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JP2009111827A - 撮影装置及び画像ファイル提供システム - Google Patents

撮影装置及び画像ファイル提供システム Download PDF

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JP2009111827A
JP2009111827A JP2007283255A JP2007283255A JP2009111827A JP 2009111827 A JP2009111827 A JP 2009111827A JP 2007283255 A JP2007283255 A JP 2007283255A JP 2007283255 A JP2007283255 A JP 2007283255A JP 2009111827 A JP2009111827 A JP 2009111827A
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JP2007283255A
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Tadashi Kozuki
忠司 上月
Toshiji Izumi
利治 泉
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Fujifilm Corp
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Fujifilm Corp
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Abstract

【課題】被写体の位置を特定可能な撮影装置及び画像ファイル提供システムを提供する。
【解決手段】CCD14の受光面に被写体像を結像させると共に、被写体像の焦点位置を調整し、CCD14を介して被写体像を示す画像情報を取得する際に、自己の位置を示す位置情報を検知すると共にCCD14の受光面の向きを示す方位情報を検出し、焦点位置に基づいて、CCD14の受光面とCCD14により被写体像が取得される被写体との距離を導出し、自己の位置情報、自己の方位情報、及び被写体との距離に基づいて被写体の位置情報を特定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影により被写体像を示す画像情報を取得する撮影装置及び画像ファイル提供システムに関する。
近年、撮影装置の利用方法は多様化しており、監視カメラなど固定カメラ等を利用して静止画を撮影するなど、種々の利用方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、定点カメラを用いた監視システムにより、非接触方式のICカードがリーダー装置の定点を通過したときにリーダー装置近傍を定点カメラで撮影し、時刻情報と共に撮影画像を蓄積することが記載されている。
また、特許文献2には、通信ネットワークを用いた防犯システムにおいて、監視区域毎に固定カメラからの撮影画像を保存しておき、ユーザが必要な監視区域の撮影画像を呼出して利用することが記載されている。
特許文献3には、遠隔操作により撮影アングルを変更して撮影できる固定カメラにおいて、撮影不許可範囲を指定可能にすることが記載されている。
特開2001−167306公報 特開2002−165211公報 特開2001−333319公報
しかしながら、上記各特許文献に記載の技術では、定点カメラを用いており、撮影範囲が固定化されているために取得できる静止画像の構図が限定されてしまう。定点カメラでなく、例えば、カメラを持つ第三者に撮影を依頼する場合、撮影者である第三者が被写体の容姿や位置等を把握する必要があり、撮影を依頼することが困難である、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、被写体の位置を特定可能な撮影装置及び画像ファイル提供システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、撮像素子の受光面に被写体像を結像させると共に、被写体像の焦点位置を調整する調整手段と、前記撮像素子を介して被写体像を示す画像情報を取得する取得手段と、自己の位置を示す位置情報を検知する位置検知手段と、前記撮像素子の受光面の向きを示す方位情報を検出する方位検出手段と、前記調整手段による被写体像の焦点位置に基づいて、前記受光面と前記被写体像が示す被写体との距離を導出する導出手段と、前記位置検知手段により検知された位置情報、前記方位検出手段により検出された前記方位情報、及び前記導出手段により導出された距離に基づく前記被写体の位置情報を特定する被写体位置特定手段と、を備えている。
これにより、撮影する被写体の位置情報を特定することができる。
本発明は、請求項2記載の発明のように、予め設定された標準時刻を計時して時刻情報として出力する計時手段と、前記取得手段により取得された画像情報に、当該画像情報を取得する際に前記計時手段から出力された時刻情報、及び当該画像情報を取得する際に前記被写体位置特定手段により特定された位置情報を付加した画像ファイルを生成する生成手段を更に備えた構成としてもよい。
また、本発明は、請求項3記載の発明のように、前記取得手段により取得された画像情報により示される画像領域から、顔らしさの度合いが所定レベルよりも高い領域を顔として検出する顔検出手段を更に備え、前記生成手段は、前記画像ファイルに前記顔検出手段により検出された領域の特徴量を示す情報を更に含めることもできる。
一方、本発明は、請求項4記載の発明のように、撮影したい被写体の位置情報を受信する受信手段と、前記取得手段により取得された画像を表示する表示手段と、前記受信手段により前記位置情報を受信した場合に、前記取得手段による前記位置情報の取得、前記方位検知手段による前記方位情報の検出を行い、前記受信手段により受信した被写体の位置情報と自己の位置情報及び方位情報を案内するための案内画面を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を更に備えた構成としてもよい。
また、本発明は、請求項5記載の発明のように、前記受信手段により受信した前記位置情報、前記取得手段により取得した前記位置情報、及び前記方位検知手段により検出した前記方位情報に基づいて、自己の位置からみた撮影したい被写体の方位情報を特定する被写体方位特定手段を更に備え、前記表示制御手段は、前記撮像素子を介して所定周期毎に取得される画像情報を前記表示手段に順次表示すると共に、前記案内画面として、前記被写体方位特定手段により特定された被写体方位情報を前記画像情報に重ねて表示することもできる。
さらに、本発明は、請求項6記載の発明のように、前記表示制御手段は、前記被写体位置特定手段により特定した位置情報が、前記受信手段により受信した位置情報と一致する場合、前記被写体位置特定手段による位置情報の特定対象とした被写体像を示すエリアを強調する表示を行なうようにしてもよい。
また、本発明は、請求項7記載の発明のように、前記調整手段は、前記位置検知手段により検知された位置情報及び前記受信手段により受信した前記位置情報との差に基づいて、前記撮影したい被写体に焦点が合う焦点位置を導出し、前記焦点位置の調整範囲を、導出した焦点位置を含む範囲に制限する請求項4〜請求項6の何れか1項記載の撮影装置。
本発明は、請求項8記載の発明のように、前記受信手段は、前記撮影したい被写体像の顔を示す画像の所定の特徴量を示す顔情報を更に受信し、前記取得手段により取得された画像情報により示される画像領域から、顔らしさの度合いが所定レベルよりも高い領域を顔として検出する顔検出手段と、前記顔検出手段により検出された領域の所定の特徴量と、前記受信手段により受信した前記顔情報との一致度を導出する一致度導出手段と、を更に備え、前記一致度導出手段により導出した一致度が所定レベルよりも低い場合には、前記表示手段に再度撮影を実行する旨を促す表示を行なうようにしてもよい。
また、本発明は、請求項9記載の発明のように、前記顔検出手段及び前記一致度導出手段を外部に設けてもよい。
また、請求項10記載の発明は、請求項2に記載の撮影装置により生成された前記画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、撮影時刻及び被写体位置を撮影条件として受信する受信手段と、前記蓄積手段に蓄積された前記画像ファイルの中から前記受信手段により受信した撮影条件を満たす前記画像ファイルを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された画像ファイルを出力する出力手段と、を備えている。
以上説明したように、本発明によれば、被写体の位置を特定可能な撮影装置及び画像ファイル提供システムを提供できる、という効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ58と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ58の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するためにスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、LCD30の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成された十字カーソルボタン56Dと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、LCD30にメインメニュー画面を表示する際に押圧操作されるメニューキー56Eと、メニュー画面で指定された処理を実行する際に押圧操作される実行キー56Fと、各種操作を中止(キャンセル)する際に押圧操作されるキャンセルキー56Gと、が備えられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。同図に示されるように、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられる第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶する第2メモリ40と、を含んで構成されている。これらCPU32、第1メモリ38、第2メモリ40は、各々バスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32では、第1メモリ38及び第2メモリ40へのアクセスと、メディアコントローラ42を介した記録メディア42Aへのアクセスと、をそれぞれ行うことができる。
なお、第1メモリ38は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により、第2メモリ40は、例えば、VRAM(Video RAM)により、それぞれ構成することができる。
また、同図に示すように、デジタルカメラ10には、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD(Charge Coupled Device)14と、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられている。
タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
さらに、本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、ズームモータ50A、焦点調整モータ50B及び絞り駆動モータ50Cを含んで構成されるレンズ駆動機構を備えている。モータ駆動部50A、50B、50Cの出力端子はズームモータ13A、焦点調整モータ13B及び絞り駆動モータ13Cにそれぞれ接続されている。
これらのモータ駆動部50A、50B、50Cの入力端子は、CPU32にそれぞれ接続されており、レンズ駆動機構を構成するズームモータ13A、焦点調整モータ13B及び絞り駆動モータ13Cは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータ13Aを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズ12の焦点距離を変化させる。
また、デジタルカメラ10には、相関二重サンプリング回路(以下、「CDSAMP」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されている。CDSAMP16の入力端子はCCD14の出力端子に、CDSAMP16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
CDSAMP16では、CCD14の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
また、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、メニューキー56E、実行キー56F及びキャンセルキー56Gを含む操作部56はCPU32に接続されており、CPU32は、これら操作部56の各々に対する操作状態を常時把握できる。
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する表示制御回路28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子には、上記ADC18の出力端子が接続されている。
また、デジタルカメラ10は、上記AF機能を働かせるために必要とされる物理量を検出するAF検出回路34と、上記AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量を検出するAE・AWB検出回路36と、を含んで構成されている。
なお、AF検出回路34で検出される物理量としては、CCD14による撮像によって得られた画像のAF領域における輝度の高周波成分を示す評価値(コントラスト値)を検出する。また、AE・AWB検出回路36で検出される物理量としては、CCD14を介して取得された画像の明るさを示す輝度情報と、色差情報を検出する。
すなわち、本実施の形態では、CPU32により、上記AF機能として、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記モータ駆動部50Aを介して焦点調整モータ13Bを駆動制御することによりフォーカスレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を用いる。
また、デジタルカメラ10は、本体に着脱可能な記録メディア42Aをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、画像において顔らしさが所定の閾値よりも大きい領域を検出する顔検出回路44と、デジタルカメラ10の現在位置を示す位置情報Pを検知する位置検知回路46と、デジタルカメラ10のレンズが向けられている方向を示す方位情報Rを検出する方位検出回路47と、外部機器と無線又は有線による情報通信を行う通信制御回路52と、被写体とデジタルカメラ10本体との距離Dを導出する距離導出回路54と、を含んで構成されている。
なお、位置検知回路46としては、GPS(Global Positioning System)等の既知の手法により位置を特定する回路を、方位検出回路47としては、地磁気を利用して方位を特定する回路等を、それぞれ適用できる。
また、距離導出回路54は、被写体の位置情報Qを把握している場合は、上記位置検知回路46により取得したデジタルカメラ10の位置情報Pと被写体の位置情報Qとに基づいて距離Dを導出する。また、被写体の位置情報Qを把握していない場合は、CCD14を介して取得された画像の被写体を示す領域を対象としてAF機能を働かせて合焦位置を特定し、特定した合焦位置に基づいて被写体までの距離Dを導出する。
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、表示制御回路28、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、メディアコントローラ42、顔検出回路44、位置検知回路46、方位検出回路47、通信制御回路52及び距離導出回路54は、各々CPU32等が接続された上述のバスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及び表示制御回路28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、メディアコントローラ42を介した記録メディア42Aへのアクセスと、顔検出回路44による顔領域の検出と、位置検知回路46による位置情報Pの検知と、方位検出回路47による方位情報Rの検出と、通信制御回路52による外部機器との通信と、距離導出回路を用いた被写体までの距離Dの導出と、を各々行うことができる。
また、CPU32は、上記AE機能として、AE・AWB検出回路36による検出結果に基づいて露出状態を設定する。なお、露出状態は、絞り、シャッタースピード、撮影感度等の相互関係によって決まる。CPU32は、上記焦点調整モータ13Bを駆動制御して焦点位置を調整すると共に、絞り駆動モータ13Cを駆動制御してCCD14に入射する光量を調整する。
ここで、図3に示されるように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、撮影依頼端末60との無線による通信が可能に構成されている。撮影依頼端末60は、依頼ボタン62を備えている。
図4に示されるように、撮影依頼端末60は、依頼ボタン62の押圧操作を検出する操作状態検出部64と、位置検知部66と、情報発信部68と、を含んで構成されており、操作状態検出部64は位置検知部66に、位置検知部66は情報発信部68に、それぞれ接続されている。
操作状態検出部64は、依頼ボタン62が押圧操作されたことを検出した場合に、撮影依頼端末60を起動させ、位置検知部66による撮影依頼端末60の位置情報Qの検知を行う。位置検知部66は、上記デジタルカメラ10の位置検知回路46と同様に、GPS等の手法により撮影依頼端末60の位置情報Qを検知する。
情報発信部68では、位置検知部66により検知した位置情報Qにプロテクトをかけ、予め撮影依頼端末60に付与された当該撮影依頼端末60に固有のID情報と共に撮影依頼情報として発信する。
デジタルカメラ10では、撮影依頼端末60から発信された撮影依頼情報を受信されると、CPU32により、撮影依頼受信処理が実行される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
デジタルカメラ10における撮影時の全体的な動作として、まず、CCD14による光学ユニット13を介した撮像が行なわれ、被写体像を示す信号がCCD14から順次出力される。そして、CCD14から出力された信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、表示制御回路28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式で圧縮した後に記録メディア42Aに画像ファイルとして記録する。
一方、撮影依頼端末60では、撮影依頼者Tにより依頼ボタン62が押圧操作されると、撮影依頼端末60の位置情報Qの検知を行う。そして、検知した位置情報Qにプロテクトをかけ、予め撮影依頼端末60に付与された当該撮影依頼端末60に固有のID情報と共に撮影依頼情報として発信する。
図5は、デジタルカメラ10で撮影依頼情報を受信した場合に、CPU32により実行される撮影依頼受信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して本第1実施形態に係る撮影依頼受信処理について説明する。
まず、ステップ100では、受信した撮影依頼情報に含まれるID情報の照合を行い、次のステップ102では、照合の結果、一致するIDがあったか否かを判定する。なお、ID情報の照合は、予めデジタルカメラ10に登録されたID情報と受信した撮影依頼情報に含まれるID情報との比較により実行される。
ステップ102で肯定判定となった場合は、ステップ104に移行して、撮影依頼情報に含まれる位置情報のプロテクトを解除した後にステップ106に移行する。一方、ステップ102で否定判定となった場合は、本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、本実施の形態では、デジタルカメラ10は、予めデジタルカメラ10にID情報が登録されている撮影依頼端末60からの撮影依頼だけを受け入れる。
ステップ106では、依頼者(撮影依頼端末60)の位置情報Qを特定し、その後にステップ108に移行して、自己(デジタルカメラ10)の位置情報Pを検知し、次のステップ110では、デジタルカメラ10のレンズが向けられている方向を示す方位情報Rを検出する。
次のステップ112では、位置情報Q及び位置情報Pとの距離を依頼者との距離Dとして導出し、その後にステップ114に移行する。
ステップ114では、依頼者の位置情報Qとデジタルカメラ10の現在の位置情報Pとの関係を示す案内画面を生成し、その後にステップ116に移行して、生成した案内画面をLCD30に表示した後にステップ118に移行する。
図6は、ステップ114で生成される案内画面の一例がLCD30に表示された状態を示している。同図に示されるアルファベットは、東西南北を示しており、三角形の現在地マーク70の表示位置でデジタルカメラ10の位置情報Pを示しており、三角形の最も鋭角である頂点の向きでレンズ12の方位情報Rを示している。
また、同図に示す案内画面では、北(同図にNで示す方向)を画面の上方向に固定すると共に、デジタルカメラ10の位置情報Pを画面中央に固定して、撮影依頼端末60の位置情報Qとの関係を示している。なお、同図に示される案内画面の右下に示すように、被写体との距離Dを把握しやすくするために、スケールを表示してもよい。
ステップ118では、表示解除指示の入力待ちを行い、次のステップ120では、案内画面の表示を解除し、その後にステップ122に移行して、上述したようにレリーズボタン56Aの操作に基づく撮影処理を実行した後に本撮影依頼受信処理を終了する。
なお、本第1実施形態では、ステップ118で表示解除指示の入力待ちを行う形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図5のステップ118で否定判定となった場合に、再びステップ108に戻るようにして、表示解除指示が入力されるまでの間、案内画面を順次更新して表示するようにしてもよい。このようにした場合、デジタルカメラ10を持つ撮影者は、撮影依頼端末60を持つ依頼者の位置を特定しやすくなる。
(変形例1−1)
上記第1実施形態で説明した撮影依頼受信処理では、案内画面として地図情報を作成して表示する形態について説明したが、本変形例1−1では、スルー画像を利用して依頼者の位置を案内する形態について説明する。
なお、本変形例1−1は、撮影依頼受信処理プログラムは上記第1実施形態と異なるが、デジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60の構成は上記第1実施形態に係る構成と同一であるので、同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
図7は、デジタルカメラ10で撮影依頼情報を受信した場合に、CPU32により実行される撮影依頼受信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して本変形例1−1に係る撮影依頼受信処理について説明する。
まず、ステップ130では、受信した撮影依頼情報に含まれるID情報の照合を行い、次のステップ132では、照合の結果、一致するIDがあったか否かを判定する。なお、ID情報の照合は、予めデジタルカメラ10に登録されたID情報と受信した撮影依頼情報に含まれるID情報との比較により実行される。
ステップ132で肯定判定となった場合は、ステップ134に移行して、撮影依頼情報に含まれる位置情報のプロテクトを解除した後にステップ136に移行する。一方、ステップ132で否定判定となった場合は、本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、本変形例では、デジタルカメラ10は、予めデジタルカメラ10にID情報が登録されている撮影依頼端末60からの撮影依頼だけを受け入れる。
ステップ136では、依頼者(撮影依頼端末60)の位置情報Qを特定し、その後にステップ138に移行して、自己(デジタルカメラ10)の位置情報P及びデジタルカメラ10のレンズが向けられている方向を示す方位情報Rを検出する。
次のステップ140では、位置情報Q及び位置情報Pに基づいて、デジタルカメラ10から依頼者までの距離Dと、依頼者の方位情報Sと、を導出し、その後にステップ142に移行する。
図8には、デジタルカメラ10が使用される環境の一例が示されている。同図に示されるように、デジタルカメラ10の方位情報Rと依頼者の方位情報Sとが異なる場合、デジタルカメラ10の撮影範囲には依頼者は存在しない。
そこで、ステップ142では、方位情報Rと方位情報Sとが一致するか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ144に移行して、依頼者のいる方向を示す誘導マーク74を画面に表示し、その後再びステップ138に戻る。
図9(A)には、図8に示す状態でデジタルカメラ10のLCD30に表示されるスルー画像の一例が示されている。同図に示す例では、誘導マーク74として、スルー画像に重ねて矢印を表示している。これにより、撮影者は依頼者のいる方向が把握しやすくなり、撮影者が、誘導マーク74が示す方向にデジタルカメラ10の向きを変えていくことで、徐々に方位情報Rと方位情報Sとの差が縮まっていく。
また、ステップ142で肯定判定となった場合はステップ146に移行して、AF機能を働かせてAF制御を行い、その後にステップ148に移行して、合焦被写体までの距離Dを導出した後にステップ150に移行する。
ステップ150では、距離Dが距離Dと一致するか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合は、撮影者がまだ依頼者の位置を捉えていないと判断し、再びステップ138に戻る。
ステップ150で肯定判定となった場合は、ステップ152に移行して合焦被写体にターゲットマーク76を表示し、その後にステップ154に移行する。
図9(B)には、方位情報Rと方位情報Sとが一致した場合に、デジタルカメラ10のLCD30に表示されるスルー画像の一例が示されている。同図に示す例では、スルー画像に重ねて、合焦被写体を囲むようにターゲットマーク76を表示している。
ステップ154では、レリーズボタン56Aの操作に基づく撮影処理を実行し、その後に本撮影依頼受信処理を終了する。
変形例1−1によれば、人ごみの中で依頼者を探しにくい場合など、撮影者が依頼者を特定することが困難な場合でも撮影者による依頼者の特定をサポートできる。
(変形例1−2)
本変形例1−2では、依頼者の位置情報に応じて依頼者に合焦する位置でフォーカスレンズを固定しながら、スルー画像を利用して依頼者の位置を案内する形態について説明する。
なお、本変形例1−2では、撮影依頼受信処理プログラムは上記第1実施形態と異なるが、デジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60の構成は上記第1実施形態に係る構成と同一であるので、同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
図10は、デジタルカメラ10で撮影依頼情報を受信した場合に、CPU32により実行される撮影依頼受信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して本変形例1−2に係る撮影依頼受信処理について説明する。
まず、ステップ160では、受信した撮影依頼情報に含まれるID情報の照合を行い、次のステップ162では、照合の結果、一致するIDがあったか否かを判定する。なお、ID情報の照合は、予めデジタルカメラ10に登録されたID情報と受信した撮影依頼情報に含まれるID情報との比較により実行される。
ステップ162で肯定判定となった場合は、ステップ164に移行して、撮影依頼情報に含まれる位置情報のプロテクトを解除した後にステップ166に移行する。一方、ステップ162で否定判定となった場合は、本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、本変形例では、デジタルカメラ10は、予めデジタルカメラ10にID情報が登録されている撮影依頼端末60からの撮影依頼だけを受け入れる。
ステップ166では、依頼者(撮影依頼端末60)の位置情報Qを特定し、その後にステップ168に移行して、自己(デジタルカメラ10)の位置情報P及びデジタルカメラ10のレンズが向けられている方向を示す方位情報Rを検出する。
次のステップ170では、位置情報Q及び位置情報Pに基づいて、デジタルカメラ10から依頼者までの距離Dと、依頼者の方位情報Sと、を導出し、その後にステップ172に移行する。
変形例1−1でも述べたように、デジタルカメラ10の方位情報Rと依頼者の方位情報Sとが異なる場合、デジタルカメラ10の撮影範囲には依頼者は存在しない(図8参照)。
そこで、ステップ172では、方位情報Rと方位情報Sとが一致するか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ174に移行して、依頼者のいる方向を示す誘導マーク74を画面に表示し(例えば、図9(A)参照)、その後再びステップ168に戻る。これにより、撮影者は依頼者のいる方向が把握しやすくなり、撮影者が、誘導マーク74が示す方向にデジタルカメラ10の向きを変えていくことで、徐々に方位情報Rと方位情報Sとの差が縮まっていく。
また、ステップ172で肯定判定となった場合はステップ178に移行して、距離Dを画面に表示し、その後にステップ180に移行して、距離Dに応じて合焦位置を固定し、その後にステップ182に移行して、合焦被写体があるか否かを判定する。ステップ182で否定判定となった場合は再びステップ168に戻る。
ステップ182で肯定判定となった場合はステップ184に移行して、合焦被写体にターゲットマーク76を表示し(例えば、図9(B)参照)、その後にステップ186に移行する。
ステップ186では、レリーズボタン56Aの操作に基づく撮影処理を実行し、その後に本撮影依頼受信処理を終了する。
(変形例1−3)
本変形例1−3では、デジタルカメラ10において、メニュー画面等により撮影依頼情報を受け入れ可否及び受け入れ条件(撮影依頼端末60との距離、特定のID)等を設定可能に構成した場合について説明する。
なお、本変形例1−3では、撮影依頼受信処理プログラムは上記第1実施形態と異なる。また、本変形例1−3に係るデジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60Aの構成については、上記第1実施形態に係る構成と同一部位については同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
本変形例1−3に係る撮影依頼端末60Aは、上記依頼ボタン62の他に、更に撮影指示ボタン63を備えて構成されている。撮影依頼端末60Aは、撮影指示ボタン63の操作状態に応じて、操作状態を示す情報をID情報と共に発信する。
これにより、デジタルカメラ10において、撮影依頼端末60Aの撮影指示ボタン63の操作を有効にする(受け付ける)リモート撮影を行うか否かを設定可能に構成した場合について説明する。
図11は、デジタルカメラ10で撮影依頼情報を受信した場合に、CPU32により実行される撮影依頼受信処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して本変形例1−3に係る撮影依頼受信処理について説明する。
まず、ステップ200では、撮影依頼情報の受け入れを許可する設定がされているか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ202に移行する。一方、ステップ200で否定判定となった場合は、本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、本変形例1−3では、デジタルカメラ10は、予め撮影依頼情報の受け入れが許可されている場合にだけ撮影依頼を受け入れる。
ステップ202では、受信した撮影依頼情報に含まれるID情報の照合を行い、次のステップ204では、照合の結果、一致するIDがあったか否かを判定する。なお、ID情報の照合は、予めデジタルカメラ10に登録されたID情報と受信した撮影依頼情報に含まれるID情報との比較により実行される。
ステップ204で肯定判定となった場合は、ステップ206に移行して、特定の端末か否かを判定する。ステップ206で肯定判定となった場合はステップ208に移行して、撮影依頼情報に含まれる位置情報のプロテクトを解除した後にステップ210に移行する。
一方、ステップ204又はステップ206で否定判定となった場合は、本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、デジタルカメラ10は、予めデジタルカメラ10にID情報が登録されており、かつ、予め設定された特定の撮影依頼端末60Aからの撮影依頼だけを受け入れる。
ステップ210では、依頼者(撮影依頼端末60A)の位置情報Qを特定し、その後にステップ212に移行して、自己(デジタルカメラ10)の位置情報Pを検知し、次のステップ214では、デジタルカメラ10のレンズが向けられている方向を示す方位情報Rを検出する。
次のステップ216では、位置情報Q及び位置情報Pとの距離を依頼者との距離Dとして導出し、その後にステップ218に移行する。
ステップ218では、距離Dが所定距離よりも短いか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ220に移行する。一方、ステップ218で否定判定となった場合は本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、本変形例1−3では、デジタルカメラ10からの距離が所定の範囲内の撮影依頼端末60Aからの撮影依頼だけを受け入れる。
ステップ220では、依頼者の位置情報Qとデジタルカメラ10の現在の位置情報Pとの関係を示す案内画面を生成し、その後にステップ222に移行して、生成した案内画面をLCD30に表示した後にステップ224に移行する。
ステップ224では、リモート撮影を行う設定がされているか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ226に移行して、撮影依頼端末60Aからの撮影指示ボタン63の操作状態に基づいて撮影処理を実行し、その後に本撮影依頼受信処理を終了する。
なお、撮影指示ボタン63の操作状態に基づく撮影処理では、デジタルカメラ10で撮影指示ボタン63が押下操作されたことを示す情報を受信したタイミングで、上記レリーズボタン56Aが半押し状態とされた場合に実行するAF機能及びAWE機能の実行等、撮影に必要な処理を実行し、各処理が完了した時点で撮影(画像情報の記憶)を実行する。
一方、ステップ224で否定判定となった場合はステップ228に移行して、レリーズボタン56Aの操作に基づく撮影処理を実行した後に本撮影依頼受信処理を終了する。
なお、本第1実施形態及び変形例1−1〜変形例1−3では、デジタルカメラ10と撮影依頼端末60とで直接通信を行って撮影を行う形態について説明したが、図12に示されるように、デジタルカメラ10と撮影依頼端末60との通信をサーバ80を介して行う形態とすることもできる。この場合、ID情報の照合やプロテクトの解除等の処理は、サーバ80により行うようにしてもよい。
(変形例1−4)
本変形例1−4では、サーバ80により動作制御される固定カメラ10Aを用いた形態について説明する。
図13には、撮影依頼端末60から撮影依頼情報を受信した場合にサーバ80により実行される撮影依頼受信処理の流れが示されている。以下、同図を参照して、本変形例1−4に係る撮影依頼受信処理について説明する。
まず、ステップ274では、受信した撮影依頼情報に含まれるID情報の照合を行い、次のステップ276では、照合の結果、一致するIDがあったか否かを判定する。なお、ID情報の照合は、予めサーバ80に登録されたID情報と受信した撮影依頼情報に含まれるID情報との比較により実行される。
ステップ276で肯定判定となった場合は、ステップ278に移行して、撮影依頼情報に含まれる位置情報のプロテクトを解除した後にステップ280に移行する。一方、ステップ278で否定判定となった場合は、本撮影依頼受信処理を終了する。すなわち、本変形例では、サーバ80は、予めサーバ80にID情報が登録されている撮影依頼端末60からの撮影依頼だけを受け入れる。
また、ステップ280では、依頼者(撮影依頼端末60)の位置情報Qを特定し、その後にステップ282に移行して、特定した位置情報Qが固定カメラ10Aの撮影範囲内か否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ284に移行して固定カメラ10Aに撮影指示を送信し、撮影を行ない、その後にステップ286に移行する。
すなわち、サーバ80では、図14に示されるように、固定カメラ10Aの撮影範囲内、例えば、同図にAで示す位置から撮影依頼情報が発信された場合には撮影依頼を受け付け、固定カメラ10Aの撮影範囲外、例えば、同図にBで示す位置から撮影依頼情報が発信された場合には、撮影依頼を受け付けない。
ステップ286では、撮影による画像情報の取得待ちを行い、次のステップ288では、取得した画像情報にID情報を付加して格納する。
なお、この場合、画像情報の格納先は、固定カメラ10Aでもサーバ80でもよく、双方に格納する形態としてもよい。
また、複数台の固定カメラ10Aをサーバ80により管理する場合、各固定カメラ10Aの撮影範囲について、依頼者の位置情報Qが含まれるかを判定し、撮影範囲に位置情報Qを含む固定カメラ10Aがある場合に、当該固定カメラ10Aを用いて撮影を行なう形態とすることもできる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、撮影した画像情報をデジタルカメラ10で記憶・管理する形態について説明したが、本第2実施形態では、撮影した画像情報をサーバ80で記憶・管理する形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係るデジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60の構成において、上記第1実施形態に係る構成と同一部位については同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
図15に示されるように、撮影依頼端末60からの撮影依頼情報は、サーバ80を介してデジタルカメラ10に送信される。これにより、デジタルカメラ10では、上記第1実施形態及び上記各変形例で説明したようにして撮影を行い、撮影によって取得された画像情報に依頼者のID情報を付加してサーバ80に送信する。
サーバ80は、ID情報格納部90と、画像情報格納部92と、を含んで構成されている。ID情報格納部90は、予めサーバ80を利用するデジタルカメラ10及び撮影依頼端末60のID情報がそれぞれ格納される。
また、画像情報格納部92には、デジタルカメラ10により撮影されて送信されてきた画像情報を蓄積記憶しておく。
サービス端末82は、ユーザインタフェースとして構成されており、ユーザが使用した撮影依頼端末60のID情報、提供を受ける画像情報に施したい画像処理の選択や、画像情報の提供形態(プリント出力か記録メディア等への出力か)等の情報を受け付ける。サービス端末82では、ID情報及びユーザが撮影依頼した画像情報を検索する旨を示す検索情報をサーバ80に送信する。また、サービス端末82では、ID情報と、提供を受けたい画像情報の選択情報を含む要求情報をサーバ80に送信する。なお、要求情報には、提供時の画像処理や提供形態等の情報等も含めることができる。
サーバ80では、ID情報格納部92に格納されたID情報と、サービス端末82から受信したID情報とが一致した場合に、画像情報格納部92に記憶された画像情報の検索及び提供を行なう。
なお、本第2実施形態では、デジタルカメラ10により撮影した画像情報の提供に関する処理が上記第1実施形態と異なるものであり、他の処理は上記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図16は、サーバ80において、サービス端末82から検索情報を受信した場合に実行される画像情報提供処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して本第2実施形態に係る画像情報提供処理について説明する。
まず、ステップ240では、検索情報に含まれるID情報をID情報格納部90に格納されたID情報と照合し、次のステップ242では、一致するID情報があったか否かを判定する。ステップ242で否定判定となった場合はステップ244に移行して、利用できない旨の通知指示をサービス端末82に送信することにより、ユーザに利用できないことを通知し、その後に本画像情報提供処理を終了する。
ステップ242で肯定判定となった場合はステップ246に移行して、画像情報格納部92に画像情報に付加されたID情報が検索情報に含まれるID情報と一致する画像情報を検索して読み出し、その後にステップ248に移行する。
ステップ248では、ID情報が一致する画像情報が存在するか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ250に移行して、画像がない旨の通知指示をサービス端末82に送信することにより、ユーザに検索結果を通知し、その後に本画像情報提供処理を終了する。
一方、ステップ248で肯定判定となった場合は、ステップ252に移行して、ID情報が一致した画像情報のサムネイル画像をサービス端末82に送信し、その後にステップ254に移行する。
ステップ254では、要求情報の受信待ちを行い、次のステップ256では、要求情報に応じた処理を施した画像情報を送信し、その後に本画像情報提供処理を終了する。
なお、本第2実施形態では、サーバ80により、サービス端末82に対して、検索結果としてサムネイル画像を送信し、要求情報に基づいて画像処理を施して画像を送信する形態について説明したが、検索結果としてID情報が一致する画像情報の全てをサービス端末82に送信し、ステップ254及び256の処理に相当する処理をサービス端末82側で行なう形態としてもよい。
また、ユーザが選択した提供形態で画像情報を提供する際に、課金してもよい。
(変形例2−1)
上記第2実施形態では、デジタルカメラ10は、撮影により取得した画像情報にID情報を付加してサーバ80に送信する形態について説明したが、本変形例2−1では、サーバ80において、デジタルカメラ10から送信された画像情報により示される画像に予め登録された顔が含まれるか否かを判定する形態について説明する。
なお、本変形例2−1に係るデジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60の構成において、上記第2実施形態に係る構成と同一部位については同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
また、顔情報は、撮影依頼端末60のID情報の登録と共にサーバ80に登録されるものとし、デジタルカメラ10では、撮影依頼受信処理において、撮影により取得した画像情報にID情報を付加してサーバ80に送信するものとして説明する。
図17は、サーバ80において、デジタルカメラ10から送信された画像情報を受信した場合に実行される画像情報受信処理の流れを示すフローチャートであり、以下、同図を参照して本変形例2−1に係る画像情報受信処理について説明する。
まず、ステップ260では、画像情報に付加されたID情報を特定し、その後にステップ262に移行して、ID情報に応じた顔情報を読出す。なお、当該顔情報は、顔を撮影して得られた画像情報でもよいし、輪郭情報等、画像情報から抽出される特定の物理量でもよい。
次のステップ264では、受信した画像情報について、ステップ262で読み出した顔情報を用いて登録された顔を示す領域の検出を行い、その後にステップ266に移行する。例えば、図18に示されるように、依頼者Tの付近に多くの人物が存在する環境では、依頼者Tの特定が正確に行えない場合がある。この場合、誤った範囲99の画像が撮影されるので、依頼者Tの顔は画像に含まれないことになる。
ステップ266では、登録された顔と一致する顔があったか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ268に移行して、デジタルカメラ10に対して再撮影指示を送信し、その後に本画像情報受信処理を終了する。
デジタルカメラ10では、再撮影指示を受信した場合、その旨を示す情報をLCD30に表示し、再撮影を促す。これにより、撮影者は撮影範囲99が誤りであったことを把握できるので、誤っていた撮影範囲99に含まれなかった人物が撮影範囲に入るように撮影範囲を微調整し、再度撮影を行なう。デジタルカメラ10では、撮影により取得された画像情報にID情報を付加して再度サーバ80に送信する。
この再撮影を繰り返し、例えば撮影範囲が図18に示す撮影範囲98となった場合には、登録された依頼者Tがふくまれるので、登録された顔との一致度が所定レベル以上となり、ステップ266で肯定判定となってステップ270に移行し、受信した画像を画像情報格納部92に格納し、その後に本画像情報受信処理を終了する。
なお、サーバ80では、画像情報受信処理を終了する際に、デジタルカメラ10に対して送信済みの画像の消去指示を送信するようにしてもよい。
(第3実施形態)
上記各実施形態では、撮影依頼端末60を用いてデジタルカメラ10による撮影を依頼する形態について説明したが、本第3実施形態では、撮影依頼端末用いることなく、デジタルカメラにより被写体の位置情報を特定する形態について説明する。
なお、本第3実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1実施形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1及び図2参照)と同様であるので、同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
また、本第3実施形態では、撮影処理に特徴があり、他の処理については、適宜上記各実施形態や変形例と同様の処理を行う構成とすることもできるし、上記各実施形態や変形例と同様の処理を行わない構成とすることもできる。
図19には、モード切替スイッチ56Cにより撮影モードが選択されている場合に、CPU32により所定期間毎に実行される撮影処理プログラムの処理の流れが示されている。以下、同図を参照して、本第3実施形態に係る撮影処理について説明する。
まず、ステップ300では、カメラの位置情報P及び方位情報Rを取得し、その後にステップ302に移行して、レリーズボタン56Aの操作状態が半押し状態であるか否かを判定する。ステップ302で否定判定となった場合は本撮影処理を終了する。
また、ステップ302で肯定判定となった場合はステップ304に移行して、AF機能を働かせてAF制御を行い、その後にステップ306に移行して、位置情報P、方位情報R及び合焦位置に基づいて合焦被写体の位置を検知する。具体的には、合焦被写体までの距離Dを導出し、位置情報Pから方位情報Rの方向に距離Dだけ離れた位置を合焦被写体の位置として検知する。
次のステップ308では、レリーズボタン56Aが引き続き全押し状態まで操作されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ310に移行する。ステップ310では、レリーズボタン56Aの半押し状態が解除されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合は再びステップ308に戻る。一方、ステップ310で肯定判定となった場合は、本撮影処理を終了する。
ステップ308で肯定判定となった場合は、ステップ312に移行してCCD14を介して画像情報を取得し、その後にステップ313に移行して、上記ステップ306で検知した合焦被写体の位置情報及び画像情報の取得日時を示す撮影時間情報を撮影情報として画像情報に付加して記憶し、その後に本撮影処理を終了する。
図20には、本第3実施形態に係る撮影処理により取得される画像情報88及び当該画像情報88に付加される撮影情報89の一例が示されている。同図に示されるように、1の画像情報88に対して1の撮影情報89が付加される。
図21には、このようにして取得された画像情報88及び撮影情報89を利用するための構成の一例が示されている。同図に示されるように、デジタルカメラ10により取得された撮影情報98が付加された画像情報88は、PCやカメラ、携帯電話等により構成された画像提供者側装置93によってサーバ80に送信され、サーバ80の画像情報格納部92に格納される。
また、サーバ80は、検索部96と、画像提供処理部98と、を含んで構成されており、画像提供処理部98は、パーソナルコンピュータ(PC)やカメラ、携帯電話等により構成された利用者側装置95から送信された画像要求情報に基づいて検索部96を介して画像情報格納部92に格納された画像情報から要求された画像情報を検索し、PC84に出力する。
ここで、図22には、画像情報格納部92に格納された画像情報88に付加された撮影情報98の一例がカメラ毎(画像提供者毎)に示されている。同図に示される丸付き数字は、それぞれ数字が同じものは一致するデータを示している。同図に示す例では、カメラ1の太枠で示す撮影情報と、カメラ4の太枠で示す撮影情報とが、一致している。
図23には、画像要求情報を受信した場合にサーバ80で実行される画像情報提供処理の流れが示されている。以下、同図を参照して本第3実施形態に係る画像情報提供処理について説明する。
まず、ステップ350では、検索条件の特定を行い、次のステップ352では、特定した検索条件を満たす撮影情報89を検索する。次のステップ354では、検索の結果、条件を満たす情報があるか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ356に移行して、条件を満たす画像情報88がないことを通知し、その後に本画像情報提供処理を終了する。
一方、ステップ354で肯定判定となった場合はステップ358に移行して、検索条件を満たす撮影情報98が付加された画像情報88を読出した後にステップ360に移行して、サムネイル画像を送信し、その後にステップ362に移行する。
ステップ362では、画像要求情報の受信待ちを行い、次のステップ364では、画像要求情報に基づいて要求された画像情報を送信し、その後に本画像情報提供処理を終了する。
(変形例3−1)
上記第3実施形態で説明した撮影処理では、AF制御を行った領域の被写体の位置を検知する形態について説明したが、本変形例3−1では、顔検出により全ての被写体の位置を特定し、各被写体について位置を検知する形態について説明する。
なお、本変形例3−1は、撮影処理は上記第3実施形態と異なるが、デジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60の構成は上記第3実施形態に係る構成と同一であるので、同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
図24には、モード切替スイッチ56Cにより撮影モードが選択されている場合に、CPU32により所定期間毎に実行される撮影処理プログラムの処理の流れが示されている。以下、同図を参照して、本変形例3−1に係る撮影処理について説明する。
まず、ステップ320では、カメラの位置情報P及び方位情報Rを取得し、その後にステップ322に移行して、レリーズボタン56Aの操作状態が半押し状態であるか否かを判定する。ステップ322で否定判定となった場合は本撮影処理を終了する。
また、ステップ322で肯定判定となった場合はステップ323に移行し、顔検出を行う。次のステップ324では、検出された顔のそれぞれについてAF機能を用いて位置情報を検知し、その後にステップ326に移行してAF機能を働かせてAF制御を行う。具体的には、各顔を示すエリアについて合焦位置までの距離Dを導出し、位置情報Pから方位情報Rの方向に距離Dだけ離れた位置を各顔の位置として検知する。
次のステップ328では、レリーズボタン56Aが引き続き全押し状態まで操作されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ330に移行する。ステップ330では、レリーズボタン56Aの半押し状態が解除されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合は再びステップ328に戻る。一方、ステップ330で肯定判定となった場合は、本撮影処理を終了する。
ステップ328で肯定判定となった場合は、ステップ332に移行してCCD14を介して画像情報を取得し、その後にステップ334に移行して、ステップ326のAF制御においてAF領域とされた被写体を主要被写体として設定し、次のステップ336では、上記ステップ324で検知した位置情報及び画像情報の取得日時を示す撮影時間情報を撮影情報として画像情報に付加して記憶し、その後に本撮影処理を終了する。
図25には、本変形例3−1に係る撮影処理により取得される画像情報88及び当該画像情報88に付加される撮影情報89の一例が示されている。同図に示されるように、1の画像情報88に対して検出された顔の数(同図に示す例では3つ)の撮影情報89がそれぞれ付加される。
ここで、上記撮影処理においては、AF制御時のAF領域に位置する被写体を自動的に主要被写体として設定するが、実際には主要被写体を変更したい場合がある。
そこで、図26には、画像情報88の何れかが表示された状態で、不図示のメニュー画面等が表示され、主要被写体の設定処理の実行が選択された場合にCPU32により実行される主要被写体設定処理プログラムの処理の流れが示されている。以下、同図を参照して、本変形例3−1に係る主要被写体設定処理について説明する。
まず、ステップ340では、画像情報88及び撮影情報89をLCD30に表示し、次のステップ344では、何れかの撮影情報89の選択待ちを行う。
次のステップ346では、選択された撮影情報89を主要被写体の撮影情報89として設定することにより主要被写体を変更し、その後に本主要被写体の設定処理を終了する。
図27には、本変形例3−1に係るサーバ80の画像情報格納部92に格納された画像情報88に付加された撮影情報98の一例がカメラ毎(画像提供者毎)に示されている。同図に示される丸付き数字は、それぞれ数字が同じものは一致するデータを示している。同図に示す例では、カメラ1の太枠で示す撮影情報と、カメラ2及びカメラ4の太枠で示す撮影情報とが、一致している。
なお、画像情報提供処理としては、上記第3実施形態と同様の処理を適用できる。
(変形例3−2)
本変形例3−2では、顔検出により全ての被写体の位置を特定し、各被写体について位置を検知して、顔情報についても画像情報に付加する形態について説明する。
なお、本変形例3−2は、撮影処理は上記第3実施形態と異なるが、デジタルカメラ10の構成及び撮影依頼端末60の構成は上記第3実施形態に係る構成と同一であるので、同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
図28には、モード切替スイッチ56Cにより撮影モードが選択されている場合に、CPU32により所定期間毎に実行される撮影処理プログラムの処理の流れが示されている。以下、同図を参照して、本変形例3−2に係る撮影処理について説明する。
まず、ステップ370では、カメラの位置情報P及び方位情報Rを取得し、その後にステップ372に移行して、レリーズボタン56Aの操作状態が半押し状態であるか否かを判定する。ステップ372で否定判定となった場合は本撮影処理を終了する。
また、ステップ372で肯定判定となった場合はステップ373に移行し、顔検出を行う。次のステップ374では、検出された顔のそれぞれについてAF機能を用いて位置情報を検知し、その後にステップ376に移行してAF機能を働かせてAF制御を行う。具体的には、各顔を示すエリアについて合焦位置までの距離Dを導出し、位置情報Pから方位情報Rの方向に距離Dだけ離れた位置を各顔の位置として検知する。
次のステップ378では、レリーズボタン56Aが引き続き全押し状態まで操作されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ380に移行する。ステップ380では、レリーズボタン56Aの半押し状態が解除されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合は再びステップ378に戻る。一方、ステップ380で肯定判定となった場合は、本撮影処理を終了する。
ステップ378で肯定判定となった場合は、ステップ382に移行してCCD14を介して画像情報を取得し、その後にステップ384に移行して、ステップ376のAF制御においてAF領域とされた被写体を主要被写体として設定し、次のステップ386では、上記ステップ374で検知した位置情報、顔情報及び画像情報の取得日時を示す撮影時間情報を撮影情報として画像情報に付加して記憶し、その後に本撮影処理を終了する。
図29には、本変形例3−2に係るサーバ80の画像情報格納部92に格納された画像情報88に付加された撮影情報98の一例がカメラ毎(画像提供者毎)に示されている。同図に示される丸付き数字は、それぞれ数字が同じものは一致するデータを示している。同図に示す例では、カメラ1の太枠で示す撮影情報と、カメラ2及びカメラ4の太枠で示す撮影情報とが、一致している。
なお、画像情報提供処理としては、上記第3実施形態と同様の処理を適用できる。
(変形例3−3)
変形例3−3として、画像提供者側が表示制限を設定可能な形態について説明する。
なお、本変形例3−3において、上記第3実施形態と同じ処理や同じ構成については、同一の符号を付して記載し、ここでの図示及び説明を省略する。
図30には、変形例3−3に係るサーバ80による画像情報提供処理に関する機能ブロック図が示されている。同図に示されるように、サーバ80は、表示制限情報格納部94を備えており、画像提供者側装置93から送信された表示制限情報が格納される。
表示制限情報格納部94は、画像提供処理部98に接続されている。画像提供処理部98では、利用者側装置98に画像情報を送信する際には、表示制限情報格納部94を参照して表示制限情報に基づく画像処理を施してから送信する。
例えば、図31に示されるように、画像提供者Tの顔の解像度を低くして表示することを示す情報を表示制限情報として設定することができる。なお、同図に斜線塗り潰しで示す領域は、他の領域よりも解像度が低いことを示している。また、当該設定を行なう際には、画像提供者Tの顔を検出するために必要な顔情報も予め表示制限情報に含めて登録しておく必要がある。
また、図32及び図33に示されるように、同じ被写体Tを撮影位置PAから撮影した場合の画像情報88A(図32(A)参照)と、撮影位置PBから撮影した場合の画像情報88B(図33(A)参照)とでは、被写体Tと撮影位置Pとの距離Dが異なるため、画像情報における被写体を示す領域の大きさが異なる。
そこで、図32(A)に示されるように、距離Dが所定距離よりも短い場合は解像度を下げる一方、図33(A)に示されるように、距離Dが所定距離よりも長い場合には解像度を下げない、という設定を可能に構成してもよい。
さらに、図34に示されるように、利用者の顔が含まれる画像情報88を提供する際に、利用者R以外の顔の解像度を低くしてから画像情報を提供する設定を可能に構成してもよい。
また、図35に示されるように、利用者Rの顔を含む画像情報88のうち、利用者Rの顔をトリミングした画像情報88Tを提供するようにしてもよい。なお、トリミングした画像情報88Tを提供する場合、元の画像情報88にトリミング位置を示す枠Tを付した画像情報88のサムネイル画像を添付して提供してもよい。
なお、図36に示されるように、利用者Rの顔情報を複数登録しておき、同図に星印を付して示すように、何れか1つをベストショットとして選択可能に構成し、サーバに格納された画像情報から抽出した利用者Rの顔を含む画像の中から、更にベストショットとして選択された顔との一致度が最も高い画像情報を抽出可能に構成してもよい。
なお、以上の各実施形態で説明したデジタルカメラ10の構成や各種処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、デジタルカメラ10に距離導出回路54を搭載し、当該距離導出回路54により被写体との距離を導出する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、距離導出回路54を搭載することなく、CPUにより距離導出プログラムを実行することにより導出するように構成してもよい。
実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 実施形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るデジタルカメラと撮影依頼端末とからなる撮影システムの概略図である。 撮影依頼端末の機能を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係る撮影依頼受信処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る撮影依頼受信処理によりLCDに案内画面の一例が表示された状態を示す模式図である。 変形例1−1に係る撮影依頼受信処理の流れを示すフローチャートである。 方位情報に関する説明図である。 変形例1−1に係る撮影依頼受信処理の実行時におけるLCDの表示状態の一例をそれぞれ示す模式図である。 変形例1−2に係る撮影依頼受信処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1−3に係る通常撮影処理の流れを示すフローチャートである。 他の形態に係る撮影システムの構成例を示す概略図である。 変形例1−4に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。 固定カメラの撮影範囲と依頼者の位置との関係を示す模式図である。 第2実施形態に係る画像情報提供システムの構成例を示す機能ブロック図である。 第2実施形態に係る画像情報提供処理の流れを示すフローチャートである。 変形例2−1に係る画像情報受信処理の流れを示すフローチャートである。 変形例2−1に係る画像情報受信処理に関する説明図であり、画像情報により示される領域と被写体との関係を示す図である。 第3実施形態に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る撮影処理により取得される画像情報及び当該画像情報に付加される撮影情報の一例を示す模式図である。 第3実施形態に係る画像情報及び撮影情報を利用するための構成の一例を示す機能ブロック図である。 第3実施形態に係る画像情報格納部に格納された画像情報に付加された撮影情報の一例をカメラ毎(画像提供者毎)に示す図表である。 第3実施形態に係るサーバにより画像要求情報を受信した場合に実行される画像情報提供処理の流れを示すフローチャートである。 変形例3−1に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。 本変形例3−1に係る撮影処理により取得される画像情報及び当該画像情報に付加される撮影情報の一例を示す模式図である。 変形例3−1に係る主要被写体設定処理の流れを示すフローチャートである。 変形例3−1に係るサーバの画像情報格納部に格納された画像情報に付加された撮影情報の一例をカメラ毎(画像提供者毎)に示す図表である。 変形例3−2に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。 変形例3−2に係るサーバの画像情報格納部に格納された画像情報に付加された撮影情報の一例をカメラ毎(画像提供者毎)に示す図表である。 変形例3−3に係るサーバによる画像情報提供処理に関する機能ブロック図である。 表示制限の一例として、提供者を示す領域の解像度を低くする場合の説明図である。 表示制限の一例として、提供者を示す領域の解像度を低くする場合の撮影距離に関する制限の説明図である。 表示制限の一例として、提供者を示す領域の解像度を低くする場合の撮影距離に関する制限の説明図である。 利用者の顔が含まれる画像情報を提供する際に、利用者以外の顔の解像度を低くしてから画像情報を提供する設定に関する説明図である。 利用者の顔を含む画像情報のうち、利用者の顔をトリミングした画像情報を提供する場合の説明図である。 利用者のベストショットとして選択された顔を含む画像情報の抽出に関する説明図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 レンズ
13 光学ユニット
14 CCD(撮像素子)
16 CDSAMP
30 LCD
32 CPU(調整手段、取得手段、被写体位置特定手段)
34 AF検出回路
44 顔検出回路
46 位置検知回路(位置検知手段)
47 方位検出回路(方位検出手段)
50 モータ駆動部
52 通信制御回路
54 距離導出回路(導出手段)
56 操作部

Claims (10)

  1. 撮像素子の受光面に被写体像を結像させると共に、被写体像の焦点位置を調整する調整手段と、
    前記撮像素子を介して被写体像を示す画像情報を取得する取得手段と、
    自己の位置を示す位置情報を検知する位置検知手段と、
    前記撮像素子の受光面の向きを示す方位情報を検出する方位検出手段と、
    前記調整手段による被写体像の焦点位置に基づいて、前記受光面と前記被写体像が示す被写体との距離を導出する導出手段と、
    前記位置検知手段により検知された位置情報、前記方位検出手段により検出された前記方位情報、及び前記導出手段により導出された距離に基づく前記被写体の位置情報を特定する被写体位置特定手段と、
    を備えた撮影装置。
  2. 予め設定された標準時刻を計時して時刻情報として出力する計時手段と、
    前記取得手段により取得された画像情報に、当該画像情報を取得する際に前記計時手段から出力された時刻情報、及び当該画像情報を取得する際に前記被写体位置特定手段により特定された位置情報を付加した画像ファイルを生成する生成手段を更に備えた請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記取得手段により取得された画像情報により示される画像領域から、顔らしさの度合いが所定レベルよりも高い領域を顔として検出する顔検出手段を更に備え、
    前記生成手段は、前記画像ファイルに前記顔検出手段により検出された領域の特徴量を示す情報を更に含める請求項2記載の撮影装置。
  4. 撮影したい被写体の位置情報を受信する受信手段と、
    前記取得手段により取得された画像を表示する表示手段と、
    前記受信手段により前記位置情報を受信した場合に、前記取得手段による前記位置情報の取得、前記方位検知手段による前記方位情報の検出を行い、前記受信手段により受信した被写体の位置情報と自己の位置情報及び方位情報を案内するための案内画面を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を更に備えた請求項1記載の撮影装置。
  5. 前記受信手段により受信した前記位置情報、前記取得手段により取得した前記位置情報、及び前記方位検知手段により検出した前記方位情報に基づいて、自己の位置からみた撮影したい被写体の方位情報を特定する被写体方位特定手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記撮像素子を介して所定周期毎に取得される画像情報を前記表示手段に順次表示すると共に、前記案内画面として、前記被写体方位特定手段により特定された被写体方位情報を前記画像情報に重ねて表示する
    請求項4記載の撮影装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記被写体位置特定手段により特定した位置情報が、前記受信手段により受信した位置情報と一致する場合、前記被写体位置特定手段による位置情報の特定対象とした被写体像を示すエリアを強調する表示を行なう請求項4又は請求項5記載の撮影装置。
  7. 前記調整手段は、前記位置検知手段により検知された位置情報及び前記受信手段により受信した前記位置情報との差に基づいて、前記撮影したい被写体に焦点が合う焦点位置を導出し、前記焦点位置の調整範囲を、導出した焦点位置を含む範囲に制限する請求項4〜請求項6の何れか1項記載の撮影装置。
  8. 前記受信手段は、前記撮影したい被写体像の顔を示す画像の所定の特徴量を示す顔情報を更に受信し、
    前記取得手段により取得された画像情報により示される画像領域から、顔らしさの度合いが所定レベルよりも高い領域を顔として検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段により検出された領域の所定の特徴量と、前記受信手段により受信した前記顔情報との一致度を導出する一致度導出手段と、
    を更に備え、
    前記一致度導出手段により導出した一致度が所定レベルよりも低い場合には、前記表示手段に再度撮影を実行する旨を促す表示を行なう請求項4〜6の何れか1項記載の撮影装置。
  9. 前記顔検出手段及び前記一致度導出手段を外部に設けた請求項8記載の撮影装置。
  10. 請求項2に記載の撮影装置により生成された前記画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、
    撮影時刻及び被写体位置を撮影条件として受信する受信手段と、
    前記蓄積手段に蓄積された前記画像ファイルの中から前記受信手段により受信した撮影条件を満たす前記画像ファイルを検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された画像ファイルを出力する出力手段と、
    を備えた画像ファイル提供システム。
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