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JP2009084014A - 乗客コンベアのインレット安全装置 - Google Patents

乗客コンベアのインレット安全装置 Download PDF

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JP2009084014A
JP2009084014A JP2007257759A JP2007257759A JP2009084014A JP 2009084014 A JP2009084014 A JP 2009084014A JP 2007257759 A JP2007257759 A JP 2007257759A JP 2007257759 A JP2007257759 A JP 2007257759A JP 2009084014 A JP2009084014 A JP 2009084014A
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safety device
flat plate
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JP2007257759A
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Kenichi Fujii
謙一 藤井
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】異物進入時における異物の圧迫をより軽減することが可能な乗客コンベアのインレット安全装置を提供する。
【解決手段】乗客コンベアのインレット安全装置10は、インレット部材11よりも移動手摺り5の移動方向h側に設けられたガイド機構14を備え、インレット部材11は、ガイド機構14の位置を支点とし、移動手摺り5の外側表面と当該外側表面と向かい合うインレット部材11の内壁との隙間gを広げる方向に、回動可能となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗客コンベアのインレット安全装置に関する。
従来、乗客コンベア(例えばエスカレータ)において、乗客が手等を置く移動手摺りは、乗り口側のスカート部から外部に現れ、降り口側まで移動した後に降り口側のスカート部内に引き込まれる。スカート部内に引き込まれた移動手摺りは、スカート部内を通過した後、再度、乗り口側のスカート部から外部に現れる。このような構成であるため、スカート部に移動手摺りが引き込まれる際に、乗客の指等の異物がスカート部に巻き込まれてしまう可能性がある。
そこで、スカート部への巻き込み対策のため、インレット安全装置が提案されている。この装置では、移動手摺りがスカート部へ進入する位置に、ゴムなどで形成されたインレット部材が設けられている。インレット部材は、移動手摺りの移動方向に移動自在になっており、異物がスカート部内に巻き込まれようとすると、インレット部材が移動手摺りの移動方向に移動する。また、スカート部内には安全スイッチが設けられ、インレット部材が移動手摺りの移動方向に移動すると、この移動を安全スイッチが検出して、乗客コンベアが減速又は停止される。
さらに、巻き込まれた異物がインレット部材によって圧迫されないようにしたインレット安全装置が提案されている。この装置では、インレット部材に蝶番とバネを設け、異物がインレット部材内に進入したときに、インレット部材が移動手摺りから離れる方向に回動するため、異物への圧迫が抑制されることとなる(特許文献1参照)。
特開2005−323480号公報
しかし、特許文献1に記載のインレット安全装置によれば、異物がインレット部材内に進入したときに、インレット部材が移動手摺りから離れる方向に回動するものの、インレット部材自体に回転中心が存在している。このため、異物進入時には異物と回転中心との距離が短いことから、異物進入時における異物の圧迫は充分に軽減されているとは言えない。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、異物進入時における異物への圧迫をより軽減することが可能な乗客コンベアのインレット安全装置を提供することにある。
本発明の乗客コンベアのインレット安全装置は、スカート部に移動手摺りが進入する位置で移動手摺りの外周を覆い、移動手摺りの移動方向に移動自在に取り付けられたインレット部材と、インレット部材に固定され、インレット部材が移動方向に移動するのに伴って当該移動方向に移動するインレット支持部材と、インレット部材よりも移動方向側に設けられ、インレット部材が移動方向に移動するのに伴ってインレット支持部材が当該移動方向に移動するようにガイドするガイド機構と、インレット支持部材が移動方向に移動した場合に、当該移動を検出するスイッチと、を備えている。さらに、インレット部材は、ガイド機構の位置を支点とし、移動手摺りの外側表面と当該外側表面と向かい合うインレット部材の内壁との隙間を広げる方向に、回動可能となっている。
本発明の乗客コンベアのインレット安全装置によれば、ガイド機構は、インレット部材よりも移動方向側に設けられ、インレット部材は、ガイド機構の位置を支点とし、移動手摺りの外側表面と当該外側表面と向かい合うインレット部材の内壁との隙間を広げる方向に、回動可能となっている。このため、インレット部材の回転中心はインレット部材から離れた位置となり、異物進入時には異物と回転中心との距離を長くすることができる。これにより、異物の進入に応じてインレット部材を回動し易くでき、異物進入時における異物の圧迫をより軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るインレット安全装置を含むエスカレータの概略側面図である。なお、図1では、エスカレータを乗客コンベアの一例として図示するが、乗客コンベアはエスカレータに限らず、動く歩道など、乗客を運搬する、移動手摺りを備えたコンベア装置であれば、他のものであってもよい。
図1に示すように、乗客コンベア1は、主としてトラス構造体2と、多数の踏段3と、一対の欄干4と、移動手摺り5と、一対のスカート部6と、インレット安全装置10とからなっている。トラス構造体2は、上階床と下階床との間に亘って配置され、三角形を基本単位とする構造の骨組みである。多数の踏段3は、無端状に連結され、トラス構造体2内で循環走行を行うものであり、静止状態にある乗客を運搬するものである。一対の欄干4は、踏段3の幅方向の両側位置に設けられ、乗客が踏段3から幅方向に脱落してしまうことなどを防止する役割を有するものである。移動手摺り5は、一対の欄干4の周縁部にそれぞれ装着され、踏段と同期して移動するものである。一対のスカート部6は、一対の欄干4の各下部位置を覆うものであって、上階床の乗降口から下階床の乗降口の間に亘って設けられている。
図2は、図1のA矢視図である。なお、図示の関係上、図2において移動手摺り5を断面で示すものとする。図2に示すように、スカート部6は、内側デッキ部6aと、外側デッキ部6bと、正面プレート6cと、突出部6dを有している。内側デッキ部6aは、一対の欄干4のうち踏段3側(内側)を覆い、乗客の足下を保護するものである。外側デッキ部6bは、一対の欄干4の外側を覆うものである。正面プレート6cは、内側デッキ部6aと外側デッキ部6bとの長手方向両端位置を覆うものである。すなわち、正面プレート6cは、上階床及び下階床の双方の乗降口の位置で、その各端面を覆うものである。突出部6dは、スカート部6の長手方向に向かって、正面プレート6cから突出して設けられている。この突出部6dには、欄干4と移動手摺り5を通すための欄干・手摺り用孔7が形成されている。
インレット安全装置10は、スカート部6への異物巻き込み対策用の装置であって、上記した欄干・手摺り用孔7の周辺であって、スカート部6の内部に設けられている。図3は、図1に示したインレット安全装置10の側面図である。なお、図示の関係上、図3において移動手摺り5については二点鎖線で示すと共に、一部構成については断面を示すものとする。
図3に示すように、インレット安全装置10は、インレット部材11と、インレット支持部材12と、付勢部材13と、ガイド機構14と、安全スイッチ15と、保持機構16とを備えている。インレット部材11は、スカート部6に移動手摺り5が進入する位置で移動手摺り5の外周を囲むものである。詳細には、インレット部材11は、断面C字状(図2)の例えばゴム材などでなる部材であって、断面C字状の移動手摺り5とC字形の開放側が同方向に向くように、移動手摺り5を包囲する構成となっている。また、インレット部材11は、欄干・手摺り用孔7に収容され、先端11a側の一部(約5mm程度)が正面プレート6cの突出部6dから外部に突出した形状となっている。さらに、インレット部材11は、移動手摺り5の移動方向hに移動自在に取り付けられている。
インレット支持部材12は、インレット部材11の後端(移動手摺り5の移動方向h側)に固定され、インレット部材11が方向hに移動するに伴って、同様に移動方向hに移動するものである。このインレット支持部材12は、インレット固定側プレート12aと、本体プレート(平板部材)12bとからなっている。インレット固定側プレート12aは、インレット部材11の後面にビス等によって固定されており、移動手摺り5の移動方向hに対して垂直となるように取り付けられた平板である。本体プレート12bは、インレット固定側プレート12aに対して直交する方向、すなわち移動手摺り5の移動方向hに平行に配置された平板である。
付勢部材13は、インレット支持部材12を移動方向hの反対側に付勢するバネであって、ベースプレート6eに取り付けられている。ベースプレート6eは、例えばスカート部6の内壁などに固定されている。ガイド機構14は、インレット部材11よりも移動方向h側に設けられ、インレット部材11が移動するのに伴ってインレット支持部材12が移動方向hに移動するようにガイドするものである。安全スイッチ15は、インレット支持部材12が移動方向hに移動した場合に、その移動を検出するものである。すなわち、安全スイッチ15は、移動手摺り5の外側表面と、この外側表面と向かい合うインレット部材11の内壁との隙間gに異物が進入して、インレット部材11が移動方向hに移動した場合に、その移動を検出することによって異物の進入を検出するものである。また、安全スイッチ15は、インレット支持部材12の移動を検出すると、インレット支持部材12の移動を検出した旨の信号を駆動制御部(不図示)に出力する。これにより、駆動制御部は、エスカレータの運転を減速又は停止させることとなる。保持機構16は、インレット部材11が移動方向hに移動することなく、インレット部材11に隙間gを広げる方向の力が加わったときに、この力によって隙間gを広げないように位置を保つものである。
図4は、図3に示したガイド機構14及び保持機構16の詳細を示す斜視図であり、図5は、図3に示したガイド機構14及び保持機構16の詳細を示す側面図である。図4に示すように、本体プレート12bには、移動手摺り5の移動方向hに伸びた長孔12b1,12b2が2つ形成されている。これら長孔12b1,12b2は、本体プレート12bを貫通している。
また、ガイド機構14は、ガイド機構側ガイド機構側支持棒14a1,14a2と、ガイド部材14b1〜14b4を有している。ガイド機構側支持棒14a1,14a2は、それぞれの長孔12b1,12b2を貫通する円柱形状の部材である。ガイド部材14b1〜14b4は、ガイド機構側支持棒14a1,14a2の両端に設けられる略円柱形状の部材である。ガイド機構14は、ガイド部材14b1〜14b4によって本体プレート12bが挟まれる構成となっている。このような構成となっているため、インレット支持部材12の動く方向は、本体プレート12bの長孔12b1,12b2とガイド機構14のガイド機構側支持棒14a1,14a2とによって制限され、移動手摺り5の移動方向hに移動することとなる。
また、図4に示すように、本体プレート12bには、移動手摺り5の移動方向hに伸びる第2長孔12b3,12b4が2つ形成されている。これら第2長孔12b3,12b4は、本体プレート12bを貫通している。
また、保持機構16は、保持機構側支持棒16a1,16a2と、4薄板16b1〜16b4と、上側バネ部材(第1弾性部材)16c1,16c3と、下側バネ部材(第2弾性部材)16c2,16c4と、低摩擦係数材16d1〜16d4とを有している。保持機構側支持棒16a1,16a2は、それぞれの第2長孔12b3,12b4を貫通する円柱形状の部材であり、薄板16b1〜16b4は、円形状の板材である。また、保持機構側支持棒16a1,16a2は、一端が本体プレート12bの上側に設けられる上側薄板16b1,16a3に取り付けられ、他端が本体プレート12bの下側に設けられる下側薄板16b2,16b4に取り付けられている。さらに、上側薄板16b1,16b3は、ベースプレート6eに固定されている。
上側バネ部材16c1,16c3は、それぞれ上側薄板16b1,16b3と本体プレート12bとの間に設けられる弾性部材である。この上側バネ部材16c1,16c3は、本体プレート12bに対して直交方向から、本体プレート12bを移動手摺り5の外周方向(下方)へ付勢するものである。下側バネ部材16c2は、それぞれ下側薄板16b2,16b4と本体プレート12bとの間に設けられる弾性部材である。この下側バネ部材16c2,16c4は、本体プレート12bを挟む上側バネ部材16c1,16c3の反対側から、本体プレート12bを移動手摺り5の内側方向(上方)へ付勢するものである。
保持機構16は、このような構成となっているため、インレット支持部材12を中立位置に保つこととなる。これにより、インレット部材11は、異物の進入なしに動いてしまうことが抑制され、隙間gが広がってしまう事態を抑制することができる。なお、図4に示すように、保持機構16は、第2長孔12b3,12b4と保持機構側支持棒16a1,16a2を有していることから、ガイド機構14と同様に、本体プレート12bをガイドする機能を有している。
また、低摩擦係数材16d1〜16d4は、薄板16b1〜16b4よりも摩擦係数が小さくされた部材であって、上側バネ部材16c1,16c3と本体プレート12bとの間、及び、下側バネ部材16c2,16c4と本体プレート12bとの間にそれぞれ設けられている。上記のように保持機構16はガイド機能についても有しているため、低摩擦係数材16d1〜16d4を用いることにより、保持機構16と本体プレート12bとの摩擦力を低減することができる。なお、低摩擦係数材16d1〜16d4には、保持機構側支持棒16a1,16a2が貫通する貫通孔が形成されている。
ここで、第1実施形態に係るガイド部材14b1〜14b4は、図5に示すように、移動手摺り5の移動方向h側から、その反対側にかけて、本体プレート12bから次第に距離が離れた構成となっている。この構成により、インレット支持部材12及びこれに固定されるインレット部材11は、ガイド部材14b1〜14b4の移動方向h側の端部P1,P2を支点として、回動可能となる。
次に、図6を参照して、第1実施形態に係るインレット安全装置10の動作を説明する。図6は、第1の実施の形態に係るインレット安全装置10の動作を説明する側面図である。移動手摺り5の移動に伴って乗客の指などの異物がスカート部6に近づくと、まず、インレット部材11に突き当たる。これにより、インレット部材11は、付勢部材13の付勢力に抗して移動方向hに押し込まれることとなる。また、インレット部材11に固定されるインレット支持部材12についても、ガイド機構14によってガイドされながら移動方向hに移動することとなる。
そして、本体プレート12bの先端が安全スイッチ15のスイッチを押圧したとすると、安全スイッチ15は、その旨の信号を駆動制御部に出力する。これにより、駆動制御部は、エスカレータの運転を減速又は停止させることとなる。
また、異物進入時には、異物が移動手摺り5とインレット部材11との隙間gに入り込む。このため、インレット部材11には、隙間gを広げる力が作用することとなる。このとき、本体プレート12bは、ガイド部材14b1〜14b4の移動方向h側の端部P1,P2を支点とし、下側バネ部材16c2,16c4の付勢力に抗して、下方(図6の方向r)に回動する。これにより、隙間gが広がり、異物の取り出しについて容易化を図ることができる。さらに、インレット部材11の回転中心がインレット部材11から離れたガイド機構14の位置であるため、回転中心がインレット部材11の近傍に存在する場合と比較して、異物に対する圧迫力を軽減させることができる。
このようにして、第1の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置10によれば、ガイド機構14は、インレット部材11よりも移動方向h側に設けられ、インレット部材11は、ガイド機構14の位置を支点とし、移動手摺り5の外側表面と当該外側表面と向かい合うインレット部材11の内壁との隙間gを広げる方向に、回動可能となっている。このため、インレット部材11の回転中心はインレット部材11から離れた位置となり、異物進入時には異物と回転中心との距離を長くすることができる。これにより、異物の進入に応じてインレット部材11を回動し易くでき、異物進入時における異物の圧迫をより軽減することができる。
また、インレット部材11が移動方向hに移動することなく、インレット部材11に隙間gを広げる方向の力が加わったときに、この力によって隙間gを広げないように位置を保つ保持機構16を備えるため、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを抑制し、異物が進入し易くなってしまう事態を抑制することができる。
また、保持機構16は、本体プレート12bに対して直交方向から本体プレート12bを移動手摺り5の外側方向へ付勢する上側バネ部材16c1,16c3と、本体プレート12bを挟む上側バネ部材16c1,16c3の反対側から、本体プレート12bを移動手摺りの内側方向へ付勢する下側バネ部材16c2,16c4とを有する。このため、インレット支持部材12に固定されるインレット部材11を両バネ16c1〜16c4によって中立位置に保ちつつも、バネ16c1〜16c4の弾性力によってインレット部材11を回動可能とさせることができる。
また、インレット支持部材12を構成する本体プレート12bには長孔12b1,12b2が形成され、ガイド機構14は、長孔12b1,12b2を貫通するガイド機構側支持棒14a1,14a2と、ガイド機構側支持棒14a1,14a2の両端に設けられたガイド部材14b1〜14b4とを有し、ガイド部材14b1〜14b4は、移動手摺り5の移動方向h側から、その反対側にかけて、本体プレート12bから次第に距離が離れている。このため、ガイド部材14b1〜14b4は、移動方向h側において本体プレート12bとの距離が狭くなり、インレット支持部材12のガイドを好適に行うことができる。一方、ガイド部材14b1〜14b4は、移動方向hの反対側において本体プレート12bとの距離が広くなり、移動方向h側端部P1,P2を支点としてインレット部材11を好適に回動させることができる。従って、ガイド機能を有しつつ、インレット部材11を好適に回動させることができるガイド機構14を提供することができる。
なお、第1の実施の形態において上側ガイド部材14b1,14b3は本体プレート12から次第に距離が離れる構成となっているが、これに限らず、距離が離れる構成となっていなくてもてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置20を説明する。第2の実施の形態に係るインレット安全装置20は、第1の実施の形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第1の実施の形態と相違点について説明する。
図7は、第2の実施の形態に係るインレット安全装置20の側面図であり、図8は、図7に示した第2の実施の形態に係るガイド機構24の詳細を示す斜視図である。図7及び図8に示すように、第2の実施の形態に係るガイド機構24は、第1の実施の形態において説明した保持機構16と同様の構成を有している。すなわち、ガイド機構24は、ガイド機構側支持棒24a1,24a2と、薄板24b1〜24b4と、上側バネ部材(第3弾性部材)24c1,24c3と、下側バネ部材(第4弾性部材)24c2,24c4と、低摩擦係数材24d1〜24d4とを有している。
ガイド機構側支持棒24a1,24a2は、それぞれの長孔12b1,12b2を貫通する円柱形状の部材である。薄板24b1〜24b4は、円形状の板材である。また、ガイド機構側支持棒24a1,24a2は、一端が本体プレート12bの本体プレート12bの上側に設けられる上側薄板24b1,24b3に取り付けられ、他端が本体プレート12bの下側に設けられる下側薄板24b2,24b4に取り付けられている。さらに、上側薄板24b1,24b3は、ベースプレート6eに固定されている。
上側バネ部材24c1,24c3は、それぞれ上側薄板24b1,24b3と本体プレート12bとの間に設けられる弾性部材である。この上側バネ部材24c1,24c3は、本体プレート12bに対して直交方向から、本体プレート12bを移動手摺り5の外周方向(下方)へ付勢するものである。下側バネ部材24c2は、それぞれ下側薄板24b2,24b4と本体プレート12bとの間に設けられる弾性部材である。この下側バネ部材24c2,24c4は、本体プレート12bを挟む上側バネ部材24c1,24c3の反対側から、本体プレート12bを移動手摺り5の内側方向(上方)へ付勢するものである。
ガイド機構24は、このような構成となっているため、インレット支持部材12の動く方向は、本体プレート12bの長孔12b1,12b2とガイド機構24のガイド機構側支持棒24a1,24a2とによって制限され、インレット支持部材12は移動手摺り5の移動方向hに移動することとなる。
また、低摩擦係数材24d1〜24d4は、薄板24b1〜24b4よりも摩擦係数が小さくされた部材であって、上側バネ部材24c1,24c3と本体プレート12bとの間、及び、下側バネ部材24c2,24c4との間にそれぞれ設けられている。これにより、ガイド機構24と本体プレート12bとの摩擦力を低減することができる。なお、低摩擦係数材24d1〜24d4には、ガイド機構側支持棒24a1,24a2が貫通する貫通孔が形成されている。
さらに、第2の実施の形態においてガイド機構24の上側バネ部材24c1,24c3及び下側バネ部材24c2,24c4は、保持機構16の上側バネ部材16c1,16c3及び下側バネ部材16c2,16c4よりも弾性係数としてのバネ係数が高くなっている。
次に、第2の実施の形態に係るインレット安全装置20の動作を説明する。移動手摺り5の移動に伴って乗客の指などの異物がスカート部6に近づくと、まず、インレット部材11に突き当たる。これにより、インレット部材11は、付勢部材13の付勢力に抗して移動方向hに押し込まれることとなる。また、インレット部材11に固定されるインレット支持部材12についても、ガイド機構24によってガイドされながら移動方向hに移動することとなる。
そして、本体プレート12bの先端が安全スイッチ15のスイッチを押圧したとすると、安全スイッチ15は、その旨の信号を駆動制御部に出力する。これにより、駆動制御部は、エスカレータの運転を減速又は停止させることとなる。
また、異物進入時には、異物が移動手摺り5とインレット部材11との隙間gに入り込む。このため、インレット部材11には、隙間gを広げる力が作用することとなる。ここで、ガイド機構24の上側バネ部材24c1,24c3及び下側バネ部材24c2,24c4は、保持機構16の上側バネ部材16c1,16c3及び下側バネ部材16c2,16c4よりもバネ係数が高くなっている。このため、ガイド機構24の下側バネ部材24c2,24c4は、保持機構16の下側バネ部材16c2,16c4よりも弾性変形し難く、本体プレート12bは、ガイド機構24を支点とし、下側バネ部材16c2,16c4の付勢力に抗して、下方(図6の方向r)に回動する。
さらに、第2の実施の形態では、インレット安全装置20に振動が加わった場合に、ガイド機構24のバネ部材24a1〜24a4と、保持機構16のバネ部材16a1〜16a4っとによって本体プレート12bの振動が吸収され、バネ等を用いない場合と比較して、本体プレート12bを傷つけ難くなる。
このようにして、第2の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置20によれば、第1の実施の形態と同様に、異物進入時における異物の圧迫をより軽減することができる。また、保持機構16を備えるため、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を抑制することができる。インレット部材11を両バネ16c1〜16c4によって中立位置に保ちつつも、バネ16c1〜16c4の弾性力によってインレット部材11を回動可能とさせることができる。
さらに、第2の実施の形態によれば、ガイド機構24は、本体プレート12bに対して直交方向から本体プレート12bを移動手摺り5の外側方向へ付勢する上側バネ部材24c1,24c3と、本体プレート12bを挟む上側バネ部材24c1,24c3の反対側から本体プレート12bを移動手摺り5の内側方向へ付勢する下側バネ部材24c2,24c4とを有している。このように、ガイド機構24がバネ24c1〜24c4によって構成されるため、振動によってガイド機構24が本体プレート12bを傷つける頻度を低減することができる。さらに、上側バネ部材24c1,24c3及び下側バネ部材24c2,24c4は、上側バネ部材16c1,16c3及び下側バネ部材16c2,16c4よりもバネ係数が高くなっているため、第3及び下側バネ部材24c1〜24c4を回転中心として第1及び下側バネ部材16c1〜16c4の弾性力によって回動可能とすることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置30を説明する。第3の実施の形態に係るインレット安全装置30は、第1の実施の形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第1の実施の形態と相違点について説明する。
図9は、第2の実施の形態に係るインレット安全装置30の側面図であり、図10は、図9に示した第2の実施の形態に係る保持機構36の詳細を示す斜視図である。図9及び図10に示すように、第2の実施の形態に係る保持機構36は、保持機構側支持棒36a1,36a2と、ストッパ部材36b1〜36b4とを有している。
保持機構側支持棒36a1,36a2は、それぞれの第2長孔12b3,12b4を貫通する円柱形状の部材である。ストッパ部材36b1〜36b4は、保持機構側支持棒36a1,36a2の両端に設けられる円柱形状の部材である。また、本体プレート12bの上側に設けられる上側ストッパ部材36b1,36b3は、ベースプレート6eに固定されている。
また、第3の実施の形態において、第2長孔12b3,12b4は第1の実施の形態のものよりも幅広となっており、直交方向からみて、円柱形状のストッパ部材36b1〜36b4よりも大きい孔となっている。
次に、図11を参照して、第3の実施の形態に係るインレット安全装置30の動作を説明する。図11は、第3の実施の形態に係るインレット安全装置30の動作を説明する保持機構36の拡大側面図である。まず、異物などが進入することなく、インレット部材11が移動方向hに移動していないとする。この場合において、隙間gを広げる方向rに力が加わったとすると、図11(a)に示すように、本体プレート12bは、本体プレート12bの下側に設けられる下側ストッパ部材36b2,36b4に当接することとなる。これにより、インレット部材11が、隙間gを広げる方向rへ回動してしまうことを規制することができる。
また、移動手摺り5の移動に伴って乗客の指などの異物がスカート部6に近づき、インレット部材11に突き当たったとする。この場合、図11(b)に示すように、インレット支持部材12の本体プレート12bについても移動方向hに移動することとなる。この状態において、隙間gを広げる方向rに力が加わったとすると、本体プレート12bは、下側ストッパ部材36b2,36b4に当接しない。このため、異物がインレット部材11に進入すると、図11(c)に示すように、本体プレート12bは、隙間gを広げる方向rに回動することとなる。
このようにして、第3の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置30によれば、第1の実施の形態と同様に、異物進入時における異物の圧迫をより軽減することができる。また、保持機構36を備えるため、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を抑制することができる。
さらに、第3の実施の形態によれば、インレット部材11の回動を規制するストッパ部材36b1〜36b4を有し、ストッパ部材36b1〜36b4は、インレット部材11が移動方向hに移動した場合のみに、回動規制を解除する。このため、異物の進入がない状態では、インレット部材11が確実に回動しないこととなり、隙間gは広がらないこととなる。これにより、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を確実に抑制することができる。
なお、第3の実施の形態において、ストッパ部材36b1〜36b4は、本体プレート12の上下に設けられているが、これに限らず、ストッパ部材36b1〜36b4は、本体プレート12bの下方のみに設けられていてもよい。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置40を説明する。第4の実施の形態に係るインレット安全装置40は、第3の実施の形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第3の実施の形態と相違点について説明する。
図12は、第4の実施の形態に係るインレット安全装置40の側面図であり、図13は、図12に示した第4の実施の形態に係る保持機構46の詳細を示す斜視図である。図12及び図13に示すように、第4の実施の形態に係る保持機構46は、保持機構側支持棒46a1,46a2と、薄板46b1,46b2と、バネ部材46(第5弾性部材)c1,46c2と、低摩擦係数材46d1,46d2と、ストッパ部材46e1,46e2とを有している。
保持機構側支持棒46a1,46a2は、それぞれの第2長孔12b3,12b4を貫通する円柱形状の部材であり、薄板46b1,46b2は、本体プレート12bの上側に設けられる円形状の板材である。また、保持機構側支持棒46a1,46a2は、一端が薄板46b1,46b2に取り付けられ、他端がストッパ部材46e1,46e2に取り付けられている。さらに、薄板46b1,46b2は、ベースプレート6eに固定されている。
バネ部材46c1,46c2は、それぞれ薄板46b1,46b2と本体プレート12bとの間に設けられる弾性部材である。このバネ部材46c1,46c3は、本体プレート12bに対して直交方向から、本体プレート12bを移動手摺り5の外周方向(下方)へ付勢するものである。
低摩擦係数材46d1,46d2は、薄板46b1,46b2よりも摩擦係数が小さくされた部材であって、バネ部材46c1,46c2と本体プレート12bとの間にそれぞれ設けられている。このため、低摩擦係数材46d1,46d2は、本体プレート12bとの摩擦力を低減することとなる。なお、低摩擦係数材46d1,46d2は、保持機構側支持棒46a1,46a2が貫通する貫通孔が形成されている。
ストッパ部材46e1,46e2は、保持機構側支持棒46a1,46a2の他端に設けられる円柱形状の部材である。また、第4の実施の形態において、第2長孔12b3,12b4は第1の実施の形態のものよりも幅広となっており、直行方向からみて、円柱形状のストッパ部材36b1〜36b4よりも大きく、且つ、薄板46b1,46b2よりも小さい孔となっている。
次に、図14を参照して、第4の実施の形態に係るインレット安全装置40の動作を説明する。図14は、第4の実施の形態に係るインレット安全装置40の動作を説明する保持機構46の拡大側面図である。まず、異物などが進入することなく、インレット部材11が移動方向hに移動していないとする。この状態では、バネ部材46c1,46c2の不勢力によって隙間gを広げる方向rに力が加わるが、図14(a)に示すように、本体プレート12bは、ストッパ部材46e1,46e2に当接している。このため、インレット部材11は、隙間gを広げる方向rへの回動が規制されることとなる。
また、移動手摺り5の移動に伴って乗客の指などの異物がスカート部6に近づき、インレット部材11に突き当たったとする。この場合、図14(b)に示すように、インレット支持部材12の本体プレート12bが移動方向hに移動する。このため、本体プレート12bは、ストッパ部材36b2,36b4に当接しなくなる。また、この場合、バネ部材46c1,46c2によって、隙間gを広げる方向rに力が加わる。このため、本体プレート12bは、人の力等によらず、隙間gを広げる方向rに回動することとなる。
このようにして、第4の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置40によれば、第3の実施の形態と同様に、異物進入時における異物の圧迫をより軽減することができる。また、保持機構46を備えるため、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を抑制することができる。また、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を確実に抑制することができる。
さらに、第4の実施の形態によれば、ストッパ部材46e1,46e2による回動規制が解除された場合に、移動手摺り5の外側表面と当該外側表面と向かい合うインレット部材11の内壁との隙間gを広げる方向へインレット部材11を回動動作させるバネ部材46c1,46c2を備えている。このため、異物が進入し、インレット部材11が移動手摺り5の移動方向hに動いた場合には、バネ部材46c1,46c2がインレット部材11を回動動作させることとなる。これにより、異物進入時には、自動的に隙間gが広がることとなり、異物進入時に隙間gを広げる力を人等が加える必要がなく、異物の取り出しについて容易化を図ることができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置50を説明する。第5の実施の形態に係るインレット安全装置50は、第4の実施の形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第4の実施の形態と相違点について説明する。
図15は、第5の実施の形態に係る保持機構56の詳細を示す構成図である。図15(a)に示すように、第5の実施の形態に係る保持機構56は、保持機構側支持棒56a1,56a2と、薄板56b1,56b2と、バネ部材56c1,56c2と、低摩擦係数材56d1,56d2と、ストッパ部材56e1,56e2とを有している。保持機構側支持棒56a1,56a2、薄板56b1,56b2、バネ部材56c1,56c2、及び低摩擦係数材56d1,56d2は、第4の実施の形態において示した保持機構側支持棒46a1,46a2、薄板46b1,46b2、バネ部材46c1,46c2、及び低摩擦係数材46d1,46d2と同じ構成であるため、説明を省略する。
また、第5の実施の形態において、ストッパ部材56e1,56e2は、円錐の先端が切断された斜円柱となっている。すなわち、図15(b)に示すように、ストッパ部材56e1,56e2は、本体プレート12bに対して垂直な面での断面が鋭角とされた角部P3を有している。
次に、図16を参照して、第5の実施の形態に係るインレット安全装置50の動作を説明する。図16は、第5の実施の形態に係るインレット安全装置50の動作を説明する保持機構56の拡大側面図である。まず、異物などが進入することなく、インレット部材11が移動方向hに移動していないとする。この場合、ストッパ部材56e1,56e2によって、インレット部材11の回動は規制される。
また、移動手摺り5の移動に伴って乗客の指などの異物がスカート部6に近づき、インレット部材11に突き当たったとする。この場合、図16(b)に示すように、インレット支持部材12の本体プレート12bが移動方向hに移動することとなる。このため、インレット部材11の回動規制が解除され、バネ部材56c1,56c2によりインレット部材11は隙間gを広げる方向へ回動させられる。
さらに、第5の実施の形態では、インレット部材11が回動させられた場合において、角部P3は第2長孔12b3,12b4の内壁に当接する。これにより、角部P3が第2長孔12b3,12b4の内壁にこじるように当接することとなり、隙間gが狭まる方向にインレット部材11が戻ってしまうことを抑制することができる。
このようにして、第5の実施の形態に係る乗客コンベアのインレット安全装置50によれば、第4の実施の形態と同様に、異物進入時における異物の圧迫をより軽減することができる。また、保持機構56を備えるため、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を抑制することができる。また、異物が進入していない場合には、隙間gが広くなることを防止し、異物が進入し易くなってしまう事態を確実に抑制することができる。また、異物進入時には、自動的に隙間gが広がることとなり、異物進入時に隙間gを広げる力を人等が加える必要がなく、異物の取り出しについて容易化を図ることができる。
さらに、第5の実施の形態によれば、バネ部材56c1,56c2によりインレット部材11が隙間gを広げる方向へ回動させられた場合、第2長孔12b3,12b4の内壁にストッパ部材56e1,56e2の角部P3が当接するため、角部P3が第2長孔12b3,12b4の内壁にこじるように当接することとなり、隙間gが狭まる方向にインレット部材11が戻り難くなり、異物の取り出しについて一層容易化を図ることができる。
なお、第5の実施の形態において、ストッパ部材56e1〜56e2は、斜円柱となっているが、第2長孔12b3,12b4の内壁に当接する側だけが斜円柱となっていてもよいし、断面鋭角となる突起部を有する構成であってもよい。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、各実施形態の構成を組み合わせてもよい。例えば、上記実施形態ではエスカレータを乗客コンベア1の一例として挙げたが、これに限らず、乗客コンベア1は動く歩道など、静止状態の乗客を運搬する他のものであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、上階床側に設けられるインレット安全装置10,20,30,40,50を例に説明したが、エスカレータの踏段3が下り方向に運転される場合を例には、インレット安全装置10,20,30,40,50を下階床側に設けてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るインレット安全装置を含むエスカレータの概略側面図である。 図1のA矢視図である。 図1に示したインレット安全装置の側面図である。 図3に示したガイド機構及び保持機構の詳細を示す斜視図である。 図3に示したガイド機構及び保持機構の詳細を示す側面図である。 第1の実施の形態に係るインレット安全装置の動作を説明する側面図である。 第2の実施の形態に係るインレット安全装置の側面図である。 図7に示した第2の実施の形態に係るガイド機構の詳細を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るインレット安全装置の側面図である。 図9に示した第2の実施の形態に係る保持機構の詳細を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係るインレット安全装置の動作を説明する保持機構の拡大側面図であり、(a)は初期状態を示し、(b)はインレット部材が移動方向に移動したときの状態を示し、(c)はインレット部材が回動したときの状態を示している。 第4の実施の形態に係るインレット安全装置の側面図である。 図12に示した第4実施形態に係る保持機構の詳細を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係るインレット安全装置の動作を説明する保持機構の拡大側面図であり、(a)は初期状態を示し、(b)はインレット部材が移動方向に移動してインレット部材が回動したときの状態を示している。 第5の実施の形態に係る保持機構の詳細を示す構成図であり、(a)は拡大側面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 第5の実施の形態に係るインレット安全装置の動作を説明する保持機構の拡大側面図であり、(a)は初期状態を示し、(b)はインレット部材が移動方向に移動してインレット部材が回動したときの状態を示している。
符号の説明
1…乗客コンベア
2…トラス構造体
3…踏段
4…欄干
5…移動手摺り
6…スカート部
6a…内側デッキ部
6b…外側デッキ部
6c…正面プレート
6d…突出部
6e…ベースプレート
7…欄干・手摺り用孔
10,20,30,40,50…インレット安全装置
11…インレット部材
12…インレット支持部材
12a…インレット固定側プレート
12b…本体プレート(平板部材)
12b1,12b2…長孔
12b3,12b4…第2長孔
13…付勢部材
14,24…ガイド機構
14a1,14a2,24a1,24a2…ガイド機構側支持棒
14b1〜14b4…ガイド部材
15…安全スイッチ
16,36,46,56…保持機構
16a1,16a2,36a1,36a2,46a1,46a2,56a1,56a2…保持機構側支持棒
16b1〜16b4,24b1〜24b4,46b1,46b2,56b1,56b2…薄板
16c1,16c3…上側バネ部材(第1弾性部材)
16c2,16c4…下側バネ部材(第2弾性部材)
16d1〜16d4,24d1〜24d4,46d1,46d2,56d1,56d2…低摩擦係数材
24c1,24c3…上側バネ部材(第3弾性部材)
24c2,24c4…下側バネ部材(第4弾性部材)
36b1〜36b4,46e1,46e2,56e1,56e2…ストッパ部材
46c1,46c2,56c1,56c2…バネ部材(第5弾性部材)

Claims (8)

  1. スカート部に移動手摺りが進入する位置で前記移動手摺りの外周を囲み、前記移動手摺りの移動方向に移動可能に取り付けられたインレット部材と、
    前記インレット部材に支持され、前記インレット部材の前記移動方向への移動に伴って当該移動方向に移動するインレット支持部材と、
    前記インレット部材よりも前記移動方向側に設けられ、且つ前記インレット部材の前記移動方向への移動に伴って前記インレット支持部材が当該移動方向に移動するようにガイドするガイド機構と、
    前記インレット支持部材が前記移動方向に移動したことを検出するスイッチと、を備え、
    前記インレット部材は、前記ガイド機構の位置を支点とし、前記移動手摺りの外側表面と当該外側表面と向かい合う前記インレット部材の内壁との隙間を広げる方向に、回動可能となっていることを特徴とする乗客コンベアのインレット安全装置。
  2. 前記インレット部材が前記移動方向に移動しな状態で、前記インレット部材に前記隙間を広げる方向の力が加わったときに、この力によって前記隙間が広がらないように前記インレット部材の位置を保つ保持機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
  3. 前記保持機構は、平板部材に対して直交方向から前記平板部材を前記移動手摺りの外側方向へ付勢する第1弾性部材と、前記平板部材を挟む前記第1弾性部材の反対側から、前記平板部材を前記移動手摺りの内側方向へ付勢する第2バネ部材と、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
  4. 前記インレット支持部材は、移動手摺りの移動方向に平行に配置される平板部材を有し、
    前記平板部材は、移動手摺りの移動方向に伸びた長孔が形成され、
    前記ガイド機構は、前記長孔を貫通する支持棒と、支持棒の両端に設けられたガイド部材とを有し、
    前記ガイド部材は、移動手摺りの移動方向側から、その反対側にかけて、前記平板部材から次第に距離が離れている
    ことを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
  5. 前記ガイド機構は、前記平板部材に対して直交方向から前記平板部材を前記移動手摺りの外側方向へ付勢する第3弾性部材と、
    前記平板部材を挟む前記第3弾性部材の反対側から前記平板部材を前記移動手摺りの内側方向へ付勢する第4弾性部材と、を有し、
    前記第3弾性部材及び第4弾性部材は、前記第1弾性部材及び第2弾性部材よりも弾性係数が高くなっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
  6. 前記保持機構は、前記インレット部材が前記移動方向に移動していない場合に、前記隙間を広げる方向へ前記インレット部材が回動することを規制するストッパ部材を有し、
    前記ストッパ部材は、前記インレット部材が前記移動方向に移動した場合のみに、回動規制を解除する
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
  7. 前記ストッパ部材による回動規制が解除された場合に、前記隙間を広げる方向へ前記インレット部材を回動動作させる第5弾性部材をさらに備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
  8. 前記インレット支持部材は、移動手摺りの移動方向に平行に配置される平板部材を有し、
    前記平板部材は、移動手摺りの移動方向に伸びた第2長孔が形成され、
    前記ストッパ部材は、前記平板部材に対して垂直な面での断面が鋭角とされた角部を有し、前記インレット部材の回動規制が解除されて第5弾性部材により前記インレット部材が前記隙間を広げる方向へ回動させられた場合、前記第2長孔の内壁に前記角部が当接する
    ことを特徴とする請求項7に記載の乗客コンベアのインレット安全装置。
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