JP2009134439A - ソフトマクロを用いたレイアウト設計方法、ソフトマクロのデータ構造及びソフトマクロライブラリの作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チップの面積増大を抑制し、また、チップレイアウト時のタイミング収束のために繰り返しレイアウトする回数と設計工数を削減する。
【解決手段】相対的な位置が決まっている複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)を示す相対配置位置決定済セル情報(31)と、相対的な位置を示す相対位置情報(32)と、複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)に対応して配置位置が決まっている配線(45)を示す配置位置決定済配線情報(33)(34)とを有するソフトマクロ(14)を構成する。そして、ネットリスト(11)に基づいて、ICチップにおける配置位置と配線とを決定するときに、相対配置位置決定済セル(43)(44)と配線(45)のレイアウトを変更しないソフトマクロ(14)を構成する。
【選択図】図6
【解決手段】相対的な位置が決まっている複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)を示す相対配置位置決定済セル情報(31)と、相対的な位置を示す相対位置情報(32)と、複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)に対応して配置位置が決まっている配線(45)を示す配置位置決定済配線情報(33)(34)とを有するソフトマクロ(14)を構成する。そして、ネットリスト(11)に基づいて、ICチップにおける配置位置と配線とを決定するときに、相対配置位置決定済セル(43)(44)と配線(45)のレイアウトを変更しないソフトマクロ(14)を構成する。
【選択図】図6
Description
本発明は、半導体集積回路に関し、特にソフトマクロを用いた半導体集積回路のレイアウト設計方法、そのソフトマクロのデータ構造、及びソフトマクロライブラリの作成方法に関する。
半導体集積回路の一部の機能をマクロ(機能モジュール)として構成し、そのマクロを用いて半導体集積回路を設計する技術が知られている。半導体集積回路の設計に用いられるマクロには、ハードマクロとソフトマクロとがある。
ハードマクロは、マクロを構成する複数のプリミティブセルと、その複数のプリミティブセルの配置・配線が決まっている。チップレイアウトの際には、ハードマクロの外形情報と入出力に関する情報とが与えられる。レイアウトツールは、チップレイアウトの際に、そのハードマクロの内部の構成を、ブラックボックスとして扱うことができる。
ソフトマクロは、マクロを構成する複数のプリミティブセルの接続関係が決まっている。ソフトマクロにおける複数のプリミティブセルは、未配置、未配線である。チップレイアウトを行うときに、ソフトマクロとネットリストが提供される。レイアウトツールは、チップレイアウトの際にマクロ内のプリミティブセルの配置・配線を決定する。
ハードマクロを、チップにレイアウトする場合、そのマクロが占める領域には当該マクロに属さない他のプリミティブセルを配置することができない。又、当該マクロに属さない他の配線も、ハードマクロが占める領域を通過することができない。このため、チップとしての配線性の低下、チップの面積が大きくなってしまう場合がある。
ソフトマクロを、チップにレイアウトする場合、チップレイアウト毎にマクロを構成するプリミティブセルの配置配線を行なう必要がある。
図1は、ソフトマクロによる一般的なチップレイアウト処理動作を示すフローチャートである。チップレイアウト処理は、レイアウトツール上により、ソフトマクロのライブラリであるソフトマクロライブラリ110とチップネットリスト111とチップタイミング情報112を元に、配置処理(S11)、配線処理(S12)を行い、配置配線結果からマクロ内のクリティカルパスのタイミング検証し、OKであれば(S13〜S14)チップレイアウト情報113を出力する(S15)。
検証の際、クリティカルパスのタイミング検証がNGであれば(S13〜S14)、配置処理(S11)、あるいは配線処理(S12)に戻り、タイミング検証がOKになるまで繰り返す(S11〜S14)。
また、ハードマクロとソフトマクロとを用いて半導体集積回路のレイアウトを決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。図2は、特許文献1(WO2000/49653)に記載の技術を示す概要構成図である。IPモジュール101は、ハードマクロ部102と、ソフトマクロ部103とを含んでいる。ハードマクロ部102の内部の回路については、タイミングが保証されている。ソフトマクロ部103は、ハードマクロ部102とIPモジュール101の外部端子との間に構成されている。ソフトマクロ部103は、マクロ外の回路の負荷やチップの性能を考慮して最適化を施すことにより、IPモジュール101内の全てをハードマクロ化した場合に比べ、IPモジュール101の面積の増加を防ぐことができる。図3は、特許文献1に記載の技術のIPモジュールデータを示す図である。図3の(a)は、ハードマクロ部102を示すリストであり、図3の(b)は、ソフトマクロ部103を示すデータである。
ソフトマクロによる一般的なチップレイアウト処理では、タイミングがクリティカルな場合、配置処理(図1のS11)、あるいは配線処理(図1のS12)が1回では終了しない場合が多い。その場合、設計者は、マクロ内のクリティカルパスのタイミング収束のために手動で配置、配線を繰り返しレイアウトする必要が生じ、その結果、設計工数が増大する問題がある。
特許文献1に記載の技術は、マクロ内部のタイミングが保証されているハードマクロ部102と、ハードマクロ部102よりも設計の自由度があるソフトマクロ部103とを備えることで、半導体集積回路のレイアウトを決定する場合における設計工数の増大を防いでいる。
チップ上に配置されたハードマクロ部102は、そのチップの一定の領域を占有する。そして、ハードマクロ部102に含まれていないプリミティブセルなどは、ハードマクロ部102が占有している領域に重ならないように配置される。また、ハードマクロ部102を構成するプリミティブセルは、ハードマクロ部102の内部でのレイアウトが決定している。そのために、チップレイアウトの際に配置位置の最適化対象とすることができない。そのため、IPモジュール101のチップ内での占有面積は、ハードマクロ部102が占有する面積に依存し、一定以上縮小することができない。
また、ハードマクロ部102の外部のネットは、ハードマクロ部102を迂回して配置される。そのため、チップレベルの配線性が低下する場合がある。また、ハードマクロ部102を迂回することによる配線遅延の増加、及び配線混雑が発生する場合がある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、
[a]チップネットリスト(11)とソフトマクロ(14)を読み出すステップと、前記ソフトマクロ(14)は、複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)の相対的な位置を示す相対位置情報(32)と、前記複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)に対応して配置される配置位置決定済配線(45)の位置を示す配線情報(33)(34)とを有し、
[b]前記相対位置情報(32)に基づいて、ICチップにおける前記複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)の座標を決定するステップと、
[c]前記座標と前記配線情報(33)(34)とに基づいて、前記ICチップにおける前記配置位置決定済配線の配線経路(45)を決定するステップと、
[d]前記ICチップに配置される位置が決まっていない配置位置未決定セル(46)(47)を抽出し、前記ネットリスト(11)に基づいて、前記ICチップにおける前記配置位置未決定セルの配置位置を決定するステップとを具備する方法で半導体集積回路のレイアウトを決定する。
[a]チップネットリスト(11)とソフトマクロ(14)を読み出すステップと、前記ソフトマクロ(14)は、複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)の相対的な位置を示す相対位置情報(32)と、前記複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)に対応して配置される配置位置決定済配線(45)の位置を示す配線情報(33)(34)とを有し、
[b]前記相対位置情報(32)に基づいて、ICチップにおける前記複数の相対配置位置決定済セル(43)(44)の座標を決定するステップと、
[c]前記座標と前記配線情報(33)(34)とに基づいて、前記ICチップにおける前記配置位置決定済配線の配線経路(45)を決定するステップと、
[d]前記ICチップに配置される位置が決まっていない配置位置未決定セル(46)(47)を抽出し、前記ネットリスト(11)に基づいて、前記ICチップにおける前記配置位置未決定セルの配置位置を決定するステップとを具備する方法で半導体集積回路のレイアウトを決定する。
また、上記の課題を解決するために、半導体集積回路の自動レイアウトに、下記のようなデータ構造を有するソフトマクロを用いる。そのソフトマクロのデータ構造は、相対的な配置位置があらかじめ決められている相対配置位置決定済セル(43)(44)を特定する配置位置決定済セル情報(32)と、前記相対配置位置決定済セル(43)(44)について相対的な配置位置を示すセル配置位置相対座標情報(32)と、前記相対配置位置決定済セル(43)(44)に対応して、あらかじめ配線の相対的な位置が決められている配線位置決定済ネット(45)を特定する配線位置決定済ネット情報(33)と、前記配線位置決定済ネット(45)の相対的な配線位置を示す配線位置相対座標情報(34)とを含んでいることが好ましい。
そして、前記ソフトマクロのデータ構造は、前記ソフトマクロを含む半導体集積回路の自動配置配線を行う際に、コンピュータの自動レイアウトプログラムが、前記相対配置位置決定済セル(43)(44)を前記配置位置決定済セル情報に従って配置できるようにし、また、前記配線位置決定済ネット(45)を前記配線位置相対座標情報(34)に従って配線できるようなデータ構造であることが好ましい。
そして、前記ソフトマクロのデータ構造は、前記ソフトマクロを含む半導体集積回路の自動配置配線を行う際に、コンピュータの自動レイアウトプログラムが、前記相対配置位置決定済セル(43)(44)を前記配置位置決定済セル情報に従って配置できるようにし、また、前記配線位置決定済ネット(45)を前記配線位置相対座標情報(34)に従って配線できるようなデータ構造であることが好ましい。
ソフトマクロ(14)の相対配置位置決定済領域42は、タイミングがクリティカルな回路部分であり、相対配置位置決定済領域42に含まれるセルやセル間の配線はチップのレイアウト前に相対的な位置が指定されている。相対配置位置決定済領域42のレイアウトは、チップのレイアウト時に変更されることはなく、ソフトマクロ(14)に含まれる相対位置情報に従ってレイアウトされる。
本発明は、ソフトマクロで構成される回路の内部で、タイミング制約が厳しい回路部分の配置配線だけを予め用意しておき、タイミング制約が厳しくない回路部分についてはネットリストだけを用意している。
これによって、チップの面積増大を抑制し、また、チップレイアウト時のタイミング収束のために繰り返しレイアウトする回数と設計工数を削減することが可能である。
[第1実施形態]
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明を行う。本実施形態において、設計対象の半導体集積回路のレイアウトは、設計支援ツールを搭載したコンピュータを用いて決定する。そのコンピュータは、内部に格納されたコンピュータプログラムに示される手順に従って動作することで、設計支援ツールとして機能する。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明を行う。本実施形態において、設計対象の半導体集積回路のレイアウトは、設計支援ツールを搭載したコンピュータを用いて決定する。そのコンピュータは、内部に格納されたコンピュータプログラムに示される手順に従って動作することで、設計支援ツールとして機能する。
図4は、本実施形態の半導体設計支援システム10の構成を例示するブロックである。半導体設計支援システム10は、情報処理装置1と、入力装置2と、出力装置3とを含んでいる。情報処理装置1は、プログラムに示される手順に従って、情報処理を高速に行う装置(コンピュータ)である。情報処理装置1は、入力、記憶、演算、制御および出力の5つの基本機能を備えている。入力装置2は、情報処理装置1にデータを入力するマンマシンインターフェースである。入力装置2の代表としては、例えば、キーボード、マウス、ペンタブレット、タッチパネルなどが例示される。出力装置3は、情報処理装置1の処理結果を外部に出力するマンマシンインターフェースである。出力装置3の代表として、ディスプレイやプリンタなどが例示される。
情報処理装置1は、CPU4と、メモリ5と、大容量記憶装置6を備え、それらはバス7を介して接続されている。CPU4は、中央演算処理装置とも呼ばれ、情報処理装置1に備えられた各種装置の制御やデータの処理を行う。CPU4は、入力装置2などを介して供給されるデータを解釈して演算し、その演算結果を出力装置3などに出力する。
メモリ5は、DRAMやSRAMなどに代表される半導体記憶装置である。メモリ5は、CPU4の命令に応答してデータの書き込みを行う。また、メモリ5は、CPU4の命令に応答してデータの読み出しを行う。なお、本実施形態のメモリ5は、RAMに限定されることは無い。例えば、EEPROMやフラッシュメモリなどであってもよい。
大容量記憶装置6は、HDDなどに代表される記憶装置である。大容量記憶装置6は、外部から供給される電源が遮断した場合であっても、情報を保持しつつける機能を備えている。なお、本実施形態の大容量記憶装置6は、HDDに限定されることは無い。例えば、EEPROMやフラッシュメモリなどであってもよい。
大容量記憶装置6は、半導体設計支援プログラム8と、ライブラリ作成プログラム9と、チップネットリスト11と、チップタイミング情報12と、チップレイアウト情報13と、マクロライブラリ14と、マクロネットリスト21と、マクロタイミング情報22と、マクロレイアウト情報23と、クリティカルパス情報24を保持している。
半導体設計支援プログラム8は、設計対象の半導体集積回路のレイアウトを行う手順を示している。半導体設計支援プログラム8は、CPU4に読み込まれる。本実施形態においては、CPU4が半導体設計支援プログラム8に示される手順で演算やデータ処理を実行することで、情報処理装置1は、半導体設計支援システム10として機能する。
ライブラリ作成プログラム9は、本実施形態のマクロライブラリ14を生成する手順を示している。ライブラリ作成プログラム9は、CPU4に読み込まれる。本実施形態においては、CPU4がライブラリ作成プログラム9に示される手順で演算やデータ処理を実行することで、情報処理装置1は、ライブラリ作成装置として機能する。
チップネットリスト11は、設計対象の半導体集積回路における回路の接続情報を含んでいる。チップタイミング情報12は、設計対象の半導体集積回路における回路の動作タイミング情報を含んでいる。チップレイアウト情報13は、半導体設計支援プログラム8に示される手順に従って情報処理装置1が動作したときに、その情報処理装置1から出力される。
マクロライブラリ14は、チップレイアウトを決定するときに参照される。マクロライブラリ14は、タイミングがクリティカルな回路部分のセル(以下、相対配置位置決定済セルと呼ぶ。)の配置と、その相対配置位置決定済セル間の配線(以下、配線位置決定済ネットと呼ぶ)の位置を指定するレイアウト情報を含んでいる。また、マクロライブラリ14における、タイミングがクリティカルな回路部分以外の回路を構成するセル(以下、配置位置未決定セルと呼ぶ)のレイアウトはこの段階では指定されていない。同様に、タイミングがクリティカルな回路部分以外のネット(以下、配線位置未決定ネットと呼ぶ)のレイアウトはこの段階では指定されていない。
マクロライブラリ14は、チップレイアウトを決定するときに参照される。マクロライブラリ14は、タイミングがクリティカルな回路部分のセル(以下、相対配置位置決定済セルと呼ぶ。)の配置と、その相対配置位置決定済セル間の配線(以下、配線位置決定済ネットと呼ぶ)の位置を指定するレイアウト情報を含んでいる。また、マクロライブラリ14における、タイミングがクリティカルな回路部分以外の回路を構成するセル(以下、配置位置未決定セルと呼ぶ)のレイアウトはこの段階では指定されていない。同様に、タイミングがクリティカルな回路部分以外のネット(以下、配線位置未決定ネットと呼ぶ)のレイアウトはこの段階では指定されていない。
マクロネットリスト21は、本実施形態のマクロライブラリ14を作成するときに用いられる。マクロネットリスト21は、半導体集積回路の一部の機能の回路情報を含んでいる。マクロタイミング情報22は、本実施形態のマクロライブラリ14を作成するときに用いられる。マクロタイミング情報22は、半導体集積回路の一部の機能の動作タイミング情報を含んでいる。マクロレイアウト情報23は、本実施形態のマクロライブラリ14を作成するときに生成される。マクロレイアウト情報23は、タイミングがクリティカルな回路部分のセルの配置と、そのセル間の配線とを固定したレイアウトを示している。クリティカルパス情報24は、本実施形態のマクロライブラリ14を作成するときに生成される。クリティカルパス情報24は、マクロライブラリ14の内部のパスに関連する情報を含んでいる。
図5は、第1実施形態のマクロライブラリ14のデータ構造を例示するブロック図である。図5を参照すると、マクロライブラリ14は、配置位置決定済セル情報31と、配線位置決定済ネット情報33と、配置位置未決定セル情報35と、配線位置未決定ネット情報36とを含んでいる。本実施形態において、マクロライブラリ14は、ソフトマクロライブラリとして提供される。
配置位置決定済セル情報31は、相対配置位置決定済セルに関する情報を含んでいる。また、配置位置決定済セル情報31は、セル配置位置相対座標情報32を含んでいる。セル配置位置相対座標情報32は、複数の相対配置位置決定済セルの相対的な位置関係に関する情報を含んでいる。配線位置決定済ネット情報33は、配線位置決定済ネットに関する情報を含んでいる。また、配線位置決定済ネット情報33は、配線位置相対座標情報34を含んでいる。配線位置相対座標情報34は、配線位置決定済ネットの相対的な位置関係に関する情報を含んでいる。配置位置未決定セル情報35は、配置位置未決定セルに関する情報を含んでいる。配線位置未決定ネット情報36は、配線位置未決定ネットに関する情報を含んでいる。
図6は、第1実施形態のマクロライブラリ14が示すマクロセル41の構成を例示するブロック図である。マクロセル41は、相対配置位置決定済領域42を含んでいる。相対配置位置決定済領域42は、機能ブロック43と、プリミティブセル44とを備え、それらは配線45を介して接続されている。また、マクロセル41は、配置位置が決定していない機能ブロック46と配置位置が決定していないプリミティブセル47とを備えている。さらに、マクロセル41は、配線位置未決定ネット48を含んでいる。また、第1実施形態におけるマクロセル41は、I/Oセル49を含み、そのI/Oセル49を介してデータの送受信を行っている。
相対配置位置決定済領域42は、チップに配置する位置を可変的にすることができる。相対配置位置決定済領域42に含まれる機能ブロック43、プリミティブセル44および配線45は、相対配置位置決定済領域42の内部において、固定的に配置位置が決定している。換言すると、相対配置位置決定済領域42に含まれる機能ブロック43、プリミティブセル44および配線45は、チップレイアウトを行う場合における相対的な位置が決定している。
配置位置が決定していないプリミティブセル47は、チップレイアウト時にマクロセル41における配置位置が決定する。配線位置未決定ネット48は、チップレイアウト時に、マクロセル41における配置位置が決定する。
図7は、本実施形態において、マクロセル41の構成を示すマクロライブラリ14を生成する動作を例示するフローチャートである。ステップS101において、マクロネットリスト(回路接続情報)21とマクロタイミング情報22とをレイアウト工程(ツール)に入力する。レイアウトツールは、マクロネットリスト21に基づいて、マクロを構成するセルを配置配線し、その結果をマクロレイアウト情報23として出力する。
ステップS102において、マクロタイミング情報22とマクロレイアウト情報23をクリティカルパス抽出工程(ツール)に入力する。クリティカルパスツールは、マクロタイミング情報22に従ってタイミングがクリティカルなパスに含まれるセルと、そのセル間のネットを抽出する。クリティカルパスツールは、抽出した結果をクリティカルパス情報24として出力する。
ステップS103において、マクロレイアウト情報23とクリティカルパス情報24とを配置配線情報抽出工程(ツール)に入力する。配置配線情報抽出ツールは、クリティカルパス中のセル情報とネット情報とに基づいて、機能ブロック43、プリミティブセル44、および配線45とを含む相対配置位置決定済領域42の構成を特定する。配置配線情報抽出ツールは、相対配置位置決定済領域42と、配置位置が決定していないプリミティブセル47と配線位置未決定ネット48とを有するマクロセル41を示すマクロライブラリ14を生成して大容量記憶装置6に格納する。
このとき、相対配置位置決定済領域42を構成するセルの相対的な配置位置を示すセル配置位置相対座標情報32と、相対配置位置決定済領域42を構成するネット配線の相対的な位置を示す配線位置相対座標情報34を算出し、マクロライブラリ14に格納する。ここで、マクロライブラリ14の形式としては、例えばDEF形式のファイルを採用することができる。
図8は、本実施形態のマクロライブラリ14を用いてチップレイアウトを実行する場合の動作を例示するフローチャートである。以下に述べる動作は、CPU4が半導体設計支援プログラム8を読み込み、その半導体設計支援プログラム8に示される手順に従って動作することで実行される。
ステップS201において、マクロライブラリ14と、チップネットリスト11と、チップタイミング情報12とをレイアウト工程(ツール)に入力する。レイアウトツールは、マクロライブラリ14の配置位置決定済セル情報31とセル配置位置相対座標情報32とに基づいて、相対配置位置決定済セルである機能ブロック43、プリミティブセル44の配置位置を決定する。図9は、ステップS201における処理が実行されたあとのレイアウト状態を例示する平面図である。機能ブロック43やプリミティブセル44は、互いの相対的な位置が決定している。
ステップS202において、レイアウトツールは、マクロライブラリ14の配線位置決定済ネット情報33と配線位置相対座標情報34とに基づいて、配線位置決定済ネットである配線45が配線される位置を決定する。図10は、ステップS202における処理が実行されたあとのレイアウト状態を例示する平面図である。配線45は、機能ブロック43やプリミティブセル44の位置に基づいて配線されている。また、機能ブロック43、プリミティブセル44および配線45の配置が決定したことに応答して、相対配置位置決定済領域42のレイアウトが決定する。
ステップS203において、マクロライブラリ14の配置位置未決定セル情報35および配線位置未決定ネット情報36と、チップネットリスト11と、チップタイミング情報12とに基づいて、配置位置未決定セルである、配置位置が決定していない機能ブロック46、配置位置が決定していないプリミティブセル47の配置を決定する。また、配線位置未決定ネット48を配線する位置を決定する。ステップS204において、マクロセル41の外部のセルおよびネットのレイアウトを同時的に行ない、チップレイアウト情報13を出力して、チップのレイアウトを完了する。図11は、ステップS204の処理が完了した後のマクロセル41の構成を例示する平面図である。相対配置位置決定済領域42の配置を決定した後、未配置だった配置位置が決定していない機能ブロック46の位置を決定しレイアウト完了機能ブロック51とし、また、配置位置が決定していないプリミティブセル47の位置を決定してレイアウト完了プリミティブセル52とする。そして、レイアウト完了プリミティブセル52、レイアウト完了配線53、および、配線位置が決まっていかなかった配線位置未決定ネット48をレイアウト完了配線53として配線してレイアウトを完了する。
マクロライブラリ14におけるタイミングがクリティカルな回路部分である相対配置位置決定済領域42は、チップのレイアウト前にあらかじめ配置配線が固定している。相対配置位置決定済領域42のレイアウトは、チップのレイアウト時に変更されることがない。
同一のチップに複数個のマクロセル41を搭載する場合や、異なるチップにこのマクロセル41を搭載する場合であっても、その相対配置位置決定済領域42の配置配線は変更されることがない。
また、配置位置が決定していない機能ブロック46や配置位置が決定していないプリミティブセル47については、チップのレイアウト時に、マクロセル41の外部のセルとレイアウトと同時期に配置される。このとき、配置位置が決定していない機能ブロック46や配置位置が決定していないプリミティブセル47は、マクロセル41の領域を考慮せずにチップとして最適な位置に配置できる。したがって、マクロセル41を構成するセルを、全て相対配置位置決定済セルとした場合に比べ、チップサイズを縮小することができる。
また、配線位置未決定ネット48や、マクロセル41外部のネットも、マクロセル41の領域を考慮せずに配線することができる。したがって、配線性の低下と配線遅延の増加や、配線混雑を緩和することができ、且つ、タイミング収束のために繰り返しレイアウトする回数と設計工数を削減することができる。
[第2実施形態]
以下に、図面を参照して、本発明の第2実施形態について説明を行う。図12は、第2実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。
以下に、図面を参照して、本発明の第2実施形態について説明を行う。図12は、第2実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。
図12を参照すると、第2実施形態におけるマクロセル41は、配線禁止領域54を含んでいる。配線禁止領域54は、相対配置位置決定済領域42の機能ブロック43、プリミティブセル44および配線45の周辺に備えられ、他のネットの配線が配置されないように構成されている。
図13は、第2実施形態のマクロセル41に対応したマクロライブラリ14のデータ構造を例示するブロック図である。図13に示されているように、第2実施形態のマクロライブラリ14は、配線位置決定済ネット情報33内に、配線禁止領域情報37を有している。第2実施形態のマクロセル41は、配線済みのタイミングが保証されたネットに対して、他のネットの配線からの影響を防ぎ、確実にタイミングを保証することと、チップレイアウト時のタイミング収束のために繰り返しレイアウトする回数と設計工数を削減する効果が得られる。
[第3実施形態]
以下に、図面を参照して、本発明の第3実施形態について説明を行う。図14は、第3実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。図14を参照すると、第3実施形態におけるマクロセル41は、シールド配線55を含んでいる。シールド配線55は、相対配置位置決定済領域42の配線45が、他のネットの配線に与える影響を抑制している。
以下に、図面を参照して、本発明の第3実施形態について説明を行う。図14は、第3実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。図14を参照すると、第3実施形態におけるマクロセル41は、シールド配線55を含んでいる。シールド配線55は、相対配置位置決定済領域42の配線45が、他のネットの配線に与える影響を抑制している。
図15は、第3実施形態のマクロセル41に対応するマクロライブラリ14のデータ構造を例示するブロック図である。図15に示されているように、第3実施形態のマクロライブラリ14は、配線位置決定済ネット情報33内にシールド配線情報38を有している。これにより、配線済みネットによる他のネットの配線に影響が無くなり、チップレイアウト時のタイミング収束のために繰り返しレイアウトする回数と設計工数を削減する効果が得られる。
[第4実施形態]
以下に、図面を参照して、本発明の第4実施形態について説明を行う。図16は、第4実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。
以下に、図面を参照して、本発明の第4実施形態について説明を行う。図16は、第4実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。
図16を参照すると、第4実施形態におけるマクロセル41は、電源配線56とグランド配線57との間に配置されたデカップリング容量58を含んでいる。デカップリング容量58は、相対配置位置決定済領域42の機能ブロック43、プリミティブセル44の動作周波数に応じて構成されている。デカップリング容量58は、相対配置位置決定済領域42の周辺に配置されるセルから受ける影響を低減すると共に、相対配置位置決定済領域42が周辺に配置されるセルへ与える影響を低減している。
図17は、第4実施形態のマクロセル41に対応したマクロライブラリ14のデータ構造を例示するブロック図である。図17に示されているように、第4実施形態のマクロライブラリ14は、配置位置決定済セル情報31内にデカップリング容量情報39を有している。これにより、相対配置位置決定済セルによる他の配置セルからの電源ノイズの影響を低減できることと相対配置位置決定済セルが動作中に発する電源ノイズを低減でき、実動作時の電源ノイズによる誤動作を防止できる効果が得られる。
[第5実施形態]
以下に、図面を参照して、本発明の第5実施形態について説明を行う。図18は、第5実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。図18を参照すると、第5実施形態のマクロセル41は、配置する位置が決まっているI/Oセル49を含む相対配置位置決定済領域42を備えている。配置する位置が決まっているI/Oセル49と、機能ブロック43との間には、配線45が配置されている。
以下に、図面を参照して、本発明の第5実施形態について説明を行う。図18は、第5実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。図18を参照すると、第5実施形態のマクロセル41は、配置する位置が決まっているI/Oセル49を含む相対配置位置決定済領域42を備えている。配置する位置が決まっているI/Oセル49と、機能ブロック43との間には、配線45が配置されている。
[第6実施形態]
以下に、図面を参照して、本発明の第6実施形態について説明を行う。図19は、第6実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。図19を参照すると、第6実施形態のマクロセル41において、相対配置位置決定済領域42は、配置する位置が決まっているI/Oセル49を含む機能ブロック43を備えている。その機能ブロック43の間には、配線45が配置されている。
以下に、図面を参照して、本発明の第6実施形態について説明を行う。図19は、第6実施形態のマクロセル41の構成を例示する平面図である。以下の実施形態においては、本実施形態の構成・動作に対する理解を容易にするために、上述の実施形態と重複する部分に関する説明を省略する。図19を参照すると、第6実施形態のマクロセル41において、相対配置位置決定済領域42は、配置する位置が決まっているI/Oセル49を含む機能ブロック43を備えている。その機能ブロック43の間には、配線45が配置されている。
第5、第6実施形態に示されているように、相対配置位置決定済領域42を構成する機能ブロック43、プリミティブセル44は、プリミティブセルだけではなく、I/Oセル、RAMなどのあらゆる種類のセルを対象とすることができる。なお、上述の実施形態において、相対配置位置決定済領域42に対応する領域に対して、配線を禁止する配線禁止情報を有するマクロライブラリ14を構成しても良い。
マクロライブラリ14に基づいてチップレイアウトを行う際に、相対配置位置決定済領域42のタイミングは保証されている。マクロライブラリ14は、相対配置位置決定済領域42以外の回路部分のセルやネットには、配置配線位置の制約を持たせていない。したがって、チップレイアウトの際に、ハードマクロの場合に比べて、ソフトマクロ外のセルと該当ソフトマクロ内セルを、ソフトマクロの領域に制限されることなく、それぞれ最適な位置に配置でき、チップ面積の増大を防ぐことができる。また、ソフトマクロ外のネットがソフトマクロ内部の領域を使用して配線できるため、ソフトマクロ外のネットがソフトマクロの領域を迂回することによる配線性の低下と配線遅延の増加や、配線混雑を防ぐことができる。特にハードマクロは、機能的にまとまった機能モジュール単位毎に設けられるが、本発明のソフトマクロによれば、その機能モジュールの中でも、タイミングがクリティカルな部分のみの配置を固定し、タイミングがクリティカルでない部分は自由に配置することができるので自由度が大きい。
さらに、近年、配線ピッチが狭くなってきており、これにより信号間のクロストークの影響を無視できなくなってきている。従来技術では、マクロ内のタイミングがクリティカルなネットを予め配線し、ハードマクロ化しておくことで、そのネットのタイミングを保証している。しかし、予め配線をしておいた当該マクロ中のタイミングがクリティカルなネットに対して、チップレイアウト時に、マクロ外のネット配線が近隣を通過することにより、この近隣を通過したマクロ外のネット信号からのクロストークによって、当該マクロ内のタイミングがクリティカルなネットのタイミングが変動するという問題点がある。
さらに、チップレイアウトの際に、当該マクロ内のタイミングがクリティカルなネットがクロストークの影響で変動するため、タイミング収束のために繰り返しレイアウト設計が発生するという問題点がある。
本発明のソフトマクロは、タイミングがクリティカルな回路部分のみ、セルの配置とセル間の配線を固定したレイアウトの物理情報と、配置配線済みのネットは配線禁止情報を有しており、該当ソフトマクロ外のネットの近接配線が発生せずクロストークの影響を排除でき、当該ソフトマクロ内のタイミングがクリティカルなネットのタイミングは保証される。
さらに、チップレイアウトの際に、タイミングがクリティカルなネットのタイミングが保証されるため、タイミング収束のレイアウト設計が容易になることによって設計工数が削減でき、またチップサイズ増大を防ぐ事ができる。
1…情報処理装置
2…入力装置
3…出力装置
4…CPU
5…メモリ
6…大容量記憶装置
7…バス
8…半導体設計支援プログラム
9…ライブラリ作成プログラム
10…半導体設計支援システム
11…チップネットリスト
12…チップタイミング情報
13…チップレイアウト情報
14…マクロライブラリ
21…マクロネットリスト
22…マクロタイミング情報
23…マクロレイアウト情報
24…クリティカルパス情報
31…配置位置決定済セル情報
32…セル配置位置相対座標情報
33…配線位置決定済ネット情報
34…配線位置相対座標情報
35…配置位置未決定セル情報
36…配線位置未決定ネット情報
37…配線禁止領域情報
38…シールド配線情報
39…デカップリング容量情報
41…マクロセル
42…相対配置位置決定済領域
43…機能ブロック
44…プリミティブセル
45…配線
46…配置位置が決定していない機能ブロック
47…配置位置が決定していないプリミティブセル
48…配線位置未決定ネット
49…I/Oセル
51…レイアウト完了機能ブロック
52…レイアウト完了プリミティブセル
53…レイアウト完了配線
54…配線禁止領域
55…シールド配線
56…電源配線
57…グランド配線
58…デカップリング容量
101…IPモジュール
102…ハードマクロ部
103…ソフトマクロ部
110…ソフトマクロライブラリ
111…チップネットリスト
112…チップタイミング情報
113…チップレイアウト情報
2…入力装置
3…出力装置
4…CPU
5…メモリ
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7…バス
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112…チップタイミング情報
113…チップレイアウト情報
Claims (14)
- (a)ネットリストとソフトマクロを読み出すステップと、前記ソフトマクロは、複数の相対配置位置決定済セルの相対的な位置を示す相対位置情報と、前記複数の相対配置位置決定済セルに対応して配置される配置位置決定済配線の位置を示す配線情報とを有し、
(b)前記相対位置情報に基づいて、ICチップにおける前記複数の相対配置位置決定済セルの座標を決定するステップと、
(c)前記座標と前記配線情報とに基づいて、前記ICチップにおける前記配置位置決定済配線の配線経路を決定するステップと、
(d)前記ICチップに配置される位置が決まっていない配置位置未決定セルを抽出し、前記ネットリストに基づいて、前記ICチップにおける前記配置位置未決定セルの配置位置を決定するステップと
を具備する
半導体集積回路のレイアウト方法。 - 請求項1に記載の半導体集積回路のレイアウト方法において、さらに、
(e)前記ソフトマクロから、配線禁止領域情報を抽出するステップを具備し、
前記(d)ステップは、
前記配線禁止領域情報に示される領域を迂回して、前記ICチップにおける前記配置位置未決定セルの配置位置と配線とを決定するステップを含む
半導体集積回路のレイアウト方法。 - 請求項1または2に記載の半導体集積回路のレイアウト方法において、さらに、
(f)前記ソフトマクロから、シールド配線情報を抽出するステップを具備し、
前記(c)ステップは、
前記シールド配線情報に基づいて、前記配置位置決定済配線が他のネットに影響を与えることを抑制するシールド配線を決定するステップを含む
半導体集積回路のレイアウト方法。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト方法において、さらに、
(g)前記ソフトマクロから、デカップリング容量情報を抽出するステップと、
(h)前記デカップリング容量情報に基づいて、前記配置位置決定済配線のデカップリング容量の位置を決定するステップ
を具備する
半導体集積回路のレイアウト方法。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト方法において、
前記複数の相対配置位置決定済セルは、マクロセルとI/Oセルとを含み、
前記(b)ステップは、
前記相対位置情報に基づいて、前記ICチップにおける前記マクロセルと前記I/Oセルの座標を決定するステップを含み、
前記(c)ステップは、
前記座標と前記配線情報とに基づいて、前記ICチップにおける前記マクロセルと前記I/Oセルを結ぶ配線の配線経路を決定するステップを含む
半導体集積回路のレイアウト方法。 - 請求項1から5の何れか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト方法において、
前記複数の相対配置位置決定済セルは、I/Oマクロを含み、
前記(b)ステップは、
前記相対位置情報に基づいて、前記ICチップにおける前記I/Oマクロの座標を決定するステップを含み、
前記(c)ステップは、
前記座標と前記配線情報とに基づいて、前記ICチップにおける前記I/Oマクロに接続する配線の配線経路を決定するステップを含む
半導体集積回路のレイアウト方法。 - (a)マクロの回路情報を示すマクロネットリストと前記マクロの動作タイミングを示すタイミング情報とを読み出すステップと、
(b)前記マクロネットリストと前記タイミング情報とに基づいて、マクロレイアウトを決定するステップと、
(c)前記マクロレイアウトと前記タイミング情報とに基づいて、前記マクロの信号伝播遅延時間が大きいパスをクリティカルパスとして特定し、前記クリティカルパスを構成する複数の機能セルを抽出するステップと、
(d)前記クリティカルパスを構成する複数の機能セルを相対配置位置決定済セルとしたときに、前記相対配置位置決定済セルの相対的な位置を示す相対位置情報と、前記相対配置位置決定済セルに対応して配置される配線を示す配線情報とを生成するステップと、
(e)前記相対位置情報と前記配線情報とを含むソフトマクロライブラリを生成するステップと
を具備する
ライブラリの作成方法。 - 請求項7に記載のライブラリ作成方法において、
前記(d)ステップは、
前記相対配置位置決定済セルの間に配置される配線以外の配線が配置されることを禁止する領域を示す配線禁止領域情報を生成するステップを含み、
前記(e)ステップは、
前記配線禁止領域情報を含むソフトマクロライブラリを生成するステップを含む
ライブラリの作成方法。 - 請求項7または8に記載のライブラリの作成方法において、さらに、
前記(d)ステップは、
前記相対配置位置決定済セルに対応して配置される配線が他のネットに影響を与えることを抑制するシールド配線を示すシールド配線情報を生成するステップを含み、
前記(e)ステップは、
前記シールド配線情報を含むソフトマクロライブラリを生成するステップを含む
ライブラリの作成方法。 - 請求項7から9の何れか1項に記載のライブラリの作成方法において、さらに、
前記(d)ステップは、
前記相対配置位置決定済セルが他の機能セルへ与える影響と、前記相対配置位置決定済セルが他の機能セルから受ける影響とを減らすための容量を示すデカップリング容量情報を生成するステップを含み、
前記(e)ステップは、
前記デカップリング容量情報を含むソフトマクロライブラリを生成するステップを含む
ライブラリの作成方法。 - 半導体集積回路の自動レイアウトに用いられるソフトマクロのデータ構造であって、
相対的な配置位置があらかじめ決められている相対配置位置決定済セルを特定する配置位置決定済セル情報と、
前記相対配置位置決定済セルについて相対的な配置位置を示すセル配置位置相対座標情報と、
前記相対配置位置決定済セルに対応して、あらかじめ配線の相対的な位置が決められている配線位置決定済ネットを特定する配線位置決定済ネット情報と、
前記配線位置決定済ネットの相対的な配線位置を示す配線位置相対座標情報と
を含み、
コンピュータの自動レイアウトプログラムが、前記ソフトマクロを含む半導体集積回路の自動配置配線を行う際、前記ソフトマクロのデータ構造を用いて、前記相対配置位置決定済セルを前記配置位置決定済セル情報に従って配置できるようにし、前記配線位置決定済ネットを前記配線位置相対座標情報に従って配線できるようにしたことを特徴とする
ソフトマクロのデータ構造。 - 前記ソフトマクロのデータ構造が、さらに、
その領域内において前記配線位置決定済ネット以外の配線を禁止する配線禁止領域情報を含み、
前記自動レイアウトプログラムが、前記配線位置決定済ネット以外の配線について、前記配線禁止領域を避けて配線することができるようにしたことを特徴とする請求項11に記載の
ソフトマクロのデータ構造。 - 前記ソフトマクロのデータ構造が、さらに、前記配線位置決定済ネットをシールドするシールド配線情報を含み、
前記自動レイアウトプログラムが、シールド配線情報を用いて、前記配線位置決定済ネットをシールドするようにレイアウトすることができるようにしたことを特徴とする請求項11または12に記載の
ソフトマクロのデータ構造。 - 請求項11から13の何れか1項に記載のソフトマクロのデータ構造において、さらに、
前記相対配置位置決定済セルが他の機能セルへ与える影響、または/及び、前記相対配置位置決定済セルが、他の機能セルから受ける影響を減らすための容量を示すデカップリング容量情報を含む
ソフトマクロのデータ構造。
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