JP2009100315A - 映像信号処理システム及び表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンピュータ装置を映像信号源として使用する場合の外部同期処理が簡単にできるようにする。
【解決手段】映像信号生成部を備えたコンピュータ装置と、コンピュータ装置に接続される同期信号処理装置とで構成される映像信号処理システムに適用される。同期信号処理装置は、外部から基準同期信号が供給される外部基準同期信号入力部21を備え、基準同期信号の位相と、コンピュータ装置内で生成させた映像信号の位相とを、位相比較部30で比較して、位相差を検出する。そして、映像信号のサブキャリア周波数に対応したクロックを発生させる場合に、位相比較部30で検出された位相差に基づいて、サブキャリア周波数のクロックの位相を調整する。また、位相差情報生成部25で、位相比較部での位相差の情報を生成させる。その位相差の情報を使用して、ロックするまでの時間などを判断して表示を行う。
【選択図】図1
【解決手段】映像信号生成部を備えたコンピュータ装置と、コンピュータ装置に接続される同期信号処理装置とで構成される映像信号処理システムに適用される。同期信号処理装置は、外部から基準同期信号が供給される外部基準同期信号入力部21を備え、基準同期信号の位相と、コンピュータ装置内で生成させた映像信号の位相とを、位相比較部30で比較して、位相差を検出する。そして、映像信号のサブキャリア周波数に対応したクロックを発生させる場合に、位相比較部30で検出された位相差に基づいて、サブキャリア周波数のクロックの位相を調整する。また、位相差情報生成部25で、位相比較部での位相差の情報を生成させる。その位相差の情報を使用して、ロックするまでの時間などを判断して表示を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばコンピュータ装置を使用して映像信号を生成させる場合に、その生成される映像信号を、外部から供給される映像信号に同期させる映像信号処理システム、並びに、そのシステムに適用される表示方法に関する。
従来、放送局などにおいては、局内の映像機器を、いわゆるゲンロックと称される同期処理を行っている。即ち、基準同期信号を生成させる同期信号生成装置を放送局内に設けて、局内の映像機器は、全て同期信号生成装置で生成された同期信号に同期したタイミングで映像信号を出力させる構成としてある。従って、対応した映像機器は、基準同期信号の入力端子を備えている。
このような基準同期信号の入力端子を備えた映像機器は、非常に高価な構成であり、近年、映像の編集などを行う機器として、専用の編集装置よりも安価に構成できるコンピュータ装置を使用するケースが増えている。コンピュータ装置としては、例えば映像データを記憶できる大容量のハードディスクと、そのハードディスクから読み出した映像データを編集,加工など映像処理を行う映像処理用のグラフィック処理部などを備えた構成とし、画像編集用のソフトウェアを実装してあることで、映像編集装置として作動する。
ここで、このようなコンピュータ装置を基準同期信号に同期させるために、従来、フレームシンクロナイザと称される変換装置を、コンピュータ装置に接続して、基準同期信号のタイミングに合わせることが行われている。フレームシンクロナイザでは、例えば、コンピュータ装置が出力する映像信号を一旦フレームメモリに記憶させて、基準同期信号に合わせて、そのフレームメモリから読み出してタイミング合わせ処理を行う。
ところが、このようなフレームシンクロナイザでフレームメモリを使用した処理を行うと、そのタイミング合わせ処理のために、映像データに余計な変換処理が行われることになり、高解像度の映像データを扱う場合には、画質劣化が問題となる。
このような画質劣化のないタイミング合わせ処理を、コンピュータ装置で考えた場合、コンピュータ装置内の映像処理部(グラフィック処理部)で、外部から入力した基準同期信号に同期して映像処理ができる構成とすればよい。
このようにコンピュータ装置内の映像処理部で、外部から入力した基準同期信号に同期して映像処理を行うためには、コンピュータ装置内の映像処理部で扱う同期信号を、外部から入力した基準同期信号に同期させるための同期ロック装置を用意して、その同期ロック装置を、コンピュータ装置に接続することが必要になる。
このようにコンピュータ装置内の映像処理部で、外部から入力した基準同期信号に同期して映像処理を行うためには、コンピュータ装置内の映像処理部で扱う同期信号を、外部から入力した基準同期信号に同期させるための同期ロック装置を用意して、その同期ロック装置を、コンピュータ装置に接続することが必要になる。
図7は、従来の同期ロック装置の構成例を示したものである。図7に示した同期ロック装置90は、入力端子として、基準同期信号入力端子91と、映像入力端子92とを備える。基準同期信号入力端子91は、基準となる同期信号の入力端子であり、例えば放送局内の基準同期信号が供給される。この入力端子91に得られる同期信号は、映像の垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれる複合同期信号である。
映像入力端子92は、この同期ロック装置が接続されたコンピュータ装置が出力する映像信号が入力される端子であり、この入力した映像信号にも、垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれている。
映像入力端子92は、この同期ロック装置が接続されたコンピュータ装置が出力する映像信号が入力される端子であり、この入力した映像信号にも、垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれている。
基準同期信号入力端子91に得られる基準同期信号は、同期分離回路81で、基準垂直同期信号EXT−Vと、基準水平同期信号EXT−Hと、基準サブキャリア信号EXT−SCとに分離する。映像入力端子92に得られる映像信号についても、同期分離回路82で、内部垂直同期信号INT−Vと、内部水平同期信号INT−Hと、内部サブキャリア信号INT−SCとを抽出する。
分離された各基準同期信号成分と内部同期信号成分は、個別に位相差が比較される。即ち、基準垂直同期信号EXT−Vと内部垂直同期信号INT−Vについては、垂直位相比較部83で、それぞれの位相差を比較し、検出された位相差信号を出力する。また、基準水平同期信号EXT−Hと内部水平同期信号INT−Hについては、水平位相比較部84で、それぞれの位相差を比較し、検出された位相差信号を出力する。基準サブキャリア信号EXT−SCと内部サブキャリア信号INT−SCについては、サブキャリア位相比較部85で、それぞれの位相差を比較し、検出された位相差信号を出力する。
得られたそれぞれの位相差信号は、加算器86で加算して、各位相差が加算された合成位相差信号とし、その合成位相差信号を、電圧制御型基準発振器(VCXO)87に供給する。基準発振器87は、その合成位相差信号で示される位相差だけ発振位相を調整したサブキャリア周期のクロック信号を発生させる。その基準発振器87が出力するサブキャリア周期のクロック信号は、サブキャリアクロック出力端子95から出力させる。
また、基準発振器87が出力するサブキャリア周期及びてい倍周波数のクロック信号を、垂直周期カウンタ88と水平周期カウンタ89とに、クロックとして供給する。
垂直周期カウンタ88では、垂直位相比較部83で検出された位相差信号によるタイミングでリセットしながら、サブキャリア周期のクロック信号をカウントして、垂直周期の同期信号を生成させる。
水平周期カウンタ89では、水平位相比較部84で検出された位相差信号によるタイミングでリセットしながら、サブキャリア周期のクロック信号をカウントして、水平周期の同期信号を生成させる。
垂直周期カウンタ88では、垂直位相比較部83で検出された位相差信号によるタイミングでリセットしながら、サブキャリア周期のクロック信号をカウントして、垂直周期の同期信号を生成させる。
水平周期カウンタ89では、水平位相比較部84で検出された位相差信号によるタイミングでリセットしながら、サブキャリア周期のクロック信号をカウントして、水平周期の同期信号を生成させる。
垂直周期カウンタ88で生成された垂直同期信号は、垂直同期出力端子93から出力させる。水平周期カウンタ89で生成された水平同期信号は、水平同期出力端子94から出力させる。電圧制御型基準発振器87で生成されたサブキャリア周期のクロック信号は、サブキャリアクロック出力端子95から出力させる。
このように同期ロック装置90を構成させることで、基準同期信号入力端子91に同期すると共に出力映像とも同期した同期信号を作成して出力させることができる。垂直周期の位相差や水平周期の位相差があった場合には、垂直周期カウンタ88や水平周期カウンタ89でカウント周期のリセット処理が行われ、そのリセット処理で直ちに位相差がない状態となり、迅速に外部から入力した同期信号にロックするようになる。この同期ロック装置90の各出力端子93,94,95から出力される垂直同期信号と水平同期信号とサブキャリア周期のクロック信号とを、コンピュータ装置側に入力させて、コンピュータ装置内の画像処理部で入力したクロック信号に同期した映像信号を生成させる。
このように構成された同期ロック装置をコンピュータ装置に接続することで、コンピュータ装置で生成させる映像信号を、外部から入力した基準同期信号に同期したタイミングの映像信号とすることができる。
このように構成された同期ロック装置をコンピュータ装置に接続することで、コンピュータ装置で生成させる映像信号を、外部から入力した基準同期信号に同期したタイミングの映像信号とすることができる。
特許文献1には、このようにコンピュータ装置に供給する水平同期信号及び垂直同期信号を、外部映像信号に同期した同期信号とする同期ロック装置の構成についての記載がある。
特開昭60−28376号公報(図1)
図7に示した如き同期ロック装置を用意して、コンピュータ装置内で生成させる映像信号を外部同期信号に同期させることで、コンピュータ装置が出力する映像信号が、直接外部同期信号に同期するようになり、フレームシンクロナイザのような変換装置が必要なくなり、変換による画質劣化の問題が解決できる。しかしながら、同期ロック装置で生成させた垂直同期信号と水平同期信号とサブキャリア周期のクロック信号とを、コンピュータ装置内のグラフィック処理部に供給する必要があり、グラフィック処理部などのコンピュータ装置側の負担が大きく、このような同期ロック装置は普及していないのが実情である。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、コンピュータ装置を映像信号源として使用する場合の外部同期処理が簡単にできるようにすることを目的とする。
本発明は、映像信号生成部を備えたコンピュータ装置と、コンピュータ装置に接続される同期信号処理装置とで構成される映像信号処理システムに適用される。
同期信号処理装置は、基準同期信号が外部から供給される外部基準同期信号入力部を備える。その外部基準同期信号入力部に得られる基準同期信号の位相と、コンピュータ装置内の映像信号生成部で生成させた映像信号の同期信号の位相とを、位相比較部で比較して、位相差を検出する。そして、クロック発生部で映像信号のサブキャリア周波数に対応したクロックを発生させる場合に、位相比較部で検出された位相差に基づいて、サブキャリア周波数のクロックの位相を調整する。さらに、位相差情報生成部で、位相比較部での位相差の情報を生成させる構成とする。
同期信号処理装置は、基準同期信号が外部から供給される外部基準同期信号入力部を備える。その外部基準同期信号入力部に得られる基準同期信号の位相と、コンピュータ装置内の映像信号生成部で生成させた映像信号の同期信号の位相とを、位相比較部で比較して、位相差を検出する。そして、クロック発生部で映像信号のサブキャリア周波数に対応したクロックを発生させる場合に、位相比較部で検出された位相差に基づいて、サブキャリア周波数のクロックの位相を調整する。さらに、位相差情報生成部で、位相比較部での位相差の情報を生成させる構成とする。
このように構成したことで、外部基準同期信号入力部に外部から供給される基準同期信号に同期したサブキャリア周波数のクロックを発生させることができる。そして、その発生させたクロックを使用して、コンピュータ装置側で映像信号を生成させる処理が実行できる。
この場合、基準同期信号に同期したサブキャリア周波数のクロックが、外部から供給される基準同期信号とどの程度ずれているのか、位相差情報生成部で生成させた情報から判断でき、その位相差情報に基づいて同期が完全にあった状態であることをコンピュータ装置で判断することで、以後は、基準同期信号にロックした映像信号を出力させることが可能となる。
この場合、基準同期信号に同期したサブキャリア周波数のクロックが、外部から供給される基準同期信号とどの程度ずれているのか、位相差情報生成部で生成させた情報から判断でき、その位相差情報に基づいて同期が完全にあった状態であることをコンピュータ装置で判断することで、以後は、基準同期信号にロックした映像信号を出力させることが可能となる。
本発明によると、外部から供給される基準同期信号に同期したサブキャリア周波数のクロックを発生させることができ、そのサブキャリア周波数のクロックを使用してコンピュータ装置内で映像信号を生成させる処理を行うことで、外部基準同期信号に同期した映像処理が可能となる。この場合、サブキャリア周波数のクロックだけを使用した同期処理であるので、初期時に位相がロックするまでの時間については、ある程度の時間を必要とするが、垂直同期信号や水平同期信号をパーソナルコンピュータ装置に供給する必要がなく、簡単な構成で外部同期信号にロックさせることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図5を参照して説明する。
まず、図2を参照して、本実施の形態によるシステムの形態の例について説明する。図2(a)に示した例は、映像信号処理を行う回路やソフトウェアが実装されたコンピュータ装置10を用意して、そのコンピュータ装置10のカードスロット10aに、カード形状の同期ロック装置20を装着する。同期ロック装置20には、基準同期信号入力ライン20aを接続する端子を備え、その基準同期信号入力ライン20aを介して外部から基準同期信号(映像信号の同期信号)が供給される。また、コンピュータ装置10は、出力ポート10bを備え、その出力ポート10bを映像信号出力ライン20bに接続して、コンピュータ装置10内で生成させた映像信号を、その映像信号出力ライン20bで外部に出力させる。
まず、図2を参照して、本実施の形態によるシステムの形態の例について説明する。図2(a)に示した例は、映像信号処理を行う回路やソフトウェアが実装されたコンピュータ装置10を用意して、そのコンピュータ装置10のカードスロット10aに、カード形状の同期ロック装置20を装着する。同期ロック装置20には、基準同期信号入力ライン20aを接続する端子を備え、その基準同期信号入力ライン20aを介して外部から基準同期信号(映像信号の同期信号)が供給される。また、コンピュータ装置10は、出力ポート10bを備え、その出力ポート10bを映像信号出力ライン20bに接続して、コンピュータ装置10内で生成させた映像信号を、その映像信号出力ライン20bで外部に出力させる。
図2(b)は、別の形態の例を示したものである。図2(b)の構成の場合には、映像信号処理を行う回路やソフトウェアが実装されたコンピュータ装置10′を用意して、そのコンピュータ装置10′の通信ポート10cを、ケーブルを介して同期ロック装置20′に接続する。同期ロック装置20′には、基準同期信号入力ライン20aを接続する端子を備え、その基準同期信号入力ライン20aを介して外部から基準同期信号(映像信号の同期信号)が供給される。また、映像信号が出力される出力ポート10dを、同期ロック装置20′と接続し、その同期ロック装置20′から映像信号出力ライン20bで映像信号を出力させる。
このように、コンピュータ装置10又は10′に対して、別体の同期ロック装置20又は20′を着脱自在に取り付けて、処理を行う。なお、図2の例では、各コンピュータ装置10,10′は、ノート型のパーソナルコンピュータ装置を想定した形状としてあるが、その他の形状の各種コンピュータ装置にも適用可能である。また、同期ロック装置20として、例えばコンピュータ装置に装着可能な基板として構成して、その基板をコンピュータ装置の背面のボード用スロットなどに装着して、組み込む構成としてもよい。以下の接続では、コンピュータ装置10と同期ロック装置20として説明するが、外形形状は、これらのいずれの形状のものにも適用可能である。
このように、コンピュータ装置10又は10′に対して、別体の同期ロック装置20又は20′を着脱自在に取り付けて、処理を行う。なお、図2の例では、各コンピュータ装置10,10′は、ノート型のパーソナルコンピュータ装置を想定した形状としてあるが、その他の形状の各種コンピュータ装置にも適用可能である。また、同期ロック装置20として、例えばコンピュータ装置に装着可能な基板として構成して、その基板をコンピュータ装置の背面のボード用スロットなどに装着して、組み込む構成としてもよい。以下の接続では、コンピュータ装置10と同期ロック装置20として説明するが、外形形状は、これらのいずれの形状のものにも適用可能である。
次に、本実施の形態における内部構成について説明する。
図1は、コンピュータ装置10と同期ロック装置20の全体構成の概要を示した図である。
まずコンピュータ装置10側の構成について説明する。コンピュータ装置10は、内部で使用するクロックを発生させる水晶発振器11を備え、その水晶発振器11の発振で生成されたクロックを、クロック生成部13に供給し、そのクロックの分周やてい倍を行って、コンピュータ装置が必要な周波数のクロックを生成させる。この場合、本例のコンピュータ装置10は、水晶発振器11とクロック生成部13との間に、切換スイッチ12を接続させてあり、同期ロック装置20から供給されるクロックに切り換えることができる構成としてある。切換スイッチ12の切り換えは、このコンピュータ装置10の中央制御ユニット(CPU)14の制御などで実行される。
図1は、コンピュータ装置10と同期ロック装置20の全体構成の概要を示した図である。
まずコンピュータ装置10側の構成について説明する。コンピュータ装置10は、内部で使用するクロックを発生させる水晶発振器11を備え、その水晶発振器11の発振で生成されたクロックを、クロック生成部13に供給し、そのクロックの分周やてい倍を行って、コンピュータ装置が必要な周波数のクロックを生成させる。この場合、本例のコンピュータ装置10は、水晶発振器11とクロック生成部13との間に、切換スイッチ12を接続させてあり、同期ロック装置20から供給されるクロックに切り換えることができる構成としてある。切換スイッチ12の切り換えは、このコンピュータ装置10の中央制御ユニット(CPU)14の制御などで実行される。
なお、本例のコンピュータ装置10が備える水晶発振器11は、映像信号のサブキャリア周波数に対応した周波数を発振する水晶発振子を使用してある。この映像信号のサブキャリア周波数に対応した周波数を発振する水晶発振子は、現在では4倍のサブキャリア周波数の部品を使うことが多く、数映像機器などで広く普及したものであり、低価格で精度のよいものが得られるため、コンピュータ装置でも一般的に普及している。既存の映像処理では、細かな制御及び精度のために4倍の周波数の方が便利であるため、この部品となっているが、位相比較処理のためには、後段の処理回路で1/4倍して、等倍のサブキャリア周波数に戻される。
クロック生成部13で生成された各周波数のクロックは、コンピュータ装置10内の各部に動作用クロックとして供給される。即ち、例えば中央制御ユニット14や、グラフィック処理(映像処理)を行うグラフィック処理部(GPU)15や、その他の各種信号処理部16に供給される。表示部17が内蔵されたコンピュータ装置の場合には、表示部17にもクロックが供給される。グラフィック処理部15で生成された映像信号(アナログ映像信号又はデジタル映像信号)は、図2に示した映像信号出力ライン20bを介してコンピュータ装置10の外部に出力させることができる。映像信号による映像をグラフィック処理部15で表示させてもよい。
次に、コンピュータ装置10に接続される同期ロック装置20の構成について説明する。
図1に示すように、同期ロック装置20は、基準同期入力端子21を備え、図2に示した基準同期信号入力ライン20aを介して外部から基準同期信号が供給される。この基準同期信号は、例えば放送局の場合には局内同期信号に相当する。
また、映像入力端子22を備え、コンピュータ装置10内のグラフィック処理部15で生成された映像信号が供給される。
図1に示すように、同期ロック装置20は、基準同期入力端子21を備え、図2に示した基準同期信号入力ライン20aを介して外部から基準同期信号が供給される。この基準同期信号は、例えば放送局の場合には局内同期信号に相当する。
また、映像入力端子22を備え、コンピュータ装置10内のグラフィック処理部15で生成された映像信号が供給される。
入力端子21に得られる基準同期信号と、入力端子22に得られる出力映像信号の同期信号とは、位相比較部30で比較する。比較した結果としての位相差信号(電圧信号)は、電圧制御型クロック発振器(VCXO)23に供給する。電圧制御型クロック発振器23は、映像信号のサブキャリア周波数に対応した周波数を発振する発振器であり、その発振周波数が、入力電圧によりサブキャリア周波数の近傍で微調整することが可能である。位相比較部30で位相差がない状態が検出されることで、電圧制御型クロック発振器23が発振させるクロックが、基準同期信号にロックした状態となる。
また、位相比較部30で得た位相差信号を、アナログ/デジタル変換器24でデジタルデータに変換し、変換したデータを制御部25に供給する。制御部25では、その供給されるデータに基づいて、位相差がどの程度であるかを判断し、その判断した位相差データを、コンピュータ装置10側の中央制御ユニット14に供給する。
中央制御ユニット14側では、その位相差データの変化を判断して、位相差がない状態、即ち外部基準同期信号にロックした状態になるまでの時間を判断し、その判断に基づいて表示の制御などを行う構成としてある。コンピュータ装置10側でのこの判断と表示の処理状態については後述する。
中央制御ユニット14側では、その位相差データの変化を判断して、位相差がない状態、即ち外部基準同期信号にロックした状態になるまでの時間を判断し、その判断に基づいて表示の制御などを行う構成としてある。コンピュータ装置10側でのこの判断と表示の処理状態については後述する。
次に、同期ロック装置20の構成の詳細を、図3を参照して説明する。
本例の同期ロック装置20は、入力端子として、基準同期信号入力端子21と、映像入力端子22とを備える。基準同期信号入力端子21は、基準となる同期信号の入力端子である。この入力端子21に得られる同期信号は、映像の垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれる複合同期信号である。
映像入力端子22は、コンピュータ装置10が出力する映像信号が入力される端子であり、この入力した映像信号にも、垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれている。
本例の同期ロック装置20は、入力端子として、基準同期信号入力端子21と、映像入力端子22とを備える。基準同期信号入力端子21は、基準となる同期信号の入力端子である。この入力端子21に得られる同期信号は、映像の垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれる複合同期信号である。
映像入力端子22は、コンピュータ装置10が出力する映像信号が入力される端子であり、この入力した映像信号にも、垂直同期信号の成分と水平同期信号の成分とサブキャリア周波数の同期信号の成分とが含まれている。
基準同期信号入力端子21に得られる基準同期信号は、同期分離回路31で、基準垂直同期信号EXT−Vと、基準水平同期信号EXT−Hと、基準サブキャリア信号EXT−SCとに分離する。映像入力端子22に得られる映像信号についても、同期分離回路82で、内部垂直同期信号INT−Vと、内部水平同期信号INT−Hと、内部サブキャリア信号INT−SCとを個別に抽出する。
分離された各基準同期信号成分と内部同期信号成分は、個別に位相差が比較される。即ち、基準垂直同期信号EXT−Vと内部垂直同期信号INT−Vについては、垂直位相比較部33で、それぞれの位相差を比較し、検出された位相差信号を出力する。また、基準水平同期信号EXT−Hと内部水平同期信号INT−Hについては、水平位相比較部34で、それぞれの位相差を比較し、検出された位相差信号を出力する。基準サブキャリア信号EXT−SCと内部サブキャリア信号INT−SCについては、サブキャリア位相比較部35で、それぞれの位相差を比較し、検出された位相差信号を出力する。
得られたそれぞれの位相差信号は、加算器36で加算して、各位相差エラー信号が加算された合成位相差エラー信号とし、その合成位相差エラー信号を、電圧制御型基準発振器23に供給する。基準発振器23は、その合成位相差エラー信号で示される位相差だけ発振位相を調整したサブキャリア周期のクロック信号を発生させる。その基準発振器23が出力するサブキャリア周期のクロック信号は、サブキャリアクロック出力端子28から出力させる。この出力端子28から出力されるサブキャリア周期のクロック信号は、図1に示したコンピュータ装置10の切換スイッチ12側に供給する。切換スイッチ12が外部クロックを使用するように切り換えられた場合には、コンピュータ装置10がこの基準発振器23の出力クロックを使用して処理を行うようになる。
また、垂直位相比較部33で得た基準垂直同期信号EXT−Vと内部垂直同期信号INT−Vとの位相差エラー信号(即ち垂直周期の位相差エラー信号)を、アナログ/デジタル変換器24に供給してデジタルデータに変換し、変換されたデータを制御部25に供給する。制御部25では、その供給されるデータに基づいて、位相差がどの程度であるかを判断し、その判断した位相差データを、インターフェイス部26を介して通信端子27から出力させ、コンピュータ装置10側に位相差データを供給する。
次に、この同期ロック装置20が接続されたコンピュータ装置10での処理状態を、図4のフローチャートを参照して説明する。
コンピュータ装置10側には、同期ロック装置20が接続された際に使用するソフトウェアが実装させてあり、そのソフトウェアの実行で、図4のフローチャートに示す処理が開始される。
まず、コンピュータ装置10の中央制御ユニット14側では、同期ロック装置20側の制御部25と通信が可能か否か判断し(ステップS11)、その判断で通信可能である場合に、現在のコンピュータ装置10での状態として、グラフィック処理部15で生成された映像信号を、基準同期信号に同期したタイミングで外部に出力させる映像出力モードであるか否か判断する(ステップS12)。ステップS11で通信ができない場合と、ステップS12で基準同期信号に同期させる必要がないと判断した場合には、次のステップには移行しない。
コンピュータ装置10側には、同期ロック装置20が接続された際に使用するソフトウェアが実装させてあり、そのソフトウェアの実行で、図4のフローチャートに示す処理が開始される。
まず、コンピュータ装置10の中央制御ユニット14側では、同期ロック装置20側の制御部25と通信が可能か否か判断し(ステップS11)、その判断で通信可能である場合に、現在のコンピュータ装置10での状態として、グラフィック処理部15で生成された映像信号を、基準同期信号に同期したタイミングで外部に出力させる映像出力モードであるか否か判断する(ステップS12)。ステップS11で通信ができない場合と、ステップS12で基準同期信号に同期させる必要がないと判断した場合には、次のステップには移行しない。
ステップS12で基準同期信号に同期させて出力させるモードであると判断した場合には、コンピュータ装置10内の切換スイッチ12を、内部の水晶発振器11から同期ロック装置20側の電圧制御型クロック発振器23に切り換え、電圧制御型クロック発振器23を使用して、コンピュータ装置10内のクロック生成部13で各周波数のクロックを生成させる。
そして、同期ロック装置20側の制御部25から供給される位相差データを中央制御ユニット14が判断して、現在の状態が、基準同期信号に対して垂直周期の位相差があるか否か判断する(ステップS14)。この判断で位相差がないと判断した場合には、同期ロック装置20に入力した基準同期信号と、コンピュータ装置10が出力する映像信号とが同期した状態であり、同期ロックした状態である。この同期ロック状態になると、そのことを示す表示を、コンピュータ装置10が備える(又は接続された)表示部17に表示させて(ステップS17)、処理を終了する。以後は、同期ロック状態が継続する限り、コンピュータ装置10側では特に処理をする必要はない。
また、ステップS14の判断で、基準同期信号に対して垂直周期の位相差があると判断した場合には、電圧制御型クロック発振器23が発振するサブキャリア周波数の調整で、垂直周期の位相差がなくなるまでの時間を判断する。この位相差がなくなるまでの時間の判断としては、例えば供給される垂直周期の位相差エラー信号の変化量から、判断する(ステップS15)。本例の場合には、クロックの位相差調整そのものは、電圧制御型クロック発振器23が発振するサブキャリア周波数の調整であるので、比較的長い時間(例えば最大で数十秒程度)を必要とする調整処理である。
そして、ステップS15で判断したロックするまでの時間を、コンピュータ装置10が備える(又は接続された)表示部17に表示させて(ステップS16)、ステップS14の判断に戻る。
そして、ステップS15で判断したロックするまでの時間を、コンピュータ装置10が備える(又は接続された)表示部17に表示させて(ステップS16)、ステップS14の判断に戻る。
図5(a),(b)は、ステップS17及びS16での表示例を示したものである。ステップS17で同期ロック状態であると判断した場合には、例えば図5(a)に示すように、「基準信号に同期ロックしています」などのロック状態であることの表示を行う。この表示は、例えば表示画面の一部を使用して行い、ある程度の時間表示した後、この図5(a)の表示を消すようにしてもよい。或いは、操作を行うユーザが表示を消す操作をするまで、継続して表示させてもよい。
一方、ステップS16で位相差があると判断した場合には、例えば図5(b)に示すように、「同期を調整中です」と調整が現在行われていることを示すと共に、ロックするまでの予測時間を表示させる。図5(b)の例では、秒単位で予測時間を表示させてあり、リアルタイムで表示を更新させて、ロック状態になるまで継続してこの表示を行う。
なお、図5(a),(b)の表示例では、出力させる映像信号のモード(この例ではNTSCモード)の表示も行うようにしてある。
なお、図5(a),(b)の表示例では、出力させる映像信号のモード(この例ではNTSCモード)の表示も行うようにしてある。
このように表示させることで、コンピュータ装置10を使用して映像の編集や出力を行う際に、外部基準信号にロックした映像信号の出力が可能か否か、操作者は簡単に判る。もしロックしていないことが判った場合には、表示されたロックするまでの時間待機すればよい。
以上説明したように、本実施の形態によると、ロック装置20として、サブキャリア周波数のクロックを発生させて、そのクロックをコンピュータ装置10に供給すると共に、垂直同期信号の位相差の情報をコンピュータ装置10側に供給する構成として、位相差調整については、サブキャリア周波数のクロックを発生させる発振器23を調整して行う構成としたことで、ロック装置20として構成が簡単であると共に、コンピュータ装置10側でも、垂直同期信号や水平同期信号が入力される必要がなく、コンピュータ装置10側の映像処理のための構成も簡単になる。従って、従来のこの種のロック装置よりも安価に構成させることが可能になる。
基準信号との位相差調整は、サブキャリア周波数のクロックを発生させる発振器23を調整して行うため、ロックするまでの時間については、最大で数十秒などの比較的長い時間が必要で、その時間だけ待つことになる。しかしながら、一度ロックした後はロック状態が維持されるため、映像の編集や出力を行っている間に不都合が生じることはない。
基準信号との位相差調整は、サブキャリア周波数のクロックを発生させる発振器23を調整して行うため、ロックするまでの時間については、最大で数十秒などの比較的長い時間が必要で、その時間だけ待つことになる。しかしながら、一度ロックした後はロック状態が維持されるため、映像の編集や出力を行っている間に不都合が生じることはない。
なお、上述した実施の形態では、図3に示したロック装置20の構成として、電圧制御型クロック発振器23に供給する位相差エラー信号として、加算器36で垂直周期の位相差エラー信号と水平周期の位相差エラー信号とサブキャリア周波数の位相差エラー信号とを加算する構成としたが、それぞれの位相差エラー信号を順に電圧制御型クロック発振器23に供給する構成としてもよい。
即ち、例えば図6に示すように、垂直位相比較部33が出力する垂直周期の位相差エラー信号を、スイッチ37を介して電圧制御型クロック発振器23に供給する。また、水平位相比較部34が出力する水平周期の位相差エラー信号を、スイッチ38を介して電圧制御型クロック発振器23に供給する。さらに、サブキャリア位相比較部35が出力するサブキャリア周波数の位相差エラー信号を、スイッチ39を介して電圧制御型クロック発振器23に供給する。各スイッチ37,38,39は、例えば制御部25が接続・非接続を制御する。
その接続の制御状態としては、例えばロックしていない最初の状態では、スイッチ37を接続させて、垂直周期の位相差調整を行い、垂直周期の位相がほぼ合った後に、スイッチ38を接続させて、水平周期の位相差調整を行う。さらに、水平周期の位相についてもほぼ合った後に、スイッチ39を接続させて、サブキャリア周波数での位相差調整についても行う。このようにして、順に位相差エラー信号を供給する構成でも、図3に示した加算器36で加算した位相差エラー信号を供給する構成の場合と同様の処理が可能である。
図6の構成において、その他の部分は、図3の同期ロック装置20と同様に構成する。
その接続の制御状態としては、例えばロックしていない最初の状態では、スイッチ37を接続させて、垂直周期の位相差調整を行い、垂直周期の位相がほぼ合った後に、スイッチ38を接続させて、水平周期の位相差調整を行う。さらに、水平周期の位相についてもほぼ合った後に、スイッチ39を接続させて、サブキャリア周波数での位相差調整についても行う。このようにして、順に位相差エラー信号を供給する構成でも、図3に示した加算器36で加算した位相差エラー信号を供給する構成の場合と同様の処理が可能である。
図6の構成において、その他の部分は、図3の同期ロック装置20と同様に構成する。
また、上述した実施の形態では、サブキャリア周波数の具体的な周波数については特に示さなかったが、各種方式の映像信号のサブキャリア周波数が適用可能である。例えば、デジタル映像データの場合には、1画素のデータの転送に必要なクロックの周波数をサブキャリア周波数としてもよい。また、同期ロック装置が発生するクロックとして、サブキャリア周波数が得られる周波数のクロックであれば、例えばサブキャリア周波数の2倍の周波数のクロック、或いは1/2の周波数のクロックなど、サブキャリアの周波数に対応した別の周波数のクロックでもよい。
10,10′…コンピュータ装置、10a…カードスロット、10b…出力ポート、10c…通信ポート、10d…出力ポート、11…水晶発振器、12…切換スイッチ、13…クロック生成部、14…中央制御ユニット(CPU)、15…グラフィック処理部(GPU)、16…信号処理部、17…表示部、20…同期ロック装置、20a…基準同期信号入力ライン、20b…映像信号出力ライン、21…基準同期入力端子、22…映像入力端子、23…電圧制御型クロック発振器、24…アナログ/デジタル変換器、25,25′…制御部、26…インターフェイス部、27…通信端子、28…サブキャリアクロック出力端子、31,32…同期分離回路、33…垂直位相比較部、34…水平位相比較部、35…サブキャリア位相比較部、36…加算器、37,38,39…スイッチ、81,82…同期分離回路、83…垂直位相比較部、84…水平位相比較部、85…サブキャリア位相比較部、86…加算器、87…電圧制御型クロック発振器、88…垂直カウンタ、89…水平カウンタ、90…同期ロック装置、91…基準同期入力端子、92…映像入力端子、93…垂直同期出力端子、94…水平同期出力端子、95…サブキャリアクロック出力端子
Claims (7)
- 映像信号に同期した基準同期信号が外部から供給される外部基準同期信号入力部と、
前記外部基準同期信号入力部に得られる基準同期信号の位相と、装置内部で生成させた映像信号の同期信号の位相とを比較して位相差を検出する位相比較部と、
前記映像信号のサブキャリア周波数に対応したクロックを発生させ、前記位相比較部で検出された位相差に基づいて、サブキャリア周波数のクロックの位相を調整するクロック発生部と、
前記クロック発生部で発生されたクロックに同期した映像信号を生成させる映像信号生成部と、
前記位相比較部での位相差の情報を生成させる位相差情報生成部と、
前記位相差情報生成部で生成された位相差情報に基づいて、前記映像信号生成部で生成された映像信号が前記基準同期信号に同期していることを判断する制御部とを備えたことを特徴とする
映像信号処理システム。 - 請求項1記載の映像信号処理システムにおいて、
少なくとも前記映像信号生成部と前記制御部は、コンピュータ装置が備える映像信号生成部及び制御部であり、
前記映像信号生成部で、前記基準同期信号に同期した映像信号を生成させる場合に、コンピュータ装置内部で生成させるクロックを、前記クロック発生部で発生させたクロックに切り換えることを特徴とする
映像信号処理システム。 - 請求項2記載の映像信号処理システムにおいて、
前記制御部は、前記位相差情報生成部で生成された位相差情報で、前記位相差情報で位相差があると判断した場合に、その位相差の変化に基づいて、位相差がなくなるまでの時間を判断することを特徴とする
映像信号処理システム。 - 請求項3記載の映像信号処理システムにおいて、
前記制御部は、前記判断した位相差がなくなるまでの時間を、コンピュータ装置に内蔵又は接続された表示部に表示させる表示処理を行うことを特徴とする
映像信号処理システム。 - 映像信号生成部を備えたコンピュータ装置と、
前記コンピュータ装置に接続される同期信号処理装置とで構成される映像信号処理システムであって、
前記同期信号処理装置は、
映像信号に同期した基準同期信号が外部から供給される外部基準同期信号入力部と、
前記外部基準同期信号入力部に得られる基準同期信号の位相と、前記コンピュータ装置内の映像信号生成部で生成させた映像信号の同期信号の位相とを比較して位相差を検出する位相比較部と、
前記映像信号のサブキャリア周波数に対応したクロックを発生させ、前記位相比較部で検出された位相差に基づいて、サブキャリア周波数のクロックの位相を調整するクロック発生部と、
前記位相比較部での位相差の情報を生成させる位相差情報生成部とを備え、
前記コンピュータ装置は、
前記コンピュータ装置内部のクロック発生部が発生させるクロックを、前記同期信号処理装置から供給されるクロックに切り換える切り換え部と、
前記同期信号処理装置の位相差情報生成部で生成された位相差情報に基づいて、前記映像信号生成部で生成された映像信号が前記基準同期信号に同期していることを判断する制御部とを備えたことを特徴とする
映像信号処理システム。 - 請求項5記載の映像信号処理システムにおいて、
前記コンピュータ装置の制御部は、前記位相差情報生成部で生成された位相差情報で、前記位相差情報で位相差があると判断した場合に、その位相差の変化に基づいて、位相差がなくなるまでの時間を判断し、その判断した時間を表示させることを特徴とする
映像信号処理システム。 - 外部から供給される基準同期信号と、内部の映像信号生成部で生成させる映像信号との位相差を判定して、その位相差がないように制御するシステムにおける表示方法において、
前記基準同期信号の位相と、装置内部で生成させた映像信号の同期信号の位相とを比較して位相差を検出し、
前記検出した位相差に基づいて、映像信号のサブキャリア周波数のクロックの位相を調整し、
前記サブキャリア周波数のクロックの位相調整で、前記基準同期信号に位相が合うまでの時間を判断し、
その判断した時間を表示させることを特徴とする
表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007270649A JP2009100315A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | 映像信号処理システム及び表示方法 |
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JP2007270649A JP2009100315A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | 映像信号処理システム及び表示方法 |
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Family
ID=40702884
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JP2007270649A Pending JP2009100315A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | 映像信号処理システム及び表示方法 |
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JP (1) | JP2009100315A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11381787B2 (en) | 2020-03-09 | 2022-07-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image capturing apparatus, method for controlling same, and non-transitory computer-readable storage medium |
JP7477993B2 (ja) | 2020-03-09 | 2024-05-02 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法及びプログラム |
-
2007
- 2007-10-17 JP JP2007270649A patent/JP2009100315A/ja active Pending
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