[go: up one dir, main page]

JP2009130945A - 電動機 - Google Patents

電動機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009130945A
JP2009130945A JP2007299657A JP2007299657A JP2009130945A JP 2009130945 A JP2009130945 A JP 2009130945A JP 2007299657 A JP2007299657 A JP 2007299657A JP 2007299657 A JP2007299657 A JP 2007299657A JP 2009130945 A JP2009130945 A JP 2009130945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
stator
electric motor
rotor
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007299657A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Nakamura
善也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2007299657A priority Critical patent/JP2009130945A/ja
Publication of JP2009130945A publication Critical patent/JP2009130945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】 ケースに対する固定子の相対変位を阻止する構成を備えた電動機を提供する。
【解決手段】 本発明は、回転軸2を備えた回転子3と、前記回転子に対向するように配置された固定子4と、前記回転子と前記固定子とを内装し、その内面に前記固定子を固定するケース5とを備えた電動機において、前記ケースと前記固定子との双方にキー結合する、前記回転軸と平行なピン18を設けたことを特徴とする電動機である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機に関するものである。
従来、低速高トルクを発揮する電動機として、回転軸方向に固定子と回転子とが対向して配置される軸方向空隙型電動機がある(特許文献1参照)。この軸方向空隙型電動機は、コイルが巻回される固定子と、このコイルに回転軸方向に対向して配置され、複数対の永久磁石が周方向に配置される回転子とからなる。そして、コイルに電流を流して回転磁界を発生させ、これに伴い固定子と回転子との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子を回転させるものである。
この軸方向空隙型電動機の固定子を構成するヨークは、樹脂モールドにより、コイルが巻回されるティースと一体成形され、その外周面がハウジングに嵌合される。
特開平7−264832号公報
しかしながら、従来のヨークの固定構造では、電動機の出力が増大すると回転子の回転力の反力がヨークに作用するため、ヨークとハウジングとの間で相対変位が生じる虞がある。相対変位を防止するためには、ハウジングとヨークをボルトで固定すればよいが、この場合には、固定子の大型化や重量の増加を招き、さらにボルト止めによりヨークに圧縮応力が作用することで、磁気回路の抵抗となり、電動機の出力低下を引き起こす虞がある。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、電動機の大型化や出力の低下を招くことなく、大きなトルク反力を支持できる電動機を提供することを目的とする。
本発明は、回転軸を備えた回転子と、前記回転子に対向するように配置された固定子と、前記回転子と前記固定子とを内装し、その内面に前記固定子を固定するケースとを備えた電動機において、前記ケースと前記固定子との双方にキー結合する、前記回転軸と平行なピンを設けたことを特徴とする電動機である。
本発明では、ケースと固定子とに渡って配置されるピンを設け、回転子が回転するときに生じる回転力の反力による固定子とケースとの回転軸回りの相対変位を抑制するので、電動機の大型化や出力の低下を招くことなく、大きなトルク反力を支持することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の軸方向空隙型電動機1の断面図である。
軸方向空隙型電動機1は、不図示の被回転部材に接続する回転軸2と、回転軸2を回転する回転子3と、回転軸2と軸方向に所定の空隙をもって対向するように設けられた一対の固定子4とからなり、これらをケース5内に収納して構成される。
回転軸2は、ケース5の円筒形の支持壁5a、5bに支持された軸受6、7を介して回転自由にケース5に支持される。回転軸2の一端は、ケース5から突出し、不図示の被回転部材に結合する。回転軸2の他端に臨んで支持壁5aの内側に回転軸2の回転速度を検出するセンサ8が設置される。
回転子3は、円盤状に形成され、回転軸2の外周面に嵌合してケース5内の軸方向略中央に配置される。回転子3には、不図示の永久磁石が周方向に等間隔に配置され、この永久磁石に対面するように固定子4のティース11が配置される。
固定子4は、ケース5に固定されるコア13と、コア13に配置された複数のコイル10とから形成される。コア13は、絶縁材を介してコイル10が巻回される複数のティース11と、このティース11をケース5に固定する環状のヨーク12とからなり、回転子3に軸方向両側から望んで配置される。
コア13の各ティース11は、ヨーク12から回転子3に向かって突出し、回転子3と軸方向に所定の隙間を持って対峙する。
図2を参照すると、各ティース11は、周方向に所定間隔で配置され、ティース11には、コイル10が不図示の絶縁材を介して巻回される。コイル10がティース11に巻回された状態でモールド樹脂によりコア13とコイル10とが一体的に成形される。モールド成形後、ケース5の内面に形成された軸方向に開口する環状溝15、16に環状のヨーク12の外内周面を嵌合させることで、固定子4は、ケース5に固定される。なお、コア13を周方向に分割することも可能である。
回転子3と固定子4とを内装するケース5は、有底円筒形状の本体部5cと本体部5cの開口部を閉止する蓋部5dとから構成される。蓋部5dには、回転軸2が貫通する貫通孔14が形成される。本体部5cの底面と蓋部5dの内周面には、ヨーク12が嵌合する環状溝15、16が形成される。
このように固定子4は、ヨーク12を環状溝15、16に嵌合させることでケース5に固定される。しかしながら、電動機1の出力の増大により回転子3の回転力の反力が増大し、この反力がケース5に対してヨーク12を軸回りに回転させようとする。反力が大きくなると、ヨーク12の内外周面が環状溝15、16に対して周方向にすべり、固定子4とケース5との間に相対変位を生じる虞がある。
このような課題を解決するために本発明では、ヨーク12とケース5との回転軸2の中心軸回りの相対変位を阻止するピン18を軸方向に設置する。
図2と図3を参照すると、ケース5の環状溝15とヨーク12の外周面12aのそれぞれに略半円状の複数の凹部19a、19bを軸方向に形成し、互いの凹部19a、19bが対面することで円形断面の穴部19が形成されるようにする。そしてこれらの穴部19にピン18をそれぞれ挿入し、これによりケース5とヨーク12とをキー結合する。
穴部は、隣接するティース11の軸心を通る中心線C1、C2がなす角の二等分線Lと、環状溝15とヨーク12の外周面12aとの嵌合面17との交点が中心となるように形成される。これらの穴部19は、周方向に均等に形成されることが望ましく、また反力の大きさに応じて数、径等を設定する。なお、穴部19は、環状溝15とヨーク12の外周面12aとの間に限らず、環状溝15とヨーク12の内周面との間、あるいは双方に形成することができる。また、コア13を周方向に分割して形成する場合には、嵌合面17と隣接するコア13間の境界面をも含むように穴部19を形成することで、ピン18の本数を低減することができる。
なお、環状溝16とヨーク12との間にも同様の穴部19を形成し、ピン18を挿入する。
次に作用を説明する。
本発明の軸方向空隙型電動機は、例えば、ケース5を固定し、回転子3に固定される回転軸2を被回転部材に接続した状態で固定子4のコイル10に通電される。固定子4のコイル10に通電されると、回転磁界が発生し、これに伴い固定子4と回転子3との間の磁気的な吸引力および反発力によって、回転子3が所定方向に回転する。この回転により回転軸2も回転する。
回転軸2は、不図示の被回転部材に接続されているので被回転部材の回転反力が、固定子4に作用する。この反力は、ケース5と固定子4のヨーク12との間の嵌合面17に周方向のすべりを生じさせる外力として作用する。そこで本発明では、ケース5とヨーク12との間の嵌合面17を含むように軸方向に形成した穴部にピン18を挿入し、このピン18により回転子3の回転時の反力による固定子4とケース5との間の相対変位を阻止する。この構造により、モータの大型化や重量の増加を抑制しつつ、固定子4とケース5との間の相対変位を抑制することができる。
穴部は、隣接するティース11の軸心を通る中心線C1、C2がなす角の二等分線Lと嵌合面17との交点が中心となるように配置されるので、反力を支持することに伴ってヨーク12に生じる圧縮応力は磁気回路から比較的遠い位置に発生する。したがって、圧縮応力による電動機1の出力低下を小さく抑えることができる。
また、複数の穴部を周方向に等間隔で配置することで、穴部に挿入するピン18を小型化でき、圧縮応力を分散される。したがって、モータの大型化や重量の増加の抑制に関して、さらに好ましい効果が得られる。
図4は、第2の実施形態としての反力に抗して固定子4を支持するピン20の構成を説明する図である。
図3に示した第1の実施形態のピン18は、ケース5とヨーク12との嵌合面17を含むように穴部を形成したが、第2の実施形態では、穴部が嵌合面17を含むことなく、ケース5とヨーク12の軸方向の接合面の両側に形成し、この穴部にピン20を挿入している。このような配置とすることで、ピン20の配置の自由度を増やすことができる。
穴部及び穴部に挿入されるピン18、20の形状は、円形に限定されない。穴部とピンとがキー結合可能な如何なる形状も適用可能である。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。例えば、本発明を軸方向空隙型電動機に限らず、回転子の外周側に固定子が配置された電動機にも適用できることは明らかである。
本発明の軸方向空隙型電動機1の構成を説明する断面図である。 図1の断面A−Aの断面図である。 図2の断面B−Bの断面図である。 第2の実施形態としてのトルク反力を支持するピンを説明する図である。
符号の説明
1 軸方向空隙型電動機
2 回転軸
3 回転子
4 固定子
5 ケース
10 コイル
11 ティース
12 ヨーク
13 コア
14 貫通孔
15、16 環状溝
17 嵌合面
18 ピン
19 凹部

Claims (5)

  1. 回転軸を備えた回転子と、
    前記回転子に対向するように配置された固定子と、
    前記回転子と前記固定子とを内装し、その内面に前記固定子を固定するケースとを備えた電動機において、
    前記ケースと前記固定子との双方にキー結合する、前記回転軸と平行なピンを設けたことを特徴とする電動機。
  2. 前記固定子は、前記ケースに固定されるコアと、このコアに巻回される前記コイルとを備え、前記回転子と軸方向に対向するように配置され、
    前記ピンは、前記コアと前記ケースとの双方にキー結合することを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記ケースは、前記回転軸の軸方向に開口する環状溝を内面に備え、
    前記コアは、環状に形成されて前記環状溝に嵌合するヨークを備え、
    前記ピンは、前記ヨークと前記ケースとの嵌合面をまたいで軸方向に形成された穴部に挿入されることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. 前記コアは、周方向に分割して形成され、
    前記ピンは、隣接する分割コア間の境界面と前記嵌合面との交差部に形成された穴部に挿入されることを特徴とする請求項3に記載の電動機。
  5. 前記コアは、前記ケースに固定されるヨークと、前記コイルが巻回される複数のティースとから構成され、
    前記ピンは、隣接する前記ティースのそれぞれの中心線の2等分線と前記嵌合面との交差部に形成された穴部に挿入されることを特徴する請求項3に記載の電動機。
JP2007299657A 2007-11-19 2007-11-19 電動機 Pending JP2009130945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299657A JP2009130945A (ja) 2007-11-19 2007-11-19 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299657A JP2009130945A (ja) 2007-11-19 2007-11-19 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009130945A true JP2009130945A (ja) 2009-06-11

Family

ID=40821350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007299657A Pending JP2009130945A (ja) 2007-11-19 2007-11-19 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009130945A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104578628A (zh) * 2014-12-25 2015-04-29 贾志祥 新型双磁场回旋发电机及其发电系统
CN106374658A (zh) * 2016-12-02 2017-02-01 江苏超力电器有限公司 一种新能源汽车用永磁同步电机转子结构
WO2024141222A1 (fr) * 2022-12-28 2024-07-04 Ampere S.A.S. Stator pour machine electrique a flux axial et procédé d'obtention d'un tel stator
US12049284B2 (en) 2018-03-13 2024-07-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Motor unit for use in electric bicycles, and electric bicycle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000125518A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Shibaura Mechatronics Corp 固定子の製造方法
JP2006254562A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Nissan Motor Co Ltd 回転電機
JP2007043845A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Toyota Motor Corp ステータ構造およびステータの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000125518A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Shibaura Mechatronics Corp 固定子の製造方法
JP2006254562A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Nissan Motor Co Ltd 回転電機
JP2007043845A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Toyota Motor Corp ステータ構造およびステータの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104578628A (zh) * 2014-12-25 2015-04-29 贾志祥 新型双磁场回旋发电机及其发电系统
CN106374658A (zh) * 2016-12-02 2017-02-01 江苏超力电器有限公司 一种新能源汽车用永磁同步电机转子结构
US12049284B2 (en) 2018-03-13 2024-07-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Motor unit for use in electric bicycles, and electric bicycle
JP7555040B2 (ja) 2018-03-13 2024-09-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータユニット
WO2024141222A1 (fr) * 2022-12-28 2024-07-04 Ampere S.A.S. Stator pour machine electrique a flux axial et procédé d'obtention d'un tel stator
FR3144719A1 (fr) * 2022-12-28 2024-07-05 Renault S.A.S Stator pour machine électrique à flux axial et procédé d’obtention d’un tel stator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013121590A1 (ja) 回転電機
JP6627082B2 (ja) 電動機
WO2020230507A1 (ja) ロータ及びそれを備えたモータ
US7411330B2 (en) Rotating electric machine
JP6601169B2 (ja) 回転電機
JP2009130945A (ja) 電動機
WO2018066647A1 (ja) 同期リラクタンス型回転電機
JP5495045B2 (ja) 回転電機の回転子
JP2007135371A (ja) 回転電機のロータ
JP2008301666A (ja) アキシャルモータ
JP5319912B2 (ja) 電動機
JP5441584B2 (ja) 電動機
JP5252789B2 (ja) 軸方向空隙型電動機
KR102458635B1 (ko) 로터 및 이를 포함하는 모터
WO2022107714A1 (ja) モータ
JP5080053B2 (ja) 軸方向空隙型電動機
JP2015220950A (ja) 回転電機
WO2017057230A1 (ja) モータ
JP2014007802A (ja) モータ
JP5065877B2 (ja) 電動機
JP3671928B2 (ja) 回転電機のアウターロータ構造
JP2019216526A (ja) 回転子端板、回転子及び回転電機
JP7671674B2 (ja) ロータ、及び、モータ
JP2005333752A (ja) モータのコアユニット及びコイルユニット
WO2017175461A1 (ja) アキシャルギャップ型回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130531

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130607

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130628