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JP2009131002A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの発生を抑制すると共にうなり音の発生も抑制し、かつコスト低減を図り得る電気機器を提供する。
【解決手段】二次電池7と、負荷(モータ8)とを備え、商用電源を所定電圧に降圧するトランスを備えたACアダプタ2からの出力を用いて、二次電池7の充電および負荷(モータ8)の駆動を行う電気機器であって、制御回路5により、ACアダプタ2出力の二次電池7および負荷(モータ8)への供給を制御するスイッチング素子3のオン/オフ制御を、商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で行う。
【選択図】図1

Description

本発明は電源トランスタイプのACアダプタを用いて商用電源を所定電圧に降圧させた電圧を使用し、負荷駆動と二次電池の充電を並行して行う電気機器に係り、特に、ノイズの発生を抑制すると共にうなり音の発生も抑制し、かつコスト低減を図り得る電気機器に関する。
電源部に商用電源を利用して充電される二次電池を備え、該二次電池の充電と負荷駆動を同時に行う小型電気機器として、例えば特許第2555323号公報に開示されているものがある。
この従来の電気機器は、インバータ回路を含み、該インバータ回路に於いて商用電源の周波数と電圧値の変換を行う電力供給手段と、該電力供給手段に接続されて駆動電力が供給される負荷部と、該負荷部の負荷量を検出する手段と、その検出手段で検出された負荷量の大小に対応させて、負荷部の駆動状態を予め設定された状態に維持可能とする制御手段と、検出手段における負荷量検出動作と連繋して電力供給手段から出力される電流量を制限する手段と、を備えて構成し、また負荷部を二次電池とその他の負荷とから構成し、二次電池を電力供給手段に常時接続することにより、負荷駆動と充電を並行して行うものである。
特許第2555323号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術においては、電気機器内にインバータ回路を備えて、高周波でスイッチングさせながら所定電圧に降圧して負荷駆動と充電を行うため、インバータ回路により電気機器自体が大きくなり重量も増すことから、電気かみそり等の小型電気機器に適用した場合に、使用者が操作し難いといった事情がある。
また、インバータ回路が高速でスイッチングしているためノイズが発生し易く、ノイズ対策が必要となりコストアップにつながるという事情もあった。さらに、電気機器内に商用電源電圧が存在することから、例えば水洗い可能な電気かみそりに適用した場合に、水洗い時に感電するおそれもある。
また近年、電源トランスまたはスイッチング電源タイプのACアダプタを用いて商用電源を所定電圧に降圧させた電圧を使用し、負荷(モータ)駆動と二次電池の充電を並行して行う電気かみそり等の電気機器も多く実用化されている。スイッチング電源タイプのACアダプタを用いる場合には、ACアダプタ内部において高周波でスイッチングしているためノイズが発生し易く、ノイズ対策が必要となりコストアップにつながるという事情があった。
また、電源トランスタイプのACアダプタを用いる場合には、該ACアダプタから商用電源周期(50[Hz]/60[Hz])で出力が供給されるため、そのままの周波数で負荷(モータ)を駆動させると電圧変動によるうなりが発生する。
電源トランスタイプのACアダプタを用いる場合、実験により1[kHz]以上の駆動周波数で負荷(モータ)を駆動させるとモータ音のうなりが聞こえないことが分かっており、例えば約2[kHz]の駆動周波数で負荷(モータ)を駆動させている。しかしながら、駆動周波数が約2[kHz]と高速であるため、間欠駆動のためのスイッチング素子におけるスイッチングロスが大きく、該スイッチング素子が発熱し易い。そのため、オン抵抗が小さいスイッチング素子、或いは定格の大きなスイッチング素子を使用する必要があり、コストアップにつながるという事情があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、電源トランスタイプのACアダプタを用いて商用電源を所定電圧に降圧させた電圧を使用し、負荷駆動と二次電池の充電を並行して行う電気機器であって、ノイズの発生を抑制すると共にうなり音の発生も抑制し、かつコスト低減を図り得る電気機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気機器は、二次電池と、負荷とを備え、商用電源を所定電圧に降圧するトランスを備えたACアダプタからの出力を用いて、前記二次電池の充電および前記負荷の駆動を行う電気機器であって、前記ACアダプタ出力の前記二次電池および前記負荷への供給を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子のオン/オフ制御を、前記商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で行う制御手段と、を備えることを第1の特徴とする。
また、本発明に係る電気機器は、前記負荷はモータであることを第2の特徴とする。
また、本発明に係る電気機器は、前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を備え、前記制御手段は、前記電圧検出手段による電圧検出毎に前記スイッチング素子の制御周期におけるオン時間を徐々に変動させることを第3の特徴とする。
また、本発明に係る電気機器は、前記制御手段は、前記電圧検出手段による検出結果に応じた前記スイッチング素子の制御周期におけるオン時間で前記スイッチング素子のオン/オフ制御を開始することを第4の特徴とする。
また、本発明に係る電気機器は、前記二次電池の残容量を検出する電池残容量検出手段を備え、前記制御手段は、前記電池残容量検出手段による検出結果に応じた前記スイッチング素子の制御周期におけるオン時間で前記スイッチング素子のオン/オフ制御を開始することを第5の特徴とする。
さらに、本発明に係る電気機器は、前記電圧検出手段は、前記スイッチング素子がオンになる直前のタイミングで前記二次電池の電圧を検出することを第6の特徴とする。
本発明に係る第1の特徴の電気機器では、スイッチング素子のオン/オフ制御を、商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で行うこととしたので、電池電圧の周期的な電圧変動を抑えてうなり音の発生を抑制することができ、また低周波数による間欠駆動によりノイズの発生を抑制することができ、結果としてコスト低減を図り得る電気機器を実現することができる。
また、本発明に係る第2の特徴の電気機器では、負荷をモータとして、該モータによるうなり音の発生を抑制することができる。
また、本発明に係る第3の特徴の電気機器では、電圧検出手段による電池電圧の検出毎に、制御手段によるスイッチング素子のオン/オフ制御におけるオンデューティを徐々に変動させるので、電池電圧の電圧変動幅をさらに抑制して、うなり音の発生をさらに抑制することができる。
また、本発明に係る第4の特徴の電気機器では、制御手段によりスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する際のオンデューティの初期設定を、電圧検出手段による二次電池の電池電圧検出結果に応じて行うので、負荷の駆動開始からできるだけ短時間で所定電圧に到達させることができ、結果として、電池電圧が変動する時間帯をより短くすることができ、うなり音の発生を抑制することができる。
また、本発明に係る第5の特徴の電気機器では、制御手段によりスイッチング素子のオン/オフ制御を開始する際のオンデューティの初期設定を、電池残容量検出手段による二次電池の電池残容量検出結果に応じて行うので、負荷の駆動開始からできるだけ短時間で所定電圧に到達させることができ、結果として、電池電圧が変動する時間帯をより短くすることができ、うなり音の発生を抑制することができる。
さらに、本発明に係る第6の特徴の電気機器では、電圧検出手段による二次電池の電池電圧検出をスイッチング素子がオンになる直前のタイミングで行うので、電圧検出手段による二次電池の電池電圧検出精度を高めて、より安定した二次電池の充電制御および負荷の駆動制御を行うことが可能となる。
以下、本発明の電気機器の実施例について、〔実施例1〕、〔実施例2〕、〔実施例3〕、〔実施例4〕、〔実施例5〕の順に図面を参照して詳細に説明する。以下の実施例の説明では、電気機器として内部に二次電池および負荷(モータ)を備えた電気かみそり等の小型電気機器を例に説明する。
〔実施例1〕
図1は本発明の実施例に係る電気機器の構成図である。同図において、本実施例の電気機器は、商用電源1を所定電圧に降圧するトランスを備えたACアダプタ2からの出力を用いる小型電気機器50であり、負荷としてのモータ8と、モータ8の駆動電源としての二次電池7と、ACアダプタ2出力の二次電池7およびモータ8への供給を制御するスイッチング素子3と、半波整流するダイオード4と、負荷(モータ8)の駆動をオン/オフするスイッチ9と、スイッチング素子3のオン/オフ制御を、商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で行う制御回路5と、二次電池6の電圧を検出する電圧検出回路6と、二次電池6の残容量を検出する電池残容量検出回路10と、を備えて構成されている。
ここで、電圧検出回路6は例えば抵抗体を用いて構成されており、その抵抗体の電圧降下により生じた電圧を電圧検知信号として制御回路5および電池残容量検出回路10へ出力する。
また、電池残容量検出回路10は、例えば電池電圧と二次電池7の残容量との関係をテーブル形式で或いは演算式として予め記憶しておき、これを用いて二次電池7の残容量を推定的に導出すし、導出した電池残容量を制御回路50へ出力する。
なお、電池電圧は、一般的に、放電時間が長くなるほど略線形的に小さくなる特性を持ち、また、電池電圧は電池温度に影響を受け、電池温度が高くなるほど大きくなることから、二次電池7の温度を検出する温度検出回路(図示せず)を備えて、電池残容量検出回路10において、電池温度および電池電圧と二次電池7の残容量との関係をテーブル形式で或いは演算式として予め記憶しておき、それらを用いて、電圧検出回路6で検出された電池電圧と、温度検出回路から出力される電池温度情報が示す電池温度とに基づいて、二次電池7の残容量を推定的に導出するようにしても良い。
次に、以上の構成を備えた小型電気機器50の充電時および負荷(モータ8)駆動時の動作について具体的に説明する。
商用電源1にACアダプタ2が電気的に接続されると、ACアダプタ2は、商用電源1の交流電圧を所定電圧まで降圧させて小型電気機器50に供給する。小型電気機器50の充電時は、スイッチ9がオフされた状態であり、制御回路5により、商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で、また所定のオンデューティ(駆動周期においてスイッチング素子3をオンとする時間比率)でスイッチング素子3のオン/オフ制御が行われ、ダイオード4を介して(オンデューティに応じた)所定の電流が二次電池7に供給されて、二次電池7が充電される。
なお、充電時には、電池残容量検出回路10により二次電池6の残容量が検出されており、制御回路5は、電池残容量検出回路10により検出された電池残容量に基づき、満充電と判断した時に、スイッチング素子3をオフして二次電池6の充電を完了させる。
また、小型電気機器50の負荷(モータ8)駆動時は、スイッチ9がオンされた状態であり、負荷(モータ8)駆動と二次電池6の充電が並行して行われる。このとき、制御回路5は、電圧検出回路6で検出される二次電池6の電池電圧が所定電圧(例えば2.6[V])になるように、スイッチング素子3のオン/オフ制御におけるオンデューティを変更する。
つまり、電池電圧が所定電圧より高いときはオンデューティを小さくし、また逆に、電池電圧が所定電圧より低いときはオンデューティを大きくすることにより、二次電池6の電池電圧を一定に保つ。スイッチング素子3のオン/オフ制御におけるオンデューティにより決定される(ダイオード4の)出力電流から負荷(モータ8)へ流れる負荷電流を引いた値が二次電池6に供給される電流となるので、オンデューティを変更することにより二次電池6の状態を充電状態または放電状態にすることができ、二次電池6の電池電圧を調整することができる。
上述のように、スイッチング素子3は制御回路5からの制御信号によりオン/オフ制御されるが、図2(a)に、本実施例におけるスイッチング素子3のオン/オフ制御信号を例示する。スイッチング素子3のオン/オフ制御の周波数は、商用電源周波数(50[Hz]/60[Hz])の倍数にならない1[kHz]以下の周波数とし、負荷(モータ8)駆動時には周波数約170[Hz]で、また充電時には周波数約91[Hz]でスイッチング素子3のオン/オフ制御を行う。
電源トランスタイプのACアダプタを用いる場合には、実験により1[kHz]以上の駆動周波数で負荷(モータ)を駆動させるとモータ音のうなりが聞こえないことが分かっており、従来は、例えば約2[kHz]の周波数(図2(b)参照)で負荷(モータ8)を駆動させていた。しかしながら、周波数を約2[kHz]とすると、スイッチング素子3におけるスイッチングロスが大きく、スイッチング素子が発熱し易く、オン抵抗が小さいスイッチング素子、或いは定格の大きなスイッチング素子を使用する必要があり、コストアップにつながっていた。
また、周波数を1[kHz]以下で商用電源周波数(50[Hz])の倍数となる例えば100[Hz]とすると、図3に示すように、ACアダプタ2からの出力電流(図3(b)参照)の変動周期に同調して、電池電圧(モータ電圧)(図3(a)参照)の変動が大きくなり、うなり音が発生する。
そこで、本発明では、周波数を1[kHz]以下で商用電源周波数(50[Hz]/60[Hz])の倍数とならない例えば170[Hz]として、負荷(モータ8)駆動と二次電池6の充電を行うこととしている。この場合、図4に示すように、商用電源周波数(ACアダプタ2からの出力電流(図4(b)参照)の変動周期)に同調せず、電池電圧(モータ電圧)(図4(a)参照)の電圧変動は小さいため、うなり音が発生しない。
以上説明したように、本実施例の電気機器では、二次電池7と、負荷(モータ8)とを備え、商用電源を所定電圧に降圧するトランスを備えたACアダプタ2からの出力を用いて、二次電池7の充電および負荷(モータ8)の駆動を行う電気機器であって、制御回路5により、ACアダプタ2出力の二次電池7および負荷(モータ8)への供給を制御するスイッチング素子3のオン/オフ制御を、商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で行うこととしたので、電池電圧(モータ電圧)の周期的な電圧変動を抑えて、うなり音の発生を抑制することができる。
また、例えば170[Hz]の低いスイッチング周波数で間欠駆動させているため、スイッチング素子3のスイッチングロスを低減させることができ、該スイッチング素子3の発熱を抑えることができるため、安価なタイプのスイッチング素子3を使用することが可能となりコストダウンを図ることができる。さらに、スイッチング周波数が例えば170[Hz]と低いため、ノイズが発生しづらくノイズ対策部品を削減することが可能となり、コストダウンを図ることができる。
〔実施例2〕
次に、本発明の実施例2に係る電気機器について説明する。本実施例の電気機器は、実施例1の小型電気機器50において、電圧検出回路6による電池電圧の検出毎に、制御回路5によるスイッチング素子3のオン/オフ制御におけるオンデューティ(スイッチング素子3をオンとする時間比率)を徐々に変動させるものである。
図5は、電圧検出回路6による電池電圧が所定電圧(例えば2.6[V])よりも高い場合のスイッチング素子3のオン/オフ制御におけるオンデューティの変化を例示している。なお、スイッチング素子3のスイッチング周波数は実施例1と同様に170[Hz]であり、電圧検出回路6による電池電圧の検出は、例えば約0.7[秒](即ち、約120[駆動周期])毎に行われるものとする。
まず、電圧検出回路6により電池電圧検出値Vc1が検出されたとき、制御回路5は任意のオンデューティ(オン時間幅Tc1)を設定してスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する。次に約0.7[秒](約120[駆動周期])後に、電圧検出回路6により所定電圧(2.6[V])よりも高い電池電圧検出値Vc2が検出されたとき、制御回路5はより小さいオンデューティ(オン時間幅Tc2<Tc1)を設定してスイッチング素子3のオン/オフ制御を行う。以下、電圧検出回路6により電池電圧検出値が所定電圧(2.6[V])に低下するまで、電圧検出回路6による電池電圧の検出毎にオンデューティを徐々に小さくして行く。オンデューティの変化の刻みは、例えば、スイッチング素子3のスイッチング周波数Ta(=5.88[m秒])を230分割したものとし、オンデューティをTa/230ずつ変化させている。
また、図6は、電圧検出回路6による電池電圧が所定電圧(2.6[V])よりも低い場合のスイッチング素子3のオン/オフ制御におけるオンデューティの変化を例示している。なお、スイッチング素子3のスイッチング周波数は170[Hz]であり、電圧検出回路6による電池電圧検出は、約0.7[秒]毎に行われるものとする。
まず、電圧検出回路6により電池電圧検出値Vd1が検出されたとき、制御回路5は任意のオンデューティ(オン時間幅Td1)を設定してスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する。次に約0.7[秒](約120[駆動周期])後に、電圧検出回路6により所定電圧(2.6[V])よりも低い電池電圧検出値Vd2が検出されたとき、制御回路5はより大きいオンデューティ(オン時間幅Td2>Td1)を設定してスイッチング素子3のオン/オフ制御を行う。以下、電圧検出回路6により電池電圧検出値が所定電圧(2.6[V])に上昇するまで、電圧検出回路6による電池電圧の検出毎にオンデューティを徐々に大きくして行く。オンデューティの変化の刻みは、例えば、Ta/230である。
なお、二次電池6の電池電圧が所定電圧(2.6[V])に達した後に、電池電圧が変動(上昇または低下)した場合にも、再び所定電圧(2.6[V])に達するまでオンデューティを徐々に変動させていく。
以上説明したように、本実施例の電気機器では、電圧検出回路6による電池電圧の検出毎に、制御回路5によるスイッチング素子3のオン/オフ制御におけるオンデューティを徐々に変動させるので、電池電圧(モータ電圧)の電圧変動幅をさらに抑制して、うなり音の発生をさらに抑制することができる。
〔実施例3〕
次に、本発明の実施例3に係る電気機器について説明する。本実施例の電気機器は、実施例1または実施例2の小型電気機器50において、制御回路5によりスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する際のオンデューティの初期設定を、電圧検出回路6による二次電池6の電池電圧検出結果に応じて行うものである。
図7に、二次電池6の電池電圧VBに応じたスイッチング素子3のオンデューティ初期値を例示する。電池電圧VBが所定電圧(2.6[V])よりかなり小さい(例えば電池電圧VB≦2.2[V]の)場合には、オンデューティを可能な限り大きな値(100[%])として、また、電池電圧VBが所定電圧(2.6[V])より少し小さい(例えば2.2[V]<電池電圧VB≦2.55[V]の)場合には、オンデューティを相対的に大きな値(例えば80[%])として、スイッチング素子3のオン/オフ制御を開始し、二次電池6が充電されるようにする。
また逆に、電池電圧VBが所定電圧(2.6[V])より少し大きい(例えば電池電圧VB>2.65[V]の)場合には、オンデューティを相対的に小さい値(例えば40[%])として、スイッチング素子3のオン/オフ制御を開始し、二次電池6が放電するようにする。
さらに、電池電圧VBがほぼ所定電圧(2.6[V])近傍にある(例えば2.55[V]<電池電圧VB≦2.65[V]の)場合には、負荷電流に相当するオンデューティ(例えば60[%])でスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する。ここで、負荷電流は負荷(モータ8)に流れる電流を検出する負荷電流検出手段(図1に図示せず)によって得る構成としても良いし、負荷(モータ8)の種別によって定まる定格値等を用いても良い。
二次電池7は使用環境または電池の状態等によって電池電圧が変動するが、以上説明したように、本実施例の電気機器では、制御回路5によりスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する際のオンデューティの初期設定を、電圧検出回路6による二次電池6の電池電圧検出結果に応じて行うので、負荷(モータ8)の駆動開始からできるだけ短時間で所定電圧(例えば2.6[V])に到達させることができ、結果として、電池電圧が変動する時間帯をより短くすることができ、うなり音の発生を抑制することができる。
また、二次電池6の電池電圧が所定電圧に到達して安定駆動することは、ACアダプタ2からの供給電流が負荷電流と等しくなることであり、二次電池7の充放電が無くなり、二次電池6に対するストレスが低減することから、短時間で所定電圧に到達できることは、二次電池6の電池寿命をより長くすることにもつながる。
〔実施例4〕
次に、本発明の実施例4に係る電気機器について説明する。本実施例の電気機器は、実施例1または実施例2の小型電気機器50において、制御回路5によりスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する際のオンデューティの初期設定を、電池残容量検出回路10による二次電池6の電池残容量検出結果に応じて行うものである。
図8に、二次電池6の電池残容量CAPに応じたスイッチング素子3のオンデューティ初期値を例示する。電池残容量CAPがかなり少ない(例えば電池残容量CAP≦25[%]の)場合には、オンデューティを可能な限り大きな値(100[%])として、また、電池残容量CAPが半分よりやや少ない(例えば50[%]<電池残容量CAP≦25[%]の)場合には、オンデューティを相対的に大きな値(例えば70[%])として、スイッチング素子3のオン/オフ制御を開始し、二次電池6が充電されるようにする。
また逆に、電池残容量CAPが半分よりかなり多い(例えば電池残容量CAP>70[%]の)場合には、オンデューティを相対的に小さい値(例えば35[%])として、スイッチング素子3のオン/オフ制御を開始し、二次電池6が放電するようにする。
さらに、電池残容量CAPが半分程度存在する(例えば70[%]<電池残容量CAP≦50[%]の)場合には、負荷電流に相当するオンデューティ(例えば65[%])でスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する。
二次電池7は電池残容量によっても電池電圧が変動するが、以上説明したように、本実施例の電気機器では、制御回路5によりスイッチング素子3のオン/オフ制御を開始する際のオンデューティの初期設定を、電池残容量検出回路10による二次電池6の電池残容量検出結果に応じて行うので、負荷(モータ8)の駆動開始からできるだけ短時間で所定電圧(例えば2.6[V])に到達させることができ、結果として、電池電圧が変動する時間帯をより短くすることができ、うなり音の発生を抑制することができる。
また、実施例3と同様に、短時間で所定電圧に到達できることは、二次電池6の電池寿命をより長くすることにもつながる。
〔実施例5〕
次に、本発明の実施例5に係る電気機器について説明する。本実施例の電気機器は、実施例1〜実施例4の小型電気機器50において、電圧検出回路6による二次電池6の電池電圧検出をスイッチング素子3がオンになる直前のタイミングで行うものである。
図9は負荷(モータ8)の駆動周期における二次電池6の電池電圧変動を例示する説明図である。同図に示すように、スイッチング素子3がオンすると、ACアダプタ2から出力が供給され二次電池7が充電されるため、二次電池6の電池電圧は上昇する。その後スイッチング素子3がオフすると、ACアダプタ2からの出力が遮断されるため、二次電池6の電池電圧は徐々に低下して、ある電池電圧で安定する。
このように、スイッチング素子3のオン/オフにより二次電池6の電池電圧は変動し、同じ駆動周期内でも電圧検出回路6が検出するタイミングによって二次電池6の電池電圧は異なり、上記実施例1〜実施例4の小型電気機器50における制御の精度が低下することになる。
そこで、本実施例の電気機器では、スイッチング素子3がオンになる直前が最も二次電池6の電池電圧が安定していることから、電圧検出回路6による二次電池6の電池電圧検出をスイッチング素子3がオンになる直前のタイミングで行うこととした。これにより、電圧検出回路6による二次電池6の電池電圧検出精度を高めて、より安定した二次電池6の充電制御および負荷(モータ8)の駆動制御を行うことが可能となる。
本発明の実施例に係る電気機器の構成図である。 図2(a)は実施例におけるスイッチング素子のオン/オフ制御信号を、図2(b)は従来のオン/オフ制御信号を、それぞれ例示する説明図である。 周波数を100[Hz]とした場合の電池電圧(モータ電圧)の変動を例示する説明図である。 周波数を170[Hz]とした場合の電池電圧(モータ電圧)の変動を例示する説明図である。 電池電圧が所定電圧より高い場合のスイッチング素子のオン/オフ制御におけるオンデューティの変化を例示する説明図である。 電池電圧が所定電圧より低い場合のスイッチング素子のオン/オフ制御におけるオンデューティの変化を例示する説明図である。 二次電池の電池電圧に応じたスイッチング素子のオンデューティ初期値を例示する説明図である。 二次電池の電池残容量に応じたスイッチング素子のオンデューティ初期値を例示する説明図である。 負荷(モータ)の駆動周期における二次電池の電池電圧変動を例示する説明図である。
符号の説明
1 商用電源
2 ACアダプタ
3 スイッチング素子
4 ダイオード
5 制御回路
6 電圧検出回路
7 二次電池
8 モータ(負荷)
9 スイッチ
10 電池残容量検出回路
50 小型電気機器

Claims (6)

  1. 二次電池と、負荷とを備え、商用電源を所定電圧に降圧するトランスを備えたACアダプタからの出力を用いて、前記二次電池の充電および前記負荷の駆動を行う電気機器であって、
    前記ACアダプタ出力の前記二次電池および前記負荷への供給を制御するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子のオン/オフ制御を、前記商用電源周波数の倍数にならない1[kHz]以下の周波数で行う制御手段と、
    を有することを特徴とする電気機器。
  2. 前記負荷はモータであることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記電圧検出手段による電圧検出毎に前記スイッチング素子の制御周期におけるオン時間を徐々に変動させることを特徴とする請求項1または請求項2の何れか1項に記載の電気機器。
  4. 前記制御手段は、前記電圧検出手段による検出結果に応じた前記スイッチング素子の制御周期におけるオン時間で前記スイッチング素子のオン/オフ制御を開始することを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
  5. 前記二次電池の残容量を検出する電池残容量検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記電池残容量検出手段による検出結果に応じた前記スイッチング素子の制御周期におけるオン時間で前記スイッチング素子のオン/オフ制御を開始することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電気機器。
  6. 前記電圧検出手段は、前記スイッチング素子がオンになる直前のタイミングで前記二次電池の電圧を検出することを特徴とする請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の電気機器。
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