JP2009093884A - 車載用放電灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路部品が発する熱を効率よく放熱することで装置全体の小型化を図る。
【解決手段】熱の良導体である金属製のケースボディ2とケースカバー3とでケース1が構成され、ケース1内に点灯回路部4が収納される。さらに、熱伝導度が高い液体からなる放熱用流体Lをケース1内に収容している。故に、点灯回路部4を構成する回路部品(特に、相対的に発熱量が多いトランスTなどの発熱部品)から発する熱が放熱用流体Lに伝導され、さらに放熱用流体Lの対流によってケース1に伝導されることで効率よく放熱することができ、その結果、ケース1の小型化が図れることになる。
【選択図】 図1
【解決手段】熱の良導体である金属製のケースボディ2とケースカバー3とでケース1が構成され、ケース1内に点灯回路部4が収納される。さらに、熱伝導度が高い液体からなる放熱用流体Lをケース1内に収容している。故に、点灯回路部4を構成する回路部品(特に、相対的に発熱量が多いトランスTなどの発熱部品)から発する熱が放熱用流体Lに伝導され、さらに放熱用流体Lの対流によってケース1に伝導されることで効率よく放熱することができ、その結果、ケース1の小型化が図れることになる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車や電車などの車両に搭載されて前照灯などに用いられる放電灯を点灯するための車載用放電灯点灯装置に関するものである。
近年、車両(特に自動車)の前照灯として、従来のハロゲンランプに代えてHIDランプ(高輝度放電灯)が使用されるようになってきている。この種の車載用放電灯点灯装置の一例を図6,図7に示す(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている車載用放電灯点灯装置100は、図6に示すように金属製のケースボディ110内に点灯回路部130が収納されるとともにケースボディ110の周面に入力カプラ120が設けられている。
ケースボディ110は、図6に示すように、一の面に四角形状の開口を有する箱状に形成されている。入力カプラ120は、防水パッキンおよびフェライトコアを有し、ケースボディ110の側壁に開口した孔110aを閉塞するようにその側壁にねじ止めされて取着される。
点灯回路部130は、トランス131、非防水性で基板取付型の出力カプラ132、その他電子部品およびこれら一式が実装される実装基板133により構成され、入力カプラ120を通して車載用のバッテリから供給される直流電力を交流電力に変換して前照灯用の高輝度放電灯(HIDランプC)に出力カプラ132並びにソケットD、ハーネスH2を介して供給するものである。
なお、上述のように構成される車載用放電灯点灯装置100は、図7に示すようにケースボディ110に設けられた取付フランジ部140によって前照灯の灯体B1に取り付けられる。
特開2002−367413号公報
ところで、点灯回路部130を収納するケースボディは防水のために密閉されるので、点灯回路部を構成する回路部品(発熱部品)から発する熱がケースボディ内に籠もりやすくなっている。従って、ケースボディ110を小型化するに当たっては発熱部品から発せられる熱を如何にして効率よくケースボディ110の外へ放熱するかという点が重要である。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、回路部品が発する熱を効率よく放熱することで装置全体の小型化が図れる車載用放電灯点灯装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、プリント配線板に複数種類の回路部品を実装してなり、車両に搭載された放電灯を点灯する点灯回路部と、熱伝導度が高い材料によって箱形に形成され、点灯回路部を内部に収納して車両に配設されるケースと、熱伝導度が高い液体であってケース内に収容される放熱用流体とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、点灯回路部を構成する回路部品から発する熱が放熱用流体に伝導され、さらに放熱用流体の対流によってケースに伝導されることで効率よく放熱することができ、その結果、装置全体の小型化が図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数種類の回路部品のうちで相対的に発熱量の多い回路部品をプリント配線板における中央近傍に集中して実装したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、複数種類の回路部品のうちで相対的に発熱量の多い回路部品をプリント配線板における端部近傍に集中して実装したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、ケース内における放熱用流体の表面を封止部材で封止したことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、封止部材によって放熱用流体のケースからの漏れを確実に防ぐことができる。
本発明によれば、点灯回路部を構成する回路部品から発する熱が放熱用流体に伝導され、さらに放熱用流体の対流によってケースに伝導されることで効率よく放熱することができ、その結果、装置全体の小型化が図れる。
以下、本発明の技術思想を、自動車の前照灯(ヘッドライト)に用いる高輝度放電灯((HIDランプ)を点灯する車載用放電灯点灯装置に適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態の車載用放電灯点灯装置は、図1及び図2に示すように熱の良導体である金属製のケースボディ2及びケースカバー3からなるケース1内に点灯回路部4が収納されるとともにケースボディ2の周面に入力カプラ5が取り付けられている。
本実施形態の車載用放電灯点灯装置は、図1及び図2に示すように熱の良導体である金属製のケースボディ2及びケースカバー3からなるケース1内に点灯回路部4が収納されるとともにケースボディ2の周面に入力カプラ5が取り付けられている。
点灯回路部4は、従来例と同様に入力カプラ5を通して自動車のバッテリから供給される直流電力を交流電力に変換して前照灯用の高輝度放電灯(HIDランプ)に出力カプラ6並びに図示しないソケット、ハーネスを介して供給するものであって、略正方形に形成されたプリント配線板40の実装面(図1,2における上面)に種々の回路部品並びに出力カプラ6を実装して構成されている。プリント配線板40の実装面には、その略中央に出力カプラ6が上向きに実装され、端部寄りの位置には相対的に発熱量の多い回路部品のうちのトランスTが実装されている。また、相対的に発熱量の少ない回路部品(例えば、アルミ電解コンデンサなど)XはトランスTから離れた位置に実装されている。但し、トランスT以外で相対的に発熱量の多い回路部品については図示を省略している。
ケースボディ2は、図2に示すように一面(図2における上面)が開口した平面視略正方形の扁平な箱状に形成され、一つの側壁には入力カプラ5の後端部5aが挿通される挿通孔20が穿孔されている。また、この側壁における挿通孔20の周囲には入力カプラ5を取り付けるための取付ねじ50,50が螺合する一対のねじ孔21,21が設けられている。ケースボディ2の内底部には複数のリブ22が突設されており、これら複数のリブ22の上にプリント配線板40を載置して点灯回路部4がケースボディ2内に収納される(図1(a)参照)。尚、ケースボディ2の各側壁における開口面側の端部には、当該側壁の他の部位よりも幅細となる嵌合片23が全周に渡って形成されている。
ケースカバー3は、全体が円盤の一部を切り欠いた板状であって出力カプラ6の先端部を挿通するための窓孔32が略中央付近に開口した形状に形成され、ケースボディ2の開口面(図2における上面)に被着される。図3に示すように、ケースカバー3の下面には平面視略正方形の周壁30a,30bが二重に突設されることにより、これら2つの周壁30a,30bの間に嵌合溝31が形成されており、ケースボディ2の嵌合片23を嵌合溝31に嵌合し且つ接着することでケースカバー3がケースボディ2に固定されてケース1が構成される。また、ケースカバー3の上面には平面視略円形の突壁33が形成されている。さらに、ケースカバー3の弦に相当する部位には、それぞれ略L字形の脚部34,34が下方に向かって突設されており、これら一対の脚部34,34の先端に穿孔されているねじ挿通孔34aに挿通したねじでケース1が灯体(図示せず)に固定されることになる。尚、ケースカバー3の上面並びに下面における窓孔32の周縁からは各々角筒状の隔壁部35a,35bが突設されている。
次に、本実施形態の要旨となる構成について説明する。本実施形態の車載用放電灯点灯装置は、図1(a)に示すように熱伝導度が高い液体からなる放熱用流体Lをケース1内に収容している点に特徴がある。放熱用流体Lに用いる液体としては、熱伝導度が高く且つ電気絶縁性を有するフッ素系不活性液体(例えば、米国スリーエム社製のフロリナート<登録商標>など)が好適である。
ここで、放熱用流体Lが外に漏れ出すことがないようにケース1を密閉する必要がある。そのために本実施形態では、ケースカバー3に設けた嵌合溝31にケースボディ2の側壁先端に設けられた嵌合片23を嵌合し且つ接着することでケースボディ2の開口面をケースカバー3で密封している。さらに、出力カプラ6の周面より全周に渡って平板状の鍔6aを突設し、ケースカバー3をケースボディ2に被着した状態で隔壁部35b先端と鍔6aとの間をシール材でシールすることでケースカバー3の窓孔32と出力カプラ6との間で密封している。
而して、上述のように構成される本実施形態の車載用放電灯点灯装置では、点灯回路部4を構成する回路部品(特に、相対的に発熱量が多いトランスTなどの発熱部品)から発する熱が放熱用流体Lに伝導され、さらに放熱用流体Lの対流によってケース1に伝導されることで効率よく放熱することができ、その結果、ケース1の小型化が図れることになる。尚、複数種類の回路部品のうちで相対的に発熱量の多い回路部品をプリント配線板40における中央近傍に集中して実装したり、あるいは、発熱量の多い回路部品をプリント配線板40における端部近傍に集中して実装すれば、さらに効率よく放熱することができる。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、多少形状が異なっていても同一の機能を有する共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、多少形状が異なっていても同一の機能を有する共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の車載用放電灯点灯装置は、図4及び図5に示すように熱の良導体である金属製のケース1内に点灯回路部4を収納するとともに放熱用流体Lを収容し、さらに、放熱用流体Lの表面を封止部材Mで封止した点に特徴がある。
ケースボディ2は、底が平坦な有底円筒形状に形成され、周面には環状のフランジ片24が突設され、さらにフランジ片24の周縁には3つの固定片25が周方向に沿って等間隔に突設されている。そして、これら3つの固定片25の先端に穿孔されているねじ挿通孔25aに挿通したねじでケース1が灯体(図示せず)に固定されることになる。また、ケースボディ2内の周縁部に略半円柱状の固定台26が突設され、固定台26の頂面にはねじ孔26aが設けられている。
ケースカバー3は略円盤状に形成され、周縁近傍にねじ挿通孔36が穿孔されるとともに略中央に窓孔32が開口している。従って、ケースボディ2の開口面を塞ぐようにしてケースカバー3をケースボディ2に被着し、ねじ挿通孔36に挿通した取付ねじ60をケースボディ2の固定台26頂面のねじ孔26aに螺合することでケースカバー3がケースボディ2に固定されてケース1が構成される。
点灯回路部4は、一部を切り欠いた略円盤状に形成されているプリント配線板40に種々の回路部品が実装されている。そして、ケースボディ2の内底部に突設されている複数のリブ22の上にプリント配線板40を載置して点灯回路部4がケースボディ2内に収納される(図4(a)参照)。
ここで本実施形態では、ケース1内に実施形態1と同様の放熱用流体Lを収容するとともに、合成樹脂材料(例えば、エポキシ樹脂など)からなる封止部材Mで放熱用流体Lの表面を封止している。尚、封止部材Mとして使用する合成樹脂材料は放熱用流体Lよりも比重の軽いものが好適である。
而して、上述のように構成される本実施形態の車載用放電灯点灯装置では、実施形態1と同様に点灯回路部4を構成する回路部品(特に、相対的に発熱量が多いトランスTなどの発熱部品)から発する熱が放熱用流体Lに伝導され、さらに放熱用流体Lの対流によってケース1に伝導されることで効率よく放熱することができる。さらに、封止部材Mで放熱用流体Lの表面を封止しているため、放熱用流体Lのケース1からの漏れをより確実に防ぐことができる。
1 ケース
2 ケースボディ
3 ケースカバー
4 点灯回路部
40 プリント配線板
T トランス
L 放熱用流体
2 ケースボディ
3 ケースカバー
4 点灯回路部
40 プリント配線板
T トランス
L 放熱用流体
Claims (4)
- プリント配線板に複数種類の回路部品を実装してなり、車両に搭載された放電灯を点灯する点灯回路部と、熱伝導度が高い材料によって箱形に形成され、点灯回路部を内部に収納して車両に配設されるケースと、熱伝導度が高い液体であってケース内に収容される放熱用流体とを備えたことを特徴とする車載用放電灯点灯装置。
- 複数種類の回路部品のうちで相対的に発熱量の多い回路部品をプリント配線板における中央近傍に集中して実装したことを特徴とする請求項1記載の車載用放電灯点灯装置。
- 複数種類の回路部品のうちで相対的に発熱量の多い回路部品をプリント配線板における端部近傍に集中して実装したことを特徴とする請求項1記載の車載用放電灯点灯装置。
- ケース内における放熱用流体の表面を封止部材で封止したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車載用放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007262225A JP2009093884A (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | 車載用放電灯点灯装置 |
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JP2007262225A Withdrawn JP2009093884A (ja) | 2007-10-05 | 2007-10-05 | 車載用放電灯点灯装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021048102A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 株式会社Subaru | 燃料電池システム |
-
2007
- 2007-10-05 JP JP2007262225A patent/JP2009093884A/ja not_active Withdrawn
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