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JP2009090715A - 車両の方向指示装置 - Google Patents

車両の方向指示装置 Download PDF

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JP2009090715A JP2007260790A JP2007260790A JP2009090715A JP 2009090715 A JP2009090715 A JP 2009090715A JP 2007260790 A JP2007260790 A JP 2007260790A JP 2007260790 A JP2007260790 A JP 2007260790A JP 2009090715 A JP2009090715 A JP 2009090715A
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Yasushi Hamada
康 浜田
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Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】方向指示装置以外の電装品を駆動する為のリレー手段を利用して、方向指示器の点滅に同期したメカニカルな報知音を鳴らすことができ、これを方向指示装置の構成及びコストの増大を抑制して達成できて、方向指示装置をレイアウトする上でも有利になる、車両の方向指示装置を提供する。
【解決手段】方向指示器2の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体12が、車両に搭載された電装品10を駆動する為の熱線リレースイッチ12で構成され、制御ユニット4が、方向指示器2を点滅させる際、その点滅に同期させて熱線リレースイッチ12をオンオフして前記報知音を発音させるように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の方向指示装置に関し、特に、電装品を駆動する為のリレー手段を利用して、方向指示器の点滅に同期した報知音を車内に発音させるようにしたものに関する。
従来、車両の方向指示装置では、ウインカースイッチが操作されると、そのウインカースイッチに対応するウインカーランプが点滅するとともに、ウインカーランプの点滅に同期した「カッチ、カッチ・・・」という報知音を車内に鳴して、ウインカーランプの点滅(作動状態)を乗員に報知するようにしている。
従来の車両の方向指示装置では、ウインカーランプを駆動する為のメカニカルリレーが設けられ、このメカニカルリレーがオンオフされることで、ウインカーランプを点滅させるとともに、メカニカルな前記報知音を鳴らすようにしていた。
ところが、最近の車両の方向指示装置では、車両電装品制御回路の統合化を図る上で、制御ユニットがウインカーランプを点滅させるように駆動制御するものが主流になり、この場合、前記メカニカルリレーが不要になるため、一般に、方向指示装置専用に電子ブザーが別途設けられて、ウインカーランプの作動状態を示す報知音を鳴らすようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−301068号公報
車両の方向指示装置において、前記のように、制御ユニットがウインカーランプを点滅させるように駆動制御するものでは、電子ブザーがウインカーランプの点滅に同期した報知音を鳴らすようにしているが、この電子ブザーでは、従来のメカニカルリレーが鳴らす「カッチ、カッチ・・・」というメカニカルな報知音を忠実に再現できないし、方向指示装置専用に電子ブザーを別途設ける必要があるため、方向指示装置の構成及びコストが増大し、また、電子ブザーの配置スペースも別途必要になるため、この電子ブザーを含む方向指示装置をレイアウトする上で不利になる。
本発明の目的は、方向指示装置以外の電装品を駆動する為のリレー手段を利用して、方向指示器の点滅に同期したメカニカルな報知音を鳴らすことができ、これを方向指示装置の構成及びコストの増大を抑制して達成できて、方向指示装置をレイアウトする上でも有利になる、車両の方向指示装置を提供することである。
請求項1の車両の方向指示装置は、車両の進行方向を点滅により指示する方向指示器と、この方向指示器を駆動制御する制御ユニットと、方向指示器の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体とを備えた車両の方向指示装置において、前記発音体が、車両に搭載された電装品を駆動する為のリレー手段で構成され、前記方向指示器が点滅する際、その点滅に同期させて前記リレー手段をオンオフして前記報知音を発音させるように制御するリレー制御手段を備えたものである。
この車両の方向指示装置では、制御ユニットにより方向指示器が駆動制御され、点滅して車両の進行方向を指示し、発音体が方向指示器の点滅に同期した報知音を車内に発音する。この発音体が車両に搭載された電装品を駆動する為のリレー手段で構成され、このリレー手段がリレー制御手段により制御され、方向指示器が点滅する際、その点滅に同期させてオンオフされて前記報知音を発音する。つまり、方向指示装置以外の電装品を駆動する為のリレー手段を利用して、方向指示器の点滅に同期した「カッチ、カッチ・・・」とういメカニカルな報知音を鳴らすことができる。
ここで、従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記リレー手段は、電源から前記電装品への通電のオンオフを切換えるものである(請求項2)。前記リレー制御手段は、前記電装品の操作スイッチに基づいて前記リレー手段を制御する通常制御を行うとともに、前記方向指示器が点滅するときには、前記通常制御に優先させて前記報知音を発音させるように前記リレー手段を制御する(請求項3)。
前記電装品は、車両のウインドウガラスに配設された熱線を有する(請求項4)。前記電装品は、車両のリヤウインドウガラスに配設されたリヤ熱線を有する(請求項5)。前記電装品は、車両のウインドウガラスを開閉するパワーウインドウユニットからなる(請求項6)。
請求項1の車両の方向指示装置によれば、制御ユニットが、車両の進行方向を点滅により指示する方向指示器を駆動制御するので、車両電装品制御回路の統合化を図りつつ、方向指示器の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体を、車両に搭載された電装品を駆動する為のリレー手段で構成し、方向指示器が点滅する際、その点滅に同期させてリレー手段をオンオフして前記報知音を発音させるように制御するリレー制御手段を備えたので、方向指示装置以外の電装品を駆動する為のリレー手段を利用して、方向指示器の点滅に同期した「カッチ、カッチ・・・」とういメカニカルな報知音を鳴らすことができ、これを、方向指示装置専用に発音体を別途設けずに、方向指示装置の構成及びコストの増大を抑制して達成できて、方向指示装置をレイアウトする上でも有利になる。
請求項2の車両の方向指示装置によれば、前記リレー手段は、電源から電装品への通電のオンオフを切換えるものであるので、電装品の駆動系として通常組み込まれるリレー手段を、発音体として有効利用することができる。
請求項3の車両の方向指示装置によれば、リレー制御手段は、電装品の操作スイッチに基づいてリレー手段を制御する通常制御を行うとともに、方向指示器が点滅するときには、通常制御に優先させて前記報知音を発音させるようにリレー手段を制御するので、電装品が駆動されている場合でも、方向指示器が点滅するときには、リレー手段への通常制御を一時的に中断して、前記報知音を確実に鳴らすことができる。
請求項4の車両の方向指示装置によれば、前記電装品は、車両のウインドウガラスに配設された熱線を有するので、この熱線への電源からの通電のオンオフを切換えるリレー手段を利用して、前記報知音を確実に鳴らすことができ、また、電装品が駆動されて熱線に通電されている場合に、方向指示器が点滅するときに、熱線への断続的な通電状態を維持できるため、電装品駆動に対する影響を抑えることができる。
請求項5の車両の方向指示装置によれば、前記電装品は、車両のリヤウインドウガラスに配設されたリヤ熱線を有するので、このリヤ熱線への電源からの通電のオンオフを切換えるリレー手段を利用して、前記報知音を確実に鳴らすことができ、また、電装品が駆動されてリヤ熱線に通電されている場合に、方向指示器が点滅するときに、リヤ熱線への断続的な通電状態を維持できるため、電装品駆動に対する影響を抑えることができる。
請求項6の車両の方向指示装置によれば、前記電装品は、車両のウインドウガラスを開閉するパワーウインドウユニットからなるので、このパワーウインドウユニットのモータへの電源からの通電のオンオフを切換えるリレー手段を利用して、前記報知音を確実に鳴らすことができる。
本発明の車両の方向指示装置は、車両の進行方向を点滅により指示する方向指示器と、この方向指示器を駆動制御する制御ユニットと、方向指示器の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体とを備え、前記発音体が、車両に搭載された電装品を駆動する為のリレー手段で構成され、前記方向指示器が点滅する際、その点滅に同期させて前記リレー手段をオンオフして前記報知音を発音させるように制御するリレー制御手段を備えている。
図1に示すように、車両の方向指示装置1は、車両の進行方向を点滅により指示する方向指示器2と、方向指示器2を作動させる為のウインカー・ハザードスイッチ3と、方向指示器2を駆動制御する制御ユニット4を備えている。
方向指示器2として、前左ウインカーランプ2af、後左ウインカーランプ2ar、前右ウインカーランプ2bf、後右ウインカーランプ2brが車外に向けて設けられ、ウインカー・ハザードスイッチ3として、左ウインカースイッチ3aと右ウインカースイッチ3bが車内からウインカー操作レバーで択一的に操作可能に設けられ、ハザードスイッチ3cが車内からハザード操作ボタンで操作可能に設けられている。
制御ユニット4は、制御部5(CPU5)を有し、この制御部5が、ウインカー・ハザードスイッチ3に接続された端子Aaの電圧でもって、ウインカー・ハザードスイッチ3のオンオフを監視し、ウインカー・ハザードスイッチ3がオンの場合、方向指示器2に接続された端子Fにパルス状のランプ駆動電圧を印加して、方向指示器2を点滅させる。
具体的には、左ウインカースイッチ3aがオンされると、前左ウインカーランプ2afと後左ウインカーランプ2arが点滅され、右ウインカースイッチ3bがオンされると、前右ウインカーランプ2bfと後左ウインカーランプ2brが点滅され、ハザードスイッチ3cがオンされると、左ウインカースイッチ3a又は右ウインカースイッチ3bがオンされている場合でも、全てのウインカーランプ2af,2ar,2bf,2brが点滅され、このように、制御部5が方向指示器2を駆動制御する。
方向指示装置1は、方向指示器2の点滅に同期した「カッチ、カッチ・・」という報知音を車内に発音する発音体12を備え、この発音体12が、車両に搭載された電装品であるリヤウインドウヒータ装置10(以下、電装品10という)を駆動する為のリレー手段である熱線リレースイッチ12で構成され、方向指示器2が点滅する際、その点滅に同期させて熱線リレースイッチ12をオンオフして前記報知音を発音させるように制御するリレー制御手段として制御部5とリレー制御回路6とを含む制御ユニット4を備えている。
電装品10は、車両のリヤウインドウガラスに配設されたリヤ熱線11と、電源19から電装品10への通電、即ち、電装品10のリヤ熱線12への通電のオンオフを切換える熱線リレースイッチ12と、制御ユニット4にされ車内から操作可能な操作スイッチである熱線スイッチ13とを有し、制御ユニット4が、熱線リレースイッチ12を駆動制御し、この熱線リレースイッチ12を介してリヤ熱線11を駆動制御する。
熱線リレースイッチ12は、スイッチ12aとコイル12bとを有し、スイッチ12aが電源19とリヤ熱線12とを接続する導電線間に介在され、コイル12bが制御ユニット4に接続されている。
この熱線リレースイッチ12がオンの状態で、コイル12bが励磁状態になりスイッチ12aが閉位置になって、電源19からリヤ熱線11に通電された状態になり、熱線リレースイッチ12がオフの状態で、コイル12bが非励磁状態になりスイッチ12aが開位置になって、電源19からリヤ熱線11に通電されない状態になる。この熱線リレースイッチ12のオフからオンへの切換え時とオンからオフへの切換え時に「カチッ」という音が鳴り、この音を乗員が適度に聞こえる位置(例えば、インストルメントパネル内の車室より部分)に熱線リレースイッチ12が配置されている。
制御ユニット4のリレー制御回路6は、NPN型の3つのトランジスタTr1〜Tr3を有し、トランジスタTr1において、コレクターにリレー駆動電圧が印加され、ベースが制御部5の端子Cに接続され、エミッタがトランジスタTr2のコレクターに接続され、トランジスタTr2において、ベースが熱線スイッチ13に接続され、エミッタが熱線リレースイッチ12に接続され、トランジスタTr3において、コレクターにリレー駆動電圧が印加され、ベースが制御部5の端子Dが接続され、エミッタが熱線リレースイッチ12に接続されている。
この制御ユニット4では、制御部5により端子Cに制御電圧が印加されると、トランジスタTr1がオンになり、トランジスタTr2のコレクターにリレー駆動電圧が印加され、この状態で、熱線スイッチ13がオンされると、トランジスタTr2がオンになり、熱線リレースイッチ12がリレー駆動電圧を受けてオンになり、また、制御部5により端子Dに制御電圧が印加されると、トランジスタTr3がオンになり、熱線リレースイッチ12がリレー駆動電圧を受けてオンになる。
次に、方向指示装置1と電装品10の作動について、図2のフローチャート及び図3〜図6のタイムチャートに基づいて説明する。先ず、制御部5が実行する処理について説明すると、図2に示すように、先ず、端子Aaの電圧を監視して、ウインカー・ハザードスイッチ3がオンか否か判定される(S1)。
S1;Yes の場合、端子Cの制御電圧をLowにし(S2)、端子Fのランプ駆動電圧を一定時間おきにHiとLowに交互に切換えて、方向指示器2を点滅させ(S3)、この端子Fのランプ駆動電圧のHiとLowの切換えタイミングと同じタイミングで、端子Dの制御電圧をHiとLowに交互に切換える(S4)。一方、S1;Noの場合、端子Cの制御電圧をHiにし(S5)、端子Fのランプ駆動電圧をLowにして、方向指示器2を消灯させ(S6)、端子Dの制御電圧をLowにする(S7)。
そして、(1)熱線スイッチ13がオフの状態で、ウインカー・ハザードスイッチ3をオンオフする場合、(2)ウインカー・ハザードスイッチ3がオフの状態で、熱線スイッチ13をオンオフする場合、(3)熱線スイッチ13がオンの状態で、ウインカー・ハザードスイッチ3をオンオフする場合、(4)ウインカー・ハザードスイッチ3がオンの状態で、熱線スイッチ13をオンオフする場合、の夫々のタイムチャートが図3〜図6に示す通りである。
(1)熱線スイッチ13がオフの状態で、ウインカー・ハザードスイッチ3をオンオフする場合、図3に示すように、ウインカー・ハザードスイッチ3がオンになると、それと同時に、端子Cの制御電圧がHiからLowに切換わり、これにより、熱線スイッチ13のオンは無効になり、ウインカー・ハザードスイッチ3のオン時から微小時間経過してから、端子Fのランプ駆動電圧がHiとLowに交互に切換わって、方向指示器2が一定周期で点滅し、この方向指示器2の点滅と同期して、端子Dの制御電圧がHiとLowに交互に切換わって、Eの熱線リレースイッチ12がオンとオフに交互に切換わる。
その後、ウインカー・ハザードスイッチ3がオフになると、それと同時に、端子Cの制御電圧がLowからHiに切換わり、端子Fのランプ駆動電圧がLowに維持されて、方向指示器2が消灯し、端子Dの制御電圧がLowに維持され、熱線リレースイッチ12がオフに維持される。
(2)ウインカー・ハザードスイッチ3がオフの状態で、熱線スイッチ13をオンオフする場合、図4に示すように、端子Cの制御電圧がHiになっているため、熱線スイッチ13がオンになると、それと同時に、トランジスタTr2がオンになって、熱線リレースイッチ12がオンになる。その後、熱線スイッチ13がオフになると、それと同時に、熱線リレースイッチ12がオフになる。
(3)熱線スイッチ13がオンの状態で、ウインカー・ハザードスイッチ3をオンオフする場合、図5に示すように、「I」の状態になる迄は(2)の図4の場合と同様であるが、「I」の状態の後、ウインカー・ハザードスイッチ3がオンになると、それと同時に、端子Cの制御電圧がHiからLowに切換わり、これにより、熱線スイッチ13のオンは無効になり、熱線リレースイッチ12がオンからオフに切換わり、その後、ウインカー・ハザードスイッチ3のオン時から微小時間経過してから、端子Fのランプ駆動電圧がHiとLowに交互に切換わって、方向指示器2が一定周期で点滅し、この方向指示器2の点滅と同期して、端子Dの制御電圧がHiとLowに交互に切換わって、熱線リレースイッチ12がオンとオフに交互に切換わる。
その後、ウインカー・ハザードスイッチ3がオフになると、それと同時に、端子Cの制御電圧がLowからHiに切換わり、熱線スイッチ13のオンが有効になって、熱線リレースイッチ12がオンに切換わって維持されるとともに、端子Fのランプ駆動電圧がLowに維持されて、方向指示器2が消灯し、端子Dの制御電圧がLowに維持される。
(4)ウインカー・ハザードスイッチ3がオンの状態で、熱線スイッチ13をオンオフする場合、図6に示すように、「II」の状態になる迄は(1)の図3の場合と同様であるが、「II」の状態の後、熱線スイッチ13がオンになると、制御電圧DはLowになっており、熱線スイッチ13のオンは無効になるため、熱線スイッチ13以外については、何ら影響を与えずに「II」の状態が維持される。その後、熱線スイッチ13がオフになると、同様に他には何ら影響を与えず、熱線スイッチ13の状態のみが切換えられる。
以上説明したように、方向指示装置1によれば次の効果を奏する。
制御ユニット4が、車両の進行方向を点滅により指示する方向指示器2を駆動制御するので、車両電装品制御回路の統合化を図りつつ、方向指示器2の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体12を、車両に搭載された電装品10を駆動する為の熱線リレースイッチ12で構成し、方向指示器2が点滅する際、その点滅に同期させて熱線リレースイッチ12をオンオフして前記報知音を発音させるように制御する制御ユニット4を備えたので、方向指示装置1以外の電装品10を駆動する為の熱線リレースイッチ12を利用して、方向指示器2の点滅に同期した「カッチ、カッチ・・・」とういメカニカルな報知音を鳴らすことができ、これを、方向指示装置1専用に発音体を別途設けずに、方向指示装置1の構成及びコストの増大を抑制して達成できて、方向指示装置1をレイアウトする上でも有利になる。
熱線リレースイッチ12は、電源19から電装品10への通電のオンオフを切換えるものであるので、電装品10の駆動系として通常組み込まれる熱線リレースイッチ12を、発音体12として有効利用することができる。制御ユニット4は、電装品10の熱線スイッチ13に基づいて熱線リレースイッチ12を制御する通常制御を行うとともに、方向指示器2が点滅するときには、通常制御に優先させて前記報知音を発音させるように熱線リレースイッチ12を制御するので、電装品10が駆動されている場合でも、方向指示器2が点滅するときには、熱線リレースイッチ12への通常制御を一時的に中断して、前記報知音を確実に鳴らすことができる。
電装品10は、車両のリヤウインドウガラスに配設されたリヤ熱線11を有するので、このリヤ熱線11への電源19からの通電のオンオフを切換える熱線リレースイッチ12を利用して、前記報知音を確実に鳴らすことができ、また、電装品10が駆動されてリヤ熱線11に通電されている場合に、方向指示器2が点滅するときに、リヤ熱線2への断続的な通電状態を維持できるため、電装品10の駆動に対する影響を抑えることができる。尚、リヤ熱線11の代わりに、車両のフロントウインドウガラスやサイドミラー等に配設された熱線を利用してもよい。
次に、実施例2の車両の方向指示装置1Aについて説明するが、実施例1の方向指示装置1と同じものには同一符号を付して説明を省略する。図7に示すように、この方向指示装置1Aは、方向指示器2を駆動制御する制御ユニット4Aを備え、その制御ユニット4Aの制御部5A(CPU5A)が、実施例1の制御部5と同様に、方向指示器2を駆動制御する。制御ユニット4Aでは、実施例1のリレー制御回路6が省略され、制御部5Aは、実施例1の制御部5の端子Cと端子Dを省略するとともに、実施例1の図2のような処理を行うようになっていない。
方向指示装置1は、方向指示器2の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体22D,22Uを備え、この発音体22D,22Uが、車両に搭載された電装品であるパワーウインドウユニット20を駆動する為の1対のリレー手段であるモータリレースイッチ22D,22Uで構成され、方向指示器2が点滅する際、その点滅に同期させてモータリレースイッチ22D,22Uを同時にオンオフして前記報知音を発音させるように制御するリレー制御手段としてモータ制御ユニット23を備えている。
尚、車両には複数のサイドウインドウガラスに夫々対応する複数のパワーウインドウユニットが装備され、そのうちの1つのパワーウインドウユニット20のモータリレースイッチ22D,22Uが、方向指示装置1の発音体22D,22Uとして使用される。
このパワーウインドウユニット20は、サイドウインドウを開閉駆動するモータ21と、電源29からパワーウインドウユニット20への通電、即ち、パワーウインドウユニット20のモータ21への通電のオンオフを切換える1対のモータリレースイッチ22D,22Uと、モータリレースイッチ22D,22Uを介してモータ21を駆動制御するモータ制御ユニット23と、モータ制御ユニット23に接続され車内から操作可能なウインドウスイッチ24D,24Uとを有する。
モータリレースイッチ22Dとウインドウスイッチ24Dがサイドウインドウを下降させるものであり、モータリレースイッチ22Uとウインウドスイッチ24Uがサイドウインドウを上昇させるものである。モータリレースイッチ22D,22Uは、夫々、スイッチ22aとコイル22bとを有し、スイッチ22aが電源29とモータ21とを接続する閉位置となってオンとなり、スイッチ22aが電源29とモータ21とを分離する開位置となってオフになり、コイル22bがモータ制御ユニット23に接続されている。
このモータリレースイッチ22D,22U(スイッチ22a)のオフからオンへの切換え時とオンからオフへの切換え時に「カチッ」という音が鳴り、両方のモータリレースイッチ22D,22Uが鳴らした音を乗員が適度に聞こえる位置(例えば、インストルメントパネル内の車室より部分)にモータリレースイッチ22D,22Uが配置されている。
モータ制御ユニット23には、ウインドウスイッチ24D,24Uが接続されるとともに、端子Gに制御部5Aと方向指示器2とを接続する導電線に繋がれた導電線が接続され、端子Hにモータリレースイッチ22Dのコイル22bが接続され、端子Iにモータリレースイッチ22Uのコイル22bが接続されている。
次に、方向指示装置1Aとパワーウインドウユニット20の作動について説明する。モータ制御ユニット23が実行する処理については、図8に示すように、先ず、ウインドウスイッチ24Dがオンか否か判定され(S11)、S11;Yes の場合、端子Hのリレー駆動電圧をHiにして、モータリレースイッチ22Dがオンになり、モータ21が駆動されてウインドウガラスが下降し(S12)、S11;Noの場合、ウインドウスイッチ24Uがオンか否か判定され(S13)、S13;Yes の場合、端子Iのリレー駆動電圧をHiにして、モータリレースイッチ22Uがオンになり、モータ21が駆動されてウインドウガラスが上昇する(S14)。
S13;Noの場合、即ち、ウインドウスイッチ24D,24Uが何れもオンになっていない場合にだけ、端子Gのランプ駆動電圧がHiか否か判定され(S15)、S15;Yes の場合、端子Hと端子Iのリレー駆動電圧を同時にHiにして、1対のモータリレースイッチ22D,22Uが同時にオンになり、S15;Noの場合、端子Hと端子Iのリレー駆動電圧を同時にLowにして、1対のモータリレースイッチ22D,22Uが同時にオフになり、リターンする。S16とS17の場合、モータ21には電流が流れないため、ウインドウガラスの開閉は行われない。
このように、電装品であるウインドウガラスを開閉するパワーウインドウユニット20を用い、このパワーウインドウユニット20のモータ21への電源29からの通電のオンオフを切換えるモータリレースイッチ22D,22Uを利用して、方向指示器2の点滅に同期した「カッチ、カッチ・・・」とういメカニカルな報知音を鳴らすことができ、これを、方向指示装置1A専用に発音体を別途設けずに、方向指示装置1Aの構成及びコストの増大を抑制して達成できて、方向指示装置1Aをレイアウトする上でも有利になる。
また、実施例1とは異なり、モータ制御ユニット23は、ウインドウスイッチ24D,24Uに基づいてモータリレースイッチ22D,22Uを制御する通常制御を行うとともに、方向指示器2が点滅するときでも、通常制御が行われている場合には、その通常制御を優先させて行うため、ウインドウスイッチ24D,24Uのオンに伴うウインドウガラスの昇降を滞りなく行うことができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、実施例1,2の開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。例えば、方向指示装置の発音体としては、その他、ワイパー装置等の種々の電装品のリレー手段を採用してもよい。そして、本発明については、方向指示装置を備えた種々の車両に適用可能である。
実施例1の車両の方向指示装置等の回路図である。 制御ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。 熱線スイッチがオフの状態で、ウインカー・ハザードスイッチをオンオフする場合のタイムチャートである。 ウインカー・ハザードスイッチがオフの状態で、熱線スイッチをオンオフする場合のタイムチャートである。 熱線スイッチがオンの状態で、ウインカー・ハザードスイッチをオンオフする場合のタイムチャートである。 ウインカー・ハザードスイッチがオンの状態で、熱線スイッチをオンオフする場合のタイムチャートである。 実施例2の車両の方向指示装置等の回路図である。 モータ制御ユニットの制御部が実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
1,1A 方向指示装置
2 方向指示器
4,4A 制御ユニット
5 制御部
6 リレー制御回路
10 電装品(リヤウインドウヒータ装置)
11 リヤ熱線
12 熱線リレースイッチ(発音体)
19 電源
20 パワーウインドウユニット
22D,22U モータリレースイッチ
23 モータ制御ユニット

Claims (6)

  1. 車両の進行方向を点滅により指示する方向指示器と、この方向指示器を駆動制御する制御ユニットと、方向指示器の点滅に同期した報知音を車内に発音する発音体とを備えた車両の方向指示装置において、
    前記発音体が、車両に搭載された電装品を駆動する為のリレー手段で構成され、
    前記方向指示器が点滅する際、その点滅に同期させて前記リレー手段をオンオフして前記報知音を発音させるように制御するリレー制御手段を備えた、
    ことを特徴とする車両の方向指示装置。
  2. 前記リレー手段は、電源から前記電装品への通電のオンオフを切換えるものであることを特徴とする請求項1に記載の車両の方向指示装置。
  3. 前記リレー制御手段は、前記電装品の操作スイッチに基づいて前記リレー手段を制御する通常制御を行うとともに、前記方向指示器が点滅するときには、前記通常制御に優先させて前記報知音を発音させるように前記リレー手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両の方向指示装置。
  4. 前記電装品は、車両のウインドウガラスに配設された熱線を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の方向指示装置。
  5. 前記電装品は、車両のリヤウインドウガラスに配設されたリヤ熱線を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の方向指示装置。
  6. 前記電装品は、車両のウインドウガラスを開閉するパワーウインドウユニットからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の方向指示装置。
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