JP2009097203A - 杭受け台 - Google Patents
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Abstract
【課題】クレーンで杭を吊り上げることなく玉掛けワイヤを取り外すことができる杭受け台を提供すること。
【解決手段】平行する一対の脚部1を連結部2で連結してなる杭の仮吊り用の杭受け台において、連結部2に、杭の玉掛けワイヤのシッテWを掛止するフック3と、フック3を昇降可能に支持するジャッキ4とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】平行する一対の脚部1を連結部2で連結してなる杭の仮吊り用の杭受け台において、連結部2に、杭の玉掛けワイヤのシッテWを掛止するフック3と、フック3を昇降可能に支持するジャッキ4とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、杭受け台に関し、特に、クレーンで杭を吊り上げることなく玉掛けワイヤを取り外すことができる杭受け台に関するものである。
従来、既製杭をクレーンで吊り上げて移動するために汎用されているいわゆる「杭の玉掛け」は、玉掛けワイヤを既製杭に2〜3回胴巻きして吊り上げ、杭の自重でワイヤに緊張力を与え、杭とワイヤとの間に発生する摩擦力で杭の吊り上げを行うようにしている。
一方、杭をクレーンにより削孔に挿入した後は、杭は、地上に設置した杭受け台に、杭に胴巻きした玉掛けワイヤのシッテを引っ掛けて仮吊りされる。
杭受け台は、平行する一対の脚部を連結部で連結してなり、連結部に立設した支柱に玉掛けワイヤのシッテを掛止するようにしている。
杭受け台は、平行する一対の脚部を連結部で連結してなり、連結部に立設した支柱に玉掛けワイヤのシッテを掛止するようにしている。
そして、この仮吊りをした杭と、クレーンで新たに吊り上げた上の杭との接合を行うが、杭の接合後、仮吊りをした杭の玉掛けワイヤを取り外す際には、クレーンで上の杭ごと吊り上げることにより玉掛けワイヤのシッテを緩めて杭受け台から外す必要がある。
すなわち、この杭の吊り上げ時には、削孔内の杭を含めた杭の全荷重と、ソイルセメント等による杭の引き抜き抵抗とがクレーンにかかることになり、クレーンに対する負荷が大きくなりすぎるという問題があった。
すなわち、この杭の吊り上げ時には、削孔内の杭を含めた杭の全荷重と、ソイルセメント等による杭の引き抜き抵抗とがクレーンにかかることになり、クレーンに対する負荷が大きくなりすぎるという問題があった。
本発明は、上記従来の杭受け台が有する問題点に鑑み、クレーンで杭を吊り上げることなく玉掛けワイヤを取り外すことができる杭受け台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の杭受け台は、平行する一対の脚部を連結部で連結してなる杭の仮吊り用の杭受け台において、前記連結部に、杭の玉掛けワイヤのシッテを掛止するフックと、該フックを昇降可能に支持するジャッキとを設けたことを特徴とする。
この場合において、連結部をジャッキにより伸縮可能に設けることができる。
本発明の杭受け台によれば、平行する一対の脚部を連結部で連結してなる杭の仮吊り用の杭受け台において、前記連結部に、杭の玉掛けワイヤのシッテを掛止するフックと、該フックを昇降可能に支持するジャッキとを設けたことから、上に接続した杭を介して支持した状態でフックを下降させることにより、玉掛けワイヤのシッテを緩めて杭受け台から外すことができる。
この場合、連結部をジャッキにより伸縮可能に設けることにより、杭径に応じて脚部の間隔を調節することができ、これにより、杭径が異なる種々の杭に合わせて杭受け台を使用することができる。
以下、本発明の杭受け台の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本発明の杭受け台の一実施例を示す。
この杭受け台は、平行する一対の脚部1を連結部2で連結して全体を平面コ字状に形成してなり、削孔S内に挿入した杭Kを仮吊りするものであり、前記連結部2に、杭の玉掛けワイヤのシッテWを掛止するフック3と、該フック3を昇降可能に支持するジャッキ4とを設けている。
この杭受け台は、平行する一対の脚部1を連結部2で連結して全体を平面コ字状に形成してなり、削孔S内に挿入した杭Kを仮吊りするものであり、前記連結部2に、杭の玉掛けワイヤのシッテWを掛止するフック3と、該フック3を昇降可能に支持するジャッキ4とを設けている。
脚部1は、平行に配設された1対のものからなり、連結部2により一端で連結されている。
また、この脚部1の内部には、後述する杭の吊り治具5を下から昇降可能に支持する治具用ジャッキ6が設けられている。
この治具用ジャッキ6は、上下方向に伸縮することにより、吊り治具5の縦リンクプレート51を下から支持する突出状態と、縦リンクプレート51の支持を解除して、締付管分割体52を脚部1に支持させる退入状態とを取ることができるようにしている。
また、この脚部1の内部には、後述する杭の吊り治具5を下から昇降可能に支持する治具用ジャッキ6が設けられている。
この治具用ジャッキ6は、上下方向に伸縮することにより、吊り治具5の縦リンクプレート51を下から支持する突出状態と、縦リンクプレート51の支持を解除して、締付管分割体52を脚部1に支持させる退入状態とを取ることができるようにしている。
連結部2は、内部に配設したジャッキ(シリンダ)21により伸縮可能に設けられており、杭径に合わせて脚部1の間隔を調整することができる。
連結部2の中央部には、支柱22が立設されており、該支柱22の内部には、下部をジャッキ4に支持されたフック3が昇降可能に配設されている。
フック3は、支柱のガイドレール23とフック基部のガイド輪31とによって上下に案内されるとともに、ジャッキ4により所定範囲で上下に移動することができる。
連結部2の中央部には、支柱22が立設されており、該支柱22の内部には、下部をジャッキ4に支持されたフック3が昇降可能に配設されている。
フック3は、支柱のガイドレール23とフック基部のガイド輪31とによって上下に案内されるとともに、ジャッキ4により所定範囲で上下に移動することができる。
一方、前記した脚部1の治具用ジャッキ6で支持する杭の吊り治具5は、図3〜図4に示すように、既製杭を内挿する管を周方向に分割した締付管分割体52と、締付管分割体52同士を連結するリンク機構50とを備えている。
リンク機構50は、各締付管分割体52の分割端部から互いの対向方向に延設された縦に揺動可能な横リンクプレート53と、横リンクプレート53の先端部を枢支して連結するとともに、吊りワイヤが間接的に係着される縦リンクプレート51とを備え、対向する横リンクプレート53は、平行リンクとして上下に2組連設されている。
また、この杭の吊り治具5は、縦リンクプレート51の上部に、先端部が揺動することにより基部が締付管分割体52の上面を押圧する梃子状の締付リンクプレート54を枢着している。
リンク機構50は、各締付管分割体52の分割端部から互いの対向方向に延設された縦に揺動可能な横リンクプレート53と、横リンクプレート53の先端部を枢支して連結するとともに、吊りワイヤが間接的に係着される縦リンクプレート51とを備え、対向する横リンクプレート53は、平行リンクとして上下に2組連設されている。
また、この杭の吊り治具5は、縦リンクプレート51の上部に、先端部が揺動することにより基部が締付管分割体52の上面を押圧する梃子状の締付リンクプレート54を枢着している。
この杭の吊り治具5は、杭Kを締付管に内挿して縦リンクプレート51を吊りワイヤで引き上げると、縦リンクプレート51の上昇により横リンクプレート53が揺動し、締付管分割体52の間隔を狭めて締付管を縮径し、杭Kを締め付けるように保持することができる。
その結果、大径で重い杭を対象とするためワイヤ径が太径となっても、作業性が良く、簡単な構成で、捻れなどで吊りワイヤに部分的にかかる応力が比較的少ないため吊りワイヤを痛めることなく、確実に杭Kを垂直に吊り上げることができる。
その結果、大径で重い杭を対象とするためワイヤ径が太径となっても、作業性が良く、簡単な構成で、捻れなどで吊りワイヤに部分的にかかる応力が比較的少ないため吊りワイヤを痛めることなく、確実に杭Kを垂直に吊り上げることができる。
また、締付リンクプレート54は、初期位置が縦リンクプレート51に対し斜めになるように設置されており、先端部がそこに係着される吊りワイヤで引かれることによって揺動し、縦リンクプレート51と一直線になる。
そして、この揺動の際に基部のローラ56で締付管分割体52の上面を押圧し、締付管分割体52に対し縦リンクプレート51を引き上げ、リンク機構50を作用させることにより締付管分割体52を縮径する。
縮径した締付管分割体52は、内側の滑り防止部材55を介し、内挿した杭を予備的に締め付けて保持することができ、これにより、杭が横積みされている状態から吊り上げ初期の間の杭の保持を自動的に行うことができる。
そして、この揺動の際に基部のローラ56で締付管分割体52の上面を押圧し、締付管分割体52に対し縦リンクプレート51を引き上げ、リンク機構50を作用させることにより締付管分割体52を縮径する。
縮径した締付管分割体52は、内側の滑り防止部材55を介し、内挿した杭を予備的に締め付けて保持することができ、これにより、杭が横積みされている状態から吊り上げ初期の間の杭の保持を自動的に行うことができる。
かくして、本実施例の杭受け台は、平行する一対の脚部1を連結部2で連結してなる杭の仮吊り用の杭受け台において、前記連結部2に、杭の玉掛けワイヤのシッテWを掛止するフック3と、該フック3を昇降可能に支持するジャッキ4とを設けることから、上に接続した杭K2を介して支持した状態でフック3を下降させることにより、玉掛けワイヤのシッテWを緩めて杭受け台から外すことができる。
この場合、連結部2をジャッキ21により伸縮可能に設けることにより、杭径に応じて脚部1の間隔を調節することができ、これにより、杭径が異なる種々の杭Kに合わせて杭受け台を使用することができる。
この場合、連結部2をジャッキ21により伸縮可能に設けることにより、杭径に応じて脚部1の間隔を調節することができ、これにより、杭径が異なる種々の杭Kに合わせて杭受け台を使用することができる。
また、この杭受け台は、杭の吊り治具5の縦リンクプレート51を下から昇降可能に支持する治具用ジャッキ6を脚部1に備えることから、治具用ジャッキ6を上昇させた状態で縦リンクプレート51を支持することにより、吊り上げ時と同様にリンク機構50を作用させ、吊りワイヤを外した後も締め付け力を付与して杭Kの落下を防止するとともに、上に接続した杭を介して支持した状態で治具用ジャッキ6を下降させることにより、縦リンクプレート51の下降を許容し、締付管分割体52を緩めて杭Kから吊り治具5を取り外すことができる。
以上、本発明の杭受け台について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本発明の杭受け台は、クレーンで杭を吊り上げることなく玉掛けワイヤを取り外すことができるため、例えば、重量のある杭や引き抜き抵抗が大きい節杭をはじめとして、既成杭の施工に広く好適に用いることができる。
1 脚部
2 連結部
21 ジャッキ
22 支柱
23 ガイドレール
3 フック
31 ガイド輪
4 ジャッキ
5 杭の吊り治具
50 リンク機構
51 縦リンクプレート
52 締付管分割体
53 横リンクプレート
54 締付リンクプレート
55 滑り防止部材
56 ローラ
6 治具用ジャッキ
S 削孔
K 杭
W シッテ(玉掛けワイヤ)
2 連結部
21 ジャッキ
22 支柱
23 ガイドレール
3 フック
31 ガイド輪
4 ジャッキ
5 杭の吊り治具
50 リンク機構
51 縦リンクプレート
52 締付管分割体
53 横リンクプレート
54 締付リンクプレート
55 滑り防止部材
56 ローラ
6 治具用ジャッキ
S 削孔
K 杭
W シッテ(玉掛けワイヤ)
Claims (2)
- 平行する一対の脚部を連結部で連結してなる杭の仮吊り用の杭受け台において、前記連結部に、杭の玉掛けワイヤのシッテを掛止するフックと、該フックを昇降可能に支持するジャッキとを設けたことを特徴とする杭受け台。
- 連結部をジャッキにより伸縮可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の杭受け台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268522A JP2009097203A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | 杭受け台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268522A JP2009097203A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | 杭受け台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009097203A true JP2009097203A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40700471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007268522A Pending JP2009097203A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | 杭受け台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009097203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013019131A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Japan Pile Corp | 杭保持装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5622819A (en) * | 1979-08-02 | 1981-03-04 | Mitani Sekisan Kk | Pile holding equipment |
JPS5976328A (ja) * | 1982-10-23 | 1984-05-01 | Nichiyoo:Kk | 杭打機 |
JPS61135943U (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-23 |
-
2007
- 2007-10-16 JP JP2007268522A patent/JP2009097203A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013019131A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Japan Pile Corp | 杭保持装置 |
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Legal Events
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