JP2009110684A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 氷点以下の低温環境にて、燃料電池スタック内の生成水および冷却媒体の凍結を防止して、発電始動を速やかに開始する。
【解決手段】 燃料電池スタック1を冷却する冷却水循環系4の冷却水供給路41に、エアコンプレッサ23に至る空気供給路21から分岐する空気導入路6を、流路切換弁63を介して接続する。冷却水循環系4の冷却水排出路42には、冷却水タンク71に至る冷却水回収路を、流路切換弁72を介して接続する。運転停止時に掃気処理と同時に、エアコンプレッサ23にて加圧した空気を、空気導入路6から燃料電池スタック1内の冷却水流路45に導入し、冷却水タンク71に冷却水を回収する。
【選択図】 図1
【解決手段】 燃料電池スタック1を冷却する冷却水循環系4の冷却水供給路41に、エアコンプレッサ23に至る空気供給路21から分岐する空気導入路6を、流路切換弁63を介して接続する。冷却水循環系4の冷却水排出路42には、冷却水タンク71に至る冷却水回収路を、流路切換弁72を介して接続する。運転停止時に掃気処理と同時に、エアコンプレッサ23にて加圧した空気を、空気導入路6から燃料電池スタック1内の冷却水流路45に導入し、冷却水タンク71に冷却水を回収する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスの化学反応により発電する燃料電池システムに関し、特に氷点下での始動性に優れた燃料電池システムに関するものである。
固体高分子型燃料電池は、複数のセルを積層した燃料電池スタックに、水素を含有する燃料ガスと酸素を含有する酸化剤ガスを供給して化学反応させることにより電気エネルギーを発生させている。基本単位となるセルは、一般に、MEA(Membrane Electrode Assembly)と呼ばれる膜電極接合体を燃料ガス側セパレータ、酸化剤側セパレータで挟んだ構造を有しており、アノード電極に供給される水素がイオン化して電解質膜を透過し、カソード電極に供給される酸素と反応する。
燃料電池スタックには、燃料ガス供給系と酸化剤ガス供給系が接続され、水素と酸素の反応により水が生成するとともに、反応熱が発生する。燃料電池スタックは、この反応熱を利用して、セル温度を運転に適切な温度まで上昇させるが、低温環境下、特に氷点以下では、発電により生成した水が凍結して、始動を妨げたり、発電効率を悪化させたりするおそれがあった。
発電を阻害する要因の1つに、システム内の残留水がある。燃料電池スタックの運転停止時に、システム内に生成水が残留していると、停車中に凍結して始動ができなくなる。その対策として、通常は、運転停止時に掃気処理を行っており、ガス流路に溜まった生成水を、掃気ガスとともに車外へ排出している。
一方、他の要因として、燃料電池スタックの冷却装置がある。通常運転時には、反応熱による燃料電池スタックの過度の温度上昇を抑制するため、燃料電池スタックのセル間に冷却媒体通路を設けて、冷却媒体を循環させている。ところが、低温始動時には、冷却媒体通路に保持される冷却媒体の熱容量が大きいために、反応熱が吸収されてしまう。
このため、特許文献1には、氷点下始動時に、燃料電池スタックの中の冷却液(例えば、不凍液等)を一旦タンクに回収して、燃料電池スタックの熱容量を減少させることが提案されている。特許文献1のシステムは、冷却液の循環系に電磁弁を介して冷却液の回収路を接続したもので、始動時に検出温度が設定温度以下(冷却が必要な温度以下)であると、燃料電池スタックより上方位置に設けた外気導入用の電磁弁を開く。この時、燃料電池スタック内に外気を導入されて、冷却液がより比熱の小さい空気と置換される。冷却液は、燃料電池スタックより下方位置に配置したタンクに、自重により回収される。
その後、発電始動を開始し、発電による反応熱により通常運転時の温度に達したら、再度不凍液を充填して、冷却系を駆動させる。
特開2003−257460号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、タンクへの回収は冷却液の自重によって行われるので、燃料電池スタック内の冷却液を空気で置換するのに時間がかかり、また、冷却液通路内に冷却液が残りやすい。しかも、発電始動時に冷却液の充填を行うため、速やかに始動を開始することができず、冷却液として不凍液の代りに水を用いる場合には、停車中の冷却水の凍結が問題となる。回収通路やタンクを燃料電池スタックより下方に配置する必要があり、設置スペースが制約される等の不具合がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、燃料電池スタックの冷却装置を備えたシステムにおいて、氷点以下の低温環境にて、発電により生成する水および冷却媒体の凍結を防止して、発電始動を速やかに開始することができ、しかも簡単な構成でスペース上の制約を受けることのない燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明における燃料電池システムは、
燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により発電する燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックにコンプレッサにて加圧した酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給路および反応後のガスを排出するための酸化剤ガス排出路と、
上記燃料電池スタックに燃料ガスを供給するための燃料ガス供給路および反応後のガスを排出するための燃料ガス排出路と、
上記燃料電池スタックを冷却するための冷却媒体をポンプで循環させる冷却媒体循環路を備え、
上記冷却媒体循環路に、上記酸化剤ガス供給路から分岐する酸化剤ガス導入路を接続するとともに、冷却媒体タンクへ至る冷却媒体回収路を接続し、加圧した酸化剤ガスを上記冷却媒体供給路から上記燃料電池スタック内の冷却媒体流路に導入することにより、上記燃料電池スタック内の冷却媒体を上記冷却媒体回収路から上記冷却媒体タンクへ回収する回収手段を設けたことを特徴とする。
燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により発電する燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックにコンプレッサにて加圧した酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給路および反応後のガスを排出するための酸化剤ガス排出路と、
上記燃料電池スタックに燃料ガスを供給するための燃料ガス供給路および反応後のガスを排出するための燃料ガス排出路と、
上記燃料電池スタックを冷却するための冷却媒体をポンプで循環させる冷却媒体循環路を備え、
上記冷却媒体循環路に、上記酸化剤ガス供給路から分岐する酸化剤ガス導入路を接続するとともに、冷却媒体タンクへ至る冷却媒体回収路を接続し、加圧した酸化剤ガスを上記冷却媒体供給路から上記燃料電池スタック内の冷却媒体流路に導入することにより、上記燃料電池スタック内の冷却媒体を上記冷却媒体回収路から上記冷却媒体タンクへ回収する回収手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、運転停止時に冷却媒体の循環を停止し、コンプレッサで加圧した酸化剤ガスを冷却媒体循環路から送り込むことで、燃料電池スタック内の冷却媒体を容易に排出し、冷却媒体タンクへ回収することができる。このため自重で回収する従来技術のように回収に時間がかからず、また、運転停止時に回収すれば、停車中に冷却媒体が燃料電池スタック内で凍結することも回避できる。よって、既存の構成を利用して、冷却媒体を短時間で効率よく回収でき、氷点下での発電始動を速やかに開始することができる。
請求項2の発明では、上記燃料電池スタックの運転停止に伴い、加圧した酸化剤ガスを上記酸化剤ガス供給路から上記燃料電池スタック内のガス流路に導入する掃気処理を行う時に、上記回収手段を作動させる。
好適には、運転停止時に掃気処理を行って、燃料電池スタック内に溜まった水分を除去する際に、冷却媒体の回収を行う。
請求項3の発明では、上記掃気処理時に、通常運転時よりも低効率で発電を行い発熱量を増加させる発電制御手段を備える。
掃気の際には、補機類を稼働させるのに必要な電力が供給できればよいので、発電の効率点を必要最低限に抑え、発熱量を増やすことができる。これにより、掃気中の水の凝縮に伴う温度低下を抑制し、燃料電池スタック温度を上昇させて、掃気による水分の除去を毎回確実に行うことができる。
請求項4の発明では、上記冷却媒体循環路が、上記ポンプを経て上記燃料電池スタックへ冷却媒体を供給するための冷却媒体供給路および冷却後の冷却媒体を排出するための冷却媒体排出路を有し、上記冷却媒体供給路の途中に、流路切換弁を介して上記酸化剤ガス導入路を接続するとともに、上記冷却媒体排出路の途中に、流路切換弁を介して上記冷却媒体回収路を接続している。
具体的には、掃気時に流路切換弁を切換えて、コンプレッサからの加圧した酸化剤ガスを燃料電池スタック内へ導入する一方、冷却媒体排出路と冷却媒体回収路を連通させることで、容易に冷却媒体を冷却媒体タンクに回収することができる。
請求項5の発明では、上記燃料電池スタックの始動後、上記冷却媒体タンクの冷却媒体を上記冷却媒体循環路から上記燃料電池スタック内の冷却媒体流路に再充填する充填手段を備える。
氷点下の始動時には、燃料電池スタック内に冷却媒体は存在しないので、容易に始動できる。その後、燃料電池スタックの温度が上昇し、通常発電が可能になったところで、 再び冷却媒体タンクの冷却媒体を冷却媒体循環路から燃料電池スタックに送り込むことで、通常の冷却を行う。
以下、本発明に基づく燃料電池システムについて図面により説明する。
図1(a)は、本発明の第1実施形態における燃料電池システムの全体構成を示す概略図、図1(b)は、その要部拡大図である。燃料電池システムは、燃料電池車両(例えば燃料電池自動車)の動力源となるもので、燃料電池スタック1と、酸化剤ガスとなる空気を供給するための空気供給系2、および燃料ガスとなる水素を供給するための水素供給系3を備えている。また、燃料電池スタック1を冷却するための冷却媒体となる冷却水を循環させる冷却水循環系4を備える。
図1(a)は、本発明の第1実施形態における燃料電池システムの全体構成を示す概略図、図1(b)は、その要部拡大図である。燃料電池システムは、燃料電池車両(例えば燃料電池自動車)の動力源となるもので、燃料電池スタック1と、酸化剤ガスとなる空気を供給するための空気供給系2、および燃料ガスとなる水素を供給するための水素供給系3を備えている。また、燃料電池スタック1を冷却するための冷却媒体となる冷却水を循環させる冷却水循環系4を備える。
図1(a)において、空気供給系2は、燃料電池スタック1のカソード電極に空気を供給するための空気供給路(酸化剤ガス供給路)21と、反応後の排ガス(空気)を排出するための空気排出路(酸化剤ガス排出路)22を有する。空気供給路21には、エアコンプレッサ23が設けられ、空気を加圧して燃料電池スタック1に供給するようになっている。水素供給系3は、水素タンク33からの水素を燃料電池スタック1のアノード電極に供給するための水素供給路(燃料ガス供給路)31と、反応後の排ガス(未反応水素)を排出するための水素排出路(燃料ガス排出路)32を備えている。
冷却水循環系4は、冷却水を燃料電池スタック1内に供給するための冷却水供給路(冷却媒体供給路)41と、冷却に使用された冷却水を排出するための冷却水排出路(冷却媒体供給路)42と、冷却水を循環させるためのウォータポンプ43とを有している。冷却水供給路401と冷却水排出路402は、ファン付きのラジエータ44を介して接続され、冷却水循環路(冷却媒体循環路)を構成している。冷却水排出路42の冷却水は、ラジエータ44内の流路を通過する間に空冷され、冷却水供給路41に設置したウォータポンプ43によって、再び燃料電池スタック1内に送り込まれる。
燃料電池スタック1は、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生するもので、図1(b)に示すように、多数のセルCを積層して電気的に直列接続した固体高分子電解質膜型の燃料電池スタックが好適に用いられる。基本単位構造となるセルCは、通常公知の構成で、電解質膜の両側面に電極が配置されたMEA(Membrane Electrode Assembly )と呼ばれる膜電極接合体を、空気側セパレータS1および水素側セパレータS2の間に挟んだ構成を有している。MEAは、ナフィオンに代表される高分子電解質膜の両面に触媒層が形成され、さらにガス拡散層で両面を挟んで一体化されている。
MEAを挟持する空気側セパレータS1および水素側セパレータS2は、例えばカーボン材または導電性金属よりなる板状部材であり、その両面にはそれぞれ複数の溝が形成されている。これにより、MEAの両端面と、これに接する空気側セパレータS1および水素側セパレータS2との間に、それぞれ空気流路24および水素流路34が形成される。また、隣合う空気側セパレータS1および水素側セパレータS2の間には、冷却水流路45が形成されている。
燃料電池スタック1内の空気流路24および水素流路34は、図1(a)の空気供給系2、水素供給系3の流路にそれぞれ接続されている。空気供給系2の空気供給路21から各セルCの空気流路24に、水素供給系3の水素供給路31から各セルCの水素流路34に、空気と水素がそれぞれ導入されると、MEAの両電極において下記式で表される電気化学反応が起こる。
アノード電極(水素極) H2 →2H+ +2e- ・・・(1)
カソード電極(空気極) 2H+ +1/2O2 + +2e- →H2 O・・・(2)
アノード電極(水素極) H2 →2H+ +2e- ・・・(1)
カソード電極(空気極) 2H+ +1/2O2 + +2e- →H2 O・・・(2)
なお、MEAでの良好な電気化学反応のために、通常は図示しない加湿装置にて空気を加湿した状態で供給している。反応に用いられなかった未反応空気および未反応水素は、空気排出路22および水素排出路32から排出される。水素排出路32は、通常、図示しない流路によって水素供給路31に接続され、未反応水素を循環再利用している。
燃料電池スタック1の電気出力は図示しないDC/DCコンバータに送られ、電圧調整の後、自動車駆動用のモータや各種補機類の駆動、2次電池の充電等に用いられる。必要な電力は運転状況によって変化し、制御手段(ECU)5が、図示しない各種センサからの検出結果を基に燃料電池システム全体を制御する。
次に、本発明の特徴部分について説明する。
上記式(2)のように、空気流路24側では、発電の際の化学反応により水が生成する。この水分は、燃料電池スタック1の空気流路24を通過した未反応空気とともに空気排出路22に排出されるが、一部は燃料電池スタック1内に残留する。この残留水が停車中に凍結すると始動が困難になるため、運転停止時に乾燥空気を導入して空気流路24を掃気する掃気処理を実施している。ただし、燃料電池スタック1内には、冷却系4に接続される冷却水流路45に冷却水が充填されているので、掃気中の水分の凝縮が起きやすく、これに伴う温度低下で掃気効率が低下する。また、氷点以下の低温環境下では、冷却系4内の冷却水自体が凍結するおそれがある。
上記式(2)のように、空気流路24側では、発電の際の化学反応により水が生成する。この水分は、燃料電池スタック1の空気流路24を通過した未反応空気とともに空気排出路22に排出されるが、一部は燃料電池スタック1内に残留する。この残留水が停車中に凍結すると始動が困難になるため、運転停止時に乾燥空気を導入して空気流路24を掃気する掃気処理を実施している。ただし、燃料電池スタック1内には、冷却系4に接続される冷却水流路45に冷却水が充填されているので、掃気中の水分の凝縮が起きやすく、これに伴う温度低下で掃気効率が低下する。また、氷点以下の低温環境下では、冷却系4内の冷却水自体が凍結するおそれがある。
そこで、本実施形態では、冷却水循環系4の冷却水を運転停止時に回収する回収手段を設けている。具体的には、図1(a)において、冷却水循環路に、空気供給路21から分岐する空気導入路(酸化剤ガス導入路)6を接続して、エアコンプレッサ23からの加圧した空気を導入する一方、冷却水回収路7を接続して冷却水タンク(冷却媒体タンク)71へ冷却水を回収可能とする。
空気導入路6には、空気供給路21との連通・遮断を切換える開閉弁61と、流量調整用のバタフライ弁62が設けられ、ウォータポンプ43下流の冷却水供給路41に流路切換弁63を介して接続される。流路切換弁63は3方弁構造で、燃料電池スタック1内の冷却水流路45に連通させる流路を、ウォータポンプ43へ至る冷却水供給路41または空気導入路6に切換える。
冷却水回収路7は、冷却水排出路42に流路切換弁72を介して接続される。流路切換弁72は3方弁構造で、燃料電池スタック1内の冷却水流路45に連通させる流路を、ラジエータ44へ至る冷却水排出路42または冷却水タンク71への冷却水回収路7に切換える。冷却水タンク71の頂部には、冷却水とともに流入する空気を抜くための圧抜き弁73が設けられる。また、充填手段として、冷却水循環路に冷却水を戻すための冷却水導出路74が設けられて、冷却水タンク71の底部と流路切換弁72下流の冷却水排出路41とを接続している。冷却水導出路74には開閉弁75が設けられている。
回収手段を構成する流路切換弁63と流路切換弁72、空気導入路6の開閉弁61とバタフライ弁62、冷却水導出路74の圧抜き弁73と開閉弁75の駆動は、制御手段5によって制御される。制御手段5は、また、エアコンプレッサ23やウォータポンプ43、ラジエータ44のファンといった補機類に制御信号を出力し、これら補機類の駆動と流路の開閉および切換を制御することで、冷却水の回収を行う。
図2(a)に、通常運転時の反応ガスおよび冷却水の流れを示す。通常の発電運転時には、エアコンプレッサ23で加圧した空気を、空気供給路21から燃料電池スタック1内の空気流路24に供給し、水素タンク33の水素を、水素供給路31から燃料電池スタック1内の水素流路34に供給して、アノード電極およびカソード電極にて上記式(1)、(2)の発電反応を生起する。反応後の排ガス(未反応ガスや加湿用の水蒸気、生成水等を含む)は、空気排出路22または水素排出路32から排出される。
冷却水循環系4は、ラジエータ44と燃料電池スタック1が冷却水供給路41および冷却水排出路42を介して連通するように、流路切換弁63と流路切換弁72を切換え、ウォータポンプ43を作動させる。空気導入路6の開閉弁61と、冷却水導出路74の圧抜き弁73と開閉弁75は閉弁している。この時、冷却水排出路42および冷却水供給路41を経由して、ラジエータ44と燃料電池スタック1の間を冷却水が循環する冷却水循環路が形成する。燃料電池スタック1の発電反応によって発生する熱は、燃料電池スタック1内の空気流路24および水素流路34と隣接する冷却水流路45との熱交換によって、冷却水流路45を流通する冷却水に放熱される。制御手段5は、ウォータポンプ43による冷却水の循環量を調整して、燃料電池スタック1が最適な温度範囲(例えば80℃程度)に維持されるように制御する。
発電運転を停止する時には、掃気処理を実施するとともに、冷却水の回収を行う。図2(b)に、この場合の反応ガスおよび冷却水の流れを示す。掃気処理は、空気供給路21から燃料電池スタック1内に空気を導入することによって行い、燃料電池スタック1内の空気流路24に溜まった水分を除去する。この時、エアコンプレッサ23からの空気を加湿せずに用いることで、掃気処理が容易になる。
図3は、回収時の制御手段5による制御動作を示すフローチャートであり、まず冷却水循環系4のウォータポンプ43を停止し(ステップS1)、流路切換弁63と流路切換弁72を切換える(ステップS2)。これにより、燃料電池スタック1が、冷却水供給路41および流路切換弁63を介して冷却水導入路6と連通し、冷却水排出路42および流路切換弁72を介して冷却水回収路7と連通するように切換えられる。次いで、エアコンプレッサ23を作動させて、冷却水導入路6の開閉弁61を開弁し、バタフライ弁62の流量を調整して(ステップS3)、空気供給路21の加圧空気を冷却水導入路6に導入し、冷却水供給路41から燃料電池スタック1内の冷却水流路45に供給する。同時に、圧抜き弁73を開弁して(ステップS4)、燃料電池スタック1内の冷却水流路45を、冷却水排出路42および冷却水回収路7を介して大気に開放された冷却水タンク71と連通させる。
この時、エアコンプレッサ23からの加圧空気と大気開放とした冷却水タンク71との圧力差によって、冷却水供給路41から燃料電池スタック1内に空気が流入するのに伴い、燃料電池スタック1の冷却水流路45に充填されていた冷却水が、冷却水排出路42から冷却水回収路7に導出し、速やかに冷却水タンク71に回収される。ここで、エアコンプレッサ23の回転数は、掃気処理に必要な空気流量と、冷却水の回収に必要な空気流量が得られるように適宜調整される。冷却水タンク71に流入する空気は、圧抜き弁73から大気に放出される。
次いで、回収した冷却水量から回収が完了したかどうかを判断する(ステップS5)。回収した冷却水量は、例えば、冷却水タンク41内にレベル計46を設けておき、燃料電池スタック1内の冷却水量に相当する上限レベルに達したら、回収を停止する(ステップS6)。
このように、エアコンプレッサ23からの加圧空気を利用することで、冷却水タンク71に燃料電池スタック1内の冷却水のみを、容易に回収することができる。そして、冷却水が回収される結果、掃気処理時に燃料電池スタック1の熱容量が大幅に低減することになり、掃気時の放熱が抑えられて掃気処理の効率が向上する。また、運転停止時の掃気処理と同時に、冷却水の回収が実施されるので、回収を効率よく行うことができ、既存の装置を利用するので、システムが大型化することがない。
好適には、掃気処理時に冷却水を回収しながら、少量の発電を行うことで、燃料電池スタック1を発熱させるのがよい。従来、掃気処理をする場合は発電せず、例えば燃料電池スタック1のインピーダンスを計測する時にのみ行っている。これは、掃気時に必要以上に乾燥することを防止するため、燃料電池スタック1内部のインピーダンスと流路の水分量とに相関があることを利用して、インピーダンスに基づく掃気終了の判断を行っている場合で、基本的には発電せず、空気のみを送っている。また、エアコンプレッサ23で加圧された空気は高温であることから、通常は、冷却水を循環させて燃料電池スタック1を冷やしながら、液滴と水蒸気で水分を持ち去っている。ところが、従来の制御では、特に半暖機が繰り返し行われた時には、燃料電池スタック1の温度が低下しやすく、掃気を行ってもセル中の水分を除去することが難しい。
そこで、本実施形態では、発電制御手段としての制御手段5により、掃気処理時に低効率発電を行い、反応熱で燃料電池スタック1の温度を上昇させる。掃気の際は、補機類を作動させるための電力さえ供給できればよいので、発電の効率点を必要最小限に抑えて発熱量を増やすことで、掃気中の水分の凝縮に伴う温度低下を抑制し、さらに掃気効率を向上できる。図4は、一般的な燃料電池の出力(IV)特性を示す図で、損失電圧Vi−V(Vi:理論起電力、V:セル電圧)が発熱量に相当する。定電流制御した場合には、セル電圧が低下するほど、すなわち発電効率が低下するほど、発熱量が増加する。発電の効率点を低下させるには、例えば反応ガスの供給量を低減し、IV特性を故意に悪化させた低効率発電を行って、補機類に必要なエネルギーを確保しながら、発熱量を積極的に増やすことができる。
従って、半暖機が繰り返し行われても、運転停止時の掃気処理において燃料電池スタック1の温度を上昇させるので、掃気による水分の除去を毎回確実に行うことができる。また、発電により水が生成するので、掃気と同時に冷却水を回収しても過度の乾燥が生じることがなく、燃料電池スタック1に水が残留しないので、停車中に燃料電池スタック1内で水が凍結するおそれがない。加えて、氷点下での始動時には、燃料電池スタック1内に冷却水が存在しないので、発電による反応熱が奪われることがなく、容易に始動できる。
図2(c)に、始動時の反応ガスおよび冷却水の流れを示す。氷点以下の低温環境下で始動する場合は、冷却水循環系4を作動させずに、エアコンプレッサ23で加圧した空気を、空気供給路21から燃料電池スタック1内の空気流路24に供給し、水素タンク33の水素を、水素供給路31から燃料電池スタック1内の水素流路34に供給して反応させる。この状態では、燃料電池スタック1内の冷却水流路45に冷却水が充填されておらず、前回の掃気処理が効率よく行われて、残留水の凍結も生じていないので、発生する反応熱で燃料電池スタック1の温度が速やかに上昇し、氷点以下でも容易に発電始動を開始することができる。
燃料電池スタック1の温度が十分上昇したら、冷却水タンク71の冷却水を再充填して、冷却水循環系4を作動させる。図5は、再充填時の制御手段5による制御動作を示すフローチャートであり、まず、燃料電池スタック1の温度を計測し、通常運転可能な温度まで上昇したかどうかを判断する(ステップS11)。通常運転可能であれば、燃料電池スタック1がラジエータ44と冷却水供給路41を介して連通するとともに、冷却水回収路7を介して冷却水タンク71と連通するように、流路切換弁63および流路切換弁72を切換える(ステップS12)。次いで、冷却水導出路74の開閉弁75を開弁して、ウォータポンプ43を作動させる(ステップS13)。これにより、冷却水タンク71の冷却水が、冷却水導出路74からラジエータ44および冷却水供給路41を介して、燃料電池スタック1に送り込まれる。
次いで、冷却水タンク41の水量から、燃料電池スタック1に冷却水流路45が再充填されたかどうかを判断する(ステップS14)。充填された冷却水量は、例えば、冷却水タンク41内に設けたレベル計46を基に計測することができ、冷却水タンク41の水量レベルが低下して、再充填に必要な冷却水量に相当する下限レベルに達したら、充填完了とする。流路切換弁72を切換えて(ステップS15)、燃料電池スタック1からの冷却水排出路41をラジエータ44に連通させる。その後、冷却水導出路74の開閉弁75を閉弁して(ステップS16)、通常の冷却水循環を行う。
このように、本実施形態の構成によれば、冷却水の回収を容易に行い、氷点以下の低温環境下において燃料電池スタックを容易に始動させることができる。また、前回の運転停止時に行う掃気処理とともに冷却水の回収を行うことにより、掃気の効率を高めることができるので、掃気時間が短縮できる。
なお、生成水の凍結のおそれのない環境条件であれば、運転停止の度に冷却水の回収を行う必要はなく、燃料電池スタックの温度や外気温度等に基づいて、冷却水の回収の要否を判断するようにしてもよい。また、図1のシステム構成は概略を示したもので、空気供給系2や水素供給系3、冷却水循環系4に、通常公知の装置やセンサその他を追加したり、流路構成等を変更することも可能である。
1 燃料電池スタック
2 空気供給系
21 空気供給路(酸化剤ガス供給路)
22 空気排出路(酸化剤ガス排出路)
23 エアコンプレッサ(コンプレッサ)
24 空気流路(酸化剤ガス流路)
3 水素供給系
31 水素供給路(燃料ガス供給路)
32 水素排出路(燃料ガス排出路)
33 水素タンク
34 水素流路(燃料ガス流路)
4 冷却水循環系
41 冷却水供給路(冷却媒体供給路)
42 冷却水排出路(冷却媒体排出路)
43 ウォータポンプ(ポンプ)
44 ラジエータ
45 冷却水流路(冷却媒体流路)
5 制御手段
6 空気導入路(酸化剤ガス導入路)
61 開閉弁
62 バタフライ弁
63 流路切換弁
7 冷却水回収路(冷却媒体回収路)
71 冷却水タンク
72 流路切換弁
73 圧抜き弁
74 冷却水導出路(冷却媒体導出路)
75 開閉弁
2 空気供給系
21 空気供給路(酸化剤ガス供給路)
22 空気排出路(酸化剤ガス排出路)
23 エアコンプレッサ(コンプレッサ)
24 空気流路(酸化剤ガス流路)
3 水素供給系
31 水素供給路(燃料ガス供給路)
32 水素排出路(燃料ガス排出路)
33 水素タンク
34 水素流路(燃料ガス流路)
4 冷却水循環系
41 冷却水供給路(冷却媒体供給路)
42 冷却水排出路(冷却媒体排出路)
43 ウォータポンプ(ポンプ)
44 ラジエータ
45 冷却水流路(冷却媒体流路)
5 制御手段
6 空気導入路(酸化剤ガス導入路)
61 開閉弁
62 バタフライ弁
63 流路切換弁
7 冷却水回収路(冷却媒体回収路)
71 冷却水タンク
72 流路切換弁
73 圧抜き弁
74 冷却水導出路(冷却媒体導出路)
75 開閉弁
Claims (5)
- 燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により発電する燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックにコンプレッサにて加圧した酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給路および反応後のガスを排出するための酸化剤ガス排出路と、
上記燃料電池スタックに燃料ガスを供給するための燃料ガス供給路および反応後のガスを排出するための燃料ガス排出路と、
上記燃料電池スタックを冷却するための冷却媒体をポンプで循環させる冷却媒体循環路を備える燃料電池システムにおいて、
上記冷却媒体循環路に、上記酸化剤ガス供給路から分岐する酸化剤ガス導入路を接続するとともに、冷却媒体タンクへ至る冷却媒体回収路を接続し、加圧した酸化剤ガスを上記冷却媒体供給路から上記燃料電池スタック内の冷却媒体流路に導入することにより、上記燃料電池スタック内の冷却媒体を上記冷却媒体回収路から上記冷却媒体タンクへ回収する回収手段を設けたことを特徴とする燃料電池システム。 - 上記燃料電池スタックの運転停止に伴い、加圧した酸化剤ガスを上記酸化剤ガス供給路から上記燃料電池スタック内のガス流路に導入する掃気処理を行う時に、上記回収手段を作動させる請求項1記載の燃料電池システム。
- 上記掃気処理時に、通常運転時よりも低効率で発電を行い発熱量を増加させる発電制御手段を備える請求項2記載の燃料電池システム。
- 上記冷却媒体循環路が、上記ポンプを経て上記燃料電池スタックへ冷却媒体を供給するための冷却媒体供給路および冷却後の冷却媒体を排出するための冷却媒体排出路を有し、
上記冷却媒体供給路の途中に、流路切換弁を介して上記酸化剤ガス導入路を接続するとともに、
上記冷却媒体排出路の途中に、流路切換弁を介して上記冷却媒体回収路を接続した請求項1または2記載の燃料電池システム。 - 上記燃料電池スタックの始動後、上記冷却媒体タンクの冷却媒体を上記冷却媒体循環路から上記燃料電池スタック内の冷却媒体流路に再充填する充填手段を備える請求項1ないし4のいずれか記載の燃料電池システム。
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JP2007278629A JP2009110684A (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | 燃料電池システム |
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JP2007278629A JP2009110684A (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | 燃料電池システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-10-26 JP JP2007278629A patent/JP2009110684A/ja not_active Withdrawn
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