JP2009121708A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成部材を増やすことなく、熱交換器を気体の冷却器として用いたとき生じる凝縮水を円滑に流れ落とし、気体の通風抵抗が大幅に増大するのを抑制して、熱交換性能の向上を図れるようにした熱交換器を提供すること。
【解決手段】上下に水平に対峙する一対のヘッダーパイプ11,12と、これらヘッダーパイプ11,12に上端及び下端を連通接続され扁平面同士を平行にして並ぶ複数の扁平熱交換管13Aと、扁平熱交換管13A同士の間隙に密着介在される熱交換フィン14Aと、を具備する熱交換器において、熱交換フィン14Aは、扁平熱交換管13の上下方向に連続する波状に屈曲形成されると共に、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に向かって下り勾配に形成され、かつ、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間17Aを設けてなる。
【選択図】図1
【解決手段】上下に水平に対峙する一対のヘッダーパイプ11,12と、これらヘッダーパイプ11,12に上端及び下端を連通接続され扁平面同士を平行にして並ぶ複数の扁平熱交換管13Aと、扁平熱交換管13A同士の間隙に密着介在される熱交換フィン14Aと、を具備する熱交換器において、熱交換フィン14Aは、扁平熱交換管13の上下方向に連続する波状に屈曲形成されると共に、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に向かって下り勾配に形成され、かつ、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間17Aを設けてなる。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば空気調和機や冷凍機などに使用されるフィンアンドチューブ式の熱交換器に関し、特に、上下に水平に対峙する一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに連通接続される複数の扁平熱交換管と、扁平熱交換管同士の間隙に密着介在される熱交換フィンと、を具備するタイプの熱交換器に関するものである。
一般に、熱交換器を気体の冷却器として用いたとき、熱交換フィンの表面や扁平熱交換管の外表面に凝縮水が付着する。この凝縮水が円滑に流れ落ちないで付着した状態では、被冷却気体の通風抵抗が大幅に増大し、熱交換効率が低下する。
従来において、扁平熱交換管を用いた熱交換器であって、気体の冷却器として用い、熱交換フィンの表面や扁平熱交換管の外表面に付着する凝縮水を円滑に流れ落とすように工夫した熱交換器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この熱交換器は、左右に垂直に対峙する一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに左右の両端を連通接続される複数の扁平熱交換管と、上記扁平熱交換管同士の間隙に密着介在される熱交換フィンと、を具備してなる。
この熱交換器では、熱交換フィンの表面や扁平熱交換管の外表面に付着する凝縮水を円滑に流れ落とすための構成として、扁平熱交換管を左右に配置し、かつ、左右の扁平熱交換管を互いに相手側に向かって緩く傾斜して設け、更に熱交換フィンを、隣接する扁平熱交換管同士の隙間方向に連続する波状に屈曲して傾斜させ、かつ、扁平熱交換管の管軸方向に積層してなる。
特開2007−183088号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、熱交換フィンを、隣接する扁平熱交換管同士の隙間方向に連続する波状に屈曲して傾斜させ、かつ、扁平熱交換管の管軸方向に積層してなるので、被冷却気体すなわち空気が波状に進行していき通風が行われるので基本的に空気抵抗が大きくなるという問題がある。また、特許文献1に記載のものは、扁平熱交換管を2列に設けると共に、傾斜して設ける構造であるため、構造が複雑で大型になるという問題もある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたのもので、構成部材を増やすことなく、熱交換器を気体の冷却器として用いたとき生じる凝縮水を円滑に流れ落とし、気体の通風抵抗が大幅に増大するのを抑制して、熱交換性能の向上を図れるようにした熱交換器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、上下に水平に対峙する一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに上端及び下端を連通接続され扁平面同士を平行にして並ぶ複数の扁平熱交換管と、上記扁平熱交換管同士の間隙に密着介在される熱交換フィンと、を具備する熱交換器であって、上記熱交換フィンは、上記扁平熱交換管の上下方向に連続する波状に屈曲形成されていると共に、上記扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に向かって下り勾配に形成され、かつ、上記扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間を設けてなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、扁平熱交換管の扁平面が鉛直面であり、扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に向かって下り勾配に形成され、かつ、扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間を設けてなるので、扁平熱交換管の扁平面に付着する凝縮水が、該扁平面を円滑に流れ落ちて熱交換フィンに移り、更に熱交換フィンの傾斜方向に円滑に排水用隙間に流れ排水用隙間を通って流れ落ちる。また、熱交換フィンが上下に連続する波状に形成されているから、熱交換フィンの通路を空気が通りやすく圧力損失が軽減され、熱交換性能の向上を図れる。
この発明において、上記熱交換フィンは、上記扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に合わせ上記排水用隙間を設けるように開いて左右に配置された一対のフィン半体によって形成することができる(請求項2)。
このように構成することにより、同形状に形成されたフィン半体を組み付けて熱交換フィンを形成することができる。
この発明において、上記扁平熱交換管は、扁平面の幅略中央に沿ってフィン位置決め用凸条部を備えていることが好ましい(請求項3)。
このように構成することにより、扁平熱交換管の幅中央と熱交換フィンの幅略中央とを容易かつ正確に一致させることができる。
この発明において、上記熱交換フィンは、上下方向に波状に連続する一枚のフィン体よりなり、該フィン体の一側屈曲部の幅略中央より他側屈曲部近傍にわたる切欠き部を有すると共に、他側屈曲部の幅中央に連結部が残されており、連結部の両側が上記扁平熱交換管の扁平面に沿って上昇傾斜するように屈曲される構造としてもよい(請求項4)。
このように構成することにより、一枚の板材から熱交換フィンを形成することができる。
加えて、この発明において、上記熱交換フィンは、上記扁平熱交換管より外方に突出されると共に、被冷却気体の上流側の突出面積が下流側の突出面積より大きく形成される構造としてもよい(請求項5)。
このように構成することにより、熱交換フィンに扁平熱交換器と非接触の突出部を設けると共に、表面積を大きくできるので、この発明に係る熱交換器を暖房運転時の室外器に使用した場合に着霜を遅らせることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、構成部材を増やすことなく、熱交換器を気体の冷却器として用いたとき生じる凝縮水を円滑に流れ落とすことができるので、気体の通風抵抗が大幅に増大するのを抑制、すなわち通風路を流れる空気の圧損を少なくして、熱交換性能の向上を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、フィン半体の製作が容易、扁平熱交換管の扁平面への組み付けが容易であるので、上記(1)に加えて、更に製作コストの低廉を図ることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、扁平熱交換管の幅略中央と熱交換フィンの幅略中央とを容易かつ正確に一致させることができるので、上記(1),(2)に加えて、更に組み付け時間を短縮できると共に、製作コストの低廉を図ることができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、一枚の板材から熱交換フィンを形成することができるので、上記(1)に加えて、更に扁平熱交換管の幅略中央と熱交換フィンの幅略中央とを容易かつ正確に一致させることができ、組み付け時間を短縮できると共に、製作コストの低廉を図ることができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、熱交換フィンに扁平熱交換器と非接触の突出部を設けると共に、表面積を大きくできるので、上記(1)〜(4)に加えて、更に着霜による通風通路の閉塞を防ぐ、あるいは遅らせることができる。
以下に、この発明の最良の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1(a)は、この発明に係る第1実施形態の熱交換器を示す概略斜視図であり、図1(b)は、図1(a)におけるIb−Ib断面図である。
図1(a)は、この発明に係る第1実施形態の熱交換器を示す概略斜視図であり、図1(b)は、図1(a)におけるIb−Ib断面図である。
この熱交換器10は、下側のヘッダーパイプ11と上側のヘッダーパイプ12とが平行かつ水平に対峙し、これらヘッダーパイプ11,12に複数の扁平熱交換管13Aの上端及び下端が連通接続されている。複数の扁平熱交換管13Aは、扁平面同士を平行にして並設されている。扁平熱交換管13A同士の間隙には、熱交換フィン14Aが扁平熱交換管13Aに密着して設けられている。下側のヘッダーパイプ11には冷媒流入口15を備え、上側のヘッダーパイプ12には冷媒流出口16を備えている。
図2は、扁平熱交換管13Aを示す斜視図、図3は、熱交換フィン14Aを示す斜視図、図4は、扁平熱交換管13Aの一方の扁平面に熱交換フィン14Aを固着した状態を示す斜視図、図5は、図4に示す熱交換フィン14Aを固着した扁平熱交換管13Aを複数積層した状態を示す斜視図である。
上記扁平熱交換管13Aは、図2に示すように、幅方向に等間隔に仕切壁15によって区画された複数(図2においては、6個)の冷媒通路16を有している。このように形成される扁平状熱交換管14Aは、アルミニウム合金製の押出形材によって形成されている。
熱交換フィン14Aは、扁平熱交換管13Aの上下方向に連続する波状例えば三角波状に屈曲形成されていると共に、扁平熱交換管13の扁平面の幅中央に向かって下り勾配に形成されてなる。熱交換フィン14Aの勾配θは例えば10°〜45°とすることができ、好ましくは15°〜35°とするのがよい。
熱交換フィン14Aは、扁平熱交換管13Aの扁平面に左右に配置された一対のフィン半体19からなり、一対のフィン半体19を扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に合わせて例えば3mm以下、好ましくは0.5mm〜2mmの僅少寸法開いて、この隙間を排水用隙間17Aとしている。すなわち、扁平熱交換管13Aと熱交換フィン14Aには、凝縮水の落下通路として扁平熱交換管13の扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間17Aを備えている。これにより、フィン半体19の製作が容易、かつ、扁平熱交換管13Aの扁平面への組み付けが容易であり、製作コストの低廉が図れる。
なお、フィン半体19は、アルミニウム合金製の薄肉の板材を例えばプレス加工によって波状例えば三角波状に屈曲形成される。なお、プレス加工に代えてロール成形や薄肉の板材に谷折線と山折線を設けて屈曲形成してもよい。
上記構成の熱交換器10によれば、ヘッダーパイプ11とヘッダーパイプ12を上下に配設し、ヘッダーパイプ11とヘッダーパイプ12を扁平熱交換管13Aで連結する構成であるので、扁平熱交換管13Aの扁平面が鉛直面となる。このため、扁平熱交換管13Aの扁平面に付着する凝縮水は、円滑に流れ落ちて熱交換フィン14Aに移る。そして、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に向かって下り勾配に形成されてなるので、熱交換フィン14Aに付着する凝縮水及び扁平熱交換管13Aの扁平面から移る凝縮水は、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に向かって流れる。そして、扁平熱交換管13Aの扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間17Aを設けてなるので、熱交換フィン14Aを流れる凝縮水が、排水用隙間17Aを通って流れ落ちる。また、熱交換フィン14Aが上下に連続する波状に形成されているので、熱交換フィン14Aの通路を空気が通り易く圧力損失が軽減され、かつ熱交換性能の向上が図れる。
<第2実施形態>
図6は、この発明に係る第2実施形態の熱交換器における扁平熱交換管13Bを示す斜視図、図7は、扁平熱交換管13Bの一方の扁平面に熱交換フィン14Bを固着した状態を示す斜視図、図8は、図7に示す熱交換フィン14Bを固着した扁平熱交換管13Bを複数積層した状態を示す斜視図である。
図6は、この発明に係る第2実施形態の熱交換器における扁平熱交換管13Bを示す斜視図、図7は、扁平熱交換管13Bの一方の扁平面に熱交換フィン14Bを固着した状態を示す斜視図、図8は、図7に示す熱交換フィン14Bを固着した扁平熱交換管13Bを複数積層した状態を示す斜視図である。
第2実施形態の熱交換器は、扁平熱交換管13Bの両側に扁平面の幅略中央(図面では幅中央を示す)に沿ってフィン位置決め用凸条部20を備え、フィン位置決め用凸条部20の凸面が排水用隙間17Bとなっている点が第1実施形態の熱交換器と相違する。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第2実施形態の熱交換器によれば、扁平熱交換管13Bの幅略中央(具体的には幅中央)と熱交換フィン14Bの幅略中央とを容易かつ正確に一致させることができるので、組み付け時間を短縮できると共に、製作コストの低廉を図ることができる。
なお、第2実施形態の熱交換器は、上記構成以外の構成については、第1実施形態の熱交換器と同じであり、第1実施形態と同様に、圧力損失の軽減が図れると共に、熱交換性能の向上が図れる。
<第3実施形態>
図9は、この発明に係る第3実施形態の熱交換器における、扁平熱交換管13Cの一方の扁平面に熱交換フィン14Cを固着する位置に対峙した状態を示す斜視図である。
図9は、この発明に係る第3実施形態の熱交換器における、扁平熱交換管13Cの一方の扁平面に熱交換フィン14Cを固着する位置に対峙した状態を示す斜視図である。
第3実施形態の熱交換器は、図1(a)に示すものと同じ上下のヘッダーパイプ(図示せず)を扁平熱交換管13Cで連通接続し、扁平熱交換管13C同士の隙間に熱交換フィン14Cが介設されている。
この熱交換フィン14Cは、上下方向に波状例えば三角波状に連続する一枚のフィン体よりなり、フィン体のフィン固定側の一側屈曲部の幅略中央より他側屈曲部近傍にわたる切欠き部21を有し、この切欠き部21が扁平熱交換管13Cの幅略中央に一致していて排水用隙間17Cを形成している。
この熱交換フィン14Cは、他側屈曲部の幅略中央に連結部22が残されており、連結部22の両側が扁平熱交換管13Cの扁平面に沿って上昇傾斜するように屈曲されている。
上記熱交換フィン14Cは、アルミニウム合金製の薄肉の板材を例えばプレス加工によって切欠き部21と連結部22を有する波状例えば三角波状に屈曲形成される。なお、プレス加工に代えてロール成形や薄肉の板材に切欠き部21を設けると共に、谷折線と山折線を設けて屈曲形成してもよい。
なお、第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第3実施形態の熱交換器によれば、扁平熱交換管13Cの幅略中央と熱交換フィン14Cの幅略中央とを容易かつ正確に一致させることができるので、組み付け時間を短縮できると共に、製作コストの低廉が図れる。
なお、第3実施形態の熱交換器は、上記構成以外の構成については、第1実施形態の熱交換器と同じであり、第1実施形態と同様に、圧力損失の軽減が図れると共に、熱交換性能の向上が図れる。
<その他の実施形態>
(1)上記実施形態では、熱交換フィン14A〜14Cが扁平熱交換管13A〜13Cの幅と同一に形成される場合について説明したが、必ずしも熱交換フィンの幅を扁平熱交換管の幅に合わせなくてもよい。例えば図10(a),(b)に示すように、熱交換フィン14D,14Eを扁平熱交換管13D,13Eより外方に突出すると共に、熱交換フィン14D,14Eにおける被冷却気体すなわち空気の上流側の突出面積が下流側の突出面積より大きく形成してもよい。
(1)上記実施形態では、熱交換フィン14A〜14Cが扁平熱交換管13A〜13Cの幅と同一に形成される場合について説明したが、必ずしも熱交換フィンの幅を扁平熱交換管の幅に合わせなくてもよい。例えば図10(a),(b)に示すように、熱交換フィン14D,14Eを扁平熱交換管13D,13Eより外方に突出すると共に、熱交換フィン14D,14Eにおける被冷却気体すなわち空気の上流側の突出面積が下流側の突出面積より大きく形成してもよい。
この場合、図10(a)では、熱交換フィン14Dを構成する両フィン半体19Dを同じ幅に形成し、扁平熱交換管13Dの扁平面の中心線に対して空気の上流側に変位(α)させ、その間に排水用隙間17Dを残して、空気の上流側に位置する熱交換フィン14Dを構成するフィン半体19D(図面の右側)の突出面積を空気の下流側に位置するフィン半体19D(図面の左側)の突出面積より大きくしている。
また、図10(b)では、空気の上流側に位置する熱交換フィン14Eを構成するフィン半体19E(図面の右側)の幅を、空気の下流側に位置するフィン半体19F(図面の左側)の幅より大きく形成し、扁平熱交換管13Eの扁平面の略中央位置に排水用隙間17Eを残して配設している。
上記のように構成することにより、熱交換フィン14D,14Eに扁平熱交換管13D,13Eと非接触の突出部を設けると共に、熱交換フィン14D,14Eの表面積を大きくすることができる。したがって、この発明に係る熱交換器を暖房運転時の室外器に使用した場合に着霜による通風通路の閉塞を防ぐ、あるいは遅らせることができる。
なお、上記実施形態では、熱交換フィン14D,14Eがフィン半体19D,19E,19Fによって構成される場合について説明したが、第3実施形態の1枚の熱交換フィン14Cにおいても適用できる。
(2)上記実施形態では熱交換フィン14A〜14Eが三角波状に形成される場合について説明したが、例えば図11に示すように、略U字波状の熱交換フィン14Fを用いてもよい。なお、図11では第1実施形態のフィン半体19を略U字波状に形成して、両フィン半体19間に排水用隙間17Fを形成する場合について説明したが、その他の実施形態の熱交換フィン14B〜14Eの波状を略U字波状にしてもよい。
10 熱交換器
11,12 ヘッダーパイプ
13A,13B,13C,13D,13E 扁平熱交換管
14A,14B,14C,14D,14E 熱交換フィン
14a 屈曲片
17A,17B,17C,17D,17E 排水用隙間
19,19D,19E,19F フィン半体
20 フィン位置決め用凸条部
21 切欠き部
22 連結部
23 スリット
11,12 ヘッダーパイプ
13A,13B,13C,13D,13E 扁平熱交換管
14A,14B,14C,14D,14E 熱交換フィン
14a 屈曲片
17A,17B,17C,17D,17E 排水用隙間
19,19D,19E,19F フィン半体
20 フィン位置決め用凸条部
21 切欠き部
22 連結部
23 スリット
Claims (5)
- 上下に水平に対峙する一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプに上端及び下端を連通接続され扁平面同士を平行にして並ぶ複数の扁平熱交換管と、上記扁平熱交換管同士の間隙に密着介在される熱交換フィンと、を具備する熱交換器であって、
上記熱交換フィンは、上記扁平熱交換管の上下方向に連続する波状に屈曲形成されると共に、上記扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に向かって下り勾配に形成され、かつ、上記扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に沿って排水用隙間を設けてなる、ことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1記載の熱交換器において、
上記熱交換フィンは、上記扁平熱交換管の扁平面の幅略中央に合わせ上記排水用隙間を設けるように開いて左右に配置された一対のフィン半体からなる、ことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1又は2に記載の熱交換器において、
上記扁平熱交換管は、扁平面の幅略中央に沿ってフィン位置決め用凸条部を備えている、ことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1記載の熱交換器において、
上記熱交換フィンは、上下方向に波状に連続する一枚のフィン体よりなり、該フィン体の一側屈曲部の幅略中央より他側屈曲部近傍にわたる切欠き部を有すると共に、他側屈曲部の幅略中央に連結部が残されており、連結部の両側が上記扁平熱交換管の扁平面に沿って上昇傾斜するように屈曲されている、ことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交換器において、
上記熱交換フィンは、上記扁平熱交換管より外方に突出されると共に、被冷却気体の上流側の突出面積が下流側の突出面積より大きく形成されている、ことを特徴とする熱交換器。
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2007
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110201 |