JP2009146150A - 特徴位置検出方法及び特徴位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エッジ強調処理が施された画像データからサブピクセル精度で特徴位置を検出する。
【解決手段】 連続的に撮像した各フレーム中、フレーム番号nの画像データに対して、フレーム番号(n−1)に対応するテンプレートを適用し、フレーム番号nのフレーム暫定特徴点位置を検出する。この撮像対象は、長方形の4個の各頂点に特徴位置を有する図形が描写されたプレートである。つぎに、フレーム暫定特徴点位置に基づいて、フレーム番号nの画像上の特徴位置に対応するテンプレートを生成する。その後にフレーム番号nの画像データにフレーム番号nに対応するテンプレートを適用して、フレーム番号nのフレーム特徴点位置を検出する。
【選択図】図15
【解決手段】 連続的に撮像した各フレーム中、フレーム番号nの画像データに対して、フレーム番号(n−1)に対応するテンプレートを適用し、フレーム番号nのフレーム暫定特徴点位置を検出する。この撮像対象は、長方形の4個の各頂点に特徴位置を有する図形が描写されたプレートである。つぎに、フレーム暫定特徴点位置に基づいて、フレーム番号nの画像上の特徴位置に対応するテンプレートを生成する。その後にフレーム番号nの画像データにフレーム番号nに対応するテンプレートを適用して、フレーム番号nのフレーム特徴点位置を検出する。
【選択図】図15
Description
本発明は、画像認識技術に関するものである。
現在、カメラ(撮像装置;例えば、デジタルカメラ)に対するキャリブレーション方法として、市松模様を描いたプレート(例えば、図20中の市松模様PICHを描いたプレートP11)を当該カメラ(例えば、図20中のカメラC)で撮像し、その撮像した画像(画像データ)上における市松模様の交点位置(例えば、市松模様PICHを区切る(あるいは、構成する)仮想線(或いは、該模様の濃淡の境界線(濃淡境界線))群K1とK2の各交点KP)に基づいてカメラの内部パラメタを求める方法が広く行われている。その内部パラメタを求める方法では、交点位置をサブピクセルの解像度で、高精度に求めることが重要であるため、従来、多くのサブピクセルにおける交点位置検出方法が提案されている。
例えば、上述の交点位置検出方法の一例(例えば、非特許文献1参照)では、ピクセル精度で求めた交差点位置において、輝度の一階微分および二階微分を求め、これらの微分値からサブピクセル精度での交差点位置(即ち、特徴点の一種)を算出している。このように、従来の方法では、輝度の一階微分および二階微分に基づいて算出している。
なお、関連技術として、特徴点の位置群からの姿勢推定方法(例えば、非特許文献2参照)も知られている。
Dazhi Chen,Guangjun Zhang、"Short Papers;A New Sub−Pixel Detector for X−Corners in Camera Calibration Targets"、UNION Agency−Science Press、pp.97−100。 出口光一郎、"射影幾何学によるPnPカメラ問題の統一的解法"、情報シンポジウム、1990(平成2年)、Vol.90、pp.41−50。
Dazhi Chen,Guangjun Zhang、"Short Papers;A New Sub−Pixel Detector for X−Corners in Camera Calibration Targets"、UNION Agency−Science Press、pp.97−100。 出口光一郎、"射影幾何学によるPnPカメラ問題の統一的解法"、情報シンポジウム、1990(平成2年)、Vol.90、pp.41−50。
ところが、ウェブカメラ(デジタルカメラの一種)などでは、撮像した画像データにエッジ強調処理が施されていることが多い。例えば、図21は、黒白(あるいは濃淡)パターン画像における境界部分の画像データにおける輝度曲線を示しており、図21(a)は理想的な画像データにおける輝度曲線L1、図21(b)はエッジ強調された画像データにおける輝度曲線L2である。
図21(b)のようにエッジ強調処理が施された画像データに対しては、上述の微分値が正しい値として求められず、結果として、算出される交差点のサブピクセル位置が不正確となる、といった問題が知られている。
そこで、本発明は、エッジ強調処理が施された画像データからサブピクセル精度で特徴位置を検出する特徴位置検出方法及び特徴位置検出装置を提供することを課題としている。
本発明は、前記課題を解決すべく創作された技術的思想であって、動画像のフレーム画像データごとに暫定的な特徴位置を検出し、かかる暫定特徴位置に基づいて、サブピクセル精度で検出するためのテンプレートを逐次作成し、このテンプレートを適用することによって、最終的に特徴位置を検出している。
具体的には、請求項1記載の発明は、対象物を連続的に撮像した各フレームの画像から該対象物上の特徴位置を検出する特徴位置検出方法であって、暫定特徴点位置検出手段が、現フレームの画像に対し、前フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の暫定特徴位置を検出するステップと、テンプレート作成手段が、前記暫定特徴位置に基づいて、現フレームの画像の特徴位置に対応する現フレーム用のテンプレートを作成するステップと、特徴位置検出手段が、現フレームの画像に前記現フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の特徴位置を検出するステップと、を有することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、前記テンプレートとして、サブピクセル単位でずらした対象物の画像からなるテンプレート群を用いたことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、前記対象物として、長方形の4個の各頂点に前記特徴位置を有する図形が描写されたプレートを用いるとともに、前記図形が、スケールによって局部的見えに変化が生じないことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、前記テンプレート生成手段が、濃淡二領域を有する前記プレートを撮像した画像の輝度パターンから輝度分布群を作成するステップと、前記輝度分布群に基づいて、明部輝度と暗部輝度とから中間輝度理想輝度パターンを求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンを作成するステップと、前記ステップ輝度パターンにエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンを作成するステップと、前記合成輝度パターンと実際の輝度パターンとの差異が最小となるパラメタを作成するステップと、前記現フレームの画像を、前記パラメタおよび前記エッジ強調カーネルによってエッジ強調するステップと、を実行することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、前記プレートには、濃淡境界線第一と濃淡境界線第二とがつくる領域を交互に濃淡に塗りつぶした少なくとも3個の平面図形が描写され、前記両濃淡領域線の交点は、同一平面上に配置されているとともに、方向が異なる二対の平行直線の交点に該当する4個の交点のうちいずれかの3個の交点の位置に一致し、前記各濃淡領域線は、前記二対の平行直線に平行なことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、対象物を連続的に撮像した各フレームの画像から該対象物上の特徴位置を検出する特徴位置検出装置であって、現フレームの画像に対し、前フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の暫定特徴位置を検出する暫定特徴点位置検出手段と、前記暫定特徴位置に基づいて、現フレームの画像の特徴位置に対応する現フレーム用のテンプレートを作成するテンプレート作成手段と、現フレームの画像に前記現フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の特徴位置を検出する特徴位置検出手段と、を有することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、前記テンプレートとして、サブピクセル単位でずらした対象物の画像からなるテンプレート群を用いたことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、前記対象物として、長方形の4個の各頂点に前記特徴位置を有する図形が描写されたプレートを用いるとともに、前記図形が、スケールによって局部的見えに変化が生じないことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、前記テンプレート生成手段は、濃淡二領域を有する前記プレートを撮像した画像の輝度パターンから輝度分布群を作成する手段と、前記輝度分布群に基づいて、明部輝度と暗部輝度とから中間輝度理想輝度パターンを求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンを作成する手段と、前記ステップ輝度パターンにエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンを作成する手段と、前記合成輝度パターンと実際の輝度パターンとの差異が最小となるパラメタを作成する手段と、前記現フレームの画像を、前記パラメタおよび前記エッジ強調カーネルによってエッジ強調する手段と、を有することを特徴としている。
請求項10記載の発明は、前記プレートには、濃淡境界線第一と濃淡境界線第二とがつくる領域を交互に濃淡に塗りつぶした少なくとも3個の平面図形が描写され、前記両濃淡領域線の交点は、同一平面上に配置されているとともに、方向が異なる二対の平行直線の交点に該当する4個の交点のうちいずれかの3個の交点の位置に一致し、前記各濃淡領域線は、前記二対の平行直線に平行なことを特徴としている。
なお、請求項1〜10記載の発明中、前フレームには現フレームnに対するフレーム(n−1)を用いることが好ましいが、これに限定されることはなく、フレーム(n−2.3...k)であってもよい。
請求項1〜10記載の発明によれば、テンプレート画像データを使って、自動的に施されてしまう撮像装置で撮像した画像データからサブピクセル精度で、特徴位置を高精度に検出できる。
以下、本発明の実施形態における特徴位置検出方法を図面等に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、エッジ強調処理が施されてしまうカメラ(例えば、ウェブカメラ)で撮像し、エッジ強調された画像データを対象とする。
本実施形態では、上述のような市松模様の交点付近での輝度の一階微分および二階微分をもとに交点位置をサブピクセルで求める手法は利用できないため、交点の濃淡(あるいは輝度)パターンを有するテンプレート画像データ(以後、単にテンプレート)を利用する手法を採用する。
ただし、以下の説明では、テンプレートは、実質的に2つの角度(後述する開度)の組み合わせに応じたバリエーションを有している。この組み合わせ数の理由は、次の通りである。例えば、1度刻みの離散度を条件とする場合には、32400(=180×180)種類のテンプレートを必要とし、加えて、サブピクセル精度で検出する必要がある場合には、更に多くのテンプレートを必要とする。このようなサブピクセルの検出精度を実現するためのテンプレート群を、十分に細かい離散度を維持したまま、記憶部(例えば、メモリ)上に全て保持しておくことは実際には困難である。
本実施形態における特徴位置検出方法は、以下の手順を有する。
(1)テンプレート群の作成手順
(2)サブピクセル精度の特徴位置の推定手順
本実施形態の特徴位置検出方法におけるテンプレート群の作成手順を図1に基づいて説明する。なお、図1は、テンプレート群の作成手順のメインフローチャートである。
(1)テンプレート群の作成手順
(2)サブピクセル精度の特徴位置の推定手順
本実施形態の特徴位置検出方法におけるテンプレート群の作成手順を図1に基づいて説明する。なお、図1は、テンプレート群の作成手順のメインフローチャートである。
まず、ウェブカメラなどで撮像されエッジ強調された画像データ(以後、テンプレート用入力画像データ)からエッジ強調処理のパラメタを推定する(S101:エッジ強調処理のパラメタ推定ステップ)。
次に、スーパーサンプリングを用いて、サブピクセル精度で特徴位置を検出するためのテンプレート群を生成する(S102:テンプレート群生成ステップ)。
そして、推定したパラメタに基づいてテンプレート群をエッジ強調する(エッジ強調処理を施す)(S103:テンプレート群のエッジ強調ステップ)。
エッジ強調処理のパラメタ推定ステップ(S101)を図2中のフローチャートに基づいて説明する。
まず、当該カメラ(例えば、図3中のカメラC)で、濃淡(或いは黒白或いは輝度の低高)領域境界線(仮想線)K3を僅かに傾けた濃淡領域を描画したプレート(例えば、図3中のプレートP21)を撮像する。その撮像した画像データ(即ち、テンプレート用入力画像データ)をスキャンライン(i)ごとに輝度パターンXjを取り込み、ヒストグラム(輝度ヒストグラムデータ;例えば、図4のヒストグラムHg)を作成する(S201:輝度パターン取り込みヒストグラム作成ステップ)。
次に、作成したヒストグラムに基づいて、スキャンラインSCにおける明部輝度IBおよび暗部輝度IDから中間輝度IM(=(IB+ID)/2)を求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンYj(例えば、図5中のステップ輝度パターンYj)を作成する(S202:ステップ輝度パターン作成ステップ)。
次に、作成したステップ輝度パターンYijにパラメタをσとするガウシアンカーネル及びパラメタをαとするエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンZij(以下の式参照)を作成する(S203:合成輝度パターン作成ステップ)。
なお、上記の式では、Gはパラメタをσとするガウシアンカーネル、Hはパラメタをαとするエッジ強調カーネルである。なお、エッジ強調カーネルHは、重みをwとした以下の式である。また、図6は、エッジ強調カーネルHの一例を示す図である。
そして、以下の式に示す評価値Eを最小とするパラメタσおよびαを求め、求められたパラメタαをエッジ強調処理のパラメタと見做す(S204:エッジ強調処理のパラメタ算出ステップ)。
なお、式2は、理想ステップ輝度パターンにガウシアンカーネルとエッジ強調カーネルを施した結果と実際の輝度パターンとの差異を評価する式であり、式1−1は上記評価の一部を解かり易くするために分離したものである。
テンプレート群生成ステップ(S102)を図7中のフローチャート及び図8に基づいて説明する。なお、作成すべきテンプレートのサイズは、テンプレート用入力画像データのサイズより小さいものとする。また、作成すべきテンプレートは、交点を1つのみ有する市松模様(以下、1交点市松模様という)を変形した模様(以下、変形1交点市松模様)を描画したテンプレートである。
まず、作成すべきテンプレートと同じサイズを有する空白テンプレート(16×16(=tX×tY)ピクセルのサイズを有する空白テンプレート)tBを想定し、さらに、その空白テンプレートtBにおいて、基準点KP1(=座標(KX,KY))を想定する。続いて、その空白テンプレートを倍率Nで変倍したサイズの空白テンプレート(以後、変倍空白テンプレートという)tMBを作成する(S301:テンプレートのN倍のサイズの画像を作成するステップ)。なお、空白テンプレートとは、例えば、全画素を画素値0(黒色画素)もしくは最大画素値(白色画素)で埋められた画像データである。
例えば、作成すべきテンプレートのサイズが16×16ピクセルで、倍率N=10の場合、作成される変倍空白テンプレートのサイズは、160×160ピクセルとなる。なお、図8中では、作成すべきテンプレートのサイズが16×16ピクセルで、倍率N=2としている。即ち、変倍空白テンプレートtMBのサイズtMBX×tMBYは、32×32ピクセルである。
基準点KP1は、変倍空白テンプレートtMBにおいて、基準点KP11(=座標(KX×N,KY×N))を含む変換基準点領域(N×Nピクセルのサイズの領域)KPMに変換される。
変形1交点市松模様の交点は、変倍空白テンプレートtMBにおける基準点KP11を原点とし、XY方向に伸びたN×Nピクセルサイズ領域における各画素KP(=座標(KX×N+I,KY×N+J)、0≦I≦N−1,0≦J≦N−1)のいずれかである。なお、以下の説明では、変形1交点市松模様の交点KPの座標を、基準点KP11の座標として説明する。
次に、基準点KP11を交点とし、予め決定された開度を成すような濃淡領域境界線K4,K5に基づいて変形1交点市松模様(濃淡パターン)を変倍空白テンプレートtMBに描画し、変倍テンプレートtMPを得る(S302:基準位置に指定された開度で、パターンを生成するステップ)。なお、開度とは、市松模様を描いたプレートをカメラに対して傾けた際に画像上で生じるスキューによる境界(濃淡パターンの境界である濃淡領域境界線)の傾きが成す角度(例えば、図9中の開度θ1,θ2)である。なお、図9中の開度θ1,θ2の値は、便宜上、図8のものとは異なるものを採用している。また、図10(a),(b)は、濃淡領域境界線K4,K5が直交する場合の開度の例であって、図10(a)における第1象限が黒色かつ第2象限が白色の場合は、開度θ1は0度、開度θ2は90度となる。図10(b)における第1象限が白色かつ第2象限が黒色の場合は、開度θ1は90度、開度θ2は180度となる。
次に、変形1交点市松模様(濃淡パターン)を描画された変倍テンプレートtMPを1/Nに縮小し、作成すべきテンプレートと同サイズであるテンプレートtPを取得する(S303:1/Nに縮小するステップ)。
そして、生成したテンプレートtP数が、N×N枚より小さいか否かをチェックする(S304)。生成したテンプレートtP数が、N×N枚より小さい場合は、ステップS305へ進む。生成したテンプレートtP数が、N×N枚より小さくない場合は、当該処理を終了する。
ステップS305(基準位置を1画素ずらすステップ)では、交点KPを1画素分ずらして、ステップS301へ進む。
以上の処理により、全ての基準位置で上記の処理を行い、テンプレート群を作成する。例えば、N=10の場合には作成されるテンプレート群のテンプレートの枚数は100枚となる。なお、テンプレート群の各テンプレートは、作成の際の基準位置、すなわち変倍テンプレート画像上の変換基準点領域における2次元座標(I,J)を識別子として識別することにする。
テンプレート群のエッジ強調ステップ(S103)をさらに詳細に説明する。ステップS101で推定したパラメタα及び図6に示すエッジ強調カーネルHによって、ステップS102で作成したテンプレート群の各テンプレートの画像をエッジ強調する。
本実施形態の特徴位置検出方法におけるサブピクセル精度の特徴位置の推定手順を図11に基づいて説明する。なお、図11は、サブピクセル精度の特徴位置の推定手順のメインフローチャートである。
まず、入力画像データ(例えば、図12中の入力画像データBP)の各画素位置(x,y)(例えば、図12中の画素位置dを有する領域)において、テンプレート(0,0)(例えば、図12中のテンプレートt0)を適用し、テンプレート(0,0)に最も類似する画素位置(初期類似画素位置)を画素位置(X,Y)と決定する(S401:初期類似画素位置決定ステップ)。なお、類似性をチェックする際には、例えば、図12中の画素位置dとテンプレートt0上の画素位置dtの位置を合わせて類似性をチェックする。
次に、画素位置(X,Y)およびその8近傍画素位置に対して、テンプレート群(例えば、図12中のテンプレート群T)の全てのテンプレート(I,J)を適用し、それらに最も類似する画素位置を8近傍類似画素位置(画素位置(XS,YS))と見做し、最も類似する8近傍類似画素位置テンプレート(テンプレート(IS,JS))とする(S402:8近傍画素に対する類似画素位置決定ステップ)。
そして、位置(XS+IS/N,YS+JS/N)をサブピクセル精度の特徴位置(即ち、交点)とする(S403:サブピクセル精度の特徴位置算出ステップ)。なお、Nは、上述した倍率Nである。
次に、本実施形態における特徴位置検出装置の構成を図13に基づいて説明する。
図13中の特徴位置検出装置は、画像データ管理部103(後述する)から読み出した入力画像データに対し、上述のサブピクセル精度の特徴位置の推定手順(ステップS401〜S403)を実行し、テンプレート管理部104(後述する)に格納されたテンプレート群を用いて、特徴位置を検出する特徴点位置検出部101,上述のテンプレート群の作成手順(ステップS101(もしくはS201〜S204),S102(もしくはS301〜S305),S103)を実行しテンプレート群を作成し、テンプレート管理部104(後述する)に格納するテンプレート作成部102,特徴位置を検出する対象である画像データを格納し管理する画像データ管理部103,エッジ強調処理のパラメタを算出するためのテンプレート用画像データ及びテンプレート群を格納し管理するテンプレート管理部104,CPU(Central Processing Unit)やOS(Operating System)など含み、各部を制御する制御部(図示省略),メモリやハードディスクドライブ装置など含み、当該装置で使用する情報もしくはデータを記憶する記憶部(図示省略)を備え、例えば、コンピュータである。
なお、特徴位置検出装置の各部の動作は、上述の手順に詳しく説明した。特徴位置検出装置の全部もしく一部をコンピュータで実行可能なプログラムとして実装しても良い。画像データ管理部103,テンプレート管理部104は、上述の記憶部に実装されても良い。
以下に、本実施形態における特徴位置検出装置の動作の一例を説明する。なお、動作の詳細は、上述の手順を参照されたい。
テンプレート作成部102が、濃淡領域境界線を僅かに傾けた濃淡領域を描画したプレートを撮像したテンプレート用画像データをテンプレート管理部104から取得し、テンプレート用画像データのスキャンラインごとに輝度パターンを取り込み、輝度ヒストグラムデータを作成する。
次に、テンプレート作成部102が、作成したヒストグラムデータに基づいて、明部輝度および暗部輝度から中間輝を求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンを作成する。
次に、テンプレート作成部102が、作成したステップ輝度パターンにパラメタをσとするガウシアンカーネル及びパラメタをαとするエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンを作成する。
次に、テンプレート作成部102が、理想ステップ輝度パターンにガウシアンカーネルとエッジ強調カーネルを施した結果と実際の輝度パターンとの差異を評価する式において、その式による評価値を最小とするパラメタを求め、求められたパラメタをエッジ強調処理するためのパラメタαと見做す。
次に、テンプレート作成部102が、基準点を有する作成すべき空白テンプレート画像データを倍率Nで変倍し、変倍されたことによって、該基準点が変換された変換基準点領域を有する変倍空白テンプレート画像データを作成する。
次に、テンプレート作成部102が、前記変換基準点領域に含まれる点を交点とし、予め決定された開度を成すような濃淡領域境界線に基づいて変形1交点市松模様を前記変倍空白テンプレートに描画した変倍テンプレート画像データを得る。
次に、テンプレート作成部102が、前記変形1交点市松模様を描画された変倍テンプレート画像データを1/Nに縮小し、作成すべきテンプレート画像データと同サイズであるテンプレート画像データを取得し、該テンプレート画像データを前記テンプレート管理部104に格納する。
次に、テンプレート作成部102が、推定したパラメタα及び前記エッジ強調カーネルによって、前記テンプレート管理部に格納したテンプレート群の各テンプレート画像データの画像をエッジ強調し、改めてテンプレート画像データとして、前記テンプレート管理部104に格納する。
次に、特徴点位置検出部101が、前記画像データ管理部103から取得した入力画像データの各画素位置において、前記前記テンプレート管理部104に格納された特定のテンプレート画像データを適用し、該特定のテンプレート画像データに最も類似する初期類似画素位置を決定する。
次に、特徴点位置検出部101が、初期類似画素位置および該初期類似画素位置の8近傍画素位置に対して、前記テンプレート画像データ群の全てのテンプレート画像データを適用し、それらに最も類似する画素位置を8近傍類似画素位置と見做し、最も類似するテンプレートを8近傍類似画素位置テンプレートと見做す。
そして、特徴点位置検出部101が、前記8近傍類似画素位置に対し、前記8近傍類似画素位置テンプレートの変換基準点領域における交点の座標を倍率Nで割算した値を加算し、その加算された値をサブピクセル精度の特徴位置と見做す。
[実施例]
本実施例における特徴位置検出方法は、動画像におけるフレーム画像データごとに暫定的な特徴位置に基づいて、サブピクセル精度で検出するためのテンプレート群を逐次作成し、改めて、作成したテンプレート群を適用することによって、最終的にサブピクセル精度の特徴位置を推定するものである。
本実施例における特徴位置検出方法は、動画像におけるフレーム画像データごとに暫定的な特徴位置に基づいて、サブピクセル精度で検出するためのテンプレート群を逐次作成し、改めて、作成したテンプレート群を適用することによって、最終的にサブピクセル精度の特徴位置を推定するものである。
次に、本実施形態における特徴位置検出方法を応用した例を説明する。本実施例では、以下に説明する市松模様を描かれたプレートと該プレートを撮像した画像データ群(例えば、プレートを傾けつつ連続して撮像した画像群であって、動画像における各フレーム画像データ(以下、単にフレーム画像という)など)を対象とする。フレーム画像には、各フレーム画像を識別するための番号(フレーム番号n)が付与されているものとする。
本実施例で使用する市松模様を描画されたプレートを図14に基づいて説明する。
図14中の4個の市松模様PICH1,PICH2,PICH3,PICH4は、1交点市松模様であって、プレートP31内に、交点KP21,KP22,KP23,KP24が仮想正方形Qの頂点の位置に配置されるように描画されているものである。ただし、1交点市松模様は、3個以上あり、かつ、直線配置ではなく、任意の多角形を形成するように配置すれば良い。しかし、姿勢算出の計算コストを低減するために、以下の説明では、1交点市松模様を線対称かつ点対称に配置とした。
本実施例における特徴位置検出方法を図15のフローチャートと図16に基づいて説明する。なお、図16は、特徴位置検出の様子を示す図である。以下では、フレーム番号nに応じたものを、例えば、U(n)のように記載する。
まず、フレーム画像F(n)に対して、フレーム用テンプレート群T(n−1)を適用して、フレーム暫定特徴点位置KTP(n)を検出する(S501:フレーム暫定特徴点位置検出ステップ)。例えば、図16中では、フレーム画像F2に対して、フレーム用テンプレート群T1を適用して、フレーム暫定特徴点位置KTP2を検出する。なお、ステップS501では、上述のサブピクセル精度の特徴位置の推定手順を利用して、フレーム暫定特徴点位置KTP(n)を検出する。フレーム用テンプレート群T1は、図10で示したテンプレートを使用しても良い。
次に、フレーム暫定特徴点位置KTP(n)に基づいて、フレーム画像F(n)上の各1交点市松模様に対応するフレーム用テンプレート群T(n)を生成する(S502:フレーム用テンプレート群生成ステップ)。なお、詳細については後に説明する。例えば、図16中では、フレーム暫定特徴点位置KTP2に基づいて、フレーム画像F2上の各1交点市松模様に対応するフレーム用テンプレート群T2を生成する。
次に、フレーム画像F(n)に、フレーム用テンプレート群T(n)を適用して、フレーム特徴点位置KP(n)を検出する(S503:フレーム特徴点位置検出ステップ)。例えば、図16中では、フレーム画像F2に、フレーム用テンプレート群T2を適用して、フレーム特徴点位置KP2を検出する。なお、ステップS503では、上述のサブピクセル精度の特徴位置の推定手順を利用して、フレーム特徴点位置KP(n)を検出する。
そして、全てのフレーム画像群に対して、上述の処理していなければ、画像番号nを進めて(加算して)、ステップS501へ進む。例えば、図16中では、フレーム画像F3が処理され、フレーム暫定特徴点位置KTP3、フレーム用テンプレート群T3、フレーム特徴点位置KP3が生成される。全てのフレーム画像群Fに対して、上述の処理していれば、当該処理を終了する。
上述のように、ステップS502およびステップS503の処理を繰り返すことによって、より高精度な特徴点位置検出を可能とする。
次に、ステップS502を図17のフローチャート及び図18に基づいて詳細に説明する。
まず、フレーム暫定特徴点位置KTP(n)に基づいて、フレーム画像F(n)上の消失点位置V1,V2を算出する(S601:消失点算出ステップ)。例えば、図18中の特徴点(即ち、変形1交点市松模様PICH1’の交点)KP21’と特徴点(即ち、変形1交点市松模様PICH2’の交点)KP22’を結んだ直線LV11と特徴点(即ち、変形1交点市松模様PICH4’の交点)KP24’と特徴点(即ち、変形1交点市松模様PICH3’の交点)KP23’を結んだ直線LV12との交点を消失点位置V1として算出する。同様に、直線LV21と直線LV22に基づいて消失点位置V2を算出する。
次に、算出した消失点位置V1,V2に基づいて、フレーム画像F(n)上の各1交点市松模様の交点位置であるフレーム暫定特徴点位置KTP(n)における開度(即ち、濃淡領域境界線の傾き)を算出する(S602:開度算出ステップ)。
例えば、消失点位置V1と交点KP21’を結ぶ直線LV11の傾きと、消失点位置V2と交点KP21’を結ぶ直線LV21の傾きと、に基づいて交点KP21’における開度を算出する。
そして、ステップS602において算出された開度に基づいて、上述のテンプレート群の作成手順を使用し、フレーム用テンプレート群T(n)を生成する(S603:開度に基づくフレーム用テンプレート群生成ステップ)。
一般的には、フレーム暫定特徴点位置KTP(n)から、プレートの位置姿勢を推定し、予め判っているプレート上における各1交点市松模様の位置姿勢に基づいてフレーム画像F(n)上の各1交点市松模様の交点における濃淡領域境界線の傾きを求めても良い。
なお、フレーム画像F(n)上の特徴点位置からプレートの位置姿勢を推定する方法については、公知の方法(非特許文献2参照)が知られているため、説明を省略する。ただし、「特徴点の位置群からの姿勢推定」には多くの既存技術があり、非特許文献2に記載された方法に限るものではない。
次に、本実施例における特徴位置検出装置を図19に基づいて説明する。
図19中の特徴位置検出装置は、画像データ管理部204(後述する)から読み出した上述のようなプレートを撮像した画像データ(フレーム画像)群に対し、上述のサブピクセル精度の特徴位置の推定手順(ステップS401〜S403)及びステップS501及びS503を実行し、テンプレート管理部205(後述する)に格納されたテンプレート群を用いて、フレーム暫定特徴点位置及びフレーム特徴点位置を検出する特徴点位置検出部201,上述のテンプレート群の作成手順(ステップS101(もしくはS201〜S204),S102(もしくはS301〜S305),S103)及びステップS502を実行し、プレート姿勢検出部203(後述する)を用いて、テンプレート群を作成し、テンプレート管理部205(後述する)に格納するテンプレート作成部202,上述のステップS601〜S603の手順を用いて、フレーム暫定特徴点位置に基づき、開度を算出するプレート姿勢検出部203,特徴位置を検出する対象であるフレーム画像データを格納し管理する画像データ管理部204,テンプレート群を格納し管理するテンプレート管理部205,CPU(Central Processing Unit)やOS(Operating System)など含み、各部を制御する制御部(図示省略),メモリやハードディスクドライブ装置など含み、当該装置で使用する情報もしくはデータを記憶する記憶部(図示省略)を備え、例えば、コンピュータである。
なお、本実施例における特徴位置検出装置の各部の動作は、上述の手順に詳しく説明した。特徴位置検出装置の全部もしく一部をコンピュータで実行可能なプログラムとして実装しても良い。画像データ管理部204,テンプレート管理部205は、上述の記憶部に実装されても良い。
以下に、本実施例における特徴位置検出装置の動作の一例を説明する。なお、動作の詳細は、上述の手順を参照されたい。
特徴点位置検出部201が、画像データ管理部204から取得したフレーム画像データF(n)に対して、前記テンプレート管理部に格納されたフレーム用テンプレート画像データ群T(n−1)を適用し、フレーム暫定特徴点位置KTP(n)を検出する(暫定特徴点位置検出手段)。
次に、プレート姿勢検出部203が、検出されたフレーム暫定特徴点位置KTP(n)に基づき、前記フレーム番号nに応じた開度を算出する(開度算出手段)。
次に、テンプレート作成部202が、算出されたフレーム番号nに応じた開度に基づいて、フレーム画像データF(n)上の各1交点市松模様に対応するフレーム用テンプレート群T(n)を生成する(フレーム用テンプレート群生成手段)。
そして、特徴点位置検出部201が、フレーム画像データF(n)に、フレーム用テンプレート画像群T(n)を適用して、フレーム特徴点位置KP(n)を検出する(特徴点位置検出手段)。
さらに、開度算出手段は、前記フレーム暫定特徴点位置KTP(n)に基づいて、フレーム画像データF(n)上の消失点位置を算出し、算出した消失点位置に基づいて、フレーム画像データF(n)上の各1交点市松模様の交点位置であるフレーム暫定特徴点位置におけるフレーム番号nに応じた開度を算出する。
また、フレーム暫定特徴点位置検出手段は、画像データ管理部204から取得したフレーム画像データF(n)の各画素位置において、テンプレート管理部205に格納されたフレーム用テンプレート画像データ群T(n−1)を適用し、該フレーム用テンプレート画像データ群における特定のテンプレート画像データに最も類似する画素位置を初期類似画素位置として決定する。続いて、初期類似画素位置および該初期類似画素位置の8近傍画素位置に対して、前記テンプレート画像データ群T(n−1)の全てのテンプレート画像データを適用し、それらに最も類似する画素位置を8近傍類似画素位置と見做し、最も類似するテンプレートを8近傍類似画素位置テンプレートと見做す。そして、前記8近傍類似画素位置に対し、前記8近傍類似画素位置テンプレートの変換基準点領域における交点の座標を倍率Nで割算した値を加算し、その加算された値をフレーム暫定特徴点位置KTP(n)と見做す。
また、フレーム用テンプレート群生成手段が、濃淡領域境界線を僅かに傾けた濃淡領域を描画したプレートを撮像したテンプレート用画像データをテンプレート管理部205から取得し、テンプレート用画像データのスキャンラインごとに輝度パターンを取り込み、輝度ヒストグラムデータを作成する。続いて、作成したヒストグラムデータに基づいて、明部輝度および暗部輝度から中間輝を求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンを作成する。続いて、作成したステップ輝度パターンにパラメタをσとするガウシアンカーネル及びパラメタをαとするエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンを作成する。続いて、理想ステップ輝度パターンにガウシアンカーネルとエッジ強調カーネルを施した結果と実際の輝度パターンとの差異を評価する式において、その式による評価値を最小とするパラメタを求め、求められたパラメタをエッジ強調処理するためのパラメタαと見做す。
さらに、フレーム用テンプレート群生成手段が、基準点を有する作成すべき空白テンプレート画像データを倍率Nで変倍し、変倍されたことによって、該基準点が変換された変換基準点領域を有する変倍空白テンプレート画像データを作成する。続いて、前記変換基準点領域に含まれる点を交点とし、前記算出されたフレーム番号nに応じた開度を成すような濃淡領域境界線に基づいて、交点を1つのみ有する1交点市松模様を変形した模様である変形1交点市松模様を前記変倍空白テンプレートに描画した変倍テンプレート画像データを得る。そして、前記変形1交点市松模様を描画された変倍テンプレート画像データを1/Nに縮小し、作成すべきテンプレート画像データと同サイズであるテンプレート画像データを取得し、該テンプレート画像データをテンプレート画像データ群T(n)のテンプレート画像データとしてテンプレート管理部205に格納する。必要に応じて、取得するテンプレート画像データ数が所定の数に満たない場合には、前記変換基準点領域に含まれる交点を1画素分ずらす。
さらに、フレーム用テンプレート群生成手段が、推定したパラメタα及び前記エッジ強調カーネルによって、テンプレート管理部205に格納したテンプレート画像データ群T(n)の各テンプレート画像データの画像をエッジ強調し、改めてテンプレート画像データ群T(n)のテンプレート画像データとして、テンプレート管理部205に格納する。
また、フレーム特徴点位置検出手段が、画像データ管理部204から取得したフレーム画像データF(n)の各画素位置において、テンプレート管理部205に格納されたフレーム番号nに応じたフレーム用テンプレート画像データ群T(n)を適用し、該特定のテンプレート画像データに最も類似する画素位置を初期類似画素位置として決定する。続いて、初期類似画素位置および該初期類似画素位置の8近傍画素位置に対して、前記フレーム番号nに応じたテンプレート画像データ群の全てのテンプレート画像データを適用し、それらに最も類似する画素位置を8近傍類似画素位置と見做し、最も類似するテンプレートを8近傍類似画素位置テンプレートと見做す。そして、前記8近傍類似画素位置に対し、前記8近傍類似画素位置テンプレートの変換基準点領域における交点の座標を倍率Nで割算した値を加算し、その加算された値をフレーム番号nに応じたサブピクセル精度の特徴位置と見做す。
なお、本実施形態及び実施例における方法もしくは手順における各ステップを手段(例えば、コンピュータプログラムで構成された手段)として構成し、特徴位置検出装置を実装しても良い。
上述の実施例によれば、ある位置姿勢にあるプレートを撮像した、1枚の画像データに対する特徴点位置検出方法を応用し、例えば、ゆっくりと位置姿勢が変化するプレートを撮像した一連の画像から次々と特徴点位置を検出する、といったトラッキングにも良好に適応できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものでなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、画像データ管理部とテンプレート管理部を個別に備えたが、汎用的なデータベースにまとめて実装しても良い。
また、本実施形態では、現フレームの画像データをF(n)とする一方、前フレームの画像データをF(n−1)として好ましい態様を説明しているが、本発明は、これに限定されることはなく、前フレームの画像データにF(n−2.3...k)を用いてもよい。
101…特徴点位置検出部
102…テンプレート作成部
103…画像データ管理部
104…テンプレート管理部
201…特徴点位置検出部
202…テンプレート作成部
203…プレート姿勢検出部
204…画像データ管理部
205…テンプレート管理部
BP…入力画像データ
C…カメラ
F2,F3…フレーム画像
H…エッジ強調カーネル
Hg…ヒストグラム
K1,K2…仮想線群
K3…濃淡領域境界線(仮想線)
K4,K5…濃淡領域境界線
KP…交点
KP1,KP11…基準点
KP2,KP3…フレーム特徴点位置
KP21,KP22,KP23,KP24…1交点市松模様の交点
KP21’,KP22’,KP23’,KP24’…特徴点(1交点市松模様の交点)
KPM…変換基準点領域
KTP2,KTP3…フレーム暫定特徴点位置
L1,L2…輝度曲線
LV11,LV12,LV21,LV22…直線
N…変換基準点領域の縦及び横のサイズ(倍率値)
PICH…市松模様
PICH1,PICH2,PICH3,PICH4…1交点市松模様
PICH1’,PICH2’,PICH3’,PICH4’…変形1交点市松模様
P11,P21,P31…プレート
Q…仮想正方形
SC…スキャンライン
T…テンプレート群
T1,T2,T3…フレーム用テンプレート群
V1,V2…消失点位置
Yj…ステップ輝度パターン
d…入力画像データの特定の画素位置
dt…テンプレートの画素位置の位置
t0…テンプレート
tB…空白テンプレート
tMB…変倍空白テンプレート
tMBX…変倍空白テンプレートの横サイズ
tMBY…変倍空白テンプレートの縦サイズ
tX…テンプレートの横サイズ
tY…テンプレートの縦サイズ
tMP…変倍テンプレート
tP…テンプレート
θ1,θ2…開度
102…テンプレート作成部
103…画像データ管理部
104…テンプレート管理部
201…特徴点位置検出部
202…テンプレート作成部
203…プレート姿勢検出部
204…画像データ管理部
205…テンプレート管理部
BP…入力画像データ
C…カメラ
F2,F3…フレーム画像
H…エッジ強調カーネル
Hg…ヒストグラム
K1,K2…仮想線群
K3…濃淡領域境界線(仮想線)
K4,K5…濃淡領域境界線
KP…交点
KP1,KP11…基準点
KP2,KP3…フレーム特徴点位置
KP21,KP22,KP23,KP24…1交点市松模様の交点
KP21’,KP22’,KP23’,KP24’…特徴点(1交点市松模様の交点)
KPM…変換基準点領域
KTP2,KTP3…フレーム暫定特徴点位置
L1,L2…輝度曲線
LV11,LV12,LV21,LV22…直線
N…変換基準点領域の縦及び横のサイズ(倍率値)
PICH…市松模様
PICH1,PICH2,PICH3,PICH4…1交点市松模様
PICH1’,PICH2’,PICH3’,PICH4’…変形1交点市松模様
P11,P21,P31…プレート
Q…仮想正方形
SC…スキャンライン
T…テンプレート群
T1,T2,T3…フレーム用テンプレート群
V1,V2…消失点位置
Yj…ステップ輝度パターン
d…入力画像データの特定の画素位置
dt…テンプレートの画素位置の位置
t0…テンプレート
tB…空白テンプレート
tMB…変倍空白テンプレート
tMBX…変倍空白テンプレートの横サイズ
tMBY…変倍空白テンプレートの縦サイズ
tX…テンプレートの横サイズ
tY…テンプレートの縦サイズ
tMP…変倍テンプレート
tP…テンプレート
θ1,θ2…開度
Claims (10)
- 対象物を連続的に撮像した各フレームの画像から該対象物上の特徴位置を検出する特徴位置検出方法であって、
暫定特徴点位置検出手段が、現フレームの画像に対し、前フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の暫定特徴位置を検出するステップと、
テンプレート作成手段が、前記暫定特徴位置に基づいて、現フレームの画像の特徴位置に対応する現フレーム用のテンプレートを作成するステップと、
特徴位置検出手段が、現フレームの画像に前記現フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の特徴位置を検出するステップと、
を有することを特徴とする特徴位置検出方法。 - 前記テンプレートとして、サブピクセル単位でずらした対象物の画像からなるテンプレート群を用いたことを特徴とする請求項1記載の特徴位置検出方法。
- 前記対象物として、長方形の4個の各頂点に前記特徴位置を有する図形が描写されたプレートを用いるとともに、
前記図形が、スケールによって局部的見えに変化が生じないことを特徴とする請求項1または2のいずれか記載の特徴位置検出方法。 - 前記テンプレート生成手段が、
濃淡二領域を有する前記プレートを撮像した画像の輝度パターンから輝度分布群を作成するステップと、
前記輝度分布群に基づいて、明部輝度と暗部輝度とから中間輝度理想輝度パターンを求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンを作成するステップと、
前記ステップ輝度パターンにエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンを作成するステップと、
前記合成輝度パターンと実際の輝度パターンとの差異が最小となるパラメタを作成するステップと、
前記現フレームの画像を、前記パラメタおよび前記エッジ強調カーネルによってエッジ強調するステップと、
を実行することを特徴とする請求項3記載の特徴位置検出方法。 - 前記プレートには、濃淡境界線第一と濃淡境界線第二とがつくる領域を交互に濃淡に塗りつぶした少なくとも3個の平面図形が描写され、
前記両濃淡領域線の交点は、同一平面上に配置されているとともに、方向が異なる二対の平行直線の交点に該当する4個の交点のうちいずれかの3個の交点の位置に一致し、
前記各濃淡領域線は、前記二対の平行直線に平行なことを特徴とする請求項3または4記載の特徴位置検出方法。 - 対象物を連続的に撮像した各フレームの画像から該対象物上の特徴位置を検出する特徴位置検出装置であって、
現フレームの画像に対し、前フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の暫定特徴位置を検出する暫定特徴点位置検出手段と、
前記暫定特徴位置に基づいて、現フレームの画像の特徴位置に対応する現フレーム用のテンプレートを作成するテンプレート作成手段と、
現フレームの画像に前記現フレーム用のテンプレートを適用して、現フレームの画像の特徴位置を検出する特徴位置検出手段と、
を有することを特徴とする特徴位置検出装置。 - 前記テンプレートとして、サブピクセル単位でずらした対象物の画像からなるテンプレート群を用いたことを特徴とする請求項6記載の特徴位置検出装置。
- 前記対象物として、長方形の4個の各頂点に前記特徴位置を有する図形が描写されたプレートを用いるとともに、
前記図形が、スケールによって局部的見えに変化が生じないことを特徴とする請求項6または7のいずれか記載の特徴位置検出方法。 - 前記テンプレート生成手段は、
濃淡二領域を有する前記プレートを撮像した画像の輝度パターンから輝度分布群を作成する手段と、
前記輝度分布群に基づいて、明部輝度と暗部輝度とから中間輝度理想輝度パターンを求め、理想輝度パターンであるステップ輝度パターンを作成する手段と、
前記ステップ輝度パターンにエッジ強調カーネルを施した合成輝度パターンを作成する手段と、
前記合成輝度パターンと実際の輝度パターンとの差異が最小となるパラメタを作成する手段と、
前記現フレームの画像を、前記パラメタおよび前記エッジ強調カーネルによってエッジ強調する手段と、
を有することを特徴とする請求項8記載の特徴位置検出方法。 - 前記プレートには、濃淡境界線第一と濃淡境界線第二とがつくる領域を交互に濃淡に塗りつぶした少なくとも3個の平面図形が描写され、
前記両濃淡領域線の交点は、同一平面上に配置されているとともに、方向が異なる二対の平行直線の交点に該当する4個の交点のうちいずれかの3個の交点の位置に一致し、
前記各濃淡領域線は、前記二対の平行直線に平行なことを特徴とする請求項8または9記載の特徴位置検出方法。
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---|---|---|---|
JP2007322500A JP2009146150A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | 特徴位置検出方法及び特徴位置検出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007322500A patent/JP2009146150A/ja active Pending
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KR102462025B1 (ko) | 2017-11-07 | 2022-11-02 | 현대모비스 주식회사 | 카메라 캘리브레이션을 위한 체커보드 코너점 추출 장치 및 방법 |
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