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JP2009162890A - 電子機器 - Google Patents

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JP2009162890A
JP2009162890A JP2007340503A JP2007340503A JP2009162890A JP 2009162890 A JP2009162890 A JP 2009162890A JP 2007340503 A JP2007340503 A JP 2007340503A JP 2007340503 A JP2007340503 A JP 2007340503A JP 2009162890 A JP2009162890 A JP 2009162890A
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Yasuhiro Hirose
育弘 廣瀬
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

【課題】付勢部材を用いずにカバー部材を開口部の開放位置まで確実にスライドさせる。
【解決手段】機器本体に設けられた開口部41を開閉するカバー44と、カバーをスライド自在に支持する支持部46とを備え、開口部41内には、開口部41を開放する開放位置にスライドされたカバー44の下方に、該カバー44の開閉操作用のスペース66が設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、開口部と開口部を開閉するカバーを備えた電子機器に関し、特にカバーの開閉を容易に行うことができる電子機器に関する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話、携帯型オーディオ、携帯型ゲーム機等の各種電子機器では、外部機器との接続部が設けられ、機能の拡張が図られている。例えば、撮像装置では、マイクやストロボ等のアクセサリーを接続するアクセサリシューや、撮像データをモニタやパソコン等へ外部出力する外部出力端子が設けられている。また携帯電話にはイヤホンジャックやマイクジャックとの接続端子が、携帯型ゲームにはゲーム画面をモニタ等に出力する外部出力端子やテレビチューナーやGPSレシーバ等の接続端子が設けられたものも提供されている。
また、各種電子機器には、電源アダプタや充電スタンドとの接続端子、バッテリパックやメモリカード、各種アプリケーションや映像、画像等が記録された記録媒体の収納部が設けられている。
そして、電子機器には、これら各種接続部や収納部が、電子機器の外筐体に設けられた開口凹部より外方に臨まされるとともに、当該凹部がカバー部材によって閉塞されることにより、金属製品との接触や塵埃の侵入を防止するものがある。
カバー部材は、例えば開口凹部に嵌合可能な形状に成型されたエラストマー等の弾性片が用いられ、該弾性片より延設された支持片を介して開口凹部近傍に取り付けられる。そして、弾性片は、接続部等の不使用時には開口凹部内に圧入され、使用時に開口凹部より外される。
また、カバー部材として、開口凹部を開閉するスライドカバーを用いることもできる。スライドカバーは、開口凹部に応じて例えば矩形状に形成され、電子機器の外筐体にスライド自在に支持されている。そしてスライドカバーは、接続部等の不使用時には開口凹部を閉塞する一方向へスライドされ、使用時には開口凹部を開放する他方向へスライドされる。また、この種のスライドカバーには、スライド方向に付勢するトグルバネが設けられ、ユーザによって一方へスライドされると、当該スライド方向へスライドされるとともに、開口凹部の開放端又は閉塞端に付勢される。
特開2006−337665号公報
かかる開口凹部の開閉を行うカバー部材として弾性片を用いた場合、弾性片の圧入や除去といった工程が煩雑となり、また、開口凹部の開放時にも弾性片が近傍に支持されており、外部機器等の着脱に際して邪魔になる。
また、カバー部材としてスライドレバーを用いた場合、開放方向へスライドさせる際に、途中から開口凹部内にユーザの指先を差し入れてスライドさせようとすると、指先が開口凹部内壁に当接して、開放端までスライドカバーをスライドさせることができなくなる。
また、一般にスライドカバーは、上面にスライド操作時にユーザの指先を係止させる突起が設けられており、当該突起を高くすれば容易に開放端までスライドさせることも可能となるが、一方で、突起の衝突により不用意にスライドカバーが開閉される危険も増し、また外筐体表面に凹凸ができることで外観デザインを損なうため、低く形成せざるを得ず、開放途中からは指先でスライドカバー先端面が押されてスライドされることも多い。
また、トグルバネを用いてスライドカバーをスライド方向に付勢するためには、トグルバネの回動領域を確保する必要があり、電子機器の小型化を図ることができず、また、部品点数及び組み立て工数の削減といった見地から採用できないこともある。
そこで、本発明は、カバーによって開口部の開閉が行われる電子機器において、トグルバネ等の付勢部材を用いることなく、かつ開口部の開放位置まで容易にスライドさせることができる電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、機器本体に設けられた開口部を開閉するカバーと、上記カバーをスライド自在に支持する支持部とを備え、上記開口部内には、上記開口部を開放する開放位置にスライドされた上記カバーの下方に、該カバーの開閉操作用のスペースが設けられている。
本発明に係る電子機器によれば、開口部を開放する開放端にスライドされたカバーの下方に開閉操作用のスペースを設けているため、カバーをスライド方向へ付勢する付勢手段を用いることなくユーザがカバーを開放位置まで押圧することができる。
以下、本発明をビデオカメラに適用した場合について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明が適用されたビデオカメラ1は、図1〜図3に示すように、片手で把持して操作可能なビデオカメラであり、機器本体2と、機器本体2に回動可能に連結された表示パネル3とを備える。ビデオカメラ1は、主記録媒体として例えば機器本体2に内蔵されたハードディスクが用いられ、撮像レンズを介して取り込まれた光学的な画像をCCDやCMOS等の撮像素子で電気的な信号に変換した後、ハードディスクに対して記録及び/又は再生するとともに表示パネル3に表示できるようにし、また内蔵マイクを介して取り込まれた音声をAD/DAコンバータで音声信号に変換し、ハードディスクに対して記録及び/又は再生するとともに内蔵スピーカから出力できるようにしたものである。
機器本体2は、前面2aに撮像レンズ10が形成され、右側面2bにハードディスクが内蔵されるとともにユーザによって把持される把持部11が形成されている。把持部11は、側面にユーザの手を固定するグリップベルト12が形成され、背面及び上面には、動画撮影に用いるスタート/ストップボタン13、静止画撮影に用いるレリーズボタン14、ズームレバー15が設けられる他、動作状況を表示する各種表示部16、アダプタジャック17等が設けられている。
また機器本体2は、背面2cにバッテリパック21が装着されるバッテリ装着部20が形成されている。バッテリ装着部20は、バッテリパック21を保持する図示しない係合保持部が形成され、機器本体2の下面側からバッテリパック21が上面側へスライドされることにより、バッテリパック21を保持する。これにより機器本体2は、バッテリ装着部20の上部に設けられた端子部とバッテリパック21の上面に設けられたバッテリ端子とが接続され、駆動電源が供給される。
機器本体2の左側面2dには、表示パネル3が支持されている。表示パネル3は、機器本体2の左側面2dの前側において、ヒンジ機構25を介して接続されている。ヒンジ機構25は、機器本体2の上下方向に亘って設けられる第1の回動軸と、機器本体2の左右方向に亘って設けられる第2の回動軸とを有し、表示パネル3を互いに直交する図2中矢印A方向及び矢印B方向へ回動可能に支持している。
表示パネル3は、図2に示すように、例えばタッチパネルが重畳された液晶表示パネルが用いられ、画像を表示する表示部となると共に、操作パネルとしても機能する。具体的に、表示パネル3は、機器本体2の左側面2d側に回動されることにより機器本体2の外筐体の一部をなすパネル筐体30と、パネル筐体30内に配設された液晶モジュール及び液晶モジュールに重畳されるタッチパネルとが一体化された入力表示モジュール33とを有する。
パネル筐体30は、入力表示モジュール33を外方に臨ませるパネルフレーム30aと、機器本体2の外側面を構成する外カバー30bとが突き合わせ結合されている。パネルフレーム30aは、略矩形状に開口された窓部35を有し、この窓部35より入力表示モジュール33を外方に臨ませている。
入力表示モジュール33は、液晶パネル及びバックライトを備える液晶モジュールに、タッチパネルが重畳されることにより形成される。なお、入力表示モジュール33は、液晶パネルの他にも、有機EL(Electroluminescence)パネルその他の平面モニタを用いることもできる。また、入力表示モジュール33は、タッチパネルとして、相対向する面にそれぞれ透明電極が設けられた2枚のフィルム基板を備えた抵抗膜式タッチパネルを用いることができるが、これ以外にも静電容量式や超音波式等の各種のタッチパネルを用いることもできる。
機器本体2の上面2eには、図3に示すように、前面2a側から背面2c側にかけて、マイク部38、アクセサリシュー39、メモリカードスロット40が形成されている。アクセサリシュー39は、機器本体2の上面2eにシュー開口部41が形成されると共に、このシュー開口部41内に設けられたシューアダプタ42と、シュー開口部41を開閉するスライドカバー44とを有する。そして、アクセサリシュー39は、スライドカバー44がユーザによってスライド操作され、シュー開口部41が開放されることにより、内部に設けられたシューアダプタ42を外方に臨ませる。また、アクセサリシュー39は、シューアダプタ42の不使用時には、スライドカバー44がユーザによってスライド操作され、シュー開口部41が閉塞されることにより、内部に塵埃等が進入することを防止するとともに、シューアダプタ42が金属部品と接触することによる短絡や破損を防止する。
図4及び図5に示すように、アクセサリシュー39は、機器本体2の上面2eを構成する上面板45と、スライドカバー44をスライド自在に保持するスライドベース46とが結合されることにより形成される。
上面板45は、略矩形状に形成され、機器本体2の上面2eに嵌合されることにより機器外装の一部を構成するものである。上面板45は、機器本体2の前面2a側に向けられる一端45aに、内蔵マイクが収納されるマイク収納部50が形成されている。マイク収納部50は、上面板45とスライドベース46とが結合されることにより、図示しない内蔵マイクが収納される収納スペースが形成される。
また、上面板45は、機器本体2aの背面2c側に向けられる他端45bに、メモリカードスロット40を外方に臨ませるスロット開口部51が形成されている。スロット開口部51は、装置本体2の上面2eにスライド自在に支持されたスロットカバー47(図1〜図3参照)によって開閉される。なお、スロットカバー47は、図示しないトグルバネによってスロット開口部51を開閉するスライド方向へ付勢されており、ユーザによって上面板45から背面2c方向へスライドされることによりスロット開口部51を開放し、また前面2a方向へスライドされることによりスロット開口部51を閉塞する。また、メモリカードスロット40に装着されるメモリカードは、動画や静止画等のデータが記録されるリムーバブルの補助記録媒体として用いられる。
また上面板45は、図6に示すように、裏面側に、スライドカバー44のスライド方向に沿って、スライドカバー44に設けられたロック板金62の係合凸部63が摺動する摺動壁52が立設されている。摺動壁52は、スライドカバー44がシュー開口部41を閉塞する閉塞位置(図1、図6(a))及びシュー開口部41を開放する開放位置(図3、図6(b))にスライドされたときに、ロック板金62の係合凸部63がそれぞれ係合する係合溝53が形成されている。係合溝53は、ロック板金62の係合凸部63が係合することにより、スライドカバー44の移動を規制する。また係合溝53は、係合凸部63が係合することにより、スライドカバー44をスライド操作するユーザに対してクリック感を付与し、スライドカバー44が開放位置あるいは閉塞位置までスライドされたことを感知させることができる。
上面板45に形成されたシュー開口部41を開閉するスライドカバー44は、シュー開口部41と略同一の大きさを有し、閉塞時には機器本体2の上面2eの一部を構成するカバー部55と、スライドカバー44のスライド方向に立設された一対の側壁56,56とを有する。
カバー部55は、機器本体2の前面2a側に向けられる一端に、スライド操作を行う際にユーザの指先等が係止される突起部57が形成されている。また、カバー部55は、機器本体2の背面2c側に向けられる他端に、上面板45の裏面側に傾斜する傾斜面部58が形成されている。図7(a)及び図8(a)に示すように、傾斜面部58は、スライドカバー44がシュー開口部41を閉塞する閉塞位置に保持されているとき、シュー開口部41と上面板45との境界付近に形成されることにより、スライドカバー44とシュー開口部41の開口縁部との当接を回避し、上面板45の裏面へのスムーズなスライドが可能となる。また、図8に示すように、傾斜面部58の先には、スリット59が形成されている。スリット59は、シュー開口部41と上面板45との境界に設けられた傾斜面部58と上面板45との隙間から水滴等が浸入した場合の受けとなり、機器本体2内への水滴の浸入を防止する。
側壁56,56は、スライド方向の前後に亘って、スライドベース46に形成されたガイド溝67,68と係合する一対のガイド凸部60,61がそれぞれ形成されている。ガイド凸部60,61は、側壁56,56の相対向する内面に突設されており、スライドベース46のガイド溝67,68に係合されている(図7)。これにより、スライドカバー44は、ガイド溝67,68に沿って、シュー開口部41を閉塞する閉塞位置(図7(a))と開放する開放位置(図7(b))との間をスライド可能となる。
また、側壁56,56のうち、上面板45の摺動壁52と対峙する方の側壁56には、スライドカバー44のスライドを規制するロック板金62が取り付けられている。ロック板金62は、長尺状の板金からなり、先端に摺動壁52に形成された係合溝53と係合する係合凸部63が形成されている。このロック板金62は、基端部が側壁56に支持されるとともに、係合凸部63が形成された先端部が側方に張り出すように傾斜されている。したがって、ロック板金62は、スライドカバー44がスライドベース46に支持されることにより上面板45の摺動壁52側に付勢され、係合凸部63が上面板45の摺動壁52に当接し、スライドカバー44のスライドにより摺動壁52に摺動して、係合溝53と係合される。スライドカバー44は、係合凸部63が係合溝53に係合することにより、ロック板金62の付勢力によってスライドが規制され、シュー開口部41の開放位置あるいは閉塞位置に保持される。
かかるスライドカバー44をスライド自在に支持するスライドベース46は、略矩形状に形成され、長手方向を機器本体2の前後方向に向けて上面2e側に配設されている。また、スライドベース46は、機器本体2の前面2a側に向けられる前部に、上面板45のマイク収納部50と対峙されるマイク載置部64が形成されている。このスライドベース46は、スライドカバー44が開放されると上面板45のシュー開口部41より一部が外部に臨まされる。これにより、スライドベース46は、スライドカバー44の開放時に塵埃等が機器本体2内に進入することを防止し、また機器本体2内に配設された基板等を遮蔽し、外部への露出を防止している。
また、スライドベース46は、シューアダプタ42が取り付けられる取付孔65と、スライドカバー44の開放方向に凹むことによりユーザの指先の挿入スペースとなる凹部66と、スライドカバー44をシュー開口部41の開閉方向へスライド自在に支持する一対のガイド溝67,68とを有する。
取付孔65は、シューアダプタ42が取り付けられるとともに、スライドベース46と上面板45とが結合されることによりシュー開口部41の内部に位置される。これにより、シュー開口部41が開放されると、取付孔65に取り付けられたシューアダプタ42が外部に臨まされる。
取付孔65は、機器本体2の背面2c側に、背面2c側に凹む凹部66が連続して形成されている。この凹部66は、スライドカバー44をシュー開口部41の開放方向へスライドさせる際にユーザの指先を進入させる開放操作用のスペースであり、球体の内面のごとく曲面を有して形成されている。また、図5(a)及び図8(b)に示すように、凹部66は、スライドベース46と上面板45とが結合されることにより、シュー開口部41の背面2c側の側縁より外方に臨まされている。さらに、凹部66は、開放位置にスライドされたスライドカバー44の前面2a側の側縁より前面2a側及び背面2c側にかけて形成されている。
アクセサリシュー39は、ユーザがスライドカバー44の前面側に形成された突起部57に指先を係止させて開放方向へスライドさせると、スライド途中からユーザの指先がシュー開口部41内に進入し、スライドカバー44の前面側の側面44aを押圧して開放位置へスライドさせることとなる。このとき、図8(b)に示すように、アクセサリシュー39は、スライドカバー44を開放位置までスライドさせるユーザの指先の進入スペースが凹部66によって設けられているため、取付孔65の内壁等に指先が当接することなく、スライドカバー44をシュー開口部41の開放位置まで押し切ることができる。
なお、スライドベース46は、ユーザの指先の進入スペースとして、取付孔65を背面側に広げることなく、取付孔65の背面側に設けた内壁に球面状の凹部66を設けているため、スライドベース46の強度も確保することができる。
スライドカバー44のスライドをガイドする一対のガイド溝67,68は、スライドベース46の両側に、それぞれスライド方向の前後に離間して設けられている。スライドベース46の前面側に形成された第1のガイド溝67は、スライドカバー44の側壁56,56の前面側に突設された第1のガイド凸部60が係合し、スライドベース46の背面側に形成された第2のガイド溝68は、スライドカバー44の側壁56,56の背面側に突設された第2のガイド凸部61が係合する。
各ガイド溝67,68は、スライドカバー44を閉塞位置にスライドさせる第1の水平面部67a,68aと、スライドカバー44を開放位置にスライドさせる第2の水平面部67b,68bと、第1の水平面部と第2の水平面部との間に形成される傾斜面部67c,68cとを有する。そして、各ガイド溝67,68は、傾斜面部67c,68cを介して第1の水平面部67a,68aが第2の水平面部67b,68bよりも上方に位置されている。すなわち、このガイド溝67,68にガイドされるスライドカバー44は、シュー開口部41の閉塞位置から開放位置にかけて下方に沈み込んでスライドされる。これにより、図10に示すように、スライドカバー44は、開放位置にスライドされると、下方に沈み込むことにより上面板45の下側をスライドし(図10(a))、閉塞位置へスライドされると機器本体2の上面2e側へ上昇し、上面板45と略面一となる(図10(b))。このようにスライドカバー44が水平方向には移動しないことから、上面板45は、スライドカバー44のスライド領域を確保する必要が無く、機器本体2の上面2eを略平坦に形成することができる。
また、スライドカバー44がシュー開口部41の開放方向へスライドされると下方に沈み込むことから、スライドカバー44の突起部57に係止させたユーザの指先もシュー開口部41内に進入することとなるが、上述したように、シュー開口部41の背面側には凹部66が設けられているため、ユーザは、指先の進入が阻害されることなく、スライドカバー44の前面側の側面44aを押圧することで、容易にスライドカバー44を開放位置まで押し切ることができる。
各ガイド溝67,68は、第1の水平面部67a,68aが設けられた前端部に、ガイド凸部60,61が挿通される挿通部69が開口されている。また第1のガイド溝67は、第2の水平面部67bの端部にスライドカバー44の開放方向へのスライド位置を規制する規制壁70が形成されている。
以上のようなアクセサリシュー39は、マイクやストロボ等のアクセサリーが装着されていない状態では、スライドカバー44が閉塞位置へスライドされている。このとき、図6(a)に示すように、スライドカバー44は、ロック板金62の係合凸部63が上面板45の摺動壁52に形成された係合溝53に係合することにより、閉塞位置に保持されている。また、図7(a)に示すように、スライドカバー44は、ガイド凸部60,61が、スライドベース46の第1、第2のガイド溝67,68の第1の水平面部67a,68aにガイドされることにより上面板45と略面一とされている。
アクセサリーを装着する際には、アクセサリシュー39は、ユーザによって突起部57に指先が係止され、スライドカバー44が機器本体2の背面2c側へスライドされる。図7(b)に示すように、スライドカバー44は、ガイド凸部60,61が、第1、第2のガイド溝67,68の傾斜面部67c,68cを介して第2の水平面部67b,68bへガイドされることにより、下方に沈み込み、上面板45の裏面側へスライドされる。図8(b)に示すように、このスライド途中で、スライドカバー44は、突起部57に係止されていたユーザの指先がシュー開口部41内に進入し、前面側の側面44aが押圧されることによりスライドされる。したがって、スライドカバー44は、ユーザの指先がシュー開口部41の背面側に形成された凹部66内に進入することにより、シュー開口部41を開放する開放位置まで確実に押し切られることとなり、完全にシュー開口部41を開放することができる。
図6(b)に示すように、シュー開口部41の開放位置において、スライドカバー44は、ロック板金62の係合凸部63が上面板45の摺動壁に形成された係合溝53に係合することにより、開放位置に保持される。また、スライドカバー44は、係合凸部63が係合溝53に係合することによりクリック感を付与し、ユーザに開放位置までスライドされたことを認識させることができる。
アクセサリシュー39は、スライドカバー44が開放位置へスライドされることにより、シュー開口部41よりシューアダプタ42が外方に臨まされ、アクセサリーが装着可能となる。なお、シューアダプタ42は、端子部及び端子部を覆う端子カバーを備え、アクセサリーと導通されるいわゆるホットシューとして形成され、アクセサリー側の接続部が挿入されることにより端子カバーがスライドするとともに、端子同士が接続される。
アクセサリシュー39は、アクセサリーの使用が終了し、シューアダプタ42から取り外されると、開放位置にあるスライドカバー44がスライドされて、シュー開口部41が閉塞される。スライドカバー44は、ユーザによって突起部57に指先が係止され、機器本体の前面2a側にスライドされる。このとき、スライドカバー44は、ユーザの指先を凹部66内に進入させることができるため、図9に示すように、前面側の側面44aを例えば親指と人差し指で摘んで引き出すことで容易にスライドさせることもできる。
スライドカバー44は、ガイド凸部60,61が、第1、第2のガイド溝67,68の傾斜面部67c,68cを介して第1の水平面部67a,68aへガイドされることにより、機器本体2の上面2e側へ上昇し、シュー開口部41を閉塞するとともに、上面板45と略面一とされる(図7(a)、図10(b))。
シュー開口部41の閉塞位置において、スライドカバー44は、ロック板金62の係合凸部63が上面板45の摺動壁52に形成された係合溝53に係合することにより、閉塞位置に保持される(図6(a))。また、スライドカバー44は、係合凸部63が係合溝53に係合することによりクリック感を付与し、ユーザに閉塞位置までスライドされたことを認識させることができる。
このように、ビデオカメラ1のアクセサリシュー39は、シュー開口部41の背面側に、スライドカバー44を開放位置へスライドさせるユーザの指先が進入する凹部66が形成されているため、凹部66に指先を進入させることでスライドカバー44の側面44aを押圧することができ、容易にスライドカバー44を開放位置まで押し切ることができ、確実にシュー開口部41を開放させることができる。また、このアクセサリシュー39は、トグルバネ等の付勢部材を用いることなくスライドカバー44をシュー開口部41の開閉位置あるいは閉塞位置までスライドさせることができる。したがって、ビデオカメラ1は、機器本体2の省スペース化による小型化、部品点数の削減及び組み立て工数の削減を図ることができる。
以上、本発明をビデオカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明は、機器本体に開口部及びこの開口部を開閉するスライドカバーを備えたあらゆる電子機器に適用することができる。また、本発明は、上述したアクセサリシュー39のシュー開口部41以外にも、例えばメモリカードスロット40のスロット開口部51に適用することもでき、開口部内にシュー、メモリカード等のスロット、外部機器との接続端子、バッテリやメモリカードの収納部等いかなる構成を有しているかを問わず適用することができる。さらに、本発明は、携帯型電子機器、据置型電子機器のいずれにも適用することができる。
またさらに、本発明は、情報記録媒体としては、ハードディスクに限定されるものではなく、DVカセットやアナログビデオカセットその他のテープ状記録媒体を用いることができることは勿論のこと、BD(Blu-ray Disc)DVD(Digital Versatile Disc)やCD−ROMその他の記録可能な光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等のようなディスク状記録媒体、更には、半導体記録媒体等のようなその他の記録媒体を適用することもできる。
本発明が適用されたビデオカメラを背面側から示す斜視図である。 本発明が適用されたビデオカメラの表示パネルが回動された状態を示す斜視図である。 本発明が適用されたアクセサリシューのシュー開口部が開放されたビデオカメラを示す斜視図である。 アクセサリシューの分解斜視図である。 (a)はアクセサリシューを示す平面図、(b)はアクセサリシューの側面図である。 アクセサリシューの断面図であり、(a)はスライドカバーがシュー開口部の閉塞位置へスライドされた状態を示し、(b)はスライドカバーがシュー開口部の開放位置へスライドされた状態を示す。 アクセサリシューの断面図であり、(a)はスライドカバーがシュー開口部の閉塞位置へスライドされた状態を示し、(b)はスライドカバーがシュー開口部の開放位置へスライドされた状態を示す。 アクセサリシューの断面図であり、(a)はスライドカバーがシュー開口部の閉塞位置へスライドされた状態を示し、(b)はスライドカバーがシュー開口部の開放位置へスライドされた状態を示す。 シュー開口部の開放位置へスライドされたスライドカバーを引き出す状態を示す断面図である。 アクセサリシューの断面図であり、(a)はスライドカバーがシュー開口部の開放位置へスライドされた状態を示し、(b)はスライドカバーがシュー開口部の閉塞位置へスライドされた状態を示す。
符号の説明
1 ビデオカメラ、2 機器本体、3 表示パネル、39 アクセサリシュー、41 シュー開口部、42 シューアダプタ、44 スライドカバー、45 上面板、46 スライドベース、52 摺動壁、53 係合溝、55 カバー部、56 側壁、57 突起部、58 傾斜面部、59 スリット、60,61 ガイド凸部、62 ロック板金、63 係合凸部、65 取付孔、66 凹部、67,68 ガイド溝、

Claims (5)

  1. 機器本体に設けられた開口部を開閉するカバーと、
    上記カバーをスライド自在に支持する支持部とを備え、
    上記開口部内には、上記開口部を開放する開放位置にスライドされた上記カバーの下方に、該カバーの開閉操作用のスペースが設けられていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記スペースは、上記カバーの上記開口部を開放する開放方向の下流側に設けられた、上記開口部より外方に臨む凹部であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 上記カバーを、上記開口部を閉塞する閉塞位置及び/又は上記開口部を開放する開放位置に保持するロック機構を備える請求項1記載の電子機器。
  4. 上記開口部内には、外部機器が着脱される接続部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 上記カバーは、上記開口部を閉塞する閉塞位置において上記機器本体と略面一とされ、上記開口部を開放する開放位置に向かって、該機器本体の内側に沈み込みながらスライドされることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
JP2007340503A 2007-12-28 2007-12-28 電子機器 Withdrawn JP2009162890A (ja)

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