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JP2009090003A - 内視鏡用高周波処置具 - Google Patents

内視鏡用高周波処置具 Download PDF

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JP2009090003A
JP2009090003A JP2007265267A JP2007265267A JP2009090003A JP 2009090003 A JP2009090003 A JP 2009090003A JP 2007265267 A JP2007265267 A JP 2007265267A JP 2007265267 A JP2007265267 A JP 2007265267A JP 2009090003 A JP2009090003 A JP 2009090003A
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Katsuaki Ohashi
克章 大橋
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Fujinon Corp
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Fujinon Corp
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Abstract

【課題】高周波処置具を内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通させた状態で、処置の種類や性質に応じて、電極部材を所定の位置で安定的に保持できるようになし、処置の効率性及び安全性を向上させる。
【解決手段】可撓性シース2の先端側の内面には、前後の傾斜壁部16a,16aからなるクリック係止部16R,16M,16F16が一体的に形成されており、電極部材13の可撓性コード11との連結部近傍位置にフランジ部17が固着して設けられており、フランジ部17が、クリック係止部16Rに係合すると、電極部材13全体が可撓性シース2の内部に引き込まれた退入位置となり、クリック係止部16Fに係合すると、電極部材13が可撓性シース2の先端から最も導出した第1の作動位置、中間に位置するクリック係止部16Mに係合すると、電極部材13の先端は、可撓性シース2の先端面から僅かに導出する位置に保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通されて、例えば体腔内壁に止血のための凝固を行ったり、焼灼によるマーキングを施したりする処置と、病変粘膜部分を切開及び剥離して除去する処置というように、複合的な処置を円滑に行えるようにした高周波処置具に関するものである。
内視鏡検査によって、食道,胃,十二指腸,大腸等の体腔内壁における粘膜部分に腫瘍等といった病変部が発見されると、病変粘膜を切除する処置が施される。この処置のひとつとして、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Submucosal Dissection)と呼ばれている処置がある。このESD処置は、まず、切除しようとする粘膜の部位をマーキングし、局注により病変粘膜の部位を膨隆させた後、マーキングの外側近くに沿って粘膜を切開及び剥離するものである。ここで、粘膜に対するマーキングと、粘膜の切開及び剥離とは、棒状の電極部材を有する高周波処置具を用いて行うことができる。また、内視鏡による検査時及び前述したESD処置を含めて、所定の処置を行っている間に、体腔内で出血箇所が検出されると、この出血部を焼灼することにより凝固させるという処置も行うこともあるが、この凝固処置も棒状電極部材を有する高周波処置具で行うことができる。
前述した処置を行う高周波処置具は、内視鏡の処置具挿通チャンネルをガイド手段として体腔内に挿入し、この処置具挿通チャンネルの先端から可撓性シースを導出させ、さらにこの可撓性シースから電極部材を導出させて、この電極部材に通電することによって、粘膜の焼灼や切開等の処置が行われる。通常、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通させる際等、処置を行っていない間は電極部材を可撓性シースの内部に退入させておき、処置の実行直前に電極部材を可撓性シースの先端から導出させるように操作する。
以上のように、処置を行っていない時には、電極部材は可撓性シースの内部に位置しているので、格別の危険性はないが、処置を実行するために電極部材を可撓性シースから導出させた後は、体腔内壁に対する穿孔等といった事故が生じないように、その取り扱いを慎重にしなければならない。ここで、通常、可撓性シースからの電極部材の導出長さを長くする方が処置を効率的に行うことができる。しかしながら、電極部材を必要以上長く導出させると、この電極部材が粘膜下層より深い位置まで差し込まれるおそれがあり、健康な体内組織にダメージを与え、また体腔内壁への穿孔の発生等の不都合を生じる。
そこで、特許文献1には、可撓性シースの先端部に係止用リングを設けておき、電極部材は前述した係止用リングの内径より小さいものとなし、電極部材の基端側外周部に、リングの内径より大きな外径を有するストッパ部を設けることによって、電極部材の導出長さを制限する構成としたものが開示されている。また、可撓性スリーブの先端に設けた係止用リングと、電極部材に設けたストッパ部とによって、電極部材の最長の導出長さを規制するが、前述したリングの先端に延長用筒部を螺合させて設け、この延長用筒部の突出長さを調整可能とすることによって、この延長用筒部の先端からの電極部材の導出長さを調整可能とする構成としたものが、特許文献2に開示されている。
さらに、特許文献3では、電極部材を密着コイルに挿入しておき、この電極部材の密着コイルからの突出長さを調整することによって、この電極部材の可撓性シース先端からの導出長さを調整できるようにしている。さらにまた、特許文献4では、導電部材からなる操作ワイヤの先端に内面がねじ部となったねじリングを設け、このねじリングに電極部材を螺挿させる構成としており、この電極部材を適宜螺出入させることによって、電極部材の可撓性シース先端からの導出長さの調整を可能にしている。
特開2002−153484号公報 特開2002−113016号公報 特開2007−111148号公報 特開2007−111149号公報
前述した各特許文献においては、電極部材は、可撓性シースの内部に引き込んだ退入状態と、先端が可撓性シースの先端面より最も導出した最導出状態との間で変位可能となっている。そして、その中間位置に配置することはできるが、電極部材を特定の位置に保持できるようにはなっていない。例えば、体腔内壁に出血部があると、その止血のために、電極部材を作動させて、凝固を行うようにするが、この凝固処置は電極部材を可撓性シースの先端とほぼ同じ位置またはそれより僅かに導出させた位置に保持して行うのが、処置の安全性や効率性等の観点から最も望ましい。しかしながら、前述した各特許文献では、いずれも出血部の凝固を行う際に可撓性シースから所定長さ導出させた状態に位置決めしたり、所定の処置を行っている間に電極部材を安定的に保持したりする構成とはなっていない。また、これら各特許文献に示されている高周波処置具は、処置の態様に応じて、その都度内視鏡の処置具挿通チャンネルから抜き出して導出量を調整する必要がある。
電極部材を退入状態と最導出状態との2つの中間の状態において、安定的に保持する必要性は、前述した出血部の凝固のみならず、切開すべき部位をマーキングする際にも必要となる。このマーキングは体腔内壁を焼灼するものであるから、高周波処置具を用いることができるが、電極部材を可撓性シースの先端面とほぼ同じ位置とするのが望ましい。
また、電極部材の退入状態において、この電極部材を所定の位置に保持するためのストッパ機構は格別備えていない。このために、退入状態で電極部材が可撓性シース内に僅かに引き込まれた状態に保持されている場合には、この可撓性シースが小さいループ状に巻回される等、その曲り状態の如何によっては、退入状態となっている電極部材が位置ずれして、可撓性シースの先端から導出した状態になってしまうこともある。一方、電極部材の最導出状態では、粘膜の切開や剥離といった操作を行うが、この操作の際には、電極部材に設けたストッパ部は可撓性スリーブに設けた係止用リングの基端面と当接するだけであり、この最導出状態に保持する機構も備えていない。従って、電極部材の最導出状態に保持するためには、可撓性シースの基端部に連結して設けた操作部材を最導出状態に常時保持できるようになっていなければならず、このために処置具としての操作性が悪いという問題点もある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、処置の種類や性質に応じて、処置具を処置具挿通チャンネルに挿入した状態で、電極部材を所定の位置に安定的に保持できるようになし、処置の効率性及び安全性を向上させるようにした高周波処置具を提供するものである。
前述した目的を達成するために、本発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される可撓性シース内に設けられ、可撓性コードの先端に高周波電流が印加可能な電極部材を連結し、この可撓性コードの基端部に操作部材を連結して設け、この操作部材により前記電極部材を前記可撓性シースの先端から出没させる操作を行うようにした高周波処置具にであって、前記可撓性シースの内部には、少なくとも1箇所にクリック係止部を設け、前記電極部材または電極部材と前記可撓性コードとの連結部に、前記クリック係止部と係合するクリック突起を設ける構成としたことをその特徴とするものである。
可撓性シース内に挿入され、可撓性コードに連結されているロッド状の電極部材は、可撓性シースの基端部に連結した操作部材の操作によって、この可撓性シースに対して出没する。電極部材の位置としては、可撓性シースの内部に退入した待機位置と、可撓性シースから最も導出された第1の作動位置とを有し、これらに加えて、少なくとも可撓性シースの先端とほぼ同じ位置若しくは可撓性シースから僅かに覗く位置から微小量だけ導出させた他の作動位置を設ける。少なくともこれらのいずれかの位置に電極部材を安定的に保持するために、可撓性シース側にクリック係止部を少なくとも1箇所設け、電極部材側に1箇所のクリック突起を設けている。例えば、クリック係止部を3箇所に設ける。最基端部のクリック係止部にクリック突起が係合すると、電極部材は可撓性シース内に引き込まれた状態に保持する退入位置とし、最先端部のクリック係止部にクリック突起が係合すると、電極部材は可撓性シースから最突出状態となる第1の作動位置に規制され、これら最基端部と最先端部との間に設けた1または複数のクリック係止部にクリック突起が係合すると、電極部材は可撓性シースの先端に臨む位置、つまり可撓性シースの先端の位置またはそれより僅かに導出させた位置とする。さらに、これを第2の作動位置として、さらに第3,第4の作動位置を設けることもできる。
操作部材を押し引き操作しなければ、電極部材は前述した各位置に安定的に保持されるようにする。具体的には、操作部材から手を離したとしても、電極部材が不安定にはならないように保持する。一方、操作部材を操作したときには、各クリック係止位置から比較的容易に離脱する程度の保持力を持たせる。クリック係止部とクリック突起との係合によるクリック機構は、電極部材を各クリック係止位置に保持することができるが、ある程度以上の操作力を作用させると、電極部材は可撓性シース内を移動することになる。電極部材が可撓性シースの先端から導出させた状態で、この電極部材が体腔内壁に強く押し付けられたときには、体腔内壁に穿孔が発生するのを防止するために、この押し付け力で電極部材が可撓性シース側に引き込まれるようにするのが望ましい。このためには、例えば10N(kg・m/s2)以上の外力が作用すると、クリック係止部による係合が解除されるように設定することができる。
可撓性シース側に設けられるクリック係止部の具体的な構成としては、可撓性シースの内面またはこの可撓性シースの内部に設けた硬質スリーブの内面に形成した円環状V溝から構成することができる。一方、電極部材の基端側位置にはクリック突起が設けられる。そして、クリック係止部またはクリック突起の少なくともいずれか一方を弾性部材で構成する。可撓性シースは軟性樹脂から構成され、それ自体に弾性を有するものであることから、クリック突起側は硬質部材、例えば電極部材と一体に設ける構成としても良い。可撓性シースに硬質スリーブを装着する場合には、クリック突起側が弾性を有する構成、つまりこの電極部材の軸線と直交する方向に変位可能な構成とする。可撓性シースには、電極部材がそれ以上導出しない極限導出位置に規制するストッパが設けられる。このストッパは可撓性シースに挿入して設けられ、電極部材または電極部材に半径方向に突出するように設けた部材と係合する硬質部材から構成するのが望ましい。また、第1の作動位置の前方側におけるクリック係止部のクリック突起をストッパと兼ねることもできる。
さらに、可撓性シースの内部において、軸線方向に位置を置いて、少なくとも3箇所設けたクリック突起は、電極部材に対する保持力を全て同じとしても良いが、各部位によって保持力を変化させるようにすることもできる。特に、退入位置と第1の作動位置とのクリック係止部と比較して、その中間に位置する他の作動位置のクリック係止部の高さ寸法を低く設定すると、高周波処置具の操作性がさらに向上する場合もある。
以上の構成を採用することによって、処置の種類や性質に応じて、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通させた状態で、少なくとも高周波処置具における電極部材の最導出状態より短い導出状態で安定的に保持でき、処置の効率性及び安全性を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1に高周波処置具の全体構成を示し、図2にその要部拡大断面を示す。図中において、1は高周波処置具であって、この高周波処置具1は長尺の可撓性シース2を有し、この可撓性シース2の基端部には接続パイプ3が連結されており、さらにこの接続パイプ3の他端には操作手段4が連結されている。操作手段4は接続パイプ3に連結した本体軸4aと、この本体軸4aに嵌合されて、本体軸4aの軸線方向に摺動可能に設けたスライダ4bとから構成されている。スライダ4bには処置具本体10を構成する可撓性コード11の基端部が連結して設けられている。可撓性コード11は導電線の外周をフッ素樹脂でコーティングする等により電気絶縁部材により被覆したもので構成されており、その基端部はスライダ4bへの連結部から所定長さ突出して、接点部12が設けられている。従って、この接点部12は図示しない高周波電源装置に着脱可能に接続されるようになっている。
図2から明らかなように、処置具本体10を構成する可撓性コード11はスライダ4bへの接続部から、接続パイプ3の内部を通り、可撓性シース2内に延在されている。可撓性コード11の先端部からは導電線が直線状態で延在されており、この導電線の導出部分が針状ナイフを構成する電極部材13となっている。また、可撓性シース2の先端部には断熱部材14が挿嵌されており、電極部材13の直進ガイド機能と、可撓性シース2への熱遮断機能とを果たす断熱部材14は、例えばセラミック等の硬質リングからなり、その先端面は可撓性シース2の先端面と同じ位置に配設されて、接着等の手段により固着されている。断熱部材14の中心軸線の位置には、軸線方向に貫通する挿通孔15が穿設されており、この挿通孔15の孔径は電極部材13の外径寸法より僅かに大きい寸法となっている。従って、断熱部材14の先端面と可撓性シース2の先端面とで広い面積を有する先端基準面Pを形成している。また、断熱部材14の基端部は挿通孔15に向けた呼び込みテーパ部14a(図3参照)が形成されている。
図3に可撓性シース2の先端部分の拡大断面を示す。可撓性シース2は弾性を有する樹脂チューブで構成され、具体例としては、フッ素樹脂(PTFE),ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK),ポリエチレン樹脂等が好適に用いられる。この可撓性シース2における先端側の内面には、前後3箇所において、クリック係止部16が一体的に形成されている。これら3箇所のクリック係止部16は、円環状に形成したV溝から構成され、その溝底部は可撓性シース2の内周面と同じ位置となっており、従ってクリック係止部16におけるV溝を構成する前後の傾斜壁部16a,16aは、半径方向の内向きに突出している。ここで、傾斜壁部16aの突出高さは、その内部に電極部材13が挿通可能であって、その間に最小限度の隙間が形成される寸法を有するものとしている。
クリック係止部16には、電極部材13の基端側、つまり電極部材13における可撓性コード11との連結部近傍位置に、この電極部材13に一体的に形成したフランジ部17が固着して設けられている。このフランジ部17は、前後の部位が電極部材13への固着側から連続的に薄肉化した形状のものであり、その断面形状は、クリック係止部16を構成するV溝と概略同形であって、クリック係止部16の方が僅かに広くなっている。また、フランジ部17の先端形状は丸味を帯びた非鋭利状態となっている。
クリック係止部16は3箇所形成されている。そこで、各クリック係止部16において、クリック係止部を総称する場合には、図2に示したように符号16を用い、各位置に設けたものを区別する場合には、図3乃至図5に示したように、可撓性シース2の基端側、つまり内奥側から順に16R,16M,16Fの符合を用いる。
図3〜図5は、電極部材13に設けたフランジ部17を各位置に保持した状態が示されている。図3には、電極部材13のフランジ部17が、可撓性シース2の内面において、基端側位置に設けたクリック係止部16Rに係合した状態が示されており、電極部材13の全体が可撓性シース2の内部に引き込まれた退入位置に保持されている。このときに、電極部材13に設けたフランジ部17はこのクリック係止部16Rの傾斜壁部16a,16a間に挟持されており、これによって、電極部材13は退入位置に安定的に保持される。そして、この退入位置では、電極部材13は断熱部材14より基端側に位置することになる。
操作手段4により処置具本体10の可撓性コード11を押し引き操作すると、フランジ部17は、クリック係止部16の傾斜壁部16aを押動し、弾性部材からなるこの傾斜壁部16aを弾性変形させながら乗り越え、可撓性シース2内を前後動できることになる。図4に示したのは、電極部材13が可撓性シース2の先端から最も導出した第1の作動位置である。この第1の作動位置では、電極部材13のフランジ部17がクリック係止部16Fに係合する。また、図5では、電極部材13に設けたフランジ部17は、中間に位置するクリック係止部16Mに係合して、この電極部材13の先端は、可撓性シース2の先端面から僅かに導出する位置に保持される。この位置が電極部材13の第2の作動位置である。
クリック係止部16は可撓性シース2と一体的に形成されている。これら3箇所のクリック係止部16は成形手段により形成することができるが、可撓性シース2を厚肉のチューブで形成し、その後にこのチューブの外周側から加熱状態で加圧力を加えることによって、内面側に前後に円環状の突出部が形成され、その間の部位がV字状の溝となる。このように、加熱下で行う加圧成形を採用することによって、可撓性シース2の外面が凹凸形状となるものの、容易にクリック係止部16が形成される。
以上の構成を有する高周波処置具1は、内視鏡挿入部に設けた処置具挿通チャンネルを介して体腔内に挿入されて、例えば食道,胃,十二指腸,大腸等の体腔内壁において、出血箇所があれば、この出血箇所を凝固させることにより止血することができる。また、腫瘍等の病変粘膜が存在する際には、この病変粘膜部を剥離して除去する処置、つまりESD処置が施される。この処置を行うに当っては、予め粘膜にマーキングを施し、次いでマーキングに沿って切開し、さらに切開した粘膜を剥離するという手順で行われる。
まず、体腔内壁の出血箇所を焼灼して、凝固させる処置について説明する。内視鏡装入部を体腔内に挿入する前の段階で、または出血箇所が発見された段階で、処置具挿通チャンネル内に高周波処置具1を挿通させる。この挿通操作を行う際には、電極部材13は、これに設けたフランジ部17を可撓性シース2のクリック係止部16Rに係合させるようになし、もって電極部材13を退入位置に保持しておく。電極部材13は細径のものであり、しかも金属材で形成されているので、針状となっていることから、可撓性シース2の先端から突出していると、処置具挿通チャンネル内面を損傷させたり、処置具挿通チャンネルから突出させたときに、体腔内壁を傷付けたりするおそれがある。
電極部材13を退入位置とすることによって、可撓性シース2の先端面は、広い面を有する円環状の先端基準面Pとなっている。従って、可撓性シース2は円滑に、しかも内面を損傷させることなく処置具挿通チャンネル内を進行することになる。そして、可撓性シース2の先端が処置具挿通チャンネルの導出口に至るが、可撓性シース2がオーバーランしてこの導出口から先端部分が突出しても、体腔内壁を傷付けるようなことはない。そして、電極部材13はクリック係止部16Rにより安定的に保持されているので、可撓性シース2が複雑に曲った状態になっても、電極部材13が先端基準面Pより突出するおそれはなく、安定的に保持される。
内視鏡挿入部に設けた観察窓による観察下において、出血箇所を確認し、処置具挿通チャンネルの導出口をこの出血箇所と対面させる。この状態で、可撓性シース2を押し出して、その先端基準面Pを体腔内壁に当接させ、操作手段4におけるスライダ4bを操作して、可撓性コード11を押動する。ここで、クリック係止部16を構成する傾斜壁部16aは弾性変形可能なものであるから、退入位置に保持されている電極部材13に設けたフランジ部17は、クリック係止部16Rの前方側の傾斜壁部16aを乗り越えることになり、電極部材13は可撓性シース2内を前進する。そして、フランジ部17がクリック係止部16Mの後方側の傾斜壁部16aに当接して、この傾斜壁部16aを乗り越えると、電極部材13は、可撓性シース2の先端面に臨む第2の作動位置に変位する。このときには、可撓性シース2の外側からは電極部材13の位置を確認できないが、フランジ部17が傾斜壁部16aを乗り越える際に、操作手段4の操作者にクリック感を与えることになり、従って第2の作動位置に変位したことを確実に認識させることができる。
この状態で、可撓性シース2をさらに前進させて、その先端基準面Pを体腔内壁に当接させる。このときには、可撓性シース2は体腔内壁に軽く当接させるだけで、押し込み力を作用させない方が望ましい。ただし、多少押し込んだとしても、先端基準面Pは広い面積を有し、しかも電極部材13は非突出状態に安定的に保持されているので、格別問題とはならない。この状態で、電極部材13に通電することによって、出血部分の組織が焼灼されて、凝固による止血がなされる。
この止血が完了すると、可撓性シース2を処置具挿通チャンネル内に引き戻す。また、必ずしも必須ではないが、電極部材13を退入位置に復帰させるのが望ましい。この時において、電極部材13が第2の作動位置を脱出したこと及び退入位置に復帰したことは、クリック感として、操作者に認識させることができる。
次に、ESD処置について説明する。まず、処置部位に対するマーキングについては、前述した止血のための焼灼と同様の操作で行うことができる。つまり、マーキングも体内組織を焼灼することにより行われるのである。
その後に、マーキングの外側近くに沿って病変粘膜を切除するが、この粘膜切除は、電極部材13を粘膜から粘膜下層の途中までの深さに及ぶ位置まで差し込むようにして行われる。そして、切開後には、電極部材13を切開により生じた粘膜下層の露出部分に進入させて、この電極部材13を水平移動させたり、スイング動作させたりすることにより、粘膜下層を切断するように動作させることにより粘膜の剥離を行う。これによって、病変粘膜が切除される。
この粘膜切除を行う際には、電極部材13を可撓性シース2から最も導出させた第1の作動位置に変位させる。ここで、可撓性シース2からの導出された電極部材13は粘膜の部位を確実に切開し、かつ粘膜下に位置する筋層に対しては何等の損傷を与えないようにしなければならない。このために、第1の作動位置では、電極部材13の可撓性シース2からの導出長さは、粘膜層の厚み寸法より長く、粘膜層及び粘膜下層との合計の厚み寸法より短くなるように設定される。しかも、切開を開始する前の段階で、生理食塩水またはヒアルロン酸ナトリウムからなる膨隆剤を注入して、粘膜下層を肥厚させ、粘膜面を膨隆させる。これによって、切除部と筋層との間に十分な距離を確保することができ、電極部材13の先端は筋層に触れることがなくなり、筋層に何等のダメージを与えることなく粘膜切除処置が行われる。
即ち、電極部材13を退入位置に保持した状態にして、内視鏡挿入部の処置具挿通チャンネルの開口部から切開すべき部位に可撓性シース2を移動させる。そして、操作手段4を操作することによって、電極部材13を第1の作動位置に変位させる。このときには、退入位置から第2の作動位置を経て第1の作動位置に移行することになるので、操作者には、電極部材13に設けたフランジ部17が退入位置におけるクリック係止部16Rの傾斜壁部16aを乗り越えた後、2つの傾斜壁部16aを乗り越えることによりクリック係止部16Mを通過し、さらにクリック係止部16Fの基端側の傾斜壁部16aを乗り越える。このときにも、やはりクリック感が生じることになって、電極部材13の位置を認識することができる。なお、電極部材13は、第1の作動位置に変位すると、可撓性シース2の先端から導出されることから、内視鏡挿入部における観察手段によっても、この電極部材13の確認は可能である。
切開を行うに当って、また切開した粘膜を剥離するに当って、操作の安全性及び円滑性を良好なものとするには、電極部材13の安定性が要求される。ここで、電極部材13に固定したフランジ部17は、クリック係止部16Fにより挟持されているので、この電極部材13の軸線方向への動きが規制され、またクリック係止部16Fの前後の傾斜壁部16aと、可撓性シース2の先端に設けた断熱部材14の挿通孔15によって、電極部材13の軸線と直交する方向及び傾き方向の動きが規制される。
ここで、切開や粘膜剥離を行う際には、内視鏡挿入部を湾曲させたり、移動させたりすることになる。このときに、電極部材13が不安定になると、操作に支障を来たす。しかしながら、前述したように、可撓性シース2内で電極部材13が固定的に保持されているので、この電極部材13に通電しながら動作させる操作を安全に行うことができ、かつ処置の効率化が図られる。なお、電極部材13が第1の作動位置となっているにも拘らず、それ以上電極部材13を押し出す方向に操作力が作用してクリック係止部16Fの前方側に位置する傾斜壁部16aを乗り越えたとしても、フランジ部17がストッパ14に当接することになり、これが極限導出位置となり、電極部材13はそれ以上導出されることはない。
電極部材13に設けたフランジ部17がクリック係止部16の傾斜壁部16aを乗り越える際の抵抗が大きすぎると、操作性が悪くなり、また電極部材13が体腔内壁に対して大きな力で押圧されたときに、体腔内壁を傷付ける可能性がある。一方、軽い力が作用しただけでも、フランジ部17が傾斜壁部16aを抵抗なく乗り越えてしまうと、電極部材13の安定性が得られなくなり、またクリック感が得られなくなってしまう。フランジ部17の傾斜壁部16aを乗り越える際における抵抗の大きさは、その弾性の度合いと、傾斜角及び高さにより決定されることになる。従って、可撓性シース2の材質及びクリック係止部16及びフランジ部の形状を適宜設定することによって、電極部材13の退入位置や、第1,第2の作動位置での保持力を調整することができる。具体的には、各位置での電極部材13の保持力は、10〜20N(kg・m/s2)程度とするのが望ましい。
クリック係止部16R,16M,16Fの保持力は必ずしも同一とする必要はなく、それらに差を設けても良い。例えば、第2の作動位置に位置するクリック係止部16Mを他のクリック係止部より小さな抵抗が生じるように設定することもできる。これによって、退入位置から第1の作動位置への移行を円滑に行うことができ、また例えば、第1の作動位置で操作している間に、電極部材13を可撓性シース2内に迅速に引き込む必要がある時に、その操作を迅速に行うことができる。
次に、図6乃至図8は本発明の第2の実施の形態を示すものである。この実施の形態では、図6に示したように、可撓性シース102はその全長にわたって厚みが均等で、凹凸のないチューブ形状となっており、先端部分にはセラミック等電気絶縁性を有する硬質リング状の部材からなる係止リング100が挿入されて固定されている。処置具本体を構成する可撓性コード111の先端に連結して設けた電極部材113から構成され、これらは可撓性シース102内に挿通されている。
係止リング100の内面には、内向きに突出する前後一対からなる円環状のクリック突条116a,116aが形成されており、これら対のクリック突条116a,116aでクリック係止部116が形成される。このクリック係止部116は、係止リング100の軸線方向に離間した位置に3箇所形成されている。これら各位置のクリック係止部116は、前述した第1の実施の形態と同様、基端側から電極部材113の可撓性シース102内に引き込んだ退入位置,電極部材113の可撓性シース102における先端面とほぼ一致する第2の作動位置,電極部材113が可撓性シース102から最導出した第1の作動位置の順である。
一方、電極部材113の基端側外周面には、図7に拡大して示したように、円周方向に所定間隔、好ましくは120度毎に3箇所の凹部113aが形成されている。これら各凹部113aには、板ばね117が装着されている。板ばね117は、図8に示したように、その両端が凹部113aの前後の壁部に固定されており、中間部分は非固定状態となっている。そして、この板ばね117の中間位置に電極部材113の外周面より外方に突出するクリック突起117aが形成されている。
従って、電極部材113が可撓性シース102の軸線方向に変位すると、クリック係止部116R,116Mまたは116Fのいずれかに配置した前後のクリック突条116aいずれかを乗り越えて、対となるクリック突条116a,116a間に入り込むと、所定の保持力を発揮して、電極部材113を退入位置、第2の作動位置または第1の作動位置に保持される。
電極部材113の極限導出位置を規制するために、この電極部材113の基端部、つまり可撓性コード111への連結部近傍には、大径部が形成されており、この大径部がストッパ部114として機能するものである。このストッパ部114の外径は、係止リング100の内径より大きくなっており、ストッパ部114が係止リング100の基端部に当接する位置まで導出されると、電極部材113はそれ以上押し出されることはない。この極限導出位置は、第1の作動位置より僅かに前方の位置とする。
ここで、例えば止血処置を行うためには、内視鏡観察手段で出血箇所を確認しなければならない。このために、高周波処置具101には、洗浄液の噴射手段を備えているのが望ましい。可撓性シース102の内部には可撓性コード111が挿通されているが、空間的な余裕があり、この可撓性シース102の内部を洗浄液の供給通路として利用することができる。ただし、電極部材113は係止リング100の内部に配置されており、この係止リング100の内面と電極部材113との間の隙間は極めて少ない隙間しか存在していない。そこで、係止リング100の外周面に給液路105を1または複数個所設けるようにする。これによって、洗浄液等を体腔内に供給することもできる。
本発明の実施の一形態を示す高周波処置具の全体構成図である。 図1の断面図である。 電極部材の退入位置を示す可撓性シースの先端部分の断面図である。 電極部材の第1の作動位置を示す可撓性シースの先端部分の断面図である。 電極部材の第2の作動位置を示す可撓性シースの先端部分の断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す可撓性シースの先端部分の断面図である。 図6のX−X断面図である。 本発明の第2の実施の形態における電極部材の板ばね装着部を示す断面図である。
符号の説明
1,101 高周波処置具
2,102 可撓性シース
4 操作手段
10 処置具本体
11,111 可撓性コード
13,113 電極部材
113a 凹部
14 断熱部材
16,116 クリック係止部
116a クリック突条
17 フランジ部
117 板ばね
117a クリック突起

Claims (6)

  1. 内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通される可撓性シース内に設けられ、可撓性コードの先端に高周波電流が印加可能な電極部材を連結し、この可撓性コードの基端部に操作部材を連結して設け、この操作部材により前記電極部材を前記可撓性シースの先端から出没させる操作を行うようにした高周波処置具において、
    前記可撓性シースの内部には、少なくとも1箇所にクリック係止部を設け、
    前記電極部材または電極部材と前記可撓性コードとの連結部に、前記クリック係止部と係合するクリック突起を設ける
    構成としたことを特徴とする内視鏡用高周波処置具。
  2. 前記クリック係止部は前記可撓性シースの内部に軸線方向に間隔を置いて少なくとも3箇所に設けられ、最基端部のクリック係止部に前記クリック突起が係合すると、前記電極部材は前記可撓性シース内に引き込まれた状態に保持する退入位置となり、最先端部のクリック係止部に前記クリック突起が係合すると、前記電極部材は前記可撓性シースから最突出状態となる第1の作動位置に規制され、前記最基端部と最先端部との間に設けた1または複数のクリック係止部に前記クリック突起が係合すると、前記電極部材は前記可撓性シースの先端と一致する位置または前記第1の作動位置より短い突出量となる他の作動位置に保持される構成としたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡用高周波処置具。
  3. 前記他の作動位置は、前記電極部材が前記可撓性シースの先端に臨む位置であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の内視鏡用高周波処置具。
  4. 前記各クリック係止部は、前記可撓性シースの内面と一体に3箇所設けた前後各一対の壁部材からなり、前記クリック突起は前記電極部材の外周面に形成され、前記両壁部材間に係脱可能なフランジ部で構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の内視鏡用高周波処置具。
  5. 前記クリック係止部は、前記可撓性シース内に挿入されて固定した電気絶縁部材からなる硬質スリーブの内面に、3箇所設けた前後各一対からなる壁部材から構成され、前記クリック突起は、前記電極部材の外周面に形成した弾性部材から構成され、このクリック突起は弾性変形することによって前記壁部材間に係脱する構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の内視鏡用高周波処置具。
  6. 前記可撓性シースの内面と前記電極部材との間には、この電極部材の前記可撓性シースからの極限導出位置を規制するストッパを設ける構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の内視鏡用高周波処置具。
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