JP2009146656A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】水素排ガスをパージする際に、水分を確実に排出しつつ水素排ガスの排出量を低減でき、さらに小型化を実現できる燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】燃料電池システム1は、水素ガスとエアとを反応させて発電する燃料電池10と、この燃料電池10のアノード側から排出される水素排ガスを、再び、燃料電池10のアノード側に供給する水素排出路44と、燃料電池10のカソード側から排出されるエア排ガスを外部に排出するエア排出路42と、を備える。さらに、水素チャンバ25と、水素排出路44と水素チャンバ25とを連通しかつチャンバ制御弁461が設けられた第1チャンバ流路46と、水素チャンバ25とエア排出路42とを連通しかつ排出制御弁471が設けられた第2チャンバ流路47と、を備える。
【選択図】図5
【解決手段】燃料電池システム1は、水素ガスとエアとを反応させて発電する燃料電池10と、この燃料電池10のアノード側から排出される水素排ガスを、再び、燃料電池10のアノード側に供給する水素排出路44と、燃料電池10のカソード側から排出されるエア排ガスを外部に排出するエア排出路42と、を備える。さらに、水素チャンバ25と、水素排出路44と水素チャンバ25とを連通しかつチャンバ制御弁461が設けられた第1チャンバ流路46と、水素チャンバ25とエア排出路42とを連通しかつ排出制御弁471が設けられた第2チャンバ流路47と、を備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、燃料電池システムに関する。詳しくは、自動車に搭載される燃料電池システムに関する。
近年、自動車の新たな動力源として燃料電池システムが注目されている。燃料電池システムは、例えば、反応ガスを化学反応させて発電する燃料電池と、反応ガス流路を介して燃料電池に反応ガスを供給する反応ガス供給装置と、この反応ガス供給装置を制御する制御装置と、を備える。
燃料電池は、例えば、数十個から数百個のセルが積層されたスタック構造である。ここで、各セルは、膜電極構造体(MEA)を一対のセパレータで挟持して構成され、膜電極構造体は、アノード電極(陽極)およびカソード電極(陰極)の2つの電極と、これら電極に挟持された固体高分子電解質膜とで構成される。
この燃料電池のアノード電極に水素ガスを供給し、カソード電極に酸素を含む空気を供給すると、電気化学反応により発電する。
以上の燃料電池システムでは、アノード系内の不純物および燃料電池内の水分を排出するために、水素パージが行われる(特許文献1参照)。水素パージとは、希釈装置を用いて、不純物を含む水素排ガスを排ガスに混合して希釈し、水素濃度を安全なレベルまで低下させて、大気に排出する処理である。
特開2003−132915号公報
ところで、水素パージの際、水素循環流路内の水分を排出するため、ある程度の量の水素排ガスを一気に排出する必要がある。
しかしながら、希釈装置の容量が決まっているため、この希釈装置の容量に基づいてパージ量を調節することとなり、水分を確実に排出できない場合があった。
しかしながら、希釈装置の容量が決まっているため、この希釈装置の容量に基づいてパージ量を調節することとなり、水分を確実に排出できない場合があった。
そこで、ある程度の量の水素排ガスを一気に排出できるように、希釈装置の容量を増大させる手法が考えられるが、この手法では、希釈装置が大型化する、という問題がある。
また、一度に多量の水素排ガスをパージすると、循環して再利用可能な水素濃度の高い水素排ガスを大気に排出することになり、エネルギ効率が低下する、という問題がある。
また、一度に多量の水素排ガスをパージすると、循環して再利用可能な水素濃度の高い水素排ガスを大気に排出することになり、エネルギ効率が低下する、という問題がある。
本発明は、水素排ガスをパージする際に、水分を確実に排出しつつ水素排ガスの排出量を低減でき、さらに小型化を実現できる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システム(例えば、後述の燃料電池システム1)は、水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池(例えば、後述の燃料電池10)と、当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを、再び、前記燃料電池のアノード側に供給する水素循環流路(例えば、後述の水素排出路44)と、前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤排ガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路(例えば、後述のエア排出路42)と、を備える燃料電池システムであって、水素チャンバ(例えば、後述の水素チャンバ25)と、前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁(例えば、後述のチャンバ制御弁461)が設けられた第1チャンバ流路(例えば、後述の第1チャンバ流路46)と、前記水素チャンバと前記酸化剤ガス排出流路とを連通しかつ排出制御弁(例えば、後述の排出制御弁471)が設けられた第2チャンバ流路(例えば、後述の第2チャンバ流路47)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、水素チャンバに水素排ガスを貯留し、その後、この貯留した水素排ガスを水素循環流路に戻す処理ができる(以降、第1の水素排ガス処理と呼ぶ)。また、水素チャンバに水素排ガスを貯留し、その後、この貯留した水素排ガスを酸化剤排出流路に排出する処理もできる(以降、第2の水素排ガス処理と呼ぶ)。
以下、第1の水素排ガス処理について説明する。
まず、水素チャンバ内の圧力を水素循環流路内の圧力よりも低くしておき、排出制御弁を閉鎖するとともにチャンバ制御弁を開放する。すると、第1チャンバ流路を介して、水素循環流路内の水素排ガスが水素チャンバに流入し、同時に、水素排ガスの圧力脈動により、水素排ガスに含まれる水分も水素チャンバに流入する。これにより、燃料電池および水素循環流路内の水分を確実に水素チャンバに排出できる。
まず、水素チャンバ内の圧力を水素循環流路内の圧力よりも低くしておき、排出制御弁を閉鎖するとともにチャンバ制御弁を開放する。すると、第1チャンバ流路を介して、水素循環流路内の水素排ガスが水素チャンバに流入し、同時に、水素排ガスの圧力脈動により、水素排ガスに含まれる水分も水素チャンバに流入する。これにより、燃料電池および水素循環流路内の水分を確実に水素チャンバに排出できる。
次に、チャンバ制御弁を閉鎖する。これにより、水素排ガスを水素チャンバ内に貯留する。
その後、水素チャンバ内の圧力を水素循環流路内の圧力よりも高くしておき、チャンバ制御弁を開放する。すると、水素チャンバ内の水素排ガスは、再び水素循環流路に流入する。このとき、水素排ガスに含まれる水分のみが水素チャンバ内に残留する。よって、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。
また、水素チャンバ内に水素排ガスを貯留する際に、水素チャンバ内の圧力を水素循環流路の圧力に近い圧力、つまり、ある程度高い圧力にできるから、希釈装置を利用した場合に比べて、容積を効率よく利用して、物理的に多くの水素排ガスを貯留できる。よって、システムの小型化を実現できる。
以下、第2の水素排ガス処理について説明する。
水素チャンバに水素排ガスを貯留するまでの手順は、第1の制御方法と同様である。
水素チャンバに水素排ガスを貯留した後、酸化剤排ガス流路内の圧力を水素チャンバ内の圧力をよりも低くしておき、排出制御弁を開放し、第2チャンバ流路を介して、水素排ガスを徐々に酸化剤排ガス流路に排出する。これにより、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。
また、水素排ガスと酸化剤排ガスとの圧力差を利用して、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合できるので、水素濃度を容易に制御できる。
水素チャンバに水素排ガスを貯留するまでの手順は、第1の制御方法と同様である。
水素チャンバに水素排ガスを貯留した後、酸化剤排ガス流路内の圧力を水素チャンバ内の圧力をよりも低くしておき、排出制御弁を開放し、第2チャンバ流路を介して、水素排ガスを徐々に酸化剤排ガス流路に排出する。これにより、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。
また、水素排ガスと酸化剤排ガスとの圧力差を利用して、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合できるので、水素濃度を容易に制御できる。
本発明の燃料電池システムの制御方法は、水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを、再び、前記燃料電池のアノード側に供給する水素循環流路と、前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤オフガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、水素チャンバと、前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、前記水素チャンバと前記酸化剤ガス排出流路とを連通しかつ排出制御弁が設けられた第2チャンバ流路と、を設け、前記排出制御弁を閉鎖するとともに前記チャンバ制御弁を開放する第1ステップと、前記水素チャンバ内の圧力が前記酸化剤排出流路の圧力よりも高い所定圧力に到達すると、前記チャンバ制御弁を閉鎖する第2ステップと、前記排出制御弁を開放し、前記水素チャンバおよび前記酸化剤ガス排出流路の圧力差を利用して、前記水素チャンバ内に貯留された水素排ガスを前記酸化剤ガス排出流路に排出する第3ステップと、を備えることを特徴とする。
所定圧力は、水素循環流路の圧力以下であり、かつ、酸化剤ガス排出流路の圧力よりも高ければ適宜設定されてよい。ここで、所定圧力を水素循環流路の圧力に近づけるほど、水素チャンバ内に貯留された水素排ガスを酸化剤ガス排出流路に排出する際に、圧力差を有効に利用できる。
この発明によれば、上述の効果と同様の効果を得ることができる。
この場合、前記第3ステップでは、前記排出制御弁を開放する際に、前記酸化剤ガス排出流路のうち前記第2チャンバ流路との合流点よりも下流側の水素濃度に基づいて、前記排出制御弁の開度を制御することが好ましい。
この発明によれば、排出制御弁を開放する際に、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合した後の水素濃度に基づいて、排出制御弁の開度を制御したので、外部に排出されるガスの水素濃度を精度よく制御できる。
この場合、前記第3ステップでは、前記排出制御弁を開放する際に、前記水素チャンバ内の圧力と前記酸化剤ガス排出流路を流れる酸化剤排ガスの流量とに基づいて、前記排出制御弁の開度を制御することが好ましい。
チャンバ内の水素濃度が判明していれば、水素チャンバ内の圧力と酸化剤ガス排出流路を流れる酸化剤排ガスの流量とに基づいて、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合した後の水素濃度を算出できる。
よって、この発明によれば、排出制御弁を開放する際に、水素チャンバ内の圧力と酸化剤ガス排出流路を流れる酸化剤排ガスの流量とに基づいて、排出制御弁の開度を制御したので、外部に排出されるガスの水素濃度を精度よく制御できる。
よって、この発明によれば、排出制御弁を開放する際に、水素チャンバ内の圧力と酸化剤ガス排出流路を流れる酸化剤排ガスの流量とに基づいて、排出制御弁の開度を制御したので、外部に排出されるガスの水素濃度を精度よく制御できる。
本発明の燃料電池システムは、水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを、再び、前記燃料電池のアノード側に供給する水素循環流路と、前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤排ガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムであって、水素チャンバと、前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、上述の第1の水素排ガス処理と同様の効果がある。
本発明の燃料電池システムの制御方法は、水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを、再び、前記燃料電池のアノード側に供給する水素循環流路と、前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤オフガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、水素チャンバと、前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、前記水素チャンバと前記酸化剤ガス排出流路とを連通しかつ排出制御弁が設けられた第2チャンバ流路と、を設け、前記水素循環経路内の圧力を上昇させる第1ステップと、前記チャンバ制御弁を開放し、前記水素チャンバ内の圧力が第1の圧力値に到達すると、前記チャンバ制御弁を閉鎖する第2ステップと、前記水素循環経路内の圧力を前記第1圧力値よりも低い第2の圧力値まで低下させる第3ステップと、前記チャンバ制御弁を開放し、前記水素チャンバ内の圧力が前記第1の圧力値よりも低く前記第2圧力値以上の第3の圧力値に到達すると、前記チャンバ制御弁を閉鎖する第4ステップと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、上述の第1の水素排ガス処理と同様の効果がある。
本発明によれば、水素チャンバに水素排ガスを貯留し、その後、この貯留した水素排ガスを水素循環流路に戻す処理ができる。また、水素チャンバに水素排ガスを貯留し、その後、この貯留した水素排ガスを酸化剤排出流路に排出する処理もできる。これにより、燃料電池および水素循環流路内の水分を確実に水素チャンバに排出できる。また、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。また、水素排ガスと酸化剤排ガスとの圧力差を利用して、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合できるので、水素濃度を容易に制御できる。また、希釈装置を利用した場合に比べて、容積を効率よく利用して、物理的に多くの水素排ガスを貯留できる。よって、システムの小型化を実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る燃料電池システム1のブロック図である。
燃料電池システム1は、車両に搭載され、反応ガスを反応させて発電を行う燃料電池10と、この燃料電池10に水素ガスやエア(空気)を供給する供給装置20と、これらを制御する制御装置30と、を有する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る燃料電池システム1のブロック図である。
燃料電池システム1は、車両に搭載され、反応ガスを反応させて発電を行う燃料電池10と、この燃料電池10に水素ガスやエア(空気)を供給する供給装置20と、これらを制御する制御装置30と、を有する。
このような燃料電池10は、アノード電極(陽極)側に水素ガスが供給され、カソード電極(陰極)側に酸化剤ガスとしての酸素を含むエアが供給されると、電気化学反応により発電する。
供給装置20は、燃料電池10のカソード電極側にエアを供給するエアポンプ21と、アノード電極側に水素ガスを供給する水素タンク22およびエゼクタ24と、燃料電池10から排出されるガスを処理する希釈器23と、水素チャンバ25と、を含んで構成される。
エアポンプ21は、エア供給路41を介して、燃料電池10のカソード電極側に接続されている。
燃料電池10のカソード電極側には、外部に連通する酸化剤ガス排出流路としてのエア排出路42が接続され、このエア排出路42の途中には、上述の希釈器23が設けられる。
水素タンク22は、水素供給路43を介して、燃料電池10のアノード電極側に接続されている。
水素供給路43には、上流側から順に、1次レギュレータ431、遮断弁432、2次レギュレータ433、熱交換器434、およびエゼクタ24が設けられる。
水素供給路43には、上流側から順に、1次レギュレータ431、遮断弁432、2次レギュレータ433、熱交換器434、およびエゼクタ24が設けられる。
燃料電池10のアノード電極側には、水素循環流路としての水素排出路44が接続され、この水素排出路44は、希釈器23に接続される。この水素排出路44には、パージ弁441が設けられている。また、水素排出路44のうちパージ弁441よりも燃料電池10側では、水素排出路44が分岐されて水素還流路45となり、この水素還流路45は、上述のエゼクタ24に接続されている。また、水素還流路45には、水素ガスの逆流を防止する逆止弁451が設けられている。
水素排出路44には、第1チャンバ流路46が接続され、この第1チャンバ流路46は、水素排出路44と水素チャンバ25とを連通する。また、この第1チャンバ流路46には、チャンバ制御弁461が設けられる。このチャンバ制御弁461の構造としては、ソレノイドなどの電動アクチュエータで作動するバルブ、圧力差により動作するレギュレータ、および、逆止弁などが挙げられる。
エゼクタ24は、燃料電池10から水素排出路44に排出された水素オフガスを、水素還流路45を通して回収し、水素供給路43に還流する。
制御装置30は、第1の水素排ガス処理部31を備え、供給装置20を制御して燃料電池10を発電させるほか、この第1の水素排ガス処理部31により、燃料電池10から排出される水素排ガスを処理する。
具体的には、制御装置30は、以下の手順で燃料電池10を発電させる。
すなわち、パージ弁441を閉じるとともに、遮断弁432を開く。そして、エアポンプ21を駆動することにより、エア供給路41を介して、燃料電池10のカソード側にエアを供給する。同時に、水素タンク22から、水素供給路43を介して、燃料電池10のアノード側に水素ガスを供給する。
すなわち、パージ弁441を閉じるとともに、遮断弁432を開く。そして、エアポンプ21を駆動することにより、エア供給路41を介して、燃料電池10のカソード側にエアを供給する。同時に、水素タンク22から、水素供給路43を介して、燃料電池10のアノード側に水素ガスを供給する。
燃料電池10に供給された水素排ガスおよびエアは、発電に供された後、燃料電池10からアノード側の生成水などの残留水と共に、水素排出路44およびエア排出路42に流入する。パージ弁441は閉じているので、水素排出路44に流れた水素排ガスは、水素還流路45を通って水素供給路43に還流されて、再び、燃料電池に供給される。
その後、パージ弁441を適当な開度で開くことにより、水素排出路44に排出された水素排ガスは、希釈器23に流入する。この希釈器23に流入した水素排ガスは、希釈器23において、エア排出路42を流れるエア排ガスで希釈されて、外部に排出される。
第1の水素排ガス処理部31の動作を、図2のフローチャートを用いて説明する。
ST1では、水素排出路44内の圧力を第1の圧力値まで上昇させる。この第1の圧力値は、水素チャンバ内の圧力値よりも高い値である。
ST2では、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が上昇する。
ST1では、水素排出路44内の圧力を第1の圧力値まで上昇させる。この第1の圧力値は、水素チャンバ内の圧力値よりも高い値である。
ST2では、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が上昇する。
ST3では、水素チャンバ25内の圧力が水素排出路44内の圧力つまり第1の圧力値に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST2に戻り、YESの場合には、ST4に移る。
ST4では、チャンバ制御弁461を閉鎖し、水素排出路44内の圧力が第1の圧力値よりも低い第2の圧力値まで低下させる。これにより、水素チャンバ内の圧力を水素循環流路内の圧力よりも高くする。
ST4では、チャンバ制御弁461を閉鎖し、水素排出路44内の圧力が第1の圧力値よりも低い第2の圧力値まで低下させる。これにより、水素チャンバ内の圧力を水素循環流路内の圧力よりも高くする。
ST5では、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素チャンバ25内の水素ガスが水素排出路44内に流入するので、水素排出路44内の圧力が上昇する。
ST6では、水素チャンバ25内の圧力が第1の圧力値よりも低く第2の圧力値以上の第3の圧力値、ここでは第2の圧力値に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST5に戻り、YESの場合には、ST7に移る。
ST7では、チャンバ制御弁461を閉鎖する。
ST6では、水素チャンバ25内の圧力が第1の圧力値よりも低く第2の圧力値以上の第3の圧力値、ここでは第2の圧力値に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST5に戻り、YESの場合には、ST7に移る。
ST7では、チャンバ制御弁461を閉鎖する。
図3は、第1の水素排ガス処理部31の動作のタイミングチャートである。
時刻t1からt2の期間、水素排出路44内の圧力が第2の圧力値から第1の圧力値まで上昇する。
時刻t3では、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が上昇する。
時刻t4では、水素チャンバ25内の圧力が水素排出路44内の圧力つまり第1の圧力値に到達したので、チャンバ制御弁461を閉鎖する。
時刻t5からt6の期間、水素排出路44内の圧力を第2の圧力値まで低下させる。
時刻t1からt2の期間、水素排出路44内の圧力が第2の圧力値から第1の圧力値まで上昇する。
時刻t3では、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が上昇する。
時刻t4では、水素チャンバ25内の圧力が水素排出路44内の圧力つまり第1の圧力値に到達したので、チャンバ制御弁461を閉鎖する。
時刻t5からt6の期間、水素排出路44内の圧力を第2の圧力値まで低下させる。
時刻t7では、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素チャンバ25内の水素ガスが水素排出路44内に流入するので、水素排出路44内の圧力が上昇する。ここで、水素チャンバ25内の水素ガスを水素排出路44内に徐々に流入させるため、チャンバ制御弁461の開放および閉鎖を繰り返す。
時刻t8では、水素チャンバ25内の圧力が第2の圧力値に到達したので、チャンバ制御弁461を完全に閉鎖する。
時刻t8では、水素チャンバ25内の圧力が第2の圧力値に到達したので、チャンバ制御弁461を完全に閉鎖する。
図4は、水素排出路内の圧力と水素チャンバに貯留可能な水素ガス量との関係を示す図である。
図4に示すように、水素排出路内の圧力が上昇するに従って、水素チャンバに貯留可能な水素ガス量も増加する。よって、水素排出路内の圧力を高めることで、水素チャンバの容積を効率よく利用して、物理的に多くの水素排ガスを貯留でき、システムの小型化を実現できることが判る。
図4に示すように、水素排出路内の圧力が上昇するに従って、水素チャンバに貯留可能な水素ガス量も増加する。よって、水素排出路内の圧力を高めることで、水素チャンバの容積を効率よく利用して、物理的に多くの水素排ガスを貯留でき、システムの小型化を実現できることが判る。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)まず、水素チャンバ25内の圧力を水素排出路44内の圧力よりも低くしておき、チャンバ制御弁25を開放する。すると、第1チャンバ流路46を介して、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入し、同時に、水素排ガスの圧力脈動により、水素排ガスに含まれる水分も水素チャンバ25に流入する。これにより、燃料電池10および水素排出路44内の水分を確実に水素チャンバ25に排出できる。
(1)まず、水素チャンバ25内の圧力を水素排出路44内の圧力よりも低くしておき、チャンバ制御弁25を開放する。すると、第1チャンバ流路46を介して、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入し、同時に、水素排ガスの圧力脈動により、水素排ガスに含まれる水分も水素チャンバ25に流入する。これにより、燃料電池10および水素排出路44内の水分を確実に水素チャンバ25に排出できる。
次に、チャンバ制御弁461を閉鎖する。これにより、水素排ガスを水素チャンバ25内に貯留する。
その後、水素チャンバ25内の圧力を水素排出路44内の圧力よりも高くしておき、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素チャンバ25内の水素排ガスは、再び水素排出路44に流入する。このとき、水素排ガスに含まれる水分のみが水素チャンバ25内に残留する。よって、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。
また、水素チャンバ25内に水素排ガスを貯留する際に、水素チャンバ25内の圧力を水素排出路44の圧力に近い圧力、つまり、ある程度高い圧力にできるから、希釈装置を利用した場合に比べて、容積を効率よく利用して、物理的に多くの水素排ガスを貯留できる。よって、システムの小型化を実現できる。
〔第2実施形態〕
図5は、本発明の第2実施形態に係る燃料電池システム1Aのブロック図である。
本実施形態では、希釈器23が設けられておらず、第2チャンバ流路47が設けられている点、および制御装置30Aの構成が、第1実施形態と異なる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る燃料電池システム1Aのブロック図である。
本実施形態では、希釈器23が設けられておらず、第2チャンバ流路47が設けられている点、および制御装置30Aの構成が、第1実施形態と異なる。
具体的には、水素チャンバ25は、第2チャンバ流路47を介して、エア排出路42に接続されている。すなわち、この第2チャンバ流路47は、水素チャンバ25とエア排出路42とを連通する。この第2チャンバ流路47には、排出制御弁471が設けられる。この排出制御弁471の構造は、チャンバ制御弁461と同様である。
また、エア排出路42のうち第2チャンバ流路47との合流点よりも下流側には、水素濃度を検出する濃度センサ421が設けられる。
また、エア排出路42のうち第2チャンバ流路47との合流点よりも下流側には、水素濃度を検出する濃度センサ421が設けられる。
制御装置30Aは、第1の水素排ガス処理部31に加えて、第2の水素排ガス処理部32を備えており、第1の水素排ガス処理部31または第2の水素排ガス処理部32を選択的に動作させる。
なお、第1の水素排ガス処理部31を動作させる場合には、排出制御弁471を閉じた状態で動作させる。
なお、第1の水素排ガス処理部31を動作させる場合には、排出制御弁471を閉じた状態で動作させる。
第2の水素排ガス処理部32の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。
ST1では、水素チャンバ25内の圧力を水素排出路44内の圧力よりも低くしておき、排出制御弁471を閉鎖して、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が上昇する。
ST2では、水素チャンバ25内の圧力が水素排出路44内の圧力に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST1に戻り、YESの場合には、ST3に移る。
ST1では、水素チャンバ25内の圧力を水素排出路44内の圧力よりも低くしておき、排出制御弁471を閉鎖して、チャンバ制御弁461を開放する。すると、水素排出路44内の水素排ガスが水素チャンバ25に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が上昇する。
ST2では、水素チャンバ25内の圧力が水素排出路44内の圧力に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST1に戻り、YESの場合には、ST3に移る。
ST3では、チャンバ制御弁461を閉鎖する。
ST4では、エア排出路42内の圧力を水素チャンバ25内の圧力をよりも低くしておき、排出制御弁471を開放する。すると、水素チャンバ25内の水素ガスがエア排出路42内に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が低下する。ここで、濃度センサ421で検出した水素濃度に基づいて、排出制御弁471の開度を制御する。
ST5では、水素チャンバ25内の圧力がエア排出路42内の圧力値に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST4に戻り、YESの場合には、ST6に移る。
ST6では、排出制御弁471を閉鎖する。
ST4では、エア排出路42内の圧力を水素チャンバ25内の圧力をよりも低くしておき、排出制御弁471を開放する。すると、水素チャンバ25内の水素ガスがエア排出路42内に流入するので、水素チャンバ25内の圧力が低下する。ここで、濃度センサ421で検出した水素濃度に基づいて、排出制御弁471の開度を制御する。
ST5では、水素チャンバ25内の圧力がエア排出路42内の圧力値に到達したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ST4に戻り、YESの場合には、ST6に移る。
ST6では、排出制御弁471を閉鎖する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(2)水素チャンバ25に水素排ガスを貯留した後、水素チャンバ25内の圧力をエア排出路42内の圧力よりも高くしておき、排出制御弁471を開放し、第2チャンバ流路47を介して、水素排ガスを徐々にエア排出路42に排出する。これにより、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。
また、水素排ガスと酸化剤排ガスとの圧力差を利用して、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合できるので、水素濃度を容易に制御できる。
(2)水素チャンバ25に水素排ガスを貯留した後、水素チャンバ25内の圧力をエア排出路42内の圧力よりも高くしておき、排出制御弁471を開放し、第2チャンバ流路47を介して、水素排ガスを徐々にエア排出路42に排出する。これにより、従来のように水分を排出するために多量の水素排ガスを一気に排出する必要がないので、水素排ガスの排出量を低減できる。
また、水素排ガスと酸化剤排ガスとの圧力差を利用して、水素排ガスを酸化剤排ガスに混合できるので、水素濃度を容易に制御できる。
(3)排出制御弁471を開放する際に、水素排ガスをエア排ガスに混合した後の水素濃度に基づいて、排出制御弁471の開度を制御することになるので、外部に排出されるガスの水素濃度を精度よく制御できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本発明の第2実施形態では、排出制御弁471を開放する際に、濃度センサ421を設けて、この濃度センサ421で検出した水素濃度に基づいて、排出制御弁471の開度を制御したが、これに限らない。
例えば、本発明の第2実施形態では、排出制御弁471を開放する際に、濃度センサ421を設けて、この濃度センサ421で検出した水素濃度に基づいて、排出制御弁471の開度を制御したが、これに限らない。
すなわち、濃度センサ421の代わりに、水素チャンバ内の圧力を検出する圧力センサと、エア排出路42を流れるエア排ガスの流量を検出する流量センサと、を設けて、この圧力センサで検出した水素チャンバ内の圧力と、流量センサで検出したエア排出路42を流れるエア排ガスの流量と、に基づいて、排出制御弁の開度を制御してもよい。
このようにしても、外部に排出されるガスの水素濃度を精度よく制御できる。
このようにしても、外部に排出されるガスの水素濃度を精度よく制御できる。
1、1A 燃料電池システム
10 燃料電池
25 水素チャンバ
42 エア排出路(酸化剤ガス排出流路)
44 水素排出路(水素循環流路)
46 第1チャンバ流路
47 第2チャンバ流路
461 チャンバ制御弁
471 排出制御弁
10 燃料電池
25 水素チャンバ
42 エア排出路(酸化剤ガス排出流路)
44 水素排出路(水素循環流路)
46 第1チャンバ流路
47 第2チャンバ流路
461 チャンバ制御弁
471 排出制御弁
Claims (6)
- 水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、
当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを前記アノード側に供給する水素循環流路と、
前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤排ガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムであって、
水素チャンバと、
前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、
前記水素チャンバと前記酸化剤ガス排出流路とを連通しかつ排出制御弁が設けられた第2チャンバ流路と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを前記アノード側に供給する水素循環流路と、前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤オフガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、
水素チャンバと、前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、前記水素チャンバと前記酸化剤ガス排出流路とを連通しかつ排出制御弁が設けられた第2チャンバ流路と、を設け、
前記排出制御弁を閉鎖するとともに前記チャンバ制御弁を開放する第1ステップと、
前記水素チャンバ内の圧力が前記酸化剤排出流路の圧力よりも高い所定圧力に到達すると、前記チャンバ制御弁を閉鎖する第2ステップと、
前記排出制御弁を開放し、前記水素チャンバおよび前記酸化剤ガス排出流路の圧力差を利用して、前記水素チャンバ内に貯留された水素排ガスを前記酸化剤ガス排出流路に排出する第3ステップと、を備えることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。 - 請求項2に記載の燃料電池システムの制御方法において、
前記第3ステップでは、前記排出制御弁を開放する際に、前記酸化剤ガス排出流路のうち前記第2チャンバ流路との合流点よりも下流側の水素濃度に基づいて、前記排出制御弁の開度を制御することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。 - 請求項2に記載の燃料電池システムの制御方法において、
前記第3ステップでは、前記排出制御弁を開放する際に、前記水素チャンバ内の圧力と前記酸化剤ガス排出流路を流れる酸化剤排ガスの流量とに基づいて、前記排出制御弁の開度を制御することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。 - 水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、
当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを前記アノード側に供給する水素循環流路と、
前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤排ガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムであって、
水素チャンバと、
前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 水素ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、当該燃料電池のアノード側から排出される水素排ガスを前記アノード側に供給する水素循環流路と、前記燃料電池のカソード側から排出される酸化剤オフガスを外部に排出する酸化剤ガス排出流路と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、
水素チャンバと、前記水素循環流路と前記水素チャンバとを連通しかつチャンバ制御弁が設けられた第1チャンバ流路と、前記水素チャンバと前記酸化剤ガス排出流路とを連通しかつ排出制御弁が設けられた第2チャンバ流路と、を設け、
前記水素循環経路内の圧力を上昇させる第1ステップと、
前記チャンバ制御弁を開放し、前記水素チャンバ内の圧力が第1圧力に到達すると、前記チャンバ制御弁を閉鎖する第2ステップと、
前記水素循環経路内の圧力を前記第1圧力よりも低い第2圧力まで低下させる第3ステップと、
前記チャンバ制御弁を開放し、前記水素チャンバ内の圧力が前記第1圧力よりも低く前記第2圧力より高い第3圧力に到達すると、前記チャンバ制御弁を閉鎖する第4ステップと、を備えることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007320934A JP2009146656A (ja) | 2007-12-12 | 2007-12-12 | 燃料電池システム |
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JP2007320934A Pending JP2009146656A (ja) | 2007-12-12 | 2007-12-12 | 燃料電池システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013103134A1 (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-11 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システム |
CN113022333A (zh) * | 2019-12-24 | 2021-06-25 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 一种燃料电池系统及车辆 |
CN114335614A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-04-12 | 上海捷氢科技股份有限公司 | 一种燃料电池存储装置及燃料电池停机存储方法 |
-
2007
- 2007-12-12 JP JP2007320934A patent/JP2009146656A/ja active Pending
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WO2013103134A1 (ja) * | 2012-01-05 | 2013-07-11 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システム |
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CN113022333A (zh) * | 2019-12-24 | 2021-06-25 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 一种燃料电池系统及车辆 |
CN113022333B (zh) * | 2019-12-24 | 2022-12-20 | 宇通客车股份有限公司 | 一种燃料电池系统及车辆 |
CN114335614A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-04-12 | 上海捷氢科技股份有限公司 | 一种燃料电池存储装置及燃料电池停机存储方法 |
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