JP2009128575A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像品質に影響を与えることなく、定着部材と分離部材との微小ギャップが経時においても安定化する、定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ニップ部に対して定着部材21の走行方向下流側に配設されるとともに定着部材21に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材38と、そのギャップを定めるために定着部材21と分離部材38との間に介設された位置決め部材39と、を備える。そして、位置決め部材39は、定着部材21に対して幅方向に移動可能に当接するように配設される。
【選択図】図4
【解決手段】ニップ部に対して定着部材21の走行方向下流側に配設されるとともに定着部材21に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材38と、そのギャップを定めるために定着部材21と分離部材38との間に介設された位置決め部材39と、を備える。そして、位置決め部材39は、定着部材21に対して幅方向に移動可能に当接するように配設される。
【選択図】図4
Description
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関し、特に、定着部材に対してギャップをあけて対向する分離部材が設けられた定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される定着装置おいて、定着工程後の記録媒体が定着部材に巻き付く不具合を抑止するために、分離板等の分離部材を定着部材に対向させる技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。
定着装置は、定着ローラ、定着ベルト等の定着部材と、加圧ローラ、加圧ベルト、加圧パッド等の加圧部材と、が加圧手段によって圧接状態になっていて、双方の部材の間にニップ部(定着ニップ部)が形成されている。そして、ヒータ、励磁コイル等の加熱手段によって定着部材が加熱されて、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像が熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
このような定着装置には、ニップ部に対して定着部材の走行方向下流側の位置に、定着部材に対して微小ギャップをあけて対向するように分離部材が設置されている。分離部材を設けることで、定着工程直後の記録媒体が定着部材に吸着してしまっても、分離部材によって記録媒体は定着部材に巻き付くことなく定着部材から強制的に分離されて、搬送経路に導かれることになる。
定着部材に対して微小ギャップをあけて対向する分離部材(分離板)は、定着部材に直接的に当接する分離爪(例えば、特許文献3等参照。)に比べて、出力画像上に分離爪の位置に対応した光沢スジが生じる不具合や、定着部材の表面を傷つける不具合が発生しないものとして知られている。
定着部材に対して微小ギャップをあけて対向する分離部材(分離板)は、定着部材に直接的に当接する分離爪(例えば、特許文献3等参照。)に比べて、出力画像上に分離爪の位置に対応した光沢スジが生じる不具合や、定着部材の表面を傷つける不具合が発生しないものとして知られている。
一方、特許文献1等には、分離板の幅方向両端に圧延加工や曲げ加工によって形成された突当部(位置決め部材)を設けて、分離板を定着部材に向けて付勢して突当部を定着部材に当接させることで、分離板と定着部材との間に微小ギャップを精度よく形成する技術が開示されている。
また、特許文献2等には、分離板とは別に、定着部材に対して接離自在に構成された分離爪を設けて、分離機能が不足しているときにのみ分離爪を定着部材に当接させる技術が開示されている。
また、特許文献2等には、分離板とは別に、定着部材に対して接離自在に構成された分離爪を設けて、分離機能が不足しているときにのみ分離爪を定着部材に当接させる技術が開示されている。
上述した特許文献1等の定着装置は、位置決め部材(突当部)の幅方向の位置が固定されていて、位置決め部材が定着部材の幅方向の同じ位置で摺接しているため、その位置で定着部材に磨耗が生じやすかった。そして、定着部材において、位置決め部材が当接する位置に大きな磨耗が生じると、定着部材と分離部材とのギャップが変動して、分離部材が定着部材に腹当りしてしまい定着部材が幅方向全域にわたってキズついてしまう等の2次的な不具合が生じてしまうことがあった。
また、位置決め部材は、定着部材の幅方向両端部に当接されていた。そのため、定着部材の弾性層(ゴム層)の両端部における、加工上の垂れ下がりや跳ね上がりや、ゴム硬度の経時劣化の影響を受けやすく、定着部材と分離部材とのギャップが変動しやすかった。
また、位置決め部材は、定着部材の幅方向両端部に当接されていた。そのため、定着部材の弾性層(ゴム層)の両端部における、加工上の垂れ下がりや跳ね上がりや、ゴム硬度の経時劣化の影響を受けやすく、定着部材と分離部材とのギャップが変動しやすかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像品質に影響を与えることなく、定着部材と分離部材との微小ギャップが経時においても安定化する、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設されるとともに、前記定着部材に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材と、前記ギャップを定めるために前記定着部材と前記分離部材との間に介設された位置決め部材と、を備え、前記位置決め部材は、前記定着部材に対して幅方向に移動可能に当接するように配設されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記位置決め部材は、前記分離部材に固設された軸部材上に移動可能に保持されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記位置決め部材は、前記定着部材を支持するフレームに固設された軸部材上に移動可能に保持されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材を、前記定着部材の走行にならって従動回転するコロ状部材としたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材の幅方向の移動範囲を規制する規制部材を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材を前記分離部材とともに前記定着部材に向けて付勢する付勢部材を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記定着部材に対する幅方向の移動に連動して当該定着部材に対して接離する分離爪を備えたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項7に記載の発明において、前記分離爪は、前記分離部材に設置されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項7又は請求項8に記載の発明において、前記分離爪とともに幅方向に移動するとともに、装置外からの手動操作をおこなうためのアーム部を備えたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項7又は請求項8に記載の発明において、前記分離爪を幅方向に自動で移動させるための駆動手段を備えたものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
本発明は、定着部材と分離部材とのギャップを定める位置決め部材を、定着部材に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着部材と分離部材との微小ギャップが経時においても安定化する、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20のニップ部(定着ローラ21と加圧ローラ31とが圧接する位置である。)に搬送される。そして、ニップ部(定着ニップ部)で、定着ローラ21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図4にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は定着装置20を示す構成図であり、図3は定着装置20を示す斜視図である。また、図4は定着ローラ21と分離板38とを幅方向に示す概略図である。
図2は定着装置20を示す構成図であり、図3は定着装置20を示す斜視図である。また、図4は定着ローラ21と分離板38とを幅方向に示す概略図である。
図2及び図3に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ローラ21、加圧部材としての加圧ローラ31、分離部材としての分離板38、ガイド板35、温度センサ70、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ローラ21は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。定着ローラ21は、芯金22上に、弾性層23、離型層24が順次積層された多層構造体であって、加圧部材としての加圧ローラ31に圧接してニップ部を形成する。
ここで、定着部材としての定着ローラ21は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。定着ローラ21は、芯金22上に、弾性層23、離型層24が順次積層された多層構造体であって、加圧部材としての加圧ローラ31に圧接してニップ部を形成する。
定着ローラ21の芯金22は、SUS304等の鉄系材料で形成されている。
また、定着ローラ21の弾性層23としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料が用いられる。
また、定着ローラ21の離型層24としては、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等を用いることができる。定着ローラ21の表層に離型層24を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。
また、定着ローラ21の弾性層23としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料が用いられる。
また、定着ローラ21の離型層24としては、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等を用いることができる。定着ローラ21の表層に離型層24を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。
定着ローラ21のヒータ25(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25によって定着ローラ21が加熱されて、その表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25の出力制御は、定着ローラ21表面に当接する温度センサ70(サーミスタ)によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、温度センサ70の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ローラ21の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。なお、温度センサ70は、接触型のサーミスタの他に、非接触型のサーモパイル等を用いることもできる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
そして、加圧ローラ31は、不図示の加圧手段の付勢力によって定着ローラ21に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ローラ21との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
そして、加圧ローラ31は、不図示の加圧手段の付勢力によって定着ローラ21に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ローラ21との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
定着ローラ21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板35が配設されている。ガイド板35は、定着装置20の筐体に固設されている。
また、ニップ部に対して定着ローラ21の走行方向(回転方向)下流側(ニップ部の出口側近傍である。)には、定着ローラ21に対して所定のギャップGをあけて対向する分離部材としての分離板38が配設されている。分離板38(分離部材)は、定着工程後の記録媒体Pが定着ローラ21の回転に沿って定着ローラ21に巻き付いてしまう不具合を抑止するためのものである。本実施の形態1では、分離板38を金属材料で形成している。
ここで、図2及び図4を参照して、分離板38の幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の両端部には、分離板38と定着ローラ21とのギャップGを定めるための位置決め部材39(突当部材)が双方の部材21、38の間に介設されている。位置決め部材39は、分離板38の両端部に接続されたねじりコイルスプリング等の付勢手段(不図示である。)によって間接的に付勢されて(分離板38とともに定着ローラ38に向けて付勢されて)、定着ローラ21の幅方向両端部に当接する。これにより、分離板38と定着ローラ21との間に、所望のギャップGが安定的に形成されることになる。なお、分離板38及び位置決め部材39の構成・動作については、後で詳しく説明する。
なお、定着ローラ21と分離板38とのギャップGは、定着ローラ21が加熱された状態(熱間時)で0.1〜0.8mmになるように設定されている。すなわち、定着装置20が稼動されて、定着ローラ21、分離板38、位置決め部材39等の構成部品が熱膨張した状態で、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが0.1〜0.8mmになるように設定されている。ギャップGが0.1mmより小さいと、定着ローラ21の汚れが分離板38に移行して定着工程後の記録媒体Pを汚してしまったり、分離板38が定着ローラ21に接触してその表面を傷つけてしまったりする。また、ギャップGが0.8mmより大きいと、定着ローラ21への記録媒体Pの巻き付きジャムを抑止する本来の機能が低下してしまうことになる。
また、本実施の形態1では、位置決め部材39を付勢手段によって間接的に付勢する構成としたが、位置決め部材39を付勢手段によって直接的に付勢する構成とすることもできる。
また、本実施の形態1では、位置決め部材39を付勢手段によって間接的に付勢する構成としたが、位置決め部材39を付勢手段によって直接的に付勢する構成とすることもできる。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ローラ21及び加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ローラ21及び加圧ローラ31のニップ部(定着ニップ部)に送入される。そして、定着ローラ21による加熱と、定着ローラ21及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ローラ21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ローラ21及び加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ローラ21及び加圧ローラ31のニップ部(定着ニップ部)に送入される。そして、定着ローラ21による加熱と、定着ローラ21及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ローラ21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態1における定着装置20において特徴的な、分離板38及び位置決め部材39の構成・動作について説明する。
図4を参照して、分離部材としての分離板38は、カラー50を介して装置20のフレーム40に回動自在に保持されている。具体的に、分離板38の両端には、曲げ加工により図4の紙面垂直方向に延設された曲げ部38aが形成されている。分離板38の曲げ部38aには、カラー50を保持するための保持部が形成されている。そして、フレーム40のピン部40aと分離板38の曲げ部38aとの間にカラー50が介在されている。
また、図示は省略するが、フレーム40のピン部40aには、付勢手段としてのねじりコイルスプリングが巻装(保持)されている。ねじりコイルスプリングの一方の腕部は、定着装置20のステーに当接している。また、ねじりコイルスプリングの他方の腕部は、カラー50に当接している。このような構成により、ねじりコイルスプリングの付勢力がカラー50を介して分離板38に伝達されて、分離板38が位置決め部材39とともに定着ローラ21に向けて付勢されるため、位置決め部材39によって分離板38と定着ローラ21とのギャップGが安定的に定まることになる。
図4を参照して、分離部材としての分離板38は、カラー50を介して装置20のフレーム40に回動自在に保持されている。具体的に、分離板38の両端には、曲げ加工により図4の紙面垂直方向に延設された曲げ部38aが形成されている。分離板38の曲げ部38aには、カラー50を保持するための保持部が形成されている。そして、フレーム40のピン部40aと分離板38の曲げ部38aとの間にカラー50が介在されている。
また、図示は省略するが、フレーム40のピン部40aには、付勢手段としてのねじりコイルスプリングが巻装(保持)されている。ねじりコイルスプリングの一方の腕部は、定着装置20のステーに当接している。また、ねじりコイルスプリングの他方の腕部は、カラー50に当接している。このような構成により、ねじりコイルスプリングの付勢力がカラー50を介して分離板38に伝達されて、分離板38が位置決め部材39とともに定着ローラ21に向けて付勢されるため、位置決め部材39によって分離板38と定着ローラ21とのギャップGが安定的に定まることになる。
ここで、位置決め部材39は、定着ローラ21に対して幅方向(図4の左右方向である。)に移動可能に当接している。具体的に、分離板38の曲げ部38aには、軸部材38b(シャフト)が固設されている。軸部材38bは、幅方向(定着ローラ21の回転軸方向)に起立している。そして、位置決め部材39は、軸部材38b上に移動できるように保持されている。位置決め部材39は、定着ローラ21の回転(走行)にならって従動回転するコロ状部材であって、耐熱性があり摩擦係数の低い樹脂材料等で形成することができる。
このような構成により、位置決め部材39の幅方向の位置は固定されないため、位置決め部材39が定着ローラ21の幅方向の同じ位置で摺接して定着ローラ21が局所的に磨耗する不具合が抑止される。したがって、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが経時においても安定的に維持されることになる。
特に、本実施の形態1では、位置決め部材39を保持する軸部材40bを分離板38に固設しているため、位置決め部材39によるギャップGの積み上げ公差を比較的小さくすることができる。
このような構成により、位置決め部材39の幅方向の位置は固定されないため、位置決め部材39が定着ローラ21の幅方向の同じ位置で摺接して定着ローラ21が局所的に磨耗する不具合が抑止される。したがって、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが経時においても安定的に維持されることになる。
特に、本実施の形態1では、位置決め部材39を保持する軸部材40bを分離板38に固設しているため、位置決め部材39によるギャップGの積み上げ公差を比較的小さくすることができる。
また、本実施の形態1では、位置決め部材39の幅方向の移動範囲(図4の両矢印の範囲である。)を規制する規制部材としての止め輪42を設置している。具体的には、位置決め部材39を挟むように軸部材38bの両端に止め輪42を設置している。ここで、位置決め部材39が定着ローラ21の端部(ローラ端面に限りなく近い端部である。)に移動しないように、止め輪42の位置が設定されている。
このような構成により、軸部材38bからの位置決め部材39の脱落を防止するとともに、定着ローラ21の弾性層23の両端部(定着ローラの両端面に限りなく近い両端部である。)における加工上の垂れ下がりや跳ね上がり等の影響によって定着ローラ21と分離板38とのギャップGが変動する不具合が抑止される。
このような構成により、軸部材38bからの位置決め部材39の脱落を防止するとともに、定着ローラ21の弾性層23の両端部(定着ローラの両端面に限りなく近い両端部である。)における加工上の垂れ下がりや跳ね上がり等の影響によって定着ローラ21と分離板38とのギャップGが変動する不具合が抑止される。
以上説明したように、本実施の形態1においては、定着ローラ21(定着部材)と分離板38(分離部材)とのギャップGを定める位置決め部材39を、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21と分離板38との微小ギャップGを経時においても安定化することができる。
実施の形態2.
図5にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図5は、実施の形態2における定着装置の一部を幅方向に示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、位置決め部材39の保持方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
図5にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図5は、実施の形態2における定着装置の一部を幅方向に示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、位置決め部材39の保持方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における定着装置も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、位置決め部材39、等で構成される。
そして、本実施の形態2においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図5の左右方向である。)に移動可能に当接している。
そして、本実施の形態2においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図5の左右方向である。)に移動可能に当接している。
ここで、本実施の形態2では、定着ローラ21を支持するフレーム40に、軸部材40bが固設されている。軸部材40bは、両端のフレーム40間に設置されている。そして、位置決め部材39は、軸部材40b上を移動できるように保持されている。位置決め部材39は、定着ローラ21の回転(走行)にならって従動回転するコロ状部材である。また、位置決め部材39を挟むように軸部材40bに規制部材としての止め輪42が設置されている。
このような構成により、位置決め部材39の幅方向の位置は固定されないため、位置決め部材39が定着ローラ21の幅方向の同じ位置で摺接して定着ローラ21が局所的に磨耗する不具合が抑止される。したがって、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが経時においても安定的に維持されることになる。また、止め輪42を設置することにより、軸部材38bからの位置決め部材39の脱落が防止されるとともに、定着ローラ21の弾性層23の両端部における加工上の垂れ下がりや跳ね上がり等の影響によって定着ローラ21と分離板38とのギャップGが変動する不具合が抑止される。
特に、本実施の形態2では、位置決め部材39を保持する軸部材40bを、定着ローラ21を支持するフレーム40に固設しているため、定着ローラ21と軸部材40bとの平行度の精度を高めることができる。したがって、位置決め部材39によるギャップGの幅方向の偏差も小さくすることができる。
特に、本実施の形態2では、位置決め部材39を保持する軸部材40bを、定着ローラ21を支持するフレーム40に固設しているため、定着ローラ21と軸部材40bとの平行度の精度を高めることができる。したがって、位置決め部材39によるギャップGの幅方向の偏差も小さくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、定着ローラ21(定着部材)と分離板38(分離部材)とのギャップGを定める位置決め部材39を、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21と分離板38との微小ギャップGを経時においても安定化することができる。
実施の形態3.
図6にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図6は、実施の形態3における定着装置の一部を幅方向に示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、位置決め部材39の保持方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
図6にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図6は、実施の形態3における定着装置の一部を幅方向に示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、位置決め部材39の保持方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態3における定着装置も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、位置決め部材39、等で構成される。
そして、本実施の形態3においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図6の左右方向である。)に移動可能に当接している。
そして、本実施の形態3においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図6の左右方向である。)に移動可能に当接している。
ここで、本実施の形態3では、分離板38の両端部と中央部との3箇所に、それぞれ、切曲げ部38cを設けて軸部材38bを固設している。3つの軸部材38bは、それぞれ、2つの切曲げ部38c間に設置されている。そして、位置決め部材39は、軸部材38b上を移動できるように保持されている。位置決め部材39は、定着ローラ21の回転にならって従動回転するコロ状部材である。また、位置決め部材39は、両端の切曲げ部38cによって、その幅方向の移動範囲が規制されている。すなわち、切曲げ部38cが規制部材として機能している。
このような構成により、位置決め部材39の幅方向の位置は固定されないため、位置決め部材39が定着ローラ21の幅方向の同じ位置で摺接して定着ローラ21が局所的に磨耗する不具合が抑止される。したがって、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが経時においても安定的に維持されることになる。また、各位置決め部材39は、切曲げ部38cによって、軸部材38bからの脱落が防止されるとともに、定着ローラ21の弾性層23の両端部における加工上の垂れ下がりや跳ね上がり等の影響を受ける不具合が抑止される。
特に、本実施の形態3では、3つの位置決め部材39がそれぞれ独立した軸部材38bに保持されているため、分離板38の真直度の精度が低い場合であっても、ギャップGの精度を幅方向にわたって高めることができる。また、本実施の形態3では、幅方向中央部にも位置決め部材39を配設しているために、幅方向中央部のギャップGの精度が高まり、小サイズ紙(幅方向のサイズが小さな記録媒体Pである。)が多く通紙される場合であっても分離板38による分離性を高めることができる。
特に、本実施の形態3では、3つの位置決め部材39がそれぞれ独立した軸部材38bに保持されているため、分離板38の真直度の精度が低い場合であっても、ギャップGの精度を幅方向にわたって高めることができる。また、本実施の形態3では、幅方向中央部にも位置決め部材39を配設しているために、幅方向中央部のギャップGの精度が高まり、小サイズ紙(幅方向のサイズが小さな記録媒体Pである。)が多く通紙される場合であっても分離板38による分離性を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、定着ローラ21(定着部材)と分離板38(分離部材)とのギャップGを定める位置決め部材39を、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21と分離板38との微小ギャップGを経時においても安定化することができる。
実施の形態4.
図7にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図7は、実施の形態4における定着装置の一部を幅方向に示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態4における定着装置は、位置決め部材39の保持方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
図7にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図7は、実施の形態4における定着装置の一部を幅方向に示す概略図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態4における定着装置は、位置決め部材39の保持方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態4における定着装置も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、位置決め部材39、等で構成される。
そして、本実施の形態4においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図7の左右方向である。)に移動可能に当接している。
そして、本実施の形態4においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図7の左右方向である。)に移動可能に当接している。
ここで、本実施の形態4では、分離板38の両端の曲げ部38a間に、軸部材38bが固設されている。そして、位置決め部材39は、軸部材38b上を移動できるように保持されている。位置決め部材39は、定着ローラ21の回転にならって従動回転するコロ状部材である。また、位置決め部材39を挟むように軸部材38bの両端に規制部材としての止め輪42が設置されている。
このような構成により、位置決め部材39の幅方向の位置は固定されないため、位置決め部材39が定着ローラ21の幅方向の同じ位置で摺接して定着ローラ21が局所的に磨耗する不具合が抑止される。したがって、定着ローラ21と分離板38とのギャップGが経時においても安定的に維持されることになる。また、止め輪42を設置することにより、軸部材38bからの位置決め部材39の脱落が防止されるとともに、定着ローラ21の弾性層23の両端部における加工上の垂れ下がりや跳ね上がり等の影響によって定着ローラ21と分離板38とのギャップGが変動する不具合が抑止される。
特に、本実施の形態4では、位置決め部材39を保持する軸部材38bが、片持ち支持ではなく、両端支持になるために、軸部材38bの倒れに対する強度を向上させることができる、
特に、本実施の形態4では、位置決め部材39を保持する軸部材38bが、片持ち支持ではなく、両端支持になるために、軸部材38bの倒れに対する強度を向上させることができる、
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、定着ローラ21(定着部材)と分離板38(分離部材)とのギャップGを定める位置決め部材39を、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21と分離板38との微小ギャップGを経時においても安定化することができる。
実施の形態5.
図8及び図9にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図8は、実施の形態5における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。また、図9は、分離爪55の近傍を示す斜視図である。本実施の形態5における定着装置は、分離板38とは別に分離爪55が設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図8及び図9にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図8は、実施の形態5における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。また、図9は、分離爪55の近傍を示す斜視図である。本実施の形態5における定着装置は、分離板38とは別に分離爪55が設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態5における定着装置も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ローラ21(定着部材)、加圧ローラ31(加圧部材)、分離板38(分離部材)、位置決め部材39、等で構成される。
そして、本実施の形態5においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図8の紙面垂直方向である。)に移動可能に当接している。
そして、本実施の形態5においても、位置決め部材39が、定着ローラ21に対して幅方向(図8の紙面垂直方向である。)に移動可能に当接している。
ここで、本実施の形態5では、図8(A)を参照して、分離板38の裏面側(通紙面の反対側である。)に、分離爪55が保持されている。図8(A)において、分離爪55は、定着ローラ21に当接しておらず、分離板38の裏面側に収納された状態である。そして、図8(B)及び図9を参照して、分離爪55を幅方向(図8の紙面垂直方向であって、図9の矢印方向である。)に移動させることで、分離爪55が不図示のねじりコイルスプリングによって付勢されて、分離板38の切欠き部38dから分離爪55が突出して定着ローラ21に当接する。これに対して、図8(B)及び図9の状態にある分離爪55を、上述した移動方向と逆方向に移動させることで、分離爪55はねじりコイルスプリングの付勢力に抗するように、分離板38の裏面側に収納されて定着ローラ21から離間する(図8(A)の状態である。)。すなわち、分離爪55は、定着ローラ21に対する幅方向の移動に連動して定着ローラ21に対して接離するように構成されている。なお、分離爪55は、分離板38の両端部に、それぞれ設置されている。
このように構成された分離爪55は、通常時には、定着ローラ21に対して離間されている(図8(A)の状態である。)。これに対して、分離板38のみによる分離性が充分ではないとき(例えば、出力画像の印字率が高くて定着ローラ21に吸着しやすいときである。)には、分離爪55を定着ローラ21に当接させて(図8(B)及び図9の状態である。)、分離性の悪い記録媒体Pを確実に定着ローラ21から分離するようにする。
このように構成された分離爪55は、通常時には、定着ローラ21に対して離間されている(図8(A)の状態である。)。これに対して、分離板38のみによる分離性が充分ではないとき(例えば、出力画像の印字率が高くて定着ローラ21に吸着しやすいときである。)には、分離爪55を定着ローラ21に当接させて(図8(B)及び図9の状態である。)、分離性の悪い記録媒体Pを確実に定着ローラ21から分離するようにする。
このような分離爪55の接離動作(移動動作)は、ユーザーやサービスマンが、定着装置外から手動操作によりおこなうものである。具体的には、図9を参照して、分離爪55は、アーム部51の下端側に、前後方向に移動可能に挟持されている。アーム部51は、2つのシャフト52、53上をスライド移動するように構成されている。そして、ユーザーやサービスマンは、アーム部51の上端側(図示は省略するが、装置本体のカバーを開放した状態で、定着装置20の外部に露呈している。)を把持して、アーム部51のスライド移動とともに分離爪55の接離動作(移動動作)をおこなうことになる。
なお、本実施の形態5では、分離爪55の接離動作(移動動作)を手動でおこなったが、分離爪55の接離動作(移動動作)を自動でおこなってもよい。具体的には、シャフト52をボールねじとして駆動手段(駆動モータ)に接続するとともに、シャフト52が挿入されるアーム部51の穴部に雌ねじ部を形成する。これにより、駆動手段(駆動モータ)の正逆方向の回転駆動に連動して、分離爪55がアーム部51とともに移動して分離爪55の接離動作がおこなわれる。なお、分離爪55を自動で接離させるタイミングは、出力画像の印字率のデータ(例えば、露光工程時の露光デューティのデータである。)に基づいておこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態5においても、前記各実施の形態と同様に、定着ローラ21(定着部材)と分離板38(分離部材)とのギャップGを定める位置決め部材39を、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21と分離板38との微小ギャップGを経時においても安定化することができる。
実施の形態6.
図10にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図10は、実施の形態6における定着装置を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態6における定着装置は、定着部材として定着ベルト41を用いている点が、定着部材として定着ローラ21を用いている前記各実施の形態のものとは相違する。
図10にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図10は、実施の形態6における定着装置を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態6における定着装置は、定着部材として定着ベルト41を用いている点が、定着部材として定着ローラ21を用いている前記各実施の形態のものとは相違する。
図10に示すように、本実施の形態6における定着装置20は、定着部材としての定着ベルト41、定着補助ローラ42、加熱ローラ43、加圧部材としての加圧ローラ31、テンションローラ(不図示である。)、分離部材としての分離板38、位置決め部材(不図示である。)、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ベルト41は、ポリイミド樹脂からなる層厚90μmのベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。定着ベルト41の弾性層は、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト41の離型層は、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト41の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト41は、複数のローラ部材(定着補助ローラ42、加熱ローラ43、テンションローラである。)に張架・支持されて、所定の方向に走行する。
定着補助ローラ42は、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層(層厚が14mmである。)が形成された外径が52mmの円筒部材であって、加圧部材としての加圧ローラ31に定着ベルト41を介して当接してニップ部(定着ニップ部)を形成する。
加熱ローラ43は、アルミニウム等の金属材料からなる円筒体(肉厚が0.6mm、外径が35mmである。)であって、その円筒体の内部にはヒータ(熱源)が固設されている。
加熱ローラ43のヒータは、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータからの輻射熱によって加熱ローラ43が加熱されて、さらに加熱ローラ43によって加熱された定着ベルト41の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータの出力制御は、定着ベルト41表面に非接触で対向するサーモパイル(不図示である。)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーモパイルの検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータに交流電圧が印加される。このようなヒータの出力制御によって、定着ベルト41の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
加熱ローラ43のヒータは、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータからの輻射熱によって加熱ローラ43が加熱されて、さらに加熱ローラ43によって加熱された定着ベルト41の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータの出力制御は、定着ベルト41表面に非接触で対向するサーモパイル(不図示である。)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、サーモパイルの検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータに交流電圧が印加される。このようなヒータの出力制御によって、定着ベルト41の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、肉厚が1mmの中空芯金上に、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる層厚が1.5mmの弾性層が形成されたものである。
そして、加圧ローラ31は、加圧機構によって定着ベルト41を介して定着補助ローラ42に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ベルト41との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
そして、加圧ローラ31は、加圧機構によって定着ベルト41を介して定着補助ローラ42に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ベルト41との間に、所望のニップ部(定着ニップ部)が形成される。
ここで、ニップ部に対して定着ベルト41(定着部材)の走行方向下流側(ニップ部の出口側近傍である。)には、定着ベルト41に対して所定のギャップをあけて対向する分離板38が配設されている。また、定着ベルト41と分離板38との間には、位置決め部材(不図示である。)が介設されている。
そして、本実施の形態6においても、位置決め部材が、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接している。
そして、本実施の形態6においても、位置決め部材が、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接している。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータに交流電圧が印加(給電)されるとともに、不図示の駆動モータによって加圧ローラ31の回転駆動が開始されて、それと同時に定着ベルト41(定着補助ローラ42、加熱ローラ43)が従動回転する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、圧接状態にある定着ベルト41及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト41による加熱と、定着ベルト41(定着補助ローラ42)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ベルト41及び加圧ローラ31によって、そのニップ部から記録媒体Pが送出される。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータに交流電圧が印加(給電)されるとともに、不図示の駆動モータによって加圧ローラ31の回転駆動が開始されて、それと同時に定着ベルト41(定着補助ローラ42、加熱ローラ43)が従動回転する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、圧接状態にある定着ベルト41及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。そして、定着ベルト41による加熱と、定着ベルト41(定着補助ローラ42)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ベルト41及び加圧ローラ31によって、そのニップ部から記録媒体Pが送出される。
以上説明したように、本実施の形態6においても、前記各実施の形態と同様に、定着ローラ21(定着部材)と分離板38(分離部材)とのギャップGを定める位置決め部材39を、定着ローラ21に対して幅方向に移動可能に当接させているために、画像品質に影響を与えることなく、定着ローラ21と分離板38との微小ギャップGを経時においても安定化することができる。
なお、前記各実施の形態では、加熱手段としてヒータ25を用いた定着装置20に対して本発明を適用したが、加熱手段として励磁コイルを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、加圧部材として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、これらの場合にも、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では、加圧部材として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、これらの場合にも、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ローラ(定着部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
31 加圧ローラ(加圧部材)、
38 分離板(分離部材)、
38a 曲げ部、
38b、40b 軸部材、
38c 切曲げ部、
38d 切欠き部、
39 位置決め部材(コロ状部材)、
40 フレーム、
41 定着ベルト(定着部材)、
42 止め輪(規制部材)、
51 アーム部、
52、53 シャフト、
55 分離爪。
20 定着装置、
21 定着ローラ(定着部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
31 加圧ローラ(加圧部材)、
38 分離板(分離部材)、
38a 曲げ部、
38b、40b 軸部材、
38c 切曲げ部、
38d 切欠き部、
39 位置決め部材(コロ状部材)、
40 フレーム、
41 定着ベルト(定着部材)、
42 止め輪(規制部材)、
51 アーム部、
52、53 シャフト、
55 分離爪。
Claims (11)
- トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、
前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
前記ニップ部に対して前記定着部材の走行方向下流側に配設されるとともに、前記定着部材に対して所定のギャップをあけて対向する分離部材と、
前記ギャップを定めるために前記定着部材と前記分離部材との間に介設された位置決め部材と、
を備え、
前記位置決め部材は、前記定着部材に対して幅方向に移動可能に当接するように配設されたことを特徴とする定着装置。 - 前記位置決め部材は、前記分離部材に固設された軸部材上に移動可能に保持されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記位置決め部材は、前記定着部材を支持するフレームに固設された軸部材上に移動可能に保持されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記位置決め部材は、前記定着部材の走行にならって従動回転するコロ状部材であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
- 前記位置決め部材の幅方向の移動範囲を規制する規制部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
- 前記位置決め部材を前記分離部材とともに前記定着部材に向けて付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
- 前記定着部材に対する幅方向の移動に連動して当該定着部材に対して接離する分離爪を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。
- 前記分離爪は、前記分離部材に設置されたことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
- 前記分離爪とともに幅方向に移動するとともに、装置外からの手動操作をおこなうためのアーム部を備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の定着装置。
- 前記分離爪を幅方向に自動で移動させるための駆動手段を備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の定着装置。
- 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007302735A JP2009128575A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 定着装置及び画像形成装置 |
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JP2007302735A JP2009128575A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 定着装置及び画像形成装置 |
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JP2009128575A true JP2009128575A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40819571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007302735A Pending JP2009128575A (ja) | 2007-11-22 | 2007-11-22 | 定着装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009128575A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8953991B2 (en) | 2011-02-16 | 2015-02-10 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus |
JP2015138118A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
CN116520658A (zh) * | 2022-01-28 | 2023-08-01 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 定影装置和图像形成装置 |
JP7504818B2 (ja) | 2021-02-02 | 2024-06-24 | ローランドディー.ジー.株式会社 | メディア搬送装置、プリンタ、およびカッティング装置 |
-
2007
- 2007-11-22 JP JP2007302735A patent/JP2009128575A/ja active Pending
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