 1H), 3.38 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 1.43 (s, 9H), 1.36 (s, 6H)。
(1i) {2−[(2−ブロモアセチル)−(2−クロロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1h)で得られた[2−(2−クロロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル3.49g(11.7mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(58ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド1.52ml(17.5mmol)を加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物4.68g(収率:95%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.51-7.47 (m, 2H), 7.38-7.29 (m, 2H), 4.63 (br s, 1H), 4.16 (d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.99 (br d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.69 (br d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.53 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 1.35 (br s, 3H), 1.34 (br s, 3H), 1.18 (s, 9H)。
(1j) 4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(1i)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(2−クロロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル4.68g(11.2mmol)のテトラヒドロフラン(110ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム1.87g(16.7mmol)のテトラヒドロフラン(110ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物3.07g(収率:81%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.50-7.47 (m, 1H), 7.36-7.27 (m, 3H), 4.41 (br s, 1H), 4.09 (br s, 1H), 3.86 (br s, 1H), 3.28 (br s, 1H), 1.56 (br s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(1k) 1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1j)で得られた4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル3.07g(9.1mmol)の塩化メチレン(14ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸7.0ml(91mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物2.14g(収率:98%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.49-7.46 (m, 1H), 7.35-7.24 (m, 3H), 3.76 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.47 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 3.77 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 1.39 (s, 3H), 1.32 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:239((M+H)+)。
(1l) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン192mg(0.54mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン181mg(0.76mmol)のトルエン(7ml)溶液を、110℃にて1.5時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物299mg(収率:93%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.93 (br s, 1H), 7.83-7.76 (m, 2H), 7.46 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 2.0 Hz), 7.36-7.27 (m, 2H), 7.22-7.11 (m, 1H), 5.93 (br s, 0.5H), 5.53 (br s, 0.5H), 4.88-4.84 (m, 1H), 3.62 (br s, 1H), 3.30-3.10 (m, 3H), 2.92-2.69 (m, 2.5H), 2.56 (br s, 1H), 2.44 (ddd, 1H, J = 13.7 Hz, 10.6 Hz, 5.9 Hz), 2.27-2.14 (m, 2.5H), 1.17 (br s, 3H), , 1.08 (br s, 3H), 1.04 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(1m) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1l)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド299mg(0.50mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.11ml(1.00mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム197mg(0.61mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジンー2−オンの塩化メチレン(5ml)溶液に、トリエチルアミン0.21ml(1.51mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート132mg(0.61mmol)を加え、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物205mg(収率:80%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 2.0 Hz), 7.34-7.20 (m, 3H), 4.86-4.78 (m, 1H), 4.47-4.42 (m, 1H), 3.87-3.81 (m, 1H), 3.58-3.24 (m, 4H), 2.79-2.32(m, 0.5H), 2.62-2.57 (m, 2H), 2.44-2.39 (m, 0.5H), 2.31-2.24(m, 1H), 2.21-2.11 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.26-1.22 (m, 6H), 1.03 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(1n) {(1S,2S,4S)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル205mg(0.40mmol)のトリエチルアミン(4ml)溶液に、参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド140mg(1.21mmol)および2−ヒドロキシピリジン38mg(0.40mmol)を加え、80℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、減圧下にて濃縮し、80℃にてさらに14時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/3)により精製して、標記化合物167mg(収率:66%)を得た。
黄色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.48-7.46 (m, 1H), 7.36-7.14 (m, 3H), 6.31-5.56 (m, 4H), 5.02 (br s, 0.6H), 4.66 (br s, 0.4H), 3.92-3.33 (m, 6H), 3.28-3.14 (m, 2H), 2.76-2.51 (m, 2H), 2.11-2.06 (m, 1H), 1.92-1.76 (m, 2H), 1.67-1.61 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.26-1.22 (m,12H), 0.96-0.92 (m,6H)。
(1o) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1n)で得られた{(1S,2S,4S)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル167mg(0.28mmol)の塩化メチレン(0.82ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.41ml(5.4mmol)を加え、同温度にて50分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド90mg(0.17mmol)のメタノール(2ml)溶液に、フマル酸10.0mg(0.09mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.8ml)を加え、さらにジエチルエーテル(8ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物90mg(収率:58%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.86-3.59 (m, 2H), 3.52-3.12 (m, 6H), 2.95 (br t, 0.6H, J = 12.5 Hz), 2.81-2.67 (m, 0.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.38-2.33 (m, 1H), 1.88-1.67 (m, 3H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.22 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:525((M+H)+)。
無色固体。
旋光度,[α]D=+26.9°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.15-8.11 (m, 1H), 7.92-7.88 (m, 1H), 7.77-7.74 (m, 2H), 5.85 (br d, 1H, J = 8.3 Hz), 4.64-4.61 (m, 1H), 3.71-3.62 (m, 3H), 2.69 (ddd, 1H, J = 10.3 Hz, 6.8 Hz, 5.4 Hz), 2.41 (ddd, 1H, J = 13.7 Hz, 10.7 Hz, 5.4 Hz), 2.20-2.10 (m, 2H), 1.99 (t, 1H, J = 5.4 Hz), 1.00 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.93 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:373((M+H)+)。
(1g) (3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン
実施例(1f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド4.00g(10.7mmol)およびトリフェニルホスフィン3.38g(12.9mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液5.9ml(12.9mmol)を10分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物3.40g(収率:89%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.5 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.74-4.70 (m, 1H), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.83 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 2.78 (dt, 1H, J = 9.8 Hz, 4.7 Hz), 2.65 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.41-2.35 (m, 1H), 2.29 (dt, 1H, J = 12.9 Hz, 9.4 Hz), 2.18-2.10 (m, 1H), 1.00 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.90 (d, 3H, J = 7.0 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:355((M+H)+)。
(1h) [2−(2−クロロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル3.00g(16.0mmol)、2−クロロアニリン2.04g(16.0mmol)および酢酸0.92ml(16.0mmol)の塩化メチレン(160ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム4.07g(19.3mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物3.49g(収率:73%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.23 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 1.6 Hz), 7.12-7.07 (m, 1H), 6.72 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 1.6 Hz), 6.61-6.57 (m, 1H), 4.59 (br s, 1H), 4.55 (br s, 1H), 3.38 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 1.43 (s, 9H), 1.36 (s, 6H)。
(1i) {2−[(2−ブロモアセチル)−(2−クロロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1h)で得られた[2−(2−クロロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル3.49g(11.7mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(58ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド1.52ml(17.5mmol)を加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物4.68g(収率:95%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.51-7.47 (m, 2H), 7.38-7.29 (m, 2H), 4.63 (br s, 1H), 4.16 (d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.99 (br d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.69 (br d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.53 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 1.35 (br s, 3H), 1.34 (br s, 3H), 1.18 (s, 9H)。
(1j) 4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(1i)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(2−クロロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル4.68g(11.2mmol)のテトラヒドロフラン(110ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム1.87g(16.7mmol)のテトラヒドロフラン(110ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物3.07g(収率:81%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.50-7.47 (m, 1H), 7.36-7.27 (m, 3H), 4.41 (br s, 1H), 4.09 (br s, 1H), 3.86 (br s, 1H), 3.28 (br s, 1H), 1.56 (br s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(1k) 1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1j)で得られた4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル3.07g(9.1mmol)の塩化メチレン(14ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸7.0ml(91mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物2.14g(収率:98%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.49-7.46 (m, 1H), 7.35-7.24 (m, 3H), 3.76 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.47 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 3.77 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 1.39 (s, 3H), 1.32 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:239((M+H)+)。
(1l) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン192mg(0.54mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン181mg(0.76mmol)のトルエン(7ml)溶液を、110℃にて1.5時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物299mg(収率:93%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.93 (br s, 1H), 7.83-7.76 (m, 2H), 7.46 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 2.0 Hz), 7.36-7.27 (m, 2H), 7.22-7.11 (m, 1H), 5.93 (br s, 0.5H), 5.53 (br s, 0.5H), 4.88-4.84 (m, 1H), 3.62 (br s, 1H), 3.30-3.10 (m, 3H), 2.92-2.69 (m, 2.5H), 2.56 (br s, 1H), 2.44 (ddd, 1H, J = 13.7 Hz, 10.6 Hz, 5.9 Hz), 2.27-2.14 (m, 2.5H), 1.17 (br s, 3H), , 1.08 (br s, 3H), 1.04 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(1m) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1l)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド299mg(0.50mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.11ml(1.00mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム197mg(0.61mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジンー2−オンの塩化メチレン(5ml)溶液に、トリエチルアミン0.21ml(1.51mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート132mg(0.61mmol)を加え、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物205mg(収率:80%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 2.0 Hz), 7.34-7.20 (m, 3H), 4.86-4.78 (m, 1H), 4.47-4.42 (m, 1H), 3.87-3.81 (m, 1H), 3.58-3.24 (m, 4H), 2.79-2.32(m, 0.5H), 2.62-2.57 (m, 2H), 2.44-2.39 (m, 0.5H), 2.31-2.24(m, 1H), 2.21-2.11 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.26-1.22 (m, 6H), 1.03 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(1n) {(1S,2S,4S)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル205mg(0.40mmol)のトリエチルアミン(4ml)溶液に、参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド140mg(1.21mmol)および2−ヒドロキシピリジン38mg(0.40mmol)を加え、80℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、減圧下にて濃縮し、80℃にてさらに14時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/3)により精製して、標記化合物167mg(収率:66%)を得た。
黄色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.48-7.46 (m, 1H), 7.36-7.14 (m, 3H), 6.31-5.56 (m, 4H), 5.02 (br s, 0.6H), 4.66 (br s, 0.4H), 3.92-3.33 (m, 6H), 3.28-3.14 (m, 2H), 2.76-2.51 (m, 2H), 2.11-2.06 (m, 1H), 1.92-1.76 (m, 2H), 1.67-1.61 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.26-1.22 (m,12H), 0.96-0.92 (m,6H)。
(1o) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1n)で得られた{(1S,2S,4S)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル167mg(0.28mmol)の塩化メチレン(0.82ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.41ml(5.4mmol)を加え、同温度にて50分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド90mg(0.17mmol)のメタノール(2ml)溶液に、フマル酸10.0mg(0.09mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.8ml)を加え、さらにジエチルエーテル(8ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物90mg(収率:58%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.86-3.59 (m, 2H), 3.52-3.12 (m, 6H), 2.95 (br t, 0.6H, J = 12.5 Hz), 2.81-2.67 (m, 0.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.38-2.33 (m, 1H), 1.88-1.67 (m, 3H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.22 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:525((M+H)+)。
(実施例2)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−170)
(2a) {(1S,2S,4S)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチル−4−[(S)−2−メチルブチルカルバモイル]ヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.39mmol)に、(S)−2−メチルブチルアミン0.24m1(2.0mmol)および2−ヒドロキシピリジン37mg(0.39mmol)を加え、80℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=3/1)により精製して、標記化合物184mg(収率:79%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.48-7.46 (m, 1H), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.70 (br t, 1H, J = 5.5 Hz), 5.05 (br s, 1H), 3.89 (br d, 1H, J = 9.4 Hz), , 3.70 (br s, 0.4H), 3.65 (br s, 0.6H), 3.49-3.10 (m, 6H), 2.81-2.63 (m, 2H), 2.07-2.02 (m, 1H), 1.98-1.89 (m, 1H), 1.79-1.52 (m, 3H), 1.46-1.35 (m, 10H), 1.25-1.11 (m, 7H), 0.97-0.88 (m, 12H)。
(2b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド フマル酸塩
実施例(2a)で得られた{(1S,2S,4S)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチル−4−[(S)−2−メチルブチル]ヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル184mg(0.31mmol)のジオキサン(0.3ml)溶液に、室温にて4規定塩酸−ジオキサン溶液2.3ml(9.3mmol)を加え、同温度にて15分間撹拌した。氷浴による冷却下にて、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド118mg(0.24mmol)のメタノール(2.4ml)溶液に、フマル酸17.6mg(0.24mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去して、標記化合物111mg(収率:59%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.01 (br s, 1H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 2H), 3.67-3.60 (m, 2H), 3.51-3.45 (m, 1H), 3.37-3.11 (m, 4H), 3.06-2.92 (m, 1.6H), 2.81-2.67 (m, 0.8H), 2.52 (d, 0.6H, J = 13.3 Hz, 4.3 Hz), 2.37-2.31 (m, 1H), 1.88-1.80 (m, 2H), 1.74-1.68 (m, 1H), 1.63-1.53 (m, 1H), 1.51-1.41 (m, 1H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.22-1.11 (m, 1H), 1.00-0.91 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:496((M+H)+)。
(実施例3)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−647)
(3a) {(1S,2S,4S)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−4−シクロペンチルカルバモイル−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.39mmol)に、シクロペンチルアミン0.17g(2.0mmol)および2−ヒドロキシピリジン37mg(0.39mmol)を加え、80℃にて6時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物193mg(収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.49-7.46 (m, 1H), 7.35-7.21 (m, 3H), 5.68 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 5.06 (br s, 1H), 4.27-4.18 (m, 1H), 3.90 (br d, 1H, J = 10.2 Hz), 3.70-3.62 (m, 1H), 3.50-3.22 (m, 4H), 2.79-2.64 (m, 2H), 2.01-1.55 (m, 10H), 1.46 (s, 9H), 1.42-1.36 (m, 2H), 1.26-1.23 (m, 6H), 0.96-0.93 (m, 6H)。
(3b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(3a)で得られた{(1S,2S,4S)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−4−シクロペンチルカルバモイル−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル193mg(0.33mmol)の塩化メチレン(1.5ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.75ml(9.8mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水で希釈し、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=200/20/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロペンチルアミド144mg(0.29mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸33.5mg(0.29mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(1.5ml)およびエーテル(15ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物153mg(収率:86%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.00 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 1H), 4.17-4.11 (m, 1H), 3.67-3.59 (m, 2H), 3.52-3.46 (m, 1H), 3.37-3.14 (m, 3H), 2.95 (br t, 0.6H, J = 12.3 Hz), 2.81-2.69 (m, 0.8H), 2.55-2.50 (m, 0.6H), 2.32-2.27 (m, 1H), 1.96-1.90 (m, 2H), 1.87-1.44 (m, 9H), 1.31-1.26 (m, 6H), 0.99-0.95 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:493((M+H)+)。
(実施例4)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−46)
(4a) {(1S,2S,4S) −4−ブチルカルバモイル−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.39mmol)に、n−ブチルアミン0.14g(2.0mmol)および2−ヒドロキシピリジン37mg(0.39mmol)を加え、70℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物215mg(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.48-7.46 (m, 1H), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.71 (br s, 1H), 5.04 (br s, 1H), 3.89 (br d, 1H, J = 10.2 Hz), 3.70 (br s, 0.4H), 3.65 (br s, 0.6H), 3.48-3.16 (m, 6H), 2.78-2.63 (m, 2H), 2.04-1.88 (m, 2H), 1.79-1.64 (m, 2H), 1.54-1.31 (m, 13H), 1.46-1.23 (m, 6H), 0.97-0.90 (m, 9H)。
(4b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩
実施例(4a)で得られた{(1S,2S,4S) −4−ブチルカルバモイル−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル215mg(0.37mmol)の塩化メチレン(1.7ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.86ml(11mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水で希釈し、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=200/20/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド146mg(0.30mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸35.2mg(0.30mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去して、標記化合物155mg(収率:71%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.03 (br s, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 2H), 3.68-3.60 (m, 2H), 3.51-3.45 (m, 1H), 3.37-3.18 (m, 5H), 2.95 (br t, 0.6H, J = 11.0 Hz), 2.82-2.67 (m, 0.8H), 2.52 (dd, 0.6H, J = 13.7 Hz, 3.9 Hz), 2.33-2.28 (m, 1H), 1.87-1.78 (m, 2H), 1.75-1.68 (m, 1H), 1.55-1.48 (m, 2H), 1.42-1.33 (m, 2H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.00-0.93 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:482((M+H)+)。
(実施例5)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−125)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物147mg(2工程通算収率:64%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.67-3.60 (m, 2H), 3.52-3.46 (m, 1H), 3.37-3.11 (m, 4H), 2.97-2.89 (m, 1.6H), 2.80-2.67 (m, 0.8H), 2.53-2.49 (m, 0.6H), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.88-1.68 (m, 4H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.00-0.93 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:481((M+H)+)。
(実施例6)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソプロピルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−2)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソプロピルアミンを用いて、標記化合物147mg(2工程通算収率:64%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 500MHz),δ : 7.90 (br d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.55-7.54 (m, 1H), 7.43-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 2H), 4.06-3.98 (m, 1H), 3.66-3.60 (m, 2.4H), 3.53-3.46 (m, 1.4H), 3.37-3.35 (m, 0.8H), 3.23-3.19 (m, 0.8H), 3.17-3.13 (m, 0.6H), 2.97-2.92 (m, 0.6H), 2.80-2.69 (m, 0.8H), 2.54-2.51 (m, 0.6H), 2.29-2.25 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 2H), 1.74-1.68 (m, 1H), 1.31-1.261 (m, 6H), 1.19-1.15 (m, 6H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
(実施例7)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-イソプロピルヘキサン酸シクロヘキシルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−726)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびシクロヘキシルアミンを用いて標記化合物133mg(2工程通算収率:54%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.90 (br d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 2H), 3.47-3.59 (m, 4H), 3.54-3.46 (m, 1H), 3.37-3.12 (m, 2H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.81-2.68 (m, 0.8H), 2.55-2.50 (m, 0.6H), 2.30-2.24 (m, 1H), 1.90-1.62 (m, 8H), 1.41-1.15 (m, 11H), 1.01-0.95 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:507((M+H)+)。
(実施例8)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-イソプロピルヘキサン酸(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−288)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび3−アミノ−2,2−ジメチルプロパン−1−オールを用いて標記化合物126mg(2工程通算収率:51%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 500MHz),δ : 8.08-8.05 (m, 1H), 7.56-7.55 (m, 1H), 7.44-7.34 (m, 3H), 6.70 (s, 2H), 3.67-3.61 (m, 2H), 3.52-3.45 (m, 1H), 3.39-3.15 (m, 6H), 3.05-3.02 (m, 1H), 2.98-2.93 (m, 0.6H), 2.80-2.70 (m, 0.8H), 2.55-2.52 (m, 0.6H), 2.43-2.39 (m, 1H), 1.89-1.83 (m, 2H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.32-1.27 (m, 6H), 1.02-1.00 (m, 6H), 0.91-0.90 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:511((M+H)+)。
(実施例9)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-イソプロピルヘキサン酸[(S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピル]アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−244)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびL−バリノールを用いて標記化合物188mg(2工程通算収率:46%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 500MHz),δ : 7.69 (d, 1H, J = 8.7 Hz), 7.55-7.54 (m, 1H), 7.43-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 2H), 3.75-3.16 (m, 9H), 2.98-2.94 (m, 0.6H), 2.80-2.69 (m, 0.8H), 2.54-2.51 (m, 0.6H), 2.40-2.36 (m, 1H), 1.95-1.83 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.01-0.95 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:511((M+H)+)。
(実施例10)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−438)
(10a) [2−(2−ベンジルオキシフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル4.68g(25.0mmol)、2−ベンジルオキシアニリン5.0g(25.0mmol)および酢酸1.44ml(25.0mmol)の塩化メチレン(250ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム6.38g(30.1mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物8.50g(収率:91%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.45-7.7.33 (m, 5H), 6.89-6.83 (2H, m), 6.70 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 6.64-6.60 (m, 1H), 5.09 (br s, 2H), 4.58 (br s, 1H), 4.51 (br s, 1H), 3.31 (d, 2H, J = 5.4Hz), 1.39 (s, 9H), 1.33 (s, 6H)。
(10b) {2−[(2−ベンジルオキシフェニル)−(2−ブロモアセチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(10a)で得られた[2−(2−ベンジルオキシフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル4.00g(10.7mmol)の酢酸エチル(50ml)および水(50ml)の混合溶媒溶液に、氷冷下にて炭酸水素ナトリウム1.08g(12.9mmol)およびブロモアセチルブロミド1.0ml(11.3mmol)を加え、同温度にて10分間撹拌した。酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製し、標記化合物4.86g(収率:92%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.41-7.29 (m, 7H), 7.08-7.00 (m, 2H), 5.15 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 5.08 (d, 1H, J = 11.3Hz), 4.69 (br, 1H), 4.04 (d, 1H, J = 14.0 Hz), 3.95 (1H, d, J = 14.0 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 3.62 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 1.29 (s, 3H), 1.19 (s, 9H), 1.12 (s, 3H)。
(10c) 4−(2−ベンジルオキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(10b)で得られた{2−[(2−ベンジルオキシフェニル)−(2−ブロモアセチル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル4.64g(9.64mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に、窒素雰囲気ドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム1.59g(14.2mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物3.42g(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.39-7.25 (m, 5H), 7.04-6.99 (m, 4H), 5.10 (s, 2H), 4.19 (br s, 2H), 3.49 (br s, 2H), 1.48 (br s, 15H)。
(10d) 4−(2−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(10c)で得られた4−(2−ベンジルオキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル3.42g(8.94mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)342mgのメタノール(90ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて6時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、パラジウム炭素を濾別してメタノールで洗浄した。減圧下にて溶媒し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製して、標記化合物2.6g(収率:定量的)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.25-7.22 (m, 1H), 7.11-7.07 (m, 2H), 7.02-6.98 (m, 1H), 4.29 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 1.52 (s, 6H), 1.51 (s, 9H)。
(10e) 4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(10d)で得られた4−(2−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル573mg(1.96mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液に、3−メトキシプロピルブロミド450mg(2.94mmol)および炭酸セシウム958mg(2.94mmol)を加え、100℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水に加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製して、標記化合物540mg(収率:70%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.29-7.25 (m, 1H), 7.00-6.,95 (m, 3H), 4.22 (br s, 2H), 4.10 (t, 2H, J = 6.2 Hz), 3.53-3.50 (m, 4H), 3.34 (s, 3H), 2.04 (quint, 2H, J = 6.2 Hz), 1.52 (br s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(10f) 1−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1k)と同様に、実施例(10e)で得られた4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステルを用いて、標記化合物400mg(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.29-7.25 (m, 1H), 7.17-7.15 (m, 1H), 6.99-6.95 (m, 2H), 4.00 (t, 2H, J = 6.2 Hz), 3.69 (s, 2H), 3.53 (t, 2H, J = 6.2 Hz), 3.40 (br s, 2H), 3.34 (s, 3H), 2.05 (quint, 2H, J = 6.2 Hz), 1.32 (6H, s)。
(10g) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(10f)で得られた1−[2−(3−メトキシプロピルオキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物165mg(5工程通算収率:28%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.35-7.30 (m, 1H), 7.17 (dd, 1H, J = 7.8, 1.5 Hz), 7.10-7.08 (m, 1H), 7.01-6.97 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 4.12-4.09 (m, 2H), 3.63-3.45 (m, 5H), 3.41-2.32 (m, 11H), 2.02 (quint, 2H, J = 6.2 Hz), 1.86-1.67 (m, 3H), 1.26 (br s, 3H), 1.25 (br s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:578((M+H)+)。
(実施例11)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−436)
(11a)1−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(10d)で得られた4−(2−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル400mg(1.36mmol)のトルエン(14ml)溶液に、1,1´−(アゾジカルボニル)ジピペリジン518mg(2.05mmol)、2−メトキシエタノール156mg(2.05mmol)およびトリブチルホスフィン0.42ml(2.05mmol)を加え、100℃にて3時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水に加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/2)により精製し、4−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル444mg(収率:86%)を得た。
実施例(1k)と同様に、上記の反応で得られた4−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル444mg(1.17mmol)用いて、標記化合物327mg(収率:定量的)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.29-7.17 (m, 1H), 7.18 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.01-6.96 (m, 2H), 4.14 (t, 2H, J= 4.7 Hz), 3.72 (t, 2H, J = 4.7 Hz), 3.69 (s, 2H), 3.43 (br s, 2H), 3.40 (s, 3H), 1.32 (s, 6H)。
(11b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(11a)で得られた1−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物136mg(5工程通算収率:22%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.36-7.31 (m, 1H), 7.18 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.13-7.10 (m, 1H), 7.03-6.99 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.19-4.16 (m, 2H), 3.72 (t, 2H, J = 4.3 Hz), 3.36-3.55 (m, 2H), 3.49-3.45 (m, 1H), 3.38-2.33 (m, 11H), 1.86-1.77 (m, 2H), 1.74-1.67 (m, 1H), 1.27 (br s, 3H), 1.25 (br s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:564((M+H)+)。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.29-7.17 (m, 1H), 7.18 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.01-6.96 (m, 2H), 4.14 (t, 2H, J= 4.7 Hz), 3.72 (t, 2H, J = 4.7 Hz), 3.69 (s, 2H), 3.43 (br s, 2H), 3.40 (s, 3H), 1.32 (s, 6H)。
(11b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(11a)で得られた1−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物136mg(5工程通算収率:22%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.36-7.31 (m, 1H), 7.18 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.13-7.10 (m, 1H), 7.03-6.99 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.19-4.16 (m, 2H), 3.72 (t, 2H, J = 4.3 Hz), 3.36-3.55 (m, 2H), 3.49-3.45 (m, 1H), 3.38-2.33 (m, 11H), 1.86-1.77 (m, 2H), 1.74-1.67 (m, 1H), 1.27 (br s, 3H), 1.25 (br s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:564((M+H)+)。
(実施例12)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−434)
(12a) 1−(2−メトキシメトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(10d)で得られた4−(2−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル400mg(1.36mmol)の塩化メチレン(14ml)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン0.72ml(4.10mmol)およびメトキシメチルクロリド0.16ml(2.05mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応混合物に水に加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、2,2−ジメチル−4−(2−メトキシメトキシフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル497mg(収率:定量的)を得た。
上記の反応で得られた4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル497mg(1.36mmol)の塩化メチレン(14ml)溶液に、トリエチルアミン0.58ml(4.10mmol)およびヨウ化トリメチルシラン0.3ml(2.05mmol)を加え、0℃にて30分撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣を塩基性シリカゲル(NHタイプ)カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製し、標記化合物310mg(収率:86%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.29-7.24 (m, 1H), 7.20-7.16 (m, 2H), 7.05-7.01 (m, 1H), 5.19 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.47 (s, 3H), 3.43 (br s, 2H), 1.34 (s, 6H)。
(12b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン214mg(0.60mmol)と実施例(12a)で得られた1−(2−メトキシメトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン207mg(0.78mmol)のトルエン(7ml)溶液を、110℃にて45分間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、N−{(S)−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド326mg(収率:87%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.29-7.24 (m, 1H), 7.20-7.16 (m, 2H), 7.05-7.01 (m, 1H), 5.19 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.47 (s, 3H), 3.43 (br s, 2H), 1.34 (s, 6H)。
(12b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン214mg(0.60mmol)と実施例(12a)で得られた1−(2−メトキシメトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン207mg(0.78mmol)のトルエン(7ml)溶液を、110℃にて45分間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、N−{(S)−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド326mg(収率:87%)を得た。
上記の反応で得られたN−{(S)−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド326mg(0.53mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.12ml(1.1mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム206mg(0.63mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2−メトキシメトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジンー2−オン209mg(0.48mmol)の酢酸エチル(3ml)および水(3ml)の混合溶媒溶液に、氷冷下にて、炭酸水素ナトリウム49mg(0.57mmol)およびベンジルオキシカルボニルクロリド78μl(0.53mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、{(S)−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドルフラン−2−イル]−2−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]エチル}カルバミン酸ベンジルエステル263mg(収率:87%)を得た。
上記の反応で得られた{(S)−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドルフラン−2−イル]−2−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]エチル}カルバミン酸ベンジルエステル263mg(0.46mmol)のトリエチルアミン(4.6ml)溶液に、参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド161mg(1.39mmol)および2−ヒドロキシピリジン44mg(0.46mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、減圧下にて濃縮し、80℃にてさらに9時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/3)により精製して、{(1S,2S,4S)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−2−ヒドロキシ−1−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−5−メチルヘキシル}カルバミン酸ベンジルエステル166mg(収率:52%)を得た。
上記の反応で得られた{(1S,2S,4S)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−2−ヒドロキシ−1−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−5−メチルヘキシル}カルバミン酸ベンジルエステル166mg(0.24mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)83mgのエタノール(3ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて2時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。濾液より減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=200/20/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシメトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド102mg(0.18mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸10.8mg(0.093mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去して、標記化合物99mg(収率:66%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.34-7.30 (m, 1H), 7.26-7.23 (m, 1H), 7.19 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.08-7.04 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.65-3.59 (m, 2H), 3.50-2.33 (m, 14H), 1.88-1.67 (m,3H), 1.27 (br s, 3H), 1.25 (br s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:550((M+H)+)。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.34-7.30 (m, 1H), 7.26-7.23 (m, 1H), 7.19 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.08-7.04 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.65-3.59 (m, 2H), 3.50-2.33 (m, 14H), 1.88-1.67 (m,3H), 1.27 (br s, 3H), 1.25 (br s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:550((M+H)+)。
(実施例13)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−446)
(13a) 5,5−ジメチル−1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(10d)で得られた化合物400mg(1.36mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(13ml)溶液に、炭酸カリウム283mg(2.04mmol)およびヨウ化メチル0.13ml(2.04mmol)を加え、50℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水に加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル399mg(収率:95%)を得た。
実施例(1k)と同様に、上記の反応で得られた2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル399mg(1.3mmol)用いて、標記化合物266mg(収率:87%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.31-7.27 (m, 1H), 7.18-7.15 (m, 1H), 7.00-6.96 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.70 (s, 2H), 3.39 (br s, 2H), 1.32 (s, 6H)。
(13b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(13a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物81mg(5工程通算収率:25%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.38-7.33 (m, 1H), 7.18-7.15 (m, 1H), 7.12-7.10 (m, 1H), 7.02-6.98 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.64-3.57 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.42-2.33 (m, 8H), 1.88-1.67 (m,3H), 1.26 (br s, 3H), 1.24 (br s, 3H), 1.22 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:520((M+H)+)。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.31-7.27 (m, 1H), 7.18-7.15 (m, 1H), 7.00-6.96 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.70 (s, 2H), 3.39 (br s, 2H), 1.32 (s, 6H)。
(13b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(2−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(13a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物81mg(5工程通算収率:25%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.38-7.33 (m, 1H), 7.18-7.15 (m, 1H), 7.12-7.10 (m, 1H), 7.02-6.98 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.64-3.57 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.42-2.33 (m, 8H), 1.88-1.67 (m,3H), 1.26 (br s, 3H), 1.24 (br s, 3H), 1.22 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 1.00-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:520((M+H)+)。
(実施例14)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−(2,2−ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−433)
(14a) 5,5−ジメチル−1−フェニルピペラジン−2−オン
実施例(1h)および(1i)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよびアニリンを用いて、{2−[(2−ブロモアセチル)フェニルアミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル4.41g(収率:73%)を得た。
上記の反応で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)フェニルアミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル4.41g(11.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(58ml)溶液に、氷冷下にて、炭酸セシウム11.19g(34.4mmol)を加え、室温にて18時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1〜5/1〜2/1)により精製して、2,2-ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル1.83g(収率:53%)を得た。
上記の反応で得られた2,2-ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル0.40g(1.31mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸1.0ml(13mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物0.23g(収率:99%)を得た。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.42-7.38 (m, 2H), 7.28-7.25 (m, 3H), 3.69 (br s, 2H), 3.50 (br s, 2H), 1.31 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:205((M+H)+)。
(14b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−(2,2−ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(14a)で得られた5,5−ジメチル−1−フェニルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物53mg(5工程通算収率:19%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.46-7.42 (m, 2H), 7.34-7.28 (m, 3H), 6.68 (s, 2H), 3.73-3.60 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.41-3.17 (m, 5H), 2.91-2.85 (m, 1H), 2.54 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.88-1.68 (m, 3H), 1.37-1.16 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:490((M+H)+)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.42-7.38 (m, 2H), 7.28-7.25 (m, 3H), 3.69 (br s, 2H), 3.50 (br s, 2H), 1.31 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:205((M+H)+)。
(14b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−(2,2−ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(14a)で得られた5,5−ジメチル−1−フェニルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物53mg(5工程通算収率:19%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.46-7.42 (m, 2H), 7.34-7.28 (m, 3H), 6.68 (s, 2H), 3.73-3.60 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.41-3.17 (m, 5H), 2.91-2.85 (m, 1H), 2.54 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.88-1.68 (m, 3H), 1.37-1.16 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:490((M+H)+)。
(実施例15)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−440)
(15a) 5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−メチルアニリンおよびを用いて標記化合物0.23g(4工程通算収率:48%)を得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.31-7.21 (m, 3H), 7.12-7.10 (m, 1H), 3.75 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.46 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.32 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 2.25 (s, 3H), 1.35 (br s, 3H), 1.33 (br s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:219((M+H)+)。
(15b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オンおよび実施例(15a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンを用いて、N−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド367mg(収率:89%)を得た。
上記の反応で得られたN−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド367mg(0.64mmol)のトリエチルアミン(6ml)溶液に、参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド223mg(1.92mmol)および2−ヒドロキシピリジン61mg(0.64mmol)を加え、80℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、減圧下にて濃縮し、80℃にてさらに14時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、(2S,4S,5S)−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−5−(2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ)ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド345mg(収率:78%)を得た。
上記の反応で得られた(2S,4S,5S)−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−5−(2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ)ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド345mg(0.5mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.15ml(1.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液に、窒素雰囲気下で、室温にて炭酸セシウム196mg(0.6mmol)を加え、同温度にて4時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=20/1/0〜10/1/0〜100/10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−(2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド168mg(0.33mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸38.7mg(0.33mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(2ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物132mg(収率:67%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.30-7.24 (m, 3H), 7.18-7.11 (m, 1H), 6.68 (s, 2H), 3.71-3.27 (m, 4H), 3.23-3.15 (m, 4H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.86-2.80 (m, 0.4H), 2.64 (dd, 0.4H, J = 13.5 Hz, 4.5 Hz), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 3.7 Hz), 2.38-2.34 (m, 1H), 2.24-2.23(m, 3H), 1.88-1.68 (m, 3H), 1.32-1.16 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:504((M+H)+)。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.30-7.24 (m, 3H), 7.18-7.11 (m, 1H), 6.68 (s, 2H), 3.71-3.27 (m, 4H), 3.23-3.15 (m, 4H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.86-2.80 (m, 0.4H), 2.64 (dd, 0.4H, J = 13.5 Hz, 4.5 Hz), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 3.7 Hz), 2.38-2.34 (m, 1H), 2.24-2.23(m, 3H), 1.88-1.68 (m, 3H), 1.32-1.16 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:504((M+H)+)。
(実施例16)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−466)
(16a) 1−(2−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.25g(4工程通算収率:30%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.32-7.23 (m, 2H), 7.19-7.13 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.46 (s, 2H), 1.33 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:223((M+H)+)。
(16b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−(4−(2−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(16a)で得られた1−(2−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物30mg(3工程通算収率:14%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.43-7.21 (m, 4H), 6.69 (s, 2H), 3.70-3.63 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.39-3.18 (m, 5H), 2.92-2.86 (m, 1H), 2.59-2.54 (m, 1H), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.85-1.67 (m, 3H), 1.33-1.16 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:508((M+H)+)。
(実施例17)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−469)
(17a) 1−(3−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.30g(4工程通算収率:18%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.34-7.24 (m, 3H), 7.20-7.18 (m, 1H), 3.69 (s, 2H), 3.49 (s, 2H), 1.31 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:239((M+H)+)。
(17b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(17a)で得られた1−(3−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物148mg(3工程通算収率:63%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.44-7.38 (m, 2H), 7.34-7.32 (m, 1H), 7.26-7.24 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.72-3.59 (m, 2H), 3.49-3.46 (m, 1H), 3.41-3.26 (m, 5H), 2.92-2.86 (m, 1H), 2.59-2.54 (m, 1H), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.85-1.67 (m, 3H), 1.33-1.16 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:524((M+H)+)。
(実施例18)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−467)
(18a) 1−(3−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(14a)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび3−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.26g(4工程通算収率:42%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.32 (m, 1H), 7.10-7.02 (m, 2H), 7.00-6.94 (m, 1H), 3.71 (s, 2H), 3.51 (s, 2H), 1.32 (s, 6H)。
マススペクトル(EI+),m/z:222(M+)。
(18b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(18a)で得られた1−(3−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物77mg(3工程通算収率:39%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.48-7.42 (m, 2H), 7.17-7.11 (m, 1H), 7.11-7.05 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.71 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.62 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.48-3.35 (m, 5H), 3.18-3.12 (m, 1H), 2.85 (dd, 1H, J = 13.6 Hz, 10.9 Hz), 2.53 (dd, 1H, J = 13.6 Hz, 4.3 Hz), 2.38-2.34 (m, 1H), 1.87-1.66 (m, 3H), 1.25 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:508((M+H)+)。
(実施例19)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(3−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−447)
(19a) 1−(3−メトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(14a)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび3−メトキシアニリンを用いて標記化合物0.30g(4工程通算収率:41%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.34-7.28 (m, 1H), 6.84-6.80 (m, 3H), 3.81 (s, 3H), 3.70 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 1.31 (s, 6H)。
マススペクトル(EI+),m/z:234(M+)。
(19b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−[4−(3−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(19a)で得られた1−(3−メトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物150mg(3工程通算収率:36%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.34 (t, 1H, J = 8,4 Hz), 6.92-6.88 (m, 1H), 6.88-6.84 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.70 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.61 (d, 1H, J = 17.6 Hz), 3.54-3.24 (m, 5H), 3.18-3.12 (m, 1H), 2.86 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 10.9 Hz), 2.53 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 4.5 Hz), 2.38-2.33 (m, 1H), 1.88-1.66 (m, 3H), 1.24 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.96 (d, 3H, J = 6.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:520((M+H)+)。
(実施例20)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−493)
(20a) 1−(2,3−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,3−ジフルオロアニリンを用いて標記化合物0.24g(4工程通算収率:38%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.19-7.07 (m, 2H), 7.06-7.00 (m, 1H), 3.73 (s, 2H), 3.47 (s, 2H), 1.33 (s, 6H)。
マススペクトル(EI+),m/z:240(M+)。
(20b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(20a)で得られた1−(2,3−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物158mg(3工程通算収率:38%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.35-7.20 (m, 2H), 7.17-7.12 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.69 (d, 1H, J = 10.9 Hz), 3.66 (d, 1H, J = 17.6 Hz), 3.51-3.44 (m, 2H), 3.39-3.32 (m, 3H), 3.19-3.13 (m, 1H), 2.87 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 10.6 Hz), 2.55 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.3 Hz), 2.40-2.32 (m, 1H), 1.89-1.66 (m, 3H), 1.26 (s, 6H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.98 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:526((M+H)+)。
(実施例21)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−502)
(21a) 1−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび5−クロロ−2−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.15g(4工程通算収率:16%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.24-7.25 (m, 2H), 7.12-7.08 (m, 1H), 3.71 (br s, 2H), 3.45 (br s, 2H), 1.32 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:257((M+H)+)。
(21b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(21a)で得られた1−(5−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物91mg(3工程通算収率:41%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.43-7.39 (m, 2H), 7.28-7.23 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.68-3.62 (m, 2H), 3.49-3.46 (m, 1H), 3.38-3.28 (m, 4H), 3.20-3.16 (m, 1H), 2.91-2.85 (m, 1H), 2.55 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 4.3 Hz), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.86-1.67 (m, 3H), 1.32-1.14 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:542((M+H)+)。
(実施例22)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−495)
(22a) 1−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,6−ジフルオロアニリンを用いて標記化合物0.25g(4工程通算収率:18%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.30-7.26 (m, 2H), 6.98 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 3.73 (br s, 2H), 3.46 (br s, 2H), 1.34 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:241((M+H)+)。
(22b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(22a)で得られた1−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物114mg(3工程通算収率:47%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.46-7.42 (m, 2H), 7.11(t, 1H, J = 8.5 Hz), 6.67 (s, 1H), 3.72-3.67 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.37-3.30 (m, 4H), 3.19-3.16 (m, 1H), 2.92-2.86 (m, 1H), 2.56 (dd, 1H, J = 13.8 Hz, 4.1 Hz), 2.36-2.32 (m, 1H), 1.86-1.67 (m, 3H), 1.32-1.14 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:526((M+H)+)。
(実施例23)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−512)
(23a) 1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび5−クロロ−2−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.16g(4工程通算収率:21%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.44 (dd, 1H, J = 8.6 Hz, 5.5 Hz), 7.05-6.99 (m, 2H), 3.72 (d, 2H, J = 13.3 Hz), 3.48-3.38 (m, 2H), 1.38-1.33 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:257((M+H)+)。
(23b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(23a)で得られた1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物118mg(3工程通算収率:51%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 5.1 Hz), 7.21-7.17(m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.67-3.58 (m, 2H), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.41-3.17 (m, 5H), 2.99-2.94 (m, 0.6H), 2.76-2.74 (m, 0.8H), 2.50 (br d, 0.6H, J = 14.9 Hz), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.87-1.68 (m, 3H), 1.32-1.14 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:542((M+H)+)。
(実施例24)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−494)
(24a) 1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,5−ジフルオロアニリンを用いて標記化合物0.23g(4工程通算収率:27%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.16-7.08 (m, 1H), 7.04-6.97 (m, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.46 (s, 2H), 1.33 (s, 6H)。
マススペクトル(EI+),m/z:240(M+)。
(24b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(24a)で得られた1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物116mg(3工程通算収率:30%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.31-7.22 (m, 1H), 7.19-7.13 (m, 2H), 6.67 (s, 1H), 3.67 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.65 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.50-3.45 (m, 2H), 3.39-3.32 (m, 3H), 3.20-3.14 (m, 1H), 2.88 (dd, 1H, J = 13.6 Hz, 10.6 Hz), 2.45 (dd, 1H, J = 13.6 Hz, 4.2 Hz), 2.39-2.32 (m, 1H), 1.88-1.66 (m, 3H), 1.25 (s, 6H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.98 (d, 3H, J = 6.3 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:526((M+H)+)。
(実施例25)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−496)
(25a) 1−(3,5−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(14a)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび3,5−ジフルオロアニリンを用いて標記化合物0.25g(4工程通算収率:13%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 6.92-6.85 (m, 2H), 6.75-6.68 (m, 1H), 3.70 (s, 2H), 3.49 (s, 2H), 1.31 (s, 6H)。
マススペクトル(EI+),m/z:240(M+)。
(25b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(25a)で得られた1−(3,5−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物102mg(3工程通算収率:26%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.08-7.02 (m, 2H), 6.96-6.89 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.71 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.62 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.52-3.34 (m, 5H), 3.18-3.13 (m, 1H), 2.86 (dd, 1H, J = 13.6 Hz, 11.3 Hz), 2.53 (dd, 1H, J = 13.6 Hz, 3.9 Hz), 2.37-2.34 (m, 1H), 1.88-1.66 (m, 3H), 1.25 (s, 3H), 1.22 (s, 3H), 1.21 (s, 3H), 1.20 (s, 3H), 0.98 (d, 3H, J = 6.3 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:526((M+H)+)。
(実施例26)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,5−ジクロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−505)
(26a) 1−(2,5−ジクロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,5−ジクロロアニリンを用いて標記化合物0.26g(4工程通算収率:29%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.42-7.39 (m, 1H), 7.28-7.25 (m, 2H), 3.78-3.66 (m, 2H), 3.46-3.35 (m, 2H), 1.38(br s, 3H), 1.32 (br s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:273((M+H)+)。
(26b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,5−ジクロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(15b)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(26a)で得られた1−(2,5−ジクロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物95mg(3工程通算収率:48%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 500MHz),δ : 7.55 (br d, 1H, J = 8.3 Hz), 7.45-7.42(m, 2H), 6.71 (s, 2H), 3.68-3.57 (m, 2H), 3.52-3.19 (m, 6H), 2.98 (br t, 0.6H, J = 12.2 Hz), 2.77-2.73 (m, 0.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.2 Hz), 2.38-2.33 (m, 1H), 1.88-1.69 (m, 3H), 1.33-1.15 (m, 12H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:558((M+H)+)。
(実施例27)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−510)
(27a) 1−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−メトキシアニリンを用いて、標記化合物391mg(4工程通算収率:43%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 7.35 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 6.84 (dd, 1H, J = 8.8 Hz, 2.9 Hz), 6.87 (d, 1H, J = 2.9 Hz), 3.79 (s, 3H), 3.77-3.66 (m, 2H), 3.47-3.36 (m, 2H), 1.39 (s, 3H), 1.32 (s, 3H)。
(27b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(27a)で得られた1−(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて、標記化合物127mg(4工程通算収率:35%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.79 (br s, 1H), 7.42 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 6.97 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 6.90-6.88 (m, 1H), 6.68(s, 2H), 3.81 (s, 3H), 3.66-3.58 (m, 2H), 3.52-3.14(m, 6H), 2.99-2.94 (m, 0.6H), 2.79-2.71 (m, 0.8H), 2.52-2.49 (m, 0.6H), 2.49-2.33 (m, 1H), 1.87-1.78 (m, 2H), 1.73-1.68 (m, 1H), 1.32-1.16 (m, 12H), 0.99-0.97 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:554((M+H)+)。
(実施例28)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−491)
(28a) 1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび3−クロロ−5−メトキシアニリンを用いて、標記化合物259mg(4工程通算収率:45%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 7.27-7.24 (dd, 1H, J = 8.4 Hz, 2.4 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 6.89 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 3.82 (s, 3H), 3.69 (s, 2H), 3.37(s, 2H), 1.31 (s, 6H)。
(28b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(28a)で得られた1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて、標記化合物52mg(4工程通算収率:14%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.35 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 7.22 (d, 1H, J = 2.7 Hz), 7.10 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 6.66 (s, 2H), 3.84 (s, 3H), 3.62-3.35 (m, 2H), 3.49-3.46 (m, 1H), 3.41-3.24 (m, 5H), 3.17-3.12 (m, 0.6H), 2.85 (br s, 0.8H), 2.55 (br s, 0.6H), 2.38-2.33 (m, 1H), 1.86-1.77 (m, 2H), 1.73-1.68 (m, 1H), 1.24-1.20 (m, 12H), 1.00-0.97 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:554((M+H)+)。
(実施例29)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−425)
(29a) 4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(10e)で得られた4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル303mg(0.77mmol)のテトラヒドロフラン(2.8ml)溶液に、窒素雰囲気下および氷冷下にて、ボランテトラヒドロフラン錯体(1.2mol/l)2.30ml(2.76mmol)を5分間要して加え、室温にて15分間撹拌した。反応混合物を氷浴にて冷却した後、1規定水酸化ナトリウム水溶液2.76ml(2.76mmol)をゆっくりと加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=30/1〜10/1)により精製して、標記化合物276mg(収率:91%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 6.99-6.86 (m, 4H), 4.08 (t, 2H, J = 6.3 Hz), 3.62 (m, 2H), 3.58 (t, 2H, J = 6.3 Hz), 3.35 (s, 3H), 3.07 (m, 2H), 2.85 (s, 2H), 2.10 (quint., 2H, J = 6.3 Hz), 1.49 (s, 9H), 1.48 (s, 6H)。
(29b) 1−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン
実施例(1k)と同様に、実施例(29a)で得られた4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステルを用いて標記化合物178mg(収率:91%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 6.97-6.85 (m, 4H), 4.08 (t, 2H, J = 6.3 Hz), 3.59 (t, 2H, J = 6.3 Hz), 3.36 (s, 3H), 3.10-3.05 (m, 4H), 2.97-2.94 (m, 2H), 2.11 (quint., 2H, J = 6.3 Hz), 1.47 (br s, 1H), 1.25 (s, 6H)。
(29c) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(29b)で得られた1−[2−(3−メトキシプロピルオキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物61.4mg(4工程通算収率:56%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.77-7.74 (m, 1H), 6.97-6.85(m, 4H), 6.74 (s, 2H), 4.11-4.02 (m, 2H), 3.60 (t, 2H, J = 6.5 Hz), 3.52-3.46 (m, 1H), 3.38-3.35 (m, 8H), 3.30-2.71 (m, 4.6H), 2.62-2.59 (m, 0.8H), 2.45-2.31 (m, 1.6H), 2.07 (quint., 2H, J = 6.5 Hz), 1.86-1.76 (m, 2H), 1.71-1.64 (m, 1H), 1.22-1.20 (m, 9H), 1.14 (s, 3H) , 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:578((M+H)+)。
(実施例30)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−426)
(30a) 4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(14a)および実施例(10d)から(10f)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル、3−ベンジルオキシアニリンおよび3−メトキシプロピルブロミドを用いて、4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル177mg(5工程通算収率:32%)で得た。
上記の反応で得られた4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル456mg(1.16mmol)のテトラヒドロフラン(4.16ml)溶液に、窒素雰囲気下および氷冷下にて、ボランテトラヒドロフラン錯体(1.2mol/l)3.47ml(4.16mmol)を5分間要して加え、室温にて15分間撹拌した。反応混合物を氷浴にて冷却した後、1規定水酸化ナトリウム水溶液4.16ml(4.16mmol)をゆっくりと加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=30/1〜10/1)により精製して、標記化合物370mg(収率:82%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 7.81-7.27 (m, 1H), 6.89-6.78 (m, 3H), 4.22 (s, 2H), 4.05 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.63 (s, 2H), 3.55 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 2.05 (quint., 2H J = 6.0 Hz), 1.52 (s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(30b) 1−[3−(3−メトキシプロピルオキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン
実施例(1k)と同様に、実施例(30a)で得られた4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステルを用いて、標記化合物258mg(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 7.15 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 6.52-6.38 (m, 3H), 4.04 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.56 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.36 (s, 3H), 3.11-3.02 (m, 4H), 2.89 (s, 2H), 2.04 (quint., 2H, J = 6.0 Hz), 1.46 (br s, 1H), 1.22 (s, 6H)。
マススペクトル(APCI),m/z:279((M+H)+)。
(30c) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(6b)で得られた1−[3−(3−メトキシプロピルオキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物120mg(4工程通算収率:65%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.78 (m, 1H), 7.10 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 6.71 (s, 2H), 6.53-6.38 (m, 3H), 4.01 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.56 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.51-3.35 (m, 6H), 3.34 (s, 3H), 3.18-3.10 (m, 2H), 2.96-2.89 (m, 1H), 2.84-2.66 (m, 2H), 2.45-2.32 (m, 2H), 1.99 (quint., 2H, J = 6.0 Hz), 1.87-1.64 (m, 3H), 1.21-1.19 (m, 6H), 1.15 (m, 6H), 0.99-0.93 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:578((M+H)+)。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 7.81-7.27 (m, 1H), 6.89-6.78 (m, 3H), 4.22 (s, 2H), 4.05 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.63 (s, 2H), 3.55 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 2.05 (quint., 2H J = 6.0 Hz), 1.52 (s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(30b) 1−[3−(3−メトキシプロピルオキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン
実施例(1k)と同様に、実施例(30a)で得られた4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステルを用いて、標記化合物258mg(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3, 400MHz),δ : 7.15 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 6.52-6.38 (m, 3H), 4.04 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.56 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.36 (s, 3H), 3.11-3.02 (m, 4H), 2.89 (s, 2H), 2.04 (quint., 2H, J = 6.0 Hz), 1.46 (br s, 1H), 1.22 (s, 6H)。
マススペクトル(APCI),m/z:279((M+H)+)。
(30c) (2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチルピペラジン−1−イル}ヘキサン酸(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)アミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(6b)で得られた1−[3−(3−メトキシプロピルオキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジンおよび参考例2で得られた3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミドを用いて標記化合物120mg(4工程通算収率:65%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.78 (m, 1H), 7.10 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 6.71 (s, 2H), 6.53-6.38 (m, 3H), 4.01 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.56 (t, 2H, J = 6.0 Hz), 3.51-3.35 (m, 6H), 3.34 (s, 3H), 3.18-3.10 (m, 2H), 2.96-2.89 (m, 1H), 2.84-2.66 (m, 2H), 2.45-2.32 (m, 2H), 1.99 (quint., 2H, J = 6.0 Hz), 1.87-1.64 (m, 3H), 1.21-1.19 (m, 6H), 1.15 (m, 6H), 0.99-0.93 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:578((M+H)+)。
(実施例31)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−833)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物89mg(2工程通算収率:57%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.92 (br s, 1H), 7.55-7.33 (m, 1H), 7.44-7.31 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.67-3.59 (m, 2H), 3.52-3.47 (m, 1H), 3.39-3.11 (m, 4H), 2.97-2.90 (m, 1.6H), 2.80-2.66 (m, 0.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.7 Hz, 3.9 Hz), 2.43-2.38 (m, 1H), 1.91-1.80 (m, 2H), 1.74-1.68 (m, 1H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.01-0.99 (m, 6H), 0.94 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:495((M+H)+)。
(実施例32)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(3−メチルブチル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−1004)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(3−メチルブチル)アミンを用いて標記化合物135mg(2工程通算収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.55-7.54 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 3.68-3.60 (m, 2H), 3.50-3.44 (m, 1H), 3.37-3.10 (m, 5H), 2.98-2.92 (m, 0.6H), 2.79-2.69 (m, 0.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.32-2.27 (m, 1H), 1.85-1.79 (m, 2H), 1.75-1.59 (m, 2H), 1.45-1.39 (m, 2H), 1.33-1.26 (m, 6H), 1.00-0.92 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:495((M+H)+)。
(実施例33)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(3,3−ジメチルブチル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−1023)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(3,3−ジメチルブチル)アミンを用いて標記化合物89mg(2工程通算収率:57%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.55-7.54 (m, 1H), 7.43-7.33 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.67-3.60 (m, 2H), 3.49-3.44 (m, 1H), 3.37-3.26 (m, 3H), 3.20-3.11 (m, 2H), 2.96-2.91 (m, 0.6H), 2.79-2.67 (m, 0.8H), 2.53-2.50 (m, 0.6H), 2.30-2.26 (m, 1H), 1.85-1.80 (m, 2H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.47-1.40 (m, 2H), 1.31-1.27 (m, 6H), 0.99-0.95 (m, 15H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:509((M+H)+)。
(実施例34)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(3−メトキシプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−975)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(3−メトキシプロピル)アミンを用いて標記化合物128mg(2工程通算収率:70%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.55-7.53 (m, 1H), 7.44-7.33 (m, 3H), 6.66 (s, 1H), 3.67-3.59 (m, 2H), 3.50-3.43 (m, 3H), 3.38-3.11 (m, 8H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.80-2.67 (m, 0.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.33-2.29 (m, 1H), 1.84-1.70 (m, 5H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.00-0.95 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:497((M+H)+)。
(実施例35)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(4H−テトラヒドロピラン−4−イル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−732)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(4H−テトラヒドロピラン−4−イル)アミンを用いて標記化合物42mg(2工程通算収率:44%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.54 (m, 1H), 7.44-7.38 (m, 2H), 7.35-7.32 (m, 1H), 6.70 (s, 2H), 3.95-3.92 (m, 3H), 3.67-3.59 (m, 2H), 3.51-3.45 (m, 4H), 3.36-3.14 (m, 2H), 2.97-2.93 (m, 0.6H), 2.81-2.68 (m, 0.8H), 2.52 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 3.7 Hz), 2.32-2.28 (m, 1H), 1.86-1.81 (m, 4H), 1.75-1.70 (m, 1H), 1.60-1.49 (m, 2H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.00-0.97 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:509((M+H)+)。
(実施例36)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−403)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび(2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピル)アミンを用いて標記化合物104mg(2工程通算収率:63%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.55-7.54 (m, 1H), 7.42-7.32 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.63-3.61 (m, 2H), 3.51-3.48 (m, 1H), 3.42-3.12 (m, 5H), 2.96 (br t, 0.6H, J = 12.2 Hz), 2.81-2.69 (m, 0.8H), 2.55-2.51 (m, 0.6H), 2.37-2.32 (m, 1H), 1.87-1.78 (m, 2H), 1.72-1.66 (m, 1H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.20-1.18 (m, 6H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:539((M+H)+)。
(実施例37)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−782)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび(1,1−ジメチルエタノール)アミンを用いて標記化合物144mg(2工程通算収率:66%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.91-7.87 (m, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.70 (s, 1H), 3.67-3.60 (m, 2H), 3.55-3.48 (m, 1H), 3.38-3.13 (m, 5H), 2.98-2.92 (m, 0.6H), 2.80-2.68 (m, 0.8H), 2.54-2.50 (m, 0.6H), 2.42-2.36 (m, 1H), 1.91-1.69 (m, 3H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.21 (s, 6H), 1.00 (d, 3H, J = 4.3 Hz), 0.98 (d, 3H, J = 4.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:497((M+H)+)。
(実施例38)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−エチル−2−ヒドロキシブチル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−1030)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび(2,2−ジエチルエタノール)アミンを用いて標記化合物75mg(2工程通算収率:36%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 500MHz),δ : 7.77-7.75 (m, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 2H), 3.68-3.61 (m, 2H), 3.52-3.46 (m, 1H), 3.38-3.15 (m, 5H), 2.98-2.93 (m, 0.6H), 2.81-2.68 (m, 0.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.2 Hz), 2.42-2.36 (m, 1H), 1.89-1.70 (m, 3H), 1.55-1.45 (m, 4H), 1.31-1.27 (m, 6H), 0.99 (t, 6H, J = 6.8 Hz), 0.92-0.87 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:525((M+H)+)。
(実施例39)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−1031)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび(3,3−ジメチルプロパノール)アミンを用いて標記化合物52mg(2工程通算収率:22%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ :7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 3.68-3.60 (m, 2H), 3.51-3.12 (m, 6H), 2.99-2.93 (m, 0.6H), 2.82-2.67 (m, 0.8H), 2.53-2.49 (m, 0.6H), 2.31-2.25 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 2H), 1.75-1.66 (m, 3H), 1.32-1.27 (m, 6H), 1.23 (s, 6H), 0.99 (d, 3H, J = 6.6 Hz), 0.96 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:511((M+H)+)。
(実施例40)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸トランス−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−1038)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよびトランス−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミンを用いて標記化合物65mg(2工程通算収率:34%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ :7.95-7.93 (m, 1H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.45-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 2H), 3.69-3.59 (m, 3H), 3.55-3.44 (m, 2H), 3.37-3.12 (m, 3H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.81-2.67 (m, 0.8H), 2.54-2.50 (m, 0.6H), 2.29-2.23 (m, 1H), 1.98-1.68 (m, 7H), 1.37-1.26 (m, 10H), 0.99-0.95 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:522((M+H)+)。
(実施例41)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−578)
(41a) {(1S,2S,4S) −1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン160μl(2mmol)の塩化メチレン溶液に、窒素雰囲気下で室温にて塩化ジメチルアルミニウムのn-ヘキサン(1.0mol/l)溶液2ml(2mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。この溶液に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステル200mg(0.39mmol)の塩化メチレン(4ml)溶液を加え、室温にて26時間撹拌した。反応混合物に10%酒石酸ナトリウムカリウム水溶液を加え、酢酸エチルで希釈後、室温にて0.5時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/1)により精製して、標記化合物132mg(収率:55%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.48 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.35-7.21 (m, 3H), 6.84 (br s, 0.7H), 6.33 (br s, 0.3H), 5.05 (br s, 0.7H), 4.89 (br s, 0.3H), 4.04-3.69 (m, 3H), 3.54 (br d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.45-5.40 (m, 2H), 3.20-2.63 (m, 3H), 2.36-1.55 (m, 5H), 1.44 (br s, 9H), 1.25-1.22 (m,6H), 0.96-0.84 (m,6H)。
(41b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1o)と同様に、実施例(41a)で得られた{(1S,2S,4S) −1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステルを用いて標記化合物88mg(収率:71%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ :7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.31 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 4.10-3.99 (m, 1H), 3.89-3.77 (m, 1H), 3.67-3.59 (m, 2H), 3.50-3.43 (m, 1H), 3.38-3.13 (m, 3H), 2.98-2.92 (m, 0.6H), 2.80-2.67 (m, 0.8H), 2.52-2.42 (m, 1.6H), 1.90-1.82 (m, 2H), 1.77-1.70 (m, 1H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.00-0.97 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:507((M+H)+)。
(実施例42)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸フェニルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−995)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよびアニリンを用いて標記化合物99mg(2工程通算収率:32%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,500MHz),δ :7.80 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.43-7.37 (m, 2H), 7.33-7.28 (m, 3H), 7.11 (t, 1H, J = 7.3 Hz), 6.69 (s, 1H), 3.66-3.56 (m, 3H), 3.36-3.17 (m, 3H), 2.97-2.92 (m, 0.6 Hz), 2.79-2.70 (m, 0.8H), 2.60-2.50 (m, 1.6H), 1.98-1.89 (m, 2H), 1.83-1.78 (m, 1H), 1.30-1.25 (m, 6H), 1.07-1.05 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:501((M+H)+)。
(実施例43)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(4−フルオロフェニル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−926)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび4−フルオロアニリンを用いて標記化合物192mg(2工程通算収率:66%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.61-7.58 (m, 2H), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.42-7.37 (m, 2H), 7.34-7.27 (m, 1H), 7.07-7.03 (m, 2H), 6.67 (s, 1H), 3.65-3.52 (m, 3H), 3.34-3.15 (m, 3H), 2.96-2.91 (m, 0.6H), 2.78-2.68 (m, 0.8H), 2.59-2.49 (m, 1.6H), 1.97-1.88 (m, 2H), 1.82-1.78 (m, 1H), 1.30-1.24 (m, 6H), 1.05-1.03 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:519((M+H)+)。
(実施例44)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−ピリジル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−1005)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび2−アミノピリジンを用いて標記化合物149mg(2工程通算収率:48%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ :8.32-8.30 (m, 1H), 8.12-8.10 (br d, 1H, J = 8.6 Hz), 7.81-7.76 (m, 1H), 7.55-7.52 (m, 1H), 7.44-7.27 (m, 3H), 7.14-7.11 (m, 1H), 6.69 (s, 2H), 3.66-3.54 (m, 3H), 3.35-3.18 (m, 3H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.76-2.60 (m, 1.8H), 2.55-2.50 (m, 0.6H), 2.00-1.90 (m, 2H), 1.84-1.78 (m, 1H), 1.29-1.24 (m, 6H), 1.05 (d, 6H, J = 7.0Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:502((M+H)+)。
(実施例45)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(3−ピリジル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−1013)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび3−アミノピリジンを用い、トリメチルアルミニウムのヘキサン溶液の代わりにジメチルアルミニウムクロリドの塩化メチレン溶液を用いて標記化合物125mg(2工程通算収率:41%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ :8.81 (s, 1H), 8.28-8.27 (m, 1H), 8.15-8.13 (m, 1H), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.43-7.29 (m, 4H), 6.68 (s, 2H), 3.66-3.53 (m, 3H), 3.36-3.18 (m, 3H), 2.98-2.91 (m, 0.6H), 2.81-2.62 (m, 1.8H), 2.55-2.51 (m, 0.6H), 2.02-1.91 (m, 2H), 1.84-1.77 (m, 1H), 1.30-1.25 (m, 6H), 1.05 (d, 6H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:502((M+H)+)。
(実施例46)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(4−ピリジル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−1014)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(1m)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよび4−アミノピリジンを用い、トリメチルアルミニウムのヘキサン(1.0mlol/l)溶液の代わりにジメチルアルミニウムクロリドの塩化メチレン(1.0mol/l)溶液を用いて標記化合物45mg(2工程通算収率:14%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ :8.39 (dd, 2H, J = 4.6, 1.5 Hz), 7.70 (dd, 2H, J = 5.0, 1.5 Hz), 7.56-7.52 (m, 1H), 7.44-7.36 (m, 2H), 7.34-7.28 (m, 1H), 6.68 (s, 2H), 3.67-3.51 (m, 3H), 3.37-3.18 (m, 3H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.81-2.64 (m, 1.8H), 2.54-2.50 (m, 0.6H), 2.02-1.92 (m, 2H), 1.83-1.76 (m, 1H), 1.30-1.25 (m, 6H), 1.04 (d, 3H, J = 2.3 Hz), 1.03 (d, 3H, J = 2.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:502((M+H)+)。
(実施例47)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−(2,2−ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−826)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(14a)で得られた5,5−ジメチル−1−フェニルピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物181mg(4工程通算収率:54%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.91 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 7.45-7.41 (m, 2H), 7.33-7.27 (m, 3H), 6.66 (1H, s), 3.70 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.60 (d, 1H, J = 17.6 Hz), 3.51-3.46 (m, 1H), 3.38 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.27 (d, 1H, J = 17.6 Hz), 3.19-3.12 (m, 2H), 2.93 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 4.9 Hz), 2.84 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 11.0 Hz), 2.53 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.3 Hz), 2.43-2.37 (m, 1H), 1.89-1.79 (m, 2H), 1.73-1.67 (m, 1H), 1.24 (br s, 6H), 1.01-0.98 (m, 6H), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:461((M+H)+)。
(実施例48)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−44)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(16a)で得られた1−(2-フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびn−ブチルアミンを用いて標記化合物289mg(4工程通算収率:45%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 8.06 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 7.43-7.37 (m, 1H), 7.35-7.30 (m, 1H), 7.28-7.21 (m, 2H), 6.68 (2H, s), 3.70-3.62 (m, 2H), 3.48-3.44 (m, 1H), 3.36-3.25 (m, 3H), 3.21-3.08 (m, 2H), 2.88 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 11.4 Hz), 2.55 (dd, 1H, J = 13.9 Hz, 4.1 Hz), 2.33-2.27 (m, 1H), 1.86-1.78 (m, 2H), 1.75-1.68 (m, 1H), 1.55-1.48 (m, 2H), 1.42-1.33 (m, 2H), 1.25 (s, 6H), 1.00-0.93 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例49)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(3−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−45)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(18a)で得られた1−(3-フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびブチルアミンを用いて標記化合物365mg(4工程通算収率:57%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 8.05 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 7.47-7.42 (m, 1H), 7.15-7.04 (m, 3H), 6.68 (2H, s), 3.72 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.61 (d, 1H, J = 17.6 Hz), 3.48-3.26 (m, 4H), 3.20-3.07 (m, 2H), 2.87 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 11.3 Hz), 2.53 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.3 Hz), 2.33-2.27 (m, 1H), 1.86-1.77 (m, 2H), 1.74-1.67 (m, 1H), 1.55-1.48 (m, 2H), 1.42-1.33 (m, 2H), 1.25 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.00-0.93 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例50)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−974)
(50a) 1−(4−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび4−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.30g(4工程通算収率:14%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.25-7.22 (m, 2H), 7.11-7.06 (m, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.48 (s, 2H), 1.32 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:223((M+H)+)。
(50b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(50a)で得られた1−(4-フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびn−ブチルアミンを用いて標記化合物220mg(4工程通算収率:47%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.04 (br s, 1H), 7.32-7.30 (m, 2H), 7.19-7.15 (m, 2H), 6.69 (s, 2H), 3.69 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.62-3.59 (m, 1H), 3.49-3.44 (m, 1H), 3.36 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.31-3.08 (m, 4H), 2.90-2.85 (m, 1H), 2.54 (dd, 1H, J = 13.1 Hz, 3.4 Hz), 2.32-2.28 (m, 1H), 1.86-1.78 (m, 2H), 1.73-1.69 (m, 1H), 1.54-1.48 (m, 2H), 1.41-1.34 (m, 2H), 1.25-1.23 (m, 6H), 0.99-0.93 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例51)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−827)
(51a) [1,1−ジメチル−2−(2−メチルフェニルアミノ)エチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル1.87g(10.0mmol)、2−メチルアニリン10.7g(10.0mmol)および酢酸0.57ml(10.0mmol)の塩化メチレン(100ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム2.5g(12.0mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物2.43g(収率:87%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.10 (br t, 1H, J = 7.8 Hz), 7.05 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 6.65-6.60 (m, 2H), 4.60 (br s, 1H), 4.21 (br s, 1H), 3.29 (s, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.43 (s, 9H), 1.39 (s, 6H)。
(51b) {2−[(2−ブロモアセチル)−(2−メチルフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(51a)で得られた[1,1−ジメチル−2−(2−メチルフェニルアミノ)エチル]カルバミン酸t−ブチルエステル2.4g(8.62mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(85ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド1.12ml(12.9mmol)を加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物3.21g(収率:93%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.34-7.22 (m, 4H), 4.69 (br s, 1H), 4.24 (d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.74 (br d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.59 (br d, 1H, J = 11.3 Hz), 3.54 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 1.36 (br s, 3H), 1.32 (br s, 3H), 1.19 (s, 9H)。
(51c) 2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(51b)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(2−メチルフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル3.2g(8.0mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム1.3g(12.0mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製して、標記化合物1.8g(収率:71%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.28-7.24 (m, 3H), 7.14-7.15 (m, 1H), 4.33 (br d, 1H, J = 17.1 Hz), 4.14 (br d, 1H, J = 17.1 Hz), 3.68 (br d, 1H, J = 12.7 Hz), 3.41 (br d, 1H, J = 12.7 Hz), 2.26 (s, 3H), 1.59 (br s, 3H), 1.54 (br s, 3H), 1.50 (s, 9H)。
(51d) 5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(51c)で得られた2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル0.4g(1.26mmol)の塩化メチレン(1.9ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.97ml(12.6mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物230mg(収率:84%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.28-7.23 (m, 3H), 7.12-7.10 (m, 1H), 3.75 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.46 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.32 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 2.25 (s, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.33 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:219((M+H)+)。
(51e) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸2,2−ジメチルプロピルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(51d)で得られた5,5−ジメチル−1−(2-メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物112mg(4工程通算収率:58%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.32-7.25 (m, 3H), 7.18-7.11 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.70-3.46 (m, 3H), 3.37-3.13 (m, 4H), 2.93-2.87 (m, 1.6H), 2.82-2.75 (m, 0.4H), 2.65-2.60 (m, 0.4H), 2.49 (dd, 0.6H, J = 13.3 Hz, 3.9 Hz), 2.43-2.37 (m, 1H), 2.24-2.23 (m, 3H), 1.88-1.81 (m, 2H), 1.73-1.67 (m, 1H), 1.27-1.25 (m, 6H), 1.01-0.99 (m, 6H), 0.94 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:475((M+H)+)。
(実施例52)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−122)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(51d)で得られた5,5−ジメチル−1−(2-メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物108mg(4工程通算収率:66%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.32-7.26 (m, 3H), 7.19-7.11 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.70-3.45 (m, 3H), 3.37-3.12 (m, 4H), 2.96-2.89 (m, 1.6H), 2.84-2.78 (m, 0.4H), 2.63 (dd, 0.4H, J = 13.7 Hz, 4.7 Hz), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.37-2.32 (m, 1H), 2.24-2.23 (m, 3H), 1.88-1.68 (m, 4H), 1.28-1.25 (m, 6H), 0.99 (t, 6H, J = 7.4 Hz), 0.94 (d, 6H, J = 6.7 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:461((M+H)+)。
(実施例53)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−エチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−1022)
(53a) 5,5−ジメチル−1−(2−エチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−エチルアニリンを用いて標記化合物3.43g(4工程通算収率:42%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.33-7.24 (m, 3H), 7.10 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 3.75 (d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.44 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.33 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 2.66-2.53 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 1.33 (s, 3H), 1.24 (t, 3H, J = 7.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:233((M+H)+)。
(53b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−エチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(53a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−エチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物196mg(4工程通算収率:68%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.38-7.25 (m, 3H), 7.17-7.10 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.69-3.46 (m, 3H), 3.37-3.13 (m, 4H), 2.94-2.88 (m, 1.6H), 2.81-2.76 (m, 0.4H), 2.66-2.55 (m, 2.4H), 2.49 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.3 Hz), 2.44-2.39 (m, 1H), 1.88-1.80 (m, 2H), 1.75-1.68 (m, 1H), 1.28-1.20 (m, 9H), 1.01-0.93 (m, 15H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:489((M+H)+)。
(実施例54)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−5−オキソ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−1017)
(54a) 5,5−ジメチル−1−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−トリフルオロメチルアニリンを用いて標記化合物3.5g(4工程通算収率:13%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.75 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.64 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 7.48 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 7.30 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 3.75 (d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.65 (d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.45 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.40 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 1.35 (s, 3H), 1.31 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:273((M+H)+)。
(54b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−5−オキソ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(54a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物88mg(4工程通算収率:55%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.92 (br s, 1H), 7.82-7.75 (m, 2H), 7.61-7.58 (m, 1H), 7.45-7.40 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.67-3.42 (m, 3H), 3.35-3.13 (m, 4H), 2.98-2.90 (m, 1.6H), 2.78-2.69 (m, 0.8H), 2.49-2.38 (m, 1.6H), 1.89-1.82 (m, 2H), 1.73-1.68 (m, 1H), 1.27-1.25 (m, 6H), 1.01-1.00 (m, 6H), 0.94 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:529((M+H)+)。
(実施例55)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸ブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−16)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(10f)で得られた5,1−[2−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびn−ブチルアミンを用いて標記化合物107mg(4工程通算収率:35%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.03 (br s, 1H), 7.35-7.32 (m, 1H), 7.16 (d, 2H, J = 7.8 Hz), 7.09 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.00-6.97 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 4.14-4.07 (m, 2H), 3.65-3.43 (m, 5H), 3,33 (s, 3H), 3.28-3.08 (m, 5.5H), 2.32-2.28 (m, 1.5H), 2.05-2.00 (m, 2H), 1.84-1.80 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.54-1.49 (m, 2H), 1.41-1.34 (m, 2H), 1.29-1.25 (m, 6H), 1.00-0.98 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:535((M+H)+)。
(実施例56)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−{4−[2−(3−メトキシエトキシ)フェニル]−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル}ヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−994)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(11a)で得られた5,1−[2−(3−メトキシエトキシ)フェニル]−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物123mg(4工程通算収率:59%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.35-7.32 (m, 1H), 7.17 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.5 Hz), 7.12 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.02-6.99 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 4.18-4.17 (m, 2H), 3.73-3.71 (m, 2H), 3.61-3.45 (m, 3H), 3.37 (s, 3H), 3.33-3.12 (m, 6H), 2.91 (dd, 1H, J = 13.2 Hz, 7.3 Hz), 2.36-2.32 (m, 1H), 1.87-1.76 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.27 (br s, 3H), 1.24 (br s, 3H), 1.00-0.97 (m, 6H), 0.94 (d, 6H, J = 6.4 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:521((M+H)+)。
(実施例57)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−756)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(20a)で得られた1−(2,3−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物113mg(4工程通算収率:60%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.07 (br s, 1H), 7.33-7.22 (m, 2H), 7.14 (t, 1H, J = 7.1 Hz), 6.69 (s, 2H), 3.71-3.64 (m, 2H), 3.51-3.44 (m, 1H), 3.38-3.29 (m, 2H), 3.21-3.12 (m, 2H), 2.94-2.86 (2H, m), 2.56 (dd, 1H, J = 4.1, 13.4 Hz), 2.34 (m, 1H), 1.87-1.76 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 1H), 1.28-1.26 (m, 6H), 1.00-0.93 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:483((M+H)+)。
(実施例58)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−981)
(58a) 1−(2,4−ジフルオロフェニル)5,5−ジメチル−ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,4−ジフルオロアニリンを用いて標記化合物0.61g(4工程通算収率:43%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.25-7.19 (m, 1H), 6.93-6.89 (m, 2H), 3.71 (s, 2H), 3.43 (s, 2H), 1.32 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:241((M+H)+)。
(58b)(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(58a)で得られた1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物115mg(4工程通算収率:25%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.08 (br s, 1H), 7.38-7.34 (m, 1H), 7.13-7.04 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.67-3.62 (m, 2H), 3.48-3.46 (m, 1H), 3.34-3.12 (m, 4H), 2.95-2.85 (m, 2H), 2.55 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 3.9 Hz), 2.36-2.31 (m, 1H), 1.85-1.77 (m, 3H), 1.74-1.68 (m, 1H), 1.32-1.25 (m, 6H), 1.00-0.97 (m, 6H), 0.94-0.93 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:483((M+H)+)。
(実施例59)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−757)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(24a)で得られた1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物138mg(4工程通算収率:33%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.29-7.23 (m, 1H), 7.18-7.13 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.67 (d, 1H, J = 9.4 Hz), 3.63 (d, 1H, J = 15.6 Hz), 3.48-3.44 (m, 1H), 3.36-3.27 (m, 2H), 3.17-3.11 (m, 2H), 2.91 (dd, 1H, J = 13.1 Hz, 7.2 Hz), 2.85 (dd, 1H, J = 13.1 Hz, 11.3 Hz), 2.54 (dd, 1H, J = 13.1 Hz, 4.3 Hz), 2.36-2.31 (m, 1H), 1.85-1.68 (m, 4H), 1.25 (br s, 3H), 1.24 (br s, 3H), 0.99 (d, 3H, J = 6.7 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.7 Hz), 0.93 (d, 6H, J = 7.0 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:483((M+H)+)。
(実施例60)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−758)
(60a) [2−(2,6−ジフルオロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル15.0g(80.0mmol)、2,6−ジフルオロアニリン5.16g(40.0mmol)および酢酸2.09ml(40.0mmol)の塩化メチレン(400ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム17.0g(80.0mmol)を加え、室温にて19時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=20/1 から 10/1)により精製して、標記化合物3.68g(収率:31%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 6.81-6.77 (m, 2H), 6.67-6.60 (m, 1H), 4.56 (br s, 1H), 3.82 (br s, 1H), 3.47 (br d, 2H, J = 6.7 Hz), 1.43 (s, 9H), 1.32 (s, 6H)。
(60b) {2−[(2−ブロモアセチル)−(2,6−ジフルオロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(60a)で得られた[2−(2,6−ジフルオロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル3.66g(12.2mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(61ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド1.17ml(13.4mmol)を加え、同温度にて5分間撹拌した。反応混合物に水を加え、ジエチル
エーテルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)により精製して、標記化合物5.14g(収率:定量的)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.37-7.32 (m, 1H), 7.02 (br t, 1H, J = 8.3 Hz), 4.43 (br s, 1H), 4.09 (br s, 2H), 3.70 (s, 2H), 1.31 (br s, 6H), 1.16 (br s, 9H)。
(60c) 4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(60b)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(2,6−ジフルオロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル5.14g(12.2mmol)のテトラヒドロフラン(120ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム2.05g(18.3mmol)のテトラヒドロフラン(120ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物に酢酸0.33ml(6.10mmol)を加え、室温に戻した後、減圧下にて溶媒を留去し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン/酢酸エチル=3/1)により精製して、標記化合物3.43g(収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.32-7.26 (m, 1H), 7.00 (t, 2H, J = 8.3 Hz), 4.26 (s, 2H), 3.57 (s, 2H), 1.54 (br s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(60d) 1−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(60c)で得られた4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル1.80g(5.47mmol)の塩化メチレン(8.4ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸4.2ml(54.7mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物1.25g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.30-7.26 (m, 2H), 6.98 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 3.73 (br s, 2H), 3.46 (br s, 2H), 1.34 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:241((M+H)+)。
(60e) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(60d)で得られた1−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物140mg(4工程通算収率:52%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.48-7.40 (m, 1H), 7.13-7.08 (m, 2H), 6.67 (s, 1H), 3.69-3.65 (m, 2H), 3.49-3.44 (m, 1H), 3.35-3.25 (m, 2H), 3.15-3.06 (m, 2H), 2.92 (dd, 1H, J = 12.9 Hz, 7.0 Hz), 2.84 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 10.8 Hz), 2.54 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 4.3 Hz), 2.35-2.29 (m, 1H), 1.86-1.68 (m, 4H), 1.26 (s, 6H), 0.99 (d, 3H, J = 6.7 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.7 Hz), 0.94 (d, 6H, J = 6.7 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:483((M+H)+)。
(実施例61)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−983)
(61a) 1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)5,5−ジメチル−ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2−クロロ−4−フルオロアニリンを用いて標記化合物0.70g(4工程通算収率:53%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.24-7.21 (m, 2H), 7.06-7.01 (m, 1H), 3.76 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.68 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.44 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.35 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 1.38 (s, 3H), 1.32 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:257((M+H)+)。
(61b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(61a)で得られた1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)5,5−ジメチル−ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物135mg(4工程通算収率:45%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.07 (br s, 1H), 7.40-7.35 (m, 2H), 7.21-7.18 (m, 1H), 6.68 (s, 1H), 3.66-3.58 (m, 2H), 3.50-3.45 (m, 1H), 3.35-3.12 (m, 4H), 2.97-2.89 (m, 1.6H), 2.80-2.67 (m, 0.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 3.2 Hz), 2.36-2.32 (m, 1H), 1.87-1.68 (m, 4H), 1.30-1.26 (m, 6H), 1.00-0.97 (m, 6H), 0.94 (d, 6H J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:499((M+H)+)。
(実施例62)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−89)
(62a) [2−(2−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル6.0g(32.0mmol)、2−クロロ−5−フルオロアニリン4.6g(32.0mmol)および酢酸1.8ml(32.0mmol)の塩化メチレン(320ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム10.0g(47.2mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物5.36g(収率:53%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.16-7.13 (m, 1H), 6.48-6.37 (m, 1H), 6.31-6.26 (m, 1H), 4.78 (br s, 1H), 4.52 (br s, 1H), 3.35 (br d, 2H, J = 5.9 Hz), 1.43 (s, 9H), 1.35 (s, 6H)。
(62b) {2−[(2−ブロモアセチル)−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(62a)で得られた[2−(2−クロロ−5−フルオロフェニルアミノ)−1,1−ジメチルエチル]カルバミン酸t−ブチルエステル5.3g(16.8mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(170ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド2.2ml(25.2mmol)を加え、同温度にて15分間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物5.8g(収率:80%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.45 (br d, 1H, J = 9.0 Hz, 5.6 Hz), 7.29-7.26 (m, 1H), 7.08-7.04 (m, 1H), 4.51 (br s, 1H), 4.15 (br d, 1H, J = 13.7 Hz), 3.99 (br d, 1H, J = 13.7 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 11.2 Hz), 3.53 (d, 1H, J = 11.2 Hz), 1.34 (s, 3H), 1.32 (s, 3H), 1.21 (s, 9H)。
(62c) 4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(62b)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル5.8g(13.3mmol)のテトラヒドロフラン(130ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム2.2g(19.9mmol)のテトラヒドロフラン(130ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=10/1)により精製して、標記化合物2.79g(収率:64%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.44 (dd, 1H, J = 8.8 Hz, 5.4 Hz), 7.07-7.01 (m, 2H), 4.25 (br s, 2H), 3.54 (br s, 2H), 1.55 (br s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(62d) 1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン
実施例(62c)で得られた4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル1.80g(5.47mmol)の塩化メチレン(8.4ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸4.2ml(54.7mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物1.25g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.24-7.25 (m, 2H), 7.12-7.08 (m, 1H), 3.71 (br s, 2H), 3.45 (br s, 2H), 1.32 (br s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:257((M+H)+)。
(62e) N−{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン1.15g(3.25mol)と実施例(62d)で得られた1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン889mg(3.9mmol)のトルエン(32ml)溶液を、110℃にて1時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=10/1)により精製して、標記化合物1.77g(収率:91%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.94 (br s, 1H), 7.83-7.77 (m, 2H), 7.42 (dd, 1H, J = 8.8 Hz, 5.4 Hz), 7.05-6.89 (m, 2H), 5.92 (br s, 0.6H), 5.57 (br s, 0.4H), 4.86-4.83 (m, 1H), 3.62 (br s, 1H), 3.30-3.10 (m, 3H), 2.88-2.40 (m, 4.4H), 2.27-2.15 (m, 2.6H), 1.17 (br s, 3H), , 1.08 (br s, 3H), 1.03 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.6 Hz)。
(62f) {(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(62e)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.70g(2.85mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.87ml(8.54mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム1.1g(3.42mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの塩化メチレン(24ml)溶液に、トリエチルアミン0.99ml(7.11mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート620mg(2.84mmol)を加え、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1)により精製して、標記化合物1.05g(収率:70%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.43 (dd, 1H, J = 8.8 Hz, 5.3 Hz), 7.05-6.99 (m, 2H), 4.82 (br s, 1H), 4.44 (br s, 1H), 3.87-3.81 (m, 1H), 3.59-2.39 (m, 7H), 2.31-2.11 (m, 3H), 1.45 (br s, 9H), 1.25 (br s, 6H), 1.03 (br d, 3H, J = 6.7 Hz), 0.97 (br d, 3H, J = 7.0 Hz)。
(62g) {(1S,2S,4S) −4−ブチルカルバモイル−1−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(62f)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.48mmol)に、n−ブチルアミン0.89ml(9.5mmol)および2−ヒドロキシピリジン28mg(0.48mmol)を加え、70℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物254mg(収率:89%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.43 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 5.5 Hz), 7.05-6.96 (m, 2H), 5.75 (br s, 1H), 5.04 (br s, 1H), 3.89 (br d, 1H, J = 10.2 Hz), 3.66 (br d, 1H, J = 18.4 Hz), 3.49-3.16 (m, 6H), 2.78-2.65 (m, 2H), 2.05-1.89 (m, 2H), 1.79-1.64 (m, 2H), 1.54-1.24 (m, 19H), 0.97-0.91 (m, 9H)。
(62h) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド フマル酸塩
実施例(62g)で得られた{(1S,2S,4S) −4−ブチルカルバモイル−1−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル254mg(0.42mmol)の塩化メチレン(1.9ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.98ml(12.7mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水で希釈し、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド207mg(0.42mmol)のメタノール(4ml)溶液に、フマル酸49mg(0.42mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去して、標記化合物220mg(収率:87%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.04 (br s, 1H), 7.59-7.56 (m, 1H), 7.22-7.18 (m, 2H), 6.71 (s, 2H), 3.63-3.59 (m, 2H), 3.49-3.44 (m, 1H), 3.36-3.18 (m, 5H), 2.95 (br t, 0.6H, J = 13.3 Hz), 2.80-2.69 (m, 0.8H), 2.52-2.48 (m, 0.6 H), 2.32-2.28 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 2H), 1.74-1.68 (m, 1H), 1.55-1.48 (m, 2H), 1.41-1.33 (m, 2H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.00-0.93 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:499((M+H)+)。
(実施例63)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−774)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(62f)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物107mg(2工程通算収率:65%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,500MHz),δ : 7.58-7.55 (m, 1H), 7.21-7.18 (m, 2H), 6.67 (s, 1H), 3.66-3.45 (m, 3H), 3.39-3.12 (m, 4H), 2.96-2.89 (m, 1.6H), 2.77-2.69 (m, 0.8H), 2.51-2.48 (m, 0.6H), 2.36-2.32 (m, 1H), 1.87-1.69 (m, 4H), 1.30-1.26 (m, 6H), 1.00-0.97 (m, 6H), 0.93 (d, 6H, J = 6.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:499((M+H)+)。
(実施例64)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−876)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(62f)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物144mg(2工程通算収率:53%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.58-7.54 (m, 1H), 7.21-7.16 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.64-3.48 (m, 3H), 3.39-3.12 (m, 4H), 2.96-2.90 (m, 1.6H), 2.71 (br s, 0.8H), 2.49 (br d, 0.6H, J = 10.2 Hz), 2.42-2.38 (m, 1H), 1.88-1.79 (m, 2H), 1.74-1.67 (m, 1H), 1.30 (br s, 3H), 1.26 (br s, 3H), 1.01-0.98 (m, 6H), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:513((M+H)+)。
(実施例65)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−918)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(62f)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびシクロヘキシルアミンを用いて標記化合物131mg(2工程通算収率:56%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.89 (br d, 1H, J = 7.3 Hz), 7.58-7.55 (m, 1H), 7.21-7.18 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.71-3.44 (m, 4H), 3.38-3.16 (m, 3H), 2.97-2.91 (m, 0.6H), 2.78-2.70 (m, 0.8H), 2.52-2.50 (m, 0.6H), 2.28-2.24 (m, 1H), 1.90-1.63 (m, 8H), 1.40-1.16 (m, 11H), 0.99-0.96 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:525((M+H)+)。
(実施例66)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(4−フルオロフェニル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−969)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(62f)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび4−フルオロアニリンを用いて標記化合物122mg(2工程通算収率:42%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.62-7.55 (m, 3H), 7.22-7.15 (m, 2H), 7.08-7.04 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.65-3.53 (m, 3H), 3.35-3.17 (m, 3H), 2.97-2.92 (m, 0.6H), 2.74-2.72 (m, 0.8H), 2.58-2.49 (m, 1.6H), 1.96-1.88 (m, 2H), 1.83-1.78 (m, 1H), 1.30-1.25 (m, 6H), 1.06-1.04 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:537((M+H)+)。
(実施例67)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−841)
(67a) [1,1−ジメチル−2−(3-フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)エチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル3.5g(18.7mmol)、3−フルオロ−2−メチルアニリン2.25g(18.0mmol)および酢酸1.0ml(18.0mmol)の塩化メチレン(190ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム5.8g(27.0mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物3.97g(収率:74%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.04-6.98 (m, 1H), 6.43-6.36 (m, 2H), 4.57 (br s, 1H), 4.51 (br s, 1H), 3.29 (br s, 2H), 2.06 (br s, 3H), 1.43 (s, 9H), 1.39 (s, 6H)。
(67b) {2−[(2−ブロモアセチル)−(3-フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(67a)で得られた[1,1−ジメチル−2−(3-フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)エチル]カルバミン酸t−ブチルエステル3.97g(13.4mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(67ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド1.4ml(16.1mmol)を加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物4.23g(収率:76%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.25-7.17 (m, 2H), 7.06 (br t, 1H, J = 8.6 Hz), 4.56 (br s, 1H), 4.24 (d, 1H, J = 14.2 Hz), 3.84 (br d, 1H, J = 14.2 Hz), 3.62 (br d, 1H, J = 10.7 Hz), 3.56 (d, 1H, J = 10.7 Hz), 2.17 (br s, 3H), 1.35 (br s, 3H), 1.31 (br s, 3H), 1.20 (s, 9H)。
(67c) 2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(67b)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(3-フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル4.2g(10.1mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム1.7g(15.1mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物1.6g(収率:47%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.23-7.19 (m, 1H), 7.02 (br t, 1H, J = 8.8 Hz), 6.96 (br d, 1H, J = 7.8 H), 4.31 (br d, 1H, J = 17.1 Hz), 4.17 (br d, 1H, J = 17.1 Hz), 3.65 (br d, 1H, J = 13.2 Hz), 3.44 (br d, 1H, J = 13.2 Hz), 2.16 (br s, 3H), 1.58 (br s, 3H), 1.54 (br s, 3H), 1.50 (s, 9H)。
(67d) 5,5−ジメチル−1−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(67c)で得られた2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル1.25g(3.7mmol)の塩化メチレン(5.6ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸2.8ml(37mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物0.9g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.23-7.17 (m, 1H), 7.01 (br t, 1H, J = 8.8 Hz), 6.92 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 3.75 (d, 1H, J = 18.4 Hz), 3.68 (d, 1H, J = 18.4 Hz), 3.45 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.30 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 2.15 (br s, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.33 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:237((M+H)+)。
(67e) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(67d)で得られた5,5−ジメチル−1−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物106mg(4工程通算収率:47%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.32-7.26 (m, 1H), 7.13-6.98 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.70-3.46 (m, 3H), 3.39-3.13 (m, 4H), 2.93-2.87 (m, 1.6H), 2.83-2.77 (m, 0.4H), 2.61 (dd, 0.4H, J = 13.9 Hz, 4.5 Hz), 2.49 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.5 Hz), 2.42-2.38 (m, 1H), 2.14-2.13 (m, 3H), 1.89-1.80 (m, 2H), 1.74-1.67 (m, 1H), 1.28-1.25 (m, 6H), 1.01-0.98 (m, 6H), 0.94 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:493((M+H)+)。
(実施例68)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−739)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(67d)で得られた5,5−ジメチル−1−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物123mg(4工程通算収率:54%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.32-7.27 (m, 1H), 7.12-7.09 (m, 1H), 7.05-6.99 (m, 1H), 6.68 (s, 1H), 3.71-3.46 (m, 3H), 3.39-3.13 (m, 4H), 2.95-2.90 (m, 1.6H), 2.85-2.80 (m, 0.4H), 2.64-2.61 (m, 0.4H), 2.53-2.49 (m, 0.6H), 2.37-2.33 (m, 1H), 2.15-2.14 (m, 3H), 1.86-1.78 (m, 3H), 1.75-1.70 (m, 1H), 1.29-1.26 (m, 6H), 1.01-0.98 (m, 6H), 0.95 (d, 6H, J = 6.4 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:479((M+H)+)。
(実施例69)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−982)
(69a) 5,5−ジメチル−1−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび4−フルオロ−2−メチルアニリンを用いて標記化合物0.62g(4工程通算収率:34%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.07 (dd, 1H, J = 8.6 Hz, 5.5 Hz), 6.98-6.90 (m, 2H), 3.73 (d, 1H, J = 18.4 Hz), 3.69 (d, 1H, J = 18.4 Hz), 3.42 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.29 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 2.23 (s, 3H), 1.35 (br s, 3H), 1.33 (br s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:237((M+H)+)。
(69b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(69a)で得られた5,5−ジメチル−1−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物135mg(4工程通算収率:42%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.06 (br s, 1H), 7.19-7.13 (m, 1H), 7.08-6.99 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 3.67-3.45 (m, 3H), 3.35-3.12 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.83-2.79 (m, 0.4H), 2.64-2.61 (m, 0.4H), 2.51-2.48 (m, 0.6H), 2.35-2.32 (m, 1H), 2.24-2.23 (m, 3H), 1.85-1.78 (m, 3H), 1.73-1.69 (m, 1H), 1.32-1.25 (m, 6H), 0.99. (t, 6H, J = 7.6 Hz), 0.94 (d, 6H, J = 6.4 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:479((M+H)+)。
(実施例70)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−842)
(70a) [1,1−ジメチル−2−(5-フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)エチル]カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル5.08g(27.1mmol)、5−フルオロ−2−メチルアニリン5g(27.1mmol)および酢酸1.55ml(27.1mmol)の塩化メチレン(270ml)溶液に、氷冷下にて、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム6.9g(32.5mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)により精製して、標記化合物5.68g(収率:71%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 6.96-6.92 (m, 1H), 6.31-6.27 (m, 2H), 4.57 (br s, 2H), 3.25 (d, 2H, J = 5.5 Hz), 2.11 (s, 3H), 1.43 (s, 9H), 1.39 (s, 6H)。
(70b) {2−[(2−ブロモアセチル)−(5-フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(70a)で得られた[1,1−ジメチル−2−(5-フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)エチル]カルバミン酸t−ブチルエステル5.68g(19.1mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(95ml)溶液に、氷冷下にて、ブロモアセチルブロミド1.67ml(19.1mmol)を加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物7.1g(収率:89%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.23 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.3 Hz), 7.11 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 7.00 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 4.54 (br s, 1H), 4.21 (d, 1H, J = 13.7 Hz), 3.80 (br d, 1H, J = 13.7 Hz), 3.59 (br d, 1H, J = 11.0 Hz), 3.52 (d, 1H, J = 11.0 Hz), 2.21 (s, 3H), 1.35 (br s, 3H), 1.31 (br s, 3H), 1.20 (s, 9H)。
(70c) 2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル
実施例(70b)で得られた{2−[(2−ブロモアセチル)−(5-フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ]−1,1−ジメチルエチル}カルバミン酸t−ブチルエステル7.13g(17.0mmol)のテトラヒドロフラン(170ml)溶液に、窒素雰囲気下およびドライアイス−アセトン浴による冷却下にて、t−ブトキシカリウム2.87g(25.6mmol)のテトラヒドロフラン(170ml)溶液を20分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、室温に戻し、水を加えて希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物4.5g(収率:78%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.23 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.3 Hz), 6.96 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 6.88 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 4.28 (br s, 1H), 4.18 (br s, 1H), 3.64 (br s, 1H), 3.43 (br s, 1H), 2.21 (s, 3H), 1.56 (br s, 6H), 1.50 (s, 9H)。
(70d) 5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(70c)で得られた2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル4.5g(13.4mmol)の塩化メチレン(20ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸10ml(134mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)により精製して、標記化合物2.71g(収率:86%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.22 (dd, 1H, J = 8.4 Hz, 6.5 Hz), 6.95 (dt, 1H, J = 8.4 Hz, 2.7 Hz), 6.84 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 3.74 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.68 (d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.43 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.30 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 2.20 (s, 3H), 1.35 (s, 3H), 1.33 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:237((M+H)+)。
(70e) N−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン863mg(2.43mmol)と実施例(70d)で得られた5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン805mg(3.40mmol)のトルエン(30ml)溶液を、110℃にて2間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=5/1〜3/1)により精製して、標記化合物1.44g(収率:99%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.98-7.90 (m, 1H), 7.85-7.78 (m, 2H), 7.20 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.7 Hz), 6.96 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 6.82-6.67 (m, 1H), 5.89 (br d, 0.6H, J = 6.7 Hz), 5.60 (br d, 0.4H, J = 7.0 Hz), 4.88-4.79 (m, 1H), 3.68-3.58 (m, 1H), 3.37-3.27 (m, 1H), 3.16-2.17 (m, 9H), 2.11 (s, 3H), 1.16-0.93 (m, 12H)。
(70f) {(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(70e)で得られたN−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.44g(2.43mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.52ml(4.87mmol)のアセトリトリル(25ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム953mg(2.92mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンの酢酸エチル(11ml)と水(11ml)の混合溶液に、炭酸水素ナトリウム211mg(2.51mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート549mg(2.51mmol)を加え、室温にて4時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=5/1〜3/1)により精製して、標記化合物996mg(収率:93%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.21 (dd, 1H, J = 8.3 Hz, 6.4 Hz), 6.95 (dt, 1H, J = 8.3 Hz, 2.4 Hz), 6.86-6.80 (m, 1H), 4.83-4.76 (m, 1H), 4.47-4.44 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.55-3.16 (m, 4H), 2.75-2.41 (m, 3H), 2.30-2.11 (m, 6H), 1.45 (br s, 9H), 1.22 (br s, 6H), 1.03 (br d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.98-0.96 (m, 3H)。
(70g) {(1S,2S,4S) −4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(70f)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル202mg(0.4mmol)に、(2,2−ジメチルプロピル)アミン0.94ml(8.0mmol)および2−ヒドロキシピリジン7.6mg(0.08mmol)を加え、70℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物177mg(収率:75%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.21 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.1 Hz), 6.95 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 6.83-6.80 (m, 1H), 5.75 (br s, 1H), 5.03 (br s, 1H), 3.92-3.89 (m, 1H), 3.64 (br d, 1H, J = 18.0 Hz), 3.49-3.14 (m, 5H), 3.09-2.98 (m, 1H), 2.77-2.61 (m, 2H), 2.17 (br s, 3H), 2.11-2.05 (m, 1H), 1.99-1.90 (m, 1H), 1.79-1.67 (m, 2H), 1.46 (br s, 9H), 1.22 (br s, 6H), 0.97-0.92 (m, 15H)。
(70h) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(70g)で得られた{(1S,2S,4S) −4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル177mg(0.30mmol)の塩化メチレン(1.4ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.69ml(8.96mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水で希釈し、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド122mg(0.25mmol)のメタノール(2ml)溶液に、フマル酸14mg(0.12mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去して、標記化合物100mg(収率:74%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.92 (br s, 1H), 7.33-7.29 (m, 1H), 7.06-6.91 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.68-3.45 (m, 3H), 3.39-3.16 (m, 4H), 2.94-2.89 (m, 1.6H), 2.80-2.62 (m, 0.8H), 2.50-2.38 (m, 0.6H), 2.20 (s, 3H), 1.88-1.84 (m, 2H), 1.73-1.67 (m, 1H), 1.27-1.25 (m, 6H), 1.01-0.99 (m, 6H), 0.94 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:493((M+H)+)。
(実施例71)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−740)
(71a) {(1S,2S,4S) −4−イソブチルカルバモイル−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(70f)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.39mmol)に、イソブチルアミン0.4ml(3.96mmol)および2−ヒドロキシピリジン8mg(0.079mmol)を加え、80℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物226mg(収率:99%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.21 (dd, 1H, J = 8.3 Hz, 6.1 Hz), 6.95 (dt, 1H, J = 8.3 Hz, 2.9 Hz), 6.83-6.80 (m, 1H), 5.77 (br s, 1H), 5.04 (br s, 1H), 3.90-3.80 (m, 1H), 3.64 (br d, 1H, J = 17.6 Hz), 3.50-3.15 (m, 5H), 3.05-3.00 (m, 1H), 2.78-2.62 (m, 2H), 2.17 (br s, 3H), 2.07-2.03 (m, 1H), 1.97-1.90 (m, 1H), 1.83-1.67 (m, 3H), 1.46 (br s, 9H), 1.22 (br s, 6H), 0.97-0.92 (m, 12H)。
(71b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(71a)で得られた{(1S,2S,4S) −4−イソブチルカルバモイル−1−[4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル238mg(0.411mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.95ml(12.33mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、飽和重曹水で希釈し、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド172mg(0.35mmol)のメタノール(2ml)溶液に、フマル酸20.8mg(0.179mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去して、標記化合物152mg(収率:80%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,500MHz),δ :7.33-7.30 (m, 1H), 7.06-6.93 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.68-3.45 (m, 3H), 3.39-3.09 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.81-2.76 (m, 0.4H), 2.65 (dd, 0.4H, J = 13.4 Hz, 4.2 Hz), 2.48 (dd, 0.6H, J = 13.2Hz, 3.9 Hz), 2.36-2.32 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.87-1.69 (m, 4H), 1.27-1.25 (m, 6H), 1.00 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.98 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.94 (d, 6H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:479((M+H)+)。
(実施例72)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−884)
実施例(1n)および(1o)と同様に、 実施例(70f)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびシクロヘキシルアミンを用いて標記化合物269mg(2工程通算収率:48%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.33-7.30 (m, 1H), 7.06-7.02 (m, 1H), 6.99-6.93 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.71-3.57 (m, 3H), 3.51-3.48 (m, 1H), 3.39-3.12 (m, 3H), 2.94-2.90 (m, 0.6H), 2.80-2.75 (m, 0.4H), 2.68-2.64 (m, 0.4H), 2.49 (m, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.1 Hz), 2.29-2.25 (m, 1H), 2.20 (br s, 3H), 1.90-1.63 (m, 8H), 1.40-1.15 (m, 11H), 1.00-0.94 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:505((M+H)+)。
(実施例73)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2−ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−791)
実施例(1n)および(1o)と同様に、 実施例(70f)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4S)−4−イソプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(1,1−ジメチルエタノール)アミンを用いて標記化合物120mg(2工程通算収率:55%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,500MHz),δ :7.90-7.88 (m, 1H), 7.33-7.30 (m, 1H), 7.06-7.02 (m, 1H), 6.99-6.94 (m, 1H), 6.71 (s, 1H), 3.68-3.47 (m, 3H), 3.40-3.16 (m, 5H), 2.95-2.91 (m, 0.6H), 2.81-2.76 (m, 0.4H), 2.68-2.65 (m, 0.4H), 2.51-2.47 (m, 0.6H), 2.41-2.37 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.90-1.80 (m, 2H), 1.75-1.70 (m, 1H), 1.28-1.25 (m, 6H), 1.21 (s, 6H), 1.01-0.98 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:495((M+H)+)。
(実施例74)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2,5−ジメチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−734)
(74a) 5,5−ジメチル−1−(2,5−ジメチルフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,5−ジメチルアニリンを用いて標記化合物0.25g(4工程通算収率:30%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.82 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.03 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 6.91 (s, 1H), 3.74 (d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.67 (d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.43 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 3.29 (d, 1H, J = 12.1 Hz), 2.31 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 1.34 (s, 3H), 1.33 (s, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:233((M+H)+)。
(74b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2,5−ジメチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(74a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2,5−ジメチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物153mg(4工程通算収率:78%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.09 (br s, 1H), 7.18 (d, 1H, J = 7.3 Hz), 7.09 (d, 1H, J = 7.3 Hz), 6.99 (s, 0.6H), 6.94 (s, 0.4H), 6.68 (s, 1H), 3.68-3.46 (m, 3H), 3.36-3.14 (m, 4H), 2.95-2.90 (m, 1.6H), 2.84-2.79 (m, 0.4H), 2.63 (dd, 0.4H, J = 13.4 Hz, 4.1 Hz), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.1 Hz), 2.37-2.32 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.19 (s, 1.2H), 2.18 (s, 1.8H), 1.88-1.78 (m, 3H), 1.75-1.69 (m, 1H), 1.28-1.26 (m, 6H), 1.01-0.94 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:475((M+H)+)。
(実施例75)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−5−オキソ−4−(2,3,5−トリフルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:1−977)
(75a) 5,5−ジメチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)ピペラジン−2−オン
実施例(1h)から(1k)と同様に、参考例3で得られた(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステルおよび2,3,5−トリフルオロアニリンを用いて標記化合物0.56g(4工程通算収率:25%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 6.94-6.89 (m, 1H), 6.82-6.78 (m, 1H), 3.69 (s, 2H), 3.45 (s, 2H), 1.33 (s, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:259((M+H)+)。
(75b) (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−5−オキソ−4−(2,3,5−トリフルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(1g)で得られた(3S,5S)−3−イソプロピル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(75a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物120mg(4工程通算収率:74%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.07 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 7.26-7.21 (m, 1H), 7.05-7.01 (m, 1H), 6.69 (s, 2H), 3.68 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.65 (d, 1H, J = 17.8 Hz), 3.48-3.45 (m, 1H), 3.38 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.33-3.12 (m, 3H), 2.94-2.85 (m, 2H), 2.55 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.4 Hz), 2.36-2.32 (m, 1H), 1.87-1.77 (m, 3H), 1.74-1.68 (m, 1H), 1.25 (br s, 3H), 1.25 (br s, 3H), 0.99 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.97 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 0.94 (d, 6H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:501((M+H)+)。
(実施例76)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−182)
(76a) (S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−メチルヘキス−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン
(S)−4−ベンジル−3−プロピオニルオキサゾリジン−2−オン32.9g(141mmol)のテトラヒドロフラン(330ml)溶液に、窒素雰囲気下および−78℃にて、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドのn−ヘキサン(1.03mol/l)溶液164ml(169mmol)を45分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した。次いで、この溶液に、参考例4で得られた[(E)−4−ブロモブト−2−エニルオキシメチル]ベンゼン35.5g(148mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した後、−40℃に昇温し、さらに4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液100mlを加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=7/1〜2/1)により精製して、標記化合物37.9g(収率:69%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.14 (m, 10H), 5.75 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 6.3 Hz), 5.69 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 5.4 Hz), 4.71-4.63 (m, 1H), 4.49 (s, 2H), 4.22-4.11 (m, 2H), 3.98 (d, 2H, J = 5.5 Hz), 3.92-3.81 (m, 1H), 3.28 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 3.1 Hz), 2.67 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 10.2 Hz), 2.58-2.49 (m, 1H), 2.30-2.21 (m, 1H) 1.19 (d, 3H, J = 6.7 Hz)。
(76b) (2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−メチルヘキシ−4−エン酸
実施例(76a)で得られた(S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−メチルヘキス−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン18.7g(47.5mmol)のテトラヒドロフラン(700ml)および水(230ml)の混合溶媒溶液に、氷浴にて冷却後、30%過酸化水素水30.0mlおよび水酸化リチウム一水和物4.15g(95.3mmol)を加えた。同温度にて30分間撹拌した後、室温に昇温し、さらに16時間撹拌した。氷浴にて冷却後、反応混合物に1.5Mチオ硫酸ナトリウム水溶液250mlを加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlで希釈し、酢酸エチルで洗浄した後、水層にリン酸二水素ナトリウム30gを加え、酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物11.0gを得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.25 (m, 5H), 5.73-5.62 (m, 2H), 4.49 (s, 2H), 4.03-3.93 (m, 2H), 2.61-2.51 (m, 1H), 2.50-2.40 (m, 1H), 2.28-2.17 (m, 1H), 1.19 (d, 3H, J = 7.0 Hz)。
(76c) (3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−メチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(76b)で得られた(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−メチルヘキシ−4−エン酸10.1g(43.2mmol)のアセトニトリル(167ml)およびジメトキシメタン(333ml)の混合溶媒に、室温にて、0.4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液に溶かした四ホウ素酸ナトリウム緩衝溶液(0.05M)400ml、硫酸水素テトラブチルアンモニウム0.648g(1.91mmol)および1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−エリスロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピラノース11.1g(43.0mmol)を加え、10分間撹拌した。反応混合物を氷浴にて冷却後、オキソン(登録商標)36.7g(59.6mmol)を0.4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液(200ml)に溶かした溶液と炭酸カリウム34.3g(247mmol)の水(200ml)溶液を別々に8時間要して滴下した。同温度にて1時間撹拌した後、水100mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1〜1/1)により精製して、標記化合物7.82g(2工程通算収率:72%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.42-7.29 (m, 5H), 4.59 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.55 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.48 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.3 Hz, 3.9 Hz), 3.91-3.84 (m, 1H), 3.64 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 3.9 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 9.8, 6.3 Hz), 2.81-2.69 (m, 1H), 2.53 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.4 Hz, 3.9 Hz), 2.47 (d, 1H, J = 5.1 Hz), 1.93 (dt, 1H, J = 13.2 Hz, 8.2 Hz), 1.28 (t, 3H, J = 7.0 Hz)。
(76d) メタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル
実施例(76c)で得られた(3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−メチルジヒドロフラン−2−オン7.80g(31.2mmol)の塩化メチレン(200ml)溶液に、氷浴にて冷却後、トリエチルアミン9.45g(93.6mmol)およびメタンスルホニルクロリド5.36g(47.0mmol)を加え、同温度にて3時間撹拌した。反応混合物に水500mlを加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜1/1)により精製して、標記化合物9.90g(収率:97%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.41-7.28 (m, 5H), 4.87-4.80 (m, 1H), 4.69-4.63 (m, 1H), 4.56 (s, 2H), 3.80-3.71 (m, 2H), 3.05 (s, 3H), 2.82-2.70 (m, 1H), 2.58 (ddd, 1H, J = 13.3 Hz, 9.4 Hz, 3.9 Hz), 1.99 (dt, 1H J = 13.3 Hz, 8.2 Hz), 1.29 (d, 3H, J = 7.4 Hz)。
(76e) (3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−メチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(76d)で得られたメタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル9.90g(30.1mmol)のN, N´−ジメチルプロピレンウレア(100ml)溶液に、室温にて、アジ化ナトリウム2.93g(45.1mmol)を加え、60℃にて3日間撹拌した。反応混合物を冷却した後、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製して、標記化合物7.56g(収率:91%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.40-7.29 (m, 5H), 4.62-4.54 (m, 3H), 3.78-3.72 (m, 2H), 3.69-3.64 (m, 1H), 2.91-2.82 (m, 1H), 2.38 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.8 Hz, 3.9 Hz), 2.00 (dt, 1H, J = 13.2 Hz, 8.3 Hz), 1.27 (d, 3H, J = 7.3 Hz)。
(76f) N−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76e)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−メチルジヒドロフラン−2−オン7.56g(27.5mmol)、4規定塩酸−ジオキサン溶液15.0ml(60.0mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)1.88gのエタノール(150ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて6時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、反応混合物をエタノール100mlで希釈し、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。濾液より減圧下にて溶媒を留去して、粗製の(3R,5S)−5−[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩を得た。
上記の反応で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩のテトラヒドロフラン(120ml)および水(12.0ml)の混合溶媒溶液に、0℃にてトリエチルアミン8.66g(85.7mmol)およびO−ニトロベンゼンスルホニルクロリド9.67g(41.3mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水200mlを加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)により精製し、さらにジイソプロピルエーテル10mlおよび酢酸エチル20mlを加え、析出した固体を濾取して、標記化合物5.27g(2工程通算収率:56%)を得た。
得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミドは、分析用光学活性HPLCカラム[ChiralPak AD-H(0.46cm×25cm)、ダイセル社製、溶出溶媒:エタノール、流速:0.8ml/min)]で光学純度を決定した。目的とする[(S),(2S,4R)]体の保持時間は4.9分であり、対応する異性体である[(R),(2R,4S)]体の保持時間は6.0分であり、光学純度は99%ee以上であった。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.8℃=+56.0°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.16-8.09 (m, 1H), 7.94-7.87 (m, 1H), 7.79-7.71 (m, 2H), 5.89 (br d, 1H, J = 6.8 Hz), 4.72-4.64 (m, 1H), 3.74-3.58 (m, 3H), 2.92-2.81 (m, 1H), 2.63 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.8 Hz, 4.9 Hz), 2.03 (dt, 1H, J = 13.7 Hz, 8.3 Hz), 2.01-1.96 (m, 1H), 1.28 (d, 3H, J = 7.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:345((M+H)+)。
(76g) (3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン
実施例(76f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.00g(2.90mmol)およびトリフェニルホスフィン0.91g(3.48mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液1.6ml(3.48mmol)を5分間要して加え、同温度にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物0.82g(収率:87%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.5 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.76 (dt, 1H, J = 8.8 Hz, 2.0 Hz), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.97-2.88 (m, 1H), 2.83 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 2.65-2.60 (m,2H), 2.18-2.10 (m, 1H), 1.26 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:327((M+H)+)。
(76h) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン822mg(2.52mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン722mg(3.02mmol)のトルエン(25ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物1.34g(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.17 (br d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.93 (br s, 1H), 7.79 (br s, 2H), 7.44 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 2.0 Hz), 7.35-7.09 (m, 3H), 5.87 (br s, 0.5H), 5.53 (br s, 0.5H), 4.90 (br s, 1H), 3.63 (br s, 1H), 3.29-3.10 (m, 3H), 2.90-2.56 (m, 4.5H), 2.20-2.05 (m, 1.5H), 1.33 (br d, 3H, J = 7.0 Hz), 1.16 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H)。
(76i) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(76h)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.34g(2.37mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.51ml(4.74mmol)のアセトニトリル(12ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム925mg(2.84mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジンー2−オンの酢酸エチル(10ml)−水(10ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム208mg(2.47mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート538mg(2.47mmol)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1〜1/1)により精製して、標記化合物958mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.49-7.46 (m, 1H), 7.35-7.21 (m, 3H), 4.90 (br s, 1H), 4.43 (br s, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.58-3.24 (m, 4H), 2.80-2.40(m, 4H), 2.04-1.96 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.31 ( br d, 3H, J = 7.0 Hz), 1.26 (br s, 3H), 1.23 (br s, 3H)。
(76j) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.52mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1.22ml)(10.4mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン25mg(0.26mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=5/2〜1/1)により精製して、標記化合物283mg(収率:96%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (dd, 1H, J = 7.6 Hz, 1.8 Hz), 7.34-7.22 (m, 3H), 5.82 (br s, 1H), 5.03-4.75 (m, 2H), 3.94 (br s, 1H), 3.69-3.25 (m, 5H), 3.15 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 6.7 Hz), 2.98 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 5.9 Hz), 2.80-2.57 (m, 3H), 1.74-1.67 (m, 2H), 1.46 (br s, 9H), 1.26-1.23 (m, 9H), 0.91 (br s, 9H)。
(76k) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(76j)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル280mg(0.49mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸1.13ml(14.7mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド203mg(0.43mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸26mg(0.22mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物197mg(収率:77%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.99 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (1H, s), 3.67-3.52 (m, 3H), 3.38-3.11 (m, 4H), 2.98-2.91 (m, 1.6H), 2.78-2.68 (m, 1.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.3 Hz, 3.9 Hz), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.21 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.8℃=+56.0°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.16-8.09 (m, 1H), 7.94-7.87 (m, 1H), 7.79-7.71 (m, 2H), 5.89 (br d, 1H, J = 6.8 Hz), 4.72-4.64 (m, 1H), 3.74-3.58 (m, 3H), 2.92-2.81 (m, 1H), 2.63 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.8 Hz, 4.9 Hz), 2.03 (dt, 1H, J = 13.7 Hz, 8.3 Hz), 2.01-1.96 (m, 1H), 1.28 (d, 3H, J = 7.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:345((M+H)+)。
(76g) (3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン
実施例(76f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.00g(2.90mmol)およびトリフェニルホスフィン0.91g(3.48mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液1.6ml(3.48mmol)を5分間要して加え、同温度にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物0.82g(収率:87%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.5 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.76 (dt, 1H, J = 8.8 Hz, 2.0 Hz), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.97-2.88 (m, 1H), 2.83 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 2.65-2.60 (m,2H), 2.18-2.10 (m, 1H), 1.26 (d, 3H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:327((M+H)+)。
(76h) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン822mg(2.52mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン722mg(3.02mmol)のトルエン(25ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物1.34g(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.17 (br d, 1H, J = 7.0 Hz), 7.93 (br s, 1H), 7.79 (br s, 2H), 7.44 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 2.0 Hz), 7.35-7.09 (m, 3H), 5.87 (br s, 0.5H), 5.53 (br s, 0.5H), 4.90 (br s, 1H), 3.63 (br s, 1H), 3.29-3.10 (m, 3H), 2.90-2.56 (m, 4.5H), 2.20-2.05 (m, 1.5H), 1.33 (br d, 3H, J = 7.0 Hz), 1.16 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H)。
(76i) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(76h)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.34g(2.37mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.51ml(4.74mmol)のアセトニトリル(12ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム925mg(2.84mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジンー2−オンの酢酸エチル(10ml)−水(10ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム208mg(2.47mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート538mg(2.47mmol)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1〜1/1)により精製して、標記化合物958mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.49-7.46 (m, 1H), 7.35-7.21 (m, 3H), 4.90 (br s, 1H), 4.43 (br s, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.58-3.24 (m, 4H), 2.80-2.40(m, 4H), 2.04-1.96 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.31 ( br d, 3H, J = 7.0 Hz), 1.26 (br s, 3H), 1.23 (br s, 3H)。
(76j) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.52mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1.22ml)(10.4mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン25mg(0.26mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=5/2〜1/1)により精製して、標記化合物283mg(収率:96%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (dd, 1H, J = 7.6 Hz, 1.8 Hz), 7.34-7.22 (m, 3H), 5.82 (br s, 1H), 5.03-4.75 (m, 2H), 3.94 (br s, 1H), 3.69-3.25 (m, 5H), 3.15 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 6.7 Hz), 2.98 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 5.9 Hz), 2.80-2.57 (m, 3H), 1.74-1.67 (m, 2H), 1.46 (br s, 9H), 1.26-1.23 (m, 9H), 0.91 (br s, 9H)。
(76k) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(76j)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル280mg(0.49mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸1.13ml(14.7mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド203mg(0.43mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸26mg(0.22mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物197mg(収率:77%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.99 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (1H, s), 3.67-3.52 (m, 3H), 3.38-3.11 (m, 4H), 2.98-2.91 (m, 1.6H), 2.78-2.68 (m, 1.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.3 Hz, 3.9 Hz), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.21 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
(実施例77)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−154)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物171mg(2工程通算収率:65%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.55-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (1H, s), 3.67-3.51 (m, 3H), 3.37-3.05 (m, 4H), 2.98-2.92 (m, 1.6H), 2.80-2.67 (m, 1.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.3 Hz, 3.9 Hz), 1.93-1.86 (m, 1H), 1.84-1.74 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.20 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.92 (d, 6H, J = 6.7 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:453((M+H)+)。
(実施例78)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2−ヒドロキ−2−メチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−168)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(1,1−ジメチルエタノール)アミンを用いて標記化合物50mg(2工程通算収率:21%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.55-7.53 (m, 1H), 7.43-7.32 (m, 3H), 6.66 (1H, s), 3.67-3.52 (m, 3H), 3.38-3.12 (m, 5H), 2.95 (t, 0.6H, J = 11.0 Hz), 2.81-2.67 (m, 1.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.6 Hz, 3.9 Hz), 1.92-1.86 (m, 1H), 1.60-1.53 (m, 1H), 1.31-1.16 (m, 15H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:469((M+H)+)。
(実施例79)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸ブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−147)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびn−ブチルアミンを用いて標記化合物154mg(2工程通算収率:85%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.54 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 3.67-3.48 (m, 3H), 3.38-3.11 (m, 5H), 2.99-2.93 (m, 0.6H), 2.82-2.65 (m, 1.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 1.92-1.85 (m, 1H), 1.59-1.47 (m, 3H), 1.41-1.34 (m, 2H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.19 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.96-0.93 (m, 3H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:453((M+H)+)。
(実施例80)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−247)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび[(S)−2−メチルブチル]アミンを用いて標記化合物113mg(2工程通算収率:68%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.54 (m, 1H), 7.44-7.33 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 3.67-3.50 (m, 3H), 3.38-3.13 (m, 4H), 3.07 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 2.99-2.93 (m, 0.6H), 2.82-2.69 (m, 1.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.7 Hz, 3.9 Hz), 1.93-1.86 (m, 1H), 1.60-1.52 (m, 2H), 1.46-1.40 (m, 1H), 1.31-1.27 (m, 6H), 1.20 (d, 3H, J =7.0 Hz), 0.95-0.90 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
(実施例81)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−238)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびシクロペンチルアミンを用いて標記化合物170mg(2工程通算収率:86%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.56-7.54 (m, 1H), 7.42-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 1H), 4.13-4.10 (m, 1H), 3.67-3.50 (m, 3H), 3.38-3.13 (m, 4H), 2.99-2.92 (m, 0.6H), 2.78-2.64 (m, 0.8H), 2.52 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 1.96-1.86 (m, 3H), 1.75-1.71 (m, 2H), 1.62-1.43 (m, 5H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.18 (d, 3H, J = 7.0 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例82)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:2−233)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t-ブチルエステルおよびシクロヘキシルアミンを用いて標記化合物154mg(2工程通算収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.91-7.89 (m, 1H), 7.56-7.54 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.72 (s, 2H), 3.69-3.51 (m, 4H), 3.37-3.12 (m, 3H), 2.99-2.92 (m, 0.6H), .2.81-2.61 (m, 1.8H), 2.54-2.50 (m, 0.6H), 1.92-1.85 (m, 3H), 1.78-1.75 (m, 2H), 1.67-1.63 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.41-1.15 (m, 14H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:479((M+H)+)。
(実施例83)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸(4−フルオロフェニル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:2−235)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(76i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび4−フルオロアニリンを用いて標記化合物87mg(2工程通算収率:45%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.61-7.53 (m, 3H), 7.43-7.29 (m, 3H), 7.07-7.03 (m, 2H), 6.69 (s, 2H), 3.64-3.58 (m, 3H), 3.35-3.18 (m, 3H), 2.99-2.87 (m, 1.6H), 2.78-2.73 (m, 0.8H), 2.55-2.51 (m, 0.6H), 2.02-1.95 (m, 1H), 1.66-1.60 (m, 1H), 1.30-1.24 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:491((M+H)+)。
(実施例84)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−(2,2−ジメチル−5−オキソ−4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−179)
実施例(15b)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(14a)で得られた5,5−ジメチル−1−フェニルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物139mg(3工程通算収率:67%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.46-7.42 (m, 2H), 7.34-7.28 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 3.73-3.52 (m, 3H), 3.40-3.12 (m, 4H), 2.94-2.84 (m, 2H), 2.78-2.74 (m, 1H), 2.55 (dd, 1H, J = 13.9 Hz, 4.5 Hz), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.25-1.21 (m, 9H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:433((M+H)+)。
(実施例85)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−180)
(85a) N−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン590mg(1.8mmol)と実施例(51d)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン512mg(2.35mmol)のトルエン(18ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=4/1〜3/1)により精製して、標記化合物1.01g(収率:定量的)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.96-7.90 (m, 1H), 7.84-7.74 (m, 2H), 7.28-7.14 (m, 3H), 7.07-7.05 (m, 0.4H), 6.95-6.93 (m, 0.6H), 5.90 (br d, 0.6H, J = 6.3 Hz), 5.66 (br d, 0.4H, J = 7.4 Hz), 4.96-4.93 (m, 0.4H), 4.88-4.84 (m, 0.6H), 3.68-3.59 (m, 1H), 3.38 (d, 0.4H, J = 12.1 Hz), 3.28 (d, 0.4H, J = 17.2 Hz), 3.17-3.02 (m, 2.2H), 2.96-2.50 (m, 5H), 2.15-2.03 (m, 4H), 1.34-1.31 (m, 3H), 1.16-1.03 (m, 6H)。
(85b) {(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(85a)で得られたN−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド980mg(1.8mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.55ml(5.4mmol)のアセトニトリル(18ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム704mg(2.16mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンの酢酸エチル(7ml)−水(7ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム160mg(1.9mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート416mg(1.9mmol)を加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物506mg(収率:62%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.28-7.23 (m, 3H,), 7.12-7.06 (m, 1H), 4.92-4.86 (m, 1H), 4.44 (br s, 1H), 3.86 (br s, 1H), 3.56-3.17 (m, 4H), 2.76-2.42 (m, 4H), 2.24 (bs s, 1.5H), 2.23 (br s, 1.5H), 2.05-1.96 (m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.32 (br d, 3H, J = 7.4 Hz), 1.23 (br s, 6H)。
(85c) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(85b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル165mg(0.36mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1.5ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン6.8mg(0.072mmol)を加え、80℃にて2.5時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物167mg(収率:85%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.26-7.22 (m, 3H), 7.09-7.07 (m, 1H), 5.84 (br s, 1H), 5.02 (br s, 1H), 4.83 (br s, 1H), 3.95-3.91 (m, 1H), 3.67-3.13 (m, 6H), 2.98 (dd, 1H, J = 13.2 Hz, 5.4 Hz), 2.77-2.57 (m, 3H), 2.22 (br s, 3H), 1.75-1.66 (m, 2H), 1.46 (br s, 9H), 1.25-1.22 (m, 9H), 0.91 (br s, 9H)。
(85d) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(85c)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル167mg(0.31mmol)の塩化メチレン(1.4ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.71ml(9.16mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド135mg(0.3mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸18mg(0.15mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物145mg(収率:99%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.98 (br s, 1H), 7.33-7.25 (m, 3H), 7.18-7.12 (m, 1H), 6.71 (s, 1H), 3.70-3.52 (m, 3H), 3.38-3.12 (m, 4H), 2.97-2.90 (m, 1.6H), 2.85-2.75 (m, 1.4H), 2.67-2.62 (m, 0.4H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 3.7 Hz), 2.24-2.23 (m, 3H), 1.94-1.88 (m, 1H), 1.58-1.52 (m, 1H), 1.28-1.21 (m, 9H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:447((M+H)+)。
(実施例86)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−245)
(86a) {(1S,2S,4R)−4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(85b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル165mg(0.36mmol)のシクロヘキシルアミン(1.5ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン6.8mg(0.072mmol)を加え、80℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物191mg(収率:95%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.26-7.22 (m, 3H), 7.09-7.07 (m, 1H), 5.65 (br s, 1H), 5.02 (br s, 1H), 4.94 (br s, 1H), 3.92 (br s, 1H), 3.80-3.71 (m, 1H), 3.68-3.17 (m, 6H), 2.77-2.48 (m, 3H), 2.22 (br s, 3H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.72-1.61 (m, 4H), 1.46-1.08 (m, 23H)。
(86b) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(86a)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル191mg(0.34mmol)の塩化メチレン(1.6ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.79ml(10.26mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸 シクロヘキシルアミド125mg(0.27mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸16mg(0.14mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物139mg(収率:81%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.32-7.26 (m, 3H), 7.19-7.11 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.66-3.51 (m, 4H), 3.37-3.12 (m, 3H), 2.96-2.90 (m, 0.6H), 2.80-2.78 (m, 0.4H), 2.68-2.62 (m, 1.4H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 2.24-2.23 (m, 3H), 1.91-1.75 (m, 3H), 1.78-1.75 (m, 2H), 1.66-1.63 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.37-1.14 (m, 14H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:459((M+H)+)。
(実施例87)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−エチルフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−198)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(53a)で得られた1−(2−エチルフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピルアミン)を用いて標記化合物76mg(4工程通算収率:50%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.37-7.25 (m, 4H), 7.16-7.10 (m, 1H), 6.66 (s, 1H), 3.97-3.51(m, 3H), 3.37-3.11 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.82-2.74 (m, 1.4H), 2.67-2.48 (m, 3H), 1.94-1.88 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.28-1.18 (m, 12H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:461((M+H)+)。
(実施例88)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−5−オキソ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−241)
実施例(19b)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(54a)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物112mg(3工程通算収率:55%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.97 (br s, 1H), 7.83-7.74 (m, 2H), 7.62-7.58 (m, 1H), 7.45-7.40 (m, 1H), 6.68 (s, 1H), 3.67-3.52 (m, 3H), 3.35-3.12 (m, 4H), 3.00-2.90 (m, 1.6H), 2.79-2.72 (m, 1.8H), 2.48 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 1.95-1.88 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.27-1.22 (m, 9H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:501((M+H)+)。
(実施例89)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−236)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(20a)で得られた1−(2,3−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物116mg(4工程通算収率:51%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.34-7.22 (m, 2H), 7.16-7.13 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.72-3.63 (m, 2H), 3.57-3.52 (m, 1H), 3.38-3.29 (m, 3H), 3.15-3.11 (m, 1H), 2.95-2.85 (m, 2H), 2.79-2.73 (m, 1H), 2.57 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.3 Hz), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.26 (s, 6H), 1.22 (d, 6H, J = 7.0 Hz), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:469((M+H)+)。
(実施例90)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−252)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(20a)で得られた1−(2,3−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびシクロペンチルアミンを用いて標記化合物186mg(4工程通算収率:56%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,500MHz),δ : 7.33-7.22 (m, 2H), 7.14 (br t, 1H, J = 6.8 Hz), 6.66 (s, 1H), 4.14-4.08 (m, 1H), 3.70-3.63 (m, 2H), 3.53-3.51 (m, 1H), 3.37-3.30 (m, 2H), 3.17-3.14 (m, 1H), 2.89-2.85 (m, 1H), 2.69-2.65 (m, 1H), 2.57 (dd, 1H, J = 13.4 Hz, 3.7 Hz), 1.94-1.85 (m, 3H), 1.74-1.69 (m, 2H), 1.63-1.43 (m, 5H), 1.25 (br s, 6H), 1.17 (br d, 3H, J = 7.0 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
(実施例91)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−248)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(20a)で得られた1−(2,3−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびシクロヘキシルアミンを用いて標記化合物125mg(4工程通算収率:48%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.34-7.22 (m, 2H), 7.17-7.13 (m, 1H), 6.67 (s, 1H), 3.72-3.62 (m, 3H), 3.55-3.51 (m, 1H), 3.38-3.31 (m, 2H), 3.14 (br s, 1H), 2.89-2.82 (m, 1H), 2.65 (br s, 1H), 2.65 (br dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.7 Hz), 1.91-1.85 (m, 3H), 1.78-1.74 (m, 2H), 1.66-1.62 (m, 1H), 1.58-1.52 (m, 1H), 1.40-1.14 (m, 14H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:481((M+H)+)。
(実施例92)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−244)
実施例(15b)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(24a)で得られた1−(2,5−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物128mg(3工程通算収率:66%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.30-7.24 (m, 1H), 7.19-7.14 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.69-3.52 (m, 3H), 3.37-3.12 (m, 4H), 2.94-2.85 (m, 2H), 2.79-2.73 (m, 1H), 2.56 (dd, 1H, J = 13.9 Hz, 4.1 Hz), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.25-1.21 (m, 9H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:469((M+H)+)。
(実施例93)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−237)
(93a) N−{(S)−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン600mg(1.84mmol)と実施例(60d)で得られた1−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン574mg(2.40mmol)のトルエン(18ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物1.03g(収率:99%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.16 (dd, 1H, J = 7.2 Hz, 1.8 Hz), 7.95-7.93 (m, 1H), 7.82-7.75 (m, 2H), 7.33-7.25 (m, 1H), 7.01-6.94 (m, 2H), 5.66 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.81-4.77 (m, 1H), 3.68-3.62 (m, 1H), 3.14-2.90 (m, 5H), 2.79-2.72 (m, 1H), 2.57-2.56 (m, 2H), 2.13-2.06 (m, 1H), 1.33 (d, 3H, J = 7.4 Hz), 1.11 (s, 3H), 1.03 (s, 3H)。
(93b) {(S)−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(93a)で得られたN−{(S)−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.03g(1.82mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.56ml(5.45mmol)のアセトニトリル(18ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム711mg(2.18mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2,6−ジフルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの酢酸エチル(8ml)−水(8ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム170mg(2.02mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート442mg(2.02mmol)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1)により精製して、標記化合物657mg(収率:75%)を得た。無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.31-7.25 (m, 1H), 6.98 (br t, 2H, J = 8.4 Hz), 4.92-4.89 (m, 1H), 4.42 (br d, 1H, J = 9.3 Hz), 3.87-3.82 (m, 1H), 3.56 (br d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.51 (br d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.44 (br d, 1H, J = 11.2 Hz), 3.31 (br d, 1H, J = 11.2 Hz), 2.76-2.67 (m, 2H), 2.52-2.42 (m, 2H), 2.03-1.98(m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.32 ( br d, 3H, J = 7.4 Hz), 1.22 (br s, 6H)。
(93c) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(93b)で得られた{(S)−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.42mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン8mg(0.083mmol)を加え、80℃にて6時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/1〜20/1)により精製して、標記化合物221mg(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.31-7.25 (m, 1H), 6.97 (br t, 1H, J = 8.6 Hz), 5.86 (br s, 1H), 5.01 (br s, 1H), 4.77 (br s, 1H), 3.93 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 3.66 (br d, 1H, J = 18.1 Hz), 3.53-3.46 (m, 2H), 3.41 (br d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.32 (br d, 1H, J = 11.7 Hz), 3.15 (br dd, 1H, J = 12.9 Hz, 6.6 Hz), 2.98 (dd, 1H, J = 12.9 Hz, 4.9 Hz), 2.69-2.57 (m, 3H), 1.78-1.61 (m, 2H), 1.45 (br s, 9H), 1.24-1.22 (m, 9H), 0.91 (br s, 9H)。
(93d) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(93c)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2−カルバモイル−2−メチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル221mg(0.39mmol)の塩化メチレン(1.8ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.90ml(11.7mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸 2,2−ジメチルプロピルアミド169mg(0.38mmol)のメタノール(4ml)溶液に、フマル酸22mg(0.19mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物167mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.98 (br s, 1H), 7.48-7.41 (m, 1H), 7.14-7.09 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 3.74-3.67 (m, 3H), 3.57-3.48 (m, 1H), 3.35-3.11 (m, 3H), 2.95-2.86 (m, 2H), 2.78-2.73 (m, 1H), 2.57 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 3.3 Hz), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.26-1.21 (m, 9H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:469((M+H)+)。
(実施例94)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−253)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(93b)で得られた{(S)−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびシクロペンチルアミンを用いて標記化合物188mg(2工程通算収率:73%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,500MHz),δ : 7.47-7.41 (m, 1H), 7.11 (br t, 2H, J = 8.6 Hz), 6.67 (s, 1H), 4.14-4.08 (m, 1H), 3.70-3.66 (m, 2H), 3.54-3.51 (m, 1H), 3.35-3.31 (m, 2H), 3.13 (br s, 1H), 2.90-2.85 (m, 1H), 2.66 (br s, 1H), 2.57 (br d, 1H, J = 13.1 Hz), 1.95-1.85 (m, 3H), 1.73 (br s, 2H), 1.63-1.43 (m, 5H), 1.26 (br s, 6H), 1.17 (br d, 3H, J = 6.8 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
(実施例95)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−249)
(95a) {(1S,2S,4R)−4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(93b)で得られた{(S)−2−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.41mmol)のシクロヘキシルアミン(1.0ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン7.9mg(0.08mmol)を加え、80℃にて3時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物218mg(収率:88%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.32-7.24 (m, 1H), 6.97 (br t, 1H, J = 8.4 Hz), 5.71 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 5.02 (br s, 1H), 4.84 (br s, 1H), 3.91 (br d, 1H, J = 8.6 Hz), 3.79-3.65 (m, 2H), 3.54-3.36 (m, 3H), 3.32 (br d, 1H, J = 11.7 Hz), 2.69-2.48 (m, 3H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.73-1.59 (m, 5H), 1.46-1.09 (m, 23H)。
(95b) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(95a)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル218mg(0.38mmol)の塩化メチレン(1.7ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.88ml(11.3mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸 シクロヘキシルアミド126mg(0.26mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸15mg(0.13mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物127mg(収率:90%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.47-7.40 (m, 2H), 7.11 (t, 1H, J = 8.6 Hz), 6.66 (s, 1H), 3.71-3.62 (m, 3H), 3.56-3.52 (m, 1H), 3.35-3.31 (m, 2H), 3.17-3.12 (m, 1H), 2.90-2.84 (m, 1H), 2.68-2.63 (m, 1H), 2.57 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 4.3 Hz), 1.91-1.84 (m, 3H), 1.78-1.74 (m, 2H), 1.64 (br d, 1H, J = 12.5 Hz), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.40-1.14 (m, 14H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:481((M+H)+)。
(実施例96)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−242)
実施例(15b)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(61a)で得られた1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物131mg(3工程通算収率:81%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.98 (br s, 1H), 7.41-7.36 (m, 2H), 7.22-7.18 (m, 1H), 6.68 (s, 1H), 3.64-3.54 (m, 3H), 3.37-3.12 (m, 4H), 2.99-2.90 (m, 1.6H), 2.80-2.73 (m, 1.8H), 2.53-2.49 (m, 0.6H), 1.94-1.88 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.30-1.26 (m, 6H), 1.22 (d, 3H, J = 7.4 Hz), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:485((M+H)+)。
(実施例97)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−185)
(97a) N−{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン730mg(2.24mmol)と実施例(62d)で得られた1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン689mg(2.68mmol)のトルエン(22ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物1.23g(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.94 (br s, 1H), 7.81-7.77 (m, 2H), 7.41 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 5.5 Hz), 7.06-6.83 (m, 2H), 5.85 (br s, 0.5H), 5.52 (br s, 0.5H), 4.89 (br s, 1H), 3.63 (br s, 1H), 3.30-3.06 (m, 3H), 2.91-2.57 (m, 4.5H), 2.13-2.05 (m, 1.5H), 1.33 (br d, 3H, J = 7.4 Hz), 1.17 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H)。
(97b) {(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(97a)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.23g(2.11mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.45ml(4.22mmol)のアセトニトリル(10ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム893mg(2.53mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの酢酸エチル(10ml)−水(10ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム176mg(2.09mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート456mg(2.09mmol)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物835mg(収率:80%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.44 (dd, 1H, J = 9.0 Hz, 5.5 Hz), 7.06-6.96 (m, 2H), 4.90 (br s, 1H), 4.43 (br s, 1H), 3.88-3.81 (m, 1H), 3.59-3.24 (m, 4H), 2.81-2.38(m, 4H), 2.04-1.96 (m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.32 ( br d, 3H, J = 7.4 Hz), 1.26 (br s, 3H), 1.23 (br s, 3H)。
(97c) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(97b)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル210mg(0.42mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(0.74ml)(6.30mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン20mg(0.21mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=5/2〜2/1)により精製して、標記化合物228mg(収率:93%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.43 (dd, 1H, J = 8.6 Hz, 5.5 Hz), 7.05-6.97 (m, 2H), 5.83 (br s, 1H), 5.01-4.77 (m, 2H), 3.93 (br s, 1H), 3.68-3.24 (m, 5H), 3.16 (dd, 1H, J = 12.9 Hz, 6.7 Hz), 2.98 (dd, 1H, J = 12.9 Hz, 5.7 Hz), 2.77-2.51 (m, 3H), 1.78-1.61 (m, 2H), 1.45 (br s, 9H), 1.25-1.23 (m, 9H), 0.91 (br s, 9H)。
(97d) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(97c)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル225mg(0.38mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.88ml(11.4mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド169mg(0.35mmol)のメタノール(2ml)溶液に、フマル酸20mg(0.17mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物145mg(収率:70%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.58-7.54 (m, 1H), 7.21-7.16 (m, 2H), 6.66 (1H, s), 3.66-3.51 (m, 3H), 3.39-3.10 (m, 4H), 2.97-2.90 (m, 1.6H), 2.79-2.71 (m, 1.8H), 2.52-2.46 (m, 0.6H), 1.93-1.87 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.30-1.26 (m, 6H), 1.21 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:485((M+H)+)。
(実施例98)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−157)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(97b)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物145mg(2工程通算収率:79%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.08 (br s, 1H), 7.58-7.55 (m, 1H), 7.22-7.12 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 3.66-3.47 (m, 3H), 3.40-3.05 (m, 3H), 3.10-3.05 (m, 1H), 2.99-2.92 (m, 1.6H), 2.76-2.70 (m, 1.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.1 Hz), 1.93-1.86 (m, 1H), 1.82-1.74 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.19 (d, 3H, J = 7.04 Hz), 0.93 (d, 6H, J = 6.6 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:471((M+H)+)。
(実施例99)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−183)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(67d)で得られた5,5−ジメチル−1−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物186mg(4工程通算収率:77%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 8.00-7.97 (m, 1H), 7.33-7.27 (m, 1H), 7.13-7.08 (m, 1H), 7.05-6.39 (m, 1H), 6.69 (2H, s), 3.72-3.53 (m, 3H), 3.40-3.12 (m, 4H), 2.97-2.91 (m, 1.6H), 2.86-2.74 (m, 1.4H), 2.66-2.62 (m, 0.4H), 2.60-2.54 (m, 0.6H), 2.15-2.14 (m, 3H), 1.95-1.88 (m, 1H), 1.58-1.52 (m, 1H), 1.29-1.22 (m, 9H), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例100)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−243)
実施例(15b)と同様に、実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(69a)で得られた5,5−ジメチル−1−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピルアミン)を用いて標記化合物121mg(3工程通算収率:67%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.20-7.13 (m, 1H), 7.09-6.98 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 3.67-3.50 (m, 3H), 3.36-3.12 (m, 4H), 2.96-2.90 (m, 1.6H), 2.84-2.74 (m, 1.4H), 2.66-2.62 (m, 0.4H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 3.7 Hz), 2.24-2.23 (m, 3H), 1.94-1.83 (m, 1H), 1.59-1.52 (m, 1H), 1.27-1.21 (m, 9H), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例101)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−184)
(101a) N−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(76g)で得られた(3R,5S)−3−メチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン844mg(2.59mmol)と実施例(70d)で得られた5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン733mg(3.10mmol)のトルエン(26ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1〜1/1)により精製して、標記化合物1.39g(収率:95%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.16 (m, 1H), 7.99-7.78 (m, 3H), 7.22-7.18 (m, 1H), 6.98-6.93 (m, 1H), 6.81 (br d, 0.4H, J = 7.0 Hz), 6.66 (br d, 0.6H, J = 7.0 Hz), 5.83 (br d, 0.6H, J = 7.4 Hz), 5.57 (br d, 0.4H, J = 7.8 Hz), 4.94 (br s, 0.4H), 4.85 (br s, 0.6H), 3.70-3.26 (m, 2H), 3.12-2.50 (m, 7H), 2.18-2.05 (m, 4H), 1.34-1.32 (m, 3H), 1.17-1.05 (m, 6H)。
(101b) {(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(101a)で得られたN−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.39g(2.47mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.53ml(4.94mmol)のアセトニトリル(12ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム966mg(2.96mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンの酢酸エチル(10ml)−水(10ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム213mg(2.53mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート553mg(2.53mmol)を加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1)により精製して、標記化合物968mg(収率:82%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.22 (dd, 1H, J = 8.6 Hz, 6.3 Hz), 6.98-6.93 (m, 1H), 6.87-6.79 (m, 1H), 4.92-4.85 (m, 1H), 4.45-4.41 (m, 1H), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.56-3.16 (m, 4H), 2.77-2.41 (m, 4H), 2.19 (bs s, 1.8H), 2.18 (br s, 1.2H), 2.04-1.96 (m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.32 (br d, 3H, J = 7.4 Hz), 1.23 (br s, 6H)。
(101c) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(101b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.52mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン1.22ml(10.4mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン25mg(0.26mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=2/1)により精製して、標記化合物228mg(収率:78%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.21 (dd, 1H, J = 8.6 Hz, 6.3 Hz), 6.97-6.92 (m, 1H), 6.83-6.81 (m, 1H), 5.81 (br s, 1H), 5.00 (br s, 1H), 4.83 (br s, 1H), 3.96-3.90 (m, 1H), 3.66-3.13 (m, 6H), 2.98 (dd, 1H, J = 13.9 Hz, 6.1 Hz), 2.76-2.57 (m, 3H), 2.17 (br s, 3H), 1.74-1.67 (m, 2H), 1.46 (br s, 9H), 1.26-1.22 (m, 9H), 0.92 (br s, 9H)。
(101d) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(101c)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル225mg(0.40mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.92ml(12.0mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド165mg(0.36mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸21mg(0.18mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物148mg(収率:71%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.33-7.29 (m, 1H), 7.06-6.93 (m, 2H), 6.66 (1H, s), 3.68-3.48 (m, 3H), 3.39-3.11 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.81-2.73 (m, 1.4H), 2.66-2.62 (m, 0.4H), 2.50-2.46 (m, 0.6H), 2.19 (s, 3H), 1.93-1.87 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.27-1.25 (m, 6H), 1.21 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.92 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例102)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−156)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(101b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物138mg(2工程通算収率:87%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.34-7.30 (m, 1H), 7.07-6.93 (m, 2H), 6.73 (s, 1H), 3.66-3.48 (m, 3H), 3.40-3.06 (m, 4H), 2.99-2.92 (m, 1.6H), 2.80-2.65 (m, 1.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.7 Hz, 3.9 Hz), 2.20 (s, 3H), 1.94-1.76 (m, 2H), 1.58-1.52 (m, 1H), 1.29-1.26 (m, 6H), 1.21 (d, 3H, J = 7.0 Hz), 0.93 (d, 6H, J = 6.7 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:451((M+H)+)。
(実施例103)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド フマル酸塩(例示化合物番号:2−251)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(101b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび[(S)−2−メチルブチル]アミンを用いて標記化合物129mg(2工程通算収率:54%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.32 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.3 Hz), 7.04 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 6.99-6.93 (m, 1H), 6.69 (s, 2H), 3.69-3.49 (m, 3H), 3.40-3.11 (m, 3H), 3.07 (d, 2H, J = 6.7 Hz), 2.98-2.91 (m, 0.6H), 2.83-2.66 (m, 1.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 3.7 Hz), 2.20 (br s, 3H), 1.94-1.87 (m, 1H), 1.62-1.52 (m, 2H), 1.48-1.38 (m, 1H), 1.28-1.25 (m, 6H), 1.21-1.11 (m, 4H), 0.95-0.90 (m, 6H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例104)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−250)
(104a) {(1S,2S,4R)−4−(シクロペンチルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(101b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル200mg(0.42mmol)のシクロペンチルアミン(1.5ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン7.9mg(0.08mmol)を加え、85℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物203mg(収率:86%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.21 (dd, 1H, J = 8.2 Hz, 5.9 Hz), 6.95 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 6.84-6.81 (m, 1H), 5.76-72 (m, 1H), 5.01 (br s, 1H), 4.86 (br s, 1H), 4.23-4.14 (m, 1H), 3.94-3.89 (m, 1H), 3.67-3.17 (m, 5H), 2.77-2.44 (m, 3H), 2.17 (br s, 3H), 2.01-1.97 (m, 2H), 1.76-1.56 (m, 6H), 1.46-1.35 (m, 11H), 1.22-1.19 (m, 9H)。
(104b) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(104a)で得られた {(1S,2S,4R)−4−(シクロペンチルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル203mg(0.36mmol)の塩化メチレン(1.6ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.83ml(10.8mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド121mg(0.26mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸15mg(0.13mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物114mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.33-7.29 (m, 1H), 7.06-6.93 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 4.14-4.07 (m, 1H), 3.68-3.48 (m, 3H), 3.39-3.08 (m, 3H), 2.94-2.89 (m, 0.6H), 2.80-2.63 (m, 1.8H), 2.52-2.47 (m, 0.6H), 2.20 (br s, 3H), 1.97-1.85 (m, 3H), 1.77-1.68 (m, 2H), 1.64-1.41 (m, 5H), 1.27-1.25 (m, 6H), 1.17 (br d, 3H, J = 7.0 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:463((M+H)+)。
(実施例105)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−246)
(105a) {(1S,2S,4R)−4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(101b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル190mg(0.4mmol)のシクロヘキシルアミン(1.5ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン7.6mg(0.08mmol)を加え、80℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)により精製して、標記化合物195mg(収率:85%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.21 (dd, 1H, J = 8.6 Hz, 6.3 Hz), 6.95 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 6.84-6.81 (m, 1H), 5.62 (br s, 1H), 5.00 (br s, 1H), 4.89 (br s, 1H), 3.96-3.90 (m, 1H), 3.80-3.71 (m, 1H), 3.66-3.13 (m, 6H), 2.77-2.49 (m, 3H), 2.18 (br s, 3H), 1.92-1.90 (m, 2H), 1.73-1.61 (m, 4H), 1.46-1.09 (m, 23H)。
(105b) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド 1/2フマル酸塩
実施例(105a)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(シクロヘキシルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシペンチル}カルバミン酸t−ブチルエステル195mg(0.34mmol)の塩化メチレン(1.6ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.78ml(10.1mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド136mg(0.28mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸17mg(0.14mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物137mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.33-7.30 (m, 1H), 7.07-6.93 (m, 2H), 6.67 (s, 1H), 3.66-3.48 (m, 4H), 3.39-3.13 (m, 3H), 2.96-2.90 (m, 0.6H), 2.82-2.75 (m, 0.4H), 2.68-2.64 (m, 1.4H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.3 Hz, 4.3 Hz), 2.20 (s, 3H), 1.91-1.85 (m, 3H), 1.78-1.75 (m, 2H), 1.66-1.63 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H), 1.39-1.14 (m, 14H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:477((M+H)+)。
(実施例106)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−189)
(106a) (S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−エチルヘキス−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン
参考例5で得られた(S)−4−ベンジル−3−ブチリルオキサゾリジン−2−オン35.3g(141mmol)のテトラヒドロフラン(330ml)溶液に、窒素雰囲気下および−78℃にて、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドのn−ヘキサン(1.03mol/l)溶液164ml(169mmol)を45分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した。次いで、この溶液に、参考例4で得られた[(E)−4−ブロモブト−2−エニルオキシメチル]ベンゼン35.6g(148mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した後、−40℃に昇温し、さらに4時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液100mlを加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=7/1〜2/1)により精製して、標記化合物46.4g(収率:81%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.33-7.20 (m, 8H), 7.16 (d, 2H, J = 6.8 Hz), 5.75 (dt, 1H, J = 15.1 Hz, 6.8 Hz), 5.68 (dt, 1H, J = 15.1 Hz, 5.4 Hz), 4.71-4.65 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.18 (m, 2H), 3.97 (d, 2H, J = 5.4 Hz), 3.88-3.82 (m, 1H), 3.29 (dd, 1H, J = 13.2 Hz, 3.4 Hz), 2.64 (dd, 1H, J = 13.2 Hz 10.3 Hz), 2.52-2.45 (m, 1H), 2.37-2.30 (m, 1H), 1.81-1.70 (m, 1H), 1.62-1.52 (m, 1H), 0.92 (t, 3H, J = 7.3 Hz)。
(106b) (2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−エチルヘキシ−4−エン酸
実施例(106a)で得られた(S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−エチルヘキス−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン23.4g(57.5mmol)のテトラヒドロフラン(800ml)および水(260ml)の混合溶媒溶液に、氷浴にて冷却後、30%過酸化水素水35.0mlおよび水酸化リチウム一水和物4.83g(115mmol)を加えた。同温度にて1時間撹拌した後、室温に昇温し、さらに12時間撹拌した。氷浴にて冷却後、反応混合物に1.5Mチオ硫酸ナトリウム水溶液250mlを加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlで希釈し、酢酸エチルで洗浄した後、水層にリン酸二水素ナトリウム30gを加えて酸性とした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物14.3gを得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.37-7.27 (m, 5H), 5.73-5.62 (m, 2H), 4.49 (s, 2H), 4.03-3.91 (m, 2H), 2.45-2.34 (m, 2H), 2.33-2.21 (m, 1H), 1.73-1.52 (m, 2H), 0.95 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106c) (3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−エチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(106b)で得られた(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−エチルヘキシ−4−エン酸8.30g(33.5mmol)のアセトニトリル(167ml)およびジメトキシメタン(333ml)の混合溶媒に、室温にて、0.4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液に溶かした四ホウ素酸ナトリウム緩衝溶液(0.05M)335ml、硫酸水素テトラブチルアンモニウム0.503g(1.48mmol)および1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−エリスロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピラノース8.63g(33.4mmol)を加え、10分間撹拌した。反応混合物を氷浴にて冷却後、オキソン(登録商標)28.4g(46.1mmol)を0.4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液(168ml)に溶かした溶液と炭酸カリウム26.7g(193mmol)の水(168ml)溶液を別々に4時間要して滴下した。同温度にて1時間撹拌した後、水100mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1〜1/1)により精製して、標記化合物6.80g(2工程通算収率:70%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.29 (m, 5H), 4.58 (d, 1H, J = 11.9 Hz), 4.54 (d, 1H, J = 11.9 Hz), 4.46 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.3 Hz, 4.3 Hz), 3.90-3.83 (m, 1H), 3.64 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 3.9 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 9.8, 6.3 Hz), 2.65-2.56 (m, 1H), 2.51-2.43 (m, 1H), 2.41 (d, 1H, J = 5.1 Hz), 2.01-1.93 (m, 1H), 1.92-1.80 (m, 1H), 1.58-1.46 (m, 1H), 1.01 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106d) メタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル
実施例(106c)で得られた(3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−エチルジヒドロフラン−2−オン25.0g(94.7mmol)の塩化メチレン(600ml)溶液に、氷浴にて冷却後、トリエチルアミン28.7g(284mmol)およびメタンスルホニルクロリド15.9g(139mmol)を加え、同温度にて3時間撹拌した。反応混合物に水500mlを加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜1/1)により精製して、標記化合物31.2g(収率:96%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.43-7.28 (m, 5H), 4.86-4.81 (m, 1H), 4.65 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 5.1 Hz, 4.5 Hz), 4.56 (s, 2H), 3.77 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 5.9 Hz), 3.74 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 5.5 Hz), 3.04 (s, 3H), 2.66-2.57 (m, 1H), 2.53-2.45 (m, 1H), 2.07-1.98 (m, 1H), 1.91-1.79 (m, 1H), 1.60-1.48 (m, 1H), 1.01 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106e) (3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−エチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(106d)で得られたメタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル29.5g(86.3mmol)のN, N´−ジメチルプロピレンウレア(300ml)溶液に、室温にて、アジ化ナトリウム7.91g(122mmol)を加え、60℃にて2日間撹拌した。反応混合物を冷却した後、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1)により精製して、標記化合物23.1g(収率:93%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.29 (m, 5H), 4.62-4.55 (m, 3H), 3.80-3.73 (m, 2H), 3.66 (ddd, 1H, J = 7.0 Hz, 5.5 Hz, 3.1 Hz), 2.77-2.67 (m, 1H), 2.36-2.27 (m, 1H), 2.08-1.99 (m, 1H), 1.92-1.80 (m, 1H), 1.57-1.43 (m, 1H), 1.00 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106f) N−{(S)−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−ヒドロキシエチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(106e)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−エチルジヒドロフラン−2−オン23.5g(81.3mmol)、4規定塩酸−ジオキサン溶液40.0ml(160mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)5.21gのエタノール(400ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて12時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、反応混合物をエタノール300mlで希釈し、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。濾液より減圧下にて溶媒を留去して、粗製の(3R,5S)−5−[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−エチルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩を得た。
上記の反応で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−エチルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩のテトラヒドロフラン(350ml)および水(35.0ml)の混合溶媒溶液に、0℃にてトリエチルアミン25.6g(253mmol)およびO−ニトロベンゼンスルホニルクロリド28.6g(129mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlを加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)により精製し、さらにジイソプロピルエーテル20mlおよび酢酸エチル40mlを加え、析出した固体を濾取して、標記化合物17.0g(2工程通算収率:59%)を得た。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.5℃=+34.4°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.15-8.11 (m, 1H), 7.93-7.88 (m, 1H), 7.78-7.73 (m, 2H), 5.85 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.67 (ddd, 1H, J = 8.3 Hz, 5.4 Hz, 2.9 Hz), 3.73-3.61 (m, 3H), 2.73-2.65 (m, 1H), 2.54 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.8 Hz, 5.4 Hz), 2.08 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 8.3 Hz, 6.8 Hz), 1.92-1.87 (m, 1H), 1.87-1.77 (m, 1H), 1.59-1.49 (m, 1H), 1.00 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106g) (3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン
実施例(106f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.05g(2.93mmol)およびトリフェニルホスフィン923mg(3.52mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液1.60ml(3.52mmol)を5分間要して加え、同温度にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物916mg(収率:92%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.6 Hz), 7.83-7.72 (m, 3H), 4.75 (dt, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.84 (d, 1H, J = 7.4 Hz), 2.81-2.72 (m, 1H), 2.65 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.57-2.51 (m, 1H), 2.18 (dt, 1H, J = 12.9 Hz, 9.0 Hz), 1.91-1.80 (m, 1H), 1.53-1.42 (m, 1H), 0.98 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:340((M+H)+)。
(106h) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン916mg(2.69mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン771mg(3.23mmol)のトルエン(27ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物1.49g(収率:96%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.17 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.93 (br s, 1H), 7.79 (br s, 2H), 7.45 (br d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.33-7.26 (m, 2H), 7.19-7.10 (m, 1H), 5.90 (br s, 0.5H), 5.51 (br s, 0.5H), 4.89 (br s, 1H), 3.63 (br s, 1H), 3.30-3.10 (m, 3H), 2.91-2.45 (m, 4.5H), 2.15 (br s, 1.5H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.64-1.51 (m, 1H), 1.17 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H), 1.04 (br t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106i) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(106h)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.49g(2.57mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.52ml(5.14mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(13ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム1.00g(3.08mmol)を加え、同温度にて1.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=50/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの酢酸エチル(12ml)−水(12ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム235mg(2.80mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート610mg(2.80mmol)を加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1〜1/1)により精製して、標記化合物1.11g(収率:88%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.20 (m, 3H), 4.91-4.83 (m, 1H), 4.46-4.40 (m, 1H), 3.88-3.81 (m, 1H), 3.58-3.24 (m, 4H), 2.80-2.36(m, 4H), 2.08-2.01 (m, 1H), 1.91-1.81 (m, 1H), 1.62-1.50 (m, 1H),1.45 (s, 9H), 1.26 (br s, 3H), 1.22 (br s, 3H) 1.03 ( br t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106j) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(106i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.51mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1.20ml)(10.2mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン24mg(0.26mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物246mg(収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.81 (br s, 1H), 5.03-4.81 (m, 2H), 3.91 (br s, 1H), 3.69-3.62 (m, 1H), 3.51-3.17 (m, 5H), 2.97 (br dd, 1H, J = 12.9 Hz, 4.7 Hz), 2.80-2.63 (m, 2H), 2.33 (br s, 1H), 1.80-1.64 (m, 3H), 1.56-1.48 (m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.26-1.22 (m, 6H), 0.95 (br t, 3H, J = 7.6 Hz), 0.92 (br s, 9H)。
(106k) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(106j)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル243mg(0.42mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.97ml(12.6mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド189mg(0.39mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸23mg(0.20mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物175mg(収率:77%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.98 (br t, 1H, J = 5.7 Hz), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (1H, s), 3.66-3.50 (m, 3H), 3.37-3.09 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.78-2.66 (m, 0.8H), 2.61-2.48 (m, 1.6H), 1.90-1.83 (m, 1H), 1.72-1.48 (m, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.97 (t, 3H, J = 7.4 Hz), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:481((M+H)+)。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.5℃=+34.4°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.15-8.11 (m, 1H), 7.93-7.88 (m, 1H), 7.78-7.73 (m, 2H), 5.85 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.67 (ddd, 1H, J = 8.3 Hz, 5.4 Hz, 2.9 Hz), 3.73-3.61 (m, 3H), 2.73-2.65 (m, 1H), 2.54 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.8 Hz, 5.4 Hz), 2.08 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 8.3 Hz, 6.8 Hz), 1.92-1.87 (m, 1H), 1.87-1.77 (m, 1H), 1.59-1.49 (m, 1H), 1.00 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106g) (3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン
実施例(106f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−4−メチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.05g(2.93mmol)およびトリフェニルホスフィン923mg(3.52mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液1.60ml(3.52mmol)を5分間要して加え、同温度にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物916mg(収率:92%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.8 Hz, 1.6 Hz), 7.83-7.72 (m, 3H), 4.75 (dt, 1H, J = 9.0 Hz, 2.7 Hz), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.84 (d, 1H, J = 7.4 Hz), 2.81-2.72 (m, 1H), 2.65 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.57-2.51 (m, 1H), 2.18 (dt, 1H, J = 12.9 Hz, 9.0 Hz), 1.91-1.80 (m, 1H), 1.53-1.42 (m, 1H), 0.98 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:340((M+H)+)。
(106h) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン916mg(2.69mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン771mg(3.23mmol)のトルエン(27ml)溶液を、110℃にて2時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物1.49g(収率:96%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.17 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.93 (br s, 1H), 7.79 (br s, 2H), 7.45 (br d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.33-7.26 (m, 2H), 7.19-7.10 (m, 1H), 5.90 (br s, 0.5H), 5.51 (br s, 0.5H), 4.89 (br s, 1H), 3.63 (br s, 1H), 3.30-3.10 (m, 3H), 2.91-2.45 (m, 4.5H), 2.15 (br s, 1.5H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.64-1.51 (m, 1H), 1.17 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H), 1.04 (br t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106i) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(106h)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.49g(2.57mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.52ml(5.14mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(13ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム1.00g(3.08mmol)を加え、同温度にて1.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=50/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの酢酸エチル(12ml)−水(12ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム235mg(2.80mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート610mg(2.80mmol)を加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1〜1/1)により精製して、標記化合物1.11g(収率:88%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.20 (m, 3H), 4.91-4.83 (m, 1H), 4.46-4.40 (m, 1H), 3.88-3.81 (m, 1H), 3.58-3.24 (m, 4H), 2.80-2.36(m, 4H), 2.08-2.01 (m, 1H), 1.91-1.81 (m, 1H), 1.62-1.50 (m, 1H),1.45 (s, 9H), 1.26 (br s, 3H), 1.22 (br s, 3H) 1.03 ( br t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(106j) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(106i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.51mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1.20ml)(10.2mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン24mg(0.26mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物246mg(収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.81 (br s, 1H), 5.03-4.81 (m, 2H), 3.91 (br s, 1H), 3.69-3.62 (m, 1H), 3.51-3.17 (m, 5H), 2.97 (br dd, 1H, J = 12.9 Hz, 4.7 Hz), 2.80-2.63 (m, 2H), 2.33 (br s, 1H), 1.80-1.64 (m, 3H), 1.56-1.48 (m, 1H), 1.45 (br s, 9H), 1.26-1.22 (m, 6H), 0.95 (br t, 3H, J = 7.6 Hz), 0.92 (br s, 9H)。
(106k) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(106j)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル243mg(0.42mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.97ml(12.6mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド189mg(0.39mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸23mg(0.20mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物175mg(収率:77%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.98 (br t, 1H, J = 5.7 Hz), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.67 (1H, s), 3.66-3.50 (m, 3H), 3.37-3.09 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.78-2.66 (m, 0.8H), 2.61-2.48 (m, 1.6H), 1.90-1.83 (m, 1H), 1.72-1.48 (m, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.97 (t, 3H, J = 7.4 Hz), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:481((M+H)+)。
(実施例107)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:1−161)
(107a) {(1S,2S,4R)−4−(イソブチルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(106i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル250mg(0.51mmol)のイソブチルアミン(0.99ml)(10.2mmol)溶液に、2−ヒドロキシピリジン24mg(0.26mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/アセトン=3/1〜2/1)により精製して、標記化合物267mg(収率:92%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 2.0 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.82 (br t, 1H, J = 5.9 Hz), 5.02 (br s, 1H), 3.90 (br s, 1H), 3.69-3.63 (m, 1H), 3.48-3.13 (m, 5H), 3.08-2.99 (m, 1H), 2.80-2.61 (m, 2H), 2.30 (br s, 1H), 1.80-1.63 (m, 4H), 1.53-1.40 (m, 10H), 1.26 (br s, 3H), 1.22 (br s, 3H), 0.95-0.91 (m, 9H)。
(107b) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(107a)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(イソブチルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル264mg(0.47mmol)の塩化メチレン(2ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸1.09ml(14.1mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸イソブチルアミド210mg(0.45mmol)のメタノール(3ml)溶液に、フマル酸26mg(0.22mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジエチルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物192mg(収率:78%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.55-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.66 (1H, s), 3.66-3.48 (m, 3H), 3.37-3.07 (m, 4H), 2.96-2.89 (m, 1.6H), 2.78-2.65 (m, 0.8H), 2.55-2.47 (m, 1.6H), 1.98-1.75 (m, 2H), 1.70-1.47 (m, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.97-0.92 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:467((M+H)+)。
(実施例108)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸 (2−ヒドロキシ−2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−175)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(106i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび(1,1−ジメチルエタノール)アミンを用いて標記化合物145mg(2工程通算収率:60%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.55-7.53 (m, 1H), 7.43-7.32 (m, 3H), 6.66 (1H, s), 3.66-3.51 (m, 3H), 3.37-3.10 (m, 5H), 2.92 (t, 0.6H, J = 11.3 Hz), 2.77-2.66 (m, 0.8H), 2.61-2.53 (m, 1H), 2.49 (dd, 0.6H, J = 12.9 Hz, 3.9 Hz), 1.87-1.81 (m, 1H), 1.72-1.47 (m, 3H), 1.30-1.25 (m, 6H), 1.20 (s, 6H), 0.96 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:483((M+H)+)
(実施例109)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(4−フルオロフェニル)アミド フマル酸塩(例示化合物番号:2−222)
実施例(41a)および(1o)と同様に、実施例(106i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよび4−フルオロアニリンを用い、トリメチルアルミニウムのヘキサン(1.0mlol/l)溶液の代わりにジメチルアルミニウムクロリドの塩化メチレン(1.0mol/l)溶液を用いて標記化合物139mg(2工程通算収率:42%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.62-7.53 (m, 2H), 7.55-7.53 (m, 1H), 7.43-7.37 (m, 2H), 7.33-7.28 (m, 1H), 7.08-7.03 (m, 2H), 6.69 (2H, s), 3.66-3.56 (m, 3H), 3.34-3.16 (m, 3H), 2.97-2.92 (m, 0.6H), 2.79-2.69 (m, 1.8H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.7 Hz, 3.9 Hz), 1.97-1.92 (m, 1H), 1.79-1.58 (m, 3H), 1.30-1.24 (m, 6H), 1.03 (t, 3H, J = 7.3 Hz)。
マススペクトル(FAB+),m/z:505((M+H)+)
(実施例110)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−187)
(110a) N−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン770mg(2.26mmol)と実施例(51d)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オン593mg(2.71mmol)のトルエン(23ml)溶液を、110℃にて5時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=4/1)により精製して、標記化合物1.22g(収率:97%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.17 (br d, 1H, J = 6.8 Hz), 7.96-7.91 (m, 1H), 7.84-7.75 (m, 2H), 7.26-7.22 (m, 3H), 7.07-7.05 (m, 0.4H), 6.95 (br d, 0.6H, J = 6.4 Hz), 5.89 (br d, 0.6H, J = 6.4 Hz), 5.59 (br s, 0.4H), 4.94-4.85 (m, 1H), 3.67-3.60 (m, 1H), 3.39-2.50(m, 8H), 2.20-2.09 (m, 4H), 1.92-1.82 (m, 1H), 1.64-1.53 (m, 1H), 1.16-1.01 (m, 9H)。
(110b) {(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(110a)で得られたN−{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド1.22g(2.18mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.45ml(4.37mmol)のアセトニトリル(22ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム854mg(2.62mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=19/1〜9/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジンー2−オンの酢酸エチル(10ml)−水(10ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム197mg(2.34mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート510mg(2.34mmol)を加え、室温にて15時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/7)により精製して、標記化合物915mg(収率:88%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.28-7.22 (m, 3H), 7.13-7.06 (m, 1H), 4.47-4.43 (m, 1H), 3.86 (br s, 1H), 3.56-3.16 (m, 4H), 2.76-2.37 (m, 4H), 2.24 (bs s, 1.8H), 2.23 (br s, 1.2H), 2.08-2.01 (m, 1H), 1.92-1.81 (m, 1H), 1.62-1.51 (m, 1H), 1.46 (br s, 9H), 1.22 (br s, 6H), 1.03 (br t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(110c) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(110b)で得られた{(S)−2−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−4−エチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル100mg(0.21mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(0.5ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン10mg(0.11mmol)を加え、80℃にて4時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、減圧下にて濃縮し、80℃にてさらに14時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)により精製して、標記化合物105mg(収率:89%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.28-7.22 (m, 3H), 7.11-7.07 (m, 1H), 5.05-4.96 (m, 2H), 3.93-3.89 (m, 1H), 3.68-3.15 (m, 6H), 2.99-2.95 (m, 1H), 2.78-2.61 (m, 2H), 2.38-2.29 (m, 1H), 2.22 (br s, 3H), 1.78-1.69 (m, 3H), 1.55-1.39 (m, 1H), 1.46 (br s, 9H), 1.23-1.22 (m, 6H), 0.97-0.91 (m, 12H)。
(110d) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(110c)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘキシル}カルバミン酸t−ブチルエステル105mg(0.19mmol)の塩化メチレン(1.0ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.43ml(5.6mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=9/1/0〜90/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド77mg(0.17mmol)のメタノール(2ml)溶液に、フマル酸9.7mg(0.08mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣にn-ヘキサン(1ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物69mg(収率:71%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.32-7.24 (m, 3H), 7.19-7.11 (m, 1H), 6.66 (1H, s), 3.69-3.50 (m, 3H), 3.37-3.11 (m, 4H), 2.94-2.82 (m, 1.6H), 2.79-2.76 (m, 0.4H), 2.65-2.54 (m, 1.4H), 2.49 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.3 Hz), 2.24 (s, 1.2H), 2.23 (s, 1.8H), 1.92-1.83 (m, 1H), 1.70-1.49 (m, 3H), 1.27-1.25 (m, 6H), 0.97 (t, 3H, J = 7.3 Hz), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:461((M+H)+)。
(実施例111)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−エチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−199)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(53a)で得られた1−(2−エチルフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物81mg(4工程通算収率:57%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.99 (br s, 1H), 7.39-7.26 (m, 3H), 7.16-7.10 (m, 1H), 6.68 (s, 1H), 3.74-3.48 (m, 4H), 3.38-3.13 (m, 2H), 2.95-2.90 (m, 1.6H), 2.67-2.61 (m, 0.4H), 2.52-2.48 (m, 1H), 2.62-2.55 (m, 3H), 1.90-1.84 (m, 1H), 1.69-1.53 (m, 3H), 1.29-1.20 (m, 9H), 0.98 (t, 3H, J = 7.6 Hz), 0.94 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:475((M+H)+)。
(実施例112)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−192)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(62d)で得られた1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピルアミン)を用いて標記化合物179mg(4工程通算収率:73%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.56 (dd, 1H, J = 9.7 Hz, 5.2 Hz), 7.21-7.16 (m, 2H), 6.67 (1H, s), 3.63-3.54 (m, 3H), 3.39-3.16 (m, 4H), 2.97-2.90 (m, 1.6H), 2.72 (br s, 0.8H), 2.57-2.48 (m, 1.6H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.70-1.49 (m, 3H), 1.30 (br s, 3H), 1.26 (br s, 6H), 0.97 (t, 3H, J = 7.4 Hz), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:499((M+H)+)。
(実施例113)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸イソブチルアミド フマル酸塩(例示化合物番号:2−162)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(67d)で得られた5,5−ジメチル−1−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物164mg(4工程通算収率:46%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 8.13 (br s, 1H), 7.33-7.26 (m, 1H), 7.10 (br t, 1H, J = 8.8 Hz), 7.04-6.99 (m, 1H), 6.70 (s, 2H), 3.71-3.48 (m, 3H), 3.39-3.11 (m, 4H), 2.97-2.89 (m, 1.6H), 2.85-2.79 (m, 0.4H), 2.64-2.60 (m, 0.4H), 2.56-2.48 (m, 1.6H), 2.14 (br s, 3H), 1.89-1.75 (m, 2H), 1.69-1.48 (m, 3H), 1.28-1.25 (m, 6H), 0.98-0.93 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例114)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−191)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(70d)で得られた5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物142mg(4工程通算収率:37%)を得た
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.33-7.29 (m, 1H), 7.06-6.92 (m, 2H), 6.66 (1H, s), 3.68-3.47 (m, 3H), 3.38-3.11 (m, 4H), 2.94-2.89 (m, 1.6H), 2.80-2.74 (m, 0.4H), 2.66-2.54 (m, 1.4H), 2.48 (dd, 0.6H, J = 12.9 Hz, 3.9 Hz), 2.19 (s, 3H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.72-1.47 (m, 3H), 1.26-1.24 (m, 6H), 0.97 (t, 3H, J = 7.4 Hz), 0.93 (s, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:479((M+H)+)。
(実施例115)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−163)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(106g)で得られた(3R,5S)−3−エチル−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]ジヒドロフラン−2−オン、実施例(70d)で得られた5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物133mg(4工程通算収率:35%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.33-7.29 (m, 1H), 7.06-6.92 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.68-3.46 (m, 3H), 3.38-3.10 (m, 4H), 2.95-2.89 (m, 1.6H), 2.81-2.75 (m, 0.4H), 2.63 (dd, 0.4H, J = 13.7 Hz, 4.3 Hz), 2.57-2.45 (m, 1.6H), 2.20 (s, 3H), 1.88-1.75 (m, 2H), 1.70-1.46 (m, 3H), 1.27-1.25 (m, 6H), 0.97-0.92 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:465((M+H)+)。
(実施例116)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−200)
(116a) (S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−プロピルヘキシ−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン
参考例6で得られた(S)−4−ベンジル−3−ペンタノイルオキサゾリジン−2−オン37.0g(142mmol)のテトラヒドロフラン(330ml)溶液に、窒素雰囲気下および−78℃にて、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドのn−ヘキサン(1.03mol/l)溶液165ml(169mmol)を45分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した。次いで、この溶液に、参考例4で得られた[(E)−4−ブロモブト−2−エニルオキシメチル]ベンゼン35.8g(148mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液を30分間要して加え、同温度にて30分間撹拌した後、−40℃に昇温し、さらに4時間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液90mlを加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=7/1〜2/1)により精製して、標記化合物47.3g(収率:79%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.34-7.22 (m, 8H), 7.18-7.13 (m, 2H), 5.75 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 6.7 Hz), 5.67 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 5.5 Hz), 4.71-4.63 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.18-4.13 (m, 1H), 4.11 (dd, 1H, J = 9.3 Hz, 2.7 Hz), 3.99-3.89 (m, 3H), 3.29 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 3.1 Hz), 2.62 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 9.8 Hz), 2.52-2.44 (m, 1H), 2.37-2.29 (m, 1H), 1.77-1.67 (m, 1H), 1.53-1.43 (m, 1H), 1.38-1.27 (m, 2H), 0.91 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(116b) (2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−プロピルヘキシ−4−エン酸
実施例(116a)で得られた(S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−プロピルヘキシ−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン24.1g(57.2mmol)のテトラヒドロフラン(800ml)および水(260ml)の混合溶媒溶液に、氷浴にて冷却後、30%過酸化水素水35.0mlおよび水酸化リチウム一水和物4.83g(115mmol)を加えた。同温度にて30分間撹拌した後、室温に昇温し、さらに16時間撹拌した。氷浴にて冷却後、反応混合物に1.5Mチオ硫酸ナトリウム水溶液250mlを加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlで希釈し、酢酸エチルで洗浄した後、水層にリン酸二水素ナトリウム30gを加え、酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物13.6gを得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.37-7.25 (m, 5H), 5.73-5.61 (m, 2H), 4.49 (s, 2H), 4.02-3.92 (m, 2H), 2.51-2.34 (m, 2H), 2.31-2.22 (m, 1H), 1.68-1.57 (m, 1H), 1.54-1.23 (m, 3H), 0.91 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(116c) (3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(116b)で得られた(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−プロピルヘキシ−4−エン酸10.5g(40.0mmol)のアセトニトリル(150ml)およびジメトキシメタン(300ml)の混合溶媒に、室温にて、0.4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液に溶かした四ホウ素酸ナトリウム緩衝溶液(0.05M)400ml、硫酸水素テトラブチルアンモニウム0.600g(1.77mmol)および1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−エリスロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピラノース10.3g(39.9mmmol)を加え、10分間撹拌した。反応混合物を氷浴にて冷却後、オキソン(登録商標)34.0g(55.2mmmol)を0.4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液(200ml)に溶かした溶液と炭酸カリウム31.8g(230mmmol)の水(200ml)溶液を別々に7時間要して滴下した。同温度にて1時間撹拌した後、水200mlで希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1〜1/1)により精製して、標記化合物7.30g(2工程通算収率:66%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.29 (m, 5H), 4.58 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.54 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.46 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 6.3 Hz, 4.3 Hz), 3.90-3.83 (m, 1H), 3.64 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 3.7 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 5.9 Hz), 2.70-2.61 (m, 1H), 2.50-2.41 (m, 2H), 2.00-1.92 (m, 1H), 1.86-1.75 (m, 1H), 1.49-1.36 (m, 3H), 0.95 (t, 3H, J = 7.0 Hz)。
(116d) メタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル
実施例(116c)で得られた(3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン12.1g(43.5mmmol)の塩化メチレン(300ml)溶液に、氷浴にて冷却後、トリエチルアミン13.2g(131mmol)およびメタンスルホニルクロリド7.30g(63.7mmol)を加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に水500mlを加え、塩化メチレンで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜1/1)により精製して、標記化合物15.2g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.28 (m, 5H), 4.86-4.80 (m, 1H), 4.65 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 5.5 Hz, 4.5 Hz), 4.56 (s, 2H), 3.77 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 5.9 Hz), 3.74 (dd, 1H, J = 11.0 Hz, 5.5 Hz), 3.04 (s, 3H), 2.71-2.62 (m, 1H), 2.54-2.45 (m, 1H), 2.05-1.97 (m, 1H), 1.85-1.76 (m, 1H), 1.51-1.36 (m, 3H), 0.95 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(116e) (3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(116d)で得られたメタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル29.1g(81.7mmol)のN, N´−ジメチルプロピレンウレア(300ml)溶液に、室温にて、アジ化ナトリウム7.49g(115mmol)を加え、60℃にて2日間撹拌した。反応混合物を冷却した後、氷水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1)により精製して、標記化合物23.0g(収率:93%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.28 (m, 5H), 4.62-4.54 (m, 3H), 3.80-3.73 (m, 2H), 3.66 (ddd, 1H, J = 6.6 Hz, 5.5 Hz, 3.1 Hz), 2.81-2.72 (m, 1H), 2.35-2.27 (m, 1H), 2.07-1.97 (m, 1H), 1.87-1.75 (m, 1H), 1.48-1.35 (m, 3H), 0.95 (t, 3H, J = 7.0 Hz)。
(116f) N−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(116e)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン23.0g(75.9mmol)、4規定塩酸−ジオキサン溶液40.0ml(160mmol)および10%パラジウム炭素(50%含水)5.20gのエタノール(400ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温にて7時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、反応混合物をエタノール200mlで希釈し、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。濾液より減圧下にて溶媒を留去して、粗製の(3R,5S)−5−[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩を得た。
上記の反応で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アミノ−2−ヒドロキシエチル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン塩酸塩のテトラヒドロフラン(350ml)および水(35.0ml)の混合溶媒溶液に、0℃にてトリエチルアミン23.9g(237mmol)およびO−ニトロベンゼンスルホニルクロリド26.7g(120mmol)を加え、同温度にて2時間撹拌し、室温でさらに12時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水500mlを加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)により精製し、さらにジイソプロピルエーテル30mlおよび酢酸エチル30mlを加え、析出した固体を濾取して、標記化合物14.6g(2工程通算収率:52%)を得た。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.6℃=+37.0°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.16-8.10 (m, 1H), 7.93-7.87 (m, 1H), 7.78-7.72 (m, 2H), 5.85 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.67 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 5.5 Hz, 3.2 Hz), 3.73-3.61 (m, 3H), 2.80-2.71 (m, 1H), 2.54 (ddd, 1H, J = 13.3 Hz, 9.8 Hz, 5.5 Hz), 2.06 (ddd, 1H, J = 13.3 Hz, 8.2 Hz, 7.0 Hz), 1.94-1.90 (m, 1H), 1.82-1.70 (m, 1H), 1.51-1.35 (m, 3H), 0.94 (t, 3H, J = 7.2 Hz)。
(116g) (3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(116f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド2.01g(5.4mmol)およびトリフェニルホスフィン1.7g(6.48mmol)のテトラヒドロフラン(54ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液2.95ml(6.48mmol)を5分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物1.4g(収率:74%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.6 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.77 (dt, 1H, J = 8.6 Hz, 2.4 Hz), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.87-2.79 (m, 2H), 2.65 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.59-2.53 (m, 1H), 2.17 (dt, 1H, J = 12.5 Hz, 9.4 Hz), 1.87-1.77 (m, 1H), 1.46-1.32 (m, 3H), 0.93 (t, 3H, J = 7.6 Hz)。
(116h) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(116g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン700mg(1.98mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン611mg(2.57mmol)のトルエン(20ml)溶液を、110℃にて1.5時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物888mg(収率:76%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.10 (m, 1H), 7.95-7.89 (m, 1H), 7.80-7.74 (m, 2H), 7.46-7.11 (m, 4H), 5.91 (br s, 0.5H), 5.52 (br s, 0.5H), 4.89 (br s, 1H), 3.64 (br s, 1H), 3.30-2.50 (m, 7H), 2.17-2.06 (m, 1H), 1.87-1.76 (m, 1H), 1.50-1.39 (m, 2H), 1.17 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H), 0.96 (br t, 3H, J = 7.2 Hz)。
(116i) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(116h)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド888mg(1.50mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.46ml(4.5mmol)のアセトニトリル(15ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム585mg(1.8mmol)を加え、同温度にて2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=50/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの酢酸エチル(5ml)−水(5ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム94mg(1.12mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート245mg(1.12mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/1〜20/1)により精製して、標記化合物418mg(収率:55%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.48 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 4.91-4.85 (m, 1H), 4.49-4.43 (m, 1H), 3.68 (br s, 1H), 3.59-3.24 (m, 5H), 2.80-2.37(m, 4H), 2.06-2.00 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 1H), 1.45-1.22 (m, 17H), 0.96 ( br t, 3H, J = 7.0 Hz)。
(116j) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘプチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(116i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル101mg(0.2mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン3.8mg(0.04mmol)を加え、80℃にて5時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=30/1〜20/1)により精製して、標記化合物111mg(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.84 (br s, 1H), 5.03 (br s, 1H), 3.92 (br s, 1H), 3.70-3.65 (m, 1H), 3.49-3.16 (m, 5H), 2.98-2.95 (m, 1H), 2.80-2.63 (m, 2H), 2.44 (br s, 1H), 1.76-1.65 (m, 4H), 1.46 (br s, 9H), 1.44-1.22 (m, 8H), 0.95-0.91 (m, 12H)。
(116k) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(116j)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘプチル}カルバミン酸t−ブチルエステル111mg(0.19mmol)の塩化メチレン(0.8ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.43ml(5.6mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド52mg(0.1mmol)のメタノール(1ml)溶液に、フマル酸5.8mg(0.05mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物46mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.56-7.54 (m, 1H), 7.42-7.32 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.72-3.48 (m, 3H), 3.37-3.13 (m, 4H), 2.92-2.88 (m, 1.6H), 2.67-2.64 (m, 1.8H), 2.52-2.47 (m, 0.6H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.66-1.58 (m, 2H), 1.47-1.36 (m, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.97-0.93 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:495((M+H)+)。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.6℃=+37.0°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.16-8.10 (m, 1H), 7.93-7.87 (m, 1H), 7.78-7.72 (m, 2H), 5.85 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.67 (ddd, 1H, J = 8.2 Hz, 5.5 Hz, 3.2 Hz), 3.73-3.61 (m, 3H), 2.80-2.71 (m, 1H), 2.54 (ddd, 1H, J = 13.3 Hz, 9.8 Hz, 5.5 Hz), 2.06 (ddd, 1H, J = 13.3 Hz, 8.2 Hz, 7.0 Hz), 1.94-1.90 (m, 1H), 1.82-1.70 (m, 1H), 1.51-1.35 (m, 3H), 0.94 (t, 3H, J = 7.2 Hz)。
(116g) (3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(116f)で得られたN−{(S)−2−ヒドロキシ−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド2.01g(5.4mmol)およびトリフェニルホスフィン1.7g(6.48mmol)のテトラヒドロフラン(54ml)溶液に、氷冷下にて、アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン(40%)溶液2.95ml(6.48mmol)を5分間要して加え、同温度にて10分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物1.4g(収率:74%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.14 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.6 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.77 (dt, 1H, J = 8.6 Hz, 2.4 Hz), 3.26-3.23 (m, 1H), 2.87-2.79 (m, 2H), 2.65 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.59-2.53 (m, 1H), 2.17 (dt, 1H, J = 12.5 Hz, 9.4 Hz), 1.87-1.77 (m, 1H), 1.46-1.32 (m, 3H), 0.93 (t, 3H, J = 7.6 Hz)。
(116h) N−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(116g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン700mg(1.98mmol)と実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オン611mg(2.57mmol)のトルエン(20ml)溶液を、110℃にて1.5時間撹拌した。冷後、反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/アセトン=5/1)により精製して、標記化合物888mg(収率:76%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.18-8.10 (m, 1H), 7.95-7.89 (m, 1H), 7.80-7.74 (m, 2H), 7.46-7.11 (m, 4H), 5.91 (br s, 0.5H), 5.52 (br s, 0.5H), 4.89 (br s, 1H), 3.64 (br s, 1H), 3.30-2.50 (m, 7H), 2.17-2.06 (m, 1H), 1.87-1.76 (m, 1H), 1.50-1.39 (m, 2H), 1.17 (br s, 3H), 1.07 (br s, 3H), 0.96 (br t, 3H, J = 7.2 Hz)。
(116i) {(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(116h)で得られたN−{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド888mg(1.50mmol)およびチオフェノール(含量:95%)0.46ml(4.5mmol)のアセトニトリル(15ml)溶液に、窒素雰囲気下にて、室温で炭酸セシウム585mg(1.8mmol)を加え、同温度にて2.5時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=50/1〜10/1)により精製した。得られた4−{(S)−2−アミノ−2−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}−1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンの酢酸エチル(5ml)−水(5ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム94mg(1.12mmol)およびジ−t−ブチルジカルボナート245mg(1.12mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=40/1〜20/1)により精製して、標記化合物418mg(収率:55%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.48 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 4.91-4.85 (m, 1H), 4.49-4.43 (m, 1H), 3.68 (br s, 1H), 3.59-3.24 (m, 5H), 2.80-2.37(m, 4H), 2.06-2.00 (m, 1H), 1.85-1.78 (m, 1H), 1.45-1.22 (m, 17H), 0.96 ( br t, 3H, J = 7.0 Hz)。
(116j) {(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘプチル}カルバミン酸t−ブチルエステル
実施例(116i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−プロピルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステル101mg(0.2mmol)の(2,2−ジメチルプロピル)アミン(1ml)溶液に、2−ヒドロキシピリジン3.8mg(0.04mmol)を加え、80℃にて5時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、水を加え、酢酸エチルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=30/1〜20/1)により精製して、標記化合物111mg(収率:94%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.47 (br d, 1H, J = 7.4 Hz), 7.34-7.21 (m, 3H), 5.84 (br s, 1H), 5.03 (br s, 1H), 3.92 (br s, 1H), 3.70-3.65 (m, 1H), 3.49-3.16 (m, 5H), 2.98-2.95 (m, 1H), 2.80-2.63 (m, 2H), 2.44 (br s, 1H), 1.76-1.65 (m, 4H), 1.46 (br s, 9H), 1.44-1.22 (m, 8H), 0.95-0.91 (m, 12H)。
(116k) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(116j)で得られた{(1S,2S,4R)−4−(2,2−ジメチルプロピルカルバモイル)−1−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イルメチル]−2−ヒドロキシヘプチル}カルバミン酸t−ブチルエステル111mg(0.19mmol)の塩化メチレン(0.8ml)溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸0.43ml(5.6mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。減圧下にて濃縮後、反応混合物に飽和重曹水を加え、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール/トリエチルアミン=100/10/1)により精製した。得られた(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド52mg(0.1mmol)のメタノール(1ml)溶液に、フマル酸5.8mg(0.05mmol)を加え、室温にて5分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、残渣に塩化メチレン(0.5ml)を加え、さらにジイソプロピルエーテル(5ml)を加え、固体を濾取して、標記化合物46mg(収率:84%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.56-7.54 (m, 1H), 7.42-7.32 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 3.72-3.48 (m, 3H), 3.37-3.13 (m, 4H), 2.92-2.88 (m, 1.6H), 2.67-2.64 (m, 1.8H), 2.52-2.47 (m, 0.6H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.66-1.58 (m, 2H), 1.47-1.36 (m, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.97-0.93 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:495((M+H)+)。
(実施例117)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−218)
実施例(1n)および(1o)と同様に、実施例(116i)で得られた{(S)−2−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−1−[(2S,4R)−5−オキソ−4−エチルテトラヒドロフラン−2−イル]エチル}カルバミン酸t−ブチルエステルおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物133mg(2工程通算収率:80%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.55-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 3.66-3.50 (m, 4H), 3.38-3.11 (m, 3H), 2.98-2.90 (m, 1.6H), 2.81-2.71 (m, 0.8H), 2.65-2.60 (m, 1H), 2.51 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 4.5 Hz), 1.89-1.77 (m, 2H), 1.67-1.58 (m, 2H), 1.49-1.34 (m, 3H), 1.29-1.26 (m, 6H), 0.96-0.92 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:481((M+H)+)。
(実施例118)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−213)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(116g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン、実施例(51d)で得られた5,5−ジメチル−1−(2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよび(2,2-ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物155mg(4工程通算収率:74%)を得た。無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.32-7.24 (m, 3H), 7.19-7.11 (m, 1H), 6.67 (1H, s), 3.69-3.50 (m, 3H), 3.37-3.10 (m, 4H), 2.93-2.87 (m, 1.6H), 2.77 (dd, 0.4H, J = 13.2 Hz, 10.2 Hz), 2.69-2.60 (m, 1.4H), 2.47 (dd, 0.6H, J = 13.4 Hz, 4.3 Hz), 2.24 (s, 1.2H), 2.23 (s, 1.8H), 1.89-1.82 (m, 1H), 1.68-1.33 (m, 5H), 1.27-1.24 (m, 6H), 0.97-0.90 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:475((M+H)+)。
(実施例119)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−217)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(116g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン、実施例(62d)で得られた1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物103mg(2工程通算収率:74%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.59-7.55 (m, 1H), 7.22-7.18 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 3.70-3.46 (m, 3H), 3.36-3.13 (m, 4H), 2.90-2.88 (m, 1.6H), 2.72-2.65 (m, 1.8H), 2.52-2.49 (m, 0.6H), 1.89-1.83 (m, 1H), 1.66-1.58 (m, 2H), 1.43-1.35 (m, 3H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.97-0.93 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:513((M+H)+)
(実施例120)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−211)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(116g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−プロピルジヒドロフラン−2−オン、実施例(70d)で得られた5,5−ジメチル−1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物70mg(4工程通算収率:73%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD,400MHz),δ : 7.33-7.30 (m, 1H), 7.06-6.93 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.71-3.36 (m, 3H), 3.34-3.11 (m, 4H), 2.95-2.90 (m, 1.6H), 2.80-2.75 (m, 0.4H), 2.66-2.60 (m, 1.4H), 2.49-2.46 (m, 0.6H), 2.20 (s, 3H), 1.87-1.76 (m, 2H), 1.63-1.55 (m, 2H), 1.37-1.34 (m, 3H), 1.26-1.22 (m, 6H), 0.96-0.92 (m, 9H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:478((M+H)+)。
(実施例121)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−208)
(121a) (S)−4−ベンジル−3−[(2S,4E)−6−ベンジルオキシ−2−シクロプロピルヘキシ−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン
実施例(76a)と同様に、参考例7で得られた(S)−4−ベンジル−3−プロピオニルオキサゾリジン−2−オンおよび参考例4で得られた[(E)−4−ブロモブト−2−エニルオキシメチル]ベンゼンを用いて標記化合物23.0g(収率:69%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.34-7.22 (m, 8H), 7.18-7.13 (m, 2H), 5.79 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 6.8 Hz), 5.69 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 5.8 Hz), 4.74-4.66 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.20-4.07 (m, 2H), 3.97 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 3.34-3.26 (m, 2H), 2.67-2.56 (m, 2H), 2.55-2.46 (m, 1H), 1.16-1.05 (m, 1H), 0.63-0.55 (m ,1H), 0.52-0.44 (m, 1H), 0.32-0.20 (m, 2H)。
(121b) (2S,4E)−6−ベンジルオキシ−2−シクロプロピルヘキシ−4−エン酸
実施例(76b)と同様に、実施例(121a)で得られた(S)−4−ベンジル−3−[(2S,4E)−6−ベンジルオキシ−2−シクロプロピルヘキシ−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オンを用いて標記化合物14.3g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.37-7.26 (m, 5H), 5.75 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 6.4 Hz), 5.69 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 5.4 Hz), 4.49 (s, 2H), 3.98 (d, 2H, J = 5.4 Hz), 2.57-2.49 (m, 1H), 2.48-2.40 (m, 1H), 1.73-1.65 (m, 1H), 1.01-0.92 (m, 1H), 0.64-0.51 (m, 2H), 0.39-0.32 (m, 1H), 0.22-0.15 (m, 1H)。
(121c) (3S,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(76c)と同様に、実施例(121b)で得られた(2S,4E)−6−ベンジルオキシ−2−シクロプロピルヘキシ−4−エン酸を用いて標記化合物10.3g(収率:72%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.41-7.30 (m, 5H), 4.59 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.55 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.53-4.47 (m, 1H), 3.91-3.85 (m, 1H), 3.63 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 4.4 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 6.4 Hz), 2.48-2.39 (m, 2H), 2.29-2.22 (m, 1H), 2.11-2.04 (m, 1H), 1.00-0.92 (m, 1H), 0.70-0.62 (m, 1H), 0.57-0.50 (m, 1H), 0.48-0.41 (m, 1H), 0.32-0.25 (m, 1H)。
(121d) メタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4S)−4−シクロプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル
実施例(76d)と同様に、実施例(121c)で得られた(3S,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オンを用いて標記化合物16.0g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.41-7.28 (m, 5H), 4.86-4.79 (m, 1H), 4.69 (ddd, 1H, J = 7.8 Hz, 5.9 Hz, 5.5 Hz), 4.56 (s, 2H), 3.77 (dd, 1H, J = 10.6 Hz, 6.7 Hz), 3.73 (dd, 1H, J = 10.6 Hz, 5.5 Hz), 3.04 (s, 3H), 2.52-2.43 (m, 1H), 2.28-2.21 (m, 1H), 2.17-2.08 (m, 1H), 1.00-0.90 (m, 1H), 0.70-0.62 (m, 1H), 0.59-0.50 (m, 1H), 0.48-0.40 (m, 1H), 0.33-0.25 (m, 1H)。
(121e) (3S,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(76e)と同様に、実施例(121d)で得られたメタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4S)−4−シクロプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステルを用いて標記化合物10.5g(収率:77%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.41-7.28 (m, 5H), 4.64-4.59 (m, 1H), 4.58 (s, 2H), 3.76 (d, 2H, J = 6.3 Hz), 3.65 (ddd, 1H, J = 6.3 Hz, 5.5 Hz, 3.1 Hz), 2.38-2.27 (m, 2H), 2.18-2.07 (m, 1H), 0.99-0.88 (m, 1H), 0.70-0.61 (m, 1H), 0.57-0.41 (m, 2H), 0.31-0.23 (m, 1H)。
(121f) N−{(S)−1−[(2S,4S)−4−シクロプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−ヒドロキシエチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1f)と同様に、実施例(121e)で得られた(3S,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オンを用いて標記化合物4.00g(2工程通算収率:38%)を得た。
無色固体。
旋光度,[α]D 24.0℃=+51.3°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.16-8.10 (m, 1H), 7.94-7.88 (m, 1H), 7.79-7.73 (m, 2H), 5.81 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.71 (ddd, 1H, J = 7.6 Hz, 6.5 Hz, 2.7 Hz), 3.74-3.61 (m, 3H), 2.54 (ddd, 1H, J = 13.1 Hz, 9.6 Hz, 6.3 Hz), 2.34-2.27 (m, 1H), 2.16 (ddd, 1H, J = 13.3 Hz, 7.8 Hz, 5.5 Hz), 1.87-1.81 (m, 1H), 1.00-0.90 (m, 1H), 0.68-0.60 (m, 1H), 0.58-0.50 (m, 1H), 0.48-0.41 (m, 1H), 0.33-0.25 (m, 1H)。
(121g) (3S,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オン
実施例(1g)と同様に、実施例(121f)で得られたN−{(S)−1−[(2S,4S)−4−シクロプロピル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−ヒドロキシエチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミドを用いて標記化合物1.2g(収率:63%)を得た。
無色液体
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.10 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.6 Hz), 7.84-7.72 (m, 3H), 4.77 (dt, 1H, J = 8.2 Hz, 2.7 Hz), 3.25-3.22 (m, 1H), 2.82 (d, 1H, J = 7.4 Hz), 2.64 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.56-2.50 (m, 1H), 2.39 (dd, 1H, J = 18.0 Hz, 9.0 Hz), 2.28 (dt, 1H, J = 12.9 Hz, 9.0 Hz), 0.92-0.84 (m, 1H), 0.70-0.63 (m, 1H), 0.55-0.40 (m, 2H), 0.27-0.21 (m, 1H)。
(121h)(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(121g)で得られた(3S,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オン、実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物63mg(4工程通算収率:33%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.55-7.54 (m, 1H), 7.42-7.32 (m, 3H), 6.68 (s, 1H), 3.67-3.54 (m, 3H), 3.37-3.15 (m, 4H), 2.98-2.93 (m, 0.6H), 2.84-2.72 (m, 1.8H), 2.53-2.51 (m, 0.6H), 2.07-2.02 (m, 1H), 1.85-1.76 (m, 2H), 1.31-1.26 (m, 6H), 1.01-0.93 (m, 10H), 0.63-0.59 (m, 1H), 0.54-0.50 (m, 1H), 0.46-0.41 (m, 1H), 0.26-0.21 (m, 1H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:493((M+H)+)。
(実施例122)
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−シクロプロピル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−209)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(121g)で得られた(3S,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−シクロプロピルジヒドロフラン−2−オン、実施例(62d)で得られた1−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物67mg(2工程通算収率:83%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 7.88 (br s, 1H), 7.58-7.56 (m, 1H), 7.21-7.18 (m, 2H), 6.68 (s, 1H), 3.63-3.53 (m, 3H), 3.39-3.16 (m, 4H), 2.98-2.93 (m, 0.6H), 2.84-2.74 (m, 1.8H), 2.53-2.49 (m, 0.6H), 2.06-2.02 (m, 1H), 1.85-1.76 (m, 2H), 1.30-1.26 (m, 6H), 0.99-0.93 (m, 10H), 0.63-0.61 (m, 1H), 0.53-0.51 (m, 1H), 0.45-0.43 (m, 1H), 0.25-0.22 (m, 1H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:511((M+H)+)。
(実施例123)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−イソブチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−229)
(123a) (S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−イソブチルヘキシ−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オン
実施例(76a)と同様に、参考例8で得られた(S)−4−ベンジル−3−(4−メチルペンタノイル)オキサゾリジン−2−オンおよび参考例4で得られた[(E)−4−ブロモブト−2−エニルオキシメチル]ベンゼンを用いて標記化合物26.9g(収率:71%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.32-7.24 (m, 8H), 7.15 (d, 2H, J = 6.8 Hz), 5.76 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 6.8 Hz), 5.67 (dt, 1H, J = 15.6 Hz, 5.9 Hz), 4.68-4.64 (m, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.17-4.09 (m, 2H), 4.07-4.01 (m, 1H), 3.97 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 3.29 (dd, 1H, J = 13.2 Hz, 3.4 Hz), 2.61 (dd, 1H, J = 13.2 Hz, 10.1 Hz), 2.47-2.41 (m, 1H), 2.36-2.31 (m, 1H), 1.76-1.70 (m, 1H), 1.60-1.52 (m, 1H), 1.35-1.29 (m, 1H), 0.91 (d, 3H, J = 6.4 Hz), 0.89 (d, 3H, J = 6.4 Hz)。
(123b) (2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−イソブチルヘキシ−4−エン酸
実施例(76b)と同様に、実施例(123a)で得られた(S)−4−ベンジル−3−[(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−イソブチルヘキシ−4−エノイル]オキサゾリジン−2−オンを用いて標記化合物21.05g(収率:定量的)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.36-7.26 (m, 5H), 5.72-5.62 (m, 2H), 4.49 (s, 2H), 3.98-3.96 (m, 2H), 2.57-2.50 (m, 1H), 2.41-2.34 (m, 1H), 2.28-2.22 (m, 1H), 1.68-1.56 (m, 2H), 1.33-1.27 (m, 1H), 0.91 (d, 3H, J = 6.3 Hz), 0.90 (d, 3H, J = 6.3 Hz)。
(123c) (3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(76c)と同様に、実施例(123b)で得られた(2R,4E)−6−ベンジルオキシ−2−イソブチルヘキシ−4−エン酸酸を用いて標記化合物16.84g(収率:84%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.38-7.30 (m, 5H), 4.58 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.55 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.49-4.45 (m, 1H), 3.89-3.85 (m, 1H), 3.64 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 4.4 Hz), 3.56 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 5.9 Hz), 2.72-2.66 (m, 1H), 2.51-2.45 (m, 2H), 1.94 (dt, 1H, J = 13.2 Hz, 8.3 Hz), 1.75-1.67 (m, 2H), 1.37-1.30 (m, 1H), 0.95 (d, 3H, J = 6.4 Hz), 0.91 (d, 3H, J = 6.4 Hz)。
(123d) メタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−4−イソブチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステル
実施例(76d)と同様に、実施例(123c)で得られた(3R,5S)−5−[(R)−2−ベンジルオキシ−1−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オンを用いて標記化合物18.98g(収率:93%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.30 (m, 5H), 4.85-4.80 (m, 1H), 4.66-4.62 (m, 1H), 4.56 (s, 2H), 3.76 (d, 2H, J = 5.4 Hz), 3.04 (s, 3H), 2.73-2.66 (m, 1H), 2.54-2.49 (m, 1H), 2.02-1.86 (m, 1H), 1.74-1.65 (m, 2H), 1.38-1.31 (m, 1H), 0.95 (d, 3H, J = 5.9 Hz), 0.91 (d, 3H, J = 5.9 Hz)。
(123e) (3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(76e)と同様に、実施例(123d)で得られたメタンスルホン酸(R)−2−ベンジルオキシ−1−[(2S,4R)−4−イソブチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]エチルエステルを用いて標記化合物14.80g(収率:87%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.30 (m, 5H), 4.61-4.55 (m, 3H), 3.76 (d, 2H, J = 6.4 Hz), 3.68-3.65 (m, 1H), 2.84-2.77 (m, 1H), 2.35-2.30 (m, 1H), 2.00 (dt, 1H, J = 13.2 Hz, 8.3 Hz), 1.75-1.64 (m, 2H), 1.34-1.28 (m, 1H), 0.95 (d, 3H, J = 5.9 Hz), 0.92 (d, 3H, J = 5.9 Hz)。
(123f) N−{(S)−1−[(2S,4R)−4−イソブチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−ヒドロキシエチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
実施例(1f)と同様に、実施例(123e)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−アジド−2−ベンジルオキシエチル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オンを用いて標記化合物11.72g(2工程通算収率:65%)を得た。
無色固体。
旋光度,[α]D 23.9℃=+37.8°(c=1.00, MeOH)。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 8.15-8.11 (m, 1H), 7.92-7.88 (m, 1H), 7.77-7.74 (m, 2H), 5.87 (br d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.69-4.66 (m, 1H), 3.72-3.62 (m, 3H), 2.85-2.79 (m, 1H), 2.57 (ddd, 1H, J = 13.2 Hz, 9.8 Hz, 5.4 Hz), 2.05 (dt, 1H, J = 13.2 Hz, 5.4 Hz), 1.98 (t, 1H, J = 5.4 Hz), 1.72-1.65 (m, 2H), 1.37-1.30 (m, 1H), 0.95 (d, 1H, J = 6.4 Hz), 0.91 (d, 1H, J = 6.4 Hz)。
(123g) (3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オン
実施例(1g)と同様に、実施例(123f)で得られたN−{(S)−1−[(2S,4R)−4−イソブチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル]−2−ヒドロキシエチル}−2−ニトロベンゼンスルホンアミドを用いて標記化合物1.76g(収率:92%)を得た。
黄色液体
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 8.13 (dd, 1H, J = 7.4 Hz, 1.6 Hz), 7.83-7.73 (m, 3H), 4.78 (dt, 1H, J = 8.6 Hz, 2.0 Hz), 3.27-3.24 (m, 1H), 2.94-2.85 (m, 1H), 2.83 (d, 1H, J = 7.4 Hz), 2.66 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 2.61 (ddd, 1H, J = 12.9 Hz, 9.4 Hz, 2.4 Hz), 2.18-2.10 (m, 1H), 1.77-1.62 (m, 2H), 1.28 (ddd, 1H, J = 12.9 Hz, 10.6 Hz, 4.7 Hz), 0.95 (d, 3H, J = 6.3 Hz), 0.92 (d, 3H, J = 6.3 Hz)。
(123h) (2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソブチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド 1/2フマル酸塩
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(123g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オン、実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよび(2,2−ジメチルプロピル)アミンを用いて標記化合物122mg(4工程通算収率:66%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.01 (br s, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.70 (s, 1H), 3.73-3.48 (m, 3H), 3.38-3.18 (m, 4H), 2.97-2.82 (m, 1.6H), 2.77-2.68 (m, 1.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.3 Hz, 3.9 Hz), 1.84-1.78 (m, 1H), 1.65-1.55 (m, 3H), 1.33-1.22 (m, 7H), 0.97-0.93 (m, 15H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:509((M+H)+)。
(実施例124)
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソブチルヘキサン酸イソブチルアミド 1/2フマル酸塩(例示化合物番号:2−230)
実施例(1l)から(1o)と同様に、実施例(123g)で得られた(3R,5S)−5−[(S)−1−(2−ニトロベンゼンスルホニル)アジリジン−2−イル]−3−イソブチルジヒドロフラン−2−オン、実施例(1k)で得られた1−(2−クロロフェニル)−5,5−ジメチルピペラジン−2−オンおよびイソブチルアミンを用いて標記化合物160mg(4工程通算収率:70%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CD3OD, 400MHz),δ : 8.14 (br s, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.44-7.32 (m, 3H), 6.69 (s, 1H), 3.67-3.47 (m, 3H), 3.37-3.13 (m, 4H), 2.97-2.87 (m, 1.6H), 2.74-2.64 (m, 1.8H), 2.50 (dd, 0.6H, J = 13.5 Hz, 3.3 Hz), 1.83-1.77 (m, 2H), 1.64-1.57 (m, 3H), 1.31-1.23 (m, 7H), 0.98-0.92 (m, 12H)。
マススペクトル(FAB+),m/z:495((M+H)+)。
(参考例1)
(2R)−1−(ベンジルオキシ)ブト−3−エン−2−オール
(1a) {(4S,5S)−5−[(ベンジルオキシ)メチル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}メタノール
(+)−2,3−O−イソプロピリデン−L−トレイトール30.92g(191mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(285ml)溶液に、窒素雰囲気下および氷冷下にて、水素化ナトリウム(60%含量)7.71g(193mmol)を数回に分けて45分間要して加え、同温度にて1時間撹拌した。反応混合物に臭化ベンジル23.8ml(200mmol)を30分間要して加え、同温度にて3時間撹拌した。反応混合物に酢酸2.2ml(38mmol)を加え、さらに室温にて1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1〜1/1)により精製して、標記化合物35.27g(収率:73%)を得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.38-7.28 (m, 5H), 4.59 (s, 2H), 4.08-4.03 (m, 1H), 3.97-3.93 (m, 1H), 3.77 (dt, 1H, J = 11.7 Hz, 4.3 Hz), 3.71-3.65 (m, 2H), 3.56 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 5.9 Hz), 2.17(dd, 1H, J = 8.2 Hz, 4.7 Hz), 1.42 (s, 3H), 1.41 (s, 3H)。
(1b) {(4S,5S)−5−[(ベンジルオキシ)メチル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}メチル メタンスルホナート
参考例(1a)で得られた{(4S,5S)−5−[(ベンジルオキシ)メチル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}メタノール35.27g(140mmol)およびトリエチルアミン29.2ml(210mmol)の塩化メチレン(270ml)溶液に、氷冷下にて、メタンスルホン酸クロリド19.21g(168mmol)の塩化メチレン(90ml)溶液を30分間を要して加え、同温度にて20分間撹拌した。反応混合物に水0.76ml(42mmol)を加え、さらに室温にて15分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物46.19gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.37-7.28 (m, 5H), 4.58 (s, 2H), 4.42 (dd, 1H, J = 11.2 Hz, 3.4 Hz), 4.27 (dd, 1H, J = 11.2 Hz, 5.4 Hz), 4.15-4.11 (m, 1H), 4.07-4.03 (m, 1H), 3.69 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 4.9 Hz), 3.58 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 5.4 Hz), 3.02 (s, 3H), 1.43 (s, 3H), 1.42 (s, 3H)。
(1c) (4S,5S)−4−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(ヨードメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン
参考例(1b)で得られた粗製の{(4S,5S)−5−[(ベンジルオキシ)メチル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}メチル メタンスルホナート46.19g(140mmol)およびヨウ化ナトリウム62.87g(419mmol)のアセトニトリル(420ml)溶液を、80℃にて22時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、減圧下にて濃縮し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を1.5M亜硫酸ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物49.20gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.38-7.27 (m, 5H), 4.59 (s, 2H), 3.99-3.95 (m, 1H), 3.9-3.84 (m, 1H), 3.67 (dd, 1H, J = 10.2 Hz, 5.1 Hz), 3.64 (dd, 1H, J = 10.2 Hz, 5.1 Hz), 3.35 (dd, 1H, J = 10.6 Hz, 5.1 Hz), 3.28 (dd, 1H, J = 10.6 Hz, 5.1 Hz), 1.47 (s, 3H), 1.42 (s, 3H)。
(1d) (2R)−1−(ベンジルオキシ)ブト−3−エン−2−オール
参考例(1c)で得られた粗製の(4S,5S)−4−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(ヨードメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン49.20g(136mmol)と亜鉛末26.66g(408mmol)のエタノール(420ml)混合物を、80℃にて3時間撹拌した。反応混合物を冷却した後、未反応の亜鉛末をセライト545を用いて濾別し、エタノールにて洗浄した。濾液を減圧下にて濃縮し、1M塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、1.5M亜硫酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物24.29gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz),δ : 7.38-7.29 (m, 5H), 5.84 (ddd, 1H, J = 17.1 Hz, 10.3 Hz, 5.4 Hz), 5.37 (dt, 1H, J = 17.1 Hz, 1.5 Hz), 5.20 (dt, 1H, J = 10.3 Hz, 1.5 Hz), 4.58 (s, 2H), 4.38-4.33 (m, 1H), 3.55 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 3.4 Hz), 3.38 (dd, 1H, J = 9.8 Hz, 7.8 Hz), 2.41 (d, 1H, J = 3.4 Hz)。
(参考例2)
3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド
(2a) 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2,2−ジ(メチル)プロパノール
3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノール13.8g(134mmol)のテトラヒドロフラン(140ml)溶液に、N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド50.0g(200mmol)を加え、室温にて18時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水を加えて希釈し、酢酸エチルにて抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン/酢酸エチル=9/1〜3/1)により精製して、標記化合物29.52g(収率:93%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.39-7.31 (m, 5H), 5.16 (br s, 1H), 5.11 (s, 2H), 3.42 (t, 1H, J = 7.0 Hz), 3.22 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 3.04 (d, 2H, J = 7.0 Hz), 0.86 (s, 6H)。
(2b) 3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド
参考例(2a)で得られた3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2,2−ジ(メチル)プロパノール4.6g(19.4mmol)の四塩化炭素(40ml)、アセトニトリルおよび水(40ml)の混合溶媒溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム11.6g(54.2mmol)および三塩化ルテニウム0.2g(0.96mmol)を加え、室温にて16時間撹拌した。反応混合物に、過ヨウ素酸ナトリウム11.6g(54.2mmol)および三塩化ルテニウム0.2g(0.96mmol)を追加し、室温にてさらに3日間撹拌した。反応混合物に、水を加えて希釈し、酢酸エチルにて抽出後、有機層を硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、残渣に飽和炭酸カリウム水溶液300mlを加え、酢酸エチルにて洗浄した。水層を濃塩酸でpH1とし、酢酸エチルにて抽出後、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオン酸3.16gを得た。ここで得られた粗製の3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオン酸3.1g(12.3mmol)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に、1,1´−カルボニルビス−1H−イミダゾール3.0g(18.5mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応混合物に、28%アンモニア水溶液20ml(914mmol))を加え、室温にてさらに1時間撹拌した。反応混合物に、水を加えて希釈し、酢酸エチルにて抽出後、有機層を1M塩酸水溶液および飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、残渣に飽和炭酸カリウム水溶液300mlを加え、酢酸エチルにて洗浄した。水層を濃塩酸でpH1とし、酢酸エチルにて抽出後、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン=2/1〜3/1)により精製して、標記化合物2.54g(収率:54%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.36-7.28 (m, 5H), 5.82 (br s, 1H), 5.71 (br s, 1H), 5.48 (br s, 1H), 5.09 (s, 2H), 3.31 (d, 2H, J = 6.7 Hz), 1.21 (s, 6H)。
(2c) 3−アミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド
参考例(2b)で得られた3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2,2−ジ(メチル)プロピオンアミド2.5g(10mmol)および7.5%パラジウム炭素(50%含水)1.2gのエタノール(50ml)懸濁液を、水素雰囲気下にて、室温で2時間撹拌した。反応容器内の水素を窒素にて置換後、パラジウム炭素を濾別してエタノールで洗浄した。減圧下にて溶媒を留去し、塩化メチレンを加えた後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にn−ヘキサンを加え、析出した固体を濾取して、標記化合物0.99g(収率:85%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.73 (br s, 1H), 5.68 (br s, 1H), 2.78 (s, 2H), 1.16 (s, 6H)。
(参考例3)
(1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル
(3a) (2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール98.05g(1.10mol)およびトリエチルアミン154ml(1.10mol)の塩化メチレン(500ml)溶液に、室温にてジ−t−ブチルジカルボナート230.4ml(1.00mol)を20分間要して加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、10%クエン酸水溶液で希釈し、酢酸エチルにて抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物189.25g(収率:定量的)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 4.64 (br s, 1H), 4.01 (br s, 1H), 3.59 (d, 2H, J = 6.3 Hz), 1.43 (s, 9H), 1.25 (s, 6H)。
(3b) (1,1−ジメチル−2−オキソエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル
参考例(3a)で得られた(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)カルバミン酸t−ブチルエステル56.78g(300mmol)の塩化メチレン(500ml)および飽和重曹水(525ml)の混合溶液に、氷冷下にてテトラメチルピペリジン N−オキシド0.94g(6.0mmol)および臭化カリウム3.57g(30mmol)を加え、同温度にて30分間撹拌した。反応混合物に、氷冷下にて、5%次亜塩素酸ナトリウム水溶液534ml(360mmol)を1.5時間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、反応混合物を室温に戻し、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加え、固体を濾取して、標記化合物42.32g(収率:79%)を得た。
無色固体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 9.43 (s, 1H), 4.97 (br s, 1H), 1.44 (s, 9H), 1.33 (s, 6H)。
(参考例4)
[(E)−4−ブロモブト−2−エニルオキシメチル]ベンゼン
トランス−1,4−ジブロモ−2−ブテン20.0g(94.7mmol)の塩化メチレン(80ml)溶液に、室温にて、ベンジルアルコール10.8ml(103mmol)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム3.16g(58.5mmol)および水酸化ナトリウム8.63g(840mmol)の水(45.6ml)溶液を加え、2日間撹拌した。反応混合物を水300mlで希釈し、塩化メチレンで抽出後、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製して、標記化合物10.9g(収率:48%)を得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.40-7.25 (m, 5H), 6.03-5.94 (m, 1H), 5.93-5.84 (m, 1H), 4.52 (s, 2H), 4.05 (dd, 1H, J = 5.4Hz, 1.0 Hz) , 3.97 (dd, 1H, J = 7.4. 0.8 Hz)。
(参考例5)
(S)−4−ベンジル−3−ブチルリルオキサゾリジン−2−オン
(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン25.0g(141mmol)のテトラヒドロフラン(600ml)溶液に、窒素雰囲気下および−78℃にて、n−ブチルリチウムのn−ヘキサン(1.60mol/l)溶液90ml(144mmol)を10分間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。次いで、n−酪酸クロリド16.5ml(156mmol)を10分間要して加え、同温度にて20分間撹拌後、さらに室温にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液90mlを加え、さらに室温にて15分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水300mlで希釈し、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物35.3gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.37-7.19 (m, 5H), 4.71-4.64 (m, 1H), 4.23-4.14 (m, 2H), 3.30 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 3.5 Hz), 3.01-2.83 (m, 2H), 2.77 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 9.4 Hz), 1.79-1.68 (m, 2H), 1.01 (t, 3H, J = 7.4 Hz)。
(参考例6)
(S)−4−ベンジル−3−ペンタノイルオキサゾリジン−2−オン
(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン25.0g(141mmol)のテトラヒドロフラン(600ml)溶液に、窒素雰囲気下および−78℃にて、n−ブチルリチウムのn−ヘキサン(1.60mol/l)溶液90ml(144mmol)を10分間要して加え、同温度にて20分間撹拌した。次いで、n−吉草酸クロリド19.0ml(159mmol)を10分間要して加え、同温度にて20分間撹拌後、さらに室温にて3時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液90mlを加え、さらに室温にて15分間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、水300mlで希釈し、塩化メチレンで抽出後、有機層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去して、粗製の標記化合物37.3gを得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.36-7.19 (m, 5H), 4.71-4.64 (m, 1H), 4.23-4.14 (m, 2H), 3.30 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 3.5 Hz), 3.02-2.86 (m, 2H), 2.77 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 9.8 Hz), 1.73-1.64 (m, 2H), 1.47-1.37 (m, 2H), 0.96 (t, 3H, J = 7.1 Hz)。
(参考例7)
(S)−4−ベンジル−3−(2−シクロプロピルアセチル)オキサゾリジン−2−オン
参考例5と同様に、(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンとピバロイルクロリドを用いて、標記化合物21.0g(収率:90%)を得た。
無色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.37-7.19 (m, 5H), 4.74-4.66 (m, 1H), 4.24-4.15 (m, 2H), 3.32 (dd, 1H, J = 13.7 Hz, 3.1 Hz), 2.94 (dd, 1H, J = 17.2 Hz, 7.0 Hz), 2.84-2.76 (m, 2H), 1.21-1.10 (m, 1H), 0.65-0.55 (m, 2H), 0.28-0.18 (m, 2H)。
(参考例8)
(S)−4−ベンジル−3−(4−メチルペンタノイル)オキサゾリジン−2−オン
参考例5と同様に、(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンと4−メチルペンタン酸クロリドを用いて、粗製の標記化合物27.1g(収率:定量的)を得た。
黄色液体。
1H NMRスペクトル(CDCl3,400MHz),δ : 7.36-7.20 (m, 5H), 4.70-4.64 (m, 1H), 4.22-4.15 (m, 2H), 3.30 (dd, 1H, J = 13.5 Hz, 3.3 Hz), 3.02-2.87 (m, 2H), 2.76 (dd, 1H, J = 13.3 Hz, 9.8 Hz), 1.70-1.54 (m, 3H), 0.95 (d, 6H, J = 6.3 Hz)。
例示化合物番号1-11、1-14、1-18、1-24、1-47、1-49、1-54、1-55、1-71、1-72、1-73、1-75、1-79、1-82、1-85、1-87、1-121、1-135、1-142、1-168、1-179、1-195、1-197、1-211、1-213、1-432、1-612、1-619、1-645、1-656、1-672、1-674、1-690、1-1041、1-760、1-770、1-776、1-825、1-872、1-900、1-920、1-935、1-970、1-971、1-972、1-973、1-976、1-978、1-979、1-980、1-984、1-985、1-986、1-987、1-988、1-989、1-990、1-991、1-992、1-993、1-996、1-997、1-998、1-999、1-1000、1-1001、1-1002、1-1003、1-1006、1-1007、1-1008、1-1009、1-1010、1-1011、1-1012、1-1015、1-1016、1-1018、1-1019、1-1020、1-1021、1-1024、1-1025、1-1026、1-1027、1-1028、1-1029、1-1030、1-1032、1-1033、1-1034、1-1035、1-1036、1-1037、1-1039、1-1040、1-1042、2-164、2-170、2-171、2-173、2-177、2-178、2-193、2-194、2-195、2-196、2-197、2-201、2-202、2-203、2-204、2-205、2-206、2-207、2-210、2-212、2-214、2-215、2-216、2-219、2-220、2-221、2-223、2-224、2-225、2-226、2-227、2-228、2-231、2-232、2-234、2-239、2-240、3-4、または、3-18の化合物は、上記と同様の方法にしたがって得られた。
(試験例1)レニン阻害活性試験
(1)方法1
レニン活性は、ヒトレニンおよび合成レニン基質を加え、37℃で反応した後のアンジオテンシンIが生成した割合として測定した。
ヒトレニンを293T細胞に一過性に発現させ、その培養上清を酵素源として用いた。調製した培養上清をトリプシン処理することによりヒトレニンを活性化した後、試験化合物を溶媒(例えば、DMSO等)に溶解した溶液、または、溶媒の2μlを最終濃度1容量%になるように添加し、さらに、合成レニン基質(NH2-Asp-Arg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe-His-Leu-Val-Ile-His-Thr-Glu-COOH)を含む緩衝液(1mM EDTA, 100 mM Tris-HCl, pH7.4)を加え、37℃で1時間インキュベートした。添付文書に従い、生成したアンジオテンシンI濃度をラジオイムノアッセイ[レニン・リアビーズ(登録商標)、ヤマサ醤油]を用いて測定した。レニン阻害活性は、アンジオテンシンIの生成を50%抑制する各試験化合物の濃度であるIC50値により評価した。
(2)方法2
レニン活性は、ヒトレニンおよび蛍光標識合成レニン基質を加え、37℃で反応した後のアンジオテンシンIの生成した割合を蛍光法により測定した。
(2)方法2
レニン活性は、ヒトレニンおよび蛍光標識合成レニン基質を加え、37℃で反応した後のアンジオテンシンIの生成した割合を蛍光法により測定した。
ヒトレニンを293T細胞に一過性に発現させ、その培養上清を酵素源として用いた。調製した培養上清をトリプシン処理することによりヒトレニンを活性化した後、試験化合物を溶媒(例えば、DMSO等)に溶解した溶液、または、溶媒を最終濃度1容量%になるように添加し、さらに、蛍光標識合成レニン基質[Arg-Glu(EDANS)-Ile-His-Pro-Phe-His-Leu-Val-Ile-His-Thr-Lys(dabcyl)-Arg]を含む緩衝液(1mM EDTA, 100 mM Tris-HCl, pH7.4)を加え、37℃で90分間インキュベートした。インキュベーション終了後、蛍光(Ex: 340 nm, Em: 492 nm)により生成したアンジオテンシンI濃度を測定した。レニン阻害活性は、アンジオテンシンIの生成を50%抑制する各試験化合物の濃度であるIC50値により評価した。
方法2による試験において、実施例10、40、44、66、および、103の化合物は、それぞれ1.2、1.4、1.8、2.0、および、1.2のIC50値(nM)を示した。また、実施例1から9、11から29、31から39、41から43、45から65、67から77、79から102、および、104から124の化合物は、10以下のIC50値(nM)を示し、実施例30、および、78の化合物は、100以下のIC50値(nM)を示した。
したがって、本発明の化合物は、優れたレニン阻害活性を示し、高血圧症の治療または予防のための医薬として有用である。
(試験例2)血漿レニン活性(PRA)試験
血漿レニン活性は、血漿を37℃でインキュベーションし、内因性アンジオテンシノーゲンおよび内因性レニンからの単位時間当たりのアンジオテンシンIの生成量として測定した。
プールされたカニクイサル血漿に、試験化合物または溶媒(例えば、DMSO等)を加え、添付文書に従い、緩衝液を加え、37℃で1時間インキュベートした。単位時間当たりに生成するアンジオテンシンI濃度をラジオイムノアッセイ(試験例1参照)を用いて測定した。血漿レニン阻害活性は、PRAを50%抑制する各試験化合物の濃度であるIC50値により評価した。
本発明の化合物は、優れた血漿レニン阻害活性を示し、高血圧症の治療または予防のための医薬として有用である。
(試験例3)Ex vivo試験
正常動物、または、低ナトリウム食摂取(1週間)およびフロセミド(3または10 mg/kg)筋注投与によりレニン−アンジオテンシン系を亢進させたマーモセットもしくはカニクイサルから、試験化合物の投与前、投与1、2、4、8、および、24時間後に、血漿サンプルを採取した。試験化合物は、1%メチルセルロースに懸濁し、強制経口投与した。得られた血漿を4℃または37℃でインキュベーションし、それぞれの反応液中に存在するアンジオテンシンI濃度をラジオイムノアッセイ(試験例1参照)を用いて測定した。
PRAは、37℃でインキュベーションした反応液中のアンジオテンシンI濃度から、4℃でインキュベーションした反応液中のアンジオテンシンI濃度を差しい引いた値より、単位時間当たりに生成するアンジオテンシンI濃度として算出した。試験化合物のPRA阻害活性は、試験化合物の投与前のPRAに対する、各投与時間後でのPRAの抑制率により評価した。
本発明の化合物は、優れたPRA阻害活性および血漿中アンジオテンシンI濃度の低下作用を示し、高血圧症の治療または予防のための医薬として有用である。
(試験例4)血圧降下作用試験
ヒトレニン遺伝子導入マウスおよびヒトアンジオテンシノーゲン遺伝子導入マウスを交配させて得られたレニン依存性高血圧マウス(つくば高血圧マウス)を用いて試験を行った(医学の歩み,1994年,第169巻,第5号,p.422)。試験化合物の投与前、投与1、2、4、8、および、24時間後において、覚醒下、非観血的に血圧を測定した。試験化合物は、1%メチルセルロースに懸濁して強制経口投与した。
本発明の化合物は、優れた血圧降下作用を示し、高血圧症の治療または予防のための医薬として有用である。
(試験例5)溶解性試験
(1)ストック溶液
試験化合物を10 mMの濃度となるようにジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した。得られた溶液をストック溶液(10 mM)とした。
(2)標準溶液
ストック溶液(10 mM)25μlを、HPLC試料瓶(ガラス製、容量1.5 ml)に加えた。HPLC試料瓶にアセトニトリル475μlを加え、得られた溶液をよく混合し、さらに蒸留水500μlを加えて密栓し、得られた溶液をよく混合した。得られた溶液を標準溶液(St,250μl)とした。
(3)試験液
日本薬局方の第1液(JP1)もしくは第2液(JP2)、酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH 4.0)、または、Phosphate Buffered Saline(PBS、pH 7.4)を試験液として使用した。
(4)試験化合物溶液
ミクロチューブに試験液990μlを分注し、さらにストック溶液(10 mM)10μlを加えた。次いで、得られた溶液をミキサー(1000回転)にて10分間撹拌した。さらに、当該溶液を25℃の恒温水槽中で10分間振盪し、平衡化させた。
ディスポシリンジに取り付けたフィルター(Ekicrodisc CR3,孔径0.45mm)を用いて、上記で得られた溶液を濾過した。得られた濾液500μlをHPLC試料瓶(ガラス製、容量1.5 ml)に加え、さらにアセトニトリル500μlを加えて密栓し、得られた溶液をよく混合した。得られた溶液を試験化合物溶液とした。
(5)試験化合物の定量
上記(4)において得られた試験化合物溶液を、標準溶液から作成された検量線により、高速液体クロマトグラフィーを用いて定量分析し、試験化合物溶液中の試験化合物の濃度を測定した。試験化合物の溶解性は、測定された試験化合物の濃度により評価した。
(5)試験化合物の定量
上記(4)において得られた試験化合物溶液を、標準溶液から作成された検量線により、高速液体クロマトグラフィーを用いて定量分析し、試験化合物溶液中の試験化合物の濃度を測定した。試験化合物の溶解性は、測定された試験化合物の濃度により評価した。
本発明の化合物は、優れた溶解性を示し、医薬(特に、高血圧症の治療もしくは予防のための医薬)として有用である。
(試験例6)薬物動態試験
薬物動態試験は、薬物動力学の分野において周知の方法にしたがって行うことができる。
試験化合物を1%メチルセルロース水溶液に溶解し、得られた溶液を一般に薬物動態試験に使用される動物(例えば、マウス、ラット、マーモセット、カニクイサル等)に対し、適当な範囲の用量(例えば、3 mg/kgから100 mg/kg)で経口投与した。また、試験化合物を生理的食塩水に溶解し、得られた溶液を一般に薬物動態試験に使用される動物(例えば、マウス、ラット、マーモセット、カニクイサル等)に対し、適当な範囲の用量(例えば、1 mg/kgから10 mg/kg)で静脈(例えば、尾静脈、橈側皮静脈、伏在静脈等)の内に投与した。投与から一定時間(例えば、0.08、0.25、0.5、1、2、4、6、8、または、24時間)の後に、適当な採血部位(例えば、頚静脈、眼窩静脈叢、橈側皮静脈等)より血液を採取した。得られた血液を遠心分離して血漿試料を調製し、液体クロマトグラフィー質量分析計(LC/MS/MS)を用いた定量分析により、血漿試料中に含まれる試験化合物の濃度を測定した。
試験化合物の薬物動態は、最高血漿中試験化合物濃度(Cmax)、血漿中試験化合物濃度−時間曲線下面積(AUC)、および、絶対バイオアベイラビリティにより評価した。Cmaxは、経口投与後の測定された血漿中試験化合物濃度の最高値を示す。AUCは、試験化合物を投与した時点から最後に血液を採取した時点までについて台形公式により算出した。絶対バイオアベイラビリティは、下記式
(経口投与後のAUC/投与量)/(静脈内投与後のAUC/投与量)
により算出した。
(経口投与後のAUC/投与量)/(静脈内投与後のAUC/投与量)
により算出した。
本発明の化合物は、優れた薬物動態(Cmax、AUC、または、絶対バイオアベイラビリティ)を示し、医薬(特に、高血圧症の治療もしくは予防のための医薬)として有用である。
(製剤例1)錠剤
実施例の化合物(10mg)、コロイド性二酸化ケイ素(0.2mg)、ステアリン酸マグネシウム(5mg)、微結晶性セルロ−ス(175mg)、デンプン(10mg)およびラクト−ス(98.8mg)を用いて、常法にしたがって、錠剤を製造する。得られた錠剤には、必要に応じて、コーティングを施すことができる。
(製剤例2)ハ−ドカプセル剤
標準二分式ハ−ドゼラチンカプセルに、粉末状の実施例の化合物(10mg)、ラクト−ス(150mg)、セルロ−ス(50mg)、および、ステアリン酸マグネシウム(6mg)を充填して、ハ−ドカプセルを製造し、洗浄後、乾燥する。
(製剤例3)ソフトカプセル剤
大豆油、オリ−ブ油のような消化性油状物、および、実施例の化合物の混合物を、10mgの活性成分を含有するように、ゼラチン中に注入して、ソフトカプセルを製造し、洗浄後、乾燥する。
(製剤例4)懸濁剤
懸濁剤5ml中に、微粉化した実施例の化合物(10mg)、カルボキシメチルセルロ−スナトリウム(100mg)、安息香酸ナトリウム(5mg)、ソルビト−ル溶液(日本薬局方、1.0g)、および、バニリン(0.025ml)を含有するように、懸濁剤を製造する。
(製剤例5)クリ−ム
ホワイトペトロラトム(40重量%)、微結晶性ワックス(3重量%)、ラノリン(10重量%)、ソルビタンモノラウレート(5重量%)、0.3%ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(0.3重量%)、および、水(41.7重量%)からなる5gのクリ−ム中に、微粉化した実施例の化合物(10mg)を混入することにより、クリームを製造する。
本発明の一般式(I)で表される化合物またはその薬理上許容される塩は、レニン阻害活性、溶解性、細胞膜透過性、経口吸収性、血中濃度、代謝安定性、組織移行性、バイオアベイラビリティー、in vitro活性、in vivo活性、薬効発現の早さ、薬効の持続性、物理的安定性、薬物相互作用、毒性等の点で優れた性質を有し、医薬[特に、高血圧症の治療もしくは予防(好適には、治療)のための医薬]として有用である。
Claims (26)
- 一般式(I)
[式中、R1は、水素原子、C1−C8アルキル基、置換C1−C8アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、置換C1−C6アルキルチオ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、置換(C1−C6アルキル)カルボニル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、置換(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基を示し、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基以外の各基の置換基は、置換基群αまたはβから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、2個の当該置換基が一緒となって、C1−C5アルキレン基を形成してもよく、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R2は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、または、置換C3−C8シクロアルキル基を示し、R2における各基の置換基は、置換基群αまたはβから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基または置換3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよく、当該含窒素ヘテロシクリル基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R3は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R3における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R4は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R4における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基または置換C1−C5アルキレン基を形成してもよく、当該アルキレン基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R5は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、または、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)を示し、R5における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R6は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、置換C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、または、置換ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)を示し、R6における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R7は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R7における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
R8は、水素原子、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、置換C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、または、置換C1−C6アルキルチオ基を示し、R8における各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R7およびR8は、一緒となって、C1−C5アルキレン基または置換C1−C5アルキレン基を形成してもよく、当該アルキレン基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Xは、式(II)、(III)もしくは(IV)
を有する基を示し;
Aは、Xが式(II)を有する基であるとき、3乃至10員含窒素飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至10員含窒素飽和ヘテロシクリル基、3乃至10員含窒素部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員含窒素部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Xが式(III)もしくは(IV)を有する基であるとき、C3−C10飽和環状炭化水素基、置換C3−C10飽和環状炭化水素基、C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、置換C3−C10部分不飽和環状炭化水素基、3乃至10員飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至10員飽和ヘテロシクリル基、3乃至10員部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Aにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Yは、単結合、C1−C6アルキレン基、置換C1−C6アルキレン基、C2−C6アルケニレン基、置換C2−C6アルケニレン基、C2−C6アルキニレン基、置換C2−C6アルキニレン基、または、式−(CH2)a−X1−(CH2)b−[式中、X1は、式−NH−、−NR9−(式中、R9は、C1−C6アルキル基を示す)、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2−を有する基を示し、aおよびbは、独立して0乃至5の整数を示し、aおよびbの和は、0乃至5である]を有する基を示し、Yにおける各基の置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
Bは、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、置換3乃至10員ヘテロシクリル基、または、式(V)
[式中、Dは、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基を示し、Dにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2は、式−NH−、−NR11−(式中、R11は、C1−C6アルキル基を示す)、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2−を有する基を示し、
R10は、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、または、置換C3−C8シクロアルキル基を示し、R10における各基の置換基は、置換基群δから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基を示し、Bにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
あるいは、Yが結合するA環の炭素原子CA、Y、および、Bは、一緒となって、式(VI)
[式中、Eは、Aとスピロ型に結合し、Bと縮環し、Eは、C3−C8飽和環状炭化水素基、置換C3−C8飽和環状炭化水素基、C3−C8部分不飽和環状炭化水素基、置換C3−C8部分不飽和環状炭化水素基、3乃至8員飽和ヘテロシクリル基、置換3乃至8員飽和ヘテロシクリル基、3乃至8員部分不飽和ヘテロシクリル基、または、置換3乃至8員部分不飽和ヘテロシクリル基を示し、Eにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基を示し;
置換基群αは、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ホルミルアミノ基、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、ホルミル基、(C1−C6アルキル)カルボニル基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニル基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニル基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、シアノ基、ニトロ基、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示し;
置換基群βは、C3−C8シクロアルキル基、置換C3−C8シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、3乃至10員ヘテロシクリル基、および、置換3乃至10員ヘテロシクリル基からなる群を示し、置換基群βにおける各基の置換基は、置換基群αから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し;
置換基群γは、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、ハロゲノ基、オキソ基、ヒドロキシイミノ基、および、(C1−C6アルコキシ)イミノ基からなる群を示し;
置換基群δは、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、(C1−C6アルキル)カルボニルアミノ基、(C1−C6アルキル)スルホニルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニルアミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、アミノスルホニルアミノ基、(C1−C6アルキルアミノ)スルホニルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノスルホニルアミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す。]
を有する化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R1が、C1−C8アルキル基、置換C1−C8アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基であり、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基以外の各基の置換基は、置換基群α1またはβ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群α1は、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、メルカプト基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)、および、ハロゲノ基からなる群を示し、
置換基群β1は、C3−C8シクロアルキル基、C6−C10アリール基、および、3乃至10員ヘテロシクリル基からなる群を示す請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R1が、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群α2またはβ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、C3−C8環状炭化水素基、または、置換C3−C8環状炭化水素基(当該置換基は、置換基群α2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
置換基群α2は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、カルバモイル基、(C1−C6アルキルアミノ)カルボニル基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノカルボニル基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示し、
置換基群β2は、C3−C8シクロアルキル基、および、C6−C10アリール基からなる群を示す請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R1が、C2−C7アルキル基、または、C4−C7シクロアルキル基である請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R2が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよい請求項1乃至4のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R2が、水素原子である請求項1乃至4のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R3が、C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、または、C1−C6アルコキシ基であり、
R4が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基を形成してもよい請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R3が、C1−C6アルキル基であり、
R4が、水素原子である請求項1乃至6のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R5が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R6が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基である請求項1乃至8のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R5およびR6が、水素原子である請求項1乃至8のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R7が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R8が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R7およびR8は、一緒となってC2−C4アルキレン基を形成してもよい請求項1乃至10のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R7が、C1−C4アルキル基であり、
R8が、C1−C4アルキル基である請求項1乃至10のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基、置換4乃至8員含窒素飽和へテロシクリル基、4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基、または、置換4乃至8員含窒素部分不飽和へテロシクリル基であり、Aにおける各基の置換基は、置換基群α3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群α3は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、ハロゲノ基、および、オキソ基からなる群を示す請求項1乃至12のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基、または、置換5乃至6員含窒素飽和へテロシクリル基(当該置換基は、置換基群α4から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
置換基群α4は、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、および、オキソ基からなる群を示す請求項1乃至12のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Xが、式(II)を有する基であり、
Aが、ピペラジニル基、または、置換ピペラジニル基(当該置換基は、置換基群α4から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)である請求項1乃至12のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Yが、単結合、C1−C6アルキレン基、または、置換C1−C6アルキレン基(当該置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)である請求項1乃至15のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Yが、単結合である請求項1乃至15のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Bが、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至10員ヘテロシクリル基、または、
式(Va)
[式中、Daは、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、または、置換5乃至10員ヘテロシクリル基を示し、Daにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2aは、式−NH−、−O−もしくは−S−を有する基を示し、
R10aは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10aにおける各基の置換基は、置換基群δ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群δ1は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6アルキルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す請求項1乃至17のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Bが、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、
式(Vb)
[式中、Dbは、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基を示し、Dbにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2bは、式−O−を有する基を示し、
R10bは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、置換C2−C6アルケニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10bにおける各基の置換基は、置換基群δ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
置換基群δ2は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6アルキルアミノ基、および、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)からなる群を示す請求項1乃至17のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- Bが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、または、
式(Vc)
[式中、Dcは、フェニル基、または、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示し、
X2cは、式−O−を有する基を示し、
R10cは、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群δ3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示す]を有する基であり、
置換基群α5は、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、ハロゲノC1−C6アルコキシ基、アミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、ジ(C1−C6アルキル)アミノ基(当該アルキル基は、同一または異なる)、および、ハロゲノ基からなる群を示し、
置換基群δ3は、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、および、C1−C6アルキルチオ基からなる群を示す請求項1乃至17のいずれかに記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R1が、C1−C8アルキル基、置換C1−C8アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、置換C2−C6アルキニル基、C3−C10環状炭化水素基、置換C3−C10環状炭化水素基、3乃至10員ヘテロシクリル基、または、置換3乃至10員ヘテロシクリル基であり、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基以外の各基の置換基は、置換基群α1またはβ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、R1における環状炭化水素基およびヘテロシクリル基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
R2が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒となって、3乃至10員含窒素ヘテロシクリル基を形成してもよく、
R3が、C1−C6アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、または、C1−C6アルコキシ基であり、
R4が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R3およびR4は、一緒となって、C1−C5アルキレン基を形成してもよく、
R5が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R6が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R7が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、
R8が、水素原子、C1−C6アルキル基、または、C3−C8シクロアルキル基であり、R7およびR8は、一緒となってC2−C4アルキレン基を形成してもよく、
Yが、単結合、C1−C6アルキレン基、または、置換C1−C6アルキレン基(当該置換基は、置換基群γから選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
Bが、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至10員ヘテロシクリル基、または、
式(Va)
[式中、Daは、C3−C10シクロアルキル基、置換C3−C10シクロアルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至10員芳香族へテロシクリル基、または、置換5乃至10員ヘテロシクリル基を示し、Daにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2aは、式−NH−、−O−もしくは−S−を有する基を示し、
R10aは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、C2−C6アルケニル基、置換C2−C6アルケニル基、C2−C6アルキニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10aにおける各基の置換基は、置換基群δ1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R1が、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群α2またはβ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、C3−C8環状炭化水素基、または、置換C3−C8環状炭化水素基(当該置換基は、置換基群α2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)であり、
R2が、水素原子であり、
R3が、C1−C6アルキル基であり、
R4が、水素原子であり、
R5およびR6が、水素原子であり、
R7が、C1−C4アルキル基であり、
R8が、C1−C4アルキル基であり、
Yが、単結合であり、
Bが、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基、または、
式(Vb)
[式中、Dbは、C6−C10アリール基、置換C6−C10アリール基、5乃至6員芳香族へテロシクリル基、または、置換5乃至6員芳香族ヘテロシクリル基を示し、Dbにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示し、
X2bは、式−O−を有する基を示し、
R10bは、C1−C6アルキル基、置換C1−C6アルキル基、置換C2−C6アルケニル基、または、置換C2−C6アルキニル基を示し、R10bにおける各基の置換基は、置換基群δ2から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す]を有する基であり、Bにおける各基の置換基は、置換基群α1から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- R1が、C2−C7アルキル基、または、C4−C7シクロアルキル基であり、
R2が、水素原子であり、
R3が、C1−C6アルキル基であり、
R4が、水素原子であり、
R5およびR6が、水素原子であり、
R7が、C1−C4アルキル基であり、
R8が、C1−C4アルキル基であり、
Yが、単結合であり、
Bが、フェニル基、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)、または、
式(Vc)
[式中、Dcは、フェニル基、または、置換フェニル基(当該置換基は、置換基群α5から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示し、
X2cは、式−O−を有する基を示し、
R10cは、置換C1−C6アルキル基(当該置換基は、置換基群δ3から選択される同一または異なる1乃至3個の基を示す)を示す]を有する基である請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- (2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド、
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸ブチルアミド、
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸「(S)−2−メチルブチル]アミド、
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸シクロペンチルアミド、
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸イソブチルアミド、
(2S,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−イソプロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−2−エチル−4−ヒドロキシヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−プロピルヘキサン酸(2,2−ジメチルプロピル)アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ-2-メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロヘキシルアミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[2,2−ジメチル−4−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸[(S)−2−メチルブチル]アミド、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド、および、
(2R,4S,5S)−5−アミノ−6−[4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチル−5−オキソピペラジン−1−イル]−4−ヒドロキシ−2−メチルヘキサン酸シクロペンチルアミド
からなる群より選択される請求項1に記載された化合物、または、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
- レニンを阻害することにより治療または予防され得る疾患の治療または予防のための請求項1乃至24のいずれかに記載された医薬組成物。
- 高血圧症の治療または予防のための請求項1乃至24のいずれかに記載された医薬組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008323099A JP2009167179A (ja) | 2007-12-21 | 2008-12-19 | 環状アミン化合物を含有する医薬 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007329924 | 2007-12-21 | ||
JP2008323099A JP2009167179A (ja) | 2007-12-21 | 2008-12-19 | 環状アミン化合物を含有する医薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009167179A true JP2009167179A (ja) | 2009-07-30 |
Family
ID=40968792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008323099A Pending JP2009167179A (ja) | 2007-12-21 | 2008-12-19 | 環状アミン化合物を含有する医薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009167179A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011065519A1 (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-03 | 第一三共株式会社 | 置換オキソピペラジン化合物 |
US8835449B2 (en) | 2011-11-11 | 2014-09-16 | Pfizer Inc. | 2-thiopyrimidinones |
US9771332B2 (en) | 2015-05-05 | 2017-09-26 | Pfizer Inc. | 2-thiopyrimidinones |
-
2008
- 2008-12-19 JP JP2008323099A patent/JP2009167179A/ja active Pending
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6013032017; Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,1996,Vol.6,No.13,p.1589-1594 * |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011065519A1 (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-03 | 第一三共株式会社 | 置換オキソピペラジン化合物 |
US8835449B2 (en) | 2011-11-11 | 2014-09-16 | Pfizer Inc. | 2-thiopyrimidinones |
US8841314B2 (en) | 2011-11-11 | 2014-09-23 | Pfizer Inc. | 2-Thiopyrimidinones |
US9399626B2 (en) | 2011-11-11 | 2016-07-26 | Pfizer Inc. | 2-thiopyrimidinones |
US9873673B2 (en) | 2011-11-11 | 2018-01-23 | Pfizer Inc. | 2-thiopyrimidinones |
US9771332B2 (en) | 2015-05-05 | 2017-09-26 | Pfizer Inc. | 2-thiopyrimidinones |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1328387C (zh) | 氨基醇衍生物 | |
JP2005206492A (ja) | スルホンアミド化合物 | |
JP2002316985A (ja) | ベンゾチオフェン誘導体 | |
US20100016164A1 (en) | Haloalkylsulfonanilide derivatives or salt thereof, herbicide comprising the derivatives as active ingredient, and use of the herbicide | |
TW200906400A (en) | Aryl derivative | |
AU2013366898A1 (en) | Halogen-substituted heterocyclic compound | |
JP5231999B2 (ja) | 環状アミン化合物 | |
US20070167421A1 (en) | Pyrimidine derivatives and use thereof as agricultural and horticultural fungicides | |
JP2009167179A (ja) | 環状アミン化合物を含有する医薬 | |
JP4140698B2 (ja) | リン酸又はホスホン酸誘導体 | |
JP2002167382A (ja) | アミノアルコ−ル誘導体 | |
US6313071B1 (en) | Phenylacetylene derivatives and agricultural/horticultural fungicides | |
CN100371336C (zh) | 治疗细胞因子介导的疾病的吡咯衍生物 | |
CZ183497A3 (en) | Thiazolidinone compounds, process of their preparation and pharmaceutical composition containing thereof | |
CZ281417B6 (cs) | Derivát N-akryloylpiperazinu nebo N-akryloylhomopiperazinu, způsob jeho přípravy a farmaceutický prostředek, který ho obsahuje | |
JP3088672B2 (ja) | 飽和複素環化合物 | |
JP2009149571A (ja) | 鎖状アミン化合物を含有する医薬 | |
HK1124057B (en) | Cyclic amine compound | |
JP2003267974A (ja) | アミノアルコ−ル誘導体を含有する医薬組成物 | |
CN1800175A (zh) | 氨基醇衍生物 | |
JP2002284783A (ja) | 二環性アミノ基置換ピロール誘導体 | |
JP2001072662A (ja) | インドリン又はテトラヒドロキノリン誘導体 | |
JPH08217765A (ja) | チアゾリジノン化合物 | |
JPH10152478A (ja) | 飽和複素環化合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130628 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131029 |