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JP2009121958A - ロータリエンコーダ、およびブラシレスモータ - Google Patents

ロータリエンコーダ、およびブラシレスモータ Download PDF

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JP2009121958A JP2007296478A JP2007296478A JP2009121958A JP 2009121958 A JP2009121958 A JP 2009121958A JP 2007296478 A JP2007296478 A JP 2007296478A JP 2007296478 A JP2007296478 A JP 2007296478A JP 2009121958 A JP2009121958 A JP 2009121958A
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Atsushi Harashima
厚志 原島
Nobuo Fukazawa
信夫 深沢
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Corp
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Abstract

【課題】高分解能で小型なロータリエンコーダ、及びブラシレスモータを提供する。
【解決手段】インクリメンタルパターンが形成されたロータリスケールと、センサマグネットと、ロータリスケールからの反射光を検出する光検出部74と、センサマグネットの磁束を検出する磁気検出部75と、光検出部74、および磁気検出部75の検出信号に基づいて回転軸の絶対角度位置などを算出する信号処理部76と、信号処理部76によって算出された絶対角度位置情報などを外部に出力するための通信回路部73と、通信回路部73から出力された信号を外部機器に伝達するためのコネクタ部80とを備え、リジットフレキシブル基板34のリジット基板34a上に各部73,74,75,76,80を実装し、フレキシブル基板34bを屈曲形成することで光検出部74をロータリスケールに対して対向配置すると共に、磁気検出部75をセンサマグネットに対して対向配置した。
【選択図】図5

Description

この発明は、回転軸の回転角度等を検出するロータリエンコーダ、およびこれを用いたブラシレスモータに関するものである。
一般に、ブラシレスモータは、有底筒状のヨークに内嵌固定されたステータと、このステータに対して回転自在に設けられたロータとを有している。
ステータは、略円筒状のステータコアを有し、このステータコアにコイルを巻装するための複数のティース部が径方向内側に向かって突出形成されている。各ティース部間には軸方向に延びる蟻溝状のスロットが形成され、このスロットからコイルを挿入して各ティース部にコイルを巻装するようになっている。一方、ロータは、ヨークに回転自在に支持されている回転軸を有し、この回転軸に永久磁石が周方向に沿って配置されている。
このように構成されたブラシレスモータは、コイルに通電するとティース部に磁界が形成され、ロータの永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動する。
この種のブラシレスモータを駆動するには、ロータの回転位置に対応した電流を各相のコイルに供給する必要がある。そこで、ロータの絶対角度位置や回転数を検出するため、ブラシレスモータにロータリエンコーダを設ける場合がある。
このロータリエンコーダは、ロータの回転軸の一端に設けられた回転スケール板と、この回転スケール板を挟んで振り分け配置された発光素子、および受光素子とを備えている。回転スケール板には、複数のパターンが形成されている。そして、発光素子から照射された光が回転軸と共回りする回転スケール板のパターンを介して受光素子に受光される。これが検出信号となってロータの絶対角度位置や回転数が認識できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−282101号公報
ところで、ロータリエンコーダとしては、インクリメンタル型とアブソリュート型との2種類が一般に用いられている。
インクリメンタル型ロータリエンコーダは、回転スケール板にインクリメンタルパターン(2値化符号パターン、スリット)が形成されている。そして、回転スケール板の回転に伴ってインクリメンタルパターンをパルス信号として検出し、このパルス信号を所定の計数動作を行うことによって回転軸の相対角度位置や回転数を算出するようになっている。
一方、アブソリュート型ロータリエンコーダは、回転スケール板に出力ビット数に応じた数のシリアルアブソリュートパターン(円環パターン、模様)が形成されている。このため、回転スケール板に単純なスリットが形成されたインクリメンタル型とは異なり、回転軸が停止していても回転軸の絶対角度位置を算出することができる。
しかしながら、アブソリュート型ロータリエンコーダの分解能を高くしようとした場合、より微細なシリアルアブソリュートパターンを形成する必要があったり、このシリアルアブソリュートパターンを検出する高精度センサ等の多数の実装部品が必要になったりする。このため、分解能が高くなるほどアブソリュート型ロータリエンコーダのサイズが大きくなってしまうことに加え、小型化しようとするとシリアルアブソリュートパターンの形成が困難であるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、高分解能で小型なロータリエンコーダ、及びブラシレスモータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、回転軸と共回りする回転体と、前記回転体の一端に取り付けられインクリメンタルパターンが形成された回転スケール板と、前記回転体の外周面に取付けられたセンサマグネットと、前記インクリメンタルパターンからの反射光を検出する光検出部と、前記センサマグネットの磁束を検出する磁気検出部と、前記光検出部、および前記磁気検出部の検出信号に基づいて前記回転軸の絶対角度位置と回転数を算出する信号処理部と、前記信号処理部によって算出された前記回転軸の絶対角度位置情報、および回転数情報を外部に出力するための通信回路部と、前記通信回路部から出力された信号を外部機器に伝達するためのコネクタ部とを備えたロータリエンコーダであって、リジットフレキシブル基板のうちのリジット基板上に前記光検出部、前記磁気検出部、前記信号処理部、前記通信回路部、および前記コネクタ部を実装し、前記リジットフレキシブル基板のうちのフレキシブル基板を屈曲形成することで前記光検出部を前記回転スケール板に対して対向配置すると共に、前記磁気検出部を前記センサマグネットに対して対向配置したことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記リジット基板上に実装された前記光検出部、前記磁気検出部、前記信号処理部、および前記通信回路部の位置決めを行うためのホルダを設け、該ホルダにそれぞれ光検出部、磁気検出部、信号処理部、および通信回路部を固定したことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記磁気検出部は、前記回転軸の絶対角度位置検出用の絶対角度位置検出素子と、前記回転軸の多回転検出用の多回転検出素子とを備えていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記センサマグネットを前記回転スケール板よりも径方向外側に位置するように配設したことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記リジットフレキシブル基板は、前記通信回路部を中心に各々光検出部、信号処理部、コネクタ部、および前記多回転検出素子を周方向に配置するように構成し、前記光検出部、前記信号処理部、前記コネクタ部、および前記多回転検出素子のそれぞれと前記通信回路部とを前記フレキシブル基板で連結すると共に、前記信号処理部と前記絶対角度位置検出素子とを前記フレキシブル基板で連結していることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載のロータリエンコーダを用いたブラシレスモータであって、前記ブラシレスモータは、コイルが巻装されたステータと、該ステータに対して回転自在に設けられたロータとを備え、前記ロータの回転軸の一端側に前記回転体が取付けられていることを特徴とするブラシレスモータとした。
本発明によれば、回転スケール板に形成されているインクリメンタルパターンを細分化することによってロータリエンコーダの分解能を高めることができる。また、回転スケール板、および光検出部に加え、センサマグネットと磁気検出部を併用することで、シリアルアブソリュートパターンのように複雑なパターンを回転スケール板に形成することなく回転軸の絶対角度位置を算出することができる。このため、回転スケール板を小型化することが可能になり、高分解能で小径なアブソリュート型ロータリエンコーダを提供することが可能になる。
さらに、リジット基板とフレキシブル基板とが積層されて構成されたリジットフレキシブル基板のうち、リジット基板上に光検出部、磁気検出部、信号処理部、通信回路部、およびコネクタ部を実装している。そして、フレキシブル基板を屈曲形成することで光検出部を回転スケール板に対して対向配置すると共に、磁気検出部をセンサマグネットに対して対向配置している。このため、各実装部品(光検出部や磁気検出部)を同一平面上に配置することなく立体的に配置させることができる。よって、ロータリエンコーダに無駄なスペースができ難く、小型化を図ることが可能になる。
そして、光検出部、磁気検出部、信号処理部、通信回路部、およびコネクタ部をリジット基板上に実装することで、各実装部品をガタつかせることなく容易、且つ確実にホルダに固定することができる。
また、磁気検出部に回転軸の絶対角度位置検出用の絶対角度位置検出素子と、回転軸の多回転検出用の多回転検出素子とを設けることで、回転軸の絶対角度位置だけでなく、回転軸の多回転カウント値を算出することができる。このため、より高精度なロータリエンコーダを提供することが可能になる。
さらに、センサマグネットを回転スケール板よりも径方向外側に位置するように配設することで、必要に応じて磁気検出部をセンサマグネットの端面や外周面に対応させて配置することができる。すなわち、例えば、センサマグネットの着磁状態に応じて磁気検出部の多回転検出素子をセンサマグネットの端面に対向配置する一方、絶対角度位置検出素子をセンサマグネットの外周面に対向配置させることができる。このため、磁気検出部のレイアウト自由度をより高めることが可能になる。
とりわけ、このロータリエンコーダをブラシレスモータに使用する場合にあっては、フレキシブル基板を屈曲させることでブラシレスモータの小型、小径化を図ることが可能になる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータ1は、ヨーク2と、このヨーク2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを有する所謂インナーロータ型の電動モータである。
ヨーク2は、有底筒状に形成されたものであって、周壁5とエンド部(底部)6とを有している。周壁5の内周面側には、エンド部6寄りに段差によって径方向内側に縮径された縮径部7が形成されている。この縮径部7によって形成された段差部8にステータ3が当接することでステータ3の軸方向の位置決めが行われている。
ヨーク2のエンド部6には、径方向略中央に軸受けハウジング10が形成され、ここに、回転軸9の一端側を回転自在に支持するための軸受け11が挿入されている。軸受けハウジング10には、回転軸9を挿通するための挿通孔10aが形成されている。なお、周壁5の外径E1は約20〜30mm程度に設定されている。
ステータ3は、磁性材料の板材をプレス等で打ち抜いた金属板を軸方向に積層したり、軟磁性粉末を加圧成形したりすることによって形成されたものであって、略円筒状のステータコア44を有している。ステータコア44は、周壁を形成するコア本体45と、コア本体45から径方向内側に向かって突設された複数のティース部46とが一体成形されたものである。
ティース部46は周方向に等間隔で設けられており、ここに空芯コイル52がそれぞれ不図示の絶縁シートを介して径方向に着脱自在に設けられている。空芯コイル52は、電流が供給されるコイルを予め巻回して形成したものである。
また、ステータコア44には、一対の抜け止めインシュレータ54,55が軸方向外側からステータコア44側に向かって挿入するようにしてそれぞれセットされている。
これら抜け止めインシュレータ54,55は、空芯コイル52の抜け方向への移動を規制するためのものであって、それぞれ各ティース部46間に介装される複数の介装部58,59を有している。各介装部58,59の外方側端には、それぞれ略円環状のリング部56,57が一体成形されている。すなわち、抜け止めインシュレータ54,55は、それぞれ介装部58,59をリング部56,57で連結した状態になっている。
一対の抜け止めインシュレータ54,55のうち、エンド部6とは反対側に取り付けられている抜け止めインシュレータ54には、リング部56に略円環状のインロー部62が形成されている。このインロー部62は、後述する配電板63の径方向、及び軸方向の位置決めを行うためのものであって、リング部56の内周縁から軸方向外側に向かって延出するように形成されている。また、インロー部62は、リング部56よりも縮径されており、これによって段差部64が形成されている。
配電板63は、ステータ3のティース部46に装着されている空芯コイル52に外部電力を供給するためのものであって、空芯コイル52を形成するコイル49の端末部が接続されている。配電板63は、略円盤状の基板65と、この基板65から外方に向かって延出するフレキシブル配電部66とを有している(図2参照)。
基板65は、この内周に抜け止めインシュレータ54のインロー部62が内嵌されていると共に、基板65のステータ3側の面が抜け止めインシュレータ54の段差部64に当接している。これによって、配電板63は、抜け止めインシュレータ54のインロー部62によって径方向、および軸方向の位置決めが行われる。フレキシブル配電部66は、ヨーク2の周壁5に設けられたグロメット67を介して外部へと引き出され、不図示の外部電源に電気的に接続されている(図2参照)。
ロータ4は、回転軸9にリング状の永久磁石12を外嵌固定したものである。この永久磁石12は、周方向に磁極が順番に変わるように着磁されている。
回転軸9の他端側は、ヨーク2の開口部2aを閉塞するリヤブラケット13に回転自在に支持されている。
リヤブラケット13は、略円盤状に形成されヨーク2に内嵌するインロー部15を有している。インロー部15の外周面には、複数の雌ネジ部(不図示)が周方向に等間隔で刻設される一方、ヨーク2の雌ネジ部に対応する部位はボルト孔(不図示)が形成されている。そして、ここにボルト19が螺入されることによってリヤブラケット13がヨーク2に締結固定されるようになっている。
インロー部15の径方向略中央には、ロータ4の永久磁石12側(図1における下側)に向かって突出する軸受けハウジング16が形成されている。この軸受けハウジング16には、回転軸9を挿通可能にする挿通孔20が形成され、ここに回転軸9の他端側を回転自在に支持するための軸受け14が圧入固定されている。
インロー部15の軸受けハウジング16とは反対側(図1における上側)には、外周縁にフランジ部21が形成されている。このフランジ部21がヨーク2の開口端に当接することによって、リヤブラケット13の軸方向の位置が決定するようになっている。
また、インロー部15の軸受けハウジング16とは反対側には、径方向略中央に凹部22が形成されており、ここにロータリ23が収納されている。
図3、図4に詳示するように、ロータリ23は、回転軸9の絶対角度位置などを検出するためのロータリエンコーダ25を構成するものであって、回転軸9の他端にボルト26によって締結固定され回転軸9と共回りするようになっている。このロータリ23は、段付き筒状に形成されたハブ(回転体)27を有している。このハブ27は、回転軸9に取付けられる筒部69と、筒部69の回転軸9とは反対側に形成された円盤部29とが一体成形されたものである。
筒部69は、回転軸9を外嵌可能な大きさを有している。筒部69の内周面側には、軸線方向略中央にボルト孔30が形成され、ここにボルト26が螺入されている。
一方、円盤部29は、筒部69よりも径方向外側に大きく形成されている。円盤部29の外周面には、略円環状のセンサマグネット28が外嵌固定されている。
円盤部29の外表面29aには、径方向略中央にロータリスケール(回転スケール板)31が設けられている。また、円盤部29の外表面29aには、ロータリスケール31の外周部に対応する位置に円環状の接着凹部29bが形成されている。接着凹部29bはロータリスケール31を接着固定するためのものであって、ここに接着剤Fを塗布することでロータリスケール31が円盤部29に固着される。すなわち、ロータリ23は、回転軸9とは反対側端にロータリスケール31を配置し、且つ外周面にセンサマグネット28を配置した状態になっている。また、ロータリスケール31よりも径方向外側にセンサマグネット28を配置した状態になっている。
このロータリスケール31の外表面31aには、インクリメンタルパターン70、および原点位置を検出するためのZ相パターン70aが形成されている。
インクリメンタルパターン70は、反射パターン71とパターンニングが施されていない領域72とが周方向に交互となるように放射状に配設されているものである。そして、これら反射パターン71とパターンニングが施されていない領域72との幅を小さくしてロータリスケール31に多数配設すればするほど分解能が高まるようになっている。
ロータリスケール31の径方向略中央には、ロータリ23を締結固定するときに使用される工具(不図示)を挿通可能にする挿通孔32が形成されている。
図1、図2に示すように、リヤブラケット13の凹部22側には、これを閉塞するようにセンサユニット48がボルト100によって締結固定されている。
センサユニット48は、ロータリエンコーダ25を構成するロータリ検出ユニット24と、ロータリ検出ユニット24の位置決めを行うホルダ33とで構成されている。
ロータリ検出ユニット24は、リジットフレキシブル基板34に各種装置を実装したものである。
具体的には、図5、図6に示すように、リジットフレキシブル基板34は、ガラスエポキシなどの硬い材質から成るリジット基板34aと可撓可能なフレキシブル基板34bとが積層されて構成されたものである。なお、図5において、紙面手前側を表面、紙面奥側を裏面とする。
リジット基板34aは、通信回路部73が実装されているリジット基板133と、光検出部74が実装されているリジット基板134と、磁気検出部75が実装されているリジット基板135と、信号処理部76が実装されているリジット基板136と、コネクタ部80が実装されているリジット基板137とで構成されている。そして、通信回路部73を中心にして周方向に沿って光検出部74、磁気検出部75、信号処理部76、およびコネクタ部80を配置した状態になっており、光検出部74、磁気検出部75、信号処理部76、およびコネクタ部80のそれぞれと通信回路部73とをフレキシブル基板34bで連結している。
光検出部74のリジット基板134は略円盤状に形成されており、この表面には略中央に光検出部74を構成する光学式センサモジュール35が実装されている。この光学式センサモジュール35は、受/発光素子を備えたものであって、インクリメンタルパターン70に光を照射し、且つ反射光を検出するようになっている。反射光を検知した受光素子からは、正弦波アナログ信号が出力される。
一方、光検出部74のリジット基板34aの裏面には、光検出部74を構成する差動A/Dコンバータ82、およびコンパレータ83などが実装されている。これら差動A/Dコンバータ82、およびコンパレータ83は、光学式センサモジュール35から出力された正弦波アナログ信号をデジタル信号化(パルス信号化)するためのものである。
磁気検出部75は、回転軸9が何回転したかを検出する多回転検出部75aと、回転軸9の絶対角度位置を検出する絶対角度位置検出部75bとで構成されている。また、リジット基板135は、それぞれ多回転検出部75aのリジット基板135aと、一対の絶対角度位置検出部75bのリジット基板135b,135bとで構成されている。
リジット基板135aは略円弧状に形成されており、フレキシブル基板34bを介して通信回路部73に接続されている。リジット基板135aには、表面に磁気検出部75を構成する一対の多回転検出用ホールIC(Integrated Circuit)36a,36aが円弧の中心を基準にして周方向に90°間隔をあけて実装されている。多回転検出用ホールIC36a,36aは、センサマグネット28の磁束を検出して矩形波を出力するものである。また、リジット基板135aには、各多回転検出用ホールIC36a,36aの近傍に多回転検出部75aをホルダ33に締結固定するためのボルト孔101,101が設けられている。
一方、一対のリジット基板135b,135bは、それぞれ平面視長方形状に形成されており、フレキシブル基板34bを介して信号処理部76に接続されている。各リジット基板135b,135bには、表面にそれぞれ磁気検出部75を構成する一対の絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bが実装されている。絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bは、センサマグネット28の磁束を検出して正弦波アナログ信号を出力するものである。また、各リジット基板135b,135bには、各絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bの近傍に絶対角度位置検出部75bをホルダ33に締結固定するためのボルト孔102,102が設けられている。
ここで、絶対角度位置検出部75bに接続されているフレキシブル基板34bは、略T字状に形成されており、一対のリジット基板135b,135bに跨って両者を連結する第一フレキシブル基板140と、この第一フレキシブル基板140の長手方向略中央から信号処理部76に向かって延出し、信号処理部76に接続されている第二フレキシブル基板141とで構成されている。
信号処理部76のリジット基板136の裏面には、信号処理部76を構成する回転角度センサIC86などが実装されている。この回転角度センサIC86は、絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bから出力された正弦波アナログ信号に基づいて回転軸9の絶対角度位置を算出するためのものである。また、リジット基板136には、信号処理部76をホルダ33に固定するためのボルト孔103が周方向に等間隔で4箇所設けられている。
通信回路部73は、信号処理部76で算出された回転軸9の回転数情報や絶対角度位置情報を外部に出力するものである。通信回路部73のリジット基板133は略円盤状に形成されており、この表面にはFPGA(Field Programmable Gate Array)85などが実装されている。FPGA85は、多回転検出用ホールIC36a,36aから出力された矩形波に基づいて算出された多回転カウント値と、光学式センサモジュール35からの出力信号とに基づいて回転数を算出するためのものである。
一方、リジット基板133の裏面には、通信回路部73を構成するレベル変換回路87などが実装されている。このレベル変換回路87は、信号処理部76から出力された回転軸9の回転数情報や回転角度位置情報を所定の信号形式(例えば、LVDS,RS422等の差動信号形式)に変換して出力する。そして、この通信回路部73から出力された信号は、コネクタ部80を介して不図示の外部機器に伝達されるようになっている。この他にリジット基板133には、通信回路部73をホルダ33に固定するためのボルト孔104が周方向に等間隔で4箇所設けられている。
コネクタ部80のリジット基板137は、基端側、つまり、通信回路部73側に向かうに従って徐々に先細りとなるように略台形状に形成されている。このリジット基板137の裏面には、外部機器とロータリ検出ユニット24とを接続するためのコネクタ80aなどが実装されている。
図1、図6に示すように、リジットフレキシブル基板34のリジット基板34aに各種装置を実装したロータリ検出ユニット24は、フレキシブル基板34bを屈曲させて立体形状とし、ホルダ33に位置決めされた形で締結固定されている。
より詳しくは、まず、通信回路部73と信号処理部76とが対向するようにフレキシブル基板34bを屈曲させる。次に、信号処理部76の通信回路部73側と反対側の面と、光検出部74とが対向するようにフレキシブル基板34bを屈曲させる。
さらに、光検出部74の信号処理部76側と反対側の面と、磁気検出部75の多回転検出部75aとが対向するようにフレキシブル基板34bを屈曲させる。そして、絶対角度位置検出部75bを光検出部74の多回転検出部75a側の面に位置し、且つ多回転検出部75aと直交する方向に沿うように第二フレキシブル基板141を屈曲させる。
ここで、一対の絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bに跨って設けられている第一フレキシブル基板140の長さL1(図5参照)は、各絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bが光検出部74の中心を基準にして互いに周方向に90°間隔をあけた状態で配置可能な長さに設定されている。
したがって、ロータリ検出ユニット24は、各フレキシブル基板34bを屈曲させた状態において、磁気検出部75のリジット基板135aが光検出部74のリジット基板134と平行する方向に沿って配設され、且つ多回転検出用ホールIC36a,36aが光検出部74のリジット基板134の中心を基準にして周方向に90°間隔をあけた状態で配設される。また、磁気検出部75のリジット基板135b,135bが光検出部74のリジット基板134と直交する方向に沿って配設され、且つ光検出部74のリジット基板134の中心を基準にして周方向に90°間隔をあけた状態で配設される。また、多回転検出用ホールIC36a,36aが軸線方向外側に向かって配設された状態になる一方、絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bが径方向内側に向かって配設された状態になる。さらに、光検出部74の光学式センサモジュール35は、受/発光素子が多回転検出用ホールIC36a,36aと同じ方向に向かって配設された状態となる。
図7〜図11に示すように、ホルダ33は、通信回路部73と信号処理部76との間に介在する第一ホルダ33aと、光検出部74、信号処理部76、磁気検出部75の多回転検出部75a、および絶対角度位置検出部75bの位置決めを行う第二ホルダ33bとで構成されている。
図10に詳示するように、第一ホルダ33aは略円環状で大部分が開口されており、通信回路部73、および信号処理部76の外周縁近傍のみに当接するように形成されている。第一ホルダ33aの四方には、平面部91が形成されている。各平面部91は、フレキシブル基板34bの配索経路となる部位であって、ここに外方に向かって徐々に肉薄となる先細り部92が形成されている。これにより、フレキシブル基板34bに無理な曲げ応力が作用し難くなる。
各平面部91の間、つまり、第一ホルダ33aの四隅にはボルト孔93が形成されている。これらボルト孔93は、通信回路部73のボルト孔104、および信号処理部76のボルト孔103に対応する部位に形成されている。すなわち、通信回路部73のボルト孔104、および信号処理部76のボルト孔103は、互いに対向配置した際、同一軸線上に位置するように形成されている。
図11(a)、図11(b)に示すように、第二ホルダ33bは略円盤状のベース部94を有している。ベース部94の略中央には、光検出部74の光学式センサモジュール35を望ませるための開口部95が形成されている。開口部95の周縁には、ロータリ23側(図11(b)における下側)に磁気検出部75の多回転検出部75aを位置決めするためのガイド部96が突出形成されている。このガイド部96は、開口部95の全周縁のうちの略半分に形成されており、この外周部に多回転検出部75aが当接することによって多回転検出部75aの径方向の位置が決定するようになっている(図7参照)。なお、ベース部94のロータリ23側の面には、位置決めされた多回転検出部75aのボルト孔101に対応する部位に不図示の雌ネジ部が刻設されており、多回転検出部75aがボルト105によって第二ホルダ33bに締結固定されるようになっている。
また、第二ホルダ33bのベース部94には、外周側に開口部95を中心にして対向配置された一対の切り欠き部97,97が形成されている。これら切り欠き部97,97は、通信回路部73と多回転検出部75aとの間に設けられたフレキシブル基板34b、および通信回路部73と絶対角度位置検出部75bとの間に設けられたフレキシブル基板34bのうち、第二フレキシブル基板141を配索するためのものである。
この他に、ベース部94には、一対の切り欠き部97,97の間であって、外周寄りに一対のボルト孔98,98が形成されている。これらボルト孔98,98は、第二ホルダ33bをリヤブラケット13に締結固定するためのものである。
ベース部94のロータリ23と反対側(図11(b)における上側)には、立ち上がり部99が周方向に等間隔で4箇所立設されている。これら立ち上がり部99は、光検出部74、および信号処理部76の位置決めを行うためのものであって、段差部37が形成されている。段差部37は、光検出部74の位置決めを行うためのものであって、この壁面37aが光検出部74の外形状に対応するように形成されている。すなわち、光検出部74は、段差部37の壁面37aの内側に嵌まり込むようにしてセットされて径方向の位置決めが行われると共に、段差部37の底面37bに当接することで高さ方向の位置決めが行われる。
各立ち上がり部99の先端には、軸線方向に貫通する雌ネジ部38がそれぞれ刻設されている。この雌ネジ部38は、通信回路部73、信号処理部76、および第一ホルダ33aを締結固定するためのものである。雌ネジ部38には、ボルト106が螺入されるようになっており、このボルト106によって通信回路部73、信号処理部76、および第一ホルダ33aが第二ホルダ33bに共締めされる(図7、図8参照)。
また、図9、図11(b)に示すように、立ち上がり部99の絶対角度位置検出部75bに対応する位置には、凹部39が形成され、ここに絶対角度位置検出部75bを締結固定するための雌ネジ部40が刻設されている。すなわち、絶対角度位置検出部75bは、立ち上がり部99の凹部39にセットされることで位置決めされ、ボルト107によって第二ホルダ33bに締結固定されるようになっている。
図1、図9に示すように、このように構成されたセンサユニット48は、磁気検出部75の多回転検出用ホールIC36aがロータリ23側に向くようにしてリヤブラケット13にボルト100によって締結固定される。
ここで、センサユニット48をリヤブラケット13に締結固定した際、磁気検出部75の多回転検出用ホールIC36aはロータリ23のセンサマグネット28の端面に対向した状態となる一方、絶対角度位置検出用ホールIC36bはロータリ23のセンサマグネット28の外周面に対向した状態となる。
すなわち、一対の多回転検出用ホールIC36a,36aは、センサマグネット28の端面に沿って周方向に90°間隔をあけて配設された状態となる。一方、一対の絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bは、センサマグネット28の外周面に沿って周方向に90°間隔をあけて配設された状態となる。このように、センサマグネット28の着磁状況に応じて各ホールIC36a,36a,36b,36bを適正な位置に配置している。また、光検出部74の光学式センサモジュール35は、受/発光素子がロータリ23のロータリスケール31と対向して配設された状態となる。
図1に示すように、センサユニット48の外方には、これを覆うようにカバー41が設けられている。カバー41は、有底筒状に形成されたものであって、エンド部(底壁)41aと周壁41bとを有している。カバー41は、周壁41bの開口部を閉塞するリヤブラケット13に取付けられている。また、周壁41bには、ロータリ検出ユニット24のコネクタ部80を外側に引き出すための切り欠き部(不図示)が形成されている。切り欠き部は、コネクタ部80と通信回路部73とに跨って設けられているフレキシブル基板34bに対応するように形成されている。
次に、図12に基づいてロータリエンコーダ25の作用について説明する。
同図に示すように、光学式センサモジュール35の発光素子は、ロータリ23に設けられたロータリスケール31のインクリメンタルパターン70に向けて照射光を照射する。光学式センサモジュール35の受光素子は、インクリメンタルパターン70からの反射光をロータリ23の相対角度位置情報、及び回転数情報として受光し、光電変換することで正弦波アナログ信号を出力する。
光学式センサモジュール35の受光素子から出力された正弦波アナログ信号は、差動A/Dコンバータ82によってデジタル信号に変換されて出力されると共に、コンパレータ83によって高電圧状態(ハイレベル)と低電圧状態(ローレベル)の2つの状態をとるデジタル信号に変換されて出力される。
差動A/Dコンバータ82、及びコンパレータ83から出力されたデジタル信号は、レベル変換回路87によって所定の信号形式(例えば、LVDS,RS422等の差動信号形式)に変換され、コネクタ部80を介して不図示の外部機器に伝達される。これによって、ロータリ23、すなわち、回転軸9の相対角度位置、および回転数情報を得ることができる。
一方、各ホールIC36a,36bは、センサマグネット28から発生する磁界の変化を示す情報として検出し、電気信号として出力する。このとき、多回転検出用ホールIC36a,36aからは90°位相のずれた矩形波を出力し、これを受け取るFPGA85は、ロータリ23の正/逆回転を検出すると共に、ロータリ23の回転数を検出する多回転カウンタとして機能している。このカウンタは、所定の条件でリセットされるようになっている。
また、絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bからは90°位相のずれた正弦波アナログ信号を出力し、これを受け取る回転角度センサIC86でロータリ23の絶対角度位置を検出する。すなわち、ロータリエンコーダ25は、アブソリュート型ロータリエンコーダとして機能するようになっている。
なお、回転角度センサIC86の絶対角度位置情報、およびFPGA85の正/逆回転情報、回転数情報、多回転カウンタ情報もレベル変換回路87、コネクタ部80を介して外部機器(不図示)に出力される。
したがって、上述の実施形態によれば、ブラシレスモータ1の駆動開始時点においては、センサマグネット28、および磁気検出部75(ホールIC36a,36b)によって、回転軸9の回転数情報を得ることができる。多回転情報は不図示のモータコントローラ電源、およびバックアップ電源により動作する多回転検出用ホールIC36aとFPGA85の多回転カウント機能により、常に得ることができる。このため、ロータリスケール31に形成されたパターンがインクリメンタルパターン70であっても、アブソリュート型ロータリエンコーダとして機能させることができる。よって、シリアルアブソリュートパターンのような複雑なパターン形状が無用になり、ロータリスケール31を小型化(小径化)することが可能になる。
また、回転スケール板に形成されているインクリメンタルパターンを細分化することによってロータリエンコーダの分解能を高めることができるため、安価に高分解能なアブソリュート型ロータリエンコーダを提供することができる。
さらに、リジットフレキシブル基板34のリジット基板34a(リジット基板133,1134,135,136)に通信回路部73、光検出部74、磁気検出部75、信号処理部76、およびコネクタ部80を実装している。そして、これらリジット基板34a間に設けられたフレキシブル基板34bを屈曲形成することで光検出部74の光学式センサモジュール35をロータリ23のロータリスケール31に対向配置すると共に、磁気検出部75の多回転検出用ホールIC36aと絶対角度位置検出用ホールIC36bをセンサマグネット28の所望の位置に対向配置している。このため、ロータリ検出ユニット24を平面的な構造にすることなく立体的な構造とすることができ、ロータリエンコーダ25に無駄なスペースができ難い。よって、ロータリエンコーダ25の小型化を図ることが可能になると共に、これを内装したブラシレスモータ1の小型も図ることができる。
そして、通信回路部73、光検出部74、磁気検出部75、信号処理部76、およびコネクタ部80をリジット基板34aに実装しているので、ロータリ検出ユニット24をホルダ33に確実に固定することができる。このため、組み立て性のよいロータリエンコーダ25を提供することができる。
さらに、ロータリ23は、ロータリスケール31よりも径方向外側にセンサマグネット28を配置した状態になっている。このため、一対の多回転検出用ホールIC36a,36aをセンサマグネット28の端面に沿って周方向に90°間隔をあけて配設すると共に、一対の絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bをセンサマグネット28の外周面に沿って周方向に90°間隔をあけて配設することができる。このように、センサマグネット28の着磁状態に応じて所望の位置に適正なホールIC36a,36bを配置することができると共に、各ホールIC36a,36bをセンサマグネット28に対して立体的に配設できる。このため、よりロータリエンコーダ25の小型化を図ることが可能になる。また、センサマグネット28の端面や外周面に各ホールIC36a,36bを対向配置させることが可能になるので、レイアウトの自由度をより高め、設計時の制約を緩和することが可能になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、磁気検出部75の磁気検出用素子として多回転検出用ホールIC36a,36a、および絶対角度位置検出用ホールIC36b,36bを用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、磁気検出用素子としてホールIC36a,36bに代わって磁気抵抗素子(MR素子)やホール素子などを用いてもよい。この場合、必要に応じて各素子から出力される正弦波信号を矩形波信号に変換する波形成形回路(例えば、差動A/Dコンバータ82やコンパレータ83等)をリジットフレキシブル基板34に実装すればよい。
さらに、上述の実施形態では、ロータリ23を回転軸9の端部に締結固定し、回転軸9とロータリ23とを共回りさせる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ロータリ23が回転軸9と共回りする構造であれば、回転軸9の端部にロータリ23を設けなくてもよい。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるロータリの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態におけるロータリの斜視図である。 本発明の実施形態におけるロータリ検出ユニットを展開した平面図である。 本発明の実施形態におけるロータリ検出ユニットの斜視図である。 本発明の実施形態におけるセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施形態におけるセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施形態におけるセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施形態における第一ホルダの平面図である。 本発明の実施形態における第二ホルダを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるロータリエンコーダのブロック図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
3 ステータ
4 ロータ
9 回転軸
23 ロータリ
24 ロータリ検出ユニット
25 ロータリエンコーダ
27 ハブ(回転体)
28 センサマグネット
31 ロータリスケール(回転スケール板)
33 ホルダ
33a 第一ホルダ
33b 第二ホルダ
34 リジットフレキシブル基板
34a,133,134,135,136 リジット基板
34b フレキシブル基板
35 光学式センサモジュール
36a 多回転検出用ホールIC(多回転検出素子)
36b 絶対角度位置検出用ホールIC(絶対角度位置検出素子)
48 センサユニット
49 コイル
52 空芯コイル
70 インクリメンタルパターン
73 通信回路部
74 光検出部
75 磁気検出部
75a 多回転検出部
75b 絶対角度位置検出部
76 信号処理部
80 コネクタ部
80a コネクタ
140 第一フレキシブル基板
141 第二フレキシブル基板

Claims (6)

  1. 回転軸と共回りする回転体と、
    前記回転体の一端に取り付けられインクリメンタルパターンが形成された回転スケール板と、
    前記回転体の外周面に取付けられたセンサマグネットと、
    前記インクリメンタルパターンからの反射光を検出する光検出部と、
    前記センサマグネットの磁束を検出する磁気検出部と、
    前記光検出部、および前記磁気検出部の検出信号に基づいて前記回転軸の絶対角度位置と回転数を算出する信号処理部と、
    前記信号処理部によって算出された前記回転軸の絶対角度位置情報、および回転数情報を外部に出力するための通信回路部と、
    前記通信回路部から出力された信号を外部機器に伝達するためのコネクタ部とを備えたロータリエンコーダであって、
    リジットフレキシブル基板のうちのリジット基板上に前記光検出部、前記磁気検出部、前記信号処理部、前記通信回路部、および前記コネクタ部を実装し、
    前記リジットフレキシブル基板のうちのフレキシブル基板を屈曲形成することで前記光検出部を前記回転スケール板に対して対向配置すると共に、前記磁気検出部を前記センサマグネットに対して対向配置したことを特徴とするロータリエンコーダ。
  2. 前記リジット基板上に実装された前記光検出部、前記磁気検出部、前記信号処理部、および前記通信回路部の位置決めを行うためのホルダを設け、該ホルダにそれぞれ光検出部、磁気検出部、信号処理部、および通信回路部を固定したことを特徴とする請求項1に記載のロータリエンコーダ。
  3. 前記磁気検出部は、前記回転軸の絶対角度位置検出用の絶対角度位置検出素子と、前記回転軸の多回転検出用の多回転検出素子とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロータリエンコーダ。
  4. 前記センサマグネットを前記回転スケール板よりも径方向外側に位置するように配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のロータリエンコーダ。
  5. 前記リジットフレキシブル基板は、
    前記通信回路部を中心に各々光検出部、信号処理部、コネクタ部、および前記多回転検出素子を周方向に配置するように構成し、
    前記光検出部、前記信号処理部、前記コネクタ部、および前記多回転検出素子のそれぞれと前記通信回路部とを前記フレキシブル基板で連結すると共に、
    前記信号処理部と前記絶対角度位置検出素子とを前記フレキシブル基板で連結していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のロータリエンコーダ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載のロータリエンコーダを用いたブラシレスモータであって、
    前記ブラシレスモータは、コイルが巻装されたステータと、該ステータに対して回転自在に設けられたロータとを備え、
    前記ロータの回転軸の一端側に前記回転体が取付けられていることを特徴とするブラシレスモータ。
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