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JP2009116988A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2009116988A
JP2009116988A JP2007290919A JP2007290919A JP2009116988A JP 2009116988 A JP2009116988 A JP 2009116988A JP 2007290919 A JP2007290919 A JP 2007290919A JP 2007290919 A JP2007290919 A JP 2007290919A JP 2009116988 A JP2009116988 A JP 2009116988A
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JP
Japan
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lens
holding member
pickup device
laser light
lens holder
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JP2007290919A
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English (en)
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Kazuhiro Takahashi
和浩 高橋
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内における第1レンズの位置を調整することが可能であり、かつ、その調整作業が複雑化するのを抑制することが可能な光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】光ピックアップ装置100は、BD用の光学系5のコリメータレンズ5cと、コリメータレンズ5cを保持するレンズホルダ16と、コリメータレンズ5cにレーザ光を出射する半導体レーザ1と、コリメータレンズ5cに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内において、レンズホルダ16の位置を調整する調整機構20とを備えている。そして、調整機構20は、レンズホルダ16を付勢する板ばね部材22と、板ばね部材22による付勢力に抗してレンズホルダ16の位置を調整するための調整ねじ23aおよび23bとを含んでいる。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズを備えた光ピックアップ装置に関するものである。
従来、レンズと、レンズにレーザ光を出射する光源とを備え、レンズに入射されるレーザ光の光軸に対するレンズの傾きを調整可能な光ピックアップ装置が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1および2に開示された光ピックアップ装置には、レンズを保持するレンズ保持部材が設けられるとともに、このレンズ保持部材には、球面状の凸部が形成されている。また、光ピックアップ装置には、レンズ保持部材の凸部が配置される球面状の凹部が設けられている。このため、光ピックアップ装置は、レンズ保持部材の凸部を摺動させることにより、レンズの傾きを調整可能に構成されている。したがって、光ピックアップ装置は、レンズに入射されるレーザ光の光軸に対するレンズの傾きを調整可能に構成されている。
また、上記特許文献3に開示された光ピックアップ装置は、光源が設けられたハウジングを有するとともに、このハウジングには、球面状の凸部が形成されている。また、光ピックアップ装置には、ハウジングの凸部が配置される球面状の凹部が設けられている。このため、光ピックアップ装置は、ハウジングの凸部を摺動させることにより、レンズに入射されるレーザ光の傾きを調整可能に構成されている。したがって、光ピックアップ装置は、レンズに入射されるレーザ光の光軸に対するレンズの傾きを調整可能に構成されている。
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示された光ピックアップ装置では、凹部に配置された凸部が摺動しているので、レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内におけるレンズの位置を調整することが困難であるという不都合があった。
そこで、従来では、上記のような不都合を解消するために、レンズ(第1レンズ)と、レンズにレーザ光を出射する光源とを備え、レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内におけるレンズの位置を調整可能な光ピックアップ装置が提案されている(たとえば、特許文献4参照)。
上記特許文献4に開示された光ピックアップ装置では、レンズを保持するレンズホルダ(第1レンズ保持部材)が支持プレートと押さえ板とにより挟持されている。そして、光ピックアップ装置は、支持プレートの位置を調整することにより、レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内におけるレンズの位置を調整可能に構成されている。具体的には、支持プレートは、薄板材を介してレンズホルダ取付部にプレート取付ねじにより取り付けられており、薄板材の数とプレート取付ねじの締め具合とにより位置が調整されている。
特開2006−48781号公報 特開2007−141359号公報 特開2005−71469号公報 特開2006−172666号公報
しかしながら、上記特許文献4で提案された光ピックアップ装置では、レンズ(第1レンズ)に入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内におけるレンズの位置を調整することが可能であるが、支持プレートとレンズホルダ取付部との間に配置する薄板材の数と、プレート取付ねじの締め具合とを調整する必要があるので、レンズの位置を調整する作業が複雑になるという問題点がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであって、その目的とするところは、第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内における第1レンズの位置を調整することが可能であり、かつ、その調整作業が複雑化するのを抑制することが可能な光ピックアップ装置を提供することである。
本発明の光ピックアップ装置は、第1の光学系を構成する第1レンズと、第1レンズを保持する第1レンズ保持部材と、第1レンズにレーザ光を出射する光源とを備えた光ピックアップ装置において、第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内において、第1レンズ保持部材の位置を調整する調整機構をさらに備え、調整機構は、第1レンズ保持部材を付勢する付勢部材と、付勢部材による付勢力に抗して第1レンズ保持部材の位置を調整するための調整ねじとを含んでいる。なお、レーザ光の光軸に対して垂直な面とは、レーザ光の光軸に対して実質的に垂直な面を含む。
このように構成することによって、特許文献4のように、支持プレートとレンズホルダ取付部との間に配置する薄板材の数と、プレート取付ねじの締め具合とを調整することにより、レンズホルダの位置を調整する場合と異なり、調整ねじの締め具合を調整することのみにより、付勢部材によって付勢された第1レンズ保持部材の位置を調整することができる。これにより、第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内における第1レンズ保持部材の位置を調整する作業が複雑になるのを抑制することができる。
上記光ピックアップ装置において、第1の光学系とは異なる第2の光学系を構成する第2レンズと、第2レンズを保持するとともに、調整機構が設けられた第2レンズ保持部材とをさらに備え、光源は、第2レンズにレーザ光を出射する機能を有するとともに、第2レンズに入射されるレーザ光の光軸の位置を調整可能に設けられていてもよい。
このように構成することによって、光源の位置を調整することにより、第2レンズに入射されるレーザ光の光軸の位置を調整することができる。このため、第1の光学系とは異なる第2の光学系を構成する第2レンズにおいても、第2レンズに入射されるレーザ光の光軸に対する第2レンズの位置を調整することができる。
上記第2レンズ保持部材を備える光ピックアップ装置において、調整機構は、第1レンズ保持部材を第1レンズに入射されるレーザ光の光軸と直交する第1方向に移動可能に保持する保持部材を含み、調整機構の保持部材は、第1方向に移動可能に保持する第1レンズ保持部材と伴に、第1レンズに入射されるレーザ光の光軸および第1方向と直交する第2方向に移動可能に構成されていてもよい。なお、レーザ光の光軸と直交する第1方向とは、レーザ光の光軸と実質的に直交する方向を含み、レーザ光の光軸および第1方向と直交する第2方向とは、レーザ光の光軸および第1方向と実質的に直交する方向を含む。
このように構成することによって、保持部材を用いて第1レンズ保持部材を第1方向および第2方向に移動させることにより、容易に、第1レンズ保持部材を、第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内において移動させることができる。
上記調整機構が保持部材を含む光ピックアップ装置において、付勢部材は、保持部材を第2レンズ保持部材に、第2方向に移動可能に取り付けるための取付部を含んでいてもよい。
このように構成することによって、付勢部材の取付部により、保持部材を第2レンズ保持部材に、第2方向に移動可能に取り付けることができるので、保持部材を第2レンズ保持部材に取り付けるための取付部材を別途設ける場合に比べて、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記調整機構が保持部材を含む光ピックアップ装置において、付勢部材は、第2レンズ保持部材に取り付けられるとともに、第2レンズ保持部材に対する位置決めを行うための位置決め部を含んでいてもよい。
このように構成することによって、付勢部材の位置決め部により、第2レンズ保持部材に対する付勢部材の位置決めを行うことができるので、容易に、付勢部材を第2レンズ保持部材に取り付けることができる。
上記光ピックアップ装置において、調整ねじは、付勢部材と対向する側から締め具合を直接調整可能に構成されていてもよい。
このように構成することによって、調整ねじの締め具合を調整するための機構部品を別途設ける必要がないので、その分、部品点数が増加するのを抑制することができる。
本発明によれば、第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内における第1レンズの位置を調整することが可能であり、かつ、その調整作業が複雑化するのを抑制することが可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態による光ピックアップ装置の構成を示した概略図である。まず、図1を参照して、本実施形態による光ピックアップ装置100の構成について説明する。なお、この光ピックアップ装置100は、HD−DVD(High Definition−Digital Versatile Disc)およびBD(Blu-ray Disc;登録商標)に対して、書き込みおよび読み出し可能に構成されている。
本発明の一実施形態による光ピックアップ装置100は、図1に示すように、波長が約405nmの青紫色のレーザ光を出射する半導体レーザ1と、偏光制御板2およびPBS(偏光ビームスプリッタ)3と、HD−DVD用の光学系4と、BD用の光学系5とを備えている。なお、半導体レーザ1は、本発明の「光源」の一例であり、HD−DVD用の光学系4およびBD用の光学系5は、それぞれ、本発明の「第2の光学系」および「第1の光学系」の一例である。
偏光制御板2およびPBS3は、半導体レーザ1から出射されたレーザ光を光学系4および5のいずれに出射するかを切り替えるために設けられている。具体的には、偏光制御板2は、半導体レーザ1から出射されたレーザ光が入射されるとともに、入射されたレーザ光の偏光方向を制御して出射する機能を有する。PBS3は、偏光制御板2から出射されたレーザ光が入射されるとともに、入射されたレーザ光を偏光方向に応じて光学系4または5に出射する機能を有する。
HD−DVD用の光学系4は、回折格子4aと、PBS4bと、コリメータレンズ4cと、ハーフミラー4dと、立上ミラー4eと、1/4波長板4fと、対物レンズ4gと、集光レンズ4hと、受光部4iと、シリンドリカルレンズ4jと、受光部4kとを含んでいる。
回折格子4aは、PBS3から出射されたレーザ光が入射されるとともに、入射されたレーザ光を3つのビームに分割して出射する機能を有する。
PBS4bは、回折格子4aから出射されたレーザ光が入射されるとともに、入射されたレーザ光を透過してコリメータレンズ4cに出射する機能を有する。また、PBS4bは、HD−DVDからの反射光が入射されるとともに、入射された反射光を反射してシリンドリカルレンズ4jに出射する機能も有する。
コリメータレンズ4cは、PBS4bから入射されるレーザ光を平行光化してハーフミラー4dに出射するとともに、HD−DVDからの反射光を平行光化してPBS4bに出射する機能を有する。また、コリメータレンズ4cは、後述するレンズホルダ13(図2参照)に保持されるとともに、球面収差を補正するためにZ方向に移動可能に設けられている。なお、コリメータレンズ4cは、本発明の「第2レンズ」の一例である。
ハーフミラー4dは、コリメータレンズ4cから入射されるレーザ光を透過して集光レンズ4hに出射するとともに、コリメータレンズ4cから入射されるレーザ光を反射して立上ミラー4eに出射する機能を有する。また、ハーフミラー4dは、HD−DVDからの反射光を反射してコリメータレンズ4cに出射する機能も有する。
立上ミラー4eは、ハーフミラー4dから入射されるレーザ光を反射して1/4波長板4fに出射するとともに、HD−DVDからの反射光を反射してハーフミラー4dに出射する機能を有する。
1/4波長板4fは、直線偏光である立上ミラー4eから入射されるレーザ光を円偏光に変換して対物レンズ4gに出射するとともに、円偏光であるHD−DVDからの反射光を直線偏光に変換して立上ミラー4eに出射する機能を有する。なお、1/4波長板4fは、立上ミラー4eに出射する反射光の偏光方向を立上ミラー4eから入射されるレーザ光の偏光方向と垂直な方向にするために設けられている。
対物レンズ4gは、1/4波長板4fから入射されるレーザ光をHD−DVDの記録面に集光するために設けられている。受光部4iは、集光レンズ4hから入射されるレーザ光を受光するために設けられている。この受光部4iは、PDIC(フォトディテクタIC)などからなり、半導体レーザ1から出射されるレーザ光の強度を検出するために設けられている。
シリンドリカルレンズ4jは、HD−DVDからの反射光を集光する機能を有する。受光部4kは、HD−DVDからの反射光を受光するために設けられている。この受光部4kは、PDICなどからなり、受光した反射光を電気信号に変換する機能を有する。
BD用の光学系5は、回折格子5aと、PBS5bと、コリメータレンズ5cと、ハーフミラー5dと、1/4波長板5eと、対物レンズ5fと、集光レンズ5gと、受光部5hと、シリンドリカルレンズ5iと、受光部5jとを含んでいる。
回折格子5aは、PBS3から出射されたレーザ光が入射されるとともに、入射されたレーザ光を3つのビームに分割して出射する機能を有する。
PBS5bは、回折格子5aから出射されたレーザ光が入射されるとともに、入射されたレーザ光を反射してコリメータレンズ5cに出射する機能を有する。また、PBS5bは、BDからの反射光が入射されるとともに、入射された反射光を透過してシリンドリカルレンズ5iに出射する機能も有する。
コリメータレンズ5cは、PBS5bから入射されるレーザ光を平行光化してハーフミラー5dに出射するとともに、BDからの反射光を平行光化してPBS5bに出射する機能を有する。また、コリメータレンズ5cは、後述するレンズホルダ16(図2参照)に保持されるとともに、球面収差を補正するためにZ方向に移動可能に設けられている。なお、コリメータレンズ5cは、本発明の「第1レンズ」の一例である。また、Z方向は、コリメータレンズ5cに入射されるレーザ光の光軸と実質的に同じ方向である。
ハーフミラー5dは、コリメータレンズ5cから入射されるレーザ光を透過して集光レンズ5gに出射するとともに、コリメータレンズ5cから入射されるレーザ光を反射して1/4波長板5eに出射する機能を有する。また、ハーフミラー5dは、BDからの反射光を反射してコリメータレンズ5cに出射する機能も有する。
1/4波長板5eは、直線偏光であるハーフミラー5dから入射されるレーザ光を円偏光に変換して対物レンズ5fに出射するとともに、円偏光であるBDからの反射光を直線偏光に変換してハーフミラー5dに出射する機能を有する。なお、1/4波長板5eは、ハーフミラー5dに出射する反射光の偏光方向をハーフミラー5dから入射されるレーザ光の偏光方向と垂直な方向にするために設けられている。
対物レンズ5fは、1/4波長板5eから入射されるレーザ光をBDの記録面に集光するために設けられている。受光部5hは、集光レンズ5gから入射されるレーザ光を受光するために設けられている。この受光部5hは、PDICなどからなり、半導体レーザ1から出射されるレーザ光の強度を検出するために設けられている。
シリンドリカルレンズ5iは、BDからの反射光を集光する機能を有する。受光部5jは、BDからの反射光を受光するために設けられている。この受光部5jは、PDICなどからなり、受光した反射光を電気信号に変換する機能を有する。
図2は、本発明の一実施形態による光ピックアップ装置のレンズホルダ駆動部の構造を示した斜視図である。図3〜図5は、図2に示したレンズホルダ駆動部の調整機構の詳細構造を説明するための図である。次に、図2〜図5を参照して、本実施形態によるレンズホルダ駆動部50の構造について説明する。
本発明の一実施形態による光ピックアップ装置100(図1参照)に設けられたレンズホルダ駆動部50は、図2に示すように、ステッピングモータ10と、ステッピングモータ10に取り付けられたリードスクリュー11と、リードスクリュー11に螺合されたナット部材12と、ステッピングモータ10により駆動されるレンズホルダ13とを備えている。なお、レンズホルダ13は、本発明の「第2レンズ保持部材」の一例である。
ステッピングモータ10は、リードスクリュー11を回転させるために設けられている。ナット部材12は、リードスクリュー11と螺合する開口部12aを有しており、リードスクリュー11の回転に伴って、Z方向に移動可能に設けられている。
レンズホルダ13は、ガイドレール14aおよび14b上に載置されている。このレンズホルダ13は、シャフト挿入孔13aを有しており、シャフト挿入孔13aに挿入されたガイドシャフト15に支持されている。また、レンズホルダ13には、ナット部材12と係合する係合部13bが形成されている。これにより、レンズホルダ13は、ナット部材12のZ方向の移動に伴って、Z方向に移動するように構成されている。
ここで、本実施形態では、レンズホルダ13には、シャフト挿入孔13aに対してX方向おいて隣接するようにレンズホルダ取付部13cが形成されるとともに、レンズホルダ取付部13cに対してX方向において隣接するようにレンズ取付部13dが形成されている。レンズホルダ取付部13cには、コリメータレンズ5cを保持するレンズホルダ16の位置を調整する調整機構20が設けられており、この調整機構20によりレンズホルダ16がレンズホルダ取付部13cに取り付けられている。なお、レンズホルダ16は、本発明の「第1レンズ保持部材」の一例である。
この調整機構20は、コリメータレンズ5cに入射されるレーザ光の光軸に対して実質的に垂直な面内におけるレンズホルダ16の位置を調整するために設けられている。レンズ取付部13dには、コリメータレンズ4cが取り付けられている。また、コリメータレンズ4cに入射されるレーザ光の光軸の位置は、半導体レーザ1(図1参照)の位置を調整することにより、調整されている。
調整機構20は、図3に示すように、レンズホルダ16を保持する保持部材21と、レンズホルダ16を付勢するための板ばね部材22と、レンズホルダ16の位置を調整するための調整ねじ23aおよび23bと、板ばね部材22をレンズホルダ取付部13cに取り付けるための取付ねじ24とを含んでいる。また、レンズホルダ13のレンズホルダ取付部13cには、レーザ光を通過させるための開口部131cと、Y方向に突出する突出部132cとが形成されている。なお、板ばね部材22は、本発明の「付勢部材」の一例である。
保持部材21は、レンズホルダ16をY方向に移動可能に保持するとともに、保持したレンズホルダ16と伴にX方向に移動可能に設けられている。具体的には、保持部材21は、X方向に延びる棒状部21aと、棒状部21aの両端部からそれぞれZ方向に延びる一対の棒状部21bと、棒状部21bの端部からそれぞれY方向に延びる一対のガイド部21cとを有する。なお、Y方向は、Z方向と実質的に直交する方向であり、X方向は、Z方向およびY方向と実質的に直交する方向である。また、X方向およびY方向は、それぞれ、本発明の「第2方向」および「第1方向」の一例である。
棒状部21aは、図4に示すように、平面的に見て、レンズホルダ取付部13cの突出部132cと隣接するように設けられている。一対の棒状部21b間の距離D1は、突出部132cの幅W1よりも大きくなるように形成されている。これにより、保持部材21は、棒状部21bが突出部132cと当接するまで、レンズホルダ取付部13cに対してX方向に移動可能に構成されている。なお、距離D1と幅W1とを調整することによって、保持部材21のレンズホルダ取付部13cに対するX方向における移動可能な移動量を調整することが可能である。
ガイド部21cは、レンズホルダ16の側面16aをY方向(図3参照)にガイドするために設けられている。このため、一対のガイド部21c間の距離D2は、レンズホルダ16の幅W2よりも若干大きくなるように形成されている。また、ガイド部21cは、レンズホルダ16の側面16aからX方向に突出する突出部16bとZ方向において隣接するように設けられ、レンズホルダ16の突出部16bは、レンズホルダ取付部13cとZ方向において隣接するように設けられている。すなわち、棒状部21aからガイド部21cまでの距離D3は、レンズホルダ取付部13cの長さL1とレンズホルダ16の突出部16bの長さL2との合計の長さよりも若干大きくなるように形成されている。これにより、レンズホルダ16は、Z方向における位置が規制されている。
板ばね部材22は、図3に示すように、レンズホルダ16をY方向(下方)に付勢する板ばね部22aと、取付ねじ24が挿入されるねじ挿入孔22bと、突出部132cに形成された位置決め突起133cに挿入される位置決め孔22cと、保持部材21をレンズホルダ取付部13cに取り付けるための突出部22dとを有する。なお、位置決め孔22cは、本発明の「位置決め部」の一例であり、突出部22dは、本発明の「取付部」の一例である。
板ばね部22aは、図4に示すように、平面的に見て、レンズホルダ16と対応する領域上に配置されている。位置決め孔22cは、レンズホルダ取付部13cに対する板ばね部材22の位置決めを行うために設けられている。突出部22dは、保持部材21の棒状部21aおよび21bと対応する領域上に配置されており、保持部材21をレンズホルダ取付部13cとの間で挟むように設けられている。
調整ねじ23aおよび23bは、図5(図2の調整機構20を背面側から見た図)に示すように、レンズホルダ取付部13cのねじ取付孔134cに取り付けられている。また、レンズホルダ16には、Z方向に突出する突出部16cが形成され、この突出部16cは、レンズホルダ取付部13cの開口部131cの内部に配置されている。そして、調整ねじ23aおよび23bは、先端部が突出部16cと当接しており、板ばね部材22により下方(Y方向)に付勢されるレンズホルダ16を支持している。
調整ねじ23aは、X方向およびY方向に対して約45度傾斜したA方向に移動可能に設けられるとともに、調整ねじ23bは、X方向およびY方向に対して約45度傾斜し、かつ、A方向と実質的に直交するB方向に移動可能に設けられている。すなわち、調整ねじ23aは、レンズホルダ取付部13cに対するレンズホルダ16の位置をA方向において調整可能であり、調整ねじ23bは、レンズホルダ取付部13cに対するレンズホルダ16の位置をB方向において調整可能である。したがって、調整ねじ23aおよび23bは、締め具合により、レンズホルダ取付部13cに対するレンズホルダ16の位置をX方向およびY方向において調整可能に設けられている。また、調整ねじ23aおよび23bは、レンズホルダ取付部13cの下方側、すなわち板ばね部材22と対向する側から締め具合を直接調整可能に設けられている。
取付ねじ24は、板ばね部材22のねじ挿入孔22bを介して、突出部132cに形成されたねじ取付孔135c(図3参照)に取り付けられている。これにより、板ばね部材22がレンズホルダ取付部13cの突出部132c上に取り付けられている。
本実施形態では、上記のように、板ばね部材22と、調整ねじ23aおよび23bとを有する調整機構20を設けることによって、前述の特許文献4のように、支持プレートとレンズホルダ取付部との間に配置する薄板材の数と、プレート取付ねじの締め具合とを調整することにより、レンズホルダの位置を調整する場合と異なり、調整ねじ23aおよび23bの締め具合を調整することのみにより、板ばね部材22の板ばね部22aによって付勢されたレンズホルダ16の位置を調整することができる。これにより、コリメータレンズ5cに入射されるレーザ光の光軸に対して実質的に垂直な面内におけるレンズホルダ16の位置を調整する作業が複雑になるのを抑制することができる。その結果、光ピックアップ装置100では、BD用の光学系5において、コマ収差が発生するのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、半導体レーザ1の位置を調整することにより、コリメータレンズ4cに入射されるレーザ光の光軸の位置を調整することによって、BD用の光学系5とは異なるHD−DVD用の光学系4を構成するコリメータレンズ4cにおいても、コリメータレンズ4cに入射されるレーザ光の光軸に対するコリメータレンズ4cの位置を調整することができる。これにより、HD−DVD用の光学系4においても、コマ収差が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、レンズホルダ16をY方向に移動可能に保持するとともに、レンズホルダ16を保持した状態でX方向に移動可能な保持部材21を設けることによって、保持部材21を用いてレンズホルダ16をX方向およびY方向に移動させることにより、容易に、レンズホルダ16を、コリメータレンズ5cに入射されるレーザ光の光軸に対して実質的に垂直な面内において移動させることができる。
また、本実施形態では、板ばね部材22に突出部22dを形成することによって、突出部22dにより、保持部材21をレンズホルダ取付部13cとの間で挟むことができるので、保持部材21をレンズホルダ取付部13cに取り付けるための取付部材を別途設ける場合に比べて、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、レンズホルダ取付部13cに位置決め突起133cを形成するとともに、板ばね部材22に位置決め孔22cを形成することによって、位置決め孔22cに位置決め突起133cを挿入することにより、レンズホルダ取付部13cに対する板ばね部材22の位置決めを行うことができるので、取付ねじ24により板ばね部材22をレンズホルダ取付部13cに取り付ける際に、板ばね部材22が取付ねじ24の回転に伴って回動するのを抑制することができる。したがって、板ばね部材22をレンズホルダ取付部13cに容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、レンズホルダ取付部13cの下方側から締め具合を直接調整可能に調整ねじ23aおよび23bを設けることによって、調整ねじ23aおよび23bの締め具合を調整するための機構部品を別途設ける必要がないので、その分、部品点数が増加するのを抑制することができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、HD−DVDおよびBDに対して、書き込みおよび読み出し可能な光ピックアップ装置100を示したが、CDおよびDVDに対して、書き込みおよび読み出し可能な光ピックアップ装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、レンズホルダ13を、ガイドレール14aおよび14b上に載置するとともに、ガイドシャフト15により支持する例を示したが、ガイドレール14aおよび14bの代わりにガイドシャフト15と平行に延びるサブガイドシャフトを設けるとともに、レンズホルダ13にサブガイドシャフトが配置される溝部を形成することにより、ガイドシャフト15およびサブガイドシャフトによりレンズホルダ13を支持するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、BD用の光学系5のコリメータレンズ5cの位置を調整する調整機構20を設けるとともに、HD−DVD用の光学系4のコリメータレンズ4cをレンズホルダ13に取り付ける例を示したが、HD−DVD用の光学系のコリメータレンズの位置を調整する調整機構を設けるとともに、BD用の光学系のコリメータレンズをレンズホルダに取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、コリメータレンズ5cを保持するレンズホルダ16を示したが、コリメータレンズ以外のレンズを保持するレンズホルダに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態において、半導体レーザ1の位置を調整することにより、コリメータレンズ4cに入射されるレーザ光の光軸の位置を調整する場合、上記調整機構20と同様の構成の調整機構に半導体レーザ1を設け、半導体レーザ1の位置を調整してもよい。
本発明の一実施形態による光ピックアップ装置の構成を示した概略図である。 本発明の一実施形態による光ピックアップ装置のレンズホルダ駆動部の構造を示した斜視図である。 図2に示したレンズホルダ駆動部の調整機構の分解斜視図である。 図2に示したレンズホルダ駆動部の調整機構の平面図である。 図2に示したレンズホルダ駆動部の調整機構の背面側を示した斜視図である。
符号の説明
1 半導体レーザ(光源)
4 光学系(第2の光学系)
4c コリメータレンズ(第2レンズ)
5 光学系(第1の光学系)
5c コリメータレンズ(第1レンズ)
13 レンズホルダ(第2レンズ保持部材)
16 レンズホルダ(第1レンズ保持部材)
20 調整機構
21 保持部材
22 板ばね部材(付勢部材)
22c 位置決め孔(位置決め部)
22d 突出部(取付部)
23a、23b 調整ねじ
100 光ピックアップ装置

Claims (6)

  1. 第1の光学系を構成する第1レンズと、
    前記第1レンズを保持する第1レンズ保持部材と、
    前記第1レンズにレーザ光を出射する光源と、を備えた光ピックアップ装置において、
    前記第1レンズに入射されるレーザ光の光軸に対して垂直な面内において、前記第1レンズ保持部材の位置を調整する調整機構をさらに備え、
    前記調整機構は、前記第1レンズ保持部材を付勢する付勢部材と、前記付勢部材による付勢力に抗して前記第1レンズ保持部材の位置を調整するための調整ねじとを含むことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第1の光学系とは異なる第2の光学系を構成する第2レンズと、
    前記第2レンズを保持するとともに、前記調整機構が設けられた第2レンズ保持部材と、をさらに備え、
    前記光源は、前記第2レンズにレーザ光を出射する機能を有するとともに、前記第2レンズに入射されるレーザ光の光軸の位置を調整可能に設けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
    前記調整機構は、前記第1レンズ保持部材を前記第1レンズに入射されるレーザ光の光軸と直交する第1方向に移動可能に保持する保持部材を含み、
    前記調整機構の保持部材は、前記第1方向に移動可能に保持する前記第1レンズ保持部材と伴に、前記第1レンズに入射されるレーザ光の光軸および前記第1方向と直交する第2方向に移動可能に構成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項3に記載の光ピックアップ装置において、
    前記付勢部材は、前記保持部材を前記第2レンズ保持部材に、前記第2方向に移動可能に取り付けるための取付部を含むことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の光ピックアップ装置において、
    前記付勢部材は、前記第2レンズ保持部材に取り付けられるとともに、前記第2レンズ保持部材に対する位置決めを行うための位置決め部を含むことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ装置において、
    前記調整ねじは、前記付勢部材と対向する側から締め具合を直接調整可能に構成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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